千川ちひろ恋をする。 (48)
過去作
→千枝「Pさんのお家お泊りに行きます!」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524310854/)
とか
誤字脱字、キャラ崩壊、話し方違いあるかもしれません。
安定の見切り発車で行きます
出てくるアイドルとかは一緒ですが世界線は違う感じで。
ちひろさんの年齢は25歳とさせていただきます。
書き溜めもないのでまったり進めていきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559486940
ちひろ「ふふふーん」カタカタ
P「ちひろさんやけに機嫌がいいですね。なにかあったんですか?」
ちひろ「ん?いやなんでもありませんよ?」
P「あ、そうですか…」
ちひろ「そうですよー♪」
ちひろ(言えません。Pさんが横にいることが嬉しいなんて)
ちひろ(本当言えないですよね…こんなこと…)
ちひろ(私がPさんのこと"好きだ"なんて…)
ちひろ(あーあ。こんな想いなんてあっても辛いだけなのに…)
ちひろ(好きになっちゃったものはしょうがないよね…)
ちひろ(気づいたら好きになってた。いつからか…多分気付いてる。あの時からなんだって。)
--------------数ヶ月前-------------------
P「おはようございまーす。っても誰もいないんだけどね。朝まだ早いし」
P「今日の予定はなんだっけかな。レッスンに、お仕事に、オフの子もいるか」
P「レッスンはまあなんとかなるし、仕事は鰐Pに送迎は頼んであるし、俺はそんなに忙しくないかな」
P「コーヒーでも用意して少し始めてようかな」
コポコポ…
P「朝のコーヒーは頭が冴えるね。」
ガタガタ…ガチャ…
ちひろ「Pさんおはようございます。今日も早いですね。」
P「お、ちひろさんおはようございます。ちひろさんこそお早いじゃないですか。」
ちひろ「そうですか?もうなれちゃいましたので。みんなを待つのも楽しいですしね」クスクス
ちひろ「それにしてもそこそこ一緒に働いてるのにまだ敬語が抜けないんですね」クスクス
P「仕事上だとなんか敬語になってしまうんですよね」ハハ
ちひろ「まあいいですけどね。私ももうなれちゃいましたし。」
P「まあいつか気付いたら敬語じゃなくなってるかもしれませんけどね」
ちひろ「そのときを楽しみにしていますね」
---------------------------------
P「さてそろそろみんな来る頃ですかね?」
ちひろ「そうですね。」
ギーーガチャ
比奈「おはようございまス」
千枝「おはようございます」
P「おー比奈に千枝おはよー。」
ちひろ「比奈ちゃんに千枝ちゃんおはようございます。」
比奈「プロデューサーにちひろさんおはようございますッス」
千枝「Pさんにちひろさんおはようございます」ペコ
P「千枝は相変わらず礼儀がいいなあ。それに比べて比奈は…」
比奈「プロデューサーそういうの良くないっスよ!」
P「おーごめんごめん」ハハ
比奈「もう!」
P「そうか比奈は今日早くから仕事だっけな。頑張っておいでなー」ヒラヒラ
比奈「そういうプロデューサーはサボりっスか?」ニヤニヤ
P「は?仕事じゃ!比奈たちのために頑張るんですよー」
比奈「冗談っス。いつもありがとっスね。」
P「いいってことよ」ドヤ
比奈「うわ、うざいっスねーその顔」ケタケタ
P「ひでえ」
P「千枝は今日はレッスンだっけか?」
千枝「そうです!頑張ってきます!」
P「頑張ってきてな!」ワシャワシャ
千枝「もう。Pさん子供扱いしないでください!」
P「おー悪い悪い。つい、な?」ケタケタ
ちひろ(Pさん本当にこの子達と仲良いよなー)ジー
ちひろ(年齢上なはずなのにそんな感じがしないというか)ジーー
ちひろ(年齢に合わせてるというか、この人が子供っぽいのか)ジーーー
----サン
---ヒロサン
P「ちひろさん?」
ちひろ「ヒャイ!?」
P「どうしたんですか?俺のことじっと見つめて」
ちひろ「い、いやなんでもありません!」
P「あ、そうなんですか?何かあると思って身構えちゃいましたよー」ハハハ
ちひろ「もう、身構えないでください!何もしないですよ!」
P「まあそうですね」ハハ
P「千枝はもう少し時間があるし、比奈は準備しておいてな。そろそろ迎えが来るはずだから。」
P「ちなみに一緒の森久保は直接行くそうだ。」
比奈「了解っス」
----------------------------------
P「千枝もレッスンに行ったし、比奈も仕事にいったから、俺らもまた頑張りますか。」
ちひろ「はい。そうですね!」
---------------------------------
プルルルルルル
P「はい、○○事務所です」
P『…はい。…はい。…はい。は?本当ですか?』
ちひろ(?)
P『いやでも、私は把握しておりませんで…。はい、千川が。わかりました少々お待ちください。』
ちひろ「どうかされました?」
P「ちひろさん、少し前に○○の梨岡さんから連絡なかった?」
ちひろ「・・・。あっ!?」
P「あったんですね?わかりました。」
P『あ、すいません。あったそうです。すいません完全に私のミスです至急向かわせていただきます。』
P『大変申し訳ありません。それでは失礼します。』
ガチャ
ちひろ「Pさんごめんなさい。」
P「いいのいいの。俺も悪いですし。それよりすいません、すぐ出ます。」
ちひろ「はっ、はい。お気をつけて…本当にすみません」
P「大丈夫!幸い梨岡さんのところだからまだなんとかなるかも知れない。じゃ行ってきます。」
ちひろ「いってらっしゃいです…」グス
ガチャ…バタン…
ちひろ「ふぅ…行きましたね…私はなんてミスをしまったんでしょう…」
ちひろ「結果的にPさんを困らせることに…でもこんなんで落ち込んでても仕方ないですよね。」
ちひろ「帰ってきたらまた謝ろ…。とりあえず私は任されたことをしないと…」
ちひろ「ひとりだとやけに広く感じるな、この事務所。」カタカタ
ちひろ「何事もありませんように…」カタカタ
--------------------------------------------------
ガチャ…
P「ただいまですよーっと」
ちひろ「Pさんおかえりなさい…!えと、その、大丈夫でしたか…?」
P「ん?あぁ大丈夫でしたよ。なんとか都合合わせてもらえた」
ちひろ「そうですか…よかったです…」
P「まぁあれですよ。こういうときは誰にでもありますから」ハハ
ちひろ「いや、でもっ…」
P「まあ確かに今回のは俺にだけじゃなく、アイドルたちや他のアイドルにも迷惑がかかるわけですから」
P「少しは反省してほしいのもありますけど」
ちひろ「そうですよね…本当にすみません」
P「まあでもそんなに気を落とすことないですよ」ハハ
ちっひ可愛い
ちひろ「でも…!」
P「まあ次回から気をつけてください!聞いたら付箋とかなにかにメモして俺の机に貼るなりしてくれれば」
P「そうすれば多少漏れは減るかと思いますよ」ニコ
ちひろ「そうですか…次からそうします…」シュン
P「そんなに落ち込まないでくださいよ」ワシャワシャ
ちひろ「!?ちょっと子供扱いなんてしないでくださいよ!」テレ
P「あーすんません。つい」ハハ
ちひろ「もう!そろそろみんな帰ってくる時間だからしっかりしてください!」
P「あーもう送ってきたりしたんで、大丈夫ですよ」
P「ちひろさん落ち込んでると思ったので済ましてきちゃいました」
P「このあと時間合えば飲みにでも行きませんか?奢り…はできませんけど、多くは出しますよ」
ちひろ「なんかしまりがつきませんね。でも予定はないので、行って上げてもいいですよ?」ケタケタ
P「上からだなあ…じゃあ行きましょ。少しだけやらなきゃいけないことがあるのでそれだけ済ませてからで」
ちひろ「はい。分かりました。私はもう終わっているので準備してきますね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちひろ【思えばこの時だったのかもしれない…】
ちひろ【この時は自覚はなかったけど、この時なんだって今思えばわかる】
ちひろ【我ながら単純だし、ちょろいなあとは思うけど…】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P・ちひろ「かんぱーい!」カチン
P「ングング…プハァー!これだよこれ!」
ちひろ「ング…プハッ!」
ちひろ「Pさんほぼないじゃないですか」ケタケタ
P「もはや1杯目は水みたいなもんですよ水」
ちひろ「私にはわからない感覚ですね…」
P「…まあそうですよね」
P「あ、店員さん、すみません。ハイボールお願いします」
カシコマリマシター
ちひろ「そうだ、Pさん本当に今日はすみませんでした」
P「いえいえ。そんな何回も謝らなくても大丈夫ですよ」
P「次回から気をつけてくださいね!2度目はありませんからね?なんて」
ちひろ「はい…」
P「そんなに間にうけないでくださいよ。俺もちひろさんのこと頼りにしすぎてたことは否めないですし」
P「だからお互いがプラスになるようにこれから頑張っていきましょ?」
P「それが俺たちの為でもあり、アイドルの為にもなるはずですから!」
ちひろ「そうですね…」
P「そうですよ!」
ちひろ「分かりました。ングングング…プハァー!」
P「いい飲みっぷりですね」ケタケタ
ちひろ「飲まなきゃやってられませんよ!」
P「いいですけど、一気は気をつけてくださいね?」
ちひろ「わかってますよ。定員さんすいませーーん。私もハイボールください」
カシコマリマシター
---------------------------------------
P「ちひろさん、そのへんにしておきましょ?」
ちひろ「らって、Pしゃんが誘ってきたんですかりゃいいじゃないれすかー」
P「まあそうですけど、そろそろでますよ。」
ちひろ「えーいやれす」プクー
P「嫌じゃありません。」
ちひろ「だいたい、Pしゃんはアイドルの子達と距離が近すぎる気がするんれすよ」
P「そんなことないと思いますけどね…」
ちひろ「そんなことあります!でも、その方が私はいいと思いますけどね!」
P「ならいいじゃないですか。変に上から色々言ってもダメだと個人的には思っているので…」
P「まあ適切な距離はありますよね。」
ちひろ「そうですよー?私にもいい加減敬語じゃなくてもいいと思うんれすよね!?」
P「まあ一応仕事上での関係なので…」
ちひろ「じゃあこうやってまた飲みに来た時は敬語じゃなくしてくださいね?」
ちひろ「一応私のほうが年下なんですし…」
P「わかりました。気をつけます」
P「じゃあ出ますよ?」
P「すいませーん。会計をお願いします」
カシコマリマシター…コチラニナリマスネー
P「じゃあこれで。ちひろさん出ますよ」
ちひろ「はーーい。」
アリガトウゴザイマシター
P(とても歩ける状態じゃねえな…やけにのんでたからなあ…この人)
P「ほら、ちひろさん送っていきますから…」
ちひろ「おんぶしてください」
P「いやでも…」
ちひろ「してくれないと帰りません」プイッ
P「あーもう。世話の焼ける人ですね。ほら」シャガミー
ちひろ「くるしゅうないです」
P「ンショット」
P(この弾力…いや、いかんいかん…)
ちひろ「わーPさんの背中ひろーい」
P「まあ太ってますからねえ」
ちひろ「そういうことを言ってるんじゃないんですー」
P「はぁ…そういや俺家知らないんですけど、教えてもらってもいいですか?」
ちひろ「敬語を使う人には教えてあげませーん」
P「はぁ…ちひろさん家どこか案内してもらってもいい?」
ちひろ「このまままっすぐ行けば着きますから大丈夫ですよー」
P「はいよ。」
ちひろ「名前は呼び捨てでは呼んでくれないんですね…」(小声)
P「ん?何か言いった?」
ちひろ「いえ、なんでもありませんよー」
P「そっか」
P(呼び捨てなんて恥ずかしくて出来るかっての)
ちひろ「そういえばPさんは結婚とかしないんですかー?」
P「んー相手もいないしなあ。したいとは思うけど」
P「そういうちひろさんは?」
ちひろ「私もしたいですけどねえ。相手もいないですし、こんなですし」
P「いや、ちひろさんなら全然すぐに相手見つかりそうですけどねえ」
ちひろ「何言ってるんですか。セクハラですか?」ケタケタ
P「なんか急に重くなったからこのまま下ろして帰ろっかなーーーー」
ちひろ「嘘です。ごめんなさい。」
P「ハハハ。冗談だよ」ケタケタ
ちひろ「うわ、ひどい!」
P「でも、ちひろさんならいい人見つかりそうですよ。もし見つかったらそのときは教えてくださいね」
ちひろ「はーい」モヤ
ちひろ(ん?モヤってなんだ?)
ちひろ「あ、この辺で大丈夫ですよ?少し酔いもましになりましたし…」
P「本当?それならいいけど。」シャガミー
ちひろ「ョィショット。Pさんありがとうございました。」
P「いえいえ。ちひろさん明日はお休みなんだから明日はゆっくり休んでね?」
ちひろ「はーい。じゃあPさんおやすみなさいです。」ペコ
P「はい。おやすみ。」ヒラヒラ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちひろ(絶対あの時しかない…あの時は本当に助けられたし、そのあともちゃんとフォローもしてくれた)
ちひろ(なぐさめてもくれたし、あんなんずるいよね)
ちひろ(っても言葉にはできないんだよね…私って意外と臆病だし)
ちひろ(でもよかった、2人でご飯行く時はあの時のこと聞いてくれて敬語じゃないし)
ちひろ(でもあの時のことはきっかけに過ぎなくて実際はもっと色々あったんだよね)
ちひろ(って言ってもそんなに大きいことじゃないんだけど)
P「ちひろさん?自分そろそろ帰りますので、ちひろさんも区切りがいい時に帰ってくださいね?」
ちひろ「あっ!?はっはい!私も準備したら帰りますので!Pさんお疲れ様でした!」ペコ
P「お疲れ様でした」ペコ
ガチャ…
ちひろ「はぁびっくりしたー。私も帰ろ」
ちひろ「今日も一日お疲れ様でした」
--------------------------------------------------
ガチャ
ちひろ「ただいまーって言っても誰もいないんだけどね」
ちひろ「今日も疲れたー。お風呂の準備して入ろっと」
ジャーーーーポチャン
ちひろ「でも久々にあの時のこと思い出しちゃったなあ。」
ちひろ「でもあれだけじゃここまでにならないよね?」
ちひろ「たしか普通に仕事してて、気付いたら目で追ってることが多くて、それから…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
かわいい
これは天使
なんだかんだちっひが一番かわいい
ちひろ「はい、Pさん。スタドリですっ」ニコッ
P「お、ありがとうございます。財布財布っと」ゴソゴソ
ちひろ「あ、お代は大丈夫ですよ。サービスです!」
P「いや、でもその笑顔がこわい…」
ちひろ「なんですかそれ!Pさんひどいですね!」プクー
P「いやいや、今までと違うので…」アセアセ
ちひろ「じゃあこの前助けて貰ってたお礼です!それなら大丈夫ですよね?」
P「じゃあお言葉に甘えて。ありがとうございます。」
ちひろ「いえいえ。どういたしまして」ニコ
P「元気も出たし、そろそろ仕事に戻りましょうかねえ」
ちひろ「そうですね!残りも頑張りましょうね。」
P「そうですね」カタカタ
ちひろ(…)ジーー
ちひろ「うん…」カタカタ
P(なんか視線感じたけど気のせいか)
-------------------------------------
ガチャ
比奈「ただいまっスー!」
千枝「ただいま帰りました」
乃々「た…ただいま…。」
P「おーお前らお疲れ様。一緒なのな」
比奈「偶然入口近くであったっス」
ちひろ「比奈ちゃん、千枝ちゃん、乃々ちゃんお疲れ様」ニコ
千枝「ちひろさんただいまです。」
P「なぁ森久保、無言で俺の机の下に入らないでくれるか?せめて一言いってくれると嬉しいんだが」
乃々「Pさん、入ります」
P「もう入ってるよな。まあ止めはしないけど…」
比奈「今日の千枝ちゃんすごい頑張ってたっスよ!褒めてあげてください!」
P「おー本当か!すごいなー千枝は」ワシャワシャ
千枝「もう、Pさん子供扱いはやめてくださいって言ってるじゃないですか!」テレ
比奈(ん?)
ちひろ(ジーーーーーー)プクッ
比奈(エェェェェ…いやまさか…そんなことないっスよね?)
ちひろ(ハッ)ニコッ
比奈(今のは…一体…)
P「じゃあ千枝と森久保そろそろ送っていくから準備しておいて。」
千枝「はーい。」
乃々「…」
P「なぁ森久保!?聞こえてるか!?」
乃々「うわぁっ!?び、びっくりした…驚かさないでください…」
P「森久保が返事しないからだろう。」
乃々「ご、ごめんなさい…。」
P「まあいいが。準備しておいてね。」
乃々「もういつでもばっちぐーですけど」
P「早かった。じゃあ行くか。千枝はいけるか?」
千枝「いけますよー!」
P「じゃあちひろさん行ってきます。比奈はどうする?」
比奈「Pさん帰ってきたら出るっス」
P「おっけー。じゃあちひろさん少し留守番お願いします。」
ちひろ「はっはい!わかりました。行ってらっしゃい気をつけて」
ちひろ「千枝ちゃん、乃々ちゃん気をつけて帰ってくださいね?」
千枝「ありがとうございます。ちひろさんお疲れ様です」ペコ
乃々「お疲れ様です…」ペコ
ガチャ…
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
ちひろ「ねぇ、比奈ちゃん…?」
比奈「ひゃ!?ひゃい?!」
ちひろ「さっきの見ていましたよね…?」
比奈「な…な…なんの事っスか?」アセアセ
ちひろ「隠さなくていいですよ…見られちゃってたのなら…」
比奈「ぐ、偶然っス!たまたま目に入っちゃって…」
ちひろ「ううん…いいんです。」
比奈「でもまさか、ちひろさんがプロデューサーの事…」
ちひろ「でも言うつもりはないんです…というか言えないです…」
ちひろ「Pさんには比奈ちゃんたちアイドルがいて…私なんて…」
ちひろ「それに…Pさんはほかにいい人が…」
比奈「それは違うと思うっス。Pさんがちひろさんのことを…その…好きじゃなかったとしても」
比奈「まだわかんないじゃないっスか!ちひろさん充分可愛いと思いまス」
ちひろ「でも…」
比奈「いくらPさんがちひろさんの事をそう見てなかったとしても、ちひろさんは自分を卑下しなくてもいいと思うっス」
比奈「その、私はなんもできないっスけど。応援はするつもりっスよ。お似合いだと思うっス!」グッ
ちひろ「うん…諦めなくてもいい…ん、ですかね?」
比奈「私はそう思うっス。」
ちひろ「じゃあ、このまま好きでいてもいいんだ…」ニヘ
比奈「他の子達には言うんスか?」
ちひろ「まだやめておきます…私が言う決心が付いたら…」
比奈「わかったっス。私はそうなってるちひろさんの事見て楽しんでますね」ニヤニヤ
ちひろ「からかわないでください!Pさんにレッスンもっとキツくしてもらうようトレーナーさんに頼むよう言っておきますね」ニコ
比奈「すいませんでした…」
ちひろ「冗談ですよ。でも比奈ちゃんありがとうね?だいぶ軽くなった気がする」
比奈「いえいえ。私はなんもしてないっスから」ヘヘ
ガチャ
P「ただいまーって二人で何の話してたんだ?」
ちひろ「ガールズトークなので内緒です」ウインク
比奈「そうっス」ウィンク
P「お、おう、そうか。」
P「比奈は明日もあるんだからそろそろ帰れよー。」
ちひろ「そうですよー。私もそろそろ帰ろうかな。」
P「ちひろさんもお疲れ様です。」
ちひろ「比奈ちゃん途中まで一緒だよね?一緒に帰りましょっか」
比奈「お、いいっスね!」
P「いいなー俺も混ざりたかった…」
ちひろ「Pさんはあと少し頑張ってください」ニコ
比奈「そうっス。ガンバッテクダサイ」
P「ありがと。可愛いアイドルのために頑張りますよーっと」
ちひろ・比奈「ハハハ」
ちひろ「じゃあPさんお先に失礼しますね」ペコ
比奈「私もお疲れ様です」ペコ
P「はいよー」ヒラヒラ
ガチャ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちひろ「あの時は比奈ちゃんに救われちゃったなー」
ちひろ「すっかり長湯しちゃってのぼせちゃった…」
ちひろ「明日もあるし早く寝ないと」フラッ
ちひろ「おっとっと…」
ちひろ「それじゃおやすみなさい…」
パチン
ちひろ「………Zzz」
-------------------------------------------------------------
ピピピピピピピピピピ
ちひろ「うーん…」
ちひろ「ぅーん…朝か支度してでないと」ゴホッゴホッ
ちひろ「ん…風邪ひいたかな…?なんか心なしか熱っぽい気がするけど行かないと…」
ちひろ「準備完了っといってきまーす」ゴホッゴホッ
-------------------------------------------------------------
ガチャ
ちひろ「おはようございまーす」ゴホッゴホッ
P「ちひろさんおはようございまs…って大丈夫ですか?風邪ですか?」
ちひろ「なんか体調悪くて…でも大丈夫です!」ムキッ
P「それならだいじょうぶですかね…?無理そうだったらちゃんと言ってくださいね?」
P「どうにかしますんで。」
ちひろ「ありがとうございます」ペコ ゴホッゴホッ
-------------------------------時はすぎ夕方-----------------------------------
P「だいぶ落ち着きましたねえ。」カタカタ
ちひろ「そ、そうですね」ゴホッゴッ
P「ほんとに大丈夫なんですか?もうあと少しなので帰宅していただいても大丈夫ですよ?」
ちひろ「みんな帰って来るまで待ってますよ」ニコッ
ちひろ(それに、Pさんと一緒にいたいし…)
P「それならいいんですが…」
ちひろ「少し休憩しましょっか。お茶入れてきますね」
P「あ、俺やりますよ。」
ちひろ「大丈夫です」ニコッ
P「じゃあお願いします」
ちひろ「フンフンフーン」
ちひろ「茶葉はあそこにあったよね?」
ちひろ「ンショット…取れt…」フラッ
ガシャーーーーン
P「ちひろさん!?」
ちひろ「Pさん…ごめんさない…掃除しないと…」ハァハァ
P「そんなのあとで俺がやっておきますから!病院行きますよ!」
ちひろ「でも…みんなが…」
P「それはこちらでどうにでもしておきます。」
ちひろ「でも…」
P「でもじゃない。とりあえず少し車乗せますんで、持ち上げますよ」ヒョィ
ちひろ「ハァ…ありがとう…ございます…」
ガチャ、バタン。ガチャガチャ
ブロロロロロロ
ええやん
ちひろ「んっ…ここは?」
ちひろ「ん?なんでPさんがここに…」
ちひろ「そうか、思い出した私倒れたんだ…それでPさんに運ばれて…運ばれた?」カァ
P「んん…ちひろさん!?起きましたか!?」
P「良かったぁ…どうしたかと思いましたよ…無理しないでって言ったじゃないっすか…」
ちひろ「ごめんなさい…」
P「まあ私にも責任はありますので…とにかく明日は1日安静にしてくださいね?」
ちひろ「で、でも…仕事が…!?」
P「でも じゃありません。体が資本なんですから。」
P「悪化されても困りますし…」ポリポリ
ちひろ「分かりました…」
P「じゃあ看護師さんに声かけて自分はそろそろ行きますね。」
ちひろ「え、あぁ…はい…」シュン
P「まぁ俺もちひろさんがいないと調子出ないんで早くいつもみたいに元気になってください」ポンポン
ちひろ「!?…はぃ…」テレ
P「それじゃ行きますわ」フリフリ
ちひろ「あ、はい。明日はすみません。お言葉に甘えさせてもらいます」ペコ
P「はいよー」
ちひろ「あー行っちゃったなーまさか倒れちゃうとは思わなかったな…」
コンコン
ちひろ「あ、はーい」
看護師「千川さーん。調子どうですか?」
ちひろ「あ、はい。おかげさまで。だいぶいいです」
看護師「無理しちゃダメですよ?何かあってからは遅いんですから。」
看護師「にしても彼に愛されてますねえ」ニヤニヤ
ちひろ「!?か、彼氏じゃありませんよ…!!」アセアセ
看護師「そうなんですか?後病院ではお静かにね?」シー
ちひろ「そ、そうでした…。すみません…」
看護師「まあここは千川さんしかいませんけど、それでも…ね?」
看護師「でも彼氏さんじゃないんですか?」
ちひろ「私の片思いなんです…」
看護師「そうだったんですか…にしてもすごい剣幕できたからそう思っちゃいました…」
ちひろ「そうなんですか…?」
看護師「そうですよー。」
看護師「すごい勢いで来て、ちひろさん!ちひろさんが!!って」クスクス
ちひろ「は、はぁ…」
ちひろ(Pさんがそこもまで私の事で…でもあの人はいつでも優しいから…)
看護師「これ以上突っ込むのは野暮ってもんですね。今日はゆっくり休んでください」
ちひろ「ありがとうございます。」
看護師「それじゃ失礼しますね」ペコ
ちひろ「あ、はい。ありがとうございました。」ペコ
---------------------------------------------------------
ピピピピピピピピピピピピピピ
ちひろ「ん…朝か…だいぶからだが楽になったなあ…」
ちひろ「思った以上に疲れてたんだな」
コンコン
ちひろ「はーい。」
看護師「千川さん、おはようございます」
ちひろ「おはようございます。」
看護師「体調だいぶ良さそうですね。顔色も戻ってますし。」
看護師「一応熱計ってもらってもいいですか?」
ちひろ「はい。」
………ピピピピッ
ちひろ「はい。お願いします。」
看護師「36.4℃平熱ですね。もう大丈夫そうなので、準備できたら退院しても大丈夫ですよ」ニコ
ちひろ「わかりました。」
看護師「それじゃ、帰る前にもう一声かけてください。」
ちひろ「わかりました」
看護師「それじゃ失礼しますね」ペコ
ちひろ「ありがとうございました。お世話になりました。」ペコ
ちひろ「んーーっ…はぁ。なんかこのまま帰るのもあれだなー」
ちひろ「少し事務所に夜くらいならいいよね?みんなオフでも来てる時あるし」
ちひろ「そうだお土産買って行ってあげよ。Pさん甘いもの好きって言ってたし。」
------------------------------------------------
ちひろ「よしっといきなり行って驚かしちゃお」
ちひろ「昔からなんだけど、遅刻したときとか教室入るとき妙に緊張したの思い出すわ…」
ちひろ「人影はするしPさんたちの声が聞こえる、何話してるか盗み聞きしちゃお」
ちひろ「少しならいいよね?」クス
P『もうダメになっちゃってるからもう捨てるしかないかな?』
ちひろ(ん?ダメになった?捨てる…?)
比奈『そうっスね。捨てるしかないっすね。もう使えないですし』
ちひろ「ひ、比奈ちゃんまで…もう回復してるから使えますよ…?」ウル
千枝「千枝もちょっと…」
ちひろ「千枝ちゃんまで…」ウルウル
桃華「わたくしが新しいのに変えますので、早く捨てちゃってもらってもよろしいかしら…?」
ちひろ(桃華ちゃんまで…やだ…みんなと離れたくない)
バタン!!
P・比奈・千枝・桃華「!?」
ゴツン
???「イッタァ」
ちひろ「気をつけますから、私の事すてないで…」シクシク
P「ちひろさん!?どうしたんすか?!」
ちひろ「みんなが私の事捨てるって…言ってたから…」グス
P「ち、違いますよ!?」
ちひろ「ふぇ…?」
P「いらなくなったのはこの茶葉です。昨日入れようとしてこぼしちゃったやつですよ」
ちひろ「あっ…!?」
ちひろ「み、みんなもその話を…?」
比奈「そうっスよー」
ちひろ「よかったぁ…1回倒れちゃったからいらなくなって捨てられちゃうのかと思った…」
P「そんなわけないじゃないですか。ちひろさんに抜けられたら回らなくなっちゃいますよ」
P「にしても元気になったようで良かったです。」
P「改めて、おかえりなさい。ちひろさん。」
千枝「ちひろさんおかえりなさい」
桃華「ちひろさんおかえりなさいですわ」
比奈「おかえりっスちひろさん!」
乃々「ちひろさんおかえりなさい…です…」サスリサスリ
ちひろ「みんなありがとう…」ウルウル
ちひろ「あ、そうだ。皆さんにお土産買って来たんでした」
P「お、楽しみですね。何買ってきたんですか?」
ちひろ「ケーキを…好きなものを選んでもらえれば…」
P「ありがとうございます!ほら比奈たち先に選んでいいぞ。あ、チーズケーキは残さないでおいてな?」
ワーイ。ドレニシヨー
ちひろ「Pさんチーズケーキダメなんですか?」
P「なんか苦手なんだよな…」
ちひろ「覚えておきますね。」
P「なんのためにですか?」ケタケタ
P「おい、チーズケーキは残さないでって言ってるじゃん。俺はチョコケーキが食べたいの!」
比奈「ダメっす。チョコは私が頂くっス」
P「だめだ。そこは譲れねえ…」
ちひろ「ハハハハ」
----------------------------------------------
P「さてそろそろお開きにしよう。千枝、桃華、乃々送っていくよ」
千枝「わかりました。ちひろさんこれからも無理しないようにしてくださいね」
桃華「わかりましたわ。ちひろさん、無理は禁物ですことよ?その…心配したんですからね?」
乃々「はーい。ちひろさん、無理はダメ…です…」
ちひろ「わかりました。無理はしないようにします。」
ちひろ「みんなありがとうね?」
P「じゃあいくぞー」
千枝・桃華・乃々「はーい」
P「ちひろさん、じゃあ留守番よろしく。比奈はどうすんだ?」
比奈「うーん。」チラッ
ちひろ()コクッ
比奈「もう少ししたら行くので、Pさんまた明日っス」
P「はいよ。じゃあまた明日な」
ガチャ
ちひろ「ごめんね比奈ちゃん」
比奈「いいっスよ。もしかして言うんスか?」
ちひろ「うんっ。どんな結果になってもいいから言うって決めたの。」
比奈「そうっスか。私は応援するって決めたっスから」
ちひろ「本当にありがとう。」
比奈「どういたしまして」ポリポリ
ちひろ「もしダメだったら比奈ちゃんもう20歳行ってるんだから飲みにいかせるからね!」
比奈「!?成功させるように全力で祈らせてもらうっス」ケタケタ
比奈「それじゃ私そろそろ帰りますね」
ちひろ「はーい。それじゃまた明日ね。気をつけて帰ってね」ニコ
比奈「はいっス。お疲れ様っス」ペコ
バタン
ちひろ「はぁ…告白するとは言ったものの。どうなることやら…」
ちひろ「緊張でもうダメかもしれない…」
ちひろ「とりあえず、ご飯に誘うことから始めないと…」
ちひろ「早く帰ってこないかなあ…」
-------------------------------------------------
ガチャ…
P「ただいま戻りました。」
ちひろ「Pさんお帰りなさい!」
P「ちひろさんまだいたんですか?病み上がりなんですから。早く帰らないと。」
ちひろ「いや、でも…待つって決めてましたから」
P「また体調崩さなそうなら大丈夫ですが…」
ちひろ「大丈夫ですよ!」
ちひろ「よかったらPさんとご飯に行きたくて待ってたんです…」
P「今日ですか!?今日はダメですよ!」
ちひろ「え、もしかして予定があったとか…?」
P「違いますよ!ちひろさんが病み上がりだからでしょうが」
P「流石に今日退院してきた人とご飯行けるほど非常識な男じゃないっすよ」
ちひろ「…!?」
P「なに鳩が豆鉄砲くらったような顔してるんですか」ケタケタ
P「とりあえず、ご飯はまた今度行きましょ。今日はおとなしく帰りましょう。送りますんで」
ちひろ「わかりました…」
ちひろ(ご飯はなくなっちゃったけど。今日言うって決めたんだ…)
ちひろ(比奈ちゃんにも背中を押してもらったから。頑張らないと。)
ブラックコーヒー飲んでたはずなのにマッ缶になってる…
ちひろ(それでもまだ帰りたくないなあ…)
ザーーーーーーーー
P「ありゃ降ってきちゃいましたね」
P「さっき黒い雲が見えたと思ったらやっぱり…」
P「傘もないですし、止むまで雨宿りしますか。自分お茶入れますよ」
ちひろ「いや、私が…!」
P「今日退院してきた人にやらせるほど鬼じゃないですよ」ハハ
ちひろ「じゃあお言葉に甘えて…」
コトン
P「どうぞ」
ちひろ「ありがとうございます」ペコ
P「それにしてもみんなだいぶ仕事が入るようになって忙しくなってきましたね」
ちひろ「そうですね。みんな羽ばたいていってますね。嬉しい限りです」
P「そうですね」
P「でもちひろさんがいて本当に良かったと思ってますよ。」
P「いつも本当に感謝してます。ありがとうございます。」
ちひろ「いやいや、そんな。私なんて。」
ちひろ「まだまだミスだってしちゃいますし…この前みたいな…」
P「この前…?」
ちひろ「覚えていませんか?あの私が予定伝えずにすっぽかしちゃった時です…」
P「あーーあの時か。まああれはしょうがないですよ」ハハ
ちひろ「しょうがなくないですよ。でもあの時のPさん…その…かっこよかったです」
P「そうか?普通でしょ。それでもお世辞でも嬉しいですよ」
ちひろ「お世辞なんか言うほど器用じゃないですよ私」
ちひろ「それに昨日だって看護師さんから聞きましたけど、必死だったらしいじゃないですか」クスクス
P「っ…あれは本当に心配で。笑うことないじゃないですか」ズズズー
ちひろ「冗談です。すごい嬉しかったです。」
P「あれは内密でおねがいしますね?」
ちひろ「わかってますよ。」ケタケタ
ちひろ「Pさんってアイドルの子達ともすごい仲いいじゃないですか。家族みたいな感じというかなんというか」
P「うーん。なんでしょうね。やっぱり妹がいるからってのは多少なりともあるのかも?」
ちひろ「そうなんですかね?でもなんかあったかい空気が流れてる感じですごいいいと思います。」
P「全然意識してなかったけど、そうなんですか?」
ちひろ「しっかりもののお兄ちゃんって感じがします。」
P「そこは大黒柱とかじゃないんですね」
ちひろ「それにはまだ早いですね」クスクス
ちひろ「でもたまに抜けてますよね」
P「そうですかね?自分では精一杯やってるつもりなんですよね」
ちひろ「それは伝わってますよ。あの子達だってきっと。Pさんが精一杯やってることは無駄じゃないです」
ちひろ「あの子達にちゃんと伝わってますよ。」
P「ありがとうございます。そう言われると心強いです」
ちひろ「そんなところ全部ひっくるめて私はPさんのことが」
ちひろ「好きになってしまいました…」ウツムキー
ちひろ(やばい、言った。顔あげられない)
ちひろ(Pさんどんな顔してる?困った顔してるかな?)
ちひろ(どうしよどうしよ。)
P「ちひろさん?」
ちひろ「はっハイっ!?」(やばい声裏返った)
P「自分もちひろさんのこと好きですよ。もちろん他の子達もどうように。」ニコッ
ちひろ「またベタな…」ボソッ
ちひろ「違うんです。私は恋愛的な意味で好きって言ったんです。」
P「えっ!?」
P「いや、ちょっと待ってください。全然そんな素振り…」
ちひろ「そりゃ周りにも気付かれないようにしてましたから…」
ちひろ「比奈ちゃんにはバレてますけど…」
P「いや、でもですね。」
P「普通の同僚にしか見ていなかったし、今はあの子達の事で精一杯で。」
ちひろ「もちろんわかっています。その一生懸命な所があってこそのPさんですから」
ちひろ「そこも全部含めて好きですから。」
P「マジですか…」
ちひろ「迷惑でしたか?」
P「いや、驚いてるだけです…なんで自分なんか」
ちひろ「本当なんでですかね。でも気付いたら好きになってたんだから仕方ないですね」ニコ
P「でもごめんなさい。今はあの子達しか見られないし大事な時なんだ。」
ちひろ「わかってますよ。」
ちひろ「あ、外雨やんでそうですよ。見てきてもらってもいいですか。ついでにカーテンも閉めちゃってください」
P「ん、あ、あぁ…わかりました。」スクッ
スタスタスタ
P「おー、ちょうどやんでるっぽいですね。送るんで行きましょうか」シャーーー
ちひろ「Pさんそのまま向こうむいておいてください」
ちひろ「それとこれから私がすることは忘れてください。」
P「?は、はい。」
スタスタスタ
ギュウッ…
P「っ!?」
ちひろ(Pさんあったかい。このまま時が止まれば…)
ちひろ(ううん…ダメ。それじゃあの子達のためにならない。)
ちひろ(ここで封印しないと…無理だな…)
ちひろ(Pさんのにおい、安心する。甘えたくなっちゃう…甘えたくなっちゃうから)
パッ
ちひろ「さっ。行きましょっ。遅くなっちゃいますから」
P「ちひろさん!」
ちひろ(ビクッ)
P「ちひろさん本当にごめんなさい。でもいつか。いつかきっとしっかりと答えを言います。」
P「それまで待っててくれとは言いません。相手ができたらそれはそれで全然大丈夫です」
P「あの子達が一人前になって安定してきたらそのときは必ず…」
ちひろ「もっ、もう。しょうがないですねぇ。」
ちひろ「早くしないと。誰かがもらっちゃうかもしれませんけどね」ケタケタ
P「わかりました。ちひろさん。明日からもよろしくおねがいしますね」
ちひろ「これからもよろしくお願いしますね。Pさん」ニコッ
ちひろ(明日からは普通に。とりあえず封印するんだ。この気持ちは)
ちひろ(こうすれば明日からもPさんは変わらず接してくれる。)
ちひろ(私はその時まで待つから。他の誰でもないPさんを待つから)
ちひろ「今日は帰りにご飯おごってくれるんでしたっけ?」
P「何言ってるんですか!ちひろさん病み上がりでしょ」
ちひろ「もう元気って言ったじゃないですか」ムキ
P「だめだそれツボった」ハハハ
ちひろ「なに笑ってるんですか。ほら行きますよ。」
P「わかりましたよ。」
ギィーー
ちひろ(これで明日からも笑って過ごせる。うん…)
P「ちひろさんどうしました?」
ちひろ「なんでもありません。じゃあ帰りよろしくお願いしますね」
P「かしこまりました。」
バタン…ガチャ
-----------------------数年後--------------------------------
P「ねえちひろさん。本当にいいのか?自分なんかで」
ちひろ「今更何言ってるんですか。私はPさんがいいってずっと言ってるじゃないですか。」
P「でもさあ」
ちひろ「でもじゃありませんよ!」
P「!?はい!」
ちひろ「しかもこの場で、私がPさんじゃない別の人の名前出してもまずいでしょ」
P「まあそりゃそうなんですけど…」
ちひろ「でしょ?だからもっと自分に自信持ってくださいよ。」
ちひろ「あの子達の前だとあんなに自信ありげな感じなのに…私の前では…」
比奈「あの痴話喧嘩やめてもらっていいっスか?」
ちひろ「比奈ちゃんちょっと聞いてよ!」
比奈「わかったっスあとで聞いてあげるっスから。」
ちひろ「ありがと比奈ちゃん」
P「比奈、無理なくていいかr」
ちひろ「うるさいですよ」
比奈「仲良しっスねえ。お似合いですよ。」
P・ちひろ「どこが!」
比奈「そういうとこっスよ」
比奈「みんなもう待ってるっスから。始めるっスよ。」
『どこまでも 愛しい想いよ 羽ばたけ
かさね合う明日感じてふたり進む
いつまでも消えない 帰る場所をつくろう
大切なキミへ 強く誓うよ I love you』
ちひろ「Pさんこそ私で良かったんですか?」
ちひろ「こんなところでも喧嘩しちゃったりしちゃいましたし」
P「長い年月待たせてたんだ。ちひろさんがよかったからちゃんと答え出したんだよ。」
『ケンカして心離れそうな日は
もう一度手を繋ごう』
ちひろ「Pさん私今すごい幸せです…」ウル
P「泣くのはまだ早いよ。みんなに笑われちゃう」
ちひろ「それもそうですね」ニッ
『新しいふたりの道はここにある
鳴り響くベルの音色がふたり包む
新しい時を少しずつ刻んでいこう
離さない ここで強く誓うよ I love you』
ちひろ「永遠に続きますように…」
P「With Love」
ちひろ「Pさん歌お上手ですね」ニコ
P「だろ?」
比奈「新郎のPさんと新婦のちひろさん、入場っスーー!!」
HAPPY END
ってことでおしまいです。
正直どんな終わり方しようかと思って迷ってましたが
こんな感じで終わりました。
俺、結婚して式挙げることになったらWith Love使うんだ…
html化依頼してきます。
おつおつ
やっぱり天使ってはっきりわかんだね
あー甘すぎるかわいい
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