脇山珠美「超能力バトルゲーム!!」堀裕子「勝負!!」 (45)

※モバマスSSです。

モバマスと、その他複数の作品の情報が出てきます。


他作品の能力を纏ったモバマスキャラによるバトルゲーム、よって他作品のネタバレ有り。



前作はこちら↓

モバP「超能力バトルゲーム?」
モバP「超能力バトルゲーム?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380456795/)

荒木比奈「超能力バトルゲーム!2ッス」
荒木比奈「超能力バトルゲーム!2ッス」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381673546/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383568343

(事務所)

ギィ…パタン

P「ただいまーっと。比奈、おつかれー」

荒木比奈「あ、プロデューサー、ちょっと黙るッス…」ヒソヒソ

P「…ん?あーあー、こんなにダラケちゃって…」ヒソヒソ


市原仁奈「ふみゅう…」スピー…

鷺沢文香「…。」クゥー…


比奈「可愛いでスよね…」

P「うん、超可愛い…」

比奈「どうやらあのゲーム以来、すごく仲が良くなったみたいッス…」

P「そういえばあれ以降、文香の膝の上に仁奈が乗ってることが多いな…」

比奈「文香ちゃんが仁奈ちゃんに絵本を読んで、仁奈ちゃんが文香ちゃんをモフモフで癒やす。てな具合らしいッス」

P「なるほどな。…さて、じゃあ2人を起こさないようにっと……ん?」


ガチャッ!バタンッ!!


仁奈&文香「!!」ビクッ!


脇山珠美「全く!裕子は分かってない!」プンスカ

堀裕子「いいやっ!間違ってるのはそっちだよ!」プンスカ


水野翠「仁奈ちゃん、文香さん。お疲れ様です。」

相馬夏美「お疲れ様、今日のお仕事も楽しかったわ!」


比奈「あー、起こしちゃったっすね。お疲れ様ッスー」


文香「いつの間にか…、寝てました…。」

仁奈「お昼寝の時間でごぜーました…」

翠「あっ、お二人は寝ていたのですね…。失礼しました。」


P「で?珠美と裕子はなんで喧嘩してるんだ?」

翠「それが…」

裕子「プロデューサー!魔法使いと剣士、どっちが強いと思う!?」

珠美「剣士に決まってます!魔法なんて浮ついた存在、武道の精神の前では板切れ同然です!!」グヌヌ…

裕子「なにをぅ!その自慢の竹刀を私の超能力で曲げてやろうかぁ!」グヌヌ…


ワーワーギャーギャー


P「えぇー…喧嘩の原因それー?しかも微妙に論点違うし…。」

比奈「力の強さと精神の強さを競ってまスね」


夏美「ごめんねー、私が"ゲームだと剣士が一番使いやすいよねー"って言っちゃったせいで…」

比奈「一概には言えないッスけどねー、要はバランスでスし」

文香「私のジョブは…、どちらかというと魔法使い…ですね…。」

仁奈「仁奈も"まほーつかい"がいいでごぜーます!」

裕子「へっへーん!魔法使い有利!」フンス


珠美「なんとっ!他の皆は!?」


翠「私は武道ですね。弓道を嗜んでいますので。」

夏美「私も、精神的な意味では武道かなー。仕事をこなす上で、武道の精神って結構大事なのよねー。」

珠美「ありがとうございますっ!これで互角です!」


夏美「で、二人は?」


比奈「私は中立ッス。魔法使いも剣士も、RPGには欠かせない存在ッス」

P「まぁ俺も中立かな。アクションゲームだと魔法も接近も使えるジョブ選ぶし。」


裕子「魔法使い派が2人、剣士派が2人、中立が2人…」

珠美「くっ!これでは勝負がつかない!」

ワーワーギャーギャー

P「まったく…、仕事してきたってのに元気だな。」

比奈「一気に騒がしくなったッスね…。まぁ、どっちが強いか…んー難しいッス…」

比奈「あっ、それなら、あのゲームで勝敗をつければいいんじゃないッスか?」ピコーン


珠美「あのゲーム…?はっ!なるほど!」

裕子「その手があったか!!」

珠美「裕子!勝負です!私の武道の力と貴方の魔法の力、どちらが強いかはっきりさせます!!」

裕子「乗った!」


P「おっ、やるか。じゃあ準備してくる」スタスタ


珠美「翠さん!珠美とチームを組みましょう!」

翠「えっ、チームですか?」

裕子「あれ!?そこは1対1の流れじゃないの!?」

珠美「そんなことは一言も申しておりませぬっ!同じ志を持つ者同士がチームを組むことでうんぬんかんぬん!」バーン!

翠「えっと、そういうことならば。宜しくお願い致します。」


裕子「えぇー!…じゃあ夏美さん、一緒に…」

夏美「私も剣士派なんだけどなー。まぁでも、いいわよ!一度遊んでみたかったのよねー」


P「おっ、初めてのタッグ勝負か。実況は俺と比奈に任せろー」カポッ

比奈「私もッスか。面白くなってきたッス」カポッ


文香「じゃあ私と仁奈ちゃんは…、モニターで観戦しますね…。」

仁奈「こーふんしやがります!」ワクワクモフモフ


珠美「ではっ!」カポッ

翠「はい。」カポッ

裕子「…エスパー!」カポッ

夏美「…なにそれ?」カポッ


システム起動、ゲームヲ開始シマス…


仮想空間内(学校ステージ)


裕子「おー!学校!」

夏美「あっ、懐かしいー。青春を感じるわー♪」


珠美「ここは、グラウンドですね…」

翠「グラウンドの広さからして、高校でしょうか?」


仮想空間内(放送室)


比奈「学校ッスか。懐かしいッスねー、いつも寝てましたケド…」

P「高校か、国語と生物が得意だったなー」

比奈「中々反応し難い科目ッスね…。しかし、タッグ勝負ッスか。どんな戦いになるんでスかね?」

P「んーまぁ、実際に見てみれば分かるさ」


P『それでは、バトルを開始しましょう。実況はわたくしPと荒木比奈がお送りします。解説には北澤豪さんをお招きしています。』

比奈『えっ!?よ…よろしくお願いしまッス。』

P『えー北沢さぁん、今回は初のタッグ勝負ということなんですがぁ…』

比奈『いや北沢さんいないッスよ!スルーしたの謝りまスから止めてほしいッス!』


P『この"仮想空間バトルゲーム"は、天才「池袋晶葉」の提供でお送りします』

比奈『しまッス』


P『えーでは、まずは能力を決定しましょう。ガチャで』

珠美「あのー、プロデューサー殿?」

P(以下スピーカーモード)『はいはい?どうした?』

珠美「なぜガチャが2つしか設置されていないのですか?4人いるなら4つあるべきなのでは…」


P『それについてだが、今回の能力決定ガチャは"チーム代表者1名"に引いてもらう。』

P『要は、"代表者が2人分の能力を決定する"ってことだ。』

P『引かなかった方は、自分が知らないような能力が出るかもしれないが、まぁ上手くフォローしてくれ』

P(以上スピーカーモード)『こんな説明で分かってくれたかな?』


裕子「分かったよ!とりあえずガチャればいいんだね!」


翠「…では、代表は珠美ちゃんにお願いします。」

珠美「良いのですか?それなりに重要な役割ですが…」

翠「はい。実はあまり漫画やゲームの知識を持っていないので、私達に合う能力を引けるとは思えないのです。」

珠美「そういうことなら、おまかせください翠さん!必ずや良い能力を出してみせます!」ガチャガチャ


翠「これは…。」

珠美「…よしっ!この能力を待っていました!」



裕子(能力かー…いい響きだなぁ~♪やっぱり魔法といえばアレだよね!いやーでも…。…いや、………。)

夏美(随分と集中してるわね。精神統一でもしてるのかしら…?)


裕子「…よし決めたこれしか無い!頑張って当ててやる!!」

裕子「はいはーい!ユッコ引きます!」

夏美「え?」ガチャガチャ

裕子「   」


夏美「ご…ごめんなさい…。とても集中してたから邪魔しちゃ悪いと思って…」

夏美「でも、これは…。中々いい能力なんじゃない?」

裕子「はて…、ん!!私の中のエスパー細胞が"これはとても良い能力だ!"と叫んでいます!よく分からない能力ですが!」

夏美「エスパー細胞?よく分からないけど、そう言ってくれるとありがたいわ♪」


比奈『えーそれでは、こんどこそバトルを開始するッス!』

比奈『今回は、4人をそれぞれ学校内のどこかにランダムで配置した上でのスタートッス』

比奈『合流して一緒に戦うも良し、合流せずに個別で戦うも良しッス』

P『それでは、4人をランダムにワープ!!』


珠美「翠さん、まずは合流せず遊撃戦で参りましょう」シュイン

翠「…分かりました。」シュイン


夏美「まずは合流よ!私はともかく、あなたは一人じゃまともに戦えない仕様だからね」シュイン

裕子「えっ!?これそんな能力なんですか!?」シュイン


P『では、戦闘開始!』

キーンコーンカーンコーン


珠美「推して参りますっ!」(体育館)

翠「まずは…見晴らしのいい屋上でしょうか…。」(本館3F)


裕子「テレポート成功!で、ここどこ?」(体育館と本館をつなぐ渡り廊下)

夏美「さて、この能力って結構不安定なのよね。まぁ頑張りましょう♪」(屋上)




裕子「えっと、今の私って一人じゃ戦えないんだっけ…能力もよく分かんないし…」

裕子「とりあえず、体育館に行って…あっ」

珠美「あっ」


珠美「……」

裕子「……」ニッコリ


裕子「…お邪魔しましたー!」ダッ

珠美「逃がしませんっ!」ダッ


裕子「来ないでぇ!テレポート!テレポート!」ダダダダッ!

珠美「珠美と裕子、どちらが強いか。正々堂々戦いましょう!!」ダダダダッ!

裕子「無理なのよー!あぁどうしよう…。さいきっくダッシュ!」ダダダッ!

珠美「待ってくださいっ!」ダダダッ!


比奈『早速、鬼ごっこが始まっちゃったッス…』

P『裕子の能力は一人じゃ戦えないんだな、一体どんな能力なんだろうか…』


翠「さて、屋上に来てみましたが…。誰も居ませんね。」

夏美(居るわよ!ギリギリで隠れたのよ!…なんで屋上に飛ばされたのかしら…不運。)コソコソ


翠「"エンゼル御前"、アーチェリーの能力ですか。とりあえずどんな物か見ておきましょう。えっと、"武装錬金"!」

カッ!


翠「さて、展開してみましたが、篭手以外は結構扱いやすそうですね。威力の方は…」バシュッ!

夏美(速っ!弓道で見る矢の速さと同じじゃない!)


翠「普通の速さですね。この辺りはゲームとはいえリアル…あら?」

???「…」フワフワ

翠「弓矢と一緒に出現したんでしょうか、可愛い人形ですね。」フフッ


夏美(可愛い…?)


???「HEY!ネーチャン!」

翠「!!はいっ!」

夏美(喋った!!)


???「オレ様のこと可愛いって言ってくれたな!」

翠「え…ええ、とても可愛らしい姿だと思います。」

???「…ありがたいねぇ!!今日のオレ様は機嫌が良い、全力でサポートしてやるぜ!!」

翠「え?あ、はい。よろしくお願いします。」


ゴゼン「オレ様の名は"ゴゼン"。武装錬金"エンゼル御前"の要だ!」

ゴゼン「能力は、単独での"精密高速射撃"!自律行動も可能で索敵にも役立つぜ!」

ゴゼン「さらにその篭手との無線機能も付いてる、他にも…。まぁオレ様に任せれば大抵のことは上手く行くから安心しな、ミドリン!」


翠「ミ…ミドリン…。頼もしい御方なんですね、えっと…ゴゼンさん?」

ゴゼン「ん~、本当なら"ゴゼン様"と呼んで欲しい所だが…。ミドリンがそう呼びたいなら仕方ねぇな!」


翠「えっと、じゃあゴゼンさん、索敵をお願いしてもいいですか?」

ゴゼン「おうっ!任せときな!」フワフワ…


夏美(行っちゃった。なんだったのよ、あの変な人形…)

翠「さて、じゃあ私も誰か見つけないと…あっ」

(グラウンド)

裕子「ぜぇ…はぁ…追いかけて…っはぁ…来ないでよぉ!」ゼーハー

珠美「なぜ…逃げる…の…ですかっ!…はぁっ…はぁっ…」ゼーハー


夏美(なにやってんのかしら…)

翠「…見つけました…。さて、本来は人間を前に弓を構えることは絶対にしてはいけませんが…これもゲームということで、お許し下さい。」チキチキ…

夏美(しめたっ!翠ちゃんの注意が校庭に向いたわっ!)ダッ!


翠「!?」クルッ

夏美「あっバレた!まぁ関係ないわ!じゃっ!」スタタタター

翠「…逃げられました。」

夏美「裕子ちゃんったら校庭にいるのね!早く合流してあげないと…あっ!」ダダダッ

ゴゼン「…ん?」フワフワ


夏美「そういえば、こいつがいたわね…」


ゴゼン「敵はっけーん!腕が鳴るぜぇ!」ビシュシュシュシュ!

ドスドスドスッ!

夏美「わっ!危ないわね!当たるかと思ったじゃない!」ヒェー!

ゴゼン「当てようと思ったんだけどな…。まぁ痛くないらしいから安心してくれよ!」

夏美「くっ!」ダダダッ!


ゴゼン(無線)「あーもしもしミドリン?一人見つけたけど、どうする?」

翠(無線)「分かりました、そのまま倒してください。」

ゴゼン「りょーかい」フワフワ

夏美「あぁもう追ってきてるし!撃退法…撃退法…」ダダダッ

ゴゼン「ひゃっはー!」ビシュシュシュ!

ドスドスッ!

夏美「あー!当たっちゃったわ、もうっ!」ヒット!ダメージ!

ゴゼン「あんたに怨みはねぇが、仕留めさせてもらうぜぇ!」フワフワ


夏美「……きたっ!!」ピコーン

ゴゼン「?」フワフワ


夏美「1階の廊下に…あれね!」ダダダッ…ガシッ!

ゴゼン「ちょ…おいおい!それは有事以外は使っちゃいけないんだぞ!」


夏美「今が有事よ!食らいなさい、消火器ファイアー!」ピンッ!ブシューーーーーーーー!

ゴゼン「消火器なのにファイ…おぶぅっ!」ブシャー


ブシュー!モワモワモワ…


夏美「…じゃっ!」

スタタタター

ゴゼン「無茶しやがる…」マッシロ


翠「あ、ゴゼンさん…ケホッ!」タタタ…

ゴゼン「ミドリン?悪ぃ、逃しちまったわ」


翠「うわ、随分真っ白になりましたね。消火器ですか、ちょうどいいところにあったんですね。」

ゴゼン「いや、あのネエちゃんはここに消火器があったことを知ってるっぽかったし、予知能力でも持ってるんじゃねえの?」

翠「そうですか…それは厄介ですね。では、私達もグラウンドに行きましょう。」


ゴゼン「ん?そういや、屋上からスナイプするんじゃなかったのかよ?」

翠「いえ、やっぱりゲームとはいえ正々堂々と勝負したいですし、私も珠美ちゃんと合流することにしました。」


ゴゼン「そーかい、…お前は桜花とは違うんだなー」

翠「…?」

ゴゼン「いやいや、こっちの話だ。…じゃ、行こうぜ!」

翠「はいっ!」


(グラウンド)

珠美「はあっ…はぁっ…もう、逃げられませんよ…」ゼーゼー

裕子「っ…はぁっ…あー…、どうしよう…」ゼーハー

珠美「ちょっと…休みましょう…」ゼー

裕子「…そうだね」ハー

珠美「…」フゥ…

裕子「…」フヒー…


珠美「では、いざ尋常に…勝負!武装錬金!」カッ!

裕子「え、ちょっとま…!日本刀!?」

珠美「さぁ、裕子も得物を出してください!」


裕子「うぅ…都合よく目覚めろ!!私のサイキックパワー!!」ニョワンニョワンニョワン

珠美「…」

裕子「…」


シーン…


珠美「成程…得物は必要無い、魔法を使うのに必要なのは己の肉体のみということですね…。見事です!」

裕子「えぇっ!?なにそれ!確かに魔法使いは肉体言語が基本だけど…違う、そうじゃないの!」


珠美「参ります!」ダッ!

裕子「人の話聞いてぇ~!」エーン!



裕子「あぁもう!この能力って何よー!」

裕子「"魔物の子"って、どんな能力なのよー!」ウワーー!


「…それはね、こういう能力なのよ!」


珠美「!!」


「第一の呪文"ザケル"!!」カッ!


裕子「  」カッ!

バリバリバリ!

珠美「なぁっ!」ヒット!ダメージ!



夏美「ナイス裕子ちゃん!」タッタッタッ…

裕子「…はっ!私は一体何を!?」パチクリ


珠美「裕子が口から電撃を、そして夏美さんが持つその"赤い本"…。まさか!?」


夏美「そう!"金色のガッシュ!!"よ!」

裕子「え?なに?何が起きたの!?」ワタワタ

比奈『あー、あー。皆様、お久しぶりッス』

P『俺たち、出番なかったねー』

比奈『さぁ、ぶっちゃけ私達いらないでスが、ここで能力の解説をさせてもらうッス』


脇山珠美・水野翠チーム

「ソードサムライX」「エンゼル御前」

ソードサムライX…漫画「武装錬金」に登場した日本刀型の武器。
作中では強力な武器だったが、その理由は"武器"より"使用者"のスペックが高かったため。珠美が使えばただの日本刀になる。
なお、この武器にはエネルギー攻撃を吸収し無効化する能力があるが、"電撃"は無効化出来ないこととする。つまりただの日本刀。


エンゼル御前…同じく漫画「武装錬金」に登場したアーチェリー型の武器。
右手の篭手から矢を大量に出現させ放つことができる。
また、"ダメージを引き受ける矢"を出現させることも可能、この矢に貫かれた者が受けたダメージは使用者に移る。
"ゴゼン様"と呼ばれる自動人形を配置できる。

ゴゼン様…自我を持つ自動人形。"エンゼル御前"の使用者と意識を共有している。性格は原作基準。
こちらも、手から矢を大量に出現させ、精密高速射撃を行うことができる。
今回、言語機能は常にON。ウザい。


P『うーん、長い!』

比奈『それは言わないでほしいッス!!』


比奈『それはさておき、二人の武器は"武装錬金"で早坂兄妹が使ってたやつッス、結構有名な漫画でスよね?』

P『まぁ、るろ剣と比べれば人気は劣るかもしれないけど、俺は大好きだなぁ』

比奈『有名ドコロは"パピヨン"、アニメの主題歌"真っ赤な誓い"とかッスね』


堀裕子・相馬夏美チーム

「魔物の子(ガッシュベル)」「赤い魔本の持ち主&アンサートーカー」

魔物の子(ガッシュベル)…漫画「金色のガッシュ!!」に登場する"ガッシュ・ベル"になれる。
魔本の持ち主が発する呪文により電撃を口から放ったりできる。一人の時はただの無能力。
呪文を放つ際、基本的に裕子は気絶状態になる。使える呪文は11番目の呪文「マーズ・ジケルドン」まで。
ペアになると非常に強力な能力のため、裕子自信のステータス(体力、防御)は少し低めに設定されている。


「赤い魔本の持ち主&アンサートーカー」…同じく漫画「金色のガッシュ!!」に登場する"高翌嶺清麿"になれる。
赤い魔本に書かれている呪文を読むことで、裕子が電撃を放つ。その威力は夏美の心の力に依存する。
また、"全ての問いに答えを出す"能力、アンサートーカーも使用可能。
例えば、"この状況を切り抜ける方法"という問いに対して、"校舎1階の廊下にある消火器を使う"という答えが頭の中に浮かぶ。
この能力も非常に強力(チート級)なため、問いに対し答えが出る確率は50%とする。
なお、"赤い魔本"がダメージを受けた時、裕子の体力は0になる。


比奈『この戦いでのポイントは、アンサートーカーの発動確率が50%って所ッスかね?』


比奈『そして、これも名作でスね。個人的にはきちんと最後の決着まで描いてくれたのが良かったッス』


P『ちなみに、作中では誰が好きだった?』

比奈『レイラ&アルベールでスね、あのペアは大好きッス。』

P『ほほぅ、中々いいチョイスじゃないの』


比奈『ちなみにプロデューサーは?』

P『ビクトリームかな』

比奈『…ソッスカ』


P『あ!馬鹿にしてるな!?』

比奈『いえいえ、あれも記憶に残りまスし、別に馬鹿になんかしてないッス…』


P『くそぅ…、ビクトリームって結構強いんだぞ…。…さて、それではバトルの続きをどうぞ』


珠美「口から電撃を吐くとは…、さすが裕子!」


裕子「私、何かしたの?」ハテナ?

夏美「あーそっか、ガッシュと同じなら術を使ってる間は気絶しちゃうんだよね…」

夏美「じゃあ、これなら大丈夫よね。第六の呪文"ラウザルク"!」カッ!

裕子「うひゃぁ!ピリッと来た!」ピシャァン!


珠美「むっ!?」

裕子「…おぉー!なんか凄く体が軽い!!」ピョンピョン

夏美「さあ行きなさいエスパーユッコ!私がサポートしてあげるわ!」


裕子「よしっ!エスパーユッコ、行きます!!」ビュン!

珠美「なっ!?速い!!」

裕子「くらえ!サイキックパンチ!!」ドカッ!

珠美「うわっ!」ヒット!ダメージ!


裕子「魔法とは、肉体言語である!おりゃー!」ドドドドド

珠美「うぅ…、胴っ!!」ブンッ!

裕子「危なっ!」ヒョイッ


珠美「避けられた…、もっと剣道の腕を磨いておくべきでした…」

裕子「当たらなければどうということはなーい!」ビュンッ!

珠美「来る…!」


翠「珠美ちゃん!しゃがんでください!」タッタッタッ


珠美「翠さん!」バッ!

ヒュン…ドス!


裕子「げっ!くらった!」ヒット!ダメージ!


夏美「追ってきたわね…。戻ってきて裕子ちゃん!」

裕子「あいさー!」ダッ!ザザーッ!


夏美「ラウザルクを解くわ。そして…第八の呪文"ガンレイズ・ザケル"!」カッ!

裕子「  」カッ!


珠美「翠さん!アレは確か…雷の弾を連射する技です!」

バリッ!ドドドドドドドドドド!


翠「ならばこちらも!ゴゼンさん!」

ゴゼン「あいさー!」フヨフヨ

バシュウ!ドドドドドドドドドド!


夏美「相殺!?あんな連射できるなんて聞いてないわよ!」

珠美「いっけー翠さん!」


ガガガガガ!

ヒュン! バリィッ!


夏美「くっ!」ヒット!ダメージ!

翠「っ!」ヒット!ダメージ!


夏美「裕子ちゃん!下向いて!」

裕子「…ふぇ!?あっはい!」バッ!

夏美「第九の呪文"テオザケル"!」カッ!

裕子「  」カッ!

バリバリバリッ!


翠「すごい閃光…。あっ…土煙!?」


モワモワ…


珠美「どこにっ!?」


夏美「こっちよ!第七の呪文"ザグルゼム"!」カッ!

翠「後ろですね!」クルッ


珠美「…翠さん!罠です!」

翠「えっ?」


裕子「  」バリィッ!

ゴゼン「うわっ!」バリィッ!


翠「ゴゼンさん!今の電撃は…どこから!?」


裕子「こっちですよ!」


夏美「あらぁ?確かに私は動いたけど、裕子ちゃんは動かしてないわよ?」

裕子「挟み撃ちですっ!」


翠「成程、そう来ましたか…。」


ゴゼン「おい!オレ様の体が光ってるんだが、こりゃ一体どういうことだ!?」バリッ


夏美「第五の呪文"ザケルガ"!」カッ!

裕子「  」バリィッ!


ゴゼン「ノォーーーー!」バリバリバリッ!ボンッ!

翠「ゴゼンさーーん!!」

珠美「ゴゼン様が一発で…凄い威力です…多分…」


ゴゼン「お…オレ様の遺灰は…横浜の中華街に…」ガクッ

翠「ゴゼンさん…、貴方の死は無駄にはしません…。」


夏美「あら、そっちの人形を壊してもダメージは無いのね」

翠「ええ、そのようです。助かりました。」

珠美(あれっ、結構冷たい…)


翠「では、改めて行きましょう。珠美ちゃん!」

珠美「…はいっ!」ダッ!


夏美「へぇ、裕子ちゃんの方に行ったわね…」

夏美「裕子ちゃん!これで乗り切って!"ラウザルク"!」カッ!


裕子「さいきっく・肉体強化!」バリッ!

珠美「次は負けません!」ダッ!


ボコスカボコスカ


夏美「…よし、じゃあこっちも始めましょうか」

翠「はい、それでは…」チキチキ…

ビシュッ!


夏美「ひゃあ!」ヒット!ダメージ!

翠「どうしました?先ほどの発言には余裕が感じられましたが…」チキチキ…


夏美「ふふん、ブラフよ!」ドーン!

翠「…」


ビシュッ!ドスッ!

夏美「危なっ!…でも、きたわ!」ダダダッ!


夏美「あら偶然、こんな所にいい感じの石が!あ、ちょっと重い。」ガシッ!


翠「予知能力…?」チキチキ…

夏美「あらよっと!」ポーイ

ビシュッ!カーン!


翠「なっ、石をぶつけて矢の軌道を変えた!?」

夏美「そして、ぶつかった石は!」


ヒュー…ガッ!

珠美「ん?何か当たりました?」ヒット!ダメージ!

裕子「隙ありっ!てりゃー!」

珠美「あっ!」ヒット!ダメージ!


翠「珠美ちゃん!」

夏美「どうよっ!」


翠(まずいですね。多分、珠美ちゃんの体力はもう殆ど無い…)

翠「短期決戦、本気で行きます!」


翠「武装解除!」バチンッ!

夏美「あら、弓矢が無くなっちゃったわね。何かの作戦かしら?」


翠「武装錬金!」カッ!


ゴゼン「ヒャッハァー!復活ぅー!」フヨフヨ


夏美「あっ!さっきの変な人形!!」


翠「そう、ゴゼンさんはこの武器の一部。一度リセットしてしまえば何度でも復活できます!」

夏美「えぇ!?それアリなの!?」

翠「アリです!!」ドン!


翠「そして、ここからは力技です!」シュバババババ!!

ゴゼン「集中砲火いくぜー!」シュババババ!

ドドドドドドドド!


夏美「ちょっと!なんでこんな時に発動しないのよ!」ダダダッ!

ドスドス!ヒット!ダメージ!


夏美「あーもう!裕子ちゃーん!」オーイ!

裕子「はいっ!」

ドドドドドド!


夏美「とっておきだけど、もう使っちゃうわ!こっち来て!」ヒット!ダメージ!

裕子「あいさー!」ダダダッ!ズサー!


翠「珠美ちゃん!」

珠美「なんとか…持ち堪えました…」


夏美「とっておき、いくわよ!」

夏美「第四の呪文"バオウ・ザケルガ"!!」カッ!

裕子「  」カッ!


バオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!


翠「大きい…!ゴゼンさん、行って!」

ゴゼン「いやいや、無理ムリ無理ムリ!!!」HELP!!


翠「ならせめて…珠美ちゃん!」ドンッ!

珠美「あうっ!」ズサーー!


ォォォォォォォォォォォォ!!!!ドォン!バリバリバリッ!

モワモワ…


珠美「…はっ!み…翠さん!と、ゴゼンさん!」


夏美「わお、すごい威力ね。砂煙が…ケホッ!」

裕子「…はっ!…ぶぇっくし!ゲホッ!やった?私がやったの!?」ズルズル


ヒュン…!トスッ…


夏美「あっ…」

相馬夏美 再起不能(リタイア)


裕子「えっ!?夏美さん!?」


ゴゼン「へっ…へへっ…文字通り…、一矢報いた…ぜ…」ガクッ

水野翠 再起不能(リタイア)


翠「ギリギリ…相討ちに持ち込めました…。後はお願いしますね、珠美ちゃん。」

珠美「翠さん…。お任せください!必ず勝ってみせます!」


夏美「翠ちゃん、やってくれたわね…。裕子ちゃん、本は守り切ったから、あなたはまだ戦えるわ。」

夏美「珠美ちゃんと一対一で、勝負してきなさい。(術は使えないけど)」

裕子「…オッケー。エスパーユッコの力、見せてあげる!」


ヒュゥゥゥ…

珠美「それでは…」

裕子「うん…」


珠美「武道の力と…」

裕子「魔法の力…(もう使えないけど…)」


珠美「どちらが強いか…。決着ですっ!!!」ダッ!!

裕子「来るなぁ!!さいきっく・コケろ!!」

夏美(なんじゃそりゃ…)


珠美「あっ、石が…」ガッ!

裕子「えっ!?うそっ!?」


珠美「あぁ!刀が!!へぶっ!」コケッ!ポーイ!

ヒュー…トスッ…

裕子「あえっ?」ヒット!ダメージ!



堀裕子 再起不能(リタイア)


勝者! 脇山珠美&水野翠 チーム!!

翠「…」

夏美「…」

珠美「…」

裕子「…」



珠美「…よし」

裕子「"よし"じゃないよぉーーー!!!」


比奈『…それで、最近の注目だと、タイトーの音ゲーのグルーヴコースターは多分面白いと思うんでスよ』

P『あぁアレか。個人的に、音ゲーはコナミって感じが強いからなぁ。オリジナル曲次第なんだろうけど…あ』

比奈『あ、終わったみたいッスね。やること無くて雑談してたッス』


P『タッグ勝負だと俺達が入り込む余地が無いのな、勉強になったよ』

比奈『ちゃんと見てましたけど、いやー面白い幕引きだったッスねー』

P『面白いというか、"珠美らしい"というか…。あぁ口論が…』



裕子「いやいや、あれで決着が着いたとか言わないでしょ!?」

珠美「いえいえ、偶然とはいえ、勝ちは勝ち。武道の力の勝利です。」

裕子「いやコケたじゃん!珠美コケたじゃん!武道の力はコケて刀スッポ抜けることなの!?」

珠美「ぐぬぬ…。私がコケたのは、裕子が変な超能力を使ったせいじゃないですか!」

裕子「あれは偶然…いや超能力だけど!…あぁでも………うがーー!!」


珠美「とにかく!!この勝負は私の勝ちです!」


裕子「うぅ…わぁーん!夏美さーん!」ビエー!

夏美「よしよし、よく頑張ったわね。」ナデナデ


珠美「ふぅ。これで、武道の力が証明されました…」

翠「はい、お疲れ様でした。」


P『ぶっちゃけ、これどっちが強いかって分かってないよね』

比奈『まぁ、そもそも論点からして違いましたし、いいんじゃないッスかね?』

P『そんなもんか…』



P『じゃあ帰るか、久しぶりに紗南とゲーセン行こうかな』ログアウト

比奈『あっ、私も行きたいッス』ログアウト


裕子「うぅー…。はっ!?もしかして私、接近格闘しかしてない!?」ログアウト

夏美「…気付いちゃったわね。」ログアウト


珠美「…しかし、勝った気がしませんでしたね…」ログアウト

翠「…当然ですよね。」ログアウト


(事務所)


文香「お疲れ様です…。面白い勝負…でしたね。」ウトウト…

夏美「いやー、楽しかったわ。…あれ?仁奈ちゃんは?」


文香「仁奈ちゃんは…、観てる途中で寝ちゃったので、仮眠室に運びました…。」ウトウト…

翠「お疲れ様です。文香さんも仮眠室で眠ったらどうですか?」

文香「いえ…、お気遣いなく…。」zzz…


珠美「ふぅ。中々面白いゲームでした。」

裕子「ふぁ~。あれ、文香さん寝ちゃってたんですね?」

翠「いえ、今この瞬間に寝ました。」


夏美「仮眠室に運んであげましょ。よいしょっと。」スタスタ…

文香「zzz…」


裕子「それにしても…、あの決着は本当に納得いかないよ…。」グヌヌ…

珠美「まぁ、正直なところ、私もあれだけで全てが決まったとは思っていません。」


裕子「…と、いうことは?」

珠美「次は…コレで…!」ポケモン

裕子「YEAH!!」



P「…あいつら、もう遊びたいだけなんじゃないか?」

比奈「プロデューサーも遊びたいだけッスよね?」

P「まぁな、紗南も誘ってゲーセン行くか。」

比奈「私もお供するッ…ひっ!」ガシィッ!

P「ん?どうし…ひぃぃっ!」ガッシリ!


ちひろ「に~が~し~ま~せ~ん~」ニッゴリ

ちひろ「仕事は終わってますが、そう安々と外に出させてなるものですか!」

ちひろ「せめて定時まではここにいてください!逃げたらスタドリ値上げします!」

P「い…いえす…」


比奈「あらら、じゃあ私はお茶でも淹れてくるッス。」スタスタ

翠「あ、私も手伝います。」スタスタ


比奈「ありがとうございまス。えっと…7人分ッスね。茶菓子がたしかここに…アレ?」

翠「…ありませんね、結構な量でしたが…。」


比奈「…ははーん、さては仁奈ちゃんと文香さんが食べちゃったッスね」

翠「あぁ、お腹がいっぱいで眠くなったということですね。」


比奈「まぁ、"ご自由にお食べくださいゾーン"だから、何も問題は無いッスけどね」

翠「じゃあ、お茶菓子は無しで、少し薄めにお茶を淹れましょう。」

比奈「了解ッス」




裕子「ちょっと!武道家が"悪タイプ"使うってどうなの!?」ウワー!

珠美「ちゃんと"格闘タイプ"も入ってますよ!」

夏美(裕子ちゃん。エスパータイプだけでパーティー固めるのはどうかと思う…)


裕子「きあいだまぁ!」

珠美「あっ!」


おわり

お疲れ様です。

ユッコは魔物の子、はっきり分かんだね。

もっといっぱい呪文使いたかったけど、バオウクロウとかマーズジケルドンとか使うとユッコチーム敵なしだもんね。


グルーヴコースターに期待してます(ステマ)

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