美希「美希の寝る間に」 (20)
美希「今日は早朝ロケで眠かったの…」
P「悪かったなぁ、まさかあんなに早くから撮影開始するなんて」
美希「もう眠気が限界なの!」
P「うん」
美希「と、言う訳でお休みなさい…」
P「寝ちゃったよ」
律子「あっ、もうまた美希ったらソファで寝て…」
P「まあ、寝かせといてあげよう。今日も早朝からのロケで大変だったろうから」
律子「はぁ…ホント、良く寝る子ですね」
P「猫だな」
律子「平和なもんですねぇ…」
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春香「ただいま戻りま」
P「シーっ…」
春香(ああ、ミキ、また寝てるんだ)
P(寝かせといてやってくれ、早朝ロケだったからな)
春香(はい)
美希「Zzzzz」
春香「…美希は凄いなぁ…あの頃は、全然やる気が無いように見えて、でも急に伸びてきた…」
美希「Zzzzz」
春香「…歌もダンスも、凄く上手」
美希「Zzzzz」
春香「…ちょっと、嫉妬しちゃうかな…なんて」
美希「Zzzzz」
春香「…でも、私も美希に負けないよ。トップアイドル…目指してるんだから」
美希「Zzzzz」
春香「…それじゃ、ゆっくり寝ててね…美希」
美希「Zzzzzz」
春香「あ、そうだ…これを…後で、食べてね?私のクッキー」
美希「…ん…春香ぁ…ミキも負けないの…Zzzzz」
千早「ただいま戻りまし…た…?」
『ミキ睡眠中、起こさぬ様に P』
千早「…本当、気持ちよさそうに寝てるわね」
美希「Zzzzz」
美希「Zzzzz」
千早「…寒くないのかしら…?」
美希「Zzzzz」ブルッ
千早「…確か…ブランケットが…あった…」ファサッ
美希「Zzzzz」モゾモゾ
千早「…美希…貴方の今度の新曲…すごく良かった」
美希「Zzzzz」
千早「…歌に込められた気持ち…凄く伝わってきた」
美希「Zzzzz」
千早「私も、見習わなくっちゃって、思ったわ」
美希「Zzzzz」
千早「…ふふっ、ゆっくり休んでね、美希」
美希「Zzzzz…千早さんには敵わないの…Zzzzz」
亜美「たっだいまー!」
真美「にーちゃーんただい」
P「シーッ」
亜美「…ほほぅ、ミキミキ寝てますな」
真美「そのようですなぁ」
P「…」ギロッ
亜美(ね、ねえ真美、とりあえずミキミキの寝顔を愛でるだけにしておこうよ)
真美(そ、そだねー…)
美希「Zzzzz」
真美「寝てるね…」
亜美「良くこんだけ寝れるよね…」
美希「Zzzzz」
真美「でも凄いよねーミキミキ」
亜美「うん、お仕事もいっぱいあるし、ファンのにーちゃんやねーちゃんも多いしね」
真美「歌もダンスもすごいよねー」
亜美「亜美達も頑張んないとね!」
真美「うん!」
律子「煩いわよアンタたち…」
亜美真美「「はーい」」
美希「Zzzzz…ミキも亜美真美達は凄いって思うにゃ…Zzzzz」
雪歩「ただ今戻りましたぁ…あれ?誰も居ないのかな…」
【美希ちゃんが寝てるので、お静かに 小鳥】
雪歩「ああ、そうなんだ…ふふっ、ぐっすり寝てるね…」
美希「Zzzzz」
雪歩「…ねえ、美希ちゃん。私ね、美希ちゃんみたいになりたいな、って思うときがあるの」
美希「Zzzzz」
雪歩「デビューした時期も変わらないのに、美希ちゃんはすごく、その自身があって、堂々としてて…でも、私はいつもいつも、自分に自身が無くて…」
美希「Zzzzz」
雪歩「…美希ちゃんは、スタイルも良くて、ダンスも上手で、歌も上手くて…私なんて…」
美希「…そんな事無いって美希、思うな…」
雪歩「え?!」
美希「Zzzzz…おにぎりの具は…Zzzzzz」
雪歩「…ね、寝言?」
美希「Zzzzz」
雪歩「…びっくりした…ふふっ、でも、最近は私も舞台の主演をしたり、頑張ってるんだ…美希ちゃんにも、負けないようなアイドルに、私もなってみせるからね…誤、ごめんね美希ちゃん、寝てるからって何か独り言を聞かせちゃって…お休み、ゆっくり休んでね」
美希「Zzzzz…雪歩は…自信持って堂々としてれば良いの…Zzzzz」
真「ただいまー!」
雪歩「シーっ」
真「え?」
雪歩(美希ちゃんが寝てるの)
真(ああ、そういう事…)
真「…美希…ボク、さ。男っぽいっていっつも言われてるじゃない。最近は、そうでもなくなってきたけど…反対に、美希は凄く女の子って感じがするじゃないか…ボク、羨ましいんだ…」
美希「Zzzzz」
真「…そういえば、美希はボクのことを「男っぽい」って言う風には、あまり見てないよね…いっつも、真クンは真クンだから好きなの。って言ってくれて…美希は、ボクの事を外見や口調だけで判断してないんだ、って嬉しいんだ」
美希「Zzzzzz」
真「…あ、ごめん…つい独り言を…うん、ボク、格好良い菊地真も、かわいい菊地真も、どっちも好きなんだ。だって、それがボクなんだから…ゆっくり、寝ててね、美希…おやすみ」
美希「Zzzzz…ミキ、真クンのこと大好き…Zzzzzz」
響「はいさー…ん?美希、寝てるのか?」
美希「Zzzzz…おにぎり…Zzzzz」
響「はははっ、寝言言ってる…ね、ねえ、美希…自分、さ、トップアイドルに、なれるかな…?」
美希「Zzzzz」
響「そりゃあ、自分だって自分のこと完璧だと思ってるよ。でも…他の人から見て、ホントはどうなのかなって思うんだ…」
美希「Zzzzz」
響「…トップアイドルになるまで、沖縄には帰らない…でも、ホントは寂しいんだ…イヌ美やハム蔵が一緒に暮らしてるけど、やっぱり…」
美希「Zzzzzz」
響「……ううん、こんな弱気じゃ駄目だよね。きっと自分も、すぐトップアイドルになって、皆と一緒に…ね、美希」
美希「Zzzzzz」
響「ほんとに寝てる、のんきだなぁ…なあ、ハム蔵」
ハム蔵「ヂュイッ」
雪歩「あのぉ、響ちゃん、お茶が入ったから、一緒に飲もう?」
響「あ、ごめん雪歩、ありがとう」
美希「Zzzzz…響は…一人じゃないの…」
あずさ「…あらあら~?美希ちゃん、寝てるの?…ふふっ、最近頑張ってるものねぇ」
美希「Zzzzz」
あずさ「…あのね、美希ちゃん。私ね、美希ちゃんがとても羨ましいの…人に好意を素直に伝えられる、美希ちゃんが…」
美希「Zzzzz」
あずさ「…誰、とは言わないけれど…私、好きな人が居るの…でも、とても鈍感で…美希ちゃんみたいに、出来たら良いのにな、って思うときがあるわ」
美希「Zzzzz」
あずさ「…私、嫉妬してるのかな…みっとも無い、なんて思われちゃうかしら…でも、私…ううん、こんなこと、言うのは…でも…」
美希「Zzzzz」
あずさ「…美希ちゃん、私も負けませんよ。お姉さんを舐めちゃ、駄目ですからねぇ~」
美希「Zzzzz…美希も…負けないの…Zzzzzz」
やよい「…あれ?美希さん寝てる…?」
美希「…んー……Zzzzzz」
やよい「あ、布団がずり落ちそう…よい、しょ…」
美希「ん…zzzz」ゴソゴソ
やよい「…美希さん、いつも頑張ってて凄いなぁ…CMとか、舞台も頑張ってるし…」
美希「Zzzzz」
やよい「…私は、美希さんみたいに歌とかダンスとか、上手じゃないですけれど。でも、美希さんを見てると、何だか自分も頑張らないと、って思うんです」
美希「Zzzzz」
やよい「…美希さんを見てたら…何だか私も眠く…なって……ううん、駄目…」
美希「んー…あれ?やよいも寝てるの…ま、いっか…美希も…もうちょっと寝るの…」
美希「Zzzz」
やよい「Zzzzz」
小鳥(ど、どうしよう、美希ちゃんとやよいちゃんが一緒になって寝てる……!いいわぁ~!癒されるわぁ~!)
伊織「美希、また寝てるの?」
美希「Zzzzz」
伊織「………」
美希「Zzzzz」
伊織「はぁ…あんたって、悩みなさそうでいいわね…なんて、多分あんたはあんたなりに悩んだりしてるんでしょうけど…」
美希「Zzzzz」
伊織「…強い、って事かしら…自分の中に、もうぶれない芯があるって感じ?」
美希「Zzzzz]
伊織「…良いのよ、その、たまには弱いところを見せても…」
美希「Zzzzz…デコちゃ…」
伊織「デコちゃん言うな…夢の中まで私が出てるって言うの?」
美希「…ミキ…デコちゃんだーいすき…なの…」
伊織「!?」
美希「Zzzzz」
伊織「…なんだ、寝言か…」
美希「Zzzzz」
伊織「…アンタに、デコちゃんって言われるの、そんなにいやじゃない…のかな」
美希「Zzzzz」
美希「…デコちゃん…大好き…」
律子「もうっ、この子ったらまだ寝てる…もうお昼になるわ…」
美希「Zzzzz」
律子「…起こすのも可哀想、か。このまま寝かせておきましょう」
美希「Zzzzz」
律子「…相変わらず良く寝るわね…無理、してない?」
美希「Zzzzz]
律子「…プロデューサーも、良く美希の事、褒めてるわ。そして美希も、その期待に毎回応えてる…」
美希「Zzzzz」
律子「…ま、あんたはあんたのやりたいようにやりなさい、それが一番だろうから…ね」
美希「Zzzzz」
律子「…あと、さんはちゃんと付ける事」
美希「Zzzzz」
律子「…睡眠教育みたいね、この方が効くかも」
美希「…律子………さん………Zzzzzz」
貴音「…美希、まこと、安らかな寝顔ですね」
美希「Zzzz」
貴音「…」
美希「Zzzzz」
貴音「…あなたは、いつも自然体で、気取らず、驕らず…見ていると、羨ましくも感じます」
美希「Zzzzz」
貴音「…あなたのその、幸せそうな寝顔、笑顔は…周りに居るものも、元気付けます…これからも、舞台の上で輝いてくださいね…」
美希「Zzzzz」
貴音「…しかし、何ともあなたの名前は、このために名づけられたのではないかというような名前ですね。「星」「美」と…ふふっ、まるでもう、生まれたときからの運命だったように…」
美希「Zzzzz」
貴音「…さて、そろそろ…」
P「お、美希まだ寝てるのか」
貴音「ふふっ、プロデューサーが来たのなら、私は退散したほうがよさそうですね」
P「何のことだ、貴音」
貴音「いえ、何でもありません…ふふふっ」
P「…」
美希「Zzzz」
P「…寝てるな」
美希「Zzzz」ゴロン
P「…あ、寝返り打った」
美希「…おにぎり…」
P「寝言言ってるよ」
美希「Zzzz…ん…」
P「…ホント良く寝るな」
美希「Zzzz」
P「…ホント、最初はヤル気があるのかないのか、良く分かんない子だったけど」
美希「Zzzz」
P「…今じゃ、うちの事務所一の実力…」
美希「Zzzz」
P「頑張ったな、美希」
美希「…Zzzz]
P「…キラキラしてる美希の姿、一番近くで見れて、俺は幸せ者だよ」
美希「…」
P「…プロデューサーとして、正直どうなのかな、とは思う…」
美希「…」
P「だけどな、美希…俺…その…やっぱり俺、美希の事が…」
美希「…あー!じれったいの!」ガバッ
P「うおっ!?寝てたんじゃないのか?!」
美希「…キラキラしてる美希の姿、一番近くで見れて、俺は幸せ者だよの辺りから全部聞こえてるの!」
P「何だと?!ちょっ、待て、今のは…無しだ!夢、夢だ、忘れろ!」
美希「や!忘れないよ!ハニーのいった事はぜーんぶ覚えてるもん!」
P「いーや、ダメ!忘れろ!頼むから!」
美希「嫌なの!ハニー、ね、ね、続きを聞かせて、ねーってばー!」
P「そ、それは…駄目!」
美希「何で!」
P「…言ったら…言ったら俺が…俺がもう我慢できない」
美希「えっ…」
P「美希が好きすぎてどうしようもなくなっちまうだろうが!」
美希「ハニー!」
P「美希!」
律子「…余所でやってよね」
小鳥「まあまあ、良いじゃないですか。だって今日は」
律子「そうですね…さて、そろそろケーキが届くころかしら?」
真「律子、ご飯の準備も終わったよ」
律子「やれやれ、誕生日におにぎりパーティとはね…」
やよい「美希さんらしいですねー、今日はおにぎり祭りです!」
律子「はいはい…それじゃ、手の空いてる人ー、握るから手伝ってー」
あずさ「はぁ~い」
春香「私も手伝います!」
千早「わ、私も」
律子「…余所でやってよね」
小鳥「まあまあ、良いじゃないですか。だって今日は」
律子「そうですね…さて、そろそろケーキが届くころかしら?」
真「律子、ご飯の準備も終わったよ」
律子「やれやれ、誕生日におにぎりパーティとはね…」
やよい「美希さんらしいですねー、今日はおにぎり祭りです!」
律子「はいはい…それじゃ、手の空いてる人ー、握るから手伝ってー」
あずさ「はぁ~い」
春香「私も手伝います!」
千早「わ、私も」
真「…ボク、あんまり綺麗に握れないんだけど」
雪歩「真ちゃんが握ってくれるなら、美希ちゃんも喜んでくれるよ」
真「そ、そうかな?」
亜美「んっふっふー…さてさて、何を入れてやりやしょうかねぇ」
真美「…でも、おにぎりに変な具材入れたら、ミキミキ、マジおこなんじゃないの?」
亜美「…そうだね、やめよ」
伊織「はぁ、まったく、騒々しいわねぇ、ほらプロデューサー、美希、何してんのよ」
響「ほっときなよー、どうせ言ったって聞かないぞ」
貴音「ふむ、こんぶ、つな、浅蜊時雨、鮭…」
響「た、貴音、ヨダレ垂れてる」
貴音「はっ…失礼」
美希「皆と…ハニーと一緒ならまだまだキラキラできそうなの!これからもよろしくね!」
完
書きながら、美希殆どしゃべってないよね、とか思った。
美希、ちょっと早いけどお誕生日おめでとう!
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