女「ここであってるよね…?」(9)

女「大きなお屋敷」キョロ

女「こんな立派なお屋敷に雇って貰えるなんて…」

女「頑張って働かなくちゃ!」グッ

トントン

女「本日からこちらで働かせて頂きます、女です」

ギィィィ

女「………………」ドキドキ

───
──

メイド・執事「お待ちしておりました、女様」ニコ

女「あわわっ、は、初めまして!」

メイド「どうぞ、お屋敷の中へ」

執事「お荷物をお持ち致しますね」

女「あ、ありがとうございます!」

女(凄い、本物のメイドさんと執事さんだ)

メイド「お嬢様がお待ちしております、どうぞこちらへ」

トントン

メイド「お嬢様、女様をお連れしました」

お嬢様「そう、入りなさい」

ガチャ

メイド「失礼いたします」

女「失礼いたします…」

お嬢様「女さん、よく来てくれたわ」ギュッ

女「お、おお嬢様?!」ビク

お嬢様「貴女が来るのを待ちわびてたのよ」

女(わぁ、お嬢様から甘い香りが…)

メイド「お嬢様、女様が驚かれてますよ」クス

お嬢様「あぁ、ごめんなさい!嬉しくて…つい」パッ

女「大丈夫ですよ」ニコ

女「でも、ここにはメイドさんや執事さんもいるのに」

女「私はどんなお仕事をすればいいんでしょう?」

お嬢様「ふふ、女さんは居てくれるだけでいいわ」

メイド「お嬢様」

お嬢様「…わかっているわ、冗談よ」

お嬢様「この屋敷は広いでしょ?」

お嬢様「メイドと執事だけでは負担が大きくてね」

女「なるほど、私はメイドさんや執事さんのお手伝いをすればいいんですね」

お嬢様「えぇ、お願いね女さん」

お嬢様「そう言えばお部屋にはもう行った?」

女「お部屋ですか?」

メイド「まだお連れしておりません」

女「あの、お部屋って私のですか?」

お嬢様「当たり前じゃない」

お嬢様「住み込みで働くんですもの、貴女の部屋は当然用意してあるわ」

女「私なんかに人部屋下さるなんて勿体ないです」

お嬢様「それならどこで寝るつもりなの?」

女「物置小屋…?」

お嬢様「ふふふ」

メイド「ふふふ」

お嬢様「そんなところで寝かせる訳ないじゃない」ニコ

お嬢様「さぁ、行きましょう貴女のお部屋に」

メイド「お荷物は執事がお部屋に運んでおります」

女「は、はい」

ガチャ

女「これが私のお部屋ですか?」

お嬢様「えぇ、気に入って貰えるかしら」

女「こんな素敵なお部屋、私いただけません!」

お嬢様「貰ってもらわないと困るわ」クス

メイド「お嬢様のご厚意ですから、女様」

女「うぅ、本当に良いんですか?」

お嬢様「勿論よ」ニコ

まだか

まつぞ

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