一夏「鈴たーん♪」鈴「も、もう!」(177)

一夏「おっはよう!鈴たぁーん!」

鈴「きゃっ!い、一夏!?」

一夏「そうだぜ!鈴を愛する男、織斑一夏だ!」

鈴「も、もう!いくら何でも朝から抱きつかれたらビックリするじゃない!」

一夏「だって半日も俺の愛する鈴ちゃんに触れられなかったんだぜ~、歯止めが効かなかったんだよぉ~」

鈴「う~、もう!一夏ったら仕方ないわね」

一夏「はは、大好きだぜっ!鈴たんっ!」

シャル「」

鈴「あっ!そういえば今日の宿題やってなかったぁ!」

一夏「ん?」

鈴「ごめんね一夏、あれ出さなきゃアンタのお姉ちゃんに怒られるから、またね」

一夏「ああーん!鈴たーん!」

一夏「さて...ん?あれは...」


ラウラ「む、嫁...おはよう」

一夏「ああラウラ、おはよう」

ラウラ「一体こんな朝早くからどうしたんだ?私は今日こそお前と早朝訓練をと思って早めに起きたんだが...」

一夏「ふふ、分かってないな、ラウラは」

ラウラ「ん?何をだ?」

一夏「愛する女の前では男はいつだって見栄っ張りなんだ、そんな男が自分を磨いてるところを女に見せるなんてカッコがつくはずねぇだろ?」

ラウラ「...確かに」

一夏「だから俺がお前に見合う男になった時、また頼むよ」

ラウラ「ああ、そうだな」

シャル「」

ラウラ「さて、朝食でも食べに行くか?嫁よ」

一夏「ああ..,」

ラウラ「ん?どうした?」

一夏「すまん、まだ用事があったんだ...先に行っててくれラウラ」

ラウラ「ああ、分かった、早く済ませてくるのだぞ」

一夏「ああ」

一夏「...行ったか」

シャル「...い、今なら...」

一夏「さて、それじゃあ...」

シャル「い、一...」

セシリア「あら?一夏さんじゃありませんか、おはようございます」

一夏「ああ、おはよう、セシリア」

シャル「あっ...」

セシリア「今日もお早いのですね、一夏さん」

一夏「ああ、いつもと違って寝ぼけてて、緩んだセシリアが見たくってさ」

セシリア「ふぇっ!?い、今の私そう見えますか!?」

一夏「はは、嘘だよ、いつも通りキレイなセシリアだよ」

セシリア「も、もう一夏さんったら...冗談キツイですわ」

一夏「でも、そんなセシリアも俺見てみたいな」

セシリア「えっ...」

一夏「いつもはキチンとしてるセシリアが、眠気に負けてぽわぽわしてる表情なんて今まで見たことないからなぁ」

セシリア「そ、そうでしたっけ...」

一夏「いつかは見せてくれよ?セシリア?」

セシリア「うぅ......は、はいぃ...」

一夏「まぁでも」

一夏「近い将来、毎日見ることになるかもしれないけどな」

セシリア「!!?」

シャル「!?」

セシリア「そ、それって!」

一夏「あっ、そういえば今日の時間割忘れてた...ごめんセシリア、俺部屋に戻るわ」

セシリア「えっ...あっ...はいぃ...」

一夏「じゃあまた教室でな」

セシリア「また...教室で...」


一夏「さて、残りは後一人か」

シャル「...」

箒「どうした?一夏?こんなところに突っ立って」

一夏「...よぉ、箒」

箒「私に何か用なのか?私の部屋の前に突っ立って......まさか私に用だったのか?」
一夏「...」

箒「お、おい一夏...」
ドンっ!

箒「なっ!?」

一夏「箒...俺な、すっげー寂しかったんだぞ...箒...」

箒「ななななな何を言いだしているんだお前はぁ!そ、それにそんなに顔をち、近づけるなぁ!」

一夏「何度も何度も呼んだのに......お前は答えてくれないしさ...」

箒「あ、当たり前だ...私は朝の鍛錬に...」

一夏「そんなの俺...知らねぇよ」

箒「そ、それはおかしい!中には私のルームメイトが...」

一夏「お前以外の女なんて、興味ねぇよ」 箒「うっ...だ、だが...」

一夏「だから...箒...」

箒「い、一夏...や、やめっ...」

シャル「.........」

一夏「あっ!...はぁ......そうだった...」

箒「んっ...ん?ど、どうした?」

一夏「あぁー...そういえば俺今日千冬姉に頼みごとされてたんだった...どうしよう...」

箒「そうだったのか...?」

一夏「ああ、けど...今は箒と...」

箒「ば、馬鹿者、私のほうはいいから...とっとと織斑先生のところに...」

一夏「だ、だけど...」

箒「私は大丈夫だ...だから早くいけ...」

一夏「......寂しくないか?」

箒「そ、そんなわけあるか!...絶対に」

一夏「そっか、じゃあ...行ってくる」

箒「あ、ああ!早く行け!」

一夏「......なぁ箒」

箒「なっ!?まだ何かあるのか!?早く行けと...」

一夏「......愛してる」

箒「なっ!!?」

シャル「...」

一夏「じゃあな!」

箒「......は、はへ」

一夏「さて...」

一夏「もう出てきていいぞー、シャル」

シャル「...」

一夏「よし、部屋に戻るぞ」

シャル「う、うん...」

一夏「で、皆とのコンタクト、お前から見た感じ...どうだった?」

シャル「ど、どうって言われても...」

一夏「...早く答えろよ」

シャル「...え、えっとね......いくら何でもあんなに性格をコロコロ変えてたら不審に思われちゃうと......思うんだけど...」

一夏「だけどな、彼女たちにそれぞれあったキャラじゃなきゃうまく墜ちないんだよ......分かるだろ?」

シャル「で、でも...後々ボロが出ちゃうかもしれないし...」

一夏「...おいシャル」

シャル「!......な、何?」

一夏「お前ってさ......馬鹿なの?」

シャル「!?い、いきなりどうしたの?」

一夏「いつまでこの問題を引っ張り続けるつもりだよ」

シャル「で、でもさぁ...」

一夏「もう俺たちは彼女たちのために固定したキャラでコンタクトを一度図った、そう図ってしまったんだ」

シャル「...」

一夏「なのに今からまた固め始めたキャラを壊したら、それこそ不審がられてしまうだろ?違うか?」

シャル「そ、そうだね」

一夏「ふんっ...朝だけどさ、少しは頭を回してくれよシャル......使えねぇな...」

シャル「ご、ごめんね...今度からは気をつけるよ、本当に...」

一夏「たくっ...」

シャル「.........ごめんね一夏」

一夏「じゃあ朝飯でも食いにいくとするか」

シャル「...」

一夏「......いつまで落ち込んでんだよお前は」

シャル「あっ、ご、ごめんね......え、えへへ...」

一夏「...」

シャル「じゃ、じゃあ楽しんできて!僕はまた一夏たちを観察しておくから...はは」

一夏「...」

シャル「...ね?ほ、ほら早く行ってきて...」

一夏「...はぁ」

一夏「ほら立てよシャル、一緒に飯食いにいくぞ」

シャル「.........え?」

シャル「えっ...で、でも...」

一夏「ほら早くしろ、いい加減時間が無くなってきた、急ぐぞ」

シャル「あっ!ほ、ほら一夏!そういえばラウラとの約束が...」

一夏「ラウラなら大丈夫だ、どうせ一人であいつが食堂にいたらのほほんさん辺りが強制的に一緒に食事に誘うはずだからな」

シャル「で、でもラウラ以外の皆に会うかもしれないし...」

一夏「大丈夫だ、鈴は宿題、箒は色々と今はアレ、セシリアは朝軽めだからもう済んでるはずだ」

シャル「で、でも...」

一夏「...何だよシャル、俺と行きたくないならそう言えよ」

シャル「!ち、違うよ!ぼ、僕はただ!......ホントに一夏が僕と一緒に食べてくれるのか心配で...」

一夏「誘ってんだから一緒に食べるに決まってんだろ、ほら、早く行くぞシャル」

シャル「...う、うんっ!」

一夏「ん?何だ、まだ人結構いるから時間は余裕だな」

シャル「そうだね...えへへ」

一夏「一番奥の席が空いてるし、そこでいいか?シャル?」

シャル「う、うん...えへへへへ」

一夏「なんか今日のお前、気持ち悪いぞ」

シャル「えっ、そ、そうかなぁ~」

一夏「......変な奴だな」

シャル「ひどいな一夏はぁ~、えへへへへ」

鈴「あ、一夏とシャルロット、アンタたちも今から朝ご飯?」

一夏「あっ!鈴たぁ~ん!」

シャル「えへ...へへへ......」

鈴「も、もう!アホ一夏!時と場を考えなさいよ!」

一夏「くぅー!ツンツン鈴たんカワイすぎだぜぇー!」

鈴「あぁ!もう!馬鹿にしてぇ!......じゃなかったわ、早くご飯食べないと」

一夏「どうしたんだよ~、ツレないぞ鈴たぁ~ん」

鈴「今はアンタに構ってる暇なんてないのよ、まだ宿題終わってないのよ私」

一夏「そ、そんなぁ~、ひどすぎるぜぇ~」

鈴「また昼休みにね、その時は好きなだけアンタの相手してあげるからさ」

一夏「!さっすが俺の幼なじみ!もう胸以外完璧っ!」

鈴「胸のことは言うな!...もう、馬鹿一夏」

一夏「へへ!」

シャル「...」

一夏「3分で済ませやがった......流石鈴だな」

シャル「...」

一夏「ん?どうしたよ、シャル?早く食えよ」

シャル「う、うん...」

一夏「...」

シャル「...」

一夏「どうしたんだよ、食欲でも無いのか?」

シャル「そ、そんなことは...無いけど...」

一夏「...何だよ、何かあるなら言え、もどかしくて仕方がない」

シャル「......う、うん...じゃあ一夏...一つだけ聞いていいかな...?」

一夏「おう、何だ?」

シャル「ど、どうして...」


シャル「僕には皆みたいな感じで......接してくれないの?」

一夏「...」

シャル「どうして...なの?」

一夏「はぁ、シャル、お前はそんなこと気にしてたのかよ」

シャル「う、うん...で、どうして...なのかな?」

一夏「どうして...ねぇ...」

シャル「......」

一夏「どうしてって言われても...そりゃあ...」


一夏「ただ単に、お前のことが女として興味無いから...だろうな.....多分」

シャル「...え」

一夏「けど親友なのには変わりないからな」

シャル「...」

一夏「よし、ほらシャル、とっとと飯くって教室行くぞ」

シャル「...そうだよね、僕なんか...一夏にとってはただの友達だもんね...」

一夏「?何一人でブツブツ言ってんだお前?」

シャル「あっ...ごめんなんでもないよ......じゃあ早く食べないとね!うん!」

一夏「ああ、そうだな」

シャル「はは、やっぱりおいしいなぁ~、学食のご飯は~」

一夏「だよなぁ~、これのおかげで授業を乗り越えられるんだよなぁー」

シャル「へへ...ほんとに...」


シャル「......ほんとに一夏にみたいな友達と一緒に食べるとおいしい...なぁ...」

一夏「さて、もうすぐ授業か...」

シャル「...」

一夏「午前の普通の授業ならまだしも、午後からはISの実践訓練だからなぁ...どうしたものか」

シャル「......何か不安なの?」

一夏「ああ、ここで一体誰を選べば被害が小さく収まるなのか...悩みどころだ」

シャル「.........」

一夏「まぁ、午後まで様子見した後に決めても遅くはないな」

シャル「そう...だね」

一夏「よし、そうと決まればシャル、早く教室に向かおうぜ」

シャル「...うん」

一夏「くぅー、昼休みかぁー...やっとかぁー...」

箒「お、おい!一夏!」

一夏「んっ...箒」

箒「昼休みは......暇か?」

一夏「んー...」


一夏「当たり前だ、お前のために空けといた」

箒「そうか...わ、私のためにか......ふふ」

一夏「ああ、で、昼飯のお誘いか?」

箒「う、うむ、それで合っている...だから早く行くぞ一夏」

一夏「ああ、楽しみだな、今日は一体どんな弁当だろうかな」

箒「あまり期待するな...返って不安になる」

一夏「大丈夫だって」

箒「む、むぅ...」

シャル「...行っちゃったか」

セシリア「あら?ねぇシャルロットさん」

シャル「ん?どうしたのセシリア」

セシリア「一夏さんがどこにいるかご存じ?」

シャル「一夏は......さぁ、僕もさっぱりだよ」

セシリア「そうですか...もし見つけましたら一夏さんに私は食堂でお待ちしておりますと言っておいてくださいませんか?」

シャル「うん...分かったよ、それくらい」

セシリア「お願いしますわね♪」

シャル「........」

シャル「......うん、分かったよセシリア、僕......絶対言うよ」

一夏「よし、屋上誰もいないし気兼ねなく食えるな」

箒「そうだな......!...す、すまん一夏、少しトイレに...」

一夏「ん?ああ、早く行ってこいよ、お前のうまい飯が冷めるからな」

箒「う、うむ!そうだな!一夏、後ほんの少し待っててくれ!」

一夏「ああ!.........ふぅ」

シャル「......ものすごいうれしそうだったね、箒」

一夏「...どうしたシャル?早く隠れてろ、いつ箒が戻ってくるか分からないんだぞ」

シャル「一夏に言っておかなきゃいけないことがあるの」

一夏「ん?何だ?」

シャル「もうすぐココに、セシリアが来るよ」

一夏「!?」

一夏「お、おい嘘だろ...」

シャル「...早く逃げないと、二重の意味で一夏、危ないよ」

一夏「確かに、今のこの状況は個別だからこそ意味があるのに彼女たちと同席したら...それにセシリアのあの料理も...」

シャル「ほら、早くしなよ」

一夏「くっ、仕方ない、場所を移るか」

シャル「...今なら食堂がオススメだと僕は思うよ」

一夏「分かった、サンキューなシャル」

シャル「ううん、いいよ別に」

シャル「だから......お礼なんて言わないでよ...一夏」


鈴「一夏ったらまだかしら......折角今日はエビチリ作ってきたのに」

鈴ちゃんが一番可愛い
皆知ってるんだろ?

一夏「危なかったなぁ、箒」

箒「ああ...セシリアに邪魔されずにすんだな」

一夏「確かに...じゃあ適当に席確保してとっとと食おうぜ箒」

箒「う、うむ」

一夏「クソっ...焦りすぎて上手くキャラが固まんねぇ...」

箒「ん?何か言ったか一夏?」

一夏「いや、何も言って...」


セシリア「あら一夏さんやっといらしたわ!ここにお席は取ってありますわよぉー!」

一夏「な...い...」

箒「な、なぜセシリアがここに!?」

セシリア「!?この声は...箒さん!?どうして箒さんと...」

一夏「」

箒「どういうことだ!?一夏!?」

セシリア「これは一体どういうことなんですの!?一夏さん!?」

一夏「こっちが聞きてぇよ...」

ISのヒロイン勢って土下座したらなんだかんだでヤラせてくれそう

シャルが一番ちょろい、既成事実ほしくて向うから求めてきそう
次点でセシリア、エロ下着着用してる時点で期待してんの丸見え
その次ラウラ、セックス自体理解できてないからある意味一番ちょろい
4番目に鈴、押しまくれば結局拒否できなくて為し崩しでできる

一夏の立場でなもちろん

一夏「頼むやらせてくれ!!」
シャル「え!?えぇ!?…い、一夏がどうしてもっていうんならぁ…いいよ?」

一夏「頼むやらせてくれ!!」
セシリア「そ、そのような事を大声で言わないでくださいまし!!…ま、まぁ一夏さんのお願いとあれば…」

一夏「頼むやらせてくれ!!」
ラウラ「やるとはなんだ嫁よ?私に出来る範囲であれば喜んで協力するが」

一夏「頼むやらせてくれ!!」
鈴「は、はぁ!?アンタバカじゃないの変態!?…ま、まぁアンタも男だしね、興味くらいあるわよね…」ぼそぼそ

ほら全員いける

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom