カイジ「ハンター試験……?」(323)
遠藤「そうだ。お前の借金を返済するにはそれしかない」
カイジ「し、試験なのに借金と何の関係があるんだ…!?人をおちょくるのも大概に…!!」
遠藤「まぁまぁまぁ落ち着け……話を聞け」
カイジ「………ッ」
遠藤「ハンター試験ってのは、聞く所によれば『ハンター』って職業を営む資格保有者を選別する為の試験らしいが……」
カイジ「そのハンターとやらになって働けってのか!?」
空白は・・・あれ
遠藤「お、落ち着けって!!……ったく……話はそれから先が重要だ。お前が手にするべきはハンターの資格じゃねぇ。試験に通って得られるハンターの証の方だ」
カイジ「あ……証……!?」
遠藤「そうだ。通称『ハンターライセンス』。その証を闇市で売ればてめぇの借金を返済し……その借金とは比にならないくらいの釣りまで返ってくる」
カイジ「なん………だ…と…?」
遠藤「どうだ?そう悪い話じゃねぇだろう?しかも世間にも認められる真っ当な正攻法だ」
カイジ「…………たしかに…」
遠藤「……」
カイジ「たしかに……!いい…!いい話だ……!」
遠藤「なら決まりだな…」
カイジ「だが!!……だがしかし…!!」
遠藤「!?」
カイジ「落とし穴……!!その話には……落とし穴がある!!それも………途方もない!……まるで地獄の淵とでもいうような…!」
遠藤「落とし穴だと…?何だってんだ?」
カイジ「それは簡単だ……少し考えれば子どもでもわかる……!そんな高値で取引されるシロモノだ……その試験…まず通らない……!!……通る訳がない……!俺の頭脳じゃ……!」
遠藤「………」
カイジ「それが摂理……!!当然の因果……!!ロクに勉強なんかして来なかった俺に…!試験など…!」
遠藤「そこは安心しろカイジ。試験内容は学問じゃねぇらしいぞ」
カイジ「何っ……!?」
遠藤「使うのはオツムじゃねぇ。資質と機転だって話だ。………こと、そう言ったものに関しちゃ俺は適任だと思うがな……カイジよう…」
カイジ「…………っく!」
遠藤「この話が俺んとこに舞い込んで来たのは偶然だ。そして、俺がその資質と機転に関しちゃ一目置くてめぇが俺にやっかいになってるのも偶然だ……だとしたらこの状況をお前風に言うと…」
カイジ「……僥倖………これは神が俺に与えた……一筋の道……!そう……僥倖だ……!!!」
遠藤「………そういうこった」
カイジ「受けるぜ遠藤さん…!その話……!チャンスに飛びつかねぇのは嘘だ…!」
遠藤「よし、手続きは任せろ。試験の日時は追って知らせる」
カイジ「よろしく頼んだ……!」
遠藤「勝って帰って来いよ!!そしたらてめぇも億万長者の仲間入りだ!」(………ただし生きて帰れたらな…)
ザバン市
カイジ「会場への入口はこの定食屋か……!」
カイジ「……疑っても始まらない……とりあえず入ろう」
店内
店主「いらっしゃい!!何にしやすか!?」
カイジ「えーと……たしか……ステーキ定食…だったか?」
店主「………」ピクッ
カイジ「………」ざわざわ…
店主「かしこまりました…焼き加減はいかがいたしましょう」
カイジ「弱火………!弱火で………!じっくり……だ!!!」
店主「奥へどうぞ」
カイジ「……」
カイジ「……」(こんな部屋でいったい何を……やはりギャンブル……!!?機転を試される……!それにはもってこいの方法……!やはり…!)
カイジ「………」(あらかじめの情報はなし……となると……定石のギャンブルではなく……オリジナルのルール……)
カイジ「………」(ならば……いつもと同じだ……!初めてではない…この不利な状況……見逃してはならないのは………機……!その一点……!!)
カイジ「………」(ただ一度の……機……!そのワンチャンスに……ありったけの策を投じれば……!!)
「………クククッ……兄さん…そんなに固くなるこたぁねぇよ。そんなに肩に力入れちゃ成るもんも成らねぇぜ…」
カイジ「!!?」
男「相席らしいがかまわねぇか…?」
カイジ「あ…あんた……いったい……!」(な、なんだこのオッサンは!?背後に立たれたことに全く気づかなかった……)
男「あんたも受けに来たんだろ……?試験をよ…」
カイジ「な、何故それを…!?」
オーン……オーン……
男「そりゃ見ればわかるさ……たかが定食屋でそこまで余裕のない顔してりゃあな…ククッ」
カイジ「だ、だったらなんだ……」
男「いや、なんでもねぇよ……気楽に行こうぜ」
カイジ「………」(……調子が狂うな……見た所50歳かそこらのオッサンだが……只者じゃない空気を纏ってやがる…俺の感がそう告げる……)
男「それより気づいてるか?」
カイジ「………何をだ?」
男「俺が部屋に入ってからすぐ……この部屋ごと下に降りてやがる………運ばれてるらしいな」
カイジ「!?…………ほ、本当だ…!」
男「 まぁ……俺らにはどうしようもねぇがな…ゆっくり待とうぜ……」シュボッ
カイジ「………」
ーーーーー
ーーー
ー
チーーーン
男「おっ、着いたようだな」
カイジ「………ああ…」
ガヤガヤガヤガヤ
カイジ「なんだ!?この人数は……!!300……いや、400人はいるぞ!?」
男「ふーん……」
カイジ「……これだけの人数から……試験に生き残るのは極少数……厳しい…厳しいが……退路なんかもうねぇんだよ……!!」
男「………」
トンパ「やぁ、君達もこの試験は初めてのようだね」
カイジ「な、なんだあんた?」
トンパ「俺はトンパだ。この試験を受けるのはもう35回目になるベテランさ」
カイジ「……ああ…よろしく……トンパさん」
トンパ「まぁまぁそんな固くなりなさんな!困ったことがあればベテランの俺に何でも聞いてくれ!!」
カイジ「どうもありがとう……お互い頑張ろう」
トンパ「そうだな!頑張ろうぜ!!それより緊張からか汗だくじゃないか!!この先水分補給は重要課題だぞ!お近づきの印に飲み物やるよ!ほれっ」
カイジ「……ありがたく頂戴するよ……」
トンパ「ささっ、冷えてる内に飲んじまいなっ!」
カイジ「それじゃあ……」プシュッ
トンパ「どうぞどうぞ…」(ククク!バカめ!!強力下剤入り!!とくと味わえ!!!)
男「………おい兄さん」
カイジ「わかってるよオッサン。飲むわけねぇだろこんなもん」ドボドボドボ
トンパ「何っ!?」
男「………ふふっ…」
カイジ「こちとら……真っ先に甘い言葉と優しい顔で寄ってくるやつにはいい思い出ないんでね…!!今回ばかりは何であろうと疑わせてもらうぜ……!失せろタヌキめ…!」
トンパ「ちっ……生意気なガキが!!そのうち痛い目見せてやるぜ!」(…………しかしあのオッサンの方はなんだ……?騙せる気がまるでしなかったぞ……いったい……)
カイジ「………ふぅ……」
男「兄さんなかなか面白いな……ただの平々凡々を過ごしてきちゃいねぇって感じだな…」
カイジ「言っとくがあんたも同じようなもんだぜ……俺は今のところ誰も信用する予定はねーよ…」
男「まぁ……俺もそう簡単に信用してもらっちゃ困るし……信用してもらう気もねぇから安心しな……しかし……名前ぐらいは聞かせてもらえんかね…」
カイジ「………ふん…伊藤……伊藤カイジだ…」
男「伊藤……カイジね。……俺は赤木だ。赤木しげる。アカギでいい」
カイジ「………」(……アカギ…こいつ……俺とは比べ物にならない程修羅場をくぐってきたような……そんな空気を纏った………何者だ…?)
ーーーーー
ーーー
ー
サトツ「ではこれよりハンター試験を開始します」
カイジ「……」(……きたか…!!)
サトツ「申し送れましたが私一次試験官のサトツと申します、二次試験会場まで私に着いてくること、これが第一次試験です」
カイジ「……どういう事だ……!?」
保護者つきなら安心だ
サトツ「ですから、二次試験会場…そこまで私について来ていただくこと。それが一次試験です。平たい話が持久走だと思っていただいて結構です」
カイジ「………な!?……がっ……いきなり……!!なんで……こんな…!?……ぎぎっ………!!!」グニャア
サトツ「??……まぁとにかく出発します。ではついて来てください」ダッ
「よっしゃいくぞー」
「おらぁ!負けねぇぜ!」
ダダダダダダッ
カイジ「み、みんなっ……!いっちまった……最初から……どうして……くそっ!!ぐぞぉぉぉっ……!!」
アカギ「………ククククッ」
カイジ「……アカギさん!?何でここに!?……みんな先に……」
アカギ「俺にはあんな馬鹿げたスピードで走る体力なんざねぇよ……かと言ってこの試験……降りる気もさらさらねぇ…」
カイジ「じゃ、じゃあ……」
アカギ「物事にはな、その時々に応じた抜け道ってのがあるもんだ。これは試験だ。ならなおさら……な…」
カイジ「………!」
カイジ「あんたっ……!!何か知ってるのか…!?……裏技……この試験の裏技を……!!」
アカギ「裏技なんて仰々しいもんじゃねぇよ……まぁ強いて言うなら幾つかある答えの内の一つ。ただそれだけの事さ」
カイジ「………?……何を言ってるのかわからない……いったい………アカギさん……」
アカギ「壁だ……壁の何処かに何かあるはずだ……お前も探すのを手伝え」
カイジ「……壁?…………わ、わかった……!!!」
ーーーーー
ーーー
ー
カイジ「あ………あった……あったぞ……!アカギさん……!!」
アカギ「ククッ…早かったなカイジ……よくやったよ」
カイジ「…ってアカギさん……あんたサボって探してなかったんじゃ……」
アカギ「すまねぇすまねぇ……ちょっとな…俺ぁ目があまり良くなくてな。左側は3、40%くれぇ見えねぇんだ」
カイジ「………そうだったのか…」
アカギ「ま、俺の発想とお前の若さ、このギブアンドテイクが成り立ったと思ってくれよ……」
カイジ「そういう取り引きなら歓迎だ……どうやらあんたと俺はしばらく共闘するメリットがありそうだな……」
アカギ「そういうこった…」
カイジ「………」コク
アカギ「さ、安心するのはまだ早い……お前に見つけてもらったこの隙間…何だと思う?」
カイジ「ああ………これは扉だ……このトンネルの連絡通路への入り口。さらにこの連絡通路にはあるはずだ……移動手段が……!!」
(´Д` )カキタメナクナッター
アカギ「ククク…………そこまで見抜いてるとは思わなかったよ。いい感だ……あるはずなんだ……この一次試験を打破する突破口…!」
カイジ「なら……開けてみなくちゃわからないな……やるぞ……?」
アカギ「………」
ギギッギギギギギギィィ
カイジ「………っ!!!」
アカギ「………くくっ…やはり一筋縄ではいかないか…」
カイジ「……そんな……乗り物が……ない………!!!」
俺は寝るからお前ら保守しろ
残念だがまとめで一気読みするわ
カイジ「………くそっ!!!……見つけたと思ったのに……突破口を……!」
アカギ「カイジ……悲嘆するのはまだ早いぜ」
カイジ「アカギ……さん…?」
アカギ「あれを見ろ」
カイジ「あれ…?…………!?」
アカギ「俺の見る限りレールに見えるが……どうだ?」
カイジ「……ある………ありますよ!!レールだ……!!それならあるはずだ…このレールを走るっ…!乗り物っ!至福へと導く先導者っ……!」
アカギ「探すのはよろしく頼むぜ…」シュボッ
カイジ「…任せてくれ……!」
カイジ「………レールを伝う先……おそらく…十中八九……二次試験会場へと繋がっている……トンネルの向かう先は…」
カイジ「それなりの労力……それに見合う発想力……ならばこんな簡単に見つかるはずがない…レールの先には何もない……後ろにも何もない………ならばその答えは………答えは………っ!!!」
アカギ「……ふふっ……何か気づいたか…」スパー
カイジ「………あそこだ…」
アカギ「………」
カイジ「……この……定食屋から一緒に降りてきたテーブル……!!このテーブルだけが!この空間にある異質の存在!」
アカギ「……」(いい目と感を持ってやがる……)
カイジ「あるはずだ……!仕掛け……!レールを走るための圧倒的仕掛けが……!!あるはずっ!!!」
カイジ「………が……ないっ!!どこを探しても……!見つからない…!ただのテーブル……まごう事なき……テーブル!乗り物ではない……!ひっくり返してみても……!乗ってみても……!テーブルクロスも…!椅子も…!」
カイジ「……ただの………どこにでもある………何故だ………!!!」
アカギ「………ククッ……なかなか面白い発想だったよ。カイジ」
カイジ「アカギさん……」
アカギ「しかし惜しかったな……もう一歩だった…」
カイジ「………」
スレ主はよ
読み手様をいつまで待たせるんだ
アカギ「だがな……お前のひねり出した発想……無駄にはしねぇぜ。お前のお陰で辿り着いた…本当のレールと…先導者にな……!」
カイジ「……な、何!?」
アカギ「そこの部屋に入ってな……」
カイジ「あ、アカギさん…いったい何を……!」
アカギ「………おっ、これか…」カチッ
ゴゴンッ
カイジ「………!?」
ウィーーーン
アカギ「どうやら正解だったようだな…」
カイジ「部屋が……上っていく……!?」
アカギ「降りるならあるよな……必ず。上ることも。当然のことだ…」
カイジ「……しかし…上った所で……」
アカギ「このザバン市の地下深くにトンネルをこさえる」
カイジ「……?」
アカギ「これの意味することは…?」
カイジ「そりゃ…トンネルはハンター試験の会場だから……」
アカギ「本当にそうだと思うか……?見た所、あのトンネルは新しく作られたような様子はなかった。むしろ古いくらいの印象を受けたくらいだ…」
カイジ「………たしかに…」
アカギ「……なら後はわかるな?」
カイジ「………元々…他の用途で使われていた公算大っ……!!!」
アカギ「…御名答」
ヌメーレ湿原入り口
ーーーーー
ーーー
ー
サトツ「さて、ここまで辿り着いたのはこれだけですか……去年はゴン君、キルア君を始め大漁だったと言うのに……これぐらいがむしろ普通なんですかね…?」
カイジ「随分と時間かかったじゃねぇか試験官さんよ…」
サトツ「………」
アカギ「……ククッ…調子いい口ぶりだなお前…」
カイジ「………わかってる。あんたのお陰だよアカギさん…」
サトツ「あなた達は……そうですか。『別ルート』利用者ですね」
アカギ「……俺たちの方法をどう認識してるのかは知らねぇがそれが用意されてた道ってんならそうかもな…」
サトツ「一応…試験ですので答え合わせはしておきましょうか」
カイジ「俺が説明しよう。俺たちはスタート地点のすぐ近くの壁に連絡通路を見つけた……その通路には考えた通り…何か乗り物を走らせるレールがあったんだ」
サトツ「ふむ……」
カイジ「そこでまずやったことはその乗り物を探すこと………だが…乗り物はなかった………どこにもな。しかし……ここで気づくのが早かったのが功を奏した。少し考えればわかることだったんだ」
サトツ「……続けてください」
カイジ「結論から言うと……連絡通路はブラフ…!!時間稼ぎの為の仕組まれた…罠!最初に気づいたのはアカギさんだ」
サトツ「……」
カイジ「そこからは簡単だ……降りてくる時に乗ったエレベーターに再び乗り、地上に戻る。昔、別の用途で使っていたであろうそのトンネルについて、アカギさんの知り合いに片っ端から連絡を取って調べる。そこからは公共の移動手段でこの通りさ……!」
サトツ「………いいでしょう。限りなく黒に近い手段ですが……禁止されていない以上あなた達のルートを認めます」(私が試験官を務めてから初…ですかね……別ルート利用者は……)
カイジ「どうも……」
アカギ「………」シュボッ
サトツ「さて、第一次試験を続けます。この時間をもってトンネル通過者は締め切ります。ここはヌメーレ湿原。通称『詐欺師の塒』と呼ばれていますが……」
「ちょっと待った!!ウソだ!そいつはウソをついている!」
カイジ「!?」
遅い♪
興が削がれる◇
>>90
会長!
「こいつを見ろ!ヌメーレ湿原に生息する人面猿だっ!!そいつはハンター試験に集まった参加者を一網打尽にするつもりだぞ!気をつけろ!!」
ざわざわ……ざわ…
サトツ「………」
アカギ「…ククッ……面白い」
カイジ「あ、アカギさん……?」
アカギ「おい、そこの騒がしいの……俺の提案を聞いてくれよ」
「な、なんだ……!!」
アカギ「お前が言うあのニセモノ試験官をよ、殺してくれ…」
「こ、殺す……!?」
アカギ「そうだ、殺せ」
「…………っ!」
アカギ「できるだろ?現役のハンターなら………さぁ」
「………く、くそぉぉぉぉ!!!」
サトツ「………やれやれ」
シュッ
ドガッ
「……………」ピクッピクッ
アカギ「殺さねぇのか……本物の試験官さん……クククッ…」
サトツ「一応ここの生物は保護対象なので……ハンターを生業としてる私が殺せるはずないでしょう…」
アカギ「そうか……悪いことしたな…ククッ……」
サトツ「……いえ…」(得体の知れない人ですね……ヒソカと何処か似ている雰囲気を感じます…)
カイジ「………」
サトツ「では説明の途中でしたね。今のやり取りを見ていただければわかると思いますが…このヌメーレ湿原は天然の詐欺師の巣窟です。騙されれば……死にますので」
カイジ「………」(ここからもおそらく持久走になる……俺たちの選択した別ルート………生き残りの道はあるのか…?)
サトツ「では、出発します」
アカギ「ちょっといいかい試験官さん」
サトツ「……なんでしょう。手短にお願いします」
アカギ「俺たちはまた別ルートから行くからよ。次の試験地は何処か聞いておこうかと思ってね」
サトツ「それはお教えできかねますね」
アカギ「……そりゃそうか………また頭でも使うかね……それと、試験官さんは変わるのかい…?」
サトツ「二次試験会場まで行けばわかります」
アカギ「………ふーん…どうも…」
サトツ「いえ……では」ダッ
カイジ「またいっちまった……こっからは頭を使うのか…しかし……」
アカギ「カイジ……時間が随分余りそうだが飯でも食うか?」
カイジ「……?…何処にそんな悠長に構える要素があったんだ……?」
アカギ「まぁ……なんとかなりそうなんでな……」
カイジ「………なんだか……あんたが言うと本当になんとかなりそうだな…」
アカギ「……ククッ…そりゃ買い被りだよ……しかし実際簡単だ……どうとでもできる……」
カイジ「飯……だったか。食いながら話を聞かせて貰おうか…」
アカギ「……あぁ……行こう…」
早くしろ
読み手様がご立腹だぞ
結局保守して伸ばしての構ってちゃんスレだったか
残念
>>124
なにあぼーんしてんだよwwwwwwwww
見えないから誰かわかんないけど保守してくれてありがとう
>>1が帰ってくるまでここで雑談しててよ
>>132
とりあえず、今の段階では『やだね』だ
ごめん寝てたわ
マダ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!??
悪い、待たせたな。
待たせたな
>>193
君もか、自分もけいおん界隈で割と有名なSS書き手なんだ
是非とも君の実力を「魅せて」欲しい
マダカヨー(´Д` )
あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
カキタメシテナイオ……
ネオチシテゴメンオ(´Д` )
マサカノコッテルトハオモワナカッタカラ……デモ、ノコッテルカラニハツヅキヤルオ……オコラナイデネ( ´Д`)
ザバン市内
アカギ「ここでいいか…」
カイジ「………フグ料理屋…」
アカギ「すまんな…俺の好物でよ…」
カイジ「それはかまわないんだが…いかんせん俺……手持ちが…」
アカギ「いいさ……俺のわがままなんだ…俺が持つよ」
カイジ「……すまん…」
アカギ「まぁ、とにかく入ろうや…」ガラッ
店員「ラッシャーイ」
カイジ「早速本題なんだが……」
アカギ「まぁまぁ……そう急く事もねぇだろ…時間はあるんだ」
カイジ「それはあんたが知ってる方法だから……そりゃ焦るさ俺だって…」
アカギ「それも最もな話だが……とりあえずジジィの話にも少し付き合えよ」
カイジ「………わかったよ」
アカギ「ククッ……聞き分けのいいやつは好きだぜ……」
カイジ「………」
アカギ「お前さん…この試験を受けた理由は…?」
カイジ「……まぁそりゃ…恥ずかしい話……ハンターの資格には興味なくて、早い話が……金だ。……借金だよ…」
アカギ「……ほう…借金ね…」
カイジ「このハンター試験……通れば…もらえるハンターライセンス……それを…売る」
アカギ「確かに莫大な金が転がり込むだろな…」
カイジ「そうだ…ただそれだけさ……」
アカギ「そもそもその借金はどこでこさえてきたんだ?」
カイジ「……最初は友人の保証人…よくある話さ……」
アカギ「………そっから先は…よくある話じゃねぇだろ…?」
カイジ「……!?」
アカギ「…………」シュボッ
カイジ「あんた…何か知ってんのか!?」
アカギ「いや、知らねぇよ。興味もねぇ………長年博打に没頭してるとわかるのさ…修羅場の匂いが付いたやつとそうでないやつがな…」
カイジ「そうか……あんたも博打を…」
アカギ「俺はほとんど麻雀専門だがな」
カイジ「そんな事は重要じゃねぇ……麻雀だろうがなんだろうが…あんたは通ってきたんだろ?死と隣り合わせの日常を…」
アカギ「ま、雀キチってやつさ…」
カイジ「………あんたは…」
アカギ「……ん?」
カイジ「あんたはどうして……この試験に…?見た所、金に執着してるような人間とも思えねぇが……むしろもっと別の…麻雀とは関係ない死地に根づいたような……非日常を日常としてきたような…」
アカギ「概ねあってるよ。ただ俺は勝負…身を焦がすようなギリギリの勝負をしたかっただけさ……狂ってんだ俺は。よく言われる……クククッ…」
カイジ「……そうか…言ってる事はメチャクチャだがあんたが言うとそれが当然って気にもなりそうだな…」
アカギ「そういう事にしといてくれ……ククッ…」
カイジ「………」(本当に得体の知れない人だ……悪魔……そう、悪魔的という表現が一番しっくりくる……絶対的な信頼を置きながらも……欠片も信頼してはいけない危険性…俺の中の警笛が鳴りっぱなしのような……くそっ…!わからん人だ…!)
アカギ「さぁ食おうぜ……俺はまだ勝負できてねぇんだ。勝負するにしても体は資本。今は食って体力を養おう」
カイジ「……いただきます…」
第二次試験会場
ーーーーー
ーーー
ー
サトツ「さぁ、お疲れ様です。こちらが二次試験会場となっております。現時点でココにいらっしゃる方々が第一次試験の合格者と致します」
カイジ「………」
アカギ「…………」シュボッ
サトツ「……やはりいらっしゃいましたか…お早いお着きで…一応試験ですので、例の如く答え合わせと行きましょうか」
カイジ「実際やってみたら最初よりも簡単な話だったよ……あのヌメーレ湿原から抜ける先、あるのはこのビスカ森林公園だけ。ならばこの森林公園の中をヌメーレ湿原の方から来る形で推測する」
カイジ「そこで考えるべきは、出発前にしたアカギさんの質問だ」
サトツ「……」
すみません少し立て込んでいてしばらくスレ見れそうにないっす……ごめんご…
コピペうんぬんだが「今の~」とかゆう奴は十中八九新参だよね
>>1っす……
本当に申し訳ないんですが…身内に不幸がありましてしばらく書けそうにないです……
本当に本当に申し訳ない…
いつか書き溜めて続きをあげられるようにしたいので、今回はスレ落としてもらってかまわないです…
待っててくれたかたも保守ってくれたかたも本当にすみませんでした…
>>307
今来た お前年末にいつかこのスレタイでやるっていってたやつか?
だとしたら残念だ
どうせ嘘
このSSまとめへのコメント
スレ内の登場人物が濃い