笑美「ぐっぱーおおたらええのになっ！」

紗南「ほーいほいっ！」

千鶴「しーのーしっ！」

幸子「あいこでしょっ！」

P(中々決まらんなー……)

P「まだ時間掛かりそうかー？」

四人「まだ！！」

P「はーい……」

笑美「なーのーなっ！　よっしゃ勝ったで！」

紗南「ていうか負けたのさっちゃんだけじゃん！」ｹﾗｹﾗ

幸子「ぐぬぬ……」

千鶴「早く続けましょ……絶対勝つ、絶対……！」

笑美「ほんなら、いくでー！　ぐっぱー……」

幸子「ちょ、ちょーっと待ってください！」

笑美「なんやもーうっとーしーわー！」

幸子「いいから聞いて下さいよ！」

幸子「やっぱり、じゃんけんは無かったことにしましょう！」

千鶴「えっ？」

幸子「ここは、カワイさで勝負を決めるべきです！」

紗南「え」

幸子「……ということで、ボクが助手席に乗りますね！」

笑美「はぁあああああああああ！？」

幸子「ということで、Pさん、行きましょう！」

P「アホか！」ﾍﾟｼｯ

幸子「いたっ！　なにするんですか！？」

P「制裁。じゃ、幸子以外は続けてどーぞ」

笑美「よーし、ほんなら勝負再開といこか！」

紗南「いくよー！　ぐっぱでぐっぱでほーいほい！」

千鶴「ま、け、ないっ！」

笑美「なーのーなっ！！」

P「……また続きそうだなー」ﾊﾊﾊ

幸子「ちょっとPさん！　邪魔しないでくださいよ！」

P「横暴すぎるぞ」ｺﾂﾝ

幸子「だ、だってボクだって助手席に……」

P「ショッピングの時も仕事の時も、いつも乗ってるだろ？」

幸子「それはそうですけど……」

P「今日くらい譲ってあげなって、な？」

幸子「……わかりましたよ、もう」
　
P「いい子だ。えらいぞ幸子」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

幸子「ん……ボクはカワイイですからね……」

紗南「Pさーん決まったよー！」

P「お、紗南が勝ったのか、おめでと」

紗南「あれ、わかっちゃった？」

笑美「見たらわかるやろ……」ｽﾞｰﾝ

千鶴「……」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

幸子「ち、千鶴さんが燃え尽きてますね……大丈夫ですか？」

千鶴「むーりぃー……」

笑美「……」

紗南「え、笑美さんがツッコまないなんて……」

P「そんなに落ち込まなくてもいいのにな」

紗南「だよねー」ｹﾗｹﾗ

幸子「勝者の余裕ですね……」

笑美「ちなみに、どんだけ落ち込んでるかっちゅーとな……」

紗南(あ、しゃべった！)

笑美「『Vやねん！』の時くらいやで……」

P「落ち込みすぎだって！」

笑美「今年で言うたらな……」

P(続くのか……)

笑美「スパイチュ騒動くらいや……」

P「そ、それはキツイな……」

笑美「あの顔であの文面はアカンやろ……」

P「もう俺と紗南は運命共同体となっておりますので、

　どうか最後までお付き合いください(笑)」

笑美「やかましいわ！！」ﾊﾞﾁｰﾝ

P「いってえ！！」

幸子(笑美さんは復活したみたいですね)

幸子(一方、千鶴さんは……)

千鶴「負けた……千載一遇のチャンスなのに……」

幸子(この世の終わりみたいな顔ですね……)

幸子(もしボクが勝っていれば譲ってあげましたけど……)

紗南「千鶴さん、助手席代わろうか？」

千鶴「……えっ？？？」

幸子(ぐ、グッジョブです紗南さん！)

紗南「私、後ろに乗るからさ、ね？」

千鶴「で、でも……本当にいいの？」

紗南「うん！　きっとイチバン乗りたがってるのは千鶴さんだからね！」

千鶴「う……」

幸子「こ、好意は素直に受け取りましょう、ね？」

千鶴「わ、わかった……ありがとう」ﾎﾞｿｯ

紗南「どういたしまして！　これで一件落着だね！」

幸子「そうですね、一安心です……」

笑美「ってんなわけあるかーい！！！」ﾊﾞﾝｯ

紗南「えぇー……」

笑美「ジャンケンした意味あらへんやん！　せやろPはん！？」

P「お、俺はノータッチで……」

幸子「笑美さん、年長者なんですから、ね？」

笑美「関係あらへん！　ウチかて譲れん想いがあるんや！」

紗南(あ、これ面倒なやつだ)

笑美「ウチのオトンとオカンな、めっちゃ仲良いねん！」

笑美「もう結婚して15年もなるっちゅーのに」

笑美「新婚か！　って突っ込みたくなるくらいやねん」

笑美「……って聞いとるか幸子はん！？」

幸子「も、もちろん聞いてますよ！」

幸子(び、ビックリしました……)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

笑美「そんなラブラブの二人がな、よくやるんや……」

笑美「ドライブの時なんやけど、オトンは運転してるやろ？」

笑美「さっき買ったたこ焼き、自分で食えへんやん？」

笑美「せやから、信号待ちの時とかにな……」

笑美「『はい、オトン、あーん♡』」

笑美「『んー、美味いわー、オカンの愛が籠ってるで♡』」

笑美「『ウチが作ったのと違うけどな！』」

笑美「『それもそうやな、あははは！』」

笑美「みたいなことやっとったんや！　あれ、ウチもやりたいねん！」

笑美「Pはんも分かってくれるやろ！？」

P「おっ、そうだな」

笑美「なんやもー適当やなー！」ﾌﾟﾝｽｶ

幸子「いいから、早く行きましょう！　時間の無駄ですよ！」

P「そうだな、とりあえず乗ろっか」

笑美「つれないんやから……とにかくウチが前乗るで！　……ってもう千鶴はん乗ってるし！」

千鶴「別にいいでしょ……私がオカンでPさんがオトン……ふふ……」

紗南(千鶴さん、ダダ漏れだよ……)

笑美「帰りはウチが助手席やで！　はい予約ー！」

幸子「帰りもジャンケンに決まってるじゃないですか！」

千鶴「私は帰りはいいわ……行きだけでも幸せだし……」

笑美「そしたら三つ巴の戦いやな……負けへんでー……！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

紗南「ま、帰りの話は帰りにしようよ！」

幸子「それもそうですね」

笑美「あれ、ウチの扱いひどくない……？」

・・・・・・

続きはよ

・・・・・・

千鶴「……」ｼﾞｰｯ

P(ものすごく視線を感じる……)

笑美「オカン、オトンのこと見過ぎやでー！」

千鶴「見てないし！　……笑美さんの所為でバレた！？」

幸子(笑美さんの所為じゃ……いえ、黙っていてあげるのが優しさですね)

紗南「おかあさーん、助手席のボックスから飴取ってー」

千鶴「飴……これ？」

紗南「ありがとー！　んー、おいひー！」

笑美「オカン、ウチにも！」

千鶴「はい、どうぞ……ふふ……」

幸子(完全に成りきってますね……)

P「まーた紗南は勝手に食って……」

紗南「えへへ、これおいしーんだもん！」

千鶴「あげちゃダメだった？」

P「いや、そういう訳じゃないんだけどさ……」

紗南「これ、杏さんのなんだよね！」

笑美「え、勝手に食べたらアカンのちゃう？」

紗南「Pさんが買ってくれるからいーの♪」

P「ったく……杏より紗南の方が食べてんじゃねーか？」

紗南「流石にそれはないって……」

笑美「なんやろ、この感じ……」

幸子「妙に馴染んでますよね」

千鶴「……」ｶﾞﾁｬｯ

P「ん、千鶴も食べるのか？」

千鶴「私は食べないけど……はいっ」

P「お、俺？　俺は別に食べなくても……」

千鶴「……」ﾌﾟｸｰ

紗南「Pさん食べてあげなよー」

P「運転中なんだけど……」

笑美「飴くらいなら大丈夫やって！　千鶴はん、いったれ！」

千鶴「えいっ！」

P「んぐ……」ﾁｭﾊﾟｯ

千鶴「あっ……///」

幸子「ち、千鶴さんの指まで食べましたね……」

紗南「もしもし、三好です。早苗さん？」

P「待って！　不可抗力だろ今のは！」

笑美「世の中そんな甘くないで！」

幸子「Pさん、短い間でしたけど、お世話になりました」

紗南「結構長いと思うけどねー」

P「当の千鶴は何も言ってないから、な？」

千鶴「……」ｼﾞｰｯ

笑美「どしたん、自分の指見つめて……」

千鶴「な、なんでもない！」

幸子「千鶴さん、これ使って拭いてください」

千鶴「あ、ありがと……」

P「千鶴、ごめんな？」

千鶴「気にしてないし……むしろ……」

P「えっ？」

幸子「ほらPさん、運転に集中してください！」

P「あ、ああ……」

笑美(あちゃー……アシストしてもうたか)

紗南(飴食べなきゃ良かったなー……)


・・・・・・

千鶴ちゃんに笑美ちゃんとは！
大好物ですっ☆

投下中断します
明日の朝帰ってから再開します

最近千鶴ちゃんの可愛さが分かってきた
だからとても期待している

・・・・・・

笑美「ごっつ大きいなー！！」

紗南「でも車全然止まってないね」

P「ちょうど昼間だしな……夜は混んでるんだけど」

千鶴「そうなんだ……」

幸子「Pさんはよく来るんですか？」

P「そんなこともないけど……たまにだよ」

紗南「そういえば、前に一緒に来たよね、Pさんと」

三人「「「！？」」」

P「あー、そういやそうだったな。結構前だから忘れてたよ」

千鶴「紗南ちゃんと二人……？」

P「や、メアリーと蓮実も一緒だよ」

紗南「あたしはたまたま事務所にいたから、連れてってもらったんだ！」

幸子「それにしても、珍しい面子ですね……」

笑美「せやなぁ、主に紗南はんが交じってるあたり」

P「でも、すぐ馴染んでたよな」

幸子「紗南さんの人柄の為せる業ですね！」

紗南「へへっ、普通だよこれくらい！」

笑美「せやせや、普通やフ・ツ・ウ！」

紗南「……なんだろ、笑美さんに言われるとイラッとするね」

笑美「なんでや！」

千鶴「喧嘩しないで……すぐ打ち解けるとか無理……」

P「ていうか、紗南は入らなかっただろ、結局」

紗南「そうだったね！」ﾃﾍﾍﾟﾛ

幸子「ど、どういうことですか？」

千鶴「ゲームしてた、とか？」

紗南「正解！　さっすが千鶴さんだね！」

P「誰でもわかると思うよ」

笑美「せっかく来といてゲームはないやろー」

紗南「どうしても手が離せなかったんだよ！」

幸子「まあまあ、今日は今日じゃないですか」

笑美「わからんでー？　今日もゲームしてるかもしれんし」

千鶴「流石にそれは……」

紗南「ないない、ちゃんと入るってば！」

幸子「そうですよね！」

笑美「入らなハリセンでしばき倒すとこやったで！」

紗南「野蛮だなー……」

P「いやー、それにしても、湯上りの蓮実は色っぽかったなぁ……」

笑美「蓮実はんイイ身体しとるもんな～」

紗南「おっさんが二人もいる……」

幸子「もしもし、輿水です。早苗さんですか？」

P「待て待て、俺は感想を言っただけだろ！」

幸子「何かあってからでは遅いんですよ、色魔のPさん！」

P「色魔とは失礼な奴だなー……」

幸子「ふーんだ！　妥当ですよ！」

紗南「大丈夫だよ、さっちゃん」

幸子「何が大丈夫なんですか……」

紗南「Pさんは二次元の方が好きだから♪」

P「なっ……！」

幸子「二次元って……アニメや漫画が好きってことですか？」

紗南「Pさんのお嫁さんは画面の中にいるんだよ。ね？」ｹﾗｹﾗ

P「黙秘権を行使する」

笑美「そんなただの絵より、ウチらのほうがええやろ～？」

幸子「そうですよ！　そういうのは不健全ですよ！」

P「そう言われても困るんだけど……」

紗南「Pさんだって色々あるんだよ、ね？」

P「そうそう、色々あるんだよ……」

笑美「なんや、意味深な感じやな？」

紗南「笑美さんは分からなくても大丈夫だよ」ｹﾗｹﾗ

笑美「なんやそれ腹立つわー！」

千鶴「……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

P「ち、千鶴？　どうした……？」

千鶴「二次元オタクとか……ど、どうしよ……画面の中に入れない……！」

幸子(うわぁ……こっちはこっちで重症ですね……)

笑美「千鶴はんも大変やなぁ……」

紗南「っていうか早く中入ろうよ！」

P「そうだな、時間がもったいないし……」


・・・・・・

・・・・・・

P「それじゃ、またロビーでな」

紗南「うん、あとでね！」

幸子「ゆっくり浸かってくださいね！　ボクは長風呂なので！」

P「わかったよ、一時間くらいか？」

幸子「ですね！　では、また後で会いましょう」

笑美「Pはん達者でなー」ノシ

P「笑美もなー」ノシ

千鶴「……」ﾉｼ

幸子(さ、さりげなく千鶴さんまで……)

・・・・・・

・・・・・・


笑美「千鶴はーん、そんな隅っこおらんで、こっちきいや～」

紗南「仕方ないよ、千鶴さんシャイだもん」

幸子「でも女同士ですし、そんなに恥ずかしがらなくても……」

笑美「しゃーないなー……ウチは先行くで！」

紗南「あたしたちも行こ、さっちゃん」

幸子「ですね……千鶴さん、待ってますからね！」

千鶴「う、うん……」

紗南「先に身体と髪を洗わないとね！」

笑美「なー、洗いっこせーへん？」

幸子「ボクの背中を流してもいいんですよ？　ﾌﾌﾝ♪」

紗南「流してもらう人の態度じゃないね……」

千鶴「わ、私が流してあげる……！」

笑美「お、意外と早く来はったな！」

幸子「それじゃ、お願いしますね、千鶴さん」

千鶴「う、うん……やさしくしないと……」

紗南「しょうがないなー、あたしは笑美さんで我慢しよう……」

笑美「我慢て！　紗南はんきっついわー！」

千鶴「幸子ちゃん、どう……？」ｺｼｺｼ

幸子「ん、気持ちいいです……上手ですね、千鶴さん……」

千鶴「そう、よかった……」ｺｼｺｼ

笑美「はぁ～……紗南はんもえらい上手やなぁ……」

紗南「指先のテクならまかせてよ♪」

笑美「やらしーわー、紗南はんホンマやらしーわー」

紗南「……」ｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼ

笑美「アカンそれあだだだだだだ！！！」

笑美「はぁ、酷い目あったわ……」ｺｼｺｼ

紗南「自業自得だよ♪」

幸子「千鶴さん、肌綺麗ですね……」ｺｼｺｼ

千鶴「そんなことない……綺麗、かな……」

笑美「ホンマ綺麗やなぁ……アレや、絹のような肌！」ｺｼｺｼ

紗南「Pさんが見たら鼻血不可避だね！」

千鶴「見せる機会なんてないし……み、見たいのかな？　全部！？」

笑美「全部て……妄想☆暴走★やな！」ｹﾗｹﾗ

幸子「真っ赤になって、ゆでだこみたいですね……」ｺｼｺｼ

紗南「肌白いからわかりやすいよね」ｺｼｺｼ

笑美「せやけど、ウチかて負けてへんで！」

紗南「え？」

笑美「どや！　千鶴はんに負けず劣らずピッチピチやろ？」

千鶴「う、うん……」

幸子「……正直、普通に負けてると思いますけど……」

笑美「なっ！？」

紗南「ていうか、ピッチピチっておばさんみたい……」

笑美「おばさんて！　ウチまだ17やで、17！」

紗南「いいから、次は髪洗うよー」ﾜｼｬﾜｼｬ

笑美「目があぁあああああぁああああ！！！」

紗南「うるさいなー……」

幸子「千鶴さん、髪も綺麗ですね。サラサラで、素敵ですよ」ﾜｼｬﾜｼｬ

千鶴「うー……ほ、褒め殺されちゃう……」

紗南「笑美さんの髪は面白いねー」ﾜｼｬﾜｼｬ

笑美「せやろー？　もっと褒めてー♪」

幸子(褒められてるんですかね……？)

千鶴「……」ﾜｼｬﾜｼｬ

笑美「くく、幸子はん、ぺったんこやな！」ﾜｼｬﾜｼｬ

幸子「ぼ、ボクはまだ成長途中なんですよ！　きっとそのうち大きく……」

笑美「胸やなくて髪の話やで？」ﾜｼｬﾜｼｬ

幸子「えっ！？」

紗南「さっちゃんいつもハネてるもんねー」ｹﾗｹﾗ

幸子「ま、紛らわしいこと言わないで下さいよ！」

笑美「幸子はんもそういうお年頃なんかぁ……」

紗南「笑美さんもそんなに変わらないよ！」

笑美「ウチは胸なんて気にせえへんからなー」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

紗南「でもこのメンバーだと、笑美さんが一番あるよね」

笑美(B82)「最年長やしな！　まー皆もそのうち大きくなるやろ！」

幸子(B74)「だといいですけどね……」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

千鶴(B78)「……ない」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

紗南(B75)「あんまり期待できないね……」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

笑美「揉まれると大きくなるって言うけどなー」

幸子「だ、誰に揉んでもらうんですか？」

紗南「そりゃもちろん男の人でしょ」

千鶴「そんなの無理！　……絶対無理！」

笑美「Pはんなら、胸くらいええかなー？」

紗南「どーせヘタレると思うけどねー……」

幸子「ぼ、ボクは絶対嫌ですよ！　ていうかPさん捕まっちゃいますよ！」

笑美「誰にも言わなきゃええんやでー？」ﾆｯｺﾘ

幸子「嫌ですってば！」

紗南「さっちゃんは純情だねー」ｹﾗｹﾗ

幸子「ば、馬鹿にしないで下さい！　ボクだってPさんに胸を揉まれるくらい……！」

千鶴「……いいの？」

幸子「い……良くないに決まってます！　もう知りません！！」ﾌﾟﾝｽｶ

笑美「あらら……さっちゃんおこぷんや……」

紗南「どーせすぐ戻ってくるよ。お風呂はいろー！」

笑美「せやな！　おもろい風呂あるみたいやしな！」


・・・・・・

・・・・・・

P「そういや、混浴あるんだった……！」

P「皆、来ないとは思うけど……万が一に備えておくか……」

P(やましい気持ちではなく……)

P(来たら追い返す為だ、うん)

P「失礼しまーす……って誰もいないか……」

???「あー、ホントに来た！　プロデューサー、元気～っ？」

P「！？！？！？！？！」

・・・・・・

難波ちゃん、普通にスタイルいいんだよな。