キョン「どうしてそれを俺に言う」

長門「これは警告」

キョン「俺に？なんで」

長門「思い出して」

キョン「全く身に覚えがないんだが」

長門「昨日」

キョン「昨日？」

長門「昼休みここであったこと」

キョン「部室で…はっ！まさか！」

長門「そう」

回想

ハルヒ「ん！」

キョン「なんだ急に」

ハルヒ「おにぎりよ！私が握ったの！」

キョン「そうかい」

ハルヒ「食べなさい！」

キョン「…変なもんでも入ってるんじゃないだろうな」

ハルヒ「何も入ってないわよ！いいから食べなさい！」

ハルヒ「早く食べなさい！今すぐ食べなさい！」

キョン「わかったよ、ったく」もぐもぐ

ハルヒ「たｗｗｗｗべｗｗｗｗたｗｗｗｗｗｗｗ」

キョン「？」

ハルヒ「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ハルヒ「ｗｗｗｗｗｗｗあっｗｗｗ私古泉くんに用があるんだった！そんじゃ！」ｶﾞﾁｬｯﾊﾞﾀﾝ

キョン「…何なんだったんだ一体」もぐもぐ

回想終わり

キョン「つまりあのとき食わされたおにぎりってのは…」

長門「そう」

長門「涼宮ハルヒの膣で握ったおにぎり」

キョン「お、お、」

　　　　　　　　　　　　　　 ,, -―-、
　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ヽ
　　　　　　　／￣￣／　　／i⌒ヽ､|　　　　オエーー！！！！

　　　　　　/　　（゜）/　　 ／　/
　　　　　/　　　　 ト､.,../　,ー-､
　　　　=彳　　　　　 ＼＼‘ﾟ。､｀ ヽ。、ｏ
　　　　/ 　 　　　　　　　＼＼ﾟ。､。、ｏ
　　　/　　　　　　　　　/⌒ ヽ ヽU　　ｏ

　　 /　　　　　　　　　│　　　`ヽU　∴ｌ
　　│　　　　　　　　　│　　　　　U　：l　　←キョン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|：!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｕ

キョン「なんてもんを食わせやがるんだチクショウ！」

長門「今すぐ病院で精密検査を行うべき」

キョン「そ、そうだな！そうしないと」

長門「嘔吐や下痢の症状が出てからでは遅い」

キョン「毎年命を落とす人だっているしな！ありがとう長門！お前のお陰で助かったぜ！」

長門「……」

学校を早退して直ぐに病院へ向かい検査を行った結果案の定陽性反応が出た

ハルヒへの復讐を心に誓ったキョンはその日はもう処方された薬を飲み温かくして寝ることにした

古泉「これはこれは長門さん」

長門「……」

古泉「どうされたんですか？」

長門「彼が早退した」

古泉「なるほど、それでこうして彼を見送っていたと」

長門「古泉一樹」

長門「どうしてもあなたに伝えておかないといけないことがある」

古泉「と言いますと？」

長門「涼宮ハルヒの肛門からノロウイルスが検出された」

古泉「！！！」

長門「とても危険な状況」

古泉「そ、それはいけません！すぐに病院へ行かなくては！」

長門「……」ｺｸ

古泉「長門さんは涼宮さんを呼んで来てください！僕は車の手配を…」

長門「違う」

長門「病院に行くのはあなた」

古泉「僕ですか？どうして…」

長門「思い出して、昨日の昼休み」

古泉「昼休み…はっ！まさか！！」

回想

ハルヒ「はい！これ！」

古泉「何ですか？これ」

ハルヒ「沢庵よ！私が漬けたの！」

古泉「それは素晴らしい」

ハルヒ「食べてもいいわよ！」

古泉「いいんですか？」

ハルヒ「今すぐ食べてもいいわよ！とっとと食べてもいいわよ！」

古泉「ありがとうございます、ではさっそく」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

ハルヒ「たｗｗｗべｗｗｗｗｗｗたｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

古泉「すごく美味しいです！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

ハルヒ「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

古泉「もう一口いただいてもかまいませんか？」

ハルヒ「ｗｗｗｗｗｗへ？ｗｗｗもちろんいいわ！全部食べちゃって！」

古泉「あ

ハルヒ「そうだった！私みくるちゃんに用があるから！また放課後！」ｶﾞﾁｬｯﾊﾞﾀﾝ

回想終わり

古泉「つまりあのとき食べたたくあんは…」

長門「そう」

長門「涼宮ハルヒの肛門で漬けたたくあん」

古泉「お、お、おお」

　　　　　　　　　　　　　　 ,, -―-、
　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ヽ
　　　　　　　／￣￣／　　／i⌒ヽ､|　　　　オエーー！！！！

　　　　　　/　　（゜）/　　 ／　/
　　　　　/　　　　 ト､.,../　,ー-､
　　　　=彳　　　　　 ＼＼‘ﾟ。､｀ ヽ。、ｏ
　　　　/ 　 　　　　　　　＼＼ﾟ。､。、ｏ
　　　/　　　　　　　　　/⌒ ヽ ヽU　　ｏ

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　　│　　　　　　　　　│　　　　　U　：l　　←古泉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|：!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｕ

古泉「前々から少しおかしな人だとは思っていましたがこれは余りにも酷すぎます」

長門「そう」

古泉「…僕も早退することにします」

長門「そう」

古泉「朝比奈さんと…涼宮さんによろしく伝えておいてください」

古泉「長門さんも気をつけてくださいね」

古泉「ノロウイルスの多くは主に経口感染です」

古泉「手洗いうがいマスクの着用を心がけましょう」

長門「……」ｺｸﾝ

これからの涼宮さんへの対応は少し考えなければいけませんね

その日の夜、古泉一樹そう思いながら養命酒を一杯だけ飲み体を温めてから少し早めに床についた

長門「朝比奈みくる」

みくる「ひっ」

長門「待っていた」

みくる「ふえぇ…」

長門「あなたに伝えなければいけないことがある」

みくる「そ、それってもしかして涼宮さんについてのことじゃ…」

長門「そう」

みくる「！！」

長門「一度しか言わない、聞いて」

みくる「……」ごくり

長門「涼宮ハルヒの口内からノロウイルスが検出された」

みくる「へ」

長門「もはや手遅れ」

みくる「そんなぁ！」

長門「どうしようもない」

みくる「そ、そんなことはありませぇん！そうだ！今から病院に連れて行けばきっと…」

長門「涼宮ハルヒを病院に連れて行く必要はない」

長門「病院に行くのはあなた」

みくる「へ？」

長門「思い出して、昨日の昼休み何があったか」

みくる「昨日のお昼休みですかぁ？…あっ！」

長門「そう」

回想

ハルヒ「へいお待ち！」

みくる「ふえぇ！？」

ハルヒ「飲まないと殺すわよ！」

みくる「な、何なんですかこれ…」

ハルヒ「ミックスジュースよ！私が作ったの！」

みくる「へ～すごいですぅ」

ハルヒ「今すぐ飲まないと殺すわよ！直ちに飲まないと殺すわよ！」

みくる「じゃあちょっとだけ…」ごくごく

ハルヒ「のｗｗｗｗｗんｗｗｗｗｗｗだｗｗｗｗｗｗｗｗ」

みくる「ひぃ～んちょっぴり苦いですぅ」

ハルヒ「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

みくる「何が入ってるんですか？」

ハルヒ「ｗｗｗｗｗｗんぁ？ｗｗｗｗそうね…ゴーヤと…ゴーヤとかよ！」

みくる「だから苦味があ

ハルヒ「野菜もたっぷり食べ…入れてみたわ！みくるちゃんには健康でいて欲しいもの！」

みくる「あ

ハルヒ「んじゃ！そろそろ授業始まるから！」ｶﾞﾁｬｯﾊﾞﾀﾝ

回想終わり

みくる「つまりあのとき飲んだミックスジュースは…」

長門「そう」

長門「あれは涼宮ハルヒの吐瀉物」

みくる「お、ぉお、おおお」

　　　　　　　　　　　　　　 ,, -―-、　　　　思い出し笑い　　
　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ヽ　　　
　　　　　　　／￣￣／　　／i⌒ヽ､|　　　　
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　　　　　/　///　 ト､.,../　,ー-､　　　　　 　
　　　　=彳　　　　　 ＼＼　　　ヽ、　
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　　　/　　　　　　　　　/⌒ ヽ ヽ　 ヽ
　　 /　　　　　　　　　│　　　`ヽｌ＿ヽ　←みくる
　　│　　　　　　　　　│　　　　　

みくる「そんなわけないじゃないですか！」

長門「ある」

みくる「涼宮さんは私のためにジュースを作ってくれたんです！」

長門「違う」

みくる「私のためを想って…そう考えるとにやにやが止まりません」えへへ

長門「あれは吐瀉物」

みくる「長門さんのあんぽんたん！涼宮さんはそんなことをする人じゃありませ～ん！」

長門「信じて」

みくる「もう知りません！しばらく話かけないでください！」

長門「病院…」

みくる「～♪」

朝比奈みくるは長門有希の忠告に聞く耳も持たず教室に戻った

この日夜から数日の間、彼女は激しい嘔吐と下痢に苦しんだ

長門「ということがあった」

朝倉「ふ～ん、そんなことがねぇ」

長門「そう」

朝倉「で、長門さんは大丈夫なの？」

長門「？」

朝倉「だってほら、前に弁当忘れたときキョンくんがおにぎりを半分くれたって」

長門「」

長門は入院した

バイオテロ編 完

数日前

長門の病室

キョン「今日集まってもらったのは他でもない」

古泉「先日の涼宮さんの件についてですね？」

長門「彼女には報復が必要」

キョン「そこでひとつ俺に作戦があるんだがー」

キョン「ーというわけだ」

古泉「なるほど実に素晴らしい」

長門「名案」

キョン「よし！じゃあこれでいこう！」

古泉「朝比奈さんには僕から伝えておきましょう」

キョン「実行は長門が退院してからな！それまで全員しっかり準備しておくこと！」

古泉「了解です！」

長門「……」ｺｸ

そして作戦決行当日

ハルヒ「誰よ！今日は弁当いらないっつったの！」

国木田「どうしたんだろ」

谷口「弁当忘れたみたいだな」

ハルヒ「きいー！ムカつく！」

キョン（くっくっく…こうも上手くいくとはな、さて）

キョン「お、もしかして弁当忘れたのか？」

ハルヒ「なんであんたはちゃっかり持って来てんのよ！殺すわよ！」

キョン「ぐっ…(我慢我慢)」

キョン「仕方ないな…俺のをやる」

ハルヒ「当然でしょ！で、あんたの弁当何？」

キョン「見て驚くなよ！ほれ！」ﾊﾟｶｯ

ハルヒ「こ、これは…まさか！」

キョン「そう…そのまさかだ！」

ハルヒ「！！！」

キョン「みんなの大好物…カレーライスだ！！！！」

回想

キョン「まずはハルヒに俺達と同じ、いや俺達以上の目に合ってもらう」

古泉「というのは？」

キョン「俺達がどんなものを食わされたかは覚えているよな？」

長門「……」ｺｸ

キョン「それでハルヒにはこいつを食わせることにした」

古泉「何ですかこれ」

キョン「これはな、朝比奈さんのうんこだ！！」

古泉「でしょうね」

キョン「ノロウイルスたっぷりのな！」

長門「知っている」

キョン「さっきこの袋に直接出してもらってきた」

古泉「待ってください」

キョン「こいつをカレーに混ぜてだな」

古泉「さっきの話を詳しく聞かせていただけませんか」

キョン「調理は長門に頼もう」

古泉「あの」

キョン「バレない程度にしろよ」

古泉「ちょっと」

回想終わり

キョン「どうだ！美味そうだろ！全部食っていいぞ！」

ハルヒ「嫌よ！いらない！」

キョン「！！」

ハルヒ「カレーは昨日食べたっつの！」

キョン「そんな！」

ハルヒ「それにそこ！」

キョン「ん？」

ハルヒ「カレーのところにちょっと指入ってる」

キョン「おっとこれは失礼」ﾍﾟﾛ

キョン「う～ん辛口…はっ！しまった！」

ハルヒ「うわ…」

キョン「お、お、お、お」

　　　　　　　　　　　　　　 ,, -―-、
　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ヽ
　　　　　　　／￣￣／　　／i⌒ヽ､|　　　　オエーー！！！！

　　　　　　/　　（゜）/　　 ／　/
　　　　　/　　　　 ト､.,../　,ー-､
　　　　=彳　　　　　 ＼＼‘ﾟ。､｀ ヽ。、ｏ
　　　　/ 　 　　　　　　　＼＼ﾟ。､。、ｏ
　　　/　　　　　　　　　/⌒ ヽ ヽU　　ｏ

　　 /　　　　　　　　　│　　　`ヽU　∴ｌ
　　│　　　　　　　　　│　　　　　U　：l　　←キョン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|：!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｕ

ハルヒ「ど、どうしたのよ急に！」

キョン「オエー！オエー！」

ハルヒ「もー！なんなのよこれ！」



長門「彼からのサインを確認」

古泉「僕たちの出番のようですね」

みくる「行きましょう！」

長門「……」ｺｸﾝ

回想

キョン「まずは古泉、お前の力で当日弁当持ってこなくていいというデマを流しておいてくれ」

古泉「了解しました」

キョン「ハルヒだけが勘違いするようにな」

キョン「長門はその日うんこ入りカレーを持参、朝のうちに俺に渡してくれ」

古泉「なるほど、弁当を忘れた涼宮さんはきっとあなたの弁当に目をつける」

キョン「するとどうなる？」

長門「お腹を空かせた涼宮ハルヒは疑うことなく朝比奈みくるのうんこ入りカレーを食べることになる」

キョン「そう！ノロウイルスがたっぷり繁殖したやつをな！」

古泉「なるほど！これで涼宮さんも

キョン「まぁ待て、まだ終わりじゃない」
古泉「？」

キョン「次に飲ませるのはこいつだ！」

古泉「こ、これは…まさか…！」

キョン「その通り！朝比奈さんのおしっこだ！」

回想終わり

古泉「これはこれは涼宮さん」

みくる「き、奇遇ですぅ」

ハルヒ「ここ私の教室なんだけど」

長門「」

長門「…そう」

ハルヒ「そうだけど…何？何か用？」

みくる「そ、それがその」

古泉「の、飲み物を買いに向かう途中偶然会いまして」

ハルヒ「ふ～ん」

みくる「そ、そうだ！喉渇いてませんか！？」

ハルヒ「私が？なんで？」

みくる「だってほら、カレー食べたんですよね？さっき」

ハルヒ「…食べてないんだけど」

３人「！！！」

ハルヒ「なんで私が弁当を忘れたって知ってるの？」

みくる「それは…」

ハルヒ「しかもキョンの弁当を貰おうとしたって」

みくる「その…」

ハルヒ「あやしい」じー

みくる「はわわわわ…」

ハルヒ「…まぁいいわ！何？おごってくれるの？じゃあ遠慮なく！」

古泉「僕が買ってきましょう！二人はここで待っていてください！」

ハルヒ「悪いわね古泉くん！私炭酸なら何でもいいから！」

回想

古泉「でもこれをどうやって彼女に飲ませるんですか？」

長門「鈍感な涼宮ハルヒでもさすがに異変に気付くはず」

キョン「そこも大丈夫、考えてあるさ」

キョン「簡単な話、何かを飲みたい…飲まざるを得ない状況を作っちまえばいいのさ」

古泉「詳しく聞かせてください」

キョン「カレーを辛口にするんだ」

古泉「……」

キョン「カレーを辛口にするんだ」

古泉「……」

キョン「カレーを辛口にするんだ」

古泉「…それで？」

キョン「…ハルヒが良い感じにカレーを食べ始めたら俺がサインを出すからそれを見て突入してくれ」

キョン「サインはそうだな…分かりやすく白目を剥いてジタバタしだすっていうのはどうだ？」

回想終わり

古泉「あの時彼は確実にサインを出していたはず」

古泉「どうして涼宮さんはカレーを食べていなかったのでしょう」

古泉「しかし結果オーライです」

古泉「なぜか今もサインを出し続けている彼は心配ですが」

古泉「作戦通り彼女に飲ませることが出来ます！」

古泉「この…今朝早く登校して自販機の裏に隠しておいた朝比奈さんのおしっこを！」

古泉「これをこうして自販機用の紙コップに入れて」ﾁｮﾛﾁｮﾛ

古泉「おっと、入れすぎましたね」

古泉「もったいないもったいない」ｽﾞｽﾞｽﾞ

古泉「う～ん苦味が強過ぎ…はっ！しまった！」

古泉「お、お、おお」

　　　　　　　　　　　　　　 ,, -―-、　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ヽ　　　おいちい
　　　　　　　／￣￣／　　／i⌒ヽ､|　　　　
　　　　　　/　　⌒/　　 ／　/　　 　　　　　　　
　　　　　/　///　 ト､.,../　,ー-､　　　　　 　
　　　　=彳　　　　　 ＼＼　　　ヽ、　
　　　　/ 　 　　　　　　　＼＼、　ヽ
　　　/　　　　　　　　　/⌒ ヽ ヽ　 ヽ
　　 /　　　　　　　　　│　　　`ヽｌ＿ヽ　←古泉
　　│　　　　　　　　　│　　　　　

一方その頃

ハルヒ「おっそい！何やってんのよ！」

ハルヒ「有希！ちょっと古泉くんの様子を見てきて！」

長門「……」ｺｸﾝ

みくる「ふえぇ」ぐ～

ハルヒ「今みくるちゃんお腹なったわよね？」

みくる「は、恥ずかしいですぅ」

ハルヒ「お昼食べてないの？そこのカレーで良かったらあげるけど」

みくる「いいんですか？わぁ～！」

ハルヒ「全部食べてもいいわよ、私は昨日食べたからいらないし」

みくる「実はすっごくもぐもぐお腹ぱくぱく空いてたんですぅごっくん！」

ハルヒ「そう！良かったじゃない！」

みくる「はい！」にっこり

ハルヒ「……ｗｗｗ」ぐぅ～

１週間後

キョン「古泉や朝比奈さんの容態はどうだ」

長門「古泉一樹は順調に回復している」

キョン「そうか」

長門「朝比奈みくるは現在も面会謝絶」

キョン「……」

長門「補助器具なしでは自ら呼吸することも困難な状況」

キョン「…そうか」

長門「そしてあなたにどうしても伝えなくてはいけないことがある」

キョン「言ってくれ」

長門「涼宮ハルヒの体中のどの部分からもノロウイルスは検出されなかった」

キョン「……そうか」

こうして彼らの復讐は失敗に終わった