※時系列は聖グロ戦前後
キャラ崩壊注意

杏「いやいや捕まっちゃうよ」

みほ「学園艦は領海から出ることを許されてますよね？」

杏「そうだったっけ？」

みほ「そうなんです。ですから韓国や中国に出て、ギャンブルするのは合法です」

杏「でも私たちは未成年なんだけど」

みほ「一昨年から年齢制限は16歳以上になりましたよ、韓国だけですけど」

杏「……本当に？」

みほ「はい」

杏「まあ、合法なのは良いとして。軍資金が無いよ」

みほ「戦車5輌を担保にお金を借りましょう。大会前のこの時期ですし、良い値段がつくと思いますよ」

杏「ホンキ？」

みほ「はい」

優花里「こうして私たちはサンダース艦の賭博場に来たのでした」

ケイ「Hello！」

杏「やあやあ」

ケイ「"有"or"無"？」

沙織「？」

みほ「無しでお願いします」

ケイ「オーケー。ナオミ、上客よ！丁寧にもてなしなさい！」

ナオミ「Yes、マム！」

ナオミ「こっちだ、ついて来い」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

華「あの～、先ほどの有とか無とかってなんなんでしょうか？」

みほ「ああ、あれは賭け金の上限のことだよ」

麻子「おいおい！じゃあ無しって言うのは……」

優花里「青天ってことですかあ！？ひええ……」

アイシールド21のラスベガス話を思い出すな

ナオミ「その扉だ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

ガチャ

アンチョビ「ひええ～！待ってくれ！頼む！一ヶ月だけ！」

アリサ「ハンッ！あんたらが重戦車買おうと金貯めてんのは知ってんのよ！さっさと持って来なさい！」

アンチョビ「そんな……大会が、大会が終わるまで待ってくれえ！」

アリサ「黙れ！敗者に人権は無い！身売りされたくなきゃ、とっとと金持って来い！」

アンチョビ「ひええ～～」

優花里「…………」

麻子「…………」

沙織「ね、ねえ。帰ろうよ」

華「なんだか恐ろしくなってきました」

みほ「大丈夫、そんなに怖い場所じゃないよ。ほら、あっちを見てみて」

カチューシャ「プハァー！もっとウォッカ持って来て！」

アリサ「どうぞ」

カチューシャ「くぅ～！たまんないわね！4カード一発で8000万よ！」

ノンナ「流石です」

カチューシャ「あはははは！はらしょう！これでピロシキ～ってやつよ！」

ノンナ「少し飲みすぎですよ」


華「…………」

沙織「いや、普通に怖いんだけど」

みほ「そう？」

優花里「はい」

麻子「小学生が酒飲んでたぞ……」

ナオミ「いや、あれは小学生じゃ……まあいいか」

ナオミ「まっ、楽しんでいってくれ」

みほ「はい。案内ありがとうございました」


みほ「とりあえず、みんなに2000万円ずつ配るね」

麻子「全員って22人にか！？4億4千万円だぞ！？」

みほ「はい」

沙織「え～？あの戦車ってそんなに価値あったんだ」

柚子「（そんなはずありませんよね？会長）」ﾋｿﾋｿ

杏「（ああ。そういえば10式の下敷きになったはずの理事長の車がなぜか中古車として売られてたって話があったな。思えば簡単に潰れすぎだったし、あれはレプリカだったのかもね。西住ちゃんが入れ替えてたのかも……考えすぎかな）」ﾋｿﾋｿ

桃「（ひえっ……）」ﾋｿﾋｿ

みほ「それではみなさん、パンツァー・フォー！」

沙織「いやいや、今まさに戦車が消えようとしてるから！」

柚子「私たちはルーレットやりましょう」

桃「そうだな」

杏「うん。とりあえず1億ぐらいを目指そうか」

……………
………
…

杏「よーし！これで3人分あわせて2億円だ！」

柚子「もう一勝負行きます？」

杏「そだねー」

桃「では、黒にオールインだ！」

柚子「ちょ……桃ちゃん勝手に！」

ノーモアベット

杏「あっ」

カラカラ コロン 「赤」

杏「ありゃりゃ」

柚子「ここで外すぅ～！？」

桃「…………」ﾏｯｻｵ

おりょう「ここはバカラぜよ」

左衛門佐「任せろ、運の無さには自信がある」

カエサル「ああ、相手の勝ちにずっと賭けていよう」

エルヴィン「必勝法だな」

………………
………
…

おりょう「一文無しぜよ」

左衛門佐「そもそも運が無いなら結果として負けるに決まっている」

カエサル「まったくだ」

エルヴィン「戦に常勝など存在しないなんて常識だったのだがな」

あゆみ「これスロットとか言うんだっけ」

梓「7が揃えばジャックポットだって！」

優希「一回転100万円だって～」

桂利奈「でも大当たりすれば、えーっといち、じゅう……」

あや「1億$？」

あゆみ「1億円！？」

梓「いや、ドルだから100億円だよ！」

「うわ～すっごーい！」

………………
………
…

梓「お、終わった……」

あや「あと１回転できるよ……」

ガチャ

あゆみ「ちょ、回しちゃって良かったの！？」

紗季「揃った」

「ええ～～！？紗季凄～い！」

ジャラジャラジャラジャラ

梓「わー！止まんない！」

典子「ポーカーを気合いで勝つぞー！」

「おーっ！」

………………
………
…

妙子「思ったんですけどポーカーで気合い入れてたら表情読まれっぱなしじゃないですか？」

忍「確かに！」

あけび「だから負けちゃったんですね！」

典子「いや～、勉強になったなあ。このことはバレーに生かそう！」

「はいっ！」

梓「ねえ、なんで100億円をルールも分からないサイコロゲームに突っ込んじゃったのかな……」

あや「あの時は変なテンションだったからね……」

桂利奈「あいっ……」

優希「結局、あのクラップスってどういうルールだったんだろ～？」

あゆみ「さあ……」

紗季「…………」

「はあ……」

みほ「えっ？全員、負けちゃったんですか？」

沙織「うん。そうらしいよ」

麻子「おいおい……」

優花里「えーっと、約3億4千万円の負けですか」

華「まあ！」

みほ「まあ、なんとかなるかな」

みほ「みんなのお金借りていいかな？」

華「はい」

優花里「どうぞ」

麻子「こんな大金、私たちじゃ使えん」

沙織「ホントだよ……」

みほ「ありがとう！じゃあ、ちょっとブラックジャックやってくるね！」

沙織「うん。そのブラックなんとかが何かは知らないけど」

………………
………
…

みほ「うーん、あんまり増えないなあ」

3億円

沙織「いやいや、十分だよ！」

華「凄いですねえ」

優花里「なにかコツでもあるんですか？」

みほ「え？普通にカードカウンティングして、ディーラーさんのクセを見てただけだよ」

麻子「流石、クラスメート全員の名前と生年月日を覚えてるだけあるな……」

みほ「結構負けちゃうこともあったし大勝はできなかったんだけどね」

ケイ「楽しんでるみたいね！この後、メインイベントの艦上競馬もあるからぜひやってってね！」

みほ「へ～、面白そうですね！」

ケイ「ええ。盛り上げ用ではあるけど単勝オッズ1000倍の馬も居るわよ」

みほ「へえ……」

ケイ「それじゃ、グッバイさよならシーユーアゲイン！」

………………
………
…

優花里「正直、この後のことは語りたくありません」

優花里「なぜかサンダースの戦車が競馬場に砲撃、レースは大荒れになりました」

優花里「先頭集団から20馬身離れていた、オッズ1000倍のオソイゾダバだけが無傷。その他の馬は馬刺用になりました」

優花里「当たり前ですがオソイゾダバが１着になりました」

優花里「もちろんサンダース側は無効を主張しましたが、西住殿はなぜかサンダースの事務所から1500億円を手に戻って来ました」

優花里「あのときの西住殿の「500倍で手を打ったよ！」と言ったときの笑顔が頭から離れません」

優花里「あの時ダージリン殿も居て、奇遇にもオソイゾダバに賭けていたらしいのですが、1円も戻って来なかったらしいです。泡ふいて倒れていました」

優花里「大洗には今、ファイアフライ5輌、ヤークトパンター10輌、ティーガーⅠ5輌、センチュリオン1輌、マウス3輌があります」

優花里「さらには借金で困ってたアンチョビ殿をスカウトしてみたり、大学から島田流を引き抜いたりしたらしいです」

優花里「西住殿は「これが私の戦車道」とのことです」

完

おまけ

まほ「なあ、この役って強いのか？」

エリカ「ええええ！？ロイヤルストレートフラッシュじゃないですか！最強の役ですよ！」

赤星「ちょっ、そんな大声で言ったら！」

「オリ」「ドロップ」「ドロップ」

赤星「あーあ……」

エリカ「…………」

まほ「？」

……………
………
…

エリカ「今、私たちは蟹を取っている」

エリカ「なぜか、プラウダのカチューシャもいる。彼女は「あそこで赤に賭けてれば！」といつもブツブツ言っている」

エリカ「ギャンブルは怖い……」

完

みなさんギャンブルは程々にしておきましょう
頭もおかしくなります

ガルパンスロットで負けた俺にはタイムリーなスレだった

ちょっと重戦車に偏りすぎじゃないっすかね

おつおつ

負けた子たちが酷い目にあってなくてよかった