シンジ「どうしよう・・・お小遣がもうない・・・」
シンジ「ミサトさんに前借り・・・そんなこと出来ないし・・・」
シンジ「あと一週間我慢するしかないか・・・」
アスカ「・・・」スタスタ
ガチャッ
アスカ「あれ・・・牛乳は?」
シンジ「あ、ごめんさっき飲んじゃった」
アスカ「買ってきて」
シンジ「い、今?」
アスカ「今飲みたいの」
シンジ「今手持ちがないから・・・ミサトさんが帰ってきて」
アスカ「はぁ?牛乳買うお金もないの?」
シンジ「せ、生活費はミサトさんに必要な時貰ってるし・・・立て替えるお金もなくて。ごめん・・・」
アスカ「信じらんない。昨日給料日だったのになんに使ったわけ?」
シンジ「・・・えっ?」
アスカ「それとも全部貯金してるとか?これだから嫌よ日本人って」
シンジ「貯金なんてするお金ないよ」
アスカ「じゃあ給料はどこいったのよ。まさか一日で全部使ったとか言わないでしょうね」
シンジ「給料・・・?」
アスカ「なにアホみたいな顔してんのよ」
シンジ「給料っていうか、お小遣なら月が替わった月曜日に」
アスカ「お小遣?」
シンジ「うん・・・?」
アスカ「ネルフから給料もらったうえにお小遣なんて貰ってんの?さいってーのガキね」
シンジ「さ、さっきからなに言ってるんだよアスカ」
シンジ「鉄の匂い・・・」
加持「もうへたばったのかい?」
加持「給料分は働いてもらうぞ」
シンジ「給料って・・・余り玉の缶コーヒー?」
シンジ「・・・」
シンジ「これ・・・確かパチンコですよね」
加持「ああ、面白そうだろ?俺の趣味さ」
加持「パチンコを打つ、当たるってのはいいぞ」
加持「色んな事が見えるし、分かってくる」
加持「大連荘とかな」
シンジ「・・・ハマることもでしょ」
加持「ハマるのは嫌いか?」
シンジ「・・・好きじゃないです」
加持「甘い台を打ちたいかい?」
シンジ「・・・」
加持「それもいいさ」
加持「けど、ハマることを知ってる人間の方が」
加持「それだけ単発に優しく出来る」
加持「それは負けとは違うからな」
加持「葛城は金を持っているかい?」
シンジ「ミサトさん?」
シンジ「いや、あの・・・貧乏じゃないです」
加持「葛城から金を抜いてきてくれ」
加持「それは俺にできない」
加持「君にしかできないことだ」
加持「頼む」
シンジ「給料って、僕達中学生なのにそんなのもらえるわけないのに」
アスカ「・・・は?」
シンジ「え?」
アスカ「冗談でしょ?」
シンジ「なにが?」
アスカ「まさか給料貰ってないわけじゃ」
シンジ「えっアスカは貰ってるの?」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
アスカ「あんた命懸けでただ働きしてるの?」
シンジ「中学生はそういうの貰えないって」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
アスカ「なにそれこわい」
シンジ「ぼ、僕をからかってるんだろ?」
アスカ「あんたこそわたしのこと騙そうとして」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・う、嘘だよね・・・?」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・ち、ちなみに給料っていくらなの・・・?3万円くらい?」
アスカ「・・・額面で65万」
シンジ「えっ・・・」
アスカ「ボーナス1.5×2」
シンジ「そ、それって約100万円のボーナスが年に2回あるってこと・・・?」
アスカ「・・・あんたのお小遣は?」
シンジ「・・・・・・・・・・・・2000円」
アスカ「・・・一日?」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」
シンジ「・・・一ヶ月」
アスカ「・・・Oh」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・ぎゅ、牛乳はわたしが買ってきてあげる」タタタッ
シンジ「・・・・・・」
アスカ「ただいま。し、シンジ。お菓子買ってきたから好きなだけ・・・・・・シンジ?」
コンコン
「・・・誰」
シンジ「僕です・・・碇です」
ガチャッ
レイ「こんにちは碇くん」
シンジ「・・・」
レイ「・・・どうしたの」
シンジ「・・・・・・」
レイ「とりあえず、入って」
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・碇くん」
シンジ「なに・・・?」
レイ「なにかあったの?」
シンジ「どうして?」
レイ「なんだか苦しそうだから」
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・お茶、いr」
シンジ「あ、綾波は・・・」
レイ「なに?」
シンジ「・・・・・・せ、生活費とかはどうしてるの?」
レイ「・・・どうしてそんなこと聞くの」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・Oh」
シンジ「・・・」
アスカ「・・・ぎゅ、牛乳はわたしが買ってきてあげる」タタタッ
アスカはかわいいなあ
シンジ「・・・・・・」
レイ「・・・生活費はネルフが全部負担」
シンジ「ほ、ほんと!?」
レイ「本当よ」
シンジ「綾波ならそうだって信じてた・・・!」
レイ「・・・?」
シンジ「アスカはゲルマン流給料で、あっちの基準だから給料もらってただけなんだ」
シンジ「生活費はネルフが出して、質素な生活・・・さすが綾波!僕が」
レイ「給料ならわたしも貰ってる」
シンジ「・・・・・・」
レイ「働いたらお金を貰うわ。当然のことだもの」
シンジ「・・・・・・」
レイ「碇くんも貰ってるでしょう?」
シンジ「・・・・・・」
シンジ「・・・ちなみに・・・いくら貰ってるの?」
レイ「わたしは正確に言えば給料は貰っていないわ」
シンジ「えっ・・・?」
レイ「個人事業主としてネルフとは請け負いで契約しているから」
シンジ「・・・わ、わからないよそんなこと言われても」
レイ「保険やその他は自分で支払う代わりに、月に85万円貰っているの」
シンジ「・・・・・・」
レイ「その他にも危険作業手当、出動手当、使徒殲滅手当、色々ある」
シンジ「・・・・・・」
レイ「それに、例えばこの間いった温泉。あれは研修として経費で落とせるわ」
シンジ「・・・綾波がなにを言ってるのかわからないよ・・・!!」
やべえ俺も年齢的にはもう完全に大人なのに
綾波がなにを言ってるのかわからないよ
シンジ「もしもしぃ?(´;ω;`)」
「ハイ、スタッフサービスです」
お前らエヴァ談議はよそでやれよ
昨日も散々してたじゃねえか
レイ「碇くんも、個人事業主登録をすれば」
シンジ「・・・僕のお小遣2000円でなにをしろっていうの・・・?」
レイ「・・・おこづかい?」
シンジ「・・・」
レイ「・・・」
シンジ「給料払わないとマスコミにリークするぞ!!」
ゲンドウ「払うから落ち着けシンジ」
シンジ「今までの分もキッチリ払え!!」
ゲンドウ「今までのは難し」
シンジ「もしもし日テレさんですか」
ゲンドウ「払うからやめて」
終わり
これだからエヴァ分析オタは
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.,,r'',,r| .,, ゙゚ti,゙゙|,,,i,´ | ^ ^ | |,l° .,√ | あれほど言ったはずだ
.'ur“: .lyl廴 `゚'!c.廴 | .>ノ(、_, )ヽ、.| l° ,,,l < ケンカはやめて~、と
: ._ .'!l,,l,,,,,_ ゙|l ! ! -=ニ=- ノ!_ l| .,,i*jlilllタw,,、 .,r-=-r____
'゙~``:''ヽ,,,,√ .~゚'、, .l,,gllc/ ̄\`ニニ´/ ̄\i、 ,,r" ,レ'″ .li
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゙l,、 l `'私 ゙゙゚''l*゙^ ,rl゙゙゙゙≒,,,,,,,,,,,wll'
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,l′ ゚リh,,,,|l, l゙ ,lll゙° ゙''ll
ヽ-rf° ,,゙゙%、 ,l、 ,,ll!e,、 ._,,,r
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゙ll,,|ト ゙|,、 `┓ 確 : 'll" .:ll 'l,r` .:l: ,,l″: .___ ,,i´ ゙'l!
.,,l゚ ` `゚X .゙|y .喜.l,,l′ .l] : ,lr~:li、 .,r''゚゚゙'lザ ゚゚̄'リ: .i、ll
√゙,ll,、 ,,il!广,l゙'N,,_ .ll,トi,゙゙|__、 ._l,l,,__,,,l,,,,r ┃ ,r'° .゚|, : .,l゙.,,l、゙l
゙',l“.,,ll・,,i、,,n″ .| ゙゙℡, ll ,,,゚ト ̄ ̄] ` ゙̄]゙` l',,it,、 l :!!゚,i'l゛..》
.゙'''l,,,,とill″ ,,i´ ゚!illl| `゚゙l l゙ j|" .l゙゜ .゚゙l,, .2 ,}゙|rll
誰も悪くない。睡魔に負けた俺が悪いんや。じゃあの。
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