エレン「注射を渡してください」ｶﾞｼｯ

ミカサ「…」ﾋｭﾝﾋｭﾝ

リヴァイ「…お前ら本気で言っているのか？…調査兵団団長を見殺しにしろと言ってるんだぞ？」

エレン「でもさっきアルミンに打つって…」

エルヴィン「」ｾﾞｴｾﾞｴ

アルミン「」ﾋｭｰﾋｭｰ

ベルトルト「」

リヴァイ「私情を捨てろ。エルヴィンの経験と統率力は調査兵団に必要なんだ」

ミカサ「…」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

フロック（ミカサが素振り的な事やってる…）

エレン「でもさっきアルミンに打つって…」

リヴァイ「…邪魔をするな、どけ」

ミカサ「…」ﾋｭﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾌﾞｵｵｵｵｫｫｼｭｼｭｼｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾌﾞｫﾝﾌﾞｫﾝ!!!!!!!!!!!!!!!

フロック（刃が見えねぇ…すげぇ）

エルヴィン「」ｾﾞｴｾﾞｴ

アルミン「」ﾋｭｰﾋｭｰ

ベルトルト「」

リヴァイ「…これが最後だ、どけ」

エレン「でもさっきアル

ﾄﾞｺﾞｫｯｯ!!!!!

エレン「」ﾄﾞｻｯ

ミカサ「……！！」ｼｭﾝｯ!!

リ

ミス

リヴァイ「…ぐっ！」ｶﾞｼｯ

ﾄﾞﾀｯ!!

ミカサ「…」ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

リヴァイ「…あああ痛い痛い！！やめろマジで！！」ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

フロック「どうしようどうしよう…」ｵﾛｵﾛ

リヴァイ「…フロック！注射を渡すからエルヴィンに打て！！」ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

フロック「ああああはいわわわ分かりましましし」

ミカサ「…」ｷﾞﾛｯ

フロック「ﾋｴｯ…」

リヴァイ「…早くしろ！！調査兵団クビにするぞ！！！」ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

ミカサ「…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

フロック「…」

ハンジ「皆んな！お取り込み中の所すまない！」ﾊﾟｼｭｳｳｳｩﾝ!

リヴァイ「ハンジ助けろ！首絞まってる！！」ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

ハンジ「いやそれよりさぁ…見てよこれ」ﾎﾟｲｯ ﾄﾞｻｯ

ヒストリア「」ｾﾞｴｾﾞｴ

リヴァイ「！！？！？！！！？」

ミカサ「！？！？！！？！！？」

フロック「！？？？！？！！？」

エレン「！？？！！！？？！！」

エルヴィン「」ｾﾞｴｾﾞｴ

アルミン「」ﾋｭｰﾋｭｰ

ベルトルト「」

リヴァイ「何故ヒストリアがここにいやがる…」

ハンジ「いやなんか…落ちてた」

ハンジ「ライナー奪われた後こっちに飛んできてる途中に…なんか落ちてるの見つけてさ」

ハンジ「腹抉れて死にかけって感じ…」ｱﾊﾊ

リヴァイ「こいつには民の統制の為に生きる事がお前の使命だと言った筈なんだがな」

エレン「ライナー奪われたのか…」

ヒストリア「」ｾﾞｴｾﾞｴ

エルヴィン「」ｾﾞｴｾﾞｴ

アルミン「」ﾋｭｰﾋｭｰ

ベルトルト「」

フロック（そういえば…みんなが心配だから私もこっそり着いて行くってどっかで聞いたな）

フロック（余計な事言わんどこ）

ハンジ「国のトップと調査兵団のトップどちらか究極の二択」

リヴァイ「エルヴィンに打とうぜ、俺の忠告を無視したガキなんぞ知らん」

エレン「いやでもさっきアルミンに打つって…」

ミカサ「…」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ!!!!!!!!!

はよせいどっちも死ぬぞ

射つ？

ハンジ「困ったな…簡単に決めていい問題じゃないよこれは」

エレン「アルミンに打ちましょう！女王の代わりはヒッチにでも任せればいいんです」

フロック「王家の人間でもないしバカだし無理決まってんだろ」

リヴァイ「エルヴィンに打つ。時間がねぇんだ」

ミカサ「…」

ヒストリア「」ｾﾞｴｾﾞｴ

エルヴィン「」ｾﾞｴｾﾞｴ

アルミン「」ﾋｭｰﾋｭｰ

ベルトルト「」

コニー「おい！どうしたんだ！？」ﾊﾟｼｭｳｳｳｩﾝ

ジャン「何やって………は！？ヒストリア！？」ﾊﾟｼｭｳｳｳｩﾝ

リヴァイ「ぞろぞろ集まって来やがったな…」

エレン「ジャン、コニー。お前らは分かってくれるよな？誰に注射を打つべきか」

コニー「注射？そこの横になってる3人の中でか？」

ジャン「いや待て…ヒストリアが居る理由を知りたいんだが」

エレン「話してるヒマなんてねぇんだよ馬面系勘違い野郎！！」

コニー「もしかしてそこのクロンボって……アルミンなのか？」

エレン「そうだ。だから早くアルミンに注射を打たないといけないんだ」

コニー「でも団長とヒストリアは……

ハンジ「あーもう！これじゃ埒が明かないよ！じゃんけんしよう！じゃんけん！」

ハンジ「勝った人に注射を委ねる。それでいいね？」

リヴァイ「…仕方ねぇ、時間もねぇしやるか」

エレン「分かりました！絶対に勝ちます！」

ミカサ「…」ｺｸﾘ

フロック「じゃんけんで決めちゃっていいんですかね…」

ジャン「マジかよ…」

コニー「超帰りてぇ」

ハンジ「はいじゃあ行くよーーーー！！」

リヴァイ「…」

エレン「…」

ミカサ「…」

フロック「…」

ジャン「…」

コニー「…」

ハンジ「じゃーーんけーーーん！！」

ハンジ「PON！！！」ｸﾞｰ

リヴァイ「……！」ﾊﾟｰ

エレン「アルミンッ！！」ｸﾞｰ

ミカサ「…」ｸﾞｰ

フロック「…」ｸﾞｰ

ジャン「…」ｸﾞｰ

コニー「…」ｸﾞｰ

はよ(注射)

エレン「………あっ…」

ミカサ「」

リヴァイ「…残念だがこれが現実だ」

ハンジ「エレン、ミカサ。もう文句は無しだからね」

フロック（これでよかったんだ）

エレン「…」

ミカサ「…」

ジャン「クソ………クソッ………！」

コニー「またなアルミンとヒストリア」

リヴァイ「全員ここを離れ

エレン「兵長…！！海って知ってますか？」

エレン「いくら見渡しても地平線の果てまで続く…巨大な湖の事です…」

フロック「おい！もう黙れよお前！」ﾊﾟｼｭﾝ !

エレン「あぁ…待ってくれ…まだ全部言えてない」

ハンジ「…ほら、ミカサも行くよ…」ﾊﾟｼｭﾝ !

ミカサ「…」ﾊﾟｼｭﾝ !

ヒストリア「」ｾﾞｴｾﾞｴ

エルヴィン「」ｾﾞｴｾﾞｴ

アルミン「」ﾋｭｰﾋｭｰ

ベルトルト「」

リヴァイ「…」

アルミン『地平線まで全て塩水！そこにしか住めない魚もいるんだ！』

リヴァイ「…」ｽﾀｽﾀ

エルヴィン『叶えてみない事にはな…俺はこのまま地下室に行きたい…』

リヴァイ「どいつもこいつも…」ｽﾀｽﾀ

ベルトルト「」ｽﾞﾘｽﾞﾘ

ダリス『王政幹部のケツの穴に食事をぶち込む事が私の夢だ…』

リヴァイ「…ガキみてぇに喚き散らしやがって…」

ケニー『みんな何かの奴隷だった…あいつでさえも…』

リヴァイ「…」

ヒストリア「」ｹﾞﾎｯ!ｺﾞﾎｯ!

エルヴィン「」ｾﾞｴｾﾞｴ

アルミン「」ﾋｭｰﾋｭｰ

リヴァイ「…」ﾊﾟｶｯ

リヴァイ「エルヴィン、注射打つぞ」ｽｯ

ﾊﾞｯｯ!!!

リヴァイ「！！？」ﾎﾟﾛｯ

ｶｯ ｶｯ

エルヴィン「先生…………にいないって……やって調べたんですか……」

リヴァイ「あッ…！？！？……注射があああぁぁぁぁ！？」ｶｻｶｻｶｻｶｻｶｻ

リヴァイ「…ふんッ！！」ﾊﾟｼｯ!!

リヴァイ「…あっぶねぇ…！！奇跡的に割れてねぇし…ガス切れてるし心臓止まりかけたぜ」

ハンジ「リヴァイ何やってんの！？こっちまで心臓が止まりかけたんだけど！？」ｽﾀｯ

リヴァイ「…エルヴィンがいきなり手を挙げやがったからビックリしたんだよ！」

ハンジ「思えばここって屋根の上で斜面になってるからね足場が悪いね…」

リヴァイ「崩れかけでもあるしな…二度も同じヘマはしないから離れてろ」

ハンジ「うん…じゃあ気を付け

エレン抱えフロック「何かあったんすか！？」ﾄﾞｽﾝ!!

ジャン「注射まだっすか！？」ｽﾀｯ

サシャ抱えコニー「みんな死んじゃいますよ！」ﾄﾞｽﾝ!!

ミカサ「…」ﾄﾞｽﾝ!!

リヴァイ「あ、足場崩れかけだから一箇所に集まって来んな！！」

ﾒｷﾒｷ………

コニー「ん？何の音だ？」

リヴァイ「…だから言っ

ｶﾞｼｬｱｱｱｱｧｧｧｧｧﾝ!!!!!!!!

エレン「くっ！」ﾄﾞｻｯ

フロック「」ﾍﾞﾁｬｯ!!

ジャン「ぐっ！！」ﾄﾞｻｯ

ミカサ「…」ｼｭﾀｯ

エルヴィン「」ﾄﾞｼｬｯ

アルミン「」ﾎﾞｷｯ

ヒストリア「」ﾄﾞｻｯ

エレン「くっ！」ﾄﾞｻｯ

フロック「」ﾍﾞﾁｬｯ!!

ジャン「ぐっ！！」ﾄﾞｻｯ

ミカサ「…」ｼｭﾀｯ

エルヴィン「」ﾄﾞｼｬｯ

アルミン「」ﾎﾞｷｯ

ヒストリア「」ﾄﾞｻｯ

>>27>>28
ミスった

エレン「フロックすまん！みんなは無事か！？」

フロック「」

ジャン「俺は無事だ」

ミカサ「…」ｺｸｯ

リヴァイ「すまん…足折れた」

ハンジ「私も両足逝った」

コニー「俺は無事だけどサシャを下敷きに…」

サシャ「」

リヴァイ「ちょっと待て！エルヴィン達は無事か？」

エルヴィン「」

アルミン「」

ヒストリア「」

ベルトルト「」

ハンジ「足折って動けないから誰か確認して！」

ジャン「は、はい！」

今更だけど21巻までのネタバレ注意

リヴァイ（冗談じゃねぇ！屋根から落ちて死んだとかマジのガチでリアルに洒落になんねぇぞ！）

エレン「おい、フロック！しっかりしろ！」

コニー「サシャ…お前……息が…」

ジャン「……………兵長……団長が息をしてません」

リヴァイ「お ま え は 馬 鹿 か ！ ？」

リヴァイ「ちゃんと確認したのかよマジで！！ふざけんじゃねぇよリアルに！」

ジャン「それに…ヒストリアとアルミンも息がありません…」

エレン「………は？」

ミカサ「………！！？」

コニー「サシャも…俺の下敷きになって…死んでます」

リヴァイ「…は？……は？」

ハンジ「」

エレン「嘘だろ？……なぁ…アルミン……俺たち約束したよなぁ…！！一緒に外の世界を見に行くって…」

エレン「なのになんで……なんで……ぅああぁ……あああああああああああああああああああああぁぁぁぁあああああぁあああああああ！！！！！！！！！！！」

ﾌﾟﾂﾝ

エレン「」ﾊﾞﾀｯ

ジャン「………おいエレン…？」

ジャン「エレン、嘘だよな？起きろよ死に急ぎ野郎」

ミカサ「……！？！！？」

ミカサ「！？？！？！！？！！！？！？！！！！！？！！？！
！？！！？！！？？？！？！？？！？！！？！！！？！？！！！！！？！！？！！？！！？」

ﾌﾟﾂﾝ

ミカサ「」ﾊﾞﾀｯ

ハンジ「え？ナニコレ？ショック死…？ショック死の連鎖…？」

ジャン「おい嘘だろミカサ……？」

ジャン「死んでないよなミカサ…？俺、お前の事好きだったのに…嘘だろ？好きやってんのに…好きやってん…」

ジャン「好きやってん！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

ﾌﾟﾂﾝ

ジャン「」ﾊﾞﾀｯ

リヴァイ「おい何だこれ…何なんだこれ」

コニー「ジャン…」

コニー「俺の同期死んだ？死んだのか？104期は俺しか残ってない系か？冗談はよし子ちゃﾌﾟﾂﾝ

コニー「」ﾊﾞﾀｯ

リヴァイ「…」

ハンジ「…」

リヴァイ「我が生涯に一片の悔い無し！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」ﾌﾟﾂﾝ

ハンジ「次の団長任されたけど私も死にます！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」ﾌﾟﾂﾝ

リヴァイ「」ﾊﾞﾀｯ

ハンジ「」ﾊﾞﾀｯ

……………………………………………………

…………………………

…………


ベルトルト「………う……うぅ…」ｼｭｳｳｩｩｩ

ベルトルト「……ん？…ここはどこだ？」ﾑｸｯ

エレン「」

ミカサ「」

ジャン「」

コニー「」

サシャ「」

フロック「」

リヴァイ「」

ハンジ「」

アルミン「」

ヒストリア「」

エルヴィン「」

ベルトルト「え？…みんな倒れてる」

ベルトルト（僕…巨人化した後エレンにやられて…思い出せない）

ベルトルト（気絶してるのかな？この状況に至った経緯は分からないけどエレンを連れて行こう！）

ベルトルト（ってあれ？何でヒストリアまでいるんだ？）

ベルトルト（謎だけど…ヒストリアも連れて行った方がいいかな…）

ベルトルト（ライナー！僕やったよ！任務を無事果たせそうだ！）

壁の上

ジーク「ベルトルトは来ないね、もう故郷に帰る？」

ライナー「あと少し待ってください！もしかしたら…もしかしたら！！」

ｵｰｲ!!ﾗｲﾅｰ!!!

ジーク「ん？」

ライナー「あ…あの声はまさか！？」

ベルトルト「ライナー！！エレンを連れて来たよー！」ﾊﾟｼｭｳｳﾝ

ライナー「ベルトルト！良くやったぞ！」

ベルトルト「いえーい！！」ｽﾀｯ

エレン「」

ヒストリア「」

ライナー「エレンと…何でヒストリアがいるんだ！？」

ベルトルト「分かんないけど…一応連れて来た」

ジーク「ねぇベルトルト、連れて来たのはいいけどさ」

ベルトルト「何ですか戦士長？」

ジーク「2人とも死んじゃってるよ…」

ベルトルト「……………………え？」

ライナー「……………は？」

ジーク「座標が死んだら…連れて来た意味ないジャン」

ベルトルト「」

ライナー「」

ジーク「」

ライナー「ユミルごめんヒストリア死んじゃった座標も死んじゃったアニも救えない戦士失格二重人格のクソホモ最低ゴリラだ俺はもう生きてる価値ねえんだあああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」ﾌﾟﾂﾝ

ライナー「」ﾊﾞﾀｯ

ベルトルト「ライナああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！
！！！！！！！！！！！！！」ﾌﾟﾂﾝ

ベルトルト「」ﾊﾞﾀｯ

ジーク「お兄ちゃんを許してくれエレーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン！！！！！！！！
！！！！！！！！！！！！！！！！！」ﾌﾟﾂﾝ

ジーク「」ﾊﾞﾀｯ



終わり

なんだこれ
乙