前作はこちらです。
奈緒「罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」
【モバマスSS】奈緒「さて、罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1501769345/)
凛「私がプロデューサーに全力で甘える日?」
凛「私がプロデューサーに全力で甘える日?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1502323068/)
前作は奈緒にイチャイチャしてもらったので、今回は加蓮にイチャイチャしてもらいます。誕生日を迎えた凛がイチャイチャするSSもありますのでよろしければこちらもどうぞ。
では書き始めます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502375793
(事務所。夕方。ババ抜き中)
ヒョイ…ぽいっ
ヒョイ…ぽいっ
凛「あがりだね」
加蓮「あちゃー」
奈緒「まった加蓮と一騎打ちかよ…」
加蓮「しかも、どうせ私が勝つんだよねぇ」
奈緒「いや。今回は勝ちを譲るつもりはないぞっ!」
加蓮「え? わざと負けて『罰ゲーム』でプロデューサーとイチャイチャしたいんじゃないの?」
奈緒「な、な、なわけ…ないだろっ!」
凛「動揺しすぎだよ…」
注: トランプで負けると『罰ゲーム箱』の中から1枚紙を取り出して実行するルールになっています。
罰ゲームはアイドルたちが『1人1枚』の制限で書いています。
このルールを利用して『プロデューサーとあんなことやこんなことをする』系の罰ゲームを書き込み、わざと負けようとするアイドルが後を絶ちません。
詳しくは以下の過去作品より。
奈緒「罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」
【モバマスSS】奈緒「さて、罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1501769345/)
奈緒「勝つ! 加蓮に恥をかかせてやるんだっ!」
加蓮「あそ。はい」
ヒョイ…
加蓮「そろった♪」
ぽいっ
奈緒「なっ!」
加蓮「後2枚…ふふふ。もう勝ちだね」
奈緒「まだわからないだろっ! うぉりゃ!」
ヒョイ…ぽいっ
奈緒「あたしもそろったぞっ! これで加蓮は1枚…あたしは2枚(片方ジョーカー)だっ!」
加蓮「くっ」
加蓮「…」
ヒョイ…
加蓮「なっ…ジョーカー引いちゃった…!」
奈緒「ふふふ。これで決めてやるっ! うぉりゃ!」
ヒョイ…
ぽいっ
奈緒「っしゃ!」
奈緒Win!
加蓮「あー…負けちゃった」
凛「お疲れ様。これで奈緒の1勝30敗だね」
加蓮「私は初の黒星だー」
奈緒「あたし…そんなに負けてたのか…」
加蓮「毎回、不自然に私のジョーカーを抜いていたからねぇ」
凛「なんでだろうね? 毎回ニマニマしながら罰ゲーム箱を引いてたけどなんでだろうね?」
加蓮「なんでだろう? プロデューサーに文句言いながら罰ゲームを実行してたのはなんでだろう?」
奈緒「…し、知らないっ…///」
凛「ふーん」
加蓮「へーぇ」
奈緒「に、ニマニマするんじゃねぇよぉ…///」
加蓮「ま、とりあえず罰ゲーム引くよ」
凛「嬉しい?」
加蓮「複雑かな」
凛「何それ」
加蓮「公然とプロデューサーとイチャつけるのは悪くない。けど、奈緒が悲しんじゃいそうだからねー」
奈緒「か、悲しむわけないだろっ!」
加蓮「そ♪ じゃあ引くよ♪」
凛「普通の罰ゲームもかなり混ざってるからね」
凛「私としては『動物の真似』みたいにマイルドな罰ゲームでもいいかな」
奈緒「あー。それいいかも」
加蓮「それ逆に嫌ー」
ヒョイ…
加蓮「さて…罰ゲームは…と」
『プロデューサーと3日間。新婚生活(仮)を過ごす(By 留美)』
加蓮「…」
奈緒「…」
凛「じゃ。実行よろしく」
加蓮「タンマ」
凛「?」
加蓮「凛。すっとぼけた顔をするのはやめて。これはありえないでしょ」
奈緒「な、な、無いなっ!!」
凛「加蓮。紙に細かくルールが書いてあるから読んでみてよ」
加蓮「ルール?」
奈緒「ホントだ…すごく細かく注意書きがある…ええと…読み上げていくぞ…」
【ルール】
・実行者はプロデューサーの自宅で3日間寝泊りをする。
・実行者はプロデューサーと自分の分のお弁当を用意する。手作り以外は認めない。
・実行者は必ずプロデューサーと同じベッドで寝る。
・実行者は新婚生活らしくふるまわなければならない。1日5回以上。裁量は実行者にゆだねる(行ってきますのキス等?)
加蓮「『行ってきますのキス等?』じゃないよ!」
スパーン!
加蓮「留美さん。どういう気持ちでこれ書いたの!?」
凛「加蓮。紙を床に叩きつけちゃ駄目だよ」
加蓮「ないないない! ルールを読んだからって何? って話だよ!」
奈緒「…この罰ゲーム羨ましい」(ぼそっ)
凛「え?」
奈緒「な、何でもねぇよ!」
加蓮「引き直すね。ほら」
凛「…加蓮。引き直し禁止のルールを作ったのは誰だったっけ?」
加蓮「…」
奈緒「あ。そういや…」
~1週間前~
加蓮『もー。奈緒。罰ゲームのたびにこれは嫌だーって言いすぎー』
加蓮『テンポ悪くなっちゃうし、これから罰ゲームの引き直しは禁止ねー』
加蓮『もちろん。奈緒だけじゃなくて全員ね♪』
~現在~
加蓮「…禁止と言ったのは私です」
凛「人にやらせて自分はやらない。なんてこと…まさかないよね?」(にこっ)
加蓮「た、たち悪っ」
奈緒「加蓮。やっと凛の怖さがわかったか」
加蓮「奈緒の気持ちがわかったよ。あの子。悪魔だ」
凛「悪魔なんてひどいな」
凛「私は2人が赤面して悶えてるところを見たいだけなんだよね」
奈緒・加蓮「「最悪だよっ!!」」
加蓮「て、ていうかさ。プロデューサーが困っちゃうよね。うん」
凛「そうかな?」
奈緒「そ、そうだろっ。プロデューサーが駄目って言ったら…どうしようもないなっ! うん!」
凛「なるほど。じゃあ私が聞いてみるよ」
加蓮「凛が?」
凛「うん。電話してみる」
パピプペポ…トゥルルル…ピッ
『もしもし。プロデューサー? いま時間ある? そう。ありがと』
『実はね。加蓮が3日間。プロデューサーのためにお弁当を作りたいらしいんだけど、いいかな?』
加蓮「はぁ!?」
『よかった。それとさ加蓮がプロデューサーの家に3日だけ泊まりたいらしいんだ…泊まりたい理由? ごめん。理由はわからないな』
奈緒「(そうだ。そうだ。理由がなきゃ泊められないだろ)」
『でも。加蓮。すごく辛そうな顔してたんだ…だから理由は聞かないであげてくれる?』
奈緒「おいっ!?」
加蓮「待って!?」
『うん…わかった。ありがと。今日の夜から頼むよ。それじゃ』
ピッ
凛「交渉成功」
奈緒「ただの詐欺じゃねーかっ!」
加蓮「なんでドヤ顔なのよ!」
凛「プロデューサー。待ってるってさ」
奈緒「いいのかよっ!?」
加蓮「ちょ、ちょ、こんなのありえないよー!」
(しばらくして夜)
加蓮「…」
ずっしり
加蓮「3日分の荷物…流石に多いな…」
加蓮「プロデューサーのマンション…初めて来たけど…本当に入っていいのかな?」
加蓮「…うぅ…インターホン押すのも…緊張する…」
ウィーン…
P「おお。加蓮。ドアの前で立ってどうした? インターホン鳴らせばいいのに」
加蓮「わっ。プロデューサー?」
P「夏とはいえ身体が冷えるぞ。お入り」
加蓮「…うん」
P「荷物持つよ。重いだろ」
ヒョイ
加蓮「ありがと」
P「気にするな。3日間。自宅だと思ってくつろいでいきなされ」
加蓮「プロデューサー。本当に泊まっていいの?」
P「ああ、問題ない。何か困ったら何でも言え」
ぽんぽん…
加蓮「子供じゃないんだから。頭ぽんぽんしないでよ…」
P「嫌だったか?」
加蓮「嫌では…ないけどさ」
P「んじゃ、エレベーター乗るぞ。部屋最上階だから」
加蓮「意外とセレブなんだね」
P「んなこたーない。普通だよ。普通」
ウィーン…パタン…
加蓮「(プロデューサー…泊まりに来た理由とか全然聞かないんだね…)」
加蓮「(あー…そうだ。凛のせいで私は『訳あり』みたいに思われてるのか…)」
加蓮「(…何にせよ。嘘つかなくていいのは楽だな)」
加蓮「…」(じっ)
P「どした?」
加蓮「別に?」
加蓮「(…優しいんだなぁ)」
ギィッ…パタン
P「ただいま」
加蓮「お帰りなさい」
P「返事があるといいなぁ。後ろからだけど」
加蓮「ふふ。プロデューサー。誰もいないのに毎日『ただいま』って言ってるわけ?」
P「何も言わないのも寂しいじゃないか」
加蓮「そういうものなんだ?」
P「うん。だから言うことにしてるわけよ」
加蓮「ひとりごと。危ない人だ」
P「なにおう。失礼なやつめ」
加蓮「あはは、冗談だよ」
加蓮「…仕方ないから私が泊まってる間は『おかえり』って言ってあげるね」
P「それ嬉しいな。最高」
加蓮「大袈裟すぎだってば♪」
加蓮「(そういえば。病気がちだったころは…あんまり『ただいま』とか『行ってきます』とか言わなかったな…)」
加蓮「(家も病院も…どっちも『自分の居場所』って感じがなかったから…言いたくなかったのかも…)」
加蓮「(自分のことだけどよくわかんないや…)」
P「荷物。リビングに置いておくな」
加蓮「うん。ありがと」
P「泊まってる間は、奥にある俺の部屋使っていいよ」
加蓮「プロデューサーは?」
P「リビングに布団敷く。荷物もスーツくらいしか必要ないし」
加蓮「…なるほど」
加蓮「…」
加蓮「プロデューサー。私。布団派だから布団で寝ていい?」
P「そうなのか?」
加蓮「う、うん。ベッド苦手だから私がリビングで寝泊まりするよ」
P「…わかった。じゃあそうするか」
加蓮「ありがとう」
加蓮「(こうしなきゃ…後々、私の方が困っちゃうんだよね…///)」
P「風呂沸かしてあるけど、先入る? 後で入る?」
加蓮「先」
P「はいよ」
加蓮「覗かないでよね」
P「信用ないな…俺…」
加蓮「仮に覗いていいよって言ったらどうするの?」
P「無論、覗く」
加蓮「絶対覗かないでよね」
P「はい」
シャァァァ…キュッ…キュッ…
ちゃぽ…ざぱーん…
加蓮「…♪」
加蓮「極楽…♪」
加蓮「…」
加蓮「(…やっぱプロデューサーに悪いことしてるよね)」
加蓮「(『罰ゲームで泊まりにきた』…なんて知ったらよく思うわけないよ…)」
加蓮「(…このまま嘘ついたままは嫌だな)」
加蓮「(タイミングをはかってきちんと謝ろう…)」
ぶくぶくぶくぶく…
加蓮「…」
加蓮「…そういえばこの後、お風呂プロデューサー入るんだよね…?」
加蓮「…なんかすごく恥ずかしいことしてる気がしてきた///」
加蓮「…」
ざぱっ…
加蓮「…ごめん。プロデューサー」
きゅぽっ…ざぁぁ…
P「俺が入った時には湯栓が抜かれていたんだけどどういうことだい? 加蓮?」
加蓮「ごめん。うっかり」
P「俺は悲しいよ。とても悲しい」
加蓮「だって私が入った後に入られるの恥ずいじゃん」(ぼそっ)
P「うん?」
加蓮「何でもない。ごめん。代わりにマッサージするから許して」
P「素晴らしい。許す」
加蓮「軽っ」
P「背中。強めに押してください」
加蓮「はいはい。ネイルアートのオプションも付けられるけど、いかが? 花柄とかオススメだよ♪」
P「花柄ネイルをした俺と一緒に仕事に行きたいのかい?」
加蓮「ぷっ…可愛い…」(ぷるぷる)
P「吹き出しそうになっているじゃないか!」
加蓮「あはは♪」
P「吹き出しているじゃないか!」
加蓮「くっ…ご、ごめん…ふふ…」
P「(ま…笑ってくれて何よりだ)」
(しばらくして)
P「マッサージありがとな。俺は朝早いからもうそろそろ寝るよ」
加蓮「…何時起き?」
P「5時」
加蓮「そっか。でも1日中事務所にいるよね?」
P「まあな」
加蓮「じゃあ。あとでお弁当作って持ってくよ。お昼ご飯。コンビニとかで買わないでね」
P「…いいのか?」
加蓮「それくらいさせてよ」
P「わかった。楽しみにしてる」
加蓮「うん。腕によりをかけるよ」
P「ありがとう。おやすみ」
加蓮「はーい。おやすみなさい」
スッ…カチャ…パタン…
加蓮「ふぅ…さて、とまずはお弁当の仕込み…それから明日の準備…最後に…」
加蓮「(…プロデューサーのベッドに潜り込まなきゃいけない…んだよね///)」
加蓮「(ルールだから仕方ないけど…うぅ…恥ずい…恥ずすぎ…///)」
カチャカチャ…
カチャカチャ…
加蓮「さて、準備は全部終わり。あとは寝るだけなんだけど…」
加蓮「…プロデューサーもう寝てるかな?」
スッ…カチャリ…
P「…」
加蓮「…」
P「…どした?」
加蓮「あ。起きてたんだ…」
P「…まあな」
加蓮「…」
スタスタスタ…
P「…うん?」
加蓮「…ご、ごめん…一緒に…寝ていいかな…」
P「…」
P「いいよ。ほれ、お入り」
スッ…
加蓮「…理由とか聞かないの?」
P「うん。話したいなら聞くけど」
加蓮「…いい。ありがと。失礼シマス…///」
スッ…もそもそ…
P「…」
加蓮「…あ、暑くない?」
P「加蓮こそ」
加蓮「わ、私はへーきだし…」
P「そうかい」
加蓮「…」
P「…」
加蓮「(やばい…なんかすごくドキドキする)」
加蓮「(ていうか…プロデューサーさん…わ、私に手を出したりしない…よね?)」
加蓮「(い、いきなり抱き寄せられて…そのままなんてっ…///)」
加蓮「(そ、そんなことになったら…私…プロデューサーの顔…恥ずかしすぎて一生まともに見れなくなっちゃう…かも…///)」
P「Zzz…」
加蓮「…え?」
P「Zzz…」
加蓮「えぇ…爆睡って…」
(初夜・終わり)
寝ます
おやすみ柚
https://i.imgur.com/TRytgfq.png
留美さんの話で不自然に『?』となってる部分はハートマークが入る予定でした。文字化けですね…申し訳ないです
ぐさぁーっ!
ハートマークは入れたいけど機種依存云々があるからなぁ
あきらめろん
jpgにしてって言ったでしょ!
(2日目)
凛「おはよう。加蓮。昨日はどうだった?」
加蓮「別に?」(プイッ)
奈緒「おはよー。加蓮。昨日はどうだった?」
加蓮「別に?」(プイッ)
凛「ぷりぷりしてるね」
奈緒「怒ってるな」
加蓮「怒ってませんー」
凛「ムスッとしてるでしょ。あからさまに」
奈緒「機嫌直せよ…そうだ。朝買ったチョコエッグひとつ分けてやるから」
加蓮「いらない」
奈緒「『ミニオンズ』のやつなのに…」
凛「殻はチョコバナナ味?」
奈緒「いや。普通のホワイトチョコ」
凛「なんだ」(がっかり)
奈緒「ホワイトチョコって好き嫌いに個人差出るよなぁ」
加蓮「いや2人とも。なんでチョコエッグの話で盛り上がろうとしてるわけ」
凛「ごめん。ところで加蓮。昨日はどうだったの?」
加蓮「リピートするんだ」
奈緒「だって気になるし」
加蓮「何もなかったよ。普通」
凛「ふーん」
奈緒「ほほう」
加蓮「な、何よ」
凛「プロデューサーと寝たの?」
加蓮「誤解を招くような言い方はやめなさい」
奈緒「で、どうなんだよ?」
加蓮「…同じベッドでは寝たけど」
凛「…」(にまにま)
奈緒「…」(ニマニマ)
加蓮「その『慈愛に満ちたような微笑み』は腹立つ」
凛「よかったね」
奈緒「…ちょっとずるいけどな」(ボソッ)
加蓮「ん?」
奈緒「なんでもない」
凛「で、お弁当は?」
加蓮「作ってきたよ。ほら」
奈緒「おお。ホントに作ってきたんだな。というか、作れるんだな?」
加蓮「無難にまとめただけだよ」
奈緒「中。見てみてもいいか?」
凛「私も見たい」
加蓮「…崩さないでよね」
凛・奈緒「「はーい」」
加蓮「ん。どうぞ」
スッ
凛「2段の弁当箱なんだね」
奈緒「しかも、ごはんが保温できるやつだ」
凛「中身は…と」
奈緒「加蓮が弁当を作ってるところなんて見たことないからなー。案外酷い出来だったり…ん?」
ピカーッ
【加蓮弁当・上段】
・豚バラのチーズ巻
・ピーマン詰めハンバーグ
・プチトマト
・パプリカと玉ねぎのマリネ
・海苔入り卵焼き
・ミニハッシュドポテト
凛「…」
奈緒「…」
加蓮「だ、黙ってないでなんとか言いなさいよ」
凛「次行こう」
奈緒「ああ。下段だ」
加蓮「聞いてる?」
パカッ…
【加蓮弁当・下段】
・鶏そぼろごはん(肉部分はハートマーク)
・ほうれん草のごま和え
凛「…」
奈緒「…」
加蓮「あと。こっちの別容器にはインスタントだけどお味噌汁が…」
奈緒「完璧な仕上がりかよ」
加蓮「?」
凛「もう結婚していいよ」
加蓮「はぁ!? 何でそうなるわけ!?」
凛「だって何これ。ぐぅの音も出ないじゃん。ハートマークで愛情表現までしてるし」
凛「というか、私もこれ食べたい」
奈緒「な、なんで、ちゃんと弁当が作れるんだよぉ…」
加蓮「ネットでちょっと調べて…適当にアレンジしただけだけど…」
凛「奈緒。手先が器用な人に器用な理由を聞いても駄目だよ」
奈緒「ちくしょう。あたしにも作ってくれ!」
加蓮「えー…めんどくさい…」
凛「私のはハートマーク要らないから大丈夫だよ」
加蓮「なんで『作ること』が前提になってるわけ?」
カチャ
P「みんなおはよう。揃ってるな」
3人「「「おはようございます」」」
加蓮「…」
凛「ほら。加蓮。渡しなよ」(ぐいっ)
奈緒「GO。GO」(ぐいっ)
加蓮「お、押さないでよ。わかってるから」
加蓮「…はいこれ。プロデューサー。お弁当」
P「うん。ありがとうな」
加蓮「食べ終わったら容器の中のプラスチックゴミを捨てといてくれる? 洗わなくてもいいからさ」
P「了解」
加蓮「あと。残さないでよ」
P「もちろん全部食べる」
加蓮「ならよし♪」
加蓮「…ところで。ネクタイ曲がってるんだけど?」
P「ん? そうか?」
加蓮「じっとしてて。直してあげるから」
スッ…スッ…キュッ
加蓮「これでよし…と」
P「悪いな」
加蓮「いえいえ。どういたしまして」
P「じゃ…今日のスケジュールは、と」
凛「イチャつきすぎ」(小声)
奈緒「あたしもネクタイ直したい」(小声)
加蓮「2人とも。ぶつぶつ隣で言うのやめてくれる?」(小声)
P「3人とも話を聞きなさい」
休憩します
仕事だよ柚
https://i.imgur.com/liMloQd.png
人の話を聞かないやつだよなお前
貼れてないからちゃんと見れるように貼れ言ってるのに意味を理解しろ
普通に見れるやん…
ともあれこれは面白い、期待してる
とり乙、画像に関しては問題なく見れてるから29の環境に問題があるだけだろうな
>>29
ギャハッハッ
ズレてる!ズレてる!
∧_∧ ミ
o/⌒(;´∀`)つ
と_)_つノ ☆
バンバン
∧_∧
o/⌒(゚Д゚ )つ
と_)_つノ
∧_∧
o/⌒( ゚д゚ )つ
と_)_つノ
>>29
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
罰ゲームの紙にジョグレス進化(遺伝子譲渡会)とかシンメトリカルドッキング(意味深)じゃなくお泊まり会なぶん留美さんにしてはまだマシか…?
png読み込めないってwindows95で2ch見とるんか
あとはガラケーとか?
jpg厨って劣化画像しか見れない可哀想な奴だな
逆にpng読み込めないってどんな環境だか気になるわ
ガラケーだとhttpsの段階で見れないよん
pngはその辺の加工(うちはファイルシークttp://fileseek.net/getimage.cgi?guid=ON)を通してjpgにして見るけど
(夕方)
加蓮「はぁ…レッスン疲れた」
奈緒「明日はオフだし。問題ないだろ」
凛「だね。せっかくの休みだし3人で遊びに出かけない?」
奈緒「いいなー。久しぶりだ」
加蓮「賛成♪」
凛「プロデューサーの家に」
加蓮「待ちなさい」
奈緒「プロデューサーの家か…いいかもな…///」
加蓮「待ちなさい」
凛「ごめん」
加蓮「わかればいいよ」
凛「元々、加蓮の家だもんね。『3人』じゃなくて私と奈緒の2人で遊びに行くよ。お迎えよろしく」
加蓮「何もわかってないね。凛。少しからかいすぎなのわかってるよね。確信犯だよね」
むにっ…みよーん…
凛「ふぁふぁってなふいよ(わかってないよ)」
加蓮「反省ターイム」
うにうにうに
凛「やうぇふぇよー(やめてよー)」
奈緒「凛がほっぺをうにょーんって引っ張られてる姿。なんか新鮮だな」
加蓮「ほれほれ。反省しなさい」
凛「うにー」(びょーん)
凛「私たちがプロデューサーの家に行くことに何か問題があるわけ?」
加蓮「…別にないけど」
奈緒「じゃあいいだろ」
加蓮「来ることに問題はないけど、さして来る理由もないでしょ」
凛「友達の家に行くのに理由がいるの?」
奈緒「なんか名言っぽいな…」
加蓮「いや。プロデューサーは『友達』ではないでしょ。プロデューサーは『プロデューサー』でしょ」
凛「プロデューサーの家は加蓮の家でもあるから。友達の家と言って差し支えないはずだよ」
凛「…そして2人の愛の巣でもある」(ぼそり)
加蓮「凛。次の罰ゲームでは覚悟しておきなさいよ」
奈緒「加蓮。微笑みが怖い」
(しばらくして)
加蓮「てなわけでさ。明日、2人が来ることになっちゃったんだけど。大丈夫?」
P「俺は仕事でいないけど。それでよければ」
加蓮「ありがと。汚さないようにするよ」
P「テレビ台の下にゲームとかあるからやっていいぞ。マリオとかロックマンとか」
加蓮「はーい」
加蓮「…それでさ。もう私帰るけど…鍵貸してくれる?」
P「はいよ」
ぽいっ
加蓮「わっ…と。危ないなー」
P「ナイスキャッチ」
加蓮「まったくもう…今日。ご飯作っておくから帰りに食べてこないでよ?」
P「うん。何作ってくれるんだ?」
加蓮「生姜焼き」
P「おー。いいねいいね」
加蓮「ふふふ♪ 腕によりをかけて作るからね♪」
P「ほー。楽しみ」
P「やっぱ家に誰か待っててくれると嬉しいな」
加蓮「そう?」
P「1人よりはなぁ」
加蓮「もういっそのこと。このまま住んじゃおうか♪」
P「ははっ。それもいいな」
加蓮「はいはい。冗談はここまでにして。帰るね」
P「気をつけておかえり。俺もなるべく早めに帰るから」
加蓮「うん。待ってる。一緒に晩御飯食べよう」
P「もちろん」
パタン…テクテク…
加蓮「…このまま住んじゃおうか…か」
加蓮「…」
加蓮「…軽口でも…嬉しいな…♪」
(しばらくして)
P「…仕事終わりだー」
P「帰って生姜焼きだー。やっほーい」
プルルルル…
P「?」
P「はい。俺です…え? 機材のトラブル?」
P「…」
P「わかりました。ええ、すぐ行きます」
ピッ
P「…最悪だよ」
P「…加蓮に電話しとこ」
プルルルル…
プルルルル…
P「…繋がらないな。仕方ない」
スチャ…
P「超速攻で終わらせて家に帰るぜ!」
午前12時
P「…ただいま」
パタン…
P「加蓮…もう寝ちゃってるだろうな…」
(おかえり)
P「また帰ってきても返事のない生活か…」
P「って…うん? 返事が聞こえたような…」
スッ
加蓮「遅かったね。おかえりなさい」
P「加蓮。まだ起きてたのか…」
加蓮「うん。心配してた」
P「ごめん。夕御飯一緒に食べようって約束したのにな…」
ぐぅぅ…
P「…急な仕事が入って」
加蓮「…」
P「いや、こんなの言い訳だよな」
加蓮「…」
スタスタスタ…
加蓮「チョップ」
ぽすっ
P「おぅ」
加蓮「気にしてないよ。お仕事、お疲れ様」
P「…加蓮」
加蓮「もう謝らないでね。ご飯は食べてきたの?」
P「食べてない。腹減った」
加蓮「生姜焼き。温め直すよ。ほら、荷物貸して。座ってて」
P「…」(ほろり)
むしゃむしゃ…
むしゃパクっ…
加蓮「どう?」
P「うまい。死ぬほどうまい」
加蓮「作りたてだったらなぁ…」
P「うまい。うまい」
むしゃむしゃ
加蓮「…気に入ってくれた?」
P「最高」
むしゃむしゃ
加蓮「…そ♪」
加蓮「ふぁぁっ…」
P「…寝てていいよ?」
加蓮「…プロデューサーが食べ終わるまで…」
加蓮「ていうか、1人で寝るの寂しいし…」
P「…うん?」
加蓮「や、な、なんでもない…」
P「…」
P「…今晩も一緒に寝るか?」
加蓮「…いいの?」
P「おいで」
加蓮「…ありがと」
(2日目・終わり)
休憩します
今日は休みだよ柚
https://i.imgur.com/vs9iul4.png
いちいち画像貼る必要性ないよね。
貼るなら最後にまとめて貼ってほしい邪魔だから。
おっつおっつ、画像貼るくらい別にいいじゃねーか
画像見れないのが自分だけと気づいてしまったから、今度は貼る行為そのものを叩き出した
>>48
ギャハッハッ
ズレてる!ズレてる!
∧_∧ ミ
o/⌒(;´∀`)つ
と_)_つノ ☆
バンバン
(3日目・朝)
ピピピピ…
ガバッ…
加蓮「…」(ぼーっ)
P「Zzz…」
加蓮「(プロデューサーが家を出る前にお弁当作らなきゃ…)」
加蓮「(朝ごはんも用意して、スーツも用意して…と。それくらいでいいかな)」
P「Zzz…」
加蓮「…」
加蓮「その前に…ちょっとだけ」
もそもそ…ぎゅぅ…
加蓮「…抱きつくくらい、いいよね…♪」
ぎゅーっ
加蓮「(…奈緒の気持ちもちょっとわかるかな…安心する…)」
加蓮「(もうちょいしてたいし…プロデューサーからもして欲しいけど…時間ないや…)」
スッ
加蓮「さて。頑張ろ…っ♪」
(しばらくして)
加蓮「はいこれ。お弁当」
P「ありがとう。行ってくるよ」
加蓮「ん。行ってらっしゃい」
加蓮「…」
【実行者は新婚生活らしくふるまわなければならない。1日5回以上。裁量は実行者にゆだねる(行ってきますのキス等♪)】
P「どした?」
加蓮「…」
ちょいちょい
P「どうした手招きなんかして…っと」
だきっ…ぎゅー…
加蓮「…」
P「おぅ…いきなり抱きついてきてどうした?」
加蓮「や…何となく…駄目だった?」
P「いや。いいけど…」
ぎゅっ…よしよし
加蓮「…♪」
加蓮「キスとか無理だけど…これくらいなら…いいよね…///」(小声)
P「ん?」
加蓮「何でもない。もうちょい強めに」
P「はいな」
ぎゅーっ…
P「じゃ。そろそろ」
加蓮「はーい」
パタン
加蓮「凛たちがすぐ来ちゃうな。片付けなきゃ」
加蓮「…ん?」
加蓮「わっ! プロデューサー。書類忘れてるしっ!」
加蓮「急げば…駅までに追いつくかな」
タッタッタ…
テクテク…
P「…」
トットットッ…
加蓮「プロデューサーっ! ちょい待ち! 忘れ物!」
P「…うん?」
加蓮「…こほっ。ぜい…ぜい…はいっ! これっれ! 結構大切なものなんじゃないの?」
P「おー…」
P「…」
P「ごめん。これ今日使わないやつ」
加蓮「え、嘘っ。今日の日付書いてあるじゃん?」
P「予定が変わったんだよね」
加蓮「えぇ…嘘ぉ…」
はぁ…はぁ…
P「ほら。こんなとこでへたりこむなよ。服が汚れるぞ」
だきっ…
加蓮「…わっ…と。はぁ…はぁ…っ…急に走って疲れた…」
P「わざわざありがとうな」
加蓮「骨折り損だったけどね…ふぅ…」
P「どんだけ走ってきたのよ」
加蓮「急がなくちゃって…思ってさ…こほっ」
P「嬉しいよ。ありがとう」
ぎゅむー
加蓮「ちょい…まだ時間あるなら…寄りかからせて…けほっ」
P「身体熱いな」
加蓮「…仕方ないっしょ」
加蓮「…い、嫌?」
P「気にならない」
加蓮「…よかった♪」
ぎゅむー
凛「…」(じっ)
奈緒「…///」(じっ)
P「…」
加蓮「…いつから見てたの?」
凛「加蓮が必死に走ってくるところから」
加蓮「最初からじゃない」
奈緒「…ごめん。タイミング悪かったな」
凛「私たち。お邪魔みたいだね。ごゆっくり」
奈緒「だな…ごゆっくり…///」
テクテクテク…
加蓮「ちょっ!? まっ!」
加蓮「凛! あんたはわざと勘違いしてるよねっ! ねぇっ!?」
タッタッタ…
加蓮「プロデューサーごめんっ! 行ってらっしゃい!」
P「おーう」
P「…楽しそうだな」
(しばらくして)
奈緒「おー、ここがプロデューサーのマンションか」
凛「結構大きいね。まあ、2人で住んでるんだから当然だけど」
加蓮「いや。プロデューサーが部屋を決めた時、私はいなかったし。『2人で住むために大きい部屋を選んだ』わけじゃないからね?」
奈緒「いいから。早く入ろうぜ」
凛「そうだね。私。喉乾いた」
加蓮「ジュース買ってあるから適当に飲んでいいよ」
凛「ありがとう。奥さん」
加蓮「はい。チョーップ」
ポスッ
凛「あぅっ」
加蓮「りーん。いい加減にしよーねー」
がしっ
凛「後ろから首元掴まないで。怖い怖い」
奈緒「加蓮がいじりまわされるのを見るのは楽しいなー」
加蓮「トランプで負かして、次は凛をいじってやる」
凛「絶対負けないから。絶対」
カチャ…
凛「お邪魔します」
奈緒「お邪魔しまーす」
加蓮「どうぞー」
凛「結構綺麗にしてるんだね」
奈緒「あたしも汚い部屋のイメージだったなー」
加蓮「基本的に物が少ないんだよね。ここ」
凛「ふーん」(キョロキョロ)
奈緒「へー」(キョロキョロ)
加蓮「…何探してるわけ?」
凛「別に?」(キョロキョロ)
奈緒「うん。何も?」(キョロキョロ)
加蓮「『犯人を捜す警察犬』みたいな動きになってるからね。キミたち」
加蓮「何を嗅ぎまわってるのよ。まったく」
凛「材料」
加蓮「何の材料かは聞かなくてもわかった。からかいネタでしょ。こら」
奈緒「…///」
加蓮「奈緒は違うね。プロデューサーの部屋で落ち着かないだけだね」
奈緒「か、勝手に決めんなっ!」
凛「…あ。こっちが寝室なんだ」
奈緒「おー、見たいな」
凛「GO」
加蓮「ちょっ」
カチャ…
凛「布団が乱れたままだね…」(じっ)
奈緒「…枕が2つ…ねぇ?」(じっ)
加蓮「な、なんなのよ。その目は」
凛「ひとつ屋根の下だと。色々ありそうだなって」
奈緒「夜。何もしてないのか?」
加蓮「す、ストレートに聞いてくんなー」
凛「だって」
奈緒「気になるし…」
加蓮「…一緒に寝てるだけだっつの///」
奈緒「冷静に考えたら『一緒に寝てる』ことが結構ヤバいけどな」
凛「ホテルに入って。『何もありませんでした』って言うのと同じだよね」
加蓮「ほ、ホントに何も無いってのっ!」
加蓮「…ハグくらいだし」
凛「ふーん」(にやにや)
奈緒「ほーう」(にやにや)
加蓮「な、奈緒までニヤニヤして…もうっ…///」
奈緒「顔赤っ」
凛「奈緒。これがからかう側の楽しさだよ」
奈緒「うん。これ楽しいな。加蓮がたまらなく可愛く見えてきた」
凛「でしょ」
加蓮「…っ/// 腹立つ///」
カァァァァ…
(その後)
ピコピコ…ピコピコ…
奈緒「おりゃっ。スターだ! そのまま体当たりを食らえ!」
凛「あっ! ひどっ」
凛「あぁ…そのままコースアウトって最悪だよ…」
加蓮「お先にー」
凛「…ごぼう抜き…7位まで落ちたよ…」
奈緒「へへっ、あたし。1位独走だー♪」
奈緒「油断しないのがマリオカートの鉄則だぞ…うわっ!」
加蓮「ふふふ…トゲゾー発射!」
奈緒「うわぁぁっ! ジャンプ台手前はやめっ…!」
凛「グッバイ奈緒」
どーん
奈緒「」
奈緒「じゃーあたしたちは帰るよ」
凛「じゃあまた明日」
加蓮「気をつけて帰ってね。2人とも」
凛「泊まるのは今日で最後?」
加蓮「だね」
奈緒「あっという間だったなぁー」
加蓮「それ奈緒が言う?」
凛「ま、最後の夜は楽しんでね」
加蓮「含みのある言い方だね…」
奈緒「む、無責任なことはするなよっ」
加蓮「奈緒は何を考えてるのさ。このすけべ」
奈緒「はぁっ!? べっ、別に変なことなんか考えてねーよっ!」
加蓮「はいはい。またね」
バイバーイ
加蓮「…ふぅ。最後の夜、か」
加蓮「…」(ドキドキ)
ぐさぁーっ!
\(^o^)/
むじかくのエロスがええよや
カチャ…
P「ただいま」
加蓮「お帰りなさい」
P「初めて家から『おかえり』って言ってもらえたな…」(じーん)
加蓮「はいはい。感動に浸ってないでシャツ脱いで。洗濯するから」
P「洗濯くらい俺がやるよ。家事分業」
加蓮「それじゃあ頼んじゃおうかな」
P「任せろ」
P「…って、普段は俺がやってるんだよな」
加蓮「私がいる時くらい甘えていいのに」
P「家事を押し付けるのは気が引けるんだ」
加蓮「そっか。じゃ、私ご飯作ってるから」
P「はいよ」
(夜)
P「ふぅ。さっぱりした」
ほかほか…
加蓮「んー」
P「アイス食べてるのか」
加蓮「うん、昼間。買っといたんだ。プロデューサーの分もあるよ」
P「本当か」
加蓮「かき氷。あずきと抹茶と柚とレモンがあるから」
カチャ…
P「おー。これは嬉しい。風呂上がりに最高だ」
スタスタスタ…
P「隣座っていいか?」
加蓮「どうぞ」
ストン…
加蓮「レモン味かー。ひとくちちょうだい」
P「いいよ。加蓮はいちご?」
加蓮「練乳いちごだね。実は普通のかき氷よりちょっぴり高いやつ」
P「1人だけずるいな」
加蓮「へへ♪ 買い出し人の特権だよ」
P「俺もひと口食べたい」
加蓮「どーぞ」
スッ
シャクシャク…
P「練乳のマイルド感いいなぁ…」
加蓮「レモンひとくち」
P「ほれ」
スッ…シャクシャク…
加蓮「あー…これ好き」
P「レモンこそが最強なんだよ」
加蓮「いや練乳いちごには負けるね」
P「なにおう」
加蓮「何よー」
わちゃわちゃ…
PM.11:30
シャカシャカシャカシャカ…
ガラガラ…ぺっ…
P「ふぅ。そろそろ寝ようか」
加蓮「そだね。じゃ、寝室以外の電気消すよ」
P「ん」
パチッ…
スタスタスタ…
ポスンッ…
モソモソ…
加蓮「…なんか今日、肌寒いね」
P「だなぁ」
加蓮「…」
もそもそ…ぎゅっ
P「…」
加蓮「…ち、ちょい。抱きついたんだから…何か言ってよ…」
P「ハグしようか?」
加蓮「そ、そうじゃなくてさー…もう…っ///」
加蓮「…ハグはしてほしい…けど」
P「…」
もそもそ…ぎゅむー
加蓮「…」
P「まだ寒い?」
加蓮「ううん。あったかい」
P「そらよかった」
加蓮「…幸せ」(ぼそっ)
P「ん?」
加蓮「ううん。何でもないよ」
P「…明日の荷物はもうまとめたのか?」
加蓮「うん。3日間ありがとね」
P「いや。料理やら洗濯やらこっちも助かったよ」
加蓮「お弁当は明日も作るから。楽しみにしててね」
P「嬉しいなぁ」
加蓮「ふふ♪ そう言ってくれると私も作りがいがあるよ」
P「そっか」
加蓮「…」
加蓮「…プロデューサー…言わなきゃいけないことがあるんだ」
P「…何?」
加蓮「私がここに泊まりに来た理由。気を悪くしちゃうだろうけど…」
P「話すなら聞くよ」
加蓮「…」
加蓮「…実はね。凛と奈緒とトランプして、負けて、その罰ゲームで3日間ここに泊まることになったんだ…」
P「…」
加蓮「…ホントにごめん。『罰』って言ってもぜんぜん嫌じゃなかったし。むしろ嬉しかったんだけど…」
加蓮「…プロデューサーからしたら勝手だよね。私…ひどいことしてた…ホントに…最低だよね…」
P「…」
ぎゅっ
加蓮「…」
P「…加蓮がどう思ってるかはわかった」
P「でも、俺は加蓮が泊まりに来てくれて嬉しかったよ」
加蓮「…」
P「家事の手伝いしてくれて助かったし、料理は美味かった」
P「『おかえり』と『いってらっしゃい』を言ってもらえるだけで1人の時より寂しさが和らいだ」
P「それに3日間楽しかったよ。ありがとうな。加蓮が謝ることなんて何もないよ」
加蓮「…プロデューサー」
ポロポロ…ぐずっ…
P「泣くなよ」
ぎゅっ…
加蓮「…私も楽しかったよ…っ…うぇぇ…ん…ごめんなさい…」
P「もう気にしなくて大丈夫だから。よしよし」
ぎゅっ…なでなで…
加蓮「っ…ぅ…ずっとここいたい…」
ぎゅっ…
P「…うん?」
加蓮「…ここ安心するし…プロデューサーもいるんだもん…明日も帰ってきたいよ…」
P「…」
加蓮「…えへへ、冗談…♪」
加蓮「…嘘だからね、ほら。そんな困った顔しないでよ」
加蓮「…もう寝よ?♪」
P「ああ」
ぎゅっ…
加蓮「プロデューサー強く抱きしめすぎ…」
P「…」
加蓮「苦しいなぁ…もー…♪」
(4日目・朝)
加蓮「はい。お弁当」
P「ありがとう」
加蓮「荷物も持ったし…これでお別れかー」
P「またいつでも泊まりにおいで」
加蓮「うん。寂しくなったらくるよ」
P「おお」
加蓮「はぁ。これで新婚生活も終わりかー。結構、気に入ってたのに…」
P「…新婚生活?」
加蓮「昨日言ったでしょ。罰ゲームで仮の新婚生活を送らなきゃいけなくなったって」
加蓮「だからちょっと奥さん気分を楽しんでたんだけど…って、あれ?」
P「…」
加蓮「わ、わ、私…話して…なかったっけ…?」
P「…3日間泊まるとしか」
加蓮「…っ」
カァァァァ…
加蓮「わ…///」
P「わ?」
加蓮「忘れてっ!! いまのぜ、全部忘れてーっ!!」
ウワァァァ!!!///
バターン…タッタッタ…
P「…荷物置いて走って行っちゃったよ」
P「ま、どうせ仕事で顔を合わせるからいっか」
終わり
以上です。お読みいただきありがとうございました。かき氷はあずきと柚が好きです。チョイスに深い意味は決してありません。
気が向いたら凛の罰ゲーム系も書こうと思いますので、その時はまたお付き合いいただけると嬉しいです。
ところで間も無く柚に声が付きますね。早く声を聴いて癒されたいよ柚ぅっ!!!
https://i.imgur.com/i58gQ9P.png
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最高だった
次回も楽しみにしてる
おつ
結婚してぇ……
加蓮ちゃん大勝利!
乙
もう結婚しろよ
おつおつ
くそっイチャイチャしやがって!乙!
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