スイレン、マオ「え?」
サトシ「カキ!昨日のバトルすっげー燃えたな!」
カキ「ああ、熱いバトルだったな!」
マオ「へぇーあの二人、昨日もバトルしたんだー!」
スイレン「どっちが勝ったんだろ?サトシかな?」
リーリエ「論理的結論から言いますと……」
リーリエ「デキてますね、あの二人」ニヤリ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524139046
マオ「……え?なに?」
スイレン「デキてる?何が??」
リーリエ「……ごめんなさい。マオとスイレンにはまだこの話は早かったですね」ハァ
シロン「コン」
マオ「……え?…早い?」
スイレン「ちょっとカチンときた……」イラッ
リーリエ「………いいですか?マオやスイレンにもわかりやすく言いますと……」
リーリエ「ズバリ、サトシとカキが言うバトルとは……」
シロン「コーン」
リーリエ「隠語です」ニヤリ
マオ、スイレン「は?」
マオ「い、隠語?」
スイレン「バトルはバトルだと思う、リーリエちょっと変」
リーリエ「………やれやれ、マオとスイレンはまだお子様ですね?」ハァ
シロン「コーン」
マオ、スイレン「は?」イラッ
リーリエ「まぁいいです。引き続き二人の様子を見ていれば嫌でも私の言っている言葉の意味がわかりますよ」スッ
マオ、スイレン「………………」
サトシ「カキ!今日もしようぜ!バトル!」
ピカチュウ「ピッカー!」
カキ「まったく、サトシはバトル大好きだな?」
サトシ「へへへ!だってカキとのバトルってすっげー燃えるしさ!」
サトシ「毎日でもしたいよ!」
カキ「サトシ……」
リーリエ「ね?」ニコッ
マオ、スイレン「なにが?」
マオ「あのさぁリーリエ……ひょっとして何かあったの?今日はちょっと変……」
リーリエ「あーっ!!」
マオ、スイレン「」ビクッ
サトシ「カキ!今日は試したいワザもあるんだよ!」
カキ「サトシ!新ワザもいいが少しは戦略もだな…」
カキ「ガンガン攻めるだけがバトルじゃないんだぞ?」
サトシ「そういうなよカキー!いつもみたいに俺のゼンリョク、受け止めてくれよ!」
カキ「たくっ、お前は………」
リーリエ「……これは嬉しい誤算です……」ゴクリ
マオ「なにが?」
リーリエ「………まさかサトシが攻めでカキが受けとは……私の予想ではカキ攻めのサトシ受けだと…」ブツブツ
リーリエ「サトシ×カキですか………いや、でもこれはこれでアリ……」ブツブツ
マオ「な、なに言ってるのリーリエ!?」
スイレン「こいつ、腐ってやがる」
マーマネ「アローラー」ガラッ
トゲデマル「マリュ」
リーリエ「!」
サトシ「アローラ!マーマネ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
カキ「アローラ!」
リーリエ「こ、これは……」タラッ
シロン「コーン」
スイレン「これは……なに?」
マオ「マーマネが登校してきただけだよね?」
リーリエ「………論理的結論から言いますと……」
リーリエ「イベント発生の予感ですね」ニヤリ
マオ「は?」
スイレン「腐リーリエ」
マーマネ「あっ、そういえばサトシ!あれ見つかった?」
サトシ「いやぁ…それがまだでさー」ハハハ
ロトム図鑑「サトシはすぐに物を無くすロト!もっと所持品の管理を……」
サトシ「わかってるよー!」ブー ブー
カキ「おい、なんの話だ?」
リーリエ「………やはり私の予想通りでしたね?」
シロン「コーン!」
マオ「もうリーリエの言ってる事の意味がわからいよ」
リーリエ「え?あれを見てもまだわからないのですか?」キョトン
マオ「うん、全然わかんない」
スイレン「サトシがマーマネにお箸無くしたって相談してるだけ」
スイレン「それがなに?」
リーリエ「………マオとスイレンはやはり子供ですね?あの光景の意味がわからないとは…」ハァ
マオ「……さっきからなんなの?」
スイレン「もういいよマオちゃん、今日のリーリエはおかしいリーリエなんだよ」
リーリエ「わかりやすく解説するとですね?」
マオ「あっ、説明する気なんだ」
スイレン「耳が腐りそう」
リーリエ「………と、思いましたが、甘やかすだけではマオとスイレンのためになりませんね」
マオ(なんで上から目線なの?)
スイレン「私、腐った話とか興味ないんだけど?」
リーリエ「ですが、特別にヒントをあげます!」
スイレン「リーリエ、耳も腐ってるの?」
リーリエ「………ヒントは……」スッ スッ
マオ、スイレン「?」
リーリエ「ズバリ!サ・ン・カ・ク!です!」クワッ
シロン「コーン!」
マオ「ちょ…リーリエ!唾飛んでるよ!」
スイレン「汚い!何もかも!」
リーリエ「ここまでヒントを与えればヤドンでもわかりますね!」
リーリエ「はい!マオ!答えてください!」ビシッ
マオ「え?わ、私!?」ビクッ
リーリエ「………………」ジトー
マオ「……えーと……」アタフタ
アママイコ「アマー」
リーリエ「………………」ジトー
マオ「あっ!わかった!サトシが無くしたものが三角定規だっ……」
リーリエ「論外です、スイレン!」ビシッ
スイレン「え!?」ビクッ
マオ(論外………)
アママイコ「アマ」ポンッ
スイレン「んー………サンカク…」
リーリエ「………………」ジトー
スイレン「あっ、わかった!」ポンッ
リーリエ「はい、どうぞ」ニコッ
スイレン「そういえば今日のサトシのパンツ、三角の染みがついてた!」
スイレン「それが何かに関係して……」
リーリエ「スイレンが何を言っているかわかりませんが、気持ち悪い事だけはわかりました」
スイレン「え!?キモ……」ガーン
アシマリ「アウ」ポンッ
リーリエ「まったく!マオとスイレンはまだまだですね!修行が足りません!」プンプン
シロン「コーン!」
マオ(論外……私はヤドン以下なんだ…)ハハハ
スイレン(腐ってるリーリエにキモいって言われた……)ガクッ
リーリエ「正解はこうです!私がサトシたちの心の声を代弁します!」
マオ、スイレン「…………………」
リーリエ「………ではいきます」コホン
リーリエ(カキ)「サトシ……なんでそんな大切な事をマーマネには相談して俺には相談してくれなかったんだ……」
リーリエ(マーマネ)「ふふふ、カキ。僕に嫉妬してるんだ…可愛いなぁ」
リーリエ(サトシ)「今日のバトルはカキと思ったけどマーマネもいいな…へへへ!ワクワクしてきた!」
リーリエ「です」ドヤッ
シロン「コン」
マオ、スイレン「………………」
リーリエ「ね?」ニコッ
マオ、スイレン「なにが?」
カキ「な、なんか寒気がしてきた……」ブルブル
マーマネ「………僕も…」ブルブル
サトシ「はーっくしょん!」
ピカチュウ「ピカピ!」
マーマネ「あー、もうサトシー!鼻水出てるよ!」
サトシ「へへへ、悪い」ズズ
カキ「風邪か?これ使え。ティッシュだ」スッ
サトシ「サンキュー!カキ!」チーン
ロトム図鑑「カキは紳士ロトねー」
リーリエ「アッー!」
サトシ、カキ、マーマネ、ロトム「」ビクッ
マオ「リーリエうるさい」
リーリエ「ご、ごめんなさい…少々興奮を……」ハァハァ
スイレン「………………」
放課後
サトシ「え?リーリエたちも来るの?」
リーリエ「はい!いいですか?」
カキ「ま、まぁ…別にいいが…」
マーマネ「じゃあみんなでカキの家にいこっか!」
リーリエ「はい!」ニコッ
リーリエ「マオ、スイレン!やりました!これでまたイベントに遭遇できますよ?」ヒソッ
マオ「え!?あ、うん………」
スイレン「…………あの」
サトシ「どうしたスイレン?」
スイレン「ご、ごめん!教室に忘れ物!ちょっと待ってて!」クルッ
アシマリ「アウ!」クルッ
サトシ「え?」
20分後………
サトシ「遅いなスイレン……」
カキ「いったい教室になんの用だ?」
マーマネ「さぁ?」
リーリエ「マオ!マーマネがカキのチ○ビを舐めるように見てます!早速イベント発生です!」ヒソヒソ
マオ「…………………」
マオ(スイレン…確かにちょっと遅いな…何かあったのかも……)
マオ「私、スイレンの様子見てくる!」クルッ
アママイコ「アマ!」クルッ
サトシ「お、おいマオ!アママイコ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
教室
マオ「…………………」ガラッ
スイレン「」ゴソゴソ
マオ(あっ!いたいた!スイレン!)
アママイコ「アマ!」
マオ「……もぅスイレン!いったい何やって……」
スイレン「ナイ…ナイ………」ゴソゴソ
マオ(……え!?スイレン……ゴミ箱なんか漁ってなにやって………)ビクッ
スイレン「…………アッ」ピタッ
スイレン「……あった…!」ヒョイッ
マオ(………え?スイレンの持ってるそれって……)ゾクッ
スイレン「さっきサトシが鼻かんだティッシュ…」ウットリ
アシマリ「アウ」
マオ「…………………」
マオ「あ、あのスイレン……何やって……」
スイレン「…………」スゥ
マオ「…………………え?」
スイレン「サトシ!サトシ!サトシ!サトシぃぃうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!サトシサトシサトシぃううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!サトシの脱ぎたてホヤホヤの海パンをクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!海パン!粋のいいサトシの海パンモフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
職場体験で女装したサトシかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ベベノムが仲間になって良かったねサトシ!あぁあああああ!カッコいい!サトシ!カッコいい!あっああぁああサトシのすごい釣竿!
サトシがアローラに転校してきて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!でもシリーズが終わったらサトシはまた違う地方に行っちゃう!!!!あ…次の地方で私以外の女と旅を…
サ ト シ が NTR れ る?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!アローラぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?私の妄想の中のサトシが私を見てる?
サトシが私だけを見てる!サトシが私だけを見てるよ!脳内のサトシが私だけを見てるよ!!
サトシが私の耳元で愛してるよスイレンって囁いてる!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私にはサトシがいる!!やったよアシマリ!!ひとりでできるもん!!!
あ、サトシいいいいいいいいい!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんサトシのすごい釣竿!!ア、アシマリ!!シズクモぉぉぉ!!!カイオーガぁぁぁぁ!!
ううっうぅうう!!私の想いよサトシへ届け水平線の彼方まで!!あっ、届いたらティッシュやお箸盗んだのバレちゃう!
うそでーす♪てへっ」
マオ「」
アママイコ「」
アシマリ「アウ」
スイレン「……ふぅ…」
スイレン「あっ、サトシの笛発見!やったねアシマリ!」
アシマリ「アウ!」
スイレン「いい、アシマリ?ここで笛をとっちゃダメ!まずは味を堪能してから戻してサトシが私が舐めた笛を舐めるっていう永久機関が……」
アシマリ「アウ」
マオ「…………」クルッ
ピシャリ
マオ(私は何も見てない……見てないんだよ)
アママイコ「アマ……」
船
ブォーン
スイレン「ねぇサトシ」
サトシ「ん?」
スイレン「日曜日に釣り行かない?いい穴場みつけたの!」
アシマリ「アウ」
サトシ「マジ?いくいくー!」
ピカチュウ「ピッカー」
スイレン「あそこの穴場なら、サトシにすぐ食いつくと思う!」
サトシ「いや、俺にじゃなくて竿に食いついてほしいんだけど」
スイレン「ふふふ、うん、そうだね!サトシの竿に食いつくよ」クスッ
アシマリ「アウ」
マオ「…………………」
マオ(普段なら微笑ましい会話だし、スイレンは親友だから応援してあげようって気になるんだけどなぁ……)
マオ(あんなの見た後じゃあ下心アリアリの会話にしか聞こえないよ、ごめんねスイレン)
アママイコ「アマ」
マオ「それに……」チラッ
カキ「おいマーマネ。もしかして太ったか?」
マーマネ「え!?そ、そんな事ないんじゃないかな?」
カキ「いや、太ったな。アイスばっか食べて運動しないからだ!」
カキ「マーマネ!俺が付き合ってやる!今日のバトルは俺とマーマネだな!」
マーマネ「うぇー……」
マオ「……………」チラッ
リーリエ(カキ)「マーマネ。いやらしい身体してるなジュルリ」ブツブツ
リーリエ(マーマネ)「どこ見てるのさ!カキのえっち!////」ブツブツ
リーリエ(カキ)「俺がお前のそのやらしい身体をもっとエロくしてやるよ」ブツブツ
リーリエ(カキ)「今日のバトル(隠語)相手はマーマネ!キミに決めた!」ブツブツ
リーリエ(マーマネ)「カキのすけべ////」ブツブツ
マオ「…………………」
リーリエ「フヒヒ」
シロン「コーン」
マオ(リーリエはもうウルトラホールの向こう側から帰ってこれないね……)ハァ
ロトム図鑑「マオー!どうしたロトー?悩み事ロトかー?」
マオ「なんでもないよ」
アママイコ「アマ」
カキの家
モー
サトシ「よっしゃー!早速バトルしようぜカキ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
カキ「悪いなサトシ、今日はマーマネとバトルする事にしたんだ」
マーマネ「えーと、まぁそういう事でー……」
サトシ「えー?」ブーブー
ピカチュウ「ピッカー!」ブーブー
リーリエ「…………ふぅ…」スッ
リーリエ(サトシ)「よっしゃー!カキ!早速バトル(隠語)……」
スイレン「ちょっと待った」ズンム
リーリエ「!」
リーリエ「なんですかスイレン?今私は大切な……」
スイレン「あのさ、リーリエ。サトシたちは友達!変な目で見るのはやめて!」
マオ「え!?」
スイレン「…………?なに、マオちゃん?」
マオ「い、いや……」
リーリエ「論理的結論から言いますと変な目では見ていません!」
リーリエ「サトシたちのありのままの心の声を代弁しているだけです」ドヤッ
スイレン「サトシを腐った目で見ないで」
リーリエ「腐った目ではないです!この素晴らしさがわからないとは、スイレンはお子様ですね!」
スイレン「は?」イラッ
マオ「ちょ、ちょっと二人とも!目くそと鼻くそのケンカはやめてよ!」
アママイコ「アマー!」
ギャー ギャー
カキ「あいつら何騒いでんだ?」
マーマネ「さぁ?」
サトシ「んじゃあさー!3人でバトルしない?」
カキ「え?」
マーマネ「え?」
リーリエ「ぶほっ!」ブッ
ベチャッ
スイレン「」ダラッ
ロトム図鑑「リーリエ!突然鼻血を出してどうしたロトー!」
マオ「わぁぁぁ!スイレンにモロリーリエの鼻血がかかってるー!」
リーリエ「」ダラダラ
シロン「コーン!」
スイレン「……………」フキフキ
アシマリ「アウ……」
サトシ(スイレンが使ってるハンカチ、俺が無くしたのと似てんなぁ)
ピカチュウ「ピカピィ」
カキ「ガラガラ!アイアンヘッド!」
ガラガラ「ガラー!」ダッ
マーマネ「避けて!トゲデマル!」
トゲデマル「マルッ!」バッ
サトシ「カキー!マーマネー!ガラガラにトゲデマルも頑張れー!」
ピカチュウ「ピッカー!」
リーリエ「あれ?なんか普通にバトルしてますね?」
マオ「そりゃそうでしょ」
サトシ「あ…」モゾ
ロトム図鑑「どうしたロトサトシ?」
サトシ「へへへ、ちょっとトイレ……」
ロトム図鑑「わかったロト」
ピカチュウ「ピッカー」
スイレン「………私もトイレ、いこっアシマリ」
アシマリ「アウ」
カキ「どうしたマーマネ!お前のゼンリョクはそんなものか!」
ガラガラ「ガラ!」
マーマネ「うぅ……!そんな事ないよ!」
マーマネ「トゲデマル!」
トゲデマル「マルッ!」ダッ
カキ「ふっ、そうだ!こいマーマネ!いくらでも付き合ってやる!」ニッ
ガラガラ「ガラ!」ニッ
マオ「………なんか上手く言えないけどさ……」
マオ「こういうのっていいね?」クスッ
アママイコ「アマ!」ニコッ
リーリエ「………そうですね…」フッ
リーリエ「男と男の意地と愛がぶつかり合う肉体と心のバトル……素晴らしです!」ハァハァ
リーリエ「しかもさっきカキがマーマネに"付き合ってやる"と交際OK宣言してましたね」ハァハァ
マオ「……あのさリーリエ……」
リーリエ「それにしてもまさかマーマネ攻めのカキ受けとは予想外………」ゴクリ
マオ「…………」
リーリエ「フヒヒWですが論理的結論から言いますと大好物です!ね?シロン?」ジュルリ
シロン「コーンW」
マオ「リーリエ、脳みそ腐ってんの?」
アママイコ「キモイ」
カキ「ふぅ、今日はこの辺にしておくか……」
ガラガラ「ガラッ」
マーマネ「ヒーヒー……」
トゲデマル「マルゥ……」グデー
カキ「ナイスガッツだったぞ!マーマネ!トゲデマル!」スッ
マーマネ「カキ……」
マーマネ「うん!」スッ
ギュッ
トゲデマル「マルッ!」
マオ「お疲れ様!」ニコッ
アママイコ「アマー」
カキ「!」
マーマネ「……うーん、クタクタ……もうお腹ペコペコだよ~」
カキ「やれやれ」フッ
マオ「ふふっ、今おいしー料理作ってあげるからね?」
マーマネ「ホント!」キラキラ
カキ「まったく、現金なやつだな」
マオ「アハハ」
リーリエ「カキ、マーマネ!お疲れ様です!」ニコニコ
シロン「コーン!」
カキ、マーマネ「!」
リーリエ「ところでカキとマーマネはどっちがつっこ……」
マオ「やめて!」バシン
リーリエ「いだっ!」
ロトム図鑑「マオ!ナイスつっこみロト」
カキ、マーマネ「?」
翌日
ポケモンスクール
ワイワイ ガヤガヤ
リーリエ「マオ、スイレン!土曜日に私の家で合宿を行います!」
シロン「コーン!」
マオ「え?合宿?」
スイレン「一応聞くけどなんの?腐ったやつ?」
リーリエ「………論理的結論から言いますと…私、どうやら少し焦っていたみたいなんです…ごめんなさい…」ペコリ
マオ「え、ちょ……急にどうしたのリーリエ!?」
リーリエ「男×男……所謂BLはとても素晴らしものです……ですが、いくら素晴らしものとは言え、それを無理矢理マオやスイレンに押しつけるのは間違っていました……」
リーリエ「本当にごめんなさいっ!」ペコリ
シロン「コン」ペコリ
マオ「リーリエ……」
スイレン「マオちゃん、騙されないで!絶対に腐った何かがある!」
マオ「スイレン……でもリーリエも謝ってるんだしさ?いつも通り……」
リーリエ「そこで本題です!」バンッ
マオ、スイレン「」ビクッ
リーリエ「私、考えました……マオやスイレンにも私のようにBLの素晴らしさに気づくきっかけが必要……」
リーリエ「と、いう訳で合宿です!」フンス
シロン「コーン」
スイレン「ね?」
マオ「ホントだ」
リーリエ「それで日時と場所ですが、先程言いましたように土曜~日曜にかけて私の家で……」
マオ「え!?もう参加は決定済みなの?」
リーリエ「当然です!」
シロン「コーン」
マオ「えぇ………」
スイレン「ごめん、私、その日無理」
マオ「え!?嘘でしょスイレン!私一人!?」
リーリエ「スイレン……何か大切な用事でも?」
スイレン「……………」チラッ
サトシ「でさー!その時ピカチュウがー」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「ね、わかるよね?」ニヤニヤ
アシマリ「アウ!」ニヤニヤ
リーリエ「スイレン、どうせ得意の嘘か妄想ですよね?こっちは真剣なんですよ!」
スイレン「う、嘘でも妄想でもない!」
アシマリ「アウ!」
マオ(い、いやでも……腐った合宿じゃなくて、ただのお泊まり会だと思えば……)ハラハラ
アママイコ「アマ」ポン
土曜日
マオ「リーリエー!きたよー!」
アママイコ「アマー!」
ガチャッ
マオ、アママイコ「!」
リーリエ「いらっしゃい、待っていましたよ!マオ」ニコッ
シロン「コーン」
マオ「うわー、リーリエの家っていつ来ても広いねー」
アママイコ「アマー」
リーリエ「ふふっ」
ルザミーネ「あらいらっしゃい」ニコッ
マオ(リーリエのお母さんだ……)
マオ「あ、あの……!今日はお世話になります!」ペコリ
アママイコ「アマー!」ペコリ
ルザミーネ「今日は合宿なんでしょ?ゆっくりしてってねマオちゃん?」ニコッ
マオ「は、はぁ……」
マオ「……あのさリーリエ……」
リーリエ「なんですか?」
マオ「その……リーリエのお母さんにもリーリエの腐った趣味バレてるの?」ヒソッ
リーリエ「何を言っているんですかマオ?」
マオ「え?」
リーリエ「私にBLの素晴らしさを教えてくれたのはお母様ですよ?」
マオ「は?」
リーリエ「何せお母様は私の憧れ!貴腐人ですから!」キラキラ
ルザミーネ「も、もうリーリエ!やめなさい////」テレッ
マオ「貴……腐人?」
リーリエ「お母様は無機物同士からもBLを妄想できるプロなんです!」
ルザミーネ「今熱いのはテーブル×イスね!」
リーリエ「流石です!お母様!」キラキラ
マオ「ごめんなさい。何を言ってるのかまったく理解できません」
アママイコ「アマ……」
アッー
アッー
ルザミーネ「ウフフ♪私の可愛いビーストちゃんたち」ジュルリ
マオ「………………」
マオ「あのー、リーリエ…」
リーリエ「なんですか?」
マオ「リーリエのお母さんはパソコンで何の動画見てるのかなーって……」
リーリエ「え!?気になるんですかマオ!」フンス フンス
シロン「コーン!」
マオ「あ、やっぱりいいや」
アママイコ「アマ」
リーリエの部屋
リーリエ「マオ、アママイコ。楽にしてくださいね?」ニコッ
マオ「うん、ありがと」
アママイコ「アマー」
リーリエ「………さてと…」スクッ
マオ、アママイコ「?」
リーリエ「えーと……確かここに……」ゴソゴソ
シロン「コーン」ゴソゴソ
マオ「リーリエ、何か探してるの?」
リーリエ「あっ!ありました!」
リーリエ「マオ!」クルッ
マオ「?」
リーリエ「これ、読んでみてください!」スッ
マオ「……?漫画?」
リーリエ「はい!私のオススメなんです!是非マオに読んで頂きたくて!」キラキラ
マオ「……腐ってるやつじゃないよね?」ハハハ
リーリエ「私は腐った本なんて一冊も持っていませんが?」
マオ「……………」
リーリエ「それよりもマオ!この漫画の表紙を見てどう思いますか!」ワクワク
マオ「え?いや、何かカッコいい男の人が二人仲良さそうだなぁって……」
リーリエ「そうですか♪」
シロン「コン♪」
マオ(あっ、なんだかリーリエ機嫌が良さそう)
マオ「……………」ペラッ
リーリエ「……………」ジーッ
マオ「……………」ペラッ
リーリエ「……………」ジーッ
マオ(うわっ…リーリエすごい見てくる……落ち着かない!漫画の内容も全然頭に入ってこないよ……)
リーリエ「どうですかマオ?」
マオ「え!?な、なにが?」ビクッ
リーリエ「漫画の感想ですよ」
マオ「え……あ…お、面白いよ!流石リーリエオススメの漫画だね!」ハハハ
リーリエ「そうですか」ニヤリ
マオ(ハァ……)ペラッ
マオ「………ん?」ピクッ
マオ「………ぇ……え!?」
リーリエ「」ニヤッ
マオ「ちょ…り、リーリエ!」
リーリエ「はい、なんですか?」ニコッ
マオ「こ、この人たち!そ、その……き、きききしゅして////」カァー
リーリエ「そうですね?ですが私たちくらいの年頃ならばみんな興味ありますし、それくらい普通ですよ」ニコッ
マオ「で、でもこの人たち男同士………」
リーリエ「え?それの何処に問題が?」ハテ
マオ「い、いや!おかしいよ!だってそういうのって男の子と女の子がするものだし……」
リーリエ「マオ、その方たちは漫画の世界とはいえ、真実の愛を持ってお互いに向き合っているんです」
マオ「い、いや……でも……」
リーリエ「そうですね、確かにマオの言うとおり……周りから見れば男同士、女同士で愛し合うのは異端……気持ち悪いのかもしれませんね」
リーリエ「同性同士で愛し合っている方々がどれ程にお互いを愛し合っていたとしても」
マオ「い、いや……別にそこまでは……」
リーリエ「ですが私は愛に境界線なんてないと思っています」
マオ「………え?」
リーリエ「例えそれが同性同士であろうとも……歳が離れていようとも……身分が違おうとも……人間とポケモンであろうとも!」グッ
マオ「………ぇ…イヤ……」
リーリエ「互いに互いを愛し合ってさえいればノープログレム!周りの人間が如何にその方たちを差別し、疎もうとも私はゼンリョクで応援します!」
リーリエ「真実の愛の為に!」
マオ「い、いや……差別って……」
リーリエ「マオ、その漫画の二人も同性同士と言うだけで周りの心ない人たちから差別を受けてしまいます……実に悲しいです…」クッ
マオ「………………」
リーリエ「ですがその方たちは周囲の人間やポケモンに疎まれ、差別されようとも最後まで自分の信念を……真実の愛を貫き通すんです!」
マオ「………………」
リーリエ「あっ、ごめんなさいマオ!私ったらつい熱くなってしまいネタバレを……」ウッカリーリエ
マオ「………イヤ……」
リーリエ「……それでマオ?」
マオ「ハイ」
リーリエ「男同士がキスしているのの何がおかしいんでしたっけ?」ニコッ
シロン「コーン?」
マオ「ナニモオカシクナイデス」
リーリエ「ですよねー?」ニコッ
マオ「………………」
アママイコ「アマ」ポン
リーリエ「実はその漫画は私がBLの素晴らしさに気づいたきっかけでしてー……」
マオ(あー……もうなにがなんだかだよー……)ペラッ
リーリエ「でも安心してくださいねマオ!」
マオ「へ?安心?」
リーリエ「その漫画は所謂初心者向けです!ナッシー(アローラのすがた)があなをほるを使うシーンは全部カットですから!」ニコッ
シロン「コーン!」
マオ「普段なに読んでるのリーリエ!?」
アママイコ「アマ!?」
マオ「………ふぅ……とりあえずは読み終わった……」パタッ
アママイコ「アマ」
リーリエ「マオ!漫画はどうでした?」ワクワク
マオ「うーん……いつ変なシーンが出てくるかハラハラして疲れたけど面白かったよ」
リーリエ「ふふっ、そうですか♪」
マオ「アハハ」
マオ(リーリエ……なんだか嬉しそう……)
リーリエ「私が特に感銘を受けたシーンはですね!」
マオ「うんうん」ニコッ
リーリエ「あそこのシーンで主人公の男性がベロリンガをー……」
マオ(漫画の話してるリーリエ楽しそうだね……)
マオ(今思えば……腐ってる腐ってるって言ってまともに話も聞いてあげなかったのは悪い事してたかも……)
リーリエ「そこでカイリキーが………!」
マオ(そういえばリーリエって……いっつもどんな事にもゼンリョクだね)
マオ(楽しい事……悲しい事……怒った事……嬉しい事にも素直で……コロコロ表情が変わって……)
リーリエ「もぅー!マオ!私の話聞いてますか!?」プクー
マオ「え!?アハハ…も、もちろん聞いてるよリーリエー」
リーリエ「ではマオはどのシーンが良かったですか?」
マオ「えーと……私は……」
マオ(リーリエったら~ほっぺたプリンみたく膨らませて怒っちゃって……)
マオ「このシーンかな?」スッ
リーリエ「やっぱりマオもそのシーンでしたか!」ニコッ
マオ「うん」ニコッ
マオ(……最初は"腐った合宿"なんて思っちゃったけど……来て良かったかも……)
リーリエ「マオ!少しはBLの素晴らしさが理解できましたか?」キラキラ
マオ「………アハハ…どうだろ?」
リーリエ「そうですか……ですが無理強いはしません」
マオ「!」
リーリエ「本当は今日の合宿でマオにはBLに目覚めて欲しかったのですが……」
マオ「………………」
リーリエ「今日の所はこの漫画について語れただけで満足です♪」ニコッ
マオ「リーリエ……」
リーリエ「ふふっ、少し疲れましたね?お夕飯の準備を頼んできます」スクッ
シロン「コーン」
タッタッタ
ガチャッ
バタン
マオ「………………」
マオ「可愛いなぁ……リーリエ…」ボソッ
アママイコ「アマー」
お風呂
サパーン
シロン「コーン!」プルプル
リーリエ「ふふっ、暴れちゃダメだよ?シロン」
マオ「うーん……リーリエの家のお風呂広いねー」ノビーン
アママイコ「アマー」ノビーン
リーリエ「気に入って頂けて光栄です」ニコッ
マオ「お夕飯も美味しかったし……今日は本当にありがとうリーリエ!」
リーリエ「いえいえ」
リーリエ「私の方こそありがとうございますマオ!あの漫画について存分に語れてとっても楽しかったです!」
リーリエ「次はスイレンとアシマリも一緒に………」
マオ「………………」プクプクプク
マオ(リーリエの肌キレイ……まるで透き通るような雪みたい…)ポー
リーリエ「………マオ?」
マオ「」ビクッ
リーリエ「ど、どうかしたんですか?もしかしてのぼせて……」
マオ「え!?い、いや…大丈夫大丈夫!広いお風呂だったから感動しちゃって」アセアセ
リーリエ「そうですか……ですがもし気分が悪くなったのならばすぐにでも言って……」
マオ「もぅー!気にしすぎだよリーリエー」
リーリエ「は、はぁ……私の勘違いならばそれでいいのですが……」
マオ(優しいな……リーリエ………)
マオ「そんな心配性のリーリエには……」スッ
リーリエ「?」
マオ「えーい!こうだー!コチョコチョー!」コチョコチョ
リーリエ「あ、あははっ!や、やめてくださいよマオー!」
マオ「そうだー!笑えー!」コチョコチョ
リーリエ「あはははっ!」
マオ「………………」コチョコチョ
マオ(リーリエの肌スベスベ……きっとお手入れしてるんだろうなー……お嬢様だもんね)コチョ…
マオ「………………」サスサス
リーリエ「あ、あの……マオ?もう大丈夫ですからそろそろ……」
マオ「………………」サスサス
ガバッ
リーリエ「」ビクッ
マオ「………………」ガシッ
リーリエ「あ、あの……マオ……?腕が……い、痛いです……」ビクビク
マオ「…………………」ゴクリ
リーリエ「ぁ………」ガタガタ
アママイコ「アマ!」パシン
マオ「!」ビクッ
シロン「ゴンッ!」
マオ「……ぁっ……!」バッ
リーリエ「………………」グスッ
マオ「………その……ごめん……」
リーリエ「……い、いえ……大丈夫です……」
シロン「ゴーン!!」フーフー
リーリエ「シロン、私はもう大丈夫だからね?心配しないで…」ナデナデ
シロン「………………」
マオ「………………」
マオ「………………」
マオ(……何やってるんだろ私……少しおかしいよ……)
ガチャッ
リーリエ「あっ、マオ!マオのお布団の用意できましたからね?」ニコッ
マオ「………そのー…リーリエ……」
リーリエ「なんですか?」
マオ「さっきはごめん……ちょっと悪ノリしすぎたっていうか……」
リーリエ「大丈夫です!少し驚きはしましたが……気にしてませんよ?」
マオ「リーリエ………」
リーリエ「ふふっ」クスッ
マオ「………………ん?」クンクン
リーリエ「どうしたんですか?」
マオ「わぁー!リーリエの髪、いい匂いだねー!」
リーリエ「ああ、これですか?何でもお母様が他の地方から取り寄せたシャンプーみたいで……」
リーリエ「……って、マオもさっきお風呂場で同じものを使ったではありませんか?」
マオ「………………」ヨロッ
リーリエ「?」
スッ
マオ「………ホントにいい匂い……」スンスン
リーリエ「あ、あの…マオ……?そんなに近くで嗅がれるのは恥ずかしいんですが……」アハハ
マオ「………………」スンスンスンスン
リーリエ「ま、まるでアママイコの甘い香りに誘われたモクローみたいですね?」
アママイコ「アマー!」
マオ「………………」スンスンスンスン
リーリエ「………ぁ…………」
シロン「………………」
リーリエ「あのっ!今日は疲れましたしもう寝ましょうかマオ!」バッ
マオ「え?あ……う、うん!そうだね!」
リーリエ「えと……ではおやすみなさ……」スッ
マオ「あのさーリーリエ」
リーリエ「?」
マオ「………実は…私、一人で寝るの怖いんだ」
リーリエ「そ、そうなんですか?い、意外ですねマオ!」
リーリエ「でしたらアママイコを抱いて寝れば……も、もし良ければシロンも一緒に……」
マオ「リーリエのベッドで一緒に寝ていい?」
リーリエ「え?で、ですが二人は狭いですし……」
マオ「いいよね!だって女の子同士たもん♪」スッ
リーリエ「え……!?あ、その……」
マオ「………………」ギュッ
マオ「………おやすみ、リーリエ」
リーリエ「…………………」
リーリエ「………おやすみなさい、マオ…」
カチッ
月曜日
マオ「」ポケー
アママイコ「アマー」
スイレン「アローラ!マオちゃん!」
アシマリ「アウ!」
マオ「あ、アローラ!スイレン!アシマリ!」
スイレン「マオちゃん、合宿どうだった?腐らなかった?」
マオ「え!?だ、大丈夫!楽しかったよ!」
スイレン「そうなんだ。私の方はね?サトシがー……」
マオ「………………」
スイレン「サトシ、私が何も言わないのにボート漕いでくれて……」
スイレン「サトシって意外と女の子に気が使える!それに優しいし、一緒にいて楽しいし////」モジモジ
マオ「………………」ジーッ
スイレン「昨日二人で一緒に釣竿が引いたから引き上げたんだ、そしたら」
スイレン「わ、私とサトシの糸が絡まってて…それでラブカスが釣れて////」
マオ「………………」ジーッ
スイレン「…………?マオちゃん?」
マオ「い、いやなんでもないよ!スイレン!よかったね!」
スイレン「うん////」
マオ(だ、大丈夫……スイレンを見ても変な気持ちにはならない!私は正常だ!)
マオ(きっと昨日のは何かの間違い……)
アローラー
マオ「!」
リーリエ「アローラ!スイレン、マオ!」
シロン「コーン!」
スイレン「アローラ!リーリエ」
マオ「アローラリーリエ……」
リーリエ「マオ!この間の合宿はとても充実していましたね!」ニコッ
マオ「え…う、うん……」
リーリエ「論理的結論から言いますとスイレンも来るべきでした!」
スイレン「ごめん、腐ってるのはちょっと……」
リーリエ「スイレンはまだそんな事を…いいですかスイレン。食わず嫌いは……」
スイレン「そんな事よりも、私昨日サトシと二人でラブカスをー////」
リーリエ「また得意のうーそです♪ですか?」
スイレン「う、嘘じゃない!」
ギャー ギャー
マオ「…………………」
マオ(リーリエ……)ドキドキ
アママイコ「アマーイ」
放課後
ショッピングモール
マオ「えーと、まずは今日の晩御飯のオカズを買ってー」
アママイコ「アマー」
マオ「…………ん?」チラッ
マオ「あっ!これってリーリエが持ってた漫画だ」スッ
アママイコ「アマー」
マオ(うーん……リーリエには悪いけど私にはやっぱり腐……BLはちょっと理解できないかな~)スト
アママイコ「アマー」クイクイ
マオ「どうしたのアママイコ?」
アママイコ「アマアマ」スッ
マオ「…………え……?この漫画…」ヒョイッ
マオ(……この漫画の表紙の女の子……リーリエにちょっと似てる………)
マオ「…………………」
マオ「百合クイーン………か…」
アママイコ「アマーイ!」
>>26
誤字ありました
ノープログレム→ノープロブレム
マオの部屋
マオ「…………」カチッカチ
マオ「あ!あった……これリーリエが使ってたシャンプーだ!」
マオ「えーと、ここをクリックして…注文っと」カチ
アママイコ「アマー」
マオ「………届くのは一週間後か…楽しみだねアママイコ!」
アママイコ「アマ」ニコッ
マオ「…………さてと、そろそろお夕飯の用意でも……」チラッ
『百合クイーン』
マオ「…………………」
マオ「……もぅー………アママイコがせがむから余計な物まで買っちゃったよー」
アママイコ「アマ!?」
マオ「ま、でも……せっかく買ったんだし少し読んでみようかな?」スッ
マオ「ほ、ほらっ!あんまり興味は無いんだけど、買ったのに読まないのはもったいないしね?」アセアセ
アママイコ「アマアマ」コクコク
マオ「…………」ペラッ
マオ「う、うわっ!な、なにこの漫画……」
マオ「お、女の子同士でキスしちゃってるよ////」
アママイコ「アマーイ!」
マオ「でもリーリエも言ってた……こういう同性愛?してる人たちだって真剣なんだ!差別はいけないよ」
アママイコ「アマアマ」コクコク
マオ「だ、だからちゃんと最後まで読まなくっちゃ!」ペラッ
アママイコ「アマ~」ニヤニヤ
マオ「…………」ペラッ
マオ「!?」
マオ「え……お、女の子同士でそんな事まで……?」ビクッ
アママイコ「アマ!」
マオ「可哀想……こんな無理矢理なんて……」
マオ「お嬢様の子……泣いちゃってるよ……そりゃそうだよね……」
マオ「親友だったと思ってた子に裏切られて…騙されて…無理矢理こんな事されて……」
アママイコ「アマー!」プンプン
マオ「うぅ……もう可哀想で見てられないよ……リーリエ……ずっと泣いてるもん…」グスッ
アママイコ「アマ……」ハラハラ
マオ「……で、でも最後まで見なきゃ!リーリエに無理矢理こんな事してる子の真剣な愛に対して失礼だし……それに……」ゴシコシ
マオ「ハッピーエンドだってあるかもしれない!」ペラッ
アママイコ「アマー!」グッ
マオ「…………………」ペラッ
マオ「……ふーん………」ペラッ
マオ「………女の子同士ってこうやってするんだ」ペラッ
アママイコ「アマーイ」
一週間後 ポケモンスクール
ワイワイ
マオ「アローラ!リーリエ!」ギュッ
アママイコ「アマ!」
リーリエ「! アローラですマオ」
マオ「えへへ」スリスリ
リーリエ「………?どうしたんですかマオ?そんなに抱きついてきて……」
マオ「いーじゃんいーじゃんこれくらいー!女の子同士のスキンシップだよ!普通普通!」スリスリ
リーリエ「は、はぁ……」
サトシ「…………………」
サトシ「最近マオとリーリエ仲いいよなー」
スイレン「うん、マオちゃん…最近いっつもリーリエにスキンシップ?とってるよね」
マオ「リーリエぺろぺろ」ペロッ
リーリエ「ひっ……!な、舐めないでください!」ゾクッ
マオ「アハハ、スキンシップスキンシップ」
アママイコ「アマー」ニコニコ
サトシ「……あれって女子同士なら普通なの?」
スイレン「……うーん……普通だとしても私はやらない」
スイレン「でも仲良き事はよきかな」
サトシ「ま、そうだな」
スイレン「あっ、そうだサトシ」
サトシ「なに?」
スイレン「今週の日曜、また一緒に釣りいこっ!」
スイレン「またいい穴場見つけたの!」
サトシ「へぇーいいな!今度はどこだ?」
スイレン「誰も来なさそうな洞窟の中!きっと私たちの貸切!レアなポケモンも釣り放題!」
サトシ「すっげー!よくそんな穴場見つけたなスイレン!」
スイレン「う、うん!」
サトシ「レアなポケモン釣り放題かー……ワクワクしてきたー!」キラキラ
サトシ「日曜が楽しみだぜ!な?ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカー!」
スイレン「うん、私も」ニコッ
アシマリ「アウ」
マオ「リーリエー」ギュッ
リーリエ「く、苦しいですマオ…………ん?」クンクン
リーリエ「マオ……その香り……私と同じシャンプーを使ってるのですか?」
マオ「うん、気に入ったから取り寄せたんだ!」
マオ「ちょっと高かったけど……リーリエの匂いがするから……」ギュウ
リーリエ「マオ、それは私の匂いではなくてシャンプーの香りですよ?」クスッ
マオ「…………あのさリーリエ………今週の土曜日、私の家に泊まらない?」
リーリエ「え?」
リーリエ「ま、まさかマオもついにBLに目覚め……」ワクワク
マオ「アハハ、合宿じゃなくてただのお泊まり会だよ!」
マオ「ほらっ!この間リーリエの家でよくしてもらったお礼!」
リーリエ「そ、そうですか……」ガクッ
マオ「アハハ」
マオ「…………………で、返事は?」
リーリエ「わかりました!ではスイレンとアシマリも誘って……」
マオ「スイレンはほら……」クイッ
スイレン「実はその洞窟……泣いても叫んでも誰も来ません!」
サトシ「え!?」ビクッ
ピカチュウ「ピカ!?」ビクッ
スイレン「なんちゃって……うーそでーす♪」テヘッ
アシマリ「アウ」
サトシ「な、なんだ嘘か……」ホッ
ロトム図鑑「サトシは怖がりロトねー」
マオ「忙しそうだし……今回も二人でさ?」
リーリエ「は、はぁ……」
「なんの話だ?」
マオ、リーリエ「!」
リーリエ「カキ!マーマネ!」
カキ「よぉ」
マーマネ「何か楽しそうな話してるね!」
マオ「…………………」
リーリエ(こ、これはイベントの予感……)
リーリエ「実はですね!土曜日にマオの家でお泊まり会を……」
マオ「あー、何でもないよ」
リーリエ「!」
マオ「ほらほら、女の子の話に割り込んでくるなんてデリカシーないよー?嫌われちゃうよ?」
アママイコ「アマ!」シッシッ
マーマネ「そ、そこまで言わなくても……」
カキ「わ、悪かったよ……」
シロン「コーンコーン!」
リーリエ「あのー、マオ……お泊まり会なんですし、カキとマーマネも誘ってみんなで楽しくの方が……」
マオ「わかってないなぁリーリエ!今回のお泊まり会は女の子同士の絆を深める女子会みたいなもんなんだよ?」
リーリエ「で、でしたらスイレンも……」
マオ「スイレンはサトシと大切な用事があるから仕方ないよ」
リーリエ「ではスイレンの都合もつく違う日に……」
マオ「……あー、楽しみだね!土曜日のお泊まり会!待ちきれないね!」ギュッ
リーリエ「………………」
マオ「この間リーリエが紹介してくれた漫画、面白かったよ?だからさ……」ニコニコ
マオ「私もリーリエに紹介したい漫画があるんだよ」ギュウ
アママイコ「アマーイ!」
リーリエ「……………」
シロン「コン……」
おわり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません