P「美希がアイドルを辞めてもう1ヶ月か…」(513)

星井美希
スタイル抜群、スポーツ万能、歌もダンスもそつなくこなす天賦の才能に溢れたスーパーアイドル

彼女が突然アイドルを辞めてから1ヶ月が過ぎようとしていたある日
1通のメールがきた



from 美希

『あいたい』

たった4文字の文面に、俺は驚きを隠せなかった
美希からメールが来るとは…

その後何度かメールを交わし、俺は次の日曜に美希の家へ行くことに決めた


………


美希の家は高台の上に建っていた
外からは風化を感じさせない様な綺麗な一戸建ての家


インターホンを押す
しばらくすると、玄関から一人の女性が出たきた

年は、二十歳くらいだろうか?
顔立ちがどことなく美希と似通っていて、かなりの美人だ

もしかして、この人は美希が前に何度か話していたお姉さんだろうか

会釈をし、軽く挨拶を済ませて、美希の部屋まで案内してもらう

美希のお姉さんはどこか物憂げな眼差しで俺を一瞥した後、会釈して去っていった

美希の部屋
木製のドアには『MIKI』という丸っこいアルファベットと星のマークがかかれたプレートが下がっている

俺は緊張しながら、ドアを軽くノックした
返事はない

「…入るぞ」

ドアノブに手をかけると、それはあっさりと回った

部屋の中はカーテンが閉め切られていて、少し薄暗く、空気が澱んでいるように感じた

ふと横を見ると、ベッドの上に美希が座っていた
彼女はイヤホンを耳にさして目を閉じていた
俺の存在に気付くと、彼女は顔をこちらに向けてイヤホンを外し、おもむろに口を開いた


「…………ぁ………ぃ………」


声にならない声

胸が痛くなった

今から2ヶ月前

ボイストレーニングの最中に、美希は突然声が出なくなった

医者は、精神的なストレスによる一時的な失声症ではないか、と言った

俺は困惑した
美希の声が出なくなったという事実もそうだが、何よりそれに対する原因が全く思い当たらなかったからだ

彼女はいつも元気に、明るく歌って踊って…見る者を魅了していた
そして何より彼女自身が積極的にアイドルとしての活動を楽しんでいた

当たり前の話だが、アイドル活動をするに当たって、声が出せないというのは致命的だ

俺はなんとかして美希の声を取り戻すために色々模索した

他の仕事をこなしながら、必死に方法を考えた

考えて、考えて、考え抜いた



……けど、駄目だった。

あらゆる方法を試しても、美希の声は戻らなかった

そうこうしているうちに1ヶ月が過ぎた

ふと携帯を見ると、美希からのメールが来ていた


from 美希

いろいろありがとう、ハニー
でも、もういいの
ミキ、アイドルやめる


俺はそのとき自分の情けなさと絶望感で胸が苦しくなった
携帯の画面の文字が涙で歪んでいた

そして今

目の前にいる少女は、かつての姿と大きく違っていた

髪の毛は恐らく手入れしていないのだろう…ぼさぼさで
頬は蒼白く、少しやせこけている
そして瞳には生気が感じられない


魂が抜けているような…まるで、人形のような感じだ

そして美希は携帯を取り出して打ち始めた

ポケットにしまっている俺の携帯が震える


from 美希

ひさしぶりだね、ハニー☆
ミキ、すごくさびしかったの


声を出せなくなってから、美希はメールで俺と会話するようになっていた
正直、メールよりも手で文字を書いたほうが早いと思うが…まぁ彼女なりに思うところがあるのだろう

「そうだな。俺も美希に会えて…うれしいよ」

その言葉は、自分でとても空虚なものに思えた


そして気付いた

美希の左手首に包帯が巻かれていることに



カチカチ

ピロリン



from 美希

どうしたの?
これ、気になる?



「いや…」

俺は包帯から目を逸らして、言った

美希はしばらく自分の左手首を眺めていたが、やがてゆっくりと包帯を解き始めた

怖かった

できるならずっと目を逸らしたかった

だが、それは何かズルイことのように思えた



しゅるしゅる……



手首にはたくさんの切り傷があった
恐怖と同時に、気持ち悪さがこみ上げてきた

………どうしてこんなことになってしまったんだろう?

ちょっとでかける
すまそん

http://beebee2see.appspot.com/i/azuY17XjBQw.jpg

カチカチ

ピロリン

from 美希

こんな手してたら、ミキお嫁さんにいけないよね
あははっ☆



俺はなんて答えればいいかわからなかった

美希は包帯をもう一度自分の手首に巻きつけたあと、軽くベッドを叩いた

俺は少し戸惑いを覚えながらも、美希の隣に座る

聞きたいことはたくさんあった


手首の傷のことは勿論
学校のほうはどうだ?とか
どうしてまた俺と会おうと思ったんだ?とか


けれどどれに関しても聞いてはいけないような気がした

どの質問もタブーのように思えた

聞いてしまったら、美希が傷ついてしまうんじゃないか?そう思った

そして自分も傷つきそうで…怖かった

沈黙が部屋を支配する
静かな、静かな時間が流れる

ふと、携帯音楽プレーヤーが視界に入った

「何を聴いてるんだ?」

俺は美希の顔を見ないで尋ねた


カチカチ


美希は文字を打ち込んだ後、自分の携帯の画面を俺に見せてきた



ミキがソロでうたった曲なの
ハニーもいっしょにきく?

イヤホンの片方を耳に当てる
そしてもう片方は美希が自分の耳につけた


二人で一つの音楽を共有する
心地よいメロディと声が流れてきた




教えてハニー 未来は何色?

日に日に胸が キュンキュンっていうの

これってなあに?




胸がズキズキと締め付けられる
泣きそうになった
俺は黙って音楽を聴き続けた

どれくらいの間、そうしていただろうか
気付くと時計はもう夕刻をさしていた


「悪い、そろそろ帰らないと…」

イヤホンを外してそう言うと、美希は悲しそうな表情を浮かべた

「…すまん」

カチカチ

携帯の画面に浮かぶメッセージ


『また、きてほしいな』


「……ああ」

そう答えると、美希はほんの少しだけニコッと微笑んだ
今にも消えてしまいそうな儚げな笑顔だった

美希の部屋から出ると、美希のお姉さんに呼び止められた

「ちょっと、妹のことで……」

リビングのテーブルに案内される

「すみません、こんなものしかないですけど」

湯気の立つブラックコーヒー
コーヒーは好きだが、とても気楽に飲めるような状況じゃない

しばしの沈黙が流れた後、俺は深々と頭を下げた

「このたびは…申し訳ありませんでした」

「顔を上げてください…」

美希のお姉さんは、どこか疲れているような表情で言った

「仕方のないことです…あなた達は何も…悪くありません」

彼女の言葉に、卑怯にもどこかで安堵している自分がいた

恐る恐る尋ねる

「美希は…学校は?」

「声を失ってから1度だけ行っていました。でもそれっきり…」

恐らく学校で色々あったのだろう…俺は「そうですか」とだけ答えた




「今美希は……ほとんど部屋にひきこもっている状態なんです」

まっすぐ俺の目を見据えて彼女は言った

「……食事はどうされてるんです?」



「私があの子の部屋まで持っていってあげてます」

「しばらくの間は、家族で一緒に食べていたんですけど…手首の傷を見て父が激怒してしまって」

「父も母も美希にはすごく優しかったんです。でもあの一件以来あの子は部屋にずっと閉じこもるようになって…」



俺は黙って彼女の言葉に耳を傾けていた

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYgeDiBQw.jpg

「でも…私たちは悲観はしてません」

「医者の方は、あの子の声が出なくなったのは精神的なものによると言っていました」

「だから、きっと声は戻ってくると思っています。いえ…絶対戻ってきます」



確かに病院で検査を受けた結果、美希の声帯に異常はないと診断された

ふとしたきっかけで、いや、きっかけなんか無くても自然と回復するものなのかもしれない

だが、本当にそんな楽観的に考えて大丈夫なのだろうか

俺は疑問に思った

俺「美希、結婚しよう」


その時だった


美希「ハ.....ハニー嬉し...いの」

そう美希の口から確かにそう聞こえたのだ



………

美希の家を出た

もうほとんど夕日が沈みかけていた

長い長い坂道を、冷たい風に吹かれながら歩いていく

美希の家を振り返って見ると、ほんのわずかに窓のカーテンが動いたような気がした

………

夜、美希とメールを交わした

次の日曜も美希の家に行くことになった

すまんちょっと仮眠をとらせてくれ
あふぅ

おきれ

仮眠とはいったい

寝るな、保守するんだ

ほおおおおおおお

一応保守

ストーリーはいいと思うけど
遅い

おれは電車を許さない

ばいばいのとこでリアルにメール来てビビった件




       最終話

     『 轢 殺 』



ラブ「ミキティがプリキュアやめてもう一ヶ月かぁ」

かんかんかんって踏切かよ

その時だった

??「あらぁ~プロデューサーさん」

P「あずささん....」

くそっなんでこんなときに
巨乳魔神が....

あずさ「美希ちゃんなんてほっといて
こっちでいっしょに遊びましょう」


P「そっすねwww」

>>293
 晩餐館の焼き肉のタレだよ。

こいつ高校生だろ。
だからどうしたって話だけど。

>>295
おっとり口調でタクシーと並走するおっぱい想像して吹いたwwww

運ちゃん「あっれー?お客さん何か踏切で事故みたいですよ?」

P「え?…かんかんってまさか!」

「美希が望む永遠」

春香「美希が事故たんですってwwww」


千早「wwwww」


社長「おまえら明日からこなくていいからwwww」


一同「wwwwwwwwww」

美希さやか「あたしって、ほんとバカなの…」

>>310
やよい「うっうー!葬式饅頭食べ放題ですぅ!」

星射美鬼「美希は、あの星を落とす鬼になるの!」

電車に飛び込むとバラバラなるんだっけ?
ちょっと踏切行ってくる

時間の波を捕まえて

>>316
死因は激痛によるショック死で保険金は降りないから遅延による賠償金は遺族の全負担。
多分一番人様に迷惑かける自殺方法だと思う

>>319
何言ってんの?
ミキミキの体拾いに行くに決まってんだろjk

響「はいさい! 参上!」

真「ボクに釣られてみる?」

千早「私の歌声にあなたが泣いた」

亜美「亜美たちと遊ぶ?」
真美「答えはきいてな→い!」

貴音「……光臨。満を持して」

美希(声が出なくなっちゃったの)

P「ほう、マッサージすれば声が出ると聞いたからやってみよう」

美希「あふぅ」

P「おい」

きっとある...そう思った俺が馬鹿だった
あるのはキットカットだけで美希はもこの世にいない....どうすれば..

P「この度は俺の不甲斐なさで...」

美希姉「Pさんのせいではありません」

P「....あの一つお願いが」

ーーーーーーーー
ーーーー
春香「Pさん悩んでないで私に相談してください」(フフこれでPさんは私のものにww)

P「実はな...俺、美希姉さんと結婚することになったんだ」

リラックスさせるために全身マッサージを施すに決まってるだろうが

P「マッサージでもしてあげようか」

美希「(お願いしますなの)」

P「うりゃりゃりゃりゃ!!」

美希「あふぁあああああぁっ…!!」




乳“首”マッサージ

俺は美希姉と結婚する!!彼は確かにそう言ったのだ、せっかく私が美希の声を奪ったのにまた浮気しちゃうんだから
春香「ダメじゃないですかぁ~私以外の人とくっつくなんてぇ~」

その時だった
シュバッ
貴音「恥を知りなさい春香」

また邪魔が入ったもういっそこのまま死んじゃえば楽になれるのかな?

そういえば今日ちーちゃんの誕生日だ
おめでとう!

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
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   (ノ゚Д゚)ノ   |/
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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      /_/

こぉこぉろろろおおおおおおまでぇぇぇぇぇぇえしろおおおおおおく
しゃせいしたらぁぁぁぁああ
アッアァァァァァァァアン

美希「ハニー声を取り戻したの」

俺「結婚するか」

美希「はいなの!」

こうして二人は結ばれたのだった

美希(おにぎり欲しいの!)

律子「こいつ…直接脳内に…!!」

後日談はよ

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