【エロマンガ先生】紗霧「エルフちゃんにハメられた」 (11)

紗霧の部屋


紗霧「お泊まり会楽しかったね!エルフちゃん!」

エルフ「……………」

紗霧「エルフちゃん……?」

エルフ「……よくそんな呑気にしてられるわね…」

エルフ「……昨日…私にあんな事しておいて!」キッ

紗霧「………………」

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エルフ「私は…エロマンガ先生とあんな事するつもりは無かったのに……」グスッ

紗霧「………アレはラノベの挿し絵の為の勉強だよ」

エルフ「それにしてはやりすぎよ!」バンッ

紗霧「"昨日私達は何も無かった。ただ二人で楽しくラノベ合宿をしました"それでいいでしょ?」

紗霧「お互い昨日の事は忘れてこれからも今まで通りに……」

エルフ「………ふざけないで!」ダンッ

紗霧「ふぇ!?」ビクッ

紗霧「い、いきなり大声出さないでよエルフちゃん…びっくりするよ……」

エルフ「………あんな事したらどうなるかあなたもわかってるでしょ!?専門分野ですもんね?」

紗霧「………自分だってノリノリだったくせに…」ボソッ

エルフ「聞こえないわ!はっきり言いなさいよ!」

紗霧「………エロい格好して誘ってきたのはエルフちゃんの方でしょ?」

エルフ「あなたがさせたんでしょ!」

紗霧「………気持ち良さそうにしてたくせに……」ボソボソ

エルフ「………とにかく"もしも"があった場合は」

エルフ「ちゃんと責任とってね?」ニコッ

紗霧「!?」

紗霧「………え?………え?」

エルフ「え?じゃないわよ!あなたもそれなりの覚悟があってやったんでしょ!」

紗霧「で、でも……ちゃんとつけたし…」オロオロ

エルフ「………この世に100%なんてものは無いの」

紗霧「………うぇー…エルフちゃんって重っ」ボソボソ

エルフ「何か言った?聞こえないわ!」

紗霧「………………」

紗霧「………もしもの場合は……」

紗霧「………ほら、ね?色々方法があるよ」

紗霧「……例えば………エルフちゃんお金持ちだし……」

エルフ「…………は?」

エルフ「………あなた……それ、本気で言ってるの!?」

紗霧「……………」

紗霧「………あー、成る程…わかったよ」スッ

エルフ「?」

紗霧「…………………」スタスタスタ

ガラッ

紗霧「……………はい…」ポンッ

エルフ「な、何よこれ!?」

紗霧「10万あるよ、これで足りる?」

エルフ「…………な……」

紗霧「"もしも"の時には使ってよ山田エルフセンセ?」

紗霧「……これでいいでしょ?」

エルフ「………あなた最低ね……」スッ

エルフ「……もう顔も見たくないわ!さようなら!」グスッ

ガラッ

バタン

紗霧「………………」

マサムネ『紗霧ー?』コンコン

紗霧「………なに、兄さん?」

マサムネ『今、エルフが泣いて出てったみたいだけど…お前らケンカでもしたのか?』

紗霧「………そんな恥ずかしい名前の人知らない」

マサムネ『?』

紗霧「…………………」

数日後

紗霧の部屋

エルフ「……………」

紗霧「………まさかエルフちゃんから連絡がくるなんてね?」

紗霧「……私の顔なんてもう見たく無いんじゃ無かったの?」

エルフ「…………………」

紗霧「………また…欲しくなったの?」ニヤッ

エルフ「…………………」

エルフ「………こないの……」

紗霧「………ふぇ?」

エルフ「……言ってる意味……わかるわよね?」

紗霧「……え?え?」

エルフ「……責任…とりなさいよ!」

紗霧「………な!?」

紗霧「う、嘘だよね……?も、もう…冗談なんてエルフちゃんも人が悪いなぁ」

エルフ「嘘じゃないわ」

紗霧「………勘違いとかじゃあ……」

エルフ「違うわ!」バンッ

紗霧「ひぇっ」ビクッ

エルフ「さぁ、紗霧…責任を…」

紗霧「………本気に相手は私なのかな?」ボソッ

エルフ「!?」

紗霧「………本当は私じゃなくて他の…」

エルフ「ふざけるのもいい加減にして!」

紗霧「ひっ……」ビクッ

エルフ「私、後にも先にもあんな事したのはあなただけよ紗霧!」

エルフ「なんならDNA鑑定してもいいわよ!」

紗霧「お、落ち着いてよエルフちゃん…」

エルフ「落ち着いていられる訳がないわよ!」

紗霧「………で、でも…私達まだ子供だし……」

エルフ「………その覚悟があってあなたもあんな事したのよね?」

エルフ「………まさか…今更アソビでしたなんて言わないわよね?」ギロッ

紗霧「…………」

エルフ「さぁ、責任をとって……」

エルフ「私を幸せにしなさい紗霧♪」ニコッ

紗霧「……………」

それから私達二人は結婚できる年齢までエルフちゃんの島に住むことにした

私も最初はあの日の過ちをすごく後悔した……でも………

エルフ「紗霧、あ~ん♪」

紗霧「あ~ん♪」パクッ

エルフ「ふふっ、美味しい?」

紗霧「うん♪エルフちゃんから食べさせてもらうものなら何でも美味しいよ♪」

エルフ「紗霧ったら…////」ポッ

紗霧(可愛い)キュンッ

エルフちゃんと過ごしている内にそんな後悔も消えた……むしろ良かったと思っている

紗霧(この笑顔……私はずっと守っていこう)グッ

エルフ「どうしたのよ紗霧?」

紗霧「………何でもないよ…」ニコッ

エルフ「?」


ちなみに子供は3人産まれた

三年後

オメデトー

マサムネ「結婚おめでとう!紗霧!」

本屋「おめでとう!」

めぐみん「おめでとう!紗霧ちゃん!」

紗霧「ありがとう!みんな!」

エルフ「……私、幸せよ紗霧……」

紗霧「……まだこれからだよエルフちゃん」

エルフ「………え?」

紗霧「………これから……もっと幸せになっていこうよ!………エミリー!」キリッ

エルフ「……紗霧!」ダキッ

紗霧「エミリー!」ギュッ

エルフ(ふふふ、まんまとかかったわね紗霧……)

エルフ(あの日……事前にあれに穴をあけておいて良かったわ……)ニヤッ

エルフ(それにしても……まさか一発でなんて……)

エルフ(ハメたつもりがハメられたわね紗霧?)

紗霧「エミリー?」

エルフ「………なんでもないわ……」

エルフ「………私、幸せよ?」

…………………

…………

……

エルフの家

エルフ「次回のラノベはこんな感じでどうかしら?」

アルミ「ファンタジーはどこいった?」

エルフ「たまには違う方向にファンタジーで……」

アルミ「却下かな」



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