QB「きゅぶッ!?」
ほむら「インキュベーター……あなたは一切、鹿目まどかを観測、干渉、支配することはできないわ」
QB「ど、どうして……鹿目まどかを完全に解放した今、君にはもう世界に干渉するほどの力は残されていないはずだ!」
QB「僕の行動が、君に制限されるはずが……」
ほむら「インキュベーター、あなたが教えてくれたことよ」
ほむら「言ってたわよね……私自身が、動かした世界の法則巻き込まれたって」
ほむら「それはつまり、世界を変える力がもともと私のものではなく、まどかのものだったからだわ」
ほむら「例え私がまどかを解放して力を手放したとしても、私がまどかの力を使って改変した影響自体は残る」
ほむら「だからお前は屋敷しもべ妖精……主人の命令に絶対服従しなければならない存在のまま」
ほむら「主人である私が……いえ、お前と契約した魔法少女がこの世に存在する限り、お前は永遠にまどかを観測できない!」
QB「……」
QB「永遠に?」
QB「……」
QB「あ」
QB「あああ」
QB「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「まどか……もう一度その姿になったのだから、私のしてきたことは全部知ってるんでしょうね」
ほむら「ごめんなさい……あなたの人間としての声を聞いた時、私は耐えられなかった」
ほむら「どうしてあなたを一人、概念なんかにしてしまったんだろうって」
ほむら「あなたに私と同じ……それ以上の寂しさを背負わせてしまったんだって」
ほむら「だから、だから私は……」
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