【モバマス】まゆ「ライブ前の」フレデリカ「雑談」比奈「ッス」杏「Zzz...」 (19)



※(ほぼ)初投稿です

※独自設定多数あり、Pが三人いたり346プロが3つに分かれてたり(今作は設定のみ)

※キャラ崩壊や一人称・三人称間違いが含まれているかもです

※とある作者様お二人の作風をリスペクトしています

※割とまゆちゃんの扱いが悪いです。担当Pさん、お許しください

前作(?)
【モバマス】幸子「前方後円フフーン!!!」ピンポーン
【モバマス】幸子「前方後円フフーン!!!」ピンポーン - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484201916/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486050389






――某ライブ会場:346第三プロダクション所属アイドル控室





フレデリカ「だからね、フレちゃんいってやったのよ!」


杏「ゴォ……ッグ」


フレデリカ「『答えは……メルカトル図法!』ってね」



まゆ「……」



フレデリカ「そしたら正解は『シンメトリカルドッキング』だって!」


杏「グフゥ……」


フレデリカ「いやー、まさかのひっかけ問題だったわけ! フレちゃん一本取られちゃった!」



比奈「……」




フレデリカ「そんなわけでフレちゃんチームはまさかの最下位! 罰ゲームのバンジーと相成ったのでした!」


杏「ズゴォ……ック」


フレデリカ「ところでバンジーとチンパンジーバンバンジーって似てるよね! フレちゃんおなかすいてきちゃったーん♪」


杏「ゲルググゥ……」


フレデリカ「こんなこともあろうかと……じゃーん、柿の種ー!」


杏「アッシマァ……」


フレデリカ「しかもピーナッツ抜き、柿の種オンリータイプ! これがなかなかおいしいんだよねー」ポリポリ


杏「ヅダァ……」


フレデリカ「んー、ピリッとするねー。でもこれが癖になるんだよね」ポリポリ


杏「ドムゥ……」





まゆ「……比奈さん」


比奈「嫌っスよ、さすがに火傷したくないっス」


まゆ「人生の先輩なんですから、お願いしますよぉ」


比奈「それ言ったらまゆちゃんの方がアイドルの先輩っスよね」


まゆ「……」


比奈「……」


まゆ「……同時に行きましょうか」


比奈「そっスねぇ、二人ともツッコミどころ満載っスし」






まゆ「あの……フレデリカさん」


フレデリカ「んー? どーしたのまゆちゃん、アタシに用事?」


まゆ「どうして眠ってる杏ちゃんに喋ってるんですかぁ?」


フレデリカ「んー、なんとなく! 特に理由はないよー」


まゆ「ええ……?」


比奈「フレデリカちゃんは適当の体現者っスからねぇ……」


杏「アプサラスゥ……」


比奈「杏ちゃんもいい加減寝たふりやめたらどうでスか?」


杏「ゲルドーガァ……」


比奈「それは緑の勇者が倒すボスっスねぇ。惜しいでスけど」




杏「……さすがにモビルスーツ縛りは無理があったかぁ」ムクリ


フレデリカ「杏ちゃん起きてたんだねー」


比奈「あれだけマシンガントークぶつけられてたらそりゃねられないっスよ」


まゆ「10分くらい話してましたねぇ」


杏「きらりが来たらどうせ寝れないんだろうし、ギリギリまで寝ようと思ってたのに」


比奈「収録でぎりぎりの合流になるって言ってたっスね」


まゆ「それよりもステージ衣装で柿の種食べてて大丈夫なんですか?」


フレデリカ「だいじょーぶだいじょーぶ、白い衣装に赤いアクセントって言えば問題ないから」ポロポロ


杏「言ってるそばから食べかすこぼしてるんじゃないよ」ハタキハタキ


まゆ「杏ちゃんお母さんみたいですねぇ」


比奈「身長139㎝のお母さん……」


フレデリカ「アタシなんか産んだら杏ちゃんの体が壊れちゃうねー」


杏「それ今のフレちゃんサイズで換算してるでしょ、杏じゃなくても壊れるから」


まゆ「じゃあ小さくなったフレデリカさんが……」


杏「生まれたときから高田○次な女の子はノーサンキューですハイ」


フレデリカ「わーお辛辣ぅー」




まゆ「というよりも、杏ちゃんってフレデリカさんのことフレちゃんって呼んでるんですね」


杏「んー? あー、だって『フレデリカちゃん』って長いじゃん。口が疲れるよ」


比奈「それだけの理由で省略されるデリカちゃん……」


フレデリカ「省略されたデリカの逆襲が今はじまる――!」


杏「具体的にどんなことするの?」


フレデリカ「んー、車乗って追い掛け回す?」


比奈「予想よりはるかにエグイ」


フレデリカ「じゃあお惣菜の詰め合わせを送る?」


杏「デリカセットじゃん」


まゆ「復讐じゃなくてお歳暮ですね」


フレデリカ「賞味期限近いもの大量に送って困らせるよ!」


比奈「やっぱりエグかった」


杏「やめてよ杏小食なんだからすぐ腐らせちゃう」




杏「まあ、それ以外にも理由あるけどね。フレちゃんって呼ぶ理由」


比奈「おー、一体なんスか?」


杏「あまりに適当すぎるから敬う感情が沸かないんだよね」


フレデリカ「わーお痛烈ぅ」


杏「言っても二歳しか違わないし別にいいかなって」


まゆ「それはデリカさんに復讐されても何も言えませんねぇ」


比奈「というかデリカさんがフレデリカちゃんから独立しちゃってまスけど」


フレデリカ「フレちゃん的にはオールオッケー!」


杏「ダイスケかな?」


比奈「Please tell me now, how do you feel me?」


フレデリカ「Daisuke...」


まゆ「まゆにわからない連想ゲームはやめてください……」


フレデリカ「二人もけっこう適当だよねー」


比奈「適当が服着てるような人から適当って言われたっス」


杏「フレちゃんからは言われたくないなぁ割りとガチで」


フレデリカ「わーお苛烈ぅ」


まゆ「それ気に入ってるんですかぁ?」



??「『Oh! モーレツゥ!』 ですか! 若い頃はよくイタズラされて……って、ナナはピチピチの現役JK17歳ですよぉ! キャハっ☆!」



杏「だれだいまの」





まゆ「とりあえず話を戻しましょうかぁ」


杏「途中の話にルーラだね」


比奈「えーと、杏ちゃんの『フレちゃん』呼びの悪意が発覚した辺りっスね」


まゆ「なんでそんな悪意に満ち溢れた場所に着地しちゃったんですかぁ」


フレデリカ「……はっ! フレちゃん大発見!」


杏「どしたの?」


フレデリカ「まゆちゃんも年上なはずの杏ちゃんのことをちゃん付けしてる……!!」


まゆ「えっ」


杏「……」


比奈「……」


まゆ「ふ、二人とも……?」


比奈「まさかまゆちゃんがそんなことを考えていたなんて……!」


まゆ「比奈さぁん!?」


杏「まゆ……恐ろしい子!」


まゆ「杏ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?」





~数分後~



まゆ「……」ツーン


杏「ごめんごめん……」


比奈「まゆちゃんかわいいからついつい弄っちゃうんスよ……」


フレデリカ「フォローになってないねー」


まゆ「……まあいいです、そこまで怒ってたわけじゃないですから許してあげます」


杏「さっすが~、まゆ様は話がわかるッ!」


比奈「や め ろ」


フレデリカ「おおっと、どしたの?」


杏「あー、トラウマ抉っちゃった?」


比奈「トラウマっていうか……ああいう胸糞悪い系の話は苦手なんスよぉ」


まゆ「むぅ、またまゆの知らない話が……」


フレデリカ「今回のはアタシも知らないなぁ」


まゆ「……」ぷくー


杏「あ、頬膨らませてる」


比奈「可愛い」


フレデリカ「かわいい」


杏「\カワイイ/」(低音)


比奈「そんな某野菜人みたいな発音しなくても……」


杏「『比奈ロットォ! 娘はカワイイかぁ!?』」(低音)


比奈「『うわ気持ちわりぃ! やだおめぇ!!』」(ダミ声)


杏「野菜人関連だと杏アレ好き。ニヤニヤ動画の実況とかで『カカ□ットォ!!』を編集して『カットォ!!』にしてるの」


比奈「わかるっス」


まゆ「 い い 加 減 に し て く だ さ い 」


あんひな「「アッハイ、スミマセン」」


フレデリカ「まゆちゃん強いなぁ」






比奈「それで、なんでまゆちゃんは杏ちゃんをちゃん付けしてるんスか?」


まゆ「最初は年下だと思ってたからですよぉ……」


杏「まあ10㎝以上違うからねぇ身長」


まゆ「それで訂正しようと謝りに行ったら、ちゃん付けで構わないって……」


杏「ぶっちゃけ杏の中でも杏さんって言われるのすっごい違和感あるんだよね」


比奈「あー……」


フレデリカ「ずーっとちゃん付けだったんだね」


杏「そーそー。だから杏ちゃんでいいよーって」


まゆ「ちゃんと許可を得たのに、まさか本人に悪乗りされるとは思いませんでしたよ……」


杏「ははは、ごめんごめん」


比奈「思いついたことすぐ口に出しちゃうっスっからね、仕方ないね」





まゆ「そんな風だから、346第三プロが他事務所や業界の人たちから『イロモノプロ』って呼ばれちゃうんですよぉ」


杏「えっ、何それ初耳」


比奈「アタシも初耳っス」


フレデリカ「アタシも10%くらい初耳ー」


比奈「初耳にパーセンテージがあることも初耳っスねぇ」


杏「しかもそれほとんど知ってるよね」


まゆ「こんな感じで、まゆたちの事務所は癖の強い人たちばかりじゃないですかぁ……だからイロモノって呼ばれてるんです」


比奈「あー……」チラッ


フレデリカ「うん、アタシ見て納得しないでね?」


杏「まあそうだよねー。ウチのプロデューサーの勧誘方針自体がアレだもん」


比奈「第一と第二に比べて問題児が多すぎるっスよ、第三は」


フレデリカ「346第一プロは武内Pだったっけ?」


杏「そーそー。シンデレラプロジェクト統括プロデューサーでもあった人」


まゆ「武内Pさんの勧誘方針は笑顔の素敵な人、ですねぇ」


比奈「346第二プロは女Pさんっスね」


フレデリカ「勧誘方針は女性目線から見て素敵と思える人だったかなー」


杏「モットーがはっきりしてる二人と違って、346第三――ウチのプロデューサーは『俺がティンと来た子』だからねぇ」


比奈「一癖も二癖もある子ばっかり勧誘してくるんスよね……」


フレデリカ「こないだ勧誘したヘレンって人も相当すごかったよねー」




杏「だいたい、まず最初にプロデューサーが勧誘した人物が杏ときらりだからね。その時点でアレだよね」


比奈「他の第三メンバーは蘭子ちゃんにみくちゃん、まゆちゃんに乃々ちゃんに輝子ちゃん、ナナさんにフレデリカちゃんに飛鳥ちゃんにヘレンさん……そしてアタシとユリユリetc」


杏「杏がプロデューサーだったら間違いなく心労で倒れてるよ」


まゆ「……まゆは自分からこのプロダクションに来たからイロモノじゃないですよぉ?」


杏「ダウト」


比奈「ダウトっス」


フレデリカ「ダウトー! スリーダウトチェンジー!」


まゆ「なんでですかぁ!?」


友紀「今野球の話してた!?」バタン!!


杏「帰れ」


友紀「はい(´・ω・`)」バタン





杏「事務所入る前に面接したでしょ? プロデューサーが面接したうえで採用したんだから間違いなくイロモノ枠だよ」


比奈「というかプロデューサーが絡むと暴走して周りが見えなくなるとか十分イロモノ枠っス」


まゆ「うう……まゆまでそんな風に思われていたなんて……」


フレデリカ「聞きました奥さん? まゆ『まで』ですってよー」


杏「自分はまともと思っていたんだねぇ……いやまあ346第三の面子だと間違いなく常識人だけどさ」


比奈「第三にいる以上イロモノ呼びは仕方ないっスよ」


まゆ「……い、いいんです、プロデューサーのそばにいるためなら、周りの声なんて……」


杏「おー、愛の力で持ち直した」


フレデリカ「愛ってすごいねー」


比奈「アタシらには到底縁のない力っスね」


杏「どーかんだねぇ」


フレデリカ「そのくくりに入れられるのはフレちゃんとしては遺憾の意を表したいなー」


まゆ「フレデリカさんが難しい言葉を使ってる……!?」


フレデリカ「まゆちゃーん!?」







杏「さすがにまゆちゃんからブッこんで来るとは思わなかったよ」


まゆ「まゆだってたまにはボケたり弄ったりしたいんですよぉ」


比奈「普段は弄られ側っスからねぇ」


フレデリカ「いやー、一本取られたよ」


杏「フレちゃんの焦った顔初めて見たかも」


比奈「すごいっスね、偉業っスよ」


まゆ「そ、そうですかぁ?」


フレデリカ「そんなまゆちゃんにフレちゃんからご褒美をあげちゃおー!」


まゆ「あ、ありがとうございます……?」


杏「フレちゃんなにかあげられるもの持ってたっけ?」


フレデリカ「じゃじゃーん、柿の種ー!」


比奈「それさっきまでフレデリカちゃんが食べてた奴っスよね」


フレデリカ「なんと今なら種無し!」


まゆ「つまり空っぽですねぇ」


比奈「ピーナッツも入ってないっスからね」


杏「ご褒美とはなんだったのか」


フレデリカ「ほんとのご褒美はライブ終わった後でねー。もうすぐきらりちゃん来そうだし」


比奈「そんなエスパーアイドルみたいな……」






ガチャッ!


きらり「にょっわー! 四人ともお待たせー!」


モバP「よ、何とか間に合ったな」


杏「……ほんとに来たよ」


比奈「エスパーアイドルよりもエスパーなアイドル……?」


フレデリカ「?」


まゆ「あ、違いますね適当言ってたら偶然来ちゃったパターンですねコレ」


きらり「なになに、何のお話ー?」


杏「こっちの話だよ。それより早く着替えないと」


モバP「おっともうこんな時間か、俺は関係者のところに挨拶してくるから、準備できたら舞台裏に行けよ」ガチャッバタン


まゆ「わかりましたぁ」


きらり「急がなきゃー!」


比奈「さって……駄弁りはおしまいっスね」


杏「そだね、もうすぐ本番だし」


フレデリカ「アタシも真面目モードに移行ーっと」


まゆ「ウフフ……Pさん、見ていてくださいねぇ……」


きらり(やっぱりみんなプロ意識高いにぃ……きらりも頑張らなくちゃ!)






終わり

お目汚し失礼いたしました。勝手にリスペクトさせていただいた作者様及び読者の方々に感謝を。

ギャグって難しい…画面越しに大笑いできるネタを書ける人がうらやましいです。
メインの四人はギャグもシリアスもできるオールマイティな子たちデスネ。
あと普段はだらけてたりポンコツだったりだけどやるときはやるすごい能力を秘めていると個人的に思っている四人でもあります。


今回設定だけ突っ込みましたが同じ設定のSSを今後も投下していく予定です。
もしよろしければ次回も見てやってくれると作者が諸手を上げて喜びます。

ではhtml依頼を出してきます

乙 次回は書かないで欲しいものだ

乙。
まゆはポンコツじゃないですよぉ…!
次回作待ってます

乙 楽しみにしてる

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