P「すまん」凛「……」 (9)
凛「なんで?」
P「……」
凛「プロデューサー言ったよね。トップアイドルに導いてやるって」
P「……」
凛「嘘つき」
P「……」
凛「……なんとか言ってよ」
P「……すまん」
『渋谷凛さーん、本番5分前でーす』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1598087834
P「……」
凛「っ…終わるまで待ってて」
ガチャッ
バタン
P「……」スッ
ちひろ「プロデューサーさん」
P「俺はもう346には必要のない人材ですから」
ちひろ「ですが……」
P「いやぁまさか凛に見つかるとは。誰にも言わずに消えるつもりだったんですがね」ハハハ
ちひろ「……」キュッ
P「このステージが終わるのを、俺の最後の仕事を見届けたら一足先に失礼します。……あとは、よろしくお願いします」
ちひろ「無理ですよ!プロデューサーさんの代わりなんて」
P「……直ぐに有能なPが入ってきます」
ちひろ「……」
P「そうだ、エナドリのツケがありましたよね。今精算を」
ちひろ「受け取れません」
P「え」
ちひろ「今は、受け取れません。帳簿も何もないので」
P「……」
ちひろ「なので明日以降、事務所に来て精算してください」
P「……」
ちひろ「来なかったら……、トイチで利子をつけますから…っ」グスッ
P「はは……善処します」
ちひろ「……」
『本日は346スペシャルライブにご来場いただき、誠に…』
バァンッ
凛「プロデューサー!!!!!!」
ちひろ「あ……」
未央「ちょっとしぶりーん。どしたのあわててさー」
卯月「はぁ、はぁ、待って…」
ちひろ「……」
凛「ちひろさん、プロデューサーは!?」
ちひろ「……」フルフル
卯月「プロデューサー?プロデューサーがどうかしたんですか?」
ちひろ「……」
凛「……2人ともごめん。私ちょっと出てくる」ダッ
未央「え、え、どういう状況?ちょっ、しぶりーん!?」
P「運転手さん、OO町××-¥¥まで」
凛「プロデューサー!!!!」
P「……出してください」
凛「あ……っ!!」
ブロロロロロロロ
凛「……なんで……」
<デレぽ>
加蓮『誰かプロデューサー見なかった?』
奈緒『見てないなー』
加蓮『相談したい事あったんだけど……』
加蓮『電話にも出ないんだよね』
幸子『ボクは見てませんね!なんせ鏡の中のボ』
幸子『クに見惚れてましたので!』
加蓮『sそっか』
杏『ライブの前に凛ちゃんが何か話してたよ』
杏『そうだP明日筋肉痛で休むね』
みく『デレぽに書くにゃ。ちゃんと来て』
加蓮『凛、何か知ってる?』
凛「……分かんないよ。言ってくれないんだもん」
ちひろ「凛ちゃん……事務所に来てたのね。みんな心配してるから」
凛「ちひろさんは……知ってたんだ」
ちひろ「……」
【退職届】
凛「なにこれ。意味わかんないよ。何で私たちに何も言ってくれないの。私たちとの関係なんてそんな程度のものだったの?」
ちひろ「……」
凛「私、言いたい事いっぱいあったのに。行きたい所も、まだ、いっぱい……」ポロポロ
ちひろ「……」
凛「ちひろさん。プロデューサー……どこ?」
ちひろ「……ごめんなさい」
凛「……教えてよ。教えて」
ちひろ「……」
凛「言え!!!!!!!」
ちひろ「……」
凛「……」フーッ、フーッ
ちひろ「……私にもわからないわ」
凛「そんな」
ちひろ「でも……明日になれば、理由は分かるから」
凛「……」
ちひろ「今は、皆んなの所へ戻りましょう」
【業務連絡】
アイドル部門プロデューサーに関して。
長期治療ほか療養が必要となりプロデュース業務に著しく支障をきたす為、昨日○月×日を以て退職扱いとする。
なお、後任のプロデューサーについては近日中に配属を決めるものとする。
療養とかじゃなくて退職なのか
これは死ぬのか
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません