入学式

女「まさか私がこの高校に受かるなんてねー」

女「見渡す限りお嬢様っぽい子ばっかり」ｷｮﾛｷｮﾛ

女「みんな可愛いなー」

女「まぁ、女子校だから恋はないだろうけど…………」

女「私は平和にのんびり毎日過ごしますか！」

HR

先生「とりあえず、お決まりの自己紹介タイムといきますか」

先生「じゃあ最初の子から、短くていいからね」

眼鏡「ひゃ、ひゃい！」

ｶﾝﾀﾞﾖﾈ? ﾁｯﾁｬｸﾃｶﾜｲｲ ﾊｸﾞｼﾀｲ

眼鏡「あぅぅ……………」

女（自己紹介かー、適当でいっか）

先生「じゃあ、次の子」

女「はい、名前は女です」

女「これから一年間よろしくお願いします」ﾍﾟｺｯ

先生「……………それだけ？」

女「はい」

先生「じゃあ、好きな男性のタイプは？」

女「………………………は？」

先生「好きな男性のタイプだ」

女「えっと………まぁ優しい人ですね」

先生「もっと詳しく答えろ」

女「そんなこと言われても………」

先生「男性には興味ないのか？」

女（うわー、なんかいろいろ面倒な先生だ）

女「……………そうですね、興味ありません」

先生「ほう………なるほどな」ﾁﾗｯ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ ﾋｿﾋｿ

女「もう座っていいですか？」

先生「あぁ、いいぞ」

女（なんか、視線が痛い）

お

放課後

？「あの、女さん」

女「？」

友「私、同じクラスの友って言うの」

友「これからよろしくね」ｽｯ

女「あっ、うん………よろしく」ｷｭｯ

友「………………………///」

女「？」

モブ1「あっ、あの…女さん…私とも握手を…//」ｽｯ

女「えっ、うん…」ｷｭｯ

モブ1「はぅ！//」

モブ2「あ、あたしも…！」

女「はいはい」ｷｭｯ

モブ2「あふぅ///」

数分後

女「みんな、大丈夫…？」

ﾊｧﾊｧ…ﾔﾊﾞｲ…ｹﾞﾝｶｲﾀﾞﾜ…

女（数分でクラスが壊滅した）

女「握手しただけなんだけど…」

女「ん…？」

眼鏡「あっ…ぅぅ…//」ﾋﾞｸｯ

女「……………握手する？」ｽｯ

眼鏡「ふぇぇ？！い、いいんですか…？」

女「ま、まぁ…うん」

眼鏡「あ、ありがとうございます！」ｷｭｯ

眼鏡「ひゃぅぅ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

女「oh」

帰り道

女「ふむ、放置して帰って来たけど」

女「なんか思ってた高校ライフとは違う気が……………」

女「もっと静かに過ごしたいんだよねー」

女「よし、明日は目立たないようにしよう！」

翌日

女「ふぁ…眠い…」

友「寝不足？」

女「んー、まぁ…」ｸﾙｯ

友「…っ…//」ｻｯ

女「……………なんで目そらすの？」

友「えっ、と…//」

女「……………」ｷｮﾛｷｮﾛ

モブ1「……………//」ｻｯ

眼鏡「……………///」ｻｯ

数学

先生「じゃあこの問題を………」

女「………………………」ｽｰｽｰ

先生「……………」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

女「…………痛いです」

先生「この問題に答えてみろ」

女「4」

先生「……………」