球磨「妹達とお正月クマ」 (19)
この前書いたやつ→球磨「妹達と温泉に行くクマ」
球磨「妹達と温泉に行くクマ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514114045/)
別にみてなくても大丈夫です
~球磨・多摩の部屋~
球磨「多摩、そろそろみんな来るクマよ。早くベッドから出るクマ」
多摩「ぅにゃ…寒くてベッドから出られないにゃ…」モゾモゾ
球磨「そろそろ出ないと北上たちが来ちゃうクマよ」
多摩「にゃぁぁぁ…」
球磨「はぁ…多摩、こたつの電源入れたから、布団から出てこっちに移動するクマ」
多摩「ぅにゃ…ベッドから出られないから無理にゃぁ…」
こんこん
北上「球磨ねぇ、来たよー」
球磨「あっ、来ちゃったクマね…ちょっと待つクマー」トテテ
がちゃ
球磨「おぉ、来たクマか、まぁとりあえず上がるクマ」
大井「失礼します」
木曾「邪魔するぞ…って、あれ? 球磨ねぇと多摩ねぇの部屋ってこんなに広かったか?」
球磨「あぁ、それならベッドを一つ処分したから、広く感じるのかもしれないクマ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514883927
大井「えっ、何で処分したんですか?」
球磨「寝る時に暖かいし、部屋も広くなって一石二鳥だから処分しちゃったクマ」
北上「ということは、球磨ねぇと多摩ねぇは一つのベッドで寝てるの?」
球磨「そうクマ」
大井「…!」
大井「た、確かに…それは素晴らしいアイデアですね球磨姉さん!」
大井「そ、そういえば、北上さん! 実は私も前々から部屋が少し狭いと感じていたんです…」
大井「だから、私たちも球磨姉さんたちと同じようにベッドを一つ処分しませんかっ!?」
北上「うーん、確かにいいかもね」
大井「は、はいっ…!」
木曾「…これは、明日から大井ねぇは寝不足と貧血に悩まされるな」ボソッ
大井「北上さんと、北上さんと同じベッド…♡」ニヤニヤ
木曾「って、そういえば多摩ねぇはどこにいるんだ?」
球磨「む…多摩、本当にそろそろ出るクマ! ご飯食べるクマよ」
多摩「うぅぅ…しょうがないにゃぁ」モゾモゾ
球磨「はぁ、やっと出てきたクマ」
大井「きゃあっ!?」メソラシ
木曾「お、おいっ! 多摩ねぇ、どうして真っ裸なんだよ!」
多摩「にゃ? 多摩は最近寝る時はいつも裸にゃ」
北上「あー、でも分かるかもなー。裸で寝ると、布団とお肌が直で触れ合ってさらさらしてて気持ちいーんだよねー」
大井「っ!」ブパッ
木曾「大井ねぇが鼻血噴き出したっ!? だ、大丈夫か、大井ねぇ!」ユサユサ
大井「は、裸で寝る北上さん…素晴らしいわ…」(恍惚)
北上「あれ、でも今、球磨ねぇと多摩ねぇは一緒のベッドで寝てるんだよね?」
球磨「そうクマよ、もちろんクマも裸で寝てるクマ」
北上「へぇー、暖かそうだねー」
多摩「球磨と一緒の布団はかなり暖かいにゃ、それこそ、毎日少し汗ばむくらいにゃ」
北上(裸で一緒に寝ているのは突っ込まないでいいよね)
球磨「ん、多摩、やっと起きてきたかクマ。それじゃ、みんな揃ったことだしご飯食べるクマ」
木曾「おい、誰か大井ねぇに輸血の準備をっ!」
大井「北上さん‥‥北上さん‥‥」ダラダラ
木曾「大井ねぇーっ!」
◆
~大井の血が止まった後~
木曾「この料理、球磨ねぇが作ったのか?」
球磨「そうクマ。妹達の為に腕を振るったクマ」ドヤ
多摩「球磨は意外に優秀なお姉ちゃんにゃ」
球磨「球磨は普段から優秀クマ」
北上「すごい美味しそうだね」
大井「球磨姉さん…料理教えてもらおうかしら」
球磨「それじゃ、改めて。あけましておめでとうクマ。今年もよろしくクマ」
多摩「よろしくにゃ」
北上「よろしくねぃ」
大井「よろしくおねがいします」
木曾「よろしくな」
球磨「それじゃ、みんな適当につまんでくれクマ。お酒も用意してるクマ」
大井「北上さん、お酒飲みますか?」
北上「ん、そうだね、せっかくだし飲もうかな」
大井「お注ぎします!」
北上「ありがとー大井っち」
大井「い、いえ、この位なら…///」(はぁ、北上さんにお酌を‥‥まるで、夫婦みたい…♡)
木曾「伊達巻き、かまぼこ、黒豆、くりきんとん、伊勢エビ、煮物…すごいなこれ。本当にプロだぞ」
球磨「お雑煮も作ったクマよ。鮭が入ってるクマ」
北上「おぉ、いい匂いだね、それじゃ、いただきます…」
北上「ふわぁ~、美味しいよ、球磨ねぇ」
球磨「当然クマ」
多摩「煮干しも美味しいにゃ」モグモグ
木曾「昼間から酒飲めるってのはいいな」グビグビ
北上「そだねー」グビグビ
球磨「木曾も北上もあんまり飲み過ぎたらダメクマよ」グビ
◆
~数分後~
球磨「ほれほれ、多摩、こっち来るクマ」
多摩「にゃぅぅ…///」スリスリ
球磨「多摩は可愛いクマね」ナデナデ
多摩「くまぁ~、くまぁ~…」スリスリ
木曾「なんだこの酒は…甘すぎる!」
北上「ちょっと木曾、それ、私のカクテルなんだけど」
木曾「あ、そうだったの、か…」(背後から不穏な空気が…)チラッ
大井「…木曾、何でそのカクテルが甘すぎるか教えてあげましょうか?」
木曾「な、なんでなんだ?」
大井「それはね…北上さんの飲みかけだからよっ!!」ビシッ
大井「木曾、私にも北上さんの間接キスの間接キスさせなさいっ!」ガシッ
木曾「お、落ち着け大井ねぇ!」
大井「許さない、許さないわよっ!」
木曾「そ、そうだっ! 北上ねぇ、俺、天龍からすごろく貰ったんだけど、せっかくだし皆でやらねぇか?」
北上「すごろく?」
木曾「そ、そうそう! 正月だし、正月っぽい遊びでもやろうぜ!」
北上「あー、いいかもねー。みんないい感じに酔っているから、楽しいかも。大井っちも一緒にやろ?」
大井「はいっ! もちろんですっ!」
木曾「ホッ…」(の、乗り切ったか…)
北上「球磨ねぇと、多摩ねぇも一緒にやるでしょ?」
多摩「球磨がやるならやるにゃ」
球磨「そうクマね、せっかくだしやるクマ」
◆
~すごろく準備した後~
木曾「よし、準備オッケーだな。そんじゃ、順番は球磨ねぇから時計回りで」
球磨「よし、行くクマ!」コロコロ
球磨「お、4クマか」
球磨「1,2,3,4…っと、マス目に何か書いてあるクマね。えっと、『次のターンまで、語尾に、にゃ、を付けるにゃしぃ!』クマか」
多摩「にゃ?」
球磨「こんな指令があるクマか、まぁ、この位なら余裕クマにゃ」
多摩「にゃぅ…多摩のアイデンティティが…」
球磨「次は多摩の番クマにゃ」
多摩「多摩の闘争本能に火が付くにゃ!」コロコロ
多摩「2…、あんまり進めないにゃ。1,2…多摩のマスにも何か書いてあるにゃ」
多摩「『ものまね…やって…』て書いてあるにゃ」
北上「多摩ねぇのものまねかー、面白そうかも」
大井「そうですね、興味あります」
多摩「ものまね…多摩、行くにゃ!」
多摩「北上がいないときの大井」
大井「えっ」
多摩『はぁ…北上さんがいないなんて、耐えられないわ…』
多摩『でも、北上さんがいないという事は、北上さんのパンツの味m』
大井「きゃぁぁぁっ!!?!? た、多摩姉さん止めてくださいっ!」
多摩「…にゃ?」
球磨「多摩、意外と器用クマにゃ。似てたクマにゃ」
多摩「そうにゃ? 結構自信あったにゃ」ドヤ
大井「き、きたたたた北上さんっ! あ、あれは多摩姉さんの冗談ですからねっ!」(切迫)
北上「う、うん」
大井「だ、大体、多摩姉さんはなんで私が北上さんのパンツの味見をしてたことを知っているんですかっ!」
木曾(大井ねぇ、焦りすぎてパンツの味見していたことカミングアウトしてるぞ…)
多摩「北上と大井の部屋の前を通った時に聞こえてきたにゃ」
大井「なっ…」(ま、まさか聞こえていたとは…)
大井「え、えっと…つ、次は北上さんの番ですよっ! さぁ、頑張って下さい!」
木曾「露骨に話をすり替えたな」ボソッ
北上「う、うん。よし、いくよ…えいっ!」コロコロ
北上「ん、5かー」
大井「さすが北上さんです!」
北上「えへへ、ありがと大井っち。それじゃ、1,2,3,4,5…何々、『深雪ちゃんと衝突しちゃったのです…一回休んでくださいなのです…』かぁ」
北上「うーん、まぁ、しょうがないよね」
北上「はい、次、大井っちの番ね」
大井「北上さん…わ、私に任せてください! いきます!」コロコロ
大井「ろ、6が出ました!」
北上「おめでとー大井っち」
大井「はい! 1,2,3,4,5,6…『幸運の女神のキスを感じちゃいました! 偶数が出たらそのマス分進めます! 奇数が出たら…そのマス分戻ってください』ですか」
木曾「おぉ、大井ねぇ、大チャンスだな」
大井「そうね…せっかくだし、もう一回…えいっ! ま、また6が出たわ!」
球磨「おぉ、大井、なかなか運がいいクマにゃ」
多摩「年の初めになかなか運がいいにゃ」
大井「そうですね、あ、15マスのすごろくだからゴールまであと3マスですね」
木曾「ん、これ、ゴールのマスに何か書いてあるぞ」
多摩「ホントにゃ」
北上「ホントだねー。なになに、『1位でゴールした人は、このゲームに参加した誰か一人に何でも命令が出来ます!』ってかいてあるね」
大井「!」ガタガタ
木曾「ほぅ…なかなか面白いじゃないか」
多摩「そうだにゃ…俄然やる気が出てきたにゃ」
球磨「やってやるぜクマにゃ! くぅーまーっ!」
大井(参加者の中から誰か一人に何でも命令…そして、今のところ私が圧倒的に有利…)
大井(い、行けるわ! 一位を取って、北上さんと…///)
木曾「よし、俺の番だな…いくぜ」コロコロ
木曾「げっ…1かぁ…」
木曾「なになに…『次の同人のネタにするから、参加者の内の誰か一人に壁ドンしてねー』だと…」
球磨「壁ドンクマかにゃ、木曾、さっさとやるクマにゃ」
多摩「木曾は誰にやるにゃ?」
木曾「お、おう」
木曾(参加者の誰か一人か…球磨ねぇは、後が怖いから無理、多摩ねぇに壁ドン…)
木曾(球磨ねぇに殺されるから無理だな。北上ねぇは…いわずもがな)
木曾(ということは、消去法で…)
木曾「じゃ、じゃあ大井ねぇに」
大井「わ、私っ!?」
木曾(大井ねぇは北上ねぇの事になるとおかしくなるけど、それ以外なら自分の事でも意外と冷めてるからな)
北上「大井っちー、モテモテだねー」
大井「わ、私は北上さん一筋です!」
大井「ちょっと木曾! なんで私なのよっ」ボソッ
木曾「なんでって、言われてもな…」ボソッ
大井「北上さんに勘違いされちゃったらどうするのよ!」ボソッ
大井「大体、あなたは前々から…」ウダウダ
木曾「あーもうっ!」カベドンッ
大井「きゃっ!?」
木曾「もう、さっさと終わらせて次行くぞ」キメガオ
多摩「にゃ、にゃ、イケメンにゃ…」
球磨「無自覚女たらしくそ野郎クマにゃ」
大井「…はぁ、ま、まぁ、少しドキドキしたわね。北上さんならこの100倍ドキドキしたけどね!」
球磨「よし、次は球磨クマね、それと語尾のにゃはこれで終わりクマ」
球磨「よし、行くクマ!」コロコロ
球磨「3クマか…そんなに進めないクマね」1,2,3…
球磨「えーと、『ビッグ7たるもの、強さだけでなく包容力が必要だ。そこでこのマスに止まったものには、参加者の内の誰か一人をなでなでする権利を与える!』クマか」
木曾「ん…これは長門秘書官か? てっきり駆逐艦のやつらが作ったものだと思っていたが違うのか?」
多摩「ぅにゃ、ここに『制作:駆逐艦一同、監修:長門』って書いてあるにゃ」
木曾「あー」
北上「なるほどねー」
大井「長門さん…趣味剥き出しですね…」
多摩「それで、球磨は誰をなでなでするにゃ…?」チラッ
球磨「それは勿論…多摩クマ!」ナデナデェ
多摩「ぅにゃぁ…」ホワーン
球磨「多摩は可愛いクマね」ナデナデ
木曾「予定調和だな」
北上「ほっこりするねー」
大井「そうですね」(球磨姉さんなら多摩姉さんになでなでする権利なんてなくても、いつもなでなでしているような気がしますけど…)
球磨「ふぅ、満足したクマ」
多摩「うにゃ…前髪がぐしゃぐしゃにゃ」
北上「…」(これ終わったら、ちょっかいかけに行こーっと)
球磨「それじゃ、次は多摩クマ」
多摩「よし、やるにゃ…にゃっ!」コロコロ
多摩「6出たにゃ! 1,2,3,4,5,6…ん、ミッションは『目立つために、一発芸してください! 頑張って下さい!』にゃ」
多摩「なんだか、多摩、こういうマスにばっかり当たっている気がするにゃ…」
北上「多摩ねぇ、どんまい…でも、頑張って」
多摩「にゃ…任せるにゃ!」
多摩「一発芸、ネコ」
多摩「にゃにゃにゃ~、にゃっ!? 球磨、そこは弱いにゃ…///」
多摩「お、終わりにゃ…///」
北上「え、え? ど、どーいうこと?」
大井「た、多摩姉さん…ネコだったんですね…///」
木曾「あ、あ~…」(ネコって確か、受け攻めの受けっていう意味だよな…? これ、一発芸か?)
球磨「普段の多摩クマ」
大井、木曾((今の発言はスルースルー))
北上「…?」
多摩「えぇっと、次は…北上は一回休みだから大井にゃ」
大井「北上さん、北上さんの分まで頑張りますね…!」
北上「うん、大井っちならこれでゴールできちゃうと思うよ、頑張って」
大井「は、はいっ!」
大井「3以上が出れば私の勝ち…精神を研ぎ澄ますのよ大井…」フゥー
大井「そして、北上さんと…///」ニヘラ
木曾(あっ、邪念が入った)
大井「ふぅ…せいっ!」コロコロ
木曾「あっ、2だな」
大井「なっ…」ガックシ
大井(で、でも、それでも、私が有利なのは変わらないわ! 次のターンには絶対ゴールできるんだから!)
大井「ま、まぁ、楽しみは後に取っておかないといけませんからね…1,2っと」
球磨「ラストのマスにも何か書いてあるクマ…なになに、『ぷっぷくぷ~、残念! スタートまで戻るぴょん!』って書いてあるクマね」
大井「」ピキッ
木曾「お、大井ねぇ、大丈夫か…?」
大井「」ニコッ
大井「何が大丈夫なのかしら、木曾?」
木曾「い、いや、そのマス…」
大井「あら、まぁ、ゲームならしょうがないわよ」
木曾「そ、そうか」ホッ
大井「…私、ちょっとお手洗いに行ってくるわね」
大井「姉さん達は私抜きで続けていてくださいね」ニコッ
大井「それでは、失礼します」ガラッ
木曾「…お、俺もトイレ行ってくる!」(大井ねぇを止めねぇと!)ガラッ
北上「…行っちゃったね」
多摩「よく分からないけど、3人じゃ続けられないにゃ」
球磨「そうクマね…あ、そういえば、小豆が余ってたから、お餅焼いてぜんざいでも食べるかクマ?」
北上「あ、私食べたい」
多摩「多摩も食べるにゃぁ」
球磨「よし、球磨に任せろクマ」
北上「ぜんざい楽しみだなぁ」
多摩「せっかくのお正月のんびりするにゃぁ」モゾモゾ
北上「あ、多摩ねぇ、テレビ見てもいい?」
多摩「にゃ、もちろんにゃ」
球磨「やっぱり、お正月はのんびり過ごすに限るクマ」ホッコリ
…………ぷ、ぷ、ぷっぷくぷ~~~っ!!!
おしり
大井……うーちゃん……お仕置き……
で、電球
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あぁ^〜