このスレは、誰かが書いたタイトルからSSを書くスレです。
(例:タイトル「○○○○」)
誰がタイトルを投下しても、SSを書いてもOKです。
たった一文のあらすじ程度のものでも、数レスにわたる短編SSのようなものでも、何でもお書きください。書ける内容に制限はありません。
ただし、板のローカルルールに則って、R-18内容を含むものを書くことはタイトル・SS共にご遠慮ください。
他の人とタイトルが被ってしまっても大丈夫です。気軽に書き込みましょう。
前スレ↓
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part3
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434821243/)
(前スレ>>1改変)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466176172
地面がなくなった
タイトル「どうしてもあきらめきれない」
俺「……」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
俺「…!!」
スマホ「SRキタヨー」
スマホ「フェイフェ」
俺「……」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
俺「…!!」
スマホ「SRキタヨー」
スマホ「フーン」
俺「……」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
俺「…!!」
スマホ「SRキタヨー」
スマホ「ハハノ」
俺「……」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
俺「…!!」
スマホ「SRキタヨー」
スマホ「サイキ」
俺「……」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
俺「…!!」
スマホ「コインタリナイヨー」
スマホ「カードトマッテルヨー」
俺「……」
俺「……」ガクガクブルブル
緑の事務員「金で命を買うことは出来ない。だが命を金に変えることは出来る」
俺「……」
俺「……」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
俺「…!!」
スマホ「SRキタヨー」
スマホ「トラーイ!!!!!!!!!」
俺「……」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
鬼!悪魔!ちh… アッー!!
タイトル「死人は呪う、生者は祝う、ならば不死者は?」
タイトル「同じ日々」
タイトル「ちっひーず」
タイトル「森の中で熊さんに出会ったらどうする?俺は逃げる」
タイトル『女神「お願いです! 今代の魔王になって下さい??(泣)」欠損ホームレス(女)「誰がそんなハズレ職になるか??」』
タイトル「最後の一歩」
「絶望的な希望」
タイトル「主砲51口径80cm6連装砲50基、その他諸々、同型艦13隻、それは正に最強最大の戦艦群」
タイトル「自由研究 ドラゴンの観察」
タイトル「自称神と通称天使」
タイトル「変化する腕時計」
タイトル『中二病が世界を救った』
タイトル「TRAVELING!!!」
>>7
「同じ日々」
とある夏休みの1日、少年は自分の時間がループしていることに気づいた
テレビ番組、道行く人々、道路を通るトラック
毎日同じだった
ある日少年がいつも行かない道を歩くと謎の少女と邂逅する
最初はどうでも良かったものの、翌日同じ場所に行くと少女はいない
同じだと思っていた少年の日々で、その少女だけ違う日々を送っていた
後は分からないですごめんなさい
タイトル「その日世界から魔王が消えた」
タイトル「当サークルにあなたの居場所はありません」
タイトル 主人公「安価とコンマとサイコロで超絶技巧のアイテムクラフターを目指す!」
タイトル 桂木桂馬「君と彼女と彼女の恋?」
>>20
「その日世界から魔王が消えた」
とある日、世界から魔王が忽然と姿を消した
魔族の統帥権を持っていた魔王が消え揺れる魔族
魔王の強大な魔翌力が消えたことに不信感を抱く勇者一行
そして両者は対峙した
後は分からないですごめんなさい
タイトル「後は分からないですごめんなさい」
>>25
「後は分からないですごめんなさい」
某スレッドに突如現れたあらすじ書き
タイトルのみ書いていく無能で傲慢な住人に対し淡々と即興であらすじを書く聖人君子で闊達自在で磊磊落落なあらすじ書き
必ず最後には「後は分からないですごめんなさい」と認める
そんな彼、彼女に対し訳も分からず苛立ちを募らせる無能住人たち
一体無能住人たちの知能はどこまで落ちていくのか
後は分からないですごめんなさい
しっかり返されてて草
タイトル「さくらもちの奇跡」
>>25 タイトル「後は分からないですごめんなさい」
『後は分からないですごめんなさい』
彼はか細い声でそう言った。
ひ弱そうに、同情心を湧かせるように、まるで弱った子羊のように。
「……もう一回言って?」
私は問い返す。
分からないとは何事か。
分からないのではなく、やる気がないのではないか。
言外にそういった意味を棘として含んだ言葉、その本意が彼に届いたのかどうかは分からないが。
『……ごめんなさい、後は分からないです』
――そういう意味ではない。鸚鵡返しをされても困るだけである。
そういった視線を受けても、それでも彼は分からないの一点張りである。
私は少しだけいらついた気持ちを抑えつつ、しかしどうにも我慢しきれず、少しだけ刺々しく――今度はその敵意を表に小さくちらつかせて言った。
「……そう。なら、いいわ。帰っていいわよ」
諦めにも似た言葉を吐き捨てるように言う。
彼は私に背を向けて、とぼとぼと向こうへと歩いてゆく。
私はため息をついて、彼の書いた『あらすじ』を読み返した。
最後にはやはり、『後は分からないですごめんなさい』との言葉。
後の展開を思いつかない、といった旨のものである。
もちろん、それも良い。表現技法の一種であることには違いない。
しかし、その手法に関わらず、どのような手法だとしても、多用すれば必ずくどくなる。
それを彼が理解しているのかどうかは分からない。
それでも彼は、こうしてその文言を最後に入れるのだ。
彼が振り返ろうとした瞬間、その顔が嘲るように小さく歪んで見えたのは、きっと気のせいではないのだろう。
私はなぜか無性に苛立って、彼の書いた『あらすじ』を地面に投げ捨てた。
了
タイトル「ここは怖いインターネッツ」
タイトル「碧の地、蒼の海、紅の空」
>>
「最後の一歩」
中学の体育祭で一番の花形である男女混合リレー
アンカーの彼は県内でも抜群の速さを誇る陸上部員
そのリレーもその速さを見せつけ1位を獲るはずだった
彼は目の前に張られた白線を見ていた
最後の一歩を残して彼はそこに立ち止まっていた
後ろの選手が彼を尻目に次次とゴールするも、彼の足は動かなかった
何故彼は最後の一歩を残してゴールをしなかったのか
私は調査を開始した
後は分からないですごめんなさい
>>31
「碧の地、蒼の海、紅の空」
わたしの島には、1日に1度1時間だけ空が紅くなる時間があります
段々紅くなっていくんじゃなくて、いきなり、パッと紅くなるんです
空が紅くなったら、すぐにお家に帰らないといけません
お父さんとお母さんからいつもそう言われています
ある紅い空の時、わたしはお母さんから貰った大事なネックレスを落としたことに気づきました
外にでてはいけないことは分かっています
でも、わたしは外へ探しにいきました
後は分からないですごめんなさい
タイトル「我らまだまだ未熟な漢」
タイトル『メルヘンブラッド』
タイトル「スーパークリエイティブチーフエグゼクティブプロデューサー」
タイトル「ツイーター」
タイトル「五谷瑠花、今出小」
タイトル「悠久へ到る彼女、刹那に墜ちる俺」
タイトル「座敷わろし」
タイトル「最後の取手」
タイトル「銀色のサルと金リンゴ」
>>40
タイトル「座敷わろし」
TV『イヤソレオジヤヤナクテオヤジヤロー』
座敷わらし「ぷっ…ふふ、くふふふふふ」プルプル
少年「……」
座敷わらし「くふ、うぷぷぷぷぷ…!」
少年「……あのさ、一応聞くけど何でそんなに笑ってんの?」
座敷わらし「だ、だってこの芸人さんたちの漫才が面白くて…うひぇひぇひひ…!」
少年「そ、そう……? 俺はだだスベリしてるように見えるんだけど、お客さん笑ってないし」
座敷わらし「うひひひひ……あっははは!」ケラケラ
少年(聞いてないし)
座敷わらし「あー面白かったぁ……ブフっ!?」ガタッ
少年「今度はなにさ?」
座敷わらし「だっ、だって男さんのオデコ…!!ど、ど真ん中にニキビ出来てるじゃないですかー!あはは!!」キャッキャ
少年「……君が俺の家に来てから結構経つけど、未だに君の笑いのツボが理解できないよ」
座敷わらし「うぃひひひひ!ちょっ、こっち見ないでー!」ゴロゴロ
少年「腹抱えて笑うことすか?」
座敷わらし「は、はぁ…はぁー、今年一年分笑ったような気がします…!!」
少年「ソレハヨカッタネー」
少年(……この子、本当に座敷わらしなんだろうか?)
少年(小柄で着物着ていておかっぱ、見てくれは確かにそうなんだけど……ちょっと笑いの沸点低すぎるような……)ウーン
少年(でも家族で視れるの俺だけだしなぁ……やっぱり本物なのか)
座敷わらし「あー、面白かった……ふふ」クスリ
少年「……!」ドキッ
少年(ま、まぁ……幸せもちゃんと貰ってるから全然良いけどね、うん…!)///
座敷わらし「wwこのCMマwジwワロスwwwwww」
少年「いややっぱ草生やす座敷わらしは見たくねぇわ」
おわり
二人とも小学生ぐらいのイメージです
タイトル「乙」
タイトル「うん。かなり痛いな俺」
タイトル『仕方ねぇからロリコンになってやるよ!!』
タイトル「あかね色に染まらない」
タイトル「このバスは 如16系統 如月駅東口行きでございます」
タイトル「絶対にフラグを裏切らない」
タイトル「フラグクラッシャー山本」
タイトル「sageろカス」
>>51 sageろカス
幼女「みなさんこんにちは。幼女です」
幼女「幼女はすれっどを浮上させる不届き者を成敗するのがお仕事です。歩合制というやつです」
幼女「あ、あげてる人がいる!! これで今日はお給料がでます!」
幼女「えぇと……えす……えー……じー……いー……」
幼女「むふぅ。打てました……きいぼおどはあんまり覚えてないので大変です」
幼女「しかし幼女はお仕事しなければならないのです!ではくりっくで書き込みます!」
幼女「りろーどします……どきどき……」
≪sageろカス≫
幼女「むふぅう!かけてます! 幼女の打った下げろかすがすれっどにちゃんと書かれてますぅぅう!」
幼女「……………」
幼女「……かすって言われた人怒らないかな……怖くなってきました……でも仕事だし……」
幼女「な、なんかふぉろーすべきですかね!? そんなに怒ってないよとか……!」
幼女「うぁああでも関係ないことは書くなっていうお約束ですし……解雇食べていけなくなると困るしぃ……」
幼女「ごめんなさい、ごめんなさい! 聞こえてないと思うけど、お仕事なんです!許してくださいっ!!」
幼女「はぁ……私も「投下乙」を書くお仕事が良かったなぁ……」
幼女「でもきっとこのお仕事で結果を出せば移動もおーけーなはずです!」
幼女「そしたら先程かすと言ってしまった方に「投下乙」を打ってあげるのです!」
幼女「そうと決まれば張り切ってお仕事します!」
幼女「あ、浮上すれっど発見! えす、えー……じー……!」
タイトル「投下乙」
タイトル「おっさん乙」
>>53タイトル「投下乙」
――ここは≪投下乙組み立て工場≫
ベルトコンベアで流れてくる文字の中から『投下乙』を組み立てて検品し
質の良い投下乙をインターネットへと出すのが仕事である
男「あれ? この乙使えるこれ?」
男B「いや、これ無理じゃね?この乙の部分感謝のキモチ欠けてね?」
男「あぁ……もう組み立てちまった……」
男B「投下の文字も汚染されたから廃棄じゃね?」
男「くそめんどくせぇわぁ~」
男B「つかさぁ、さっきさ、眠くてミスったの流しちまったかも、マジやべー」
男「マジかよ、昼に先輩にドヤされるじゃん」
―――
――
―
先輩「オィ新入りよぉ!テメェらまた不良品流してんじゃねーよ」
男B「ハァーイ、マジサァセン。これから気を付けるッス。マジでマジで」
男「サーセンサーセン」
先輩「テメェらミス多すぎんだよ、クソ野郎共がよぉ! この前だってめちゃくちゃ冷てぇ投下乙が流れてきてたしよぉ!」
男B「あ~、人肌っスからね~、投下乙の基準は」
先輩「そーだよ! アイスみてぇに冷たいの流しやがって!今日は技下乙って流れてきたぞオイ!!」
男「あぁー……技下乙はやばいですね」
先輩「やばいじゃねぇだろ、テメェが組み立ててんだろ!」
男「サッセン」
――ここは≪投下乙組み立て工場≫
ベルトコンベアで流れてくる文字の中から『投下乙』を組み立てて検品し
質の良い投下乙をインターネットへと出すのが仕事である
日々、社員達はお客様に温かい投下乙を届けるために奮闘している
これはその戦いのほんの一場面である……。
>>55
ワロタ乙
>>55
挍下己
タイトル「撃ち方始め」
タイトル「終わりの一歩」
タイトル「仰」
タイトル「IsoGO」
タイトル『ID加速中~まさにOinK~』
タイトル「少年よ大師を抱け」
タイトル「飛車よ歩け歩を飛ばせ」
タイトル『空よ鳴け、大地よ吠えろ、君よ翔べ』
タイトル「あいうえお かきくこけさし すせそたち」
タイトル『駄女神誰か「魔王」になって下さい!?(泣)』
タイトル『闇食みセラピスト』
タイトル「ポケモン碁」
男「復活の呪文…なんだっけなー。せっかく親父に貸してもらったってのに…」
女「…何回もプレイしたから呪文覚えてるし、そもそも使う事になることもないって言ってたじゃない」
男「十何年も触っていなかったゲームのことだし…。そもそも親父のだし…」
女「あっそ。…その呪文はメモとかとってたりしてないの?」
男「それはもちろんだけど……あ」
女「どうしたの?」
男「親父がまとめて渡してきた箱に入ってた。メモ」
女「そう、よかったね」
男「んー…『あいうえお かきくこけさし すせそたち』……………」
女「あれ、まだ入力しなきゃじゃないの?」
男「そうなんだけど…。メモがここで切れてんだよね」
女「『あいうえお かきくこけさし すせそたち』…確かにここまでだね」
男「そもそも違う用途の代物の可能性もあるからなー…」
女「だとしたら謎過ぎでしょ…」
男「そうなんだよなぁ…。はぁ……」
男([あいうえお かきくこけさし すせそたち]…男、心の句)
了
タイトル「宮長崎」
上条「ドーモ、イマジンブレイカーです」
もしくは
ニンジャスレイヤー「学園都市……?」
禁書×忍殺
前者の場合忍殺風に禁書ストーリーなぞる感じ
で、後者は普通にクロス。
ごめん誤爆した
タイトル「ごめん誤爆した」
タイトル「更新はありませんでした」
男はくつろいでいた。
男「あー暇だ、何か起きないかな…」
友「おう、男遊びに来たぞ。」
男「なんだ友か」
友「なんだとはなんだ、まあいい。今日隣のビルの爆破解体が行われるらしいぞ」
男「へーそれは面白そうだな見に行こう。」
その後、男の暮らしは一変することになる。
タイトル「スーパーマエダブラザーズ」
少年「オラオラここがいいんだろォォン!?」パンパンパン
大師「ぁあっ!やめてっ!解脱しちゃうっ!解脱しちゃうよぉっ!」パンパンパン
少年「オラッ!!中に出すぞコラァッ!!」ドビュルルルルルルルルルルルルルルルルル
大師「な、南無妙法蓮華経ぅぅぅぅぅぅ!!!!!」ビクンビクン
タイトル「スーパーコンビニエンスストア」
橘ありす「立花じゃないんですが……」
誤爆
タイトル「R-1」
タイトル「永遠孤独の狙撃手」
タイトル「極寒の地にて鬼と邂逅す」
タイトル「馬鹿と鋏と煙と薬」
タイトル「おらおらするな」
タイトル「猫だと思ってたらカジキマグロだった」
タイトル「ワールドトリガー×まどマギ」
タイトル「ややややややややややややややや」
タイトル「ワドルディ貸します」
>>8ちっひーず
緑色のアシスタント「Pさん!今なら水着姿のゆかりちゃんに『レッスン』出来るかもしれませんよ!」
やめてください
蛍光グリーンの美人「しかも有香ちゃんの『チアダンス』や凛ちゃん達の『蒼い思い』まで見られちゃうかもしれませんよ!」
もうゆるしてください
水着姿が眩しいお姉さん「彼女達がユッコちゃんの下に導いてくれますよ!」
もうおかねないです
千川ちひろ「ガチャ(希望)はすぐそこにあります!」
ちっひーず「「「「「「「「回しましょう!!!!!」」」」」」」」
タイトル「苦笑い」
タイトル「ああああは なまえを かえた」
タイトル「R-100」
タイトル「花火」
タイトル「下関vs門司」
タイトル「仕入は費用勘定です」
タイトル「黄金の季節、くすんだ思い出」
タイトル「女神のいたずら」
タイトル「COOL CORO」
タイトル「成層圏の眼」
タイトル「強気でニューゲーム」
タイトル「ざっとうぐらし!」
タイトル「止まらぬ屁」
タイトルaiueo700「ユーチューバーと殺し合い学園生活ゥ?」
タイトル「業者「魔王さーん、お届け物でーす」 魔王「は~い」」
遊佐「真央倒す」
タイトル「俺の艦娘がこんなに可愛いわけがない」
>>100 タイトル「女神のいたずら」
男「えー、皆さん、こんにちは」
男「私ね、この前占い師に見てもらったんですよ」
男「そうしたらね、アンタ、近いうちに女神のいたずらが降りかかるから気をつけな。って言われたんですよ」
男「ちょっと心躍りましたねぇ。女神のいたずらって、ちょっとイヤらしい気がしません?」
男「素敵な女性に出会って、そこからアハンウフンなことに、とか色々想像したんです」
男「でもね、全然そんな気配が無かったんですよ」
男「あの占い師ホラ吹きやがって!」
男「そう思いながらお酒を飲んでたんですね。そのときはね梅酒を飲んでいたんですよ、美味しいですよね梅酒」
男「で、急に口の中が変な味になったんです。でもね、ちょっと酔っていたこともあって飲み込んでしまいました」
男「それでね、ふと思ったんです。女神のいたずら、女神のいたずら……めがみ……」
男「あのときは、口の中がちょっとしょっぱかった気がするんですね」
男「しょっぱい水といえば塩水、塩水といえば海。ところで傷が腐って出てくるのも膿って言いますね?」
男「膿ってショッパイんですかねぇ。もしかしてあの時飲んでしまったのは……」
男「エッ、話を聞いていたら気持ちが悪くなってきた? 汚い話をするな?」
男「そりゃあ、悪うござんした。ごみんなさ~い」
タイトル「新入社員サンシャイン」
タイトル「車両運搬具減価償却累計額」
タイトル「スーパーマーケットマリオ」
タイトル「将来の夢も明日の生き方も価値は無いからさっさと[ピーーー]」
タイトル「惨劇売ります」
タイトル「法螺吹きの幻想」
タイトル「ククク…奴は四天王の中でも最強の存在」
タイトル「秘めたるものは」
タイトル「あから様」
>>107 タイトル「業者「魔王さーん、お届け物でーす」 魔王「は~い」」
業者「魔王さーん、お届け物でーす」
魔王「は~い!(魔界通販で頼んだのが届いたのかしら?)」トテトテ…ガチャ
業者「よっこらsex」ズシン!
魔王「キャッ!?……あら?(大きい……人ひとり入るくらい)」
業者「サインを」スッ
魔王「ああ、はい、…(魔界通販のじゃないわね、何かしら?)…………はい」サラサラ、スッ
業者「…どーも、ではでは」ガチャ、バタン
業者「………フフ」
魔王「差出人…aysuy…?」
魔王「知らないわねぇ…誰かし
『ドスッ!!』
らヴェエッ!?」
突如、魔王の体に激痛が走る
魔王「えぇ……ゲフッ………な…に?」チラ
口からたらりと血を流しながら下を見る
先程届いた荷物から剣の様な物が飛び出しており
魔王の体を貫いていた
魔王「ハァ………あっ……」
「パカッ」
魔王「!!」
突如、荷物の蓋が開き、中から一人の人間が現れた
勇者「よぉ」
魔王「っ!?」
王様「え?もう帰ってきたん?めっちゃ早ない?」パネェ
勇者が魔王を倒して帰って来たのは勇者が魔王退治の旅に出かけてから3日後の事だった
歴代勇者達の中でも最速という事で『最速の勇者』と崇められる様になった
ちなみに業者は勇者が送り込んだスパイである
完
タイトル『A-RE-CE【アリス】』
タイトル「紙の神様」
タイトル「大人買いブーム」
タイトル「グラハム数^グラハム数」
タイトル「伝説の勇者(株)」
タイトル「忙殺ポーズ」
タイトル「品川特青隊」
男「ぎゃあああああこんな殺人鬼がいる館にいて溜まるか!」
数分後
男「ぎゃあああああああ」
タイトル「GO TO KOBAN」
タイトル「君ぞ散るや鐡の國」
タイトル「紫の死と白の生」
タイトル「家庭ゴミ引き取ります」
タイトル「This is the Limited Express for Sengakuji(A-07).」
タイトル「過程ゴミ」
タイトル『幼女「フェー!」』
タイトル「今最高の奇跡に乗り込め」
タイトル『難攻不落のヘヴン・ガーディアン』
タイトル「米さ米酒さ飲ま飲まイェイ」
タイトル「究血鬼」
タイトル「100番煎じ」
タイトル「鍵括弧」
タイトル「以下、SS速報VIPにかわりまして名無しがお送りします」
タイトル「申請都会の一存」
タイトル「yOUtUBE」
タイトル「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz」
タイトル「価値観」
タイトル「(株)(有)(合)(名)(資)(社)(財)」
タイトル「The Last Shinkansen」
タイトル「」
「唐翌揚げ戦役」
一ヶ月近く書かれてなくて草
>>149 タイトル「」
「」「」「」「」「」ガヤガヤ
男「……」
女「すいません、少しいいでしょうか?」
男「! ……君も、なんだ」
女「はい」
「」「」「」「」「」ガヤガヤ
男「……君は喋らないのかい?」
女「喋っても、聞こえないでしょう? あなたは?」
男「俺は喉も駄目だからね」
女「……。「」」
男「……」
女「どうですか?」
男「……やっぱり聞こえないな。いや、俺にじゃなくてさ」
女「他の人にでは、一方通行ですから。それよりも、もっとあなたとお話ししたいです」
男「……俺も。もっと君と色々話したい」
女「近くにいいカフェを知っているんです。どうですか?」
男「おお! じゃあ、そこに行こうか」
女「はい」
「」「」「」「」「」ガヤガヤ
タイトル「乙」
タイトル「癸」
タイトル「中村くんは黙って死ね」
タイトル「Takeyabu has burned」
タイトル「A German said whose bag is this」
タイトル「ロースクール・フリート」
タイトル「逝っとけダイヤモンド」
タイトル「宇田川志紀は罰せず」
タイトル「Now loading...............................................................................................................................................................................」
タイトル「とうきょう!」
タイトル「星野に願いを」
タイトル「……」
>>115 タイトル「惨劇売ります」
「いらっしゃいませ。お客様。
暗い店で申し訳ありません。私、光が苦手なものでして、間接照明しか置けないのですよ。
まあ、売り物が売り物ですので、お客様もご自身のお顔を覚えられないというのはありがたいでしょう?」
「そんなこと考えてなかった?それはずいぶん短慮ですねぇ。
もしかして売り物がせいぜい映画みたいなものだとお思いですか?」
「ああ、やはり。いらっしゃるお客様のだいたいはそうお考えになっていらっしゃるんですよねぇ。
ところで、販売に関する条件は満たされておりますかね?」
「それも知らない?じゃあ店の情報はどこから手に入れたのです?」
「たまたま店の様相をしてたから入ってきた、ですか。
じゃあこれから行います質問にお答えいただきましょう。」
「まず、家族構成をお教えいただけますか?」
「かわいい娘さんですねぇ。ご両親は?それは失礼いたしました。
今日はご一緒ではないのは?」
「奥様のご友人方とお出かけですか。ちなみにどちらへ?」
「いいところですよねぇ。お子様もずいぶんと楽しめるでしょうねぇ。
好きなんですが、私人が多いところが苦手なものでなかなか行けませんで。」
「ところで、売り物にしているのは『惨劇』なわけですが、グロテスクなものはお好きですか?」
「ホラーやスプラッタものの作品がお好きなんですね。なるほど。」
「では、現実に、目の前でそれを見てみたいですか?」
「ふむ、加害者でも被害者でもない立場でなら、ですか。」
「最後に、傍観者の立場で、それが見れるとしたら、幾らお支払いできますか?
お支払い可能な金額を明確にお答えください。」
「そう、ですか。それでしたら、お売りしましょう。」
「こちら、お持ちください。
これは、まぁお守りみたいなものです。綺麗な石でしょう?
常にそちらを首からかけておいてください。
そうすれば、必ずご希望のものが、映像でなく、現実としてみることができます。」
「見たくなくなった場合、ですか?その場合は、このペンダントをこちらまでご返却にお越しください。
ただし、その際には必ずお一人で、かつ誰にも告げずに。そうでない場合、ご返却が叶わないとお思いください。」
「それでは、お客様、小説でも漫画でも映画でもない、リアルな惨劇をお楽しみください。」
「いらっしゃいませ。お客様。
ああ、ペンダントの返却ですね。もう十分お楽しみになられたということですかね?」
「失敬な。申し上げたとおりに惨劇をご自身の目でご覧になったのでしょう?
加害者でも、被害者でもない立場で。」
「被害者が身内だった?ご覧になる条件は「ご自身が加害者にも被害者にもならない立場で」でしょう?
何が間違っております?あなたの立場は「遺族」でしかありません。条件を満たしておりますでしょう。」
「ああ、天涯孤独になりましたか。でしょうねぇ。
奥様は浮浪者に突然襲われメッタ刺し、一人娘もホームから転落してミンチ、最も親しくされていたご友人方もぺちゃんこ、ですしね。」
「何故知ってるか?企業秘密ですよ。
ああ、もちろん私が手を下したりはしてませんよ。両手を鉄の輪で繋ぎたくはありませんからねぇ。」
「スプラッタそのものは見られたようですが、被害者になった人の選別にご不満をお持ちのようですから、アフターサービスはさせていただきますよ。
ひとまずペンダントをご返却いただきましょう。」
「ありがとうございます。さてアフターサービスについてですが、こちらを。」
「このブレスレットはあなたの望むもののうち、ひとつだけですが叶えてくれます。
わりにあわないとお思いでしょう。叶ったらまたご来店ください。新しいブレスレットと交換いたしますから。
あなたが望みつづけるかぎり、ブレスレットを交換し続けますよ。これでしたら十分でしょう?」
「では、あなたの望みが叶いますように、お客様。」
「大切な方達と同じ場所に行けるといいですねぇ。まあ、私の知ったことではありませんがね。それが本当にあの人が望んでいることかも。」
タイトル「フタツボシ☆☆ 」
タイトル「月曜日が街にやってくる」
タイトル「一乗寺が街にやって来る」
タイトル クラーク「私はエルです」
タイトル「トントントントンツートントンツートントン」
タイトル「わゐうゑを」
>>157 タイトル「A German said whose bag is this」
ここは日本に住む外国人が集うパーティー会場
アメリカ、インド、イギリス、フランスなど様々な国から外国人が集まっていた
そして、参加者の一人であるドイツ人が持ち主不明のバッグを見つける
ドイツ(あれ?……このバッグ誰のだろう……)
ドイツ人は近くに居た日本人に尋ねた
ドイツ「日本さん、このバッグ誰のか分かりますか?」
日本「そ…それは……」
そこにバッグの持ち主のオランダ人が現れる
オランダ「日本さん」
日本「オランダさん……」
オランダ「……これはある意味チャンスではないですか?」
日本「しかし……彼はまだ来日して日が浅いですし……」
オランダ「日本さん……彼を信じましょう……」
日本「……そう……ですね……」
ドイツ「あの……」
オランダ「そのバッグは私のです」
ドイツ「そうですか、では……」
オランダ「しかし、そのままでは受けとれません」
ドイツ「えっ……」
オランダ「私はオランダ人……そして貴方はドイツ人……」
オランダ「今ここに!!」
オランダ「奇跡のようなシチュエーションが整ったのです!!」
ドイツ「いや、何を言って……」
オランダ「周りをご覧なさい」
ドイツ「はぁ……」
言われるままドイツ人は辺りを見回す
するとそこには期待に満ちた目でこちらを見る外国人達の姿があった
ドイツ(はっ!?……そう言えば……聞いた事がある……)
ドイツ(日本には持ち主を尋ねる時のルールがあると……)
ドイツ人は必死に記憶の糸を手繰り寄せる
そしてついに答えに辿り着いた
ドイツ「このバッグ……ドイツんだ!?」
オランダ「オ……オランダ!!」
その瞬間、会場は歓声に包まれる
ある者は祝福の言葉を投げかけある者は歓喜の涙を流す
ドイツ「オランダさん……」
オランダ「これが……ジャパニーズジョークよ……」
オランダ人は涙を流しながら微笑みかける
ドイツ人もまた泣き笑いの顔で応えた
ドイツ「オランダさん……俺……」
オランダ「これで私達は本当の意味で仲間になれたわ…………日本へようこそ」
ドイツ「あ……ありがとうございます!!」
こうして世界平和に向けまた一歩前進した
とても小さな一歩だが、この心があればいつの日か必ず世界は平和になるだろう……
タイトル「I am me, you are you」
タイトル「OLD GAME!」
タイトル「蜜蜂」
タイトル「三ツ八(ミツバチ)」
タイトル「高瀬 舟」
タイトル「KARASUMA-OIKE」
タイトル「COOL CORO SAY!」
タイトル「treat or trick」
タイトル「生えてくるあなた」
タイトル「A cat is lying」
タイトル「ああああああああああああああああああああたけやぶやけたああああああああああああああああああああ」
タイトル「CROSS×OVER」
タイトル『月にクーデターが見えます』
タイトル「スシシュリケン」
タイトル「たかしや」
>>14
「自由研究ドラゴンの観察」
JS「自由研究をまとめなくちゃ!」
【1日目】
夏休みの宿題をさぼるために森をお散歩していたら、大きな卵を見つけました。
大きさはTVで見たダチョウの卵よりも2周りくらい大きくて重さは2.5kgでした。
【2日目】
夏休みも残り1週間を切ったので、早く孵化して欲しくて業務用の特大オーブンでチンしたら卵が砕けて
中から不思議な鳥?の雛がかえりました。オーブンスゲーと思いました。
【3日目】
昨日かえったばかりの雛を観察していると翼をパタパタさせてすごくかわいかったです。
早く飛んで欲しくて、『飛ばないとその翼ちょん切るぞ~』て脅したら空を飛んでくれました。人語が分かる賢い子です。
【4日目】
読書感想文の宿題をまだしていなかったので受験生のお兄ちゃんに原稿を書かせながら、マンガを読んでいるとあの鳥と良く似た生き物が出てきました。
どうやら鳥ではなくドラゴンだったみたいです。ちなみに読んだマンガは『ヨハネの黙示録』です。
【5日目】
ドラゴンちゃん略してドラちゃんに何か芸を仕込みたくて試しに火を噴くように命じてみました。最初は嫌がっていたんですが、飯抜きにしたり、
他にもいろいろとマンガにあったごーもんを試してみたら頑張って火が吹けるようになりました。(あ、ごはんは私が嫌いなおかずとかをあげてます)
【6日目】
朝起きるとドラちゃんが私より大きくなっていました。(5mくらいですかね)そして『俺は偉大なる悪魔だ。人間、これまで受けてき屈辱の数々、倍にシテ返してやる!』と言いました。
私はこれが世にいう反抗期かと思い、ドラちゃんの角に仕掛けていた爆弾を起爆させて角をへし折ってやりました。ドラちゃんは反省したのか土下座して謝りました。
教育て大切ですね!ついでに爆弾はネットで作り方をテキトーに調べました。材料は理科室から拝借しました。
【7日目】
夏休み最終日です。宿題が終わってなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はドラちゃんにお願いしました。『おいこら、ポンコツ。またその首吹き飛ばされたくなかったらどうにかしろや!偉大なる()悪魔なんだろ?』
ドラちゃんはゴジラくらいの大きさになって(もちろんお外でですよ。家の中でそんなことしたらぶっ殺します♡)、小○校を破壊してくれました。
ついでに日本中の邪魔な施設も破壊しました。今、TVでは大騒ぎになっています。さっき緊急連絡網が来てしばらく学校がお休みになることになりました。
いいことしたなあ~
【8日目】
今日は9/1、まだまだ夏休みです(笑)
ドラちゃんが家から逃げ出そうとしたので、しっぽを鉄骨で固定して動けないようにしました。
これからもよろしくね!
終
>>186『月にクーデターが見えます』
うさぎ「来る日も来る日も餅つきばかりやらされて……もうたくさんだぴょん!」
そうだそうだ! その通りだ!!
うさぎ「われわれうさぎたちにも文化的な生活を望むぴょん!」
テレビ欲しい!! にんじん食べさせろ!!
うさぎ「そこで、われわれはクーデターを起こすぴょん!!」
くーでたー? なんじゃそりゃ?
うさぎ「みんな、戦うぴょん! 武器を取れ! とつげきーーー!!」
政府うさぎ「ぐわー、おのれー」
軍人うさぎ「許さんぞ、粛清してやる!!」
革命家うさぎ「怯むな! 俺たちは屈しないぞ!!」
ぴょんぴょん!! ぴょん! ぴょーーーん!!!
幼女「ママー、あれなに?」
ママ「見ちゃいけません!」
――長き戦いの果て――
うさぎ「おもしろかったぴょん!」
政府うさぎ「またクーデターごっこやるぴょん!」
革命家うさぎ「俺の中には革命家の魂があるんだぴょん!」
ぴょんぴょん ぴょんぴょん!
月のうさぎたちは今日も仲良く暮らしています
タイトル「筆林檎青林檎筆」
タイトル「サード理論」
タイトル「あああああ あああああああ あああああ あああああああ あああああああ」
タイトル「ビッグ[削除]ガン9000」
タイトル「無色の緑色の考えは猛烈に眠る」
タイトル「S to the A to the G to the E」
>>193「あああああ あああああああ あああああ あああああああ あああああああ」
男「…」
友「…」
友「…え、何これ」
男「ドラクエのパスワード」
友「凄ぇ確率!!」
>>190
うまいな
>>190 玉っころみたいな兎で想像して和んだ
タイトル「今日も寒いぜ!雑炊系の飯が美味いこと!」
タイトル『ハムスター「圧迫面接をめっちゃ緩くする能力に目覚めた」』
タイトル「Which pen do you like, an apple pen or a pineapple pen?」
タイトル「書き込めません」
タイトル「宇宙の孤星」
タイトル「はじめのクロニクル」
タイトル「俺の隣人がゴルゴだった」
タイトル「野毛山随道帯」
タイトル訂正「野毛山隧道帯」
タイトル「ややっ今救急車が通ったな」
タイトル「らめえええ!」
タイトル「髪は死んだ」
タイトル「ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
タイトル「神は言った世界は必ずしもみんな平等とは限らない」
相変わらずsaga野郎の書き込みばかりで草も生えない
タイトル「速攻アタッカーズ」
タイトル「I have no school today」
>>208「ややっ今救急車が通ったな」
男「可哀そうに……。その人の家族は、どんな気持ちなんだろうか――」
親父「俺だ!」ビシッ
男「親父ーーー!!」
男「一体どうして、なにがあったんだ!?」
親父「帰宅途中、トラックが現れて……」ハアハア
男「トラック!? トラックに轢かれたのか!!?」
親父「いや、トラックは避けたんだ」ゼーハー
男「避けた!!?」
親父「そうしたらバナナに足をとられて……」ハアハア
男「バナナ!? それで転んで打ち所悪く!!?」
親父「いや、それはなんとか踏ん張ったんだが……」ゴホゴホ
男「じゃあなんだよ!!?」
親父「その瞬間に古傷をやっちまって……」ハアハア
男「古傷ってなんだよ!!? 一体親父の過去に何があったってんだよ!!!?」
親父「なあに。世界を二、三度救ったくらいさ」ビシッ
男「衝撃の告白ーーーーー!!!」
親父「男、母さんを大事にな」
男「おい何言ってんだよ。それじゃあこれから死ぬみたいじゃねえかよ!! おい!!!」
親父「……元気で……な……」スッ
男「おい……!! 目開けろよ!!! 死ぬな、バカヤローーーーー!!!!」
親父「あ、それと俺の机の引き出しの三段目に、母さんには見せられないような本が隠してある。上手く処分しておいてくれ」シレッ
男「はあ!!? わかったからさっさと死ねよ。生き返ってんじゃねえよ!!!」
親父「」チーン
看護師「……ご臨終です」
男「親父ーーーーーーーー!!!!!」
タイトル「俺の名は。」
タイトル「千葉丸子ちゃん」
タイトル「坂本ですか?」
タイトル「フレンチイタリアン」
タイトル「▲1一歩不成」
タイトル「国立二橋大学」
タイトル「船頭多くして船山へ登る」
タイトル「転生人語」
>>203
春。それは出会いの季節。
新しいスタートの季節。
今年こそ――いっぱい友だち作るんだ。
あたしはドキドキしながら、前方で楽しげに笑い合っているグループに向かって、ゆっくりと近付いて行った。
……昔から、みんなの輪に入るのが苦手だった。
何を話したらいいのか、どんな顔したらいいのかわからない。
笑えばいいのかしら。きっとそう。
けど、その簡単なことがなかなかできない。
――拒絶されたらどうしよう。
――嫌われちゃったらどうしよう。
――変な子だって思われたらどうしよう。
輪に近付こうと思うたび。
話しかけようと思うたび。
不安が浮かんで身が竦む。
結局毎回、話しかけることもできず、目を伏せて傍を通り過ぎるだけ。
でも、もう、そんな臆病な自分にさよならしたい。
独りが気楽、なんて強がって見せるのはもう限界。
独りぼっちは、やっぱり寂しい。
あたしだって、一緒にお喋りしたり、遊んだりできる相手が欲しい。
今年こそ。今日こそ。今度こそ。
あたしは生まれ変わるんだ。
そのためにも、最初の第一印象が何より肝心。
慌てずゆっくり近付いて、にっこり笑って声をかけるだけ。
――こんにちは、楽しそうね。あたしも混ぜてもらっていい?仲良くしましょうよ。
大丈夫、頑張れあたし。勇気を出して。
きっと受け入れてもらえる。
ほら、あとほんの数歩の距離。
緊張する必要なんてないわ。
さあ、にっこり笑って……
――――拒絶されたらどうしよう。
……あたしは引きつり気味ながらも浮かべていた笑顔をひっこめ、楽しそうな輪に向かって進んでいた方向を、さりげなく逸らした。
――ああ、あたしって、ほんと意気地なし。
~~~~~~~~~~~~
<<……続いてのニュースです。数万年ぶりに飛来し、地球や他の惑星に衝突するのではないかと懸念されていた白色彗星ですが、その後の観測の結果、太陽系突入寸前で軌道を変え、太陽系を大回りするようなコースで外宇宙に帰って行く事がほぼ確実となりました。……専門家によりますと、よほどの重力場の歪みでも無ければ有り得ないような急激な軌道の変化らしく、この奇跡的な幸運に、世界中で喜びの声が上がっています。……>>
『宇宙の孤星(ぼっち)』
fin.
>>83 タイトルR-1
日本のはいはい歩きから、世界のはいはい歩きまで収録!
全て図解で乗ってるため分かりやすいと評判!
赤ちゃん界に激震が走る!
『図解 世界のはいはい歩き』本日発売!
※一歳以下のお子さんには、マネしないように本書を読ませないようにしてください。
>>84 タイトル「永遠孤独の狙撃手」
『君にはこの地帯を死守してもらいたい』
男がその命令を受けてから何日経っただろうか。
男「くそっ、いつまで続ければいいんだ」
人影が見えると同時に、もはや反射行動レベルで撃ち抜く男。
男「いつになったら味方は来るんだ……」
もう三日は何も食べていない。
朦朧としながら、なお命令を死守する。
百発百中の弾丸。
……それが味方も打ち抜いていることに男が気づくのはいつになるのか。
>>94 タイトル「ああああは なまえを かえた」
男はいつもRPGをするときは名前を入れるのが面倒で『ああああ』にしていた。
だが、そんな男も変わるときが来たのだ。
名前を入力してください
あああああ
>>94 タイトル「ククク…奴は四天王の中でも最強の存在」
四天王A「だから勇者も倒しちゃったな」
四天王B「………………どうすんだ、これ。魔王様の役割無くなるぞ」
四天王C「あーあ、拗ねるだろうなあ……」
四天王D「どう? 俺強いだろ!」
>>221 タイトル「▲1一歩不成」
将棋ではそれ以上進めない駒は成らないといけないという決まりがある。
つまり▲1一歩不成とは禁止手なのだ。
「付き合ってください!」
この物語は将棋バカの男と。
「無理よ……私は私の恋愛を自由に出来ないの」
大企業の令嬢が織りなす。
「分かっています! それでも――僕と▲1一歩不成を打ってください!」
禁断のラブストーリーである。
>>225
おお、上手いな
白色彗星たんかわいそうww
>>227
タイトル「乙」
>>167 タイトル「月曜日が街にやってくる」
その集団の構成は複雑怪奇であった。
やつらはお茶の間を進軍する。
子供は無邪気に喜び、大人は微妙な顔つきになる。
その襲来は月曜日到来の証。
先頭に立つ者の掛け声と共に蹂躙が始まる。
「サザエでございま~す!」
>>150 タイトル「唐揚げ戦役」
きっかけは些細なことであった。
しかし、そこから始まった戦争は至極苛烈。
血で血を争う戦い。
そんな150年続いた戦役も最終局面を迎えようとしていた。
「くそっ俺たちは善意でやってやったのに……!」
「やつら俺らの好意を踏みにじりやがって」
劣勢の『唐揚げにレモンをかけて上げる』軍は本土決戦に挑む。
「なぜそれ自体で完結しているものだと分からない……!」
「そうだ、余計なものなど不要だ!」
襲い掛かる『そのままの唐揚げこそ至高』軍。
決戦が始まる。
>>144タイトル「yOUtUBE」
男「くくっいいだろう……我が能力貴様に見せてやる」
男はそう言うと能力を発動。男を中心に力の波動がかけめぐり、世界が一新される。
ライバル「くっ……すさまじい力だ……! 貴様一体何をした!」
男「聞け、我の能力は……世界中のアルファベットの大文字と小文字を入れ替える能力だ!」
ライバル「……はい?」
男「どうだ恐ろしいだろう。有名な動画サイトもご覧の通り『yOutUBE』となっている。この違和感に苦しむがよい」
ライバル「いや、違和感は感じるが……別にそれほどでも」
男「何っ! 『gOOGLE』『yAHOO』『aMAZON』『fACEBOOK』『tWITTER』『nike』『puma』『square enix』『sega』『cALBEE』『sharp』『iNTERNET』『sKYPE』『bLUE-RAY』だぞ! 混乱しないのか」
ライバル「いや別に」
男「そんな……」
タイトル「降伏寺」
>>111
『新入社員サンシャイン』
「新入社員諸君、入社おめでとう! この<株式会社・サンシャイン>は、社名の通り、今まさにのぼろうとする朝陽のような輝きに満ちている! 君たちも一緒に輝こうじゃないか! シャイン、っていうからには、やっぱ輝かなきゃな!!わはははは!!」
自分では気が利いた台詞だとでも思っているのだろう。 去年も全く同じ話を聞かされた覚えがある。
どや顔で笑う社長に対し、お義理のように笑い声をあげる新人たちの声を聞きながら、俺は内心でため息をついた。
「学歴・年齢不問。未経験者歓迎」「がんばった分だけ報われる実力・成果主義。給与は基本給+能力給で、いきなり手取り50万も夢じゃない!」「アットホームで働きやすい、笑顔の絶えない職場!」
――こんな求人広告に釣られる奴が、まだいたとはね。 ……ま、俺も他人のことは言えないけど。
ブラック企業に入社して一年。
目端の利く連中は早々に辞めていき、今や残っている同期は俺一人。
その俺も、新しい職場がやっと決まったため、実は既に辞表も提出済み。
今月一杯で、新人たちにひと通りの業務だけ引き継ぎした後は、とっととおさらばだ。
社長の話を適当に聞き流しながら、俺は新人たちに向かって心の中で呟いた。
(――新人諸君、せいぜい頑張れ。 こんな会社に入ったのが運のツキだ。)
(この会社で、シャインのSHINEは、英語の"輝き"って意味じゃない。)
(シャインのSHINEはローマ字読み――)
(しね、って事さ)
fin.
これが日本Shineちゃんですか
>>25
女子高生「いっけなぁ~い!遅刻遅刻~」
ばちこーん☆
女子高生「あなたと角でぶつかった衝撃で記憶なくしちゃいました…」
俺「そうですか。それは困りましたね」
女子高生「困りました…」
俺「なにか、覚えてることはありますか?」
女子高生「なにも。…あなたは大丈夫なんですか?」
俺「ダメですね。僕もなにも覚えてない」
女子高生「そうですか…すみません」
俺「でも一つだけ覚えてることがあります」
女子高生「?」
俺「君確か俺の妹だったよね?」
女子高生「えっ」
俺「妹だよね?」ぐわっ
美女子高生「違います」
ブサイク俺「そうですか…」
美女子高生「それだけははっきりわかります」
ブサイク俺「そんなにはっきりわかっちゃいますか……」
美女子高生「……」
ブサイク俺「………」
ブサイク「……ほかになにか覚えてることとか分かることとかありますか?」
女子高生「後は分からないですごめんなさい」
ブサイク「そうですか……」
その後の2人がどうなったかは分からないですごめんなさい
タイトル「三途川大橋」
タイトル「果たされた約束」
タイトル「本物の紳士」
タイトル「それでも嫌になるくらい空だけは青い」
>>90「ややややややややややややややや」
「『ゲシュタルト崩壊』って知ってますか、先輩?」
「同じ文字をずっと見続けていたらそれがだんだん文字と認識できなくなる、といった類の現象のことだろう後輩よ」
「そうですそれです」
「してそれがどうした」
「いや、ゲシュタルト崩壊って本当にあるのかなって思いまして」
「ふむ」
「先輩で実践してみようかと」
「何故俺なのだ」
「いえ、先輩なら壊れちゃっても大丈夫かなと」
「壊れ……いったい何をやらかすつもりだ貴様」
「え……ゲシュタルトを崩壊させるんですよ?」
「あれはゲシュタルトを崩壊させるわけではないんだぞ」
「――――えっ」
「ゲシュタルトとは本来ドイツ語で『形状』という意味の単語であってだな……」
「……そ、そんな厳密な定義なんてどうでもいいじゃないですか」
「良くないと思うぞ」
「良いんですっ、つまりはゲシュタルト崩壊の実験をしたいと唐突に思ったんですっ」
「そうか」
「やりますか?」
「今の流れでやらないと言えばお前怒るだろう、やるぞ」
「……良いんですね? 本当にゲシュタルトが崩壊しますよ?」
「構わん」
「本当にやりますからね?」
「本当に心配そうな顔すんじゃねえ。良いからやってみろ」
「……では……ややややややややややややややや」
「……一つ聞くが、なぜ『や』なんだ」
「えっ……それは、ほら、えっと……なんとなく、です」
「そういうところが可愛いよなお前は」
「はっ、はぅぁ!?」
「蹴るな」
「そういうことをいきなりかつ軽々しく言うのはイケナイんですよ! そんな希望を持たせるようなことを言わないで!」
「叩くな」
「くそぅいっつも私のことリードしやがってー! こんな意地悪な先輩もうやだー!」
「喚くな」
終われ
>>201「Which pen do you like, an apple pen or a pineapple pen?」
とある面接で、こういうことを聞かれた。
英語で。
「Which pen do you like, an apple pen or a pineapple pen?」
……面接官、時事に敏感すぎ。そう思った。
ここは何と答えるべきなのだろうか。
素直にどちらが好きか答えればよいのだろうか。しかしそれはそれで意味不明な気がする。
もしくは元ネタ通りに答えればよいのだろうか。しかしそうなると聞かれていないことを答える、ということになり不味い気がする。
俺は数瞬悩んだ末に面接官の聞きたいであろう答えを言った。
「I like a pen pineapple apple pen.」
そう答えたすぐ後面接は終了となり、俺は満足げにニヤつきながら部屋を出て行った。
やはりそこで聞かれていないことを答えたのが敗因だったのだろうか。
俺は落ちた。とりあえずピコ太郎を呪っておいた。
終われ
タイトル「正社員落ちた山田死ね!」
>>163
「星野に願いを」
2レスお借りします
――宇宙に行こうなんて奴らはな。どいつもこいつも、ろくでなしの馬鹿ばっかりだ。ただ、その馬鹿にもな、二種類の奴が居るんだよ。
俺は馬鹿でかい車輪のついたバギーから降りると振り返り、俺と同じく宇宙服で着ぶくれした、相棒のジェイクに向かって丘の頂上を指さした。
あの向こうだ。
あの丘の向こうに、糞親父はいるに違いない。
ジェイクは疑わしそうにしながらもオーバーリアクションでやれやれと肩をすくめる仕草をして、丘に登る俺の後に続いた。
――俺ぁな。誰も見たことがない、遠くの景色が見てえんだよ。
口癖のように言っていたろくでなしの糞親父。
親父を載せて外惑星帯に向かった資源探査船が消息を絶ったのは、16年前のことだ。
必死に呼びかける通信に応答はなく、46名のクルーは不幸な事故による行方不明と発表された。
片道だけでも3年はかかる外惑星帯。まして宇宙での行方不明は死亡と同義語だ。
当時の技術で捜索隊など出す余裕はなく。
それどころか、探査計画自体が、人命と資源の浪費ではないのかと凍結されるはめになってしまったのだ。
しかし5年前。
外惑星帯から飛来し、衛星軌道上で回収された通信カプセルが風向きを変えた。
その通信カプセルは、親父を含む、探査船クルー達からのものだった。
親父の乗った探査船は、突然の小隕石の衝突により、船体や通信機を破損させられたあげく、未知の小惑星に不時着していたらしい。
事故の際にクルーも大部分が死亡し、光合成プラントも壊滅。
だが、備蓄酸素が尽きるまでの約90時間。数名のクルーは、生き残っていたのだそうだ。
親父を含む生き残りのクルー達は、修理の可能性も救援がくる可能性も完全にない、つまり、生還の可能性が完全に断たれたことを知ると、やれやれと苦笑して言い合ったそうだ。
「……まあ、帰れないならしょうがない。とりあえず給料ぶんの仕事だけはやって、あとはのんびりするとするか」
……皮肉なことに。
親父達が不時着した小惑星には、我々人類が必死で求めていた、高純度のレアメタル鉱脈が存在していた。
それこそ、本来探査に向かうはずだった目的の小惑星に、数倍する規模の巨大な鉱脈が。
これにより、世論は沸騰。
急ピッチで新たな探査船の建造が進み。
そのクルーとして、この俺も志願した、という訳だ。
『……なんで、親父さんは一人だけ、こんな離れたところで最期を迎えようとしたんだろな』
通信機からノイズ混じりにジェイクの声がする。
親父以外のクルーの遺体は既に確認済みだ。
墜落事故の後。
流石と言うべきか、残された時間の中で鉱石のサンプルやデータを採集し、通信カプセルに入れて地球に向けて発射した生き残りのクルー達。
彼らは皆作業が終わると探査船を出て、宇宙服で空を見上げながら残された時間を過ごし、一人また一人と静かに眠りについたらしい。
宇宙服はこうした場合の機能として、酸素が完全に無くなる前に睡眠導入剤の注射スイッチが入るようになっていたから、苦しんだ者はいなかったはずだ。
探査船の残骸に身をもたれさせて、地球のある方向を見上げるようにしていた遺体がほとんどだったという。
だが、あいつは。
俺の糞親父だけは、他のクルー達とは違い、探査船から離れた、この丘の反対側に向かったらしい。
『……変わり者だってのはお前さんから聞いてるが、他のクルー達とうまくいってなかったのかね?』
「……多分そうじゃない」
俺はサラサラと崩れかける足元の砂を踏みしめながら、丘の頂上へ辿り着いた。
「……あいつはいつも、口癖みたいに言ってた」
――俺ぁな。誰も見たことがない、遠くの景色が見てえんだよ。
『……それで最期まで、ちょっとでも遠くの景色を眺めようとしてたってか? 筋金入りっつーか、クレイジーだな』
探査船のある方とは反対側。頂上から少し下ったところに、宇宙服姿の遺体がひとつ、横たわっていた。
近づいて回り込み、頭部の遮光フィルター越しに、中を覗き込む。
「……まったくだ」
夢ばかり見て、家族をかえりみることのなかった馬鹿野郎。
自分の夢のために家族を捨てたろくでなし。
最期の瞬間には、多少なりとも自分の行いを悔やんだり恥じたりしたのかと思いきや。
「……なんで、満足そうに笑ってやがんだよ」
まさしく筋金入りのクレイジーだ。
――宇宙に行こうなんて奴らはな。どいつもこいつも、ろくでなしの馬鹿ばっかりだ。ただ、その馬鹿にもな、二種類の奴が居るんだよ。
――最期に、地球を振り返る馬鹿と。
――最期の最期まで振り返らず、更に遠くを見たがる、最っ低の大馬鹿野郎だ。
――俺か? もちろん俺ぁ……
fin.
タイトル「スカイライン爺T-R」
タイトル『その幻想、証明してやるよ!!』
タイトル「わらしべ長者町5丁目」
>>224
人間は輪廻転生を繰り返す。
無論、生きている者にその自覚はなく、その事実を確認することもできない。
しかし、それは確実に行われている。
では、その事実を語る私は何者かと言えば、私にもわからない。
ただ私は、長年彼らにあの世と呼ばれる場所で転生していく者たちを見届けている。
人によっては私の事を、天国に住まう天使だと言うし、地獄の悪魔や閻魔大王だと言う者もいる。
他にも幽霊・神・精霊、私を見たものは私のことを様々に言うが、私にそのような自覚など無いし、それらが持つと彼らが語る力もない。
私はただ見届けるだけなのだ。
しかし、私もただ延々と見届けるだけということに飽きていた。
そこで私は随分昔に一つの戯れを始めていた。
幸い私は彼らと話ができた。そこで彼らに話を聞き、それを記録する事にした。
死の直後の思いや考え、生きていた時の事、来世に願うこと、なんでもいいので話を聞き、書き記した。
誰かに見せるためでも、何かに使うためでも無く、ただ聞き集める。そんな趣味を始めたのだ。
それからしばらくは日々が充実していた。
ある老人は、自分の代で一族の田畑を大きく広げたと自慢気に語った。
彼の人生は充実していたのだろう。後のことは倅に任せれば問題ないと笑いながら、次の生へ向かった。
ある青年は、恋人を一人残してしまった未練を語った。
長年連れ添った恋人とそろそろ籍を入れようと話していた矢先のことだったらしい。次の生でも彼女と結ばれたいと言いながら次の生へ向かった。
ある少女は、未来への展望を語った。
どうにも幼く、死という概念を理解していないようだ。彼女は将来素敵な男性と結ばれ、立派なお嫁さんになるのだと瞳を輝かせていた。
可哀想だがここに留まらせても仕方が無いので、次の生へ向かわせた。
彼らの話はそれは多岐に渡った。そうした死者たちの話は面白く、私を充実させた。
そして、例え話の内容が似通っていても、彼らの感情を色濃く写すそれは、私に様々な感動を与える最高の娯楽となった。
気づけば、彼らの話を書き溜めたノートは膨大な量になっていた。
しかし、ある時からノートの内容は、それ以前と比べ酷く陰鬱になっていった。
出てくる話が皆恨み言なのだ。
死んだことへの恨み言ならば良いのだが、生き抜いた人生への恨み言が大半を占めた。
『死んだからこそ言い切れる。生まれなければ良かった。ようやく死ねた。こんな一生など拷問だ』
ノートに書かれた内容は、おおよそこんなものだ。こういった話が嫌なわけでも、昔は無かったわけでもない。
ただ、あまりに多すぎる。画一的と言ってもいい程この手の話ばかりで埋まっていた。
話を聞くもの、書き留めるのも読み返すのも、嫌になるほどだった。
所詮は娯楽として始めたこと、嫌ならばやめてしまえば良い。
しかし、ここまで永く続けたと言う惜しさもあり私はその踏ん切りが中々つかなかったのだ。
そして、それからしばらくの後、ノートは増えなくなった。
私が趣味をやめたのでは無い。ただ、誰も来なくなってしまったのだ。
お題くれ
気が向いたら明日の昼間にでも書く
タイトル『守備の達人』
タイトル『初詣テロ』
2レス借ります
>>258>>257
『初詣テロと守備の達人』
私が田舎から出てきたばかりの頃、最初に勤めたアルバイト先で板場担当だったSさんは――
――神社の境内で、生涯の伴侶と出会った。
ずいぶん昔の話だ。
大晦日から元旦にかけて仕事した翌日。
バイト先の居酒屋のメンバーで夜通し飲んで、徹夜明けのテンションのまま、初詣に出かけた時の事だ。
ほとんど正午に近い時間帯。
冬の真っ只中にしては、ぽかぽかと暖かい日差しの下。
初詣の雑踏の中で、Sさんの肩が、とんとん、と叩かれた。
「あのー、すいませーん。」
我々が振り向くと、そこにはすっかり困り顔の若い男が立っていて、
「トイレってどこですかねー。」
と弱々しく聞いてきた。
隣には丸顔の若い女がその顔色を真っ青にして、やっとの思いで立ちながら、何かを一生懸命に堪えている。
「この子飲めないんですけど、みんな面白がって振る舞い酒とか飲ませるから…」
どうやら彼らも初詣にやってきたらしいが、少しはめを外しすぎたようだ。
「それは良くないねぇ。」
Sさんはそう言いながら、
「確かこの先にトイレがあったはずだよ。」
少し先を指差した。
「ありがとうございます!」
困り顔の若い男が頭を下げた。
と同時に、丸い顔の若い女も、屈み込む様にして頭を下げると、
「…ごめん、もうダメ。」
と呟いた。
その時がついに訪れたらしい。
しかし、ここでは困る。
我々の目の前でそんな自爆テロを繰り広げられては最悪だ。
周囲の晴れ着姿の初詣客達が、悲鳴をあげながら遠ざかろうとする。
「ビニール袋もらって来ます!」
私が走り出そうとしたその時。
「はいっ!ここっ!」
Sさんが若い女の口元で、黒い何かを広げたのが見えた。
たまたま脱いで脇に抱えていた自分のダッフルコート。
そのフード部分を広げて、若い女の前に差し出したのだ。
さすがに若い女は躊躇った。
わずかに躊躇ってはみたのだが。
一度乗った流れには、逆らうのが難しいようだ。
若い女はフードに口元を突っ込み。
えろえろえろえろえろ……
胸に秘めた思いの丈を、思う存分に吐き出した。
場は一瞬にして静まり返ったが、若い女が全てを済ませてから、ぐしゃぐしゃになった顔をゆっくりと持ち上げた時。
思いがけない拍手が起こった。
「よっ!ナイスキャッチ!」
「世紀のファインプレー!」
場に響く歓声の中、丸い顔をげっそりとさせ半分泣き顔の様な若い女は、汚れたSさんのコートを丸めてビニール袋に押し込めながら、
「汚してごめんなさい。きっと弁償しますから。」
と恐縮した。
「どうせ安物だから、気にしないでいいですよ。」
とSさんは言った。
そんな二人が、一月後には付き合い始め、二年後には結婚するのだから、男と女の関係というやつは、全くもって分からない。
コートの弁償をどうのこうの。
あの時のお礼をどうのこうの。
その辺のやりとりを利用して、Sさんが積極的に仕掛けたという噂だった。
守備の達人は、
攻撃面もなかなかだったようだ。
Sさんが結婚をする直前にその居酒屋の二号店が開店し、私はそれを機会にアルバイトを辞めた。
二年ほど前に一度だけ、客としてお店へ飲みに寄った時、女の子が産まれたんだ、とちょうどSさんが言っていたから、そろそろ二歳になる頃だろうか。
子供がもう少し大きくなって、
「パパとママはどこでどうやって出会ったの?」
などと聞き始める年頃になった時。
あの初詣の奇跡を二人はどうやって説明するのだろうか。
興味が湧いて仕方がない。
fin.
タイトル 「予言者の眼に映らない空谷の跫音」
>>241『果たされた約束』
彼女が亡くなった…将来結婚を誓っていた彼女が…癌、だった。
お葬式には参列したが涙が出なかった…一滴たりとも出ることはなかったんだ…どうやら僕は人間じゃないらしい。はたまた感情を失ったのだろうか…
それから半年が経った。なんとなく彼女の家を疎遠にしていた僕は、あのお葬式以来彼女の家族とは会わなかった。意図的に会おうとしなかったの方が正しいのか…思い出してしまうから。
彼女と僕は約束をしていた
ー生涯ずっと一緒だよー
もう…果たされることはなくなった約束…失った僕の生きる意味…死のうと考えたけれど出来なかった
臆病者だから…
逆に生きようとしても辛かった
人間じゃないから…
曇りか…雨が降るかもしれないから急いで帰らないと…
「あらっ…僕くん」
声がした方を振り返ると…
「彼女の…お母…さん…?」
昔話が弾み、その流れでお母さんは彼女の家に案内してくれた。
意図的か別に気にしていなかったのか、僕が彼女の家を訪れなかったことには触れなかった。
久々の彼女の家…彼女の匂い…懐かしい感じ…
心が温かくなった…
お母さんはそんな僕に何かを思ったのか言葉を選んで話してくれているのを察した…
「ありがとうございました…そろそろ僕は…」
「あっ待って!」
「…?」
そういうとお母さんは手紙を持ってきてくれた
「…これは?」
「あの子がね…自分が死んだらどうしても君に渡して欲しいって…お葬式の時はバタバタしてて渡せなかったから…だから受け取ってくれる?」
「はい…ここで読んでもいいですか?」
「えぇ…あの子を…愛してくれてありがとね」
そういってお母さんは僕に渡してくれた…ごめんなさい…もう僕は…人間じゃないから…きっと…涙は…
手紙を開くといっぱいいっぱい…書き直した跡があった…言葉を選んで書いてくれている文章…親子だな…
ふふっと懐かしい感じに思わず笑みがこぼれた…
そこには感謝の内容が綴られてた。デートの思い出、出会った時のこと、つたないプロポーズが人生で一番嬉しかったこと…
全部全部が感謝だと述べられていた
それはこっちのセリフ…だよ
最後にこう書かれていた
ー最後の最後まで付き添ってくれてありがとね。約束を…ずっと一緒にいてくれるっていう約束を果たしてくれてありがとね。もしかして約束を果たせなかったって君なら悩んじゃうかもね…だとしたらはっきり言うね!そんなことはないよ!辛い時も、苦しい時も、諦めたいって時も、抗がん剤の治療の時も、君がいたから…君がいたから頑張れたんだよ!約束通りずっと一緒にいてくれたから頑張れたんだよ!私の生涯にずっと君がいてくれたから、だから何も迷うことも後悔をすることもないよ君は約束を果たしたんだよ…ありがとね…あのね、最後にわがままをいっていいかな、もう一つ違う約束をして欲しいんだ。それはね…ー
「ズルイよ」
思わずこぼれたセリフ…そしてキラキラと輝いてにじむ手紙…あぁ僕は本当に人間じゃなくなったんだ…
そう思って彼女のお母さんを見ると。お母さんはすごく驚いて優しく微笑んだ…
その姿すら滲んで見えた…
その時に察したんだポツポツと落ちるものを見た時、あぁ僕は…やっぱり人間だったんだって思ったんだ…
「あの…僕くん?」
「ありがとうございました…最後に彼女の想いを届けてくれて…僕は…彼女の分までも強く生きますね…」
「えぇ…それがあの子も望んでいると思うわ」
「失礼しました」
僕は彼女の家を後にした。でも入った時とは違って清々しい気持ちだった…
僕は彼女との約束を果たしたんだ…
だから次も…彼女との最後の約束も果たしてやる!そう力強く歩いた
ふと見上げた空は雲ひとつない快晴だったのを未だに覚えている
感動するね……。
タイトル「カップ麺にお湯入れて三分後に開けたら、何故か中身がアッツアツのピザだった件」
タイトル「夏と言えば、スイカバー(アイス)
>>259>>260
ひょっとして>>248と同じ人かな?
「胸に秘めた思いの丈を、思う存分に吐き出した。」とか「守備の達人は、攻撃面もなかなかだったようだ。 」とか、表現が地味に上手い……というか好み。にやっとした。
このレベルのがほぼ即日即興で書けるのはすごいと思う。
返事遅くなりましたごめんなさい
>>265
お題ありがとうございます
タイムリーなお題だったこともあり楽しく書かせてもらいました
>>266
あ、はい、>>248も自分です
fin.とかで解ったのかな?
過分なお言葉ありがとうございます
タイトル投下者以外に感想もらえると特にモチベあがりますね
感謝です
タイトル「野毛坂46」
タイトル「テンサイ馬鹿凡」
>>254タイトル「わらしべ長者町5丁目」
「おいらはペットボトルのふたからだねえ」
「俺はスポーツドリンクからだな」
「私なんて食パンの留め具からスタートしたんですよ」
ここはわらしべ長者町。わらしべ長者によって大成した者たちが住む町。
わらしべが行きつく果てであるのにふさわしい高級住宅街。誰もが何かと家を交換して手に入れ住んでいる。
優雅な街並み、住みやすい街ランキングのトップ10常連だが……意外と住民の定着率は悪い。
理由は二つある。
「すいません、ボールこっちに飛んできませんでしたか」
「ああ、これですか……って、もしかしてサインボールですか!?」
「はい。狸の置物と交換して手に入れたもので……」
「ずっと欲しいと思っていたんです! よろしければお譲りいただけないでしょうか! 交換条件として……家を差し上げますので!」
「ほ、本当にいいんですか……?」
一つはわらしべの行きつく果てまで来て、今度は交換される側になるため。
そして。
「思い切ったことしたなあ……でもサインボール欲しかったし。さて、明日からの生活どうしようか。……そうだ、またわらから家を手に入れよう!!」
また一から交換していく味が忘れられないためである。
タイトル:赤穂浪士(四十七士)藤原竜也「吉゙良゙ばどごだあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!どごな゙ん゙だよ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!、」 赤穂浪士(四十七士)リューク「(いや、キラはお前だろ……)」
タイトル「YouTuberだけどアイドルと付き合ってる」
タイトル「A transformer transforms」
タイトル「青い春と蒼い春の違いについて」
タイトル「新番組!仮面ライダーブギウギ」
>>275
『新番組!仮面ライダーブギウギ』
「何故だ!」
石ノ森章太郎生誕100周年記念作品。
その番組構成会議で、プロデューサーは、怒り狂って机に拳を叩きつけた。
「今回のライダー、マーケットリサーチは完璧だったはずだ」
「……そのはずでした」
「コンセプトは魔法+音楽+ライダー。過去作品をリスペクトして、ブギウギタッチヘンシーン♪というかけ声には声優のマダオさんを起用し、事前に発表したサンプルボイスは大人気だったはずだ」
「……ええ、DL数は過去最高を記録しました」
「ライダー役が常に男性俳優ばかりなのは差別に過ぎる、という女性団体の意見を考慮して、女性ライダーという新機軸」
「……人気のアイドルデュオを起用することで、むしろ前評判は高かったですね」
「ストーリーは王道の熱い展開。勇気、友情、音楽をテーマに笑いあり、涙あり。ちょっぴりの百合要素も、いいアクセントになっていたはずだ」
「……ええ、脚本は素晴らしい出来でしたし、主演のお二人はじめキャストの演技も完璧でした」
「敵側のモンスターの造形も素晴らしかったし、マスコットの妖精も愛らしかった。ベルトにはめ込むコンパクトは子ども受けがいいだけでなく、女性雑誌でもデザインの評価が高かったはずだ」
「……おっしゃる通りです」
「なのに何故だ!何故番組ホームページは炎上し、ネットではボロクソに叩かれ、局には脅迫状まで届くのだ!」
「……ライダーのコスチュームが問題だったかと」
「む?……やはり、変身後も顔の見えるコスチューム、というのは、斬新過ぎたか?」
「……ええ。期待感を煽るために本放送まで変身後の姿を秘密にしたのが裏目でした」
「…しかし、主演の二人はスタントなしでハリウッドばりのアクションから殺陣までこなせるスーパーアイドル。スタントを使ってないことを明らかにするためには……」
「……事前に気付くべきでした」
「だがあの変身シーンも変身後の姿も、実にエロ可愛くて見事な出来だったぞ?」
「……ええ、フリフリひらひらの衣装もお二人には非常に似合ってました。ただ……おわかりになりませんか?」
「わからん。なぜ炎上した?」
私は溜め息をついて、変身後のコスチューム姿の写真を見下ろした。
「……これ、ライダーじゃなくて、完全に『実写版プリキュア』です。……そりゃ、両方のファンから叩かれますよ」
fin.
なんという悲(喜)劇かwww
タイトル「はの三番」
>>276
ワロタwwww
これすっげえ観たいけど、確かにアンチ湧きそうだなww
タイトル「聖バレンティヌスにお願い」
>>219
落し物を見つけた。
なんということだろう、高級そうな財布を拾ってしまった。しかも高級そうなだけならまだしも中身には綺麗なお札がギッシリ詰まっている。
どうしようか、都会もいいところの東京のど真ん中。人を探そうにも交番に行く気は無いし、かと言って自力で探す気もない。
しかし返さなければ、間違いなく財布の持ち主は困ってるはずだ。
この額だし、って。
フフ、まぁにしても、すごい額の金だぜ、ジュルリ......
はっ!気づいたら本能の赴くがままに財布を漁っていた。いかんいかん、金の吸引力は恐ろしいものがあるぜ.......あ?
とても不穏なものが目に写った気がする。
お札を一枚失敬して、往来の中立ち止まって天に掲げてみた。
どうも、財布のお札には諭吉さんではなく、どこか漫画雑誌出みた気がしないでもない、七三分けの、イケメンの、黒縁メガネの。そんなキャラが印刷されていた。
地面に思い切り財布を叩きつけた。
拾い上げる財布、上げっていく視線。
その先に真夏日にも関わらず学ランを着込んだどこかで見た気がする人物を見た。真夏の蜃気楼だろうか…..あんな目立つ服装の奴がいるわけがない、と思ったが周囲の人間がざわついているのでどうも幻覚ではないらしかった。
おーけー、つまりこういうことだ。
ピンと背筋を張って服を整え、フローラルな香りの香水を全身にぶちまけたあと静かに近寄って、そっと男の肩に手を乗せる。
「坂本ですか?」
タイトル【たけのこの里の英雄」
つまりどういうことなんだってばよ
タイトル「【本気の】ペンパイナッポーアッポーペン【ラノベ】」
タイトル「うらが迷路帖」
タイトル「怪傑!おっぱいマン!!」
>>282
「たけのこの里の英雄」
20××年、世界はきのこの炎に包まれた。
クッキーは砕け、
チョコは枯れ、
きのこの山を除くあらゆるチョコ菓子は壊滅したかに思えた…
しかし、僅かに戦火を逃れ、生き延びた甘党たちがレジスタンスとして立ち上がった。強大なるきのこの力に対抗すべく、各チョコ党が手を組んだのだ。
少ないチョコレート資源を分け合い、彼らは反逆の機会を虎視眈々と待ち続けた…!
というプロローグは思いつきました。
続きが思いつけたら頑張って書きます
タイトル「KO-N!」
タイトル「テールランプが見えなくなるまで」
タイトル「地下牢の住人たち」
>>289>>286
何時からだろう、逢うことさえ煩わしくて
会話も少なくなった。お互いただ流されて
一緒に、居ても辛いだけ
出遭ったころは、あんなにしあわせで
それが、永遠に続くと思っていたのに
他に好きな人が出来た訳じゃない
今でも、きっと貴方が好きだから
嫌いになりたくないの
今日が、最後と分かってたのね
涙がこぼれないように星を見ているわ
貴方の車のテールランプが見えなくなるまで
女「あ!流れ星...」
流れ星が、彼の車を直撃した。私は、思わず駆け出していた。
女「大丈夫?」
男「大丈夫じゃないかも」
女「どこか、痛いの?」
男「うん、心が痛いポッカリ大きな穴が開いちゃった」
女「...」
男「君の胸にもほら」
女「え!何処?」
男「怪傑!おっぱいマン!!」
女「もう。心配したのに、このエロ男」
男「きっと、今の流れ星はオッパイ星からだな」
女「はいはい、お薬だしましょうね」
男「精力剤ですか?」
女「超強力ですよ」
私達の倦怠期は、こうして怪傑!おっぱいマン!!じゃ無かった
流れ星のお陰で解消された。
タイトル「うしろの蘇我くん」
乙っぽいマン!
>>290
「此処から出してくれ」
「それは、お前達しだいだ、それにお前達は自ら此処へ来た」
「それは、まさかこんな危険なスレとは、思わなかった」
「簡単ではないか、唯、書かれたタイトルにストーリーを書けばいいだけだ」
「簡単、簡単なものか、俺達にだってプライドがある。感動も落ちも無い駄作は書けない」
「そう言って何人もが筆を折って屍になっていった。」
俺は、抜け出せるだろうか
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレという地下牢の住人たちから
タイトル「いちげんサボタージュ」
タイトル「平沢唯依存症」
タイトル「坂元ですが」
タイトル「鯖でサンバ!」
タイトル「螺旋族」
タイトル「雑踏の階段」
タイトル「ダッダーン人の踊り」
タイトル「恋の色相」
タイトル「快速特別通勤区間準急東京行き」
※2レスお借りします
>>302
『恋の色相』
春の日差しがぽかぽかと差し込む日曜日。
私は寝床を抜け出すと、こっそり外に出る。
軽くスキップしながら中庭を通り抜けて、堂々と塀の外へ。
皆さん自分の仕事に夢中で、誰も私の事など気に留めていない。
・・・・・
大通りに出て、周囲を見回す。春の街は華やかだ。
あちらでもこちらでも、ふわふわ、ひらひら、くるくると、色とりどりの光が漂い、舞い、踊っている。
これは、人の感情の光。
恋する人の、心の輝き。
私にはそれが見える。
どうやら他の人にはこの光を見る力がないらしい。
こんな素敵なものが見えないなんて、ほんと可哀想。
あちらでは、小学校に入りたてくらいの負けん気の強そうな男の子が、女の子に向かって手を差し出している。
その手のひらにのっているのは……
え?――セミの脱け殻?
男の子からは女の子に向かって、5月の日差しのような輝きの、まっすぐな橙色の光。
……プレゼントのつもりなんでしょうね。
……あらあら、泣かせちゃったみたい。
女の子からも男の子に向かって出ていたはずの淡い桃色の光が、すぅっと小さくなっちゃった。
道の反対側にはべたべたとくっつく若いカップル。
あら? 男の人の方からは赤やら紫やら混ざり合った炎みたいな光が出てるのに、女の人からはチラリとも光が出てないわ。
男の人――。 その女の人、あなたの事全然好きじゃないですよ――。 あなた、騙されてますよ――。
……なんて、いちいち教えてあげたりしないけどね。
まあ、凄い。
向こうのベンチのお爺さんとお婆さん、繋いだ手から金色の光が溢れだして、くるくる周りで渦巻いてる。
お年を召しても、すっごくらぶらぶなのね。なんて綺麗。なんて素敵なのかしら。
夕暮れ近くまで街を回って、いろんな光の乱舞を楽しむ。
初恋の淡い桃色。
情熱的な赤や紫。
純粋な黄色や橙。
片想いや不倫の暗い青。
澄んだ色の光もあれば、ちょっと濁った色の光もあるし、恥ずかしそうに弱々しく向けられる光もあれば、ちょっと光量強すぎない?って文句を言いたくなるような光もある。
けど、どれも綺麗。どれも素敵。
そろそろ戻らなきゃ、と振り返るその横を、小さな男の子と女の子が走り過ぎる。
さっきの子たちだ。
小さくて可愛らしいけれど、しっかり繋がれた二つの手。
あらあら、仲直り出来たみたいね。
二人が揃って地面を蹴るたびに、橙と桃色の光の粒が、サイダーみたいに弾けて輝く。
日曜最後の締めくくりにふさわしい、素敵な眺め。
ああ、今日も1日、楽しかった。
上機嫌で自分の部屋に戻り、寝床に潜り込むことにする。
周りの白い服を着た人たちが、ぼそぼそと話す声が聞こえる。
「――ずっと寝たきりなんだろう?」
「……もう十年も眠り続けてる。」
「――それだけ経てば脳も萎縮するはずだろうに」
「……だが不思議な事に、脳波をはじめ、各種の数値は活発な脳内活動を示している。ただ眠っている健康な人と変わらん」
「――確かに、表情も穏やかで、笑ってるみたいだ。……いや、今、実際笑わなかったか?」
「……まるで、綺麗で楽しい夢をずっと見続けているようだ」
「――実に美しい。これだけの美人が、恋も知らずに、ただ眠り続けるとは勿体無いな」
「……全くだ」
むう。
恋も知らずに、なんて失礼しちゃう。
わたしは知ってる。恋する心の輝きを。
その美しさも激しさも。
狂おしさも甘やかさも。
成就した時の輝きも、切なく散った時のきらめきも。
あなたたちなんかより、ず―っとず―っと。
わたしの方が知ってるんだから。
私はそう憤慨しながら、私の寝床――水槽の中に浮かぶ自分の肉体に、またこっそりと潜り込んだ。
――――まあ、しょうがないわよね。
――――この人たち、毎日こうして身体から抜け出してるわたしの姿にも、ぜんぜん気づけてないみたいなんだから。
『恋の色相』
fin.
投下終了
お目汚し失礼しました
>>294
書いても書いても抜け出せない住人だっているんですよ!
タイトル「隠されたルール」
タイトル「略奪愛戦線」
タイトル「○○の値段」
タイトル「学研少女野崎くん」
タイトル「とりあえず生!」
タイトル「安価の付かない安価スレ」
タイトル「私のためにある星」
タイトル「始まりのない話」
タイトル「やがては死にゆく」
タイトル「罪深き感情」
タイトル「独裁者の涙」
タイトル「あれが西友!」
タイトル「愛憎偶像」
タイトル「黒い黒い黒い」
>>274
「青い春と蒼い春の違いについて」
・・・
「……今日で俺たち3年は引退だ! あとのことは任せたぞ、お前ら!」
「「「はい、キャプテン!!!!!」」」
「へっ、もうキャプテンじゃねえよ……。お前ら、来年こそ……来年こそは、きっと我がラグビー部を花園に……」ウルウル
「「「せっ……先輩……」」」グスッ
「馬鹿やろう……泣くんじゃねえよ、馬鹿やろうどもが……」ウルウル
「「「せ……センパイたちだって……泣いてんじゃないですかぁ……」」」メソメソ
「馬鹿やろうこの野郎!これはあれだ、心の汗だ!!おら行くぞお前ら、最後のランニングだぁ!」ダダッ
「「「はい、キャプテン!!!!!」」」ドドドド
「馬っ鹿野郎! もう、キャプテンじゃねえっつってんだろがぁ!」グスッ
――これが、青い春。
・・・
「今日でこの、萌え文化研究会、真名<サード・シークレット・ソサエティ>も解散……いや、しばしの雌伏の時を迎えるナリ……」
「総統閣下もお疲れ様でしたグヒ……」
「ドクトルも、ぽこ丸氏も、よく支えてくれたナリね……」
「勿体無いお言葉でおじゃる……」
「懐かしいグヒね……。我々3人が1年生の入学式の日、初めて会った日……あれから3年、あっという間だったグヒ……」
「……眼を見た瞬間、解ったでおじゃるよ。……あぁ、我らは同類、いや、同種の生き物でおじゃる、ということが……」
「……よそう、湿(しめ)っぽいのは、我らの流儀ではないナリ」
「シメの日なのにグヒ?」
「万年シモの日なのにでおじゃるか?」
「ワラワラ」
「「ワラワラ」」
「……最後だし、あれやっとくナリか」
「……やっちゃうでおじゃるか?」
「……やるグヒ!」
『……我ら、天に誓う』ウルウル
『我ら生まれた時は違えども』グスッ
『死すときは同じ日同じ時を願わん!!』ボロボロ
「うっ……うわああん、お前ら最高だぁ、山口ぃ、田中ぁ!」(号泣)
「ばっか、本名で呼ぶんじゃねえよ斉藤ぉ!」(号泣)
「田中ぁ、斉藤ぉ、俺たち、ずっと友達でいようなぁ! 彼女とかできてもさぁ!」(号泣)
「えっ」(真顔)
「やだよ、そんなの」(真顔)
――これが、蒼い春。
……あなたがたは、どっちでしたか?
fin.
>>300「雑踏の階段」
本日
歩道橋を渡ろうと階段を上がっていたら
前方にミニスカートの女性
Σ(゜∀゜;ノ)ノ
明るい紫のセーターに
・+( ̄∀ ̄)+・
ふわりとした黒いショール
\(≧∇≦)/
黒いミニスカートの下には
( ̄・・ ̄)
それはそれは見事なふくらはぎ
Σ(゜∇゜)キター!!
どれくらい見事かというと
ひ と 蹴 り で
牛 も 倒 せ そ う
ガク(((°□°;)))ブル
黒と紫に身を包んだその姿
ま さ に ド ム
後ろについて階段上がろうとしたら
バッグでスカート押さえながら上がって行きました
…踏み台にして駆け上がっていいですか?(」゜皿゜)」ウルァ☆
fin.
連投すまん
お目汚し失礼
タイトル「俺が一番嫌いなあいつ」
>>323
乙乙
タイトル「愛を込めて最高の死を貴方に」
数レスお借りします
>>316
「私のためにある星」
「始まりのない話」
「やがては死にゆく」
「罪深き感情」
「独裁者の涙」
>>318「愛憎偶像」
>>319「黒い黒い黒い」
>>324「俺が一番嫌いなあいつ」
>>326「愛を込めて最高の死を貴方に」
・・・
「……思い直す気はないのか」
俺は目の前に立つ女に最後の問いを投げかけた。
「……言ったはずよ。貴方が私の物にならないのなら、全てを砂に返すと」
永きに渡りこの星を支配してきた"渇きの魔女"。神々の血を引く末裔の、最後の片割れ。
その暴虐と強欲と圧制とが、ただ一人の男に捧げるため、ただ一人の男を振り向かせる為だけのものだったと知ったなら、犠牲になった人々はどんな顔をするのだろう。
「お前の気持ちに応えることはできない。お前が兄貴を殺した時点で、この話は終わった話……いや、始まりもしない話になったんだ」
「……意外ね。お兄さんのこと、嫌いだったんでしょう?」
「……この世で一番嫌いだったよ。弱っちい癖にお節介で、偉そうに兄貴風ばっか吹かせて、いつも俺の前にいた。……だが、たった一人の兄貴だ。そして、兄貴はお前に殺された。……惚れた相手であるお前にだ」
「私が欲しかったのは、神の血を受け継いだ貴方だけ。ただの人間のお兄さんには、興味なかったんだもの。仕方ないわね」
「…………」
「……まあ、いいわ。貴方がどうしても私の物にならないと言い張るのなら、宣言通り、この星全てを砂にする。貴方はまだ私の物ではないけれど、他の全ては私の物。この星は私のためだけに存在を許されたもの。どうしようと、私の勝手よ。それに……全ての繋がりが断ち切られれば、貴方の気も変わるかも知れないものね」
「させないさ」
俺は兄貴の形見の剣を構える。
「……お前と共に生きてやることは出来ない。他の者にも、これ以上の手出しはさせない」
「どうせいずれは死にゆく、定命の者たちよ? 神々の血を引く私たちとは違うゴミ虫たちじゃない」
「そうじゃない。俺たちこそが違うんだ。俺たちこそがこの世界では異物なんだ。この世界に、俺たちはもう要らない。神々も、英雄も、魔女も。もう消えるべきだ」
「どうしても?」
「どうしてもだ」
舌なめずりをする魔女。
「その覚悟に応えましょう。不死の者を殺せるのは不死の者だけ。……愛を込めて、最高の死を貴方に贈るわ」
その姿はぞっとするほどに恐ろしく、冷たく……そして――あまりにも美しかった。
恐怖と憎悪をもって語られながら、なお畏怖と崇敬、陶酔と狂信の眼差しで皆が仰ぎ見ることを禁じ得ない、人ならぬ身にしか持ち得ない――偶像の美。
――嗚呼、綺麗だ。
心によぎる、ちくりとした痛みを振り払って、俺は走り出した。
・・・
戦いは、長く続いた。
魔女の手が翻る度に雷光が閃き、暴風が吹き荒れる。
俺の剣閃がほとばしる度に壁が砕け、地が割れる。
血が流れ、汗が飛び散り、肉が裂け、骨がきしむ。
――どれくらい戦っていたのか、時間の感覚など、とうに失われていた。
死力を振り絞り、絞り尽くした激闘。
そして――――決着の時が来る。
「ぐう……っ」
「かは…ぁっ」
魔女の手刀は俺の胸を、俺の剣は魔女の首元を、互いに深々と貫いている。
「……素敵よ、貴方。……どうせなら、もっと他のもので、もっと深く貫いて欲しかったけど」
「……どこまでも最悪な女だな」
ごふっ、と吐き出す血の塊とともに、思わず苦笑が漏れる。
「……やっと、私の前で笑ってくれた」
俺の胸を片方の腕で貫きながら、もう片方の手で魔女が俺の頬を撫でる。
その瞳は、夜よりも闇よりも、黒く、黒く、黒く――しっとりと濡れていた。
流れ出す血とともに、体から力が抜けていく。
「……ねえ、ひとつだけ教えて。貴方……実は私の事、ほんとは好きだったでしょ?英雄さん」
「……ふざけるな、この魔女め」
許されるはずもない罪深き感情を胸のうちに押し込めて、俺は毒づく。
「……意地っ張り」
「言った筈だ。お前と共に生きてやることはできないと」
「……強情なんだから」
二人して、ゆっくりと地面に倒れ伏す。頭がふわふわとして、固い地面の感触はほとんど感じなかった。
「俺にしてやれるのは……お前と共に死んでやることくらいだ」
魔女の目がわずかに見開かれる。
「……嬉しい。貴方がまさか、そんな素敵な口説き文句言ってくれるなんて、思わ……な……かっ……た……」
それきり。それが最後。
その声を最後に、何も聞こえなくなった。
目の前は真っ暗で、もう何も感じない。
ぽたりと頬に水滴が落ちたような気がした。
渇きの魔女の呪いのせいで、この辺りには何年も雨など降らなかったはずなのに。
……ああ、そうだった。
……渇きの魔女は……もう……いないんだった。
・・・
数年ぶりにその土地に振った雨の最初の一滴。
それはひょっとしたら――魔女が最後に流した、涙だったのかも知れない。
fin.
投下終了
お眼汚し失礼
またしても連チャンでの投下すまん
タイトルというか三題噺的な、反則気味の使い方もあったけど反省も後悔もしていない。
楽しく書けた!
タイトル投下者さんたちありがとう!
乙、拾ってくれてありがとう
すげぇ、乙です
こんなに書けたらたのしいだろうなぁ…
タイトル投下者じゃないけどこれはグレート乙
ここに至るまでのドラマとか壮大な世界観とかがありそうな感じにそれっぽく仕上がっててワロタ
すげえなあんた
こいつぁ素晴らしいものを見せてもらった、乙
タイトル「機械仕掛けの甘い夢」
最高の乙を貴方に
>>316だけ見て5つ全部繋げられそうだなとは思ったけど、下のレスもまとめて拾うとは流石としか言いようが無い
タイトル「全生命体に告ぐ」
タイトル「あなたを殺した私は誰?」
うん。また、なんだ。すまない。
2レスお借りします。
>>338『全生命体に告ぐ』
・・・
『なぜ我のみを崇めぬ』
『なぜ我の教えを守らぬ』
――その《声》は、ある日全世界の人々の頭の中で、一斉に鳴り響いた。
――声、というのは不適切かも知れない。その《声》には音がなかったのだから。
キ――ンという響きとともに、人種も場所も言語も関係なく、ただ《同じ内容》だけが頭に直接叩きこまれるような、言わば全人類へのテレパシー。
いかなる録音機器にも収録されないその《声》は、怒りをはっきりと滲ませていた。
『我は神。造物主なり』
『我こそが神であり、我の他に神はなし』
『全生命体に告ぐ』
『汝らの所業はもはや目に余る』
『信仰心は失われ、世に理はない』
『よって7日のうちに悔い改めぬ場合、天意によって全てを滅ぼす』
『7日のうちに悔い改めぬ者は、審判によりことごとく死に絶えると心得よ』
世界中の者はひざまずき、ひれ伏し、一心に祈り、許しを請うた。
国家元首たちも、宗教者たちも、犯罪者たちでさえ例外ではない。
これほどはっきりした奇跡を見せられては、疑う余地はなかった。
『悔い改めよ』
『欲を捨て、財を我に捧げ、ただ一心に祈り、悔いるのだ』
《声》は告げた。
古式に則る必要はない、ただ祈りと共に財を捧げよ、と。
紙幣などは神にとっては無意味な紙屑。宝石や貴金属、食料、酒を神に供えよと。
世界中の人々は《声》に指定された場所を訪れ、酒や食料、貴金属を供えては祈りを捧げた。
うず高く積まれた貢ぎ物たちは、7日後に空から現れた金色に光る球体たちが、すうっと吸い込んで回収していった。
人々はあれが天使か、神の御使いかと、口々に崇め、また祈りを捧げた。
全ての貢ぎ物の回収が終わった後、《声》は告げる。
『――こたびの件を見る限り、汝らから、信仰心が完全に失われた訳ではないようだ。審判まで一度だけ、今しばしの猶予を与えよう』
『貢ぎ物によって罪が消えたわけではない。あくまでも審判を起こすかどうかは今後の汝らの行い次第だ』
『無駄に争うな。徒に人の命を損なうな。無闇に他人のものを欲しがるな。平和を愛し、隣人を愛せ』
『――心せよ。我は常に、汝らを見ているぞ』
・・・
《声》が去った後、暫くしてからやっと、ひざまずいていた人々は立ち上がった。
いずれの顔にも、真摯で敬虔な表情が浮かんでいる。
神は実在したのだ。
我らを見守って下さっていたのだ。
さらに慈悲深くも、やり直す機会を与えて下さった。
おお、主は偉大なり!
人々は希望に満ちた笑顔を浮かべた。
やり直そう。我々はまだやり直せる。
神を敬い、平和を尊び、隣人を愛す。争いをやめ、手を取り合い、互いに助け合って生きるのだ。
正しく生きよう。
善く生きよう。
誰も気づいていなかったが、この瞬間、実に有史以来はじめて――地球上の全ての場所から、戦いの音が消えていた。
人類が協調と新たな発展に向かう道へ進み出した、最初の瞬間だった。
――と、その時。
上空に金色に輝く光の球が再び現れ、人々は慌ててひざまずいた。
キ――ンという響きとともに再度頭に鳴り響いた《声》は、しかし聞き覚えのあるものと違っていた。
どこかのんびりとした《声》が言葉を発する。
『あ~、どもども。こちら、銀河パトロール、辺境215946支部のもんです。いや~、最近、こっちゃの星域で、オレオレ詐欺っつー詐欺が横行しておりまして。――なんでも、『オレだよオレ、神!創造主!』とか名乗って金品を騙し取ろうっていう、お粗末な手口らしくてですな。まあ、そんな子供のイタズラ以下の手口に騙される方なんてまずいないとは思うんですが、一応注意を呼びかけよう、ということで……』
――――人類が滅ぶまで、そう長い時間はかからなかった。
fin.
投下終了
お目汚し失礼
>>332~>>337
有り難う御座います
朝起きたらめっちゃコメントついててビビりました
>>337
そうですよー
>>304~>>305とか含め、ここ最近ほとんど私物化してて申し訳ないです
もっと書く人増えたら嬉しい
乙。星バーーーローーっぽいの好き
別にそれを狙うわけではないけれど、こういうタイトルは手をつけやすいとかってある?
タイトル「愚かであれ」
あ、saga付けてないからバーローになってる
タイトル「孤独な歯車」
」タイトル「
>>343
ぶっちゃけ閃くかどうかはケースバイケースだから難しい
ただ少なくとも俺は二次創作系はここではまず手をつけない
あと変にタイトル自体が出オチみたいになってるものや、台詞系のは難しい
個人的には、シンプルで、ほんのり厨二くさいやつが好き
この間の「恋の色相」とか、以前のスレで書いた「人斬り雀」「クビナシの花」とかは印象に残ってるタイトル
まあちょっと前の仮面ライダーブギウギなんかもぱっとひらめいて楽しく書けたけど
長文ごめんなさい
一度ここで書いたことあるが(黒歴史だからどれとは言わない)、タイトルの時点で狙い過ぎてる奴とかはちょっとなぁって感じかな
>>343「愚かであれ」
ある男が恋を知った。
自己愛も自身に対する自信も一切無い、精神が萎びて枯れ草のようになった男であった。
何に対してもそれは抜け殻のように無気力であった。
その女を一目見たとき、枯れ草は初めて恋を知り庇護欲を覚えた。
その時枯れ草に魂が入り込んだ。
ある女が恋をした。
美麗で、可憐で、か弱い花のような女であった。
しかし生まれつきの病弱による重い病苦に喘ぎ、高嶺の白百合は最早生きる気力を失っていた。
その男を一目見たとき、白百合は初めて愛情を感じ生存欲を覚えた。
女はその恋が叶わぬ泡沫の夢であると知っていた。
男は神に願った。
己が命を捧げる代わりに女を救ってくれと。
女は星に祈った。
主たる神がどうか奇蹟を起こさんことを。
一途な人々に祝福を。
哀しき運命の人々に救済の手を。
憐れな羊たちに奇蹟の救済を。
そして奇蹟は起こった。
病魔は女の体から消え去った。
女は病苦に苦しまずに済むことよりも、それからを男と生きてゆけることに喜びと幸せを感じた。
男は
男は生まれて初めて勇気を出した。
そうして、その結果は――――
斯くも人は面白い。
不確定で未知数で非合理的。様々な人間が十人十色の演劇を繰り広げる。
彼らは随分と私を愉しませてくれるのだ。
故に私は救いの手を差し伸べる。
――人よ、愚かであれ。
情に流され、情に生き、情に死ぬ存在であれ。
貴様らの演じるその劇だけが、『私』の退屈を紛らわせる唯一の楽しみなのだから。
終
最近の流行に則って即興
タイトル「凛然と生きる貴方へ」
タイトル「確かにそこにある空白」
タイトル「ビッグドリームアンダーグラウンド」
>>351「確かにそこにある空白」
>>352「ビッグドリームアンダーグラウンド」
・・・
彼は必死に地面を掘り進んだ。
トンネル工事中の突然の落盤。
固い岩が降ってくるのではなく、柔らかい土がどさどさと落ちてきただけだったのは、不幸中の幸いだった。
若い体力にものをいわせて土を掻き分け、体の後ろに砂を押しやる。
元いた横穴からそれ程離れたわけではない。
穴掘り名人の自分なら掘り進み、仲間のもとに帰れるはずだ。
――帰るのだ。
――生きるのだ。
ふと、彼は気づいた。
いつの間にか周囲の土の感触がそれまでと変わっていることに。
空気をたっぷり含んだ土の感触が、ぐずぐずと湿った感触に変わっていることに。
その意味に気付く間もなく、目の前の土壁ががらがらと崩れ、そして――――
――――大量の泥水が遅い掛かってきた。
何故だ。俺は元の横穴に向かっていたはずだ。
確かにそこに空洞があるはずだったのに。
水。水。水。
あまりにも大量の水に押し戻され、押さえつけられ、溺れながら。
彼の頭に去来したのは、何故、という疑問だけだった。
・・・
「んも~、早く入って来なさいって言ってるでしょう?」
「あっ……ごめんなさい、ママ。ちょうど庭の木に水やりしてて」
「あら、そうだったの? けんちゃんはいい子ね~。ママ、怒ったりしてごめんなさいね」
「ううん、大丈夫」
「クッキー焼けたから、家の中に入りなさい」
「やったぁ!」
「手はちゃんと洗うのよ」
「は―い」
男の子はホースに繋がる蛇口の栓をきゅっとひねって水を止めた後。ちらりと足元を見た。
ホースから流れ出した水が地面に水たまりを作り、そこから地面に開いた小さな穴に流れ込んでいる。
蟻の巣穴にちょろちょろと水を流し込むのは何故かわくわくする楽しい遊びだったが、なんとなくママには言わない方がいいような気がして黙っていたのが正解だったようだ。
蟻の巣穴から、小さな小さな気泡がぷくりと湧いた。
それきり――男の子が家の中に入った後も、穴からは気泡もそれ以外のものも、一切出ては来なかった。
fin.
また、です。
投下終了
お目汚し失礼
>>349
O.ヘンリー+ニャル様みたいな感じかな?
乙でしたー
>>45
アーーもうバカ何も捨てなくたっていいじゃない
折角作った手作りバレンタインチョコなのに
今日は、2月14日バレンタイン私は、幼馴染の隆史にチョコを渡した。
渡す時は、決まって私はこう言う
「誰からも貰えないと可哀相だから……ハイ義理チョコあげる」
幼稚園から続く毎年の恒例行事それなのに……
何で、今年に限って……義理チョコなんてイラナイて捨てやがった。
私は、悲しくなって隆史の前から逃げ出した。
本当は、毎年本命チョコだったのに……今年は頑張って手作りしたのに……
私は、嫌なことがあると何時も此処にくる。家の近くの丘の上
そこから叫ぶとスッキリする。
「隆史のバカ野郎ーーーー」
でも、今日は駄目だ何だか涙が出てきた……
「やっぱり、お前此処にいたな」
「隆史……」
「お前、今、俺のことバカ野郎て叫んだだろ……」
「そんなこと叫んでない……」
「相変わらず素直じゃないな」
「…………素直だモン……」
「俺は、お前が好きだーーーー」
隆史は、叫んだ。何?チョコ捨てたのにーーーー
「隆史……」
「ゴメン、サプライズ失敗した。捨てた後、寛貴お前が好きだから本命チョコくれて告白するつもりが
お前走っていっちゃうし……」
「そのサプライズ痛くない……」
「うん。かなり痛いな俺ーーーー」
J( 'ー`)し
タイトル「突き刺すような視線」
性懲りもなく投下
>>358「突き刺すような視線」
男「――突き刺すような視線、って言うよな」
女「……言うわね」
男「ちょいやってみて」
女「……は?」
男「いやどんな感じかなと思って」
女「……馬鹿なの?死ぬの?」
男「ああ、そんな感じか、ありがとう」
女「……どちらかと言うと『養豚場のブタでもみるかのように冷たい目』のつもりだったんだけど」
男「とげとげしい言葉だな」
女「……痛々しい男にはお似合い」
男「たまには甘い言葉の一つもかけてくれていいじゃないか」
女「……砂糖。蜂蜜。チョコレート。ほら3つよ、このいやしんぼ」
男「ちょいちょいジョジョネタはさんでくるよね」
女「……好きなのよ」
男「僕の事が?」
女「……殴りたい」
男「ぼ―りょく反対」
女「……つねりたい」
男「まあ、それぐらいなら」
女「……3回転するまでつねりたい」
男「ちぎれるちぎれる」
女「ちぎれたらいいのに」
男「たまには褒めてくれたっていいんじゃないか?」
女「……イヤよ、何の得になる訳でもないのに」
男「減るもんでもないだろう」
女「……減るのよ、主に私のプライドが」
男「誉めて伸ばすのは大事だよ?」
女「……叩いて伸ばすタイプなの」
男「ロックだねえ」
女「……そうよ、あなたのひとつ上」
男「なんだい、そりゃあ」
女「……私はロックで54、あなたはその下53」
男「ロックは53(ゴミ)の、ひとつ上、ってか」
女「……計算が速いのね、見直したわ」
男「今までどんだけ下に見積もってたんだよ、ひとつ下とか絶対嘘だよ」
女「……嘘つき呼ばわりとは失礼ね、計算が速いだけの男のくせに。出世できないわよ、当然私とつき合ったりもできないわよ」
男「計算が速いだけの男の方が、計算高いだけの女より遥かにマシだよ」
女「まあ大丈夫よ、そんなあなたのままでいいって女の人も、どこかにはいるでしょうから」
男「どこかってどこにさ」
女「……さあ? 案外身近にいるかも」
男「例えば……今、僕の目の前にとか?」
女「……あなたの自宅のテレビの前とかじゃない?」
男「お母さんはノーカンだろ!!」
fin.
投下終了
お目汚し失礼
これでしばらく打ち止め休憩にする
>>360
その末尾AO……連続投下の人か
よくそんなぽんぽん出てくるなあ
乙です-
>>356は結局男カップルオチにしたかったんだろうとは思うが、『捨てた後、寛貴お前が好きだから本命チョコくれて告白するつもりが
お前走っていっちゃうし……』の意味が良く解らん……
>>130「君ぞ散るや鐡の國」
あの大きな惨たらしい戦争が始まってからどれほどのときが経っただろうか。
軍部は壊れたラジオのようにただ戦況は優勢であると伝える。
政府は軍に言われるがままに国民を働かせ、その機能は麻痺しきっている。
民衆は銃を担がされ戦場に駆りだされるか、工場で銃や銃弾を作るか、兵士の食糧を作るか――――
何にせよ、およそその戦争に携わっていない人間は、この国には居なかった。
彼は青年であった。
青春を謳歌する、すがすがしい青年であった。
学問を修め、精気を養う猛々しい青年であったのだ。
しかしそれはこの時代において、不幸としか言いようが無いことであった。
「行って来る」
彼は不器用にそうとだけ言って行ってしまった。
私は感づいていた――もはや彼が帰ってくることは無いだろうと。
二度と彼がそのたくましい腕で私を抱くことは無いだろうと、二度と私と唇を交わすことも無いだろうと、感付いていた。
きっと彼もそれを覚っていたのだろう。
再会を誓ったその言葉が、決して成就し得ない願いだと思われたからだ。
別れ際に見せた笑顔が、えもいわれぬ切なさを漂わせていたからだ。
別れ際の長い接吻が、底知れぬ哀しさを感じさせるものであったからだ。
彼は鉄と血に塗れた地獄で、その瑞々しい命を散らすのだろう。
鐵の心を持つ人々に命ぜられるがまま、己の心を鐵にして。
そうしてきっと、彼は血と骨で形作られた鐵の国の礎となるのだろう。
私は不意に流れた一筋の涙を拭い、それ以上涙がこぼれないように空を見上げた。
曇った空は、暗い鉛色――それはまるで、鐵のようで。
あの中に、彼の色も混ざっているのだろうか。
終
>>363
分かり辛くてすいません。
義理チョコは、イラナイと受け取ったチョコを捨てる。寛貴ショックを受ける。そこで俺はお前が好きだ。
だから素直になって本命チョコ(本当の気持ち)が欲しいと告白するサプライズを狙った所
チョコを捨てた所で告白する前に走り去られたので、サプライズ失敗したと表現したかったのですが
このスレに書き込みするにはまだ実力も才能も無いようです。失礼いたしました。
>>365
別に内容自体を叩いてる訳でもないし、誤字や文章間違いは自分もよくやるので、気にせずどんどん書きましょーぜー
>>364
乙です 雰囲気出てますねー
タイトル「だいたいたいだ」
タイトル「Mr.Rokudenashi」
タイトル「犯行予告」
タイトル「山下さんは下山する」
タイトル「ハッピーエンドは誰のもの」
>>368
「だいだいたいだ」
ぼくは くぼ
むきげん げきむ
ことしは ねるひま ないな ま ひるねは しとこ
ことしくらい らく しとこ
けだるき いちにち いきる だけ
だいたい たいだ
よのなかね かおか おかねか なのよ
いぶしぎん えんぎ しぶい
たしかに かした
さぎ せかいいち いい かせぎさ
だいたい たいだ
おわり りわお
タイトル「拙者のアレがこんなに可愛いわけがないでござる」
>>373
おつおつおつお
タイトル「僕が彼女を好きな訳」
タイトル「溺れる女」
タイトル「節分の奇跡」
タイトル「タンゴの節句」
>>243
出逢ったのは、それでも嫌になるくらい空だけは青い日だった。
まだ幼かった彼女と目が合った瞬間僕達は恋に落ちた。
それから彼女は、真夏の暑い日も雨の日も凍えるような冬の日でさえ僕に付き合ってくれた。
親の目を盗んで一緒に寝たことも数え切れない僕は彼女をドンドン好きになっていった。
彼女は、やがて美しくやさしい女性へと成長していく
そんな彼女を他の男がほっておくはずも無く僕はそんな奴等を威嚇し追い払っていた。
あの男が現れるまでは、あいつも最初は、威嚇して追い払おうとした。だが彼女の悲しそうな顔が
僕にそれが、間違いだと教えてくれる。そうもう彼女は僕ではなくあの男を愛しているのだ。
僕は、分かっていた。もう長くは生きられないことをそして、これから彼女を守るのはあの男だと
僕は横たわると空を見た。出逢った日もこんなそれでも嫌になるくらい空だけは青い日だった。
薄れ行く意識の中彼女の声が、聞こえる。
「ポチ死なないで――――」
彼女が流した涙が僕の顔を濡らす。あの男が彼女の肩を抱いている。
さよならだ、僕が愛した人よ、幸せになってくれ……
僕は、静かに目を閉じた。
タイトル「猫だけは知っていた」
>>380
タイトル投下者だが書いてくれて感謝(*´∀`)ノ
>>381
『猫だけは知っていた』
此処は、俺のお気に入りの場所、日当たりが良く遠くまで見渡せる柿の木の上
俺は何時もそこから下僕を見守っている。今日も慌ただしく学校へと走って行った。
もう少し早く起きれば良いのに、又彼女のことでも考えて眠れぬ夜を過ごしたのか
そう下僕は、今、恋をしている。毎朝すれ違う名前も知らぬ女の子に
下僕が、もう何通もラブレターを書いては、渡せずにいるのを俺は知っている
俺は、縄張りの見回りに出かけた。立ち寄る先の一つがあの子の家だ俺はそこでは
トラちゃんと呼ばれている。俺を見つけるとあの子は何時もおやつをくれる。
煮干しを食べる俺を撫でながら色々話をする。今日学校で何があったとか~
俺には、興味が無いことばかりだが、最後に今度のバレンタインに毎朝すれ違う
男の子にチョコあげようと思うんだけど迷ってるのトラちゃんに相談しても
しょうがないよね。
俺は、今日ほど人間の言葉が話せないのが、辛いと思った日はなかった。
今日は、2月14日俺は今日も此のお気に入りの場所で下僕を見守る
あの子がチョコを渡す相手が下僕なら良いニャ~
タイトル「Gentlemans」
タイトル「破壊衝動の一人歩き」
>>384『Gentlemans』
――俺の通っていた高校には、美人でエロい体つきだが、帰国子女であることを鼻にかけた、性格ブスな英語教師がいた。
俺「ざ・じぇんとるまんず・あ~……」
女教師「ノーノー!ザ・ジェントルメン!」
俺「え?」
女教師「"gentleman"の複数形は"gentlemans"じゃなくて"gentlemen"よ。まったく、こんなのも解らないの? よくこの学校に合格できたわね?」
俺「じゃあ、『その男たち』だったら……」
女教師「"The men"ね」
俺「ざ・むえん?」
女教師「"The men"」
俺「ざー、むえあん?」
女教師「"The men"!!」
俺「……ゆっくり、繰り返しお願いします」
女教師「"The men"、"The men"……」
俺「ざ・め~ん……、ざ・め~ん……」
女教師「"The・men"……、"The・men"……」
俺「ざーめ~ん、ざーめ~ん……」
女教師「ザーメーン……ザーメ…… Oh!!シィット!」
俺「……えっ?『ザーメンほしいっ』ですって?」
大爆笑に包まれる教室。
真っ赤になってヒステリックに怒り狂う女教師。
親呼び出しを食らい、卒業までクラス男子からは『ザ・紳士』女子からは『ザ・変態』というあだ名を頂戴する羽目になったけど、後悔はしていない。
……何故かって?
その女教師が、今では俺の、可愛い欲しがり屋の奥さんだからさ。
fin.
投下終了
やっつけでごめんww
水を差すようだがR-18内容を含むのは……
あれ、これR18になるのか
すまん感覚が麻痺ってたかも
不快に思われたら申し訳ない
ま、まあ*amenとthe menじゃかなり発音違うし……
よし お題くれ
いいのがあれば明日にでも書く
タイトル「楽園とは名ばかりの」
タイトル「見様見真似の世界創造」
>>371
緑が恋しくなり、一人遠くへ登山に出かけた山下さん。
念入りに計画を立てた甲斐あってか、無事に頂上に到着。あとは下山するだけーー
しかし滑落し、気を失ってしまう。
幸いケガは無いものの、計画よりも大幅に遅れてしまった。
突如として降りだす雨。
追い打ちをかけるように起こる数々のハプニング。
刻一刻と迫る最終バス。
山小屋に泊まる金は無い……ッ!!
果たして山下さんは無事に下山できるのか!?
sage忘れてましたごめんなさい…
タイトル「連鎖する思考」
タイトル「愛すべきではない」
タイトル「譲り受けた罪」
タイトル「誰にも読まれない本」
タイトル「語るものは死す」
タイトル「流行病大賞」
>>116
『法螺吹きの幻想』
又か、男は街を振り返った。人々が死に絶え無人となった街を
一度の過ちを人は許してはくれない例え故郷から遠く離れたこの街でも
男は昔、オオカミ少年と呼ばれていた。軽い気持ちでついた嘘だった。大人達が
慌てる様が面白かった。それがあんな事になるとは思いもしなかった。
男は、村にいられなくなり旅に出た。しかしどこに行っても悪い噂は追いかけてくる
名前を変え故郷を偽っても何時かはボロが出る。もう真実を言っても誰も信じてはくれない男は法螺吹きと呼ばれた。
酒場で、旅の商人が病で倒れた時、男にはすぐ分かった。危険な流行病、対処を誤れば
大勢が命を落とす。男は直ぐに適切な対処方法を忠告した。しかし誰も聞いてはくれなかった。
病は瞬く間に街中に広がり人々は死に絶えた。又だ、悲劇は繰り返された。
この前の村は雪崩で、その前の街は洪水で大きな被害が出た。どちらも男の忠告は聞いてもらえなかった。
男は、又旅立つもっと遠く誰も男の事を知らぬ処へそして今度は二度と忠告などしない
たとえそれで命を落とす事になったとしてもそれを受け入れるだろう
それが男が負わなければいけない罰なのだから
タイトル「薄紅色した空と雲、それとよく似た君のナカ」
整いました
>>393
「……なぜ、工期に間に合わなかったのかね」
上司はコツコツと神経質そうに机を指で叩きながら我々をねめつけた。
「……申し訳ありません」
全員で深々と頭を下げる。
「謝罪が欲しいわけではない。納得がいく説明を求めているだけだ」
「……はい」
「はいじゃわからん。初めての工法を試すというならともかく、前例のある工事だったはずだ。資材は以前と同じだけ揃えていた。期日についても、前例を参考に余裕を見て、二倍の工期を見積もっていた筈だ。時間がなかったとは言わせんぞ」
不本意そうに眉を吊り上げる部下を制して、私は一歩前に出た。
「……おっしゃる通り、前任者は同じ仕事を半分の時間でやり遂げました。確かにその時の工程マニュアルも渡されました」
「そうだろうそうだろう」
「信頼を裏切ったことに違いはありません。それについてはお詫びいたします。……ですが」
私は息を吸い込む。
「失礼ながら、前任者の残したマニュアル、とやらに、ご自身で目を通しておられたのでしょうか?」
「なに?」
「……名目上はマニュアルとありましたが、内容はあまりにも漠然として不備だらけ。職人の勘任せとしか思えません。あれを頼りに、同じ仕事を再現しろと言われても不可能です」
「……ほう。確かに私も下に任せきりで、細かい内容には目を通していなかった。今、マニュアルの現物はあるのかね」
「はい、こちらに」
私は秘書からファイルに綴じられた分厚い書類を受け取り、表紙を開いた。
内容に目を走らせるにつれ、上司の顔つきが真面目なものから驚きの表情へ、しまいには頭を抱えるような表情へ変わっていく。
そのマニュアルとやらの中身は――
『①はじめに天と地とを創造した。 ②地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、水のおもてをおおっていた。
③「光あれ」と言った。すると光があった。 ④その光を見て、良しとした。その光とやみとを分けた。 ⑤光を昼と名づけ、やみを夜と名づけた。夕となり、また朝となった。第一日である。』
「――こんな調子で6日間で作った前例がと言われても……。10倍時間があっても再現不可能です。しかも、このマニュアル通りに工事すると、99.8%の確率でメンテナンス用の生物がバグを起こす可能性があり……」
『見様見真似の世界創造』
fin.
投下終了
お目汚し失礼
>>395
作品投下ageは全然OKだと思うよ~
>>397
カッサンドラーの呪いかな?
こーゆーの大好きだ
タイトル「あまりにも従順な生物」
タイトル「矜羯羅がっしゃん」
タイトル「超自我の苦難」
>>400
乙乙
もう一本整いました
※可能なら>>400を先にお読み下さい
>>392
「楽園とは名ばかりの」
>>404
「あまりにも従順な生物」
「無事完成か」
上司は上機嫌そうに机の上で指を組んだ。
「はい、お待たせいたしました」
居並ぶ部下たちの表情も、大きな仕事をやり遂げた誇らしげな表情に満ちている。
「やはり当初の計画はあまりに杜撰過ぎました。前任者の腕前は確かに見事な物でしたが、焦って急いで作ったせいで、切って張って作って壊して増やして減らして減らしたら増やしての繰り返し。いやはや、計画の全面的な見直しを許可して下さらなかったらどうなっていたことか」
「冷静に現実を見据えることは何より大事なことだ。……では、仕様の変更点について報告してもらおうか」
「はい。最大の変更点はやはりメンテナンス用の生物についてですね。システムの冗長性を確保するために多様性を重んじ、様々な生命が自然発生するように調整されていた前任者の仕事は見事な物でしたが、同時に致命的なバグの発生も抱え込んでいました。炭素系の有機インターフェースでは蛋白質複製の際のエラーをどうしても避けられず……」
「ああ、専門的な話はいい。最終的、具体的にどうなったかだけを頼む」
「は、失礼いたしました。……では、こちらをご覧ください」
スイッチとともに映し出されたモニターには、新しく作り出された"世界"の姿が映し出されていた。
前任者の作り上げた、毛や鱗や羽毛に覆われた生き物たちではなく、銀色の光沢に満ちた外殻で陽光をはね返す、美しい金属生命たち。
自己修復、メンテナンス機能を兼ね備え、命令には従順で、朽ちることも世界を傷つけることもない、完全に完璧で幸福な、調和のとれた世界。
――永遠の楽園が、そこにあった。
fin.
投下終了
お目汚し失礼
ココア ソーダ クエン酸~
さりげなくおしゃかしゃま混ぜんなww
タイトル「取らぬ狸の生存戦略」
タイトル「振り込め詐欺株式会社」
タイトル「鍵括弧vs墨付き括弧」
>>385
『破壊衝動の一人歩き』
思い通りにならないなら壊してしまいたい
跡形もなく最初から存在さえ無かったかのように
そうすれば、こんなにも苦しまなくても済むのに
でも僕はもう大人だ、そんな子供じみた事など出来ない
そうだ、こんな時は気晴らしに出かけよう
何もかも忘れて羽を伸ばしてこよう
僕は出かけることにした。唯、少し時間が悪かったようだ
午前2時に住宅街を歩いていれば、職務質問されても仕方があるまい
おまけに、最近この辺りに出没する変質者に似ているらしい
結局朝まで、警察の取り調べを受ける事になってしまった。
少しも気晴らしなんかにならなかった。
僕は、コンビニで朝食を買うと部屋にもどった。
部屋の中では、相変わらず回り続ける砂時計
もう、誰も僕を止められない
気が付くと其処には破壊されつくされたノートパソコン
いいさ、午後には新しいセットアップ済みのパソコンが届く
僕は、朝食を食べると眠りについた。
破壊したパソコンにバックアップしたDVDが入ったままだった事に
気が付くのは2日後の事だった。
>>416
乙乙
最近書く人ちらほら増えてきて嬉しい
タイトル「知識欲の図書原さん」
>>370
『犯行予告』
4年前の春、僕は苦しかった受験勉強を乗り切り念願の大学に入学した。
希望に満ちた入学式で僕は隣の女の子に恋をした。一目惚れだ
僕は式の後彼女を追いかけ告白した。
「僕は貴女に一目惚れしました。良かったら付き合ってください」
彼女は、いきなりで驚いていたが、友達ならとOKしてくれた。
お互い地方から出てきたばかりで知り合いもいない二人が恋人同士になるのは
時間は掛からなかった。それでも深い関係になったのはクリスマスイブだった
僕の腕の中で眠る彼女を僕は益々好きになっていった。しかし3年になって就活が
始まった頃から、彼女が時折見せる悲しそうな表情に僕は気づいていた。
一学年下の彼女の後輩から聞いた話では
彼女は、一人娘、実家は地元では代々続く家柄らしい東京の大学進学の条件が
卒業後は地元に帰って婿を取って跡を継ぐことになっているらしい
僕は、合格した就職先を彼女には告げなかった。
正月が過ぎたある日、彼女は置手紙を残し僕の前から消えた
。
「田舎に帰ってお見合いします。貴方のことが好きでした。でも両親との約束は
破れません、さようなら」
僕は彼女の実家に犯行予告を送った。
『明日、御家の娘を奪いに行きます』
予告も無しに見合い会場に乗り込んだら彼女の両親の面子をつぶしてしまう
僕なりの気遣いだ
僕は、彼女の後輩に聞いた見合い会場に乗り込んだ
彼女は、着物を着てご両親と座っている見合い相手はまだ来ていないようだ
僕はご両親の前に行くと頭を下げた
僕「予告どうり娘さんを奪いに来ました。彼女を幸せに出来るのは僕だけです。」
彼女父「やっと来たか」
僕「?……」
彼女父「お前の見合い相手だどうだ、気に入ったか」
彼女「お父さん……」
彼女父「断るなよ、彼が折角此処の役所に就職決めてくれたんだから」
全部お見通しだった。
何も知らなかった彼女は結婚した今でも思い出したように文句を言うけど
タイトル『チビも集えば……』
>>419
タイトル投下者だが書いてくれてありがとう
良かった乙
タイトル「鬼の居る場所、福の在り場所」
>>377
『溺れる女』
誰か た す け て
私は、今溺れている。 どうしてこうなったかと言うと
3時間前、私は港の見えるオシャレなレストランで食事をしていた。
最近知り合った大企業の御曹司と上手く行けば玉の輿そんな事考えながら
私は、無理してお淑やかに振舞っていた。でも……後で知った事だが彼の
目的は、私の体、彼には、公表はされていないが婚約者がいたのだ。
食事の後は、今度は会員制のバーでお酒を飲んだ。
私を酔わせるつもりだったのだろう、しかし彼の誤算は実は私が蟒蛇と
呼ばれる位お酒に強かった事
店を出た時には、彼が運転できる状態ではなかった事に気づくべきだった。
彼は、次は自慢のクルーザーを見せてくれると言う
私は、彼の真っ赤なオープンカーの助手席に乗った。
でも、やっぱり変だ雨でもないにワイパーが動いている
今、赤信号も止まらなかった。私は最初思い切りカワユク
怖いと言った。それが彼の何かスイッチを入れてしまったようだ
彼は益々スピードを上げる。これは絶対ヤバイそう思った時はもう
遅かった。衝突の衝撃で私の体は投げ出され海に落ちた。
そして今、私は溺れている。
誰か た す け て 私の意識は無くなった。
朝の柔らかな日差しで私は目覚めた。此処は、死後の世界?
隣には裸の男の背中何?
「おはよう、何処か痛いとこは無い?」
貴方は、隆史そう私の元彼……最近夜何処かに出かけては朝帰りするから
他に彼女が出来たと思った私は2日前に別れのメールを送った相手
「ビックリしたよ、夜釣りで大物が釣れたと思ったらお前だった」
「夜釣り?」
「そう、最近ハマってるんだ」
「隆史、メール見た?」
「メール?あ!ゴメン言おうと思ってたんだけど……間違って消しちゃったんだ
何だった?」
「そう、良いよ大したことじゃないから……」
「今度は、私も連れてってね夜釣り」
>>376
『僕が彼女を好きな訳』
これで、何回目だろう、コイツの命を救ったのは
最初は、幼稚園の時お転婆だったコイツがジャングルジムの一番上から
風呂敷をマントに飛んだ時だ
当然飛べるはずも無く僕の上に落ちてきた。僕をクッションにしたコイツは
怪我一つ無かったが、僕は大きなタンコブが出来た。謝るかと思ったらコイツは
僕に魔法をかけやがった。『隆史はこれからも私を守るのです。そのご褒美にあなたのお嫁さんになってあげます』
そして僕の唇を奪った。何かテレビで見た真似らしかったが
幼稚園児が、どんな番組みてたんだか、普通ほっぺだろおまけに舌までいれやがった。
そう僕とコイツは所謂幼馴染そしてかけられた魔法は今も解けていない
かけた本人はスッカリ忘れているようだが
その夜、僕は港にいた。ここ数か月週末の夜だけ会社に内緒で荷下ろしのバイトをしていた。
少し見栄っ張りのコイツに贈る指輪を買うために
真っ赤なオープンカーが猛スピードで走って行った。あれじゃあこの先を曲がれないと思ったら
案の定倉庫の壁に衝突した。その弾みで誰か海に落ちた。俺は飛び込むと救助に向かった。
溺れた女を助けてみればコイツだ念の為病院で見てもらってから部屋に連れて帰った。
濡れた服を脱がせベットに寝かせた。全く暢気な顔して寝ていやがる
そろそろ約束のご褒美をもらってもいい頃か
俺もコイツの隣で眠りについた。
タイトル「Two Rooms」
タイトル「anything goes」
タイトル「神がかった翻訳」
>>427
問 以下の問いに答えなさい。
「春みじかし 何に不滅の命とぞ ちからある乳を手にさぐらせぬ」という短歌を現代誤訳しなさい。
また、作者である、与謝野晶子について説明しなさい。
【優等生Hの答え】
「春は短く、青春もあっという間に過ぎてしまう。この世に滅びない永遠の命があろうかと、若い力のみなぎる乳房を手にしぐらせた」
「作者の与謝野晶子は、明治を代表する女性歌人で、与謝野鉄幹の妻としても有名です。保守的な時代の中で愛の情熱を自由奔放かつ官能的に歌い上げた歌集『みだれ髪』は一大センセーションを巻き起こしました」
【教師のコメント】
正解です。さすがですね、Hさん。与謝野晶子と言えば、反戦歌『君しにたまふことなかれ』でも有名ですね。
【生徒Tの答え】
「垂れる前に、早く揉め」
「顔は並だが歌はエロい」
【教師のコメント】
先生ものすごく不本意ですが、正解です。
fin.
バカテスかwww
畜生、噛んだ。
手にしぐらせた→手にさぐらせた
誤字をZAPしたい……
投下終了
お目汚し失礼
>>429
正解ww
わかる人にはわかるよねww
タイトル「かりそめシスターズ」
>>428
名訳すぎるww
乙おつ
タイトル「器と抜け殻」
タイトル『胸の中似たる者』
タイトル「広告はGoogleにより終了しました」
>>317>>146
「ん~6時か」
習慣になっていると休日でもつい起きてしまう
俺は横で眠る彼女を起こさないようそっとベッドを抜け出した。
昨夜は久し振りで、少し激し過ぎたかもしれない
そうだ朝食を作ってやろう
キッチンに行くと冷蔵庫を確認した。
……何も無い……まあ一人暮らしならこんなものか
彼女も暫くは起きないだろう。買い出しに行くか
昨夜流れ星の直撃を受けた愛車はルーフに凹みが出来ているが他は大丈夫そうだ
流石スバルインプレッサあんなことでは、びくともしない
この時間なら24時間営業のスーパーへ行くか
確かこの辺だったよな―有った。あれが西友! やっぱコスパでしょう
買い物をすますと彼女の部屋に戻った。彼女は、まだ寝ている
俺は、ベーコンエッグを作りサラダを盛り付けコンソメスープを作った。
パンは籠に盛りコーヒーを煎れた。
「……おはよう」
彼女が起きてきた。
「おはよう、朝食できてるよ」
「ありがとう……パンの袋は?」
「それなら他のゴミと一緒に捨てといたよ」
「え――」
「なんか不味かった?」
「シール……パンまつりのシール」
「それなら大丈夫ちゃんと取ってあるよ日本三大まつりの一つなんだから
知らない訳ないだろう」
「も――大好き」
こんな事も価値観が同じで嬉しいと思いながら
俺は、コーヒーを飲んでいた。
これは、>>291の続編です。駄作ですいません
タイトル「その先にあるもの」
タイトル「あなたが残したもの」
タイトル「消えた。未来」
タイトル「たとえ嘘でも」
タイトル「冬の終わりに」
タイトル「故郷を無くした男」
タイトル「影武者の恋」
タイトル「I have a pen」
タイトル「暴行罪」
タイトル「好きに決めてね」
タイトル『女神「誰も魔王職やってくれない!!」』
>>159
『逝っとけダイヤモンド』
あれは、半年前のこと映画を見たあと銀座を歩いていた時だった。
彼女はある店の前で立ち止まった。有名な宝飾店そういえばもうすぐ
彼女の誕生日だ、彼女は俺をチラリと見た。これが狙いでわざわざ
映画に誘ったのか――
彼女は、見るだけ、見るだけと言いながら俺の手を引き入って行った。
結局ピアスを買わされたのだが
彼女は店員に勧められたダイヤモンドの指輪を嬉しそうに試着していた。
俺の給与の3か月分では全然足りない値札を見て会社にも彼女にも内緒で
週末の夜バイトを始めた。ようやく予定額になるころ彼女から別れの
メールが届いた。どうやら毎週末朝帰りするのを他に女が出来たと誤解されたようだ
こういう処も昔からだ、彼女の中では、俺は5回位元彼になっているらしい
こっちは、一度も別れたつもりは無いのに
そして今度も又何事も無かったかのように隣で寝ている
来週は映画でも見に行くか
>>423>>424と繋がっています。
タイトル「パートタイムで女神になりました」
タイトル「hとiとstory」
タイトル「英雄の条件」
タイトル「ご発注した。死にたい」
タイトル「安価の来ない安価スレ」
>>49
『絶対にフラグを裏切らない』
戦況が悪化し俺達の部隊は撤退を余儀なくされた。
弾薬や食料も残り少なく補給部隊との合流地点までは、まだ距離があった。
このままでは、部隊が全滅してしまう。誰かが此処に留まって少しでも
敵を食い止めてくれないか、隊長は、くじを作るよう俺に命じた。
俺は一本だけ短いくじを作ると全員で一斉にくじを引いた。
「当たった、者は誰だ」
俺は、自分のくじを見た。
溜息一つ吐いて、手を上げようとした時
隣にいた浦野が名乗りを上げた。
「浦野……」
「いいんだ。誰かが残らなければ全滅してしまう俺に任せて、お前たちは先にいけ」
「お前、彼女のことは良いのか……」
浦野は何時も彼女の写真を見ては言っていた。
「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ」
俺達は、絶対生きて帰ろうと誓いあったじゃないか
浦野は、図のうを俺に手渡すと
「これを両親に届けてくれ」
それが浦野を見た最後だった。
部隊は何とか補給基地まで辿り着く事ができた。
そしてそこで、終戦の知らせを聞いた。
本土に戻った俺は、浦野の両親に託された図のうを届けた。
そこで、俺は知った。浦野が結婚の約束をしていた彼女が
軍需工場の空爆で死んでいたことを
そして浦野がそれを知っていたことを
――あいつワザト自分でフラグ立てやがって
もう、天国に行った彼女と一緒になるために……
タイトル「星の降る夜に」
タイトル「魔王だけど鬱になりました」
タイトル「学習辞書の内容をすべて消去しました。」
>>414『振り込め詐欺株式会社』
>>217『俺の名は。』
俺は、詐欺師そう自称 振り込め詐欺株式会社専務だ
社長は誰かって、そんな事、俺ら下っ端が知っちゃあいけねえことだ
とにかく毎日何処かの家に電話でその家の息子や孫に成りすましては
金を巻き上げている。
そんなことを繰り返しているうちに自分の名さえ最近は忘れてしまった。
俺だって、小っちゃなころは、真面な仕事につくもんだと思っていたが
生憎、就職超氷河期てやつで、今の会社に拾ってもらったのさ
俺は、せっせと働いて今や専務だ、まあ自称だがな
それでもヤッパリ仕事の後の一杯は格別だ。綺麗な女を両脇に抱え俺は
幾本かのボトルを開けた。
そして気が付くと何時も何処かのホテルで名も知らぬ女の隣で目覚める
今日もそのはずだった。
俺は、何処かの路地裏で寝ていた。身ぐるみ剥がされ下着一つで
「隆、何時まで寝ているんだ」そんなお袋に似た声で俺は目覚めた。
俺の名は、隆……か?今までの事は夢なのか……
その声は隣のアパートの中から聞こえた。なんだ俺の事じゃないのか
しかし困った。こんな姿で街を歩く訳にもいかない
幸い小銭入れだけは盗られずに残されていた。
俺は、電話を探した。手下に迎えに来てもらうために
やっと見つけた電話から俺は手下に電話した。
「もしもし、オレ、オレだけど」
手下は、笑いながら電話を切った。
どうやらオレオレ詐欺と間違われたようだ
気が付くと警官がこっちを見ている
なんて、説明しようか名も忘れた俺は途方にくれた。
タイトル「追証来た。死にたい」
タイトル「忘れられた。約束」
タイトル「How many pen-pineapple-apple-pens do you have?」
>>458
"How many pen-pineapple-apple-pens do you have?"
そんな怪文書がインターネット上で出回り始めたのがいつ頃かは不明だ。
SNSや掲示板などに形式不明のファイルの添付とともに書きこまれる文章だ。
直訳すれば「キミはいくつの『ペンパイナッポアッポペン』を持っている?」という文だが
誰もこの「ペンパイナッポアッポペン」という合成語に見覚えはない。
言語学者の論文やネット住民の陰謀論のネタにされてもいたが、結局正体はわからずじまい。
その話題の文章が俺のTwitterにプライベートメッセージで送られてきたのが昨日のことだ。
なるほどわからん。Google翻訳先生は悪戯心溢れるユーザーによりおかしな翻訳をしている。
同じように謎のファイルが添付されており、何となくそれをバイナリとして開く。
……何のことはない、ただの音声ファイルじゃないか。ヘッダが弄られているだけで他は何ともない。
一体何の音声なのか。再生すると軽快な音楽が流れ始める。
簡単な英語歌詞が淡々とゆっくりとリズムに乗って続き、その終着点に聞き覚えのあるフレーズが出た。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
気が付くと俺はペンとりんごを持っていた。そしてゆっくりと二つを近づける。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
俺はゆっくりそのフレーズを繰り返した。りんごがペンに突き刺さる。二つが一つになる。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
新しいりんごを買ってきて、ペンを突き刺す。また一つできる。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
「ペンパイナッポーアッポーペン」
俺は、いくつ作ったんだろうか。
ほかのみんなはどれだけ作ったのだろうか。
これだけ夢中になれる素晴らしいものだ。聞く価値はあるだろう……
>>459
あーパイン要素入れ忘れた修正
"How many pen-pineapple-apple-pens do you have?"
そんな怪文書がインターネット上で出回り始めたのがいつ頃かは不明だ。
SNSや掲示板などに形式不明のファイルの添付とともに書きこまれる文章だ。
直訳すれば「キミはいくつの『ペンパイナッポアッポペン』を持っている?」という文だが
誰もこの「ペンパイナッポアッポペン」という合成語に見覚えはない。
言語学者の論文やネット住民の陰謀論のネタにされてもいたが、結局正体はわからずじまい。
その話題の文章が俺のTwitterにプライベートメッセージで送られてきたのが昨日のことだ。
なるほどわからん。Google翻訳先生は悪戯心溢れるユーザーによりおかしな翻訳をしている。
同じように謎のファイルが添付されており、何となくそれをバイナリとして開く。
……何のことはない、ただの音声ファイルじゃないか。ヘッダが弄られているだけで他は何ともない。
一体何の音声なのか。再生すると軽快な音楽が流れ始める。
簡単な英語歌詞が淡々とゆっくりとリズムに乗って続き、その終着点に聞き覚えのあるフレーズが出た。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
気が付くと俺はペンとりんごを持っていた。そしてゆっくりと二つを近づける。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
俺はゆっくりそのフレーズを繰り返した。りんごがペンに突き刺さる。二つが一つになる。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
パイナップルと別のペンを近づける。パイナップルがペンに突き刺さる。二つが一つになる。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
その二つを思いっきりぶつける。ひとつになった。これで完成だ。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
新しいりんごを買ってきて、ペンを突き刺す。また一つできる。
「ペンパイナッポーアッポーペン」
「ペンパイナッポーアッポーペン」
俺は、いくつ作ったんだろうか。
ほかのみんなはどれだけ作ったのだろうか。
これだけ夢中になれる素晴らしいものだ。聞く価値はあるだろう……
>>12
『絶望的な希望』
昨日から降り始めた雪は、朝になっても衰えを見せず
すべてを覆いつくすかのごとく降り続いていた。
明日には、彼は遠く旅立ってしまう。今日しかもうチャンスは無いだろう
この3年間胸に秘めた想いを伝えられずにはいられなかった。
彼の最後のバイトが終わるのが午後6時
そこで、想いを伝えなくては、もう二度と会えないかもしれない
私は、遅れないように余裕をもって列車に乗った。
どうか止まらずに彼の街まで連れて行って
しかしそんな私の願いも空しく列車は次の駅で止まってしまった。
大雪の為運休再開の見通しはたたない
そんな、ここからまだ約50キロはある。
午後6時まであと3時間しか残されていない
しかもこの雪でバスもタクシーも動いていない
私は、絶望のあまり駅のベンチに座り込んだ。
どうして、もっと早く告白しなかったの
その後悔で私は、押しつぶれそうになっていた。
隣のサラリーマンが何処かに電話している
「そんな事言われてもマラソン選手じゃあるまいし無理ですよ」
え!!マラソン……マラソン選手なら約50キロを3時間あれば走破できる。
でも私には絶望的な希望それでも私は、走り出した。積もった雪に足を取られ
吹雪は視界を遮る。幾度転んだだろう6時はとうに過ぎても私は走った。
やっと辿りついた時には、日付が変わっっていた。
閉ざされた店のシャッターの前で私は泣いた。
冷え切った体を後ろからやさしく抱きしめる貴方の温もりに気づくまで
タイトル「氷ついた涙」
>>155
女主人「止まないわね、大丈夫かしら……」
そう言いながら女店主は空を見上げた。
俺は、大学の2年からこの店でバイトをしている。
それも今日が最後明日は、故郷に帰る
俺「色々お世話になりました。おかげで両親に苦労を掛けずにすみました」
俺は、女店主にお礼をいった。
「こちらこそ中村君真面目だから助かったわ.……ところで彩加ちゃんとは
どうなの……」
彩加……彩加は俺と同じバイト仲間同じ大学だったからシフトもほぼ同じで
いつの間にか回りでは恋人認定されていた。店で一緒にいるだけで幸せだった
ただその先にお互い踏み出すことが出来ずにいた。
「いや―何時もどうりす」俺は答えた。
「何それ、もう中村君は黙って[ピーーー]」
俺は、女店主のその言葉の意味が痛いほど分かっていた。
俺の隣で、何時も笑っていた。彩加、実は彩加がバイトしてたから俺も此処
でバイトを始めた。少しでも一緒にいたかった。それなのに……それに満足
して、想いを伝えていなかった。
でも、彩加は今日はバイトが休みだ。俺も明日には旅立つ……
閉店の準備をしている俺に女店主は言った。
「あの子、絶対来るから……何があっても……だから待ってあげて」
雪は、なおも降り続いていた。列車も運休している
こんな中来るはずが無い、どうして俺は想いを伝えなかったんだろ
ずつとずっと想い続けていたのに……閉店した店の中で俺は考えていた。
時計は、24時を回っていた。外で泣き声が聞こえる
体中雪にまみれた彩加が泣いていた。俺はやさしく抱きしめた
「ゴメン、ずつと好きだった。初めて合った時から、そしてこれからも」
彩加は嬉しそうに頷くと気を失った。大変だこんなに冷え切っっていたら
死んでしまう。俺は、彩加を店の中に運ぶと服を脱がせ俺の体で温めた。
やがて、顔に赤みがさしてきた。もう安心だ
よく朝毛布に裸でくるまって寝ている俺達を見た。女店主が
中村君は黙って[ピーーー]と言ったのはお約束ということで
タイトル「sagaつけ忘れた。死にたい」
タイトル「脳内補完」
タイトル「未確定申告」
タイトル「もしもし、僕ドラえもん。今引き出しの中にいるの」
タイトル「孤独ちゃん」
タイトル「井上さんはコミュ障です」
タイトル「恋の不可侵条約」
タイトル「命の果てにあるものは」
タイトル「Inglish Fiter」
タイトル「広崎」
タイトル「震度1」
タイトル「カーチャンクエスト」
>>464
タイトル「sagaつけ忘れた。死にたい」
『ザ・キング・オブ・サーガ』というゲームがある。
勇者ではなく、王様自らが魔王を倒しに行くRPGだ。
このゲームにはタイトルにもある『サーガ』の名を冠するアイテムがあり、中でも『サーガの鎧』はゲーム内最強の装備で、防御力が最高まで上がる。
ただ、似た名前でパチもんの『sagaの鎧』もあり、こちらは装備すると防御力が下がってしまう、いわゆるマイナスアイテムだ。
そんなマイナスアイテムは誰も使わないと思うだろうが、このゲームには、
『sagaの鎧』を装備したまま魔王を倒すと、特別なエンディングに行ける。
という噂があった。
誰もがその特別エンディングを求めてゲームをするものの、『sagaの鎧』を装備するとザコ敵の攻撃でもあっさりやられる紙ペラ耐久になるため、魔王を倒すことは困難を極めた。
ある日、俺はこのゲームでついに魔王を魔王を倒すことに成功した。
道中でレベルとステータスをカンストさせ、さらに最高の武器を装備。仲間との連携や魔法のタイミングなども完璧にした結果だった。(ちなみに三日間ぶっ通した)
ようやく特別エンディングが見られる……と思ったところで、俺は大事なことに気づいた。
「sagaつけ忘れた。死にたい」
画面には、通常エンディングが流れていた。
というわけで、皆も装備の確認は忘れないようにしよう。
>>476
タイトル投下者だが書いてくれてありがとう
タイトル「ワレワレ詐欺」
>>442 『暴行罪』
>>396『譲り受けた罪』
時は2×××年現代版生類憐みの令により今俺は裁かれようとしている。
本当は俺の彼女が犯したのだが、俺がそれを譲りうけたのだ
法廷に検事の冷酷な声が響く
被告は法律で保護されている自由な子猫を拉致し自宅にて
嫌がる猫を風呂場に連れ込みお湯攻めにし
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。
その残忍な行為だけでは飽き足らず
その後に、乾燥した不味そうな魚を食べることを強要し
とてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
それも、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。
その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して
猫の闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。
ぐったりとした猫をダンボールの中にタオルをしいただけの質素な入れ物に放り込み 寝るまで監視するといった卑劣極まりない暴行罪を犯したのです。
裁判長「被告は以上の起訴事実を認めますか?」
俺は罪を認めた。そうなると判決は早い何せ一日数十件もこの法律により
裁判が増えたので、いちいち審理などしていられないのだ
そして、俺は判決を受けた。
「被告人は、被害猫が寿命を全うするまで、下僕として世話をすること」
俺は裁判長に一礼すると法廷を後にした。
外では、彼女が被害猫を抱きながら待っていた。
「ゴメン私、立場場……」
「分かっているよ、でももう少し優しく言っても良いんじゃない検事さん」
「そうだね、お前もう少し女らしくしなさい」
後ろから裁判長が彼女の頭を軽く叩いた。
「もう、パパったら」
それじゃ結婚式の打ち合わせに行きますか
俺達は待たせてあったタクシーに乗り込んだ。
>>396
『愛すべきでない』
長い旅をしてきただろうその人は酷く窶れていた。
行き倒れていた彼を助けたのはひと月ほど前のことだった。
両親を流行病で亡くしてから私は一人残された農場を守って生きてきた。
街へ作物を届けた帰り道、倒れていた彼を私は助けた。
元気を取り戻した彼は、お礼にと仕事を手伝ってくれた。彼は色々な事を知っていた。
農場の仕事も家畜の扱いにも慣れていた。私はいつしか彼に恋をしていた。
このままずっといて欲しかった。そんな私の気持ちに気づいたのか
夕食の後彼は言った。
「明日旅立つよ、まだ恩返しには足りないかもしれないけど」
「何処へ行くの?」私は聞いた。
「遠く、誰も俺のことなど知らぬところ」そして彼は自分が何をしてきたか話した。
「だから、俺は誰も幸せに出来ない、俺のことを愛すべきではない」
俯いて彼の話を聞いていた私は顔を上げると言った。
「呆れた。どんな事情かと思ったらそんな事、子供の頃ついた嘘のせいでまた
逃げるの、ふざけるんじゃないわよ助けた恩返しも全然たりないし私の心を
傷つけた。慰謝料を死ぬまでかかっても払ってもらう。だから……だから……」
泣きながらそう言った私を彼は優しく抱きしめた。
時は流れ今では農場は観光名所になった。
農場の名前は、法螺吹き農場
タイトル「魔獣少女モザイク」
>>477
このスレで初めて書いたSSでそう言って貰えて嬉しいです。
タイトル「麻雀振り込め詐欺」
タイトル『ハイスペックヒューマンズの気だるき日常』
>>263>>444>>469>>67>>77
すいません課長、私には手に負えません
此処はとある食品メーカーのお客様係
課長の私は部下の持ってきた報告書に目を通した。
「いたずらじゃないのか?ありえないだろ現物は残っているのか?」
「それが、食べてしまって残っていないそうです」
ありえないクレームだった。しかし今の時代そんなクレームでさえ処理を誤ると
重大な事態になる事もある。私は電話でアポを取るとそのクレーム相手を訪問した。
そこは、下町にある古びたアパートだった。30前後だろうか小説家を目指していると言う
その男の口ぶりは、決して嘘を言っているようには見えなかった。私は残っていた容器と
購入店など確認するとお詫びの品を渡しその場を後にした。男が購入したと言うその店は
スーパーマエダブラザーズ売り場を確認したところ同じロットの商品がわずかに残っていたので、すべて買い取るとそのまま委託している研究所にそれらを持ち込んだ。
重量の測定から始まり包装の状態の確認蓋を開けて内容物もすべて確認して異常は無かった。残っていた容器にはピザの痕跡があったが最初からかどうかは判別できない私が、会社に連絡しようとした時ふとテレビに目がいった。当社だけでなくどうやら日本中で同じような事象が起こっているらしい各局争うようにそのニュースが流れていた。
カップ麺にお湯入れて三分後に開けたら、何故か中身がアッツアツのピザだった件
どうやら異世界に何か起こっているらしい俺は魔方陣を書くと転移魔法を使った。
「女神様何があったのです?」
「貴方は、勇者様しばらく会わない内にすっかり中年のおっさんになりましたね」
「アンタも人のこと言えないだろ。そんな事より早く言えよ有給使って来るんだから」
「実は、誰も魔王職やってくれない!!」
「それはお困りですね。そうだ家の近所の井上さんコミュ障で引きこもってるから彼に
やらせよう」
「その方引き受けてくれるでしょうか?」
俺は、女神に耳打ちすると井上さんを召喚魔法で呼び寄せた。
「駄女神誰か「魔王」になって下さい!?(泣)」
状況も良くわからないうちに井上さんは手を上げていた。
物陰に隠れて見ていた俺は女神に言った。「ほら、上手く行った。コミュ障でも
若い駄女神の涙には落ちるよな、それじゃ新し魔王が世界を征服したらまたくるわ」
俺は、転移魔法で元の世界に戻った。俺が転生するころには井上さんも立派な魔王になっているだろう
俺は妻の待つ家に向かい歩き出した。
相変わらずオチのない駄作ですいません
タイトル「24時間の奇跡」
>>475
それは何時もと変わらない朝のはずだった。
僕は学校に行く支度をすると食卓テーブルについた。
何時もなら用意されているはずの朝食が無い
「カーチャン飯は?」僕は声をかけた。しかしその声に答える者はいなかった。
その頃カーチャンは、間違って異世界に召喚されていたことなど僕は知らなかった。
カーチャンは召喚された世界で途方に暮れていた。
「此処は何処、私、朝食の準備しなくてはいけないのに」
普段着の上にエプロンをつけ手にはフライパンと卵を持つていた。
そこに若い女が現れるといきなり土下座した。
「ごめんなさい、私、まだ未熟者だから間違えました」
「は―間違い、今すぐ家に返して」
「それが……」若い女は泣き出した。
「あんた私にそんな手が効くと思うの」
「そうですよね」女は顔を上げた。
聖女だというその女は説明を始めた。どうやら魔王とかいうやつを倒す為に
勇者の生まれ変わりの息子を呼ぶはずが間違えて私が来てしまったらしい
「ダメ、来年は大事な受験が控えている息子をそんな事に巻き込まないで、
それより、取り敢えず私を元の世界に返して」
「それが……」
聖女の説明によると、私を元の世界に戻すには。魔王を倒すか、転送魔法を使う為の
力を蓄えるのに数年かかるとの事だった。
「いいじゃない、私が、魔王とやらを倒してやる」私は、エプロンの紐を締めなおした。
カーチャンクエストの始まりだった。私は、聖剣の代わりのフライパン振り回し敵を次々
に倒すといよいよ、魔王との闘いになった。流石魔王今までのような雑魚とは違う
フライパンが何度も空をきった。私はポケットから卵を取り出すと魔王の目に向かって
投げた。魔王がひるんだ隙を見逃さず私はフライパンを振り下ろした。
その瞬間辺りは青い光に包まれた。
気が付くと私は家で朝食を作っていた。何時もと違うのは、数年前に失踪した主人がなぜか
頭を摩りながら食卓に着いていることと愛用のフライパンがボコボコになっていることだった。そう終わったのね私の冒険(クエスト)
「おはよう、カーチャン飯」また何時もと変わらない朝が始まった。
20本記念の駄作でお目汚し失礼
これで、終わりにします サヨウナラ
タイトル「侵入者」
タイトル『無能反証譚』
タイトル「北乃国から」
>>263ですが、こんなSCPみたいなのの採用ありがとうございますw
他にあれらのタイトルとどうやって混ぜられるのかと思って読んだら発想が斜め上で面白かったです!w
タイトル「ラブライバー・シンドローム」
タイトル「マリオネット」
>>452「星の降る夜に」
今日は7月7日。星の降る夜。古来より星は富や権力の象徴であり、人類に繁栄と発展をもたらしてきた。宇宙からの恵みなんだ。だから、この星が降る夜っていうのはとても重要なもの、っていうのはまあ、全部じいちゃんの受け売りだけど。
背の低い丘の上に立って、空を見上げる。夜空一面に、天の川が瞬く。じいちゃんは、まるで牛乳をこぼしたみたいだってよく言ってたっけ。でも僕は、それとは少し違うように感じている。僕には、その光一つ一つが、煌びやかな宝石のように思える。目には見えているのに、手に届かないもの。ほら、なんとなく似てるでしょ。
いつの間にか、流れ星が空一面を覆い尽くしていた。星が降り始めたんだ。
「……だめだ。ただのスターダストか」
星にも2種類ある。ただの宇宙ゴミと、とっても価値のあるやつ。でも、やっぱ価値のあるやつは簡単には見つからない。それでも諦めず、目を凝らして探していると……見つけた。
「……星晶石だ」
直径1センチにも満たない小さな石。だけどその中には、宇宙が始まって以来の叡智が詰まっている、か。興奮するね、じいちゃん。
「さて」と腰を上げて空に振り向くと、一際大きな流星が燃えていた。
「でかいなあ……って、こっちに落ちてくる!?」バッ
「うわああああああ!!」
間抜けな悲鳴を上げながら、思いっきりダイブ。うわ、クレーターになってる。巻き込まれてたら即死だった……。
「……黒い……石?」
クレーターの中心にいたのは、そうとしか形容できない真球の物体。様子を窺っていると、謎の物体は物理法則を無視したように幾何学的に展開された。これじゃあまるでSFじゃないか。
「……」ボー
「……女の子?」
中から出てきたのは、僕とそう歳も変わらないような印象の女の子だった。めっちゃ可愛い。
「……」バタン
「て、ちょっと! 大丈夫ですか!?」スタタッ
「……」ポケー
「……」クンクン
「……」ガシッ
「あ、ちょっと! それ僕の――」やっと見つけた星晶石を……。
「……」モグモグ
食べたーーー!?
「……」ピカピカ
なんか発光してる……。どうやら元気になったっぽい。
「……ねえ、名前は?」
「……」ボー
「……どこから来たの?」
「……」
ガン無視ですかさいですか。
「……空」
「え?」
「……空、綺麗だね」ニコッ
「……うん。とっても」
名前も知らない君と一緒に見る夜空は、心なしかいつもより輝いて見えた。
僕はきっと、君と出会ったこの星の降る夜のことを忘れないだろう。
終わり。ヤマもオチもなく申し訳ない。
タイトル「茄子は成る」
>>448「英雄の条件」
神「……女神さん。どうじゃった?」
女神「ああもうダメ全然ダメ。今日死んだ13万8736人ぜーんぶ調べたけど、全然ダメね」
神「……そうか」
女神「……」
神「(´・ω・`)」
女神「……ちょっと、やめてくれない? こっちはこっちで真剣にやっているんだから」
神「……正直すまんかった」
女神「はあ……。この『英雄の条件』に当てはまる人なんて、そうそういないわよ。第一、チェック項目が多すぎんのよ。もう過労で死んじゃう……」
神「しかし、異世界の命運は女神の手にかかっているんだ……」
女神「だあーーーっ、何が好きでこんなことしなきゃならないのよ! ああ、『女神!? なりますなりますー!』とか言ってた浅はかな自分をぶっ飛ばしてやりたい……!」
神「しかし、こうしている間にも魔王の魔の手が迫っているのだ。早く転生者を見つけなくては……」
女神「だーもう知るか! 勝手にやってろ勝手に!! ――あ、うそ……」
神「……え?」
女神「……いたの。英雄の条件にあてはまる人が」
俺の名前は物語書男。世間一般で言うところのニートという奴だ。某インターネット掲示板にて日夜ssを書いては読みふけるという生活を送っている。
しかし、そんな俺の醜くも美しい引きこもり生活にも遂に終焉の時が。小腹が空いた俺は深夜コンビニへ向かうが、その道中でバナナの皮に足を滑らせあえなく臨終。笑うな。運動不足のなれの果てだ。
そんな俺だが、三途の川ではなく、謎の空間にダイブ。こ、これって、もしや異世界転生というやつなのでは……!?
期待(?)に胸を膨らませる俺の目の前に現れたのは、二次元の美少女たちを遥に凌駕したスーパー可愛いのお姉さん。見てくれから察するに、どうやら女神のようだ。しかし、少し様子が……。
女神「……お願いします」
書男「ひょえ?」
女神「お゛ね゛がいじま゛ずう゛う゛う゛!! も゛う゛あ゛な゛だじがいな゛いんでずう゛う゛う゛!!!」
神「……英雄の条件って、厳しい」
終わり
>>494
タイトル投下者より書いてくれて感謝申し上げます
>>418「知識欲の図書原さん」
彼女はまるで歩く図書館だ。周りの人は口々にそう言う。
彼女はいつも本を読んでいる。赤いメガネを度々直しながら、「ふむふむ」と聞こえそうなほど一生懸命に本を読んでいる。
彼女に「どうしてそんなに本を読むのか」と質問したA氏曰く、
図書原さん「色んなことを、色んな世界を知りたいから、です。それって、素晴らしいことだと思いませんか?」
とのことだ。うん。百理ある。
ならばテストの点数が高いかというと、そうでもない。テストの時には決まってうんうん唸っている。知識欲とテストの点数は必ずしも結びつかない、ということだろうか。
今日の放課後も、彼女は一人教室に残って本を読んでいた。どうせなら図書室に行けばいいのに。いや、ここに俺も残っているのは別にストーカーだからとかそういうのではない。決して。
男「……ねえ、図書原さん」
図書原さん「あ。なあに、男くん?」
男「……図書原さんて、小説とかは読むの?」
図書原さん「え? うーん……。人並みには読むと思うよ」
男「そ、そうか……」
図書原さん「……」
男「……もし良ければなんだけど、俺の書いた小説読んでくれないか?」
図書原さん「へえ。男くんって小説書くんだ」
男「……まあ」
図書原さん「……なんで私に?」
男「その……的確なアドバイスをしてくれると思ったから」
図書原さん「そっか。うん。読ませて、男くんの作品」
男「……」
図書原さん「……ふー」トン
男「! 読み終わった? ……その、どうだった?」
図書原さん「……ふふ」
男「な、なに……?」
図書原さん「……男くんのこと、たくさん知っちゃった」
男「……は?」
図書原さん「じゃあね。私もう帰るから。面白かったよ。また読ませてね」
男「あ、うん。じゃあ、また」
男「……」フウ
俺も図書原さんのこと、もっと知りたくなった。……これが知識欲ってやつなのか? いや、ちょっと違うな……。
終わり
>>497
こちらこそ、そう言ってくださるとありがたいです。
>>498
タイトル投下した者です、図書原さんかわええ…
ありがとうございます
しばらくぶりに来ました
お題くれ
いいのがあれば明日にでも書く
一応酉つけときます
タイトル「なりゆき任せ」
タイトル「Man of order」
タイトル「おごり」
タイトル「メンドクサイエンティスト」
お題把握(*´Д`)ノ
タイトル「モンスターマスターにオレはなる!」ドンッ
タイトル「NEW WORLD ORDER」
>>502「なりゆき任せ」
・・・
思えば、私の人生は常になりゆき任せだった。
小国の領主の家に生まれて四十有余年。
大国の思惑に翻弄されながら 領地と領民を守るために振り回される日々。
どうにかこの歳まで国を保って来れたのは、格段私が名君だったからでも賢君だったからでもなく、ひとえになりゆき任せの治世を送ってきたからだ。
重要な決断に迫られることがあっても、ずるずると問題を先送りにし、結局はなりゆきに任せてしまう。
自分で判断するよりも、なりゆきに任せてしまう。
それが私の処世術。
だがこれまでは結局それが効を奏し、国を保つ事ができていた。
私が下手に意欲にあふれ、野心に満ちた君主であれば、なりゆきなどに身を任せず、率先して国を動かそうとして、結局国を滅ぼす羽目に陥っていたであろう。
「…そう思えば、是非もなし…か」
自嘲気味に呟いて、私は甲冑に包まれた腰を上げた。
城内には煙が立ち込め、城外から微かに剣戟の音や怒声が聞こえてくる。
信頼していた家老の謀反。
味方の数は残り少なく、敵の勢いは増すばかり。
もはや長くは保つまい。
今回ばかりは、なりゆきに任せるというわけにはいかぬようだ。
なぜならば…
「…殿!城門が破られました!敵の勢い激しく、防ぐこと能わず!もはや、もはや、これまでかと…」
「…そうか…。是非もなし。わしはこれより自害いたす。介錯を頼むぞ。その後は逃げるなり、この首抱えて投降するなり、好きにいたせ。」
「殿…!」
「奴はできた男じゃ。投降する者に、危害は加えまいよ」
私は昨日までは最も信頼する有能な家臣であり、明日からはこの国の新しい領主になるであろう、裏切り者の顔を思い浮かべた。
「あの…成行(なりゆき)という男はな」
教訓。
なりゆき任せの人生には、いつか必ずしっぺ返しが来ます。
fin.
投下終了
お目汚し失礼しました。
>>509
タイトル投下した者です
拾ってくれて感謝
こんなに早く書き上げてると思わなかったww
タイトル『きっと悪夢はやって来ない』
タイトル「ストーリーに想いを乗せて」
>>512『きっと悪夢はやって来ない』
最近、どうにも私は悪夢に苦しめられている。
鉈を持った殺人鬼に追いかけられたり、延々と刃物で身体を突き刺されたり、得体の知れない化物に腹を食い破られたり。
そんなものを見るだけでも嫌なのに、明晰夢なのだろうか、感覚までもクリアであるというのだから、参ってしまう。
『魔祓い屋』
どうにも胡散臭い看板を掲げた店に私は入る。
悪夢にうなされ、気を病みかけた私は、どうにかその夢を見ないようにできないか調べた。
そしてインターネットの某掲示板で、その店を見つけた。
オカルトを知る人、怪奇に興味のある人であれば、たいていの人間が知っている、『お祓い』の店らしい。
それほどに、有名。
ただ奇妙なのが――――
「……名前は知れていても」
そう、名前は知れている。
しかし、どのようなことをしているか、という情報は一切見かけられなかった。
そしてその店で本当に『お祓い』を受けた人の書き込みも見られなかったのだ。
他言無用、とでもされているのだろうか。
「……それでも、此処くらいしか頼みの綱が無い」
いくら怪しい店であっても、また一方で、あとに打つ手がないのも事実であった。
私は意を決し、その店に足を踏み入れた。
ドアに取り付けられた、来客を告げるベルが軽快に揺れる。
それは、凛、凛……と、妖しさを感じさせる響きを奏でる。
『あら――いらっしゃいませ』
美しい女性が、一人、木製の机の向こう側に座っていた。
『ここは魔祓い屋。対価を払えば、あらゆる魔を祓うことができます』
煙――机の端にある小さな御香が発生源である――を纏うようにしつつ、女性は立つ。
『今日は、どのような用件で?』
そして妖しく笑んだ。
私は雰囲気に飲まれそうになりながら、告げる。
「……その、悪夢を……最近見るんです」
『あら、あら』
女性は口元に指をあて、くすくす、と魅力的に笑う。
『悪夢、ですか……それはまた』
「それも明晰夢みたいな悪夢で……特に、私が傷つけられるようなものばかりで……」
聞かれたわけでもないが、用件を伝える。
時折――言葉の切れ目に息を継ぐ度、鼻腔が香の薫りで満たされる。
甘いような香りだ。嗅いでいて心地良くなる。
――しかし、私は次の瞬間、得体の知れない寒気を感じた。
「…………っ」
『………………』
言葉に詰まる。
そして沈黙。私からすれば気まずい沈黙だった――しかし、彼女からすればどうだっただろうか。
妖しい笑みが、さらに深まる。
「……この香りは、何ですか」
寒気がさらに強まる。堪えかねた私は問う。
『……くす……失礼。この香りは何か、ですか?』
『この香は、魔除けの御香。この香りは魔の嫌うものでして――』
その顔に浮かんだ笑みが、笑みというよりも、歪みというべきものへと変貌した。
『――ええ、魔は、須らくこの香りを嫌います』
寒気は強まる一方だ。
『……どうかなさいましたか?』
「……寒気が……」
『おや、それは大変ですね。それでは貴方の悪夢を早く解決してしまいましょうか……ふふふ』
見れば、歪みは微笑へと戻っている。
『……ところで、どのような解決を望むのか、聞いておりませんでした』
『根本的解決と、一時的解決。どちらがお好みでしょうか、もちろん対価は、選択に応じて変化いたします』
言うまでもなかった。
「もちろん、根本的解決でお願いします」
『承りました。それでは……』
その答えを予想していたかのように、女性は腕を自らの胸まで持って行く。
豊かな双丘の間から取り出したのは――――小さな、銀色の十字架であった。
「ぅ……っ」
寒気の次は頭痛。
何だ? と私は疑問に思う。
魔除けのお香を嗅いだり、十字架を見ると、体調不良となる。
これでは、まるで――――
『あぁ、ここで行ったことは、他言無用でお願いいたしますね』
『……いえ、恐らく、終わるころには――――』
貴方はもはや他言することなど不可能でしょうが。
そう続いた言葉と共に、十字架が目前に迫る。
急激に湧き上がる嘔吐感。胸の奥が騒ぎ、動悸が激しくなり、呼吸が粗くなる。思わず絶叫してしまいそうになる。
声を上げる間もなく、額に強烈な熱さを感じた後、私の意識はそこで途絶えた。
『……残念。もはや手遅れでしたか』
『対価は……払えそうにもありませんね。いえ、今回ばかりはよろしいでしょう。罪もない貴方の儚い命を以って、対価と致します』
『――悪夢は典型的な魔の兆し。それを毎日見るとなると、もう貴方のすぐそばまでナニカは迫ってきていた』
『そして寒気。頭痛。魔が嫌うものを見て、嗅いで、感じて、それに反応する――――貴方の中にナニカが巣食っているのだと、確信できた』
『しかし、貴方にとってはこれが一番幸せなのでしょうね。そしてこれこそが唯一の救いなのでしょうね』
『だって己が異形へと変貌して行く感覚など、きっと経験したくは無いでしょう?』
『そして、嗚呼、きっと――――きっともう、悪夢はやって来ないでしょうし』
『おやすみなさい。ゆっくりと、ぐっすりと』
終
即席で申し訳ない
タイトル「惚れ直し薬」
タイトル「NOTHING!!!!」
タイトル「誰もお前を愛さない」
タイトル『ボク達は欲望に弱い』
タイトル「カーテンコール」
タイトル「The stop after OSAKI will be NISHI-OI」
タイトル「東上順調」
タイトル「青空を仰げ」
タイトル「ゴリラ彼女」
タイトル「虚ろなアイ」
タイトル「女子トイレ入ったら逮捕された」
>>526
タイトル「女子トイレ入ったら逮捕された」
女「ちょっと! 何でアタシが逮捕されるのよ!」
警察官「女子トイレに入ったからですよ」
女「アタシ女なのに!」
警察官「いや……あなた、男ですよね?」
女「ギクッ!」
警察官「見た目も名前も女みたいですけど……男ですよね?」
女「な、何言ってんだよ。アタシは女で……」
警察官「なら、証拠として服を脱いでください。あちらに婦警がいますので」
女「わーっ! すみませんでした! 女子トイレ使ってみたくて女装して入りましたー!」
警察官「そうですか、では逮捕します」
女「チクショウ! でも、アタシの女装は完璧だったはず! 何で警察にバレたんだ?」
警察官「あーそれはですね、ここの女子トイレは私が個室に監視カメラを設置しているので」
女「お前も逮捕されろぉ!」
──
女:男なのに女子トイレに入ったから逮捕された
警察官:女子トイレにカメラ設置したから逮捕
逮捕した人:婦警
LGBT問題と絡めて報道されそう
タイトル「スペアー」
タイトル「秘密」
タイトル「真冬の夜の夢」
タイトル「くれよんシンチャン」
タイトル「もしもしんべヱがしんべゑだったら」
タイトル「3分待てない」
タイトル「どこでやるか、居間でしょ」
>>530
タイトル「秘密」
女「私の秘密を教えてあげる」
男「どんな秘密だ?」
女「私の秘密は……秘密よ」
男「そうか。『女の秘密は秘密』だということを教えてくれてありがとう」
女「この秘密は秘密だからね」
男「わかった。『女の秘密は秘密』ということは秘密にしよう」
女「このやりとりも秘密ね」
男「了解した」
>>534
タイトル「三分待てない」
友「よし、三分間待ってくれ」
男「三分も待てないぞ」
友「いいじゃないか、たったの三分だぞ?」
男「なんてひどいことを言うんだ!三分間も待つなんて苦行じゃないか」
友「いや、その感覚はおかしい」
男「じゃあお前、三分間あったら何ができる?
カップラーメンとかできるぜ?
カップラーメン作り終えるまでの時間を待つだけで費やすとか無理だぞ」
友「いや、えっと」
男「だから、俺の貴重な三分間を待つだけで費やすなんて無理だ」
友「えっとな」
男「ということで、三分間も待つことなんてできません。そんな時間があったらカップラーメン作るぞ」
友「えっと、その、な?話を聞いてくれ」
男「なんだ?」
友「今、そのカップラーメンを作ってるんだが」
>>536
タイトル投下者より書いてくれて感謝もうしあげます。
>>538
タイトル投下者より書いてくれて感謝もうしあげます。
タイトル「絶対に押せボタン」
>>537
すみません安価間違えました。書いていただき感謝申し上げます。
タイトル「彼女が眼鏡を外したら」
タイトル「1000人の山田と1人の高橋」
>>541 「彼女が眼鏡を外したら」
彼女の美しい黒髪が、ふわりと広がった。
そんな、大した事のない出来事も、つい目で追ってしまう。
ずれた眼鏡を直す仕草も、髪を払いのける仕草も、全て。
ついつい、顔がにやけてしまう。
でも、仕方のないことだ。だって彼女は美しいのだから。
もし、彼女を自分のものにできたら、どんなに嬉しいだろうか。
「……きれいだなあ」
つい、つぶやいてしまう。
言ってしまってから、聞かれてはないだろうかと不安になる。
「何か言いましたか」
聞かれていたのだ。しかも、一番聞かれたくない人に。
「……気持ち悪いので、やめていただけますか」
静かに、しかし怒りのこもった言葉。
僕は今、好きな人に怒られているのだ。
だというのに、それすらも喜ばしく思ってしまう自分がいる。
叱られているとはいえ、こうして好きな人と話すことができている。
そのことを喜ばしく思ってしまう自分に、少々嫌気がさす。
でも、仕方のないことだ。だって彼女は美しいのだから。
「……聞いていますか?」
気がついたら、彼女は眼鏡を外していた。
ああ、その様をしかと目に焼き付けておきたかった。
その姿がどれだけ美しかったことか。
だが、眼鏡を外した彼女は確かに美しかった。
宝石のような目。それを眼鏡ごしでなく直に見た感動は、言葉に出来ない。
「好きです。付き合ってください!」
言ってしまった。あまりの感動に、つい言ってしまった。
その言葉を聞いて、彼女はさっと顔を赤らめる。
告白を受けて照れてくれたのだろうか。
それが間違っていたことは、すぐに分かった。
彼女の華奢な手がしなり、僕の頬に勢い良く当たる。
乾いた音。そして訪れる強烈な痛み。
続けて、顎を狙ったストレート。さらに、みぞおちへ重い一撃。
最後に、股間を蹴られ、悶絶する自分。
あんな華奢な体のどこにそんな力があるのだろうか、と思うほどの痛み。
転がってもがいているうちに、彼女はどこかへ行ってしまった。
そして、それ以降僕を見かけるたびに、まるで親の敵を見るかのような目で睨んで去ってしまうようになった。
あとでこんな噂を聞いた。
彼女は昔ストーカーの被害にあっていて、変な目で見てくる男性が本当に嫌いだったということを。
彼女が眼鏡を外したら、それは本当に怒っているときのサインだということを。
>>543
またまた採用ありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
タイトル「終わりなきの逃亡の果てに」
>>544
修正します。
タイトル「終わりなき逃亡の果てに」
タイトル「銀河消滅」
>>538
こちらこそ返事ありがとうございます。
タイトル『禍津喰ライ』
タイトル「人はそれを愛とは呼ばない」
>>545(と>>544)
タイトル「終わりなき(の)逃亡の果てに」
「あの……何をしてるんですか?」
「逃げています」
僕が出会ったのは、今まさに“逃げている”女性だった。
彼女の名前は『尾張(おわり)南希(なき)』という。常に逃げ続けている、変わった人だ。
彼女は一体何から逃げているのか。
彼女は何故逃げ続けているのか。
僕は彼女に興味を持った。
「僕も一緒に逃げていいですか?」
「……どうぞ」
こうして僕は、彼女と一緒に逃亡することになった。
これは、僕と彼女『おわりなき』の「終わりなき逃亡の果てに」 何があるのかを綴った物語だ。
……続きません。
>>493
むかしむかし、とある国に一人の魔女がいました。
魔女は、原因不明の病に苦しんでいました。
体の自由が段々利かなくなって、今ではシモベに支えられてやっと動く
操り人形のような有様でした。
どんな魔法の薬も効かず魔法使いの医師からも見放された魔女は
最後に自分の生きた証に本を書いてもらおうと思いました。
シモベに命じて物語を書ける者をつれてこさせました。
魔女は、その物書きに自分が生まれてからの事を話しました。
じっと話を聞いていた。物書きはある事に気が付きました。
一つだけ掛けたままになっていた魔法があったのです
それは、まだ魔女が若かりし頃、愛し合っていたのに捨てられ
他の国のお姫様と婚約した王子をマリオネットに変えてしまっていたのです
物書きは、魔女に尋ねます。「王子は、どうなったのですか?」
魔女は思い出しました。嫉妬のあまり魔法を解く鍵を設定しないまま
魔法を掛けてしまった事を
そして、王子を忘れる魔法を自分に掛けたことを
それでは、王子は今でもマリオネットのまま…………
私は、若気の至りで、なんという事をしてしまったのか
魔女は、シモベに命じてマリオネットを探させました。
街の骨董屋の店先で埃をかぶりボロボロになったマリオネット
魔女は、マリオネットを抱きしめながら謝りました。
「ごめんなさい。我が生涯で愛した唯一の人よ」
魔女の目からは涙があふれました。こぼれた涙がマリオネットに
掛かったとたん魔法が解け元の王子様にもどりました。
でももう、時は流れ過ぎていました。
誰も、王子のことなど覚えてはいません王国はとうの昔に滅んでいました。
でも、王子は魔女を見て微笑みました。
「やっと貴女と一緒になれる」
実は王子は魔女を愛していましたが、それを国は許してはくれませんでした。
国の為に仕方なく魔女と別れ他国の姫との婚約を受け入れたのでした。
その事を知らず魔法を掛けた魔女はその副作用で段々体を蝕まれていたのでした。
魔法がすべて解かれたことで魔女の体は回復してきました。その傍らにはもう
唯の男になった王子が寄り添っています。
やっと二人は結ばれたのでした。
>>550
採用ありがとうございます
今日は書いてくれる人が多くて嬉しいです
タイトル「神は、新しいゲームを始めた」
>>552
こちらこそ、書きたくなるタイトルをありがとうございました。
あと、修正前のタイトルまで使ってすみませんでした。
タイトル「最後の晩餐が決まらない」
>>554
ミスったタイトルまで拾っていただき感謝しています。
タイトル「僕たちはあの日を忘れない」
>>555
タイトル「最後の晩餐が決まらない」
勇者「くらえ、『最後の晩餐』!」
──勇者は魔法『最後の晩餐』を使った。
──だが、失敗してしまった。
魔王「ふはは、また失敗かな?」
勇者「くそっ! もう一度、『最後の晩餐』だ!」
──勇者は再び魔法『最後の晩餐』を使った。
──だが、失敗してしまった。
勇者「くそー! 何故『最後の晩餐』が決まらないっ!」
魔王「ふん、その魔法以外では我は倒せんぞ?」
勇者「いや、俺は必ず『最後の晩餐』を決めてお前を倒す!」
果たして勇者は魔法『最後の晩餐』を決めて魔王を倒せるのか。
……続きません。
>>557
タイトル投下者より書いていただき感謝申し上げます。
>>548 タイトル「禍津喰ライ」
真月泣という少女がいた。
「なぜあなたは泣くのですか?」
そう問われても、彼女は答えない。
「なぜあなたはそんなに悲しそうなのですか?」
そう問われても、彼女は答えない。
答えることは許されない。心配されてもならない。
人を傷つけてもならない。人に傷つけられてもならない。
人以外の何かに傷つけられ、人以外の何かを傷つける。
東に病気の子供あれば、その病を引き受ける。
西に疲れた母あれば、その疲労を引き受ける。
南に死にそうな人あれば、その死を引き受ける。
北に喧嘩や訴訟があれば、その憎しみを引き受ける。
彼女は病を喰らう。疲労を喰らう。
何度死んでも死ぬことは許されず、どんなに憎まれてもそれを受け入れるしかない。
彼女は災厄を引き受ける。なのに彼女は報われない。
彼女が災厄を引き受ける。なのに世界は救われない。
なのに、彼女はそれをやめない。
だって彼女は禍津喰ライ。
「・・・ダッテ世界ガ憎イカラ」
>>553
タイトル「神は、新しいゲームを始めた」
神は、新しいゲームを始めた。
誰かが『タイトル』というお題を書き、誰かがそのお題を使って『ストーリー』という物語を書くというゲームだ。
ちなみにこのゲーム、今では第4回(part4)が開催されている。
>>559
タイトル投下者です、あの厨二タイトルから先の気になる話を書いてもらって感謝です
タイトル『少年少女のデッドライン』
タイトル「普通」
>>560
タイトル投下者です。書いていただき感謝申し上げます。
タイトル「電子レンジの反逆」
>>561 タイトル「少年少女のデッドライン」
少年「少女!逃げるぞ!」
少女「えっ、まさかもう追手が来たんですか!?」
少年「そのまさかだよ!ほら、逃げるぞ!
途中で送信してしまった・・・申し訳ないです。
>>542
タイトル「1000人の山田と1人の高橋」
スタジアムは熱気につつまれていた。地方大会を勝ち抜いてきた
強者達の中から日本一を決める闘いが今幕を開けようとしていた。
全国山田さんクイズ選手権、提供はヤマダ
優勝者には100万円分のヤマダポイントが贈呈される。
テーマ曲が流れる中、登場したのは、なぜかプロジューサーだった。
「すいません、CM入れて」 実はこの中に一人山田さんに成りすました
高橋がいます。今すぐ名乗り出てくれれば穏便に処理します」
プロジューサーの言葉に場内は騒然となり高橋探しが始まった。
しかし誰も名乗り出ない、何時までもCMを流すわけにはいかない
困ったプロジューサーは、内容を変更して番組を続けることにした。
『高橋さんを探せ』
1000人の山田さんの中から一人の高橋さんを探す
2時間の放送時間内にそんな事が可能なのか、番組として成立するのか
プロジューサーの進退を掛けた番組は今幕を開けた。
後は分からないですごめんなさい(一度使ってみたかったww)
タイトル「慶応の明大前」
>>524
前略
おふくろ、元気にしていますか
突然で、すまないが今度の休みに紹介したい人を連れていきます。
長い間、心配かけたけどやっと理想の人をみつけました。
とても優しい人なので、おふくろも気に入ってくれると思います。
俺と彼女の一番のお気に入りの写真同封いたします。
それでは、まだ寒い日が続きます。お体に気を付けて
「大丈夫そうだね」
「そうね、苦労したかいがあったわ」
仲間に受け入れられ元気に遊ぶ姿に彼女と俺は安堵した。
職場には、1週間の休暇を届けてある
俺は、彼女をおふくろに紹介するために帰郷した。
実は、手紙には書かなかったが、彼女は10歳年上で今俺の子供がお腹にいる
助手席で心配顔の彼女に俺は故郷を案内しながら車を走らせていた。
長閑な田舎町それでも休日だというのに人影は無かった。
随分寂れたな……最後の帰郷から5年たっていた。
実家に着くとなんだかオカシイ隣のオヤジがなぜか猟銃を持って構えているし
駐在さんの自転車が庭に止まっている。
俺は、恐る恐る玄関を開けた。そこには蔵から引っ張り出した鎧兜に身を包んだ
おふくろが、竹やりを持って立っていた。
…………何かヤバイ
「おふくろ、ただいま……なにその恰好?」
「…………」
俺の後ろにいた彼女は、恐怖からか泣き出してしまった。
「大丈夫だから、おふくろ……これが俺の彼女……」
おふくろは、彼女を見た途端、腰が抜けたように座り込んだ
「……ゴリラじゃ無かった」
そこで、やっと俺は理解した。
俺と彼女は動物園で働いている。彼女が母親を亡くした赤ちゃんゴリラの為に
ゴリラの着ぐるみを着て育ていた時に撮った写真を手紙に同封したことを
おふくろは、俺がモテナイあまりゴリラを彼女にしたと勘違いしたらしい
おふくろの後ろでこっそり拳銃を構えていた駐在も隣のオヤジも苦笑いしていた。
結局ゴリラじゃ無ければ年上も子供が出来たこともなんの問題も無く祝福された。
そういえば、彼女も実家に手紙送っていた。
俺がゴリラの着ぐるみを着ている時に撮った
写真を同封して……どうやらもう一波乱ありそうだ……
タイトル「トンネルを抜けるとそこは」
>>561 「少年少女のデッドライン」
少年「少女!逃げるぞ!」
少女「えっ、まさかもう追手が来たんですか!?」
少年「そのまさかだよ!ほら逃げるぞ!」
少女「は、はい!」
少年「ふう、ここまで来たら大丈夫かな」
少女「そうですね。そろそろ休みましょう」
少年「まったく……体も弱いのに、どうしてこんな目にあわないといけないんだか……」
少女「少年さん、それは言わないんじゃなかったんですか?」
少年「……ごめん」
少女「まったく、ちゃんとしてくださいね」
少年「……なあ、少女」
少女「なんですか?」
少年「あの敵を倒してから、もう1年ほど経つんだな」
少女「……そうですね。そうなります」
少年「なあ、俺たちは何を憎めばいいんだ?」
少女「……さあ。私にはもう、わかりません」
少年「……そうか。俺もだ」
少年「…なあ、少女」
少女「なんですか?」
少年「こんな生活をし始めて、もう1年ほど経つんだな」
少女「……そうですね。そうなりますね」
少年「……なあ、俺たち、このまま野垂れ死ぬのかな。生きた証も残せずに」
少女「……最後に生きた証くらい残す、と泣きながら誓ったのはどなたでしたっけ」
少年「ははっ。そうだったな。誓った以上実行しないとな」
少年「……なあ、少女」
少女「なんですか?今日は何時になく饒舌ですね」
少年「……俺たち、いつ死ぬんだろうな」
少女「……さあ」
少年「予測だといつなんだっけ」
少女「たしか、あと1年だったはずです」
少年「……そうか。もうそんなに迫ってるんだな」
少女「その前に殺されるかもしれないですけどね」
少年「ははっ、そうだな」
「俺達のデッドラインは、もう目前ということか」
>>535
「ネエ~」
彼女は、俺の耳元で、甘く囁く
「早く~もう我慢出来ない」
「そんな事言ったって、何処でやるんだよ」
俺は、彼女を突き放した。
「もう。意気地なしなんだから、どこでやるか、居間でしょ」
彼女は、そう言うと上着を脱ぎだした。もうこうなると彼女の欲求を
止める術をしらない、俺は黙々と準備に掛かった。
「大丈夫?」
「大丈夫だよ、しっかり着けたから安心して」
全く、なんでせっかくのバーベキューの日に雨なんか降りやがって
火災センサーは、ビニールで包んだから鳴らないと思うけど
後片付けと臭いの後始末が大変なんだよな
でも、嬉しそうに肉にかぶりつく彼女の笑顔はやっぱり好きだ
来週は、晴れるといいな
>>569
タイトル「トンネルを抜けるとそこは」
あるところに、『そこ』という少女がいた。
そこは愛犬の『トンネルを抜ける』と共ににとあるトンネルに来ていた。
『トンネルを抜ける』と『そこ』は一緒にトンネルの中を進んだ。
トンネルを抜けるとそこは、辺鄙な村だった。
その村には、『とそこ』という少女がいた。
とそこの村には『トンネル』という名前の薬草があるが、とそこ以外は誰も抜けなかった。
唯一『トンネル』を抜ける『とそこ』は、今日も沢山のトンネルを抜いていた。
……そこちゃんのネーミングセンスは目を瞑ってやってください。
>>572
タイトル投下者より書いていただき感謝申し上げます。
タイトル「振り向いてはいけない」
タイトル「青春よ、俺達を倒してみせろ」
タイトル「断る!!」
タイトル「君が初めて泣いたとき」
>576
タイトル「君が初めて泣いたとき」
「ゴメン」僕は、声を掛けた。
君は、僕に背を向けたまま空を見ていたね
許されるとは思わなかったけど謝らずにはいられなかった
二人で過ごした日々を終わらせたくはなかった。
たとえそれが無駄な足?きとしても
長い沈黙の後、君は振り向くと笑顔で僕に強烈な平手打ちをしたね
僕は鼻血を流しながらもそれに耐えた。
その時僕らは目覚めてしまったんだ、僕はドMで君はドSだということに
それから君は泣くことは無くなった。
そして、僕はまた今日もご褒美をもらう為に君のプリンをたべよう
そして、又うれし涙を流すんだ。
タイトル「捨てられた夢」
タイトル「witch switch」
タイトル「ノープラン!!」
タイトル「apple-pineapple-two-pens」
>>574より、タイトル「青春よ、俺達を倒してみせろ」
>>575より、タイトル「断る!!」
>>578より、タイトル「捨てられた夢」
>>580より、タイトル「ノープラン!!」
────
夢「青春よ、俺達を倒してみせろ」
青春「断る!!」
夢「何でだ青春!」
青春「いや……お前、俺『達』とか言ってるけど……お前独りじゃん。つかそれ某スレにあったタイトルのセリフまんまだし」
夢「独りとか言うな!」
青春「希望はどうした?」
夢「その……捨てられたよ」
青春「マジか! ちなみに理由は?」
夢「『無計画な人はイヤ』だとよ……」
青春「お前はいっつも行き当たりばったりだからなぁ。今回もそうだろう?」
夢「あぁ……チクショウ……希望……」
青春「ぷぷーっ! 希望に捨てられた夢さんドンマイ!」
夢「笑うな! あぁもう怒った! 青春、俺と勝負しろ!」
青春「だから断る!!」
夢「断るな!」
青春「ちなみに、勝負形式は?」
夢「ノープラン!!」
青春「だから希望に捨てられたんだよ……」
青春VS夢、続きません!
タイトル「鼻毛抜きとカクテル」
タイトル『ハロー・ザ・キッド』
タイトル「二次元直線」
タイトル『手のひらに太陽を』
タイトル「タイトル」
タイトル「定休日」
タイトル「君は友達が少ないフレンズなんだね!」
タイトル「アンラッキースケベ」
タイトル「十六次方程式」
タイトル「お湯をかけてたら少女!」
>>593
また、間違えました。
修正
タイトル「お湯を掛けたら少女!」
タイトル「┌┘├┼┬┼┤└┐」
タイトル「卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍」
タイトル「自滅シークエンスが、開始されました!!」
タイトル「強制脱臭装置作動」
タイトル「魔王が,ハクション大魔王なので、勝てる気がしない(棒)」
タイトル「彼女の心は未確認」
>>593
タイトル「お湯をかけてたら少女!」
>>594
タイトル「お湯を掛けたら少女!」
再び両方拾いますね。
──
俺はついに買ってしまった……
お湯を掛けたら少女が現れる玩具を!
今まで貯めたお小遣いは使い果たしたが、ついにねんがんの玩具をてにいれたぞ!
ちなみに買ったのは爆乳タイプ! Gカップ美少女だ! 揉んで挟んで挟まれて、枕にしてやる!
というわけで早速、俺は家の風呂場でそれを使うことにした。一人暮らしなので家族にバレる心配はない!
シャワーからお湯を出して、玩具にかける。これだけで数分後にはGカップが俺のモノにだ! まさに夢のようなアイテム!
……と、浮かれていた俺は、背後の人物に気づかなかった。
「何してんの、男?」
玩具にお湯をかけてたら少女が現れた。
……いや違う。コイツはとなりの部屋に住むクラスメイトの女だ。ちなみに言うと、ド貧乳。
「お前どうやって入って来たんだよ!? この不法侵入め!」
「いや、ドアが開けっ放しだったから」
そういや、宅配便でコレ(玩具)が届いた時、あまりの嬉しさにドアを閉め忘れたかもしれん。
「で、男は何してんのさ。まさかこんな時間からお風呂かい?」
「あ、いや……これはだな……」
マズイ。もし女にバレたらクラスの笑い者に……いや、社会的に死ぬ! どうにかして言い訳しないと……
とその時、出しっぱなしだったお湯をしっかりと浴びた玩具が、淡い光に包まれた。そして……
「お早うございます、ご主人様!」
見事なまでの爆乳美少女が現れた。
……続けません!
>>601
タイトル投下者より書いていただき感謝もうしあげます。
>>587 タイトル「手のひらに太陽を」
彼女の周りには、炭の塊が転がっている。
辺りに肉の焼け焦げた臭いが漂い、地面はボロボロに荒れ果てている。
魔法使い「……が悪い……って、…………るのに」
魔法使い「それでも……は我慢できそうに…………」
魔法使い「みんな……ボクが殺してしまう……」
魔法使い「だったら……それだったら、いっそ」
彼女の手のひらに、火の玉が浮かぶ。
はじめ小さかった火の玉は、みるみるうちに大きく、そして熱くなり
魔法使い「この魔法で、みんな」
彼女の手のひらに、太陽が出来る。
魔法使い「消えちゃえ」
太陽は弾けた。
>>590
タイトル「君は友達が少ないフレンズなんだね!」
友「君は友達が少ないフレンズなんだね!」
男「何だよそのセリフ! 嫌がらせかっ!」
友「いやぁ、今流行ってるアニメのセリフっぽく言ってみた。実際、友達少ないじゃん。お前」
男「んだとこら! もういい、う友とは絶交だ!」
友「良いのか? 友達少ないのに」
男「少なくて悪かったな!」
友「でも、友達が『いない』わけじゃないだろう?」
男「だったらなんなんだよ!」
友「俺は男の友達だからな」
男「友……」
続かないどころか落ちすら無し。
>>591
タイトル「アンラッキースケベ」
男「あー、何かエロいハプニングでも起きないかなぁ」
友「そんな男に『ラッキースケベ』の呪いをかけてあげよう」
男「友よ、ありがとう! ……おっと早速、前を歩いていた人にぶつかって尻を触ってしまった」
オカマ「いやん、エッチ!」
男「え、何でオカマあぁっと、転んで前の人のスカートを下ろしてまった!」
オネェ「キャー! アタシの(ブリーフ)パンツ見えちゃったじゃない!」
男「って今度はオネェかようわぁぁ階段から落ちて下にいた人とぶつかって胸に手が!」
ニューハーフ「ちょっと、アタシの(シリコンの)胸を揉まないでよ!」
男「まさかのニューハーフ!? てかこの学校オカマ系多すぎだろ!?」
友「どうだ男よ、ラッキースケベは堪能できてるか?」
男「確かにラッキースケベだけど……何故かオカマとかばっかりでマトモな女子に当たらないんだよ」
友「え、そんなはずは……………………あ、すまん。さっきかけた呪い、ラッキースケベじゃなくて『アンラッキースケベ』だったわ」
男「友てめえ!」
タイトル「自分の中の悪魔」
タイトル「弁当泥棒」
タイトル「炬燵を撤収できません」
タイトル「アメチャンを下さい!!」
>>607
タイトル「弁当泥棒」
※2レス頂きます。
──
俺の弁当が無くなっていた。
カバンの中に入れておいたはずのソレが、ちょっと席を外した隙に無くなっていたのだ。
普段は購買のパンで済ませているのだが、今回だけは訳あって弁当を持ってきたのだ。
その弁当が、消えた。
落とした可能性や失くした可能性、忘れた可能性などを考え、必死になって探したが、見つからないまま昼休みが終わってしまった。
そして放課後、結局弁当は見つからず、俺は肩を落としながら下校していた。
すると、不意にその肩を叩かれた。
「どうしたんだい? そんなゾンビみたいな歩き方してさ」
「他に言い方は無かったのかよ」
声をかけてきたのは幼馴染だった。
最近幼馴染は生徒会の業務があって放課後も学校に残っているので、一緒に帰るのは久しぶりだ。
「何かあったのかい?」
「実は……カバンから弁当が消えてな」
正直にそう話すと、幼馴染は俺と同じように肩を落とした。
「……そんなに大事な弁当だったようだね。誰に貰ったんだい?」
「いや、自分で作ったんだが?」
「えぇっ!? 男は料理ができたのかい!?」
「お前は俺をバカにしているのか?」
料理ぐらいできるっての!
「でも、海老フライとかあったから……アレ、結構難しいんだよ?」
いや、だから苦労して……って、うん?
「おい、何で幼馴染が俺の弁当の中身を知ってんだ?」
「ギクゥ!」
「まさか、幼馴染……?」
「ごめんなさい!」
俺がちょっと問い詰めると、幼馴染はすぐに謝ってきた。
まさか幼馴染が弁当泥棒だったとは。
「何で弁当を盗んだんだ?」
「その……男が弁当をボク以外の女から貰ったと思って……」
それで嫉妬して腹いせに盗んだのか。
「で、その弁当はどうした?」
「食べたよ、全部。さすがに捨てるのは勿体無かったから……」
つまり幼馴染は俺の弁当を食べたらしい。
「美味かったか?」
「そりゃもちろん! 海老フライはボクの大好物だからね…………あ、ごめん。元々は男の弁当なのに……」
「いや……」
美味かったようでなによりだ。なら……
「結果オーライだ」
「えっ?」
怒られるとでも思っていたのだろう。幼馴染は怒らなかった俺を見てわけがわからないという顔をしている。
なので、俺は幼馴染に種明かしをしてやった。
「その弁当はな、元々幼馴染のために作ったんだよ」
「ボクの、ために……?」
「お前、最近まともに昼飯食ってないだろ?」
「う、うん……」
幼馴染はこのところ、生徒会の業務が忙しいのか昼飯を食べている様子が無かった。朝や放課後も一緒に帰る日が減っていたので、本当に毎日が多忙なのだろう。
このままでは幼馴染ぶっ倒れてしまう。だからせめて昼飯ぐらいはと思って弁当を用意したのだ。
……いや、これでも俺は幼馴染に助けられたことが何度かあったし、これからも助けてもらいたい。そんな幼馴染が倒れたりしたら俺が困るだろ?
だから、あくまでも自分のためで、決して幼馴染が好きだからとか、そんなんじゃない……はずだ。
「これからはちゃんと昼飯ぐらい食え、用意する暇もないくらい忙しいなら俺が作ってやるから」
「男……その……勝手に勘違いして、勝手に弁当盗んで……色々とごめん」
「もうその件は水に流そうぜ? 水洗トイレみたいによ」
「ちょ、こんな時に汚いなぁ、もう!」
そう言ってぷりぷりと頬を膨らませる幼馴染。
うん、そのほうが落ち込まれるよりいい。
「ねぇ、男」
「何だよ」
幼馴染が俺を真っ直ぐ見つめてくる。
「……弁当、ありがとうね」
そう言った時の幼馴染の表情は、今までで一番輝いていた気がした。
「その代わり、これからも色々と助けてくれよな」
「ふふっ、ボクにできることなら、できる限りは協力するよ」
俺が幼馴染に渡すはずだった弁当は、弁当泥棒によって幼馴染の手に渡っていた。
俺は、弁当泥棒に感謝した。
渡す手間が省けたし、何より幼馴染が喜んでくれたのだから。
End
タイトル『少年事変』
タイトル『素顔のママで』
タイトル「大相撲北海道場所」
タイトル『ダーティ・ハーツ』
>>615
タイトル「大相撲北海道場所」
男「なぁ、女」
女「何、男君?」
男「俺、大相撲出るわ」
女「え、男君って相撲出来たの?」
男「ふっ、俺の相撲の実力を舐めんなよ? 何故なら俺は『相撲の土俵上で塩を撒く大会』で二回戦まで勝ち上がったことがあるからな」
女「そんな大会あったの!? しかも二回戦止まりだし、そもそも相撲の実力と関係ないじゃん!?」
男「待ってろよ大相撲北海道場所!」
女「……あ、男君」
男「何だよ、女?」
女「大相撲に北海道場所は……無いよ?」
男「マジで!?」
End(続きません)
タイトル「卒業が決まりました」
タイトル「七難八苦四捨五入」
タイトル「進路未定」
タイトル「出前が来ない!!」
タイトル「夜逃げも二度目なら」
タイトル「抽象的な具体例」
タイトル「ぱいあーるにじょー」
タイトル「現実的な失敗作」
タイトル「ストーカー兄妹」
タイトル「量子論的彼女」
>>618
タイトル「卒業が決まりました」
そうか、確かに卒業と言えないことも無い
しかし、そんな事を正直に話してくれる関係がある意味嬉しくもある
しかし、まだ油断は出来ない
親バカといわれても此処は一つ卒業式に立ち会おう
親子で、並んで座っているとなんだか場違いな気がしないでもない
息子が呼ばれた。俺は頑張れと肩を叩いて送り出した。
この数年の苦労が今報われようとしている。親として出来る限りの
裏工作は、済ましてある後は、息子次第だ、
式を済ませ戻って来た息子の顔は、自信に満ちていた。
どうやら、無事,卒業できたようだ、
良かったな息子よ、彼女なら上手くやってくれると思っていたよ
なんたって、俺のお気に入りの嬢だからな、さて次は俺の番だ
タイトル「彼女の捨て方が分からない」
タイトル「伏線が、回収出来ません」
>>576
【君が初めて泣いたとき】
男「お前って泣くことあるの?」
幼馴染「そりゃあ、人間ですから泣くときぐらいありますよ」
男「へー、いつ?」
幼馴染「産まれた時とか」
男「いやまあ、それはそうだろうけど」
幼馴染「なんですか?」
男「俺の目の前では?」
幼馴染「ないです。なぜ貴方にみっともない姿を見せなければいけないんですか」
男「ちょっと見てみたい」
幼馴染「嫌です」
男「演技でも良いからさ」
幼馴染「嫌です」
男「えー」
幼馴染「残念でしたね。私の泣く姿が見られなくて」
男「くっそー......」
ー
ーー
幼馴染「......」ぺら
男「......」
幼馴染「......」ぺら
男「幼」
幼馴染「なんですか。なんて言おうと見せませんよ」
男「それはもう良いよ。別のこと」
幼馴染「なんですか?」
男「俺さ......」
男「ーーーー実はお前のこと嫌いなんだよ」
幼馴染「へ......?」
男「嫌いになったのは高校生になったごろからなんだけどね」
幼馴染「じょ、冗談ですよね?」
男「ううん。本気」
幼馴染「なんで......」
男「なんかお前といてもつまらない。いつも素っ気ないし返事しかしないし。お前といるくらいだったら、女さんといた方が断然楽しいよ」
幼馴染「で、でも、いまもこうやって男の部屋で二人でのんびりと......」
男「だってお前が来るんだもん。なんか帰らせるのも悪いと思って」
幼馴染「そんな......」
男「はっきり言って、鬱陶しい」
幼馴染「......」
男「......」
幼馴染「う、うぅ......」ぽろぽろ
男「はい。頂きました」
幼馴染「へ......?」
男「お前の泣く姿」
幼馴染「え.....え......?」
男「うそだよ。お前といて楽しくないなんてないよ。楽しいよ」
幼馴染「じゃあ、今までのは......」
男「冗談に決まってるだろ。鬱陶しいわけないだろ」
幼馴染「......」
男「幼さん?」
幼馴染「ば、ばかぁ......」ぼろぼろ
男「ちょ、ごめんごめん! こんなに泣くとは思ってなくて」
幼馴染「泣くに決まってるじゃないですかぁ......だって私は男が......」
男「俺のことが?」
幼馴染「......なんでもないです」
男「?」
幼馴染「......死刑ですよこれは」ぎゅ
男「えーそこまでかよー」
幼馴染「私は......まだ男と一緒にいて良いんですか?」
男「当たり前だろ」
幼馴染「全く......」
男「今日は幼が俺の前で初めて泣いた記念日にしよう」
幼馴染「そんな記念日いりません」
書いててよく分からなくなったぜ。
長くなってすみません。
>>634
乙です。
タイトル投下者ではありませんが、素敵な幼馴染作品をありがとうございます。
タイトル「人生やり直しスイッチは、ありません!」
タイトル「捨てライオンを拾ってきた」
タイトル「百利あって一害なし」
タイトル「現実逃避中」
タイトル「桶屋が儲かれば風が吹く」
タイトル「1時間テレビ」
「もしタイトルが仮面ライダーではなく、仮面ファイターだったら」
タイトル「無責任感が強い!」
タイトル「予告なき欠勤」
>>621
タイトル「出前が来ない!!」
男「たしかに出前とったんだけどなぁ」
男「もう頼んでから100日もたってるんだけど」
男「早く寿司食べたい」
男「早く…」
男「はや…く…」
男「…」
男(もう…ダメ…か)
男(すまねぇなぁお前らを食ってやれなくてよ)
男(いかは…いつも俺を困らせたよははっ)
男(うににはいつもからかって悪かったなぁ)
男(玉子には俺を助けてもらった)
男(そして最後に…)
男「ま…まぐ…ろ」
愛する寿司の名を呼んだ
男「まぐ…ろ…俺は…お前が……すきだ…た」
まぐろ「…」
まぐろ「ギョギョギョ!?」
男「ははっ…と…う……と幻まで…見えて…きた」
まぐろ「ギョギョギョエー!!」
男「まぐろ…あい…し…」
男「…」
まぐろ「ギョイエーーーーー」
男「」
まぐろ「ンッギョ!ンッギョ!」バクバク
―完ー
>>645
タイトル投下者より書いていただき感謝申し上げます。
タイトル「乗り遅れ」
>>646
ガタンゴトン……ガタンゴトン……
女「あーあ……」
女「また乗り遅れた。もうあんな遠くに……」
女(思えば私って、乗り遅れてばっかの不幸女ね)
女(電車やバスが目の前で出発するのは日常茶飯事)
女(流行り物だと飛びついたらブームは去ってるし)
女(しかも結婚ラッシュにも乗り遅れて、会社の同期の中で独身は私だけ)
女「でもまあとりあえず……」
女「たった今あの世行きの火車にも乗り遅れたのはどうしたものかしら」
>>647
タイトル投下者より書いていただき感謝申し上げます。
タイトル「千歌鉄」
>>626
タイトル「ストーカー兄妹」
ある日、俺は妹が尾行をしている場面に遭遇した。
数メートル先を、一人の男が歩いている。恐らく、アイツが妹のターゲットだろう。
「おい」
「ぎゃんんんっ!」
妹に声をかけると、妹が騒ぎそうになったのでとっさに手で妹の口を覆った。
「大声を出すな。相手に気付かれるだろ」
そう言って手を離すと、妹に睨まれた。
「びっくりするから急に話しかけないでよぉ!」
妹は相手に聞こえない程度の音量で、俺に文句を言ってきた。
「任務に集中するのもいいが、もう少し背後にも警戒しろ。相手が俺じゃなくて敵だったらどうするつもりだ」
「むぅ、ごめん。で、お兄ちゃんは何の用? もしかして、私が心配だから様子を見に来たとか?」
「んなわけあるか。上からの命令で俺もターゲットを監視することになったんだよ。だから、あくまでも任務のためだ。お前を心配したわけじゃない」
「そっかー」
妹がやけにニヤニヤしているが、気にしないでおく。
「それに、今回のターゲットは男だ。仲間もいるかもしれない。お前だけに任せるより、俺がサポートしたほうが効率が良いんだよ」
「それって私一人だと危ないから助けてくれるってことでしょ? やっぱりお兄ちゃんは優しいね」
「アホか。俺は任務のためなら妹だって切り捨てるからな?」
「分かってるよ」
そんなやり取りを妹と交わしていると、ターゲットの男に動きがあった。
「よし、俺達も動くぞ」
「うん」
俺と妹は、かつてストーカーだった。
その時の尾行や情報収集の能力を買われ、今ではとある組織でスパイのようなことををやっている。
これは、ストーカー兄妹の物語。
>>650
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
タイトル『俺の妹が、こんなに極悪な訳がない』
>>644よりタイトル「予告なき欠勤」
※>>650の続きです。3レス頂きます。
──
元ストーカーの俺と妹は、雇われた組織から与えられた任務で、ターゲットの男を尾行していた。
依頼主は男が勤める会社の社長。最近男が『予告なき欠勤』を繰り返しているので、その理由が知りたいとのことだった。
俺達は尾行と情報収集の結果、男が会社を休んで他社と結託し、会社の金を横領しているという事実と、その証拠データを手に入れることに成功した。
が、依頼主によるとそれとは別にもう一つ、重要なデータがあるらしい。依頼主がそれも回収してほしいと言うので、俺はどうやって二つ目を入手するか思考を巡らせていた。
ちなみに妹は朝から出掛けていて、まだ帰ってきていない。勝手なことをしていなければいいが……
とそんなことを思っていたら、妹からメールが来た。
『お前の妹は預かった。返してほしければ盗んだデータを持って○×倉庫まで来い。もし来なければ──』
俺はメールを読み終えるより前に、データを持って走り出していた。
──
メールに書いてあった場所にたどり着くと、そこにはターゲットの男と、妹がいた。
「お兄ちゃん!」
妹は両手を後ろ手に縛られた状態で男に抱えられていた。
「お前等が欲しかったのは、これだろう?」
そう言って男が小さなメモリを見せる。おそらく、あれが二つ目のデータだろう。
「盗んだデータは持ってきたな? ならさっさとそれを返せ。そうすれば妹は無事に返してやる」
ここで男にデータを渡さなければ、妹がどうなるか分からない。かといって、データを渡せば任務失敗になる。
どうやって妹を取り戻そうか俺が考えていると、
「お兄ちゃん後ろ!」
妹が俺に向かって叫んだ。
だが、俺は妹が叫ぶよりも前に、背後に向かって回し蹴りをしていた。
「ぐはぁ!」
「何ぃ!?」
後ろにいた人影が倒れるのと、男が驚くのが同時だった。
「俺は妹と違って背後にも敏感なんでな。奇襲は通用しないぜ」
俺は尾行などで得た情報から、男に協力者がいると予想していた。その協力者がこうして後ろから攻撃してくる可能性も読んでいたし、俺は常日頃から背後への警戒も怠っていない。なので、今回の奇襲にも妹が叫ぶ前に対応することができた。
しかし、妹にそんなことは無理だろう。妹は尾行の時から背後への注意が散漫していたし、そうでなくともこういった奇襲に対応できるとは思えない。おそらく妹は俺に内緒で二つ目のデータを入手しようとして、男か、男の協力者に背後から襲われたのだろう。
「データを渡さなければ、コイツに傷がつくぞ!」
俺が男の協力者に数発の蹴りを入れて完全にダウンさせていると、男が懐からナイフを出して妹に向けた。妹は刃物を向けられたせいかかなり震えている。
──妹にそんな顔させたこと、後悔させてやる。
俺は怯むことなく男に突撃し、男の腕に踵落としを決めてナイフをはたき落とした。そしてその隙に妹を回収し、男に強烈な蹴りを食らわせた。
「お兄ちゃん……」
妹は男の手──ナイフから離れたことで安堵したのか、気を失ってしまった。まったく、手のかかる妹だ。
俺は妹を抱き抱えたまま、男に視線を向けた。
「もう一つのデータを寄越せ。あと、今度妹に手を出したら……容赦しない」
俺がそう言うと、男はガタガタと震えだした。
「お、お前は……いったい……」
男の問いに、俺は静かに答えた。
「ただの元・ストーカーだよ」
「ぅん……」
「やっと起きたか」
二つ目のデータを手に入れ、男とその相棒を縛り上げていると、妹が目を覚ました。
ちなみに男達は横領に誘拐という立派な犯罪行為をしている。こちらの目的はデータなので、後は警察と依頼主に任せるつもりだ。
……俺達も色々犯罪行為してるけどな。
「お兄ちゃん……」
「何だ?」
「その……ごめんなさい」
妹は俺に小さな声で謝ってきた。
「私、もう一つのデータを手に入れようとして……お兄ちゃん、背後に警戒しろって言ってくれてたのに……油断して……捕まって……お兄ちゃんに迷惑かけて……だから……でも、お兄ちゃんは私を助けてくれで……お兄ぢゃん、本当にごめんなざいっ!」
最初は泣きそうな顔で話していた妹だったが、最後の頃には完全に泣いていた。
俺はそんな妹を優しく抱き締めて、そっと頭を撫でた。
「そう思ってんなら、一人で勝手に行動すんな」
「うぅ……」
「お前がいなくなったら、俺が困るだろ」
俺がそう言うと、妹の顔が少し赤くなった。
「やっぱり、お兄ちゃんは……優しいね」
「んなわけあるか
」
どうやら妹は盛大に勘違いをしていたようなので、はっきりと否定しておいた。
「あのな、お前を助けたのは任務の効率とかを考えて、お前が必要だったからだ。決してお前を心配したわけでも、お前に優しくしたわけでもなくて、俺自身のためなんだよ」
すると妹はくすくすと笑った。
「じゃあそういうことにしておいてあげる」
──
俺と妹は、かつてストーカーだった。
その時の尾行や情報収集の能力を買われ、今ではとある組織でスパイのようなことをやっている。
実際はターゲットが変わっただけで、やってることはストーカーと同じだけどな。
タイトル「青春の幻影」
タイトル「ターゲットは、幼馴染」
タイトル「秒殺の少女」
タイトル「区境の短い橋を渡るとそこは西区であった」
タイトル「ドラゴンまきな。それが俺の好きな人のあだ名だった」
タイトル「恋とバナナと小籠包」
>>657+>>659
タイトル「ドラゴンまきな。それが俺の好きな人のあだ名だった」
タイトル「秒殺の少女」
友「実は……俺、好きな女の子がいるんだ」
男「マジで!? ちなみにどんな娘?」
友「彼女、あだ名が『ドラゴンまきな』って言うんだけど」
男「いやそれどこから突っ込めばいいの!?」
友「すごいんだよ! どんな相手も秒殺!」
男「秒殺の少女!? 何それ恐いよ!」
友「俺、まきなちゃんと一緒に優勝する!」
男「って優勝!? 何言ってんの!? どういうこと!?(混乱)」
友「え、格ゲーのトーナメントだけど?」
男「ゲームの話だったの!?」
>>661
ドラゴンの書いて頂きありがとうございます!
めちゃめちゃなタイトルの割には他の方のとミックスして、ボケとツッコミが普通に成立してて驚きました(笑)
タイトル『ショットガン越しの恋』
>>642
タイトル「もしタイトルが仮面ライダーではなく、仮面ファイターだったら」
男「タイトル『仮面ファイター』」
女「バイク要素は!?」
男「タイトル『仮面ダイバー』」
女「潜るの!? 水中戦メイン!?」
男「タイトル『仮面ダンサー』」
女「それただの仮面舞踏会だよ!」
男「タイトル『仮面ヌイダー』」
女「素顔晒したぁぁぁぁ!」
男「タイトル『仮免ライダー』」
女「ちゃんと免許取らないとダメだよ!?」
男「タイトル『カーメンライダー』」
女「もうわけわかんないし~っ!」
男「というわけで女、この中からタイトル選んでSS書いてくれ」
女「ろくなタイトルが無い……(白目)」
タイトル「HAN-SHIN-KAN!」
タイトル「仮免ライダー」
タイトル「食い逃げ幼女」」
タイトル「寝過ごした!」
>>656
タイトル「ターゲットは、幼馴染」
※2レス頂きます。
「いらっしゃいま……って、男!?」
幼馴染の幼が働いている喫茶店に行くと、案の定幼は俺を見て驚いた。
「何で男がここに来たのさ!?」
「来ちゃダメなのか?」
「ダメってことはないけど……それより、どうやってボクがここで働いてるって知ったんだい? まだ誰にも言ってないのに」
どうやって知ったかは内緒だ。だが……
「誰にもってことは、親にもか?」
「……言ってないよ。ボクの両親はバイトに反対だから」
なるほど、そういうことか。
「よし、幼の親に報告しよう」
「待って! それだけはダメ!」
「何でだよ。理由があるなら聞くぞ?」
「……分かった。あと少ししたら休憩に入るから、それまで座って待ってて」
そう幼に言われ、空いているテーブルへと案内される。しばらくしてやってきた幼は「サービスだから」とお冷やを持ってきてくれた。……本当にサービスだなおい。
そして幼は俺の向かいに座り、静かに語り始めた。
「……この喫茶店はボクの友人がバイトしてる店で、ボクもよく通ってた。でも最近、その友人が怪我で入院しちゃって」
「その友人の代わりにバイトに入ったのか」
「うん。退院するまでの間だけね」
そういや幼は昔からお人好しだったな。俺もよく助けて貰ったもんだ。
「そういう理由なら親も許してくれるんじゃないか?」
「だと良いんだけど……」
「俺も一緒に説得に行こうか?」
「……いや、いい。これはボクの問題だから。自分でなんとかしてみるよ」
「そっか。頑張れよ」
「……うん」
ならもう大丈夫だな。
「そう言えば、男もバイトしてたよね?」
「あぁ。しかも、高校を卒業したら正式に雇ってくれるらしい」
「そうなんだ…………ねえ、男」
「何だよ」
幼が顔を赤らめながら俺を見つめた。
「……………………ありがとう」
「おう」
その後、仕事へと戻る幼に別れを告げ、俺は喫茶店をあとにした。
「お兄ちゃん、幼さんの件はどうなったの?」
数日後、妹が俺にそう尋ねてきた。
「あぁ、幼がちゃんと両親に話して、説得させたらしい」
「そうなんだ。良かったね、お兄ちゃん」
「ま、親も娘の帰りが遅い理由が分かって良かったんじゃないか?」
幼の親は、生徒会業務で忙しい幼がバイトまで始めたら体調を崩しかねないという理由で、バイトを禁止していたほど過保護だった。
そんな親を説得して、幼はバイトの件を了承してもらったらしい。俺は幼ならできると思っていたが。
「でもまさかお兄ちゃんの幼馴染の幼さんがターゲットになるとは思わなかったね」
「俺も上からターゲットの情報を聞いた時はさすがに驚いたからな」
「あ~あ、幼馴染をストーカーするお兄ちゃん、見たかったなぁ」
「おい、そんな言い方をするな。これは仕事で、俺はもうストーカーじゃないんだから」
「そうだったね。高校を卒業したら正式にメンバー入りできるし、私達も頑張ろう!」
「だな」
俺と妹は、かつてはストーカー。
今は、その能力を使ってスパイのような、探偵のような仕事をしている。
今回のターゲットは、幼馴染だった。
……うん、「また」なんだ。済まない。
お目汚し失礼致しました。
>>658
タイトル「区境の短い橋を渡るとそこは西区であった」
友「橋を造ってきた」
男「すごいな!」
友「だろう?」フンフーン!
男「で、場所はどこだ?」
友「西区との区境だ」
男「聞いたことないな。ちなみにどんな橋?」
友「長さが1メートルだが?」
男「短っ!」
友「確かに長さは短い。だがこの橋は吊り橋だぜ?」
男「区境の橋だよね!? 何で吊り橋!? そもそも何の話!?(混乱)」
友「街を作るゲームの話だが?」
男「またゲームの話かよ!?」
>>660
タイトル「恋とバナナと小籠包」
友「僕、恋したんだ」
男「え、相手は誰?」
友「うーん、誰というか……食べ物だよ?」
男「人ですら無いのかよ!?」
友「でも小籠包だよ? 熱々の」
男「熱々とかどうでもいいから!」
友「はぁ、あのバナナ味の小籠包が忘れられないよ」
男「バナナ味の小籠包!? どういうこと!? またゲームの話!?」
友「何って、商店街の中華料理屋だけど」
男「実在したのかよ!?」
>>672
タイトル投下者より書いていただき感謝申し上げます。
>>639+>>640
タイトル「桶屋が儲かれば風が吹く」
タイトル「現実逃避中」
友「暑いな……」
男「あぁ、暑いな……」
友「よし、風を吹かせよう」
男「どうやって?」
友「桶屋が儲かれば風が吹くと聞いたことがある」
男「よし、桶屋に行こう」
──男と友、二人で桶屋に行く。
──そして桶を購入する。
男「桶どうする?」
友「帽子代わりにして日除けしよう」
男「そうだな」
友「お、俺達が桶を買って宣伝したおかげで桶屋が儲かったから、風が吹いてきた」
男「……」
友「いやぁ、涼しいなぁ~」
男「……友」
友「何?」
男「風、吹いてないだろ」
友「え、吹いてるけど?」
男「いい加減風が吹いてないという現実から逃げるな」
友「分かったよ。それにしても暑いな……」
男「あぁ、暑いな……」
現実:桶屋が儲かっても風が吹くとは限らない
>>678
タイトル投下者の一人として、書いて頂き感謝申し上げます。
タイトル「flying hit 激 熱 お で ん 」
タイトル「ゆうまお勇者魔王」
タイトル「北方project」
タイトル「その日から読む本」
タイトル「宿敵チワワ」
タイトル「真デレラ」
>>680+>>681
タイトル「flying hit 激 熱 お で ん 」
タイトル「ゆうまお勇者魔王」
勇者「魔王よ、俺のおでんを食らえっ!」オデンポイーッ
魔王「うわ熱っ!」ベチャッ
賢者「あぁーっと! 勇者の放った激熱おでんが魔王にヒットォォォ!」
魔王「ならばこちらも食らえっ!」オデンポイーッ
賢者「負けじと魔王も勇者に激熱おでんを投げつけたぁぁぁ!」
勇者「効かんわ!」パクッ
賢者「おぉーっと! 勇者、魔王の激熱おでんを文字どおり食らったぁぁぁぁ!」
勇者「ふん、魔王もやるな……」
魔王「勇者こそ……」
賢者「勇者と魔王による激熱おでん当て対決は、いつまで続くのかーっ!」
僧侶「何これ」
タイトル「トラックvsバス」
タイトル「沈黙の投下者」
うはwwおもすれwwしかも仕事メッチャ早www 熱おで、早速採用ありがとうございます!!
タイトル「謎の容疑者」
>>689
面白いと言っていただけて嬉しいです。
こちこそ書きたくなるタイトルをありがとうございました。
>>682+>>683
タイトル「北方project」
タイトル「その日から読む本」
友「俺、ご当地アイドルとかゆるキャラとかみたいに地元をPRできる何かがしたいと思ったんだけど、その日から読むべき本って何かあるか?」
男「それならこれだな」っ漢字辞典
友「え、まさか辞書っ!?」
男「今のお前にはピッタリだよ」
友「何でだよ?」
男「あのな……」
男「お前の企画書を見たが『北方project』ってなってるけど、正しくは『喜多方project』だから。地元のPRより前に漢字の勉強しろ」
これ面白いですね。
タイトル「男「Running Manだ!」女「進んでないじゃない」」
>>161タイトル「Now loading...............................................................................................................................................................................」
男「うーん・・・プラネットアースⅡ面白かったなぁ。しっかし世界のバランスってのはグラグラだな。生き物ってのは1日生きるので精一杯だ。不完全のように思えてならん!」
男「あっ速報だ。なになに・・・?NASAが宇宙の果てを観測成功?すごいじゃないか!」
男「いったいどんな世界なんだろうな」
男「宇宙の果てがわかれば、宇宙の未来や、宇宙が誕生した時、その前に何があったのか解明できるに違いない・・・」
男「俺も将来はNASA職員になって宇宙の果てを見たいもんだ」
10年後
男「勉強に研究を重ね、苦節10年・・・ついに宇宙の果てを二次元の画像データで見る方法を発明したぞ!」
男「A博士よ!早速この発明を実用化しよう!」
5年後
男「ついに、ついにだ。今ここに例のファイルがある・・・」
男「このボタンを押せば、世界の真実を目にできるであろう・・・」
男「ポチッとな」
男「なんだこれは・・・」
男「これが真理か・・・?そんな・・・じゃあ、我々の世界は・・・」
A博士「男博士!いったい何を見たのですか?我々にも見せてください!」
そこには真っ白な空間に黒い線で記号が描かれていた
Now loading...............................................................................................................................................................................
>>693
タイトル「男「Running Manだ!」女「進んでないじゃない」」
男「よっほっ」スイッスイッ
女「何やってんの?」
男「Running Manだ!」
女「進んでないじゃない」
男「そう言われてもな…そういうものだし」
女「走ってる男、でしょ? 正直走ってるようには見えないわよ」
男「でもムーンウォークだって実際に月面歩くわけじゃないし」
女「確かにね」
男「ルームランナーだって部屋中を走り回るわけじゃないだろ?」
女「うん」
男「だから進んでなくてもRunning Manだ!」
女「へえー」
チュッ
男「!!? お、おい! 急になんだ!?」
女「いやー、私達付き合い始めてそろそろ一ヶ月だけどなかなか男が進んだことしてくれないからさ」
男「いや、進みたい気持ちはあるんだけどね。一気に進めすぎて嫌われたくないしさ」
女「進んでみせたいけど進まないのね」
男「そう、俺こそがRunning Manだ!」
女「だからそれじゃ進んでないじゃない! 次はあんたから進んでみせなさいよ!」
タイトル「生まれてきて、申し訳ない」
タイトル「転校生は転生する」
>>694&>>695
タイトルも内容も面白じゃないですか!
そのセンスにあやかりたいです。
タイトル「『タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ』におけるタイトル提供ユーザーとストーリー執筆ユーザーの攻防の歴史」
タイトル「触れてはいけない!」
>>698
2ちゃんに初めて書き込んだレスだから嬉しい。ありがとう
>>585タイトル『ハロー・ザ・キッド』
いつだってクールにキマってるぜ。
その日暮らしの賞金稼ぎ。
ここで生きていくなら身軽な方がいい。
身につけているのは相棒たちさ。
敵との間合いを見極めるハット。
唯一確かな地面を踏みしめるブーツ。
口を向ければどんな男も「落とす」愛銃の「スペシウム」。
燃え上がった女との記憶。
そして何より大事な愛と勇気。
これだけは忘れちゃいけねぇ。
子分がいるんだが奴はまだ未熟だ。
ママのミルクでも飲んでな。
おっと、あそこにいるのはダッド・ホリデイじゃねーか。
奴は俺の女にちょっかいを出した命知らずさ。
気のいい奴だが、女は返してもらう。
今日こそ決着つけてやるぜ。
俺はのんきにテレビを見ている奴に声をかけた。
「やい、ダッド。決闘だ。銃を持て。」
奴はニヤリと不敵な笑みを浮かべて口を開いた。
「ハロー・ザ・キッド。お昼はもう食べたのかい?」
なめてんじゃねぇぜ。
昨日のかくれんぼでは俺の勝ちだったじゃねぇか。
俺はホルスターに手をかけた。
タイトル「エイプリルフールの奇跡」
主人公だけシリアスファンタジー
>>701
ああ、なるほど~。これはそこそこに平和ね
タイトル「何かを変えてくれる筈だった核石が、この世界から無くなった」
タイトル「絶望のプレパラート」
タイトル「ヒーローの屈辱」
>>699+>>706+>>707
タイトル「ヒーローの屈辱、触れてはいけない絶望のプレパラート!」
今日は理科の実験。俺はヒーローだからここで格好良く決めるぜ!
早速プレパラートを用意しよう。
スライドガラスの上にカバーガラスを乗せてっと。
「……あ」
カバーガラスがずれてしまった。
今回の試料、素手で触れてはいけないやつだから、ピンセットで取るか。
……よし、取れた! 第一作業完!
「……あ」
今度はカバーガラスをテーブルの上に落としてしまった。
今回の試料以下略だからピンセットで……
カツッ、カツッ、カッ、カッ……
取 れ な い !
あぁ、くそっ!
カッ、カッ、カッ、パキッ!
「……あ」
カバーガラスが割れた。
ヒーローたる俺が、実験器具を破損させるなんて……屈辱だ。
そして、プレパラートを用意するだけで俺は絶望した。
せめて素手で触れて良ければ……
>>708
タイトル投下者の一人として、書いて頂き感謝申し上げます。
タイトル「ローカルスターの悲劇」
タイトル「ずれている」
タイトル「心叫咆哭」
タイトル「熱く、激しく、楽しく、そしてネタも豊富なM.U.G.E.Nの世界」
>>712
タイトル「熱く、激しく、楽しく、そしてネタも豊富なM.U.G.E.Nの世界」
幼「ねぇ、寿司屋にでも行かない?」
男「お前の奢りならな」
幼「ちゃっかりしてるんだから。分かったよ」
男「よし、高いネタばっかり食べてやる」
幼「少しは遠慮したらどうだい!?」
――二人で寿司屋へ。
男「ここか」
店主「いらっしゃいッス! 寿司屋『M.U.G.E.N』へようこそッス! まずはあがり(お茶)をどうぞッス!」
幼「ありがとうごさいます」ズズー
――幼、貰ったお茶をすする。
幼「……熱っ!」
店主「ウチのあがり(お茶)は熱湯で入れてあるッス!」
幼「熱すぎるよ! うぅ……」舌ヒリヒリ
店主「で、ネタは何にするッス?」
男「じゃあ……とりあえずマグロで」
店主「マグロッスね! 今握るッス! ……うぉぉぉぉぉぉ!」
男「何か握り方が激しいぞ!?」
店主「ウチはいつだって全力ッス! マグロ出来上がりッス!」
――店主、マグロを二皿出す。
男「美味っ!」
幼「これ美味しい! ……あれ、お皿に何か書いてあるよ?」
男「えっと……『魚の豆知識』?」
店主「あ、それは子供向けのやつッス! ここ、家族連れも良く来るッスから」
幼「確かに、こういうのがあると子供は楽しいかもね」
店主「で、次は何にするッスか?」
男「そうだな……」
――男がお品書きをめくる。
――良く見たら百種類以上のネタが載っていた。
男「種類多いな!」
店主「ウチはネタも豊富ッス!」
幼「こんなに多いと迷うね……」
男「よし、一番高いネタにしよう」
幼「だから少しは遠慮してってば!」
!? ハイパーちょっぱや!!
それにしても何故スシ屋なのか……これが分からない
とりあえず魚はサイモンから買ってるのかな?w
>>703
M.U.G.E.Nって確か対戦格闘ゲームだよね?
知らないからとりあえずM.U.G.E.Nって名前の寿司屋にして「熱く、激しく、楽しく、そしてネタも豊富」で書いたんじゃない?
寿司ネタってネタを使うために寿司屋にしたんじゃないかな
>>714
思わず書きたくなるタイトルだったので指が止まりませんでした。
面白いタイトルをありがとうございます。
>>715
『M.U.G.E.N』はゲームか何かだろうぐらいしか知らなかったので、あえて寿司屋ネタにしました。
店名が『M.U.G.E.N』なだけです。ゲームとは一切関係無いSSですみません。
タイトル「身体極まる」
(お茶がVery Hardに)熱く
(握り方がMr.師範の様に)激しく
(お魚豆知識で子供だって)楽しく
(百種類以上の寿司)ネタが豊富
なるほど秀逸
>>719
秀逸なのはタイトルのおかげです。
タイトル「私達、もう終わりにしましょう」
タイトル「 最近、目上の人に対するイジメが深刻になっていますね。」
タイトル「伝説の寓者」
タイトル「あいうえおSCP作文」
タイトル「ABC writing」
タイトル「迷宮入りさせる探偵」
タイトル「最強の負け犬」
タイトル「当駅での通過待ちはございません」
>>723
タイトル「あいうえおSCP作文」
ある日のことである。
いつものように、
ウェブで『タイトル(以下略)』を
閲覧していたら、
面白いタイトルを見つけので、
SSを書こうと思ったが、
CCレモンが切れたので、
PCを閉じて買い物に行った。
ふむ……つまりC.C.レモンって事だな!
>>725
タイトル「迷宮入りさせる探偵」
探偵「俺は迷宮入りさせる探偵だ。事件と聞いてやって来た」
刑事「探偵が迷宮入りさせてどうするのぉ!? 捜査の邪魔したり、犯人の手助けしたらあなたを逮捕するからね!」
探偵「ふむ……分かった」
――
探偵「犯人はお前だ!」
犯人「ちっ……計画は完璧だったはず……」
刑事「まさか迷宮入りさせるどころか事件を解決するなんて……じゃあ迷宮入り探偵って……」
探偵「よし、これでお前は刑務所行きだな。あ、逃げようとしても無駄だぞ? お前が行く刑務所は脱獄不可能の通称『迷宮』だからな」
刑事「迷宮入りってそういう意味だったの!?」
小噺かギャグマンガ日和って風体だなw
>>724
タイトル「ABC writing」
※>>686の続き
勇者「そろそろ決着をつけようか」
魔王「そうだな」
勇者「俺のとっておきを見せてやる!」
賢者「おぉ! 勇者、必殺技の構えだぁぁぁぁ!」
魔王「ぐっ……凄まじいパワーだ……」
勇者「食らえっ、これが俺の編み出した、『ATSUAGE(厚揚げ)』と『BANANA(バナナ)』と『CHIKUWA(ちくわ)』を同時に投げる必殺技、その名も……」
勇者「ABCライティッ……」
魔王「……ぷっ」
賢者「あぁっと! 勇者、大事なところで噛んだぁぁぁぁ!」
魔王「……ABCライティングてww アルファベット書いてろ(笑)」
勇者「…………ABCライジング!」
魔王「ぐわぁぁぁぁ!」
賢者「勇者の必殺技が決まったぁぁぁぁ! 勇者と魔王による激熱おでん当て対決は、勇者の勝利だぁぁぁーっ!」
僧侶「いやまずおでんのバナナに突っ込めよ」
タイトル「達人の太鼓」
タイトル「草津温泉に草津駅はない」
>>736
そういってもらえて嬉しいです。
こちらこそ面白いタイトルをありがとうございました。
タイトル「女「我輩はカスである」男「元気出せよ」」
タイトル「太田区」
タイトル「東京都東京市東京区東京1-1-1」
タイトル「単身婦人」
タイトル「桜吹雪で遭難」
タイトル「傾国の美女」
>>740
タイトル「東京都東京市東京区東京1-1-1」
今は、インターネットやカーナビなどで簡単に地図を調べられる時代だ。
住所を入力すればその場所の地図を即座に出してくれる、便利な時代になった。
そんな中、ネット上である噂が流れた。
『ネットやカーナビで検索しないほうがいい住所がある』
というものだ。
その住所というのは『東京都東京市東京区東京1-1-1』だ。
もちろん、そんな住所は実在しない。
実在しないなら検索しても地図は出ないはず。
だが、もし検索して地図が出たら……
そして、その場所に向かったら……
いつしかその噂は都市伝説としてネット上で語り継がれていた。
その都市伝説のような噂が気になって、噂を流した張本人に会いに行き、そして聞いてみた。
「何故、ネットやカーナビで『東京都東京市東京区東京1-1-1』を検索しないほうがいいのか」と。
すると噂の張本人はこう答えた。
「いや、そんな住所実在しませんし、検索しても『そんな住所は存在しません』って出るだけですから。検索するだけ無駄なので、検索しないほうがいいって言ったんです。それを誰かがホラー的な解釈しちゃったんじゃないですかね?」
……なんか普通だった。
>>741
タイトル「単身婦人」
側近「大変です魔王様、魔王の城に入れろという人が現れました」
魔王「ようやく勇者が来たか。で、どんな奴だ」
側近「それが……婦人が一人です」
魔王「婦人というのが気になるが……最近の勇者は女もなれるらしいからな。だとしても単身で我の元に来るとは、命知らずよのう」
側近「いかがなさいますか?」
魔王「通せ。我に挑みに来た初めての敵だ。全力で相手をしてやろう」
側近「わかりました。おい、入れ」
??「こら、息子!」
魔王「げっ、お袋!?」
側近「まさか魔王様のお母様!?」
母親「立派な魔王になるための勉強をほったらかして何してんのさ!」
魔王「いや、その……勇者を待ってて……」
母親「勉強が出来なきゃ勇者を倒すなんて無理だよ! ほら、勉強の時間はまだ終わってないんだから、遊んでないでさっさと帰るよ!」
魔王「わっ、ちょ、耳を引っ張らないで……うわぁぁぁぁぁぁ!」
側近「……魔王様のお母様、怖い(泣)」
タイトル「背水の陣」
>>742
タイトル「桜吹雪で遭難」
※2レス頂きます。
今日は、幼馴染の男と一緒に、桜で有名な山を訪れていた。
だけど、そこで男と些細なことで喧嘩をして、
「もう男なんて大嫌い!」
そう叫んで、逃げるように男と別れた。
あれからどれくらい走ったかな。振り返ると、もうそこに男はいなかった。
「……ふんっ、男が悪いんだからね」
ボクは男を置いて下山することにした。
すると、急に強い風が吹いた。
「うわっ!」
風で大量の桜の花びらが舞い、まるで吹雪のようにボクを襲った。
「うぅ……」
顔についた花びらを払い、再び下山しようとした時だった。
「あれ……ここ、どこ?」
どうやらボクは、山で遭難してしまったようだった。
周りには桜の木があるだけで、どこを進んだらいいかすら分からなくなってしまった。
この山は桜で有名な山で、花見客もそれなりに訪れる。だけど、かなり大きな山だから、正規の登山ルートを外れて山の奥に入ってしまうとかなり迷いやすい。
「下手に動くと余計に迷いそうだし……」
とりあえず、ボクは近くにあった切り株に腰をおろした。
「まさかこんなことになるなんて……」
ボクはただ、男と花見がしたかっただけなのに。
男と喧嘩して別れて山で遭難して……それもこれも全部男が悪いんだ。男なんて大嫌いだ。
「でも……」
本当は分かっていた。男が何も悪くないことも。むしろ悪いのは自分だってことも。
そして何より、男を嫌いになってはいないことを。
早く男に会いたい。会ってさっきのことを謝りたい。
なのに、今のボクはどうしようもできなかった。
「うぅっ……」
気づいたら、ボクは泣いていた。もしかしたらもう二度と男に会えないかもしれない。そう思うと涙が溢れて止まらなかった。
「男ー!」
ボクは心の底から叫んだ。ボクが今一番会いたい人の名前を。ボクが今一番必要としている人の名前を。
そして、ボクが今一番好きな人の名前を。
>>747の続き
「やっと見つけた!」
そんなボクの叫びに答えるように、ボクが望んだ人物が目の前に現れた。
「男……」
男は服がかなり汚れていて、所々に泥や葉っぱ、桜の花びらが付いていた。そこまでボクのことを探してくれていたのか……
「幼、心配したんだぞ……っておい!」
ボクは男に会えたのが嬉しくて、男に抱きついた。そして、おもいっきり泣いた。
「男……さっきはごめん……! ボク、男と喧嘩して……男と離ればなれになって……もう二度と男に会えなくなるんじゃないかってずっと不安だった……! だから男がボクを探してくれて……見つけてくれて……すごく嬉しかった……! だから、だから……」
「もういいよ」
男はそう言ってボクの頭を優しく撫でた。そして、
「俺も、悪かったな」
男がボクに謝った。
違う。男は何も悪くないよ。悪いのは全部ボクなんだから。
そうボクが言おうとする前に、男がボクを抱き締め返した。
「あの時、俺が走り去る幼を無理やりにでも止めていれば……幼は遭難せずに済んだのに。幼に辛い思いをさせて、幼を泣かせて……本当に悪かったと思ってる。だけど、もし幼が許してくれるなら……」
男がボクから離れて、改めてボクと向き直る。
「今からでも花見をしないか?」
何それ。てっきり告白でもしてくると思ってたのにさ。なのに花見だなんて。
でも……
「うん、いいよ」
それでも、嬉しかったから。
それから二人で正規の登山ルートに戻ることにした。道は男が知っているので問題はない。
「大丈夫か幼。また離れて遭難でもしたら……」
「大丈夫だよ。それに……」
歩きながら、ボクは男の手を握った。
「幼?」
「こうすれば、もう離れたりはしないからね」
「……そうだな」
男も、ボクの手を握り返した。
「もう、離さないからな」
「……うん」
花見の場所に着くまでの間、ボク達はずっと手を繋いで歩いた。
あまりの良タイトルの多さに3つも連続で書いてしまいました。
一人で多すぎるようでしたら自重します。
最後になりますが、素敵なタイトルをありがとうございました。
ストーリーを書いてくれる人の方が、その何倍も素敵だけどね~
一つ目はくすりとして
二つ目はそうきたかと笑って
三つ目は生暖かく見つめた
>>750
3つ目ぇ……はともかく、コメントありがとうございます。
タイトル「100万馬力の土砂崩れ」
タイトル「1, Ro, Asahi-shi, Chiba-ken」
>>754
こちらこそ、勿体ないお言葉と面白いタイトルをありがとうございます。
タイトル『金星の740秒』
タイトル「言葉の存在しない世界」
>>757
タイトル「言葉の存在しない世界」
「」
「」
「」
「」
「」
「♪」
「Σ!?」
「♪」 「♪♫」
「…………」
「♫」
「…♪」
「♪!」 「♪?」
「♫♪」
「「~♪」」 「Σ!!!」
「「「「「…………♪」」」」」
「「「「「♪♫♪♪♫」」」」」
タイトル「3-972, Yotare-Minaminowari, Aza-Takenogo, Oaza-Tobishima-Shinden, Tobishima-mura, Ama-gun, Aichi-ken, Japan」
タイトル「最新の神話」
>>638
タイトル「百利あって一害なし」
俺「俺と姉貴は、とあるパズル雑誌の懸賞に応募していて、今日発売の号に当選結果が載る予定なんだ」
姉「何で説明口調なのよ?」
俺「お約束だ」
姉「……あっ、私の名前あった!」
俺「俺は……無かったorz」
姉「残念だったわね」
俺「何で姉貴の『百利(ももり)』の名前はあって俺の『一害(ひとがい)』の名前は無いんだよ! てか親、こんな名前付けるなよ!」
姉「まさに『百利あって一害なし』ね」
俺「上手いこと言ったつもりか!」
タイトル「なの」
タイトル「友達のパラドックス」
タイトル「I AM MAOH」
タイトル「愛が、世界が消えた記憶」
タイトル「妖怪Bキャンセル」
>>767
タイトル「妖怪Bキャンセル」
俺「ようやくコイキングがレベル20になったぜ!」
俺「これでついにギャラドスに……はねると体当たりで頑張った努力が報われるぜ!」
おや? コイキングの様子が……
テレレレッ! テッテッテッテッテッテッテッテー!
妖怪「ポチっとな!」
俺「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 間違えてBボタンで進化キャンセルしちまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
俺「よし、次こそは……レベル21にしたぜ!」
おや? コイキングの様子が……
テレレレッ! テッテッテッテッテッテッテッテー!
妖怪「ポチっとな!」
俺「あぁぁぁぁぁぁぁぁ! またBキャンセルしちまったぁぁぁぁ! 何でだぁぁぁぁ!」
妖怪「ふひひ」
それから、妖怪によってBキャンセルを連発させられた結果……俺のボックスはレベル100のコイキングで埋まった。
タイトル「悠久の殺人者」
タイトル「秒速1億キロメートル」
>>769
私は夏休み、ある日旅行に行った
親や親戚と共に行った旅行、お土産買ったり出店回ったり、温泉に入ったりしたけど今一退屈だったのでちょっと外に散歩に行く事にした、時間は6時を過ぎた辺り
「あんまり遠くにいっちゃダメよ」
「わかってるって」
母にそう言われながら温泉街を歩く、特に何もない、やっぱり退屈だったな、そう思い帰ろうと振り返った時
「えっ…」
刃先が眼前へ迫っていた
「うわぁぁぁあああ!!」
間一髪で顔を避け回避する、それでも?を切った様で痛い、でもそんな事思ってる場合じゃない、ほら、前の奴が荒く息を吐きながらナイフを持ってこっちに来てるはやくはやく逃げなきゃはやく
「ひっ…!う、うわぁ!?」
「!?」
足がもつれた、その拍子に前の奴ともみ合いになる、これには奴も予想出来なかった様だ、ナイフは床を転がり
「はぁ…!はぁ…!」
私の手の中に収まった、どうしようどうしよう逃げないとでも腰が抜けて動かないこのままだとナイフを取られちゃう死にたくない!
そこからは記憶がない、ふとした時には前に血まみれの人が倒れていた
「え…あ…がう…わたし…そん…つもりじゃ…うわぁぁぁあああ!!」
血まみれのナイフを持って逃げる、どこへ?わからない、大声を出しながら走って逃げた、奇しくも周囲には一人たりとも人がいなかった
「はぁ!はぁ!はゲホッゲホッゲホッ!!…はぁ…なんで…なんでこんな事に…」
自問自答、答えは出ない、そう悩む内後ろから…足音、角の奥、人がいる事が何故か分かった
「ひっ…」
わかる、何故かわかる、あれはさっき刺したあいつだ、殺される、殺されたくない。
足音は、近い
「はぁ…!はぁ…!」
荒い息が漏れる、それをどうにか落ち着け…一気に角を曲がった、奴がいた!背を向けている!今だ!血まみれのナイフを突き出した
自身と同じ顔へ向けて
悠久の殺人者
タイトル「しゅうまつ会う約束をしたから」
>>771
続きはないのですか!?
タイトル投下者ではありませんが続きが気になる作品をありがとうございます。
タイトル「自分の姿を伝染(うつ)すモノ」
>>771
タイトル投下した者です、興味深い作品に仕上げてくれてありがとうございます
これはつまり自分で自分を永遠と殺し合っているという解釈で大丈夫ですかね?
タイトル「マークⅡ三姉妹」
無限ループって怖くね?って事で
>>768
タイトル投下者です
まさか書いてもらえるとは、ありがとうございます
めちゃくちゃタチの悪い妖怪wwww
>>778
そう言ってもらえて嬉しいです。
こちらこそ素敵なタイトルをありがとうございました。
タイトル「ジョブチェンジの弊害」
タイトル「SHINSEN-KANAGAWA」
タイトル「星空大橋」
タイトル「ストーリーを書くと誰かがタイトルを書いてくれるスレ」
タイトル「LIMITED EXPRESS AZUSA」
>>782
タイトル「星空大橋」
※2レス頂きま……季節外れ? こまけぇこたぁ(ry
今日は七夕。俺は幼の誘いで商店街の七夕イベントに来ている。ちなみに時刻は夜で、雲一つない空には天の川が見える。
商店街の近くの広場に大きな笹があり、イベントの参加者は短冊を飾ることができるため、俺と幼は短冊に願い事を書いていた。
「ねえ、男」
「何だよ、幼」
願い事を書いていると、幼が話しかけてきた。書き終わるまで待てないのかよ。
「今日は織姫と彦星が、一年に一度会える日だよね」
「確か仕事をサボった罰で天の川の両側に追いやられたが、お情けで一日だけ会っても良いって言われたんだよな」
「だいたい合ってるけど、言い方っ!」
何だよ、合ってるなら良いじゃねぇか。
「そういや、諸説あるとは思うが織姫と彦星が会えるように天の川に橋を渡してるって聞いたことがあるな」
「橋、か……確かにそれがあれば、織姫と彦星は天の川を越えて会うことが出来るね」
幼が星空を見上げる。天の川に架かっている大橋でも想像しているのだろうか。
夜空を眺める幼が、いつもより綺麗に見えた。
>>785の続き
「ところで、男は願い事書き終わった?」
「一応な」
「ちょっと見てもいい?」
「あぁ」
俺は幼に短冊を見せた。
「えっと……『お小遣いが増えますように』って子供かっ!」
「悪かったな、子供で」
他に思い付かなかったんだよ!
「よし、俺が見せたんだ、幼も見せろ」
「うえぇ! 別にボクは見せなくてもいいだろう!?」
「見せられないようなことを書いたのか、変態」
「違うってば!」
「じゃあその証拠に短冊見せろ」
「うぅ……分かったよ」
幼が折れて俺に短冊を渡してきた。そこには……
『男とずっと一緒にいられますように』
と書いてあった。
「幼……」
「か、勘違いしないでね! これは男が悪いことしないように見張るって意味だから!」
「じゃあ、そういうことにしといてやるよ」
「でも……男がどうしてもって言うなら、そばにいてあげないことも……ないから」
幼が顔を真っ赤にさせている。正直に言うと、可愛いと思った。
「んじゃ、これを笹に飾りに行くか」
「そうだね」
俺と幼は笹がある広場に向かった。
途中、俺は自分の短冊をひっくり返した。現れた短冊の『表面』には、こう書いてある。
『幼をずっと守れますように』
実は幼に見せたのは嘘の願い事を書いた『裏面』で、表面は幼に見せていない。
「……こんなん、幼に見られたら恥ずかしいからな」
幼、俺は……
「男、早く!」
「今行く!」
これからもずっと、幼のことを守るからな。
そんな想いを胸に、俺は幼の元に走った。
>>772「しゅうまつ会う約束をしたから」
ある日のことだ。
僕はとある女性と――ひそかに思いを寄せている女性と遊んでいた。
いや、「遊ぶ」という表現は正しくないかもしれない。より正確に言えば「一緒にお出かけをしていた」だ。
デートと呼べるほどたいそうな行為じゃない。
想いを寄せているのは僕のほうであって、彼女は全くその気はないのだから――
そう思っていたからこそ、その言葉には驚かされた。
「週末、また会いましょう」
微笑を湛えながら彼女はそんなことを言った。
口約束――されど、もう一度会う約束。
僕はその時、不覚にも、心臓が跳ねたような感覚を覚えた。
驚きと、嬉しさとを感じ、そして僕が今この瞬間、今までの何倍も彼女のことを好いてしまったことも感じた。
まるで、沼に沈んでいくような恋だった。
「何処で待ち合わせしなきゃね――そうね、ちょうどいいから、あの木の下で待ち合わせましょう。ほら、すぐそこの、桜――そこで良い?」
その横顔は、とても魅力的で、とても可憐で、とても妖しくて。
僕は彼女の指差す先を見ることも無く首を縦に振っていた。
ただただ、彼女の笑顔に見とれていた。
結果として、その週末、僕は彼女と会わなかった。
ずっと、ずっとその桜の下に突っ立っていたわけだが、彼女らしき人影は僕の元に現れなかった。
不幸なことに指差した木を見ていないから、待ち合わせは他の桜だったかもしれない。
しかし周りに桜と思えるような木は、僕の立っていた木一本しかない。勘違いの仕様も無い。
彼女は来なかった。
会えなかったのか、会ってくれなかったのか、どちらかは今となっては分からない。
彼女と会えなかった僕は、とにかく悔しがった。
フられたのだ――いや、フられると言うほどの関係にすら達していないわけだったが、それでも僕は、彼女とあわよくば付き合いたいと思っていた。
嗚呼、なんと馬鹿なことだろう。
まるで、意地の張った小学生のよう。
君が知れば、あの可憐な笑顔でまた、くすくすと笑ってくれるだろうか。
僕は、彼女を、待ってみることにしたのだ。
初めは軽い気持ちだった。
週末というのがどの週末かは明言されていない。
もしかすると聞き逃していて、来週末だったかもしれない。
そんな馬鹿げた根拠から僕はそうすることにした。
一週間待った。
彼女は来なかった。
もう一週間待った。
彼女は来なかった。
また、一週間。
彼女は来ない。
こうなってくると、そろそろ帰ろうかという気も起きてくるのだが、それと同時に、やはり帰らずに待ってやろうという意地も生まれてくるのである。
また、待った。
待った。
待った。
花が落ち、木は箒のようになった。
待った。
待った。
生き生きと、木の葉が茂った。
待った。
待った。
待った。
木はまた葉を散らした。
待った。
待った。
待った。
待った。
待った――――。
桜は枯れ果て、いつの間にか折れていた。
これでは彼女がどこで待ち合わせすればよいかわからないでは無いか、と僕は憤慨し、若い桜を植えた。
また、待った。
若木はすくすくと育ち、葉を生い茂らせ、桜色に染まり、花を散らし、そしてまた折れた。
そのうち、やはり望みなど無かったのではなかろうか? と思い出した。
それでも。
僕は、待った。
どれくらい待ったか、予想もできないほど、長い間、僕は待った。
気づけば、どうやら、僕が待った時間は世界の命よりも長い間だったらしい。
僕は空が端から、ゆっくりと黒く崩れて行くのを見た。
これほど待っても、彼女は来てくれないのだろうか。
世界が死ぬのは、僕には止めることができない。
別に止めようとも思わない。
僕にできるのは、例え残る人間が僕だけになったとしても、彼女を待つことだった。
世界は、僕と、この桜の木だけになってしまった気がする。
それでも構わない。
それにしても、彼女はいつ来るだろうか。
そう思って待ちぼうけしていた、矢先。
ふと、足元を見つめてみた。
遠くばかり見て彼女を探していたから、気づかなかった。
小さな花。
魅力的で可憐な花。
それを見つけた瞬間、僕は理解した。
驚愕した。そして歓喜した。
「ようやく気づいたの?」
そんな声がした。
気がした。
何だ、勘違いしていたのは僕か。
僕は、最後に安心して、ゆっくりと目を瞑った。
「終末、また会いましょう――――」
終
タイトル「奥州の応酬を欧州で押収」
タイトル「池のほとりで恋をした」
タイトル「小石川美穂」
タイトル「保土ヶ谷vs井土ヶ谷」
タイトル「妖怪による福祉」
タイトル「月に住まうウサギ」
>>791
執筆活動に詰まった時、私は散歩に出る事にしている。その散歩コースの途中にある公園には、小さな池が設けられている。
ただ通過するだけが故に、中にどんな生き物が居るのかは定かでない。時折子ども達が何かを投げ入れてははしゃぐ様子を見るに、鯉かザリガニか、何かしらの生物は存在するのだろう。
ある日の夕方、私はいつもの散歩に出ると、近くの中学の制服を着た一人の少女が池のほとりに佇んで居るのを目撃した。その横顔は何処か悲しげで、私には今にも泣き出してしまうのではないかと感じられた。
私はそんな少女に目を引かれたが、だからと言って話しかけるような事もしなかった。ただ散歩に出た時に、たまたま目に付いただけの、ほんのひと時の興味でしかない。また明日には忘れて、ここはただ通過するだけの場所に戻るだろう。
その翌日、私は再び夕方になって散歩に出た。その頃には少女の事など微塵も頭に残っていなかったのに、無意識の内では彼女にずっと捕らわれていたのかもしれない。
果たして、少女はそこに居た。
次の日も、そのまた次の日も、少女は池のほとりに立っていた。
何故彼女はいつもあそこに居るのだろうか。そう思いながらも私と彼女の線が交わる事はなかった。私は横を通過する散歩人で、彼女は悲しげに佇む少女でしかなく、その関係が変わる事はこれまでも、そしてこれからも変わる事はなかった。
>>796続き
>>791
執筆活動に詰まった時、私は散歩に出る事にしている。その散歩コースの途中にある公園には、小さな池が設けられている。
ただ通過するだけが故に、中にどんな生き物が居るのかは定かでない。時折子ども達が何かを投げ入れてははしゃぐ様子を見るに、鯉かザリガニか、何かしらの生物は存在するのだろう。
ある日の夕方、私はいつもの散歩に出ると、近くの中学の制服を着た一人の少女が池のほとりに佇んで居るのを目撃した。その横顔は何処か悲しげで、私には今にも泣き出してしまうのではないかと感じられた。
私はそんな少女に目を引かれたが、だからと言って話しかけるような事もしなかった。ただ散歩に出た時に、たまたま目に付いただけの、ほんのひと時の興味でしかない。また明日には忘れて、ここはただ通過するだけの場所に戻るだろう。
その翌日、私は再び夕方になって散歩に出た。その頃には少女の事など微塵も頭に残っていなかったのに、無意識の内では彼女にずっと捕らわれていたのかもしれない。
果たして、少女はそこに居た。
次の日も、そのまた次の日も、少女は池のほとりに立っていた。
何故彼女はいつもあそこに居るのだろうか。そう思いながらも私と彼女の線が交わる事はなかった。私は横を通過する散歩人で、彼女は悲しげに佇む少女でしかなく、その関係が変わる事はこれまでも、そしてこれからも変わる事はなかった。
ごめんミス
こっちが続きです
>>796
私が少女を見かけてから、一年が経った。私の散歩の時間はまちまちだったが、夕方頃に家を出れば、少女は必ずそこに居た。少女の制服は変わり、近所の高校のそれになっていた。
その日も私は散歩に出た。いつもの様に公園を横切ると、いつもの様に少女が立っていた。
いつもと変わらぬ光景。そこに、変化が訪れた。一人の、少女と同じ年頃の、少年がやって来た。少年が声を掛けると、少女は弾かれる様に顔を上げた。
泣いてしまいそうで、それでも泣く事のなかった少女の瞳には、一筋の涙があった。しかしその表情に物憂げなところはなく、私はその日、初めて少女の笑顔を見た。
それから、私の日常から少女の姿は無くなった。あの真っ赤な夕日の下に居た少女は、もう居ない。
私は少女をモデルに小説を綴る事にした。少女と少年の関係や、少女の私生活は何一つとして知らない。ただ立っている姿のみが私の知る少女の姿だが、不思議と書けるという確信があった。
タイトルはもう、決まっている。
終わり
>>798
タイトル投下者ではありませんが素敵な物語をありがとうございます。
少女と少年が幸せになれますように。
タイトル「TYTO」
タイトル「また黄身に恋してる」
「I'm always busy」
タイトル「CHU-O-KU!」
タイトル「ぜったいとけいまわり」
>>790
タイトル「奥州の応酬を欧州で押収」
部下「警部!」
警部「どうした」
部下「先週、とある組織が奥州で別の組織と応酬していた件ですが……」
警部「何か進展があったのか?」
部下「その時使われていた証拠の品を欧州で押収したそうです」
警部「なるほど、わかった。すぐ行く」
……続きません。
>>795
タイトル「月に住まうウサギ」
近未来、宇宙飛行士になった俺は、ついに月面着陸を成し遂げた。
俺「月の上に立ったどー!」
ウサギ「うわ、久しぶりの人間だ」
俺「ウサギがいた!?」
ウサギ「ようこそ、ワタシはウサギのウサちゃん。よろしく」
俺「どこのぬいぐるみだ」
ウサギ「人間を歓迎するよ」
俺「てか何でウサギが月にいるんだよ!」
ウサギ「実はワタシたちウサギは、アポロが来たころから月にいるよ」
俺「それは嘘だろ!? もし本当ならニュースになってるはずだからな!」
ウサギ「それはワタシたちのことを秘密にするように言ってるから」
俺「え、何で?」
ウサギ「痛い人だと思われる」
俺「そりゃ『月に本物のウサギがいたぞー!』とか言っても信じてもらえないだろうけども! そんな理由!?」
ウサギ「だからあなたも、もワタシのこと秘密にして」
俺「……わかったよ」
それから俺は地球へと戻った。勿論あのウサギのことは誰にも言ってないし、言うつもりもない。
ただ、一つだけ疑問がある。
俺「何でウサギが話せるんだ!?」
>>766
『愛が、世界が消えた記憶』
20XX年 、世界では記憶の操作が可能となった。
忘れた記憶をピンポイントで蘇らせることができるといことで、大ブームを巻き起こした。
しかしながら、脳への負担が大きく、他の何かを忘れてしまうというデメリットが見つかり、今はほとんど利用する人は居ない。
記憶屋「本日はどういったご用件で?」
男「実は、私が幼い頃に亡くなった母の顔が思い出したいのです」
記憶屋「なるほど。しかしながら記憶というものは、何かを思い出せば、何かを忘れてしまうものです」
男「それでも良いのです。例え何を忘れたとしても」
記憶屋「愛していらっしゃるのですね」
男「たった一人の母ですから。ずっと写真を探していました。しかし、残っているものは……」
記憶屋「そうですか。では、せっかくですから記憶を蘇らせるとともに、記憶の映像を写真に焼きまししておきましょう」
男「ああ、ありがとうございます。かすかに思い出せる母の顔だけが、私と母のつながりの全てで、愛という観念そのものであり、私が生きる希望なのです」
記憶屋「では、そろそろ」
数十分後、俺は知らない女の写真を握っていた。気味が悪いのでゴミ箱へ放る。
はて、俺はここに何をしに来たんだったか。
END ~母の愛を忘れた男~
タイトル「THE LAST GAME」
タイトル「METAL PANTHER KOSMOS(メタル パンサー コスモス)」
タイトル「FINAL EDGE」
タイトル「ヒーローは、まだベッドの中」
タイトル「桜舞い散る」
タイトル「いろはにほへとちりぬるを」
タイトル「人生ゲーム(学生編)」
>>812
面白いと言ってもらえて嬉しいです。
こちらこそ素敵なタイトルをありがとうございます。
>>813
タイトル「ヒーローは、まだベッドの中」
街の人A「うわぁぁ、怪人だぁぁぁぁ!」
怪人「グエッヘッヘッヘ!」
街の人B「あぁ、街が燃えてしまう!」
街の人C「ヒーローはまだか!?」
――その頃
警報「緊急事態です! 怪人が現れました! ヒーローは至急出動してください!」
ヒーロー「あと……5分…………」
……続きません。
>>801
僕は絶対に叶わない恋をしている。
何故なら彼女の側には常に寄り添い続けるパートナーがいるからだ。
僕がこの恋を誰かに告げる事は、一生ないだろう。
何故ならそのパートナーと僕は無二の親友だからだ。
僕が見る彼女はいつも親友というベールの向こう側。
時折誰かの手によって彼女が隣に来る事があるけど、彼女の目が僕に向く事はない。
彼女は直ぐにパートナーと何処かに連れ去られ、僕のハートは砕かれる。
それでも僕は、彼女が好きで、親友を唯一のものと思っている。
だから僕は、今日も君達を守る。
僕の名前は殻。
今日もまた、君に恋してる。
終わり
>>819
めっちゃいい話っぽくて草
ありがとうございました
タイトル「PLAY THE GAME」
>>818
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
振り返れば地獄
タイトル「ENDLESS PARADOX」
タイトル「振り向けば、君が」
タイトル「引き籠りの殺し屋」
タイトル「STRIKE!」
タイトル「カアチャンは、魔法少女になりたい」
タイトル「石造りの友人」
タイトル「CHIBA QUEST」
タイトル「風和一条」
タイトル「違う、そうじゃない」
>>826
タイトル「振り向けば、君が」
男「おい、幼」
幼「なんだい?」
――幼、振り向く。
――男、幼の頬に指で『ぷにっ』とする。
幼「何するのさ!?」
男「イタズラ」
幼「何でそういうことするのかな!?」
男「いやぁ、それにしてもあっさりと引っ掛かりましたなぁ」
幼「うるさい! ボクで遊ぶな!」
男「悪かったよ。それより、ほい」
――男、幼に箱を渡す。
幼「何これ」
男「開けてみろ」
――幼、箱を開ける。
――箱の正体は、ビックリ箱。
幼「うわぁ!?」
男「大成功」
幼「今度は何なのさ!」
男「イタズラその2」
幼「男ぉ!」
男「やっぱりお前は引っ掛かりやすいな」
……振り向けば、君がイタズラしてきた。
>>834
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
タイトル「長い夢のその後で」
>>827
タイトル「引き籠りの殺し屋」
俺は殺し屋。どんなターゲットでも俺にかかれば雑魚当然だ。
俺が今まで仕留めてきた相手は数多くいる。俺の名前を知らないやつはいない。
そんな凄腕のヒットマンだった。
だがそれも昔の話だ。
仲間「男さん! 今日の依頼、どうしますか?」
男「キャンセルで」
仲間「またですか? いい加減部屋から出てきて殺し屋の仕事してくださいよ」
男「やだ」
……俺は殺し屋。その腕は業界でもトップクラスで、俺を慕う仲間も増えた。
だが、現在は引き籠りだ。
男「もう部屋から出たくなーい」
>>837
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
>>829
タイトル「カアチャンは、魔法少女になりたい」
タイトル「長い夢のその後で」
「魔法少女になりたい」
そんな夢を、アタシは持っていた。
まるでお母さんみたいだということで、友達から『カアチャン』と呼ばれていたアタシ。
そんなアタシだって、子供みたいな夢を持っていた。
その夢は、程無くして叶った。
アタシは魔法少女になって、魔法で皆を助けたりした。
アタシは皆から英雄扱いされた。
でも、アタシは禁忌を犯した。
魔法を使って、好きだった彼の心を操った。
自分を好きになるようにと。
そのせいで、アタシは魔法を失って、地獄に落ちた。
……そこでアタシは目を冷ました。
どうやら魔法少女になった長い夢を見ていたらしい。
長い夢のその後で、アタシは気づいた。
アタシが魔法少女になりたかったのは、夢の中のアタシみたいに、大好きな彼を魔法で振り向かせたかったからだと。
アタシは決めた。
これからは、魔法に頼ろうとせず、自分の力で彼を振り向かせようと。
……続きません。
>>839
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
タイトル「相反する二つの力」
タイトル「明日、世界が終わるとしても」
タイトル「ただ、逢いたくて」
タイトル「鬱ゲークロスウォーズ」
余りの辛辣で辛酸な世界観に、ほぼ常に乾いた引き気味の笑いと、なぜこの世界ではまだ動かせるものが存在していられるのかという疑問しか出てこなさそう……
タイトル「一閃の焔、掲げし時」
タイトル「エキストラのはずがなぜか主人公だった」
タイトル「2Dクオータービューゲームクロッシング」
タイトル「ファーストエクササイズ」
タイトル「あの日に囚われて」
タイトル「惰性の信仰」
タイトル「最期に見た景色」
タイトル「オナラエアライド」
タイトル「変わった町と変わらない君」
タイトル「反省ゲーム」
タイトル「なんだこのおっぱいは!校則違反だぞ!」
タイトル「麻衣ペース」
タイトル「ちたにけらはとほらすてのはてきらとなりはしてと」
タイトル「奥様戦隊」
タイトル「白の剣、黒の拳」
タイトル「一閃の炎、掲げし時」
少女「マッチいりませんかぁ~!」
少女はその腕に松明を…否、巨大なマッチ棒を抱え走って来た。
少女「てぇーい!」
ザリザリザリッ! 抉るように棒の先端部分を壁に擦りつける!
少女「ほぉら、あったかいですよ~」
男「く、来るなぁ!」
>>850:タイトル「あの日に囚われて」&タイトル「惰性の信仰」&タイトル「最期に見た景色」
>>852:タイトル「変わった町と変わらない君」
>>853:タイトル「反省ゲーム」
※3レス頂きます。
惰性の信仰。
惰性とは習慣とか癖のことだ。
俺には信仰レベルで習慣にしていることがある。
「今日の反省点は……何があったかな」
その日の反省点を見つけること。俺はこれを『反省ゲーム』と呼んでいる。
俺はこれをあの日からずっと続けている。でないと、あの日の『反省点』を忘れそうで怖いから。
「男!」
俺が本日の反省点を考えていると、幼がやってきた。
「どうした?」
「その……一緒に帰らない?」
幼が自分から提案してくるとは珍しいな。
「幼様がそうおっしゃるのでしたら、喜んでお供致します」
「ごめん。ふざけないで、真面目にやってくれるかい?」
「……分かったよ。一緒に帰ろうぜ」
「それでいいんだよ」
こうして、俺と幼は一緒に帰ることになった。
>>860の続き
帰り道、俺達は途中の高台から町を見下ろした。
「この町も、変わったよね」
「昔は何も無いド田舎だったからな」
「……さすがにド田舎は言い過ぎじゃないかな」
幼は言い過ぎと言うが、実際この町は数年前まで何も無かったのだ。
「でもまぁ、今は色々できたし、田舎からは脱却したんじゃねぇか?」
「うん。施設やらが増えて道路も整備されて……それだけ、この町は変わった。けど……」
そこで幼は言葉を止めた。そして少し切なそうな顔で、
「君は、何も変わらないよね。あの日から、ずっと」
そう呟いた。
「あの日からずっと、『反省ゲーム』とかう奇妙な行動をしているだろう?」
「何で幼がそれを知ってんだ!」
まさか『反省ゲーム』を幼に知られていたとは……あぁ、恥ずかしい!
「俺が何を反省しようが勝手だろうが」
「まぁね。でも、あの日……山に花見に行った時(>>747)のことなら、反省の必要はないよ」
幼はあの日がいつを指すのか、分かっていた。
「確かにあの時ボクは遭難しかけたけど、男は何も悪くないよ。むしろ助けてくれて嬉しかった。だから、いつまでもあの日に囚われて反省を続ける必要はないのに」
幼は、俺は悪くないから反省する必要は無いと言う。だが……
「それじゃあ俺の気が済まないんだよ」
「どうしてだい?」
「そ、そりゃあ……」
幼が俺の顔を見つめている。そんな幼を見ていると、心臓が高鳴ってくる。まるで俺の中の何かが、今までずっと言えずにいたあの言葉を言えと言っているようだった。
……分かったよ、言えば良いんだろ?
俺は自分にそう言い聞かせた。
「幼のことが好きだからだよ」
>>860と>>861の続き
「え……嘘、だよね……」
「嘘じゃない。俺は幼が好きだ」
幼が俺の言葉を信じていないようなので、もう一度、はっきりとそう告げる。
「だってボクは、男の弁当を勝手に泥棒(>>610)したし……」
「それは結果オーライって言っただろ?」
「……本当にボクでいいのかい?」
「何度も言わせるなっての。幼がいいんだよ、俺は」
「……そっか」
三度想いを伝えると、ようやく幼は信じてくれた。
「それに、これで幼の願いも叶えられるしな」
「えっ」
「七夕の時(>>782)に短冊に『男とずっと一緒にいられますように』って書いてたよな。つまり、幼も俺のことが好きなんだろう?」
「あ、あれはそういう意味じゃないって…………わかったよ。ボクの負けだ」
幼はあの時のように顔を真っ赤にさせながら、
「ボクも男が好きだ」
はっきりとそう言った。
「ボクは、人生の最期に見る景色は、男と一緒に見たいと思ってる」
「それはつまり、最期まで俺と一緒にいたいってことか?」
「君の言葉を借りるなら、それこそ『何度も言わせるな』だよ」
「そうだな」
なら、これで最後にするか。
「これからよろしくな、幼」
「こちらこよろしく、男」
タイトル「マッチ売りの男の娘」
>>857
タイトル「奥様戦隊」
悪の組織アクダンナーによる被害が相次ぐ日本。
そんなアクダンナーに対抗するため、あるヒロイン達が立ち上がった。
その名も『奥様戦隊シュフレンジャー』だ!
井戸端会議で情報収集、チームの参謀シュフブルー!
好物はカレーライスとデパ地下の試食、チームの料理長シュフイエロー!
節約と家計管理の鬼、チームの金庫番シュフグリーン!
エステと美容院の常連、チームのおしゃれ番長シュフピンク!
そしてリーダーは子育て上手、チームのお母さんことシュフレッド!
今日もまた、シュフレンジャーとアクダンナーの戦いが……
レッド「はーい、オムツを替えましょうね」←子育て中
ブルー「でねー、三丁目の奥様が……」←井戸端会議中
イエロー「今日はデパートの美味いもの市だわ」←試食中
グリーン「今日は挽き肉が半額ね……」←買い物中
ピンク「はぁ~、気持ちいいわ~」←エステ中
アクダンナー「シュフレンジャーの奴等遅いな……あ、定時になったから今日はもう帰るか」
……始まらなかった。
お、おう……ww
タイトル「となり神奈川」
タイトル「冷たい歓声」
タイトル「側近の休日」
タイトル「そのまんま青葉」
タイトル「アニマルともだち」
タイトル「まろびで!」
タイトル「代々木」
タイトル「不可知戦域」
タイトル「中一病」
タイトル「さよならも言えずに」
>>871
タイトル「アニマルともだち」
A子「ご飯食べる時のB子ってハムスターみたいだよね」
B子「んぐっ… それを言ったらA子だってライオンのそれでしょ」
A子「あたし猛獣!? そんなにがっついてないもん! ねっ、C子~?」
C子「うん、A子は雌豚だよね」
タイトル「直樹賞」
>>854 >>863
短めですが
カップル男「なんだこのおっぱいは!校則違反だぞ!」
カップル女「ひどいよ!」
男「揉ませろ!いいや!限界だ!揉むねっ??」
女「きゃーヘンターイ??」
教師「お前!何やっている!法律違反だぞ!」
男「??、い、いや、チチチチガウンデス??」
女「た、頼んだんです??男君に??わ、私が??」
カップル は にげだした!
教師「…」
教師「今リア充爆発しろと思った人は素直に手を挙げなさい」
高校生の俺ら「ノ」
終わり
>>879
今気づきましたが??は全部!!です
タイトル「上上上上上上上上下上上上」
タイトル「日本銀行券」
タイトル「にちぎんっ!」
>>863のタイトル投下者ですが、面白いSSをありがとうございます。
タイトル「四條畷vs八丁畷」
タイトル「今度は、スカート兄妹ですか」
タイトル ハゲ「くっ、殺せ! 」
タイトル「ハイ!ハイ!」
>>886
タイトル「今度は、スカート兄妹ですか」
兄「妹ー!」
妹「お兄ちゃんどうしたの!?」
兄「妹が心配で転校してきた」
妹「ここ女子高だよ!?」
兄「大丈夫だ。ここでは女子のフリするから」スカート、ヒラリ
妹「女子の制服似合いすぎてて怖いよ!」
兄「兄妹揃ってスカートだな」
妹「もう、ここは私だけで大丈夫だから! それにバレたらどうするの?」
兄「俺がバレると思うか?」
妹「……思わない、けど」
兄「じゃあ決まりだな」
――今度の任務(潜入)先は、女子高です。
>>889
タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます。
タイトル「衝撃と衝動の衝突」
タイトル「ダンガンセッパ」
タイトル「カナブン KANA-BUN」
タイトル「スレタイ振り込め詐欺」
タイトル「北風と太陽と雷雲」
タイトル「『sage』と『saga』の見分けかた」
タイトル「東京中央駅」
タイトル「武庫川の765プロ」
タイトル「俺は、きっと疲れていたんだ!!」
動物園の休館日はおしゃべり解禁日
タイトル「私の穿くんですか」
タイトル「さくらドロップス」
タイトル「武庫川の向こう側」
タイトル「君の笑顔はトラックに消えた」
>>904
タイトル「君の笑顔はトラックに消えた」
俺は農家の息子、そしてあいつも農家の娘だった。
俺の実家にはスバルの軽トラ、あいつの実家にはスズキの軽トラがあった。
免許をとったころから、俺とあいつは実家の軽トラを勝手に借りて、
農道でゼロヨンを競ったり、ジムカーナの真似事なんかをした。
あいつは運転が上手かった。
せまい軽トラの運転席から、
せわしなく、でも、スムーズに車を操った。
ある日、笑ってあいつは言った。
他所へ嫁ぐことになったと。
あいつはそれから程無く村を去った。
あいつの実家の軽トラは、
いつからか別の車に変わった。
俺の実家の軽トラも、
弟が事故って廃車にしてしまった。
俺はあいつとの思い出を全て無くしてしまった。
あいつの笑顔は、トラックとともに消えた。
タイトル「魔王討伐に行ったら王女が魔王こきつかってた」
タイトル「頂からみる頂の頂き方」
タイトル「俺ら仙台さ行ぐだ」
タイトル「百度寝した男の末路」
タイトル「俺の親父がこんなにかっこいいわけがない」
タイトル「仮面ライダーホライズン」
タイトル「不老の母と不死の父と俺」
タイトル「一ノ瀬式」
タイトル「新たな友を探す会」
タイトル「俺ら青森さ行ぐだ」
タイトル「レフト兄弟」
タイトル『永夢「魔法少女育成計画?」』
>>916
タイトル「レフト兄弟」
私が野球部でスタメン入りした時の初めてのポジション。
それはレフトで、私は当時高1でした。
そのポジションはピッチャーなどに比べれば華はありませんが、
エースと同じくらい守備で活躍した私は、
きっとレフトに愛された存在なのだと感じました。
今では私は卒業し、弟が入部。
弟のポジションはもちろんレフト。
なぜなら彼もまた、レフトに愛された存在だからです。
タイトル「時代遅れの恋人」
タイトル「オムライスの女」
タイトル「LUCKY☆STAR」
タイトル「下車前途無効」
タイトル「1 on 3」
>>918
ヴェルタースオリジナルww
タイトル投稿者です、笑いましたありがとうございます
>>920
オムライスの女
平日の、うだるような夏の昼下がり。
喫茶ポポロは昼食目的のサラリーマン達の波が落ち着き少しずつ静かになっていく。
壁掛け時計が13時半を指す頃、彼女はやってくる。
少し黒ずむ木のドアが開く。
チリンと控え目な鈴の音。
「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」
いつもと変わらぬ挨拶に彼女は
「いつものお願い」
そう言いながらカウンターの真ん中の席へ座った。
何も言わず灰皿とお冷を置いて横の小さなキッチンスペースに入る。
コンロに火を点け使い慣れたフライパンで具材を炒める。
バターとケチャップの香りに包まれながらチキンライスの形を整え別のフライパンを熱する。
程よい熱加減のフライパンに割り溶いた卵を流し
かき混ぜ、形を整え
ものの数秒でチキンライスの上に乗せる。
「お待たせいたしました」
スプーンとオムライスを彼女の前に置いて、お冷を注ぎ足すとレジ横にあるイスに腰掛けカップを磨く。
店内を流れる有線と小さな食事音。
会話は無くても心地よい。
食後のコーヒーを飲み終わると彼女は、ゆっくり席を立ちドアへ向かう。
会計を済ませた彼女は「ご馳走様」と小さく微笑むと店の外へ出て行った。
あとどれくらい彼女は、この店に来てくれるだろう?
米粒一つない皿と小さく薄紅色が付いたカップを片付けながら名も知らぬオムライスの女へ想いを馳せた。
終わり
初めてで、まとまり無くてごめんなさい
でも書いてて楽しかったです
>>925
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
>>924
こちらこそ素敵なタイトルをありがとうございました。
……ヴェルタースネタ、正解です。
タイトル「俺が見えなくしてしまった笑顔」
タイトル「才色兼備な彼女がカードゲーマーだった件について」
タイトル「野毛坂46」
>>928
タイトル「俺が見えなくしてしまった笑顔」
俺はとある廃れた町に配属されたお巡りさんだ。この町には1つしか交番が無く、俺はそこで仕事をすることになった。
俺がこの町に来てから日は浅いが、この町は子供達の楽しそうな笑い声が絶えない。俺がこの町を好きになった理由の1つだった。
ある日、俺は男が町のとある壁に落書きをしている場面に遭遇した。男が壁に描いている絵を、町の子供達も楽しそうに見ていた。
だが、落書きは落書き。違反行為にあたるため、俺は男を注意した。
男は描き続けたいと最後まで我が儘を言っていたが、俺が厳しく注意すると男は残念そうに落書きを消して帰っていった。
男が壁に落書きをしなくなってからしばらくして、町に異変が起きた。町が以前より静かになったのだ。
そういえば、男の描いた絵を町の子供達は楽しそうに見ていた。
この町には他に娯楽にあたるものがないのだろう、男の絵が子供達にとって唯一の楽しみだったようだ。
それが消えたことによって子供達の楽しみが無くなり、町が静かになったのだとしたら。
男の絵が、子供達の笑顔の理由の1つだとしたら。
俺はその笑顔を見えなくしてしまったことになる。
俺は自分がしたことを後悔してはいない。壁に落書きはしてはいけないのだから。
それでも、自分が子供達の笑顔を奪ってしまったのではないかと悩むようになった。
ふと、俺は自分が勤務する交番の前にある掲示板に目が行った。
その掲示板は使われていないのか、何も貼られていなかった。
俺は「これだ!」と思い、男の元に行きある提案をした。
男は二つ返事でそれを了承してくれた。
数日後、町は以前のように子供達の楽しそうな笑い声が戻った。ただ以前と違うのは、子供達が壁ではなく、交番前の掲示板に集まっていることぐらいだ。
掲示板には、男が描いた絵が貼ってあった。
俺が男に提案したのは、男が描いた絵を掲示板に載せないかということだった。
壁に描くのはダメでも、紙に描いて掲示板に貼る分には問題ない。
男は壁に絵を描けなくなってからも紙に絵を描き続けていたようで、それを子供達に見てもらえると知って喜んでいた。
掲示板に貼ってある男の絵を見て、子供達が楽しそうに笑っていた。
俺はこの笑顔がまた見えるようになって良かったと思った。
>>930
タイトル「野毛坂46」
女「男君何やってんの?」
男「静かにしろよ! 今友の髪の毛抜いてるとこだからよぉ」ピンッ
友「う~ん」ムニャムニャ
女「何で!? てか友君スキンヘッドだから髪の毛無いよね!?」
男「植毛したから大丈夫だろ」ピンッ
女「わざわざ抜くためだけに植毛したのぉ!?」ガビーン!
友「う~ん……もっと食べてよ……」ムニャムニャ
男「……よし、これで46本抜けたな」
女「これ、どうするの……?」オロオロ
男「行くぞ……」
女「……」ゴクリ
男「……ルーナーニーンーゲーンニガーケーノコ!」カァァァッ!
女「変な呪文唱えたー!?」ガビーン!
ボンッ!
髪の毛達「「「イエス!」」」グッ!
女「髪の毛が学生服着た女の子になったぁぁぁぁ!」
男「よっしゃー! ついに『46本の髪の毛を女子高生風のアイドルにする呪文』が成功したぜ!」
女「何そのピンポイントな呪文!」
髪の毛達「「「私達を人間の姿にしてくれて、ありがとうございます!」ましゅっ!」」
女「今誰か1人噛んだよね!?」
男「よーし! お前らは今日からアイドル『野毛坂46』だからな!」
野毛坂46「「「はい!」」」
女「それ乃木坂のパクりじゃん!?」
男「髪の毛らしく、目指すは育毛剤のCM出演だ!」
野毛坂46「「「はい! 頑張ります!」」」
女「え、こういう時は武道館ライブとかのほうが……それでいいの!?」ガビーン!
友「う~ん、俺に醤油かけるなよ……」ムニャムニャ
女「友君まだ寝てたの!? てかそれどんな夢だよ!」
……シリアス書いた反動でギャグも書きました。続きません。
タイトル「あの日に帰りたい」
タイトル「俺とある幽霊姫の三日間」
タイトル「くるみちゃんが黙ってない」
タイトル:スライム養成所にようこそ
タイトル「アンドロメダ行き幽霊船まもなく出港」
タイトル「隠し味は○○○」
タイトル「暗闇の中の個室トイレ ~和式便所編~」
タイトル「終了大橋」
タイトル「五つ目の季節」
タイトル「翼なんてなくたって」
タイトル「派遣先が悪の組織だった。帰りたい」
タイトル「いつか、この恋を思い出すことなく墓場まで持っていきたい」
タイトル「いつからこの世界はがっこうぐらし!になったんですか?」
>>394タイトル「俺とある幽霊姫の三日間」
>>935タイトル「くるみちゃんが黙ってない」
>>937タイトル「アンドロメダ行き幽霊船まもなく出港」
>>944タイトル「いつか、この恋を思い出すことなく墓場まで持っていきたい」
※3レス頂きます。
『そこのあなた!』
「……俺に何か用か?」
女性の声が聞こえたので返事をしたが……俺はすぐにそれを後悔した。
『やったわ……ついに、幽霊の私と話せる人間に出会えたわ!』
声の主は幽霊だった。
『私はとある星の姫よ! あなたにお願いがあるの』
幽霊は自称姫様と名乗った。
俺は霊媒体質だから幽霊が見えるが、自分を姫様と言う幽霊は初めてだ。
「お願いとは何だ?」
『三日後に出る幽霊船に乗りたいの』
「そうか。なら勝手に乗ればいい。俺は帰る」
『ちょっと待ちなさいよ!』
何なんだ。船に乗るだけなら俺は要らないだろう。そもそも幽霊船という時点で疑問符だらけだが。
「俺が居なくても船には乗れるだろう?」
『私を三日間ここに放置する気!?』
「そうだが?」
『そんなの許さないわよ! 私が見えて私と話せる人間に会ったのはあなたが初めてなのよ!? だから……』
自称姫様が俺を指差してきた。
『私にこの街を案内しなさい!』
>>946の続き
というわけで今、俺は姫様(仮)の幽霊と一緒に街に来ている。
『あら、私の星にはない建物がいっぱいね! 街の人の服装も私の星とは違うわ!』
……そしてこの騒ぎようだ。
『ねぇ、あの男が食べているものは何かしら?』
「あれはハンバーガーだな」
『ハンバーガー!? 私、あれが食べたいわ!』
「さりげなく人に頼まないでもらおうか」
『んもう、ケチね!』
ケチなどではない。無意味な行為をしたくないだけだ。
「ところで、姫様(仮)に聞きたいことがあるんだが」
『なによ(仮)って! 私は正真正銘姫様よ!』
「では姫様(と言い張る痛い人)に聞きたいことが……」
『余計悪くなったじゃない!』
全く、そんなことはどうでもいい。
「いつからあの場所にいたんだ?」
『それなら……あなたが来る数日前よ』
「意外と短いな」
『……私、故郷の星で亡くなって幽霊になったの。で、私の国では幽霊は定期的に出る幽霊船に乗って別の星に成仏しに行くのよ。その途中で私は運悪くこの星に落ちてしまったの』
「色々とツッコミたい部分はあるが、こんなドジっ子が姫様なわけがないな」
『失礼ね! それで、この星に来る幽霊船を待っていたらあなたに会えたのよ』
「そういうことだったのか」
まさか地球にも幽霊船がは来るとはな。
>>946と>>947の続き
俺とある幽霊姫の三日間はあっという間に過ぎた。
俺はただこのお姫様ごっこ中の幽霊に街を色々と見せただけだが、姫様役の幽霊が楽しそうでなによりだった。
幽霊でなければある意味デートとも呼べたのだが、幽霊とはいえ女性と一緒にいることがバレたら彼女のくるみちゃんが黙っていないだろう。
俺達は幽霊船が来る場所にやってきた。
「これでお別れだな」
『そうね。この星もそれなりに楽しかったわ』
「それなら良かった」
しばらくして、幽霊船がやってきた。
『それじゃあ私は行くわね』
「ちょっと待て、行く前にこれを受け取ってくれ」
俺はここに持ってきたあるもの取り出した。
『これ……ハンバーガーじゃない!』
「せっかくだ。船の中で食べるといい」
『春の新メニュー!』
どうやら喜んでくれたようだ。
俺の目の前で、ハンバーガーが霊体のようになってすり抜けた。
《アンドロメダ行き幽霊船、まもなく出港です》
幽霊船からアナウンスが流れた。アンドロメダ……ツッコミを入れたら負けな気がする。
「今度は落ちるなよ」
『当然よ!』
こうして、最後まで姫様の設定を貫き通した幽霊が去っていった。
正直に言うと……俺はこの姫様幽霊に恋をしていた。だが、くるみちゃんにバレたら怖いので、この恋を思い出すことなく墓場まで持っていこうと思った。
>>949
こちらこそいつも拾いたくなるタイトルをありがとうございます。
タイトル「あ・え・い・う・え・お・あ・お!」
タイトル「僕の隣の席には黒猫さんと言う女子生徒がいる」
タイトル「魔王の姫様お世話日記」
>>906:タイトル「魔王討伐に行ったら王女が魔王こきつかってた」
>>953:タイトル「魔王の姫様お世話日記」
王女「さっさとオムツを変えなさい!」
魔王「はいっ!」
王女「ミルク飲ませたらゲップさせるのよ!」
魔王「はいぃ!」
王女「手が止まってるわよ!」
魔王「すいませんんんん!」
勇者兄「魔王にさらわれた女王の母さんを助けにきたら」
勇者弟「魔王に子育て指南してた」
勇者兄弟「「何これ」」
女王「あら、どうしたのかしら? 二人揃って」
勇者兄「母さんこそ何してんのさ!」
女王「なんか魔王に娘の育て方を教えてくれって言われたのよ」
勇者弟「魔王はそれで母さんをさらったの!?」
女王「なんでも奥さんに楽させてあげたいらしいわ」
勇者兄弟「「魔王良いやつじゃん……」」
女王「せっかくだからビシバシ行こうと思うの。指導のしがいがあるわ」
勇者兄「……母さんの子育てはスパルタだからな」
勇者弟「経験者(育てられた息子)は語る」
女王「というわけだから、私しばらくここにいるわね」
勇者兄「うん……母さんが無事で良かったよ」
女王「魔王が一人前のイクメンになれるように指導しておくわ」
勇者弟「が、頑張ってね……」
女王「さぁて、これから魔王の姫様のお世話日記でも付けようかしら」
勇者兄弟「「魔王、御愁傷様……」」
タイトル「タカシマリセット」
>>956
まさかの同じ人でしたか!
こちらこそ面白いタイトルをありがとうございました!
タイトル「俺とあの魔法使いの幻想のようなお話」
タイトル「俺の青春はアイツに踊らされてばかり」
タイトル「ボクの青春は君を弄くり倒すためだけにある」
タイトル「東京新橋品川川崎横浜戸塚大船藤沢茅ヶ崎平塚国府津小田原早川根府川真鶴湯河原熱海」
タイトル「僕と彼女が生きていた証」
タイトル「俺とあいつの、エピローグ」
タイトル「Am I a perfect human?」
タイトル「仮面ライダーになれる装備を買ったらパチモンで仮面ライターだった件」
タイトル「それでも俺はヒーローになる!!」
タイトル「免許が無かった!!」
タイトル「東西南北」
タイトル「タイトルを書いてもらえる上にストーリーまで書かせてもらえる」
タイトル「だんご三姉妹」
タイトル「やあ、デカ猫。」
タイトル「心の中の宝物」
タイトル「我はフクロウ。悲しきフクロウ。」
タイトル「八ッ山橋」
タイトル「タイトラーvsストーリスト」
タイトル
暇田「暇だー」
>>967
タイトル「免許が無かった!!」
じいちゃんがしんだ・・・
ワンオーナーで大切に乗ってきたトヨタ・マークⅡを残して・・
じいちゃんのマークⅡは1987年式のいわゆるGX71型。
カラーはスーパーホワイト。内装はワインレッド。
グレードはグランデ ツインカム24。
エンジンは1G-GE。直6・2リッターのノンターボだ。
ミッションは5速MT。じいちゃんはATが苦手だった。
四角く迫力のあるボディ。
クリスタルにブラックアウトされたセクシーなリアのピラー。
近未来的なデジタルメーター。
まさにハイソサエティな車だ。
俺はこいつが大好きだった。
じいちゃんもよく言っていた。
クラウンよりもセルシオよりもセンチュリーよりも
レクサスよりもポルシェよりもフェラーリよりも・・
『マークⅡこそが最強のクルマなんだ。』
じいちゃんがしんだ今、こいつに乗ってやれるのは俺しかいない!
そう信じていた・・だが・・・
俺には免許が無かった!!!
教習所教官「だいぶ教習も慣れてきたね~免許取ったら乗りたい車とかあるの?」
俺「トヨタの・・マークⅡです(ニカッ)」
教習所教官「おおっと・・アクセル踏み過ぎ!」
俺「うわあああ・・・っとっと・・スンマセン・・・」
じいちゃんはしんじまったけど
じいちゃんのマークⅡはきっとこれからも走り続ける!俺の運転で!!
>>977
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
タイトル「彼女の涙の訳さえ知らず」
タイトル「乗り過ごしたと思って急いで降りたら乗り過ごしてなかった件@南武支線」
タイトル「あいつのあの表情の訳を俺はまだ知らない。」
>>977
俺には免許が無かった!!!のところコナン君で脳内再生された
1レスでほんわかさせてもらったわ
タイトル「銀河を渡る風」
タイトル「ばっちゃんの名にかけて」
タイトル「はつはるのプロローグ」
タイトル「我孫子市」
>>910
タイトル「俺の親父がこんなにかっこいいわけがない」
俺は今、親父と二人で暮らしてる。お袋は居ない。
「坊、飯食ったか」
「いや『食える内に食っとけ』……解った」
親父は俺に有無を言わさずに飯を食わせる。
物心付いた時には既に言っていた覚えがある。
俺は親父に質問した。
「なあ、どうしてウチは白飯だけなんだ?」
「銀シャリが食えるだけ良いと思え」
俺はまた親父に質問した。
「…なあ、今度は何処行くんだ?」
「外国だ」
程なくして俺は親戚の家へ預けられた。
親父が何の仕事をしているかはよく知らない。聞こうと思った事が無かった。
暫く経って親父が『よく言っていた事』の意味に気が付いた時、俺は親父の事を尊敬するようになった。
ある日、学校の人間が自分自身の父親を扱き下ろしている所に遭遇する。
「俺の親父っていつも他人にヘこへこしててかっこわるいぜー」
そこに俺はすかさず口を挟んだ。
「親父がかっこいいわけない?…そりゃ思い込みのせいだ」
「俺の親父はこんなにもかっこいいぜ?」
俺の差し出した写真は、ジャングルで軍服を着た親父が銃を肩に泥まみれで敬礼をしていた。
飯も碌にねえだろう環境で今日も親父は何処かで踏ん張ってる。俺も頑張んなきゃな。
千葉県船海市立船海第二中学校
3年5組クラス名簿
Now 1 students remaining.
Students' profile→■
男子1番 安藤悌吾
(あんどう・ていご) 女子1番 東ちとせ
(あずま・ちとせ)
男子2番 因幡彰人
(いなば・あきと) 女子2番 上田昌美
(うえだ・まさみ)
男子3番 大塚豊
(おおつか・ゆたか) 女子3番 加賀光留
(かが・ひかる)
男子4番 加堂啓
(かどう・けい) 女子4番 上総真央
(かずさ・まお)
男子5番 久保田篤史
(くぼた・あつし) 女子5番 幸田真菜
(こうだ・まな)
男子6番 瀬戸口北斗
(せとぐち・ほくと) 女子6番 相模晶
(さがみ・あきら)
男子7番 園田茂樹
(そのだ・しげき) 女子7番 白鳥里子
(しらとり・さとこ)
男子8番 滝川渉
(たきがわ・わたる) 女子8番 谷口まどか
(たにぐち・まどか)
男子9番 近原公孝
(ちかはら・きみたか) 女子9番 津和野早苗
(つわの・さなえ)
男子10番 手塚直樹
(てづか・なおき) 女子10番 天道千夏
(てんどう・ちなつ)
男子11番 戸坂竜一
(とざか・りゅういち) 女子11番 戸田彩香
(とだ・あやか)
男子12番 中森正樹
(なかもり・まさき) 女子12番 中田智江子
(なかだ・ちえこ)
男子13番 西岡隼人
(にしおか・はやと) 女子13番 夏生初音
(なつお・はつね)
男子14番 浜本謙太
(はまもと・けんた) 女子14番 沼井千尋
(ぬまい・ちひろ)
男子15番 二松千彰
(ふたまつ・ちあき) 女子15番 野島三奈子
(のじま・みなこ)
男子16番 松浦亮介
(まつうら・りょうすけ) 女子16番 長谷川由子
(はせがわ・ゆうこ)
男子17番 村尾信友
(むらお・のぶとも) 女子17番 服部和子
(はっとり・わこ)
男子18番 森嵩
(もり・たかし) 女子18番 松田由梨
(まつだ・ゆり)
男子19番 山峡和哉
(やまかい・かずや) 女子19番 三名川万世
(みながわ・まよ)
女子20番 深森なぎさ
(みもり・なぎさ)
女子21番 淀野亜美加
(よどの・あみか)
上野原咲良
[33話]彼方のアストラ - 篠原健太 | 少年ジャンプ+
shonenjumpplus.com
でもこうして並べてみたら地黒の丁度良さとか筋肉質の付き方とか西川くんがアーラシュやるのはビジュアル的にはぴったりなんだよなあと並べてみて思う
ちなみに西川くんのこのシーンはニンニンジャーで貧乏神によって貧乏にされて服が貧乏になった時の物です
超高校級の絵本作家
月宮琥珀
(link: http://privatter.net/p/2416637) privatter.net/p/2416637
やっとまともに描けました…
上田昌美
朝日奈優子
園田樹里
奈良敬子
奈良橋智子
我が子のアクキーが欲しすぎる…
シグナル100
安西桃子
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part5
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part5 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495349569/)
宣言無しで申し訳ない
※詞鶴くんが生き物描いてるとなぜか吐血させちゃうのは「つい……物足りなくて……」なほぼ無意識に付け足してさしうだけで全員死んでるように見えるわけではありません
※詞鶴くんが生き物描いてるとなぜか吐血させちゃうのは「つい……物足りなくて……」なほぼ無意識に付け足してさしうだけで全員死んでるように見えるわけではありません
ポイントは、いつもニコニコしている闇音くんは例外として、ニッコリ顔なのが陽々ちゃんだけでお花咲いてるところです
このSSまとめへのコメント
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