日本兵「安価で異世界を戦い抜く」 (151)
・このスレは安価で日本兵を異世界を戦い抜かせる物語です。
・設定は他の安価スレを参考にさせていただきました 。
・行動の成否や戦闘では場合によってはコンマ判定が入ります。
(能力や状況等によっては確率が変動します)
前作:船坂弘「安価で異世界を生き延びる」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377320368
まずは彼が向かう異世界は...
1、政府や秩序が崩壊した世紀末
2、魔法などが存在する中世
3、技術が高度に発展した近未来
安価は>>5
3
遠い、よってksk
初めは下1~2が良い
2
>>4さん、アドバイスありがとうございます。
世界:魔法などが存在する中世
次に彼異世界に行く前にいた場所は...
(彼のスキルに影響します)
1、日本本土(人心掌握術)
2、大陸方面(射撃術)
3、南方方面(生存術)
安価は>>8
2
2
日本兵のすごい伝説とかないの?
世界:魔法などが存在する中世
出身:大陸方面
スキル:射撃術
次に彼の兵科は...
(初期装備+行動に影響します)
1、歩兵(初期装備:小銃+軍刀)
2、憲兵(初期装備:拳銃+軍刀)
3、騎兵(初期装備:馬+軍刀)
4、戦車兵(初期装備:戦車+拳銃)
5、砲兵(初期装備:擲弾筒+拳銃)
6、工兵(初期装備:拳銃)*【ボーナスとしてスキルが一つ増えます】
安価は>>13
2
6
4
世界:魔法などが存在する中世
出身:大陸方面
スキル:射撃術
兵科:戦車兵
装備:戦車(???)+拳銃
次に彼は戦車兵なので乗っていた車両は...
1、九七式中戦車
2、九五式軽戦車
3、九二式重装甲車
4、一式半装軌装甲兵車
安価は>>17
1
↓2とかの方がいいのでは?
2で
4
世界:魔法などが存在する中世
出身:大陸方面
スキル:射撃術
兵科:戦車兵
装備:戦車(一式半装軌装甲兵車)+拳銃
次に彼の階級は...
(人間関係に影響します)
1、伍長
2、准尉
3、大尉
2
3
2
霑題陸
小笠原
紫微
切嗣
Ksk
切嗣
磔
>>26です
紫微で「しび」です。
なんだ連投ありだったのか
>>29は キリツグ でしょう、そういう名前のアニメキャラがいるのです
>>26さん、>>29さん、質問にお答えいただきありがとうございます。
~最終ステータス~
名前:紫微(しび) 切嗣(きりつぐ)
世界:魔法などが存在する中世
出身:大陸方面
スキル:射撃術
兵科:戦車兵
装備:戦車(一式半装軌装甲兵車)+拳銃
階級:大尉
それでは物語が始まります...
さてさて、どうなることやら...
この戦車の性能を教えて偉い人
前がタイヤで後ろがキャタピラの歩兵を運ぶタクシー 装甲は機関銃に耐えられない程度の固さで武器は機関銃
大尉がのる機体では本来無い
1944年 中国大陸 某所
ブロロロ...
最近配備された"一式半装軌装甲兵車"という装甲車の運転席に自分、"紫微 切嗣"大尉はいた。
「...」
...祖国である日本が米国や英国に戦争を仕掛けてから早くも数年が経ったが、我が皇軍は各地で敗北を重ねているらしい。
すでにサイパン島が敵に占領されて日本本土は空襲を受けるようになり、それを食い止める筈だった海軍は半ば壊滅。
さらには噂によるとミッドウェイでも実は負けていたという話だ。
射撃が死にスキルなんだな
しかし上の連中は戦局を打開すべく大陸打通作戦を立案、そして自分はその中で部隊を昼間に強行輸送させるという任務についていた。
しかし、まさか日本人では珍しく車を運転できるから、ということでこの任務を任されると思ってもいなかった。
「あと数時間か...」
微かに森の間にある道を進みながらそう呟いた。
後部の荷台には十数人ほどの味方の兵士が座っていて、戦場への到着を待っている。
その時だった。
グォォォォン!!
「...敵機だ!」
この音は敵航空機だとすぐに分かった。
というより航空隊がすでに壊滅しているからそれしかなかっただけだが。
運転席から見える上空の黒い影は段々と大きくなり、やがて戦闘機になった。
「おい! 後ろにいる奴らは全員飛び降りろ!」
もはや輸送どころではない。
兵士も自分の声に反応して我先にと荷台から飛び降りる。
そして最後の一人が荷台から飛び出した刹那、体に何度も殴れたような衝撃がきた。
装甲車といっても申し訳程度しかない装甲で戦闘機の機銃を食い止められる筈もなく、視界が太鼓のような音と共に真っ白になったーーー
>>1
今日はここまでです。
明日から本格的に話を進めますのでよろしくお願いします。
乙 異世界で燃料や部品をどう確保するかが問題だな
>>1
それでは再開します
~謎の森の中~
「う...うん?」
どれほど時間が経ったであろうか。
運転席で太陽の眩しい光を受けて彼はようやく目覚めた。
「...皆は...どこだ?」
朦朧とする意識の中、彼は辺りを見渡したが誰もいない。
そしてようやく意識がはっきりとしてきて、先ほどの出来事を思い出せた。
「確か敵機に襲われて...それで...」
死んだ筈だったーーー
爆発と思われる音も、機銃で撃たれた衝撃もまだ体に残っている。
なのになぜ自分は生きているのか?
日本兵
「た、助けてー!」
その時、助けを求める声がした。
もしや他にも助かった仲間がいるのではないかと思い、運転席を飛び出す。
草むらを掻き分け、向かった先には...
1、西洋の鎧を身につけている兵士に襲われている人がいた。
2、棍棒を携えている化け物に襲われている人がいた。
安価は>>48
2
1
安価:1、西洋の鎧を身につけている兵士に襲われている人がいた。
「なっ!?」
あり得ない。
歴史には詳しくない紫微でも眼前の光景がおかしいことが分かった。
今どき鎧を身につけ、槍や剣で戦うことは時代錯誤でしかない。
しかし、今にも三人ほどの時代錯誤の兵士が怯えている民間人を襲おうとしているではないか。
「...おいッ!誰かがそこにいるぞ!」
気づかれた。
鎧の兵士達は民間人を無視してこちらに殺意を向けながら向かってくる。
話は通じそうになく、戦う他ないだろう。
紫微は草むらから躍り出ると護身用に持っていた南部十四年式拳銃を素早く抜いて構えた。
敵はまさか、いきなり草むらから飛び出してくるとは思ってなかったのだろうか、一瞬だけ動きが止まった。
その一瞬だけで充分だーーー
パン!パン!パン!
森に三発の銃声が響き渡る。
すると鎧に覆われていない部分の顔の額から血を流しながら敵が三人とも倒れた。
「...まさか射撃が上手いことがここで役に立つとはな」
紫微は昔から何故か射撃が上手だった。
おそらく才能か何かだったのだろうが、こんな形で使うとは考えもしなかった。
そんなことを考えていると先ほど襲われていた民間人が近寄ってきて、
そして民間人を見て紫微は絶句した。
助けた民間人は...
1、耳の長い男性だった(エルフ族)
2、足の短い男性だった(ドワーフ族)
3、妙に毛深い男性だった(獣人族)
面白そうなスレ見つけた
安価は1
2
安価:2、足の短い男性だった(ドワーフ族)
最初は鎧の兵士の方に目が向いて気づかなかったが、身長が小さい男性だったからだ。
「た、助かったぞ...礼をいう」
その男性は動揺している紫微を余所に感謝を伝えた。
取り敢えず動揺を隠しつつ、紫微は応じる。
「あ...あぁ」
「俺はドワーフの者だが、あんたはここら辺じゃぁ見かけん奴だな。旅人か?」
「...自分は日本陸軍の輸送部隊に所属している"紫微 切嗣"大尉だ」
紫微はドワーフの質問に対して正直に自分の所属を言った。
だがドワーフの男は"何だそれは?"と言わんばかりに首を傾げる。
「ニホンリクグン?聞いたことねぇな」
「...日本を知らないのか」
「...少なくとも俺はそんな国は聞いた事はねぇ」
おかしい。
紫微はそう思ったがドワーフの男に思考を遮られる。
「まぁ、俺を助けてくれたんだ。
さっきの悪い奴らじゃねぇのは分かるぜ」
「...そういえば、こいつらは一体?」
紫微は鎧の兵士の死体を指を差しながら言った。
気になっていたことだがこの鎧は明らかに中国国民党や米軍の装備と違うことは分かったが、なぜこんな兵士がいるか疑問だった。
しかし紫微に質問されたドワーフの男は怪訝そうな表情を見せた。
「...あんたは東方の帝国のことを知らねぇのかい?」
「東方の帝国?」
「...その様子だと知らんようだな。まぁそういう話は一旦俺の村で説明しよう」
「...分かった」
この男は住んでいる村に案内してくれるらしい。
情報がなく、判断材料が少ない今は村で情報を集めることが賢明だと思い承諾した。
「よしっ!確か村は...イテテテ!」
村に案内しようとドワーフの男が歩き出した途端にこの男は足を抑えながらしゃがんだ。
「どうした!?」
「あぁ...さっき足を剣で傷つけられてな...大丈夫だ、こんなものはすぐに治...イテッ!」
紫微に心配かけまいドワーフの男は気丈に振舞ったが、どうしても足の傷が痛むらしい。
どうしようかと思った紫微だが、あることを思い出した。
「おい、俺が背負ってやる」
「...村はここからだいぶ遠いから、俺を背負っていくのは無理だぞ」
「いや、ちょうど移動に便利な物があるから、それを使おう」
「移動に便利な物?」
>>1
一旦休みます。
続きは午後に再開予定。
乙 ただ一式半軌道は戦車部隊所属で補給部隊所属じゃないんじゃないか?
安価は神の意思だから多少不自然でもまかり通るんでしょ
割と末期の日本軍なら有り得ない話でもなさそうな気はするけどな。その場にあったなら使えるものは使う
いやまぁよく知らんけど
~ドワーフの村への道~
「...おいッ!馬とかいないのにこれはどうやって動いてるんだ!」
時々大きく揺れる座席でドワーフの男は大声で言った。
彼は今まで車を見たことないのだろうか、必死に座席にしがみついている。
「説明すると長くなる! それよりお前の村はこの道であっているのか!?」
「あぁ! もうすぐ村の入口が見えるはずだ!」
機銃で撃たれたはずなのに傷一つなかったことに違和感を覚えたが
紫微はドワーフの男の案内の元、一式装甲車を運転しながら村へ向かった。
最初はこれに乗ろうとしなかったドワーフの男だが、今は怯えつつもこの装甲車に興味を持っているらしい。
と、そうしている内に何やら木々の隙間から何本か煙が見え始めた。
この先に人里があることを示している。
そして森を抜けると丘の上に築かれた柵に囲まれている山城のような物が見えた。
「あれがお前の村か!」
「そうだ! 中々立派だろう!」
誇らしげにドワーフの男は言った。
そして柵の間にある門まで辿り着いた時、突然門が開いて中から多数のドワーフの男のような者達が出てきた。
兜を被って大斧や大鎚を持って。
「かかって来い! 俺たちは従わんぞ!」
「ぶっ殺してやる」
明らかな殺意を向けられていることに紫微は戸惑った。
「まさかこんなに歓迎されるとはな...」
どうするべきか悩んだ紫微だったが助けたドワーフの男は慌てて車から降りて外に出る。
「ま、待ってくれ! こいつは悪い奴じゃねぇ!」
「お...お前は! どうしたんだその怪我は!?」
「それよりこれは帝国の連中じゃねぇ! 逆に俺をそいつ等から助けてくれたんだ! 武器を下ろしてくれ!」
男の言葉にドワーフ達は一応武器を下ろした。
紫微は胸を撫で下ろし、運転席を降りる。
まだ警戒しているドワーフ達に紫微は敬礼をして口を開いた。
「...自分は日本陸軍輸送部隊所属、"紫微 切嗣"であります」
そう自己紹介するとドワーフ達の間から周りより少し立派な装備をしている隊長格らしき男が出てきた。
「...助けてくれた仲間から話は聞いた。では紫微とやら、色々と話を聞きてぇから来てくれ」
「分かりました...」
~ドワーフの村 族長の家~
「なるほどな...」
ドワーフの隊長に案内されて来た族長の家で紫微はこれまでの経緯を長いあご髭を持つ族長に説明した。
「では、そこの紫微という男は我々の仲間を助けてくれた命の恩人というわけじゃな」
「は、はい。その通りです」
「そ、そうなんです」
族長の言葉に紫微と助けたドワーフの男も同じように頷く。
「では紫微とやら、確かこの村で色々調べたいことがあるそうじゃな。
儂としては異論を挟むつもりはない。何なりとここで泊まっていくがよい」
「ありがとうございます!」
これで何とか情報を集めることができそうだ。
しかし今日はは疲れた体を癒したいので、そのまま寝室に直行した紫微であった...
さて、次の日の紫微の行動は...
1、村を一通り見学する。
2、村の外を見て回る。
3、村の外から来た行商人と接触する。
安価は>>71
1
1
1
面白いな
安価:1、村を一通り見学する。
次の日の朝、目覚めた紫微は着替えると助けた男の家へ行った。
なお、族長の家を出たあとに知ったのだが男の名前は"ガフェセフ"というらしい。
「ガフェセフ、起きているか?」
家の玄関を叩いて呼びかけると少しして、ガフェセフが出てきた。
「はいはい...旦那じゃないか。どうかなさったので?」
「いや、今日はガフェセフさんの都合がよければ案内して貰おうと思ってな。今は大丈夫か?」
「とんでもない! 今すぐ支度してくるぞ!」
そうガフェセフは跳ぶように家の中へと戻る。
たまに何か割れた音が聞こえたりもしたが、数分後には再び玄関に戻ってきた。
>>1
今日は中途半端ですがここまでです。
(前回のようなBAD ENDを避けれたらな...)
ほす
来ないかねえ…
>>1
文化祭の準備でだいぶ遅れました...
久しぶりに再開します。
そうかもうそんな時期か
「待たせたな!さて、何処に見学に行くか?」
「そうだな...この村で一番凄い所を頼む」
「了解した!今日は確か鍛治場が動いているからそこへ向かうぞ!」
~ドワーフの村 鍛治場~
カーンカーンと鉄を叩く音が響いていた。
人力で昔ながらのやり方だったが、陸軍の工廠より迫力があった。
「ほう! すごいな!」
「ここが我が部族自慢の製鉄所じゃ!」
誇らしげにガフェセフは言った。
と、その声に何人かのドワーフが反応して手を止める。
「おぉ、ガフェセフが来たぞ!」
「ガフェセフ、帝国の連中に襲われたんだって?」
ここにはもう昨日の事は伝わっていたらしい。
仲間の質問にガフェセフは大笑いしながら答えた。
「そうだが横にいる紫微が助けてくれたから無事だったわい!」
すると今度は紫微に質問が集中した。
「あんたが"シビ"という 人間なのに我々の仲間を助けた変人だそうだな!」
「はっ、自分はただ必死に助けようとしただけで...」
「そう謙遜するな! 例をいうぞ」
続いてワハハハ、といつの間にか集まっていたドワーフ達は大笑い
し、紫微は苦笑するしかなかった。
こういう豪快な奴らは好きだ。
戦車や銃の整備も考えると、ドワーフはナイスだったかも知れんな。
「ところでだ、シビの腰になんか変なモンがあるが、それはなんだ?」
ドワーフの一人が紫微の腰にある拳銃を指差しながら言った。
「これは"拳銃"っていう...まぁ、鉄の弾を火薬で放つ武器です」
「火薬を使う武器か...ちょっと貸してくれねぇか?」
「えっ、まぁいいですが...」
ドワーフに言われるがままに紫微は拳銃を手渡す。
するとドワーフ達は渡した拳銃をまじまじと珍しそうに見た。
「これは小僧が作ったのか?鉄の質が相当悪いぞ」
「鉄の筒やら何やらよく分からんが、様々な部品をくっつけているようじゃな」
「しかし、仕組みは弩と似ているが...」
「だが隣国や帝国の軍団でこんな装備は見たことないな...」
沢山の意見や憶測が彼らの間飛び交うがその中で隣国についての話題が出た。
そういえば、紫微は東方の帝国についてまだ何も聞いていない。
そこで紫微は思い切って言った。
「あの...水を指すようですいませんが"帝国"とは一体なんでしょうか?」
「あんた、東方の帝国のことを知らねぇのか!?」
まるで常識がないように言われたが、知らないものは知らないのだ。
そこでガフェセフは庇うように言った。
「いや、こいつは遠いところからきたんだから、何も知らねぇんだ。
ちょうどいい、ここ説明してやるよ」
そこで鍛治場の人々が一人一人が勝手に色々な説明を始めて半ば理解ができなかったが要約すると、"東方の帝国"とは東からこの地域に攻めてきた国家のことでドワーフの他にもいる"えるふ"や"人狼"などの異人種を迫害している酷い国らしい。
「では...ここもその帝国に抵抗している部族の一つなんですか?」
「あたぼうよ! あんな傲慢ちきの連中に従う気はさらさらねぇ!」
そうだそうだ、と賛同する声が上がる。
「では他の国や種族などと手を結んだりは?」
紫微はこの世界のことをよくは知らないが、先ほどの"えるふ"や"人狼"と手を結んんだり、他国に援助を求めたりすれば、帝国に対抗できると思うのだが、ドワーフは頭を振った。
「それが出来たら苦労はしねぇよ」
「と言うと?」
「この辺りには他の種族はいない、それに帝国に対抗できそうなのは二つだけだ」
「ではそこに頼めば...」
「あいにくだが、連中に帝国と敵対してまで俺らを助けるつもりはないらしい」
確かに他国と敵対してまで少数種族を助けるなど、その国の利益にでもならない限り、援助はしないだろう。
ーーーではその援助をしてくれるようにすればいい。
「では、援助を引き出すためには帝国に対抗できる武器を手に入れる他ありませんね」
「「「...はっ?」」」
突拍子もない紫微の言葉にドワーフ達は耳を疑ったが、紫微は続けた。
「貴方方は見たところ、腕はいいようですから...外にある装甲車やこの拳銃を真似て作ることは出来ますか?」
「...拳銃とやらは弾の仕組みがいまいちよく分からんから弾は無理だが...それは錬金術師やらに頼めば何とかなるだろう」
次にガフェセフが答えた。
「外にある装甲車は...部品の整備ぐらいなら出来るぞ」
「成る程...ではまずは拳銃や...小銃を何とか手にいれて量産をし、それをちらつかせて交渉をすれば何とかなると思いますが...いかがでしょうか?」
ドワーフ達は二の句が告げなかった。
後日、この事に関して族長と話し合った結果、紫微の案が採用されてドワーフ達の手により拳銃の量産が開始されたとか。
*拳銃(弾無し)の量産が始まりました。
*錬金術師か学者を仲間にすることにより、弾の研究が可能となりました。
*火薬と雷管を手に入れることにより、弾の生産が可能となりました。
さて、次の日の紫微の行動は...
1、村の外の川を散歩する(科学者が仲間になります)
2、村の外の山を散歩する(軍人が仲間になります)
3、村の外の森を散歩する(異人種が仲間になります)
2
1
1
安価1、村の外の川を散歩する。
ドワーフの村で生活を始めてから数日が経過してようやく環境に慣れ始めた頃、彼は水汲みの為に村の川を散歩も兼ねて歩いていた。
そこで彼は戸惑っていた。
「...」
「...どうせ...ワシは...」
川の岸で老人が哀愁を漂わせながら何かブツブツ呟いていたからである。
「あの...どうかなさいましたか?」
とりあえず紫微は声を掛けてみた。
「なんじゃ...どうせ君もワシの事を偽物とか言うんじゃろ...」
会話終了、老人は再びブツブツ呟き始めた。
「あの...何があったか知りませんが名前だけでも教えてくれないでしょうか?」
「...ワシの名を聞いても君は笑い飛ばすだけじゃろう...」
紫微は哀愁を漂わせるこの老人を放っておいてサッサと帰りたかったが、このまま川に飛び込まれても困るので何とかしなければならない。
「誰も笑い飛ばしませんから、ね?」
「はぁ...ワシはニコラ・フラメルというもの...と名乗ってもな...」
ニコラ・フラメル...紫微は偽物がどうこう言っていたので、そんなに有名な人物かと思ったが、そんな名前は聞いたことがない。
「...えっと、どちら様で?」
期待
>>1
遅くなりましたが再開します。
(このスレを見てくれてる人はいるのかなぁ...)
紫微は何気なくそう言ったのだが、それは地雷を踏んでしまったということを理解するのに対して彼は時間を要さなかった。
「ほらぁぁぁ!! そう言って知らないふりをしてワシのことを信じてないんじゃろ!」
「いやっ、あの...」
突然怒り狂うニコラに紫微は呆気にとられた。
「言い訳はいらん! もうこうなったら賢者の石を大量生産して自決してやる!」
「...よく分かりませんが、やめてください!!」
何かとんでもないことを実行しようとするニコラを紫微は必死に押しとどめる。
そして彼が落ち着いてから話を聞くと、賢者の石を使って18世紀近くまで生きていたのだが、その人生の中で自分がいくらニコラ・フラメルと名乗っても誰も信じてもらえなかったあまり、鬱になっていたところ、賢者の石の暴走に巻き込まれてしまい、いつの間にかここにいたそうである。
科学者……?
これはなかなか あまりわからなくても楽しめる
>>1
昼飯を食べて寝ていたら遅れました...
そして感想ありがとうございます!!
「そうなんですか...賢者の石がどういう物か知りませんが苦労していたというのは分かりました」
「慰めるはいらんよ...どうせワシは永久に一人ぼっちなんじゃ...」
紫微が慰めるもニコラは意にも介さず落ち込み、もうこのまま放っておこうと思ったその時、紫微の脳裏にある考えが思い浮かんだ。
「そういえば...確か貴方は錬金術師だそうですよね?」
「そうじゃが...どうせ信用してくれんじゃろ...」
「ではその名高い錬金術師様に頼みたいことがあるのですが、もしよろしければひきうけてくれませんでしょうか?」
「...人を生き返らせるのは無理じゃよ」
紫微の仕事の言葉に微かにニコラは反応した。
その機を逃さず、紫微はさらに畳み掛ける。
「そんなことではありません。自分が暮らしている村である物が必要なのですが...それは物凄い腕の良い錬金術師がいなければできない仕事なんですよ」
「...ほう」
「それで村では困っておりまして..."有名"で"腕はよく"、"何でもできる"人でなければならないのですが...」
そこで紫微は一旦言葉を区切り、ニコラをちらりと見た。
ニコラはあからさまにウズウズしており、まるでその仕事をやりたそうである。
「もし引き受けてくれる人がいれば、その人はさらにその名を天下に轟かすと...」
「ほうほう、それに適任な者は案外近くにいるのではないかな...」
ニコラが喰らいついたことを確信した紫微はそこで口を開いた。
「では"有名"で"腕はよく"、"何でもできるニコラさん、お願いできますか?」
「まぁ...ワシのような人が必要ならば仕方あるまい...その仕事、引き受けたぞ」
こうして紫微はまた新たな仲間を増やすことに成功したのであった。
*ニコラ・フラメルが仲間になりました。
*弾の研究が可能になりました。
弾の研究は...
(研究は物語中に二つ安価をしたあとにコンマ判定が出ます。
また研究中には他の研究はできません)
1、"弾"の研究する
2、何も研究しない
安価は>>102
研究する
別な開発とかあるの?
1
>>102
研究は最初は弾しかありませんが、途中から徐々にですが選択肢が増えていきます。
安価1、"弾の研究をする
ニコラを村に連れてきて弾の研究を委託してから数日たったある日、紫微は用意された寝室で横になっていたのだが急に外が騒がしなったことに気づいた。
「...何かあったのか?」
紫微は跳ね起きると、寝巻きからベットの脇の机に置いてあった軍服に着替えて、同じく置いていた拳銃を手に取る。
するとニコラが慌てて駆け込んできた。
「大変じゃ! この村に帝国とやらが攻めてきたそうじゃ!」
「なにっ!?」
その時、寝室にある窓から火の手が上がるのが見える。
それを見た紫微は大急ぎで外に出ると、そこは村の家々に多数の火矢が打ち込まれていた。
「なんという...」
この光景に唖然とする紫微だが、そこに今度はガセフェスがやって来た。
「紫微! お前は無事だったーーー
「ガセフェスさん! 現在の状況は!?」
無事を喜ぶより先に紫微は現在の状況を問い詰める。
その鬼気迫る気迫にガセフェスは気圧されかけたが、何とか口を開いた。
「あ、あぁ、村の外に200人ぐらいの敵がいて...それで火矢とか打ち込んでいて...そうだ! 敵には魔法使いがいるかもしれんぞ!」
「魔法使い?」
「そこまでデカくはなかったが大きな火の玉が門にあった櫓の一つを吹き飛ばしやがったんだ! 間違いねぇ!」
一瞬、聞き間違えたのかと思ったがそうではないらしい。
だが考えている暇はないので紫微はそれを一旦頭の片隅に置いておくことにした。
「それで...今動ける男の数は?」
「消化に当たっている奴もいるから...多くて10人ぐらいだと思うが...」
「じゃぁ...その男達を集めてください。この状況を打開する作戦を
伝えます」
「何か名案でも思いついたのか!」
ガセフェスからしてみれば魔法使いもいる敵の部隊を倒す作戦があるとはとても思えなかったが、紫微は的確な判断で自分を助けてくれた恩人だ。
なので藁にもすがる思いで尋ねた。
「えぇ...その作戦はーーー
紫微の思いついた作戦は...
1、装甲車に志願兵を載せて敵に切り込む
2、装甲車から重機関銃を外して籠城する
安価は>>108
2
1
ksk
1
ksk
2
>>1
kskってのは下を採用ことっすよ?
kskだけだと加速って意味だな
kskstまでつけて初めて加速したって意味になる
>>1の解釈でやってもらえばいいが
まぁ、そういう風に扱うスレもあるってことです
>>1の裁量に任せます
安価2、装甲車から重機関銃を外して籠城する
~ドワーフの村 門周辺~
「進めぇッ! こんな小さい村になに手こずっている場合ではないぞ!?」
ドワーフの村の門をこじ開けるべく、指揮官の一人が帝国の兵士達を叱咤していた。
先ほど門の近くにあった二つの櫓のうち一つを軍属の魔法使いが吹き飛ばしてからというものの、抵抗は散発的になり、そして魔法を使ったことによる体力の消耗から回復した魔法使いが今度は門を吹き飛ばした。
「よしっ! 俺が一番のりだぜ!」
「あとは人間じゃねぇ化け物共を皆殺しにするだけだ!」
兵士達は手柄を立てるべく我先にと門へと入っていった。
その門が地獄への入口とも知らずにーーー
1
研究させなかったら何をするんだろ?
それとトリップ付けた方がいいですよ
本人だと証明できますし
「帝国軍の兵士諸君、ここまでご苦労様でした。そしてさようなら」
突入した帝国軍の兵士が目にした物、それは大きな鉄の塊と殺すべきドワーフ数人と"人間"だった。
「撃ッーー!!」
その号令が響くやいなや、独特の音と共に装甲車から外した重機関銃の7.7mm弾が敵の戦列へと放たれた。
それは発射速度は遅いが確実に敵の人体の一部を消し去っていく。
「ぎゃぁぁ!」
「腕がぁぁぁ!!」
敵兵の断末魔が聞こえるが紫微はお構いなしに給弾し撃つ。
敵は退却しようにも後列は前列で何が起きているか分からないため、下がることができない。
弾切れが弱点だな
しかも数分もすると流石に敵もようやくこの重機関銃の驚異を理解して退こうとするも統制のとれた退却はできず、さらに犠牲を増やしてしまう。
そこへ、
「おんどりぁ! ここまで好き勝手やりやがって!」
「一人残らずぶった切ってやるわぁ!」
獰猛な獣のようにドワーフ10人が一気に切り込んだ。
混乱しているところにその突撃で帝国軍の兵士多数が体を竹の如く割られ、ようやく何人かが門から生きて離れることが出来た頃は門の周辺には40人を越すかもしれないほどの死体が転がっていた。
>>1
今日はここまでです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
>>1
お久しぶりです。
それでは再開します。
おうあくしろ
期待してみてるんだから
支援
支援。スレタイでSIREN2思い出したわw
帝国軍を退けた翌日、村では紫微を中心に死体や倒壊した家の修理などが行われていた。
ドワーフ達の顔には昨夜と違い悲壮な表情はなく、昨日の戦いの過程を自慢げに話したり、これからの復興に向けて何をするかを話している。
「何とか勝てたか...」
紫微はその光景を畏敬の念を込めて見る一方、これからの事について考えた。
昨夜の戦いで攻め寄せてきた帝国軍に打撃を与えることができたのは彼からしてみると偶然もいいところであり、それに昨夜で装甲車に積んであった重機関銃の弾の3分の1を消費した。
これから帝国軍の増援が多数くることを考えると不安になってくる。
「紫微、ここにおったか」
そこまで考えていた時、ふと声をかけられた。
「ニコラさんですか。どうかなさいましたか?」
「いや、この村の族長が貴様のことを探しておったぞ。なんでも重要な話だそうじゃ」
ktkr
~族長の家~
紫微はなぜ呼び出されたのか考えつつ、特に目立った損傷箇所がない族長の家にきた。
家の中に入るとガセフェスやその他のドワーフが族長の周りに座っている。
「紫微よ、よく来てくれたな」
族長は紫微が来て開口一番、そう言った。
「呼び出された訳に心当たりはないのですが...どうかなさいましたか?」
「それはじゃな、君にこれからの事を相談したくてな」
「相談?」
「うむ、帝国の攻勢がこれからますます強くなるじゃろう、そこでこれから他の勢力に援助を頼もうと思ってな」
「はぁ...」
確かにこれから帝国の増援がくることを考えると援軍は欲しいところだが、そう簡単に助けてくれるとは思えない。
それに、
「なぜ、自分にそのことを?」
なぜ外部の者である自分にそのことを相談するのか分からない。
しかし紫微の質問に族長はあらかじめ見透かしていたかのように言った。
待っとる
待っとるんやで
まさか文化祭がきっかけで付き合ったんじゃなかろうな
ドリフターズみたいだな
ま
(気持ちはわかるが>>1以外がageたら)あかん
もう無理かな
保守すんべ...
>>1です。
すいません...最近は色々と忙しくて更新できませんでした...
土日からなら、なんとか更新が再開できそうです。
保守してくれた方々、ありがとうございますm(_ _)m
>>1
どうも皆様、お待たせしました。
更新を再開します。
「簡単な話じゃ。君は人間であるにも関わらず、我々と共に戦ってくれた。ならば君は我々ドワーフの家族同然じゃ」
「...」
『家族同然』
族長の言葉に思わず紫微は驚いた。
いくら共に戦ったとはいえ、自分は外部の者だ。
なのにこのドワーフ達はそれだけで自分を信用してくれるという。
ただ彼らが謀略等に無頓着なだけなのかも知れないのだが、それを差し引いても中々出来ることではない。
「それにじゃ、今回の帝国軍が攻めて来た時の君の指揮は素晴らしかった。我々は力では人間に負けることはないんじゃが...如何せん頭の方が弱くてのぅ。それならば君に判断を任せた方が良いと思うたのじゃ」
「...分かりました。そこまで言ってくださるのであれば私も頑張らねばならないでしょう」
ここまで言われて断れば、日本帝国軍人ではない。
紫微は決意を固め、族長の申し入れを受けた。
「おぉ、そうかそうか。頼みを聞き入れてくれてすまんのぉ」
族長はすると嬉しそうに頭を下げた。
「...で、族長は一体何処に支援を頼もうと思っていらっしゃるのですか?」
来たか
「うむ。とはいってもなんじゃが...奴ら帝国に対抗できそうな勢力は二つ程しかない」
そうえいば、ここに来た時に支援を受けれそうな、というより東方の帝国に対抗できそうな勢力が二つしかない事を聞いたのを思い出した。
そう考える紫微をよそに族長は続ける。
「一つは『西方の王国』じゃ。この国は何百年、何千年と昔から帝国と対立しておって、国力ではほぼ互角じゃ。ただ最近即位した新国王が帝国との対立に歯止めをかけたいと思っておるらしい。しかしその一方で自国を『全世界の正義を守る国』と思っておるので、支援を受けれるかもしれん」
(全世界の正義を守るって...)
前の世界でそんな事を言っておきながら、結局は自国の利益しか考えない某民主主義の兵器工場を思い出した。ただ国力はあるので頼りに慣れそうだ。
「それでもう一つは奇妙でのぅ。『貿易ギルド総合会社』という組織なんじゃ」
「貿易ギルド総合会社?」
世界貿易連合とは、明らかに頼りなさそうな組織だ。
「いや、この組織は凄いんじゃよ。というのも数年前に組織の長が変わってからというもの、世界中にあった貿易ギルドを次々に纏めて、今や貿易するにはこの組織を通じてやらねば上手くできんほどじゃ。最も帝国や王国は独自の経済でやり繰りしているらしいが」
前言撤回、トンデモナイ組織だ。何処かの国の支援もあったのだろうが、民間組織でそこまで成長するとは並大抵ではない。
「そんな組織があるとは...しかし、その組織から支援は見込めそうですかね?」
「うむ、この組織は度々、帝国に貿易を邪魔されておるらしいから酷く立腹しておる。自前の軍隊ももっておるし、上手く事を運べば支援を見込めるかもしれん」
「なるほど...」
いずれにせよ、共にそれなりの勢力を持っており頼りになりそうだ。
ただ、支援を受けることとなれば必然的にその勢力につくことになり、他の勢力からは睨まれることだろう。
自分を信頼してくれてるドワーフ達の為にも慎重に決断を下さねばならない。
紫微の決断は...
1、『西方の王国』に支援を頼む
2、『貿易ギルド総合会社』に支援を頼む
安価は>>149
2
2
1
安価2、「貿易ギルド総合会社」に支援を要請する
「自分としては...貿易ギルド総合会社に支援を申し入れてみるのがいいと思います」
紫微は力を込めて言った。
「...何故じゃ?」
族長やドワーフ達は少し疑問の表情を浮かべる。
「やはり今の話を聞いてみた限りですが、世界中と貿易しているということ資本を大量に保有しているかもしれないからです」
「資本?」
「えぇ、いくら我々が技術を持っていたとしても、その技術を活用するための道具や資源がなくてはいけません。それを揃えるには資金が必要です。そこで彼らの支援を通じて集めるのが一番でしょう」
「...なるほどのぅ...では諸君、彼の意見に異を唱える者はおるかね」
族長はここにいるドワーフ達に確認を求めるように顔を向けていくがだれもが先ほどとは一転して笑顔を浮かべていた。
やはり、彼のような知恵を持つ者がいることが何より嬉しいのだろう。
「...では決まりじゃな。我々は『貿易ギルド総合会社』に支援を求める」
そう族長が決断すると途端に拍手がわき起こる。
部屋が拍手で包まれた中、紫微だけは少し複雑な気持ちだった。
(吉と出るか、凶とでるか...この決断がどうなるだろうか...)
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません