モバP「まさか、みくが人間じゃなかったなんて……」 (21)

みく「Pチャン……みくは、みくは」

P「まさか、みくが……」








みく「みくは狼女なのにゃ!」

P「なんで化け猫じゃないんだよ!」


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みく「というわけで、みくは満月の夜に変身しちゃう狼女なの」

P「確かに、本物の尻尾と耳が生えている……ついでにところどころ体毛が濃くなってるな」

P「しかしこれだと猫女でも通るぞ」

みく「失礼な! みくはこれでも誇り高き狼一族の末裔だにゃ!」

P「猫キャラやってる時点で誇りがホコリと化してるレベルだと思うんだが」

みく「だって、今の世間じゃ狼キャラより猫キャラのほうがウケいいし……」

P「切実な事情だな」

みく「あとあと、猫カワイイし」

P「それはわかる」

みく「ほんと、食べちゃいたいくらいだにゃ……」ジュルリ

P「もしもし雪美か? 今後ペロは俺の許可なく事務所に連れてこないように」

みく「ジョークだよ?」

P「で、本当に狼なのか? 実は猫じゃないのか」

みく「逆に聞くけど、Pチャンはみくが化け猫ならその事実を素直に受け入れられるの?」

P「狼女よりはマシだな」

みく「にゃあ……でも残念ながらみくは狼なのだわん」

P「狼って鳴き声ワンだっけ?」

みく「見よ! このふっさふっさの美しい銀色の尻尾を! これを見れば猫じゃないってわかるでしょ?」フフーン

P「なるほど」ガシッ

みく「キャイインッ!?」ブンブンッ

P「うわっ、爪振り回すなよ危ないな!」

みく「いきなり尻尾つかむからだよっ! どういう神経してるにゃ!」ガルルル

P「あー、そういえば動物は尻尾つかまれると嫌がるよな。ごめん」

P「でも、今の悲鳴は犬っぽかったな。とりあえず猫じゃなくてイヌ科だということは信じよう」

みく「犬じゃなくて狼。どうしたら信じてくれるの?」

P「そうだな……遠吠えとかしてくれると」

みく「事務所で遠吠えなんてしたら近所迷惑だよ。そんなこともわかんないの? Pチャン常識欠けてるにゃ」

P「人間じゃない奴に人間の常識語られた」

P「というかここじゃなくて、防音がしっかりしてる部屋に行けばいいだろう」

P「今はちょうど俺たち以外いないしな」

みく「んー……それでPチャンが納得してくれるなら、いいけど」

みく「でも……にゃぁ」

P「どうした、えらく歯切れが悪いな」

みく「あのね。みく達の一族にとって、人間に遠吠えを聞かれるのはすっごく恥ずかしいことなのにゃ」

P「そうなのか?」

みく「うん」

みく「具体的には、Pチャンが時々トイレで出してる『ウッ!』という喘ぎ声を聞かれるくらい恥ずかしいことなの」

P「俺は今死ぬほど恥ずかしいわ」

みく「狼は耳がいいから、相手のことを思い浮かべると自然と声が聞こえてしまうにゃ」

みく「み、みくも恥ずかしくなっちゃうから……ああいうのは、事務所でしないでほしいにゃ」テレテレ

P「なぜか妙な空気になってしまった」

P「しかし、満月の夜でもにゃーにゃー言うのは変わらないんだな」

みく「ディスイズマーイアイデンティティー!」

P「絶賛アイデンティティがクライシス中だけどな」

P「今後はみくにゃんじゃなくてみくわんとしてプロデュースすることも考慮に入れようか」

みく「グルルルルッ!」

P「嫌がってるのはわかるが、その反応が今日一番の狼っぽい仕草だぞ」

みく「もう怒ったにゃ! Pチャンは狼の恐ろしさをわかってないでしょ!」

P「そう言われても、現状みくに耳と尻尾と爪が生えただけだしなあ」

みく「そーいうこと言うなら……ふんぬっ!」

ムキムキッ!
ビチビチッ!
ビリビリッ!


P「なに!? みくの身体が筋肉モリモリに!」

みく「んっふっふ~。これが狼女の本気だよ! Pチャンなんて10人がかりでも勝てないんだから!」

P「………」

みく「どうしたにゃ? 恐ろしくて声も出ないかにゃー?」

P「いや……巨大化して服が破けたから、さらにボリュームアップしたおっぱいが丸見えで興奮す」

みく「にゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」

P「そう落ち込むな。俺以外の男に見られるよりはまだマシだっただろう」

みく「しくしく……もうお嫁に行けないにゃ」

P「元のサイズに戻っても落ち込んだままか……」

P「ちなみに、狼女はやっぱり狼男と結婚するのか?」

みく「……ううん。別に人間とも恋愛するし、結婚もするよ」

みく「生殖活動に励むのはだいたい満月の夜でね。これは狼人間たちのパワーとエッチな気持ちが増進されるからで」

みく「特にパワー解放して巨大化した場合とかは、そのままエッチな欲望も抑えきれなくなることがほとんどで……」

みく「………」


みく「Pチャンどうしよう、エッチな気持ちが抑えられないにゃぁ」

P「えぇ……?」

みく「うぅ……がるる……」ジッ

P「だんだんと俺を見る目が獲物を捉えた時のそれになっている気がする」

みく「ね、ね? いいでしょぉ……みく、いい加減毎月毎月ひとりで慰めるのは飽きてしまったにゃ」

P「や、破けた服のままにじり寄ってくるのはやめろ……俺も抑えがきかなくなるぞ」

みく「こっちはとっくにブレーキが壊れてるにゃ……だから、ね?」トロン

P「………」




P「うおおーっ! もう考えるのはやめた!」ガバッ

P「みくの穴にぶっ挿してやるっ!」スッポーン

みく「Pチャン! 待ってたにゃ!」


ズボッ!


みく「ん゛にゃ゛っ!?」

みく「ぴ、Pちゃんそっちの穴は違うにゃ……」

P「おっと、勢い余って間違えた」

P「でも結果オーライだな。これなら妊娠の心配する必要もない」

みく「ええっ!?」

P「いくぞおおおお」パンパン

みく「んにゃっへええええ!!」

※ここから一応R-18




みく「きゃうううううんっ!」

P「抜いて、挿す! 抜いて、挿す!」

みく「こずみーーーっく!」

P「宇宙創造の鍵! 今こそ闇の扉を開き、未来を、その咆哮とともに導け!」

みく「ヌメヌメローション略してヌメロン!」

P「うおおお尻尾もふもふうううう!」

みく「わううううううん!」ビクビク

P「耳もくにくにいいいいいい!!」

みく「きゃいいいいいん!!」ビックビック

P「お腹すりすりいいいいいい!!!」

みく「わふわふわふうううう!!!」ビクビクビックン!

P「お前どこもかしこも敏感だなああああ!」

みく「満月の日は感度があがるにゃあああああ!!」ビクビクビクビクビクビュクン!

P「うおおおおおおお!!!」ビュビュルビュビュビュビュルーー!

P「はあ、はあ……ちょっと、いやかなり出しすぎた」

みく「わん♪わん♪」

P「こいつは完全に犬になってるし……」

みく「わうっ♪」ガブリ

P「いてえ!?」

P「ま、まさか。狼女に噛まれたら俺も狼になるとか」

みく「それはないにゃ。体力増強疲労回復滋養強壮の効果があるだけ」

P「めっちゃ良心的! みくに噛まれてるだけでスタドリいらないじゃないか」

みく「でも、これだけの効果が出るのは……たっぷり精をもらった直後だけだにゃ」

P「つまりみくの尻の穴に注ぎ込み続けていればいいのか」

みく「なんでお尻限定なの」

P「いろいろと都合がいい」

みく「………」

みく「Pチャン、ありがとう」

P「え?」

みく「うっかり正体がばれちゃったけど……Pチャンが受け入れてくれて、ほっとしたにゃ」

みく「これからも、みくのプロデュースをお願いします」

P「みく………!」


ムクムクビキビキ


みく「………な、なんでもう復活してるの?」

P「………」

P「滋養強壮だろ」

ガバッ!

みく「んにゃっ!? ちょ、なんでまたお尻」

P「うおおおおお!」

みく「きゃううん……あおおおん!!」

P「犬か猫かはっきりしない奴め! ワンニャン時空伝にしてやるわ!!」

みく「ゆめびよりだにゃあああっ!!」



この後ふたりで地上最強の*(アスタリスク)を完成させて終了

めでたしめでたし

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