男「なんだこれ」天使「ちょ!それとらないで下さい!!!」(169)

男(とらないでくださいと言われても)

男(道端に落ちていた十字架。おとしものだから拾ってあげようと思ったが運の尽き)

男「うおおおおお!?」

天使「ええええええ・・・・・・」

男(なんか体がピカーッと光って背中に羽がついた)

男「なにこれ」

天使「なんだこれ・・・・・」

男「あぁん!?俺のお気に入りのパーカーとGパンが、なんか布巻いただけみたいな服になってる・・・・!」

天使「うわぁ・・・・・うわぁ・・・・・」

男「ところで君誰?」

天使「ここで聞きます・・・?いや、ほら天使ですよ、天使」

男「天使っぽくないけど」

天使「いや天使なんですよ・・・?ほらこの通りちょっとした魔法も」

男「・・・・・なにそれ、指先にライターでも仕込んでるの?」

天使「いや、火系の魔法です!」

男「うん・・・・・そう・・・なんだ。」

天使「哀れなもの見るような目で見ないでくださいよ!いいですよ!大魔法使ってもいいんですよ!」

男「いやそれよりさー、空飛ぶとかー」

天使「・・・・・・・・」

男「できないの?天使が・・・?・・・・・ププッ」

天使「あ、貴方のせいですけど!?」

男「えっ?何が?」

天使「貴方が取っちゃった十字架あるでしょ!」

男「うんうん」

天使「それが空とか時間とか飛べちゃう便利道具なの!」

男「マジ?」

天使「大マジ!」

男(やっべぇ・・・・なんか超怒ってる・・・・・)

男「か、返すよ・・・・・」

天使「キャーッ!ここで脱がないで下さい!変態ですか貴方は!」

男「い、いや、ほら服返せばいいのかなー?見たいな?」

天使「そんな簡単な話じゃないんです!」

男「ほうほう・・・どんな複雑な話なんですか?」

天使「あの十字架はですね!一回使ったら使用者に癒着しちゃうんですよ!」

男「ほう」

男「ほう?」

男「えー・・・・・っと、それって、もう返せないってこと?」

天使「そうですYO!」

男「ご、ごめーん・・・・」

天使「御免じゃないですよ!一般人!しかも外界の民に!あの十字架が渡っちゃったなんてなったら・・・・」

天使「うわぁ・・・・手続きがめんどくさいです・・・・」

男「ご、ごめーん」

天使「五月蝿いですね!黙ってて下さい!」

天使「まず神様に新しい十字架発行してもらわなくちゃ・・・・」

天使「せっかく昇進してもらった初十字架がぁ・・・・」

男「初十字架?昇進?」

天使「そうなんです、大体あの十字架はですね、どの天使にも与えられるものじゃないんです」

男「ほうほう」

天使「天使にも10級天使から大天使まで有りましてね」

天使「その中でも1級天使からしか持てないんです!」

男「ほー」

天使「試験大変なんですよ!?分かってます!?」

男「英検1級みたいなもんだろ?」

天使「えーけん?」

男「英語の試験だ」

天使「ああ、外界語の一種ですか。外界語だったら全部クリアしてるんで余裕ですね」

男「自慢か・・・・!」

天使「いえ、天使として当然の能力ですのでーっ!」

男「そ、そう・・・」

男「あの・・・そろそろこの服脱ぎたいんだけど・・・・」

天使「いや脱げませんよ?」

男「あ、やっぱり?」

天使「一生」

男「一生!?」

天使「言ったじゃないですかー癒着するってー」

男「う、うそん・・・・」

天使「まあ適合化したらある程度融通ききますけど、多分」

男「多分?」

天使「私も使ったこと無いんですよー!貴方のせいで!楽しみにしてたのに!」

天使「お風呂入った後、ゆっくり鑑賞してからつけようと思ったのに・・・!」

男「天使もお風呂はいるんだ」

天使「入りますよ!」

天使「あ、変な想像したら焦がしますからね。色々」

男「ya・・・・・」

天使「はぁ・・・・・・とりあえず天界に戻んなきゃ・・・・」

男「おう!いてら!」

天使「何いってんですか貴方も行くんですよ」

男「えーっ」

天使「誰かさんのせいで空とか飛ぶ術ないんですよね!」

男「・・・・・・・だよねーっ」

天使「チッ・・・・」

男「天使が舌打ちしていいの・・・?」

天使「天使だって天使ですよ」

男「いや理由になってないから!」

天使「あーあ。ほら、ちょっと飛んでみてください」

男「こう?」バサッ

天使「うわ・・・・なんか様になってるのがムカツクんですけど」

天使「・・・・・まぁ飛べそうですね」

男「おおおおおお!飛べる!飛べるぞぉ!」

天使「・・・・・誰か来たら不審者で通報されますよ?」

天使「じゃあ、ほら抱いて下さい」

男「えっ、マジ?ホテルドコイク?」

天使「違いますから、消しますよ?」

男「えっ」

天使「えっ、じゃないですよ!そっちの「抱く」しか頭にないんですか!」

天使「普通に私を持ってくださいってことです!」

男「えっ、何?どゆこと?」

天使「・・・・天界に上がるには貴方の力が必要なんですよ!」

男「あー」

男「じゃあほら、抱きますよ!」

天使「キャー!変態!痴漢!」

男「どっちだよ!」

天使「くっ・・・・・変な動きがあったら殺しますからね」

男「おう・・・・」

男「で・・・・どうやって行くんだ?天界とやらは?」

天使「天界を思い浮かべて下さい」

男「おう」

天使「あとは感覚で飛んで下さい」

男「おう?」

天使「全力で!」

男「全力で!?」

天使「じゃないと天界付近の時空壁を超えられないです!」

天使「・・・・って聞きました」

男「聞いた情報!?」

天使「大丈夫です、先輩からの確定情報ですから」

男「その先輩って・・・?」

天使「外界の酒を飲みつくした天界一適当な大天使です」

男「・・・・・・・・・・・・・・」

男「ま、なんとかなるか・・・・!」

天使「ちなみに間違えると永遠に時空間をさまようことになるんで!」

男「GO!」

天使「行けーっ!」

男「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおはええええええええええええええええええええええええええ」

天使「は、早く防護壁展開して下さい!音速で飛んだら無事な訳ないでしょ!」

男「そんな機能あるなら早く言えよ!」

天使「説明書読んだの結構前なんですよ!」

男「どうやって展開すんだよ!」

天使「勘で」

男「またか!」

男「おうおおおおおおおお!!!」バゴッ

天使「おー」

男「おー・・・・」

天使「防護壁、見えないんですね」

男「なんか盾みたいの出てくるの楽しみだったのに・・・のに・・・・・」

天使「五月蝿いですね、文句言ってたら死にますよ!」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

天使「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

天使「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「まだなの?」

天使「とっくに音速突破してるんですけどねぇ・・・・」

天使「本気出してます?」

男「多分」

天使「えいっ」

男「あぢぢぢいぢぢいいっぢぢ!!!!あついあつい!やめろ!うおおおおお!」

天使「お、早くなった」

男「あついあついあついあつい!!!!」

天使「光速超えますよ!」

天使「あ、天界ですかね、あれ」

男「あぢっ、な、何も見えないぞ!」

天使「いいから行くの!」

男「ひいっ!あぢっ!」

天使「あ、通信来ました。あー、そうです。1級天使の天使です」

男「も、もう止まっていい?」

天使「あ、いいですよ?時空壁解除してもらいました」

男「解除してもらえるんかい!」

天使「先輩はそういうのめんどくさがりですからねぇ・・・」

男「面倒くさいでいいのか・・・?そういうの」

天使「あ、あっちみたいです。まだ離さないでくださいね?ここ重力あるんで落ちたら死んじゃいます!」

男「天使も落下死するんだ・・・・」

天使「多分」

男「多分・・・・・?」

天使「だーかーらー!」

天使「そんな高いとこに飛んだこと無いんですよ!誰かさんのせいで!」

男「お、おう・・・・・・」

天使「あ、はい、そうです。神様に」

天使「はい、そうです。十字架再発行の件で」

天使「あと・・・・・この男の処分について」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・処分?」

天使「ふう。話付いたんで行きますよー」

男「えっ?いやそのまえに処分についてお話しして欲しいんだけど!」

天使「つべこべいわなーい」

男「おーい!いやあと誰と話しに行くんだよ!」

天使「いや誰って」

天使「神様に決まってるでしょう?」

男「神様・・・・・」

男「神様ねぇ・・・・・」

神様「どうも!神様です!」

男「ど、どうも・・・」

男(フランクすぎる!神様フランクすぎる!)

男(あれ?フランクでいいんだっけ)

神様「いやー大変だったねぇ男くん」

天使「大変だったのは私ですよ!神様!」

神様「いやー、落としたのは天使ちゃんじゃん?」

天使「ぐっ・・・・」

神様「そして男くん好意で拾ってくれてんじゃん?」

神様「男くんないがしろにしちゃダメでしょー」

男(神様良い人や・・・・)

男(・・・・・アロハ着てなかったら尊敬できたんだけどな)

男(なんでアロハ・・・・・神様がアロハ・・・・)

天使「そ、それより神様!十字架の再発行の件なんですが!」

神様「あーそれね、ちょっとまってー」

神様「はいできた!」

神様「ほい」

天使「わーいやった!やった!」

神様「早めに開けるんだよ?また落としちゃダメなんだからね?」

天使「はい!わかってます!」

天使「ふんふんふーん」

神様「それと男くんの件なんだけどさー」

天使「あ、はい」

神様「やっぱ天界のこと知っちゃうのは不味いよね」

男「と、言いますと・・・・?」

天使「記憶消去ですね!」

男「なんで喜ばしそうなんだよ!」

天使「あ、ごめんあそばせー」

男「こんのやろぉ・・・・」

神様「でも思ったんだけどさぁ」

神様「男くんさ」

男「はい?」

神様「天使の仕事ちょっと手伝ってみない?」

男「喜んで!」

天使「えーーーーーーーーーーーーーーっ!」

天使「えー!えー!えー!」

天使「補佐なんていらないです!いらないですいらないです!」

神様「だってさー、天使ちゃんおっちょこちょいじゃん?」

天使「ぐぬぬ」

神様「補佐って言っても付いてくだけだから楽だよー?」

神様「それにほら!」

神様「天使の彼女ってレアじゃん?」

男「乗った!」

天使「なんでやねん!」

神様「じゃ、そゆことでー」

____

天使「神様の馬鹿!馬鹿ぁ!」

男「よろしくな・・・!」

天使「よろしくない!」

天使「あーもうあーもうあーもう!」

男「あ、そういえば羽付いてるね」

天使「つ、使ったもん・・・・!十字架!」

天使「また落としそうだったしね・・・・」

男「あー」

天使「はぁ・・・・」

天使「ああ、あと一つ言っとくけど」

天使「今日から一緒に住むからね?」

男「やっぱり?」

天使「えっ、驚かないの!?」

男「ついていくのが仕事らしいからー」

天使「じゃあまあとりあえず外界降りようか・・・・」

男「おう」

天使「えーっと。はい、外界行きゲート解放お願いしまーす」

男「ゲート?」

天使「うん、行きは楽ちんなんだよねー」

男「ほー」

男「んでそのゲートとやらは?」

天使「ここ」

男「・・・・・・池?」

天使「ゲート」

男「騙して溺死させるつもりじゃないよね?」

天使「はは、まさかぁ」

天使「さ、顔から突っ込んで!」

男「うおっ!おい!やめろ!」

男「うおおおおおおおおお!ごぼごぼごぼごぼ!」

天使「ふぅ、ついた」

男「けほっ・・・・けほっ・・・・」

男「あれ絶対足から入るやつだよな!なぁ!」

天使「さぁ?」

男「さぁって!」

天使「ほら、ここが私たちが住む場所」

男「ほう・・・・ちっちゃいな」

天使「何の変哲もない1LDKよ」

男「ここで・・・・ごくり」

天使「何・・・?ジロジロ見ないでよ!」

天使「あ、そうそう。住む場所以外は今までの生活してていいから」

男「えっ?なんかすっごく特別な戦いとか!なんかエキサイティングな生活できるんじゃないの!?」

天使「全然?」

男「全然・・・・」

天使「私の仕事は一日一回のパトロールだけだし」

男「なんだそれ・・・・・ニートかよ・・・・」

天使「ニートじゃないもん!」

天使「書類とかあんの!」

天使「あと近所との交流とかも大切だし!」

天使「情報収集のために立ち読みするのも!」

男「・・・・・・・・・・・主婦?」

天使「だから仕事あるし!天使だし!」

男「ま、まぁうん・・・・・」

天使「なんですかその何か言いたさそうな顔は!」

天使「うざいです!やめてください!」

男「ま、まぁ分かったから・・・・・うん」

男「ところで、そのパトロールって何するの?」

天使「パトロールですか?」

天使「簡単ですよー、悪魔とか死神さんがやり過ぎないよう見まわるだけです」

男「悪魔?死神?」

男「・・・・・・いるのか?」

天使「一般市民に紛れてますからねー」

天使「まあ貴方みたいな新米にはわかんないですよーっ」

ドンドンドンドン!
ガチャッ

悪魔「おい天使!引越祝い持ってきたぞ!」

天使「キャー!なんで入ってくるの!なんで入ってくるの!なんで分かったの!なんで」

男「悪魔?死神?」

男「・・・・・・いるのか?」

天使「一般市民に紛れてますからねー」

天使「まあ貴方みたいな新米にはわかんないですよーっ」

ドンドンドンドン!
ガチャッ

悪魔「おい天使!引越祝い持ってきたぞ!」

天使「キャー!なんで入ってくるの!なんで入ってくるの!なんで分かったの!なんで!なんで!」

男「・・・・・あれ、悪魔?」

天使「ち、ちがうしー、貴方みたいなやつにわかるわけ」

悪魔「おう、悪魔だぜ」

天使「悪魔ぁ!!なんで言うの!」

男「・・・・・・・・・・悪魔かぁ・・・・」

男(口調に不相応なゴスロリ着て尻尾はやしてればなぁ・・・・・なんとなくわかるよなぁ・・・・)



男「悪魔と天使が友達って・・・・いいの?」

悪魔「いいんじゃね?」

天使「良くないんじゃないかなぁ!」

天使「っていうか悪魔がついてくるだけじゃん!友達っていうのかなぁ・・・・!」

悪魔「嫌い嫌いも好きのうち!」

天使「べつに嫌いとはいってないよ!」

悪魔「好きなのか」

天使「そんなことも言ってないよ!」

男(仲いいなぁ・・・・)

悪魔「んでさ、この男誰?不審者?」

男「不審者じゃねーよ!失敬だな!」

悪魔「だって布しか巻いてない男って露出狂か何かだろ?」

男(そうだった、布しか巻いてなかった)

男「とりあえず・・・服、家から取ってくる」

天使「途中で捕まんないでね。めんどいから」

天使「っていうかそうだった。服とか全部この家にあるんだった」

男「早く言えよ!」

天使「てへっ」

天使「神様が全部整えてくれたんだよねー」

男「ほー」

男(なんだかんだでさすが神様)

男「じゃあ着替えよっと」

天使「キャー!馬鹿!何回私の前で脱ぐのよ!」

悪魔「変態だ・・・・」

男「じゃあどうしろってんだよ!」

天使「脱衣場いきなさいよ!」

男「そうだった」

天使「馬鹿な変態ってもう救いようがないわね・・・・」

男「天使がそんな事言うなよ・・・・・報われねえよ・・・」

悪魔「悪魔が言えばいいのか?」

___

男「着替えてきた」

天使「やっとまともになったわね」

悪魔「通報しないで済んだな!」

男(そういや俺以外ふたりともまともな服装してんだったな)

男(悪魔は今さっき言ったようにゴスロリで)

男(天使はYシャツにネクタイでチェックのスカート・・・?よく見たら何処かの制服着崩した感じに見えるけど)

男「ま、気のせいか」

天使「変態は気のせいじゃないわよ」

男「そういうことじゃねえよ!」

天使「えっ、違うの?反省してるのかと」

男「考え事してたんだよ!」

悪魔「エッチなか・・・?」

男「そういう方向に持って行くなよ・・・よっぽどお前らのほうがあぶねえよ・・・」

男(いろんな意味で・・・・)

男「そういや話が悪魔ちゃんのせいで逸れに逸れたから戻すけど」

男「パトロールは何時にやるとかある?俺学校とかあるから、ほら」

天使「んー。基本貴方の居る時かな」

天使「俗に言う放課後ってやつ?」

男「おお、ありがたい」

天使「・・・・・うん、まあそれぐらいの気配りは、ね」

男(なぜか言葉を濁した天使。何かあるのか?)

天使「そ、それよりさ」

天使「とりあえずパトロールコースを教えておこうと思うんだけど」

天使「というかパトロールね。今日の」

男「お、おう」

男「飛ぶのか?」

天使「飛ばないわよ、見つかったらヤバイじゃない。ばかじゃないの?」

男「お、おう・・・・・普通だな・・・・・」

天使「普通よ、普通が一番よ!」

__

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

天使「ふんふんふーん」

悪魔「なあ天使歩くの速いぞ!」

男(ただ散歩してる感じしかしない・・・・)

男(通りすがりの人の中に死神とかいるんだろうか・・・・・)

男(意外となにか秘密の力を使ってるのかも・・・・)

天使「あ!ここ!ここ!悪魔、ここすごいんだよ!お野菜が安いの!」

悪魔「おー、天使よく知ってるなぁ」

天使「えっへん、下調べの時見つけたのです」

男(・・・・・・そうでもなかった)

悪魔「あ!死神先生!」

死神「あらぁ?悪魔ちゃん、どうしたのこんなところでぇ」

男「・・・・・・・あれ、死神だろ?」

天使「はぁ?ち、違うし、死神じゃないし」

死神「天使ちゃん?ですって? あらあらぁ・・・うちの悪魔がお世話になってます」

死神「私、死神の死神、と申しますぅ」

死神「よろしくお願いしますね?」

天使「よろしくお願いしますぅ!!」

天使「ちくしょー!!」

死神「?」

男「ですよねー」

男(悪魔ちゃん同様、死神さんも、黒い、足先まであるロングドレスに身を包み)

男(・・・・・っていうか明らかに周囲から浮いてるから分かった)

男(実は変な人って死神とか悪魔なのかなぁ・・・・・・)

死神「あらぁ?そちらの方は?」

死神「・・・・・美味しそうな匂いがしますねぇ?」

死神「ふふっ・・・・・・・」

男「お、美味しそう?」

死神「ええ・・・・・若々しい・・・・とても・・・・すごぉく・・・・・ふふっ・・・・」

悪魔「おーい、先生ー」

死神「ふふっ・・・・ふふっ・・・・・・・・・・・」

悪魔「先生は一回こうなると大変なんだよなぁ」

悪魔「全く、変態は」

男「俺のせいっすか!」

悪魔「責任持ってキスしろキス」

男「キス!?」

悪魔「そうだ、先生はこうなったらキスしないと目覚めないという体質なんだよ」

悪魔「いつもは僕がやってんだけど」

悪魔「今日はお前が悪い!お前がしろよな!」

男「えぇー・・・・ここお店ですよ・・・?主婦の方々こっち見てるんですけど・・・」

男(といっても、皆様温かい目でこっちを見ていらっしゃるが)

天使「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「お、どうしたの天使ちゃん?嫉妬?」

天使「いや、変態だなぁって・・・・・・」

男「変態!?別に俺は何もしてないからね今回!」

天使「いやほら、運が変態?みたいな」

男「不可抗力すぎる」

天使「まあ・・・・ほらキスしてきたら?」

男「えー・・・・・私にもキスしてとかじゃなくて?」

天使「キスと同時に体が爆発するオプション付きでいいなら」

男「なんと」

天使「やらないでしょ?」

男「やるやるやるやる!」

天使「やらないわ!」

男「やるよ!キスやるよ!」

天使「爆発するのに!?」

男「あー・・・・・まあいいか」

天使「いいんだ」

男「命がけのキス・・・・燃えるね!」

天使「ふん・・・・そんな事行ってもキスしないのが貴方みたいな人のテンプレ・・・・」

天使「さ、来なさいよ、来れるもんなら来なさいよ!」

男「ほい」チュッ

天使「キャーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

天使「変態変態変態変態変態!!!」

男「いでっ、あいてっ、いてっ、うおっ」

天使「迷惑になるから魔法使わないけど!往復ビンタ100回の刑よ!」

男「ひいっ、いてっ、あいでっ、ほげっ」

悪魔「おーい、お前早くしないと先生が・・・・」

死神「ふふっ・・・・・・・・んふふっ・・・・」

天使「まって悪魔、こいつ殺してからね!」

天使「ていっ、やあっ、ほっ、やっ」

男「ぐおっ、うほっ、あほっ」

悪魔「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仲いいなぁ」

死神「うふっ・・・・・・・・ふふっ・・・・」

____

天使「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

男「顔が・・・ひでぶ・・・・・」

天使「それぐらい・・・・まだ序の口だし・・・・いつかぶっ殺すし・・・・」

悪魔「それ僕の仕事だからな天使!」

天使「チッ・・・・」

男「天使が舌打ちっていいのかよ!ほんとに!」

男(でもなんだかんだで顔の赤い天使ちゃん)

男(場の勢いでやっちゃったけど後悔は全くしてないね!)

男「カーワイイッ!」

天使「・・・・もう一セット行っとく?」

男「謹んで遠慮!」

悪魔「ほらお前それより・・・・・先生・・・・」

男「そうだった」

男(結構死神さん放置してたけど大丈夫だろうか・・・・)

死神「ふふっ・・・・・・・ふふっ・・・・ふふっ・・・・」

悪魔「お前が放置してたせいで涎まで垂らしちゃって・・・・」

悪魔「ほらはやくしろ!」

男(・・・・悪魔ちゃんがやればよかったじゃんっていう突っ込みはしちゃいけないのかなぁ)

男「おっけ・・・・するよ・・・すればいいんだろ!」

天使「我儘男・・・・・」

男「別に我儘じゃないけどな!」

男「い、いきますよ死神さん・・・・」

悪魔「ほらはやくしろ」

男「うおっ!?」

男(悪魔ちゃんが押したせいで思いっきり死神さんに突っ込む俺)

死神「きゃあっ!」

男「むぐっっ」

男(押し倒した上にキスする俺・・・・・!)

男(犯罪チック!)

ちょっと飯食ってきます

只今帰りました

死神「あふん・・・・・・ん・・・・・」

男「んぐぐぐ!んぐぐぐ!!」

男(なんか抱きついてきた!死神さんなんなの!)

男(周りの視線がやばい!店員さんなんで出てこないのってレベル!)

悪魔「あー・・・・放置しすぎてヤバイなー」

天使「何がやばいの?」

悪魔「うーん・・・・えっとなあ・・・その」

悪魔「今までで見た中でヤバかったのが」

悪魔「脱ぐ」

天使「えっ、それって?」

悪魔「全裸?」

男「んぐぐ!?んうんぐぐぐぐんぐぐぐ!(なんで!?そんな重要なこといわんのや!)」

悪魔「?」

天使「きもっ」

男(聞こえてねー!天使と悪魔のくせに!)

死神「んっ・・・・・んんっ・・・・」

男(おい!もろ肌露出し始めたぞ!)

天使「きゃっ・・・・これヤバイかなぁ・・・・」

悪魔「うーむ、死神先生が他の野郎に変な目で見られるのはやめて欲しいからな」

悪魔「ここは退却するか」

天使「そうね」

悪魔「おーい、死神先生ー、先生ー、おきてくださいー」

死神「・・・・・・・?んぐっ、ぷはっ、や、やだ何!?なんでこんなことになってんのかしら!?」

男「お、おう・・・・やっと解放された・・・・」

悪魔「ほら先生『若い男のこに襲われたい・・・』って言ってたじゃないですか」

死神「い、言ってないわよぉ!んもう!悪魔ちゃんのばかあっ!」

死神「し、幸せだったけどぉ・・・・」

男(っていうことはキスしないと起きないっていうのは嘘か!)

男「悪魔ちゃん嘘つくのはよくねーよ!」

悪魔「うそじゃないもーん。いろんな意味で夢からさめてくれなかった可能性有ったもーん」

天使「・・・・・・・・・・・・・やっぱり変態だ」

男「俺悪く無いじゃん・・・・なんで・・・・」

天使「いや・・・・いろんな意味で・・・・」

男「悪魔ちゃんのせいじゃん・・・・全部・・・!」

天使「でも下心あったんでしょう?」

男「ないね!」

天使「嘘だ!」

男「多分無いね!」

天使「多分ってなんだよーっ!」

男「不確定要素じゃないかな」

天使「やっぱ下心あったんでしょう!貴方みたいな人は消えるべきなんですよ!」

天使「この世界から!」

男「じゃあ天界にはいていいの?」

天使「NO!」

男「やれやれ!」

悪魔「・・・・おい天使たち、周りの皆さんに迷惑だぞ」

天使「ごめんね悪魔・・・・」

男「いや、言っとくけど悪いのは全部悪魔だからな?な?」

死神「あの・・・私ちょっと買い物残ってるんで・・・・・」

天使「あ、済みませんお引止めして」

男(あの人が勝手に引き止まったんだけどな)

悪魔「先生じゃあな!」

死神「またね、悪魔ちゃん」

男(それにしてもあの人どっかでみたことあるような・・・・)

男(まあ同じ町だし、見たことあるのは当然か・・・・)

男「じゃあ俺らもパトロールに戻r」

天使「大根が30円だって!」

悪魔「おー、安いな」

男「・・・・・・パトロール・・・・・・?」

____

男(結局野菜、調味料、その他もろもろを買って)

男(・・・・・・・・・・・・帰宅した)

男「パトロールとは何だったのか」

天使「はぁ?パトロールちゃんとしたじゃない!」

悪魔「したぞ」

男「いや悪魔ちゃんはされる側だし」

天使「そういや悪魔は、そろそろかえんなくていいの?暗いよ?」

男(常人じゃない悪魔を心配する天使。なにが危ないのだろうか)

男「己自身か・・・・・」

悪魔「なにか言ったか?」

男「いや何も」

男(言えない)

悪魔「でも天使心配する必要ねーぞ」

天使「あら、なんで?」

男(ほらやっぱり自分の強さ的に・・・)

悪魔「家、隣の部屋だし」

天使「えーっ!!」

男「えーっ!??!?」

悪魔「だからこっちきたのが直ぐ分かったんだぞ」

天使「通りで・・・・・」

天使「もー!」

男「もー・・・・・・・」

男(隣って・・・・隣って・・・・)

悪魔「だから今日は泊まってくな!」

男「泊まるの!?」

男「この狭い部屋にか・・・・!」

天使「そりゃちょっと無理でしょ・・・・」

悪魔「大丈夫だ、多分」

男「多分ってなんだよ・・・・・・!」

天使「っていうかここ天使しか居なかったはずなんだけど・・・・」

天使「神様が作った天使寮っていうかんじ・・・?」

天使「でも使ってる人あんま居ないんだけど・・・・」

天使「それでも!ここの管理人が!」

悪魔「ん?管理人?」

悪魔「あああの姉ちゃんか」

悪魔「天使の隣の部屋かしてーって言ったら此処だよーって言って貸してくれた」

天使「姉ちゃん?」

悪魔「凄く酒臭かった」

天使「まさかぁ・・・・・・」

天使「・・・・ま、明日ね、明日」

男「?」

男「それより明日も学校あるから早めに寝たいんだけど・・・・・」

男(もう夜の11時近い)

天使「そうね。ご飯にしてもいいかもなー」

男(その後天使の料理を美味しく頂いた)

男(味噌汁とご飯だけだったが、とても良かった)

男(その後もちょっと有ったが割愛する)

______

天使「ほら、起きて」

悪魔「お前学校じゃねーのか?」

男「・・・・・・あん・・・ん?」

男(そっか・・・・違う家なのか)

男「あれ?」

男「その格好なんだ・・・・?」

天使「ん?その格好なんだって言われても」

悪魔「制服だぜ?」

男(二人が着ているその制服は、俺が通う学校の制服だった)


天使「ま、学校でもよろしくね?」

男(この日から、俺と天使(とその他)の末永ーい生活が続くが)

男(またそれは別の話)

天使「早くしないと置いて行くわよー」

悪魔「鍵閉めるぞ」

男「なんで悪魔ちゃんが鍵持ってんだよ・・・・」

男(なんだかんだで幸せなこの生活は)

男(なんだかんだで続く!とおもう)

男「・・・・・・幸せやなぁ」

ガチャッ

男「おい!ほんとに閉めんなよ!」




~fin~

此処迄お付き合い頂き有難う御座いました。

正直もうちょっと構想あるんですけど結局だらだら続くだけなのでここで区切っておきます。

あと最後に、自分が最近始めたブログの宣伝させて頂きます。
ttp://blog.livedoor.jp/sumokutizu/
アフェとかじゃなくて、ただ自分の書いたSSをまとめてるだけなので、興味ある人は見てください。

では、お疲れ様でした。

だらだら書いても宜しいんでしたら続き書かせて頂きます(´・ω・`)

委員長「きりーつ、きょうつけー、れーい」

男(・・・・・・・学校につくと、本当に天使と悪魔は同学校の生徒らしかった)

男(天使は同級生、悪魔は一学年下)

男(人数の多い学校である。知らなくてもおかしくはない)

男(それにしても、こいつら勉強することあるんだろうか・・・・)

男(とりあえず、今日の授業をクリアしなければ)

先生「おい、男」

男「は、はい?」

先生「着席だぞ」

男(ぼーっとしてた・・・・・)

男「さーせーん」

ガタン

男(あー・・・・・眠い)

男(時は進み昼休み)

男「あいててて・・・・・」

男(柄にも無く4時間、体育で怪我をした)

男「滅多に怪我しないのになぁ・・・・」

男(大丈夫だろうと思ってたが、ちょっと痛む)

男(だから昼休みを利用して、保健室へ行こうというわけだ)

男(新しい先生に変わってから初めての保健室だ)

男「しつれいしまーす・・・・」

死神「あら、怪我かしら?」

男「ええ怪我で・・・・・・って」

死神「あ」

男「あ」

死神「ええええええっ!貴方・・・・・・昨日の・・・・」

男「死神さん・・・って、保健室の先生だったんですか・・・」

男(通りで悪魔ちゃんが先生って呼ぶわけだ)

死神「け、怪我なんだっけ?」

男「え、ええ!」ちょっと挫いたと言うか!」

死神「まあ大変!」

男「ははは!」

男(気まずい!)

悪魔「こんちゃーっ!・・・・・ってあれ?男?」

男「よお悪魔ちゃん・・・・」

悪魔「どしたんだ先生・・・・襲われてんのか?」

男「手当てしてもらってんだよ!」

悪魔「お前ここの生徒だったのか・・・」

男「朝一緒に登校しただろ!」

悪魔「そうだったっけな」

男「そうだよ!」

男(俺が見えてないのかよ!)

死神「あ、えっと・・・男君?終わったよー」

男「あ、有難うございます」

悪魔「今日もベッド使っていいか?」

死神「悪魔ちゃん昼寝に保健室使うのやめようね・・・?」

悪魔「誰もいない時しか使ってないからいいじゃん」

死神「そーだねぇ・・・・でもなぁ・・・」

悪魔「よいしょっと」

死神「あーもう、きいてよぉ悪魔ちゃぁん!」

男「じゃあ俺も」

悪魔「何入ってきてんだ馬鹿野郎」

男「ひでぶっ」

悪魔「やれやれ・・・・・困った変態だ」

死神「・・・・・・かわいー」

悪魔「か、可愛いのか!?」

死神「なんか思春期真っ盛りってかんじでいいなぁ・・男くん・・・・」

男「死神さん目が怖いです目が」

死神「さ・・・男くん・・・ベッド行こうか?」

男「行きませんよ!?」

男「ちょ、悪魔ちゃん助けて!」

悪魔「ぐぅ」

男「寝るのはやっ!」

死神「えへへ・・・・ふふっ・・・・ふふっ・・・・・・・」

男「やめろー!誰かー!誰か!」

ドンドン

委員長「しつれいしまーす」

死神「ふふっ・・・・ふふっ・・・・」

男「ひいいいいいい!!」

男(俺はその時死神さんに押し倒されていた)

男(足をくじいたこともありその点は多めに見て欲しい)

男(が、どうにもならない事もあった)

委員長「・・・・・・・・・・・」

男(我がクラスの委員長(女)が保健室の入り口でつったっていた)

男(入ろうと思ったがハプニングがあって入れなかったようだ)

男(・・・・・・・・・そのハプニングは俺らだなぁ)

死神「ふふっ・・・・・・・・、あ。」

男「あ、じゃないですよ!」

委員長「・・・・・・えっと」

委員長「失礼しました・・・?」

死神「ちょよっとまってよぉ!」

死神「な、何しに来たのかな?」

委員長「け、健康観察簿です・・・・・」

死神「あ、う、うん有難うございます!」

男「なんで敬語なんですか」

委員長「お、男くん・・・・あの、その」

男「な、何かな?」

委員長「・・・・・・変態ですね」

男「・・・・・・委員長殿、その認識は間違っているぞ」

委員長「近づかないでね・・?不潔」

男「なんで!?」

男「ねえ死神さん説明してよ!」

死神「男くん・・・がね、無理やり・・・」

委員長「やっぱり・・・・・・」

男「いやいやいやいやいやいやいやいや!」

死神「その・・・・・ね」

委員長「・・・・・・・半径1m以内に入らないで下さい。変態が伝染ります」

男「伝染んねぇよ!」

委員長「変態であるのは認めるんですか・・・?」

男「いや、認める認めないんじゃなくて!」

委員長「証拠は上がってるんだよ!」

男「どこの刑事だよ・・・・」

悪魔「・・・・・・・むにゃ・・・・ん?」

悪魔「はっ、また男が女の子襲ってる」

悪魔「変態だ・・・・・」

委員長「ま、また!?」

委員長「前科100犯・・・!」

男「なんで100!」

委員長「じゃあ前科はあると?」

男「もうその質問やめてよ!息が詰まるよ!」

委員長「私も息が詰まります・・・・いろんな意味で・・・」

死神「あ、あの委員長ちゃん?男くんは実は・・・その悪くないの・・・」

委員長「そうなんですか?」

死神「そ、その私がこけて・・・ね?」

男「そ、そうです」

男(そうじゃないけどな!)

委員長「ふぅん・・・・・」

委員長「じゃあまあ・・・・半径1mの制限は無くしてあげる」

男「あざまーす!」

委員長「でも変態だから」

男「えーっ・・・」

委員長「だって男くん死神先生に押し倒されて気持ちよさそうに・・・」

男「してねえよ!」

男(苦しそうだっただろ!)

死神「気持ちよさそう・・・・・?」

悪魔「何話してんだこいつら」

男「あーもう!俺おなかへったんで教室戻ります!」

男(埒があかない・・・・!)

死神「あ、うん・・・・傷んだらまた来てね?」

委員長「・・・・変態とは並んで歩きたくないので時間差出発します」

男「そ、そう・・・・」

悪魔「ぐぅ・・・・」

男(相変わらず寝ている悪魔ちゃん)

男(あれ?今さっき起きてたよな!?)

男(寝るのはやっ・・・・)

男「じゃ・・・・・そういうことで・・・」

男(とぼとぼと教室への道のりを歩き始める)

男「そういえば飯無かったなぁ・・・・」

男(財布取ってから売店行くか・・・・)

男(売れ残りのパンで我慢我慢・・・・・)

___

友「お前に客が来てるぞ」

男「? どこに」

男(教室に帰ると突然客が来てると言われる)

男(何かしたっけ、俺)

友「ほら、あの人ごみ」

ガヤガヤ

天使「あ、あはは・・・そんなことないよ・・・・」

女「きゃーっ!天使ちゃん可愛い!」

女友「同性とは思えない愛らしさ!」

女「よね!」

女友「うんうん!」

天使「あは・・・はは」

ガヤガヤ

男「マジかよ」

天使「あ、男!」

女「ん?天使ちゃんまさか・・・・」

天使「えっ?い、いやそんなんじゃないよ!?」

天使「はい、弁当」

天使「全くなんで私が行ったときに居ないのかな・・・・」

男「す、すまーん・・・・」

友「・・・・・・・・・手作り弁当」

女「手作り弁当・・・・・・・」

友「男オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

女「天使ちゃんが・・・・天使ちゃんが汚れた・・・・・」

男「なんでだよ!」

天使「そんなんじゃないですから!こいつそんなんじゃないですから!」

男「こいつって言うなよ!」

天使「この変態」

男「もっと酷いわ!」

__

男「全く・・・・今さっきは酷い目にあった・・・・」

男(あれから女、友sの追撃)

男(なぜか天使も加勢してるし)

男「弁当くおう・・・・・」

パクッ

男「おお・・・うめぇ・・・・・」

男(さすが天使)

悪魔「おお、うめぇ」

男「だよな・・・って」

男「なんで居るんだよ悪魔ちゃん!」

悪魔「そこに弁当があるから」

悪魔「まあ暇だったと認めてやってもいい」

男「なんでそんな偉そうなんだよ」

悪魔「偉いからな」

悪魔「おー・・・・このミートボール美味いな!」

男「ちょ・・・それ俺の弁当・・・・・」

悪魔「文句あるか」

男「あるわ!」

悪魔「そうか」

男「そうだ」

悪魔「我慢しろ」

男「そこは『仕方ないなぁ』とか言うところだろ!」

悪魔「仕方ないなぁ・・・・・全部食べてやるよ」

男「そんなことは言ってない!」

悪魔「まあまあ」パクパク

男「うわ俺の卵焼き!大切に取っといたのに!」

悪魔「うめー」

男「ちくしょー・・・・・自分の食えよ!」

悪魔「もう食ったし」

男(結局全部食われた)

____

男(結局飯を食われたまま腹が空いたまま。)

男(やっと家へたどり着いた)

男「腹減った・・・・・・」

天使「あら、おかえり」

男「お、おう・・・・・」

天使「さ、パトロール行くわよー」

男「えっ、飯・・・とか・・・・」

天使「無いけど?」

男「えっ・・・」

天使「パトロール終わるまで我慢!」

男「ぐぬぬ・・・・」

男(というかそういやパトロール=買い物だっけ・・・・)

男「我慢するか・・・・・」

天使「ふんふんふーん」

天使「今日も平和ねー」

男「平和ですねぇ」

天使「・・・・・平和よね?」

男「・・・・多分」

男(目の前には金髪や茶髪に染めた若男が十数人)

男(絡まれるかなぁ・・・・)

天使「めんどくさそ・・・・」

男「よねぇ・・・・」

ヤンキー「お?デートっすか?」

ヤンキー2「やめろよwwww可哀想だろwww」

男「デートでーす」

男「僕達用事あるんで失礼しまーす」

ヤンキー「ちょっと遊んで行こうよwww」

天使「きゃー・・・・・腕掴まれたー」

ヤンキー「女の子はこっちで遊ぼうねwww」

ヤンキー3「じゃ、男のほうはこっちでやっとくんでwww」

ヤンキー「あんまやんなよwww」

男(普段だったらこういうシチェーションビビるんだけどなぁ)

男(天使ちゃんは恐らく無敵な上に)

男(俺も人外な力手に入れちゃってるしなぁ・・・・)

男(なんだっけねぇ・・・何の力だっけ・・・・)

ヤンキー4「おい兄ちゃんこっちで遊ぼうぜwwww」

男(飛べて・・・・防護壁展開できて・・・・)

男(時空超えたり瞬間移動できるんだっけ・・・・・)

ヤンキー3「おい聞いてんのかよ」

ヤンキー6「ッチ・・・こいつうぜえ。殴っていい?」

ヤンキー7「やっちまえwwwww」

ヤンキー6「じゃwwww遠慮無くwwww」

男「あっ、ちょ、待って!なぐんないほうがいいですよ!俺のためとかじゃなくて!」

ヤンキー6「あ?こいつなんか近づけねえぞ」

男「おー・・・・・」

男(防護壁は文字通り壁なんだな・・・・)

男(いやー!わすれてた設定復活させるのも手間がかかるぜ!)

男「じゃあお邪魔しましたー!」ダダダッ

ヤンキー3「おい、こら、あれっ、つかめねえ」

ヤンキー6「どうなってんだあいつ!このっ」

__

男(ヤンキーさん達から走って逃げて、天使を探す)

男「見つかんねぇかなぁ・・・・」

男(と、思ったが)

ドーン!ドバーン!

男(派手な爆発音が近くで聞こえた)

男(絶対死んだだろ誰か・・・!)

天使「・・・・・・・・・・・・・・・・」

男(音のした方へ行くと、天使が無言で火の玉を放おっていた)

男「おおい!やりすぎだろ!」

天使「どいて男!そいつ殺せない!」

男「殺すなよ!」

男(天使だろ!)

天使「・・・・・もう、分かったよ」

天使「じゃあ悪魔に連絡して・・・・・・・・。あ、悪魔?うん、ちょっと来てくれる?」

悪魔「おう」ニョキッ

男(地面から出てきたー・・・・)

悪魔「何だ知らねーのか?悪魔は基本召喚されるもんだぞ」

悪魔「こんなの序の口だしー」

悪魔「で、なに?」

天使「こいつらの寿命削っといて」

悪魔「えー・・・・天使が口にしていいのかよそんな事・・・・・」

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