ニンテンドー3DS専用ゲームソフト「ステラグロウ」のSSです。
※以下の点にご注意を
・本編の後日談。一応ラスティエンド後の話にしてあります。
・ゆえにネタバレ有り
・一部キャラの後付け設定が微妙に有り
サントラが出てくれないので投稿します。
SSを書くのは本作が初となりますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
更に注意してほしいことが…(以下本編ネタバレ)
※この話はラスティとドロシーが和解する(?)話(いわばドロシー編)の後日談となっております。しかし、
・先にこちらの温泉編SSが出来上がってしまった
・ドロシー編がまだ未完成。(内容を簡単に言うと、天使に襲われそうになったドロシーをラスティが庇いラスティが入院するというストーリー)
・いち早くステラグロウSSを投稿したい
という理由により誠に勝手ながらこちらを先に投稿させて頂きます。
ドロシー編はこのスレが伸びれば早いうちに出来上がるかも…?
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486902571
世界救済後から、3ヶ月…。(1ヶ月後にとある事件、その後2ヶ月はラスティに入院)
世界中の脅威となっていた天使の軍勢はアルトたち一行の活躍によって、今では残党のみになっていた。
…
…俺の名はラスティ。女と酒が好きな遊び人だ。(←騎士と言わない)
今は訳あって天使から受けた左足の傷を治療するために、ヴェロニカ研究所に入院している。
なんでも、俺に傷を負わせたあの天使は普通の天使とはちと違うらしく、5000年生きてきたヴェロニカにかでさえ滅多にお目にかかれない種だそうだ。んで、そんな天使から受けた傷は呪いとなって俺の傷の中に霊体となって宿っているとかなんとか…。
ヴェロニカにしか解呪できる奴がいないから…という名目で本人が研究したがっているから俺はヴェロニカの実験台、及びタダ働き要員として2ヶ月程度入院(と言う名の収容)されることになった。
ヴェロニカ「その傷口から何らかのウィルスが蔓延する可能性がある。よって、あんたは解呪が済むまで研究所及びその付近に滞在っす。」
ラスティ「しばらく研究所に籠もってろって言うのかよ!冗談じゃねぇ、その間遊びにも行けねぇってか⁈」
リゼット「安静にしてないとダメだよ。私も看病するから…。」
ヴェロニカ「言ったはずっすよ。ウィルスが蔓延するって。ウィルスに抗体があるのは今のところ私だけっす。完治するまでは自分の監視下に置かせてもらうっすよ。」
ラスティ「なんで5000歳のBBAと…。」
ヴェロニカ「なんか言ったっすか?」
ラスティ「げ…な…なんでもねぇよ…!」
ヴェロニカ「ああ、そうっすねー。完治させてあげるんだからそれなりの対価を貰わないと割に合わないっすね。例えば…開発の手伝い、研究所内の掃除、手羽先の調理、天使の研究所の周りの天使掃討…etc」
ラスティ「ちょっと待て。いろいろ突っ込みどころは満載だが、特に最後のは何だ?俺は患者だぞ⁈」
左足を負傷したとはいえ、決して動けなくなったわけじゃねぇが、移動力が半減してしまっている。
ヴェロニカ「あんたは元々の機動力がチートなんだから、今の半分くらいでも十分戦力でしょ。」
ジゼル「私も看病しますので。」
…
そして2か月後、レグナント王国にて・・・
アルト「よし、これで今日の任務は完了だ!明日で約束の温泉だと思うと、今までの疲れが一気に吹っ飛ぶな!」
アーチボルト「お疲れ様でした、隊長。明日は共に疲れをとりましょう。」
アルト「だーから、何度も言ってるけどアルトでいいって。やっぱりなんかしっくりこないよ。」
アーチボルト「いえ、なりません。それにラスティ不在の今、ここで規律を乱してしまうと全体の士気に影響します。ただでさえクラウス隊長無き今、騎士団の士気が下がってしまいます。」
アルト「クラウス隊長か…。槍使いのガーディアンが不在の今、ダンテには本当に入隊してほしいところなんだけどな。」
アーチボルト「あの様なならならず者、我が騎士団に不協和音をもたらすとしか思えない。」
アルト「でも、福音使徒の中ではかなりカリスマ性を誇ってた方だったから、味方につければ相当頼もしいよ。」
アーチボルト「ふぅむ…確かに噂に聞くところによると、福音使徒からの信頼の厚さ、それに槍の腕も確かなものがあるが…。」
アーチボルト「それでも、クラウス隊長には及びませぬ。」ニッコリ
アルト「あんな事があってもクラウス隊長推しか…。やっぱりアーチボルトの忠誠心は真っ直ぐでブレないんだな。」
アーチボルト「ええ、折れるつもりも曲がるつもりもありません。」
アルト「それに、元騎士団のキースも居るからな。あいつが入隊してくれればもう少し立て直せるけど…。」
アーチボルト「な…奴は確かに弓の腕は確かだが、あの様な不敬者…!」
キース「この俺の弓におけるスキルに目をつけるのは良いことだが、あいにくもう騎士団に入隊するつもりはないぞ。俺は…王になる男だからな。」
アルト「キース!久しぶりだな!モルディと一緒じゃないのか?」
キース「あいつは他の魔女たちと一緒に前夜パーティーの準備をするらしい。」
アルト「そうか、そしたら女性陣はほぼ全員王宮に居るんだな。」
アーチボルト「ユアン殿とダンテはどうした?」
キース「ユアンは明日の準備のため、馬車の業者と打ち合わせ中だ。もう少ししたら向こうで合流するはずだ」
アルト「ダンテは…?」
キース「さぁ、分からん。と言うより、こういった催しに来るような玉なのか?あいつは」
ダンテのニタニタ顏の回想
アルト「うーん、確かにそうだけど、ヒルダとドロシーも一緒だし来るんじゃないかな?」
アーチボルト「とにかく、行ってみないことには分かりません。」
アルト「そうだな。そしたら皆んな!俺たち調律騎士団が不在になるから、明日は1日頼んだぞ!」
騎士一同「かしこまりました!」
…
珍しい題材だ
支援
俺得支援
Location〜王宮内宴会場〜
ガチャ…
ポポ「あー!アルトだー!」
モルディ「盛る!」
アルト「皆んな、待たせたな!」
サクヤ「来たわね。もう料理は出揃ってるわよ。」
アーチボルト「サクヤ殿!お久しぶりです。」
キース「ふん、なかなか豪勢な料理ではないか。まさに、王の晩餐に相応しい。」
アルト「どれも本当に美味そうな料理だなぁ。これ、全部リゼットが作ったのか?」
リゼット「私は作ってないわよ。どうして?」
アルト「だって紫色の料理があったから」
リゼット「それはただの紫玉ねぎのサラダだよ!そしてこっちは、紫色のスイートポテト。もう、紫色だからって何でもかんでも私って決めつけないでよ〜。」
アーチボルト「紫色玉ねぎに紫芋。戦いも終わったことだ、再び自家菜園を始めてみるか!紫色玉ねぎは〜という栄養があって、それから〜ウンタラカンタラ」
アルト「悪かったって、リゼット。ついつい」
モルディ「それにしても、こんなに豪華な料理がたくさん盛るなんて…一体どんなシェフが作ったんだろ…。」
サクヤ「このデザートなんて見た目からして、格別に美味しそう…!まるでMr.Xの再来みたい。」
リゼット「それがね!実はこの料理を作ったのはなんと…」
ヴェロニカ「ちーっす、待たせたっすな、諸君」
アルト「ヴェロニカ博士!それに…‼︎」
ラスティ「待たせたな、おめぇたち‼︎」
一同「ラスティ‼︎」
アルト「うぉぉ、久しぶりだなぁ〜!」
リゼット「ラスティさん、もう傷は大丈夫なんですか?」
ヴェロニカ「あの時天使から受けた傷は完全に完治してるっすよ。」
ラスティ「心の方はむしろ疲弊しちまったけどな…。」
アーチボルト「そうだ!傷口の呪いとやらは…⁈」
ジゼル「問題なしです。彼の体内からは、天使の反応はもう感じられません。」
アルト「そうか…!良かったなぁ、ラスティ!」
ラスティ「お、おう…。」
キース「なんだ、やけに煮え切らない反応だな。」
ポポ「どうしたの、ラスティ?お腹でも痛いの?」
ブブ「ブブ…。」心配そうな目
ラスティ「ああ、いや、そうじゃねぇんだが…、入院生活と言う名の地獄の日々に精神が擦り切れてだな…。」
モルディ「どんな治療を受けたの…?」
ラスティ「ああ、ようやく愚痴を聞いてくれる奴が現れてくれたか…!」
サクヤ「もったいぶらないでさっさと言いなさいよ。ま、あらかた想像はつきそうだけど……。」
ラスティ「ああ、だいたい想像通りだ…。だいたい患者に対してこき使…」
ヴェロニカ「カッカッカ!共に研究所の教授と助手としてやってきたじゃないっすか〜。」
ジゼル「ええ、一緒に食事、寝食、戦いを共にしてきました。これが、苦楽を共にする、というやつですね。」
サクヤ「戦いって…」
アルト「サクヤ、俺もヴェロニカ博士の助手を一時期やってたから分かる。この様子だと…」
ガチャ…。
アーチボルト「む…あれは…。」
ヒルダ「久しぶりね。みんな。」
ポポ「ヒルダ!それに…。」
アルト「ドロシー。」
ドロシー「…」
ラスティ「…。」
ヒルダ「ドロシー、さぁ。」ボソッ
ドロシー「あ…」
ドロシー「…。」
リゼット「ドロシー、あのね…」
ラスティ「よードロシー。なんだよその和風な格好。似合ってんじゃねぇか。七五三にでも行くのか?」ニッコリ」
ドロシー「なっ…!ドロシーもう11だし!もうそんな子供じゃないし!」
ラスティ「そうか?イメチェンしても相変わらずうさぎの被り物だったからついつい突っ込みたくなってなぁ。」
ドロシー「うっさい!ほっとけ!このたらし男!」
ヒルダ「ドロシー、言ったはずよ。彼にきちんとお礼を…」
スッ
ヒルダ「アルト…。」
アルト「今はこのままでもいいんじゃないか。もう少し時間をかけて打ち解け合っていけばさ。」
ブブ「V!」
ポポ「ブブも2人が仲良くて喜んでるよぅ。」
リゼット「こっちの方がドロシーらしいし、もっと時間をかけて分かり合えれば、きっと素直に謝ってくれる娘だと思うよ、私は。」
ヒルダ「時間が解決することもある…か。私が鈍らせていた感覚ね。」
アルト「ヒルダ…。」
キース「そう言えば、ユアンのやつはまだ来てないのか?」
ののか「ユアン君ならもう来てますよ。」
キース「!誰の声だ⁈どこから聞こえる?」
カッ(照明が消える)
?「Ladies and gentlemen 」
?「かの戦いから2ヶ月…。皆様待ちきれなかったことでしょう。」
?「この時のために、我がユアン商会は、全力でこの日のための準備をしていました…。」
モルディ「ユアン商会…この声は…」
⁇「さすがユアン君です。みんなのためにここまでしてくれるなんて〜」
ユアン「ぎゃー!光る二つ目お化けだー‼︎」
リゼット「えっ⁈お化け⁈」
アルト「お前までビビってどうする。多分あの声は…」
ののか「私ですよぅ、ユアン君〜。」懐中電灯を顔下から照らす
ユアン「ぎゃー‼︎デター!ダンボールお化けー‼︎」
カチッ
カッ(照明晴れる)。パッカーン
ののか「ラスティさん、退院おめでとうございます〜。」
ポポ「ののかだー!」
サクヤ「あんた、なにアホなことやってんのよ。」
ののか「すみません、サクヤ様。」
ラスティ「おいおい、なかなか粋なことやってくれんじゃねーか。」
ユアン「本当ですよ!脅かさないでください!…まぁ、でもこんなところでうだうだしてても、せっかくの料理が冷めてしまうので!早速ですが、ラスティの退院を祝って…」グラスを持つユアン
一同「乾杯‼︎」
アルト「さぁーって、早速飯を…!」
リゼット「このごま団子なんて美味しそう!ポポ、一緒に食べよう。」
ラスティ「旨そうだな!俺のためにわざわざ感謝するぜ!それじゃ…」
「待った‼︎」
ジゼル「何者…?」
?「…てめぇら、ご飯を食べる前は…」
ダンテ「ちゃんといただきますしろって言ってんだろ‼︎‼︎」
…
そして、パーティー後の翌朝・・・・・・
Location~道中の馬車~
馬車(ラスティ、モルディ、ヴェロニカ、ダンテ)
ラスティ「ぐがー…」
モルディ「ラスティ、寝すぎ。」
ヴェロニカ「あなたがそれを言うっすか?」
ダンテ「ハメを外しすぎだ、こいつは。今日の温泉があるというのに、のぼせるんじゃねぇか?」
ヴェロニカ「研究所での入院生活が、そんなに窮屈だったなんて…」シクシク
モルディ「本当に一体何されたんだろう、ラスティ…。」
馬車(アルト、リゼット、アーチボルト、キース)
アルト「まさか、ダンテの作った料理だったなんて…。」
リゼット「女としてはすごく妬いちゃうけどね…」
アーチボルト「しかし、食に対するあの敬意・感謝の心。騎士として、私は少し見直したぞ。」
キース「王としてシェフに迎え入れてやらんでもないくらいの出来栄えだったな。」
アーチボルト「何をふざけたことを。あやつは、私と共に自家栽培を営なもうと試みていたというのに。」
キース「なんだと?」
バチバチ
リゼット「なんか、取り合いが始まってるし…。」
そしてアマツ旅館に到着した一行…
Location ~華蝶庵女湯~
ののか「ふぅーやっぱり温泉は良いですね~。」
マリー「わぁ、ののかのおっきいなぁ。」
ののか「わっ、マリーさんおやめ下さい~」
サクヤ「マリー、あんまり騒がないようにね。この間ワビサビを教えたでしょう?ま、そんなデカ乳ぶら下げてるそいつも悪いけどね。」
ヒルダ「ふふ、まぁ少しくらいは良いんじゃない?戦いで疲れ切っていたのだから。」
リゼット「ヒルダとドロシーはここの温泉初めてだよね。感想が聞きたいな。」
ドロシー「普段はお風呂とかめんどーだけど、この温泉なら何度でも入れるかも」
モルディ「何度も…のぼせちゃう…。」
サクヤ「二人ともお風呂が面倒くさいタイプの人間みたいだけど、女性として面倒くさがっちゃいけないことよ。でないと、好きな異性に振り向いてもらえなくなるわよ~。」
ドロシー「そ…それは…。」
モルディ「困る…。」
サクヤ「あれ、二人とも意外な反応…。」
ヒルダ「意外な事実ね。ドロシーは誰か好きな人ができたのかしら?」
ドロシー「そ、そんな事ない!」
ヒルダ「そういえばあの時、彼に庇ってもらったのよね。」
ののか「あの時のラスティさん、カッコよかったです。」
ドロシー「あ、ありえないしあんな垂らし男!そ、そんなヒルダはどうなの?やっぱり…アルト…とか?」
ヒルダ「な…私は…」
モルディ「も…盛れ…ない?」
リゼット「千年前からずっと気になってたんだよね?やっぱり…」
ヒルダ「え、エルクとの思い出はもう過去のものにしたわ!だからこれからは、彼の事をアルトとして見ていくって決めたのよ。」
モルディ「見ていく…これからは…。」
サクヤ「や…やっぱり…」
ヴェロニカ「カッカッカ!アルトの事となると、魔女ーズ始めとした女性達みーんな固まっちまうっすなぁ。」
リゼット「ヴェロニカ博士!」
マリー「わー、ハカセもおっきー!」
サクヤ「ちょっ、アンタ…タオルで隠したらどうなの?」
ヴェロニカ「別にあたしゃあんま気にしないっすよ。それよりチミ達の会話、各々墓穴を掘り過ぎっすねー。」
ポポ「みんな、アルトの事が好きならみんなで告白しちゃおうよ!」
ヒルダ「ぶっ!」
サクヤ「あ、あんたね…。」
リゼット「ポポ、そういうのはね…ウンタラカンタラ」
Location〜華蝶庵温泉男湯〜
ダンテ「ここが…華蝶庵。」
アルト「どうだ?レグナント1の温泉の感想は?」
ダンテ「なるほど噂通りの温泉だ。悪くない。この湯は、泉質は単純硫黄温泉か…これは筋肉疲労に有効だな。」
アルト「ユアンも以前にそう言っていたような…。やっぱり有名なんだな。」
ラスティ「それにしても、改めて久しぶりだぜ華蝶庵!」
アルト「ラスティと兄弟の盃を交わして以来だな」
アーチボルト「何⁈アルトとラスティは以前にも来たことがあるのか?」
アルト「ああ、今回とは別の約束でな。」
アーチボルト「何故私も呼ばなかった。水臭いぞ、同じ騎士団だというとに!」
ラスティ「おめーまでいると、暑すぎてのぼせちまうっつーの。」
ユアン「まぁまぁ。その辺にしといて、ほらラスティ。かねてよりの約束を果たしたいんじゃないんですか?」
ラスティ「おっとそうだったな。悪りぃな、おちょこ持ってきてもらって。」
ユアン「全く…未成年は本当にアルコール入ってないんでしょうね」
ラスティ「心配すんなって。」
キース「上等な盃を期待しているぞ。」
ダンテ「ふん…。一杯だけだからな。」
アーチボルト「では、この漢達の集いに…!」
アルト「そして、かねてよりの約束を果たせたことに…」
ラスティ「乾杯‼︎」
…
ユアン「それにしても、キースはどうして全身焼けてるんですか?腹部以外も焼けているってことは…?」
キース「砂漠に滞在していた時に、よくオアシスで日光浴をしていたからな。王のくつろぎにはちょうど良い。」
ユアン「それで全身…。でも、おかしくないですか?なんで尻部分も焼けているんですか⁇」
キース「砂漠は人っ子ひとりいやしない。そんな中で誰ものぞき見る者などいるまい…。」
アルト「いや、オアシスなんだろ?つまりそれ、周りの人たちがお前と目を避けて消えて行っただけだと思うぞ。」呆れ顔
キース「この王の裸体、やはり、そんじゃそこらの愚民どもには拝謁することすら出来ないということだ!共に戦いを共にした強者のみが見ることを許される!」
ダンテ「たとえ一時期でも、俺はこんな奴と戦いを共にしていたというのか……。」
ユアン「相変わらず、幸せな人で何よりですよ…。」
キース「それともなんだ?この王の裸体に酔いしれたのか?」ニッ
ユアン「はぁ⁈なんで僕の目を見て言ったんですか⁈」
キース「お前は以前にも胸にタオルを巻いていただろうが。つまり…『そっち』の気があると読み取れる。」
ユアン「違います‼︎僕はれっきとした男の子です‼︎胸までタオルは僕のポリシーなんです!」
ダンテ「呆れた連中だぜ…。立派なロケーションが台無しだ。おい、アーチボルト。お前は自称誇り高き騎士なんだろ?こいつらを律してやれ。」
アルト「?アーチボルト?」
アーチボルト「…。皆、見てみろ。あのラスティの顔…。」
ラスティ「…………ふぅ…。」
ダンテ「…なんであいつは恍惚としているんだ…。」
アーチボルト「あれは以前と同じ、良からぬことを考えてる顔だ…。」
キース「ラスティの向いてる方向は完全に女湯…。」
ユアン「しかし、普通に竹の間仕切りで見えないでしょ。なんでそんな発想に至るんですかねぇ。」
キース「それほどまでに、信用がないということだな。あの変態は。」
アルト「お前が変態言うか…。」
ダンテ「で、どうするんだ、あのチャラ男。ま、俺は当然関わらねーけどな。」
アルト「ちょっと声かけてみるか…。」
アルト「なに妄想してるんだ?」
ラスティ「うぉっ!アルト‼︎」
アルト「温泉には浸かれたし、盃は交わせたし、後は女の子の裸さえ覗ければなぁ…。なんて、思ってるんだろ?」
ラスティ「い、…いや、まぁ…そんなことは……いや、そうでもあるな…。」
アーチボルト「煮えきらん奴だな…。」
アルト「ふーん…。けどその割には満足そうな表情してたみたいだけど。」
ラスティ「は?そんな顔してねぇよ。」
ユアン「完全ににやけ面してたでしょ…。」
ラスティ「だっ、だから!俺はそんな顔してなかったっつーの‼︎」
キース「では、100歩譲ってにやけ面はしてなかったと認めよう…。」
ラスティ「だろ⁈」
キース「だが、その鼻血はどう説明する?」
ラスティ「…!あっ!」
アーチボルト「やはり不埒なことを…。」
ラスティ「い、いやまて!これはただ想像していただけだ!あの間仕切りの向こうにある桃源郷を!」
アーチボルト「桃源郷…!」
キース「お前まで鼻血を出してどうする…。」
アーチボルト「はっ!」
ダンテ「あほらし過ぎる…。俺はもう上がらせてもらうぜ。」
アルト「ラスティ。俺の目を見るんだ。」
ラスティ「!」
アルト「昨日からおかしいと思っていたんだ…。」
ラスティ「ギク」
アルト「その眼帯は本当に怪我したためか?」
ラスティ「だから言ってんだろ?ヴェロニカの手伝いで天使討伐した時に…」
アルト「ラスティ。俺たちは兄弟だろう?」
ラスティ「!」
アルト「たとえどんな事を隠していたとしても…兄弟同士は絶対に裏切らない。そういう盃を俺は交わしたはずだ。それに今日、他の男仲間達とも。」
ラスティ「アルト…。」
アルト「そんな兄弟だからこそ…真実を確かめさせてもらうぜ!」
ユアン「しかし、いくらラスティが煮え切らないとは言え、強気ですね…。一体どうやって真実を確かめるんですか?」
アルト「決まっている。…ラスティ、お前を 調 律 する!」
ラスティ「いや、ちょっとまて!調律って本来魔女だけにしかできねーだろ!」
アルト「俺たち調律騎士団は星を救うために苦楽を共にした仲間たちだ!魔女であるかそうでないかの境界線なんて、とっくに超えているさ!」
キース「歌唱石が輝いている!」
ラスティ「おい、嘘だろ…?ちょっとまー」
アルト「調律開始!」
ラスティ「うわぁぁぁ‼︎」
…
続きは後日にて。
支援感謝
ステラグロウとか珍しいな支援
Location~ラスティ精神世界~
アルト「ここは…?」
ユアン「華蝶庵…?」
???「キャッキャウフフ」
キース「?なんだこの甲高い声声は?」
ジゼル「あそこの柵の向こうから聞こえてきます。」
アーチボルト「ふむ…ブフッ‼︎(鼻血)」
アルト「どうした⁈アーチボルト⁈」
ユアン「柵が透けて見える⁈」
アルト「何だって!」
マリー「ののかのおっきいー!」
ののか「ひえぇえ、マリーさんおやめ下さい〜」
サクヤ「相変わらずの乳袋なんだから…。」
ヒルダ「正直羨ましいわ…。」
リゼット「ヒルダ…意外に気にしてたんだー。」
ドロシー「む、胸が無くてもヒルダの魅力は別の箇所で補えるし!」
モルディ「ヒルダの足…綺麗…スベスベ。」
サクヤ「ホントね。ヒップもすごく綺麗だし…。下半身部分に関しては負けちゃうわね…。でも、私だって負けてないわよ。なんたって、姫巫女の勝負パンツは苺パンツなんだからね。」
アーチボルト「な、な、なんですとーーー‼︎‼︎」
キース「静かにしろ、聞こえるぞ。」
アルト「あー、そういえばそんな柄も持ってたんだったなぁ、サクヤは。」照れ顔
ユアン「イチゴって…仮に僕が女の子だとしても絶対履かないですね。」
ドロシー「そ、それは…。」
モルディ「盛らない…。」
サクヤ「あれ?二人とも意外な反応…。てゆーか、この人のために勝負パンツを履くんだーっていう相手は誰もいないの?」
ドロシー「そんな相手いないし!」
ヒルダ「そういえば、彼に庇ってもらったのよね。」
ののか「あの時のラスティさん、カッコよかったです。」
ドロシー「それは別にどーでもいいでしょ⁈そういうヒルダは履かないの?…しょうぶパンツ?」
ヒルダ「わ…私は…。」
男性陣一同「それは、俺も気になってた…。」
モルディ「履かない…まさか…?」
リゼット「そういえば、1000年前からその格好だった…なんてことはないよね?」
ヒルダ「そ、そんな事言うあなた達はそういうのは勝負的なものは履かないのかしら⁈」
モルディ「話…逸らした…。」
サクヤ「という事はやっぱり…。」
アーチボルト「な、ななななんとけしからん‼︎いけません、いけませんぞぉぉぉ‼︎」
ダンテ「なんてこった…ずっと腹が寒そうなあの格好は福音使徒の時から気がかりだったが、やはり俺がヒルダのために何かしらの腹を暖かくするモン作ってやらなきゃならなかったんだ!そうだな…毛糸のパンツを履かせよう!色は黒か⁈あるいは…‼︎」
アルト「落ち着けってアーチボルト!それにダンテも!気持ちはすっっごく分かるけど、聞こえちまうってー!」
ユアン「でも、向こうは気づいてないみたいですね…。あと、なんでヴェロニカ博士の顔だけ見せられないよマークが付いているんでしょうか…?」
ジゼル「この光景は恐らくラスティが直に見たものだと推測。よって調律は成功しているかと。」
ダンテ「そうは言うが、根拠はあるのか?」
ジゼル「向こうにいるリゼットたちから生体反応が感じられません。…む?向こうに一つ生体反応が…。」
ササッ…!
ダンテ「誰だ⁈」
キース「岩陰に隠れたぞ!」
ジゼル「鳴け…ブリュンヒルデ!」
ラスティ「うわあ!!」
アルト「ラスティ…。」
ユアン「やれやれ…もう言い逃れできませんね…。」
ラスティ「わ…罠だ!これは罠だ!ジゼルが俺を陥れるために仕組んだ罠だ!大体、都合よく柵だけ透過して見える眼帯なんて、存在するわけ無いだろうが!それが罠だという証拠‼︎m9」
全員「…。」
キース「言ってることが支離滅裂だな。」
ラスティ「いいや、違う!ありえない…。罠だ…男同士の盃なんて俺は知らない‼︎」
アルト「そんな…!」ガクッ
ポン(ラスティの肩に手を置くアーチボルト)
アーチボルト「ラスティ…もう遅い。ジゼル殿の予想通りだ。お前の妄想は先ほど垣間見えた。あの一部始終は、自白したも同然だ。」
スっ
ラスティ「や、止めろ‼︎」
タタタタ…どてっ!、タタタ、壁ドン
アルト「ラスティ…。」
ユアン「ラスティ…この状況はどう見ても詰みですよ。」
ダンテ「全くだ。とっとと観念して、元の世界に返してもらおうか。」
ラスティ「ふ、ふふ。ふふふふふふ」
ラスティ「フハハハハハハ‼︎」
一同「‼︎」
ラスティ「そうだ。俺が主犯者だ。ならばどうする?ここで捉えるか?いいか、俺は主犯者であり、それと同時にれっきとした…『被害者』だ。」キリッ
アルト「何?」
ラスティ「俺が(研究所という名の)ブタ箱に入れられて早2ヶ月。今までかわい子ちゃんとチヤホヤしていた俺の日常は荒廃し、もはや目に見える景色がモノクロになってしまった…。」
ユアン「誇張表現も良いところですね…。」
ラスティ「そこ、黙って聞くように。」キリッ
ユアン「え?あ、はい」ナンカムカツク!
ラスティ「俺はヴェロニカに命令されるまま、ジゼルとはぐれ天使を狩る日々を送っていた…そんな中だ。ブタ箱の中で見つけちまったのさ、俺の暗闇に閉ざされた日々に一筋の光を与える神アイテムを‼︎」
ジゼル「それが、あのコンタクト型透過レンズだったというわけですね。」
ダンテ「どういう状況でそんな物を…。」
ジゼル「彼と二人ではぐれ天使を討伐するためです。私は機械なので物陰に隠れている天使もすぐにアナライズできますが、彼は人間。そこで木々だけを透過できるような装置が必要だったという事です。」
ラスティ「この収容生活が終われば待ち侘びた華蝶庵!第9小隊華蝶庵事件の鬱憤を晴らし、俺だけが!この麗しい光景を脳内HDDに焼き付ける事が出来るという算段だったんだ‼︎」
ラスティ「考えろ。」
アルト「!」
ラスティ「ここで俺を捕まえてどうする?言っとくが、そんな事をしたところで俺は改心なんてするつもりはこれっぽっちも無いぜ。つまり…この事を秘密にしなければ、この世界からは出られないという事だぜ!フハハハハハハは‼︎」
ダンテ「何だとぉ!冗談じゃねぇぞ!」
ユアン「自分が撒いた種でしょうが!」
キース「自分のケツすらも拭けないのか、この愚民め!」
アーチボルト「多少不埒な所はあっても、騎士としての芯は通ってると思っていたが…地に堕ちたか、ラスティ‼︎」
ジゼル「相当準備、完了」
アルト「ジゼル、ちょっと待ってくれないか?」
ジゼル「?」
アルト「これは男同士の戦いだ。男しか分からない事もこの世界には有るんだ。…だからこそ、ここで見守っていてくれないか?」
ジゼル「…わかりました。アルトの判断に従います。」
アルト「ラスティ‼︎」
ラスティ「!」
アルト「俺はお前を調律するためにここにいる!この程度の事で盃を交わしたことをなかった事になんかさせてたまるか!お前を改心させて、俺たちは、元の世界に帰るんだ!」
ラスティ「いいぜ、まとめてかかって来なむさ苦しい漢共。さぁ、漢祭りの始まりと行こうぜ!
・・・
アルト「構え、一、二!」
ラスティ「遅ぇ!」
アルト「早い!…けど!」突進付き
脳内FB(フラッシュバック)ラスティ「何もせずとも周りに女の子がホイホイ集まってくる指揮者様には分からねぇかもしれねぇが、俺にとってのこの2ヶ月を想像した事はあるか?」トクン…!
アルト「⁈なんだ!この声は⁈」
アーチボルト「ラスティー‼︎レディに対してのその不敬な行為、騎士としてきっちり改めて貰うぞ!」今だ…突撃ー!
スカッ(避けるラスティ)
脳内FBラスティ「お前はいつも女性に対してはレディ、レディ連呼してるが、共闘中にハイペリオンCをかまして巻き添えにして来るレディは、ある意味天使を超える可愛さだぜ?」
アーチボルト「トクン…!」ハイペリオンCの巻き添えになるイメージFB
ユアン「全く…この水風呂から調達してきた冷水で、そののぼせた頭を冷やして…あげますね!」水鉄砲を放つ
タライで水を受け止めるラスティ
ユアン「なにっ!」
脳内FBヴェロニカ「次はそこの部屋掃除しとくようシクヨロっす!」
脳内FBラスティ「ちっ!なんで俺がこんな目に…ビリビリ!」
脳内FBヴェロニカ「なんか言ったっすか?」
脳内FBラスティ「ひぃ!な、なんでもねぇ!」
ユアン「このイメージは…」
脳内FBラスティ「頭を冷やすのはお前の方だぜユアン。ユアン商会の社長ともあろうお前が、2ヶ月もこんな目にあう事なんて想像できるか?」
ユアン「トクン…!」
キース「くだらん茶番もここまでだ!貴様の見える桃源郷…こいつで暗闇に包み込んでやろう‼︎」ラバーキャップを矢にして放つキース
ラスティ「うおっ!」
キース「よし!捕らえたぞ。」
ラスティ「や、止めろー!何も見え…う、うわーそれだけは絶対止めろー‼︎」
キース「今だ!全員奴を…」
脳内FBヴェロニカ「そいじゃ、この新作の薬を試してみますかねー!」
脳内FBジゼル「拘束完了。視界を封じます。」目隠しをする
脳内FBラスティ「な、何するんだ!」
脳内FBヴェロニカ「こうやって緊張させることによって神経を集中させることで、この薬の効果は倍増するっス。早く退院したいんだったら、暴れるんじゃねぇっす!」
ぷす
脳内FBラスティ「ゔおおおおお‼︎」
キース「トクン…!や、止めろぉお注射だけはー‼︎」
アルト「キース、お前注射嫌いだったのか⁈」
ユアン「突っ込むところそこ⁈」
ダンテ「下らん!下らん下らん下らん‼︎このナンパ男の汚れた精神…このデッキブラシで俺がこの世界ごと清掃してやる‼︎」床をゴシゴシ磨きながら突進するダンテ
脳内FBラスティ「なんでカレーに天使の手羽先がトッピングしてあるんだ……。」
脳内FBヴェロニカ「文句言うなっす。この先2日に一度はインスタントカレーかカップラーメンの2択っす。テクノロミー時代の優秀な科学者は毎朝毎晩この食生活で科学の発展を築き上げて行ったんすよ。」
脳内FBラスティ「にしても、何でこんなにカラフルなんだ手羽先…」
脳内FBヴェロニカ「そりゃあ不足しがちな栄養分をたっぷり入れてあるからっすよ。こっちは鉄分。こっちはビタミンE…こっちは…」
ダンテ「トクン…!食いモンを粗末にしてんじゃねぇー!」
アルト「ダンテ、お前そんなに命中率悪かったっけ⁈」
ラスティ「ふぅ…やれやれだぜ…。」キュポ
ジゼル「こちらが…押されてる?」
ラスティ「お前たち、少しは想像出来たか?この俺の命を懸けたサバイバルな日々を…。」
全員「っ…!」
アルト「確かに、」
ラスティ「!」
アルト「ラスティ、お前の過ごしてきた日々は苦痛の日々だったかもしれない。兄弟の盃を交わした仲なのに、お前の苦しみを共にできないどころか…考えてあげることも出来てなかったんだな…。」
ラスティ「アルト…。」
アルト「だからこそみんな。ここは俺に任せてくれないか?今日という日を一番楽しみにしていたのはラスティなんだ。だからこそ、兄弟である俺が、決着をつけてやる!」
ラスティ「いいぜ、きな!兄弟!」
アルト「ゔおおおおお」
…
…
続きは後日にて。
今週中には完結予定です。
…
ラスティ「終わった…だけど不思議な気分だぜ。きっと負けた悔しさより、いい兄弟の誕生に立ち会えた喜びの方が大きいからかな。」
アルト「ラスティ…。」
ラスティ「さて、ご覧の通り調律完了だぜ。もう吹っ切れたさ。元の世界で煮るなり焼くなり…好きにしやがれ。」ニッ
アルト「…なぁみんな。このことは他の女性陣たちには秘密にしておかないか?」
男子一同「…。」
アーチボルト「確かに、元はと言えばレディを庇った傷でこの2ヶ月間堪え忍んでここまで来たのだな。…その傷は、騎士としての勲章だ。」
ラスティ「!アーチボルト!」
ユアン「まぁ、覗きで鬱憤を晴らすという点でだけは理解しがたいですが…それ以外の点に関しては同情の余地がありそうですし、今回は見逃してあげてもいいのかもしれませんね。」
ラスティ「!ユアン、お前…。」
キース「サバイバルは砂漠にいたから慣れているものだと自分では思っていたが…王たる我ながら、少し視野が狭かったのかもしれんな。少しは見直したぞ、国民第5号に加えてやってもいいぞ。」
ラスティ「キース…(国民第5号は遠慮しておくが)」
ダンテ「ドロシーは福音使徒の時からの仲間だ。アーチボルトの言う通り、その仲間を庇った事に関しては感謝している。この一連の行動に関しては共感できる点が一切ないのはユアンと同意見だがな。…ま、この事が外部に漏れず何も騒ぎにならねぇのなら、俺は文句ねぇよ。だからさっさと元の世界に戻しやがれ。」
ラスティ「お前たち…!」
アルト「ジゼルも、この事は内密にしておいてくれないか?俺たち調律騎士団からのお願いだ。どうか頼む!」
ジゼル「私の今のマスターはアルトです。もともとあなたの事を気にかけてここに来ただけですので、その頼みを断る理由は有りません。それに…またアルト達には色々勉強させてもらいました。これが、漢の友情なのですね。」
ラスティ「ジゼル…正直あの時からずっとお前に対して畏怖の念が払拭できずにいたが…。」
ジゼル「私はまだまだ人間の抱く感情がよく分からない。ですがあなたにも色々教えてもらった事も多くあります。それにもかかわらず、自分で気づかないうちに私はあなたに恐怖を与えていた事も有ったのですね。」
ラスティ「もう終わったことだ。だからもう…あんま気にすんな。だから、この事はくれぐれも内密になっ。」
ジゼル「分かりました。」
アルト「ありがとう、ジゼル。それじゃあ帰ろう、俺たちのレグナントへ!」
……
Location〜男湯脱衣所〜
ラスティ「ふぅ…いい湯だったぜ。」
キース「まったく、面倒なことに巻き込んでくれる…。」
ユアン「本当ですよ。この借りは大きいですからねー。」目\
ラスティ「許してくれたんじゃなかったのかよ!」
ユアン「内密にはしますけど、許すとは一言も言っていないので。」
アルト「まぁでも許してやろーぜ。今回ばかりは平和にこの華蝶庵を去りたいからな〜。」
ラスティ「同感。」
ダンテ「全くだ。俺もこれ以上の面倒ごとは御免だしな。」
ラスティ「にしてもダンテ。福音使徒にいた時はお前が家事洗濯してたんだろ?なんでヒルダの下着の有無がわからねぇんだよ?」
ダンテ「アホが!女性の下着は全部ヒルダに任せてんだよ。バカウサギは洗濯をめんどくさがるからな…。だから、俺もお前と同じことがずっと気になってたんだよ。あいつは、腹より下を冷やしすぎだ…。」
ラスティ「さっきもお前言ってたが、お前が作ってやれよ。黄色の毛糸パンツを。」
ダンテ「黄色か、なるほど…普段は漆黒の闇に包まれた外装だが、その中身は正反対の色というこのコントラスト。悪くねぇな。」
ラスティ「だろ?っていうか、サクヤと言いののかといい他の女性陣たちはマジでどんな下着履いてんだろーな?」
アーチボルト「お、お前達!その話はもうここまでにするんだ!でないとまた妄想が膨らんで…!」鼻血
ユアン「あー、アーチボルトさんまた鼻血が。」
キース「何を馬鹿な事をやっているんだ?大体、その程度の会話内容を妄想したくらいで興奮するなど、度量という名の器が知れてるな。」
アルト「でもあの会話、本当にあいつ達がしたのかなぁ?とてもそんな過激な会話するとは思えないけど…。」ガラッ
ドロシー「そんな下心丸出しな会話した覚えないし。」
アルト「やっぱりそうだよなぁ〜、会話内容に不審な点があまりに多かったから…。」
サクヤ「ていうか、不審な点しかないと思うけど。」
ののか「ラスティさんカッコよかったですって言ったところしか合っていませんでした〜。」
アルト「へー、そうなのか。よく知ってるな、ののか。」
他男子一同「……。」
アルト「ん?ののか?なんでののかがそんな事知ってるn…‼︎」ゾクッ
サクヤ、ヒルダ、ドロシーの殺気
ヒルダ「随分と面白そうな漢祭りお疲れ様。さぞ疲れきった事でしょう?」
ドロシー「無駄に頑張ったご褒美にドロシーが人生のゴールに連れて行ってあげるね♪」
ラスティ「おいいいぃ、ちょっとまて!何でこいつらさっきの事知ってる風なんだ⁈」ヒソヒソ
ユアン「ぼ、僕に聞かないで下さいよ!」
ヴェロニカ「カッカッカ‼︎男子風呂でのやり取りはぜーんぶ楽しんで拝見させて頂いたっす!」
ラスティ「げ、ヴェロニカ!また何か仕掛けを…⁈」
モルディ「きっかけはポポの発言から…始まった…。」
回想(in女湯脱衣所)
リゼット「久しぶりの華蝶庵!体も心もゆっくり癒そうねみんな。」
サクヤ「そうね…またあの時みたいに男どもが覗いてくるという不安分子だけがネックだけど。」
モルディ「いやな事言わないで…せっかく忘れてたのに…。」
ヒルダ「あら?そんな事があったの?」
リゼット「そうなの!ラスティさん始めアルトまで…!」
ドロシー「なにそれ…キモすぎ。」
ポポ「そういえば、今度はこっちから覗き返そうってあの時言った覚えがあるよー!やってみよっか?」ワクワク
サクヤ「冗談よしてよ。…もう!馬鹿な男どもの愚行のせいで癒しのひと時が台無しじゃない!」
ヴェロニカ「カッカッカ!ポポの言う通り、覗きの予防ついでに男どもがどんな行動をするのか、このヴェロニカ特製天使の小羽型カメラで撮影してみようじゃないっすか!」
ドロシー「えー、あり得ないキモい。むさ苦しー。」
モルディ「誰得…。」
ポポ「ポポは見たーい!」
マリー「マリーも見たいなー!面白そう!」
サクヤ「私は絶対見ない。」
リゼット「でも、男性陣がどんな話をするのかは気になるかも…。」
ヒルダ「音声だけ聞いてみようかしら。」
ののか「しかし、どこに仕掛けるんでしょう、そのカメラ?」
ジゼル「あの…話の途中ですみませんが、私は男湯女湯のどちらに入れば良いのでしょうか…?私はアルトに仕える身…ですのでアルトのところに行くべきだと思ってますが…。」
ヴェロニカ「!良いんじゃないすか?アルトが心配なら見守ってあげると良いっす☆」ポン!
ジゼル「分かりました。そのようにします。」
リゼット「あ、ちょっと!」
サクヤ「行っちゃったわね。てゆーか、博士さっきのカメラ…」
ヴェロニカ「カッカッカ!この小型モニターで監視開始っすー!」
回想終了
ラスティ「な…何て恐ろしい事を…!」
ヴェロニカ「あんただって私の発明品をよっぽど恐ろしい事に悪用してたじゃないっすか。さぁ、目ん玉ひんぐり返してでも返してもらうっすよ!そのコンタクト式透過レンズ!」
ユアン「ふんだ。ラスティの自業自得。僕はこっそり退散しますかね。」そろ〜タタタ、ドカッ!
ユアン「イテテ、誰ですか僕を殴ったのは⁈」
サクヤ「ニガサナイワ、ゼニゲバコギツネ。」
ユアン「ひいぃぃい!出たー‼︎亡霊女侍ー‼︎」
アーチボルト「さ、サクヤ殿!どうか、ラスティ以外の皆は許してやってもらえませぬか⁈」
ラスティ「おい、ちょっとまて!俺以外ってどういう事だよ!話がちげーぞ!」
サクヤ「問答無用よこの筋肉ゴリラ‼︎あんたが一番悦に浸ってたじゃないの!」
アルト「い、一番悦に浸ってたのはラスティだって!」
ヒルダ「全く…男の友情が聞いて呆れるわね。」
リゼット「アルト…隠蔽しようとした罪、許さないんだから!」
アルト「待ってくれ!」
ジゼル「待って下さい。アルトには今回色々教わりました。ですのでどうかご容赦を…」
リゼット「ジゼル。世の中には妥協しちゃいけない事だってあるの。それを今からみっちりと教えてあげるからね。」ガシッ!
ジゼル「あ…」
アルト「ジゼルー!」
ヴェロニカ「さぁさぁ、パーティの準備が整ってきたっすよ〜。」
ダンテ「悪りぃが俺は、こんなイカれたパーティーに付き合う気はサラサラねぇぜ。」
ヒルダ「ダンテ。あなたには福音使徒から直々の制裁があるわよ。」
ドロシー「この壊し屋ドロシーが同じ福音使徒としてきっちり再教育してあげる。生き残れるかどうかは知らないけど☆」ニタァ
ダンテ「ちょっとまて。俺も悪いってのか?」
ドロシー「悪いに決まってるでしょーが!」
ヒルダ「私は今まで毛糸のパンツだなんて絶対に 履 い て な い し 下着くらいはちゃんと 履 い て い る わ ! ! !たとえイメエポがその辺の設定考えてない上で私の服装を決めていたとしても、たとえこんな2次創作のSSだったとしても断言するわ‼︎‼︎」
アルト「発言がメタい!」
ダンテ「お、俺は悪くねぇぞ!だってあのチャラ男が勝手にやった事だ!そうだラスティが…!こんな事になるなんて知らなかった!誰も予期していなかっただろ?…俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ‼︎」
スタスタ…
モルディ「!キース…どこ行くの?」じと目
キース「俺は先に戻らせてもらうぞ。…ここにいると、馬鹿な発言にイライラさせられるからな。」キリッ
サクヤ「あんたは何でそんなにふてぶてしいのよ!!」
モルディ「反省の欠片も無い男…!」
ラスティ「おいおいおいおい、これってヤバくね…?」
アルト「清々しいくらい、ヤバいという言葉しか出て来ないぞ…!」
ダンテ「この戦局、どう切り抜ける…⁈」
キース「ふん、この程度の事で騒めくとは…やはり俺が調律騎士団の王となるしかない様だな。」
ユアン「何か策があると?」
キース「おい女たち。武器を納めろ。王の命令だ。」
アルト「ストレート過ぎるだとぉ⁈」
キース「たかだか覗かれたくらいでギャーギャー喚くなと言っている。慎みの無い女どものくせに、やれ苺だの毛糸だのと…女は黙って、木綿の白パンツ一択と相場が決まっている!」ビシッ
ラスティ「お前そんなの好みだったのかよ⁉︎」
キース「よって、この王たる俺からして見れば殺意を抱かれる理由など…皆mB!」アッパー
モルディ「…死刑…」
ドロシー「このイカれメガネには別の意味で再教育が必要みたい」
キース「早く行け…!」ボソッ
男一同「!」
キース「この中では俺とユアンが一番罪が軽い…しかしユアンはまだ子供…よって、俺が一番に囮になる…!」
ラスティ「キ…キース!」
キース「今から調律騎士団男子一同に勝利条件を言い渡す。…勝利条件は……!」
アルト「(キース!お前の死は無駄にはしない‼︎泣)みんな!今のうちに…!」
キース「生き残れ‼︎」
ラスティ「逃げるぞぉぉ‼︎」
女子一同「逃がすかああああああああああ‼︎‼︎」
キース「行ったか…。」
モルディ「あんたは今から…逝くの!」
キース「ふん、王たるこの俺はちょっとやそっとではくたばらんぞ。はっはっは。」
ヴェロニカ「そうすか。ならちょうど試したい薬があったんすよ〜。このお注射で、それを体内に流し込んでみるっすかねぇ☆」
キース「や…ちょっとまて…!それは…それだけは!」
ヴェロニカ「あんたの弱点はもう知ってるんすよー!」
キース「ぎゃぁぁぁあ‼︎‼︎‼︎」
Location 〜華蝶庵外〜
ユアン「この声は…キース!」
アルト「くそッ!早速犠牲になってしまったのか!」
ドロシー「他人の心配するより自分がミンチになる心配したらどーお?☆」ブィィイン
ラスティ「うおぉ!危ねえ!」
アーチボルト「ドロシー殿!レディがそんなもの振り回してはなりません!」
ドロシー「はぁ?うるせーんだよこのムッツリゴリラ!銃器やロケットランチャー振り回して悪魔を狩るレディだって本には出てくるの。そうよねぇダンテ?」
ダンテ「何のことかさっぱりわからn…んおっ!」浴衣右袖がハラリと切れる
サクヤ「ちっ!」
ダンテ「くっ!何で切れ味だ…。まるで誰かの刀を彷彿とさせるかのような…。」
ヒルダ「戯言はそこまでよ。…貴方達、よほど女神の祝福を受けたいようね。」ゴゴゴ
アルト「げげ!その技は‼︎」
ユアン「そんな技使ったらアマツ全体が滅んでしまいますよ!」
ヒルダ「安心なさい…貴方達も知っての通りこのダルケハーレの解は"敵"にしか、当たらないから。」
ラスティ「おいぃ!やべぇぞ‼︎」
ユアン「かくなる手は!このユアン商会特製超煙玉‼︎」
ボシュッ!
サクヤ「ゲホッゲホッ!」
ドロシー「見えない!」
ヒルダ「このっ…!」
チュドーン‼︎
サクヤ「あいつらは⁈」
ヒルダ「逃げられたみたい!」
ドロシー「だったら、追うまでだよ!」
ヒルダ「あ!ドロシー!」
サクヤ「待ってヒルダ!…私に策があるわ。」
…
Location 〜アマツ街中〜
アルト「はあっはあっ!」
ラスティ「何とか巻いたか?」
ユアン「それにしてもアーチボルトさん、ラスティ並みに足早くないですか??」
アーチボルト「普段は重装備だからな。こんな軽装ともなると、体が空気のように軽い!」ニッ
ラスティ「戦闘でもそれくらいの機動力があれば…。」
ダンテ「おい、何か聞こえないか?」
アルト「え?何が?」
サクヤ「あ、あー…マイクテスト×2」
街人「おい、この声は…姫巫女様のお声ではないか?」
サクヤ「アマツのみんなー!姫巫女のサクヤよー!今宵は急遽、緊急ライブを決行するわよー!」
サクヤファンA「おおお!何ですとー!こうしちゃいられない!今すぐ向かいますぞ姫巫女様ー!」
サクヤファンB「L・O・V・E!サクヤー!!ふぅぅ、ふぅ〜♪」
ユアン「向こうに集まって行きますよ!」
アーチボルト「何ですと…⁈こうしちゃいられない!このアーチボルト、今すぐに参る!」
ラスティ「お前自分の置かれている状況分かってるのか⁈」
アルト「しかし、何だってこんな時にライブを…?」
サクヤ「みんなー!集まってくれてありがとう!そんな集まってくれたファンのみんなに姫巫女からお願いがあるの!」
サクヤファンA「おぉう!姫巫女様からの直々のお願いだとぉう⁈何なりと申し付けて下さい!」
サクヤ「華蝶庵での入浴中に、あろうことか姫巫女の裸を覗いた不届き者がこのアマツ内に逃げ込んでるわ!」
サクヤファンB「なぁにぃ⁈そいつぁ許せねぇぞ!」
サクヤ「犯人は全部でこの5人よ!全員捕まえてきてくれたら…みんなにこの数量限定、姫巫女のあーんなことや、こーんな事が記載された禁断の姫巫女ダイアリーをプレゼントしちゃうわ!」
サクヤファンA「あーんな事や、こーんな事ですとぉう⁈」
サクヤファンB「お任せ下さい姫巫女様!俺たちが必ず捉えてみせます!行くぞ野郎ども!」
サクヤ「みんなーお願いね!…という訳でそんなみんなの景気付けの為に一曲行くわよ!…藍桜‼︎」
サクヤファン一堂「うおおおお、力がみなぎってくるぜええええ!」
ヒルダ「なるほどね、これならわざわざ私たちが動くまでもないという事ね。」
モルディ「効率が…盛る…。」
ヴェロニカ「カッカッカッ!私らだけの問題が、アマツ全体の問題になるとは…こいつはド派手なパーティーになりそうすなぁ!カッカッカッカッ!」
…
ラスティ「な、なんて恐ろしい事を…!」
アルト「アマツのサクヤファン全員を敵に回してしまったのか…。」
ユアン「一体どうするんですか⁈もうこれ、街を出るほか無いですよ??」
ダンテ「ふん!だったらむさ苦しい姫巫女ファンごと相手にしてやるまでだぜ!ヒルダに比べたら全然マシだろう?」
アルト「?そういえば、アーチボルトはどこに行った?」
アーチボルト「犯人は向こうのお祭り広場に向かったぞ!全員向かい、直ちに突撃だ‼︎」サクヤファンの衣装着たアーチボルト
ラスティ「あいつ何やってんだー!」
サクヤファン「うおおおお!」ドドド
ユアン「でも、反対側の方に向かって行きましたよ。」
アーチボルト「行ったか…皆無事か?」
ダンテ「いつの間にそんな格好に着替えたんだ…つか、グラサンだけで何でバレねぇんだよ⁈」
アーチボルト「このハッピとグラサンと、何より姫巫女様を何よりも愛でるこのハートから溢れるオーラがあれば、誰も私を犯人とは思わぬぞ。」
ラスティ「よく言うぜ…。」
アルト「でも、果てしなく助かったよアーチボルト。」
アーチボルト「うむ。…む、向こうは何の騒ぎだ?」
ラスティ「追っ手か⁈」
アルト「いや、違う!この声は…少女の悲鳴⁈」
…
Location 〜ライブ会場〜
ヒルダ「ちょっと待って、アマツの外から見えるあの白い光景は…⁈」
モルディ「天使の軍勢!」
サクヤ「ちょっとちょっと、まさか火の魔女の歌声につられてやって来たって言うの⁈」
ヴェロニカ「思わぬハプニングっすなぁ…。モルディ、ここはウチらで協力と行きましょうか。」
モルディ「盛る!…アマツを守る!」
…
女の子「うぁぁ!」
襲いかかる天使
アルト「危ない!」
ドシュ!→倒れる天使
ポポ「おおーののかこんな遠くからすごーい!」
ののか「ポポさんも、すごい命中率です!」
アルト「ポポ!それに、ののかまで!」
ののか「アルトさんたち!…温泉の件は一旦置いておいて、アマツの民を守る事に専念しましょう!」
アルト「その通りだ!みんな、ここはアマツを守るぞ!」
ドロシー「そーはいかないよ☆」
ラスティ「うげっ!ドロシー!」
ダンテ「おい、武器を納めろ。そして空気を読めこのバカウサギ!」
ドロシー「うっさい!あんた達は全員ミンチにしてあげるんだから☆」そーれっ、一二☆
ラスティ「危ねえ!…って!」
他の子供に襲いかかる天使
ユアン「しまった!」
バッ!
ラスティ「大丈夫か?」
頷く子供
ドロシー「……。」
ののか「ドロシーさん。ここは一時休戦と行きましょう。」
ポポ「そうだよ!みんなでアマツを守ろうドロシー!…それに、私自身は今回のこと、そんなに気にしてないしっ。」
アルト「ポ…ポポ…。」
ラスティ「お前…うるっ!」
アーチボルト「まるで本物の天使のような笑顔だ…。」
ドロシー「ドロシーは…別に、、」
サクヤファンA「見つけたぞー!不届き者ども!」
ユアン「げ、本当に追っ手が!」
サクヤファンB「プロデューサー、突撃命令をお願いします!」
アーチボルト「う…!」
ラスティ「お前プロデューサー扱いかよ‼︎」
アーチボルト「……二カッ!…今だ!突撃ー‼︎」
アルト「アーチボルト、お前ー!」
ラスティ「二カッ!じゃねーよこの裏切り者ー‼︎」
ダンテ「まるで、本物の悪魔の様な笑顔だったぜ…。」
サクヤファン数人「うおおおおおおおおおおおおお‼︎」
ユアン「ぎゃー、来たー!」
アルト「はっ!あいつらの横から天使が!」
サクヤファン一堂「フンヌラバ‼︎‼︎」
バタバタ倒れる天使
サクヤファンA「邪魔をするなよ小童が…。」
ラスティ「アルト…おれ、天使が本当の天使に見えてきた…。」
アルト「気のせい…気のせいだよ、きっと!」
サクヤファンB「さぁ、次は貴様達だ…!」
男子一堂「ひいっ!」
サクヤファン一堂「逝って貰うぞおおおおおおおおおおおおおおお‼︎‼︎‼︎」
…
Location 〜ライブ会場〜
ヒルダ「流石火の魔女の歌ね。天使に負けないくらい街人全員の力を増幅させているわね。」
サクヤ「(でも、女性や子供まで襲われたら!)こうなったら、次の新曲で決めるわよー!」
サクヤファン「おおおおお!姫巫女様の新曲だとー!」
サクヤ「その名も…雷火來夜‼︎(試したことないけど、歌晶石なしでこの曲制御出来るかしら…⁈)」
ヒルダ「サクヤ。ここは私も力を貸すわ。」
サクヤ「!」
ヒルダ「今宵は、火と闇の共演と行きましょう。」
サクヤ「コクリ!…さぁ今日は新曲発表記念に、もう一人の魔女とのコラボライブよー‼︎」
サクヤファン「わああああああ‼︎」
サクヤ「この曲で私たちの敵は全て燃やし尽くすわ‼︎」
ヒルダ「闇の炎に…抱かれて消えなさい‼︎」
ぼおおおおおおお…
…
Location 〜アマツ街内〜
ののか「これがサクヤ様の新しい力!」
ポポ「すごーい、天使がバタバタ倒れて行くよ!」
ドロシー「さっすがヒルダ!カッコイイー!☆」
ポポ「やっぱりみんなパワーアップしてるんだねっ。ねーアルt…ふあっ⁈」
男子一堂「…………。」プスプス…
ののか「きゃー!みんな倒れてるー!」
ヴェロニカ「あーあ、こりゃあ、私らの出る幕は無くなったっすね。」
モルディ「死体…回収する。」
ラスティ「…(勝手に殺すな…)」
ドロシー「声も出ないみたい…取り敢えずはヒルダに差し出そう☆」
…
1時間後…
リゼット「というわけで。」
ヒルダ「取り敢えず、アルト・ラスティ・ダンテ以外はさっきの歌で制裁としては十分ね。」
アルト「ちょっと待てよ!俺は?ねぇ俺は⁈」
リゼット「アルトは調子に乗りすぎ。前回もあれだけ怒ったのに、今回ときたら…!」
サクヤ「そもそもあんたは調律騎士団のリーダーでしょう?部下の責任は上司の責任よ!」
アルト「そんなぁ〜」
ダンテ「何で俺はさっきの闇の炎で不十分なのか理解が出来んぞ…!」
ヒルダ「個人的には貴方が一番許せないのだけれど。」
ドロシー「同☆感!」
ラスティ「で、俺は?」照れ顔
女性陣一同「論外よ‼︎‼︎‼︎」
サクヤ「この3人は一晩中貼り付けの刑よ。」
アルト「勘弁してくれぇ〜」
マリー「もういい加減にして!」
女性陣一堂「!」
マリー「もともと、この旅行は、みんなの疲れを癒すためのものだったんだよ?マリーは今日の出来事をいい思い出にして持って帰りたいよ…。」
サクヤ「マリー…。」
リゼット「そうだね。みんなが憎しみ合ったまま、この旅行が終わるのは何だか寂しいしね。」
ヒルダ「わかったわ。…そう言えば、私たち福音使徒達からしてみればこんな旅行初めてだし、それを後味悪く終わらせるのは、ほろ苦いものがあるものね。…ドロシー、今日はここまでにしましょう。」
ドロシー「…ヒルダがそう言うなら…。」
ヴェロニカ「さて、これにて一件落着見たいっすね。」
モルディ「私…そろそろ…眠い…。」
ポポ「ふぁ〜あ、ポポも眠くなってきちゃったよ〜」
ジゼル「これにて解散といったところでしょうか。…リゼット、いろいろ勉強になりました。ありがとうございます。」
リゼット「いえいえ。という訳で今夜はジゼルは女部屋で寝ることになります。」
ジゼル「お休み…アルト…。」
アルト「お休み。ジゼル」
ダンテ「これで…終わったのか…⁈」
ラスティ「何とか一命は取り留めt…痛ぅ!立てねえ!くそ…病み上がりだってのに!」
ポン!
ラスティ「痛!誰だもの投げやがったの!」
ダンテ「…飴?」
アルト「!(あのウサギの被り物は…。)…ふふ。」
ラスティ「アルト?」
アルト「何でもねーよ!多分、女神からの祝福じゃないかー?」
ダンテ「その文言はもう止めてくれ‼︎」
はははは…
…
一方アマツ町内…
サクヤファンA「いやあ、すごいライブだった!」
サクヤファンB「素晴らしい…実に素晴らしかったでござる!」
サクヤファンA「む…あれは…?」
アーチボルト「これが、姫巫女殿の歌声…私はもうノックアウトです……。」
サクヤファンAB「プロデューサー⁈」
サクヤファンB「いや、まて。サングラスが外れているが…!この顔あのライブでの指名手配写真の‼︎」
アーチボルト「お、お前達は…。はっ!」ぞくっ
サクヤファンA「これはこれはプロデューサー様…もとい、姫巫女様の麗しき裸体を覗き見た不届き者…!」
サクヤファンB「よくも私たちを欺き、利用してくれましたね。」
アーチボルト「な…ちょ…チミタチ…落ち着きたまへ…。」
サクヤファンAB「落ち着いていられるか…イキテハカエサンゾー‼︎」
アーチボルト「うわああああああああいあああああああああああああああああああ‼︎」
fin
これにて終了です。
いいゲームだっただけに終わってしまうのが寂しい&こんなサブイベントあったらいいな・・・という思いで作ってみました。
ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。
乙
ステラ2はよ
おつおう
このSSまとめへのコメント
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