星空凛「明日は凛の誕生日だにゃ!」 (150)

テンションあがるにゃー!

凛「かよちんかよちーん!」

花陽「どうしたの凛ちゃん?」

凛「明日は凛の誕生日だにゃ!」

花陽「そ、そうだね」

凛「早く明日にならないかなー、ラーメンいっぱい食べるんだー!」

花陽「お腹壊しちゃうよぅ・・・?」

凛「大丈夫大丈夫!凛の胃袋は宇宙だから!」キリッ

花陽「ははは・・・」


花陽(凛ちゃん・・・誕生日は明後日だよ)

10月30日 23時55分 星空家

凛「いよいよ凛も16歳になって大人の階段を上る時がきたんだ!」

凛「凛も絵里ちゃんの誕生日みたいに盛大なパーティーしたいにゃ」

凛「みんなのプレゼントがどんなものなのか今からドキドキワクワクだよ!」

凛「・・・かよちんはどんな誕生日プレゼントくれるのかな」

凛「楽しみ楽しみ」

凛「そろそろにゃ」

凛「・・・・・・」モジモジ

凛「ちょっと緊張するにゃ////」

凛「そうだ!カウントダウンやろう!盛り上がるにゃ!」

凛「5!」

凛「4!」

凛「3!」

凛「2!」

凛「1!」


10月31日 AM12:00


凛「凛ちゃんお誕生日おめでとうにゃー!」パチパチ

凛「これで凛も16歳だね、感慨深いにゃ~」

凛「早速みんなからお祝いメールが届いてないか確認するよ!」

凛「・・・・・・」ポチポチ

凛「・・・・・・・あれ?」ポチポチ

凛「あれあれあれあれ!?」ポチポチ

凛「どういうこと!?センターに問い合せてみたけどメール一件も届いてなかったなんて!」

凛「もしかして凛にはメールを送る価値もないってことかにゃ!ガーン!」

凛「ひどいにゃ!ひどすきるにゃ!みんな凛に対して冷たくないかにゃ!?」

凛「・・・・・・」グスン

凛「とりあえずにこちゃんに電話してみるにゃ!文句言ってやる!」ピッピッ

プルルルルルル

にこ『もしもし』

凛「あっにこちゃん!」

にこ『凛ちゃんからにこに掛けてくるなんて珍しいわね』

にこ『こんな時間にどうしたのよ・・・』

凛「凛に対して何か言うことはないかにゃ!?」

にこ『えっ?・・・・・・いや別に』

凛「白々しいにゃ!今日が何の日かわからないわけないよね!」

にこ『・・・・・・いや、ホントにわかんないんだけど』

凛「えっ、それって本気で言ってるの・・・」

にこ『当たり前でしょ・・・・・・明日ならともかく』

凛「今日も明日も関係ないにゃ!・・・・・・にこちゃんには失望したよ」

にこ『はぁ!?なんで勝手にキレてんのよ!わけわかんない!』

凛「もういいにゃ!」

にこ『ちょっと待ちなさ』 プッ


凛「・・・・・・にこちゃんのイジワル」

凛「そうだ、真姫ちゃんに電話してみよう!」ピッピッ

プルルルルルル

『ただいま留守にしております。ピーという発信音の後に』

凛「・・・うーん、もう寝てしまったのかな?仕方ないから伝言残しておくにゃ」

ピー


凛「もしもし、大人になった凛だよ!明日、楽しみにしているからね!」 プッ


凛「ふぅ・・・これで伝わったかな?」

凛「そういえばかよちんからの電話がないにゃ・・・」

凛「かよちんなら真っ先に電話してくれて『お誕生日おめでとう』って言ってくれると思ってたのに・・・」

凛「・・・・・・」

凛「き、きっと、かよちんも真姫ちゃんと同じで夜ふかしが苦手で寝てしまったんだにゃ!」

凛「そうだにゃ!そうに違いないにゃ!」

凛「かよちんが凛の誕生日を忘れてるなんてこと、ない、よね」

凛「・・・・・・」

凛「凛も寝よう」

_


部室

凛(あっ・・・『星空凛ちゃんバースディパーティ』って看板が)

凛「みんな・・・やっぱり凛の誕生日覚えててくれてたんだ」ホッ

にこ「当たり前でしょ、アンタの誕生日を忘れるはずないじゃない」

にこ「アンタも大事な仲間なんだからね!」

凛「にこちゃん・・・」

真姫「まったく・・・人騒がせな子ね。何が『大人になった』よ、笑わせてくれるじゃない」

真姫「アンタなんていつまでたっても子供のまんまじゃない」

凛「真姫ちゃんひどいにゃ!その言い方はないよ!」

真姫「ふふっ」クスクス

花陽「あっ凛ちゃん・・・」モジモジ

凛「かよちん・・・」

花陽「あのねっ、昨日は言いそびれてごめんね!」

花陽「お誕生日おめでとう!」

凛「・・・かよちん」

花陽「あ、あの、怒ってない?」モジモジ

凛「なんで?」

花陽「だって、昨日電話しなかったんだよ?本当は一番早く伝えたかったのに寝過ごしちゃって・・・」

凛「凛はかよちんのことを信じてたから別に気にしてないにゃ!」

花陽「凛ちゃん・・・」ウルウル

凛「でもほんの少しだけ不安だったんだよ、凛の誕生日忘れてるんじゃないかって」

花陽「そんなことないよ!だって凛ちゃんは大事な友達だもん!」

凛「凛もだよ!かよちん大好き!」ギュウ

花陽「////」

にこ「じゃパーティーはじめるわよ!みんな準備はいい?」

穂乃果「もちろんだよ!」

海未「ええ」

ことり「いつでもはじめていいよ?」

絵里「みんなで盛り上がりましょ!」

希「楽しみやね」

真姫「さぁ終わらないパーティーの幕開けよ」

花陽「そ、そうだね」

にこ「いくわよ、せーのっ」


「「凛ちゃんお誕生日おめでとう!」」

_


凛「・・・みんにゃぁ・・・ありがとにゃ・・・」スゥ

凛母「凛起きなさい!」

凛「に゛ゃあ!?」ガタッ

凛「あれっ・・・夢・・・」

凛母「アンタ、もう8時よ!急がないと遅刻するわよ!ダッシュダッシュ!」

凛「えっ・・・8時・・・」ムニャァ


AM8:00


凛「うわああああっ!なんでこんな時間になってるの!もっと早く起こしてよお母さん!」

凛母「寝過ごすアンタがいけないんでしょ!さぁさっさと学校行った!」

凛「いってきまーす!」

学校 AM8:30

凛「なんとか学校に間にあった、もうくたくたにゃ!」

花陽「凛ちゃんお疲れ・・・」

凛「そうだ、かよちん!どうして昨日は電話くれなかったのっ!」

花陽「え、ええええっ!?」

凛「かよちんは凛の誕生日わかってたはずだよね!」

花陽「あっ・・・・・・もしかして凛ちゃん勘違いしてない?」

凛「・・・?」

花陽「確か凛ちゃんの誕生日ってあし」

真姫「凛、ちょっといい」ムスッ

凛「ど、どうしたの真姫ちゃん?そんなに不機嫌そうな顔して」

真姫「あなた、昨日私に電話したわよね」

凛「したよっ!真姫ちゃん、凛に対して何か言うことあるよねっ!」

真姫「ええ、あるわ」

真姫「・・・『楽しみにしている』ってどう言う意味かしら」

凛「へ?そのままの意味だけど?」

真姫「そう・・・ならこれは『私に対する挑戦状』と捉えていいのよね」ギリギリ

凛「・・・何が言いたいにゃ?」 


真姫「私のほうが大人に決まってるでしょ!・・・わかったわよ、アンタの喧嘩買ってやろうじゃない!」

凛「え?他に凛に対して言うことはないのかにゃ?」


真姫「アンタみたいな単細胞が、エリートの真姫ちゃんに勝てるはずないでしょ!」


凛「・・・ホントにそれだけかにゃ?」

真姫「なに?喧嘩を売ってきたのはそっちでしょ?何か文句あるの?」

凛「真姫ちゃん・・・凛が伝えたい真意とかなり違うような・・・」

花陽「・・・あ、あの、凛ちゃんもしかして、たんじょ」

ガラガラ

先生「授業はじめるから席に付いて」

真姫「先生来ちゃったわね・・・喧嘩の内容は考えておくから、放課後に勝負しましょ!いいわね!」

凛「・・・」ポカーン

花陽(ま、また、言えなかった・・・)

――昼休み

凛「あれ?真姫ちゃんは?」

花陽「『凛なんかに負けれられないわ!特訓するわ!』と言って教室を飛び出していっちゃった・・・」

凛「真姫ちゃん何がしたいの・・・」

花陽「で、でも凛ちゃんも冷静になって考えてほしいな」

凛「どういう意味にゃ?」

花陽「それは今日が凛ちゃんの誕生日じゃな」ガラガラ

にこ「凛ちゃん、ちょっといい?」ムスッ

花陽(ああっ・・・せっかくのタイミングが・・・)

にこ「・・・にこに謝ってよ」

凛「え?」

にこ「アンタいきなり電話かけてきて、好き放題言い散らしておいて、用が済んだらさっさと電話切るってどういうことよ!」

凛「だったらにこちゃんも凛に謝るべきじゃないかな!」

にこ「どうしてよ!」

凛「今日が何の日かわからなかったんだよ!大事な日だってことわかってたよね!」

にこ「・・・! アンタ・・・もしかして・・・」ププッ

凛「何笑ってるにゃ!こっちは真剣に言ってるんだよ!」

にこ「(この子・・・どこまで馬鹿なの・・・ぷぷっ・・・面白っ)」ニヤニヤ

凛「何を言ってるにゃ!全く聞こえないにゃ!」

にこ「あーごめんごめん!にこが悪かったわよ!そうよね、無知は罪よねー!」ニヤニヤ

凛「・・・?」

にこ「ごめんねっ!じゃあにこはこれで帰るから・・・それと花陽ちゃん」

花陽「はいっ?」

にこ「(凛に誕生日のこと教えるんじゃないわよ、いい?)」ギロッ

花陽「ひぃっ!?わ、わかりました!」ガタガタ

にこ「分かればいいのよ!・・・さーて、これから希に相談してこーよおっと」ガラガラ

凛「・・・にこちゃんの笑顔、最高に気持ち悪いにゃー」

花陽(い、嫌な予感がする)ガタガタ

増え 「何を言っているお前! 完全にうわさであるあってお前!」

に犬 「あ-ごめんごめん! に古画悪かったです! そうです, 無知は締めますね―!」 ずうずうしく

増え 「・・・?」

に犬 「ごめんなさい! 定木に犬はこれに帰るから・・・それとカヨウ 」

カヨウ 「ええ?」

に犬 「(増えるに誕生日の仕事教えないです, 良い? ) 」記録

カヨウ 「ヒ!? 院, 分かりました!」 ガタガタ

に犬 「分かれば良い! ・ ・・-と, 今から珍しく相談して犬-ご主人」からから

増え 「・・・にがルチァウングの笑う顔, 最高でギブンアックあってお前―」

カヨウ(あって, いやな予感がする) ガタガタ

凛「そういえばかよちんはさっき何を言おうとしたの?」

花陽「えっ、あ、あれは、凛ちゃんの誕生日だから」

花陽「誕生日やるならパーティー会場が必要って言いたかったの・・・」

凛「本当!わーい!やっぱりかよちんは凛のこと一番に考えてくれてるね!真姫ちゃんやにこちゃんなんて所詮前座だったのにゃ!」

花陽「その言い方は良くないと思う・・・」ダラダラ

花陽「で、でも、そう言ってくれると、う、うれしいな」ダラダラ

凛「誕生日パーティー楽しみにしてるよ!」

花陽「う、うん」ダラダラ


花陽(ダ、ダレカタスケテェ・・・)ガクガク

――3年教室

希「ふーん、つまり凛ちゃんは明日の誕生日を今日と勘違いしてるってわけやね」

にこ「そうそう!だから、せっかくだし凛にドッキリ仕掛けてみない?」

希「仕掛けるのはええけど、やりすぎはよくないよ?」

にこ「わかってるわよ、だからこういうの得意そうな希に相談したんじゃない」

希「しかし、ドッキリって言っても即興で考えるのもしんどいなぁ、付け焼刃程度なら簡単やねんけど」

希「・・・そや、こんなんはどうや?」

にこ「なになに?」

――1年教室前

海未「それで、にこ達は私達を派遣したのですか・・・」

穂乃果「そうみたい・・・それでこんなもの渡されてね」

ことり「これは・・・誕生日プレゼント?」

穂乃果「さぁ、穂乃果たちには中身についって何も教えてくれなかったよ」

海未「・・・しかし、いくらドッキリであってもあまり気が進みませんね、仲間を騙すというのは」

ことり「ことりも同感だよ、にこちゃんがやればいいのに」

穂乃果「にこちゃん達は他にもやることいっぱいあるから無理なんだって」

穂乃果「そうかな?凛ちゃんはこういうサプライズの方が嬉しい気がするんだけど」

海未「凛は楽しいことに目がないですからね」

ことり「それじゃあ教室に入るよー」ガラガラ

× 穂乃果「そうかな?凛ちゃんはこういうサプライズの方が嬉しい気がするんだけど」

○ 穂乃果「それに凛ちゃんはこういうサプライズの方が嬉しい気がするんだけど」

穂乃果「やぁ凛ちゃん!お誕生日おめでとう!」

凛「穂乃果ちゃん!それに海未ちゃんとことりちゃんも!」

花陽(も、もしかして、穂乃果ちゃん達、わかっててやってる・・・?)

海未「今日は、凛の誕生日なので、プレゼントを」

ことり「三人で一生懸命考えて決めたプレゼントだよ!受け取ってね♪」

凛「あ、ありがとにゃ!・・・さっそく開けて見てもいいかにゃ?」

穂乃果「開けて見て!早くっ!」ワクワク

凛「どんなものが入ってるんだろ・・・楽しみ」ドキドキ

凛「えいっ!」パカッ

凛「・・・・・・」

凛「・・・・・・え」

花陽「これって・・・」


海未「ただの石ころ・・・それもたくさん」

凛「な、なんで石ころなのかにゃ」

穂乃果「え、ええと、これは」ダラダラ

ことり「パ、パワーストーンだよ!」

凛「ぱわーすとーん?」

ことり「持ってると幸運になれる不思議な石のことだよ!」

凛「ちょっと胡散臭くないかにゃ?」

ことり「ことり達は凛ちゃんに幸せになってもらいたいから、こないだの休日に長野まで行って採掘したんだよ!」

海未「ことりっ!?」

ことり「ただでさえ希少な品だからこれだけいっぱい持ってたらいいことあるよっ♪」

凛「そうだったの・・・そうとは知らず申し訳ないにゃ」

花陽(凛ちゃん騙されちゃってるよぉ!?)

海未「で、では、私達は授業の準備があるのでこれで失礼します」

穂乃果「ま、またねっ!」ガラガラ バタン

凛「行っちゃったにゃ・・・」

花陽「うん・・・」

凛「そうだかよちん」

花陽「ふぇっ?」

凛「このぱわーすとーん、半分あげる!」

花陽「ええええええっ!?」

凛「凛はかよちんにも幸せになってほしいからっ!あげるっ!」

花陽「あ、ありがとう・・・」

凛「大事に保存してね!」

花陽(えー・・・・・・・えー)

_


穂乃果「・・・ことりちゃん、ナイスフォロー!」グッ

ことり「えへへ」

海未「どこがですか!」

にこ「三人ともお疲れー」ニヤニヤ

希「今の映像バッチリ取らせてもらったわ、慌てふためく三人もなかなかおもろかったでー」ニヤニヤ

海未「こちらはちっとも面白くなかったのですがっ!」

穂乃果「でも、こんなことして何になるの?ちょっと凛ちゃん達可哀想だよ・・・」

希「伏線を貼ってるんや、大仕掛けの方のな」

にこ「大仕掛けの方は絵里ちゃんが理事長と協力して準備中よ」

ことり「お母さんまで・・・なんか大事になってきたね」

にこ「いいのよ!これぐらいしないと凛に報いることはできないわ!」

にこ「・・・ところで真姫ちゃん見当たらないんだけどどうしたの?」

穂乃果「・・・さぁ?」

――図書室

真姫「凛のくせに生意気よっ!この真姫ちゃんに歯向かおうなんて百年早いわ!」

真姫「実力の差を見せつけてやるんだから!」

真姫「勝負方法は何がいいかしらね・・・やっぱり純粋に殴り合い?」

真姫「でもさすがに暴力は・・・」

真姫「ということは十種競技でも行ってスポーツマン精神に則って」

真姫「・・・でも体力は凛の方に分があるんだったわ、不公平ね」

真姫「どんな勝負なら公平になるのかしら・・・」

真姫「・・・」

真姫「ふふっ」ニヤリ


女生徒A「に、西木野さんがにやついてる・・・」

女生徒B「こ、怖い・・・」ガタガタ

――そして放課後

凛「いよいよ、放課後だにゃ!パーティー楽しみだなー!」

花陽(ど、どうしよう・・・凛ちゃんとうとう勘違いしたまま放課後を迎えちゃったけど・・・)

凛「かーよちん!」

花陽「は、はいっ!」ビクッ

凛「かよちんは誕生日プレゼント、何くれるのかな?」

花陽「えっ、そ、それはね・・・後の、お楽しみかな」ダラダラ

凛「そうだよね、ここでネタバレしちゃつまんないよね。じゃあ楽しみに待ってるよっ」

花陽「う、うんっ」ダラダラ


花陽(ダレカタスケテェ!)

ピンポンパンポーン

絵里『今から生徒会主催による全校集会を行います。全校生徒は速やかに体育館に集合してください』

凛「えっ、生徒会がっ? 何やるんだろう?」

花陽「い、いかなくちゃ・・・」



――体育館


凛「えーと『星空凛さん誕生日会』ってええええええっ!?」

花陽「なんかもう取り返しのつかないところまで来てるような・・・」

絵里「それでは、生徒会主催による全校集会を始めます」

絵里「全校集会の内容はμ’sのメンバー・星空凛さんの誕生日会です」

絵里「それでは星空凛さん・・・ステージ上へ登ってきてください」

凛「ちょっと恥ずかしいにゃ・・・////」

花陽「大丈夫、わ、私もついていくからっ」

凛「かよちん・・・////」



絵里「それでは二人ともステージ上に登ったところで会を始めましょうか!」

全校生徒「「おーっ!!!」」

絵里「まずは、開式の辞を南親鳥理事長からお願いします」

理事長「これより、星空凛さん16歳記念~凛ちゃん大爆発必至!誕生日パーティー~を開式いたします」ニコッ

凛「・・・これ、わざわざ言う必要あるのかにゃ?ダサくないかにゃ?」

花陽「さ、さぁ・・・でも真剣さは伝わってくるよね」

凛「それもそうだにゃ」

絵里「続いて・・・国家斉唱」

凛・花陽「え」


~君が代は~

~千代に八千代に~

~さざれ石の~

~巌となりて~

~苔のむすまで~


凛「国家まで歌うなんてなんか本格的だにゃ・・・」

花陽「そ、そうだね」

絵里「次は部長祝辞。アイドル研究会部長の矢澤にこさんからお願いします」

凛「にこちゃんが・・・?」

花陽「・・・・・・」

にこ「りんちゃんへ、お誕生日おめでとう!」

凛「ありがとにゃ!」

にこ「んー、にこは貧乏だからこんな形でしか誕生日プレゼントしかできない・・・ごめんね」

凛「そんなこと気にしてないにゃ」

にこ「はははっ、りんちゃんならそう言ってくれると思ったよ」

凛「やっぱりにこちゃんは笑ってる時の方がかわいいにゃ!」

にこ「ばしばしやっていくからね、これからもっ!」

凛「期待してるにゃ!笑顔のないにこちゃんなんて干物同然だし」

にこ「か、からかわないでよねっ!恥ずかしいんだからっ・・・ふふっ」ニヤニヤ

絵里「さて、ここで祝電披露です」

絵里「ランティス様、バンダイビジュアル様、サンライズ様、KADOKAWA様、ブシロード様、KLab様よりお祝いの祝電が届いております」

凛「CDやアニメでお世話になったところばっかだ・・・」ポカーン

花陽「これどう収集つけるつもりなのかな・・・」

絵里「それでは続いて星空凛さんへのプレゼントです」

凛「!! これを待ってたにゃ!」

絵里「それでは中身を開けて」


真姫「ちょっと待ちなさい!」


絵里「!?」

凛「真姫ちゃん!どうしてここへ!」

真姫「決まってるでしょ!あんたと決着つけに来たのよ!どっちが上かここではっきり付けときましょ!」

凛「本気でやる気なのかにゃ・・・」

真姫「あったりまえじゃない!ここで逃げたらμ’sの名が廃るじゃない!」

絵里「あ、あのー・・・」

真姫「何?」

絵里「進行を続けたいんだけど・・・」

真姫「エリーは引っ込んでて、真姫ちゃんタイムの始まりよ」

絵里「・・・・・・」チラッ

希「(流れに身を任せるんや)」

絵里「・・・えー、それではここでスペシャルマッチ、星空凛 対 西木野真姫をお送りします」

凛「・・・決着っていっても何で決着つけるつもりなの?」

真姫「ふふふ、それは・・・これよ!」バンッ!

凛「・・・これって」

真姫「そうよ!beatmaniaIIDXよ!」

凛「えー・・・ここで音ゲーかにゃ~・・・」

真姫「しょうがないでしょ!アンタとまともに遊んでるのってこれくらいしかないんだし!」

凛「で?決着方法は?」

真姫「SP皆伝をやるわ!ピアノ協奏曲第1番”蠍火”→嘆きの樹→卑弥呼→冥 の順で残り%の多い方の勝ち!」

凛「ちょっときつくないかにゃ!?」

真姫「アンタ、こないだ『リズムゲーは得意だ』って言ってたじゃない!私だってこれくらい訳ないわ!」

凛「・・・しょうがないにゃあ」ハァ

真姫「わかればいいのよ!さぁ終わらないパーティーの幕開けよ!」

――1時間後


絵里「あのー・・・」

真姫「もうちょっと待って!あと少しで蠍火攻略できそうなんだから!・・・ああっ、またミスしたじゃない!」

凛「凛も蠍火攻略できないにゃ・・・真姫ちゃんなんでいきなりこれをやらせようと思ったのさ!」

真姫「難易度高いほうがやりがいがあるでしょ!蠍火を攻略できないようなら私には到底かなわないわ!」

凛「真姫ちゃんだって全然できてないじゃないかにゃ!」

真姫「なによ!」

凛「やる気かにゃ!」

絵里「あのっ!会の続きをしていいかしら!全校生徒みんなずっと待ってるんだけど!」

真姫「勝手にやればいいじゃない!私は凛と決着つけるの!」

凛「えー・・・」

希「(真姫ちゃんもそういっとるし、勝手に進行してもええんやない)」ボソッ

絵里「・・・それじゃあ星空凛さんへのプレゼントの中身を開けたいと思います」

絵里「せーのっ!」パカッ

凛「・・・あれっ」

花陽「これって・・・」


絵里「パワーストーンです」


凛「す、すごいにゃあああああああ!」

花陽「こ、こんなにたくさん・・・」

絵里「・・・長野から仕入れてきました」

凛「これだけあればきっと幸せになれるにゃ!ありがとう!」

絵里「・・・」チラッ

希「・・・」コクリ

絵里「えー、それでは、最後に」


「「突入!」」ダッダッ


凛「!?」

花陽「な、なに!?」

警察「警察だ!手を上げろ!」

凛「(なにがどうなってるにゃ・・・)」

花陽「(さぁ・・・)」

理事長「・・・どういたしましたか」

警察「このなかに長野からパワーストーンを盗んだ犯人がいる」

凛「!?」

花陽「えっ・・・」

警察「窃盗罪は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金だからな!」

警察「この体育館にある大量の石を鑑識にまわせ!」

警察「失礼ですが理事長には少々お話を聞かせてもらいます」

凛「まさか・・・この石が」ガクガク

花陽「だ、大丈夫、正直に言えば、たぶん」ガクガク

警察「それでは理事長、この企画を始めた経緯を教えてください」

理事長「私はこの子達に頼まれたんです、星空凛さんの誕生日会を開いてほしいって」

理事長「だからこの石がどのような経緯で運ばれたかについてはよくわかりません」

警察「わかりました・・・それではさっきそこで司会を勤めていた女の子」

絵里「わ、私のことでしょうか」

警察「この石の経緯について教えていただけませんか」

絵里「さぁ、プレゼントについては穂乃果達がやっていたから私はよくわかんないです」

凛「(や、やっぱりあの石は・・・)」ガクガク

花陽「(タスケテェ・・・)」ガクガク

警察「それじゃあその穂乃果という子達を呼んでくれるかな」

穂乃果「はい、私達がなにか?」

警察「この石を運んだのは君たちだよね?詳しい話を教えてくれないか?」

海未「そ、それは」

ことり「実は凛ちゃんが運んだんです!」

凛・花陽「!?」

ことり「凛ちゃんが『パワーストーン欲しいから長野から盗ってくるにゃー』といってました」

凛「こ、ことりちゃん、なにを、いって」

ことり「今日も『そうだ!せっかく誕生日だし凛自身にパワーストーンをプレゼントするにゃー』とにこちゃんに相談していました」

ことり「この誕生日会も実は凛ちゃんによる自作自演パーティーなんですっ!」


ことり「ことり、嘘言いません!」


凛「」

理事長「あの、親バカかもしれませんが、ことりは今まで一度も嘘をつかずに生きてきました」

理事長「どうかウチの娘を信じてやってくれませんか・・・」

警察「わかりました・・・信じましょう」

凛「ええっ!? 即答かにゃ!?」

警察「・・・オイ星空っ!!調べはもうついてんだよ!!いい加減吐いたらどうだ!!」

凛「り、凛、なにもやってないにゃ・・・」ガクガク

警察「しらばっくれんじゃないぞ!! ・・・ん、なんだ、このポケットの膨らみ」

凛「!!」

凛(入れっぱなしだったの忘れてたにゃ・・・)ガクガク

警察「ちょっと調べさせてもらうぞ」

凛「あ・・・あ・・・」ウルウル

花陽「やめてください!」

凛「!?」

警察「なんだお前?」

花陽「犯人は、わ、私です。私が、全部悪いですぅ・・・」ポロポロ

花陽「パワーストーンには、お守り効果があるって聞いて、つい・・」ポロポロ

花陽「石は、私が、持ってます!だからっ、凛ちゃんは、悪くない、です・・・!」ポロポロ

警察「ほぅ、お前が犯人か・・・」

凛「・・・か、かよちんは何も悪くないにゃ!」

凛「悪いのは凛だよ!・・・ほ、ほら、パワーストーンは凛も持ってる!」

凛「こ、ことりちゃんの言うとおり、凛が興味本位で、ぬ、盗んだんだよ!」

警察「やっぱりテメエが犯人じゃねえか!!」

凛「ひぃっ!!」ビクッ

真姫「いいや、私が犯人よ!!石もあるわ、ほらっ!!」


凛・花陽「!?」

真姫「パワーストーンはエリートの私にこそふさわしいわ。そもそも凛ちゃんがパワーストーンなんて似合わないし!!」

花陽「ま、真姫ちゃん・・・」

凛「ど、どうして・・・」

真姫「はぁ・・・馬鹿ね。無実の友達を助けない馬鹿がどこにいるのよ」

凛「でもっ!これはっ!」

真姫「あのねぇ、私にだって凛が嘘付いてるかぐらい顔を見たらすぐわかるわよ」

真姫「私はね、アンタの怯えてる顔なんか、みたくないのよ・・・////」

真姫「かよちんも・・・凛をかばおうとしたんでしょ」

花陽「・・・」コクッ

凛「真姫ちゃん・・・かよちん・・・」

警察「じゃあ一体誰が犯人なんだよ!!」

穂乃果「はい私ですっ!楽しそうなのでやりました!!」

凛・花陽・真姫「!?」

海未「ほ、穂乃果はわるくありません!私が出来心でつい・・・」

ことり「あ、やっぱり、さっきの発言、嘘でした!私がやりました!」

理事長「いえ、娘に指示したのはこの私です。責任の所在は理事長である私にあります」

絵里「ごめんなさい!実は私も知ってました!凛、ホントにごめんね!」

希「パワーストーンを送りつけたのはウチです!ホントはただの石ころやねん!」

凛「な、何がどうなってるにゃ」

花陽「ご、ごめん、私も、よくわからない」

真姫「理解が追いつかないわ・・・」

にこ「・・・みんなもういいわ」

にこ「自白するわ・・・犯人は私なのよ」

凛「にこちゃんが・・・?」

にこ「凛、あの看板見てみて」


『星空凛さん16歳記念~凛ちゃん大爆発必至!誕生日パーティー~』


凛「・・・あれがどうかしたにゃ?」

にこ「ポチッとな」ポチッ

ポロッ


『星空凛さん16歳誕生日前夜祭~凛ちゃん大爆発必至!ドッキリパーティー~』


凛「・・・は?」

にこ「ドッキリドキドキ大成功wwwwwこりゃ一本とられたなwwwwwバンザーイwwwww」

一同「「バンザーイ!」」

凛「え、だ、だって今日は凛の誕生日のはずじゃ・・・」

にこ「アンタ・・・今日の日付わかってんの?」クスクス

凛「今日は11月1日のはずじゃ・・・」

凛「あっ」

_


凛『これで凛も16歳だね、感慨深いにゃ~』

凛『早速みんなからお祝いメールが届いてないか確認するよ!』

『10月31日 AM12:03』

_


凛「あー・・・(白目)」

にこ「ぷぎゃーwwwwwwwwwww」

凛「ていうかさ、かよちん!なんで教えてくれなかったのさ!」

花陽「ご、ごめん、言うタイミング奪われちゃった・・・」

凛「じゃあこの警官さんは!?」

穂乃果「あっ、その人、穂乃果のお父さん!」

穂乃果父「どうも・・・月末は仕事休みなもので」

凛「えーっ!」

穂乃果「ちなみにあの看板は書道三段の海未ちゃんが書いたんだよ」

海未「やめてください・・・恥ずかしい・・・」

希「エリチが理事長と掛け合ってくれたおかげで、こっちもうまく事を運ぶことができたわ」

絵里「すいません理事長・・・このようなくだらないことに付き合っていただいて」

理事長「いいのよ、ことりも楽しそうだったし」

ことり「どうだった、ことりの迫真の演技!」エッヘン


真姫「いったいどういうことなのよ・・・」

にこ「まぁアンタが体育館に来るまでには希と協力して、全校生徒にはドッキリであることを伝えておいたわ」

にこ「しっかし、こうも単純にひっかかってくれるとは思わなかったわよwww」

凛「ひどくないかにゃ!?凛が勘違いしてたからって学校までグルになって凛をハメようなんて!」ムカー!

にこ「文字通り怒りが大爆発してんじゃないwwwwほんと単純wwwwwwwwwwww」

にこ「あ、そうそう、にこの祝辞。覚えてる?」

凛「・・・いや、覚えてないけど?」

にこ「そう。じゃあ見せてあげるわ」

にこ『りんちゃんへ、お誕生日おめでとう!』
にこ『んー、にこは貧乏だからこんな形でしか誕生日プレゼントしかできない・・・ごめんね』
にこ『はははっ、りんちゃんならそう言ってくれると思ったよ』
にこ『ばしばしやっていくからね、これからもっ!』
にこ『か、からかわないでよねっ!恥ずかしいんだからっ・・・ふふっ』

凛「これがどうしたの?」

にこ「頭文字を縦読みしてみなさい」

凛「えーと、『り・ん・は・ば・か』。・・・・・・は!?」

凛「凛は馬鹿ってどういうこと!!!」ムカー!

にこ「バカじゃんwwww凛はバカwwww大爆発必至wwww」

凛「じゃあ祝電披露も・・・」

にこ「適当にそれっぽいこといっただけよ」

凛「勝手に名前出された会社かわいそうじゃないかにゃ・・・」

凛「はぁ・・・でも何か一気に疲れちゃったにゃ」

にこ「言ったでしょ、にこは貧乏だからこんな形でしか誕生日プレゼントしかできないって」

にこ「お誕生日おめでとう!これからもバシバシやっていくからね!フヒヒwww」

凛「・・・にこちゃん」

にこ「なに?」

ボコッ!

にこ「ごふっ!?」

凛「・・・軽くしといたにゃ、一発ぐらい腹パンしてもバチは当たらないと思うよ」

にこ「・・・げほっ・・・もしかして、本気で怒ってる?」

凛「当たり前だにゃ!!!」ボコスカ

にこ「ちょっと、痛いよ、悪かったってば!」

凛「分かればいいにゃ!」フン

凛「じゃあ、真姫ちゃんも凛を騙してたのかにゃ?」

真姫「えっ?・・・いや、私は、その」

にこ「真姫ちゃんは関係ないわよ、むしろイレギュラーな存在だったんだから」

凛「そうなの?」

にこ「全校生徒の中で真姫ちゃんだけは行方しれずだったしね、真実を伝えられなかったわ」

にこ「しかしいきなり業者の人間使って音ゲーの機械持ってくるんだもん。びっくりたまげたわよ」

凛「しかし、なんでいきなりこんなもの持ってこようと思ったのにゃ?」

真姫「べ、別にどうでもいいでしょ!ドッキリパーティー終わったんだったらさっさと解散!」ガタッ

凛「あれっ?真姫ちゃん、その足元に置いてある箱は何?」

真姫「こ、これは別に、そのっ!」

凛「ちょっと貸して!開けてみるにゃー!」ビリビリ パカッ

凛「えーと、中には新しい運動靴と・・・これ何?手紙?」

真姫「わぁああああああああ////」

凛「『凛ちゃんお誕生日おめでとう、私からのバースディプレゼントよ!私の気持ち受け取って! from真姫』」

真姫「」

凛「真姫ちゃん・・・もしかして・・・」

真姫「え、いや、その」

凛「真姫ちゃんも凛の誕生日を勘違いしてたのかにゃ!?」

真姫「そ、そんなわけ・・・!!」

にこ「真姫ちゃん、顔真っ赤だよ・・・」

凛「・・・・・・」ジロー

真姫「な、なんなのよ」

凛「・・・・・・エリート(笑)」プッ

真姫「っ!・・・・・・////」

凛「真姫ちゃん可愛い!」

真姫「あー、もう!そうよ!勘違いしてたのよ!悪い!?アンタだって間違えてたじゃない!」

凛「そうやってムキになる真姫ちゃんも可愛いにゃー」

真姫「ビーマニの勝負もアンタが楽しめると思ったからもってきたのよ!これじゃアンタと同類じゃないの!」

凛「そうだね!真姫ちゃんと同類ならそれで嬉しいにゃー!」

真姫「~~~~~っ!と・に・か・く! ・・・・・・誕生日には一日早いけど、その・・・おめでと////」

凛「うん!真姫ちゃんありがとね!」ニコッ

真姫「////」

凛「いやーでも面白かったにゃ!振り返ってみればこのドッキリも悪くない気がしてきたにゃ」

にこ「でしょでしょ!」

凛「でもにこちゃんはしばらく許さないから」ムスッ

にこ「そ、そんなぁ・・・」ガクッ

凛「にゃはは」

希「まぁ・・・誕生日パーティーはちゃんと別に用意しとるから安心してええよ」

絵里「明日は場を改めてちゃんとしたパーティーをやりましょ!」

凛「そうなのかにゃ!よーし、ラーメンいっぱい食べるにゃ!」

希「あ・・・食べ物が目的なんや」

絵里「この子ったら・・・」ハァ

穂乃果「そうと決まったら明日の準備しなくちゃ!」

海未「そうですね、今日はここらで閉式しましょうか」

ことり「明日の誕生日パーティーも楽しみに待っててね♪」

凛「みんな、ありがとにゃ!」

――帰り道

花陽「凛ちゃんごめんね、実は昨日の時点で気づいてたんだ。ちゃんと言っていればこんなことには・・・」

凛「かよちんが気にすることじゃないよ!元はと言えば凛の勘違いから全部始まったことなんだから」

花陽「でも・・・」

凛「・・・・・・」

凛「あっ、そうだ」

凛「かよちんはどうして凛のことかばってくれたの?」

花陽「だ、だって、凛ちゃんが捕まったら、私も嫌だし・・・それに」

凛「それに?」

花陽「凛ちゃんが捕まるくらいなら私も捕まったほうがいいと思って・・・」

凛「かよちん・・・」

ギュッ

花陽「ひゃっ!?」

凛「かーよちん!大好きだよ!」

花陽「・・・・・・私も」

凛「・・・ねえ、よかったら帰りにラーメン食べていかない?」

花陽「えっ、でも」

凛「凛がおごってあげるにゃ!かよちんは、凛のものだよ!」

花陽「凛ちゃん・・・」ウルッ

凛「大好き大好きだーいすき!」

花陽「凛ちゃん、背中から抱きつかれるのは嬉しいんだけど、ちょっと苦しい・・・」

凛「それじゃあ今日もいつものラーメン屋いくにゃ!」

花陽「あっ、私はライスね!」

凛「かよちん、そればっかりー」ハハハ
___

__

_

10月31日 23時55分 星空家

凛「いよいよ凛も16歳になって大人の階段を上る時がきたんだ!」

凛「・・・昨日は全然階段を登ってなかったわけだけど」

凛「凛も絵里ちゃんの誕生日みたいに盛大なパーティーにしたいにゃ」

凛「・・・みんなが凛のために誕生日会を準備してくれてる・・・嬉しいな」

凛「みんなのプレゼントがどんなものなのか今からドキドキワクワクだよ!」

凛「といっても、真姫ちゃんからはもうプレゼントもらっちゃったんだけどさ」

凛「にこちゃんのドッキリも・・・まぁプレゼントということにしておいておくにゃ」

凛「・・・かよちんはどんな誕生日プレゼントくれるのかな」

凛「・・・・・・」

凛「楽しみ楽しみ」

凛「そろそろにゃ」

凛「・・・・・・」モジモジ

凛「ちょっと緊張するにゃ////」

凛「そうだ!カウントダウンやろう!盛り上がるにゃ!」

凛「5!」

凛「4!」

凛「3!」

凛「2!」

凛「1!」


11月1日 AM12:00

凛「・・・」

凛「今度こそ16歳になったんだよね・・・」

凛「今日の誕生日会が楽しみにゃ!」

プルルルルルル

凛「電話!きっとかよちんからにゃ!」ガチャ

凛「もしもし、星空です!」



花陽『凛ちゃん、お誕生日おめでとう!』



おしまい

凛ちゃん誕生日おめでとう(早漏)
凛ちゃんの誕生日SSはきっと他の人が書いてくれると信じてるので前夜祭をば

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           l:、  ヽJ┘  }:::|  \ l:::      ハkr:::)小〉|::::::rヘ》ー-r‐fT^  ∨八
           |ハ    /   }:::|    _ヽ      弋_::ソ,,゙ |::::/{^l }  { {    ]\\  
              /く}       ノ::::l  ,xァ=ミ               ::/ ノ 八  ヽ       \ヽ
          r{   `7ー-r-‐ァ'7:::厶 ´           "" /   ノ 从          \
            /    /  / / /::::::::ハ ""    `    -┐     厂   {:ハ
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        /          八:::::::、 \       ー‐'    /{⌒   {:::::{::::\   \
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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月31日 (木) 13:47:24   ID: akZjiWMN

よかった

2 :  SS好きの774さん   2013年11月29日 (金) 03:19:07   ID: Zs3dh0MD

> >40のレスに戦慄走る

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