女戦士「俺とパーティーを組んでくれないか?」外伝 ~レクイエムの階段~ (30)

女戦士「俺とパーティーを組んでくれないか?」完結編の外伝です。
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1840736.html

他のSSと並行なのでかなりゆっくりになります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380980950

【魔法学校 職員室】
魔勇者「やっほ。遊びに来たよ。」

女魔法使い「あら、こんなとこまで。どうしたの?僧侶のとこいなくていいのかしら。」

魔勇者「うん、一応1号さんとの結婚記念日だからね。空気呼んできちゃった。」

女魔法使い「あら、めずらしいわね、魔勇者ちゃんが遠慮するなんて。」

魔勇者「あは、えらいでしょ。それにボク、本当は女戦士のことも好きなんだ。」

女魔法使い「だったら一夫二妻制なんてしないで、全部ゆずってあげればいいのに。」

魔勇者「それは無理だよ。それってボクに死ねってことじゃない?」

女魔法使い「そうね、フフ。でも僧侶のどこがいいのか私にはよくわからないわね。」

魔勇者「ふーん女魔法使いって賢いのか馬鹿なのかわかんないね。」

女魔法使い「まぁ僧侶がいい男かどうかなんて置いといて、私には…ね。」

魔勇者「勇者Bかぁ。もったいないよ、女魔法使いは美人なのに。」

女魔法使い「そうね。そう思うわ。私なんて美人は玉の輿に乗るべきだと思うわ。」

魔勇者「そ、そうだね。」

女魔法使い「だけど、どんな素敵な人でももう私の心を震わせることはないわ。」

魔勇者「素敵な人だったんだね勇者Bって。」

女魔法使い「ううん。馬鹿だし見栄っ張りだし、優柔不断だし、顔は良かったけどね。いいところなんて思いつかないわ。」

女魔法使い「でもね。まだあいつのことを考えると胸がきゅんってするの。」

女魔法使い「ウフフ、馬鹿みたいでしょ?」

魔勇者「そんなことない!!そんなことないもん!!」

女魔法使い「優しいのね、だから私魔勇者ちゃんのこと好きよ。」



(いつも元気で優しい女魔法使いがその時ばかりは、今まで見せたことのないような、とても寂しい笑顔をしていた。)



【女戦士「俺とパーティーを組んでくれないか?」外伝 ~レクイエムの階段~】

【魔王城跡地】

僧侶「そっちの方は5番の初療ベッドに寝かせてください。あとB班の回復係はMP休憩です。僕の所に集まってください。」

てきぱきてきぱき

魔翌勇者「僧侶かっこいい…。」ウットリ

女魔法使い「久々に顔をだしたらずいぶん忙しいそうね。」

僧侶「女魔法使いさん。来てくれたんですね。」

女魔法使い「魔翌勇者ちゃんに誘われちゃあね、断れないでしょ。それで手伝ってほしいってのは何?」

僧侶「実はですね…。」


ベッドに並べられた人々(ずらーーーり)

女魔法使い「この人達は?」

僧侶「魔王にさらわれた人間たちです。」

僧侶「どうやら人体実験をしていたみたいで、ここは捕えた人間の保存場所です。女戦士もそのひとりでした。保存液で管理されていた人間は歳もとらず当時のまま。そして正しい蘇生をすればその人たちは後遺症なく人生を再開できるんです。」

僧侶「僕はこの人たちを元にもどしたい。一緒に手伝ってくれませんか。」

女魔法使い「そう、こんなに数がいるのね。」

僧侶「そうなんです。中には知り合いもいましたよ。」


武闘家B「ZZZ」
賢者B「ZZZ」

女魔法使い「え!!」

僧侶「あは、びっくりしましたか。武闘家Bさんと賢者Bさんですよ。二人とも側近に殺されてはいなかったらしく、保存されていました。まだ寝ていますが時期に元気になりますよ。」

女魔法使い「う・・・そ・・・・。」

女魔法使い「生きてたんだ。」ポタリ

女魔法使い「武闘家Bも賢者Bも生きてたんだ。」ポタリポトポト

僧侶「僕たちの仲間が帰ってきたんです。こんなに嬉しいことはない。他の捕らわれた人達にも悲しませた家族や仲間がいるはずです。」

女魔法使い「やるわ。私手伝う。」

女魔法使い「一日でも早く、この人たちを家に帰してあげたい。」

僧侶「僕も同じ気持ちです。ではよろしくお願いします。」

で、続きは?

そうだ!続きだよ続き!


(私は僧侶を手伝うことにした。)

(そしてその日からほぼ毎日、魔王城跡地に泊まり込みになった。)

(蘇生の時の復温は非常に神経を使う。)

(限界までに弱めたメラで数日をかけて復温する。そうでないと神経に後遺症が残るらしいのだ。)

(それを考えると乱暴に蘇生された女戦士は幸運だ。もっとも策略に使うために魔王があらかじめ復温をしていたのかもしれない。)

(武闘家Bや賢者B達はだんだんと以前の状態に戻り、賢者Bなどは数日したら蘇生を手伝いたいとまで言うようになった。)

(私は来る日も来る日も蘇生を行い続けた。)


僧侶「おっけーです。この方はもうこのまま室温で大丈夫です。明日から経口摂取も開始しましょう。」

スタッフたち「おー」

ざわざわ

スタッフたち「よかったよかった」

わいわい

スタッフA「女魔法使いさんお疲れ様です。あんな安定してメラを使い続ける技術感服いたしました。」

女魔法使い「この人に体力があったからうまくいっただけよ。」

スタッフA「ははは、ありがとうございます。」

スタッフB「あれ?女魔法使いさんどこへ?」

女魔法使い「ごめんなさい、少し気分が悪くて。ちょっと歩いてくるわ。」

スタッフA「だ、大丈夫ですか?お供しますよ。」

女魔法使い「大丈夫、すぐ戻るわ。」

>>20
>>21
すいません。ゆっくりですがかいていきます。

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