みほ「検尿ですか?」 (75)

ガルパンのssです
時系列としては劇場版以降最終章以前あたり
書き溜めあります

エロっぽいタイトルですがエロではありません

生徒会室

みほ「検尿ですか?」

杏「そうなんだよ西住ちゃん。今回の無限軌道杯からね、検尿が義務づけられたから。」

みほ「検尿…」

みほ「検尿って確か、尿を紙コップで受け止めた後スポイトでこう…」

杏「そう、それ。(尿…?)」

みほ「でも、一体何のために…?」

桃「前回の第63回戦車道全国高校生大会で、ドーピング疑惑のある生徒が浮上した。」

みほ「えっ」

桃「結局その生徒は通信手ということで不問になったのだが、以後こういった不正の再発は看過できないということで、文部科学省が次大会出場する高校へ、検尿の提出を命じている。」

みほ「はあ」

みほ「でも通信手がどうして…」

柚子「なんかドーピングってただ筋力を増強させるだけじゃなくて、アドレナリンを増加させるようなものもあるらしいの。で、その子は初めての出場で緊張してたから、思わず…」

みほ「へえ…(どうやってばれたのかな)」

桃「ちなみに、その日のかの通信手からの連絡は、ちょっと陽気だったそうだ。」

杏「というわけで西住ちゃん、皆に連絡よろしく~」

みほ「ふええ!? 私が言うんですか!?」

杏「うん」

みほ「でも…」

杏「でも?」

みほ「でも、みんなのおしっこ頂戴なんて、ちょっと恥ずかしくて言いづらいし……///」モジモジ

杏「」

杏「……まあ、ミーティングのときにちゃちゃっと言っちゃってよ。こういうことは、隊長が事務的にね」

みほ「でも、隊長は今回河嶋先輩のはずじゃ…」チラッ

桃「わ、私はやらんぞ! 私はあくまで仮の隊長で…そういったことは……。」

桃「と、とりあえず西住! 頼むぞ!」ビシィ

みほ「…」ジー

桃「…」

みほ「…」ジーー

桃「…」メソラシ

みほ「……」ジィィッ

桃「柚子ぴゃんっ」ビエエ

杏(負けた)

柚子「ごめんね、西住さん。言いにくいことかもしれないけど、ほんとに簡単に言ってくれればいいから。ね、お願いできる?」ユズチャンコワイイ

みほ「ハァ …はい。分かりました。」ウナダレ

杏「じゃ、頼むよ西住ちゃん。はいコレ、全員分の検尿キット」スッ

みほ「はい。では失礼します。また放課後、練習で」バタン


スタスタ…

みほ「……みなさんのおしっこを提出してください!……違うかな。………みなさんのおしっこは何色か、調べさせて………」ブツブツ…

スタスタ…


杏「だいじょぶかな?」

柚子「普通に検尿って言ってくれればそれでいいんだけど…」

1F 廊下

梓「あれ?西住隊長だ」

みほ「…」ブツブツ スタスタ…

あゆみ「なんか考え事してるよ」

優季「梓、話しかけちゃいなよ~」

梓「でも、考え事の邪魔するのも……」

あや「ほら、梓のそういう奥手なトコ、武部先輩もダメだって言ってたよ」

梓「…そうだっけ?」

桂里奈「あい!」

紗希「ちょうちょ」

梓「え?」

紗希(しまった口に出てたか)

梓「……」

紗希「……」

梓「でも、そうだよね! こういうことは積極的にいかないt」


みほ「この容器におしっこをするってちょっと難しいと思うんだけどな口が小さすぎてなかなか入らないよっていうかスポイトみたいになってるから尿道に直接差すのかなでもそんなことしたら手におしっこがかかっちゃうし……」ブツブツ…

スタスタ…


梓「」
あゆみ「」
優季「」
あや「」
桂里奈「おしっこ?」
紗希「おしっこ?」

梓「紗希!?」

紗希(またやったか…)

梓「…」ハア

梓「西住隊長、大丈夫かな……?」

2F 廊下

みほ「……」ブツブツ スタスタ…

おりょう「西住隊長ぜよ」

左衛門座「何か思案に暮れているようだな」

エルヴィン「しかし前を見ていないらしい」


みほ「」ガインッ‼


おりょう「ぶつかったぜよ」

左衛門座「うーむ、我が隊長はあんなにも愛らしい」

エルヴィン「しかし頓着する様子無く歩き始める」

カエサル「うむ、このまま彼女を夢遊のままに放っては身が危ない。一度正気へ戻すか」

カエサル「おーい、西住隊長!!」ブンブン

みほ「!」

みほ「…?」キョロキョロ

カエサル「こっちだ、隊長!」ブンブン

みほ「…!」

みほ「わあ、シーザーさん、こんにちは!」ニッコリ

カエサル「し、シーザー……」

おりょう「すごい間違え方ぜよ」

エルヴィン「しかし、あながち間違いではないがな」

みほ「何か御用ですか?」

カエサル「あ、ああ、あの、何か深く考え事をしていたようだったからな」シドモド

みほ「あ、はい。あの、シーザーさんに一つ質問があるんですけど」

カエサル「カエサルというんだ。以後お見知りおきを」

みほ「あの、古代ローマ人のおしっこも現代と同じように黄色だったんでしょうか?」

カエサル「はあ」

カエサル「はあ!?」


左衛門座「隊長は乱心か?」

おりょう「隊長、落ち着くぜよ」

みほ「あ、おりょうさん」クルッ

カエサル(おりょうは間違えないのか…)

みほ「こんにちは!」ニッコリ

おりょう「うむ。こんにちは」

みほ「何か御用ですか?」

カエサル「あ、ああ、あの、何か深く考え事をしていたようだったからな」シドモド

みほ「あ、はい。あの、シーザーさんに一つ質問があるんですけど」

カエサル「カエサルというんだ。以後お見知りおきを」

みほ「あの、古代ローマ人のおしっこも現代と同じように黄色だったんでしょうか?」

カエサル「はあ」

カエサル「はあ!?」


左衛門座「隊長は乱心か?」

おりょう「隊長、落ち着くぜよ」

みほ「あ、おりょうさん」クルッ

カエサル(おりょうは間違えないのか…)

みほ「こんにちは!」ニッコリ

おりょう「うむ。こんにちは」

みほ「何か御用ですか?」

カエサル「あ、ああ、あの、何か深く考え事をしていたようだったからな」シドモド

みほ「あ、はい。あの、シーザーさんに一つ質問があるんですけど」

カエサル「カエサルというんだ。以後お見知りおきを」

みほ「あの、古代ローマ人のおしっこも現代と同じように黄色だったんでしょうか?」

カエサル「はあ」

カエサル「はあ!?」


左衛門座「隊長は乱心か?」

おりょう「隊長、落ち着くぜよ」

みほ「あ、おりょうさん」クルッ

カエサル(おりょうは間違えないのか…)

みほ「こんにちは!」ニッコリ

おりょう「うむ。こんにちは」

しまった誤爆した



みほ「江戸無血開城ってありますよね?」

おりょう「おお! ついに隊長も幕末に興味をお持ちになったか! どうぞ遠慮せず、何なりと訊いてくれ!」ワクワク

みほ「でも、勝海舟も西郷隆盛も、血は流さずともおしっこは垂れ流していたんですよね。休憩時間とかに」

おりょう「え?」

みほ「ずぅっと話通しじゃ双方疲れて有意義な話し合いなんか出来ないですもんね?」

おりょう「まあ…それはそうだが……」

みほ「じゃあ、江戸有尿開城だ!うわあ~!!みんな一緒でうれしいな!」

おりょう「はい、そうですね」

左衛門座「おい!おりょう引くな!」

みほ「じゃ、みなさんさよなら!」クルクルクル……ガツンッ!!


エルヴィン「またぶつかった…」

カエサル「しかし、これは一体……?」


左衛門座「戦乱騒ぎに恐怖を為し排便してしまった家康だ!」

エルヴィン「ヒステリーを患ったヒトラーか!」

カエサル「だ、ダヴィンチコードだ!」

おりょう「いや」

おりょう「隊長は新たなフェティシズムを獲得なさったのだ……」トオイメ…

左衛門座・エルヴィン・カエサル「うんそれだ」


おりょう「というか、思いつかないなら無理して言わなくていいぜよ。ダヴィンチコードって……」

カエサル「たはは、こいつは失敬」

体育館

典子「よーし、練習はここまで! 早く片付けて、各自鐘が鳴る前に教室へ戻れ!」

妙子「でも、一番教室遠いのキャプテンですよね」クスッ

典子「そこは根性と気合いだ」

典子「あと脚力だ」


あけび「ね、ねえ忍ちゃん? 今日放課後アイス食べに行こうかな~…って思ってるんだけど……一緒に行こ?」モジモジ

忍「うん。けど妙子m」

あけび「い、いや!ふ、ふたりでどうかなあって……」

忍「あ、あー、別に、いいんじゃないk」


典子「ほらそこの二人! 早くそのカゴ器具庫にしまって!!」

忍「は、はい!」

あけび「じゃあ……放課後にね?」

忍「うん」キグコガラガラ


みほ「おしっこを……」ブツブツ


忍・あけび「わあああああああああい!!!」

典子「どうした!?」タタタッ

妙子「どうしたの?」テテテ

みほ「あ、みなさん、こんにちは!」ニッコリ

典子「隊長?」

忍「し、死ぬかと思った……」ドキドキ

妙子「どうして器具庫の中に…」

みほ「練習ですか?」

典子「はい!毎日欠かさず頑張ってます!」

典子「あ、戦車道も!」

みほ「毎日欠かさずと言えば……」


みほ「毎日欠かさずやってることって、他に何かありますか?」


典子「え…?……バレーとか……?」

忍「キャプテン、それ以外ですって」

典子「ああ…その他、その他……」

典子「あ!毎日ランニング5キロと腕立て腹筋100回ずつやってます!」

典子「これでいつ75mm砲任されても大丈夫です!!」


通りすがりのぴよたん「私は毎日500回ずつやってるぴよ」

通りすがりのぴよたん スタスタ…


典子「……」ボーゼン

典子「くぅぅっ…根性足らんかった……」ポロポロ

妙子(泣いた…)

みほ「それ以外は、もっとありませんか? 人間の根幹となるようなことです」

妙子「う~ん…」

妙子「呼吸ですk」

みほ「そうじゃなくて、もっと他に」ニッコリ

妙子「ひっ!?」ゾクッ

みほ「人間にとって大切なこと……」ウットリ

忍「……」

忍「もしかして……せ、戦車道ですか…?」オソルオソル

みほ「…」クルッ

みほ「なんでそう思ったのかな」

忍「」ビクッ

忍(違ったか…)

忍「(ええい、ままよ!)あの、戦車道には人生の大切なことがつまってるって、どこかの隊長が――」

みほ「忘れてください」

忍「はい忘れます」

あけび「あの……」

あけび「睡眠ですか?」

みほ「!」クルッ!

みほ「そう!その線!! 都こんぶあげるね」スッ

あけび(都こんぶ………)

典子「!」ガバッ

典子「食事!食事ですか隊長!!」

みほ「う~ん、あともう一声」

忍「(あとなんかあったっけ?)」ボソボソ

妙子「(さあ……)」ボソボソ

あけび「あの、隊長、少しヒンt」


みほ「おしっこですね」




典子「ん?」

妙子「…え?」

あけび「そっか、三大欲求……」

忍「お、お、お………///」カオマッカ

みほ「はい。みなさん、大事だと思いませんか?不要なものを排出する」

みほ「まるで黒森峰が私にしたように…」

みほ「…………」


典子・妙子・あけび・忍(お、重い……)

みほ「ではみなさん、適度な休憩と水分補給を忘れずに。体育館は熱気が逃げにくいので知らぬ間に水分は身体から出て行っています。喉が渇いたと思う前に水分を摂取するようにしてください。ではまた、放課後に」ガラガラ…バタンッ!


典子「はい、気をつけます……」ポカン

妙子「最後だけいつもの隊長だった…」ポカン

忍「…いや、器具庫に戻っていきましたよ!? 隊長ー!!隊長ーー!?」ガンガン

あけび(つっこむ忍ちゃん……)ウットリ…


生徒会室

桃「――なに?西住が?」

そど子「はい。通りかかる生徒に次々と猥談を持ち掛け、自身の欲求を満たそうとしています。風紀委員として、彼女をこのまま野放しにしておくわけにはいきません。」

桃「いやしかし西住の欲求とは――」

そど子「なにより、風紀が乱れます」

柚子「西住さん、検尿の経験あんまりなかったのかな…。真面目だから変なふうに捉えちゃったのかも……」

杏「やっちゃったねえ」

そど子「この問題に関して、生徒会が動かないなら風紀委員が動かせてもらうわ」

桃「いや待て。原因という原因ではないが、西住の奇行には我々に一部非がある。願わくばしばし静観を頼みたい」

そど子「そんな悠長なこと言ってられないわ!今この瞬間にも被害者が出てるのよ!? 根源が目の前にいるのに放ってなんておけないわ!!」

桃「しかし……」チラッ


杏「……」

杏「かーしま」

桃「はっ」

杏「お茶」

桃「あへえ」ズルッ

桃「お茶ですか!?」


杏「そど子ちゃん」クルッ

そど子「はい」

杏「ハワイ島ってさ、毎年8cmくらい日本に近づいてきてるんだって、知ってる?」

そど子「……はい?」

桃「お茶です」スッ

杏「私はね」

杏「小旅行感覚で行けるハワイが楽しみでさ」

杏「手に届く異国……」

そど子「はあ……」

桃「氷です」カランコロン

杏「それまでは、こうして座って待ち続けるつもりだよ。何年経ったってさ」クルクル

杏「そど子ちゃん」

桃「ストローです」スッ

杏「その時が来たら、一緒に行こうね?」ニヤリ

そど子「………」

杏「……」

桃「コースターです」コト

そど子「失礼します」スタスタ

バタン

杏「ふ~う」

桃「お見事でした、会長」

柚子「桃ちゃん、空気読んで……」

2-A教室

みほ「ただいまあ」ガラガラ

沙織「あ、みぽりんおかえり~」

華「おかえりなさい、みほさん」

みほ「ふう疲れた~」

沙織「で、何の呼び出しだったの?」

みほ「う~ん……」

みほ「……何でもないの。気にしないで」

沙織「あ、隠してる顔だ。ま~たなんか無茶言われたんでしょ。ほら、お姉さんに言ってごらん?」

華「みほさん、隠し事はいけませんよ。」

みほ「うん、ちょっとね……。放課後に話すから。」

みほ「…」トオイメ…

沙織・華「?」



そど子「ちょっと西住みほさんいる!?」ガラガラ!!

みほ・沙織・華「?」クルッ

沙織「ねえ、なんだろ?」ヒソヒソ

華「なんだか怒っていらっしゃいますよ。」ヒソヒソ

みほ「ちょっとやだなあ」ヒソヒソ

沙織「居留守つかっちゃおっか?」ヒソヒソ

華「それがいいですね」ヒソヒソ

みほ「うん、園さんには悪いけど…」ヒソヒソ


みほ・沙織・華「………………」


そど子「聞こえてるわよ!!ここ家だと思ってんの!?」

みほ「きゃっ」

そど子「ねえ西住さん、貴女方々で何したのよ? 色んな人から色んなこと聞いてるわよ!」ズイッ

沙織「みぽりんなんかしたの!? なんかしたならお姉さんにちゃんと言って!」

みほ「ふええ?」

みほ「う~ん……特に何もしてないと思うけど……」クビカシゲ

華「私は昨日はじめておっとっとを食べました。」

みほ「え?」

華「おいしいですよね、あれ」

みほ「うん!私も大好きだよ」

そど子「五十鈴さん、邪魔しないで」

華「うふふ」ウフフ

みほ「う~ん…」

沙織「私はね、昨日はじめて筑前煮作っちゃったんだ!」

みほ「え?」

沙織「筑前煮。今度みぽりんの家で作ってあげるね!」

みほ「筑前煮ってなんだっけ」

そど子「こら!」

そど子「邪魔しないでくれる!? 今容疑者にジジョウチョウシュウしてるんだから!」

そど子(会長には釘を刺されたけどね、鼻の先で起きてる風紀の乱れを見逃すわけにはいかないわ!)

みほ「私は……」オドオド


麻子「そど子」ヌッ


そど子「きゃっ!……れ、冷泉さん!? なんで貴女がここにいるのよ!」

沙織「麻子?なんでここにいるの?」

華「麻子さん、どうしてここに?」

みほ「えっ、あっ」オドオド

みほ「ま、麻子さん、なんでここにいるのかなーって……えへへ」

麻子「復唱するな。誰か一人でいい。あと、西住さんも恥ずかしいなら無理してやらなくていい。」


麻子「そど子があんな馬鹿でかい声で話していたら嫌でも聞こえる。西住さんをいじめてるようだったから助けに来た。」

そど子「いじめてなんかいないわ!だってこの子がね…」ブツブツ…

麻子「あと、ジジョウチョウシュウじゃなくて事情聴取だ。」

そど子「」

沙織「事情長州(笑)」

華「うふふ」ウフフ

みほ「おかしいね」アハハ

そど子「……」カオマッカ

そど子「…もう我慢ならないわ! 西住さんには力ずくでも吐いてもらうわよ!!」ズイッ

優花里「西住殿には指一本触らせません!!」シュバッ

優花里「くらえ!九六式25mm機銃!」バッ


優花里「チャッチャッチャッチャッチャッチャッチャ」


沙織「…」

華(あらあら)

そど子「……ちょっとどうしたのよこの子」

沙織「ゆかりん? 傘の先をそど子さんのほうに向けて機銃に見立ててるの?……動きボケやめてよもー! 説明しなきゃいけなくなったじゃん!!」

優花里「ッチャッチャッチャッチャッチャッチャッチャ」

みほ「優花里さん」

優花里「はい!」ビシッ

みほ「大好きだよ」ニコッ

優花里「にへえ」ドサッ

みほ「…」

みほ「で、私が何か……?」クルッ

そど子「」

沙織「みぽりん、ゆかりんの扱い上手くなったね…」

華「かっこいいです」

麻子「少しむごいがな」

そど子「わ・い・だ・ん!! 貴女会う人会う人に片端から猥談持ち掛けてるでしょ! 今の世の中はねえ、言葉だけでもセクハラになるのよ!!」

みほ「私が…猥談を……?」

沙織「(やだもー!みぽりんやあだあもー!!)後で聞かせてね」

麻子「沙織、逆だ」

華「うふふ、興味津々ですね」

沙織「(し、しまった……昨日読んだ『セックス・セラピスト』のノリが……」

麻子「沙織、声に出てるぞ」ニヨニヨ

華「あらあら」ニコニコ

みほ「セ、セ、セ………///」プシュー

沙織「……………」


沙織「ぶるわああああっ!!」ドチャ


麻子「自爆した…」

華「私が持って帰りますね」ヨイショ

麻子「……で、そど子、お前の用件は……」クルッ


そど子「セ、セ、セ……///」プシュー

麻子「お前もか」



―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――

そど子「西住さん、今度は言い逃れできないわよ!何をしたか自分の口で言ってちょうだい!」

優花里「西住殿、言いたくなければ無理には…」

みほ「自分の口って、上と下どっちですか?」

優花里「ん?」

沙織「ん?」

そど子「上と下どっちってそりゃ口は上にしか……」

そど子「!」ボッ

そど子「///」クラア

麻子「お前は本当に…」ガシッ

そど子「!……ああ危ない危ない、また思ひ出ぽろぽろするところだった…」

麻子「意味がわからん」


沙織「み、みぽりん何て……?」

みほ「下の口だったらおしっこも出来ますけど…」

沙織「はあ!?」

優花里「西住殿!?」

華「あらあら、破廉恥なみほさん」ウフフ

そど子「ちょ、ちょっと何言ってんの馬鹿にしてんのアナタウチの風紀をナンダト……」ガミガミ

麻子「おい、しっかりしろ。そっちに西住さんはいないぞ。」

華「私のお花が活き活きとしてきました。」

沙織「え?何!?」

優花里「西住殿のおしっこ浴びちゃいました~」ワシワシ

沙織「浴びてないでしょ実際には!」

みほ「言っただけだよ」ニッコリ

華「ああ、みほさん。もう一度、もう一度言っていただけますか…?」

沙織「ちょっと華!?みぽりん言っちゃダメ!!」

優花里「ああ、ああ、次はぜひ耳元で!」

そど子「ちょっと冷泉さんさっきから私にセクハラするなんていい度胸してるじゃないアナタの遅刻欠席取り消してあげたのまた復活できるんだからねそうしたらアナタ…」ガミガミ

麻子「セクハラしてるのは私じゃな……おい、どこへ行く。そっちは廊下だぞ」

みほ「おっかけっこ」

華「あああああ!みほさんのいけず!!」

優花里「似てるけど違いますう!!」ワシワシ

沙織「アンタたちいい加減になさい!みぽりんも正気に戻って!」


沙織「あ~~!ツッコミ一人なんて辛い!! もう勘弁してよおお!!」


沙織「……」

沙織「!!」クルッ!


みほ「…」ニコニコ


沙織「なんかすっごい笑ってる怖い」



2―?教室

ねこにゃー「ふふ……ももがーさんのおかげで一命を取り留めた…。お礼を………『ありがとう、この恩はいずれ返す』っと」カタカタ

ももがー『当たり前のことをしただけだ。だけど具体的には今日の昼を要求するナリ』

ぴよたん『したたかだっちゃ』

ねこにゃー『頼れる友よ、ランチパックを差し上げよう』

ももがー『ずこー』

ぴよたん『ランチパックごときの命ぴよ…』


ねこにゃー『さて、次はどのミッションに……と、その前に5分くらい空けるにゃあ』

ももがー『うちもナリ』

ぴよたん『じゃ私もするぴよ』



みぽ IN

みぽ『皆さん、お疲れ様です。』

みぽ『巧みな連携、熱い救出劇、この目でしかと見届けました。』

みぽ『美しい友情です。』

みぽ『いいなあ。わたしもそういうの、やってみたいなあ』

みぽ『でもゲームってあまりやったことなくて、分からないんですよね。』

みぽ『どうですか、わたしにひとつ簡単なやつ教えてくれませんか。』

みぽ『……』

みぽ『あれ、皆さんどこにいらっしゃるんですか』

みぽ『全員外してらっしゃるみたいですね』

みぽ『もしかしてトイレ休憩ですか』

みぽ『いまわたしもトイレ行ったら会えるかなあ』

みぽ『行くね』

みぽ『いま歩いてるよ』

みぽ『でも、トイレいってなにするんですか』

みぽ『おしっこを?』

みぽ『おんなのこだもんね』

みぽ『もうすぐつくよ』

みぽ『いm』

みぽ OUT



ねこにゃー「ふう~さァて続きを……ってなにこれ!?誰!?誰なのこれ!?怖い!!『これ誰!?知り合い!?』」カタカタ

ももがー『今見たぞな……もうアウトしてるから確認できないけど…』

ぴよたん『わたしたちのグループを発見して入り込むなんて、なかなかやるっちゃ』

ねこにゃー『いや、普通に怖いが』

ぴよたん『たしかに』

ねこにゃー『まあ気にしても仕方ないし次のステージに…』

カタツンツン

ねこにゃー「?」クルッ


みほ「やっと会えたね、猫田さん?」


ねこにゃー「ぎゃああああああああああああああああ!!!!『たすけ』」カタカ…

ねこにゃー OUT


ももがー『あれ?ねこにゃーさん?』

ぴよたん『どうしたっちゃ?ログアウトしたぴよ』


今日はここまで
ちょっと一日で貼り過ぎた感もある

再開します

見返したら読みにくかったんでもっと行間空けます



倉庫

ナカジマ「ほらホシノ、急がないと放課後の練習間に合わないよ~」


ホシノ「やってるって!……だってこの、微妙なトコが…なかなかはまんなくって……」


スズキ「毎日こう修理してたら新しい戦車一台くらい買えるくらいの費用かかりそうだけどね」


ナカジマ「練習用ペイント弾今度作ってみよっか」


ツチヤ「おお!ハイテクだねえ」


ホシノ「ハイテクか?」


ツチヤ「ハイテクだよ」


スズキ「特殊なカーボン作る技術があるなら外面にも一切傷がつかない素材みたいなの作ってほしいよ」


ナカジマ「私たちの存在意義がなくなっちゃうよそしたら」


ホシノ「修理が存在意義か…」



ホシノ「……いよっし、終わった!さあ、飯でも食べよう!」ノビー


ツチヤ「今日はどこで食べる?」


ナカジマ「そうだなあ。天気もいいし外の芝生でも行こうか」


スズキ「お弁当持ってきたよー」タタタ



みほ「トイレでお弁当食べるのって便所飯って言われるの知ってました?」ヒョコ



ナカジマ「わあ!」


スズキ「!?」


ツチヤ「西住さん!?」


ホシノ「隊長!?なぜキューポラから…?」


みほ「知ってました?」


ツチヤ「え?」


ホシノ「いや、驚いて全然聞いてなかったんだけど」


みほ「じゃあもう一回言いますね」



みほ「トイレで便所飯するのを便所飯って言うの知ってますか?」




スズキ「……」


ナカジマ「あの、文がおかしなことになってるんだけど…」


みほ「……」


みほ「自動車部の皆さん」


スズキ「え?」


ナカジマ「はい」


みほ「こんにちは!」ニッコリ


ホシノ「ええ…」


ナカジマ「今日の西住さんからはただならぬ何かを感じる…」



みほ「私は…」


ツチヤ「……」


ホシノ「……」


みほ「……」


スズキ「……」


ナカジマ「……」


みほ「時々…」


みほ「……」


ナカジマ「……」


ツチヤ「……」


スズキ「……」


みほ「思うんです」


みほ「…」トオイメ…



ナカジマ「ためがすごいって」


ツチヤ「……」グゥ~


スズキ「もうちょっとだからね?」


ツチヤ「うん…」


みほ「戦車道の大会において殲滅戦が適用された場合には試合が長引いて時には一日がかりになってしまうこともありそんな時に一体麗しい身体と繊細な心を持った私たちはどうやって用を足せばいいのかと…」



ナカジマ「一息に言った」


ホシノ「いや内容唐突だな」


みほ「教えてください!」


スズキ「う~ん、考えてみるとなかなか難しいね」


ツチヤ「……」グゥ~


ホシノ「私はフツーに外に出t」



みほ「じゃあ、明日までに各自考えてきてください。私を納得させる答えが出た場合にのみ」


みほ「みなさんにボコの飲尿尿瓶をプレゼントします。尿瓶の口のことがほらボコの口になってるんです!」


ナカジマ「………」ダラダラ


みほ「では、明日を楽しみにしています」


みほ「……」カチャン



ナカジマ「キューポラの中に戻っていった…」


ホシノ「…」


スズキ「…ごはん食べよっか?」


ツチヤ「おう!!」



生徒会室


沙織「みぽりんが危ないんです!」シツレイシマス!


桃「ああまたか………」


沙織「みぽりんに何したんですか!?どうせセクハラまがいのことしたんでしょう!!」


華「セクハラはいけませんよ」


華「いつの世も」


桃「してない!」


柚子「会長、やっぱり……」


杏「うん、そだねー。じゃあ、車長集会開こうか。」



杏『戦車道履修の生徒に連絡しまーす。車長は直ちに生徒会室に集合することー。あ、西住ちゃんはいいや、ゆっくりしててえ』




エルヴィン「さて、集会に呼ばれたわけだが」


典子「も、もしかしてバレー部復活ですか!?」


桃「ちがう!」


典子「く、まだまだだったか…」


梓「あの、西住隊長のことですよね…?」


杏「あったり~」


ゴモ代「あの、なんで私が……」


杏「そど子ちゃんいると話進まないからさあ」


ゴモ代「はあ」


ナカジマ「ごめんねえちょっと遅れちゃった~」ガチャ


ねこにゃー「私も…ちょっと欠かせないミッションがあって……私が居ないとクリアが危なくて、あの、その…」モジモジ



桃「よーし、全員揃ったな!静粛に!!」



沙織「え~、梓ちゃん制服にうさぎさんのワッペン付けてるの?かーわーいーー」


華「あらあら」


梓「優季がみんなでつけようって言ってそれで……」


沙織「かあわあいいいーー」


ゴモ代「そど子に見つかんないようにね、あの人うるさいから」


梓「え、コレだめなんですか?すいません!」


ゴモ代「いや、普通はいいんだけど、そど子は……」



ガヤガヤ



桃「…」プルプル


杏「楽しそーに談笑してるねえ」


柚子「指示が通らないほど人数いないはずなんだけど…」


杏「澤ちゃーん」


梓「はい?」


杏「私にもカメさん作ってよー」


桃「会長まで!?」


梓「はい!優季が得意なので今度伝えておきます!」


杏「えへへ~」



ガヤガヤ



桃「…」プルプル


桃「静かにしろといってうrjんkだおそ!!!!」ピイイイ!



シーン…




沙織「…………私もあんこう欲しいな」ボソ


典子「……はいはいはい!私もアヒル欲しいです!バレーボールのも!」


ナカジマ「私達にもレオポン作ってよー」


エルヴィン「我々にもカバを4つばかり…」



ガヤガヤ…



桃「……………………」



桃「うぴー!」ドチャ



柚子「自爆した…」


杏「プライドが許さなかったんだろうねえ」



―◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――◦――

杏「――というわけで、西住ちゃんにセクハラしたのは私だよ~ん」


沙織「やっぱり!」


華「いけませんよセクハラは」


華「いつの世も」


沙織「一体どんなセクハラをしたんですかみぽりんをあんなにして!」


沙織「どうせ『西住ちゃんのおしっこ顔にかけて』とか言ったんでしょう!! ゼッタイ・ダメ!! 最初はゼッタイ私なんだからあ!!」


杏「ごめんなさい」


梓「武部先輩…?」


柚子「武部さん…?」


沙織「はっ………!? ま、またやってしまった……」


梓「武部先輩」


沙織「あっ……梓ちゃん、これは違うの。今のは俗にいう私のハイドで、ジキルは今の私で……だから……」


梓「最初は私です」シュバッ


タタタタタ…


沙織「梓ちゃん!? どこ行くの!?」


杏「まずい! 誰か澤ちゃんを追っかけろ!」


典子「イエッサー! そーれそれそれえ!!」ドドド


エルヴィン「電撃作戦だ!」ドドド


ナカジマ「いそがなくていいよ~」タタタ


桃「急げ!」タタタ


ねこにゃー「はあ、はあ、ニートに急な運動は、禁物っ……」ゼエゼエ


柚子「ああみんな! 廊下は走っちゃ……って聞いてないね」ハヤアルキ


ゴモ代「風紀委員に告ぐ、総動員で澤梓さんを捕まえてください。繰り返します……」テテテ






がらーん…




杏「ふう、みんな行ったか……」


杏「……」


杏「!」クルッ



華「………」モグモグモグモグ



杏「……何してんの?」


華「あ、こんなところにおまんじゅうが。あ、ここにもおまんじゅうが……」ガサゴソ


杏「……」


杏「……私も行くか…」


2-A教室


みほ「沙織さんも華さんもどこ行ったんだろう。もうすぐ授業始まるのに…」


みほ「…」


みほ「みんなで消しピンやろうって約束したのにな……」


梓「西住隊長」シュタッ


みほ「わあ!……澤さん?」


梓「はい、澤です」


みほ「こんにちは」


梓「……」


梓「西住隊長。遠回りせずに言います」


みほ「うん?」


梓「………わ」


みほ「わ」



梓「私の顔におしっこかけてください!!」



みほ「…………」


みほ「え?」


梓「私の顔に、おしっこかけてください。誰よりも早く」


みほ「………」


梓「この際だから正直に言いますが、西住隊長、あなたの貞操を狙っている人が近くにいます」


みほ「………」


梓「灯台下暗し、というやつです」


みほ「………」


梓「そうなる前に、早く」


みほ「………」


みほ「……………」


みほ「ふええ!? だ、だめだよそんな汚いこと!」


梓「汚くありません。西住隊長のおしっこは栄養ドリンクです」


みほ「うーん、もう一声」


梓「養命酒です!!」


みほ「……」


みほ「うーん」


みほ「………………」



みほ「じゃあ失礼して……」スルッ



梓「ここでですか!?」


みほ「だってもう予鈴鳴ってるし、トイレ行く時間も無いから」


梓「だ、だからってここでは……」


みほ「もう、かけてほしいのほしくないのどっち? はっきりしない澤さんは嫌いだよ」


澤「……………………………」



澤「じゃあ失礼して……」



みほ「じゃあ、もう少し近づいて」


梓「はい……」


みほ「じゃあ、いくよ?」


梓「は、はいっ…!」






クラスメイト「」





梓「………」


梓「………」ダラダラ


梓「あ、あの、ちょっといいですか」


みほ「ん?」


梓「やっぱりここでは……」



パアンッ!



梓「っ!? え!?」ジンジン


みほ「もう! はっきりしてよ! 私が恥かいてるみたいだよ! 好きなら好き!嫌いなら嫌い!目には目を!膝にはコンドロイチン!!」


梓「はあ……」ジンジン


みほ「もう土下座されてもやってあげないからね」


梓「はあ……」ジンジン


みほ「ぜったいだよ!!」


梓「はあ……」ジンジン


みほ「聞いてるの!?」


梓「はあ……」ジンジン


みほ「もう……」




生徒会室


華「――おいひいおいひいおまんひゅうおいひい、あ、ほほにほおはんひゅうあ。………モグモグ………あ、おまんひゅうの下にお金が」



プルルルルル…プルルルルル……



華「おま…ゴクッ 誰かいらっしゃいませんか~?あの、お電話が~」


シーン…


華「……」


華「私が出た方がいいのでしょうか」


華「……じゃ失礼して、ガチャ――もしもし、次期生徒会長の五十鈴です」



2F廊下


ガヤガヤ…ガヤガヤ……


杏「ん?なんかあっちの教室が騒がしいな」


沙織「あっちのほうって…私たちのクラス? も、もしかしてみぽりんの身になにか…! みぽりん!!」ダッ


典子「よっしゃ突撃だー!そーれそれそれー!!」ダダダ


エルヴィン「ポーランド侵攻だ!」ダダダ



ガラッ



梓「……」ジンジン


みほ「……」ツン



杏「……」


沙織「……」


梓「……」ジンジン


みほ「……」ツン


杏「……あのー、差し支えなければ何があったか教えてくんない?」


梓「はあ……」ジンジン


みほ「ふんっ、澤さんが悪いんだよ」


梓「はあ……」ジンジン


杏「……」


エルヴィン「これは一体……」


エルヴィン(どういうことだ!?)


沙織「み、みぽりん、何があったかわからないけど、とりあえずほら、お姉さんに言って? 話せば楽になるから」


エルヴィン(一体何が起こっているというんだ!?)


みほ「ふんっ、私の純情を弄んだ澤さんについて話すことは何もないよ!」ツン


杏「……」


杏「……武部ちゃん、とりあえず澤ちゃんお願い」


エルヴィン(もう何が何だか分からない! 私の心が侵されていく……)


沙織「はい! …じゃ、梓ちゃん、一回廊下出よっか」


梓「はあ……」ジンジン トボトボ


ガラガラ ピシャッ


杏「……じゃ、西住ちゃん。何があったか教えてくれる?」


みほ「……」


杏「西住ちゃん?」


みほ「………」


杏「……」


エルヴィン(ああやめろ。これ以上私をついばむな! チュンチュンチュンチュンついばむな! ついには私の自我が崩壊してしまうぞ!)


杏「さあ、ほら、干し芋でも食べてさ」スッ


エルヴィン(おお…少し収まった)


みほ「要りません」


エルヴィン(ぐおおおおお!? やめろ! ついばむな! チュンチュクと!)


杏「……西住ちゃん。西住ちゃんは澤ちゃんの先輩で、戦車道の隊長なんだよ? 何があったかは知らないけど、ひとまず落ち着こう」


典子「まずは君が落ち着け」水トン


杏「…………」


エルヴィン(き、貴様ァ! わ、わアアアアアア!! ぐググググウウウウ……)


みほ「もう………」


杏「?」


みほ「…もう放っといてください!!!」


杏「!!」


エルヴィン(おおおおお!!? もう限界だ! た、助けて、助けて――)


杏「…………」


杏「ねえ、にしずみty――」



エルヴィン「たすけてエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!」



杏「うおあ!?」


みほ「きゃあ!?」


典子「なんだ!?」


ガラッ


沙織「え!? なに!? 何があったの!?」


エルヴィン「ジーザス・クラーイスツッ!!」


沙織「どうしたっていうの!?」


杏「さあ?」


みほ「エルヴィンさん」


沙織「ねえ、何があったの?」


エルヴィン「オーーノーーー!!!!」


みほ「エルヴィンさん」


エルヴィン「……………」


エルヴィン「…………………はい」


沙織「え、教えて? なんでこうなってるの?」


みほ「『ジーザス』じゃなくて、『イエーズス』でしょ? ドイツ気取るのはいいけど、そこらへんしっかりしてよ」


エルヴィン「…………」


エルヴィン「………はい。軽率でした」


沙織「誰も知らないの? 何が起こってるの?」


杏「武部ちゃん、ちょっと静かにしようか」



―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――◦―――


杏「――というわけで、顔面ぶっかけおしっこプレイをしようとした西住ちゃんを澤ちゃんが頼んだ身でありながら断ったから、西住ちゃんが怒ったわけね」


みほ「………はい」


澤「………すみませんでした」


杏「で、松本ちゃんは、ギスついた空気に耐えられず発狂しちゃったわけね」


エルヴィン「………面目ない」


杏「……ふーう。まあ、個性溢れてて素敵だよね、ウチの学校は」


沙織「私は? 私については何もないんですか?」


杏「…………」


杏「磯部ちゃんは――」


沙織「私は!?」


キーンコーンカーンコーン……


杏「あ、授業始まる。じゃ、みんな各自の教室へ戻れえ!」


沙織「ねえ、わたs――」


ピンポンパンポン♪



華『次期生徒会長、五十鈴より戦車道履修生徒へお知らせいたします』



杏「おや?」


沙織「華!?」


みほ「華さんの声だ!」


華『冬期無限軌道杯において、検尿が義務づけられる、という新規定があったかと思いますが――』




華『検尿ではなく、“検便”の誤りであったことをここにお伝えいたします』



杏「おお!?」


華『つきましては、戦車道履修の生徒は――』



『明朝、“うんち”をご持参のもと、登校してください。繰り返します――』




杏「……」


沙織「……」


みほ「……」


エルヴィン「……」


典子「……」


梓「……」


みほ「……………じゃ、澤さん、顔面ぶっかけ大便プレイ、する?」


梓「……そ、それはちょっと………」


みほ「なにィ!?」クワッ


沙織「ねえみぽりん私には?」


エルヴィン「た、たすけてエエエエエエ!!!!! イエーズス!!!」


典子「はっ、何か喋らなくちゃ! こ、根性ーーーーー!!!」








杏「…………………」


杏「……………………」


杏(お母さん、この学校は一体、私が居なくなっても大丈夫なのでしょうか)


杏(生徒会長があんなプライベートに突っ込んだ内容を全校放送してしまう学校が)


杏(果たしてまとまるでしょうか)


杏(みんなを率いる戦車道の隊長がスカトロプレイに後輩を誘い、しかもフラれるようなチームが)


杏(再び栄光を手にすることが出来るでしょうか)


杏(そしてなにより――)




杏(ここが私の母校だと、誇り高く言えるような学校になっているでしょうか)



杏(………)



杏(…まあ、私には関係ないけどね)




~♪ Nothing really matters

Anyone can see

Nothing really matters-

Nothing really matters

To me  ~♪ 





杏(いずれにせよ風は吹く………)








ガラッ


桃「お茶です」スッ


杏「……」


杏「………………」



杏「…………………………………」ズズッ


一応以上で終了となります。

かなり勢いで書いたので伝わりにくい箇所あったと思いますが、そこはノリと勢いで乗り切ってください。

あと、風紀委員チームの出番をそど子一人に集約させようと思っていたのですが、流れでゴモ代を出してしまい、結果パゾ美をハブにしてしまいました。
パゾ美ファンの方申し訳ありませんでした。


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