球磨「妹達と温泉に行くクマ」 (27)
球磨「おーい、準備できたクマ?」
多摩「寒いにゃぁ…行きたくないにゃ‥‥」ヌクヌク
球磨「おい多摩、そうやってこたつで丸くなってると本当に猫に見えるクマよ」
多摩「多摩は猫じゃないにゃ」
球磨「それなら早くこたつから出るクマ。せっかく提督が球磨型にって温泉の宿泊券くれたんだから、行かないのは無しクマ」
多摩「にゃ~…しょうがないにゃ」モゾモゾ
球磨「北上たちももう準備できたかクマね?」
こんこん
木曾「球磨ねぇ、多摩ねぇ、準備できたぞ」
多摩「木曾、今日はマントをしてないにゃ」
木曾「あぁ、別に私的な時間までマントをしてるわけじゃないからな」
球磨「木曾、北上たちは何をやってるクマ?」
木曾「俺はしらねぇな」
球磨「もう、集合時間になるのにあいつらは何やってるクマ」グイッ
木曾「お、俺に詰め寄られても…」
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球磨「しょうがない…二人の部屋に行くクマ。多摩、行くクマよ」
多摩「分かったにゃ」
~北上大井部屋~
こんこん
球磨「おーい、二人とも、何してるクマー?」ガチャ
大井「北上さん! こっちの服の方がいいんじゃないでしょうか!?」
大井「い、いや、こっちの服も捨てがたいわね…。でも、寒い地域に行くんだから、これじゃあ北上さんが風邪を引いてしまうかもしれないわ…」ブツブツ
大井「やはり、北上さんの可愛さ、おしとやかさ、かっこよさ、それに加えてでも、寒さを防ぐ機能性を重視するならば…」ブツブツ
北上「大井っちー、早くいかないと球磨ねぇ達が待ちくたびれちゃうよー」
大井「はっ! そ、そうでしたね」
球磨「おい! 2人とも、もう待ち合わせ時間は過ぎてるのにコントしてる場合じゃねークマ」
北上「あ、球磨ねぇ来てたの?」
球磨「球磨は悪魔じゃねークマ」
多摩「北上、大井、早くするにゃ」
大井「球磨姉さんに、多摩姉さんに木曾! すいません、北上さんがあまりにも魅力的すぎて少々遅れます」
木曾「いやいや、今更、遅れます宣言されてももう遅れてるんだけどな…」
大井「何か言った、木曾?」ギロッ
木曾「…何も言ってネーヨ」
多摩「木曾が金剛みたいな話し方になったにゃ」
球磨「とにかく、そろそろ出発しないとチェックインの時間に遅れるクマ。早くしろクマ」
北上「あ、ごめん。大井っち、私、大井っちが選んでくれたこの服で行くよ」
大井「は、はい!」
北上「…大井っちも早く準備した方がいいよ?」
大井「はっ! 北上さんの準備をするのに時間を使い過ぎて私はまだパジャマのままだったわ…!」
多摩「…とにかく、早くしてほしいにゃー」
◆
~準備が終わって車内~
木曾「…おい、なんで俺が真ん中なんだよ!」
球磨「運転中に北上と大井にいちゃいちゃされたんじゃ、運転に集中できないクマ」
球磨「だから、木曾を間にはさんだクマ」
木曾「…隣から、なんか呪詛の言葉が聞こえるんだが、気のせいだよな? この車、事故車じゃないよな?」
大井「北上さんの隣北上さんの隣…ユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイ」
多摩「全く…血の気が多い妹達で困るにゃー」
北上「球磨ねぇ、サングラス似合うねー」
球磨「そうかクマ? ま、当然クマ」
大井「ちょっと、木曾、その眼帯もう一個持ってないの? それが二つあればサングラス代わりにして、私も北上さんに…」グヘヘ
木曾「いや、持ってないし、そもそも眼帯二つとか絶対ダサいぞ…」
多摩「後ろでコントやってるにゃ…球磨、目的地まではどの位にゃ?」
球磨「そうクマね…5時間もあれば着くと思うクマ」
木曾「…5時間も、俺は北上ねぇと大井ねぇの間に挟まれてなきゃいけねーのか」
北上「木曾、私の隣は不満?」
大井「木曾! 北上さんの隣が不満とはなんという贅沢…今すぐその場所を交代しなさい!」ドタバタ
球磨「おい、運転中に暴れるなクマ!」
球磨「木曾を間にはさんだのは逆に失敗だったクマかね…」
◆
多摩「…うぅ、海とは揺れ方が違うから、ちょっと気分が悪くなっちゃいそうにゃ」
球磨「多摩、大丈夫クマ? そこに棒付きキャンデーあるから、食べるクマ」
多摩「ありがとにゃ」
木曾(なんとなくだけど棒付きキャンデーって言い方、お年寄りみたいだよな、キャンディだよな)
球磨「あ、多摩、球磨の口にも一つ放り込んでくれクマ」ウンテンチュウダカラクマネ
多摩「何味がいいにゃ?」
球磨「コーヒー味あるクマ?」
多摩「あるよ、はい、あーんするにゃ」
球磨「んあー」(前を見ながら)
多摩「はい、どうぞにゃ」ブッサシ
球磨「んぐっ…多摩、サンキュークマ」ペロペロ
木曾(北上ねぇと大井ねぇにイチャイチャするなって言ったくせに、自分たちはイチャイチャしてんじゃねーか)
多摩「北上達も食べるにゃ?」
北上「お、ありがと、貰うよー」
多摩「はいにゃ」テワタシ
北上「よっと。大井っちと木曾は何味がいい?」
大井「私は北上さんと同じ味で!」フンス
木曾「ん、俺は…マスカット」
北上「木曾はマスカットねー」ゴソゴソ
北上「ん、これマスカットね」
木曾「サンキュー」
北上「んで、大井っちは私と同じやつねー、私はいちご味だから…はい、いちご味」
大井「あ、ありがとうございます北上さん!」(い、いちご味…! 北上さん、チョイスが可愛すぎます!)
球磨「多摩、気分は大丈夫かクマ?」
多摩「大丈夫そうにゃ、ありがとうにゃー」
球磨「そうか、良かったクマ。三人もそろそろサービスエリアだけどトイレとか大丈夫かクマ?」
北上「んー、私は大丈夫そう」
大井「私も大丈夫ですね」
木曾「俺も、大丈夫だ」
球磨「じゃあ、次のサービスエリアはスルーするクマ。その次のサービスエリアに止まるクマ」
4人「「「「はーい」」」」
◆
北上「それにしても、提督も意外と粋なことするよねー、クリスマスプレゼントに球磨型で温泉に行ってきていいぞって宿泊券くれるなんて」
木曾「そうだな、アリだよな」
大井「そうですね。私、みんなと温泉旅行いけて嬉しいわ」(本当は北上さんと二人っきりのクリスマスを過ごしたかったけど…今回は温泉! つ、つまり、き、ききたかみさんのは、はははははは裸がっ!)
北上「温泉、どんなところなのかなー」
大井「楽しみですね!」
北上「木曾、大井っち、卓球台あったら勝負しようね」
木曾「ん、望むところだ」
大井「も、もちろんです!」(北上さんが私を遊びに誘ってくれた…!!)
北上「せっかくだし山手線ゲーム卓球ね」
球磨「妹達が楽しそうでお姉ちゃんは嬉しいクマ」(また停止か、車の流れが悪くなってきたクマね)
多摩「…球磨、多摩、コーヒー味の飴食べてみたいにゃ」
球磨「? 食べればいいんじゃないかクマ?」
多摩「さっき見たけど、もうなかったにゃ」
球磨「しょうがないクマ、球磨のをあげるクマ」(自分の口から飴を取って)
多摩「ありがとにゃー。それじゃあ、代わりに多摩のをあげるにゃ」
球磨「よし、やるクマ」(多摩の口に突っ込む)
多摩「にゃ…ぺろぺろ…コーヒー味、いけるにゃ」
球磨「そうだろクマ?」
木曾「大井ねぇ、球磨ねぇ達っていつもこんな感じなのか?」ボソッ
大井「えぇ、そうよ…あの二人は昔からあぁなのよ、なんというかおたがいそういうの気にしないのよ」ボソッ
大井「それに、今日あの二人の荷物が一つだったのを見たでしょ?」ボソッ
木曾「…そういえばそうだったな」ボソッ
大井「あれはね、あの二人は、下着も服も全部共用なのよ」ボソッ
木曾「し、下着もか…?」ボソッ
大井「そうよ…ちなみに私はこの前、二人がパンツ一枚の姿で抱き合って寝てるのを見たわ」ボソッ
木曾「えっ…そ、それって…」
大井「私も気になって勇気を出して聞いてみたら…」ボソッ
大井「パジャマを間違えて洗濯しちゃって、寒かったから一緒に寝たらしいのよ」ボソッ
木曾「そ、そうか…なんというか、すごいな…」ボソッ
大井「えぇ、羨ましい限りだわ」
木曾「えっ」
北上「平和だねぇ」ナゴミ
◆
~サービスエリア~
球磨「ふぅ…とりあえずちょっと休憩するクマ。外行くんだったら、30分くらいしたら、かえって来るクマ」
北上「…大井っちと多摩ねぇはお休みだねー」
多摩大井「…」zzz
木曾「多摩ねぇも大井ねぇも昨日出撃だったからな、疲れているんだろ」
北上「んー、寝てるの起こすのもあれだし、木曾、なんか買い行こうよ」
木曾「ん、いいぞ。球磨ねぇは?」
球磨「球磨はここにいるクマ。あっ、なんか買いに行くならついでにコーヒー頼むクマ」
木曾「ん、了解した」
北上「んじゃ、行こっか」ガタン
木曾「じゃ、行ってくるな、球磨ねぇ」
球磨「行ってこいクマ」
北上「ふぅ~、外の空気はいいねー」
木曾「そうだな。だいぶ田舎の方来たから、空気もきれいで景色がいいな」
北上「そだねー。ん、そういえば木曾…」ジロジロ
木曾「な、なんだよ」
北上「今日は随分可愛い手袋してるね」
木曾「ん、あ、あぁ、これか」
北上「木曾も意外と乙女チックなとこあるんだねぃ」
木曾「いや、これは違くてだな…北上ねぇ、まるゆって知ってるか?」
北上「まるゆって…最近来た、あのちっこいの?」
木曾「あぁ、そうだ。そんでな、俺、元々1人部屋だったからまるゆと2人部屋になっちゃってな」
北上「え、そうだったん?」
木曾「あぁ。そんでだな…まぁ、北上ねぇに言ってもしょうがないんだけど、まるゆのやつに懐かれちまってな…」
木曾「そんで、まぁ…クリスマスに姉妹で出かけるっつったら、これを貰ってよ」
木曾「ほんとはクリスマスの日にあげたかったらしいんだが…まぁ、せっかく貰ったんだし使ってるんだ」
北上(木曾、またたらし込んだんだねー)
北上「ふーん、ま、大事にしなね」
木曾「あぁ、分かってるよ」
北上「お、あそこにたい焼き屋さんあるよ」
木曾「おぉ、球磨ねぇと多摩ねぇが喜びそうだな」
北上「あれ、人数分かっていこっか」
木曾「そうだな」
◆
~ホテル到着~
球磨「ふぅー、疲れたクマ」ノビー
大井「お疲れ様です、球磨姉さん」(…何にもないところね、景色は綺麗だけど)
多摩「早く行くにゃ早く行くにゃ」
木曾「そうだな、チェックインの時間まで結構ギリギリだな」
北上「意外と道路込んでたからね」
球磨「よし、荷物も持ったし行くクマ」
球磨「えー、今日、5人で予約した球磨と申すものですが…」
受付「熊様ですね…あっ、球磨様ですね」
受付「では、ご案内いたしますね」
~ご案内を受けて、宿泊券で料金を払って部屋に到着~
従業員「お食事は、午後7時にこちらにお持ちするという事でよろしいですか?」
球磨「はい、ありがとうございます。それでよろしくお願いします」
多摩(球磨が礼儀正しいにゃ)
従業員「それでは、失礼いたします」スー
北上「おぉ、音もなく消えていった」
大井「す、すごいわね」
木曾「7時まで、あと1時間半くらいか」
球磨「温泉言ってもいいけど、微妙な時間クマね…」
大井「そうですね…こういう時は、テレビですかね、それともトランプでもします?」
北上「うーん、私はテレビでいいかなー、だらーっとしたいかも」
多摩「北上に同意にゃ。ご飯の時までまったりするにゃ」
木曾「ま、それもありだな」
◆
こんこん
北上「ん、来たみたいだねー」
球磨「どうぞクマー」
旅館の人「御食事の用意を…」
大井「はい、お願いします」
~食事の準備が終わって~
木曾「覚悟はしていたけど…やはりすごい量だな」
多摩「こんなに食べられるかにゃ…?」
大井「赤城さんとかがいてくれればそんな心配しなくてもいいんですけどね」
球磨「まぁ、美味しく食べられる範囲で食べればいいクマ」
北上「そうだねー、無理して詰め込む必要もないしね」
球磨「それじゃあ…いただきますクマ」
4人「「「「いただきまーす」」」」
北上「メインはすき焼きみたいだねー」
木曾「それに…珍しいな。白米と炊き込みがあるのか」
球磨「刺身クマ! 刺身があるクマー!」
多摩「茶わん蒸しもあるにゃ…早速食べるにゃ…って! あっついニャー!?」ビクッ
大井「た、多摩姉さんっ!? 大丈夫ですか?」
多摩「み、水、水くれにゃ!」
北上「これがほんとの猫舌だねー」
球磨「うまい事言ってる場合じゃねークマ! ほれ、多摩、水飲めクマ」
多摩「にゃにゃ…」ゴクリ
多摩「うぅ…熱かったにゃ…」
球磨「多摩、ちょっと見せてみるクマ」
多摩「あぅ…分かったにゃ」ベローン
球磨「んー…良かった、特に火傷とかはしてないみたいクマ」
多摩「にゃ…大丈夫そうにゃ、球磨、ありがとうにゃー」
木曾「ふぅ、火傷してなくてよかったぜ」(それにしても、球磨ねぇと多摩ねぇは本当に距離が近いな)
多摩「みんなごめんにゃー。気を取り直して食事を再開するにゃ」
北上「そだねー」
大井「そうですね」
木曾「お、そうこうしてるうちにすき焼きが煮立ってきたみたいだな」
大井「そうね…ん、お肉が柔らかくて美味しいわね」モグモグ
北上「ホントだねー」
◆
球磨「ふぅー、食った食ったクマ」
木曾「ちょっと食い過ぎたな…」
大井「そうね…まぁ、美味しかったから」
北上「あぁーもうこのまま寝たいなー」
球磨「北上、寝る前にお風呂行くクマよ、というよりも、温泉旅館なんだから温泉に入るのは当たり前クマ」
北上「んー、木曾ーおぶってー」ダキッ
木曾「お、おい、北上ねぇ!」
大井「き、北上さん! 木曾なんかよりも私の背中にっ!」
北上「んー、木曾の方が背中大きいからねー。それに大井っち華奢だからあんまり負担かけたくないんだよ」
大井「き、北上さん…♡」
大井「分かりました…木曾、ちゃんと北上さんを運ぶのよ!」
木曾「俺の意見は無視か…まぁ、いいけど。ほら、北上ねぇ乗りな」
北上「うん、ありがと」
木曾「よしっと…ん?」オブリ
木曾「…北上ねぇ、普段ちゃんとご飯食ってるか?」
北上「ん? 食べてるよ」
木曾「そ、そうか、それならいいんだけどよ」(か、軽すぎないか?)
多摩「ふにゃぁ~…」ムニャムニャ
球磨「多摩、多摩も寝る前にお風呂行くクマよ」
多摩「んぅぅ…分かったにゃ…」
◆
~温泉~
木曾「おぉ、でかいな…」
球磨「そうクマね」
多摩「広いにゃー」
北上「そんじゃ、まずは身体を洗わないとねー」
大井「き、きたた、北上さん! わ、私が背中をお流しします!」
北上「ん、ありがとー大井っち」
大井「あ、ありがとうございます!」(き、来たわ、この旅行のメインイベントっ!)
大井「えっと、まずは髪の毛を洗いますね…」(北上さんの綺麗な髪を傷つけないように細心の注意を払いつつも…北上さんの頭皮をしっかり揉みこんで日々の疲れを癒すわ!)
大井「じゃあ洗いますね…」ワシャワシャ
大井「力加減大丈夫ですか?」
北上「うん、きもちーよー」
大井「はい、私も気持ちいいです!」
北上「え、うん」
大井(名残惜しいけど、あまり長く洗っていて北上さんの体が冷えたら大変だわ…)
大井「北上さん、流しますね」
北上「うん、お願い」
大井「行きますね…」バシャバシャ
大井「最後にトリートメントとコンディショナーをすれば…」
北髪「つるっつるのさらっさらー」
北上「おぉ、さすが大井っちだねー、髪がつやつやだよ」
大井「北上さんの髪、本当に綺麗です…」ウットリ
北上「大井っちの髪も洗ってあげるよー」
大井「い、いいんですか?」
北上「うん、このスーパー北上様に任せてよ」
大井「そ、それならお願いします…///」
木曾(大井ねぇが女の顔してるな…)
球磨「よし、洗い終わったクマ」
多摩「多摩も洗い終わったにゃー」
球磨「早速、露天行っちゃうクマ?」
多摩「露天、いっくにゃー!」
扉開き…
多摩「さ、寒いにゃー」ブルブル
球磨「は、早く、入るクマ!」ブルブル
ざぶーん!
多摩「ふにゃぁぁ…あったかいにゃぁ…」
球磨「極楽クマ~」
多摩「ふにゃ? 球磨、雪が降ってきたにゃ」
球磨「お、本当クマね。道理で寒いはずクマ」
多摩「でも、風流な感じにゃ」
球磨「多摩と、みんなと来れてよかったクマ」
多摩「多摩も、球磨達と来れて楽しいにゃ」
木曾(露天来たら、長女と次女が熟年夫婦みたいな会話をしてる…)
球磨「んん…」
多摩「球磨、どうしたにゃ?」
球磨「んぅー、長時間運転したから、ちょっと肩が腰が…」クマー
多摩「それなら、多摩に任せるにゃ」
多摩「マッサージをするからサウナに移るにゃー」
球磨「それはありがたいクマ」
木曾「俺もちょっと、汗をかきに行くかな」
◆
~サウナ~
球磨「ん、北上と大井もサウナにいたクマか」
北上「うん、なんかここのサウナはアロマを使っているらしいんだよね」
多摩「確かにいい匂いがするにゃ」
大井(北上さんとの二人だけタイムだったのに…)
北上「お、木曾も来たの?」
木曾「あぁ、せっかくだし、ちょっとな…って、いい匂いだな」
北上「サウナ、球磨型で貸し切りだね」
球磨「というより、温泉にも誰もいなかったクマ」
大井「まぁ、自由に使えるんですし良かったんじゃないですか?」
木曾「そうだな」
多摩「あ、球磨、さっそくマッサージやるにゃ」
多摩「そこに座るにゃ」
球磨「頼むクマ」
もみもみ
多摩「気持ちいいかにゃ?」
球磨「気持ちいーくま~」クマァ~
多摩「にゃっ、にゃっ…」モミモミ
球磨「…クマ?」
多摩「どうしたにゃ?」
球磨「多摩、ちょっとおっぱい大きくなったんじゃないかクマ?」
多摩「え、そうかにゃ?」
球磨「マッサージ中にちょくちょく当たるおっぱいの感触が気持ちいーからもっと当てるクマ」
木曾「えっ」(な、なんだそれ…てっきり球磨ねぇは胸の感触が不愉快っていうのかと思ったら…)
多摩「おっぱい当てるにゃ? えーと、こうかにゃ?」ムニュッ
球磨「おぉ、そうクマ。はぁ~、気持ちいいクマ」
大井「…!」
大井「き、北上さん! じ、実は私、昨日の出撃で全身が凝り固まっていて…」(く、球磨姉さんと多摩姉さんのマッサージを参考にして…)
大井「で、できれば、多摩姉さんみたいなマッサージを…///」モジモジ
北上「どう木曾? このスーパー北上様のマッサージは」
木曾「あぁ、北上ねぇ、うまいな」
北上「ん、大井っちなんか言った?」
大井「い、いえ、何でもありません…」シュン
球磨「大井、球磨がやってやろうかクマ?」
大井「…いえ、遠慮しておきます」
◆
~部屋に戻って~
球磨「よし…」
球磨「飲むクマ!」デデーン
木曾「えっ」
北上「おぉ、いいねー。なんか今日は飲みたい気分だよ」
大井「北上さんが飲むなら私はお付き合いします!」
多摩「たまには、のみたいにゃ…別に多摩とたまにはをかけたわけではないにゃ」
木曾「ね、姉さんたち、飲むのか?」
球磨「もちろんクマ。木曾も飲むクマ?」
木曾(…姉さんたち酒癖悪いんだよなぁ)
木曾(外泊で逃げ場もないし、しらふで姉さんたちに付き合うのは無理だな…)
木曾「あぁ、俺も付き合うよ」
~1時間後~
球磨「やっぱ酒はうめークマ!」
球磨「鮭もうめーけど酒もうめークマ!」グビグビ
多摩「球磨、球磨ぁ~」スリスリ
球磨「おい、多摩、暑いクマよ」
多摩「にゃぁ~」スリスリ
球磨「まぁいいクマ」
木曾「大井ねぇ、北上ねぇ、二人ともやっぱり可愛いな」キリッ
北上「木曾、私たち口説いてるのー?」
大井「ちょっと木曾! 口説くんならもっと情熱的に口説きなさいよ!」
木曾「そうか? ならっ…」ドン
木曾「こうか?」
大井「…なかなかいいじゃない」
北上「はあ~、二人見てたらなんか暑くなってきたよ」ヌギヌギ
大井「き、北上さん…///そんな格好してたら私まで暑くなってきちゃいますよ」ヌギヌギ
球磨「はぁー、多摩がくっついてるから球磨も暑くなってきたクマ」ヌギヌギ
球磨「おい多摩、くっつくんなら多摩も脱げクマ」
多摩「分かったにゃー」ヌギヌギ
木曾「…俺も脱ぐか」ヌギヌギ
翌日5人は見事に風邪を引いてましたとさ
おしり
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