芳乃「魑」朋「魅」小梅「魍」裕子「魎」茄子「♪」 (39)

モバマスSS
捏造とか妄想とか注意
下ネタはあるかもしれないけどえっちネタはあまりないので健全です
自分の考える精神世界系やオカルトやスピリチュアルやSFやファンタジーの設定話的な感じのノリ。

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裕子「さて、みなさん集まりましたかね」

小梅「うん……だいじょうぶ……」

朋「""6人""いる?」

小梅「茄子さんは……まだ……」

裕子「""あの子""はいらしてますよ!」

朋「あっ……ごめんね、私は目をつぶらないと見えないから……」

気にしてないよ

朋「今はちょっと……なんかすんごいものがいっぱい見えてるから見づらいんだよね」

芳乃「この部屋はー、少々ー……複雑でー……特殊な気の乱れが多くー……朋殿にはー、それも見えてしまっているのでしょー」

朋「うん……オーブがすごい。これひどいなぁ」

小梅「あの子も……ちょっと動きにくい、って……」

裕子「入る前からちょーっとアレな雰囲気は感じていましたが……やはり噂は本当のようですねぇ」

芳乃「あまりー、よろしくはーないことでしてー」

朋「あれ、はけてきた」

裕子「あ、茄子さんです」

ガチャ

茄子「ごめんなさーい、待たせちゃいました!」

芳乃「われわれもー、少し前に着いたばかりでしてー」

茄子「……」スンスン

茄子「なんかちょっとこの部屋少し臭いませんか?」

小梅「臭い……どころか……いろいろ…………いや、私は……気にしない……よ?」

こしょ、こしょ……

朋「ごめん、みんな静かに」

小梅「うん……うん……」

裕子「ほー……意外です」

朋「そうだね、てっきりそれにも弱いものかなーって思ってた。言っちゃえば生の極致だし」

小梅「甘い……感じがして……すごく…………イイ……って……」

そこまで言ってない!

茄子「すみません、特殊能力者だけで納得してないで私にも教えて欲しいんですけど……」

芳乃「つまりー……しおはしおでも、あっちの潮はとてもイケるとー……あの子殿はそう仰ってるのでしてー」

///!

芳乃「ちょっとやめてくださいませ、ちょ、痛いのでしてー」

小梅「まあ……端折った……けど…………そう、だね……」

裕子「複数人の方々がこの部屋で"特殊な感情の昂ぶり"をしているようです。朋さんの言うところのオーブはそれの残滓、と言えるでしょうか」

芳乃「払うこともできたのですがー……無理に場をかき乱せばー、相応の跳ね返りが生ずるというのが、世界の摂理でしてー」

小梅「オーブ……払うと、いろんな子たちも……流されちゃう……から……」

茄子「すごい、私がここに来てからの会話の内容がもう何ひとつわからないです」

裕子「水を掘り起こそうとしても、掘ったそばから別のところから水が入ってきて、水面が平らになってしまうようなもの……と説明すれば近いでしょうか?」

芳乃「大きな相違はないでしょー。加えて、平らになるだけでなくー……渦などの乱れもー、共に生んでしまう、というところまでー……似ておりますゆえー」

茄子「ふーむ……」

朋「茄子さんがきたらほぼ全部はけたけどね」

裕子「通常はこんな動きはしないはずなんですけどね」

芳乃「茄子殿のー本領発揮でしょー」

茄子「未だよくわかんないけど、役に立てたようでなにより?ですね」

朋「それはそうとして、こういう部屋、実在したんだね……なんか複雑な気分」

芳乃「世代もー年齢もー方向もー……多種多様な美女美少女に囲まれればー……
そのようになるのは、おそらく時間の問題というものでありましょー」

茄子「つまりどういうことですか?」

裕子「今私たちがここにいる部屋がヤり部屋ってことです」

茄子「はいぃ!?」

裕子「……」

芳乃「……」

茄子「……」

朋「……」

小梅「…………」

裕子「はいっ、考えないようにしましょう。全部とは言いませんが聞こえちゃいますよーお互いに。
実際ちょっと聞こえました。いけませんねえ」

茄子「いや何が聞こえるんですか!?」

小梅「あわ、わ、わ///」

芳乃「話題をかえましょうー」

~~~~~~
茄子「そもそもこれはなんの集まりなんですか?」

芳乃「んー……」

裕子「『集まりたい』となんとなく思ったらみなさんもそう思っていたということです」

茄子(私は呼ばれたんだけど……あれ?そういえば誰に……?)

うふふ

小梅「たまには……ね」

朋「みんなそれぞれ『持ってる』し、その辺りの話ができたら面白いかなって思って」

茄子「なんとなくの集まりなんですね」

裕子「せっかくですから、面白い話をしたいじゃないですか!」

茄子「面白い話、ですか……」

茄子「面白かったと言ったら、こないだの中国でのロケで輝子ちゃんと一緒になったんですけど」

輝子「冬虫夏草の話か……アレは興奮したな……」

茄子「きゃぁ!?」

輝子「あ……すみません……驚かせるつもりじゃなくて……」

小梅「あ……輝子ちゃん……」

輝子「一人になるのにうってつけの部屋があると思って……隅っこでひっそりしてたら……みんなが集まってきちゃって……」

朋「出るに出られなくなったのよね。わかるなぁその気持ち……」

裕子「てっきり皆さんも気づいてるものかと思いました」

輝子「朋さんが6人って言い出したから、バレたかと思ったぞ……」

芳乃「なにゆえに混ざらなかったのでしてー?」

輝子「だって……そんな、私は特殊能力持ってないし、な……」

小梅「ひゃ、ひゃっはー……」

輝子「それは特殊能力じゃない、よ……」

裕子「"異能"でしょうかね」

輝子「文◯ス◯◯◯ド◯◯スじゃないんだから……」

朋「異能!毒茸伝説!」

輝子「朋さん、やめよう……偉い人が来ちゃうから」

~~~~~~~
裕子「話を戻しましょうか!」

茄子「あれは私と輝子ちゃんが中国でのロケが終わった後に、輝子ちゃんが『山に寄りたい』って言いだしたところからでしたね」

芳乃「ほー……されどー彼の国はー大層広くー……山へ赴くのには時間がかかったのではー?」

輝子「フヒ……信号に全く引っかからなかったし……道中車が一台も通らなかったから……」

朋「で、出たー茄子さんの異能、超幸運」

茄子「異能って……」

山でどうしたの?

小梅「それで、山で……?」

輝子「なにかが見つかればいいかななんて軽い気持ちで散策してたんだ……そしたら」

ドサァ

輝子「こんなに、採れた……ぶっちゃけ、こんなに簡単に手に入る代物じゃ、ないんだけど、な……超レアなキノコだ……」

うあぁ、すごい……

小梅「すごい……の……?」

芳乃「冬虫夏草……薬膳や生薬などに用いられるー、大変希少なものでしてー」

見てるだけでちょっと元気になってくる感じ!

小梅「見てるだけで元気になってくるんだって……」

芳乃「呪術に使うこともありますゆえー、あの子殿とも相性が良いのでしょー」

茄子「実際はこれの10倍は採れたんですけどさすがに現地の方からストップがかかっちゃいまして」

裕子「ていうか税関よく通りましたね」

茄子「『何故か』輝子ちゃんの荷物だけ検査に引っかからなかったんですよね」

朋「いやいやさっきからさらっと異能挟んでくるわねぇ」

~~~~~~
輝子「で、ここってヤり部屋って……本当なのか……?」

裕子「物理的な証拠は匂い以外残ってないですけど、精神的な証拠は沢山残ってます。正確には『残ってました』ですけどね」

茄子「なんか私がきたことでハケちゃったらしいです?」

芳乃「左様でしてー」

輝子「つまり、ここはリア充の……」

輝子「ヒ……ヒャ……ヒャ…ヒャッッッ」

小梅「美玲ちゃん……」ぼそっ

輝子「ハッ!」

小梅「乃々ちゃん……」ぼそっ

輝子「フヒ……すまん、みんな……つい……」

朋「今の何!?なんだったの!?」

小梅「『自分もリア充』ってことを思い出させると……輝子ちゃんは大人しくなるの……」

朋「へぇー……」

裕子「やはりここにいる皆さんは『持っている』方々ばかりですね!」

~~~~~~~
朋「ごめんね下世話な話なんだけどこの部屋に居るついでにちょっと興味が出てきちゃった」

芳乃「ほー……」

朋「聞いてもいいかな?」

裕子「なんでしょう?」

朋「あの子ちゃんは、その、『する』の?」

裕子「下世話っていうか下衆ですね」

……///

小梅「え、あ、あわわ///」

朋「するんかい」

茄子「え、何をするんですか?」

裕子「茄子さん容赦ないですね」

輝子「オナニーするのか、って聞きたいんじゃ……ないか……」

裕子「こっちも容赦ないですね。っていうか言っちゃいましたよ」

芳乃「私はー……まぁまぁ、致す方でしてー」

裕子「芳乃さんのは聞いてませんよ!」

芳乃「最高に気持ちいいのでしてー」

裕子「なんで芳乃さんここでぶっこんで来るんですか!」

朋「あの子ちゃんてほら、失礼だけど……『体が無い』じゃない?どうやってするの?」

裕子「いや本当容赦ないですねみなさん。私がツッコミに徹するなんて思ってもみませんでしたよ」

芳乃「私の場合はー……脱いだりー……直接体には触らないのでしてー」

朋「触らずにイケるの!?」

小梅「あ、私も、そう……///」

……///

茄子「そっち方面でも"異能"の人が多いんですね……」

輝子「フヒ……」

裕子「微妙にわかってても実際に聞いちゃうとなんとも言えない気分になりますね……」

~~~~~~
朋「どうやるの?」

裕子「突っ込んどいてなんですけど、私も気になりますね。なんとなくわかる気がするんですけど」

朋「え?裕子ちゃんも触らずに「あっノーコメントで」」

芳乃「自分の中にガラスの玉のようなものを想像するのですー」

朋「ふむふむ」

私は、体はないけど、感じるための場所があるから……

小梅「『感じるための場所があるから』って……」

朋「え、それ専用の何かがあるの!?」

性器とか、そういうんじゃないんだけど……

裕子「このあたりですかね?」ふわっ

ひゃ……!//

裕子「あ、ごめんなさい。ビンゴだったみたいですね」

裕子「でもこれ、何かと言うとなんとなくですけど、『地に己を紐付けるための何か』って感じがしますけど。我々でいうところの足みたいな」

小梅ちゃんとも、これを使ってやりとりしてるから……

裕子「へぇ……」

芳乃「生命や大地から生気を供給する器官なのでしょー」

朋「『足みたい』ってところからソレするって、例えば私たちが『足をくすぐられたらくすぐったい』の延長線上みたいな感じなのかな?」

芳乃「言い得て妙でしてー」

小梅「私も、そういうところを使って、やってる……」

朋「あ、私たちにもあるんだ!?え!?もしかしてこれ!?」

茄子「どれ!?」

それ……

朋「へぇ……考えてもみなかった」

小梅「個人差、あるけど……みんな、持ってる……」

裕子「ちょっと試してみますね」さわ……

あぅ!

裕子「あっ、ごめんなさい、ちょっと強く行きすぎました」

裕子「これで……」

あ、あっ……♡

裕子「おぉぅ……ほぉ……ほあぁ……」

朋「あ、繋がった」

芳乃「衆人環視の中で交歓などー……裕子殿とあの子殿は大胆すぎるのでしてー」

裕子「これ、こ、超いいんですけど……!!」

あっ、裕子ちゃん、ちょっとまっ……♡♡

小梅「これ、覚えたら……もう体でなんて満足できない……よ……」

裕子「サイキック・エクスタシーです……!♡♡」

茄子「見えない存在と会話できる組が何を話してるのか全然わからないんですけど」

輝子「茄子さん、私もだから……」

朋「あぁっ!オーブが!オーブが!」

輝子「マジで何が見えてるんだ朋さん……」

芳乃「カオスでしてー」

~~~~~~
裕子「最高ですねこれ!」テカテカ

うふふ……///

朋「セックス擬きを間近で見せられた私たちはなんともコメントしづらいんだけど」

茄子「というか裕子ちゃんが笑顔で上気してるのしか目の当たりにしてないのでコメントも何も……」

小梅「なんか……NTRって、いうのかな……いい、ね……ちょっと、ゾクゾク、しちゃった……♡」

輝子「こっちはこっちで"異能"が次々に開花していってるぞ……」

朋「そう言えば芳乃ちゃんはどうやるって言ってたっけ」

茄子「続けるんですかこの話題」

芳乃「わたくしはー自分の想像されたガラス玉をー磨くようにして致すのでしてー」

裕子「なるほど!」

輝子「すごい、わからない」

茄子「私達……ここにいていいんでしょうか……」

ちょっとやってみて

朋「え、本気!?」

茄子「何て?」

小梅「『ちょっとやってみて』って、芳乃さんに……」

輝子「何の部屋だよここ……」

裕子「ヤり部屋ですねぇ……」

輝子「そうだったな……」

~~~~~~
芳乃「普段は一人で致しますからー……みなさんの前で致すのは、少々恥ずかしくもありますがー」

おねがい、見せてあげたでしょ

芳乃「……そなたも好き者でありますねー」

裕子「お願いします!」

芳乃「では……スゥー……」

芳乃「ハァァァーー…………」

芳乃「……」

芳乃「スゥゥゥゥーー……」

芳乃「ハァァァァァァーーーーー…………」

芳乃「……」

芳乃「……」

裕子「あっ、入りましたね」

茄子「何に入ったんでしょう……」

輝子「な、何をやってるんだ……?」

綺麗だね……

小梅「芳乃さん、すごい……///」

芳乃「……ッ!」

あっ

裕子「あっ」

朋「オーブが」

芳乃「……イきましてー」

輝子「イくって何だっけ……」

裕子「エクスタシーというか、なんかすごかったですねこれ」

芳乃「見られてましたゆえー少し早く終わってしまいましてー」

小梅「ピカピカ……光ってた……」

茄子「光ってはいませんでしたけど、なんとなく スッ とした感じはしましたね」

輝子「わかる……靄が晴れたような……」

朋「尊かった……」

芳乃「よしてくださいませー」

~~~~~~
裕子「ちなみに朋さんはどういう風に?」

朋「みんなに散々聞いといてごめんね、肉体でそのままほじってる」

輝子「言い方ァ!」

朋「けど、ちょっとここの4人のやり方をちょっと真似してみようかなぁて思ったかな。特に芳乃ちゃんの」

芳乃「会得には覚悟が必要ですがー」

朋「芳乃ちゃんレベルじゃなくても、何かつかめるかもしれないじゃない?」

芳乃「そういうものでしょうかー」

輝子「オカルトなオナテクの情報交換の現場に居合わせてしまった……」

茄子「私達には無縁のものですが」

裕子「ちなみにそちらのお二人は」

茄子「そうこうしてるうちに私達にも累が及んだ」

何か使ってるんでしょ?

小梅「プラスチックの、キノコとか……使うんでしょ……?」

輝子「な、何言ってんだ、小梅ちゃん……///」

裕子「使ってるみたいですねぇ」

輝子「心を読むなァ!」

うふふふ……

裕子「茄子さんは「あ、輝子ちゃん朋ちゃんと大体同じですハイ」」

~~~~~~
芳乃「気になることがひとつー」

朋「?」

芳乃「あの子殿ですがー憑依は出来ましてー?」

茄子「ちょ、なんて物騒な」

うーん……出来なくはないと思うけど、あまりやったことないからなぁ

裕子「あまりやったことがないんですねぇ」

小梅「私たちみたいな体質の人になら……やりやすいかもしれないけど……」

朋「多分私にもギリギリ憑けると思う」

芳乃「私にはいかがでしょー?」

芳乃さんは……うん

芳乃「『うん』じゃないのでしてー」

普通の人……茄子さんや輝子ちゃんには、難しいかも

小梅「茄子さんたちには、難しい、って」

輝子「フヒ……そうなのか……」

茄子「……ホッとしたような寂しい、ような」

裕子「そこで提案なんですけど!」



裕子「ちょっと私に憑いてみませんか?」

えっ

輝子「正気かよ……」

いいの?

裕子「いいですよ!」

~~~~~~
えっと……じゃあ、さっきみたいに"腕"出してもらえるかな?

裕子「はい、準備はいいですよ!いつでも来てください!」

朋「セックスと憑依って紙一重なのねぇ」

小梅「体というか、魂が一つに、なるから、ね……」

いくよ……

裕子「はい……んっ」

ん……

裕子「……」

小梅「……どう?」

うーん……あともうちょっとで入れそうなんだけど……

裕子「あ、え、なんか、頭の、中で、なにか、引っかかって」

あっ、ごめん!

裕子「はっ!……はぁ……はぁ……」

大丈夫……?

裕子「だ、大丈夫です!」

朋「失敗しちゃったねぇ」

輝子「茄子さんがいるのに何でだ……?」

茄子「あの輝子ちゃん、私別に運がいいだけで、その、行為とかが成功する神様とかじゃないんですよ?」

朋「性行為だけに」

芳乃「厳密には違いましてー」

朋「突っ込んでくれたっていいじゃない」

芳乃「でゅくし」ぽふ

朋「そっちじゃないっ!」

~~~~~~~~~
小梅「もう一回、やってみる……?」

裕子ちゃんがよければ

裕子「ちょっと休憩をください……なんか疲れが出ちゃいました……」

輝子「……あ」

茄子「?」

輝子「冬虫夏草……煎じたの……飲む……?」

裕子「お言葉に甘えて……」

輝子「フヒ……待ってて……」

茄子「持っててよかったですねぇ、冬虫夏草」

輝子「やっと役に立てそうで、よかった……居る意味無いって思うところだったぞ……」

~~~~~~~~
10分後

輝子「お待たせ……」

裕子「いただきます……」ごく

裕子「……いただいといてナンですけどすっごいビミョーな味ですね」

芳乃「生薬ですゆえー」

輝子「そう言えば……あの子ちゃん?は……」

なあに?

小梅「『なあに?』だって」

輝子「冬虫夏草見てると、いい感じになるんだよな……」

そうそう

小梅「『そうそう』だって」

輝子「したら、今の裕子さんに……憑けるんじゃないか……?」

なるほど!

小梅「『なるほど!』だって」

茄子「小梅ちゃん、通訳お疲れ様」

小梅「いえいえ……」

裕子「それじゃあもう一回試してみますか」

いいよー

~~~~~~
裕子「んっ……!きてます!きてます!」

もう少し……

朋「すごい、もう腰まで入っちゃってる」

小梅「が、頑張って……!」

裕子「お……お……」がくがく

輝子「ちょ、裕子ちゃん大丈夫か……!?」

裕子?「……」シーン

茄子「動かなくなっちゃいました……」

芳乃「完全に中に入ったようでしてー」

裕子?「ふぅ……わぁ、肉体って重いんだね」

茄子「裕子ちゃん……?」

裕子?「あ、私裕子ちゃんじゃないよー。小梅ちゃんの仲良しです。ぶい」

小梅「ちょっとテンション……高くない……?」

朋「裕子ちゃんともあの子ちゃんとも取れないなんか別人のように感じるわね……」

裕子?「えー、そーう?私いつもこんな感じじゃなかった?」

芳乃「あの子殿の自我と裕子殿の自我が同じ肉体を共有した結果ー……」

茄子「結果?」

芳乃「双方の性格に影響が及んだのでしょー」

輝子「そんなことってあるのか……」

裕子?「小梅ちゃんと自撮りー いぇーい」ぱしゃ

小梅「いぇ、いぇーい……」

茄子「それ裕子ちゃんとの自撮りにしかなってないと思うんですけど」

裕子?「最近のデジカメって性能いいから私たちみたいなのってあんまり映らないんだよねー せっかくだから、いいチャンス?みたいな?」

輝子「そういうものなのか……」

あー……みんな、聴こえますかー?

朋「え、この声裕子ちゃん?見えないけどどこから?」

茄子「え、何も聞こえませんでしたけど……」

芳乃「ほー……」

裕子?「裕子ちゃん自身がこの体でテレパス使ってるのかな?」

そうですよー

朋「どんな感じ?」

なんかとても窮屈で、あの子さんが喋ると私が喋れなくなる感じですね
でも、何を喋っているのかは聞こえてますよ

裕子?「なんて?」

朋「いやあんたには聞こえないんかい」

裕子?「いや、聞こえてるんだけど裕子ちゃんが喋ってると私の意識が薄くなっちゃう感じがしてあんまり聞き取れなかったの」

小梅「ごめんね、私もちょっとテレパスは聞こえなかった……」

朋「『貴女が喋ると私が喋れなくなる』『でも貴女が喋ってることは聞こえてる』だってさ」

裕子?「へぇー、不思議だね」

輝子「あんたが言うか……」

芳乃「だねふしゃー」

茄子「それはフシギダネ」

~~~~~~
離脱

裕子「……ふぅ、戻りました!」

楽しかったよ、ありがとうね

裕子「いえいえこちらこそ!」

朋「いやー、いい経験させてもらったなぁ」

芳乃「わたくしもー、様々な知見を得られたのでしてー」

小梅「楽しかった……」

茄子「私達はこの世には理解できないことが実際に存在するということが知れただけでしたね……」

輝子「あとこの部屋がヤリ部屋だっていうことくらいだな……」

そういえば、あの人知ってる?のあさんのプロデューサーさん

小梅「のあさんの……プロデューサーさん?」

輝子「あっ、あの人か……目と動きが結構ヤバい感じの……こないだ本当にやばかった……」

裕子「あぁ、実際あの人はとてもやばいですよ。ホントに」

輝子「めっちゃ失礼だけど……よく、ここみたいなところに就職できたよな……」

芳乃「あのかたは……さようにー、異能の気がございましてー」

朋「気が消えたり、途端にうるさくなったりするのよね」

茄子「ヤバいってそっちもなんですか」

小梅「私たちにも……見えない子が……見えてる……って……」

朋「考え次第じゃとても辛そうだよね」

裕子「能力以外にも、持病がとても大変と聞いてます」

朋「のあさんにカミングアウトしてからすぐに6部の皆さんに自ら打ち明けたらしいわね」

小梅「ちひろさんは……知ってたのかな……」

裕子「知ってたと思いますよ。ちひろさん以外には2年ほど隠してたそうです」

輝子「隠せてたのか……アレで……」

裕子「輝子ちゃんが入って来た頃にだいぶ重くなってたみたいですし……」

輝子「時間の問題だったのか……」

~~~~~
裕子「色々話せましたし、今日はこの辺にしましょうか」

朋「だいぶ時間も経っちゃったしねー」

そうだね

小梅「いっぱい、話せたね……」

輝子「そうだな……」

芳乃「それでは今日は解散といたしましょー」

茄子「お疲れ様?でしたー」





結局いつものわいだん要素のが多い気がする。
もうちょっとスピリチュアル要素入れたかったんだけどこれ以上やると長々しくなるのでおしまい。
SFは入る余地が無かった。残念。
霊の憑依とか自我変調とかオカルトとメンタルの綱渡り的なハザマにあって、描写がすごく難しいなと感じました。
でも楽しい。また今度やりたい。

読んでくださってありがとうございました。またの機会ありましたらその時もよろしくお願いします。

参考楽曲

Mystic Antique
http://youtu.be/3VS4aLTzSb4

万戈イムー一ノ十
http://youtu.be/VXR8DgONVHg

4/Aphex Twin
http://youtu.be/y8YGRvnvENU

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