【安価】提督「退役艦娘報告書」 (571)
・軽度のサツバツあり。猥褻はない。
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戦争は女の顔をしていないという言葉があるが、それは全くその通りで、
大抵の戦場というものは女どころか人の顔をしていない。
そこには栄光もなければ、名誉もない。
栄光は与えられなければ人殺しの烙印でしかなく、
名誉は捧げられなければ狂人の但し書きにしかならない。
戦争の本質を理解しないものにとっては、彼らは――或いは彼女らは本当にどうしようもなく、ただ恐怖の象徴にしかならない。
羊が狼でないように、牧羊犬も羊ではないのだ。
何をもって艦娘に志願するかは関係なく、彼女たちは生まれ変わる。
隔絶して――己の名を奪われて、鋼線の神経に、鋼鉄の手足に、鋼船の魂を宿して鋳造されていく。
帰る場所があるもの。
守る場所があるもの。
進む場所があるもの。
それらを何も持ち合わせず――或いはそれらから弾かれたもの。
全てに価値がない。ただ、彼女たちは艦娘だった。
戦いの果てに任期を満了するものも居れば、
願いの道半ばで倒れるものもいる。
望まぬ形でこの場を離れるものもいれば、望まぬ形でこの場に留まるものもいる。
なら――せめて生き残ったのならば。
彼女たちの新たな人生に幸があることを祈り――。
せめて何かの助けになれば、或いは手向けになるならとこの報告書を記そうと思う。
艦娘
↓3 コンマ十の位、退役後。一の位、就役前。ゾロ目で……
明石
如月
隼鷹
今度は金剛さんを何回沈めるんですか?
>>7
隼鷹――――という船がいた。
正しく言えば人間なのだが、ここでは船と称することにしよう。
史実の隼鷹は、元は太平洋航路最大級の客船となる筈だったものが戦時徴用されたものだ。
そんな経歴だったからか。
艦娘としての隼鷹――船魂がディセンション(憑依とも言う)もまた、生まれは所謂名家であったと聞いている。
さて。
彼女は、生き残って退役した。
ここで二つほど疑問が生まれる。
何故そんな経歴を持ちながらも彼女は艦娘として志願したのか(多くは志願制である)という点と。
彼女は今、どうしているのかというものだ。
私は、頼りになる秘書艦に職印を手渡し、いざというときはIRC端末に連絡するように告げて街に出る。
深海棲艦(注:人類に敵対する恐らくは生命体)の体液や呼吸に含まれる粒子がもたらす重金属雨に建物の外壁は薄汚れ、
外出する人間は防護コートを手放せないが、街は概ね活気に溢れている。
街灯に取り付けられた緊急放送用のスピーカーがなければ戦前と変わらぬ光景かもしれないが、
度重なる戦いの記憶にそれらの過去は薄れてしまっている為、正直どうなのかは判らない。
昼間は猥雑で不健康なネオン看板も眠っている。
煤けたパイプだらけの地下道を抜け、凄い高いビルの一角へと足を運ぶ。
奥ゆかしく御辞儀をする売り子の一人が、神妙に頭を下げたのちに顔を上げ、ややあって目を見開いた。
こんなところで何をしているのか、問うて見る。
「何って、提と――――おっと、軍人さん。見ての通りだよ」
見ての通り。
見ての通り、デパートの地下の販売員なのか。
「最近、流通が戻って来たからね。こうして売り場も賑わってるんだよ」
ふむ、と手を伸ばそうとしてみる。
本土からは離れた大きな島――試される大地と銘が打たれた地方の、海産物がそこにあった。
「あたしはこれでも昔はいいもん食べてたからねぇ……宣伝するのも丁度いいのさ」
そんなものなのか。
「昼はこうして、夜は仕入れた店で働いて……なんだか自作自演みたいだねぇ」
艦娘をしていた事を考えると尚更――と、彼女は自嘲的に笑った。
どうやら健全に。
彼女はまた、新たな人生を歩き出しているらしい。
少しの安堵。ともに、疑問が鎌首をもたげた。
そこまで忙しく、働く必要はあるのだろうか。
生憎と市政の経済というものからは離れてしまっている為、庶民感覚というのは掴めぬが……。
「あー、満了金? あれは……ははは」
就役すれば衣食住は賄われる。
退役後、そのあたりの金銭感覚が狂ってしまうとも、聞く。
「家がねえ、商家だったんだけど……まぁこの有り様だろ? 徴用徴用って船が取られてねえ……商売にならなくて」
他の客は来ない。
出入りが良いとは言えないのか。
「んで、どうにもなんとか回そうと無理をしたみたいで……それがポシャっていよいよどうにもならなくなってねぇ」
昔は――――。
昔はお国がこんな有り様だというのに自分の懐具合ばかりを気にする両親が嫌で嫌で仕方なかった。
そう彼女は言った。だから、艦娘に志願したと。
「でも――こうなって判ったけど、衣食足りて礼節を知るってのは本当でさあ」
頭を掻きながら彼女は続けた。
「ここまで育てて貰ったんだし、なんとか……なんとか少しは恩返ししないとってねぇ。
あたしのガラじゃないんだけど」
家族をしがらみというか、絆というか。
どちらにしても彼女は、それを捨てられなかったらしい。
だからこうして、あくせく働いていた。
その気があれば、戻る事もできなくはない。
空母となるにもまた、素質はいるのだから――――。
「いやぁ、まぁ、うーん……悪くはないけど、まぁ」
歯切れが悪かった。
彼女はどうやら――――こちらでの生き方を、見付けたらしい。
「あたしらが安心して商売できるように、たのんだよ軍人さん!」
最後にそう、頭を下げられて彼女の居た売り場を後にする。
隼鷹――軽空母艦娘として戦っていた彼女は、多少形を変えたとしても、市井の風景に溶け込んでいた。
>>8
金剛は沈まない。いいね?
艦娘
↓3 コンマ十の位、退役後。一の位、就役前。ゾロ目で……
清霜
神通
金剛
大淀さん
大淀
金剛でゾロとか因縁を感じる
アイエエエエエエ!?ナンデコンゴウ!?ゾロ目ナンデ!?
やめーや
やめーや……
金剛は……何でしたっけ?
戦場でいくら名誉を積もうが、栄光を立てようが――――ここでは駐車場の警備員にしかなれない。
そんな言葉は、誰の言葉だったろうか。
一般社会と隔絶した生活、求められる技術は……しばしば彼女たちを孤独にさせる。
一撃の必中にかけて明かりなき海で肉薄する技術で商品を売れる訳でもなければ、
連日連夜爆撃を繰り返して泊地を焼き付くす苛烈さが商談に結び付く事もない。
多くの艦娘は正しく社会復帰することもあるが――――。
しかしそうならない艦娘もいることは、確かである。
うんざりする気分ながら、私は拘置所に向かっていた。
やったぜ
金剛型戦艦一番艦――金剛。
それが彼女に与えられた名前だ。
英国のヴィッカース社に受注委託され竣工されたその船は、旧型船ながらも幾度と近代化改修をされ、
使い勝手がいい船として数多の戦いに参加した。
さて。
そんな金剛の船魂をディセンションした彼女は、その船と同じく帰国子女として生まれていた。
より正確に言うのであればハーフで、日本国籍を持ちながらも外国で暮らし、その後こちらに戻って来たという女性だ。
そんな彼女は、
「誰です、カ――――――」
面会室に通されるなり、背を向けて逃走を図った。
暴れ回る彼女は、刑務官に無理に宥められてパイプ椅子に腰かける。
穴の空いた強化プラスティックの壁越しに、目を合わせぬように座る金剛――元:金剛。
あの頃の溌剌とした笑みも明朗とした笑いも失って、灰色の作業服に包まれて光を失った女性がそこにいた。
気まずい沈黙がのしかかる。
面会時間は限られている。
それ以上に、彼女の未来というのは閉ざされていた。
やがて、自らに言い聞かせるように口を開いた。
曰く――――。
曰く、死んだ仲間が夢に出てくる。
曰く、笑い声が自分の中に入ってくる。
曰く、部屋を暗くすると目玉のない仲間が立っている。
曰く、洗い物の泡が、あの日仲間の傷口から吹き出した血の泡を思わせる。
曰く、サイレンの音を聞くと動悸と息切れが激しく、爪がひび割れるぐらい拳を握り混んでしまう。
曰く、曰く、曰く――――。
彼女は。
「どうしてこうなったのか……ワタシにも、判らないネ」
彼女は、病気除隊をしていた。
「あの頃は……今でも……皆、戦ってマース」
心底恥じ入るように――心底悔しむように。
「腕がなくなって……足がなくなって……歩けなくなって、居なくなった仲間は大勢いるネ」
目を閉じて。
ここではないどこかに向けて。
「皆そうやって戦ってるのに……ワタシだけ、役立たずで、逃げ出して、立っていられなくて……
それで、こんな場所まで来ちゃいマシタ……」
要領を得ないまま、彼女は懺悔を始めた。
自分は出来損ないだと。
意気地無しだと。
失敗作だと。
逃げ出したから、留まれなかったから、居場所を作れない人間だと。
「あの場所にいることもできないけど……ここじゃもっと、何もできない人殺しデース」
彼女を呼ぶ歓声はない。
彼女を頼る無線もない。
ただ、コントロールできない感情と、穴の空いて閉ざされてしまった記憶を引きずりながら、
心の傷口から吐血して前に這いずるしかない人生であると――――彼女は笑った。
そこに、金剛型戦艦の面影はない。
同じく、金剛となる前の少女の姿もない。
ただ、壊れて駄目になった鉄屑がここにはあった。
「……一つだけ、一つだけお願いがありマース」
そんな言葉を私に向けることすら烏滸がましいと――己が恥ずかしいと言いたげに。
「このことは……皆には…………言わないでくだサイ…………」
合わせる顔を剥ぎ取りたいとばかりに、俯きながら彼女は言った。
彼女の容疑は傷害致死罪と聞いた。
新たに勤めることになった会社(簡単な経理担当だ)のその前の通りを通過する形で連日行われていた反戦デモの、
その主催者に掴みかかり、マイクロフォンで顔面を殴りつけて死に至らせたのだと。
何が彼女をそこまで駆り立てたのかは、誰にも判らない。
ただ――思うのは。
銃後の人間が、戦場に立っていた/今も立っている仲間を侮辱するような言動を、
かつてそこにいた女性の前で声高に行っていたら、何が生まれるのか想像するのはそう難くないということだ。
――――その後新聞の片隅に、受刑者が自殺を図ったという記事を見付けた。
彼女の死は、おおよそ五行の教訓と共に赤レンガの海に流される。
恐らくは、戦没者名簿に刻まれる事もなく。
沈まない(死なないとは言ってない)
この1はあの人かなあ…
過去作はあるの?
軽度のサツバツあり、金剛は沈まない
看板に偽りなしだなぁ
艦娘
↓3 コンマ十の位、退役後。一の位、就役前。ゾロ目で……
秋津洲
大井
那智
イチオオイ…
チッ……ゾロ目じゃないのか
本日はここまでにします
>>34
・基本的にほのぼのな
・金剛が嫁艦
・安価で沈む
フナムシ食べたい...食べたくない?
おつ
乙でしたー
おつー
まぁゾロなんてこの先イヤって程出る(確信)し安心しろ
乙です
違うとは言わなかったが…
似てるなあ
クッソ不吉な00フナムシレスで草
おつ
まーた初回から艦娘スレイヤーが降臨してしまったのか
乙
>>44
有言実行とは恐れ入る
コンマ取っても何の説明も無いからどうなるか分からなくて取る意味が不明なんだけど、何か所々言われてる前作見ないと駄目なん?
説明な
・1に近いほど悲惨、9に近いほど幸福
・0は特殊判定
・ゾロ目は爆発四散
ブッダラックをいのるごあんしんなスレ。実際皆幸福になる。きっと
十の位が大きいと退役後に幸せか
91とかどうなるんだろうな
sage忘れ失礼
ゾロ目は数字関係なく爆発四散なの?
99でリア充爆発しろ的な意味で、とかはないの?
9に近いほど幸福に爆発四散しますからごあんしんです
幸福に爆発四散(誰にとってかは言ってない)
55の金剛でご覧の有様だから気になるな…
特殊判定って「キャラによって勝手に決めます、幸か不幸かもその時決めます」ってことか?
ってか何で最初に説明しないんだ……?
>>57
一見さんお断りだからね仕方ないね
悔しかったら過去スレ探し出して見てくるんやで
・特殊判定は幸福とも不幸とも言えないものな
・検体されたり実験艤装をつけたり敵前逃亡したり仲間を殺して逃げたりさまざまかかたちの退役(除隊)になるのでごあんしんください
・コンマでしあわせにしよう
コンマ19とか絶対筆が乗るタイプの>>1だろ
>>58
酉も無いのにどう探せと……過去スレ教えてくれませんかね?
自分で頑張って探してどうぞ
色々ときめえスレだな
>>58
>>1が言うならまだわかるけど何の関係も無い奴が「一見さんお断りだからね」ってキモ過ぎる
しかもそこから「悔しかったら~」って謎の優越感を滲ませてるのがまた間抜けと言うか何というか……救いようが無い
すまんな。書いてればいずれコンマの内容が判るかと省略した。本当にすまんな
この件はぜんめんてきに1が悪いので朝潮さんがけじめします
それと夜に秘書艦を安価したりなんか色々あるので本当にすまない。備えておいてほしい。本当にすまんな
了解
えっ! 今日は朝潮ちゃんのお腹にいっぱいフナムシ食わせていいのか?!
また朝潮ちゃんがフナムシかよと思ったら改二実装してるじゃん!
レッ!レッ!キヒヒッ
>>70
00艦娘安価で出すんじゃねーぞ、絶対だぞ!
備えよう
設定がこうしんされました。
これから以後どこかで
・秘書艦安価
・(ある場合もある)同行船安価
・数字を書き込んでコンマに加算する(書き込まなくても良い)
が加わったりなんかあれそれがある可能性があります
>>1ID変わり過ぎじゃね?
2200あたりな
電波がひじょうに悪いのでトリップをつけます
そーいや今回は単発って有りなんすよね
お供え
>>1が備えよって言ってるから多分単発はダメで説明忘れてんじゃね?
単発IDは飛行機ブンブンでID変更して一人が連取りする可能性もあるから備えよメッセージから予定時間までの間に何かしらの発言して単発を防いでおく、というローカルルールな
でよかったっけ?
備えておこう
>>79
サンガツ
下げ忘れ
単発回避しておこう
今のところ単発を振り回すほど盛り上がってなさそうなあれそれですが
念のため単発回避な。備えよう。
あとトリップはこっちで
単発回避
回避
回避回避
回避
避けろ!
かいひ
初めます
基地業務群(注:基地の業務を取り扱う。船には乗らない)所属の隊員たちが声を上げてランニングする中、
窓の下を見れば、艦娘が一人広報の取材を受けていた。
広報雑誌の記事に乗るらしい。
深海棲艦――賢明な人間は知っている、人に害を為す生命体のようなもの――との戦いは非常事態ではないが、
さりとて全く平和や安全とは程遠く、今日もどこかで海賊めいて海を荒らしているし、時には集まって騒いだりもする。
軍も、志願者の確保に躍起になっているのだ。
真向かいに座る頼りになる秘書艦はと言えば、どうにも気になるのか耳をぴくりと動かしたり、
書類から忙しなく目線を外したりと落ち着かない様子だ。
彼女も年頃の女子だからか、或いは女子全般がそうなのかは知らないが、人並みに記事になることへの憧れもあるのだろうか。
小さく嘆息して、誰に向けた訳でもないように私は呟いた。
「有名になることが、幸せとは限らないんじゃないかな」
例えば花屋の店先に並んだ花と野山に咲く花のように。
「初めは楽しくてもきっとその内飽きてしまって、最後にはうんざりしてしまうと思うよ」
チリンと風鈴が鳴った。
ひねくれていると彼女は言った。
ひねくれているのではなく、回っているだけなのだ。風鈴がそうするように。
そう言ったら、減らず口と笑われた。
那智とは妙高型二番艦になる巡洋艦だ。
一定の大きさの船は山の名前をつけられることが決まりであるのでそれからも彼女は重巡洋艦と区別するのが容易だ。
重巡洋艦と軽巡洋艦の違いは、今さら賢明な人間には説明する必要もないだろう。
ぽつぽつと。
黒い染みが小人の足跡めいて散乱とアスファルトにステップを踏む。
ここは横須賀新都心。
夜になれば猥褻で不健全なネオン看板が立ち並び、一部の裕福な市民は日常を離れて電子の海に逃避する。
重金属性の夕立(気象現象を指す)に逃げ惑い地下道に入るサラリーマンの集団の中に、丁度その人物はいた。
「なんだ、提督。貴様か」
私に気付いてしめやかになされる御辞儀。
それから、噛み合わせの悪いようなしかめ面。
「いや……今の私は外の人間か。貴様を提督と呼ぶのもおかしいか」
事実として私が提督であることには変わらないのだから、呼ぶのは間違いではない。
そうは言っても、彼女は首を縦には振るまい。
その辺り、相変わらず気骨が据わった人間らしい。
どうやら彼女は、そう変わりないらしく安心する――――
「ふむ、久し振りだな……懐かしい。なら景気づけだな! 飲むぞ!」
――……お酒を飲むと楽しくなるけど、それが楽しい人生とは限らないんじゃないかな。
カランと氷がなった。
既に飲み屋に入っていた。
>重金属性の夕立(気象現象を指す)
草
「軽くだ。付き合ってくれ」
軽くじゃないんだけどなあ。
「一杯だけだ……久し振りなんだ。まさか、昔の部下の頼みを無下にする貴様ではあるまい」
一杯じゃなくていっぱいなんだけどなあ。
「たまには私にも飲みたい日があるんだ……付き合ってくれ」
たまにとは限らないんじゃないかな。
「……ああ、懐かしいな」
彼女を部下として繰り広げた幾つかの作戦について華を咲かせ――或いは今は誰それがどうしたとか、誰彼がどうなったとか。
「隼鷹の奴には会ったか? 私の職場の近くの店で働いていてな」
ついこの間会ったばかりだと、私は呟いた首肯する。
昼はデパートの地下で。
夜は居酒屋でと忙しいが、当人から聞く限りでは悪くなくやっているらしい。
那智――であった女性も、今や会社員として生計を立てているようだ。妙に迫力のあるOLだという。
「本当に……こう言うのもおかしいが、本当に変わったよ。久し振りに暮らす外の世界も、自分自身も」
どこか自嘲気味にカウンターに腕を預け、グラスを傾けながら那智――だった女性が笑いを溢す。
「外に出て……ああ、祖父が亡くなっていてな。瓶を片手に訊ねてみたら、急に聞かされたよ。
随分と、長く入院していたらしい。……知らされはしなかったがな」
困ったように那智だった女性がグラスに両手を預けた。
遠くを見る――――いつか夢見た暁の水平線目掛けてそうするように。
「『お国の為に戦っている私の負担になりたくない』……か。戦前の生まれだった祖父らしい」
大往生であったという。
そういえば、いつか聞かされていた。那智が艦娘に志願した理由には、海軍に所属していた祖父の影響もあるのだと。
奇妙なものだ、とも。
或いはそのことで祖父と語り合いたいとも、言っていた。
「祖父の魂は、どこに行ったのだろうなあ」
目を細めて、那智だった女は魂が漂う先を探していた。
それは那智の祖父であり、那智の戦友であり、そして那智だった彼女自身の――魂が行き着く先。
ともすれば彼女は、探しているのではなく祈っていたのかもしれない。
旅の安全を。
航海の無事を。
栄光の往く末を。
ふいにポツリと、彼女が呟いた。
「貴様はどうだ? どこにいる? まだ、そこにいるのか?」
或いはその言葉は、彼女自身がそこから離れてしまった事を悲しむようで――。
氷だけになったグラスがカラリと鳴った。
「『どこに行くか知らないとしても、どこにいるかが判らないことにはならない』……か。貴様らしい。久し振りにな」
本当に久し振りだと、彼女は寂しげに微笑んだ。
それから――……。
もう一度乾杯と、琥珀色の液体を傾けた。
なお、翌日の二日酔いは酷かった。
必ずしも仕事をやらなきゃいけないとは、別に決まってないのではないだろうか。
・数字を書けばコンマに加算されます
・その数字で判断します
↓1 秘書艦
【10の位で付き合いの長さ、1の位で就役前。0は特殊判定(更に判定)。ゾロ目で……】
↓3 次の艦娘
清霜
霞
長門
長月
25
赤城
やべ、俺ゾロ目だったww
あー私書き込まなきゃよかったですね
いやいや、お気になさらずww
コンマ神は ちからをためている!
サツバツのち幸福?
ううむどうなることやら
あ、
・100は00になります
>>108
力ためろよ、駄々漏れじゃねーか
長月いれてもう3つゾロが出てる事実
おそろしいゾロ
秘書艦は交代あるのかな?
清霜「ぶー」
頼りになる秘書艦は、膨れ面だった。
元はと言えば退役後の艦娘を訪ねようと提案したのは彼女であり、私はその案に賛成しただけだ。
某国の工作員などから身体に残った改造跡から解析されぬように、艦娘であった少女たちの現在は個人情報を超えて――秘に指定されている。
(尤も何かを解析できるほどの痕跡は残されていない)
だから訪ねるのは私である。
別に私に限らず、この秘書艦も同等の秘密の取り扱い区分にあるから問題はないのだが、
そこはこれ、彼女は頼りになる秘書艦であった。
戦艦になれるかも知れないと書類仕事を手伝わせ――
戦艦になれるかも知れないと会議に出席させ――
戦艦になれたらいいね。ところでここに業務研修があるのだと出張させ――
私でなく彼女は随分と頼りになる副指揮官となった。私がいなくても業務は滞りなく回る。
清霜「ずーるーいー」
そうだね、戦艦だね。
清霜「ずるいー! 私も皆に会いたいのにー!」
そうだね、特に戦艦だね。
清霜「長門さんとか、会いたいのにー」
そうだね、戦艦だね。
清霜「どうしてるのか、気になるのにー」
そうだね、それもまた戦艦だね。
清霜「……どうしたら戦艦になれるのか、聞きたかったのにぃー」
そうだね、戦艦だね。
だけど、あんまり誰かを崇拝すると自分の自由をなくしてしまうことになるんじゃないかな。
清霜「……うーん」
清霜「憧れすぎるのも、良くないってこと?」
清霜「うーん……」
清霜「でもこの間司令官、『この仕事を代わってくれたら戦艦になれるかもしれない』って……?」
さて出かけようかな。
保育園だ。
ここは動物園ではない。
保育園である。
繰り返すが、断じてここは動物園ではない。
……。
「はっはっは、どうだ? これが野生の力だ。がおー!」
ゴリラがいた。
子供を四人抱えて、鉄棒に足を引っ掻けて上体起こしをするゴリラがいた。
動物園だった。
「ほうら、これが半分大車輪だ」
正しくは、四分の三大車輪だった。
これが、かつての連合艦隊旗艦の船魂をディセンションした艦娘の成れの果てだった。
ながもんらしいわあ
ただ軍に残って軍人のイメージもあったから新鮮でもある
「ん、どうした? はっはっは、構わないぞ? 私の力を侮るなよ。遠慮しなくていい。……ん?」
かつての角を失いカチューシャに替えて。
それでも健在なビッグ7ならぬ8パックスの盛り上がりの向こうで、長門だった女性は顔を真っ赤にしていた。
重力で血流が落ちただけではないだろう。
首吊りを見るに鬱血は、もっとどす黒いものだから。
「――――」
……。
「――」
……。
「……」
……。
「……フッ、久し振りだな。私の顔に何かついているか?」
あ、仕切り直した。
フェンスに背を預けて空を見上げる。
咳払いののち子供たちを他の保母(今では保育士と呼ぶ)に預けた長門が、コップを差し出した。
ここにはコーヒーなどは置いてないらしい。
「子供たちが飲んだら大変だからな。若いうちからカフェインというのは、良くないと聞いている」
我々も眠気を抑えるのが大変なのだが――。
そうしてオレンジジュースを啜る彼女は、見た目からは想像できない下戸のようでどこか微笑ましい。
僅かに沈黙。
「……その、意外だと思うか? 私にこういうのは……」
ある意味予想外で、ある意味予想通りだ。
彼女は艦娘であった頃から面倒見がよかったのだから。
「……そうか」
満了金。
それと、危険手当てや戦艦手当てを貯めて彼女はこうして保育園を開いていた。
無論少ないとは言えぬ手取金であるが、さりとて不動産を買うには十分とは呼べない賃金であるが――。
海に近いので、その分地価が安いのだろうか。
天職じゃねーか
さて、どうしているかと問いかけようとしたが……。
はしゃぐ子供たちに目を細める彼女の横顔を眺めれば、その質問は無粋であろう。
しかし、予想外であると言えば一つ。
彼女はまさに時代が時代なら武人のような人間で、退役はせずに軍属であり続けると思っていたから。
そんな私の疑問を読み取ったかのように、長門は口を開いた。
「戦いが嫌になった訳ではない。……自分の力不足を感じることもあったが、諦めるほど私は弱くはないさ」
道理だ。
上官であったから、良く知っている。
「あのまま、あそこにいてもよかった。
ああ、心地がよかった。――こんな私でも誰かの為に戦えるというのが。誰かを守っても良いというのが」
心地よかったよと、彼女は誇らしげに笑う。
「私は、孤児だったんだ。
深海棲艦が丁度幾度も本土に爆撃を仕掛けていた時期に。……親も戸籍もなかった」
だから艦娘に志願して、いくらかの試験を通過して採用され問題なく過ごしたなら、戸籍と社会保障が与えられる。
そんなシステムになっていた。
「その頃は、褒められた人間ではなかったな。
弱いものから奪おうとは思わなかったが、やはり力こそ全て……この拳に幸運が微笑む時代だと思っていた」
深海棲艦から命からがら逃れた移民と、経済不調によるスラム形成。
一時の治安は失われていた。
「それが陸奥の奴に誘われて――艦娘の、長門に選ばれて……誇らしかった。
誇らしくなったよ。手は、拳を握る為ではなく誰かに伸ばす為にも……守るために使えるのだと」
「連合艦隊旗艦の船魂は、正しい道を示してくれた」――腕を組んで彼女は頷いた。
先の大戦の後に喪われた、喪われてもなお人を護る強さを授けてくれた戦艦長門そのものに呼び掛けるように。
「そのまま戦うのもよかった――――きっとよかったんだろうがな……」
そこで彼女は私を指差して、苦笑した。
「我々が、盛り返しただろう? 少しは平和に近付いただろう?
だから――――だから、世が平和になるなら、平和な世の中には平和な教育が必要だと思ったんだ。
まだ、孤児はいる。この世の中、親が働き続けなければならない子供がいる。
私のときは受けられなかったが――――やはり、次の世代には何かを渡すべきだと思ったんだ」
だから。
だから彼女は、保育園――それに孤児院を兼ねた施設を作ったのだという。
艦娘の頃の貯金を全て使っても。
それは彼女が思った大きさの、願った規模の建物にならなかったとしても。
彼女は人の為に、己の夢を買ったのだ。
「まぁ、こんな海の側になってしまったが……私も昔を思い出せて、ああ、悪くはない」
生まれた疑問を。
どうしてもふと頭を過った疑問が思わず口から飛び出し、彼女へと投げかけてしまったが。
返されたのは、失笑だった。
「『心配じゃないか』と? ……それはないな」
差し出された、右手。
「そこには私の仲間と、私の後輩と、私の頼りになる上司がいる。――海の心配など、する筈がないな」
そして彼女と握手を交わして、我々は別れた。
人を護った戦艦長門は――――今度は夢を護る女性になっていた。
・数字を書けばコンマに加算されます
・その数字で判断します
↓2 次の艦娘
霞
鳳翔
川内
1
島風
今日はほのぼのしてんなー
なお絶えないぞろ目
清霜「しれいかーん……ねーえー、ねえったらー」
清霜「ねーえー」
清霜「…………ぶー」
清霜「……約束したのに」
清霜「……一緒にご飯を食べに行くって約束したのに」
確かに約束は大切なことかもしれない。
だけど、約束を守り続けるのは本当に大切なことなのかな。
自由である、そんな日もあるんじゃないだろうか。
清霜「……え?」
清霜「……」
清霜「……清霜と一緒のお昼は、大切じゃないってことなの?」
……そうだね、自由が幸せとは限らないね。自由でない幸せな日があってもいいんじゃないかな。
清霜「~♪」
深海棲艦による空襲に遭って、その爆弾に含有された重粒子に汚染された東京。
ちまたに所謂、“丸ノ内凄いヤバい地点(ポイント)”。
新たに作られた横須賀新都心からは北に随分と距離があるが、
未だにかつての都心部にはその面影を懐かしんだ人々が街を再建し、復興の兆しを取り戻していた。
そんな丸ノ内凄いヤバい地点の外殻――ある場所路地裏に。
その店はある。
「ごめんなさい、まだお店は――」
居酒屋、鳳翔である。
狐色の皮を纏った揚げ豆腐は、半分に作られた切れ込みにネギを蓄える。
斜めに切り並べられ、未だ一本の名残惜しさを留めたきゅうりの浅漬。
綺麗な焼け目と、これまた狐色の腹の内を明かしたアジの開き。
赤い下地の所々に雪めいた霜降を乗せた馬刺し。紫蘇の葉の上に乗せられたにんにくと生姜が淡い色を起こす。
上がる湯気。
米櫃で丹念に炊きあげられた米は、蒸らした水分を纏って箸の先でぷるぷると室内灯に濡れている。
「どうぞ、召し上がってくださいね?」
箸で、鳥の唐揚げを摘まむ。
敷かれた紙の上に名残惜しげに油の痕を残しながら、箸を押し込めば浮かび上がってくる油。
いや、違う。これは肉汁だ。
一つの芳醇な果実を手に取るように、その身に蓄えた肉の脂が今か今かと溢れようとしているのだ。
口に運ぶ。
僅かに突っかかるようなサクッとした衣の歯応えは、しかし歯の勢いを邪魔しない。
飛び出す時を待っていたかのごとく弾力がありながらも柔らかいその身が、舌に乗って肉汁を溢れ落とした。
肉のたまらぬ甘さ。
いや、それだけではない。
この独特の甘辛い風味と――そして口溶けの最後でまた香る清涼な甘さは。
「生姜醤油に、浸けてるんです」
なるほど、それがこの甘辛さか。
しかし、邪魔をしていない。肉の甘味を塗り潰そうとはしていない。
最初に来る甘辛さを、肉汁が広げ、薄めるではなく絡めながら肉の匂いと共に口の中に広げているのだ。
そして唾液を蓄えさせて歯の裏側に広がる肉の香りを、生姜の風味がきゅっと〆ながらまた甦らせる。
なるほど、これが唐揚げ。
「ふふ」
箸が止まらない。
唐揚げをかじり、肉の筋に歯形を残す。
その断面からなおも溢れようとする肉汁を、これ堪らないと口に入れた白米で忘れさせる。
白米は、調和だ。調和であり、つまりは強調だ。
白米とは上手く言ったもので、本当に文字通り“白”なのである。
その粒の数と同じだけ口の中に残った味を細かに薄めながらも丹念に広げて、一つ一つの風味を解きほぐす。
肉汁。醤油。生姜。
――そのどの素材の存在をも、ここにあるのだと。口の中に居たのだと。己が食したのだと教えてくれる。
白米は、なるほど優しさである。
炒飯と餃子の組み合わせが素晴らしいように。
だが、だからこそ幾多の食材を煮込んだカレーに相応しいのはご飯である。
あれが炒飯では、味と味が喧嘩をして舌が疲れてしまう。
なるほど、実に白米だ。米の粒が判る白米なのだ。
水を吸いすぎてその輪郭を失ってもいなければ、芯が残って主張をしすぎる粒の塊でもない。
これは米だ。米粒なのだ。
粒が集まって、この茶碗で見事な一つの山を作っているのである。
腹へるわ
「……昔を、思い出しますね」
鳳翔の苦笑に、私は我を取り戻した。
それぐらい、食事だったのだ。それはつまり一つの芸術であった。
それは食事と呼ぶにはあまりに蠱惑的で、官能的で、暴力的であった。
所謂一つの飯テロであった。
だが仕方ない。
人はなるべきものが判らなくても、成りたいものにはなれる。
そう、だから今はこの料理を平らげる――――
「――ずっと、死にたかったんです」
むせた。
孤高のなんちゃらかよ
唐突なメシテロに遭った読者が不幸
これはいい唐翌揚げ
「す、すみませんっ」
お茶を渡されて、背中を叩かれる。
飯テロ(飯テロ)ではない。飯テロ(物理)だった。
気管への攻撃は何故かくも辛いのだろうか。一度咳き込むと止まらない。
何度も喉を鳴らしていると、鳳翔がぽつりと呟いた。
「あの頃も、ずっとこうしてたんです」
思わず手を止めて、鳳翔――軽空母艦娘であったときと変わらぬ姿で微笑む彼女を見れば、
どこか困ったように、申し訳ないように、それでいて安心しているように微傷を湛えていた。
私の沈黙を催促と受け取ったのか、それともそれに構ったものではないかは知らないが……。
鳳翔だった店主は、淡々としながらも噛み締めるように言葉を続けた。
「私は、母の連れ子でした」
彼女のことを――。
私が知っている彼女のことを並べると、柔和に尽きた。
決して強く自己主張することなく、声を荒らげることもなく。
さりとて存在感がない筈もなく、振り返ればいつも落ち着いた笑みでそこにいる――。
艦娘にとっての、落ち着ける、受け入れてくれる茶の間のような女性だった。
「私は、母の連れ子でした。
父の顔もあまり覚えてなくて――再婚開いての人は、きっと顔も知らない父よりも歳上の人でした」
嫌な想像に眉を潜める私のそれを打ち消すように、鳳翔は手を振った。
「その、虐待とか……そんな事はされていません。特に親しくもなかったけど、特に辛くも当たりはされなかったんです」
ならば、何故。
「ただ、あるとき義父が倒れて――それから彼は、自分では何もできない人になりました」
それは、彼女がいくつのときだったのだろうか。
彼女は落ち着いているから、歳よりも上に見られる。
だけれども老けているという訳でもなく、いつまでも可愛らしい人……という評価が似合う女性だ。
「それで……母は、私と義父を捨てたんです。あの派手な人は、そういうことが嫌いでしたから……」
そんな義父よりも、むしろ母の方に思うところがある――という口ぶりで。
「私は、ずっと彼の介護をしていました。子供もいないのに料理を食べさせて、男性と手を繋いだこともないのに下の世話をしました」
そのときは、判っていた――と彼女は言う。
「私は自分一人では生きていけなくて、彼のお金が頼りでした。
だから、私がそうするのは当然のことだと思ってたんです。……勿論、感謝もしていましたよ」
だけど、と。
「ずっと……ずっと、朝から晩まで、何日も何日も、いつまでもいつまでも……休まることがなくて息を潜めて潜っているんです」
彼女の目に、濁りが混じる。
希望を捨てて、呼吸を止めながら川底を進む瞳。
光の届く水面から、底へ底へと沈められていく眼差し。
「『すまんな』『すまんなあ』と言われても……どんどん、ずっと、沈むんです。
喉を絞められて胸に穴を空けられるように…………どちらかが死ぬまで終わりが来なくて……。
そんな終わりを望んでいる自分を恨んで……彼を憎んで……ずっと過ごす日々が続きました」
だが――と。
小さく首を振って、彼女は私の手を取った。
「艦娘になって、義父にちゃんとした介護を受けさせることができたんです。
それから――あれほど嫌いだったことが、本当は好きだったんだって。
皆が落ち着いたり、笑ったり、ありがとうって言ってくれたりすることを――――私は嫌いじゃなかったんだって」
その顔に、険はない。
「そう思わせてくれて、ありがとう……ございました」
今度は皆で来てくださいね、と。
そう笑いかけた彼女を改めて振り返れば、客へと笑顔を向けていた。
鳳翔であった女性は、今はようやく、人並みの幸せに歩き出したのだろう。
・段々とエピソードが長い
・だがハッピーエンドが長い方がいい
・次は範囲安価になります。コンマは境遇。数字が高いものが選ばれる
・備えよう
念のため
備えるのだ
供えガイ
備
艦娘
・数字を書いて
・数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
↓1~4 【十の位:退役後 一の位:就役前 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
雪風
秋月
夕雲 4
矢矧23
間違えた
秋月 47
そないよう
矢矧、アウトー
草
雪風も0があるがどうなるのかなあ
しめやかに爆発四散!
ここまで全部の安価時にゾロでてるってやっぱこのスレなんかいるわ
そして今日の被害者は矢矧か…
xjくをfhvlsじぇほcwhfkchうぃwhこくしぃfが
おっ、嬉しい悲鳴が聞こえるぞ?
・しかし心やさしい1は秋月さんのあれそれを見のがさなかった
・15秒後の後付けはしょうじきグレーな?
・だが今回はゆるします。次はないです。いいね?
魔物が潜んでる
む?ID替え防止用に備えるを唱える必要があるのか
では備えよう
安堵と怖いもの見たさが腹の中でグルグルしている
・それはそうと矢矧さんはしめやかに爆発四散しますのでごあんしんください
・二枚抜きになります
本日はここまで
アッハイ
秋月だとここまでで一番退役後の落差がデカい、これに飛び付く>>1はやっぱりBAD書きたい症候群
アイエエエ!? 爆発四散ナンデ!?
おつー
おつ
乙でした
◆まとめな◆
・退役艦娘
【隼鷹(>>7)】 就役前:8 退役後:5
就役前はある商家の令嬢であった(8)が、金銭の損得勘定にばかり精を出す両親への反発で志願。
退役後は、深海棲艦による不況の影響を受けてしまった実家を建て直すべく日々勤労に勤しむ(5)
【金剛(>>17)】 ゾロ目:55
帰国子女であったが自分のもう一つの祖国を守らんと艦娘に志願する。
しかし、度重なる戦闘のストレスや戦友を失ったことにより精神に支障を来たし退役。戦友への負い目を抱えていた。
その後、虚ろな頭を引きずって経理の仕事をしていたが、艦娘を侮辱する内容の再三のデモ行進に激怒し、首謀者を拡声器で撲殺する。
拡声器で人を殺すのは難しいので殺意はなかったという弁護人の主張で傷害致死罪の判決を受ける。
その後、服役中に首を吊った。(55)
【那智(>>39)】 就役前:6 退役後:5
就役前は二次大戦に参加したこともある祖父の話を聞いて育ち、艦娘に志願。(6)
退役後はOLとして生活するが、自らの就役中に祖父が病気で入院し、死去していることを知らされなかった。(5)
【長門(>>102)】 就役前:1 退役後:9
就役前は深海棲艦の襲撃により両親と戸籍を失った浮浪児であり、暴力こそが正義のスラムで暮らしていた。(1)
退役後は貯蓄全てを使い、親のない子供に対する孤児院及び保育園を設立。
己の力の意味を与えてくれた気高いカンムスソウルに感謝し、新たな時代の目を紡ぐべく養育に精を出す。(9)
【鳳翔(>>127)】 就役前:1 退役後:5
就役前は母親の連れ子として歳の離れた義父を持つこととなり、ある日倒れた義父は要介護となってしまった。
母親は彼女と夫を捨て逃亡。彼女は交際経験もないのに男性の下の世話まですることとなった。
やがて続く介護の日々に死を願い追い詰められる(1)も、艦娘へと志願。合格。
艦娘の社会保障で義父も真っ当な介護サービスを受けることができ、彼女はチンジフで再確認した夢の料理店を開いた。(5)
【秋月(>>151 >>154)】 就役前:8 退役後:2
【矢矧(>>153)】 ゾロ目:22
爆発四散予定。慈悲はない。
おつ
嗚呼··· 矢矧の放置ボイスが辛い
乙
矢矧は別スレでは尿意と便意が爆発四散するし、このスレでは文字通りに爆発四散するみたいで色々大変だな
別スレの話題出してんじゃねえよゴミ
ゴミはどう見てもお前
せやな、ですませばいいものを波風立つような言葉で掘り起こす方がゴミ
両方ゴミ
二人まとめて首釣って[ピーーー]
こういうのは一番最初に汚い言葉を使い出した奴が悪いと思う
大体そこから荒れることになりますし
他の奴がフォローするならともかく元凶がそれ言っちゃ一番駄目だよね
完全に火に油を注いでるじゃん
もういいからID変わるまで黙ってろお前
>>182
こいつ自分が原因で荒れたと理解してねえな
無自覚な荒らしとかほんと害悪だわ
反応した奴は俺も含めて全員首吊って[ピーーー]よ
つまり朝潮さんがケジメする。いいね?
アッハイ
おうあくしろよ(せっかく改ニ実装された朝潮ちゃんをフナムシ要員にするのやめてくださいよ!)
いやだが待ってほしい、現役時代ならともかく退役したならフナムシはないはず、フナムシの方がよかった可能性は別
そういや某スレでの朝潮ケジメまだだったよなあ(ゲス顔)
えっ!今日は改二で凛々しくなった朝潮ちゃんの顔をいっぱい歪めていいのか!?
…………パニキ?
備えよう。腹パンは関係ない
供えガイ
備えよう。
備えよう
>>193
何で知ってるんですかねぇ……
備え
備えなきゃ(使命感)
備えよう
備
供えよう
死の淵にありながら胸一杯の恐怖に飲まれている連中----
そんな者の真似をしてはならない。
彼らは往生際が悪く、湿っぽく泣いたり、違う人生にやり直す時間が欲しいなどと祈ったりする。
死出の旅路の歌を歌おう。故郷に帰る英雄のように。
――ティカムセ
そなー
備
女を殴りながら犯すとき、正面からだと考えるのは素人だ。
動きにくい。殴りにくい。
絞まりよりも悲鳴が強く、うっかり鼻でも殴ると気分が萎えてしまう。
だから、寝かして、後ろから被さって。
後頭部を殴るのだ。
その衝撃と、呻き声が決め手なのだ。
そう――――聞いて。私に知りたくもない知識が一つ増えた。
正面から殴れば、痣は得てして目元や口許に。
背後から殴れば、床とぶつかって額に蓄積する。
拳が急激に起こした内出血と、何度も何度も打ち据えられて生まれる痣とでは色合いが違う。
それよりも、床にそのままだと擦れて肘の方が判りやすく色が変わると――――彼女は私にそう言った。
何故そんな知識を得たのかは、聞く気にはなれなかったし、彼女にもきっと話す気はないだろう。
さて。
ここで秋月という艦娘と、矢矧という艦娘について触れておくべきか。
まず第一に、彼女たちの深い付き合いといえば――基本的に同型艦の姉妹が思い浮かぶというものだ。
というのも(船魂のディセンション現象ではしばしば)、血縁関係そのままに姉妹船になるというのが多々あるからだ。
遺伝子が適性に関係しているのか、詳しい理論については生憎と知り得ないが――。
命を懸ける戦場に、ましてや艦娘となる以前からの血縁を持ち込んだ彼女たちの姉妹仲は、
外の人間に比べても驚くほどよいと言える。
秋月という船の魂を宿した少女も、矢矧という船を宿した少女もここは同じだった。艦娘以前の人間関係のまま、姉妹艦になった。
確か――秋月の一家はあまり裕福な暮らしではなかったが、
それでも家族仲がよく、なんとか家計を遣り繰りして幸せに暮らしていたと聞く。
彼女たちが志願したのも「自分が志願をすれば家族が楽に暮らせる」というもので、それがなんとも賢者の贈り物という話を思わせた。
閑話休題。
矢矧と秋月の間には、彼女たち自身の姉妹ほど強い結び付きがあった――――という訳ではないが。
それでもやはり飯を共にした戦友であるし。
また、奇妙――――というか当然のことと言おうか。
彼女たち――ではなくその元の船舶であった頃、秋月と矢矧は同じ戦隊に属していた。
つまりある意味では、前世からの結び付きもあったのだ。
だから――。
「あら、提督……こうして久しぶりね」
頭で括った馬の尾めいた黒髪が揺れる。
飾り気のない、淡色の青い服。
「元気にしてた? 皆はどうなの?」
笑いかける少女――――どこか凛とした顔で。
額には、痣。
「私は……この程度、傷の内にも入らないわ」
直後に続いた声。
やはり揺れる一つ括り。
「司令、お久しぶりです! 私ですか? 私は、皆さん良くしてくれてます!」
無論、声の主は青い服だ。
「ところで、お昼はどうされました? よろしければ用意を――」
そこで、彼女が振り返る。
ストローのついていないパック牛乳と、あまり膨らんでいないパン。彩りが悪い野菜のソテー。分厚いハム。
置かれた盆は一つ。先端に切れ目の入った木製のスプーンはどことなく丸みを帯びていた。
一人前だけ。
ここにいるのは私と彼女なので、どう足掻いてもそれでは足りないし、放っておけばそれを私に渡しかねないので、
ここは丁重に申し出を断った。
「そうですか? 自分で作れたらこんな事にはならないのですが……」
いや、それも仕方ないと首を振る。
半袖の下、露にされた両腕には数多の痣があるのだ。これでは到底、痛みで料理などできまい。
それでもどうにか首を捻り、未だに納得しない――――という様子の、かつては秋月だった少女を前に私は腰を上げた。
あ、と名残惜しげに彼女は手を伸ばす。
その肘の内側に連なり広がった赤黒い痣――注射痕。
伸ばしたその手が私に届くことはないだろう。彼女は、ベッドから身を起こすしかできないのだから。
「司令、また来てくれ……ますか?」
「提督、私は……いえ、なんでもないわ。顔を見れて嬉しかったかな」
二つの口調の一人分の声に、私は曖昧な返事で応じることしかできなかった。
今の彼女は、自分が助けたのか自分が助けられたのかを知らない。
与えられた陶酔と快感の混乱に、彼女の幻想と現実は麻痺して混ざりあってしまっているのだから――。
彼女は、どちらが死んでどちらが生きているのかも理解していない。
与えられた恐怖と暴力の衝撃に、彼女の認識と体感は破綻して絡み合ってしまっているのだから――。
彼女はもう、自分が誰なのか――自分自身でも分かっていない。
私は一体、彼女を秋月と呼ぶべきなのか。それとも矢矧と呼ぶべきなのか――――
・全年齢で健全。猥褻は一切ない
・次に範囲安価。艦娘と数字を書く
oh...エグい
備え
ほんとどこからこんなに気がめいるアイデアを得ているのか気になる
艦娘
・数字を書いて
・数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
↓1~5 【十の位:退役後 一の位:就役前 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
那珂48
朝霜 66
朝潮ちゃあああああああん
99
朝潮 8
雪風 80
・99+89=188=88
・連続だドン!もう一度壊せるドン!
アイエエエエエエ!?
……
やったドン
ワロタw
境遇はコンマでしょ?
・すまない……本当にすまない
・境遇はコンマであって合計ゾロ目は関係なかった
・青葉さんがケジメされます
フナムシ オイシイ ヤッター!
朝潮ちゃんはなんか悪いことでもしたのかなあしたんだろうなあ
もう何回朝潮ちゃん殺ってるんだろ俺…
と思ったらセーフか危ない危ない
>>231
なんでや!青葉ちゃん関係ないやろ!
そんな…
就役前も退役後も幸せな朝潮ちゃんなんて朝潮ちゃんじゃない!
俺達の朝潮ちゃんを返せ!
・この埋め合わせはします
・何かいも殺したといったら何よりも金剛な?
この世界線の朝潮ちゃんは順風満帆みたいですね...
もうやったドンと書いちゃったんだから 誤爆爆散させとけよw
あー数字99にしてたから薄々勘付いてたけどスレイヤーか
なんだよちゃんと艦娘スレイしろよやる気あるのか
失望しましたスレイヤーのファン辞めます
oh…
99足してると基本的にひどい目にあわせられないよね
>>243
今回は境遇は素のコンマらしいから関係ないんじゃね
そうかな
割と散々だった記憶しかないが
「あれ? あれあれ?」
書類に向かい合っていれば、頼りになる秘書艦の彼女は首を傾げながらおもむろに顔を覗き込んでくる。
何かと顔を上げる――私が書類仕事をしているのが、そんなに珍しいのだろうか。
暫し無言で彼女を眺めれば、後ろ手に何かを隠すように探られたスカートのポケット。
それから、
「はい、これ! 司令官にあーげーるっ!」
ころん、と手のひらに転がされたビニールの包み紙。
飴玉。
まだ、午後の三時には遠いが……。
「え? うーん、なんか元気なさそうだったし……」
と、清霜。
首を傾げつつ、特に気にした様子もなくまた花が開くように笑って――それから不意に顔色が変わった。
眉を寄せた困り顔で如何にも深刻そうに、潜めるように顔を近づけて為された耳打ち。
「……おやつを持ってるの、皆にはナイショよ?」
歪めたい、この笑顔
フナムシ見たかった(血涙)
それだけが心配ごととばかりに必死な顔をするのを見ていれば、何度も自然と息が漏れる。
随分と――。
随分と彼女も、年相応な態度を見せるようになったものだ。
「どう? 美味しい? 楽しくなってくる? 幸せ?」
せがむように、袖口を掴んで問いかける彼女。
「どう? ねーえー、しれいかんー? しーれーいーかーんー?」
肩を揺さぶられながら、私は小さく息を溢した。
幸せ……。
本当の幸せを探し続けることは、それは本当に幸せなことなのかな。
「えー? 何それ? またそんなこと言って……もぉー!」
揺らさないで欲しいかな。人は風鈴じゃないんだから。
「清霜、アウトです!!!!!!!」
デデーン
如何にも小学校のホイッスルのようなそれを咥えた少女はと言えば。
どことなく、子供から女性への転換期のように身体が膨らみ始めながらも据わってきた印象を受ける。
「げっ」
清霜が露骨に顔を顰めた。
執務室の入り口――。
『風 紀』と『武 装』の腕章が輝く。鬼めいて怖い。
「この朝潮――――じゃなかった!――――この風紀委員、いつでも迎撃の用意アリです!」
フン、と胸を張る少女。
海軍の軍服に良く似た白詰め襟に身を包んだ彼女は、すでに退役したはずの朝潮であった。
朝潮ちゃんカワイイヤッター!
自信満々。
威風堂々。
覚悟完了。
戦術神風……は、ちょっと違うか。
駆逐艦の寿命は短い。
射程距離が短く肉薄しなければならないのと、その重量が軽いために荒天に翻弄されること。
加速よりも俊敏さや機動性が求められる動きに、有効打を与える為の夜戦のストレス。
値が安いが故の護衛任務と、その連続ローテーション――――。
身体的にも制度的にも、駆逐艦の寿命はどうにも短い。
給与も危険に対して存分にあるとは言えないので好まれないというのもまた理由。
であるが故に駆逐艦の寿命は短い――彼女も退役したのだ。したのだが。
「制服の中におやつを隠し持っていましたね! 制服の乱れは心の乱れです!」
「ええー」
こうして、いる。
彼女は退役した。
だが、更なる改造を向かえ実力的にも十分な彼女を海軍としても完全に手放すつもりはなく――。
というより、正規の艦娘に比べて人件費が大幅に安く済み、かつ実力も申し分ないということで予備役に入った。
あくまでも予備役である為、普段は艦娘以外の仕事をしている。
しているが……
「それに司令官に近すぎます!」
「えぇー、そうかなぁー」
「あくまでも司令官に近付いていいのはお側まで! お側で待機するんです! いつでも……いつまでも!」
こうして、まだいる。
ほっこり
艦娘としては、彼女はすでに予備役に入った。
だが彼女は、今度は海軍としては常備の人間になろうとした。
(……やや扱いが複雑であるが艦娘として現役というのと軍人として現役であるのの系統が異なっている。ややこしい)
そして、現在は憲兵の見習いをしている。
正確に言うなら憲兵というのは陸軍であり、海軍ではまた存分に違うので実際のところは違うのだがここではいい。
代々軍人を排出してきたという彼女の家系をするならば……生き方は、これ以外は考えられないらしい。
まぁ、いい。
「でも……でもでもでもでも、司令官は気にしてないしぃ! ね、司令官!」
「そんなことはありません。そうですよね、司令官!」
……とにかく、実際騒がしいのである。こうなると。
「あ、今頷いた! あたしの方だよね? ね? ねぇ? ねえねえねえねえ?」
「いえ、この風紀委員の目に間違いはありません。お任せください!」
……。
……。
……ご飯食べよ。
・今のところ一番高いとは驚いたなあ
・マルマルサンマルあたりにこれから安価します。備えよう
・次の艦娘な
・埋め合わせとして秘書艦をもう一隻な
そね
備えよう
そあえあ
そなえ
そそなえ
艦娘
・数字を書いて
・数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
↓1~3 【十の位:退役後 一の位:就役前 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
↓4~5 秘書艦
【10の位で付き合いの長さ、1の位で就役前。0は特殊判定(更に判定)。ゾロ目で……】
筑摩 91
早霜
24
川内 90
龍驤
赤城 50
朧37
げえっ! 0!
出遅れたか
・早霜さんか……
特殊判定
1~3:病人
4~6:条件付け
7~9:死刑囚
0:アイドル(悪い意味で)
↓3
加速ッ!
あっ…
たー
敗北を知りたい
割とガチで一番マシそう
・これは五月雨さん案件な
・このスレは全年齢のけんぜんな話なのでごあんしんです
・次のエピソードンからはカッティングボードさんがしゅつ没します
・今日はここまで
おつん
乙
おつおつ
健全ではなくけんぜんですねわかりますん
乙ゥ~
◆まとめな◆
・退役艦娘
【隼鷹(>>7)】 就役前:8 退役後:5
就役前はある商家の令嬢であった(8)が、金銭の損得勘定にばかり精を出す両親への反発で志願。
退役後は、深海棲艦による不況の影響を受けてしまった実家を建て直すべく日々勤労に勤しむ(5)
【金剛(>>17)】 ゾロ目:55
帰国子女であったが自分のもう一つの祖国を守らんと艦娘に志願する。
しかし、度重なる戦闘のストレスや戦友を失ったことにより精神に支障を来たし退役。戦友への負い目を抱えていた。
その後、虚ろな頭を引きずって経理の仕事をしていたが、艦娘を侮辱する内容の再三のデモ行進に激怒し、首謀者を拡声器で撲殺する。
拡声器で人を殺すのは難しいので殺意はなかったという弁護人の主張で傷害致死罪の判決を受ける。
その後、服役中に首を吊った。(55)
【那智(>>39)】 就役前:6 退役後:5
就役前は二次大戦に参加したこともある祖父の話を聞いて育ち、艦娘に志願。(6)
退役後はOLとして生活するが、自らの就役中に祖父が病気で入院し、死去していることを知らされなかった。(5)
【長門(>>102)】 就役前:1 退役後:9
就役前は深海棲艦の襲撃により両親と戸籍を失った浮浪児であり、暴力こそが正義のスラムで暮らしていた。(1)
退役後は貯蓄全てを使い、親のない子供に対する孤児院及び保育園を設立。
己の力の意味を与えてくれた気高いカンムスソウルに感謝し、新たな時代の目を紡ぐべく養育に精を出す。(9)
【鳳翔(>>127)】 就役前:1 退役後:5
就役前は母親の連れ子として歳の離れた義父を持つこととなり、ある日倒れた義父は要介護となってしまった。
母親は彼女と夫を捨て逃亡。彼女は交際経験もないのに男性の下の世話まですることとなった。
やがて続く介護の日々に死を願い追い詰められる(1)も、艦娘へと志願。合格。
艦娘の社会保障で義父も真っ当な介護サービスを受けることができ、彼女はチンジフで再確認した夢の料理店を開いた。(5)
【秋月(>>151 >>154)】 就役前:8 退役後:2
貧乏ながらも互いを思いやった家族で暮らしていたが(8)
退役後に出会った男の手によって薬物に依存させられ、
本来の時分の人格と共に、自分を助けにきた矢矧を自分と思い込み人格が混ざってしまい入院。(2)
【矢矧(>>153)】 ゾロ目:22
薬物依存となった秋月を助けようとしたが大量に投与された薬物の急性反応で死亡。
目の前で矢矧が狂い死ぬのを薬物により朦朧とした意識で眺めた秋月は、自分の中に架空の人格を作り上げた。(22)
【朝潮(>>222)】 就役前:9 退役後:8
代々軍人を排出してきた家系の出であり、彼女もまた祖国の現状を堪らなく思い低年齢でも就役できる艦娘に志願。(9)
実家の影響を受けぬように自分の進む道を選び、出席コースとは違う前線に出る可能性もある艦娘予備役に就きながら、
今は風紀委員的な役割をしてチンジフを監督している。(8)
闇が深い
乙
乙
まーたよちよち歩きの五月雨さんが沈められてしまうのか
おつ
もうゾロ2つか...
備えよう
そなえよう
備
備え
備えよう
そんさ
供えよう
静かというには生暖かさが煩わしい夜半。
本来褒められたことではないのだが、情報収集という名目で付けられたテレビからは、
バラエティー番組が流れ出す。
バラエティー番組。この場合はクイズだ。
これが受けるというのは、とどのつまり体感と共感を上手く利用しているところだと聞く。
他に加えるとすれば、優越感か。
回答者と一緒になって考える。そこで悩んでいる回答者は、視聴者の写し身だ。
或いは出題されたそれに答えられない回答者をわかっていないな――と、俄に鼻を高くして見たり。
或いは応援している出演者に迫る時間制限に、一緒になって慌ててみたり――。
笑いは、初頭が難しい。
相手を同じ舞台に立たせる――のめり込ませることができたなら、ツッコミもボケも笑いを生むが、
そうでなければ悲しく上滑りするだけ。
この、最初の心の垣根を下げて相手に響かせる――――心を開かせる為に、
視聴者も一緒に考えることができるクイズ番組というのは、共感を得られてウケやすいという訳だ。
そうこうしている内に、移されている問題。
『○○に入る言葉を答えなさい』『効果がない様子を意味する』『○○板に水』――。
勿体ぶったコマーシャルの直後、腕を組んだグラビアアイドルが出した答えは――
「なんでまな板!? なんで!?
そんなに自分の乳強調したいん!? 胸が大きいから反射的にまな板が頭を過りましたってか!?
あーあーまな板にバストアップは効果ないってかアホウ! うっさいわ! そんなに巨乳が偉いんか!」
隣で秘書艦が叫んでいた。
なんか色々切実だった。
出題――『○○板に偽りあり』。
「ほー」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「うんうん、まぁ、これは間違えようがないわぁ」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「ほら、そもそも読みが違うし?」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「いやー、万が一あれを選んでもおかしいし? さっきのはまだ意味が通るけど、これは意味が通らないやん?」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!? よりによって胸板はないやん! 胸板は!
胸板に偽りありってなんやそれPADでも入れてるっちゅーの!? そもそも下地がないと偽りようもないんやで!?」
りゅう(じょう) の いかり!
しかし こうかはいまひとつのようだ。(PADの効果もいまひとつのようだ)
出題――『○○に入る言葉を答えなさい』『物事を見抜く目が優れていること』『三寸○○板を見抜く』。
「ほーほー、また板かー……板関係かー……ほー」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「板大人気やなぁー……うれしいわぁ……ほんまうれしいわぁ……ほんま……」
ひしょかんは ぼるてーじ を たかめている。
「なんでこんなに板ばっか出すんかなー……なー? おかしいなぁー?」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「いやー、この答えなー? 答えはなー? 答えは間違えようがあらへんけどなー」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「まぁ、ここは流石に間違えようがなぁー」
ひしょかんは ぼるてーじを たかめている。
「間違えんかったからいいってもんやないでしょ!?
おかしいと思わへんのこんな板板板板板板巨乳が偉いんか!? そんなにその脂肪の固まり偉いんか!?
うっさいわアホ! 三寸って大体Aカップやん! そりゃ見れば判るわ!
見た目で『ホンマあなたブラ着けます?』とかバカにされる身にもなれや!
うっさいわ! 好きで貧しく生まれた訳やないんやからブラぐらい好きなの着けさせてーや!」
りゅう (じょう) の いかり。
「しかもこの女いうに事欠いて三寸やなくて寸胴言うてるやん! 寸しかあってへんやん!
そんなにお前の頭の中は貧乳殴ることしかないんか! 『寸胴だから防具つけてるでしょ?』ってやかましいわ!
あんまりまな板バカにしてるとまな板顔に押し付けてゴリゴリさせたるから……って誰が洗濯板や!!!!」
りゅう (じょう) の おいうち。
こうかは ばつぐんだ。(主に彼女自身に対して)
……それはいいとしよう。
彼女は、死刑囚であった。
「司令官……こんな夜には……思い出しますね……」
気配が騒々しい夜――僅かに回る発動機の音。
遠雷が唸る。
明かりのない室内から、窓の向こうに望んだ赤い雲の帯。
「ふふ……」
ゆっくりと、その当時早霜だった彼女が私の頬に手を伸ばした。
「料理をしていて……思い出しました……」
知っていますか――と、段々とにじり上がる指。
「人の目の感触って……グレープフルーツに、似てるんです」
意味深な笑みと共に、私の瞼を抑える指先。
白魚の腹のように傷のない指先――――最新鋭の修復技術。
桜貝の如く散りばめられた爪――――控えめに整って。
白磁めいた白さの肌――――これまで吸いとった赤みを感じさせず。
それでも、ぷんと香る。
染み付いているのだ――血の臭いが。
「ここでもし、潰したら……あなたの中ではずっと……私が、見ていますね」
蠱惑的に微笑みながら。
「あなたの最期の光も、また……私の姿になりますね……」
どうでしょうと、これまで繰り返してきた行為と同じように爪先に満ちる力。
「……」
その指先が、止まった。
早霜の、曖昧な笑み。
「…………もし、ここで」
代わりに彼女は私の右手をとって、彼女の瞼に押し当てた。
虚ろな笑い。
笑顔以外の感情を持たぬように空虚で――しかし逆に、その下に何かを隠し籠めたような微笑。
「もしここで、司令官……あなたが私の目を抉ったら……私も、あなただけをいつまでも見ていられるわ」
たとえばそれは刺激で男根を起立させるように。
彼女の指が、促すように私の指先を擦り上げる。
「それは……ふふ……多分、幸せ……幸せだと、そう思うのだけど……」
早く――潰してくれと。
この目を――抉ってくれと。
もう――嫌なものは見たくないのだと。
「あぁ……」
何よりも――――助けて欲しいと。
「駄目ね……」
やがて瞼に乗った、ヒヤリとした感触が離れた。
早霜――――元となった船は、攻撃により動けなくなったそのところを、動けなくなった己を救助にきた仲間を、
動けぬが故に、なすすべもなく殺されて行くのを見るしかなかった船。
私の目の前で、己の肩を抱く少女の罪状は殺人。
彼女は運悪く――それとも或いは運が良くかは知らないが――スラムで暮らしていて、そこで大規模な暴動が発生したそのおり、ある建物に逃げ込んだ。
外に居たならば幼い彼女は暴徒に押し潰されるか、それとも混乱と狂乱の中凌辱されるか。
何とか、堅牢そうな建物へと待避した。
そこまでは多分、彼女には幸運だったのだろう。幸福だったのだろう。
そこで終わったなら――だ。
「聞こえるの……見えるの……私が殺した人が…………私が巻き込んでしまった人が……」
その建物は、飼育小屋だった。
スラムということを利用して――――。
人権を重要視されない人間ばかりであることを、公権力が及ばないことを利用して――――。
人を集め、揃え、整え、抉り、犯し、貪り、嬲り――骨の髄まで溶かし尽くす悪魔の小屋だった。
そんな場所に紛れ込んでしまった早霜は目を閉じて、耳を塞ぎ……処刑人から息を潜めつつ。
そしてやがて、続く悲鳴と絶叫に……なによりも啜り泣きなされる懇願に従って……。
救い出すことができない人々を、もうどうしようもない人々を――――その全ての人生に幕を引いた。
故の、死刑。
判断能力を有してしまっていたことが、正気の証明が、皮肉にも彼女の命に終止符の印鑑を着けさせた。
龍驤カワイイヤッター
しかし奇しくも、そんな境遇であった為だからか。
彼女は早霜の船魂をディセンションし――――管理下に置かれた戦闘員となることと引き換えに。
取引によって、死刑を免れた。
「もしも……」
だが。
彼女は正常な判断能力を有する人間だった。
だから、苦しむ。
だから、嘆く。
「司令官……。もしも……もしも、私が……」
司法の経歴から罪を消せたとしても、彼女自身が苛むの魂の咎はなくならない。
駆逐艦娘、早霜は暫し私を目の前にそんな風に揺らいで――。
そして必ず、
「ごめんなさい……なんでも、ないわ」
そう、話を打ち切った。
「ねえキミキミ、何がそんなにおかしいん?」
画面から私に顔を移した秘書艦が、おもむろに口を尖らせた。
いつの間にかクイズは終わっていたようで、彼女の頭は冷えたらしい。
「それを笑うなら、いくら幼馴染みのウチでも揺るさへんって判ってる?」
ずい、と身を乗り出す彼女から逃れて私は首を捻った。
まだ、番組は続いている。会場は盛り上がり、皆が皆笑っていた。
その中に――。
その中で控えめに微笑む、かつて早霜であった少女。回答者の内で、口許を押さえながら笑っていた。
どうやら。
どうやら今の彼女の目に映っているのは――今の彼女に向けられているのは――――。
人の終わりの呻き声ではなく、賑やかな人の笑顔らしい。
少しでも、彼女の傷が癒えていることを祈りたい。
・長くなってすまない
・早霜さんを残ぎゃくな犯罪者にしたくなかったしほのぼのハッピーエンドにしたかった
・安価を出します
・次は二人ほど同時にエピソードンに出てくる予定です
そなえる
備
初っ端サイコパス早霜ちゃんかと思ったけどこの>>1がそんな本人が楽な設定をするはずがなかった
備えよ
そなー
・ちょっと煙草を吸ってくるので離席
・マルマルヒトマルまで備えよう
良かった
バクハツシサンする五月雨さんは居なかったんだね
そなそな
備え
備え
備える
艦娘
・数字を書いて
・一人は数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
・もう一人はコンマが小さな艦娘です
・境遇は数字+コンマです
↓1~6 【十の位:退役後 一の位:就役前 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
球磨 50
川内35
時雨12
那珂ちゃん72
白露 15
葛城 54
五月雨 2
舞風
危ねえ
出遅れてーら
備
・集計な
球磨 30(81)
川内 38(73)
時雨 86(98)
那珂ちゃん 65(137=37)
白露 61(76)
葛城 86(140=40)
・ゾロ目がいない……許されない……
サミダレ=サンは護られた
コンマ神は寝たのかな?
五月雨のコンマから前世のカルマを感じる
・というわけで クマー と時雨な
・二人ともしあわせになっている
・今夜は早いがここまで
乙
乙
早霜に救いがあってよかった
おつ
今日ほのぼのしか書刈れてないな…反動が怖いぞ
おっ
◆まとめな◆
・退役艦娘
【隼鷹(>>7)】 就役前:8 退役後:5
就役前はある商家の令嬢であった(8)が、金銭の損得勘定にばかり精を出す両親への反発で志願。
退役後は、深海棲艦による不況の影響を受けてしまった実家を建て直すべく日々勤労に勤しむ(5)
【金剛(>>17)】 ゾロ目:55
帰国子女であったが自分のもう一つの祖国を守らんと艦娘に志願する。
しかし、度重なる戦闘のストレスや戦友を失ったことにより精神に支障を来たし退役。戦友への負い目を抱えていた。
その後、虚ろな頭を引きずって経理の仕事をしていたが、艦娘を侮辱する内容の再三のデモ行進に激怒し、首謀者を拡声器で撲殺する。
拡声器で人を殺すのは難しいので殺意はなかったという弁護人の主張で傷害致死罪の判決を受ける。
その後、服役中に首を吊った。(55)
【那智(>>39)】 就役前:6 退役後:5
就役前は二次大戦に参加したこともある祖父の話を聞いて育ち、艦娘に志願。(6)
退役後はOLとして生活するが、自らの就役中に祖父が病気で入院し、死去していることを知らされなかった。(5)
【長門(>>102)】 就役前:1 退役後:9
就役前は深海棲艦の襲撃により両親と戸籍を失った浮浪児であり、暴力こそが正義のスラムで暮らしていた。(1)
退役後は貯蓄全てを使い、親のない子供に対する孤児院及び保育園を設立。
己の力の意味を与えてくれた気高いカンムスソウルに感謝し、新たな時代の目を紡ぐべく養育に精を出す。(9)
【鳳翔(>>127)】 就役前:1 退役後:5
就役前は母親の連れ子として歳の離れた義父を持つこととなり、ある日倒れた義父は要介護となってしまった。
母親は彼女と夫を捨て逃亡。彼女は交際経験もないのに男性の下の世話まですることとなった。
やがて続く介護の日々に死を願い追い詰められる(1)も、艦娘へと志願。合格。
艦娘の社会保障で義父も真っ当な介護サービスを受けることができ、彼女はチンジフで再確認した夢の料理店を開いた。(5)
【秋月(>>151 >>154)】 就役前:8 退役後:2
貧乏ながらも互いを思いやった家族で暮らしていたが(8)
退役後に出会った男の手によって薬物に依存させられ、
本来の時分の人格と共に、自分を助けにきた矢矧を自分と思い込み人格が混ざってしまい入院。(2)
【矢矧(>>153)】 ゾロ目:22
薬物依存となった秋月を助けようとしたが大量に投与された薬物の急性反応で死亡。
目の前で矢矧が狂い死ぬのを薬物により朦朧とした意識で眺めた秋月は、自分の中に架空の人格を作り上げた。(22)
【朝潮(>>222)】 就役前:9 退役後:8
代々軍人を排出してきた家系の出であり、彼女もまた祖国の現状を堪らなく思い低年齢でも就役できる艦娘に志願。(9)
実家の影響を受けぬように自分の進む道を選び、出席コースとは違う前線に出る可能性もある艦娘予備役に就きながら、
今は風紀委員的な役割をしてチンジフを監督している。(8)
【早霜(>>226)】 就役前:0(判定9) 退役後:7
スラムで育つ彼女はある日大規模な暴動に遭遇して、それから逃れる形である建物の中に逃げ込むが、
そこは人間遊技場であり、被害者たちの苦痛を和らげる為に建物の主から隠れながらも被害者たちに止めを刺していき、
その後建物の発見に伴い、あまりにも多すぎた殺人罪で死刑を言い渡される(0)
宿した早霜のソウルにも蝕まれ偽りのナムの記憶にも苛まれ苦悩するが、
退役後の今は女優としてテレビに出演して人々に絶望の末の末期以外の笑顔を与えている(7)
>>335
那珂と時雨だろ?
>>341
小さい方は合計値じゃないって書いてあるの
コンマだけの最低値は球磨クマ
おつ
この流れならもう誰も死なないっしょ(慢心)
>>341
最大値はいつも通りコンマ+数字で境遇はコンマのみ
最小値はコンマのみで判別して境遇はコンマ+数字で判定ってことだと思う
つまり81と86でメシマズ
説明はよく読む
これ大事ネー
◆秘書艦名鑑◆
#1【清霜(>>100)】 就役前:4 付き合いの長さ:7
戦艦になりたい駆逐艦娘。
戦艦になれると騙されては色々なことをさせれた為に頼りになる秘書艦になった。猥褻はない。
#2【龍驤(>>268)】 就役前:9 付き合いの長さ:7
駆逐艦娘に間違われる。その胸は平坦であった。
提督の幼馴染み。艦娘として再会した。その胸は変わらず平坦であった。
なんだ戦艦と駆逐艦か
猥褻はない
頑張れ清霜、駆逐艦でも軽空母に成れた例が隣にいるぞ!
幼なじみヤッター
・備えよう
備えよう
短冊は
そなえ
備
離婚をすると……つまり配偶者を除籍すると戸籍にバツ印が記載される為、それから転じて離婚一回をバツイチ、二回をバツニと呼ぶが、
実のところ以外なことであるが……
本籍地を移動させるとこのバツというのは消すことができる。
あたかも何もなかったかのように。
しかし、戸籍から過去を消すことができたとして……本人の中から過去を消すことができるかというと、別の話なのだろう。
供え
あまり知られてはいない方法。
過去はロンダリングできる。
それと同じように、艦娘になることでその過去を洗浄することも――
「……僕に、するつもりはないよ」
と、じっと私を見てくる少女。
清楚なブラウスとあまり飾り気のないスカート。
実に奥ゆかしい少女であるが、顔かたちが整っているためにそんな格好をしていても隠しきれないものがある。
「……そんなに、変かな?」
と、私の視線を読み取った彼女は自信なさげに己の装いを確認した。
しとしとと、通り雨が撫でるバス亭。彼女がかつて冠した名の雨からは、僅かに時期が早い。
久方ぶりに会う彼女は――相変わらず淑やかに落ち着いていて、垢抜けるというにはどことなく躊躇いがち。
実際奥ゆかしい。
「これでも……気は使ってるんだけど」
ふむ、と改めて彼女を見る。
白露型駆逐艦娘四番艦――時雨。そう呼ばれていた少女だ。
艦娘になる理由は人様々であるが、大体往々にして命を懸ける仕事に就く人間というのには何かしらある。
家庭に問題を抱えているもの。
生まれに理由のあるもの。
財布に事情があるもの。
そんな生き方しかできないから、そんな生き方を選ばざるを得ない。
だが、彼女は多少毛色が違った。
「僕は……別に家庭に不満があるとか、そういうのじゃなくて……ただ誰かの力になりたいって思ったんだ」
そんな気持ちは、大なり小なり皆が持ちうるだろうが。
しかしそれだけでやっていけるかと言うと、また難しい問題である。
それでと、彼女はやってのけた。
本籍移動してまで過去を消す人そういないさ
駆け落ち縁切りレベルだ
「今かい? 今は……学校に通ってるよ。うん、艦娘をしてたことも話してる。皆……優しいよ」
急には馴れないから女子高通いだけど――と、彼女。
……多少は艦娘だった影響もあるようだが。
それでもこうして、特別でないところから艦娘となり、そしてまた特別でない日常に戻れるというのは。
それこそが特別なのだと、私は思う。
「でも……やっぱり少し、変わってるねって言われるかな。そうなの、かな?」
さて、どうだろう。
特段鎮守府という場所が奈落や煉獄、或いは皆が皆意識の高い戦士の国などではないが。
多少なりとも価値観が異なるのだから、戸惑うことも多いはずだ。
「何が変わっているだ。そんなの別に気にすることでもない」
えっ誰これこわい。
このイケメンはもしかして…
白露型4番艦……?
・何かがおかしいとおもったら白露型四番艦がおかしい
・ゆうだちな
・これはかなりケジメ
秋月みたいに合体したんじゃなかったのか
申し訳無いが退役後コンマ8で合体事案が出てくるのはNG
幸せ合体
きっと夕立と合体出来て幸せだったんやろなあ…
創聖合体
「変わってるとか変わってないとか、そんなの他人の勝手だ。一々一喜一憂する必要もない」
同じくバス亭に入っていた茶髪の女性が、あまりに強い口調で断ずる。
隣にいた時雨であった彼女が、思わず私の影に隠れるぐらい。
かなり――かなり只者ではない。
弟分として眼帯の海賊が居たり、或いは雷撃ハッピーが居そうな……。
そんなえもいわれぬ雰囲気を感じる。
「人の在り方には人生が現れる。一々、違うとか違わないとか言うのも馬鹿らしい」
なんとも男勝り――を通り越した武人然とした男性的な語り口。
「提督もそう思わないか?」
えっ。
「えっ」
「えっ」
……誰?
これは木曾の姉ですね... 間違いない
茶髪……眼帯……雷撃ハッピー……まさか球磨!?
「クマだ!」
熊!?
「こんな街中に!?」
嫌なことに限って、時と場合を選ばないものなんだ。
「……っ、後ろに下がって! 僕が、守るよ……!」
こんなときに限って龍驤は中年アイドルグループの護衛で無人島に……清霜は何故か貯まっていた書類の整理に終われているなんて。
「違う! クマだクマ!」
クマダクマ……!?
「強そうな名前だね……新種かな?」
恐ろしい響きだ……きっと強敵に違いない……。
「だー! クマだークマ! クマ!」
ダーク・マ・ダーク・マクマ……!?
「学名……? それとも怪人とか……」
そうかも知れない……実際危険なかんじがする……!
「判っててやってるクマ! 球磨は球磨クマ! クーマー!」
「まな板だよ、まな板」
龍驤、仕事きつすぎやろ
「球磨じゃなくなったから一々クマクマ言う必要もないクマ! どうしてもというならクマをつけてみるクマ!」
『何が変わっているだ(クマ)。そんなの別に気にすることでもない(クマ)』。
『変わってるとか変わってないとか、そんなの他人の勝手だ(クマ)。一々一喜一憂する必要もない(クマ)』
『人の在り方には人生が現れる(クマ)。一々、違うとか違わないとか言うのも馬鹿らしい(クマ)』
『提督もそう思わない(クマ)か?』
……なるほど。
「ひ、久しぶりだね」
「ああ、久しぶりだ」
「……」
「ああ、久しぶりだクマ! クーマー!」
なるほど……これは確かに木曽の姉だ。
流石格好いい方の眼帯……その姉もやはり、こんな人間だったなんて……。
「言葉でしか艦娘アイデンティティを保てないだなんて悲しい。ちゃんと他にも魅力がある」
「……」
「言葉でしか艦娘アイデンティティを保てないだなんて悲しいけどでもこれ本当だクマ! 悲しいけどこれ戦争になるクマ!」
「そ、そんなことは……ないと思う」
「こっち見て話せ」
「……」
「こっち見て話せクマ」
睨みつける球磨であった少女に、彼女は露骨に視線を逸らして話題を変えた。
「ところで……球磨は、今何をやってるんだい?」
「クマだクマ」
「……」
「遊園地のクマをしてるクマ!!!」
あっそういうクマ。
・すまないどうにもあたまがいたい
・ケジメの件と合わせてどうにかする
・今日はここまで
おつ
おつおつ
おつつん
おつん
乙ー
乙乙。
これは5500トン級長女ですわ…
・備えよう
備え
よう
む
みょん
供え
不穏な二連ゾロは、やめようね!
しかし、それにしても……
「遊園地の、クマですか?」
「そうクマ! 球磨は子供の頃そういうところにいけなかったから、憧れがあるクマ!」
ふう、と昔を思い出したのかやや遠い目をしながら――。
それでも、噛み締めるように。
「じゃあ……楽しんでるんだ」
「とは言っても辛いクマ! 暑いし、暑いし、痛いし……」
痛い……?
「それは、お客さんから……?」
「……客からはあんまり殴られんクマ」
あんまり、か。
なら……
「球磨の入ってるクマはやたらとボコボコにされるクマクマ。
喧嘩を売ってはボコボコにされて声援を浴びて立ち上がらなきゃいけないクマぁ……」
「ヒーローショー、みたいだね」
「最後に結局負けなきゃヒーローショークマ」
負けるのか……
それって遊園地じゃなくて、最近リニューアルされた、茨城のとある町にあるミュージアムなのでは……?w
石でも投げられるのかな?
「でも、クマは体力があるから大丈夫だクマ。褒められるクマ」
「……うん。艦娘をしていたから、運動とかは……困らないよね」
「本当クマ。殴る蹴るだけじゃなくて、倒れるのが上手くなったクマ」
……それは艦娘関係あるのだろうか?
「でも……クマの中で、人の笑顔を見てると安心するクマ。
クマたちのやってきたことは、無駄じゃなかったクマ。こうして……遊園地に来る人も来るくらいには、なってるクーマー」
「そう……だね」
「だから、提督――」
そう、球磨が改めて向き直る。
「感謝してる。暴力と涙しかなかった日常に――人の笑顔が増えた。そんなことが、できたんだ」
「……」
「感謝してるクマ! 暴力と涙しかなかった日常に人の笑顔が増えたクマ! そんなことができたクマ!」
ちょっと頬を膨らませた球磨であった少女と。
「……僕も、ありがとう。学校の友達に、艦娘のおかげでお祖父さんが助かったって言われたんだ。
だから……提督、ありがとう。本当にありがとう」
静かに笑う時雨だった少女。
彼女たちの新たな日常に、幸は多いらしい。
・クマは負けないんです。何度ボコボコにされても立ち上がる
・だってそれがクマだから……
・折角備えて貰って悪いがマルマルマルゴーに安価します
・日付が変わったら備えよう
備えボコ
やってやる
備え
備え
備え
そな
備えよう
備えよ
備え
艦娘
・数字を書いて
・一人は数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
・もう一人はコンマが大きな艦娘です。現役船です
・境遇は数字+コンマです
↓1~7 【十の位:退役後(就役中) 一の位:就役前 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
潮 40
朝霜84
五月雨 99
武蔵 23
はっちゃん 88
村雨75
長良 50
潮 35(75)
朝霜 47(31)
五月雨 72(71)
武蔵 68(91)
伊8 35(23)
村雨 30(5)
長良 59(9)
・というわけで武蔵=サンと五月雨さん(現役)だ
・五月雨さんに猥褻はないのでごあんしんだ
武蔵(境遇68)と五月雨(境遇72)か
優しい世界だな
これは着任前に何かありましたねえ(ゲス顔)
コンマ神は夏休みかな?
五月雨は73(72)じゃない?
神は有給取ってベガスで豪遊してそうだ
質問だが境遇でゾロ目になっちゃいけないんだよな?
なら今回で言うと武蔵枠はコンマでゾロったらアウトだし五月雨枠はコンマ+数字でゾロったらアウトなのか?
逆に武蔵枠は今までの朝潮みたいにコンマと数字の合計がゾロってもセーフなように五月雨枠はコンマがゾロってもコンマと数字の合計がゾロってなければセーフなのだろうか?
・……チッ
・いや、>>418サンありがとう
・ここでちょっとほんすじにはあまりかんけいないが埋め合わせとして錬度最高艦をきめたいとおもう
・既にたいえきした艦娘以外
・あとで退役もさせられるのでごあんしんだ
そなー
備
備え
・>>420境遇でゾロ目になると爆発四散する
・今のところ判定では爆発四散最優先されないので実際ごあんしん。今のところ
錬度最高艦
・数字を書けばコンマに加算されます
・その数字一番が一番になります
↓1~6 秘書艦
【10の位で付き合いの長さ、1の位で就役前。0は特殊判定(更に判定)。ゾロ目で……】
春雨 99
木曾 7
龍驤42
大和郡山市 40
長波 88
木曾 58
特殊か…
なんだよ郡山って…
これは春雨かな?
・一番付き合いが長い錬度最高艦は春雨さんです
・境遇が1なのでお察しください
90じゃね?
今回の境遇判定はコンマだけなんじゃね?
>>435
判定は素のコンマ 誰になるかが数字足したコンマ
なんでこっちではゾロ出るんですかねぇ...
誤爆かな?
これは猥褻ですわ
雨が降っている日だった。
世の中にはどうにも救えない事があって、やはりどうしてか側溝の泥のように不幸は溢れている。
私が彼女を見付けたのはただの偶然出会ったし、
不幸の渦中にいた彼女が私に見付けられたのもまた、天文学的な幸運だったのだろう。
大量購入、大量消費。
それができる業務用スーパーの味付け肉……私はそれを思い出した。
そのころの私はと言えば、日々気まぐれに風に任せて生きているようなもので、
特にあてどなく色々な場所に立ち寄ってはまた立ち去っていた。
さて、そんな色の濃い味付け肉。
それと似たような組織を手足の断面から覗かせた丸裸の少女はと言えば、まぎれもなく絶命寸前だった。
「人にあれこれと使われることは、とても自由とは呼べないね」
血だまりに倒れ込んだ少女がショックで絶命していないことも、意識があることも幸いだろう。
何せまだ、問答の余地はあったのだ。
短い息を繰り返す少女の傍で、私は膝を折って問いかけた。
事故が原因なのかそれ以前なのか、裸体に痛々しい痣を付けた少女が私を見る。
「君は、どうしたい?」
あまりに凄惨なものを目撃すると、心には調和した混乱が訪れるのか。
不思議な気分で――本当に不思議な気分で、私は彼女の頼みならなんでも聞きたいと思っていた――問いかける私に。
喘息めいて乱れた呼吸と、瘧めいて震える体で。
彼女はどうにかこうにか口を開いた。
「しにたく、ないです……まだしにたくない」
そうかと、私は彼女の頬に触れた。出血に伴ってか、やけにひやりとした肌。
目尻に残った青痣を伝わる雨が、私の指に掛かる。
ふむ、ともう一つ声を漏らす。
一所に留まるのは趣味ではないし――本当のところなら是非とも遠慮したいのだけれど。
「じゃあ、一緒に行こうか。道連れってのも悪くはない。きっとね」
そうして、知り合いに連絡を取った。
全く彼女は言葉通りというもので、見事に艦娘になって、今でも私の部下をしている。
何があったのかも聞いてないし、彼女も私に話そうとしない。
一番遠くて一番近い、赤の他人がこうして出来上がったというわけだ。
……で。
「なるほどな。事情は誰にでもあるという訳か」
腕を組んで頷く褐色肌のスーツの女性。
腕の上に乗り上げる、その胸は豊満であった。
「そんなことがあったなんて……」
と、隣で目を伏せる五月雨。その胸は平坦であった。
確か……第二駆逐隊で二人は戦友だったか。
てっきり話しているものかと思ったが……。
本人のいないところでこうして話題に出すのは申し訳ない気もするが、仕方がないだろう。
平た010110110000001010101龍驤はと言えば、今日は中年アイドルの護衛で砂浜で木材を拾い集めている筈だ。
サインを欲しがる艦娘もいるぐらい有名なアイドルなので、きっと龍驤も楽しくやっているだろう。
「いや……少し、考えていただけさ。これで本当に良かったのかをな」
ふう、と溜息を漏らした武蔵には疲労の色が強い。
武蔵も、出身自体は隼鷹などと同じく一般的――それ以上の家庭から艦娘に志願したものだ。
正義感が強い……かはともかくとして、曲がったことが――というよりもお己自信が曲がることをよしとしない彼女は、
その素質を見出され、躊躇う事なく志願。
そして最強の主砲を持つ武蔵の船魂がディセンションしたことで、まさに面目躍如の活躍を見せたが、
「どうにも普通の世間というのは合わんな。やれ年収だ、やれ結婚だ……面白味のない話が多すぎるぜ」
いまいち、水が合わない――ということか。
彼女は志願したのが十代を過ぎてからなので、今更艦娘に戻れないというのがまた悩ましいところであるらしい。
「蚊に刺されたようなものといっても、膝に砲弾を受けてしまうとな」
かつてがかつてであっただけに、十分な戦闘ができない。
そのことが戦友の戦いの障害になることを気にして――――という理由だったか。
「デスクワークは性にあわんぜ」
まあ、かつてはかなり世話になった彼女だ。
愚痴を言いたいというなら、聞くというのも提督としての勤めだろう。私はそう思っている。
今は……
「武蔵さんは……今は格闘家でしたか?」
いやデスクワーク……。
ちょっとこれはドジというあれそれでは……。
「似たようなものだがな。商談もあるのが気に食わんな」
デスクワークとは一体……。
私のそんな視線を受けたのか、武蔵が軽く微笑んで見せる。
「本社がロシアの貿易会社だがな、どうしたって海外に出る以上危険な事がつきものだ」
ふむ、と頷く。
だがむしろ、彼女は先ほどよりも生き生きしている風に見える。
「この間はイタリアの会社、南米系、中華系とかち合ってな。タイだったんだが……なかなかに面白かったぜ」
「へぇー、国際的なんですねー」
「そこにきて今度はアメリカだ。まったく、飽きさせない!」
……貿易会社?
「建前だの手打ちだのと……それに比べると艦娘の頃の方がやりやすかったというものさ」
…………貿易会社?
「まぁ、これからも艦娘と関わる事も多い仕事だ。何かあったら頼むぜ、相棒?」
「はい! 五月雨もついてますから!」
「ふん、違いないな。逃げないようにしっかりと見張っていてやれ」
「はい!」
逃げた訳ではないと弁解したくなったが、私はそんな言葉を飲み込んだ。
ただいくらかの言葉で自発的に清霜が業務を引き受けてくれただけで、私は断じて敵前逃亡などしていない。
敵前逃亡は実際切腹と局注法度にも書いてある。
局注法度なんてないけど。
「ま、今度ウォッカでも持っていくさ」
それはありがたい。
「ああ、どこかで一杯やろう。――じゃあな」
ADRJか
「武蔵さん、お元気そうでしたね」
もう武蔵じゃないけどね。
「武蔵さんは武蔵さんですよ。べ、別に間違えた訳じゃありませんから!」
そうかなあ、と首を捻る。
結構しばしば五月雨は不注意なミスをするものであるし、
正直なところうっかり官用車のミラーを破壊した時はいよいよこれは懲戒処分になるのではないかと肝を冷やした。
なお、ミラーはディーラーから買い直して事なきを得た。処世術である。
「外の世界も、大変なんですね……」
武蔵の去っていたその方向を眺めて、呟く五月雨。
彼女は――彼女は確か。
彼女は確か運動機能に負った障害による入院が長く、そして艦娘となる手術を受けた事で人並みの普通を手に入れた。
だから、外の世界とは水平線の果てよりも遠い場所。
正直なところ、彼女が何もないところで躓くたびに冷や冷やする。運動機能に不調が出ているのではないかと。
まぁ、ただのドジなんだが。
「……あ、また何か考えてますね! 判るんですから!」
さあ、と私は肩を竦めた。
頬を膨らませる彼女をやり過ごしていれば、ふと思い出したように彼女が問いかけてくる。
「でも、清霜さんを連れてこなくてよかったんですか? 武蔵さんに会いたがってたんだけど……」
……あ。
「ほらー! 提督も、ドジなことするじゃないですか! 五月雨のこと、言えませんよー!」
ミスをしない人間なんていないんじゃないかな。枯れない花がないみたいに。
「なんですかそれ? ねえ、提督ー? 提督ー?」
さあ。
・安価だけ出しておこう
・五月雨さんがしあわせそうでとてもうれしい
艦娘
・数字を書いて
・一人は数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
・もう一人はコンマが大きな艦娘です。現役船です
・境遇は数字+コンマです
↓1~5 【十の位:退役後(就役中) 一の位:就役前 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
村雨 55
天津風
磯風 21
大淀 26
備えた住民が尽く寝てしまったのかな?
・流石に時間が時間なので仕方がない
・また明日上のけっかもふくめてあんかをするのでニューロンを洗浄しておいてください
まだ間に合うなら瑞鶴 666で
あれさっき備えた筈なのにid消えてる(白目)
滞空回線にはよく有りがちな事だからしゃーない
・今回は仕方ないので備えてなくてもゆうこうにします
・という訳で大淀さんと天津風さんがでてきますのでようちゅういな
・今日はここまでな
俺ダメだの?
乙ぅ
矢矧以来コンマ奮いませんね...
id変わってないんだけどな
振るわなくていいから(良心)
・末尾が0とoの違いがあったようなので表示されなかった
・よし分かった。全部有効にする。女子会だ
・何も問題ない。いいね?
結局何人なんだ?
ありがとう愛してる
おつ
提督女?ボコが出てきたからか大鳳声のスナフキンに思えて仕方ない
・カンムスライダーアラシ始まります
・研修な
・瑞鶴さんのコンマを決めたいので備えてほしい
備え
備え
備え
そなそな
備
・村雨 退役後:4 就役前:1
・天津風 付き合いの長さ:9 就役前:6
・磯風 退役後:1 就役前:7
・大淀 退役後:7 就役前:3
・瑞鶴 退役後:9 就役前:0
1~3:二人ワンセットお得価格
4~6:病人
7~9:超人血清
0:異能生存体
↓3
kskst
あ
フミィ
あ
ほ
はい
高コンマの嵐
・何が何でも超人血清にしようとするコンマ神の意思な
・ややサツバツとするかもしれないが猥褻はない
踏台のつもりだったんです
許してください
何でも島風
単発で下にズレてもどうせ9だしノープロブレムだろ
境遇2でも秋月=サンの悲惨な合体事故だったんだから
境遇1の磯風=サンの末路が気になる
退役後1は地味に初ですね...
4以下も秋月入れてまだ2人目
ポツポツと、シャッター越しに重金属雨が振る。
病人を気遣ってか作られた窓の防護シャッターは、むしろ重犯罪者の監獄めいた印象を抱かせる。
これでは自殺者が減らないというのも道理だろう。
また、しばしば患者から看護師への虐待であったり――――或いはケースワーカーから入院患者への虐待という言葉を聞く。
誰が呼んだか、巣鴨重犯罪収容所。
戦闘による傷病者を収容――或いは傷病除隊した軍人の社会復帰を行う場所だ。
「……嫌な場所ね」
廊下を歩く、私の隣の少女――天津風が呟いた。
「淀んでて、風が吹きそうにない……あなたもそう思わない?」
さあ、と私は首を捻った。
天気予報士じゃないから判らない。
「……もうっ」
なお村雨
「どう? ちょっといいこと……試してみない?」
偶然だ。
偶然開いていた、関係者以外立ち入り禁止の扉からそんな声が聞こえてきたのは。
「な゛っ」と首もとを持ち上げられた猫のように潰れた声を天津風が上げる。
ボイラーが熱暴走したと言うのか、瞬く間に顔が真っ赤になり――
「にゃ、な、なにが」
手で顔を覆うと落ち着きなさげに指の隙間から声の主を窺おうとし、
いややはりと顔を背け、
それからまた恐る恐るそちらを窺おうとしていた。忙しい。
「どう? 疲れた気分もすぐによくなっちゃう……か・も」
衣擦れの音から察するに、そこにいるのは二人ほどだろうか。
隣を見れば天津風は今にも爆発しそうなほど、耳まで朱に染めていた。
「その代わり……ね?」
天津風が光った。
光った風に見えたのは気のせいだったらしい。
鼻から血を垂らして、ふらついて壁に頭を打っていた。急激に血圧が上がりすぎたようだ。
なるほど、空気が淀んでいるというのは本当か。
そんな音を聞き付けたのか会話が止み、
「あれ、提督?」
そして表れ我々の姿を見付けるなりキョトンとした表情を浮かべる、垢抜けた少女――栗色の髪。
見覚えがある。
「私のこと、覚えてる?」
さあ、と返す。
ちょっと悪いことなら思い出せなくもないかもしれないけど。
「ああ、なんだぁ~……ちゃんと覚えてた。よかったぁ」
胸を撫で下ろす彼女の――何故かボタンが外れているのはともかく――様子は以前と変わらない風に見える。
仮にも。
仮にも司令官なのだが、彼女が傷病を負ったという事実を聞いた覚えはない。
ということは……
「そう。ここで働いてる…………ふふ、ちょっといい仕事っぷり、見てかない?」
予定がないなら、それもいいかもしれない。
ただ――
「……」
私の視線の意図を察したのだろうか、先程までの笑みを忘れて彼女は寂しげな表情となる。
隣で光っていた天津風も、沈痛な面持ち。
ここで働いているなら、話は早いだろう。
「……こっちよ」
頷いて彼女のあとに続く。
我々は殆ど通夜の客同然に会話もなく、その病室を目指した。
体に巻き付けられた生命維持の為のパイプ、ケーブル、測定器。
これは私としても口に出したくも、ましてや考えることすらも嫌な言葉ではあるが――。
この様子を誰かに伝えるとしたら、一言に尽きるだろう。
「磯風……懐かしい人が来てるよー?」
返事はない。
というか、できる筈がないのだ。
呼び掛けられたベッドに横たわるのは殆ど包帯に捕食されかけた人型であり――。
言うなれば、機械仕掛けの繭に包まれた芋虫同然の姿なのだから。
「……っ」
天津風が、息を飲んだ。
磯風はかつて私の部下であり――そして今は部下ではない。そもそも、軍属かどうかも怪しくなっている。
彼女が移転したのは、激戦区と呼ばれる海域を管轄する部隊であり――。
その戦闘で、彼女は物言えぬこの姿となった。
深海棲艦の泊地を急襲。
その後に撤退の殿を務め、味方への敵の追撃を避ける為に泊地の燃料貯蔵庫を吹き飛ばした。
救い出されはしたものの、重度の後遺症を背負い――
その果ての姿が、そこにはあった。
なんか芋虫DQNを思い出した
「今日は、ほら、昔一緒だった時の提督がね?」
ケーブルに注意しながら、彼女は磯風の隣に行く。
気配を感じてなのか、肉体の反射なのかは知らないが僅かに痙攣する磯風。
天津風は、今にも泣き出しそうな顔で胸元を握り締め直立したまま動けない。
私も村雨に続いて、彼女の側に進む。
「提督は、どう思う?」
私の顔を覗き込むように、彼女が問いかける。
「私は……ちゃんと聞こえてると思うな」
もぞもぞと動く磯風に目をやり、私は頷いた。
「ちょっと期待しちゃってるだけかも知れないけど……ちゃんと、聞こえてる。きっとね?」
寂しげな笑いと共に、村雨は磯風の身体に寝返りを打たせていた。
――……。
「皆は……無駄だって言うし、ベッドの空きもって言うけどね」
磯風の世話をしながら、彼女には疲れた笑み。苦笑。
「でも――」
測定器に目をやって、小さく頷く彼女は手慣れた様子だった。
私の伺うような目線の意図を察知したのだろうか。それとも、ただ誰かに話したかっただけなのか。
ぽつり、小さく噛み締めるように彼女は漏らす。
「私は……うん、嫌じゃないのよね? さっきのもね。仲間の為に、やるだけやるのって……大切な仲間の為に」
無言の私を前に、村雨は懺悔する。
強がっているというよりは受け入れていると言え、同じぐらい諦めてもいる――そんな声。
そう。
聞こえていると口にしながらも、村雨は言葉を絞っていない。
「昔からそうだから……仲間の為なら村雨さんにおまかせーってね♪」
もう村雨じゃないけど、と彼女。
この磯風は病院でも――これだけの傷を負うぐらい貢献したというのに――疎まれる立場である。
そんな事実は、予め聞いていたとは言え直面していない私よりも、実際に目の当たりにする彼女の方がよく知るところだろう。
「ふふっ……久しぶりに提督のちょっといい顔を見れて、安心したのかも」
ケーブルが磯風の身体にかからぬように整え終えた彼女は、少しだけ元気を出したようだった。
「よかった」と磯風の身体を気遣った手触りで彼女は撫でる。
会いに来てくれて、よかったと――。
「……」
天津風の目線。
判っていると、私は頷いた。
こういうことを言うのは――つまりは何かするときに責任を持つというのは、上官の、将校の役目である。
「ん……あれあれ? どうしたの、提督?」
努めて明るい口調ながら、不安が滲み出る震えた声。
きっと彼女自身が、それこそ誰よりも理解していること。空気の変化を、だから今もつぶさに感じた。
――さて。
この度私がここに来たのは――紛れもなく、磯風の件だ。
「え……?」
俄に硬直し始める彼女を前に、しかし私は緩める気なく続けた。
端的に言うなら。
ここの医者から、これ以上治療の余地はないので尊厳死の検討をして欲しい――と。
そんな話が、持ちかけられたのだ。
「――」
……もしこの話を私が誰かにするとしたら、賢明な聴者は解説するまでもなく理解するだろう。
見ての通りだと言われても、おおよそ村雨であった彼女の表情の想像はきっと容易だ。
だとしたら私の代わりに説明して欲しい。
・今夜はここまで
・ココロアタタマル話なのでごあんしんください
乙
心アタタ(お前はすでに死んでいる)。じゃねーか
ハートフル(ボッコ)な話ですねわかります。
おつ
なんで俺がコンマ出した娘はロクな目に遭わないんですかね...
おつ
>>502 お祓いしてもらえ
・備えよう
備え
備え
備えるのです
「え、えーっと……それ……えーっと……」
村雨であった彼女の顔に浮かんだのは困惑だ。
半笑いのまま、意味ある言葉の続かない羅列を喉から零れ落としている。
「あはは、それって嘘だよね? 提督も人が悪いよー、もうー」
あはは、あははと空回る笑い声。
もぞもぞと、磯風が動く。ただの痙攣にしては何かを言いたげにしていると思うのは――私も色眼鏡をかけているからだろうか。
「えー、だって……皆の為に磯風はこうなったんだよ? 提督、ひょっとして知らなかったりなんて――」
だから――。
だから、不当であると。
優れたことがされたなら、尊いことがあるのなら、それには報いがなければならない。
悪意に罰が生じるように――。善行には褒賞がなければ筋が通らないと。
ああ、なるほどその通りだ。なるほど全くその通りだ。
だが、
「……本当よ。本当、なの」
それまで沈黙を保っていた天津風が、私の代わりに口を開いた。
「もう、見込みがないのは判っているから――だったら、もう……って」
しかしだ。
しかし、人の世は、数字は、兵士の献身を裏切る。
そこには彼らや彼女らの人生はなく――。
数の上で。
完全に員数に入らない不能者が一つ。数に限りある病室を、寝床を塞いでいるという事実が一つ。
数で人を考える人間には、人はただの数字にしかならないのだ。
「……」
さて、と。
彼女がここからどうするのか。どうなるのか。
怒りのそのまま、悲しみのそのまま、私に掴みかかって来るかもしれない――――。
それもまた、仕方がないことだと。
そう考えた私の目の前で彼女は、地面に落としていた目線を天井に向けて――手の甲で目元を覆った。
「……そっ、かぁ」
きっとここまで磯風に向けてきた献身が、犠牲が。
飲み込んできた苦渋が、苦悶が。
不意になってしまった彼女の口から漏らされたのは――――反して力の抜けた言葉で。
「私たちの味方って、居なかったのね」
噛み締めるように、呟かれた。
故に――
「いるわ! ここに一人ね!」
――ここでドアが途端に開かれたとき、彼女はどんな気持ちになったのだろう。
ヒュー
「……一人じゃないです」
若干、不満げ。
腰に手を当てて仁王立ちになったツインテール少女の肩越しに、息も絶え絶えに口を開く眼鏡の女性。
「わ、私も味方よ」
天津風もまた、不本意そうに震えた声で。
だが、瑞鶴――――であった少女はお構い無しに、
「提督さんが先に行っちゃうし……それに泣かせるなんて、酷すぎるよ! もう!」
つかつかと私の眼前に歩み寄れば、口を尖らせた。
事情が飲み込めぬ村雨であった少女を尻目に、かつては瑞鶴と名乗っていた少女は私めがけて続けた。
「確かにそんな話が来てたけど、来たのは提督さんのところじゃなくて最後に指揮をしていた人のところ!
それで、提督さんに何とかできないかって相談が来た! だから今ここに来てるんだって、ちゃんと言おうよ!」
……これから話すところだったんだけど。
良いところばかりを先に見るのもどうか。
良いところを見てると、その他のことが判らないで落とし穴に嵌まってしまうんじゃないな。
……なんて言おうものなら、食いつかれていただろう。
というか私の思考を察知したように、彼女は目をキッと強めた。
「つべこべ言わない!」
あっはい。
つまり――――話は単純だ。
まず、上は磯風の尊厳死を匂わせた。
そこから――最後に彼女が在籍していた部隊の司令官から私に連絡がきて――。
そして私は、この二人に打診をしたという訳だ。
「わたしが来たから……だから、大丈夫!」
胸を張る瑞鶴であった少女。
「……あの、どうにかするのは私の方なんですが」
額を押さえる大淀であった少女。
この二人について――説明が必要だろう。
瑞鶴は、他の艦娘の例に漏れずに彼女もまた以前は普通の少女であり――――何よりも。
彼女には、艦娘としての適性がなかった。
彼女のたった一人の姉は艦娘に既に志願し、戦地に向かっていたのが――しかしながら姉の後を追おうとした瑞鶴には艦娘という道が容易されてはおらず、
彼女は幾度となく適性試験で「不合格」の通知を付けられた。
それでも諦めぬ彼女は何度も、出身地や名前すらも変えて試験を受験し――ついに。
結局はそれも不合格になったのだが、艦娘へのチケットを手に入れた。
後天的に、人為的に艦娘への適性を手にいれる実験の被験者となったのだ。
その実験は、どうやら様々な権力関係から唯一の成功例の瑞鶴を残して破棄されてしまっていたのであるが……。
残った僅かな資料から、それを取り戻す人物がいた。
それが、大淀であった女性。
今は何とかという製薬会社に勤めているそうだが……そちらから、実験の再開のアプローチがあった。
元々、大淀は自分のいた土地を深海棲艦に焼かれ――そして対抗する為ではなく、
対抗する為の手段を“作り出す為に”――深海棲艦へのその唯一の対抗策を間近で見ようと艦娘に志願した女性。
一定のデータを集めた彼女は退役。
そして、より艦娘の被害を減らすべく邁進する――――という訳だ。
「今はまだ完全に実用化は図られてませんけど……
それでも上手く行けば、高速修復材を投与する体力の残っていない人にも使用することができます」
「なんだっけ? 艦娘としての限界の…………えーっと…………」
「艦娘として考慮できないぐらいの低体力を人間と見なして、そこから“再び艦娘にする”ことで回復ができるようにするんです」
「あ、そうよね! そうだったそうだった! だから私の力が必要だって!」
成功例の瑞鶴が必要、ということである。
話はまだ続くだろう。
このあとどうなるとか、大丈夫なのかとか、書類の処理はとか、細かい手順や取扱いであるとか――。
だけどそれは、もう些事である。
「これこれ! ちょっといいこと……じゃなくて――――うん、すごいいいことだよね!」
彼女たちの顔に漸くの本当の笑みが戻ったということ以上に、語られるべきことはないだろう。
……。
……あとは成功を祈るだけだ。
・今回は退役後が9で、就役前が特殊かつ9の瑞鶴さんが居たので思ったほどではないです
・秋月さんが2であれだったのはゾロ目が理由な?
・一緒にでる艦娘によってしんこく……しんみつどが変わるハートフルシステムを採用しています
・フタサンゴーゴーあたりから
・備えよう
備
お祓いはキャンセルだ
全員でゾロ目出せば大変な事になるな(ニッコリ)
そーなー
>>518
ヤメロォ!
備え
備え
艦娘
・数字を書いて
・一人は数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
・もう一人はコンマが大きな艦娘です。こちらも退役艦
・境遇は数字+コンマです
↓1~5 【十の位:退役後 一の位:就役前 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
ソーニャ
備え
長波 29
舞風 55
望月67
不知火 33
比叡
お前ら速すぎる…
那珂 1
如月 72
【悲報】ながなみさんアウトー
ニッコリ
長波サマゾロ要素ある?
しかも同時登場に38舞風ちゃんかあ…自分涙いいすか?
・すまない数を数え間違えた
・アオバさんは要研修
足してゾロ目
21なんだよなぁ...
どっちにしろコンマで長波採用だろうけど
1がゾロ目のストーリー書きたいから数え間違えるんだな(確信)
・提督が出て ・殺す
長波 ☆92(121=21)
舞風 38(93★)
望月 44(111=11)
不知火 03(36)
比叡 70(70)
もっちー全力でゾロ目になってて笑うわ
この子も運命を感じる
・ケジメも含めて今回は提督以外が見届けることになります
・つまりあんかします
・今まで出てきた船でもいいです(それは現役船に限る)
・憐れなぎせいし……心暖まる見届けにんを選ぼう
・マルマルヒトゴーからなのでそなえよう
備え
そな
備え
そなそな
備え
そなゾロ
備え
艦娘
・数字を書いて
・一人は数字+コンマが大きい(99にちかい)艦娘になります
・境遇はコンマです
・100を超えると一周しますが、00は100の最大です
↓1~5 【十の位:1ほど肉体的・直接的 9ほど精神的・間接的 一の位:9ほどダメージ大 0は特殊判定(再判定) ゾロ目は……】
清霜
4
づほ12
陽炎76
暁
あ
如月 77
熊野 77
・卵焼きとは……
・見届け人がおおむねダメージがないので、幸せな話になるときまりました。おめでブッダファック
・今日はここまで
たべりゅううううう
おっつ
おつつ
乙
ゾロミスったわ
すまんな
お前らww
セブンナイツまとめ板
みてみろwwロリワロタw
ほしゆ
艦娘が退役どころか1が退役したので続きは待っててね
だ、大丈夫かよ…
隼鷹
待ってる
舞ってる
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