―回想

―鎮守府屋上

若葉「焦るな、お姉さん」

瑞鳳「あなた何か刑事（デカ）臭いのよね」ﾁｬｷｯ

若葉「ん？被害妄想か、づほさんよぉ」

瑞鳳「鎮守府警察の雷を知ってますぅ？」

若葉「うむ、すれちがったこと位はあるかもな」

瑞鳳「じゃあロープを切ってもらいますか！」

若葉「どういう意味だ、取引があるから来たんだが」

雷「んー！んんー！」ﾌﾟﾗｰﾝ

若葉「そうか、鉈を貸せ」

若葉「この高さから落ちたら下の憲兵達がどう反応するか知ったことではないがな」

雷「んんー！？」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

若葉「フンっ！フンっ！」ﾊﾞｨﾝ ﾊﾞｨﾝ

雷「んんんー！んんー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

若葉「ん？なんだこのなまくらは」

若葉「バカバカしい、帰る」ｸﾙｯ

瑞鳳「あれ？ちょっと疑いすぎたかな？」

若葉「何か言うことは？」

瑞鳳「あー、つまり、ごめんね！」

瑞鳳「一個5万円の卵焼き（意味深）よ」ﾄﾞｻｯ

若葉「値打ちはこっちで調べる、電！」

電「ブツの性能テストをさせてもらうのです」ｶﾁｬｶﾁｬ

電「問題・・・ないのです」

瑞鳳「いいかもね！さぁ、金を見せてもらおうかな！」

若葉「いつでも支払い可能だ」ﾊﾞｻｯ

瑞鳳「んんーっ・・・？偽札じゃないのぉ！」

電「500万円の札をそろえるのは大変なのです」

電「角川銀行へ行って、まず固い椅子で半日待たなくてはならないのです」

若葉「冷たい扱い、そして大量の書類の作成」

電「しかも、金の通し番号を控えるのに3日はかかるのです」

若葉「そういう事情だ、あきらめろ」

電「ついでに、あなたを逮捕するのです」

瑞鳳「んぅっ･･･邪魔っ！」ﾊﾞｷｯ

若葉「この瞬間を待っていた///」ｸﾞﾌｯ

電「手を上げるのです、魚雷装填です」ｼﾞｬｷｯ

瑞鳳「やられちゃったぁ」

電「瑞鳳の奴もひどいことをするのです」ﾋﾞﾘｨｯ

雷「いたた！もっと丁寧にはがしなさいよ！」ﾋﾘﾋﾘ

電「そんなことより屑、さっさとあのロープ切りのタネを教えるのです」

若葉「ひどいぞ！だが・・・悪くない///」

若葉「あの縄は水平方向の力には弱いが垂直方向の力には強い」

若葉「だから垂直なら鉈を振るっても大丈夫だ・・・フンっ」ｽﾊﾟｯ

若葉・電「ん？」

雷「このバカー！冗談じゃないわ！」ﾄﾞｶｯ ﾊﾞｷｯ

若葉「すまない、次からは気をつける」ﾊｧﾊｧ

雷「次なんてないわー！」

―若葉の部屋

瑞鳳「瑞鳳、黙秘しちゃいます！」

電「は？」

瑞鳳「私は吐かないですぅ！絶対にあきらめないんだから！」

若葉「安心しろ、今なら刑期を短くしてやれる」

瑞鳳「組織を守れるなら私はどうなっても構わないのぉ！」

電「これはお仕置きが必要なのです」ﾁﾗｯ

若葉「いつでも出撃可能だ」ｼｭﾙｯ

瑞鳳「ふぁぁぁ///なんで脱いでるのかなぁ？」

若葉「この体はご主人様だけのものなのだがな」

電「電をご主人様よばわりとは、とんだマゾ駆逐艦なのです」

若葉「すまない、本当は手荒なことはしたくないんだ」ｸﾁｭｸﾁｭ

瑞鳳「私は艦娘を捨てた身なのぉ！辱めなんか通用しないん・・・だから・・・！」ﾋﾞｸﾝｯ

―回想終わり

―若葉の部屋

若葉「事件の影にやっぱり矢矧」

矢矧「ふふっ、いい推理ね、嫌いじゃないわ」

電「あなたが事件を裏で動かしているとタレこみがあったのです」

矢矧「その程度、証拠のうちにも入らないけど？」

電「いつもいつも、食えない艦娘なのです」ｷﾞﾘｯ

矢矧「さて、今日はどんな戦略をたてるの？」ﾆﾔﾆﾔ

若葉「くっそぉ・・・今回も吐く気はないのか」

矢矧「こういうのには慣れているわ」

電「重罪を犯した艦娘も、出来れば（意味深）助けたいのです・・・」

矢矧「数回の取り調べで私が吐くわけないじゃない」ﾔﾚﾔﾚ

矢矧「私を吐かせたいなら、魚雷5、6本くらい撃ち込まないと・・・駄目よ！」

電「そう言っていられるのも今のうちなのです」

電「証拠はないけど、自白が欲しいって・・・おかしいですか？」ﾁﾗｯ

若葉「また、この手を汚せと言うのか・・・」ｼｭﾙｯ

矢矧「ええっと、どうして脱いでるのかしら」

若葉「ずいぶんといやらしい連装砲だな」ｼｭｯｼｭｯ

矢矧「連装砲おおおおぉぉぉぉしゅごすぎるよおぉぉぉお」ﾋﾞｸｯﾋﾞｸｯ

若葉「自白しないなら、放置も悪くない」ｽｯ

矢矧「きもちいすぎてジハクしちゃうぅっジハクっじはぁんぐっ゛つっっ！」

矢矧「やはぎを魚雷でいじめてくらしゃひっごしごししてほぢぃのぉおおぉぉー」

若葉「ん？刑事におねだりとはな･･･!」ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ

矢矧「イグイグいっちゃうやはぎイグ連装砲も魚雷もあへえぇぇぇええぇぇ」ｱﾍｯ

艦