若葉「ほらほら~見てください。今日はオトナの装いで、スーツなんですよ~。見違えちゃったんじゃないですか~?」
P「……」
若葉「お、お姉さんの魅力、で、出ちゃって……ま、ますよね~?」
P「……」
若葉(Pさんのこの沈黙……ど、ど、ど、ど、どう思ってるんでしょうか~)
P「……」
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若葉「あ、あの~……」
ダッ!
若葉「えっ!?」
バッ!
若葉「えええ、Pさん!?」
若葉(Pさんが、わ、私の膝に~?)
P「う、ううっ……うううっ……」ボロボロボロ
若葉(な、泣いてる!? Pさんが私の膝に顔を埋めて~!?)
P「うううううう」ボロボロボロボロボロボロボロボロ
若葉「???」
P「わ、若葉さん……」ボロボロボロボロ
若葉「ハッ!」
若葉(もしかして、ついに私のオトナの魅力にPさんも気づいて、バブみを感じて……?)
これは期待
P「若葉さぁ~ん」ボロボロボロボロボロボロボロボロ
若葉(オギャってるのね~。そうなんだわ~////)
若葉「よ、よーしよーし。いいこいいこ」ナデナデ
P「若葉さん……」グスッ
若葉(Pさん、私をついにオトナの女として……オトナのお姉さんとしてみてくれてるのね~)
若葉「どうしたの? Pさ……Pくん」ナデナデ
P「ぼ、僕だって……僕だって一生懸命やってるのに……みんなが……みんなが……」グスグス
若葉「うんうん」ナデナデ
P「僕だって毎日おそくなってもがんばって……」
若葉「そうよね。そうよね~」ナデナデ
P「徹夜だってしたりしてるのに……」
若葉「えらいわね~」ナデナデ
P「それなのに……それなのに……」
若葉「よしよし~」ナデナデ
P「今日だって……」
若葉「どうしたの~?」ナデナデ
P「あのテレビ局のディレクターのやつ、僕の天才的な企画を……『バカじゃねえの』って……」ウウッ
若葉「あらあら、そうなの?」ナデナデ
P「あんなコネだけで入社して、運だけで出世したようなやつに、なにがわかるってんだよ!」グスグス
若葉「うんうん。そうよね~」ナデナデ
P「ぜったい、僕の方が優秀なのに! ね!! 若葉お姉さんも、そう思うよね!!!」
P「若葉お姉さん……若葉お姉さん……若葉お姉さん……」
※日下部若葉さんによる脳内エコー
若葉(わ、若葉お姉さん……////)ジーン
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日下部若葉(20)
若葉「もちろんよ~。P君の方が、優秀に決まってるわよ~」ナデナデナデナデナデナデ
P「だよね!? そうだよね!?」
若葉「もちろんよ~」ナデナデ
P「くそう……あの無能ディレクターのやろう……」
若葉「うんうん」ナデナデ
P「思い知らせてやる」キラーン
若葉「えっ?」
P「あいつに、思い知らせてやるんだ」
若葉「えっ!?」
P「この僕をバカにしたことを、後悔させてやる……」
若葉「えっ!? えっ!?」
P「……あの世でな!」
若葉「えっ!? えっ!? えっ!?」
P「絶対に許さない」
若葉「あ、あの~。あのねPくん」
P「大丈夫だよ、若葉お姉さん」
若葉「え?」
P「証拠を残したりしないからさ」
おいおいおい
若葉「そうじゃなくて! あ、そ、そうじゃなくてね」アセアセ
P「それから……あいつ……」
若葉「あ、あのね。あのね、Pくん聞いて~……」
P「ウチの常務……」
若葉「え?」
MJなの?
P「あいつも僕のことを無能呼ばわりしやがって……」
若葉「そ、そそそ、そうなの~?」オドオド
P「あいつも一緒に……ククク」キラーン
若葉「あ、あのね。Pくん聞いて」
P「ね。若葉さんだって思うよね。僕が正しい、って」
若葉「ど、どうかな~? どうなのかな~?」オドオド
P「若葉お姉さんは,僕の味方だよね!?」
P「若葉お姉さん……若葉お姉さん……若葉お姉さん……」
※日下部若葉さんによる脳内エコー
若葉(わ、若葉お姉さん……////)ジーン
若葉「いやいやいや! 感激してる場合じゃないわよ~!」
P「若葉お姉さんだけは、僕の味方だよね!? ね!?」
若葉「そ、そう……というか……そうなんだけど~だけど~……」
P「若葉お姉さんは、僕の母となるべき存在なんだよね!?」
若葉「そうよ~!!! あ、えっとその……」
P「もうちゃんと、完璧に計画もたててるんだ!」
若葉「そ、そうなの……?」
P「明日のロケで、2人まとめて……」
若葉「そ、それはやめた方が~その~……」
P「え?」
若葉「やめた方がいいと思うんだけど~」
P「それは駄目だよ。もう計画は進行してるんだし」
若葉「そ、そうなの~!?」
P「うん」
若葉「で、でも。Pくん犯罪者になっちゃうのよ~?」
P「あ」
若葉「?」
P「あはは」
若葉「Pくん?」
P「あははははは。あはははははは。あはははははははははははは!!!」
若葉「あ、あの……Pくん?」
P「いやだなあ、若葉お姉さん」
若葉「え?」
P「今、若葉お姉さん僕の話を聞いたんでしょ?」
若葉「え……ええ……」
P「若葉お姉さん、もう共犯なんだよ?」
若葉「えええ~~~!?!?!?」
P「もう聞いちゃったんだから、若葉お姉さんは僕と一蓮托生だよ?」
若葉「そ、そそそ、そんなあ~!!!」
P「じゃあ僕、行くね」
若葉「え? あ、あああ、あの……Pく……Pさん! ま、待ってえ~!!!」
千川ちひろ「フンフフ~ン♪ あれ? どうしたんですか? プロデューサーさん」
P「あ、ちひろさん。いや、若葉さんがまたお姉さんアピールをしてきたので、ちょっとからかってまして」
ちひろ「またですか? あまり若葉ちゃんをいじめちゃダメですよ?」
P「わかってはいるんですが、慌ててる若葉さんが可愛くて……」
ちひろ「はいはい。ちゃんと後で謝ってあげてくださいね」
若葉「Pさぁ~ん! 私、お姉さんじゃなくていいですから~!! 考え直して管さぁ~~~いいい~~~!!!」
お わ り
以上で終わりです。
おつき合いいただきまして、ありがとうございました。
サイコなPかと思ったがほっとした
乙
おつ
乙
果たして本当に冗談だったのだろうか…
もっと若葉お姉さんSSは笛ふべきですね
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