【ミリマス】P「仮眠でも取るか……」 (29)

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注意一秒、怪我一生。

車の運転でもそうだ。
深刻な眠気を覚えるより先に仮眠を取るのは大切だ。

なので、今、今日も今日とて765プロライブ劇場内
第二会議室の席に座るプロデューサーは目頭をキュッと押さえると、「アカン、寝る」なんて口数少なく宣言した。

「もうダメ、もう無理、もう限界だ。……少し、仮眠を取らせてくれ」言って、彼は欠伸まじりに立ち上がると、
壁際に置かれた大きなソファへノロノロノロっと歩いていく。

目も覚めるようなライトグリーンのカバー。

男はその上に沈み込むように横になると、
常備してある自分専用の枕に頭を預けて眉をひそめた。

「……香水の匂いがする」

そして、そのまま寝息を立て始める。すっかり彼が寝てしまうと、
男の行動を黙って見守っていたうちの一人が「では」と遠慮がちに囁いた。

さらに発言の主、田中琴葉は赤毛混じりの長い髪を揺らしながら座っていた席から立ち上がると。

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「ミーティングの方を続けましょう。プロデューサーが資料を用意してくれているので、
残りはこれに沿って進めていきますね」

彼女は予め用意されていた資料を一部ずつ、今回のユニットミーティングの為に
集められた五人の所属アイドル達へと(うち一人は勿論、琴葉である)配っていく。


「歌織さん」

「はい」

「麗花さん」

「はーい♪」

「百合子ちゃん」

「はい!」

「志保ちゃんにも」

「……ありがとうございます」


だが最後に資料を受け取った、北沢志保は言葉とは裏腹に酷く不機嫌そうな顔であった。

その眉間には深い皺を刻み、半眼は受け取った資料を撫でた後で、男が眠るソファの方へと向けられる。


「あれれ? 志保ちゃん怒ってるの?」

そんな彼女の心境を、ピタリと言い当ててしまう北上麗花。

いや、この場合はあえて触れるまでもないことだと誰もが思っていた藪へと、
わざわざ棒を突き刺しに行ったと言うべきか。

案の定、志保は大きな大きな溜め息をつくと、
会議室のテーブルを囲むメンバーの顔をぐるり見回しこう言った。

「怒るべきじゃないんですか?」

苛立ちと、失望、それから少しの侮蔑も混ぜ合わせて。

志保が呆れたように腕を組むと、答えたのは桜守歌織だった。

ついでに説明しておくと、彼女はこの場における最年長のアイドルでもある。

「そうは言ってもプロデューサーさん、一目で分かるぐらい疲れている様子だったから」

「ミーティング中に居眠りされるよりかは……って風に、志保も考えられないかな?」

歌織の言葉に合わせるように七尾百合子も発言する。
志保は歌織と百合子、二人の顔にそれぞれ一度ずつ視線をやると。

「……だけど、本人の為にならないんじゃ」

確かに、ソファの上で眠る男は普段よりだいぶくたびれた様子ではあった。

髪の毛はあちこち毛先が跳ねているし、ネクタイは曲がり、シャツははみ出し、
着ている服もシワシワのヨレヨレで所々小さく破けている。

おまけにズボンの裾は泥だらけ、履いてる靴も片方無い。


そんなプロデューサーの酷い有様を改めて確認する程に、
志保の表情は静かで強い怒りから呆れ、そして哀れみへと徐々に変わっていく。

琴葉が言った。

「今日は午前中に、アスレチックランドでロケがあったの。
……プロデューサーはそこへ、星梨花ちゃん達を連れてお仕事に」

「みんなでワイワイ遊んだよ。楽しかったな~♪」

隣に座る琴葉とは対照的な明るい笑顔を顔に浮かべ、
麗花がランドで体験した「楽しかったこと」を指折り数えて話し出す。

山と海、どちらのレジャーも体験できるというその場所で、
プロデューサーはアイドルを狙う鮫と闘い猪(しし)と闘い目つきの悪い兎とも死闘を繰り広げ。

「――でもその時、大きなワニが油断していたプロデューサーさんの足をパクリッ!!」


麗花が自身の両腕をワニの顎のように動かして、話に聞き入っていた百合子の体を挟み込む。

それは彼女がいつもしてるように相手をハグする形になったのだが、
麗花ワニに噛まれた百合子は想像の痛みに耐えるようその身をギュッと縮こませると。


「い、痛いっ!! 怖い! でもその後どうなっちゃったんです!?」

「それがね、なんと危機一髪! ギリギリの所で脱げた革靴が、歯と歯の間でガッツーン!」

「ご都合主義にも程があります!」叫んだ百合子に歌織が続く。

「ううん百合子ちゃん、それは少し違うと思う。麗花ちゃんが初めに話してくれた、
プロデューサーさんが運動に向かない革靴でランドに訪れた理由を思い出して」

「わざわざ革靴を選んだ理由……? そ、そうだ! 確か、『おろしたての運動靴よりも――」

「履き慣れた革靴の方が良い』――偶然脱げたワケじゃない、プロデューサーさんはここぞという時に脱いだんだわ!」


百合子同様、麗花の話に興奮気味に受け応える歌織の姿というものは、
普段の落ち着いた彼女の印象からは程遠く、大真面目な顔で語るその横で志保は深く、長い溜め息を吐いた。

……この事務所は、一見真面目そうに見える人ほどどこかおかしい。

では逆に、真面目そうに見えない人はどうかと言えば――結局、そちらも見た目通りに変わっている。


「志保ちゃん?」

窺うように名前を呼ばれ、志保はゆっくりと顔を上げた。

世の中の真理に少しだけ近づくことのできた少女は今、自分を見つめる不安を孕んだ瞳に向け。

「そんな目で見なくても大丈夫です。琴葉さんたちの言いたいコト、自分なりにちゃんと納得しましたから」

なるほど本人が言う通り、志保の口ぶりに先ほどまでの怒りは見えない。

琴葉がホッと安堵した様子で問いかける。

「じゃあ志保ちゃんは、プロデューサーが仮眠を取っても構わないよね?」

だが、言われた志保は大きくその目を見開くと、すぐにまた不機嫌そうな顔になって。

「……別に、仮眠なら取ればいいじゃないですか。反対した覚えもありませんし」

返って来た言葉は驚くほどにそっけなく、よく通る程冷ややかで鋭かった。

お喋りを続けていた三人もピタリと話すことを止めて、
今は琴葉同様志保へと注目を向けている。

麗花が言った。


「でも志保ちゃん怒ってたんだよね?」

まさしく彼女の振る舞いは、無人の砂浜を駆け抜けるが如く地雷原を闊歩するようなものだったが、

元来受け身な立場に立ちやすい琴葉たち三人からしてみれば、
この危険さえ楽しんでみせそうな麗花の物言いは非常に頼もしく。

「怒ってますよ? でもそれは、仮眠を取ることに怒っていたワケじゃ……」

遂に、地面の下から掘り出された地雷がその姿を人前へと現した。

すかさず琴葉が僅かに身を乗り出し、「麗花さん、ここからは私が聞きます」なんて、
このまま物騒なお手玉を始めかねない無邪気な大人から地雷を取り上げる。

それから彼女は居住まいを正し、相手に警戒心を与えないよう軽く微笑みを浮かべると。

「つまり志保ちゃんは、初めから仮眠を取ることに反対なんてしてなかった……。それじゃあ?」

促すように、決めつけではなく、相手が話しやすい雰囲気をその場に作り上げる。

……志保はその視線をしばし思案するように泳がせると、
「皆さんは、ソファで寝ても平気なんですか?」尋ねられた四人が一斉に視線を交わし合った。

まるで代表したかのように百合子がふるふると首を振ると、「ですよね」と志保が言葉を続ける。
自分の意見が理解された、そのことに微かに口元を緩めながら。

「だからプロデューサーさんも、ここで寝るんじゃなくて和室の方に布団を敷いて。
……じゃないと疲れ、取れないじゃないですか」

とりあえずここまで。
好きな五人を集めてみたら思いのほか動かし辛いという

なのでお布団編へ行く前に、この五人組ユニットへのミーティング議題、
もしくはやらせたい企画を書いて頂けると続きを書くのがだいぶ楽になって助かります

新曲のユニットとか?

劇場で次にやる公演でこの5人が新ユニット曲披露をする事になり、その初回打ち合わせ、とかどうかな?

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志保が提案した通り、765プロライブ劇場内には和室がある。

いわゆる多目的和室というヤツで、アイドル達が適時集まってはカルタ遊びに興じたり、
コタツでまったり和んだり、鍋をつついて酒をあおってプチ宴会を開いたりなんかしている場所だ。

そうして、和室には十数組の布団だって用意されている。
これらは仮眠と称するお昼寝や、アイドル達の合宿で使われている物だ。

そこへプロデューサーを移動させて、改めて眠ってもらいましょう――
概ねそう言った説明がなされた後で、「だけど」と片手を上げたのは百合子だった。


「プロデューサーさんぐっすりだよ? わざわざ起こすのは忍びないなぁ……」

たった今、男の過酷な冒険譚を聞き終えたばかりの少女は、
このまま傷ついた戦士に休息を続けさせたいと思っているようだ。

しかしだからこそ、寝るならより疲れを取るためお布団へ――というのが志保の話。

「寝ている途中で起こされると、そのまま眠れなくなることってありますよね」

経験談のように語る琴葉。麗花が「そうそう」と相槌を打つ。

「それでそれで、遅れて眠くなって来ちゃう」

「優しく起こせばどうかしら? 和室まで、夢うつつのまま手でも引くように連れて行ければ」

五人の意見が出揃えば、それをまとめるのが琴葉の仕事だった。

彼女は「わかりました」と一同を見回すと。


「お布団をこの部屋まで持って来ましょう。恐らくはそれが、簡単で確実な方法です」

自身が言い出したからだろう、静かに椅子から立ち上がった。
歌織が「私も」とそれに続く。

「一人じゃ大変だろうから。一緒にお布団、運びましょ?」

「歌織さん……。ありがとうございます」

琴葉がはにかみながら頭を下げた。
麗花も椅子から立ち上がり「私も私も♪」と二人の後を追いかける。

そうして、出遅れてしまった志保と百合子の二人まで同時に腰を浮かべたら。

「私も行きます!」

「お手伝いします!」

慌てる彼女らを前にして、琴葉が困ったように眉を寄せた。

「ありがとう。でも、三人もいれば大丈夫だから」

待ってていいよと手振りで示され、百合子がゆっくりとお尻を下ろす。

志保はしばし、何事かを言いたそうにしていたものの、
最後には「わかりました」と観念したように嘆息した。


「それじゃあ二人とも、少しの間だけ待っててね」

「お土産は何にしようかな~♪」

琴葉に続き、歌織と麗花も出て行ってしまうと、会議室に静けさと共に残される二人。

百合子が手持無沙汰な時間をどうしたものか?
なんて考え始めたその前で、志保は琴葉から配られていた資料を手に取り読み始める。

――そういえばこれは、大切なユニットミーティングだったのだ。
決して乙女の井戸端会議ではない。

あわよくば、この時間を使って読み進めていた本の続きでも……
などと考えていた自分のプロ意識の無さを恥じると、百合子は志保に倣う形で手元の資料へ目を落とす。

とりあえずここまで。
頂けたネタ通り、新曲を――って流れで進めます。

多分ですが、今日中には終わる程度の長さの話です


それは数枚のコピー紙をホチキスで綴じただけの物で、
表紙も無しに飛び込んで来たのは大きな『企画案』の文字。

以下、つらつらとユニットコンセプトについての説明が並んでいたのだが。

「……え、えぇ?」

百合子が困惑気味に呻く。なぜならば、だ。

そこに書かれていたユニットメンバーの選出基準、
その理由を説く文章の言いたいコトを要約すればこんなところ。

「『欲張りを集めて作るユニット』……。
やだ、私、プロデューサーさんにそういう目で見られていたのかな」

どう思う? そんな調子で百合子が志保へと声かける。

すると資料を読み進めていた志保は、彼女の問いかけに迷惑そうに顔を上げると。

「そこは"私達"になるんじゃありませんか?」

いかにも不服ですといった様子で言い放ち、ソファに転がる男のことを一瞥した。


「要は欲深だってことですよね。変わった褒め言葉だと思いますよ」

「ほ、褒められてるのかな? これで」

百合子は戸惑いながらしばし押し黙ると、
「だったら、一応は自信持たないとね!」そう無理に頬を上げから笑った。

……志保が申し訳なさそうに目を伏せる。

「あの、真に受けないでください。今のは単なる皮肉ですから」

「うぅ~、やっぱり?」

二人の間に、沈黙。

お布団組が戻って来るような気配も無く、百合子は再び資料と向き合うと、
そこに書かれた『欲とは夢への原動力』というフレーズの意味を確かめるようにして読み上げる。


「だけど夢見がちってことだったら、少しは思い当たるんだよね」

資料を机の上に戻した彼女は呟きながら頬杖をつく。

本当に"少し"だけですか? 志保は思わず言いかけた言葉を
ぐっと飲み込み片眉を上げるだけにしておいた。

その動きを目敏く捉えた百合子が言う。

「志保もプロデューサーさんみたいに眠たいの? 欠伸なんかかみ殺して」

「なっ!? ち、違います!」

顔を真っ赤にした志保が目を吊り上げながら否定すると、
「ご、ごめん!」百合子は素直に謝り縮こまった。

そうして、今度こそ間違いないと言うように。

「……ならくしゃみが出そうだったのかな? 私で良ければティッシュ貸すよ」

===

一方その頃、多目的和室では「へくしゅっ!」と琴葉の頭が揺れた。

それから一度、また一度。

合計三度のくしゃみを連続して出した彼女は羞恥にまみれた表情で鼻をすする。

「琴葉ちゃん大丈夫? 待って、ティッシュがここに」

「ど、どうもすみません……」

歌織の差し出してくれた箱ティッシュを琴葉が受け取ると、
傍で見ていた麗花がくすくす笑いながら。

「可愛いくしゃみだね。なんだか真似したくなっちゃうな~」

自分もそこから一枚抜き取りよじよじとこよりを作り出す。
……琴葉が鼻をかんでいる今、慌てて止めに入るのは歌織だ。

ここまで。


コンセプトどうすんだと思ったが成程


彼女は麗花の手からサッとこよりを取り上げると小さな子供を叱るように。

「ダメ、遊びで使うのは良くないわ」

怒られた麗花がシュンとなる。
彼女は不貞腐れたように琴葉の両肩に手を掛け抱き寄せると。

「私も琴葉ちゃんみたいなくしゃみしたい!」

「好きで出してるんじゃありませんから!!」

鼻をかんだティッシュをくしゃり。
琴葉が勘弁して! と叫ぶような嘆きを口にする。

それから、彼女はゴミをゴミ箱に片付けると和室にある押し入れへ目をやり言ったのだ。

「それより何よりお布団です。目的を忘れないでください」

「そっか! お昼寝しなきゃだったもんね」

「……麗花ちゃんは寝なくても大丈夫よ? お布団はプロデューサーさんの分」


掛け布団、敷布団、枕をそれぞれ分担して抱え上げると三人は和室を後にした。

会議室までの廊下をてくてく歩きながら、歌織はふと、妙な違和感を覚えて歩調を緩める。

自分の腕の中には敷布団――軽く作ってある物なので、
枕と一緒に女手でも楽々持ち運べる――琴葉も同じ物を抱え、麗花の担当は掛け布団。

「一組余分じゃないかしら……?」

一体全体いつの間に? 思わず小首を傾げたら、彼女は怪訝そうな顔をして呟いた。

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布団を抱えた三人が会議室へと戻って来ると、プロデューサーが眠りこけているソファの前、
屈んでチリトリを構えていた百合子は「志保!」とホウキを操る少女を呼び。

「お布団来ちゃった、早く早く!」

「なら手を動かさないでくださいよ」

言われた百合子がしまった! とでもいうように床に置いたちりとりを構えなおし、
志保が埃やら何やらの集まりを丁寧に中へ収めていく。

ソファの前が綺麗になると百合子は琴葉達三人を仰ぎ。


「さぁどうぞ! 最低限、綺麗になってるハズですよ」

布団を敷くよう促した。

床の上に琴葉が敷布団を広げ、
歌織もその隣へと抱えていた布団を並べたら。

「……どうして二組あるんですか?」

訝し気な顔で尋ねる志保。

百合子も「ホントだ」と首を傾げ、
丁度掛け布団を下ろしていた麗花の方へ視線をやる。

すると彼女は、なんとも不思議そうな顔で二人のことを見つめ返すと。

「こっちがプロデューサーさんの分で、こっちもプロデューサーさんの分」

真っ直ぐに伸ばした人差し指で二組の布団を交互に指さすと、そのまま中指も立ててVサイン。

「二倍です! 寝る場所は大きい方が嬉しいよね♪」

満面の笑顔で力説する麗花に、一同はまぁそういう物かと納得した。
むしろ「自分が寝るためだよ」なんて答えられなかっただけマシかもしれない――僅かに肩をすくめた志保が言う。

「それじゃあ早速、プロデューサーさんを移しませんか?」

「そうね。まだしなくちゃいけないことも残ってるし」

琴葉が机の上の資料にチラリと目を向ける。

寝ているプロデューサーの枕元へと移動して、歌織が男の肩にそっと手をかける。


「もし? もしもし? ……起きてください、プロデューサーさん」

声かけ、揺すり、効果が弱いと感じた彼女は膝を折るようにして屈みこむと。

「プロデューサーさん?」

顔と顔とを近づけて、耳元に優しく甘い囁き。
男が唸るように小さく反応する。

その後も二度、三度と歌織は男を呼び続け。

「ん、あ……?」

「起こしてしまってすみません。
でもソファで横になってるより、お布団の方が気持ちよく眠れますよ」

寝ぼけたままの男に言うと、彼女はソファに横たわる彼の手を取り労わるようにして腕を引いた。

ゆっくりと起こされるプロデューサーの体。
そのまま歌織に誘導され、布団の上へと導かれる。


「そう、枕の上に頭を置いて……ふふっ、よくできました。偉い偉い♪」

――ところが、彼女は少々やり過ぎた。

まるで小さな子供の面倒を見るような歌織の振る舞いは、
無事に布団の上へ横たわったプロデューサーの頭を褒めるように撫でて終わったのだが。

「……うわぁ」

耳どころか、首まで真っ赤にした百合子が思わず驚嘆の吐息を漏らす。

ハッと我に返った歌織に注がれるメンバーの視線。

五人分の気恥ずかしさが程よく混ぜ合わされてできた
重苦しい空気が会議室の中、ソファの周囲に立ち込める。

ここまで。

俺も褒められたいけどなぁ

書きたかったシチュ(Pドル)に入るまでがグダッてるので書き直しました。
申し訳ありませんがこちらへ↓ とりあえず志保から始めて五人分、シチュを変えつつ書いて行きます

【ミリマス】彼女は感謝を伝えたい
【ミリマス】彼女は感謝を伝えたい - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528367259/)

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