バッターン!
響「うわぁー、ん!プロデューサぁー!!」
P「うお、響、おは…って!!なんだその耳!?」
響「じっ…自分…!」グスッ
響「自分また動物になっちゃったぞー!」ウガーッ
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P「このまえもなんかなってたな…なんなんだその体質…」
響「自分でもわかんないよっ!…でもまたまたふさふさのシッポと、大っきな耳が生えちゃったさー!」
P「ふむ…」
響「ちゃんと戻れるかな…」グスッ
響「このままじゃ、シッポのせいで全部のズボンのケツのとこに穴あけなくちゃだよーっ!」ビエーン
P「ケツっていうなって、アイドルが…」
P「…しかしこれは…」
P「…うん、響!!」
響「うぇーん…なんだよぅっ…」メソメソ
P「これは可愛い、きっと流行るぞ!!」
響「うぇっ?、…そんな場合じゃないぞ、プロデューサー!」
響「自分の全ズボンが掛かってるんだ!なんとか助けてよっ!」
P「いや、すぐには戻るな!…どうせまた伊織がなんとかしてくれるだろう」
P「それよりも、だ。これはビッグチャンスだぞ響!俺のプロデューサーセンサーがビンビンだ!」
響「びっ、ビンビンなんて変態だぞ!アイドルの前でpの様子なんて説明しないでよねっ!」///
P「…ひびきんはやっぱ根がスケベだよね」
P「とにかく!そうと決まれば早速営業に出るぞ、支度しろ!」
響「うぇえっ?す、すぐ行くのか?」
P「当たり前だ、響の時代はすぐそこだ!行くぞ!」ガシッ
響「ま、待って!心の準備が…!」
P「待たん!さぁ業界にニューウェーブを起こすぞ!」ズルズル
うぎゃーっ…!……!……
………
P(早速受けたオーデイションで、響は完璧だった。)
P(突然変わってしまった体で人前に出るのはやはり抵抗があったようで、緊張のせいか大きな耳はぴこぴことせわしなく動いていた。)
P(それでも大事なオーデイションだからと、真っ赤になってうつむきながら挨拶したときの審査員の顔は忘れられない。)
P(その後響が質問攻めにあい、恥ずかしさからか無意識にシッポを抱きしめて、おずおずと話す様子を見て俺はやはり確信した。)
P(これは絶対に売れる。…みな響をみて骨抜きになるーと。)
P(結論からいうとやっぱり死ぬほど売れた。)
P(響はいまやピ○チュウ先輩にも迫る勢いで世界中に認知され、テレビで響を見ない日はないほどになっていた。)
………
カタカタ…カタカタカタ…ギシッ
P「っはー…、響が動物になってからもうすぐ半年か」
伊織「どうしたのよ、ため息なんかついて?」
P「おぉ伊織、いたのかおつかれさん」
伊織「いたのかとは失礼ね!…まぁいいけど」
P「いや、響の件で色々変わったなーと思ってな。うちも随分大きくなったなー…なんて」
伊織「あんなにかわいいなんて、もう反則よね」
P「伊織初めてみたとき鼻血出してたもんな」
伊織「っ!違うわよ!あれはオレンジジュースよっ!」
P「鼻からはおかしいよな?」
伊織「それよりあんた、最近ちゃんと響の面倒見てるわけ?」
P「あーここんとこずっと引っ張りだこだからなーあいつ」
P「事務仕事も増えたから、ここに釘付けだよ俺は」
伊織「ふーん…そう。じゃあやっぱり把握してないのね?」
P「ん?何がだ?」
伊織「響よ。最近どうも野性味が増して来たのよ」
P「…?イマイチ掴めないな。どういうことだ?」
伊織「例えばだけど…」
伊織「最近響、巣穴掘るのよ」
P「え」
伊織「それにトラックとかに威嚇するようになってきたのよ。これってやっぱり…変よね?」
P「あ、あぁ…間違いなく変だ…」
P「おかしいな、今までそんなところ見たことないんだが…」
伊織「ふぅん…」
伊織「…次の響のオフはいつ?」
P「そうだな…っと、明日の午後に少し時間が空くはずだけど…?」
伊織「一度検査して見たほうがいいと思うの。」
伊織「もしかしたら動物化したことで、何か響に変化があるのかも…」
P「…そ、そうだな。響にも連絡入れておくよ」
翌日午後
ガチャッ
P「お、伊織おかえりー」
伊織「ただいま…っとに!」
響「ぐるぐるぐる!」
伊織「ほらっはやく入りなさいよもうっ!」
響「事務所なんて最近忙しかったから久しぶりさ…、警戒しなきゃ!!」
伊織「もー、帰ってきただけじゃない…ほら、プロデューサーもいるわよ?」
響「!プロデューサー!?」クンクン…
響「!」ぴこぴこっ!
響「ぷろでゅーさぁーっー!」ガバッ
P「お、ぉおぉ!おかえり!久しぶりだな響!」ナデナデ
響「えへへー、自分なんだか嬉しいぞ!」///
P(かわいい)
P「あ、それで?検査してきたのか?、どうだった?」
伊織「それがね…」ハァ…
P「えぇ?進行してる!?」
伊織「そうなのよ…詳しいことは難しくてわからなかったけど、要はこの響の動物化はじわじわ進んでいくってことらしいの」
伊織「検査ではやっぱり色々ヒトと変わっているところがあって、このまま放っておくと本当に野生動物になっちゃう…って…」
P「そら大変だ…!」
P「! …しかし水瀬財閥には確かこの動物化をもとに戻す機会があるんだよな?」
伊織「えぇ、確か遺伝子を操作して、変わってしまったところをもとに戻すってことらしいんだけど…」
伊織「それには、もとになっている動物が何なのか、正確に突き止めなくちゃダメなのよ!」
P「うむ…。…響はあとどれくらい、このままでも大丈夫なんだ?」
伊織「それが…」
………
P「……あと、2日…!」
伊織「えぇ、かなり急がなきゃダメね…」
P「…よし、なんとか探ってみよう…!」
伊織「…えぇ!」
伊織「ところでさっきから響静かね…?」
P「あぁ、難しい話し始めな瞬間に膝で寝たぞこいつ」
響「ぷろでゅ……ひへへっ…」///
伊織「……」
P(その日は今までわかっていることを伊織と確認した)
P「響が最近になって始めたことは、さっき言っていた巣穴を掘る、ってのか?」
伊織「えぇ、あとは外見からも予想できるわね」
伊織「大きな耳…ふさふさのシッポ…」
伊織「…あ、あと響がトラックを威嚇したとき!」
P「ん?なにかあったのか?」
伊織「えぇ、響背中を丸めて唸ってたの!…これは…猫っぽいのかしら?」
P「そうかもな…、外から見てわかるのはこれくらいか」
伊織「あとは明日のうちにできるだけ、響の行動を引き出すしかないわね」
P「OKだ、…とあとは……っ!」
P「…伊織…こいつよだれすごいんだが、これ少し持って帰って調べてみてくれないか?」
伊織「…わかったわ。種類を特定はできなくても、なんの仲間か、くらいはわかるかもね」
P「あぁ、頼んだぞ!」
次の日
P(当然響の予定は全て急病ということでキャンセルした)
P(そして俺は朝から響の行動を見るべく、一緒に動物園にきている)
P(動物化が進んでいるせいか、響は自分の状態もよくわかっておらず、なんだか直情的になっているようだ)
ガォーゥ…
響「らっ、ライオンだ…!ぷろでゅーさぁあ…」ガクガク
P「なんか大きい動物怖がるようになっちゃったな…」
P「変わったのはそれくらいであとは特別変化なしか…」
P「どうしたもんかな…」
ピリピリリ、ピリピリリ…
P「お…伊織か!……もしもし!」
伊織「おはよう、あんた何かわかった?」
P「あぁおはよう。一応動物園に来てみてるんだが、イマイチ決め手に欠けててな…」
伊織「はっ?あんた今響と2人で動物園にいるわけ?」
P「あ、あぁ。ヒント探しにな」
伊織「ふーん………ド変態ね。」
P「それは色々とばしすぎだろ!おかしいわ!」
伊織「…まぁいいけど。じゃあわかったことを伝えるわ」
伊織「唾液を調べたら、響が変化している動物のおよその祖先がわかったのよ」
P「おぉ!それで絞れそうか?」
伊織「えぇ、まぁね。見た目からもわかる通り大きな耳と大きなシッポ、これはなんだと思う?」
P「焦らさないで教えてくれよ」
伊織「…付き合い悪いのね。響とは動物園行くくせに。」
伊織「ま…これはおよそキツネの特徴よ。響の唾液からも赤キツネ型の祖先を持っていることがわかったわ」
P「なるほど……つ、つまり?」
伊織「…つまりキタキツネとか、ホンドギツネとか、日本でいくとその仲間ってことになるらしいわ」
P「んんー…キツネ…か…。…そこからどうやって細かい種類を特定するんだ?」
伊織「そうね…さっきの2種類で比べるなら、雪の上を歩かせたり周りの気温を変えたりしたらなんとなくわかりそうだけど、そもそもキツネって難しいのよね…」
P「どういうことだ?」
伊織「…キツネの仲間って、詳しくいうとネコ目イヌ科イヌ亜科の一部ってことになるのよ」
伊織「これってそもそも一種類の、共通の特徴を持つ仲間の集まりじゃなくって、他の分類からあぶれた種類をまとめているチームってことなの」
P「あー……つまりあんまり詳しく絞れてないっ…ってことか?」
伊織「そうね、これからのあんた次第だわ」
伊織「響を任せたわよ…!」
伊織「ところでまた響静かね」
P「いまは何故かアリクイのケージにべったりはりついて動かん」
伊織「そ…じゃよろしくね」
P「おう!」
P「任せろとは言ったけどなぁ…どうしたもんか」
P「おーい響、そろそろいくぞ!腹も減って来たし昼飯にしよう!」
響「あ…うん…、いま…いくぞ…ぷろでゅーさー…」ジュルリ…
P「ずっと夢中だなぁ」ハハハ
P「…もしかしてお前アリクイ食べたいのか…?」
響「ふえっ?…あ、いや!そんなことないさー!」
響「ご、ゴハンでしょ!いこうよ!」アセアセ
P「あぁ…?」
しばらくして
P(昼食をとってまた色々見て回ったが、響に変化は見られなかった)
P(そうこうしている間に日も暮れかけており、このままでは帰るに帰れないということでさらに観察のため、響の自宅によることにした)
響「な、なんだかドキドキするさー、プロデューサーがうちにきてるなんてっ!」///
P「はは、大丈夫だよ。響の様子を見るためにきてるんであってそれ以外に何もないさ」
響「んん…わかってるけどっ!」///
響「…あ!じゃあ今日は色々遊んで暮れたお礼に、自分が何かご馳走するぞー!」
P「おぉ、そりゃ助かるありがとうな」
響「ふふーん!それじゃ、しばらくくつろいで待っててよね!」
響「~♪」トントンジューッ…
P(手際いいなあ…)
P(材料から察するに…献立はカレーか肉じゃがだな)
響「いーもーむーこうぜ、ぽんでび~♪」フンフン♪
………
P「…おー!シチューか!」
響「クレアババアも驚きの仕上がりさ!食べてみて!」
P「…うん、まぁうん、いただきます」
P「…おぉ!触れ込みはあれだが、うまいぞ響!」
響「えへへー、でしょー?」
響「自分こうみえて家事も得意だから本当に完璧さー!」
P「いやまったくだ。すごいよ響!うまいうまい…」
響「…そうやって食べてくれると嬉しいさー…」///
響「…///」
P「うんうまい…」
響「…///」
P「…」
響「…///」ニコニコ
P「…」
P(気のせいかな、なんか響がしおらしいな)モグモグ…
P(顔も赤いしどうしたんだいったい…)
ゴクン
P「ひび「…プロデューサー…」
P「ん、はい」
響「なんかね…」
響「なんか自分…最近変かもなんだ…」///
P「お、おぉそうだな。確かに変な行動が目立つな…?」
響「うぅん、そうじゃなくて…」
響「なんか自分、最近どうしても我慢できなくなっちゃうんだ…」///
P「!?」
P(なんだこの様子は……ま…まさか、発情期か!?)
P(確かに春に動物化が始まって半年、今は秋だ…)
P(キツネなんかは今が時期かもしれないがしかしいやに突然…!)
P「な、何が我慢できないんだ?」
響「こんなこと…プロデューサーにしか言えないんだけどね…」///
P(これはまずいのでは!明日いっぱいしかないってのに今晩のpの予定が固まってしまうのか…!)
響「自分最近……!!」///
P(ドキドキ…)
響「あ……!」
P「あ…??」
響「っ!」
響「アリさんを見るとドキドキしちゃうんだっ…!!!!」///
P「あ、あぁ、!俺もありの門渡りさんでpが…!!!!」
P「………………ハァ?」
P「アリぃ?」
響「う、うんっ!…さっきからプロデューサーの胸のところに止まってるシロアリさんがいるんだけど…」///
響「どうしても見てたらうっとりして…なんだか目を離せなくって…」
響「ずーっと見てるだけで………」
響「なんだか………たべ……たく…な…ってくる?」
P「!、??!」
つまんねえから書くな言っただろ
まとめられたからと調子に乗んな
いやまったくだ
サーバーに負荷かけて悪かったな
このサーバー全然人いなくてスカスカだからさもっと書いてってくれよ
俺は続きが読みたい
>>26
お前なにいってんの?人いるじゃん
大丈夫か?(主に頭)
シロアリはアリじゃ…
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