千代（凄い名前・・・一体どんな人なんだろう・・・）

野崎「何でもこれまでにない可愛い女の子がご所望だそうで・・・」

野崎「で、その小説家さんが担当さんに相談し、その人が剣さんに相談し、俺に回ってきたという訳だ」

千代「巡り巡ってきたね・・・」

野崎「剣さんは言った「夢野先生なら、色んな女の子の知り合いとかいますよね？」と」

野崎「俺はそれに応えなければならない・・・」

千代「野崎くん・・・」

野崎「だから佐倉、俺と一緒に来てくれないか？」

千代「え、私！？」

野崎「ああ、これはお前にしか頼めない事なんだ・・・」

千代（野崎君、そんなに私の事を・・・）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

野崎「本当は御子柴を連れて行こうと思ったんだが・・・その日は用事があると断られてしまってな」

千代「」

ギャルゲーですね、分かります
期待

～そして当日～

千代（でもこれって野崎君と２りでお出かけってことじゃない！）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

千代（みこりんの代わりってのがアレだけど・・・）

野崎「どうした？」

千代「な、何でもないよ！」

野崎「お、着いたぞ、ここがエロマンガ先生の自宅兼仕事場だ」

２り…
貴様ブロンティストか

千代「ここが・・・意外と普通の家なんだね」

野崎「ああ、じゃあ早速・・・」ﾎﾟﾁ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

野崎「ん？あれは・・・」

ｶﾞﾁｬ

マサムネ「どちら様ですか？」

千代（この人がエロマンガ先生？けっこう普通の人だなぁ・・・）

千代「あ、あの私達宮前さんの紹介で・・・」

マサムネ「宮前さん？ああ、神楽坂さんの知り合いの・・・という事は、あなたが夢野咲子先生ですか」

千代「あ、いえ私じゃなくてこっち・・・」

ｼｰﾝ･･･

千代「って野崎君いなくなってるし！」

～そのころの野崎君～

野崎「この隣の洋館・・・背景に使えそうだな、後で堀先輩に写真見せよう」ﾊﾟｼｬ



エルフ（何か目つきの悪い男が家の前に・・・まさか兄貴の差し金！？）ﾋﾞｸﾋﾞｸ

マサムネ「さぁ、どうそお入り下さい夢野先生」

千代「いや、だから私は・・・」

マサムネ「まさか本当にこんな可愛い女の子だったとは・・・エロマンガ先生も大喜びだな」

千代「え？あなたがエロマンガ先生じゃないんですか？」

マサムネ「ええ、エロマンガ先生は俺の・・・家族です」

千代「そうだったんですか・・・」

マサムネ「ええ、今日夢野先生が来るという話をしたら『あの「恋しよっ！」の夢野先生！？あんな可愛い絵が描けるならきっと可愛い女の子なんだろうな～ぐへへへへへへ♪』って言ってましたよ」

千代「・・・・・」

マサムネ「じゃあちょっと呼んできますんで待っててください」

千代「はぁ・・・」







千代「何か会うのがすごく怖いんだけど・・・野崎君どこ行っちゃったの・・・」

～エロマンガ先生の部屋前～

ｺﾝｺﾝ

マサムネ「紗霧～夢野先生が来てくれたぞ～」

ｶﾞﾁｬ

紗霧「本当？」ﾁﾗ

マサムネ「ああ」

紗霧「どんな人？」

マサムネ「ああ、可愛い女の子だったぞ、高校生にしては小さいが、大きなリボンをつけていたな」

紗霧「ほうほう・・・」

マサムネ「どうだ？」

紗霧「すぐに連れてきて」

マサムネ「お、おう・・・」

～リビング～

マサムネ「お待たせしました」

千代「いえいえ、エロマンガ先生は？」

マサムネ「部屋まですぐ来て欲しいと・・・」

千代「ここじゃ駄目なんですか？」

マサムネ「まぁ・・・色々事情がありまして・・・」

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

マサムネ「早く連れてこい？あの・・・お手数ですがお願いします」

千代「はぁ・・・」

千代「わかりました、行きます！」

マサムネ「ありがとうございます！」

千代（もしここでエロマンガ先生の機嫌を損ねたら野崎君に迷惑がかかっちゃうからね！）

マサムネ「部屋は２階正面です」

千代「わかりました」

～開かずの間前～

千代「ここかな・・・」

ｺﾝｺﾝ

千代「すみませーん、エロマンガ先生いますかー？」


エロマンガ先生『・・・入って」

千代「あ、はい、じゃあ失礼しまーす」ｶﾞﾁｬ

千代「わぁ・・・結構女の子っぽい部屋・・・ん？」

エロマンガ先生「・・・・・」

千代（何かお面被った変な人がいる！）






エロマンガ先生「うへへへへ・・・待ってたよ、夢野センセー♪」

千代「あ、あの・・・実は私・・・」

エロマンガ先生「まぁまぁ、固い挨拶は抜きにして・・・」

エロマンガ先生「俺様こそ知る人ぞ知るイラストレーター！エロマンガ先生だ！よろしくな！」

千代「よ、よろしくお願いします・・・」

エロマンガ先生「じゃあ早速だけど・・・パンツ目せてもらおうか！」

千代「」

すみません訂正します

千代「あ、あの・・・実は私・・・」

エロマンガ先生「まぁまぁ、固い挨拶は抜きにして・・・」

エロマンガ先生「俺様こそ知る人ぞ知るイラストレーター！エロマンガ先生だ！よろしくな！」

千代「よ、よろしくお願いします・・・」

エロマンガ先生「じゃあ早速だけど・・・パンツ見せてもらおうか！」

千代「」

エロマンガ先生は読んでないが期待

千代「ななな・・・なんでそんな事を・・・」

エロマンガ先生「え？俺様にパンツを見せる為に来たんじゃないの？」

千代「そんなの聞いてないよ！」

エロマンガ先生「俺の絵のモデルになる＝パンツを見せるって事なんだよ」

千代「何その法則・・・」

エロマンガ先生「いいから観念しろー！！！」ｶﾞﾊﾞッ

千代「きゃっ！」ﾊﾞﾀッ

エロマンガ先生「うへへへ・・・」

千代「ちょ・・・スカートの中に顔突っ込まないでええええええ！！！」

エロマンガ先生「ほほう・・・リボンと同じ柄のパンツか・・・」

ｷｬｰﾔﾒﾃｰ　ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ　ｵﾄﾅｼｸｼﾛｰ　ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

マサムネ「盛り上がってんなー・・・」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

マサムネ「あれ、またお客さんか？」






野崎「しまった・・・洋館に見とれてて時間が・・・」

野崎「しかしこれで肝試しで廃墟に行くマミコと鈴木の話が作れそうだな」

ｶﾞﾁｬ

マサムネ「どちら様ですか？」

野崎「あ、自分宮前さんの紹介で来た夢野咲子ですが・・・」

マサムネ「え・・・あなたが夢野先生！？」

野崎「はい」

マサムネ（まさかこんないかつい男だったとは・・・）

マサムネ「じゃあさっきの女の子は・・・」

野崎「佐倉ですか？彼女は俺のアシスタントですよ」

マサムネ「え、じゃあ・・・」

マサムネ「紗霧いいいいいいい！！！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

野崎「？」

～エロマンガ先生の部屋～

ﾊﾞｧﾝ!

マサムネ「紗霧っ！」

エロマンガ先生「～♪」ｶｷｶｷ

千代（半裸・ノーパン）「・・・///」

マサムネ「」

なんてノーパンだって判るんですかねぇ…？

マサムネ「紗霧、これは・・・」

エロマンガ先生「あ・・・」ﾎﾟﾛ

紗霧「に、兄さん・・・」

野崎「・・・佐倉？」ﾁﾗ

千代「の、野崎くん///」

野崎「・・・・・」ｼﾞｰ

千代（の、野崎君が見てる///）

野崎「・・・和泉先生、エロマンガ先生は仕事中だから、外へ出ましょう」

マサムネ「え？」

野崎「それじゃ、頑張れよ佐倉」

ﾊﾞﾀﾝ

千代「の、野崎君！？」

紗霧「・・・・・」

～ドアの外～

マサムネ「いいんですか？」

野崎「ええ、エロマンガ先生のあの目、あれは趣味を心から楽しんでいる目です」

野崎「邪魔はできませんよ、同じ絵描きとして」

マサムネ「夢野先生・・・ってかさっき俺の事・・・」

野崎「聞いてますよ、神楽坂さんから」

野崎「兄妹で１つの作品を作る・・・素晴らしいじゃないですか」

マサムネ「あ、ありがとうございます・・・」

～エロマンガ先生の部屋～

紗霧「・・・・・」

千代「・・・・・」

紗霧「え、えっと・・・ゴメンね、つい興奮しちゃって・・・」

千代「あ、うん・・・もう大丈夫だよ」

紗霧「そっか・・・良かった」

紗霧「お詫びにいい物見せてあげる」ｽッ

千代「わぁ・・・可愛い女の子のイラストが沢山・・・」

紗霧「わかる？」

千代「うん、私美術部だから・・・この色合いとかいいね」

紗霧（美術部・・・学校・・・か）

千代（でもほとんどの女の子パンツ見えてるなぁ・・・）

～リビング～

野崎「そうですか・・・ご家族が・・・大変ですね」

マサムネ「いえいえ、夢野先生こそ個性的なアシスタントさんばかりで・・・」

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

マサムネ「お、すぐ来てくれか、行きましょう」

野崎「はい」

～エロマンガ先生の部屋～

ｶﾞﾁｬ

マサムネ「終わったのか？」

紗霧「うん」

千代「あ、野崎君！紗霧ちゃん中学生なのに絵凄く上手いんだよ！」

野崎「すっかり仲良くなったな」

紗霧「じゃあ改めて・・・」ｶﾎﾟ

エロマンガ先生「初めましてだな夢野先生！俺こそが和泉マサムネ先生の相棒のイラストレーター！エロマンガ先生だ！」

野崎「あ、初めまして、夢野咲子です」

千代「ま、また変わってる・・・」

マサムネ「そこはきにしないでやってくれ」

エロマンガ先生「今日は可愛い子をつれてきてくれてありがとう！おかげでまたビビっときて新しいキャラが描けそうだぜ！」

野崎「それは何よりです、佐倉がお役に立てて・・・」

千代「えへへ・・・」

エロマンガ先生「もう千代ちゃんってばよかったよ！背はちっちゃいけどおっぱいは中々・・・」

千代「ちょ、ちょっと！」

マサムネ「どこまで見せたんだ・・・」

エロマンガ先生「夢野先生！」

野崎「エロマンガ先生！」

ｶﾞｼッ

エロマンガ先生「これからもお互い、精進していこうな！」

野崎「はい！」

マサムネ（紗霧とあんなに打ち解けて・・・）

千代（野崎君と握手を・・・）

マサムネ＆千代（羨ましいなぁ・・・）

野崎「しかし、佐倉でここまでならあいつを見たらもっとすごいんでしょうな」

エロマンガ先生「あいつ？」

千代「ああ、みこりんね・・・」

エロマンガ先生「みこりんちゃん？」

マサムネ「どんな子なんですか？」

野崎「なんというか・・・可愛いです」

千代「うん、かわいいね」

エロマンガ先生「ほう・・・」ﾆﾔ

野崎「誰が見てもヒロイン、そんな奴です」

千代「うん、悔しいけどね・・・」

エロマンガ先生「こ、今度是非連れてきて！」

野崎「考えておきましょう」

エロマンガ先生「やった！」

～そして帰宅～

のざちよ「さようなら～」ﾌﾘﾌﾘ

エロマンガ先生「じゃあお願いね～」ﾌﾘﾌﾘ

マサムネ「またな～」ﾌﾘﾌﾘ

ﾊﾞﾀﾝ

ｶﾎﾟッ


紗霧「ふぅ・・・」

マサムネ「珍しいじゃないか、お前があそこまで打ち解けるなんて」

紗霧「うん・・・やっぱり同じ絵描きさんだから・・・かな？」

マサムネ「そんなもんか」

紗霧「うへへ・・・巫女凛ちゃんどんなパンツはいてるのかな～♪」

マサムネ「あれ、お前が手に持ってるのって・・・」

すみません訂正します

～そして帰宅～

のざちよ「さようなら～」ﾌﾘﾌﾘ

エロマンガ先生「じゃあお願いね～」ﾌﾘﾌﾘ

マサムネ「またな～」ﾌﾘﾌﾘ

ﾊﾞﾀﾝ

ｶﾎﾟッ


紗霧「ふぅ・・・」

マサムネ「珍しいじゃないか、お前があそこまで打ち解けるなんて」

紗霧「うん・・・やっぱり同じ絵描きさんだから・・・かな？」

マサムネ「そんなもんか」

紗霧「うへへ・・・みこりんちゃんどんなパンツはいてるのかな～♪」

マサムネ「あれ、お前が手に持ってるのって・・・」

～帰り道～

野崎「今度は御子柴も連れてこような」

千代「うん、できれば結月や鹿島くんも・・・ってあーっ！！！」

野崎「どうした？」








千代「紗霧ちゃんからパンツ返して貰うの忘れた・・・」

～おわり～

～おまけ、そのころのみこりん～

御子柴「ハァ・・・ハァ・・・」

御子柴「たかさご書店・・・これで十件目・・・」

御子柴「ここでなかったら泣くぞ・・・いざ！」

ｶﾞﾗﾗ

智恵「いらっしゃいませー」

御子柴（店員は若い女・・・だがここまできたら恥ずかしいなんて言っていられない！）

御子柴「あ、あの！」

智恵「はい？」

御子柴「山田エルフ先生の最新作の初回限定版BOXってありますか！？」

智恵「お、お客さん通だねぇ」

智恵「丁度最後の一冊がありますよ～」

御子柴「おお！じゃあ・・・」

智恵「勿論山田先生描きおろし微エロイラスト10枚とドラマCD、ヒロインのフィギュアも付属してますよ～」

御子柴「いよっしゃああああああああああ！！！！！」

智恵「うふふ」

御子柴「これの為に本屋10件回った甲斐があったぜ」

智恵「それはそれは」

御子柴「正直内容とか全くわかんねーけどポスターでこのフィギュア見てビビっときたんだよな～」

智恵「あ？」ﾋﾟｷ

智恵「おいそこのイケメン、もう一度言ってみろ」

御子柴「え？」

智恵「ラノベを読まずにおまけ目的で買うだとぉ？いい度胸だなぁ！！！」

御子柴「ひっ・・・」

智恵「こうなったらラノベのすばらしさを１から教えてやらあああああああああ！！！！！」

御子柴「ひいいいいいいいいいいい！！！！！」


その後爆炎のダークエルフ全巻買わされました

～本当におしまい～

みこりんは外見はいいけど中は…

これで終わりです
エロマンガ先生はみこりんでも可愛い子・・・描けるかな？

乙、エロ漫画先生知らんけど面白かった