高森藍子「冬も近付いて来ましたね」橘ありす「夜は肌寒いくらいです」 (12)

かなり短め
オチなしヤマなし
若干のキャラ崩壊あり

ゆるふわ3人娘シリーズ16作目です

1作目
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477673863/)

前作
佐久間まゆ「真っ赤な絆」高森藍子「アンリミテッド……」
佐久間まゆ「真っ赤な絆」高森藍子「アンリミテッド……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496822345/)


ふと思いついたので。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509280657

佐久間まゆ「事務所でも風邪気味の人もいますから、気をつけないといけませんね」

ありす「体調管理はプロとして基本ですから」

まゆ「はい、言い返す言葉もありません……大変深く反省してます……」※過去作参照(ダイマ)

ありす「あ、いえ!そういうつもりじゃ」

藍子「もう、まゆちゃんありすちゃんをいじめちゃダメですよ?」

まゆ「はぁい」

藍子「でもこの肌寒さが続くともうすぐ"あれ"の季節だなぁって気分になりますね」

まゆ「はい、あれですねぇ」

ありす「あれ、今年も出すんですか?」

藍子「プロデューサーさんもちひろさんも出したがるでしょうし……」

まゆ「あれがでると……人のことは言えませんけど、事務所にダメ人間が増えますねぇ……」

ありす「だ、ダメ人間……確かに否定できませんけど……」

速水奏「3人ともなんの話してるの?」

藍子「奏ちゃん、寒くなってきましたねって話をしてたんですよ」

まゆ「それで、そろそろあれを出すのかなって」

奏「あれ……?」

ありす「奏さんは初体験でしたか」

藍子「あ、それじゃあ今から取りに行きますか?ちひろさんもいますし」

まゆ「そうですねぇ、一人だと運ぶの大変ですから人手がいるうちに出してしまうのもいいですね」

奏「いや、あれって何よ」

ありす「あれはあれですよ」

藍子「あれですね」

まゆ「あれですよぉ」

奏「だからなによ」

--------------------

藍子「ちひろさん、ちょっといいですか?」

千川ちひろ「あら、4人も一緒にどうしたんですか?」

まゆ「倉庫にあれを取りに行きたくて鍵をお借りしたいんですけど」

ちひろ「あれですか?まだ少し早くありませんか……?」

ありす「やっぱり早いですか」

奏(早い……?)

ちひろ「んー私はいいんですけどプロデューサーさんがなんて言うか……」

まゆ「それなら大丈夫ですよぉ」

ありす「連絡済みですか?」

まゆ「いえ、Pさんはあれに弱いですから絶対に大丈夫です。まゆが保証します」

奏(プロデューサーが弱い……?)

ちひろ「んー……そうですね、いいですよ。ただし運ぶ時に怪我しないようにしてくださいね?」

藍子「はい!」

ちひろ「はい、じゃあこれが鍵ですから終わったら返しにきてください」

ありす「わかりました」

奏(さっぱりわからないわ……)

--------------------

倉庫


まゆ「相変わらず埃っぽいですねぇ」

藍子「響子ちゃんが知ったら……」

奏「すごいことになりそうね」

まゆ「知らせるのは年末にしましょうか」

藍子「それがよさそうですね」

ありす「あ、ありましたよ」

藍子「4人いれば一度に運べそうですね」


奏「これって……」

ありす「これこそ人類の叡智の結晶ですね」

藍子「日本人が生み出した神器の1つ……」

まゆ「一度手にしたら二度と離れることはできない魔の道具でもあります……」



奏「ただのコタツじゃない」



藍子「もー奏ちゃんもノッてくださいよぉ」

まゆ「アイドルたるものアドリブ力は大切ですよぉ?」

奏「ここで求められても困るわね……」

ありす「コードとかの備品類もバッチリあります。すぐにでも使えますね」

藍子「それじゃあ手分けして持っていきましょうか」

--------------------


事務所

塩見周子「ようやく来たね、待ちくたびれたよ」

奏「あなたなにやってるのよ」

周子「風の噂でコタツ出すって聞いたからね、こうやって待機してた」

奏「ただ待ってるだけじゃないの」

周子「甘いね奏ちゃん、チョコ八つ橋くらい甘いよ」

ありす「とてつもなく甘そうですねそれ」

周子「まだ冬とは言いがたいこの季節、今コタツなんか入ったら暑くてたまらないでしょ」

奏「まぁ……そうね」

周子「だからあたしはアイスを買ってきておいたんよ」

奏「あなたそんなことのために頑張るなんてバカなの」

周子「用意周到といって欲しいなー」

ありす「コタツで暑くなるからアイスって本末転倒じゃないですか」

周子「いちごアイスもあるよ」

ありす「実に論理的な主張です。さすが周子さんですね」

奏(最近ありすちゃんが周子やフレちゃんに似てきてる気がするわね……)

藍子「よし、設置完了ですっ」

まゆ「とりあえず動かしてみますか?」

周子「奏ちゃん、冷凍庫からアイス持ってきて」

奏「私はパシリじゃないわよ」


--------------------


周子「暑い」

藍子「まだ冬ではないですからね……」

ありす「確かにまだ早かったですね……」

奏「電源切ったらどう?」

まゆ「電源切ったコタツって、無性に寒く感じません?」

周子「あーわかる、外気と変わらないはずなのに妙にひんやりするんよね」

奏「つまり消したくないのね……」

藍子「そうは言いつつ奏ちゃんだって入ってるじゃないですか」

奏「……仕方ないじゃない」

周子「流石の奏ちゃんもコタツの魔翌力には勝てなかったね」

まゆ「……でも少しあっついです」

--------------------



数日後


奏「……こたつ、大きくなってない?」

藍子「プロデューサーさんとちひろさんが新しく買ったらしいですよ?」

奏「昔のやつはどうしたの?」

ありす「あそこです」



ちひろ「はぁ~コタツで事務仕事できるなんて至高だと思いませんか~プロデューサーさん~」



奏「あんなちひろさん初めて見たわ」

ありす「冬はあんな感じですよ」

藍子「お仕事はいつもより効率上がってるらしいです」

奏「コタツパワー侮れないわね……」

ありす「あともう1つ利点があるんですよ?」




まゆ「志希ちゃん、レッスン行きますよ?」

一ノ瀬志希「今日は志希ちゃんはここから動きません~」

まゆ「ダメです。行きますよ」

志希「ああぁぁぁ……」



ありす「あの通り、基本的に志希さんはコタツの中にいるので失踪を防ぐことができます」

藍子「むかしコタツの中で寝ているのに気がつかなくてちひろさん達も帰っちゃったことありましたね」

奏「……それ大丈夫なの?」

ありす「まぁ志希さんですから」

奏「……それもそうね」

藍子「あ、私そろそろ行かないと……あぁコタツから出たくないです……」

ありす「頑張ってください。私は今日は何もないのでここで過ごします」

藍子「うぅ~羨ましい……」

ありす「お仕事終わったらここにゲームもお菓子も用意してありますから」

奏(あのありすちゃんがここまで……)

藍子「……飲み物は?」

ありす「あっ……」

藍子「……」

ありす「……取ってきてくれませんか?」

藍子「自分で行こうね?」

ありす「はい」



周子「はぁ……落ち着く……コタツは平和の象徴やね……」

ちひろ「周子ちゃん、もう出たくないのでこの書類私の机に置いてきてくれませんか?」

周子「いやどす」

奏(なんでそんな言い方)

ちひろ「そんなぁ……」


おそらく16作目です

速報は久しぶりでした。
家でコタツを出したのでふと思いついて書いた次第です。今回でなかった子含めてまたコタツの話は書きたいですね。冬なのにコタツで怪談する小梅ちゃんとか。

では、読んでくださった方に百万の感謝を。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom