【ガルパン】杏「隊長達が全滅?そうだ!!代役を立てよう!!」 (65)



よろしくお願いしマウス

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杏「隊長達が全滅?」

桃「全滅というか…」

柚子「先日、隊長同士の集まりでお茶会をしたみたいなんですが…」




………

みほ「このケーキ美味しいですね!!」

ダージリン「ええ、そうですね」

ケイ「う~ん!ナイスね!」

カチューシャ「ハラショーね!!」

アンチョビ「ボーノだな!」

まほ「たまには皆でこうしてお茶をするのも悪くないな」

西「けいきとはこのような物でしたか!!」

ミカ「…うん美味しい」モグモグ

………




桃「そこで食べたケーキがダメだったらしく…」

柚子「全員、食中毒でアウトみたいなんです」

杏「あちゃー」




柚子「それで、『月刊 戦車道』の特集の各校での撮影に隊長がいないという事態になりまして…」

桃「さらに各校から、何とかならないか?とウチに相談が来ているんですよ…」

杏「なんで、ウチなの?」


桃「会長なら、なんとかしてくれるって思われているようでして」

柚子「廃校回避で駆け回っていた実績を買われてるみたいです」

杏「えー」


柚子「どうします?」

桃「実際、大洗も西住が不在になりますから対策を考えないといけません」

杏「うう~ん…」


杏「そうだ!!代役を立てよう」

桃・柚子「「代役ぅ?」」




― 大洗女子学園 戦車倉庫前


杏「…というわけで、他の学校の隊長の代役をウチの皆にがんばってもらうことにしたよー」


沙織「ええ~?」

優花里「代役ですか…」

左衛門佐「つまり、影武者になるということですか?」


柚子「そうよ、雑誌の特集だから、それっぽく振舞っているのを撮ってもらうだけで大丈夫よ」

桃「代役を務めてもらいたいメンバーには生徒会から声をかけるからな」

あゆみ「なんか、面白そうじゃない?」

優季「うん、そうだね」


華「でしたら個別に伝えればよろしいのに皆を集めたのは?」


杏「それはね、まずはウチの隊長の西住ちゃんの代役を選ぶんで、皆の意見を聞こうと思ってね」





優花里「西住殿の代役ですか…」

杏「あんこうチームの皆は一緒に撮るから代役からは除外ねー」

沙織「みぽりんっぽいメンバーか…」

麻子「容姿なら、髪の長いメンバーは駄目だな」


杏「まずは西住ちゃんの代役を務めたいって人、手を挙げてー」


   し~ん…


桃「立候補者は無しか」

華「皆さん、みほさんの代役を重く受け止めてらっしゃるのでしょうね」


杏「んじゃ、推薦だね!西住ちゃんの代役に相応しいって人を紙に書いて、その集計で一番多かった人にやってもらうからねー」






……


杏「結果発表ぉーっ!!」

杏「では西住ちゃん役に選ばれたシンデレラを発表します!!」


沙織「なんか、会長楽しそうだね…」

優花里「でも、気持ちは分かります」


杏「かーしまー、ドラムロール」

桃「はい」


 ドコドコドコ……


華「完全に楽しんでますね…」

麻子「もったいぶらないで早く」


杏「西住ちゃんは…」








杏「 澤梓さんです!! 」




梓「え!!ええーっ!!私が西住隊長の代役!?」


柚子「票のほとんどが、澤さんに入ってたわ」

梓「そんな!私に務まりませんよ!!ナカジマ先輩やカエサル先輩とか!!もっと代役にふさわしい人だって…」


沙織「私は梓ちゃんに入れたよ」

優花里「私もです!!」

麻子「他にいないだろ」

華「ええ、そうですね」


杏「あんこうのお墨付きだねー澤ちゃん」

梓「そ、そんなぁ…」


杏「あ、そうだ!撮影の時は西住ちゃんの戦車服着ないといけないよねー」ニヤリ

梓「!!」ピクッ




杏「ほら、あんこうのマークが入った戦車服じゃないとダメだしー」

梓「……」ドキドキ

杏「予備のあんこう戦車服ないから、西住ちゃんの借りないとねー」

梓「……」ハァハァ

杏「そこの更衣室に、置いてあるから着替えてくるといいよー」

梓「わ、私…」

杏「西住ちゃんに、なりきるのにも準備いるからね…ゆぅ~っくり着替えてくるといいんじゃないかなー?」


梓「私!ヤります!!」


杏「その言葉が聞きたかった!!イってこい!!」

梓「ハイ!!」ダッ


沙織「…ねぇ大丈夫かな?」

優花里「わ、私達でフォローしてあげれば…」




………

(数十分後)

華「随分、時間がかかってますね…」

麻子「眠くなってきた…」


梓「お待たせしました!!」ツヤツヤ


沙織・優花里・華・麻子((((選択間違えたかな…))))






………


杏「とりあえず、ウチの撮影は無事終了したねー」

桃「終始、澤のテンションが異常でしたが…」

杏「終わってもⅣ号のシートから離れようとしなかったねー」

柚子「…ええと、次の撮影スケジュールですが…サンダースになりますね」

杏「おケイの代役かー」

桃「誰に白羽の矢を立てましょうか?」

柚子「…彼女なんてどうですか?」

杏「おお!!いーねー!!」






………


― サンダース大学付属高校


ナオミ「アンジー、協力感謝する」

杏「いやいや、困ったときはお互い様だよ」

柚子「サンダースには戦車の輸送でお世話になりましたし」

アリサ「それで、ケイ隊長の代わりというのは?」

桃「ああ、今、連れて来る オーイ!!」



あけび(髪おろし)「よ、よろしくお願いします…」




ナオミ「ヒューッ!いいじゃないの」

アリサ「へー、様になってるじゃない」

杏「でしょー」

あけび「…ちょっと、この服だと恥ずかしいです///」

桃「普段、バレー部のユニフォームで動き回っているのにか?」


アリサ「ほら、アタシ等の隊長らしく堂々として」

あけび「ハイ!!」

ナオミ「個人的には砲手のアナタに興味があるけど、今はウチの隊長らしく頼む」

あけび「オーケー!!」

ナオミ「ハハハ!!いいね!!その調子で頼むよ」


あけび「エキサイティングなサンダースを見せるわよ!!(ケイ真似)」グッ!






………


杏「いやー、佐々木ちゃんノリノリだったねー」

桃「アヒルチームはかくし芸でモノマネするくらいですから、代役としては十二分に働いてくれました」

柚子「あの時の桃ちゃんのモノマネも凄く上手だったよね」

桃「その話はやめろ!!」


杏「んで、次の学校は?」

柚子「アンツィオです」

杏「チョビんとこかー」

桃「隊長メンバーの中でも特に容姿としては目を引きますからね」

杏「あのボリュームのあるツインテール、ウサギさんの大野ちゃんとかどー?」

桃「……」

柚子「……」

杏「ん?どったの?」

桃「あ、あの…」

柚子「会長がアンチョビさんの代役とかはどうでしょうか?」

杏「へ?」






………


― アンツィオ高校


杏「アンチョビ姐さんだよー」

カルパッチョ「大洗の皆さん、撮影よろしくお願いします」

ペパロニ「アタシは認めないッスよ!!アンチョビ姐さんはドゥーチェだけッス!!」

カルパッチョ「ペパロニ、せっかく大洗から角谷会長が来てくださったのよ…」

杏「えー、杏だからアンチョビにしたのにー、…んじゃ!角谷からでカドチョビでよろしくー」


ペパロニ「よーし!!おめーら!!カドチョビ姐さんに従えー!!」

アンツィオ生『オー!!』

カルパッチョ「……」

アンツィオ生『ドゥーチェ!! ドゥーチェ!! ドゥーチェ!!』

ええやん
続けて





………


柚子「会長、お疲れ様です」

杏「いやー、楽しかったよ、特にあのドゥーチェコールは気持ちいいねー!!」

桃「お望みなら、生徒たちに会長コールをさせるようにしましょうか?」

杏「むー…」

柚子「悩まないでください!!」



杏「気持ち切りかえて次いこー!、小山ー」

柚子「次は…プラウダですね」

杏「カチューシャかー、また難しそうなとこだね…」

桃「あの身長に近いメンバーとなると…」チラ

柚子「……」チラ

杏「私はやらないよー、チョビやったし、髪の長さが違うしー」

柚子「そうですか…では、彼女にお願いすることにします」






………


― プラウダ高校


典子「いい!根性の足りないヤツは体育館送りにするわよ!!(カチューシャ真似)」

ぴよたん「……」


ニーナ「カチューシャ様、大きくなっだベww」

アリーナ「だなww」


杏「じゃ、二人とも頼むね」

ぴよたん「あの会長…」

杏「ん、なにかな?」

ぴよたん「なんで私まで?」

柚子「ノンナさんからね…」




ノンナ「すいません、私の肩はカチューシャ専用なので」


桃「と言う訳で、ノンナの代役も用意するって感じになってな…」

ぴよたん「そうなんずらか…」

杏「ぴよちゃんしかいないんだよー、背もあるし髪も長くて、おっぱ…体格も近いの」

ぴよたん「は、恥ずかしいだっちゃ…///」

ノンナ「は、恥ずかしいんですが…///」


典子「たしかに身長だけなら、バレー部の部員でも大丈夫だけど…」

 ぐらん…がらん

典子「このノリーシャが乗って動いても安心なのはピンナだけよ!!(カチューシャ真似)」

ぴよたん「はい、ノリーシャ(ノンナ真似)」


杏「んー、いいねー二人とも!」

ノンナ「なんだか複雑な気分です…自分の真似をされているのを見るのは」






………

杏「うーん、凄かったね」

柚子「ウチで体力に優れたアヒルとアリクイの二人が肩車のまま人並み以上に動き回っていましたからね」

桃「写真だけでは残念なくらいでしたね」

杏「収録とかあるといいねー」ピコーン


柚子「聖グロリアーナなんですが…」

桃「これといった該当するメンバーが思いつかず…」

杏「ダージリンか、あの変わり者のオーラを纏えそうなのは…ん?」

桃「どうしました?会長」

杏「この子をさ…こうして…こうすると…」

柚子・桃「「これだ!!」」






………


― 聖グロリアーナ女学院


オレンジペコ「協力ありがとうございます」

杏「いいって、いいって、聖グロにはいつもお世話になってるし」

アッサム「…あの、ダージリン様の代役になるような方はいらっしゃったのですか?」

杏「うん、今来るよー」


???「……」ペコリ


オレンジペコ「ほぇ…ダージリン様より背は高いですが…」

アッサム「白い肌に長いブロンドを束ねて結い…それに何より…」

オレンジペコ「切れ上がった透き通るような目…まるでダージリン様を大人びさせたような印象です」

杏「綺麗でしょー」


???「……////」


アッサム「一体、この方は?データにはなかったメンバーでしょうか」


???「……」スッ…





(ビン底メガネ装着)


ねこにゃー「ね、ねこにゃーです///」


オレンジペコ「ええー!!」

アッサム「チヌのアリクイの!!」

杏「驚いたでしょー」

ねこにゃー「そんなに見ないで…は、恥ずかしい…///」カァァ…


オレンジペコ「まさか、お素顔がこんなに素敵だったとは…あ、すいません!失礼な言い方になってしまいました」

アッサム「たしかに、アリクイの方々とは裸の付き合いをしてなかったからデータになかったわ…」

ねこにゃー「や、やっぱり!ボクには出来ないですよ!!」

杏「大丈夫だって!同じチームのぴよちゃんもやったし、ほら、コスプレだと思えば、そういうの得意でしょ」

ねこにゃー「ボク達はゲームオタクだから、そういうのは…」


アッサム「大丈夫ですよ、ねこにゃーさん…いえ、ダージリン様」ニコ

オレンジペコ「私達がお手伝いしますから…」ニコ

ねこにゃー「え、あ…」


杏「んじゃ、後はよろしくねー」

ねこにゃー「んにゃぁぁー!!」






………


杏「いやー、まさか聖グロのメンバーの方がノリノリになるとはねー」

柚子「あの後、コスメとか色々と指導されたみたいですよ、猫田さん」

桃「まったく…」

杏「いいじゃないの、そういう交流もまた必要だって」


杏「あと少しだけど、次は?」

柚子「黒森峰ですね」

杏「西住ちゃんのお姉さんかー」

桃「誰にしますか?」

柚子「……」

杏「……」


桃「外見でなら…鈴木か…ナカジマ…」


杏「なぁ、小山」

柚子「たぶん、会長の考えはわかります」


桃「河西というのも…」


柚子「会長が不安だと思うのもわかりますが…」

杏「うん、そうだね!任せるか!!」


杏「かーしまー」

桃「はい?」






………


― 黒森峰女学園


エリカ「……」イライラ

小梅「……」

桃「……」ダラダラ


杏「うん!かーしま!似合っているよ!その制服、まるで西住ちゃんのお姉さんだよ!!」


エリカ「……」ギロッ

桃「ひぃぃ!!会長ぉ~」ウルウル

杏「がんばれ!かーしま!!」


エリカ「ちょっと!隊長の代役なら隊長らしく、しゃきっとしなさいよ!!」クワッ

桃「うわーん!!やっぱり怖いよ!!柚子ちゃん!!」

柚子「はいはい… (やっぱり無理だったかなぁ)」

小梅「エリカさんも、そんな怖い顔しないで…」

エリカ「なによ…」ブツブツ




小梅「黒森峰は規律をモットーとしてますから、重圧を感じるかもしれません」

桃「そ、そうだな」

小梅「あと、意外に河嶋さんの外見がウチの西住隊長に似てるとこもあるんで隊員達も戸惑っていると思うんです」

桃「そ、そうか?まぁ私も…」

小梅「ただし、喋るとポンコツが丸見えなんで、黙ってるほうが良いと思います」キッパリ

桃「……」シューン


柚子(あ、この子に任せれば大丈夫だわ)


小梅「ほら、エリカさんも、本物の隊長いないんだから副隊長としてしっかりしてください」

エリカ「わ、わかったわよ」

エリカ「いい!アナタと隊長、少し似ているんだから、アナタがポンコツだと西住隊長までポンコツに見られるの!それだけはないようにして」

桃「わかった」

小梅「私がフォローしますんで、よろしくお願いします」

桃「頼む」


杏「んじゃ、かーしま、がんばってねー」

柚子「赤星さん、桃ちゃんは泣き虫で甘えん坊なとこあるけど、面倒おねがいね」

小梅「わかりました」

桃「誰が、泣き虫の甘えん坊だと!!あと、桃ちゃんと呼ぶな!!」

エリカ「隊長ぉ!!」クワッ!

桃「うわぁ~ん!逸見が怖いよ!!梅ちゃん!!」

小梅「…あはは」





………


杏「かーしま、おつかれさん」

桃「……」

柚子「大変だったわね…」

桃「ホントだぞ!空気も戦車も重かったんだぞ!!」

柚子「…赤星さんの事よ」

桃「ふぇぇーん、柚子ちゃんのいじわる~」


杏「かーしまも切り替えて、次行くよー」

桃「は、はい…次は知波単ですね」

柚子「誰を充てますか?」

杏「西ちゃんの代役に相応しいのは一人しかいないでしょ」

桃「それは?」



今日はここまでとなります

残りの二校と続きは、不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします

乙です


西隊長の代役は・・・
というかミカという最大の鬼門が・・・

おつ、めっちゃ楽しみ

短いですが残り二校分を投下します





………


― 知波単学園


華「全員、整列!!」

知波単生『ハイ!!』


杏「おー、流石だねー」

華「おお!これは会長殿!!」

柚子「ふふっ、ずいぶんとなりきっているわね」

華「お恥ずかしいですわ…///」

杏「もともと、知波単はお嬢様学校だからねー、ウチでお嬢様と言えば五十鈴ちゃんだし」

桃「なるほど」

華「口調は優花里さんを参考にさせていただきました」


福田「隊長殿!!次の下知をお願いします!!」

華「わかった、これより特集に向けて突撃をするぞ!!」

知波単生『オーー!!』

華「吶喊!!」

杏「やっぱ五十鈴ちゃんだね…」






………


桃「五十鈴のおかげで、スムーズに済みましたな」

柚子「私達が手を貸す必要、ほとんどなかったわね」

杏「そうだね…河嶋と小山には先に言っておくよ、次の会長は五十鈴ちゃんにお願いしようと思う」

柚子「まぁ」

桃「西住ではなく、五十鈴ですか?」

杏「うん、西住ちゃんには戦車道に専念してもらいたいし、今日の流れを見て確信したよ、五十鈴ちゃんには人の上に立つ器があるって」

柚子「たしかにそうですね」



杏「まぁ、先の事より…次っていうか…最後の学校なんだけど…」

柚子「継続高校ですよね…」

桃「隊長のミカに該当しそうなメンバーか…」


杏「……」

柚子「……」

桃「……」


杏・柚子・桃(((思い浮かばない…)))




柚子「ど、どうしましょう…」

杏「うーん…ウサギさんの丸山ちゃんに帽子と楽器を渡して行ってもらおうか?」

桃「現状では、それしかないですかね…」

柚子「ミカさんも丸山さんも不思議なキャラクターなんですけど…」

杏「ちょっと感じが違うんだよねー、誰か…こー、ビビッっと来る人いないかなー」


  コンコン…コンコン (ドアノック音)


杏「誰ー?入っていいよー」


???「失礼します」


桃「ん!?」

柚子「あら」

杏「お!」


杏・柚子・桃「「「 いたーー!! 」」」



愛里寿「え?」






………


― 継続高校


アキ「ははっ、ちっちゃいミカだね」

ミッコ「ホントだな」


愛里寿「プァ~~♪」


柚子「さっきは勢いで決めちゃいましたけど…」

桃「そもそも、年も大きさも違いすぎだよな…」

杏「まーまー、でも見た目はバッチリ似てるし、もうこのままでいこうよ」

柚子「会長、最後だからって投げやりになってませんか?」

杏「そんなことないよー(棒)」

桃「それで、島田の使っている楽器は…」

杏「鍵盤ハーモニカ、小学校の頃得意だったんだって」


愛里寿「プップーー!♪」

アキ「もう!ミカったら!!」


桃「通じているのか?アレで…」






………

杏「助かったよー島田ちゃん、おかげで無事に撮影を終える事ができたよ」

愛里寿「プップー♪」

桃「い、いや、私達じゃ、わからないから直接話してくれないか?」

愛里寿「ボコミュージアムに遊びに来たついでで寄らせていただきましたけど、お役に立てて良かったです」

杏「西住ちゃんは、もうしばらくは安静だけど、時間があるならゆっくりしていくといいよ」

愛里寿「はい、そうさせていただきます」

杏「いやー、これでお仕事終了!!働いた!働いた!」


  ガチャ…


柚子「…会長、失礼します」

杏「どーした、小山ー、暗い顔して?」

柚子「実は今…『月刊 戦車道』の方から連絡があって…」

桃「それで?」


柚子「予算にワクが出来たんで…付録用のDVDの方もお願いしたいと…」


杏「えー!また、お仕事ー!やだもー!!」



短いですが、今日はここまでとなります

残りは付録の中身で続きは、不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします


できれば丸山ちゃんでいってほしかった

知波単は左衛門佐かと思った

島田ミカ説あったなあ

乙です


???「・・・フフフ、大学選抜戦に続き我がマジノは今回も除け者ですか・・・ゴフ!(吐血)」


<キャー!エイセイヘイ!

愛里寿ちゃんかわいい





………


月は変わり…


― 某所


みほ「みなさん!」

まほ「みほ、元気か」

ケイ「この前は災難だったわね」

カチューシャ「ほんとよ!!」

アンチョビ「まぁ、皆こうして顔を合せられたからいいじゃないか」

西「ところで今日は、どのような集まりで?」

ミカ「呼び出した張本人が来たみたいだね」


ダージリン「おまたせしました」




ダージリン「今日、集まっていただいたのは私達が不在の間に『月刊 戦車道』の特集があったみたいなんで、その中身を皆で見ようかと思いまして」

まほ「まったく、そんなことの為に呼んで集めたのか」

ケイ「いいじゃないの!おもしろそうじゃない!」

アンチョビ「どうせ、楽しむなら大勢の方がいいしな」

西「私は異存ありません!」

カチューシャ「ダージリンの暇つぶしに付き合ってあげるわよ!」

ミカ「お茶とお菓子があるなら私は風の吹くままだよ…」ポロン

みほ「私も構いませんよ」


ダージリン「では、さっそく、特集のDVDから見てみますか」


 ― 再生






『高校戦車道…今回は、その中でも特に名高く活躍をしている隊長達による作戦会議を収めた映像である…』



まほ「どうやら作戦会議の風景を収録したものみたいだな」

みほ「あれ?皆さんで作戦会議したのって…」

西「大学選抜戦の時ですね」

ダージリン「映像なんて残っていないはずですわ」

カチューシャ「とにかく、見ればわかるわよ!!」



梓『大洗の西住みほです!今日はみなさんありがとうございます!!(みほ真似)』ペコリ


みほ「澤さん…」

ケイ「ワオ!可愛らしいわね!!」


梓『さっそくですが…』クンカクンカ

梓『皆さんの作戦を聞かせて下さい!!』クンカクンカ


アンチョビ「…な、なぜ、あの子は戦車服の袖を嗅ぎながらしゃべっているんだ?」

まほ「みほ…まさか、ちゃんと洗濯をしてないのか?」

みほ「ちゃんと洗っているよ!!」




エリカ『ここは楔を打ち込んでの浸透突破よ』


まほ「エリカも参加しているのか…」


あけび『サンダースは優勢火力ドクトリンをおススメするわよ!!(ケイ真似)』グッ!


みほ「アヒルさんの佐々木さんだ…」

ケイ「アハハ!!私ね!そっくりじゃないの!!グッド!!」グッ!


典子『カチューシャは二重包囲作戦を提案するわ!根性で囲んで相手が根負けするまでボコボコに囲んでやるのよ!(カチューシャ真似)』

ぴよたん『流石です、カチューシャ(ノンナ真似)』


みほ「磯辺さんも…」

カチューシャ「あれ?、ノンナまでいるけど違うわね…似てるけど」




ねこにゃー(メイクアップ済)『せ、聖グロとしては絶え間ない行進間射撃による撃破を提案いたしますにゃ…わ』


ケイ「ビューティフォ!!ダージリン綺麗になっているじゃないの!!」

みほ「ね、猫田さんまで…」

カチューシャ「ダージリンきれー…」

ミカ「うん…綺麗なダージリンだね」

ダージリン「あ、あの、皆さん…」

西「ご安心ください!誰もこちらのダージリン殿を綺麗じゃない方などとは思っていませんよ!!」

ダージリン「……」

アンチョビ「でも、こっちのダージリンは汚い作戦とか使うんだぞー」←P40の恨み

西「そうでしたか!!では 汚ったない方のダージリン殿で!!」

ダージリン「……」プルプル…




杏『とりあえず干し芋食べてもいいー?』


みほ「か、会長…」

アンチョビ「おい!そこはパスタを茹でろ!パスタを!!」

まほ「パスタでも作戦中には茹でるな」


華『私、色々な状況を鑑みました結果、やはりお食事を取るしかないかと!』


みほ「華さん…なんで、こんなことしてるって、教えてくれなかったの…」

西「なるほど!腹が減っては戦は出来んといいますしな!!」


杏『んでさー、まほちゃんの作戦は?』ムシャムシャ


みほ「えっ?」

まほ「えっ?」




桃『まほちゃんと呼ぶな!!まほちゃんと!!』


まほ「……」

みほ「うわぁ…」


エリカ『…』ギロッ

桃『ひぃっ!梅ちゃ~ん!エリカが~』

小梅(画面外)『…エリカさん抑えて…あと、私はここにいない事になっているんですから、頼らないで…』ヒソヒソ


まほ「……」

ケイ「すごいポンコツっぷりね」


桃『黒森峰は…え~と… (ど、どうしよう…)』チラッチラッ

小梅(画面外)『…余計な事は言わないで、みほさんに振って!』ヒソヒソ


まほ「もう、やめてくれ…」

ダージリン「ものすごい勢いで黒森峰のイメージが崩れていきますわね…」


桃『西住の作戦を私は支持する』キリッ


まほ「……」


梓『…スーハー…スーハー…』クンカクンカ

梓『あ!すいません!!作戦ですよね!!』


みほ「……」





梓『作戦は…全部、やってみましょう!!』


まほ「ほう…」

アンチョビ「なるほどねー」


エリカ『全部か…』

あけび『ホワーイ?』

梓『私達は、こうやって学校を越えて交流しているんですから、できる事はなんでもしたいなぁ…って思うんです』

梓『確かに、作戦で機密にしなければいけない事や物もあると思うけど…』

梓『違う事に触れることで、新しい発見や成長もあると思うんです!』


ケイ「おもしろい子ね!!ミホの臭いだけじゃなくて考え方も染み付いているじゃない!!」

みほ「ケイさん…その表現はちょっと…」


梓『私達は…『戦車道』、同じ道を進んでいるんですから』


ダージリン「ふふっ…おもしろい子ね…ペコに伝えておかないと…」


梓『あ、あの…継続高校も、それでいいですか?』


愛里寿『プップーッ!!♪』


みほ「愛里寿ちゃん…いたんだ…」

ミカ「楽器がピアニカ…」




愛里寿『さわ…西住さんの言う交流には学校だけでなく年齢や流派も関係ないものだと思う…』

愛里寿『だから…私も同じ風の吹く方向に進みたい』

愛里寿『プップー!!♪』


みほ「愛里寿ちゃん…」


エリカ『いいんじゃないの?私は賛成よ』

梓『逸見さん』

エリカ『違う作戦に対応できるように、柔軟性を鍛えるってのはウチにとっても悪い話じゃないわ』


まほ「わかっているな、エリカ」


エリカ『あ、あと…下の名前で呼びなさいよ…』

梓『え、エリカさん、ありがとうございます!』


桃『流石、西住だな、私が支持しただけのことがあるな』キリッ


エリカ『……』

梓『……』


まほ「せっかく!綺麗に終わりそうなのに!」バンバン!!

みほ「お、お姉ちゃん…落ち着いて…」




杏『それで、西住ちゃんはどの作戦から選ぶー?』

梓『そうですね…最初の作戦は…』


  『ぐうぅ~~~…』


エリカ『ちょっと!誰よ!おなか鳴らしているのは!!』

ねこにゃー『わ、私ではないですにゃよ…』

杏『西ちゃ~ん?』

華『失礼な!この会議の前に大盛り飯をちゃんと食べてから臨みましたので私ではありません!!』

あけび『ホワッツ!じゃあ誰なのかしら?』


梓『あ、あの…私です…////』


みほ「……」




杏『ふふ~ん、これで最初の作戦は決まりだねー』


エリカ『異論はないわよ』

華『望むところであります』

ねこにゃー『よろしくってよ』

典子『かかってきなさい!!』

あけび『楽しくなってきたじゃないの!!』

桃『…(お腹すいてたけど、ならなくて良かった…)』

愛里寿『プップーー!!♪』 ←腹の音を楽器でごまかした


杏『んじゃ、大隊長さん、下知をお願いー』


梓『///…は、はい!!』

梓『これより、お食事…“もぐもぐ作戦”を開始します!!!』


一同『オー!!』






………


映像はここで終わり、私達は、大洗に戻って、代役を務めてくれた皆を見せてもらいました

各校、本物の隊長の皆さんの反応は様々でして…その後…


すごく、喜んでいた人もいて…


― サンダース


ケイ「アケビ!!今度、私と二人で遊びにいきましょうよ」

あけび「ワォ!グッドね!!」

ケイ「そうだ!私の家にも来なさいよ!ファミリーに紹介するわよ!!」

あけび「ワ…え?」

ケイ「皆、驚くわよー!」

ケイ「私の弟と妹にも紹介してあげるわ!!」

あけび「お、お願いします…」

ケイ「ウチのバーベーキュー御馳走するわよ!!」

あけび「!!ワーオ!!それは絶対に行かなくちゃね!!」




……

……


意外にも、好印象だったりもあって…


― プラウダ


カチューシャ「ちょっと、身長が大きいからっていい気にならないでよ!!偉大さではこのカチューシャが上なんだからね!!」

ノンナ「は、はい、カチューシャ…」

典子「根性なら、ノリーシャの方が上よ!!」

ぴよたん「え、ええ、ノリーシャ…」

カチューシャ・典子「「ぐぎぎ…」」

ノンナ(近付いて、威圧するのは良いのですが…)

ぴよたん(その…押し付けられて苦しいっちゃ…)

ノンナ・ぴよたん((む、胸が…))




……

……


ちょっと変わってしまったのかなって学校もありました


― 知波単


福田「隊長殿、次の指示をお願いします!!」


西「ウム、わかった」

西「五十鈴殿、よろしいですか?」

華「ええ、よろしくってよ」

西「よぉーし!突撃前に飯を食うぞぉぉーー!!」

華「腹が減っては戦はできません!!」

西「よし!本番の大会でも飯を食ってから突撃をしてみましょう!!」

華「それは名案ですわね!!」



― アンツィオ


杏「ほい、今日の食事当番のアタシだよー」

アンチョビ「まさか、干し芋か?」

ペパロニ「アンチョビ姐さん、干し芋も美味いッスよ?」

アンチョビ「おい!私達はアンツィオだぞ!パスタとかだろ!!」

杏「約束してた特製の干し芋パスタだよー」

カルパッチョ「ささ、ドゥーチェ熱い内にどーぞ」

アンチョビ「お、おお…!?う、うん!!」

アンチョビ「美味い!!」

杏「でしょー」ニコニコ




……

……


それでも、まったく、変わらないとこもあり…


― 継続


愛里寿「プップー♪」

ミカ「そうなんだ…それは素敵だね」ポロン♪

愛里寿「プァ~~~♪」

ミカ「うん、それがいいと思うよ」ポロロン♪


アキ「もう!ミカも愛里寿もおしゃべりしてないで手伝ってよ!!」




……

……


あとは…お姉ちゃんは色々と大変だったみたいで…


― 黒森峰


まほ「い、いや…怒っているわけではないのだ…そのだな…」

桃「うそだぁ…私は西住のお姉さんの顔に泥を塗ってしまったのだから…」ウルウル

小梅「大丈夫ですよ、河嶋さん、ほら隊長も、そんなプレッシャーかけるような雰囲気で話したらダメですって」

エリカ「……」ボー

まほ「そ、そうか…」

小梅「笑顔で接してあげれば大丈夫ですよ、そうですよね、河嶋さん?」ニコ

桃「う、うむ」

まほ「よ、よし…」

まほ「河嶋さん…気にしないでくれ」ニタ~リ

桃「やっぱり!怒ってるよ!!梅ちゃん!!」

小梅「はいはい…」

まほ「エリカ…助けてくれ…」

エリカ「……」ボー…

まほ「え、エリカ?」

エリカ(みほの後輩の子…おもしろい子ね…また、会ってみたいわ…)




……

……


とんでもない事になったとこも…


― 聖グロ


 ピコピコ…

  ピロピロ…


ダージリン「…なんですの?この有様は」

オレンジペコ「あ、ダージリン様」ピコピコ

アッサム「お帰りなさいませ」ピコピコ


ダージリン「なんでゲームに没頭しておるのですか!!」


オレンジペコ「ねこにゃー様に勧められまして」

アッサム「データマニアの私としては、非常に楽しいです」

ねこにゃー「ダージリンさんもやろうよ…」


ダージリン「…い、いえ、私は結構ですわ」


オレンジペコ「え~、ダージリン様もノリが悪いでペコ」

ダージリン「!?」




ダージリン「ぺ、ペコ?そ、その言葉遣いは?」

オレンジペコ「これですか?」

アッサム「ねこにゃ…いえ、にゃーじりん様の大洗でのアリクイチームに倣って、私達も語尾に名前の一部をつけてみたんでサム」


ダージリン「……」


ローズヒップ「あ、ダージリン様!お帰りになられたんでございますヒップ!!」

ルクリリ「お体の方は大丈夫なんでリリか?」


ダージリン「……」


オレンジペコ「さぁ…ダージリン様も…」

アッサム「御一緒に…」


ダージリン「いやダーっ!!」




……

……


そして私はと言うと…


梓「先輩!!」

みほ「澤さん」

梓「あの…先輩がいない間に勝手に隊長をやってて、ごめんなさい!!」

みほ「ううん、気にしなくていいよ、むしろ、澤さん、代役ありがとうね」

梓「西住先輩…」

みほ「澤さんになら、隊長を任せても大丈夫だね」

梓「そんな…私なんかまだまだです…」

梓「だから、先輩!色々とご指導お願いします!!」

みほ「うん、こちらこそよろしくね…で、話は変わるんだけど…」

梓「はい」

みほ「…わ、私…臭うのかなぁ?」

梓「え?」




みほ「澤さん、戦車服の臭い気にしてたから…」

梓「ち、ちがいます!!良い匂いです!! …じゃなくて!あれは、緊張してただけです!!」ダラダラ

みほ「そ、そうなの?」

梓「そうです!テンパっていただけなんですから!!」

みほ「そっか、いきなり隊長を任されたんだものね、ごめんね、変なこと聞いて」

梓「い、いえ…、そうだ!お借りしていた先輩の戦車服、お返しします」


あゆみ「梓ぁー!!こっちきてー!!」


梓「あ、皆が呼んでいるみたいなんで、失礼します」

みほ「うん、お互いがんばろうね」

梓「はい!!」



みほ「澤さんの手本になるように私も頑張らなくっちゃ…あれ?」

みほ「この戦車服…新品だ…」



END



以上です

ありがとうございました

梓が変態だって言う風潮

乙乙

乙でした!

乙です!

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