ｶﾞﾗｶﾞﾗ

男「え、えー、本日からこの学校に転校してきた男といいます！みなさんよろしくお願いします！」


ｼｰﾝ…



男（あ、あれ…なんか歓迎されてない！？）

教師「なんやそれだけか？」

男「えっ？それだけって…」

ヤンキー「オドレコラァ！なんやおもろいことでもやらんかいッ！転校生ちゃうんかッ！」

女「せや！ていうかあんたどこの生まれやねんッ！なんの言葉しゃべっとぉか意味わからへんわ！」

男（えぇーーっ！）

男「お、おもろいことって…」

ヤンキー「オドレコラァ！はよやらんかいッ！いてまうぞワレェッ！」

男（なんなんだよ一体！？）

男「え、えー…布団が吹っ飛んだ！」

男「…なーんちゃってっ」ﾃﾍ!

「「「「「「………」」」」」」」

男「あ、あれ…やばい？」

ﾌﾞｧｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯ!!!

女「なんやそれッ！いまどき布団が吹っ飛んだって！」

ヤンキー「オドレコラァ！おもろいやんけッ！笑わしよんのぉッ！」

ｶﾞｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ!!!

男「はは…う、受けたのか…良かった」ﾎｯ

女「ほんまおもろいやっちゃな～っはっはっは！」

男「あはは…」

女「歓迎するでッ！なっ！みんな！」

男「あ、ありがとう！」

ヤンキー「」ﾄﾞｩﾙﾝ!

ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯ…

男「…えっ？」

男「チェーンソーを振り回した男によって学校から逃げてきた」

男「ネットじゃ散々な言われような大阪国だけど」

男「俺も大阪で生きていかなきゃいけないんだ…がんばろう！」

女「すみませーん、アンケートにご協力ください」

男「アンケート？」

男「・・・キャッチじゃないよな？」

女「あはは、にーさんおもろいこというな～」

女「いかにもな田舎者を騙すような程大阪は腐っとらんで！」

男「田舎者って」

男「まぁいいや、暇だしいいよ」

女「ほな一問目、あんさんどこファン？」

男「は？」

女「だからどこファンやってきいとるんや！はよ答えんかいッ！」

男「い、いやあの、どこってなにが？」

女「どこって聞かれたら阪神ッ！ファンって聞かれたら井川とでも答えんかいッ！」

女「まぁ井川は裏切りもんやけどなッ！」

男（り、理解ができない！）

女「なんや～、田舎者やおもてたけど、突っ込みもできんのかい」

男「い、今のどこにツッコム要素が？」

女「ほな二問目や」

男「無視された！」

女「せめてスカしって言えやボケ！この田舎者！」

男（わけがわからないよ・・・）

女「この世で一番好きな食べもんはなんやろか？」

男「それアンケートに書いてるの？その文言で？」ﾌﾟｸｸｯ

女「んなわけあるかいっ！大阪なめとったらパチギかますぞコラッ！」

男（こ、恐ッ！大阪人って本当に沸点が低いんだな！）

女「なにビビっとんや、さっさと答えーや」

男「ていうか一問目は？」

女「あなたが一番好きな食べ物はなんでしょうか？」

男「また無視かよ」

女「それではシンキングターイム！」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

男「え？」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

男「はぁ・・・」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

男「決まりました」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

男「あの～」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

男「いやいや、決まりましたよ？」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」
女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ♪」

男「・・・・・・」

女「ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟﾗｯﾊﾟ♪ﾊﾟｯﾊﾟﾊﾟｯﾊ・・・はよ突っ込まんかいッ！」

男「えぇー…」

女「ほんまトロイやっちゃな！お前芸人やったら死んでるぞッ！」

男「いや、芸人じゃないし」

女「お前はなんでやねんから始めなあかん口か！」

男「今日あったばっかですよね？なんでそこまで言われなきゃ」

女「で、答えは？」

男「・・・・・」ｲﾗ

女「なんや怒っとるんか？京都弁で謝ったろか？」

男「なんでだよ」

女「ほんま堪忍しとぉくれやす」

男「なんか古い」

女「ええからはよ答えろや！」

男「ま、まぁ好きな食べ物って言われたら豚の「たこやきか！」

女「豚入りのたこやきとは、なんやけったいなやっちゃなぁ、まぁええけど」

男「いや、豚の「たこやきやろ？」

男「・・・それでいいです」

女「ほな次やな」

女「この世で一番嫌いな巨人の選手は？」

男「は？」

女「だからこの世で一番嫌いな巨人の選手や！何回言わせんねん！」

男「いや、二回目でしょ？」

女「アホッ！そこは「”何回岩瀬んねん！”って巨人に中日の抑えが入ってますやん～（笑）」って大阪バカにした感じでスベれやッ！」

男「なんでだよ！それに大阪バカにしたら多分怒るでしょ？」

女「当たり前じゃボケッ！大阪なめとったらパチギかますぞコラッ！！」

男「あんた頭おかしいんじゃねぇの？」

女「とりあえずはよ言えや！仁志か？松井か？由伸か？」

男「二人引退してんじゃねぇか」

女「ほな由伸っと・・・」ｶｷｶｷ

男「なに書いてんだよ！っていうか俺巨人ファ「アァッ！？」


この時僕は、ケツの中にツララがブッ刺さった気分だと、思いました。

命の危険を感じて逃走。

男「やっぱ大阪は阪神ファン以外は皆殺しの文化だったんだな」

男「・・・・・・」

男「学校戻るのもアレだしちょっと観光しよう」


ｽﾀｽﾀｽﾀ

ﾌｧｯﾌｧｰｯ!!!


男「な、なんだっ！？」


ｷｨｨｨｨｯ!　ｶﾞｼｬｧｧｧﾝｯ!!



ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ…



・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

・