春香「私がアイドルだから」 (605)


私は765プロのみんなが嫌い

歌が上手い千早ちゃんが嫌い

真面目にやればなんでもできる美希が嫌い

綺麗で可愛くい貴音さんが嫌い

みんな嫌い

可愛くて、優しくて、気が利いて……

スタイルだって悪くない。それなのに自分をダメだという雪歩が大嫌い

大嫌い。

みんな、みんな嫌い

自分を普通だといえるみんなが大嫌い

天才だから普通って言える

普通は普通だなんて言えない

普通はダメとしか言えないのに。

私にはない特別を持つみんなが――大嫌い

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みんなからの評価が普通である私でも、

アイドルというものになれてしまう

ううん、なれてしまった

そこまでに必死な努力があった

だけど、それだけ。

努力をしただけでアイドルという、

女の子にとっては特別なものになれた

普通の私が。

だから私は学校では特別

男子はアイドルというだけでなんやかんやと寄ってくる

でも、女子は違う。

羨ましいとか、すごいとか、

尊敬している気持ちなんて欠片もない

『なんでアンタみたいなのがアイドルなの』

と、妬まれ、恨まれ、憎まれ、嫌われる

私がアイドルだから。

だから私は学校でも特別

一人孤立する虐められる少女という特別

仲良かった子はもう仲が悪い

仲良くなかった子も仲が悪い

学校に私の居場所はない

学校には――私にとっての光は欠片もない


「っ!」

トイレという、学校の中でもそうでなくても汚い場所で、

私は転んだ。

違う、倒された

「春香ちゃん。あざときたなーい!」

「あははっ、トイレでもドジっ子アピールお疲れ様でーす!」

立ち上がろうとすると、

制服からポタポタと水が滴る

「………………」

わざわざ私が来るのを調べて、

わざわざ床を水浸しにしてくれて

本当にありがとう。面倒くさかったよね

なんて心の中で皮肉ぶる

「えへへ、つい」

「気をつけてよ。まったく」

彼女達は去っていく

教科書は大丈夫かなぁ

中断

再開


ああ、ダメだった

「……う~ん」

それでも明るくいようとすることは間違いなのだろうか?

私にはアイドルという人質のようなものがあって、

それが私の手足を縛り、口を押さえつける

アイドル天海春香は、女子高生天海春香に反抗を許さない

「何してんの? また教科書忘れた?」

前の席の女の子が、

ニヤニヤとしながら話しかけてくる

「忘れたっていうより、失くなっちゃったかなーなんて」

私も負けじと笑顔で答える

「気持ち悪」

「え?」

「気持ち悪いって言ったのよ。いつまで笑ってんのよ」

「…………………」

いつまで笑ってればいいんだろう?

ううん。いつまで笑っていればいいんだろう?

「それは私が聞きたいかな」

だれも、それには答えてくれない


授業は当然、怒られた

「おい、天海。教科書忘れたの何回目だ?」

「……すみません」

「すみませんっていうのは何回目だ?」

「……すみません」

「天海、仕事が忙しいのはわかるが、学生としての自覚が足りないんじゃないか?」

ああ、嫌だ

何回目の気持ちだろう。

それこそ数百回は超えている

私だって忘れたわけじゃない

取られてしまっただけ。でも、それを告白はできない

アイドル天海春香が殺されるのが嫌だからと、

女子高生天海春香を押さえつけているから。

ああ、嫌だなぁ

私はなんで――普通なんだろう?


ID変わるのでとりつけ

こんな感じで少しずつ進行

期待

もっとだ・・・もっと重い鬱を所望する・・・

やめてくれよ...
でも期待

ここでPが登場するんですよね!?ね!?
希望はあるんですよね!?

希望なんてなくていいから
こっから絶望の底に叩き落とせばいい
極端な方向に振りきってる方が面白い

事務所でも浮いてると俺得

すまん

見覚えのある地の文だな最近アイマスのSS書いたか?


「また怒られたのぉ?」

馬鹿にしたような声

したようなじゃなくてしてるんだけど。

「教科書、返してくれないかな」

「え~っ? 知らないんだけど」

冷静に訊ねた私の神経を逆なでするような声

敵ながら頭がいいなぁ。

なんて思わず感心してしまう

私がアイドルを辞めたくないと解っているから、

わざと挑発してくる

手を出せば見事ゴシップの完成だから抵抗はできないと解っているから。

でも、目立つ傷を残してもそれはそれでアウト

だから絶対に傷は付けてこない

もちろん、それは私にだけであって、私の持ち物には適用されてくれないけれど


「そっか、知らないならいいんだ。ごめんね」

「……気持ち悪」

また、また言われた

プロデューサーさんに褒められた笑顔を。

良いと言われた笑顔を……悪いと。言われた

「ヘラヘラしちゃってさ。いい加減理解しなよ。あんたの笑顔なんて気持ち悪いだけだって」

「そうそう。それともあれ? 男に媚びちゃってんの?」

「そんなことはないんだけど――」

私の声を遮って、一人の生徒が「あぁそうだ」とつぶやく

嫌な笑顔

私の笑顔よりずっと気持ち悪いと思うよ。

なんて皮肉さえ言わせない彼女の行い

「お弁当、代わりに食べておいたから」

そう言って返されたお弁当箱は何も入っていなかった

お昼を抜くのは今日で何日目?

「そっか、ダイエットしてるから助かっちゃうなぁ」

また笑う。ヘラヘラと笑う

だって笑うことしかできないから


「うざっ」

「きもっ」

「死ねばいいのに」

言葉は違えど思っていることは同じ

私はただただ普通と言われるような平凡な存在であっただけ。

ただ、アイドルの中で「普通」、「平凡」、「平均」であっただけ

なのになんでこんなに嫌われなくちゃいけないんだろう?

なのになんでこんな酷い仕打ちを受けなくちゃいけないんだろう

「そんなに私が嫌い?」

「うん? 大嫌いだけど?」

みんなが口を揃えてそう答えた

私は本当に嫌われているらしい

そうでなかったら虐められる事なんてないんだけど。

お弁当のない昼休み

私はこっそり屋上へと逃げ出した

REXだとあんなに仲よかったのに

どん底を低空飛行して最後で一気にハッピーエンドになるのが大好物なのでついそっ閉じし損ねているわけだが。

ずーっとこのノリなのかしら。そっ閉じした方が良い?


ここは私が唯一落ち着ける場所

鞄や、教科書、ノート達を犠牲にして休める場所

「また、怒られちゃうなぁ」

今まで提出物を出せたためしがない

成績はテストでなんとか普通になれるけど、

やる気という点で私は大幅な減点を避けられない

「悲しみのない、自由な空へ……」

とある歌の一文

空が自由だと昔の人は持ったのだろう

けど、私はそう思わない

空は窮屈だ

どこまでも果てしなく青く白く。

時にオレンジ色や黒にはなるものの。

それだけ。それだけしかない

空は空。それ以上先がない、変わりのないつまらないモノ

「……はぁ」

ため息一つ。

ネガティブにしかなれない頭を切り替える

今日はもう授業はサボって事務所に行こう

嫌いなみんなしかいないけど。

私が一方的に嫌われているみんなといるよりは、

私が一方的に嫌っているみんなといる方が好きだし、

なにより心が楽だから


事務所のドアの前でひと呼吸

私が学校でどんな状態かはバレたくない

なんで隠すんだろう?

……どうせ理解なんてされないから

特別さんと普通さんでは、何もかもが違うから

「……ふぅ。よし――」

「おや、今日は早いのですね」

「っ!?」

ドアノブに手をかけた瞬間聞こえた声

「……? 驚かせてしまいましたか?」

「うん、ちょっとだけどね」

「それは、真申し訳ありませんでした」

四条貴音。特別すぎる765プロのアイドル

私が嫌いな人だ


「学校は早退されたみたいですね」

「え?」

思わず声が裏返りそうになった

貴音さんは今なんて言ったんだろう?

早退されたみたいですね?

なんで解ってるんだろう……いや、違う。

これは貴音さんの引っ掛けだ

否定すれば心配される。

否定しないで認めればなぜ? と追求される

ここは理由を述べておこう

「早くレッスンしたくてつい……今日、貴音さんとだし」

「ふふっ、それは嬉しいお言葉です」

ごまかせただろうか?

煽てておけばなんとかなるのが人間

きっとごまかせてしまっただろう。

私達は少しの談笑とともに事務所へと入っていった


「はい。はい……申し訳ありません」

「……?」

私たちが事務所に入ると、

小鳥さんが電話でただひたすらに謝っていた

「私共の方でしっかりと……はい。はい、申し訳ありません」

「何かあったのでしょうか?」

「………………」

貴音さんの呟きはどこかへ消える

小鳥さんは私を視界に入れるやいなや顔を顰めた

それが答え。

私はきっと小鳥さんに怒られるだろう

電話したのは誰だろう?

先生? いや、あの人達かな

「……春香ちゃん。ちょっといい?」

解ってます、解ってますよ

電話を終えた小鳥さんと一緒に応接室へと私は向かう

その時私が一瞥した貴音さんは、怪訝な表情を浮かべて私を見ていた


ここまで。中断

貴音…お前ならなんとかできるよな?

ケイー!早くきてくれー!

何で鬱系ってこんなに吸引力あるんだ……


「なんで呼ばれたのか解るわよね?」

「……はい」

「教材忘れ、提出物のみ提出。見逃せないほど多いって言われたわ」

小鳥さんが言ったのはやっぱりそれだった

学校学校学校学校

私だって頑張ってるのに。

赤点取らないようにって勉強して。

少しでも成績あげようって提出物も用意して。

なのに……

「学校が嫌な気持ちは解るわ。でもね――」

禁句だった

それだけは。

それだけは誰にも言われたくなかったという言葉

「解る……? 気持ちが?」

着やすく気持ちが解るなんて。

「何も知らないくせに」

ぼそっとしたつぶやきは見事届いたらしい


「春香ちゃん!」

小鳥さんが怒鳴る。ほら、解ってない

思わず口が歪んで笑みが溢れる

「ほら。解ってないじゃないですか」

「春香ちゃん、あのね。私は――」

部屋を出ようとした私の腕を掴む。

女の人といっても大人というだけあってその力は強かった

でも。それだけ

力があっても何もできない

何もしてくれない

「放してください」

「……春香ちゃん、貴女」

「なにか悟ったんですか? 何も知らないのに? 凄いですね! 特別ですよ! 特別!」

嫌な子だ。嫌な性格だ。嫌な人生だ。

呆気にとられてか小鳥さんは腕を離し、

私はなんの躊躇もせずに部屋をあとにした


「春香。お話の方はもう?」

「うん、特に問題なかったよ」

一人雑誌を読みながら、

コーヒーを啜る姿はとても少女には見えない魅力があった

それに魅了されていることが。

魅了できてしまう貴音さんが妬ましくて、憎くて。思わず睨む

「……? 雑誌、読みますか?」

「っ、ごめん違うよ」

「では。なにかお飲みになりますか?」

「ううん、気にしなくていいから」

本当に。心からそう思う

なのに。貴音さんは解ってくれない

「では。お話でも?」

「雑誌読んでて良いよ。私は私で色々することあるから」

「ならば手伝いましょう」

しつこいなぁ……邪魔だなぁ

小鳥さんのせいで歯止めの効かなくなった心が叫ぶ

「ごめんね貴音さん。一人にして?」

変にドスの効いた声

さすがの貴音さんも黙り込んで、頷く

「そうですか……」

そしてつぶやきを残しそのままどこかへと出かけてしまった


事務所でも私は居場所を失うのだろうか?

いや、元から失うようなものはなかったかもしれない

いやそうじゃなくて無くしちゃったんだっけ。一方的に

売れる前はみんなただの候補生で、

ほぼ毎日事務所に居られて――そうじゃない

誰も変わってはいない

会う場所が事務所じゃないだけで、会えることは変わってない

変わったのは私だけ

売れたことで中途半端に特別になった私だけ。

私の世界だけが輝くこともなく色褪せた

美希がキラキラしてるという舞台

私にはただのどんよりと暗いモノにしか映らない

ああ、また私は虐げられてしまうんだろうな。と。

女子高生の私はそう嘆き、アイドルの私は別にいいよ。だって私はアイドルで特別なんだから

そう笑う


「……はぁ」

どうしてこうなったんだろう?

どうして、私はアイドルに――

「春香ちゃん、ひとつだけ聞かせて欲しいの」

唐突に響く声は小鳥さんの物

怒っている様子はなく、

むしろ心配しているような感じだった

「なんですか?」

「学校で何かあったの?」

「ないですよ?」

言えばいいのに。

虐められていますといえばいいのに。

助けて欲しいくせに。

「……本当に?」

なんで言わないの?

どうせわかってくれないから?

違うよね?

迷惑をかけたくないから。だよね?


中断。

初日で書ききるべきだった



早く続きを……!


貴音さんに敬語じゃないのは、そういう仕様?
あれ?そもそも敬語じゃなかったっけ?

別に経験があるわけじゃないけど妙に心の声がリアルで身に染みるよう感じる
別に経験したわけじゃないけど

>>40
辛かったな…


大嫌いな仲間たちなら、

別にどれだけ迷惑かけたって良いはずなのに。

「………………」

「春香ちゃん」

自分と違う特別である仲間

その容姿、言動。それらが嫌い

あぁ……そう、私は。

私は、私をいじめるあの人たちと同じなんだ

何も変わらない

むしろ。

自分が虐げられているからと、

無関係な特別なみんなを嫌いになっている私は

もっと悪質で、醜く、最低で最悪な人間だろう


いや、もしかしたら。

私はみんなを嫌いになれていないのかもしれない

だから私は逃げることなくここに来ている

むしろ、逃げ場所としてここを選んだんじゃないのかな

アイドルである天海春香も。

女子高生である天海春香も。

この場所を、みんなと会うことができる765プロを大切に思っているんじゃないだろうか

みんなに話さないのも、逃げないのも。

全部。みんなが好きで、大切で。

だから困らせたくなくて……

そんなこと解ってるよ

「小鳥さんには関係ないです!」

「春香ちゃん!」

わかってるからこそ、どうしようもなくて、

どうしたら良いか判らなくて。

私は事務所から逃げ出した


逃げてどうにかなることじゃない

なのになんで私は逃げたんだろう。

怒鳴って逃げて。

そのせいできっと私は何もない天海春香ではいられない

なのに逃げている

私は何から逃げているんだろう

「っぁ――」

いつものように何もない場所で私は転ぶ。

カバンの中身が散らばって、

制服は土やゴミなどで汚れて……

なにを、しているんだろう

倒れ込んだまま私はなかなか起き上がらず、

その前で誰かが止まる

「どこか怪我をしましたか?」

「……どうしてここに居るんですか?」

「そのお言葉はお返しいたしましょう。外出していたのは私なのですから」

四条貴音はいつも突然現れる

いてほしい時、居て欲しくない時

今は――……

私は貴音さんの手を受け取らずに立ち上がった


「用事を思い出しちゃったから、帰るね」

「お待ちなさい、れっすんはどうするのですか?」

「貴音さんお一人でお願いします」

散らばった私物をかき集めながら、

私は貴音さんに目もくれずに言葉を交わす

「……春香、それで良いのですか?」

「何がですか?」

「逃げているだけでは何も変わりませんよ」

「何を言ってるのか解らないかなーって」

私は愛想笑いをこぼして逃げていく

「………そうですか」

間際に聞こえたその声は、

悲しそうでありながらも、

なにか他のものを含んでいるようにも聞こえた

ここまで

全然違う話だけど今敏のパーフェクトブルーに出てくる未麻って春香に似てるよね。

>>47
人気が無くなって濡れ場演じないといけなくなるじゃないですかやだー!


『具合の方は大丈夫なのか?』

「………………」

あんな別れ方をしたのに。

どうやら貴音さんも、小鳥さんも。

プロデューサーさんには私が具合が悪かったということにしてくれたらしい

その気遣いでさえ煩わしく感じる今の私は、

やっぱり心が荒んでるんだなぁと。

ヒクつく口元を指で整えた

「……多分平気です」

『多分って春香……自分のことだろ?』

「自分のことだとしても、明日どうなってるかなんて解らないですし。いや、治る努力はしますけど」

言葉がいつもと違っていて不自然ではないだろうか

『春香?』

「はい?」

『……いや、ゆっくり休めよ』

「はい」

プロデューサーさんは気づいてしまったのかな

私の壊れかけの心に


翌朝。

学校に行きたくないと駄々をこねる体を強引に起こし、

私は学校へと向かう

汚れていない新しい方の制服

2回連続で汚されることはない

それもまた虐めを気づかれないための知恵

実に要らない知恵だと思う

「おっはよーは~る~か~ちゃ~ん」

学校に着くやいなや肩を組んでくるクラスメイト

まぁこうなると判っていたけど。

「昨日なんで早退しちゃったのかな~?」

笑顔で言いつつも、

私の脇腹をぐいっと力強く押してくる

「……仕事。あったから」

「あっれぇ~? でも、先生は知らなかったんだけどなぁ?」

わざとらしい声

そのあとに続くのは

「わかってるよね?」

「……………」

嫌だと言えない私は彼女とともに歩いていく

たどり着くのは今はもうただの物置になった旧体育倉庫だった


「昨日できなかった分を今日に回そうかなーって」

「……やよいの真似かな? 似てないかなーって」

愛想笑いをしながら返すと、

彼女はニコッと笑って私を蹴り飛ばした

「アンタ何か勘違いしてない?」

「なんのことかな?」

「転びすぎて頭おかしくなった?」

彼女は私を睨み、携帯を弄って笑う

あの笑い方は仲間を呼んで完全な優位に立てたという安堵だ

虐められているうちにそんなことを理解してしまった

「まぁいいや。今日は授業でなくていいから」

「それはちょっと――」

「私がしなくていいって言ったらアンタははいって言えばいいの!」

「……うん」

頷く私の頭に昨日の声が響く

『春香、それで良いのですか?』

良い訳ないよ。良い訳ない……

解ってる、このままじゃダメだって

でも……どうすればいいか解らないんだよ……

助けてって叫びたかった

でも、迷惑なんて……かけたくないよ……

私はきっと救われない

このまま壊れていくんだろうなぁ……

愛想笑いをする私の頬を、誰にも気づかれずに涙は伝っていく


ここまで

胸が痛い…

これは辛いな…

一体どこに着地するんだ……

これが美希や貴音くらい突き抜けてれば周囲の人間も
「ああ、やっぱり自分とは違うんだな」とあきらめも付くだろうに
普通の一般人に近い春香だから、何でこんな奴が…みたいになっちゃうわけか

>>56
雪歩や伊織なら最初から手を出さないしな

雪歩の家はただの建設業だろいい加減にしろ!

まぁ貴音は学校いってないしな
はるるん味方がいないのが辛いね

普通だから頑張ってって思うんじゃなく
普通だからなんでお前が……か

単純に努力の差だろうになぁ…それを認めたくないのかね


「なにこれ、お金全然入ってないじゃん」

やっぱりというかなんというか、

私はこの人たちにお金を奪われた

もちろん、悲しいかなそうなることは理解していたわけで

お金なんて数百円しかお財布に入れてないけど。

ざまぁみろ。なんて言ってみたい

「あんたさ、やっぱり勘違いしてるでしょ」

「……なにを?」

「あんたは特別でもなんでもないヤツなんだよ」

「あははっそれなら痛いほど理解してるんだけどね」

思わず笑う

愛想笑いではなく、苦笑に近い笑いだった

「はぁ……ねぇ、知ってる?」

そんな私に対してため息をつき、

女の子の一人が私の腕を掴んだ。と、認識してすぐ、

私の顔は破裂音に似た音と共に右へと弾かれた

左頬がだんだんと熱くなっていく

「グーだったり、物じゃなければすぐには目に見えたケガにはならないんだよね」

「………顔は止めて欲しいかな」

「アンタの可愛くもない一般人の顔なんて大切にする必要ないっての!」

今度は右の頬が。続いて左、また右

それが少し繰り返されて、

私の赤くなった頬を女の子が撫でた

「いい感じに化粧できて少しはマシになったんじゃん?」

その言葉に続くみんなの笑い声

耳障りな声だなぁ。痛いなぁ……と、心の中でしか呟けなかった


「今度は何するの?」

抵抗する気力もなく、

私はされるがままに彼女たちに腕を吊り上げられ、

もはや逃げることすら出来なくなってしまった

もっとも、

そうなる前から5人6人に囲まれているのだから、

逃げるなんて元から到底無理な話である

「あんたって一応、アイドルじゃない?」

「あー知らないのかと思ってた」

「……へぇ」

愛想笑いも疲れてやめた。

ただただ笑うのも疲れてやめた

いいや、そうじゃない。

だんだんと笑えなくなってきているだけ

皮肉をつぶやく私は多分無表情だと思う


「でさ、一応アイドルで。あざとさ全開で男たちを魅了してる春香ちゃんだけど」

そんなつもりは全くないかな

むしろ。

私は振り向いて欲しい人に振り向いて貰えてないんだけどなぁ。

「人気あるからやっぱり、男共の汚い妄想に使われるわけじゃん?」

汚い妄想。

そう言われても良く解らなかった

男の子の兄弟はいないし、

そこまで親しい男の子もいないし。

「あぁそっか。特別なアイドルの天海春香ちゃんは清廉潔白、純粋無垢の可愛子ちゃんだよね。ごめんね~」

「褒めてくれてるのかな?」

「んなわけ無いでしょうが」

だよね。

口調が明らかに馬鹿にしてたもんね

「汚い妄想っていうのはオナニーだよ。チンコ扱いて精液抜いて性欲発散すること。お解り?」

あぁ……うん。解った。かな。

私も高校生だし、うん。しないことは……ないし

「流石Cちゃん! 私たちには言えないことを平然と言ってくれるぅ!」

「うっさい。こんなことでぎゃーぎゃー喚かないでよ。普通でしょ普通」


そういえばこのCちゃんは彼氏がいたんだよね……

でも、その人はあんな女より~っていうセリフと共に私に告白してきたんだっけ

アイドルだからっていうのもアレだけど、

正直に言っちゃったけど、

女の子を大切にしない、自分を好きでいる女の子をあんな女よりも――なんて言う人とは、

私は全くと言って良いほどに付き合うつもりはない。というか、全くない

もちろん、私にも好きな人がいるけれど

それはまぁ……多分かなわないし。

平坦な感情のままにつぶやく心を、

「だからさ、あんたのえっちな動画とか写真ならお金になると思うわけよ」

Cちゃんのその言葉が大きく揺さぶった

「ちょ、ちょっと待って!」

「だが断る!」

男の子達がよく使うふざけたお断り文句

でも、今はそうふざけられても困る

「それだけはダメ! アイドルだけじゃない、私の人生そのものがダメになっちゃう!」

「……いや、別に私とは関係ないし?」

「お願いそれだけはやめて! お金なら払うから、いくらでも渡すから!」

「わぁお、やっぱり笑ってるよりも絶望寸前のほうが良い顔だよね」

「あはは。確かに」

終わる。終わっちゃう。

私のすべてが、アイドルも、女子高生としても。人としてもっ!

抵抗しようとして揺らす手は、無情にも縛られたまま動かなかった


「でもさ、どういう風に撮ったら良い訳?」

「えーCちゃんそれはないよぉ」

それは唐突な計画だったらしい。

誰もどうしたら良いか解らないという感じで困惑していた

もちろん、誰一人止める気はないらしいけれど。

「兄貴の部屋にならそういう系のあると思うよ、ウチ」

「ほほう? 家近いっけ?」

「まぁ、チャリで数分」

「やめて、やめてよっ!」

涙を零しながら懇願する私を見ても、

みんなは可笑しそうに笑うだけ

「お願ぃ、します……」

「だ~か~ら~。い~や~で~す~」

「っ……」

「じゃぁちょっと見てくる」

「あ、テレ電してくんない? それでやるわ」

「おっけー」

話が進んでいく。止まることもなく進んでいく

そんな中で、私は嗚咽を漏らすことしかできなかった


「うっ、うぅ……止めてよ……お願いだから……」

「だからさぁ……」

女の子は明らかに気だるそうに言う。

それでも私は同じようにつぶやく。つもりだった

「ストップ。春香ちゃん」

私の唇には、一人の女の子の指が押し当てられる

「……………………」

TV電話はまだ来ていない。

なのに、この人は……

「ねぇ、ちょっと前戯しちゃって良いかな? 私、前からヤってみたくてさ」

「おっけー。アンタももの好きよね」

「いいじゃん、男と違って女の子って綺麗だし」

「前戯って――」

私の唇に、その人の唇が重なる

柔らかった。苛立つほどに優しかった

けれど、それでは終わらないらしい。

私の上下の唇が作る平行線に、その人の舌が割り込んできた

「んんっ!?」

「んふっ」

驚く私に対して彼女は笑い、固く閉ざした私の前歯を、その横を。

躊躇もせずに舐めていく

叫びたかった。でも、一度開けば私の口は彼女に汚され、彼女のものとなってしまうだろう。

そんな恐怖がそれを許さない


諦めてくれたのか、

彼女は私の口から下を抜き、ため息をついた

「……ふぅ。開いてよ。春香ちゃんの奥まで私の味わわせてよ!」

「や、やだっ!」

拒絶は言葉のみ。

悪しは自由でも、動くことはできない

「いいじゃん。なら男にされていいの? 男の汚物を口にねじ込まれてもいいの?」

「それも嫌! 全部、全部やだよ!」

「無理かな。それは」

彼女は首を振る。

まるで同情しているかのような素振りだった

「男は汚いから、できれば春香ちゃんはこっち系で動画とりたいけどさ」

「そんな優しさ要らない! 優しくするなら助けてよっ止めてよっ!」

「それこそ無理。だから私とえっちしよう? される前に狂っておけば。されたってきっと嫌じゃないから」

彼女は再び私の唇を蹂躙し、私の歯を自分の唾液で染め上げていき、

そして、彼女の空いた両手が動いた


ここまで



希望はありますか?(切望)

足がつくような事を自ら……

2人3人なら注意して動けるけど
5人6人となると勢いが強くなってボロがでる

まぁ売り方にもよるだろう
誰だか解らないように変装して売ればバレないだろうしな

なんでこういう人たちって、後のこと考えないんだろ

……馬鹿だからか

雪歩ややよいのように頑張ってと応援したくなるようなハンデがあるわけでもなく
真や響や千早のような一芸特化でもなく
美希や貴音のようにルックスに秀でてるわけでもなく
グループで活動してるわけでもなく

27万9936人(IUからの推測人数)もの人間がアイドルへと挑戦するこの世界じゃ
没個性の春香への風当たりは厳しいだろうな

そろそろ壁から72壁がでてくるんじゃないかな

>>71
セリフだと本人って売り方する気じゃないかな


バレるとこいつら諸々の賠償金とかで今後生きてけないな

まあ少年法とかあるし数年後には笑って武勇伝とか語ってそうだけど馬鹿だし


買う側もそのリスクの高さは理解しているだろうし買った側がばれなきゃ……いや
男の子がそういうの持ってるのはある意味当然だし
親が見つけても虐めだと気づかない……か?

これ最悪一生涯脅しのネタにされるぞ

いいじゃん、この希望の見えなさ
このままいってもらいたい


小鳥「っていう妄想をーー」

P「社長、この人クビで」

高木「準備はしておいたよ」つ解雇状

小鳥「ピヨォォォォォォォォッ!」


「春香ちゃんって意外と胸あると思うんだよね」

「っ!」

彼女は制服の上から胸を押し、微笑む

「確か83だよね? アイドルだからってスリーサイズ公開されてるとちょっと可愛そうかな」

「……………」

「だんまりされてるとちょっと興奮しちゃったりして」

「……やめて、くれないかな」

「だから、無理だって。綺麗な春香ちゃんはこれで見納め触納めだろうからさ」

名残惜しそうに彼女はつぶやく。

それは冗談でもなんでもない。

本音だと、私は直ぐに気づいた

「ブラは……いいや、中に入れる」

「やめっやっゃ……」

自分の胸に手の温もりを感じ、思わず身震いしてしまった

他人が自分の胸に触れている

自分が頼んだわけでもなく、無理矢理触られている

それがどうしようもなく気持ち悪かった


「いいなぁ。私よりも大きいし肌触りも……うん。さすがアイドル。気持ちいい」

「やっ、やめて、気持ち悪い」

「大丈夫、次第に気持ちよくなるから」

私の言葉にかぶせて言うと、

彼女はもう片方の手で私の下腹部を撫でた

「やめて、やめてっ、ダメ、絶対にそれはっ!」

「処女取るわけでもないし……いいじゃん女同士だよ?」

そう言いつつも彼女は手を休めない

左手で胸を、

右手でスカートの中、下着の上から大切な部分をなぞる

その刺激は同じ女の子であるだけあって、

多少の心得でもあるかのように上手く、

私の意識、心。それらに反して体は昂ぶっていく

「っ、やだ。ねぇ、お願い。今ならまだ」

「ごめん、私今最高潮だから」

彼女の唇が再び私のそれに重なる

さっきと違って優しさは薄れ、強引さの増したそれは力強く私の唇を押しつぶし、こじ開け、

中を蹂躙しようと這いずり回る


口の中はまだ無事。

だけれど、唇も歯も既に彼女のものと言っても過言ではないし、

私の胸をマッサージのように優しく触れながらも、

指で弾くようにして刺激を加えてくる左手によって、

上半身もまた彼女に蹂躙されている。

「んっ……そろそろ先に行くよ?」

「っ!」

下着の上から指でくすぐるように触れるだけだった右手が、

下着と私の肌との間に割り込んでいく

「ちょっと感じてるでしょ? あぁ、隠さなくていいよ。これでも耐えてる方だからね」

まるで以前にも誰かで経験があるといった言葉

もちろん、今の私にそんなことを気にするような余裕はない

汗というのもあるけれど、

それとはまた違う湿り気が離れていき、

代わりに彼女の指が触れ、微量の粘っこい水音を立てた

絶望しかないのに愚息がスタンダップしてきて辛い


そして、

彼女はあろうことか濡れたその指を口に含んだ

「うわぁ……」

「なにさ。意外といい味だよ? 舐める?」

「っあ!?」

敏感な突起部分を少しだけ強く擦りながら、

彼女の指が私のその隙間に入り込み、また抜ける

見えた指は濡れていて、

それを彼女はみんなに向けた

「ほら、天海春香の天然水。試飲しない?」

「い、いやいやいやいやっ」

「え、遠慮しておこうかなぁ」

みんなも流石に一歩退き、

残念そうにその指を咥えることはなく。

「あぇっ!?」

「ふふっ美味しい?」

油断して開いていた私の口の中、大事な味覚をそれが満たしていく

汗か、それとも拭いきれなかったせいなのか、

ほのかにしょっぱい水

私はそれを吐き出す他なかった

うわあ本当に濡れ場になるとは


「げほっ、げほっ……ぅぇ……」

「……男の人の飲まされる可能性だってありえるんだよ? 大丈夫?」

そんなことを想像したくはない。

同性にされるのでさえ気色が悪いと感じるのに、

男の人にされるとしたら、

私は気が狂ってしまうかもしれなっ――ぁ

「ゃ、ぁっ」

思考することも許されなくなったらしい

彼女の指が私の敏感な部分を摘まみ上げ、

わずかに開いた入口

そこにいつの間にか胸を離れた左手の指が鉤爪のように入り込み、突き刺さる

「いっ!?」

「あっ、爪が……ごめんっ」

彼女は視界から消え、

彼女の吐息は私のその大切な部分に吹きかけられた


「舐めるから許して」

「はぁっはぁっ……もうや、ぁっ! やだぁっ!」

私の叫びはみんなの笑顔を呼ぶ

救いなど、呼び込んでくれはしない

「やだっ、止めてよ! なんで、ひどいよっ!」

しゃがんでいたせいか、

私の振り回した足が女の子を蹴り飛ばした

「っ……痛いなぁ……」

「自分で嫌とか言いながら蹴るとかこいつマジさいてーじゃん」

何言ってるの?

私はもっともっと前から。

ずっと傷つけられてきて、それで、だって、今だって……

「元カレ呼ぶわ。コイツのこと大好きみたいだし、滅茶苦茶にしていいって言えば大喜びするかも」

「やっ、それは、やあ゛!?」

「うっさいっ少し黙って」

躊躇のない強い蹴りが、私の大事な部分を襲い、

痛みで呻く私を私を襲っていた女の子は一瞥し、ため息をつく

「足も固定すれば良いと思う。男は止めとこうよ。最悪ボコボコにされるよ?」

「ん~……確かに、噛み千切ろうとしそうだしなぁ」

「そうなったら確実にバレるから……私にやらせてよ。痛かった復讐したい」

「しかたない……あの子呼び戻すわ。ビデオ回して」

私は何も言えなかった

何もできなかった。

押さえ込まれた足が開いた状態で拘束されるのを、

黙って受け入れるしかなかった

一人春閣下を好きそうな人がいますね…
ミスミソウパターンかな?


動画は、女子高生天海春香が、

何者かによって監禁、凌辱されるという設定

じゃないと、今のこの私の状態の説明が難しいのかな……

そうつぶやく心の中にいる私は、

もう、笑う気力も、泣く気力も、叫ぶ気力もない、

希望なんてない、救われるわけもない

私はもう終わる

このまま彼女に陵辱の限りを尽くされて、

それを撮った動画や写真が学校中に出回って

私はもう逃げられなくなる

私はそれを使って脅されてしまうのかもしれない

死にたい。もう、生きていたくない……

苦しいよ、辛いよ……助けてよ。

その言葉はもう……無意味だった

あぁ……

つらいなぁ…


「ふふっ……まずはどうしようかなぁ?」

身動きできない私を、

彼女は舐めまわすように全身を眺めてから、

思い出したように笑った

「一度やってみたいなって思ってたんだよね」

私の制服の胸元

その両端に手をかけると、彼女は力一杯引き裂こうとした。けれど、

残念ながら力不足だったらしく、

たまたま引っ張った制服のリボンこそほどけて抜けたものの、

他は何も変わらなかった

「……ハサミでズバッ!」

そして何の躊躇もなく、

用意してあったハサミで私の制服を引き裂いた

「帰れなくなっちゃうよ……」

「帰すつもりないから安心してよ。犬とか猫とかペットだっていつも裸でしょ?」

「私は貴女のペットじゃない」

「なら首輪つけよっか。あまみはるか……はいっおめでとう」

私は彼女のペットにされてしまったらしい。

既に無気力だった私の心は、

だんだんと暗くなっていく

この絶望的状況、イイネ

逆転劇はよ!


「私ね、思ったことがあるんだ」

「…………………」

「返答が消えると寂しいなぁ。なんて」

「…………………」

「……まぁうん。それでね、ノーブラでびしょ濡れの女子高生の透ける胸って良いと思わない?」

「…………………」

言葉を返す気力もない。

愛想笑いをする気力もない

私はただ黙って言葉を聞き、

私はただただされるがままに蹂躙されていくだけ

それが一番楽だから……ううん。

それしか私の選択肢にはないから。

「それじゃ春香ちゃんのブラ貰うよ~」

慣れた手つきで彼女は私のブラのホックを外すと、

肩紐をハサミで切って抜き出すと、

それを自分の顔に押し当てて思い切り匂いを嗅いだ

「まだ温いね、それに良い匂いだよ」

撮影者側が軽く引いているのを、

彼女は気づいていないのかな?

いや、さっきの行動の時点でダメだったっけ……


「やっぱり女の子が好きかな。私」

「……………………」

水がいっぱい入ったバケツを構え、

彼女は黙ったままの私に微笑む。

「あとで拭いてあげるね?」

「っ!」

バシャッと全身に水がかかり、

ポタポタと私の髪、私の服。

いろいろな場所から水が滴っていく

そして当然、

彼女の望み通り私の白いワイシャツは透け、胸部を露わにしていた

「おへそも見えるっていうのがまたいいと思わない?」

「……知らない」

「そっか」

彼女はこれを一枚目にと写真を撮り、

私のワイシャツをさっきと同じように掴んだ

「今度は――えいっ!」

ブツッという音ともにボタンが飛んでいく

見事私のワイシャツまでもダメにしてくれた

上半身裸、下はスカートと下着

守ってくれる布はもうそれだけしかない


「綺麗、綺麗だね春香ちゃん!」

それはもう狂乱のような声だった

私のことを好きにできるということが、

彼女にとっては嬉しいという言葉では表せないほどのものなのかもしれない

「……………」

正直に言って気色悪い。

それはもうさっき言ったような気がするけれど……

「大きすぎず、小さすぎない最高の胸……」

そのあとは言葉が消え、

彼女は私の体に抱きつくように頬擦りすると、

胸ではなく、おへその穴に舌をねじ込んだ

「ひぃっ!?」

「あっ……ごめん。つい暴走しそうになった」

「ぁっ……ぅ……」

異常なほどに不快な感触が残り、私は思わず呻いた


「いい触り心地……見えてるとまた違う」

両手で私の胸を撫でまわし、揉みしだき、

時折頬擦りし、舌を這わせる

「春香ちゃんのこと大好き、ふふふっ、もう、私のものだよ」

これはいわゆるヤンデレというものだろう

ビデオ上の設定なのか、

それとも、素の状態でこれなのか

私には解らない

「……さて。さっきのでもう濡れてるよね?」

「………………」

水をかけられたことではなく、

私が彼女を蹴り飛ばす前までのこと。

事実、私の下着は濡れていて、

彼女の上手な行為なら容易に……

考えたくないことだった

もうここまでjk春香とアイドル春香のジレンマがあると精神科送りになってもおかしくない
でもまだまだこの春香は冷静さを保ってるの。それが一番コワイ


「楽にして良いよ。私に委ねてくれればいい」

彼女は右手を私の大切な部分に伸ばしながら、

左手で私の頭を抑えて顔を近づけてくる

「ぁ……」

「ふふっ……良いんだよ。春香ちゃん」

私の開いた上下の唇を、

涎が糸のように結んでいた

「いいよそのままで。全然汚いなんて思わないから」

彼女はそれでも迷わずに私の唇を舐め、

嬉しそうに笑うと、その中へと舌を這わせてくる

拒絶しきれなかった

意識も、心も抵抗する気力を完全に奪われ、

体だけの私はそれを受け入れてしまうから

下腹部が熱くなっていき、

それに気づいたかのように、止まっていた右手が私の中に指を侵入させていく


「んっ」

「…………」

淫らな水音が口元で響く。

それだけでなく、大事なところでも音を立て始める

私の舌を彼女の舌が絡めていき、

上を、下を、彼女の舌が触れていく

私が奪われていく

口の中が彼女によって私から彼女のモノに変わっていく

それなのに、私は嫌がるどころか喜ばしささえも感じてしまう

純粋に彼女の行為が上手かったから?

ちがう。

それだけじゃない。

彼女の私に委ねてくれていいという言葉が、

頼るものもない私を包んでくれたから。

私が彼女のものになっていく

女子高生である天海春香が、彼女に手懐けられていく

心と体が分離する

私が私でなくなっていく

「ふぁっ……」

「ふっ……ふふ」

彼女と私の離れた唇を一本の糸が繋ぐ

もう少しで、私は……


「……春香ちゃんの、すごく綺麗だよ」

彼女は艶かしい甘い声を私の耳元で囁く

スカートが切り取られ、

下着までもが切り取られ

私を守ってくれるものはもう、何もない

「……良いよね?」

彼女は問う

私が蹴り飛ばしたことで、

行うことができなかった行為の許可を。

嫌だよ。ダメだよと。アイドルの天海春香は言うけれど、

私の大部分を担っている女子高生天海春香は、

キスも、手付きも上手いなら。その快楽に溺れてしまいたいと言葉を紡ぐ

救いのない世界の中で、快楽に溺れ狂うことができる選択肢があるのならば。

それほどまでに優しく、暖かで、救われるものはないのだから。

「……うん」

だから私は頷いた。アイドル天海春香の涙を流しながら。

紅潮した笑顔で頷いてしまった

「ありがと」

彼女はしゃがむと、私の股に顔を押し当て、

割れ目から舌を潜り込ませていった


「んっ……ぁっ」

「はひめへ……はひょ?」

彼女は舌を入れたまま何かを言葉にし、

その吐息が私の陰部を刺激し、

くすぐったさと普段は感じたことのない心地よさに挟まれて、

私は耐え切れずに淫靡な声を上げてしまう

「うぅっ……」

彼女の舌が抜かれ、

切なさが私の表情を歪めていき、

彼女と私は見つめあった

「良いよ。イッて。派手に出しちゃって良いから。声も、液も」

それを最後に、彼女は私の陰部を口で覆うと、

勢いよく吸い込んだ

「ん゛んっ!?」

絶対に感じることのない感覚。

敏感な部分が吸い出され、彼女の舌がそれを絡め取っていく

果てない絶望の中、背後から押し寄せる波に私は押し流され、

彼女の言った通りに私は達してしまった

堪えることもせずに、カメラの前で私は恥辱のすべてを晒してしまったのだ

悔しい

でも

感じちゃう。

それでもお姫ちんなら

トランザム!


拘束を外された私は、

彼女の前に跪くようにへたり込んだ

「あっ、はっぅ……ぁぁっ……」

力が抜けたせいか、

尿道を抜けてそれは外へと漏れていく

「うわコイツ漏らしてる!」

「まだ撮ってる?」

「バッチリ!」

それさえも彼女たちはビデオに収め、

私はそれに対してどうこうする余力もなく、

ただ快楽の余韻を感じていた

「え、私と春香ちゃんの動画はもう撮らないの?」

淫らな匂いと、私の漏らしたそれのアンモニア臭が室内へと充満していく中、

彼女の声が響いた

「あんまり長いとアンタが暴走するでしょ? 第一、こんな部屋にはもういたくないって臭いし」

「……私は好きだけどなぁ」


「そうそう。それ、アンタが掃除してね?」

Cちゃんはそう言うと、

私の頭を踏みつけて水たまりの中へと落とした

口や鼻からそれが入っていき、

咳き込むたびにそれが入り込んでいく

「いっそ全部舐めとりなよ。動画撮っておくから」

一人が言い、彼女が首を振った

「虐めの証拠残す気?」

「あ……そっか。っていうか動画もやばくない?」

「やっておいてなんだけど……確かに」

今更気付いた彼女たちは、

少し慌てながらも動画に写っているということで、

彼女が動画や写真を持つことになった


「まぁ、それはそれとしてほら。早く舐めなよ」

「っ……嫌」

「は? 教育しなかったっけ? あんたが許されるのははいだけだって」

持ち上げた頭は、

女の子達によって再び水の中に落とされ、

私には抗う術もなく、

それらを舐めとるしかなかった

「アハハハッ、マジで舐めてる!」

「全裸で自分のお漏らし舐めるとか人間やめてるよ!」

馬鹿にした笑い声が建物に響く

悔しかった。

苦しかった。

辛かった。

情けなかった。

でも、どうしようもない私には何もできなかった


私はフラフラと駅に向かう

彼女たちに解放された私は、

アイドル天海春香として仕事に行かなければいけないから。

「……制服。きつい」

私の制服も下着も、全てなくなっていたため、

『下着と制服は私の貸すから、まぁ……勢いで破ったことは反省してる』

彼女はそう言うと、

自分はジャージに着替え、制服と下着を差し出してくれた

他人の下着を履くことに抵抗はあったのかもしれないけれど、

女として、人間として。

そのどちらの意味でも尊厳を失った今としては、

もうどうでも良い事だった


途中何度も死のうと思ったけれど、

気がつけば765事務所にたどり着いてしまっていた

「……弱虫」

絶望から逃げるために快楽を選んだ私

救いのない世界はそんな私をどう見ているのだろう?

ざまぁみろ。かな

扉の前で深呼吸

忘れかけてた笑顔を作り、勢いよく開け放つ

「おはよーございまーす!」

部屋に入ると、貴音さんと伊織の声が聞こえた

「ですから、無理は承知だと言っているのです!」

「そんなこと言われたって無理なのよ。無茶じゃなく――って春香」

声には気づかなかったのかな?

私の姿が見えてようやく2人は会話を止めた


「……春香、アンタなんか臭いんだけど」

「えっ?」

「なんていうか……アンモニア臭い」

一瞬でバレてしまったらしい

やっぱり、遅れてもいいから学校のシャワーを使うべきだった

「何かあったのですか?」

「トイレで漏らした子が居てね……えへへ。あとはまぁ……うん」

演技でもなく慣れた遠い目をしながら言葉を区切る

「何してんのよ、バカじゃないの?」

「そんなこと言われたってぇ……」

「早めにれっすん場に向かいましょう」

昨日の今日でやや話しにくいけれど、

貴音さんはそんなことも気にせずに私を気遣い、

タクシーでレッスン場へと連れて行ってくれた


「シャワー室を借りることはいいとするわ。でも、なんで私たちまで入る必要あるのよ!」

「旅は道連れ世は情けというではありませんか」

「それはただのことわざだよ。実際にそうする必要なんてあまりないよ」

「……アンタにしてはマイナスな台詞ね」

伊織は少し伺うような視線で私を一瞥し、

まぁいいけれど。と言うとシャワーの音で耳を塞いでしまった

「…………………」

情けなんて……

できれば救いが欲しかった

私の心と体が汚れる前に、

誰かに救って欲しかった

でも、手を伸ばさなかったのは。悲鳴を上げ無かったのは。私

貴音さんと伊織に壁越しに挟まれながら、

私は自分の陰部に手を触れてしまい、思わず涙をこぼす

また同じことを繰り返すのかな。繰り返さないといけないのかなっ

今度は女の子じゃなくて男の子を相手にするのかな……

私のこぼした嗚咽は、シャワーに混じって消えていく


2人より少し遅れてシャワー室を出ると、

貴音さんと伊織が私のではない私の制服を弄っていた

「何してるんですか?」

「いえ、その……」

「……貴音ってほら。高校行ってないじゃない? だから本物に興味があるからって着ようとしてたのよ」

「えーっ」

そんなことをしたら胸が大変なことになるじゃないですか

私でさえ少しきついて感じなのに

「もうしわけありません」

「う、ううん。謝らなくて良いですよ」

大丈夫、破れてない

そういえば貸してくれた子の名前を知らなかったなぁと、

制服の内側にある名前を見て気付く

あの子を思い出したせいか、

下腹部がじわりと来て、勢いよく首を振る

「春香?」

「なんでもない。いこ?」

「そうですね。早く始めれば早く終えられるかもしれませんから」

私達はジャージに着替え、そのままレッスンへと移った


「本当に早く終わるなんて思わなかった」

レッスンを終えて、シャワーも浴びて、

私達は来た時の服に着替えながらつぶやく

「言ってたでしょ。やりたいなら続けましょって」

それを貴音さんが断ってしまったのだけど。

「私の勝手に付き合わせて申し訳ありません。ですが、私たちで少しお食事でもと思いまして」

「食事、ですか?」

「はい。響もいますが」

本当は2人だけの約束だったのかもしれない

だけど、

私の元気がないと悟られてしまったのか、

貴音さんは提案してきた

伊織は少し面倒くさそうにしながらも、

行くことにしたらしい

「春香はどういたしますか?」

「うん、私も良いなら行きたいかな」

「良いに決まってるじゃない。誘ってるんだから」

「それもそっか……」

伊織達は友達で、仲間で

アイドル天海春香の居場所として有り続けてくれる

それだけは、救いかもしれない


「伊織がいるなんて珍しいな」

「普段は竜宮小町でいないし、そういえば響と会うのも久しぶりね」

それを知っていたから快く承諾したんだろうなぁ。

なんて、今だけは私の心も穏やかだ

「一応、まなーのあるれすとらんですから、気をつけて下さい」

貴音さんが言うとおり、

高級とは言わないかもしれないけれど、

普通のお店よりは格上なことは明らかだった

私のお財布にはお金が入っていないことを忘れていたのだけど、

どうしよう。帰りたい

「春香、アンタは選ばないの?」

「え、あー……その、お金……ない」

申し訳なく思いつつも、

正直に答えて帰ろうとすると、貴音さんが腕を掴んだ

「今宵は私の奢りで食べてください。春香」

「え、でもっ」

「ここで帰られた方が、私達は困りますよ」

そう言われては断れない

「う、うん……じゃぁお言葉に甘えよう……かな」

できるだけ安そうなものを選ぶことにした


食事は凄く楽しかった

貴音さんにお金を払ってもらうという引け目こそあったものの、

学校にいるときよりも数倍も、ううん。

数では表せないようなくらいの差で楽しくて。

だからこそ、みんなと別れなくちゃいけないことが寂しくて、悲しかった

「えへへっ帰らなきゃ」

「春香もこっちで暮らせばいいじゃない」

「それはできないよ。お母さん達も……と、」

「?」

友達も。

前はそう言えたはずなのに、

前は歓迎してくれる友達がいたはずなのに。

今はもう……誰もいない

地元の女の子はみんな敵

「友達もいるから」

嘘だった。でも、表情は笑顔。きっとバレない

「そっか、春香は良いな」

唐突に、響ちゃんは言葉を。

言ってはいけない言葉を、私に向けた


「え?」

私の唖然とした表情に対して、

響ちゃんは頬をかきつつ困ったように笑った

「自分、黒井社長の方針でみんな遠ざけてたから友達いないんだ」

「……それは真ですか?」

「うん、一応努力はしてるけど、前までの印象で全然ダメで」

響ちゃんは苦笑する。

そして私が羨ましいだなんていう

「そ、そっか……」

思わぬ不運に顔がひきつる

今すぐ怒鳴り散らしたいと思った

殴りかかろうかとも身構えた

「大丈夫だよ。響ちゃんは特別だから」

でも、アイドル天海春香に押さえ込まれ、私は笑う

「春香が一緒の学校だったらよかったんだけどな」

嬉しいことを言ってくれた

居ない響ちゃんと、居なくなった私

似てるようで似ていない私たち

同じ学校なら、幸せだったのかもしれない


「では、そろそろ」

「うん、またね」

私は電車で一人

みんなは歩いて家に行く

いいなぁ、羨ましいなぁ

そう思いながら手を振って別れる

「春香、また明日」

「うん、明日は違う営業だけどね」

貴音さんの言葉に苦笑して返す

明日を乗り越えれば学校はお休み

お願いしたら誰かの家に泊まれないかな?

死にたいと思っていた私を、

みんなはつなぎとめてくれる

それは幸せかもしれないし、不幸かもしれない

少なくとも、私はどちらとも言えない


とりあえずここまで

765ではやっぱり春香なんだな

嘘を言った自分が悪いのになんで響に怒ってるんだ…
そもそも登校しないという手段はないのか
マジで危ない

>>123
登校しなければ倍で来るし765プロに早退しただけで電話する
逃げることは出来ないんだよ…なにされるか解らないから

響…同じ学校に通ってあげてくれ!
交通費も学費も俺が出すから!

>>123
色々とそんな簡単な事情じゃない

居ないなら作れば良いけど
居なくなったら作れないんだよな……

春香の動画や写真欲しいとか冗談でも口にできないわ

えっ
じゃあ子役とか現役学生のタレントって危なくね?
実際芦田愛菜とか虐められてたそうだし

>>127
>>56が答えてくれてる

休学とか無視することで解決するなら誰も苦労しない
一度上に立った気になれるって知ったら止まらないからなそういう人種は

>>128
えっお、おう
解決策はあると思うんだがなぁ…まぁ創作にマジレスはみっともないか
スレを汚してごめんなさい

期待


学校に行くのが怖かった

制服を着ようとしただけでも手が震えた

でも、私の体はリードに繋げられている犬のように、

学校へと向かっていく

「おっはよ~」

「っ」

あっという間に囲まれてしまった

「おはようは?」

「お、おはよう……」

「おおっ、天海さん!」

「うおーっ生春香だ!」

男子の声が響く

こういう時だけは、みんな女の子らしく、

私に対してどうこうしようとはしない

「チッ」

「っ……ごめんなさい」

舌打ちだけで反射的に謝るほど、

女子高生天海春香は壊れかけていた


「そういや聞いたか?」

「聞いた聞いた」

男の子達の目がある間は、

私は人間としてここにいられる。

でも、私たち女の子しか使わない場所がある

「ねぇ、春香ちゃん。トイレ行かない?」

「ぇ……」

男の子がいる。

だから断ろうと思えば断ることができた

なのに。

「……ばらまくよ?」

「は……はい……」

昨日のことが私の自由を完全に奪ってしまった

私は仲が良い友達同士という役を演じ、

虐められるために、笑顔でトイレに入っていく

嬉しくて笑うはずなのに、

どうして悲しむために、笑わなくちゃいけないんだろう……

いわゆるゲーム感覚のいじめじゃ無いので、いじめられた経験あってもなんか「まさかそんな」という感じがして実態がわからないな


私たちが来たのは、

生徒が殆ど全くと言って良いほどに来ない外れにあるトイレだった

「ここなら馬鹿でもない限り来ないし、汚いし良いと思わない?」

「バカは言いすぎでしょ。まぁ、トイレ探してさまよいでもしない限りはここに来ないか」

校舎の外の外れにあるこのトイレは、

体育祭などで以外は全く使用されない

ゆえに、私を汚すためにあるようなものだった

「で、さ。春香ちゃんは昨日私たちにいくらくれたっけ?」

あげた覚えはないけど、

取られた記憶ならあるかなぁ。

なんて返そうとした私の頭を女の子は掴み、

強引に頭を下へと下げさせた

「いっ、いた……」

「い・く・ら?」

「さ、300円……です」

正直に言ったのに、

後ろにいたもう一人によって膝裏を蹴られ、私はその場に跪かされた


「今日は持ってきてるよね?」

「…………………」

貴音さんにお金を返そうと、

私は確かにお金を持ってきている

でも、それは私のお金ではなく、

昨日貴音さんが手元に残しておいたはずのお金

いうなれば貴音さんのお金だ

「持ってない」

「へぇ……」

いつ奪ったのか、カバンの中にあるはずの私の財布を、

女の子達は荒らし、何もないと解ってため息をついた

当然、財布に入れておくわけはない

「マジで持ってきてないんだ……じゃぁ、体売ろっか」

「え?」

その言葉の意味を理解していないわけではないし、

聞き返したわけでもない。

ただ、それ以外に今の心境を表せる言葉がなかった

お嬢ちゃんたち、そこまでだ(ボロン


「昨日はあのキチレズに止められたけど、今日はいないし」

「まぁ、そういうわけだから楽しませてあげてね?」

「っ…………」

昨日のあれは私を救ってくれていた?

助けるのは無理だって言いながら、

あの子は私のために頑張ってくれた?

ううん、あの子自身、私の体を弄んで喜んでいた

だから、ただの利の一致が起きただけ

「ま、待って……私、噛みつくよ?」

震える声で精一杯の威嚇

けれど、女の子はおかしそうに笑うと、

私の陰部を足で小突いた

「ここでは噛みつけないでしょ?」

それこそ待って欲しかった

自分だって女の子なんだから、

それを失うということがどういうことかわかっているはずなのに。

「おかしい、おかしいよ! 狂ってるよ!」

「はっ、アンタがお金出さないのがいけないんでしょうが」

お金を出さないから?

だから私はこんな夢も何もないような薄汚いトイレで、

知り合いでもない男の人に純潔を捧げなくちゃいけないの?


おかしい、おかしいよ。

そんなの絶対におかしいよ……

私が何をしたの?

私は貴女たちにこんなことされなくちゃいけない程酷いことをしたの?

してないよね? なのに……なのに……

「まぁ相手くらいは選ばせてあげようかな」

女の子はニヤニヤと笑いながら、

私に携帯を見せてきた

「優しい人から意地悪な人までたくさんいるから選んでいいよ」

「……こんなの、何もわからないよ」

顔写真もなく、

名前とアドレスと電話番号だけで何がわかるんだろう?

それに、私が誰かとそういう行為をするということには変わりない

「お金……いくら払えば助けてくれる?」

「ん~……一人当たり100万。アイドルなら余裕だよね?」

女の子はそう言って笑った


今は2人だから200万

そもそも、10万円でも無理な話なのに……

払えるわけがなかった

「どう? 無理?」

「……無理、です」

「まぁわかってたけどね~」

項垂れる私を見下しながら、

2人は笑う、

本気で助かるとでも思っているの?

と、馬鹿にした笑いを響かせる

「救われようとするような哀れな子羊ちゃんには凶暴な狼をプレゼ――」

女の子の楽しそうな声は、

奥のトイレの水が流れたことでかき消された

「え?」

「ちょっ、誰かいんの?」

立て付けが悪く、常に占められたままの個室の一つが、

重い扉を開けているかのようにギギギと軋む

「200万ならお支払いいたしましょう」

聞いたことある声だった

やったか!?

救われてくれ

心が震えて半端ないぜ


「とはいえ、私達の友人に手を出した以上、貴女方にはそれ以上の賠償をしていただく所存ですが……」

「げ、あんた……」

「た、貴音さん!?」

どうしてここに居るの?

そう訊ねる前に貴音さんは私のことを立たせ、頭を撫でてくれた

「水瀬伊織に無理を言って入学させていただいたのです」

「え……」

「春香が大変であるなら。と、最後には快く引き受けてくれました」

伊織が協力するとは言え、

ここまで急な無理をするには両親の協力が……

嫌だって。水瀬に縛られるのが嫌だっていってた伊織が、

私のために、水瀬という名前を使ったの……?

「正直半信半疑でした。春香がいじめを受けているのでは。と、小鳥嬢から伺うまでは」

小鳥さんにも……バレていたんだ

これはかつる

やったあああああああ


「事務所に電話をしたのが貴女方の致命的な失敗でした」

「は、はぁ? 何言って」

「私たちの事務所の事務員の耳を誤魔化せるほど、貴女方は大人ではない」

あの時、

小鳥さんはちゃんと聞いてくれた

私はなんでもないと逃げたけれど、

小鳥さんは私のこと……

理不尽に怒ったのに。最低な私だったのに。

嫌われてもおかしくなかったのに……

「貴女方の会話は全て聞かせていただきました。ゆえに貴女方が逃れる術はありません」

「ふ、ふざけんな……アンタもめちゃくちゃに――」

「お黙りなさい!」

「っ……」

「私が抑えているがゆえに貴女方は今もまだ無事でいられるということをお忘れなきよう」

そういう貴音さんの声も、体も、

怯えではなく、怒りで震えているように感じた


「な、なにいってんだか。アイドルのくせにウチらに手ぇ出すの?」

私にも使ってきた脅し文句

アイドルである以上、

こういった暴力事件は今後の人生に支障をきたす

それが有効だと解っていたからあの人たちは私に対して強気で、

貴音さんにも強気だった

でも、貴音さんは。

「大切なものを守る障害になるのならば、そのような肩書きなど不要です!」

私とは違って強くて、

2人を見つめるその瞳は凄く勇ましくて

「そ、そんなのハッタリ……」

「……だと言うならば逃げないでください」

貴音さんは近づく

その度に、2人は一歩、また一歩と後ずさっていく

「……ちょっと、アンタ達ぶつかって謝罪もなし?」

2人がぶつかった女の子は、そう言いつつ貴音さんを見つめた

「連絡遅いわよ、貴音」

胸熱な展開ktkr


「早い段階に連絡したと思ったのですが……」

「にひひっ準備時間が足りないのよ。あの制服の持ち主がまだこっちに来てないでしょ」

「……じゃ、邪魔だ!」

「あ、私に手は――」

伊織の後ろに控えていた男性が、

伊織に掴みかかろうとした女の子二人を軽々しく一本背負いで止めた

止めたというか、意識を……

「申し訳ありません、お嬢様。少し加減を」

「まったく……最高よ。新堂」

伊織は2人に見向きもせず、

私の方へと歩み寄り、頬を力いっぱい叩いた

「この馬鹿! なんでなんにも言わなかったのよ!」

「それは……」

「言い訳なんて聞きたくない! 春香は私たちの仲間でしょ? それを一番言ってたのはアンタのくせに!」

伊織は怒りながらも、泣いてくれていた

「馬鹿! 最低! 間抜け! ドジ!」

そうやって罵る言葉は優しさでいっぱいで

「無事で……無事で良かった……」

最後には本音をこぼして、抱きついてきた

まあ少年院か


「……春香、ご無事で何よりです」

「ごめんね、私……」

「言葉など良いのです。貴女の笑顔が再び見れれば、それで」

貴音さんが微笑み、

伊織は未だに泣いていて

思わず溢れる私の表情は笑顔だった

偽りではなく、嬉しい笑顔

「……っ」

安心しきったせいか、

足に力が入らなくなって、貴音さんが慌てて支えてくれた

「ふふっ、伊織、車に行きましょう」

「あー私はまだやることあるから」

「やること?」

「アンタを虐めた馬鹿な人たちにはきっちりケジメをつけて貰わないとね」

なんだか嫌な予感がして、

それでも今まで受けた仕打ちのひどさが蘇ってきて、見逃して欲しいとは言えなかった

「お手柔らかに……」

「善処するわ」

私は貴音さんに連れられ、

伊織の乗ってきたであろう、リムジンに乗り込んだ


「……ねぇ、貴音さん」

「はい?」

「これって夢じゃないよね?」

私にはこの幸せすぎr展開が夢のように思えてならなかった

伊織の力強いビンタも、

実は伊織のものではなく、

私が逆らったから受けた罰だったりするかもしれない

目を覚ましたら男の人に蹂躙されたあとかもしれない。

「春香、夢であるならば覚めるでしょう」

「え――」

貴音さんは伊織よりも強い力で私の頬を打った

痛かった。

つまり、これは……

「貴音さん! 痛い、すごく痛いよっ!」

私はそれが嬉しくて貴音さんに抱きつき、

「……申し訳ありません。やはり、叱るべきだと思ったのです」

痛いといったことを真面目に捉えた貴音さんは一言謝罪し、

私のことを見つめた

糞ガキ女達には将来にも渡る社会的な制裁と死にたくなるほどの肉体的制裁を加えて欲しいぜ

とりあえずここまで

萩原組を呼ぼう

そして次の日の朝、テレビで三人の少女の遺体が発見されるニュースが流れるわけですね、わかります。

ただいつも通り貴音の宇宙パワーと水瀬の財力ってのはなんか拍子抜け

貴音かっけー……

「大切なものを守る傷害になるのならば、そのような肩書きなど不要です!」

本当に心から思ってないと言えない台詞だよな…

>>158
宇宙パワーではないだろ
小鳥のおかげで貴音は知ることができたらしいしな

鬱展開を長くし過ぎるのはアレだけどもっとキャラ出して欲しかったな
なんだかんだで>>158ってのがね……
他の765プロの面々の活躍というか見せ場も欲しい

何はともあれ、これでようやく春香が救われた訳だ。
涙が止まらないよ……。

ここまで読み続けて本当に良かった

鬱っぽい内容なら終始そうして欲しいもんだ
結局こういう無事解決って展開で終わるからつまらない

これで終わってくれれば確かに救われるんだろうけど…

ごめん、すごく嫌な予感しかしない


「春香はボロボロになるまで……いえ、最後まで私達に助けてとは言わなかった。なぜですか?」

「……迷惑をかけたくなかったから」

「何も言われず、最終的に壊れてしまった貴女を見せられた私達はどうなるのですか?」

「っ……それはっ」

私がもし、

そんな状態の誰かを見ることになったら、

すごく悲しいし、すごく辛いし、すごく虚しいし、

すごく……怒ると思う

「相談される迷惑よりも、相談されない方がずっと苦しく、辛く、悲しく、嘆かわしいものになりかねません」

「ごめん……なさいっ」

「……解って頂ければそれで良いのです」

反論することはできない貴音さんの言葉

黙って俯いた私の肩を、貴音さんは優しく叩いた

「ですが。終わり良ければ全て良しといたしましょう」

終わったんだ

私のこの最悪の人生が。

虐げられる女子高生天海春香と

それをただ傍観しているだけだった天海春香

2つに分裂していた私の心が、また1つに戻ることができる

「ありがとう……貴音さんっ」

嬉しくて、抱きしめる腕に力が入る

痛いかもしれない。でも、貴音さんはそれを快く受けて、

私のことを抱きしめ返してくれた


それから一週間。

私の学校生活は楽しいものに変わってくれた

というのも、みんなと私の強い申請を受けて、

お母さん達は私が東京の学校に行くこと、

東京で一人暮らしをすることを認めてくれたおかげで、

響ちゃんと同じ学校に通うことになったから。

最初こそ、またあの学校のようにいじめられるかと思ったのに、

どういうわけか、

普通である私をごく当たり前のように受け入れてくれた

ううん、もしかしたらそれこそが正しいものなのかもしれない

あの学校が壊れていただけで……。

「春香ー事務所行くぞー!」

「うん――?」

学校を早退して事務所へと向かおうとした私の下駄箱に入った、1通の便箋

響ちゃんはそれを見るやいなや

ラブレターだと恥ずかしそうにつぶやく

「……お断りするけど、あとで見ることにしよう」

今は仕事に向かうべきだった私達は、

中身を見ずにカバンに入れ、事務所へと向かった


「おはよーございまーす」

「はいさーい!」

「うっうー……春香さん、響さん。おはようございますー……」

事務所はなぜか少しばかり嫌な雰囲気だった

「何かあったの?」

「伊織ちゃんが不機嫌で……ちょっと怖いかなーって」

「……はぁ」

やよいに言われてソファに座る伊織を眺めてみる。

ため息を何度もつき、誰かとメールしているようだった

「携帯をみてため息……ま、まさか交際相手がいるのか!?」

「んなわけないでしょうが!」

響ちゃんのありえない台詞に伊織は見事にツッコミを入れ、

私たちにようやく気付いた

「なんだーちょっと心配したぞー」

「この私に見合う男なんてそうそういないんだから」

「つまり、ピヨ子みたいに――」

「ん? 誰みたいに?」

「な、なんでもない……ぞー……」

いつもの楽しい光景だった

それを私は心から楽しむことができる

もう、みんなに後ろめたい気持ちの笑顔をする必要はない。

それが嬉しくて、ポロっと涙がこぼれてしまった


中断

救われるからいいんだろ。

ああ良かった良かった
とりあえず安心した

これもしかして全員虐められてるエンドとかなwwwwwwwwww
まさかな

良かった……本当に良かった……!!


「あーはるるんが泣いてる!」

「あ、ちが、くてっ」

「これはひびきんのしわだぞ!」

「うぎゃーシワじゃなくて仕業だぞっじゃなくてやめろーっ」

響ちゃんに襲いかかる亜美と真美

逃げながらも嬉しそうに響ちゃんは笑っていて、

小鳥さんも、伊織も、

それをみながら苦笑して

「……泣くほど嬉しい?」

伊織は私の方を見ることなく訊ねてきた

「うんっ……私、やっと普通の生き方できるんだなって」

「そっか」

伊織ちゃんはそう言いながら呆れたようなため息をついて

亜美真美を止めようと向かっていった

良かった…


本当にありがとう……

その言葉を私は何度みんなに向けただろう

あのあと、私は少し躊躇しながらも、

私が受けてきたことを話した

みんなはやっぱり怒ったけれど、

それ以上に心配そうに、

そしてそれ以上に、無事だったことを喜んでくれた

「ふふっ。なにやら騒がしいですね」

「貴音さん」

「ひびきんがはるるんを泣かせたんだよ→」

「だからちがっ――服が伸びるっ」

「おはよう、春香ちゃん」

「おはよう、雪歩」

みんなが事務所に来る。

みんながいてくれる事務所。

ここが私の居場所。

ここが、私を守ってくれる

だからかな。

私は世界が残酷で、残忍で、どうしようもないほどに救いがないものだと、

忘れていた

堕ちた鳥は二度と羽ばたけないのだと。

よっしゃ急転直下や!


「春香、ひとつ訊ねたい事があります」

「え?」

楽しそうな空気に似つかわしくない貴音さんの表情

「ちょっと来ていただけますか?」

「う、うん……」

貴音さんについて屋上へと上がる

ほとんど無風な屋上は暑苦しさを覚え、

じめっとした汗を流してしまう

それがひやっとする感覚に対して、

嫌な予感を感じずには居られない

「思い出せというのは酷でしょう。しかしながら重要なことなのです」

「な、なんのこと?」

「春香を虐め、聴取を受けた女子生徒の数は多かった。しかしながら、誰一人として自分が主犯格だとは言わないのです」

「え……? つまり?」

「教えてください、春香。貴女を虐めに追いやった主犯格の生徒を。出なければ、未だ貴女は危険なまま」

「そ、そんなこと言われたって私知らないよ!」


「お聞きになられてはいませんか!? 春香」

「聞いてないよっCちゃんが一番強そうだったけど……捕まえたって」

「ですから、彼女は違ったのです。彼女でさえ虐めに加担した女生徒Aでしか――」

貴音さんの言葉が消える

それだけじゃない、

貴音さんの体は前のめりに倒れていく

「はる、か……」

「た、貴音さん……?」

呆然と、私は名前を呼び、

貴音さんの背後にいた彼女を見て、呼吸さえ止まった

「春香ちゃん、逃げちゃダメだよ」

「ぁ、ぁ……」

「貴女は私のものなんだから」

そうだった。

あれは、あれは演技なんかじゃなくて。

これが、これこそが彼女の――本当の姿なんだ

ここまで

えっ

やっぱり上げて落とす系でしたか

うん、コレで良い・・・(遠い目)

そうそう、上げて落とす
これでいいんだよ、これで

希望を与えそれを奪う……。
どっかで聞いたことのあるファンサービス

まぁ予想はできたよ。うん・・・

捕まってなかったのか…
おひめちん刺されたわけじゃないよね?スタンガンだよね?

事務所の屋上に居るんだよな?

雪歩じゃね??


「心にも、体にも。私は教えてあげたのに」

「な、なんで? だって、貴女は……」

少なくとも一番優しかった

あのまま続くとしたら、

唯一の私の支えだったかもしれない。

なのに……

「私がみんなにお願いしたんだよね。春香ちゃんを私のものにしたいってね」

「え?」

「だって、一番理想の体だもん。言ったよね? 私は女の子が好きだって」

寒気が走った

あの学校が壊れていたのではなく、

今目の前にいる彼女こそが壊れていて、

すべてを壊した張本人だったのだから

「春香ちゃんとエッチできてすごく気持ちが良かった。写真も動画も全部私のモノにした」

光悦とした表情で語る彼女は、言葉にし難い雰囲気を放つ

「だからッ、女子高生の春香ちゃんも、アイドルの春香ちゃんも全部私のものになったと思ったのに!」

鬼のような怒りを露わにして、彼女は倒れたままの貴音さんを睨んだ

「こいつが、こいつがッ!」

「っ~~~~!!」

「や、やめて!」

刺し傷をえぐるように、彼女は貴音さんを踏みつけ笑う

「ダメ! 許さない! 私の春香ちゃんを盗もうとしたんだよ!? 許されるわけないじゃない!」


「解った! 戻る、戻るから!」

「ほんと?」

「っ……うん、戻るから」

嫌だった。

戻るくらいなら、

私は今ここで死んでしまいたいと思うほどに。

でも……それはきっとさらに悲劇を呼ぶだけ

「は、るか……お止め、なさいっ」

「貴音さん……」

「貴女はっあ゛ぁ゛ぁ゛あああぁぁぁぁぁっ」

「黙っててよ、ね? 殺すよ? 春香ちゃんが助けるために戻ろうとしてくれてるんだよ?」

「血が、血がっ……貴音さんが死んじゃう!」

貴音さんの出血量は抉られたせいで決して少なくなくて

このままでは失血死も免れないといった感じだった

「なら、早くこっちにおいで? 首輪……つけよ?」

あの時つけた「あまみはるか」と書かれた首輪

あれをつければ、私は彼女のものになり、

その代わりに貴音さんは……

「うん、解った」

迷わなかった

迷わず歩み寄り、私はそれを自分の首につけた

「ごめんね、貴音さん……」

一言告げて、私達は屋上を後にした


ここまで

いいねぇ

おひめちんのおしりちんに刺し傷か…

早く完結させてよ…

さすがに事務所屋上で刃傷沙汰とか即足がつきそうな
貴音死んで春香監禁行方不明くらい必要だね


「ねぇ、私はどこに行くの?」

「私の家」

「でも……」

まるで隠れ家にでも行くかのように、

裏道などを私達は進んでいく

私は当然なのか変装させられて、

彼女もまた髪を帽子の中に折りたたんだりと変化させていた

「もう、逃げられないようにしないといけないなって思って」

「……私がもう、外に出ることはないってことかな?」

「そうともいうかな」

台本などで遠まわしな言い方をついつい覚えてしまったわけだけど、

それがこんな場面で役に立つとは、

なんだか複雑な気分だった

それでいて、私はトチ狂ったかのように冷静だった

それは多分、自己犠牲によってみんなや、

貴音さんを守ることができたっていう安堵から来るもので、

この状況を心から受け入れられたわけではない


「……私、貴女のこと嫌いだよ」

「知ってる。だからって殺してもらえたりすると思ってる?」

「だよね……」

私がどんなに挑発しても、

罵ったり、暴れたりしても。

彼女は決して私を逃がしたり、殺したりはしてくれないだろう

「着いた。ここだよ」

「ここ?」

ビル群の裏の裏。

人の立ち入ることは全くないと言えるような影の薄い建物

そこに私は連れてこられた

「ここは格安だったから借りたんだよね」

「私を追ってきたの?」

「当たり前のこと言わせないでくれるかな」

「だよね」

本当に……心から。

私は貴女を受け入れることは不可能だと思う


建物に入ると、

そこは外見からは想像もつかないほど女の子らしく、

いや、遠まわしな言い方はやめておこう。

そこは完全に私の部屋を再現したものだった

「脱いで、春香ちゃん」

「……やっぱり?」

「うん」

街中に裸で逃げ出す勇気は私にはないし、

その防止でもあるんだろうけれど。

一番はもう私が人間として扱われないことの証明

引き裂かれるよりはましかな。と、

素直に脱げる自分に驚きながら、

制服を彼女に渡し、同時に人間であった私に別れを告げる

さようなら。人間の私。

さようなら。アイドル天海春香

さようなら。女子高生天海春香

さようなら……765プロのみんな

またしても悲しい涙を流す。

彼女はそれを、嬉しそうに舐めとった

あぁ…………


「……春香ちゃん、私えっちしたいんだけど、良い?」

「ダメっていったらやめてくれるの?」

「…………ううん、止めない」

なら聞く意味はないよね

私は毒づきながらも、

無駄に広いベッドへと倒れ込んだ

「いいよ、好きにして。それが貴音さんを助ける条件だったから」

「……悔しいな。春香ちゃんには私が見えてない」

「うん、私は貴女を見ないよ」

「見させてみせる。そのために、私はいろんな経験してきたんだから」

私だって、

いろんな経験させられたよ。貴女に。

辛い思いばっかりだったけど。


ここまで

おいおいおいおい早くしてくれよおいおいおいおい

何故か事務所の屋上まで入れたのは伏線なのかなぁ

>>202
事務所直通ではないだろ
あれたしか借りビルだったはず

ボス猿探してるお姫ちんに突撃とは命知らずやなぁ

貴音の安否が知りたい……

あげ落としはお前らのレスのせいだって言いたいけど
どう読み返してもその予定だったよな

あのレズプレイ中の会話が物語ってる

ここから春香さんストックホルムシンドロームなルートなら俺得


「まずは口あけて」

「ん――……っ!?」

「ダメだよ、閉じちゃ」

彼女は口をもごもごとさせ、

おそらく、唾を垂らそうとしているのだろう。

口を窄めた

「っ……ぐ……」

彼女の口から垂れてきたそれが、

私の口の中を満たしていく

呼吸が遮られ、吐き出しそうになるのを堪えながら

彼女が満足するのを待つ

「味わってくれると嬉しいな。私の味」

飲みたくもないそれを、私は飲み込んだ

外だけでなく、中までも彼女は自分のものにしたいのかもしれない

「……正直、気持ち悪いよ」

「そっか、美味しいって言って欲しかったんだけど」

「言われると思ってるなら狂ってる」

「でも、いつか春香ちゃんは狂って言うかもしれないよ?」

彼女は決して譲らない

もちろん、私だって譲るつもりはない


私の口は彼女の唾液で染まっているけど、

だからもうやめる。などといってくれる彼女ではない

前菜のように、私の唇を舐めると、

ニコッと笑って私の口の中へと指を伸ばし、

舌を引っ張り出した

「ぁぇ……ぁーっ」

「春香ちゃんの舌……」

本来見られることはないそれをじっくりと観察され、

捨てたはずの恥ずかしさも戻ってくる

でも、戻そうとしても戻せず、

私は情けない声を上げるだけだった

「ちょっとだけ。ちょっとだけ」

彼女は私にというよりも、

自分に言い聞かせるようにつぶやき、私の舌を咥えた


舌を自分で噛むという経験は誰しもあるだろう。

だけど、舌を甘噛みされた上、

先っぽをチロチロと舐められたのは世界でも私が初めてじゃないだろうか

そんな無意味な経験をさせられながら。

私は胸に手が触れるのを感じた

「んーっ!」

「んふ」

鼻での呼吸がぶつかり合い、

彼女の作ったそれが私へと、

私の作ったそれが彼女へと。

まるで循環器のように体を巡っていく

胸を揉みしだく彼女の手つきはいやらしく、

私の性的な欲望を押し出そうと上から下へと、下から上へと、

乳房を何度も押し込む

けれど、彼女がそれで止まるわけがなく。

「んぐぅぅぅぅぅ――っ!」

恥部の敏感な突起部分を、

彼女は私の舌よりもやや強めに引っ張った


「はぁっはぁぅはぁ――ぁぁぁあああっ」

しっかりと呼吸するために、

彼女は私の舌を解放してくれた。

でも、恥部のそれだけは解放するどころか、

容赦なく上へと引っ張っていく

「やっやめ……いた、痛いよっ!」

ベッドの上で、私は下半身のみのブリッジ状態

つま先でなんとか下半身を支えている私を見て、

彼女は嘲笑を漏らすと、ベッドから降りてその先へと持ち上げていく

「やっあぁぁっお願いっ痛い、痛いの!」

本当に痛かった

引きちぎれるんじゃないかと思うほどの痛み

引っ張られるせいで、私の恥部の入口はぴったりと閉じ、

縦長に伸びていく

「いい格好だね、春香ちゃん」

「やだっ、本当にもうやめて! 放してっ!」

そう叫びながら、私は自分の体が徐々に熱を持ち、

こんな被虐的な性行為によって快楽を感じ始めていることに、絶望せざるを得なかった


「放して欲しい?」

「うん、うんっ、お願いだから――っあっ!?」

彼女は私の言葉に頷くと、

敏感なそれを話す代わりに、恥部の中へと指を入れて突き上げた

「あっあぅ……あぁっ」

「嫌って言う割には、中がちょっと湿ってる気がするなぁ」

彼女に指摘され、

赤い顔がさらに赤くなっていく

実際、私は彼女のたったこれだけの行為で、

性的な欲望をかきたてられ、興奮状態に入りかけていた

「ふふっ感じてるんだ。春香ちゃんってM属性?」

彼女の荒い呼吸が私の頬を走り、

彼女の赤くなった顔が私に近づいて簡単なキスをする

「ち、違う……」

「じゃぁこうしてもいかないよね?」

「あっ――やっ、だみゃあっあっんんっ」

彼女による陰部への刺激を堪えようと、口を固く閉じた


中断

おぉう、この


「んんっんんんぅぅぅ」

「あはははっ春香ちゃん、無理すると余計派手にイッちゃうよ?」

「んんぅぅぅぅぅっ」

彼女のそれは自分でするよりも遥かに上手い

それでなくても、腰を限界まで突き上げているせいで

私の神経は下半身に集中し、

それが感覚をさらに鋭くさせてしまう

「もう我慢する必要ないんだよ?」

「んっ……んんっ!」

口を開けば淫猥な声が漏れてしまいそうで、

私は目だけで反抗する

「そっか、じゃぁこれで責めようかな」

え……と、

私が声を出していたら唖然とそう漏らしていたかもしれない

彼女が取り出した小さな卵型の機械

それは私でも持っているような、自慰用のローターだった

>それは私でも持っているような、自慰用のローターだった

ん?


彼女はそのコードを持つと、私の目の前に垂らした

「これで催眠術……っていうのも面白いけど」

悪魔のささやきのように、

その機械の駆動音が私の頭に響く

「ぁ……ま……」

それは最強の状態にされていて、

もしもそれが自分の敏感なそこを刺激したら……

私は彼女の言うとおり派手に果ててしまうだろう

その最悪を想像した私を彼女は満面の笑みで見つめ、

機械をゆっくりとそこに近づけていく

「や、やめて、お願いっ!」

動かそうにも動かせず、

固定された私の腰にそれは宛てがわれ――瞬間

爆発でもするかのように体温が一気に上昇して、こらえきれず私は口を開いてしまった

「あぁぁぁあああぁぁぁぁっ!」

私は彼女の体を濡らすほどに派手に絶頂へと達し、

解放された腰がベッドへと落ちて震える

「春香ちゃんの負けだね」

薄く笑った彼女は自分の手を舐めた


「あっあっ……ぅ……」

「やっぱり美味しいよ。春香ちゃんの天然水」

焦点の定まらない私の視界

その中でぼやける彼女は視界から消えると、

私の震える足を持ち上げると、

恥部に口付けた

「まだ、出るよね?」

「ゃ、やぁ……やら……」

「蛇口は嫌なんて言えないし、言っても強引に出させられるよね」

「ひぁっ」

もともと敏感で、さらに敏感になった陰核を彼女はぺろっとひと舐め、

それだけで私の陰部からは僅かに液体が漏れ出す

「ふふふ……もっと、もっと頂戴」

「やっ、止め……おね、がいぃ……」

意思とは無関係に絶頂させられるそれは、

私の精神と心を削っていく

にゅるっと言うなめらかな音と、

陰部の肉壁を押し分けてそれは中へと入り込む

「ううん、止めない」

再び入れられたスイッチ

「ひっ――ぃ――」

叫びさえもあげられない。

私の腰は大きく跳ねようとし、

彼女によって押さえつけられてしまった


「あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁぁっ」

叫びすぎた喉は水分を失い、

乾いた喉から漏れる声は自分のものとは思えない濁声

「ふふっ一杯、もっと、もっと一杯っ」

彼女はそう言いつつ喉元を鳴らし、

私の胎内が作り出しているだろう液体を飲み込んでいく

「私の中が春香ちゃんで一杯になってる!」

「や゛、も、もぅや゛ああ゛ぁ゛ぁあ!」

「私と春香ちゃんが混ざってるんだよっ!? それってすごくいいことだよね!」

感極まっている彼女に私の悲鳴は届かない。

朦朧としていく意識の中、

下腹部の震えと、絶頂することによって液体が飛び出していく感触だけが、

いつまでも残っていた


目を覚ました私を一番最初に襲ったのは喉の痛み

次に鼻腔を擽り食欲をそそる料理の匂い

ごくりと生唾を飲むことさえできないのが、

なんだか虚しさを感じさせる

「料理は……」

「あ……」

キッチンから出てきた彼女は私に気づき、

料理を机に置くと慌てて駆け寄ってきた

「春香ちゃん! 無事だよね? 生きてるよね!?」

勢いよく揺さぶられ、

それこそ死ぬんじゃないかと思う

私の体がうぇっと漏らしてようやくとめてくれた

「ごめんね、私また暴走しちゃって……それで、だから……」

「……飲み物欲しい」

彼女の謝罪は無視して要求を告げると、

彼女は下着を下ろし、スカートを捲り上げた


「口開けて? 今出すから」

「待って、水が良い」

「でも……」

「お願い、これだけは許してくれないかな……」

アイドルに戻ることはできないだろうけれど、

それでも歌だけは歌いたかった

そのために、喉だけは守りたくて願った言葉

彼女は頷くと、冷蔵庫から水を持ってきてくれた

「春香ちゃんの歌。私も好きだから」

「………………」

それは彼女の本音だったのか、

それとも、私を手懐けるための布石だったのか、

私は彼女の計画の深さを恐れ喜ぶこともなく黙って水を飲むことにした


喉が潤ったところで一息いれ、

申し訳ないといった感じの彼女を見つめる

「お腹、空いたかな……」

「ぁ、うん。だと思って作ったよ。料理」

彼女は気を取り直したという感じの口調で言うと、

私の分のお皿を床へと置いた

「……私、犬じゃないよ」

「ドックフードを机で食べるのと、人間用を床で――」

「ごめん、床で食べる」

それ以外には選択肢もなく。

けれど、改めて見ると大切なものがない

「お箸は?」

「ないよ?」

「……手で食べるの?」

「犬の動画見る?」

彼女の冷静な切り返しに、

私は言葉を失って自分の分の料理を見つめた

這いつくばって食べろ。つまりはそういうこと

全裸であるがために私の恥ずかしい部分は全てさらされているのに。

「お尻を突き上げて……こっち向けてね?」

そんな注文も付け足され、私はそれに従って料理に口をつけた

ふぇぇぇ

ガラスメンタルの俺にはキツかった…

>>222
防弾ガラスか

何だよこれ
ひょっとしてこれから先ずっとこんな展開なのか!?
やめてくれよ・・・


突き上げているせいで、

私のお尻はすみずみまで彼女の瞳の中へと捉えられている

そう考えれば考えるほど羞恥心によって顔が赤くなっていく

「大丈夫だよ、汚くないから」

「……気持ち悪いって思わないの?」

普通、他人のお尻を見ながら食事なんてしない。

異常者だとしても、

相当以上でない限りはしないだろうに。

それを彼女は嬉々とした表情で行えるのだ

気色が悪いという言葉じゃ物足りない

「むしろ春香ちゃんの女体盛りで食べたいかな」

「……………」

返す言葉はまたしても失われた

「この後お風呂入ろっか。春香ちゃんは何もしなくていいからね?」

「うん……そういうと思った」

暴走しないことを祈るしか私にはできない

>>223
スライドガラスに被せるカバーガラス位の厚さかな


友達? とお風呂に入るなんて、

普通なら大喜びするものだけど、今の私は全く喜べなかった

一方で、彼女は楽しそうに、嬉しそうに鼻歌を歌いながら私の髪をわしゃわしゃと泡立てていく

「春香ちゃん、かゆいところある?」

「しいて言えば心が痛い」

「受け入れれば治るよ」

「それだけは嫌」

「……そっか。流すね?」

淡々とした会話

シャワーが頭から降り注ぎ泡を流していく

悲しい心も一緒に流してはくれないのかな……

「体はいっつもスポンジ?」

「……うん。ある?」

「もちろんあるよ」

彼女もスポンジ派だったらしい。

だからって何も変わってはくれないけれど


彼女は慣れた手つきでスポンジを這わせていく

左腕、右腕。首も肩も背中も

胸も――んっ

「ふぁっ」

「乳首立ってるよ」

彼女はそう言いながら、後ろから回した手で、

私のそれを摘んだ

「そん、なっ……」

体を洗われただけで感じるなんて屈辱とかどうとかいう問題ではない

だけれど、本当に私の体は反応していた

「……ふふ。足広げて」

「今、お風呂だよ?」

「……あ、ふふふっ。そうだね。ごめん」

なんとか思いとどまってくれた彼女はまた普通に体を洗ってくれた。けれど。

彼女が股をこすった際に、私は一度だけひっそりと果ててしまっていた


彼女は自分で髪を洗い、体を洗う

その間、お風呂だというのに私は手足を縛られてお風呂に入れられていた

「ねぇ、帰りたいな」

「ううん、ダメ」

「……せめて貴音さんの状態を知りたい」

一緒にお風呂に浸かりながら私が言うと、

彼女は苦笑し、首をかしげた

「もう一生関わらない人のことなんて知ってどうするの?」

「これからはなくても、今までは大切な関係だったよ」

自分で言ってて悲しくなる

もう二度とみんなには会えない。

みんなの声が直接聞けない

それを私は……認めてしまっているから。

「……解った運がよければ聞けると思う」

「え?」

お風呂から上がる彼女に続いて私も出て行き、

同じように体を拭いて、同じように服を――

「春香ちゃんは服着なくて良いから」

「……はい」

服は着させて貰えないのに、首輪だけはしっかりと付けられる

本当に私はペットなんだと思い込んでしまいそうで怖かった

ふふ…下品なんですが…その…勃起、してしまいましてね…


「実は、春香ちゃんとあのクズが2人きりにならなかったら、事務所を火事にでもしようかなって考えてたの」

「そ、そんな……」

「もちろん、人に手を出すのは後でいいかなって考えてたから、誰もいない時にするためにドアに盗聴器つけておいたんだよ」

どこまで用意周到なのだろう

貴音さんが刺されたのは不運だったけれど、

早い段階で私が捕らえられたのは、

運が良かったのかもしれないとさえ思えてくる

『……で――――けど』

だんだんと音が聞こえてくる

続いた声は多分、伊織だ

『でももけども、聞き飽きたわ! 貴音が出血多量で意識不明! 春香が行方不明! 黙って――』

ぶつっと音声は切られ、私とみんなの繋がりは再び途絶えてしまった

「意識不明……?」

「死ねばよかったのに」

「な、ふざけ――っ!」

怒鳴ろうとした私の首輪の後ろ部分を強く引き、

彼女はリードをつなぎ、勢い良く引かれた私はなすすべなく倒れこみ、

ギリギリで四つん這いになったものの、背中を踏まれ呆気なく崩れた

「うぅっ……」

「飼い犬に手を噛まれるのは嫌だから、コレと手錠は必要だね」

自由の半分以上が、一気に奪われてしまった


ここまで

いいよー

サイコパス相手だと逆に安心で読める
最初の集団いじめは胃にじんわりくる感じだったが

プレパラートメンタルの俺には耐えられないな…
最後まで読むけど

これ逮捕されたらどれだけの罪になるんだ

早く終わって欲しいとさえ思うほど辛い

期待

鬱要素強いならあらかじめ書いといてくれると良かったなと

>>240
確かにね。>>1->>2とかですぐ解るけど
注意書はあるべきだったかも

まぁ好きだから読むけども


「春香ちゃんは従順な可愛い子だけど、まだ躾が完璧じゃないからね」

「許さないっ貴音さんが死んだら……絶対に許さない!」

リードによって強制的に上げさせられる顔

私は床に這い蹲りながらも彼女を睨む

「許さない……かぁ。それってある意味では春香ちゃんに見てもらえてるってことだと思うんだよね」

「っ!」

「殺してもいいかな。四条貴音とか水瀬伊織とか――」

「や、止めてくださいっ!」

この人は……この人はっ……

ぎゅっと唇を噛み締め、

泣きそうになるのと、湧き上がる怒りを押さえ込む

「でも、そうすれば春香ちゃんはもっともっと私を恨んで、憎んで。私しか見えなくなるかもしれないでしょ?」

「見るっ、見ます、見させてくださいっ! そんなことしなくても見ますから!」

彼女は恨み、憎む感情さえも歓喜する

それは私が彼女を恨み、憎むことさえ許さないという最悪の制限

彼女の狂気は、私の感情さえも……自由にはさせない


「そっか、見てくれるの? 本当に?」

「うん、私はちゃんと貴女を見てるから……」

笑いながらも涙もこぼす

事務所で泣いたときは嬉しくて泣けていたのに。

今は悲しくて、悔しくて、なのに笑って泣いている

「仕方ないなぁ、じゃぁ殺すのは見送ってあげるね?」

「ありがとう……ございます……」

今この時は、

私の心も体も何もかもが彼女の前に跪いていた

「うん、ちゃんとお礼が言えて偉い偉い」

ナデナデとされるのがこんなにも不快に感じるのは初めてだった

「うぅ……」

「褒めてるんだよ? 喜ばなきゃ」

「あり、あ、あり……が、とう……」

そう言いながら私は微笑む

ありがとうってなんだろう?

笑顔ってなんだろう?

どうしてお礼を言うのか、

どうして笑顔になるのか、

私は解らなくなってきていた


「ねぇ、春香ちゃん」

「はい……」

「トイレは平気?」

「……………」

朝は一応家で済ませたし、学校でもちゃんとしてきたけれど、

夕方に捕まって今は夜

一度水分を大量に失ったとは言え、

再び摂取した今、少しだけしたい感情はある

「オシッコシートあるから」

「……はい」

拒否する気力はない。

あの圧倒的な狂気を目にして、耳にして、

冷静になることで守られていた心と精神が一気に削られ、支配されてしまった

逆らうことを許さない。

ううん、逆らうことでさえも自身の糧にする彼女に対し、

私ができることはただ従順になるだけだった

逆らえば彼女の糧になるだけでなく、貴音さんたちに被害が及ぶ

「っ……トイレさせてください」

「おしっこ? うんち?」

いうのが恥ずかしいという感情はどうせ見られることだし、もはやなく、

私はおしっこです。と、正直に答えた


中断


「そっか、じゃぁしていいよ」

そう言われた私は、

あろうことか当然のようにとんでもないことを口にした

「飲まないの……?」

「え、飲んで欲しいの?」

彼女でさえ驚いて私を見つめる

「ぁ、いや……なんで、わ、私……」

「ふふっまぁ今までの私の行動からして想像しちゃうもんね。確かに春香ちゃんのは綺麗だろうし美味しいと思う」

だけど。と、

彼女は少し困った笑いを浮かべながら首を振った

「流石にそういうのはもうしたくないかな。私だってプレイ全般が好みってわけじゃないから」

「さっき私に飲ませようとしたのに……」

「あれは違うよ。春香ちゃんにイカせて貰いたかったんだ。口で」

平然と言われると、正直に困ってしまう

それが顔に出ていたのか、彼女は苦笑するとオシッコシートを指差した

「ほら、していいよ。オスメスどっちでもしやすい方で」

やっぱり、トイレの仕方も人間ではない。

オシッコシートという時点で覚悟していたけれど。


とはいえ私は人間だし、

尿道は閉じた陰部によって隠れているわけで、

手で広げないと大惨事にしかならない

「手錠、外し……っ!?」

オシッコシートに跨っていた私の陰部を、

彼女の手が広げる

「ぁ……」

「手錠は外さないよ?」

「……………」

その場合は確実に手に引っかかってしまう

恥じらいなんて必要ないし、

そもそも性交の時点で広げられたり、舐められたり指を差し込まれたりとしているわけで、

「……お願いします」

「よろしい」

手錠と首輪をつけられ、

他人によって陰部を開かれトイレするその姿は、ペット以下のような気がした

ここまで

胸糞悪すぎワロタ

見てて心が痛みまくるのに続きが気になる


「寝るときもこれ、外してくれないの?」

「そんなに外して欲しいの?」

「…………………」

首輪や手錠が外されるだけで、

私の心は少しだけ解放されたような気分になれるだろう

でも、なれるだけ。

「寝るときに邪魔だから出来るなら外して欲しい」

正直に答えると、

彼女は少し困ったようにため息をついた

「……不眠で窶れられても困るからなぁ」

「なら外してくれる?」

「でも、逃げるよね?」

「全裸で東京の裏道に飛び出すなんて自殺行為なんだけど」

「私の着替え着るでしょ。どうせ」

やっぱり、彼女は警戒している

隙あらばそうするつもりだった私の心は、

彼女の警戒心の高さに怯えて隠れてしまった


「……決めた」

「え?」

彼女は押入れから抱き枕を取り出すと、

チャックをあけ、中身をすべて取り出し、私に渡した

「入って」

「えっ」

等身大の大きさということもあって、

確かに入れなくない

「春香ちゃんを抱いて寝たいずっと思ってたんだよね」

「……息苦しいと思うんだけど」

「うん、じゃぁ少しだけ穴あけよう」

「……えっと」

「手錠と首輪か、枕になるか。どっち?」

「枕にしてください」

即断だった


「ふふっあったかいなぁ、春香ちゃん」

「私は暑いかな……」

抱き枕の袋は薄く、

服を着た彼女と服を着ている私が抱き合っているような感じしかしない

真っ暗な袋の中、

私は彼女の呼吸を耳元で感じながら、

みんなのことを考えていた

今日はずっと彼女はそばにいた。

だから、貴音さん以外には被害はなかっただろう。

でも、なにか仕掛けていたりしそうで怖くて、

病院にいる貴音さんに何かしていたりするんじゃないかと体が震えた

「……ふふっ、明日も楽しもうね?」

「楽しくなんかなかった」

楽しくなかった。むしろ最悪の1日だった

でも……

「快楽によがってた春香ちゃんはすごく喜んでいたのに?」

「……………」

体は堕ちていっている。

もしかしたら、私の心もいつかは……

考えるのをやめ、私は目を閉じた

ここまで


「春香、おはよう」

「おはよう、春香」

「おはよう、春香ちゃん」

「おはようございます、春香」

「春香さん、おはようございまーす!」

「おっはよーっはるる~ん」

みんなの声が聞こえる。

うん、解ってるよそんなのがもう夢でしかないなんて

ゆっくりと目を開けると、

抱き枕の袋の小さな網目に太陽の光がぶつかっていた

身動きできるほどに大きくはなく、

耳を澄ませてみると寝息は聞こえず

代わりに視界を暗くする影が映った


「起きてるよね? 春香ちゃん」

「……うん」

チャックをあけ、私の頭だけを出した彼女は、

やっぱり、その首に首輪をつけた

「おはよう、私の春香ちゃん」

「私はご主人様って言えば良い?」

眠って少し回復した心は、

唐突にそんな皮肉を口走った

「なんでもいいかな。できれば名前で愛し合いたいけど」

「私は貴女を絶対に愛さない」

「うん知ってる。だから、春香ちゃんが私の愛を求めるように調教しようかなって」

「……………」

「ふふっそんな怯えなくてもいいよ。昨日みたいに優しく淫らな行為に没頭するくらいだから」

それが嫌なんだけどな……

そんなことにならない。と、断言できなかったことが悔しくて、

唇を強く噛み締めた

ここまで


「そういえばね」

意識が何処かへと向かっていた私を呼ぶように、

彼女はパンッと手を鳴らした

「な、なに?」

「春香ちゃんと貴音さんのこと、テレビですごい取り上げられてるよ」

「え?」

彼女は面白そうに言うと、

テレビをつけ、その内容を見せてくれた

『天海春香さんの行方は未だ掴めてはおりません。報道フロアに戻します』

見慣れたニュースの報道フロア

そこにいる医者に対し、アナウンサーは声をかけた

『四条貴音さんの意識が回復する見込みはあるのでしょうか?』

『何とも言えない状況ですね。出血のせいで脳に大きなダメージがいき、目覚めたとしても脳に障害が残る可能性が大きい』

【脳に障害が残る可能性が大きい】

それは運が良くても? 運が悪ければ?

呆然と画面を見つめる私の唇を、彼女は奪った


「っ!」

突然なことに驚いて、

私は彼女の頬を叩いてしまった

けれど、そのことに対して罪悪感など感じない

むしろこれで彼女が激昂し、、私を殺してくれれば良いとさえ思っていた

なのに、

彼女は叩かれた頬を撫でながら、気色悪い笑みを私に向けた

「大丈夫?」

「……私はあなたの頭の方が問題あると思うけど?」

睨みながらそう返すと、

彼女は苦笑しながら私の体を押し倒し、

背中を強く打って咳き込む私の上に、彼女は跨った

「えっちしよっか」

「嫌」

「拒否権なんてないよ」

「っぁ!」

彼女はそういうや否や、私の陰部に無理矢理指をねじ込んだ

ここまで

下品 ふふふ


……先生ッ
…希望は ……希望は無いんですかッッ…!!


「……やっぱり、一瞬のキスだけじゃまだ濡れてくれないんだね」

「ふざけないでよ」

「ふざけてないよ? 私を見ただけで期待して濡れてくれるのが目標」

彼女はそう言って私の股から指を抜き取り、口へと運ぶ

「ふふっ春香ちゃんの味」

「気持ち悪いからやめ……て?」

違和感が残っていた。

彼女は陰部から指を抜き取り、

恍惚とした表情で舐めている

なら、私の胎内に残る異物感はなんなのだろう

冷静に考えていた思考がだんだんと恐怖に塗りつぶされていった

「気付いた?」

「な、何入れたの!?」

「ローターだよ? ちょっと出かけるから一人エッチしててもらおうと思って」

彼女はそう言いながら私から離れると、

タンスから見慣れない下着みたいなものを持ち出してきた

「これ履く許可をあげる。ローターが抜けないようにしないといけないからね」

「なにそれ……」

「貞操帯」

ひんやりとしたベルトが腰、股、下腹部を覆っていく

それは鍵で固定され、ずらすことも脱ぐこともできず、

構成上、トイレさえもできそうになかった


「じょ、冗談だよね? こんなの付けたまま放置なんってぇっ!?」

一気に最強の振動が私を襲い、

立ち上がろうとしていた体が崩れてしまった

「うぅぅうううぅううぅううう……っ」

「ふふっ、もちろんこのままにはしないよ。これじゃ逃げられちゃうし」

彼女は手錠に鎖をつなぐと天井の輪っかを通していく。

私の体はそれによって一気に釣り上げられてしまった

「っ、ぁっ、ぉねっ」

「準備完了」

動けなくするためだったのか、振動が一気に弱くなる

その瞬間感じた切なさを、私は頭を強く振ることで投げ出した

「……こ、こんな弱いのじゃ意味ないよ」

「だろうね、イク必要はないもん。いけないまま焦らし続ける」

それは私を絶望させるには十分な言葉

なんども果てさせられたことで、

私の体は興奮した際、絶頂するということを望む。

しかし、彼女はそれを永遠に叶わないものとして放置しようとしているのだから


「ふふっその絶望してる顔も大好きだよ、春香ちゃん」

「ね、ねぇ……お願い。止めて」

壊れてしまいそうだから。

なんていう生易しいものじゃない。

放置される時間によっては、私は完全に壊されてしまう。

快楽を、絶頂を求め続ける私。

それを救ってくれるのは彼女しかいないと体に、心に刻まれてしまう

そうなったら私はもう……

「ううん、止めないよ」

「お願い……」

今でも私の体は火照っていて、

もどかしさが、切なさが私に訴えてくる

「お願いっ、待って!」

それが体を支配して、

決して達することのできない振動をより強く感じようと下半身をモジモジとさせている

「いかないでよぉっ!」

「…………………」

彼女はそんな惨めな私を一瞥し、家を出ていった


ここまで

ぶち殺してやりたい

この子は絶対カメラ回してるよな



いくら積めば売ってくれるんだい?

>>269
「いくらでも売らない。春香ちゃんは私だけのモノなんだから」

1、なんと出先で女の子が捕まる
2、誰かが奇跡的に助けに来てくれる
3、運良く拘束が解けて逃げ出せる
4、現実は非情である

大御所のも酷かったが、これはそれ以上の酷さを感じる。

>>272
大御所の…?
他にもこんなドキワクスレがあるのか?

>>272
あれは酷いの方向が違うだろ…


内容もあれだけど

ヒントだけでもくれ…見たい

あー、薬中春香かな

春香「プロデューサーさん……ください」
みたいなスレタイ。未完、荒らされてて読みづらい
それを把握したうえで読むなら


一時間目はまだ平気だった。

もちろん、絶頂に達したいという欲望は際限なく湧いてくるけれど、

理性で押さえ込めないほど強烈なものではなかった

だからと言って優しくはない

「っ……くっ……」

小さく呻き、歪む私の額から汗は滴り落ちていく

興奮による体温の上昇、貞操帯の蒸れによる暑さ。

それに加えて締め切られた室内という環境

私の体を走っていく汗は、

敏感になった体を刺激し、精神を着実に削っていくから。

「……はぁっはぁっ」

熱く荒い息を吐きながら、

私は玄関の方向を睨むように見つめていた


三時間目

「あぁっ、くぅぅぅっ!」

もう少しで達せる

もう少しで私は下腹部に溜め込まれたモノを解放できる

そう思うようになったのが確か一時間くらい前

それからというもの、

私は絶頂寸前、しかしそれ以上にも以下にも動かないという停滞に耐えていた

ううん、耐えているというよりは耐久実験のごとく耐えさせられていた

貞操帯と手錠によって拘束され、鎖によって腕が吊り上げられていなければ、

私は脇目もふらず一心不乱に自慰に耽っているかもしれない

でも、耐えさせられているからこそ、

苛立つような暑さによる発汗によって頭だけは澄んでいる

それだけは救いだった

本当に? 本当にそれは救いなのかな……

玄関の外から足音はしない

まだ、まだ帰ってきてくれないんだろうか


5時かんめ

「っ!」

ガシャンッと大きな金属音が響く

天井の輪っかが抜けてくれないかなと考えついて思いついて、

思いっきり体を動かしてみたけれど、

非情で残酷な現実はそんな都合のいい結果は用意してはくれなかった

「はぁっはぁっ……っ!」

もう一度大きく揺らして見る

やっぱりダメだった

今は何時間目だっけ……

頭の中が白く塗りつぶされ、絶頂したいという欲望まみれの文字だけが浮かび上がってくる

私の精神は限界に近かった

思えば少し前の段階で彼女の帰りを望んでいたなと、脱力し俯く

静かで暗い、それでいて蒸し暑く、女の子の匂いが充満する部屋では私の荒い呼吸だけが響いて、

それ以外は何ひとつ音を出してはくれない

玄関の扉はまるで壁のように……開かない


しちじかん目


「あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ッ!!!」

私の狂った叫びが、

ガシャンガシャンと金属音が。

部屋中に響き渡る

「外れてよッ! 触らせてよぉッ!」

私の懇願する叫びを嘲笑うかのように、

頑丈な天井の輪っかは甲高い音を響かせる

「うわぁぁぁああああぁぁぁっ!!!」

私はもう冷静に物事を考えるなんて出来なくなっていた

決して外れない輪っかを外そうともがき続ける。

体力がなくなり、立つのではなく吊らされているという状況に陥ってもなお、腕を振るうことだけは止められない

冷静に考えれば貞操帯という壁があるのにも関わらず……。

刺激する運動の強さは変わらない。

天井の輪っかは動かない。

玄関の扉は……やっぱり動いてはくれない


「お願い……帰って来て……お願い……お願い……お願い……」

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い

狂ってしまった私の頭に響く声。

それは私の溜め込まれた欲望の声。

それに答えるように扉が開く

「ただいま、春香ちゃん」

「ぁ――あぁっ帰って、帰ってきてくれたんだ!」

それは今までにない希望に満ちた声と表情だったかもしれない


「ちょっと無茶しすぎだよ?」

彼女は私の手錠で擦れた手を見て困ったようにため息をつく。

けれど今の私にはそんなことよりも優先したいことがあった

「怪我なんていい! お願い、私を、私をっ」

「まずは貞操帯を外さないとね」

彼女がそれを外すと同時に、

溜め込まれた淫猥な匂いが空気へと溶けていき、

ぬるっとしたローターと私の体液が床へと落ちていった

「凄い……正常な意識が持っていかれるかと思った」

「いいから、そんなこといいからぁ!」

「そうだね。私も春香ちゃんも我慢してたもんね」

彼女はそう言いながら、

吊らされたままの私の顔を持ち上げた

「2人で壊れよう。2人で乱れよう?」

「……早く、早くっ」

「ふふっいいよ」

彼女の唇が私の唇と重なり、送り込まれてくる唾液を躊躇することなく私は飲み込む

私を救ってくれるのはこの子しかいない

私を満足させてくれるのもこの子しかいない

私にはこの子しかいない

「美味しい?」

「うん……美味しい」

彼女の瞳に映る私の表情は、恍惚としたいやらしく淫らで穢れたものだった


「今度は春香ちゃんの方を頂戴?」

「このままじゃ流せないよ」

私がそう答えると、

彼女は刹那の躊躇もなく手錠を外してくれた

自由になった私。

だけど、逃げることなんで全く考えられない

ただただ自分の欲望を満たすことだけを。

自分の体を捧げ、彼女の体を貪ることだけを考える

私が愛せば愛すほど、彼女の強い愛が感じられる

それを捨てて逃げることなんてありえないよ

「んっ、流すよ?」

「うん、来て」

私から彼女の唇へと密着し、舌とともに唾液を流し込む

私の中に彼女が、彼女の中に私が入っていく

気持ちが良くて、嬉しく、私は深く長いキスをしながら笑っていた

あぁ・・・・・・

駄目だ…
いいぞもっとやれ……


「受け入れると気持ちいいでしょ?」

「うん、ここが凄くなる」

自分の下腹部を撫でながら答えると、

彼女はニコッと笑って陰部に触れた

「ひあぁぁっ!?」

「最初は辛いと思うけど派手にイこっか」

「怖いっ怖いよっ!」

溜め込みすぎた欲望が心の中でにやっと笑う

押し出されてきた理性が最後の悲鳴を上げて消えていく

「大丈夫、私が支えてあげるから。ね?」

ぐにゅっというような陰部の内側からの刺激

停滞していた快楽のメーターは一気に振り切れ、

勢い良く達して崩れていく私の体を彼女が抱きしめてくれる

「……あっぅうっ……ひぁっ」

「もうちょっとイクかな?」

彼女の言うとおり、残った感覚が再度の絶頂を迎えさせる

やがて絶頂しきった私の体はピクピクと痙攣し、

動けない私を彼女はベッドへと運び込んでくれた


ここまで

救いは無いんですか!?

もう救われたじゃん(レイプ目)

春香……

救いは無いんですか!?

だから救われてんじゃん、うるさいな

>>291
この展開を見るに、春香が救われることはもう二度とない
だから諦めろ

はっきり言って男に陵辱されるより全然い い

一度快楽に堕ちた人間は堕ち続ける

なんでおもらし描写がなかったの……

個人的には鬱展開はちゃんと救われるからこそだと思ってるからこのままバッドエンドなら読むのやめたいけど「もしかしたら……」って思ってしまってどうにも
鬱展開そのままバッド直行が好きな人が居るのもわかるが、SSでこういう展開をチマチマと投稿されるとイライラしちゃう
面白そうだから尚更なんだけどバッドエンドならバッドエンドでいっそひとおもいにやってほしい

>>297
見るからに即興
ID変動率的にスマホ

そりゃ無理な話やで

元に戻ること=彼女以外はハッピーエンド
受け入れること=春香と彼女だけはハッピーエンド

春香視点だからどっちもハッピーエンドなんだよね

俺視点で頼むわ

どんなendをご所望か

1、春香完堕ちBADEND
2、彼女逮捕春香AV嬢END
3、春香救済HAPPYEND
4、春香死亡DEADEND

俺は1がいいかなーって

どれでも俺は幸せになれる

ぜ、全部

澱みが集まるとレス内容も凄いことになるなww

>>301
春香完堕ちHAPPYENDと春香救済BADENDが無い
やり直し

春香と彼女で心中エンド

よくある便利なお薬も使わずたった一日で完堕ちとか
春香さん淫乱の素質有り過ぎ


四肢を投げ出し、呼吸をなんとか整えようとしていた

「はぁっはぁっはぁ……はぁ……」

「一気に疲れちゃった?」

隣に座った彼女は、

私に水を差し出してくれた

「飲む?」

「はぁっはぁっ……ん、げほっけほっ……今、無理」

「だよね、置いておくよ」

強い快楽の余韻が頭に響く

整わない呼吸が苦しくて、喉に僅かな痛みを与えてきて、

これが夢ではなく現実だと私の頭に刻み込んでいく

もちろん、そんな必要などない

「えへ、へ……」

「?」

「気持ち良かった」

私が笑顔でそう言うと彼女は満足そうに頷き、頭を撫でてくれた

以前は不快だったような気がするそれも、

今となってはすごく嬉しいものだった


暫く時間が経って、冷静になって。

トチ狂った頭が正常な思考能力を取り戻す。

最初に感じたのは彼女を求めてしまった絶望

そして壊れてしまった体への悲しみと嘆き

やられた。

耐え切れなかった。

八時間にも及ぶ長い放置だったからと、

簡単に堕ちてはいけないのに……。

「春香ちゃん、体は平気?」

「もう平気……体も、頭も」

「そっか、休めば冷静になれちゃうもんね」

彼女はすぐに理解し、

手錠によって擦れた私の手首に包帯を巻くと、また手錠をつけた


「みんなに連絡したい」

「なんて? 私はここに居る、助けて! って?」

「探さなくて良いって。私に関わると不幸にしかならない」

「私は幸せだよ? 家族とか、学校とか、人生とか。全部捨ててきたけど、別に愛着なかったし」

それを冷静な思考で言っているとしたら、

彼女は完全に壊れていて、

それが完璧に壊された私の姿のように思えてゾクッとする感覚に襲われた

「だって不幸にするのは貴女だから」

「私はただ自分の幸せを守るために戦ってるだけだよ。人間として至極当然の行動だよね?」

「貴女の幸せが異常なんだよ。正常なら誰かに邪魔されたりするなんてないよ」

言葉に続いて苦笑が響く。

そして彼女は首を振り、私を恍惚とした表情で見つめてきた

「春香ちゃんを愛することは正常だよ。認めない、許さない世界こそが異常なんだよ」

「……愛し方が、私の奪い方が。正常だったって思ってるの?」

「少なくとも私はそう思ってるよ」

それは彼女が自分を【異常者】であると認めた言葉だった


「なんにしても連絡は無理。それどころか携帯の電源でさえ入れさせられない」

「なんで?」

「水瀬の網が張られてるから」

彼女は気だるそうに言うと、私の携帯を目の前で叩き壊した

「っ!」

「ごめん、恨むなら水瀬伊織にしてくれるかな。いや、私でもいいけど」

「どうして……」

唖然とつぶやく私に対して理由を話してくれた

「水瀬が捜索に協力して貴女の知り合いの中でも上位にいるみんなには逆探知が控えられてる」

「伊織が協力を……」

「だから連絡は無理。電源入れた瞬間メールやらなんやら受信して一発で位置バレだから携帯も壊した」

彼女はそう言うと携帯の残骸を拾い集め、ゴミ箱へと放り込む

でも、あれは捨てるつもりないのか、袋の音はしなかった

「あぁ……あいつらがゴミ漁りしないとも限らないからね」

異常でありながら、数ある危険を警戒して冷静かつ完璧に対応している

彼女は手強い。なによりも悪質で、陰湿で、ずる賢く、狡猾で……

気をつけて、みんな。

出来るならもう……私のことは諦めて。お願いだから

そう願うことしか私にはできなかった


「何が食べたい?」

時間的には晩御飯の時間。

朝も昼も抜かれた私のお腹は空腹に耐え兼ねて大きく音を出してしまう

それでいて強情に私はいらない。なんて言っても笑われるだけ。

とはいえ、彼女の料理なんて食べたくはなかった

そこで思い出されるのは、

さっき名前を聞いた伊織との会話だった

ちょっと高級なレストランとかの雑誌を見てた私と貴音さんと亜美。

『やっぱ美味しいのは高いよね→』

という亜美の言葉に伊織は突然割り込んできた

『はぁ? 料理の味がお金が決めるわけじゃないんだけど』

しかもやや怒り気味で

『えっなんで亜美に怒ってるの……』

『いい? 高かろうが安かろうが、作る人が良ければ全て美味しいのよ。高い=美味しいなんてナンセンスよ』

『あははっ、前の伊織に聞かせたいね』

『やよいっちですか→? やよいっちに諭されましたか→?』

そのあと、ニヤニヤしてた亜美は伊織によって……

あぁ懐かしいなぁ。戻りたいなぁ……と、

再び沈んでいく心を持ち上げるために思考を切り上げた私は、

「やよいの手料理が良い」

言ってはならないであろう言葉を彼女に告げてしまった


それは直前の回想のせいで出てきた言葉

彼女は驚いて私を見つめ、

「え?」

「あ……ううん、違うから!」

訂正しながら頭と首を一生懸命に振る

殺されちゃう、やよいが……やよいが殺されるっ

「やよいって高槻やよいだよね? あの料理番組にも出てる」

「ち、違うってば! そのやよいは関係ないの! 野菜だよ! やさいをやよいって」

「もやし?」

どうしよう……どうしたら……

焦る私と冷静な彼女。

先に動いたのは彼女だった

「解った。春香ちゃん以外の女の子なんてもう興味ないけど、春香ちゃんのお願いなら仕方ないね」

「ま。まって……なにを」

再び吊り上げられる体。抵抗力を奪われた私。

彼女は私に微笑むと「大丈夫だよ」と口にする

「ちゃんと帰ってくるから。ね?」

「どこ行くの!? ねぇ、止めてよ!」

それに応えたのはドアの開閉音。

部屋に残ったのは絶望の淵に立たされた私だけだった 


ここまで


正直男が出ないだけ胸糞度が低くてよかった
薬中春香とか懐かしいなもう一年ぐらい前かな

やよいを[ピーーー]のか……?
んなことしたら俺がお前を[ピーーー]ぞこのくそ女
オリキャラとか関係ねぇ名前だせやぁ!

そろそろ陸自が動くな(え

警察犬かイヌ美でどうにかならないか…

やよいに手を出すのはヤバイでしょ

貴音が刺されて春香が行方不明
この状況でやよいに何かされるなら事務所の危機管理無さ過ぎ
もしくはこの女子高生のスペック凄過ぎ
そもそも単独犯が疑わしいけど

>>320
気になってるのはそこ
こいつが単独犯なのか共犯がいるのか

まぁこいつサイドの描写が少ないからわからんけど
ヤンデレによる精神的限界突破
計算づくで頭脳は高そうだから警備とかの裏をかきそうではある
……邪魔者は刺[ピーーー]るだろうし

あれ?この状況下手したら貴音刺した容疑者春香になってるんじゃね?

>>322
おいおい勘弁してくれよ
春香をどこまで苦しめるんだよ!

>>323
逆にそれで身柄確保で救出なんてことにならないかな

>>324
それで春香目撃情報がやよいの家付近で起きたら警備が手薄になって……

千早スパイラルだな

ここまで読み切ったけど、この内容で多少の文句はあれどそこまで荒れてないことに驚いた
なんにせよ最後まで完走してほしい

もちろん絶望の底まで、な
お願いしますよ

全部捨ててきた発言がブラフで無いならともかく
ここから春香救出の可能性には他の面子が危害にあう必要があるねえ

全部捨ててきたんなら金どうしてるんだろ
親の通帳でも盗んできたのかな、と気になった

確かに…台詞がこいつサイドのヒントになりそうだ

大御所で思い出したがモバマスの智絵理の大御所SSの胸糞度はこれ以上だった。

>>331
ほう…それで?

>>326
確かにな
注意書無いし荒れてもおかしくはない

>>1とかですぐ解るからか?

ぶっちゃけ、男が出ないからだろ

一応まだ処女は守られてるしな

ということでちゃっちゃと破っちゃってくださいよ、処女

>>334>>335
2人のおかげで何となく終わりが見えたぜ

ズバリ、春香売春婦ENDや!

予想とかいらないから

彼女の料理が気になるな…
やよいの手料理…手フェチの殺人鬼が喜びそうだ


あれからもう何時間か経って、もうすぐ0時になるという遅い時間

「ただいま~春香ちゃん」

元気良く帰ってきた彼女はなぜか大きいスーツケースを引いてきていた

「なに……それ」

「え? やよいだよ?」

「え……」

スーツケースのことを言ったのは彼女もわかっているはず

それなのにやよいだと言うということは、

その中にいるということ……だろう

「ね、ねぇ……殺して、ないよね……?」

「ふふっ心配?」

「ふざけないでよ! 貴音さんだけじゃなくやよいにまでっ!」

スーツケースに人を入れるのは、

ドラマの知識でしかないけれど人を殺し、隠す時

それが不安で怒鳴ると、彼女は少し嬉しそうにスーツケースを開けた

事前準備も無く即日行動任務達成とか
特殊な訓練を受けたプロフェッショナルとしかw
協力者いるのが濃厚になるねえ

おい








おい

>>341
訓練はともかく経験はありそうだぜこの子

スーツケースの中から出てくるかすみちゃん

「あ、間違えた」テヘッペロ

やよい「トリックだよ」


「……………………」

出てきたやよいは一言も発することはない

「や、やよい?」

恐る恐る名前を呼ぶ

けれど、やよいからの返答はなかった

「やよいに何したの!?」

「寝て貰ってるだけだから安心して」

彼女はやよいを縛り上げ、私の足元に横たわらせた

「その場で両腕切り落としても良かったんだけど、ほら。マグロとかでも公開してるのって興奮するでしょ?」

「な、何言ってるの?」

両腕を切り落とす?

私は手料理って……

手、料理?

「そうじゃない! やよいの作った料理だから!」

理解してすぐ私は怒鳴った


「ふふっ安心してよ。カニバリズムな趣味は無いし、こんな奴を春香ちゃんには食べさせられないよ」

「え?」

冗談にしては雰囲気に余裕がなかった

迫真の演技というレベルではない。

本気でやろうとしているという恐怖があった

もちろん、彼女ならやりかねないという恐怖観念によって、

雰囲気の危険度が増長させられたからかもしれないけど。

「安心した?」

「っ……でも、やよいをここに連れてきたってことは」

「うん、この子も帰れない」

そこでにこっと笑う彼女はやはり狂っていると思う

……正直なところ、私自身の常識さえも滅茶苦茶にされそうで怖い

もうすでに壊れてしまっているかもしれないけど……


「春香ちゃんが悪いんだよ? やよいの料理が食べたいだなんて言うから」

「そんな望み叶えるくらいなら私を帰して! もうこんなことやめて!」

「それは無理だよ。ダメだよ」

彼女は感情を宿すことなくそう言うと、

やよいを見下ろした

「……さて」

彼女の足が振り上がっていく

「や……ダメ!」

「起こさないとダメでしょ?」

それはサッカーボールを蹴るようになめらかに。

優しさも、手加減も、何一つなく

力のみが込められた蹴りだった

「あ゛っ!?」

「起きてよ、ほら。早く。今すぐ。春香ちゃんがアンタの料理を待ってるんだから――さッ!」

彼女は2度、3度とお腹を蹴り上げる

「うぇっ……えふっ……あぁ……っ」

縛られた体を丸くし、呻くやよいを私は見ていることしかできない

それが私の心と精神を更に追い詰めていく


「……やよい。見ないで」

「は、春香……さん?」

行方不明だった私が、

全裸で手を吊り上げられているのだから、

やよいが驚くのも無理はない

恥ずかしくて顔が赤くなる。

だというのに、体を隠すことなんて一切できない私は、

ただ顔を背けるだけだった

「どうして、こんな……痛っ!」

「綺麗だよね? 見とれちゃうよね? でもさ、アンタは今すぐやるべきことがあるんだよ?」

彼女はやよいの髪を引っ掴み、

キッチンへと連れて行く

見えないキッチンから鈍い音が聞こえ、

やよいの痛そうなうめき声がそれに続いて耳に響く

「止めて、やよいを傷つけないで! お願い!」

「ふふっ大丈夫だよ。この子が忠実ならね」

彼女の声は嬉しそうで、楽しそうで、

私には塵ほどにも大丈夫だと思うことはできなかった


やがて戻ってきたやよいは、

「えへ……へ……」

ガタガタと体を震わせながら、笑顔で食事を運ぶ

もちろん、喜楽の感情での笑顔ではないことは、

やよいの服の乱れと片頬の痛々しい赤さが物語っていた

「春香ちゃんについて少しうるさいから教育してて遅くなっちゃった。ごめんね?」

「教育って……」

そんな生易しいものじゃない。

虐待とか、そういうレベルの……

「だ、大丈夫、で、です……は、るかさん」

やよいはそう言って微笑むと、

ゆっくりとしゃがみ、床へと料理をおいた

「……ご飯だよ?」

ジャラッという音と共に私の体は床に崩れ落ちてしまう

私のせいでやよいが悲惨な目に合うことになってしまったということが、

私の精神と心を大きく抉る

立つ気力など、食べる気力など。湧くわけがなかった


「ほら、やよいに見せてあげて? 春香ちゃんの良い姿」

「っ……嫌」

あんな醜態を晒すなんて嫌だった。

でもそれ以上に、

やよいの目の前で彼女に従順に従う自分の姿を見せたくなかった

「せっかくやよいが作ったんだけど……っていうか、要らないならこの子もいらないよね?」

「え?」

「ぁ……」

再び縛られて動けないやよいはうつ伏せの形で床に押し倒され、

俯く私とやよいの視線がぶつかった

「包丁でいいかな」

いつも携帯しているのか、

赤黒い汚れを残す包丁を彼女はやよいの喉元に押し当て笑う

「どうする? 春香ちゃん」

「は、春香さん……無理する必要はないかなーって……」

やよいの空元気な微笑み

醜態を晒すか、やよいを死なせるか

選択肢と呼べるようなものはなく、私は犬のように料理へと口をつけた

よしこいつを殺してHAPPYENDにしよう

殺意が湧いてきた

おそらくそうなっているであろう、伊織の焦燥っぷりが見たいなぁ……

水瀬グループ早く来てくれー!頼む!


「は、春香さんっ!」

「ふふふっ、どう? やよい。綺麗だよね? 可愛いよね?」

彼女たちにお尻を向けているせいで表情は見えない

けれど、彼女は狂った笑顔なんだろうと簡単に想像できた

「最低です……春香さんが何したんですか!?」

「ううん、何もしてないよ?」

「ならどうして……」

「好きだから。どうしようもないほどに愛してるから」

彼女に対して、やよいは私のために強く言い放つ

「好きなら。愛してるなら。春香さんを不幸にはしないはずです!」

「大丈夫、いずれ幸せになれるから」

「え?」

「ひっ!?」

会話が途切れたと思えば、

私のお尻に誰かの……いや、彼女の手が触れた


「や、止めて!」

そう怒鳴ると、彼女は簡単に手を離してくれた

「ふふっまたあとで」

彼女の言葉は私の心を大きく揺さぶる

またあんな醜態をさらさせられる?

やよいの目の前で狂わされる?

口での反抗は惨めなだけでしかない

私が押し黙ると、

彼女はまた「ふふっ」と笑いをこぼした

「春香さんになにを……」

「あとでやよいにも見せてあげるし」

そのあとに続いた言葉は、

絶対に許したくないような言葉だった

「ちゃんと、シてあげるから」

それでもいおりんなら…いおりんなら何とかしてくれる

春香がもし助かったらこいつどうなるんだろう
ダルマで済めばいい方だぞ

やよいに性的な牙を剥くSSは珍しいな


どんなにゆっくり食べたとしても、

時間が経てば食べ終わってしまう

「はい、食べ終わったね?」

「っ………」

私が先延ばしにしようとゆっくり食べていたことは明白。

彼女は特に怒る素振りもなく言っているけれど、

言葉に刺があるように感じてしまう

「さて、貴女も一応つけようね?」

「あ……ぅ……」

私と同じような首輪をやよいに付けると、

逃げられないように天井の輪っかと鎖で繋いだ

「やよい……ごめん」

「春香さんは何も悪くないですっ 全部この人が」

「それは違うよ。私が悪いんじゃなく、私が異常にならなければいけなかった世界が悪いんだよ」

彼女は私のリードを握り、それをやよいへと渡す

「立たせて」

「え?」

「思いっきり引っ張れば吊り上げられるから」

私を吊り上げるという行いを、

彼女はやよいにやらせるつもりなのだ

Pは何をやっているんだ!


「そ、そんなことできな――」

「立たせてって私は言ったんだよ?」

「でもっ」

「だからさ……」

彼女は呆れたため息をつき、やよいの頬を引っぱたく

唖然と頬を抑えたやよいは彼女と視線を戻した

「ぁ……」

元気と明るさが取り柄というやよいであっても、

まだ中学生であり、さっきの暴行の恐怖もあって涙を溜め込んでいた

「やれって言ったらやって?」

「ぅ……うぅっ……」

震える手で鎖を持ちながら、やよいは私を見つめてくる

許可が欲しいのかもしれない。

そう思った私はいつものように微笑み、小さく頷いた

こんなことになったのは私のせいだ

最低で、最悪だ……ごめんね、やよい

ゆっくりと吊り上げられていく私に、

やよいはちいさく「ごめんなさい」と呟いた

これ、絶対内部に共犯いるだろ


「今日はもう派手にやったし、軽いので我慢しておくね?」

「貴女の軽いが私たちの軽いとは限らないよ」

「ふふっ、そうだね」

大丈夫。

あの溜まりに溜まったものは解放した

だから軽いなら耐えられる。

ううん、耐えてみせる。

やよいの前でこれ以上醜態晒すなんて嫌だから

「それじゃぁやよい。ちゃんと見ててね?」

「は、はぃ……」

彼女の後ろでやよいが私たちを見つめる

今になって思うことだけれど、

彼女はキスが好きなのかもしれない

今回も初手はキスだった


唇を重ね合わせ、

私の舌を彼女は舐めた

「んっ……来ないの?」

「今の私は冷静だよ?」

「残念」

心底残念そうに言うと、彼女はまたキスをする

今度は優しく静かなものではなく、

呼吸さえもおぼつかなくなるようなねっとりとしたもの。

口を塞ぎ、じゅるっと彼女が私の口腔にある空気も、唾液も飲み込み、

彼女のものとなったそれらが返還されてくる

離れれば唾液が滴り、くっつけば蠢くそれによっていやらしい音が鳴る

理性を奪い去ってしまいそうなほどに、

深く、長く、そして淫猥なキス

欲情したのか、それともただ苦しくてか。

私達の呼吸は荒々しく、上昇した体温がその答えを示していた


「はぁはぁっ……」

「はぁっ……ふ、ふふっ」

彼女はそのまま私の陰部へと手を伸ばし、

挿入はせずに開いた

「まだダメなんだ」

もちろん、このくらいで濡れるほど壊れてはいない

あれは我慢に我慢を重ねられた結果だし。

とはいえ、興奮しかけていることに変わりはない

「さて――」

「う、うぅ……」

やよいの小さな呻き声

苦しいとかではなく、ただ単純に恥ずかしいから。

恥ずかしいのは全裸で責められてる私だよ。と、

おかげで少し平常心を取り戻せた

「もうやめてくれるのかな?」

「ううん、まだやるよ」

そう答えた彼女は、人差し指を差し込んできた


彼女は私の敏感な部分を刺激し、

私の淫らな感情を呼び起こそうとしてくる

陰核を弾いたり潰したり捻ったり

心は耐えていても、

体は負けてだんだんと湿らせていく

「あ、濡れてきた」

「っ……生理現象だ、からっ」

淫猥な水音が鳴らされる。

体外で響く音は耳を。体内で響く音は頭を。

それぞれ刺激し、淫らな行為に没頭しようとする感情を強化し、

押さえつける理性を弱らせる

「…………」

やよいは羞恥心に顔を染めながらも、

決して私たちからは目を逸らさない


「ふふっやよいが見蕩れてるよ?」

「っ……やよいにこんなの見せるなんて」

「しかも、春香ちゃんはイク姿まで見せちゃうんだよ?」

「……嫌だよ」

私の拒絶に対して、

彼女はあのローターを挿入することで答えた

「知らないかもしれないから教えてあげるね?」

「え?」

「我慢しようとすればするほど感覚は強くなる。だってそれは意識してるってことだから」

言葉が消えた瞬間、

全開の振動が私の胎内を揺らした

「ひぃっ!?」

ガシャンッと鎖が大きく音を立て、

びくついたやよいが私を見つめた

春香かやよいがいおりんの~って言ったらさ
いおりん捕まえようとする→SP登場→ハッピーエンド
もしくは
いおりん捕まえようとする→捕まる→水瀬パワーで解決→ハッピーエンド
じゃね?お

救われたと思ったらこれか...気分悪いな...


彼女が重なる私をではなく、

私だけを、やよいは見てる

「や、だめっ……見ないでぇっ!」

一気に湧き上がった羞恥心が力の限りに叫ばせる

そして思わず、

私は自分の股をきゅっと閉めてしまった

「あぁぁあああぁっぁぁあああっ!」

それは地獄のような連鎖

見られてる恥ずかしさによって、

少しでも耐えようと体は股を閉じ、

閉じたことによってローターと肉壁の密着度は上がる

そのせいで刺激はさらに強いものとなって私の体を追い詰めていく

「く、苦しそう……春香さん、たすけ、ないと……」

「や、やよ、だめっみないで、来ないで!」

やよいが近づいてくる

そのせいで私はさらに強く足を閉じ、股を閉めて……

「ああぁぁぁあぁぁっやぁぁやぁぁあっ!」

「ふふっ」

彼女の声が背後から忍び寄る

蛇のように腰元から手が這いずって私の陰部へと近づく

やよいを目の前に私の陰部は強引に開かれ、

陰核が2本の指によって挟まれ、擦られて強い刺激が脳をビリッと痺れさせた

「いやぁぁぁぁぁああっぁぁぁぁっ!!」

「あっ」

絶叫と共に私は果て、飛び散った液体はやよいを汚した

はるるん首でも噛みちぎればいいだろうに
さすがにコロコロしちゃうのは嫌なのか


「あっあぁっ……やだ、やだ……私、あぁ……」

取り消せない。

取り返せない。

やよいを目の前にして私は耐え切れず絶頂し、

自分のそれでやよいのことを汚してしまったのだ

頭を垂らし俯く私の頭を彼女は撫でた

「良くできました」

「ふ、ふざけないでよぉっ!」

涙ながらの怒りはなんの怖さも与えられずに、

彼女は横を通って呆然とするやよいの頬を撫でた

「やよい」

「ぁ……え……その……」

「見ててどう思った?」

「その、わ、私は……えっと……うぅっ……」

真っ赤に紅潮したやよいは視線をあちらこちらに泳がせながら、

最終的には俯いてしまった

>>373
首を噛みちぎる?
どういうこと?

それにしてもこのSSはホント絶望しかないな
ひとかけらの希望を求めているのに…

>>375
キスされてる時等に思いっきりガブっと噛み付いて殺しにはいかないのか?
って事かなーって。

文書上手い事が余計に気持ちを駆り立てられる…

そろそろレズシーンにも飽きて来たな

はやく吉レズが愉オブになるのを見たい

>>375
相手の動脈でも噛みちぎるんだろ


「あの大家族だし、シたことない?」

「シたことって……」

「自慰だよ。解りやすく言うならお股を弄って春香ちゃんみたいになること」

彼女の躊躇のない言葉に、

やよいは素直に首を横に振った

「興味はあったでしょ? 赤くなってでもじっと見てたんだから」

「うぅ……少し……」

「中学生なら健全だし、マセた子ならガールズトークに入れてくるだろうしね」

彼女は言いつつ、やよいの頭を優しく撫でる

「よしよし。今までよく我慢してきたね」

「が、我慢なんてして……ないです」

「そっか、でもしてみたいって思ったんじゃない? 春香ちゃんが気持ちよさそうにイったのを見てさ」

「つ、疲れそうで、苦しそうで、私は、別にその……」

「必死な言い訳は認めてるのと同義だよ? 大丈夫。最初は怖いだろうけどすぐに虜になるから」

彼女の悪魔のような誘い

戸惑うやよいに対して彼女は苦笑し、やよいの服を脱がした


ここまで


しかしながら気持ち悪いレスが大杉

>>381
内容上仕方ないだろう
しかしやよいでエロやるとはな…

>>381
この内容ならまだマシだろ

しかし貴音は無事なのだろうか

無事でいてほしいな

とりあえず放棄はすんなよ?

まあこれは深く考えたら負けなお話だと思うしシチュを楽しめばいいんじゃないかな

どうだろうな
彼女の発言の中にフラグがありそうだし
割りと考えられてるんじゃね?

このままいってもらいたい

この内容で同人誌書いたら売れるんじゃね?
この手の内容好きな人結構いるでしょ

殺せば?という意見も出てたけど
社会に復帰する事を考えれば、それはやらない方がいい
犯罪に巻き込まれた側も色眼鏡で見られる世の中だしね。理不尽だけど

こういう事件に巻き込まれた時、誰も現場の状況を考えずに『正常な自分達の世界』の常識に基づいて考えるんだから
何とも報われないというか、やるせないというか……

今はまだ大丈夫だけど堕ちたら社会復帰は無理かな

正直、春香視点だけでなくせめて伊織達の部分が見たい

舌噛み切る度胸がないのは責められないことなのか・・・・・・

>>391
こいつは春香がいるから危害を加えたのは邪魔者だった貴音のみで済んでるわけで
(やよいは春香の願いだから除外)
自分が死んだらみんなにどんなことするか解らなくて怖いから[ピーーー]ないんだろ

いうほど胸糞じゃないよな
これくらいが一番興奮する

首の動脈なりを噛み千切ってよしんば相手を殺せたとして
吊られてる訳だろ? そのまま餓死するのがオチじゃね?

やよいは動ける筈だ

>>395
いや、外飼いの犬みたいな感じで
首輪繋がりの鎖が天井の輪っかに付けられてる

逃げられる範囲まではいけないはず

殺害→鍵を奪う→首輪解除
と思ったが、鍵は遠くに保管してるかな
二人居れば何とかなると思うのは楽観が過ぎるか

そもそも人間の肉を食いちぎるという残忍な行いが春香にできるとは思えない

感想を言うのはまだいいけど内容予想はやめろよ

そんなことより>>379が奇跡的投稿時間だぜ

お前らうるさい少し黙れ

お前も黙れ


「ぁ……」

服はいとも簡単に脱がされ、

やよいの下着のみが残された

いや、残されたのではなく、

彼女が不審な点に気がついて手を止めてしまっただけ

「期待というか……見てない時に弄った?」

「ぅ……」

やよいは真っ赤になって両手で顔を覆う

私はやよいの視線しか気にしていなかったし、

彼女の体に遮られて体までは見えていなかった

彼女は振り返らないと見えないため、

何度も見ることはなかった

やよいの下着は湿っており、触っていたか、期待して。のどちらかだ

「そういえばシてあげるって言ったもんね。知識はあっても出来ずに溜め込んでたならこうなるかな」

彼女は嬉しそうにやよいの下着をおろしていく

離れていく下着へと、やよいの陰部から溢れた淫猥な液体は糸を引いていた


「中学生かぁ……懐かしい」

「そういえば、貴女は中学では見なかった……なんで高校は私と一緒だったの?」

ごく普通の会話に見えるけれど、

腕を吊り上げられている全裸少女と、

中学生の全裸を見て懐かしむ少女という、実に異常な場面だ

「ふふっ偶然かな。偶然見つけた場所だっただけ」

その偶然が、

私やあの学校の女生徒

やよい達の人生までも狂わせてしまった

偶然を恨むなんて多々あることだけど、

これはもう恨むとかどうとかいう問題ではなく、

「あ、違うね。春香ちゃんと巡り合わせてくれた奇跡だよ」

それを知ってか知らずか、彼女は微笑んで訂正した


「あ、の、その……私」

「やよいは大人しく、ただ受け入れれば良いから」

「で、でも……」

「大丈夫。お姉ちゃんを信じて……ね?」

やよいを優しく抱きしめて、

やよいの耳元で彼女は優しく囁く

さっきまでと打って変わって優しいだけの彼女。

やよいは怖い彼女も優しい彼女も見て、

従えば優しく、従わないなら厳しく。と、

教育を施されたせいで理解している

その上、知ってはいるが知らない自慰という行いを彼女によって施される今、

優しい彼女にして欲しいのは私だって思ってしまうことだ

「ぁ……は、はい」

「よしよし、いい子だね」

やよいが彼女に篭絡されてしまうかもしれないし、

されなくても恐怖による絶対的な圧力

篭絡され優しく扱われるか、篭絡されず抵抗し厳しく扱われるか

どちらも選び難く、私はやよいがどうあるべきかを決められず、黙っているしかなかった


「ひっ……」

「触られるのは怖い?」

「す、少し……」

「そっか、じゃぁ自分で開いてみよっか」

彼女は説明しながら、やよいを動かして行く

まるで友達同士で自慰の勉強会を行っているような、

そんな気にさえなってくる優しく丁寧な教え方

自慰というものに思考を侵略されたやよいにはもう、

誘拐犯である彼女は悪い人ではなく、

先生やお姉ちゃんにすり替えられてしまっているかもしれない

「やよい!」

それが怖くて思わず名前を叫んでしまった

「ぁ、春香さ――」

やよいが上を向き、私を見て顔を青ざめる

「ゎ、わた……あっやっ」

「ふふっ……春香ちゃんサイテー」

「え?」

彼女の嫌な笑顔が私へと向けられた


「興奮して目の前のものしか見えてなかったやよいを、春香ちゃんは冷静にした」

「だ、だってそれは……」

「果ててから気づくのと、気づいたまま果てさせられるのってどっちの方が辛いと思う?」

「ゃ……ぁ……んっ!」

彼女は言葉を続けながらもやよいの陰部に触れた

もうやさしく教えるのではなく、

彼女自身がやよいに強制的な絶頂を与えようとしているということ

「それはね、後者だって私は思う」

「あっぅっは、りゅか……さ……」

「果ててから気づけば、最初から狂っていて仕方がなかったと言える」

「っ……」

「でもね? 冷静な状態から果てさせられたことに言い訳はできない」

彼女は私を見ずに淡々とやよいを責めていく

小さく悲しそうに呻きながらも、快感に喘いでしまうやよいは、

苦しそうに、悔しそうに、辛そうに、顔を歪め、涙をこぼす


やよいを余計に苦しめてしまう

私が……私がやよいの名前を呼んだ……たったそれだけで

それだけでやよいが連れ去られた

それだけでやよいの心と精神を大きく抉ってしまった

「あっあぁぁ……」

力が抜けて頭がガクッと垂れてしまう

唇を噛み切ってしまいそうなほどに噛み締め、

ギュッと瞑った瞼からは涙がこぼれていく

「や、やめて……くださいっ」

「ううん、止めない。やよいはイクんだよ。私の手で。冷静なままに春香ちゃんの目の前で」

「……見ない」

「見て」

「見ないっ!」

強く、強く怒鳴った私

その抵抗をあざ笑うように首輪に紐がつながれ、強く持ち上げられた

やめろ………………………やめろ!!


「やだ! 見ないっ絶対に見ないんだから!」

「なら感じさせてあげるよ」

ジャラっという音に続き、

私の体が床へとぶつかった

「痛っ」

「バカだよね、見ればよかったのに」

仰向けに倒されてもなお、

私は強く目を閉じ、すべてが終わるのを待った

「うっうぅっ……春香さん……」

「やよい……?」

心なしか声はどんどんと近づいてきていて、

淫らな水音も近づき、やがては目の前で……

思考に浸る私の額にポタッと水が滴る

それはだんだんと落ちる感覚を狭めていく

「ぁっやっこんなっ……春香さんっ春香さんっ」

「ふふっ良いんだよ? そのまま出しちゃって」

「やっやっいや、で……んっあぁっ」

卑劣だ……最低で最悪だ……

「ごめっなさっ春香さぁぁああぁぁぁんっ――」

落ちてきたというよりはかけられたというような感触

「ふふっ良くできました」

私の体に落ちてきたやよいの体は、

熱く火照り、悲しい涙が冷たくて。

腕で抱きしめられない私は、足だけでやよいを覆った


「うぅっうっ……ごめ、ごめ……んなさい……」

「ううん、私が、私が……私が悪いの……」

「そうだね、春香ちゃんが一番悪い」

床で抱き合う私たちを彼女は見下ろし、にこっと笑う

「一番悪いのは貴女だよ!」

「ふふっそうかな?」

彼女の気色悪い笑顔は絶えず、

私とやよいは再び吊り上げられ、引き剥がされた

「あの子を呼んだのは春香ちゃん。冷静にしたのも春香ちゃん。全部春香ちゃんだよ」

彼女の言葉が弱った私の心を更に苦しめてくる

耐え難い苦痛、怒り、憎悪

それらを向けた瞳に映る彼女はやはり笑う

「その意志に反して体は従順に堕ちていく。辛くて苦しい終わりより、いっそ受け入れて終わる方が幸せだと思うよ?」

「………………」

「はぁ……まぁ仕方ないかな。今日はそのまま休んでね」

ため息一つ。

彼女はそう告げて寝室へと消えていく。

放置されたやよいは嗚咽を漏らし、やがては疲れ果てて眠り、

私は眠りたくないと思いながらも、強い疲労感に押し負けてゆっくりと深い闇へ沈んでいった


重力に引かれて痛む体に強引に起こされた私は、

やよいがいないことに気がついて慌てて脳を覚醒させた

「やよい! やよい!」

「料理作って貰ってるだけだよ」

同じリビングにいた彼女は素直に答えると、テレビをつけた

『昨夜、新たに高槻やよいさんが行方不明になっていたことが判明いたしました』

「ふふっ早速だね」

「……最低」

「褒めてよ、連れてきてあげたんだから」

彼女は罵倒さえも嬉しそうに受け入れる

私たちには、何もできないのかもしれない。

『これは765プロおよび警察の警戒が杜撰であった。ということでしょうか?』

『警察によりますと、高槻家付近にて天海春香さんの目撃情報が匿名で届き、捜索に出た時に……とのことです』

『しかし、家にはご家族がいらしたのでは?』

『はい。ですが、警察と話している間に居なくなってしまった。とのことで、おそらく話を聞き、探しに出たところを狙われたのかと』

まただ。

また私のせい

私を助けたから貴音さんは刺されて、

私を探そうとしたからやよいまで……

「うん、大体あってるよ。まぁ探しに出たか呼ばれたかの違いだね」


「え?」

「まぁこう、春香ちゃんっぽく変装して……」

「後ろにまとめてリボンしただけだよね?」

「暗ければ明るい赤いリボンが映えるでしょ?」

それはたしかにそうかもしれないけど……

いや、行方不明になった私がいつも身につけているものだからこそ、

私だって思って無警戒に出ちゃって……ううん、待って

「待って、それじゃ……」

『なお、今回と前回の事件に天海春香さんが関わっていることから――』

そのあとに続く言葉が気になって、

でも、それよりも先に私の写真がテレビ画面へと映る

『警察は天海春香さんを容疑者として捜索すると――』

「え……?」

「まぁそうだよね。四条貴音が目を覚まさない限りはこのままだよ」

私が容疑者?

貴音さんを刺して、やよいを誘拐したのが私?

「あはっあははははっな、なんでニュースで本人抜きにドッキリしてるの?」

壊れそうだった。発狂しそうだった

それを笑ってごまかす私を彼女は見つめた

「ドッキリじゃなくて現実。暴かれない限り、真実は現実になってはくれない」

私は世界に犯罪者として追われ、彼女に終身まで弄ばれ続ける?

ふざけてる……ふざけてるよ、こんなのっ

こんなにも苦しくて、辛くて、悲しい思いをしているのに、

なんで、なんで私が犯人にされなくちゃいけないの……?

壊れていく、崩れていく

悲しみの涙が希望を全て流し消し去っていく……


中断

うわぁ…警察無能やわ…

お前らがリボンが本体とか言うからだろいい加減にしろ

正直、行方不明の人が身に付けてるモノとか見たらそうじゃないかって思うわ

まあそうなるわな
春香が完全に落ちるのと助け出されるのどっちが先かな

警察はこの状況では容疑者として扱うのは当然
いじめ云々とか知らんだろうしそれが貴音刺されたのに関連するとかエスパーでもなきゃ無理
事務所は無能過ぎるが
共犯がいるとしたら一番怪しいのは伊織、次いでやよいかね
もっと安直にPってのもあるがさすがにw
単独犯ならスタンド使いとか念能力者の類い

あと気になるのは便箋の中身かね
読んでれば助かったかも的な警告だと絶望感が増す

あの事務所じゃどうしようもないだろ……
恐らく765プロ全員に警察張らせてるだろうし
それ以上は望めないな

イジメは小鳥が気付いてたんじゃないのか?

>>422
アイドル生命に関わるからと表沙汰にしなかった可能性が高い

第一、虐めを受けてたことを公表してもなにも変わらないだろ

ずさんな捜査なのかただ単に765プロメンバーがアホなのかは知らんが
まだ事情を把握してるいおりんがいるなら警察に話して真っ先に容疑者としてこの女が出ると思うけど演出なら仕方ないな
さあ次の被害者は誰かわかるな?

この女が主犯ってのは分かってないって話だったろ
同じ学校から同時期に行方不明者出てたら普通は疑われそうなもんだけど

お姫ちんが襲われる直前の雰囲気からして伊織も一枚噛んでんのかな
ま、どうでもいいですね

>>425
バーーーローー
だからこそ出せないんだろ女の名前を

3件とも春香関係じゃねぇか

>>424
水瀬が捜査に関わってるから
もしかしたら女の子を油断させるためかもしれん

というか伊織達からすればあの女の子は春香を助けてくれた子だったはず>制服貸し出し
だからむしろ味方である彼女が真っ先に行方不明になって驚いたはず
それが事務所の伊織不機嫌理由じゃね?

俺の理解力が足りないせいで>>426は何が言いたいのか分からんが少なくとも伊織の不機嫌理由はそれじゃない
まず時系列がおかしいだろ

>>424
女の子の行方不明が春香行方不明の前だった場合、
女の子を行方不明にしたのは=春香、
貴音にバレて貴音を刺殺しようとしたと繋がれてしまっている可能性が高い

つまり、
伊織があの女の子が虐めに荷担していたことを警察に伝えていても
春香による復讐の方が濃厚であるために女の子が疑われていない可能性がある

基本的に身内の証言はアリバイには使われないから
女の子の行方不明時、春香が事務所にいたとか誰かといたとか言っても無駄だしね

言葉がおかしいな

>>429により
伊織が伝えていようがいまいが
女の子よりも春香が疑われるのは当然の結果

貴音は仲間だから刺すはずがないと言われても
殺人がバレて錯乱した可能性があるって一言でアウトだしな

犯人も春香に連れ去られたって解釈になってしまうという事だろう
とはいえ、ザルどころではない警備体制だな

>>431
確かにな
全員に割り振ったせいでそこまで人数を派遣出来なかった可能性があるし
そうでなくとも大家族だから狙われにくいと考えてたのかもしれん

そこにまさかの目撃証言きてさらに手薄になって…らしいし杜撰とは言いがたい

一人暮らしの千早とか同じ学校の響の警備がかなり強そうなんだけどな

まぁちょっと落ち着け

先読みは控えて待とうか

しかしいじめられてた事実を伝えればもっと違う展開になると思うんだが

>>434
伝えたら春香が復讐鬼になったって思われるだけじゃね?

まあ正直面白ければ何でもいいです

春香は転校して一週間経っているからいじめグループとの因果関係なんか普通は疑わない
気づく可能性があるのは継続調査してた伊織と貴音だけ
キチレズが事件前に失踪してたら即疑われるだろ
そもそも服破いたのもレイプしたのもこいつだから味方に思われるとかありえないしw
今回の事件でこいつも失踪してると判明したら伊織は疑うだろ
全てを捨てたが嘘で留守にしてた時間は登校してたら無理ゲー

>>437
そもそもレイプとかは虐め云々以上の罪だから
恐らく喋ることはなかったはず

でなければあの女の子が虐めに荷担していたって解るし
それなら貴音が誰が主犯か聞くことはなかったはずだから

いくらなんでも語り合い過ぎだろ…

本人が言わなくても周りが言うでしょ
実行犯なんだし責任逃れする為にも

>>440
責任逃れは無理だろうね。実行したのは全員だし

なお春香の名前を知らない発言とかを見るに
このキチレズさんは初犯(虐め)の可能性がある
レイプのことを話してない限り、この子は無実だろ

自分達は見てただけ、やったのはあいつ
とか言うんでね


「まぁいずれ私が犯人だって気づくかもしれないよ」

「……希望持たせようとしてるの? やめてよッそれでまた私の心を傷つけるんでしょ!?」

「そんなつもりはないかな。事実、四条貴音の経過は良好。そろそろ目を覚ましてもおかしくない」

「え?」

貴音さんの怪我の回復が良好?

そろそろ目を覚ましてくれる?

っていうことは、貴音さんは死なない……?

そこまで考えついてから、私は彼女を睨んだ

「待って、どうして貴女がそれを知ってるの?」

「テレビで普通にやってるからね。正直バカだなぁって思うよ」

彼女は苦笑しながらチャンネルを変えた

『昨日から行方の解らない○○高校、――さんにも天海春香容疑者が関係しているとして――』

「え……今のって」

「うん、私だよ。昨日から学校行ってないからね」

彼女は平然と言うと、

「テレビは逃げたり隠れたりしてる犯人に捜査情報を与えてくれるんだよ? だから、馬鹿」

そう続けて苦笑を漏らした


「……笑っていられるのも今のうちだよ」

「そうかな? 四条貴音を殺せば済むことだって思わない?」

「っ!?」

彼女の淡々とした衝撃的な言葉にビクッと震え、

けれど私は彼女を睨んで言い放った

「やよいを誘拐したことで警備は強化されてる。襲われた重要参考人ならなおさら!」

「でも、病室の外から火炎瓶でも投げ込んで爆発させたら?」

「そ、そんなこと……」

しないとも限らないのがこの人なのだ

「まぁ、集中治療室だから窓なんてないけど病院自体を爆破すれば嫌でも出てくるよね?」

彼女は笑顔で語る。

貴音さんをどうすれば殺せるかを。

どれもこれもありえないほど狂気に満ちたものだったけれど、

一番狂っているのは計画している彼女自身だ

だからこそ、怖い。

どんな計画でさえ、彼女は実行してしまうから


「とはいえ。私は春香ちゃんと幸せになりたいだけだから、指名手配されても別に良いよ」

「え……?」

「けど、私は春香ちゃんを見てからずっと我慢してきた。だからもうそろそろ我慢したくないかなって」

彼女はそう言いながら、

何かに取り憑かれてしまったかのような瞳で私を見つめ、近づく

「ご、ご飯できまし……た?」

やよいが戻ってきても彼女は見向きもしない

「だからね? 春香ちゃんには身も心も私のものになることを受け入れて欲しい」

「嫌」

「でも、体はもう素直になってきてるよね?」

「………………」

彼女のやり方はうまく、体が魅了されてきているのは事実だった

否定できずに黙った私の頬を、彼女の手がなぞる

「春香ちゃんは何を待ってるの? 何を糧として心を保ってるの?」

「……教えない」

「教えてくれないなら全てを壊すだけだよ。それでもいいの?」

選択肢のない彼女の問い

答えに戸惑い、私は目をつぶった

中断


「春香ちゃんは何が見たい? 誰が見たい? 言ってくれれば切り取ってきてあげるからッ!」

「ひっ」

「は、春香さんから離れてください!」

「邪魔、する? やよいも切り取っちゃうよ?」

「っ……」

彼女はやよいへと鋭い瞳と服の中に隠していた包丁を向けた

「その包丁……貴音さんを刺した包丁ですか?」

「うん、そうだよ? この装飾は四条貴音の血で出来てるけど……なに?」

彼女は恍惚とした表情で包丁を傾けて微笑んだ

「……許せません」

「なら私を殺す? 良いよ? 貴女には可能性をあげてるんだから」

「可能性?」

話についていけない私だけが首をかしげた


「キッチンには色々道具があるでしょ? 今私が持ってるのだって当然、キッチンに置いてある」

「それって……」

彼女が持っているのは包丁

いや、それ以前に彼女は殺すか否かと聞いてきた

「貴女の目的が解りませんっ」

やよいは料理を持ったまま彼女へと質問を投げかけた

「私の目的は春香ちゃんと幸せになること」

「でもっ」

言いたくても言えないのか、

「それなら殺される可能性なんて用意しないはず」

やよいの代わりに私が訊ねると、

彼女は首を振った

「私は幸せになりたいだけ。でも、春香ちゃんの中で私が永遠になれるなら死んでも良い」

私のためにやよいが貴女を殺す。

正当防衛になるかもしれない。

やよいや私が罪に問われることはないかもしれない

でも、人を殺したという現実が永遠につきまとう

彼女を殺したという現実がやよいに

やよいに殺人を犯させたという現実が私に

「そんな非道なこと……やよいにさせないで!」

「ふふっ、じゃぁ春香ちゃん達は永遠に私と過ごすんだね?」

何も変わらない、変えられない。


「……春香さん、私」

「良いから……やよいが手を汚す必要なんかない」

「でも」

「良いって言ってるの!」

「っ……」

思わず私は怒鳴ってしまった

やよいは驚いて私を見つめてくる。

悲しい感情を込めて見つめてくる。

でも、ダメ

やよいに人を殺させるなんて

それしかここから助かる方法がないとしても

それだけは許可できない

「やよい、床に置いて?」

私はもうそれが常識であるかのように、料理を床へと置かせた

「……春香さんは馬鹿ですっ、大馬鹿ですっ」

「うん、そうかもしれないね」

受け入れよう。この生活を

逃れられないのなら

「前言撤回するよ」

「ん?」

「私の心も体も貴女を受け入れる。それでもう、終わりにして」

「いいの? それで」

やよいを汚す以外に助かる道がないのなら

私の心と体を彼女に捧げて終わらせよう

「うん、もう良い。もう良いよ。やよいを連れてこられた時点で私の負けだった」

「ふふっそっか」

微笑む彼女によって鎖は緩められ、私は床へと這い蹲った


「春香さん」

やよいの悲しそうな声

「えへへ……惨めだよね」

「……そんなこと、思わないです」

再び手錠をされ、移動距離を制限されたやよいは

犬のように食事する私の前に座り込み、俯いていた

自分が簡単に連れてこられたせいで。

なんて考えてるのかな……

「違うよ、やよい」

「ちがくないでぅ!」

「あははっ……言えてないよ」

「ふざけないでくださいっ」

ジャラっと手錠が響く。

「私殺します。あの人のこと、殺しますっ!」

「や、やよい!」

「春香さんが私のために苦しむならっ私だって春香さんのために苦しみますっ!」

「そんなの何の解決にもならないよ!」

「でもっ! 私はまた喜ぶ春香さんが見たいんです!」

やよいは一歩も引こうとしない

私が覚悟をしたように、

やよいもまた、人を殺すという罪を受け入れる覚悟をしているのかもしれない


「……どうするの?」

私たちを見下す彼女は、

余裕そうな表情で微笑み、訊ねてきた

「殺します」

「ダメ!」

「でもっ」

「ダメったらダメ! 羽交い絞めにしてでも止めるから!」

一歩も引かない私たちを見て、彼女は深くため息をついた

「時間を上げるよ。今日一日考えて」

「え?」

「2人で答えを出せば良い。私はどっちでも幸せになれるから」

彼女は言い残し、家を出ていってしまった

「……やよいの馬鹿」

「……春香さんの方が馬鹿です」

言い争っても何も解決しない

天海春香が堕ちる事で救うか、高槻やよいが汚れることで救うか。

私は前者を、やよいは後者を選ぶだろう。

救いはないのかな……誰かが犠牲になる以外には。

私達は救われないのかな……


ここまで

そろそろ終わる予定



ようやく見えたぜ、この子の心が

いいね

お前らが語ると結末が変わるかもしれないから黙っとけ

ただ解ったと言っただけで切れるとか…正直展開予想よりもウザイ

けど…やよいに自分から[ピーーー]と言わせるSSを見たのは初めてだ
春香の為だからこそ、臆せずそう言えるんだろうな


「やよい、殺すなんてダメだよ」

「でも、そうしないと助からないかもしれません」

「ううん、みんななら何とかしてくれるはずだよ」

誰かに助けてもらう以外、

私たちが本当に救われる結果にはなりえない

だから私はそう言い、やよいに微笑む

「それまで安全でいるために、私の心身を捧げる」

「っ!」

「やよいお願い。それを許して」

でなければ、やよいが彼女を殺すしかない

どちらも選択しなければもっと最悪な未来になる

なら一番安全で、優しく、最良で最善の選択は

私の心と体を彼女に明け渡し、彼女を凶行に走らせないことだけ

「ね?」

それを説明すると、やよいは反論できないのか、

俯いたまま黙り込んでしまった


「……春香さん、壊れちゃうかもしれません」

「かもしれないね。だとしてもだよ」

心と体が彼女を受け入れるだけ。

最初から完全に彼女のものにはならず、精神が激しくすり減らされて最終的に彼女のものになる

精神がすり減っていくたびに感情までも失っていくだろう

いじめられていた時みたいに、

笑顔を作る理由がわからなくなったり、

笑うべきではないのに笑っていたり。

泣くことができなくなったり……

「もしも春香さんが壊れそうになったら、その時は私が殺します」

「……やよい」

やよいの両手が私の顔に触れ、優しく包んでくれた

「それを許してくれますか?」

「……許さないと認めないんでしょ?」

「はいっ、認めません」


明るい声でそう返されてしまったら認めざるを得ない

その声を、笑顔を。

守るためにできる戦いをしたいと思った

私が負けたらやよいが犠牲になる?

あぁ、そういうことならもう負けられないよね。

「仕方ないね、もしも壊れそうになった場合。私じゃどうせやよいを止められないだろうし」

「止めても無駄です。春香さんが完全におかしくなることだけは絶対に許したくないですからっ」

互いを思うがゆえに許せず、認められず。

強固な覚悟のもとに私達は決断した

私の心身を委ねて延命し、壊れかけた場合、やよいが彼女を殺す

そんな最終手段のような答え。

普通なら認めたくないようなものだけど、

互いに妥協した最良の答えだから仕方がないかな……

みんな……任せてばかりでごめんね

迷惑ばかりかけてごめんね

謝りたい。だからお願い

私を。やよいを。

せめてやよいが壊れる前に……助けて

願う心は強く、固く。

再び訪れるだろう悪夢のような彼女の行いに備えていた

ここまで

予定ではこの先伊織サイド

乙乙乙

誰かの為に人を[ピーーー]。それでも
殺人は重罪だってやよいは理解しているだろうになぁ引かないか…それでも

やっぱり、春香は自分を普通とか普通以下に思ってても
周りは誰一人としてそう思ってないんだろうな

ともかく伊織サイド期待

春香があまりにも抵抗しなすぎてなんだかなあって感じ

>>463が全く読んでないことだけは解った

物理的な抵抗はともかく
抵抗する姿勢は崩してないじゃないか

すごくいい

読みやすい文章だな

俺もこんな文章書けるようになりたい


貴音が刺され、

春香が誘拐され、

春香を騙った誰かがやよいを誘拐した

警察が言うように春香が貴音を刺した。

という最悪の展開はまだ想像が出来なくはなかった

もちろんするつもりはなかったけれど

でも、そう。

貴音を刺すだけでありえないのに、やよいを誘拐?

それを春香がやった?

ふざけすぎにも程があるッ

犯人は私たちを確実に馬鹿にしてる。

春香が犯人だなんていう警察やマスコミなどを大馬鹿にしてる


苛立つ心を落ち着けて、

自分の無能な頭で犯人を考え込む

「……犯人候補、というわけじゃないけど」

春香を虐めた主犯格がまだ見つかっていない

その何者かが犯人の可能性は十分にありえる

とはいえ、そのXが誰かわからない以上、

○○を探す。ということさえできない

「みんなの意見が聞きたいわ」

みんな子供でしかない

だけど、子供だからこそ推測だらけの考えが出せるはず

理屈に縛られないそれが私は欲しかった

「もう一度集まれるなら……新堂!」

私は携帯で連絡を回しつつ、新堂を呼ぶ

「はい、なんでしょう」

「みんなを集めてくれないかしら。出来るわよね?」

「問題なく」

「ならお願いするわ。あとは……容疑者になったことで春香の私物が事務所から取られると思う」

「……それを警察よりも先に。と?」

「そう。春香だって知らない誰かに自分の学生鞄漁られたくないはずだから」

春香は何も悪くない

だからそんな可哀想なこと許したくない

私の心境を悟ったのか、新堂はそんな公務執行妨害? になることを快く引き受けてくれた


「なるほど→それで亜美達を集めたんだね→」

「一応説明受けたはずだよ?」

真に対して、真美ははっきりと頷いた

「うん、受けたんだけど……」

真美がそう答えるのなら、

亜美だってちゃんとそれは聞いていたはず

だけど、

今の空気に耐えられなくてつい口走ってしまったのだろう

黙り込み、暗い雰囲気で俯き座り込む千早

同じように塞ぎ込む響が一番酷かったかもしれない

いつも明るいはずの彼女が無口で暗く、やつれてさえいたのだから

「……それで、どうなのかしら?」

あずさはそう言い、私を見つめた

話を進めましょう。ということね……良いわ

「私が持っている情報はマスコミとかで流れているのと大差ないわ」

「春香が虐められていたことはもうこっちの警察には?」

「一応表沙汰にはならないようにって釘さして伝えたけれど……最悪なのよ」

そう、私の最大の失敗はこっちの警察にそれを伝えたこと

「そのせいで、警察内部では完全に春香が犯人扱いされたわ」


「だと思ったよ。ボクはそうなるって思ってた」

「なによ」

別に怒るようなことじゃないのに、

追い詰められたボロボロの精神はそれを許せなかった

「別に……ただ――」

「ただ何よ!」

「っ……別に伊織に言ったんじゃないよ! なんでそうも怒るのさ!」

「ぁ……」

真に怒鳴って、真に怒鳴られて

なんて無駄な言い争いなのかしら

ちょっと考えればわかること。

真は私を責めたわけじゃないって……

沈む私の頭を、小鳥が優しく撫でた

「落ち着いて」

「……ごめんなさい、もう平気よ」


「あっラブレターかな?」

「えっ?」

「いおりんがラブレターをカバンに隠してたよ→」

悪気はないはず。

うん、きっと悪気はないはずよ

だから落ち着きなさい、水瀬伊織

貴女は二度の過ちは犯さない……って

「違うわよ! それは春香の鞄なんだから勝手に――」

ビリッと嫌な音がした

「あっ」

真美のやらかした。といったニュアンスの声

「あはは……ご、ごめんいおりん。というかはるるん……」

私の手に戻されたのは封の解かれた便箋

「何してんのよ!」

「ご、ごめんなさい!」


「あらあら……これ、もう一度新しい便箋に入れたほうが――?」

亜美達を叱っている隙に、

今度はあずさが便箋に手を出し、中身を出してしまった

「あずさ、移すなら良いけど見るのはダメだからね?」

「……………」

あずさは何も答えず、

手に持っていた写真らしきものを床に落とし、

あろうことか忠告を無視して手紙を開く

「あずささん、写真落としましたよ? 汚したら……ぇ?」

律子まで硬直し、

真や美希、雪歩たちもそれをのぞき見て言葉を失ってしまっていた

「どうしたの?」

「……これ、流石に春香ちゃんから聞いてないわ」

あずささんが見せてきた写真と手紙

首輪をされ、さらに吊らされた春香

服はびしょびしょに濡れて白いワイシャツは透けて胸部を完全に……

「どういう……ことよ」

【私の愛する春香ちゃんへ。準備が出来たから会いに行きます。逃げたらそれ、ばらまくからね】

名前のない手紙

でも、これは……そう、確実に

「新堂! 今すぐ調べてきてほしいことがあるわ」

開封されていなかったことから、手紙を受け取ったのは当日

その日早退、欠席した人がこの765プロ周辺で目撃されているか、またはカメラに映っているか

あとは虐め加担者に写真を見せ……るのは嫌だけど、見せての聴取

そして新しく名前が上がった人こそ春香誘拐の犯人

「良いのですか? お嬢様」

「ええ」

時間も手間もお金もかかることだけど……やらなきゃ何も変えられないから。

それで私の人生が水瀬に縛られるものになるとしても、

それで春香が、やよいが。

「みんなが救われるのなら――私一人の人生くらい捨ててあげるわッ!」


ここまで

亜美真美の悪ふざけ? からのあずさの優しさが繋いだ奇跡

さすが竜宮小町!

これでも助からない展開だと最高なんだけどなぁ

結局いおりんが金にモノを言わせて解決すんのかねえ

ここまで無能揃いとはある意味感動する

無能なのかなぁ…いやアンタがそう思うならそれで良いけど

この子達はまだ中高生でしかなくて、精神的に追い詰められてる
その中で頑張ろうとしてるのが失敗だとしても無能って言いたくはないな

警察や大人側のことじゃないの?

こういう創作における公共・行政機関の失態を
リアルと混同してしまう輩がたまにいるので皆は気を付けましょう

追いついた、どんなEndでもいいから完結してくれ


不覚にも・・・・おっきしちゃったことはお兄さんとの秘密だ

ここまで引っ張ってもし最後がBADENDやったら…
もう泣くで

警察は特に無能って言われる対応はしてないな
今のところは

ザルどころか羽の無い扇風機並みに通りのいい警備は、今回責められるべきではないのかな
人員が少なかっただろう事が、失態と言えるかもしれないが


「伊織ちゃん……ごめんね、私たち力になれなくて」

「いいのよ雪歩。一般人がどうこう出来る問題ではなくなってるんだから」

そう……

本来なら私たちに出来ることなんて何もない

私だってわがままで水瀬の力を使って貰っているだけで

それがなければ無力な子供でしかない

「……亜美、真美。貴女達の悪戯のおかげよ」

「あ、う、うん……」

「場を和ませようとして身近にあったものを弄っただけなんだよね……ごめん」

それでも結果として役に立つ行いをしてくれた

だけど私は? ただ水瀬の力を使うだけ

あの貴音でさえ、自身の足で聞きまわっていたというのに。

「……ところでさ、伊織」

「なによ」

「いや。犯人が春香ではないだれかなのなら。会いに来ていたのなら今どこにいるんだろうって思ってさ」


「……そうね」

準備ができたから。と、その謎の人物は言った

つまり、どこかしらに秘密基地のような隠れ家があるはず。

もちろん、木を隠すなら森の中というように、

人がたくさんいる場所に隠れている可能性も否定はできない

けれど本当にそうだろうか?

人を監禁しているというのに、人の集まる場所を選ぶだろうか?

「もしかしたら廃ビルとかにいるかもしれないですぅ」

「え、廃ビルってそれこそ怪しまれるんじゃないかしら」

「そうだよゆきぴょん、廃墟なのに声がしたりしたらおかしいし」

みんなに否定されつつも、

雪歩は考えを曲げずに首を振った

「なければそれで良いんです……私、お父さん達に聞いてみます。四条さんの襲われた765プロ周辺の誰も人がこなそうな場所」

「聞いてどうするのよ」

「警察に頼みますっ駄目なら自分で見に行きますっ……何もしないなんて、できないなんて嫌だから!」

雪歩の目は本気だった

……誰だって無力でいたくなんかない。

誰だって何かしたい

「解ったわ、雪歩。お願い……」

私が言うと、雪歩は嬉しそうに頷いて携帯を取り出した


「教えてもらいましたぁ!」

「お疲れ様、雪歩」

父親だけでなく、

そのお弟子さんたちにも雪歩は連絡先を聞いてまで電話をしてくれた

雪歩の父親は建設業を営み、

それは割と大きい会社であるため、

あの周辺のほぼ全ての建物を把握しているはず

「みんなも考えて、頂戴」

「任せて欲しいの!」

「隠れる場所、隠れる場所ねぇ~」

「う~ん。裏の人間ならどこに行くだろうか」

「亜美、ちゃんと考えなきゃダメだよ→相手はもしかしたら高校生なんだからそんな裏なんて」

高校生……そう。高校生かもしれない

「……木を隠すなら森の中。だけど、もっと。もっと怪しまれにくい場所。ここには隠れないだろうって思う場所は」

「灯台下暗し……」

つぶやく私に合わせて、真が言う

高校生なら単純な回答を出すかもしれない。もしそうなら

「765周辺の一番人が寄り付かなそうな裏の場所……」

あずさが以前誤って入り込んだ場所。

私たちも知っている裏の場所……

「でも、お弟子さんの一人はそこはないだろうって」

「え?」

でもそれは、雪歩によって否定された

中断


熱を持っていた頭が急激に冷えていく

「そう……よね」

そもそも、

警察は元から高校生天海春香を容疑者として捜索していたのだから、

高校生視点で捜索し、当然。近辺だって調べていた

「なに馬鹿なことを……」

「伊織、次を考えよう」

「ええ」

真に先を進められはしたものの、

自分の考えは全て警察によって網羅されているのではないかと不安になり、

やがて私達は大きくため息をついて各々座り込んだ

「お手上げよ、解らないわ」

「……そういえば、伊織ちゃん」

ずっと黙々と考え込んでいた年長者、音無小鳥が口を開く

「警察は犯人を誰だって思っているの?」

「え?」

「春香ちゃん? それとも、春香ちゃんと共犯者がいるって考えてる?」

「それは……」

どうだったかしら……新堂はなんて……

急いで記憶の中を探り、掘り起こした


「……共犯者がいる可能性が高いって言ってたわ。それも私たちが一番怪しいって」

「そう……で、今はやよいちゃんが一番疑われているのかしら。それとも……」

小鳥は手持ちのパソコンに一枚の写真を映し出して私たちへと向けた

「もう一人の行方不明者?」

「この名前……」

ニュースにはまだ目を通していなかったせいで、

私はこのことを知るのが遅れてしまっていた

だからこそ、その考えはなかった

「覚えがあるの?」

「私たちが協力を決意したきっかけの制服の持ち主よ」

そう、春香がシャワーを浴びた際に貴音に見せられた春香ではない誰かの名前

彼女もまた行方不明になっているという。

「……そっか、気づかなかった。馬鹿だわ。大馬鹿者よ!」

「い、いおりん!?」

「この人の名前は虐めの加担者の中に一切上がらなかった。でも、制服を貸した!」

そう、ただの優しい人だと私達は思い込んでいた。

ううん、違う。優しい人だと思い込まされていた……

向こうからここまで会いに来て、誘拐するほどまでに春香に固執する人物

その人は春香を手に入れたかった。と、するなら

虐めを知りながら、もしくは参加しながらも、鞭を打たれる春香に飴を……

「コイツ、コイツよ! コイツが犯人で間違いないわ!」


ここまで

ケイ犯人だったか…


「ピヨちゃん、一体どういうこと?」

「そうね……警察が知らない犯人の手がかりをあたしたちは持ってるってことかしらね」

小鳥は少し考えてそう答える。

ええ、そう。

犯人を捕まえるにあたって重要なヒント。

【春香は犯人ではない】

という最大のヒントを私達は持ってるのよね

そして、

【やよいも犯人でも共犯でもない】

というヒントも持っている。

ようするに、

誘拐された3人の内2人は事件の被害者以外、ありえない

私が説明していくと、みんなは解っていたり、解らなかったりと、

首をかしげたりしていた

「残りの1人は何か。と考えた場合、出てくるのは共犯か犯人か。被害者なの」

「そう。で、私の知識を足すと犯人しかありえない」

「……伊織ちゃんの知識って?」

あずさの問いに頷き、

私は犯人だと思い至った経緯を説明した

シエンタ


「一応辻褄は合ってると思うの。けど……春香をモノにしたいって気持ちはなんとなく解るの」

「えっ……」

「ち、違うの! 美希は共犯じゃないの! でもっ春香は優しいし明るいし、お菓子美味しいし! 一緒に居たくなるのは解るってこと!」

「みきみきの本音はお菓子かな→?」

「うっ……そ、それだけじゃ、ないの……」

露骨に目を逸らす美希と戯れ合う亜美

真面目な話に不向きだし、この際放置しておくべきね

「でも、そうね……春香ちゃんが抜けただけで私たちみんなダメになっちゃったものね」

「……なんだかんだ、ボクたちの中心にいたのは春香だったってことだよ」

もちろん、貴音が意識不明、やよいが誘拐という最悪な事件も重なっていたせいでもある

だけど……あの最初の日、貴音が意識不明、春香が行方不明

そのことを知った時の私たちは阿鼻叫喚だったものね……

考えを中断し、首を振る

「とにかく、犯人はコイツで間違いないわ」

警察に伝えて捜査をして欲しいけれど、

まだ確定的な情報がない以上、私たちが行方不明者に責任転嫁をしようとしているとしか思われない

手紙だって偽装に考えられかねない

「みんな……私たちで春香を助けるわよ」

新堂からの情報を待っていられるような猶予は多分ないから


「私たちって……伊織ちゃん、危険よ!」

「そうよ伊織!」

小鳥と律子は当然止めてくる

だけど、ここで自分たちの被害を恐れて止まって、

やよいが、春香が

殺されたり、傷つけられたりしたらもう……私達は。

「ボクは行くよ、律子。小鳥さん」

「ゎ、私も行きます!」

「真、雪歩……危ないわ!」

勇み出た2人を、律子は止め、

私が、美希が、横を通り過ぎ、真達も私たちについて律子たちを置き去りにする

「みんな!」

「悪いわね、小鳥。律子。私達は春香を助けたいから」

私が笑うと、小鳥は首を振り、ダメ。と言う

「ごめんなさいなの。律子さん」

「こんな時にちゃんと呼ばれたって……私はっ」

「春香はいっつも私たちを助けてくれてたの。やよいだって……だから」

「今度は私たちが助けます」

雪歩が答え。格好よく部屋を出ようとした瞬間だった

「……あら、響ちゃんと千早ちゃんがいないわ」

あずさの言葉に部屋を見渡す

「い、いつ……から?」

俯き、落ち込んでいたからそうっとしておいた。

だからつい注意をしていなかった

いつ、どこに行ったの!?

不安に駆られた私たちは急いで部屋を出ていった


ここまで

そろそろ終わりかね
ハッピーエンドだと嬉しいなぁ

響と千早どこいったんだ…まさか犠牲者にならないよな?

そっか、互いの親友が傷つけられたもんな

やよいをいじめた時点で犯人は殺されるべき

俺達の響に何かあったら許さんぞ

ジャンル分けはネタバレでもないと思うので、胸糞悪い描写あるなら最初に注意書きしといてほしかったな
これは二次創作なんだから特に
次の作品で似たようなの書くならヨロシクね


「はぁ!? 少し前に出て行ったって……なんで止めなかったのよ!」

「も、申し訳ありません! 鬼気迫る表情で……その……」

「もう良いわよ! 新堂! 車回し――っ」

新堂は今、春香の地元に……

他の使用人は車で来ている者はいない

「伊織ちゃん、タクシーが来たわ」

「助かったわ、あずさ!」

あずさからの連絡だと迅速に対応してくれるとは実に嬉しい。

「どちらまで?」

どちら……いや、どこに行った?

犯人と決め付け、もしかしたら――と、私たちが思った場所

そこは雪歩に否定された……けど、もしも千早たちがそれに聞く耳を持っていなかったとしたら

「イチかバチか……2手に分かれるわ765プロ裏と、響と千早の家! 4人と5人! 765プロ裏に5人来て!」

タクシーをもう一台呼び、私と真、雪歩、小鳥、美希で765裏

あずさ、真美、亜美、律子が後発のタクシーで2人の家へと向かう

「うっ……5人は狭いの」

「文句言わない! だれかの膝上でも座ってなさいよ! 出して! 早く!」

急いで車を発進させた


「……ほんと馬鹿よ」

「伊織、もしもの時はボクがやるよ」

「真ちゃん、危険だよ!」

「でも」

「ダメ、もしもの時は私が何とかするわ」

それは年長者の役目だと、小鳥は微笑む。

「……真にも小鳥にも無茶はして欲しくないの」

「そうだよっ」

でも、それは希望でしかない。

貴音をさして、春香を誘拐。

さらに、やよいまでも誘拐したような人が大人しく捕まるわけがない

「誰かが無茶をしなくちゃいけないわ」

その誰かは私達ではなく、

おそらく響と千早が……だからこそ

「急いで!」

私達はもっと、もっと早く行かなくちゃいけない


ここまで


文面からひしひしと緊張感が伝わってくる

この状況でアイドル達を止められない大人組はなんかもう色々足りてない
お話の展開と演出上仕方無いんだろうけど

俺でも止められないけどなぁ
危ないから待ってろ
私達に任せろ
警察に任せろ
何て言えないなみんなの仲の良さを知ってるからこそ…
まぁ大切だからこそ止めるべきかもしれんけどね

正直なところ、伊織の性格とかを考慮すると止められないだろう
では次善の策として、行動を共にする方がまだ危険は少ないのではなかろうか

この>>1結構キャラ把握できてるよな…憎たらしい

「踊る大走査線」の音楽を脳内再生してみろ。鳥肌

ねばねばねばねばねばねばねーば

支援

たかが二次創作にケチつける方がアホ

しえ


キキィーッと音が響き、車体が大きく揺れた

「ゎぷっ」

「きゃぁっ」

「美希、雪歩! じゃれてないで行くわよ!」

「うぅっ、じゃれてた訳じゃないの……」

美希の言い訳を背に受けながら、

私たちは急いで車を降り、かけて行く

やっぱり真が早いっ

「真……お願い!」

「任せて!」

居なければ居ないで良い

むしろそうであってくれと願う

真が角を曲がって入っていく

あとに続いて、私、小鳥、雪歩と美希が表から消えていった


それは映画の撮影じゃないのかと疑ってしまうような、

アイドルたちしかいないはずのこの場所では、

決してありえないような……光景

「……ふふっ、ご機嫌麗しゅう。特別さん達」

破れたスーパーの袋

お肉とか野菜とか

色々な食材がコンクリートの地面に散らばり、

物によってはその原型を失っていて。

その所有者であっただろう彼女は、

狂気に満ちた笑顔を浮かべ、鮮血滴る包丁をぺろっと舐めた

「……千早、みんなが来たぞ」

「っ、止められても。止まるつもりはありませんから」

「千早ちゃん、貴女怪我をっ」

「この程度…… 春香が受けた傷に比べたら無傷と同じです」

強がってはいても、

左手を抑えてはいるが、流れ出る血は止まっていない

その痛みは我慢でどうにかできるものではないはず……なのに、

千早は犯人から目を逸らしはしなかった


「アンタは終わりよ!」

「そうなんですか? やっぱり水瀬伊織を殺しておいたほうが良かったのかな?」

「そんなことはボクが絶対にさせないよ」

終わりだと言った私に対し、

彼女は余裕そうに笑いながら平然と殺すという

何か策がある?

まだなにか隠し球がある?

不安が絶えないのがまた恐ろしく、

彼女から誰もが目を逸らすことが出来ずにいた

だからこそ。

私たちは何もできなかった。気づくことができなかった

「きゃぁああぁぁ!!」

「ヤ! 放して欲しいの!」

一番後ろにいた2人が悲鳴を上げるまで……

「はい、お疲れ様でした。水瀬伊織」

ニコッと彼女は笑った


私たちでは明らかに敵いそうもない屈強な体格の男達が、

雪歩と美希を押さえつけていた。

つまり、人質は一気に4人。

しかも目の前で

「……アンタ一体に何者なのよ」

「知りたい?」

明らかに馬鹿にした声色で彼女は言うと、

私たちを睨みつけた

「とりあえず、頭が高いよね? 跪いてよ特別さん達」

「あな――」

「骨折っても良いって」

彼女の指示は私たちの後方へと飛び、

「あっあぁああぁっあ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛―――」

「雪歩!」

「折れちゃうよ?」

圧倒的優位な立場の彼女に逆らうすべは――ない

私たちは彼女に従い、並んで跪いた


「ねぇ、どんな気持ち? 今どんな気持ち?」

「ッ!」

唇を強く噛み、ピリッと痛みが走った

彼女の馬鹿にした態度が、声が、言葉がいらつく。

でも、それ以上に無計画で、無警戒にこんな場所へと行かざるを得なかった無能さに腹が立つ

「何者なのよ……どっかのお偉いさんなの?」

「ううん、全然。むしろお偉い様方にコケにされ、道具にされ、挙句捨てられるような低俗な普通以下の元普通だよ?」

彼女の言葉は嘘ではないと思わせるような悲しげな何かがあった

「……ごめん、なさいっ」

雪歩がかすれ声でみんなへと言う。

いや、雪歩は何も悪くはない

「雪歩ちゃんは悪くないわ」

「そうだぞ……こんなの解るわけない」

響の言う通りわかるわけがない。

自分の家の弟子が犯人の言いなりになんかに成り下がっているなんて

普通……思わない。


ここまで

乙乙

えっ解決編でハッピーエンド……あれ? あれ?
バッドエンドやん……


ここから逆転するんですよね、わかります(白目)

都合のいい馬鹿加減

都合が良いって言うより話の流れ上当たり前ともいえるミスだろ

こう言うことになったことないから解るとは言えないが
もしも遭遇したら冷静沈着に考えたりはできないと思うぞ

雪歩の弟子が敵になったのか?

読解力無い俺に教えてくれ

>>529
嘘の証言で犯人を匿ってたんだよ
雪歩にも嘘をついてまでね

恐らく、雪歩に伝わった情報は全て女の子に伝わってたな
やよいを簡単に捕まえられたのも警備態勢とか全部漏れてたからか……

突っ込みどころ満載だけどそれがSSってもんだよね

いいですな、この絶望感

>>530
あーそういうことかありがとう
そこの描写忘れたから見直す

それでも希望を信じて読む

貴音は無事なのだろうか

もう全員[ピーーー]ばいいじゃん

レズってばかりだったが、ついに男が出てきたな

放棄は荒らし確定

765プロのアイドルはジュピターとドロドロにヤリまくってるから大丈夫だろ
枕営業もロリ組以外はしてるだろうし

千早は冬馬のビックなアレの虜らしいし、枕営業のことならファンでも知ってるだろうよ

営業を選ぶ度にゲームやってる奴に分からないようにして関係者と枕してんだろうな

枕やってる上にイケメンジュピターとセックス漬けとかどんだけビッチなんだよw
アイドルは所詮アイドルか。765産のアイドルこれまで応援してたことが恥ずかしくてたまらないわ

せめて投稿時間は離せよ

てめぇら何様なんだボケ

続ききたのかと思ったろ

早朝から元気だな

荒らしにかまうやつも荒らしって言葉を知らんのかお前らは
ちょっとは黙ってられんのか

薄い本の読み過ぎじゃね?

でも事実なんだがね

まだー

お前が書けばいいんじゃね?

飽きたのか…

どこまでも全能感に満ち溢れていて頑なに警察を頼ろうとしないあたり完全にイカれてる
ヒーローじゃあるまいし助けに行っても自分には何もできないばかりか足手まといになることは分かりきっているんだからさ

だいたい伊織は取り巻きに助けてもらうか同行してもらえばよかったじゃん
雪歩の家は建設会社という描写があったからてっきりヤクザ路線では進めないものだと思い込んじゃったし
面子を最も大事にするヤクザが一人の少女ごときにコケにされる描写もおかしい

たとえ頭が人質になろうと暴力団ならメンツを最優先するはず
でなければ九州で抗争なんぞ起きてない

すまんsage忘れてた

>>553
そう思うんなら、お前が「全能感に溢れていなくて警察も頼るイカれてないアイドル」とか「メンツを最優先にするヤクザ」が出て来るss書けばいいんじゃねえの?
フィクションなんだから多少設定が間違ってたり話の流れがおかしかったとしても、面白けりゃいいんだよ


ていうか、「続きキター」と思って開いたらお前のつまらん屁理屈だったとか超萎えるんですけどww
早急に謝罪と賠償を要求するニダ

なに言ってんのか解らん
警察に頼ってないのは春香が疑われてるからだし
女の子が犯人だと確証がなかったから言ったところで
行方不明者に罪を擦り付けてるだけとしか思われない可能性があるから……って作中で説明されてるだろ
あとは2人が勝手に飛び出して慌てたこともある

つうか雪歩のとこの人がヤクザってどこに書いてあんの?
いまのところの描写ではただの建築会社の一員の男だろ


彼女の取り巻きに成り下がった男達の車に乗せられ、

連れられてきたのはどこかの建物の中

ほかのメンバーに見つかるのを避けるためなのか、

あの場所からは確実に離れてしまっている

……冷静に分析している場合じゃない

でも、冷静に分析し、僅かばかりの抜け道から抜け出す以外に助かる方法は多分ないし、

千早と響に対しアンタ達が勝手に行ったからだ。と、責めたところで何も変わらない

そもそも、こうなるまでろくな考えを出来ず、

警察の支援を確実に受けられるような情報を得られていなかったのがいけない

そんなふうに考察する私を見下ろす……いや、

見下す彼女の表情は明らかに私たちを馬鹿にしている

「さて……愉しもっか」

その言葉が指す意味は理解し難く、

しかし、彼女の。そして取り巻きたちの表情がなんとなく悟らせる

更新がアレだから、ヤキモキする


この場において……私達は彼女たちの玩具でしかなくなる

壊れるまで弄ばれ、壊れれば捨てられ

また別の玩具へと移っていく

……こうなったのは誰のせい?

私のせいだ

指示を出したのは私、連れてきたのも私。

みんなを集めたのも私……あぁ、全部私のせい

なら……私が何とかする

「……私にしなさいッ! アンタ達が望むことならなんだってしてあげる。だから、みんなには手を――」

「ううん、それは許されないかな。水瀬伊織」

彼女は微笑む。

僅かな哀れみを含む、怒りのボルテージを急上昇させるような表情で。

「貴女が傷を背負おうとすることは判ってた。だから、ね。敢えて貴女は最後だよ」

「きゃあぁぁぁぁぁっやめてぇぇぇえええ!」

聞こえる悲鳴

「やめなさいッ! この子達に手を出さないで! 私が、私が全部受けるから!」

懇願する小鳥の声

振り向く私の視界に映るのは、

押さえつけられた小鳥と、縛られたままの真達、

そして……その目の前で今まさに汚されようとする雪歩と美希の姿

「ふ、ふざっふざけっ……」

「アハハハハハハハハハッ! 良いよ、いい表情だよッ! 水瀬伊織ぃッ!」

狂喜の叫びが空間を大きく揺らした


「雪歩達を解放しなさいッ! 今すぐッ じゃないと――っ!?」

不意に掴まれた髪の傷みも忘れる程に、

狂気の表情が視界を占領して現れた

「じゃないと……なにかな?」

「――殺すわよッ」

だからと言って怖気づいてられない

だからこそ答えた

それは幸か不幸か考えるまでもなく

私の頭は床に思いっ切り叩きつけられ、

ゴンッと当たった額から微量の血が流れ出していく

「アンタが殺すの? それとも水瀬の財力で他力本願? いいよねぇ特別は!」

身動きできなかった私の体を力強く蹴り、

咳き込む私を気にすることなく頭を踏みつけた

「特別さんは誰かがやってくれるもんね、お金が沢山あって、お願いすれば誰かが請け負ってくれるもんねッ!」

グリグリとねじるように踏みながら彼女は怒る

その表情にさっきまでの余裕そうな笑みも哀れみもなかった

続きキター!!


「ほらッ見てよ水瀬伊織! 警察に任せて手出ししなければ! そうすれば今も家で安全に居られたアンタの仲間が汚されるのをさぁッ!」

髪を引っ掴み、彼女によって見せられる見たくない光景

男の人が嫌いであるというのに、その男に捕らえられ、

服の上からではあるが、確かにあるその胸部を触られ、掴まれ、押し潰されるだけでなく、

男の舌にうなじや頬を犯され、汚されていく……。

その嫌悪感と羞恥心に苛まれ、泣くことすらもままならない雪歩

中学生にしては豊満である胸を執拗に責められ、

もはやその部分ははだけて露出し、

直に触れられ、あろうことか舌を這わされている美希

「や、やめ、やめてよ……っ」

強く目を瞑っても、

聴覚から入り込む情報によって映像化されるそれが心を責めて崩していく

「やめてっ! 私が悪かったからっ! だからっ……だから私にして……雪歩たちを傷つけないでっ!」

「泣いて懇願しても、許してあーげない。貴女は最後の最後までみんなが陵辱され、汚れて壊れていく様を見続けるんだよ」

「嫌……そんなの、そんなの……」

うなだれることも許されない

聴覚から入り続ける情報。

その悲鳴はさらに大きく上がった


「人でなしッ! 貴方達も大人なら考えなさい!」

「考えて出た行動だけどな」

「っ……ふざけないで」

小鳥とそれを押さえつける男との会話

逃避しようとする私の心は、

雪歩たちの悲鳴からそれてその声を大きく拾う

「まぁ、男なんてケダモノだから。止めてって言われて止めるほど優しくないよ」

「……貴女」

「ふふっ、大人の事務員さんでよかったですね。おかげで対象外ですよ。今は」

「ふざけないで、最低だわ!」

怒鳴ることしかできない小鳥

声では表しきれない怒りの感情はどこへ向かっているのか

目を閉じたままの私には解らない

遠くから悲鳴が聞こえる。雪歩が、美希が泣け叫ぶ

私は目を逸らし、耳を遠ざける

誰か助けて……と、願うしかなく。それは叶った――のだろうか

「……みんな……一体どういう……」

唐突に聞こえた声は、ここにいないはずのあずさのものだった


「え、一体どっから……付けられてたの!?」

「い、いやそんなはずは……」

男が慌てて否定する

……律子は? 亜美や真美は?

他3人の声がせず、私は恐る恐るその姿を視界に収めた

確かにあずさが佇んでいた

でも、その3人と行動させていたはずなのに、

どうしてここに居るのよ……

「馬鹿! 逃げなさい!」

「ううん、駄目」

あずさは強く首を振り、犯人や男たちを睨むように見つめた

「伊織ちゃん達を置いて逃げるなんてできないわ……ここに来たのだって、きっと私にするべきことがあるからだと思うから」

そう言うあずさの手に握られた携帯電話

『あずささん? どうかしたんですか!?』

聞こえるのはプロデューサーの声

「……プロデューサーさん、見つけました」

『あず――』

ガシャンッと携帯が砕けて飛び散っていく

携帯を破壊した鉄の棒はそのままあずさの脇腹を捉えていた――けれど

鈍く痛そうな音を響かせながらもあずさは倒れることもなく、それを押さえ込んでいた


「っ……はなしてよ」

「ダメよ、放さない。この場で自由なのは私と貴女だけ。誰を解放してくれるのかしら」

縛られているのは私、真、千早、響、小鳥

美希、雪歩は縛られておらず、今は魔の手も止まっている

男の相手は3人

ただし、雪歩と美希の相手で2人、小鳥を押さえ込むのに1人

押さえつけられていても小鳥の抵抗は凄まじく、

離れるわけには行かない

ならば雪歩と美希?

この2人もまた自由であるがために、離れた瞬間暴れだすだろう

あずさの挑発は犯人を苛立たせ、焦らせ、

「私がアンタをボコボコにすれば良いだけ」

「……どうかしら。できる? 私は絶対に倒れないわよ」

珍しく怒りをあらわにするあずさの声は、

彼女をわずかに退かせた


年齢差がある以上、

通常の筋力には差があり、

彼女ではあずさの押さえつける鉄棒を抜き取ることはできず、

かと言って手放せばあずさに武器を与えることになる

「っ……」

「どうしたの? 鉄棒を取らないの? 手を離さないの?」

「うるさいッ!」

「あらあら……怒っていたら冷静な判断できないんじゃないかしら」

あずさは彼女を挑発し、あえて怒らせて思考能力を削いでいく

あずさはどうしてここに一人で来た?

ううん、そもそも本当に一人でここに来たの?

なぜ律子たちから離れてここにいるの?

……あずさは見つけた。と言った

つまり、私たちがいないことには――?

音が聞こえる。

白黒カーの鳴らす最近では聞きなれた音

「なっ……まさかっ」

「私の居場所はワンタッチでプロデューサーさんに伝わるのよ。携帯を壊した時点で。いいえ、私を捕らえなかった時点であなたの負けよ」

あずさの微笑、彼女の怒りに歪む表情

その対照的な表情が向かい合う中で、サイレンはさらに大きくなっていった

なんか色々とがっかり


「……絶対殺すッ! 三浦あずさ!」

彼女はそう怒鳴って逃げようとし、

でも、彼女が開くよりも早く扉は開かれ、警察がなだれ込んできた

「警察だ! 両手を上げろ!」

その手には拳銃が握られている

抵抗することなどできない

男たちは即座にそう判断し、両手を挙げたが、

彼女だけは指示を無視してクスッと笑った

「良いよ。撃って。ほらッ! 撃ってみなよ!」

狂気に満ちた声が響く

それはもう敗北者の姿であるはずなのに、

誰一人として動くことはできなかった

「正当防衛って理由が必要なら上げる」

服の下に隠されていた包丁が鈍く輝く

「春香ちゃん……ごめん。帰れそうにないや」

彼女は小さくつぶやき、そして身構え、

「撃たなきゃ死ぬよッ! アハハハハッ!」

一気に駆けだしていく

タァァンッと一発……それが何度も響く

彼女の血が飛び散り、それでも止まらない彼女を射撃する

足を撃っても倒れては立ち上がる

腕を撃っても包丁は手放さない

何十発撃たれたというのだろうか

何人かの警官の銃が空になるほど撃ってようやく彼女は止まった

同時に……終わった

ようやく、終わった。あとは春香を……

そう思いつつも、安心したせいか私の意識は遠のいていった


ここまで

努力賞やな
まぁうっさい読者様に蔓延られたせいもあるんやろうけど…
ちょい残念や


お弟子さん達は東京湾行きですね…間違いない



>>570
なんでそんなに偉そうなの?
さすが読者様ですね

外野が一々うるさいスレですね
まだ絶望の兆しだってまだあるはずなんですが

ここから絶望に持ってかれてもふーんって感じ
このまま助かってもふーんだが
途中までは良かった

>>1のIDだけ抽出して読むシリーズ

雪歩と美希を物欲しそうに見つめてた千早って最低だなって思ったわ
こういう状況でそういう反応はおかしいだろうよ

>>553
気持ち悪いなお前

お前らの糞みたいなレスなんて微塵も興味ないから
挙句上から目線で批評とか何様だよ
>>1の好きなように書かとけ

レス返しなし、自分語りなしは某SSの>>1を彷彿とさせるな

>>579
勝手に他のSSの話持ち出すな

作者はできるだけ幸せな形で完結させたいけど話の落としどころがわからなくなってきて強引に全員巻き込んだらグダってきた感

犯人がボロ出しまくってて笑った、賛否両論あるだろうけど面白いと思う


呆気ないほど簡単に事件は収束した

と、いうのも犯人が死んでしまったのだからあっけないだろう

もう終わったのだからどうでも良い話

……みんなはそう言うけれど、

彼女の目的が全くわからないまま終わらせられてしまったことが、

私はもどかしく、どうしても嫌だった

だからこそ調べ、手元にはその資料がある

「……………………」

……彼女に同情する気は全くない

けれど、可哀想だ。と、言わざるを得ないような経歴の持ち主だとは思う

「……特別さん達。ね」

悪い方向において、

貴女は多分、特別すぎたと思うわ


彼女は中学まではごく普通かつ、平凡な家庭だったが、

中学1年の時に父親が会社をクビになったことで家庭崩壊

酒浸りになった父親によって母親と共に暴力を振るわれ続け半年

そして、父親の代わりに仕事をしていた母親が過労に加えて過度の暴力により死亡

その結果……父親は借金をすることでお金を作り豪遊

そして酔って車道に飛び出し――死亡

そこからがもっと最悪だった

彼女の地獄はむしろそこからなのだから

「…………」

仕事のない人間にお金を貸すなんて裏の人間しかいない

そして当然、そんな人たちにとっては相手が死んでも関係なく、

母親がいるなら母親にいき、娘がいるなら……娘に行く

「……中学の欠席数増加、成績の急激な低下」

表面ではそう書かれているが、裏の事情は酷かった

借金返済のための強制的な身売り

学校に行くことさえもままならず、朝から晩まで相手をさせられていた……ね

その結果、彼女は心身ともに壊れていって借金取り、及び相手の男性を殺害

精神障害および、彼女の経歴から罪は減刑され、

3年の更生期間と学習期間を経て、人との接触が少ないだろう春香の地元でひっそりと学校に通うことになった……と

上記のことは殺人で捕まった際に当人から直接話を聞いた担当女性からの情報らしい。

まるでどこかのドラマみたいな展開

……だけど、笑うようなものでもない

今北産業


春香曰く『あの子は死ぬことを考えてた』らしい

これだけの壮絶な人生を生き抜いてなお、

生きていたというのになんで?

経験していない私には到底計り知れないけど……でも

彼女は『特別』になりたかったわけではなく、

むしろ、普通が良かったのかもしれない

だからこそ、普通である春香を。

普通でありながらアイドルという女子にとっての特別に足を踏み入れた春香を。

彼女は狙ったのかもしれない

「…………何も言えないわね。何も」

貴音は奇跡的に後遺症もなく、普通にアイドルに復帰し、

春香とやよいも両親の反対を押し切って復帰した

だけど、春香もやよいも心身共に受けた傷は小さくなく、

春香は現在、高槻家に住み込み、

春香とやよいは片時も離れることなく一緒にいる

『一度壊れたものに完璧な修復などなく、脆く儚い過去の模造品でしかないのです』

その貴音の言葉は、春香とやよいを見ての言葉

……私達は元に戻ったように見えるだけで、

いつ崩壊するかも解らない恐怖に私達は怯え続けなければいけない。ということなのかしら

そう聞いても貴音は答えてはくれなかった


終わりです

ただ春香が虐められるSSを書くはずだったのに、1日2日で書ききらなかったせいでおかしくなった



申し訳なかったと反省してます。はい

乙乙
何言われても書ききるのは大事だね

もう二度と書くなよカス

完走おつ


内容はともかく良く頑張った
確かに日を跨ぐと変になるよな…次は書き貯め推奨

良かった

>>588
ここは初めてか?とりあえずシコってからまた来いよ

春香をいじめてた連中がひどい目に合う展開マダー?

乙ですー

完結お疲れ様

乙乙
良かったよ、また書いてくれな



良かったよ
ルールさえ守ってれば荒らしなんかは気にせずまた書いてくれ

乙!

面白かったよ
何とも言えない後味の悪さの残る最後だったけどこれはこれでいいな

引き込まれる文章だった
本当にお疲れ様

貴音が最後に言ったらしい言葉は解るわ
トラウマが解りやすい例だな

1度関係が悪くなったら仲直りしてもしこりが残るし
1度体を壊せば治っても壊れやすい

貴音って良い台詞多いよなこのスレに限らず

お疲れ様!
変な人達多かったけどこのSSは俺自身すごく面白かったよ
読みやすかったしね

実に読みやすい文章だったし、面白かったのだが
できればメインテーマを春香のままで書ききって欲しかったかな
まあ、何はともあれ乙です

お疲れさま

なぜか引き込まれる文章だったよ

適当やな

おつおつ。新たな趣味に目覚めました

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