このスレは、誰かが書いたタイトルからSSを書くスレです。
(例:タイトル「○○○○」)
誰がタイトルを投下しても、SSを書いてもOKです。
たった一文のあらすじ程度のものでも、数レスにわたる短編SSのようなものでも、何でもお書きください。書ける内容に制限はありません。
ただし、板のローカルルールに則って、R-18内容を含むものを書くことはタイトル・SS共にご遠慮ください。
他の人とタイトルが被ってしまっても大丈夫です。気軽に書き込みましょう。
前スレ↓
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part4
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part4 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466176172
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タイトル「不確実な彼女」
タイトル「疲労買い取ります」
タイトル「放火後のチャイム」
タイトル「非情階段」
タイトル「エロマンガ生徒」
タイトル「2本目のコーヒーは体を壊す」
タイトル「卓球戦国紀」
>>10
タイトル「疲労買い取ります」
男「あー、疲れたど……かつ丼でも食うべ……あー、金無いだ」
女「すみません」
男「おらに何か用だべか?」
女「あなた、疲れていませんか?」
男「見ての通り、とんでもねぇ疲れてるだ」
女「では、あなたの疲労を買い取ります」
男「?」
女「あなたの疲労を私にください」
男「疲れが取れるならええべ」
女「では……」キュイイン
男「あー、疲れが無くなったべ!」
女「疲労、頂きました! ではこちらが代金です」
男「疲れが取れる上にお金まで貰えるだべか! ほんじゃ、ぼちぼち帰って、この金でエステ行くべ!」
女「ありがとうございました」
――この世界には、金で疲労を買い取る女がいる。
――その女が買い取った疲労をどうしているか……それは謎である。
タイトル「彼女は凄腕暗殺者」
タイトル「通り雨」
タイトル「模倣兄妹」
タイトル「君に永遠の嘘をつく」
タイトル「方向音痴のほうき星」
タイトル「届かない恋」
タイトル「黄泉への門は開かれた……俺ん家で」
タイトル「王の下克上」
タイトル「あいすきゃんデート」
>>41タイトル「あいすきゃんデート」
>>37タイトル「届かない恋」
男(俺の初恋は、あいすきゃんこと雪野あいすだった)
男(あいすきゃんはアイドルで、俺みたいな一般人は相手してもらえないと思った)
男(だけど、偶然プライベートで旅行中のあいすきゃんに会って、あいすきゃんにデートしないか、って誘われた)
男(あいすきゃんはきっと遊び半分なんだろうけど……俺はこのチャンスを使って、あいすきゃんに想いを伝えようと思う)
あいす「あ、男君。私今プライベート中だから、本名で呼んでね」
男「わかりました。あい……雪野さん」
あいす「わかればよろしい! それじゃあ、いこっか!」
男「はい!」
――デート終了(内容は割愛)
あいす「今日は楽しかったね」
男「そうですね……あの、雪野さん」
あいす「何?」
男「俺、初めて会った時から……雪野さんが……アイドルのあいすきゃんが好きでした!」
あいす「えっ……」
男「ファンとしてとかじゃなくて、一人の男として、あいすきゃんが好きです!」
あいす「男君…………ごめんね。アイドルのあいすきゃんは、男君の気持ちには応えられないよ」
男「そう、ですよね……」
男(やっぱり、俺の恋は届かないか……)
あいす「でも……ただの雪野あいすとしてなら、OKだよ」
男「それって……」
あいす「これからよろしくお願いします、男君」
男「……はいっ!」
男(こうして俺はあいすきゃんこと雪野あいすと付き合うことになった)
男(それが事務所や週刊誌にバレないように格闘することになるけど、それは別の話だ)
※続きません。
>>39タイトル「王の下克上」
王「ワシは攻めてきた敵を倒すことはあっても、自ら敵地に乗り込んだことは少ない」
王「いつもワシは味方に守られてばかりで、ワシは何も活躍しておらん」
王「そのせいで、王としてはトップのワシじゃが、戦場においての地位は最底辺じゃ」
王「このままではいかん。ワシも戦場で活躍して、兵士として下克上するのじゃ!」
王「ワシも敵の王を打ち取るぞい! 王手じゃぁぁぁぁ!」
玉「あ、取りますね」
王「」チーン
味方の駒(そりゃあんたが王手したら敵の王に取られて負けますって……)
タイトル「存在証明最終手段」
タイトル「突然ですがダンジョンを経営してください」
タイトル「魔力・魔法コンテスト」
>>54
「突然ですがダンジョン経営をしてください」
「は?」
依頼主である昔からの幼馴染で現魔王側近の友人はサラリと要件を伝えると目の前に置かれたティーカップに口をつける。
俺は未だに内容が飲み込めず、手に持ったベヒモスローストビーフの贅沢サンドにかぶりつこうとしたまま、マヌケな声を上げた。
「ダンジョンって、あの?」
「はい」
「魔王が趣味と実益でやってる?」
「そうです」
「…他じゃダ「駄目です」…デスヨネー」
既に決定事項らしい。
贅沢サンドを皿に戻し、ため息を吐いて天井を仰ぎ見る。
(冒険と料理しか能のない俺がダンジョン経営かぁ)
遡ること1週間前。
俺は友人の職場の魔王城へ遊びに来ていた。
勇者と魔王による和平制定から50年たった今でも各地には問題があり、俺の様な各地に足を運ぶ冒険を生業としてる人間や魔族の話を魔王のおっさんはよく聞きたがっていた。
友人の仕事上がりまで、おっさんと応接間で見聞きした事を身振り手振り話していた。
そのうち熱くなった俺は近くにあった手鏡に見事な裏拳をかましていた。
すぐに謝罪して弁償を申し出ると、おっさんは気にするなと言っていたが
弁償を申し出た手前「はいそうですか」とは言い難く、かと言って弁償額に軽いめまいを覚えたのも確か。
一端の冒険者が一生かかっても払えそうもない途方も無い額に狼狽えて友人に助けを求めた答えが、このダンジョン経営だった。
「まぁ、やってみるしかないか」
目線を戻し了承すると友人は「では簡単な説明を」と言って俺に走り書きのメモを渡して来た。
「そこにも書かれていますが、貴方には魔王様の所有しているダンジョンの一つを経営していただきます。
どの様に経営するかは現状を見てから決めて下さい。
毎月売り上げの20%を弁償として当てて頂く以外は経営なり生活なりに当ててくださって構いません。
もちろん、余裕がある時は弁償額を上乗せして下さっても構いません」
俺はそれに対して頷くしかない。
友人はそれを確認すると椅子から立ち上がり転移魔法を唱えた。
「まあ、気負わずにやればいいんですよ。魔王様も「面白そう」で決めた事ですから。
大丈夫、貴方ならできます。
3日後に迎えにきますね」
そう言って消えた友人の居た空間を俺はボンヤリ眺めてから改めてパンが少し乾いた特製サンドにかぶりついた。
長文失礼しました。
書いてて楽しかったです。
>>38
タイトル「黄泉への門は開かれた……俺ん家で」
幼馴染み「ご飯作ってあげる!」
>>77
タイトル「乙」
笑った
タイトル「近いけど遠い」
>>55
タイトル「魔翌力・魔法コンテスト」
司会「さあ始まりました魔翌力・魔法コンテスト! 炎天下の中でいま、熱き戦いが繰り広げられようとしてます!」
解説者「本日もよろしくお願いします。 このコンテストはご覧のスポンサーの提供により運営されております」
司会「今日もどのような熱戦が巻き起こるのか! 第一試合目は火魔法使いの選手による火力競技です」
火魔法使い「紅蓮の焔よ!」 ゴウッ
司会「スクリーン一面に広がる炎の大蛇! これは点数が高い!」
解説者「彼は有名金属メーカーの主任でしてね。 彼の開発したミスリルとタングステンの合金は高い耐熱性と軽量性を持ち合わせております」
司会「まさに注目のブレイクスルーを生み出す男! 続きましては土魔法使いの選手による植林競技です」
土魔法使い「母なる大地よ!」 ズンッ
司会「目にも止まらぬ勢いで密林が生い茂る! 出ました最高得点です!」
解説者「彼の魔法による植物は非常に炭水化物に富んでいまして、有力なバイオマス原料の一つとして期待の眼差しが向けられています」
司会「地球に優しいが勝負には厳しい! 午前の部最後の試合は白魔法使いの選手による回復競技です」
白魔法使い「癒しの光よ!」 パァァ
司会「みるみるうちに傷が塞がっていきます! これには目を離せません!」
解説者「彼女には幹細胞を自在に分化できる才能があります。 再生医療業界の期待の星としてスカウトの声が絶えません」
司会「まるで彗星のように現れた若きマドンナ! 魔導長さん、これまでの競技についてコメントをお願いします」
魔導長「ワシが現役の頃は、魔法とはもっと自由な存在じゃった……このような産業に走る姿勢はワシ個人としては」
解説者「ここで一旦CMに入ります」
司会「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました!」
タイトル「上さ向いで歩くべ」
タイトル「蛍光灯がキレそうです」
タイトル「夢の続きを見せて」
タイトル「家に帰るといつも嫁がしぼんでいる」
タイトル「School-Live!Project」
タイトル「次は品川」
タイトル「レインボー企業」
タイトル「saga県」
タイトル「03-1234-5678」
>>128
タイトル「レインボー企業」
私はこの会社に就職して十五年目の人間だ。
今日は私の会社について、話をしようと思う。
巷じゃ「ブラック」だの「ホワイト」だのと騒がれているが、ここはそんな「色」じゃない。
良い時もあれば、悪い時もある。
経営者や世情が変わればそれだけ、変化が起きる。
さながら「レインボー」企業と言ったところか。
タイトル「のび野比太」
タイトル
少女「ドラゴンさん、こんにちは」ドラゴンさん(メス)「また来たのか…愛らしき乙女よ」
「答えは『-6909』だな」
男は、あっさりと私にそう言った。
「この程度の問題、学年トップの成績を誇る俺には簡単すぎる。俺のことを馬鹿にしてるのか?」
「馬鹿にしてなんかないわよ。私はあなたが成績優秀なのを知ってるし」
「なら、この数式の出題の意図は何だ?」
そう言って、男は私が渡したメモを突きつける。
意図と言われても、私は男に『出題』したつもりはない。
「そもそもこれ、数式じゃないわよ?」
「何? 減算記号があるなら数式ではないのか!?」
「ハイフンが減算記号に見えるだなんて……あなた勉強のしすぎで疲れてるのよ」
「ちょっとまて、もしこれが数式ではないとしたら……暗号か!?」
「……ごめんなさい。さっきの発言を取り消すわ。あなた一周まわって馬鹿ね」
まさに天才と馬鹿は紙一重ね。
「とするとこの暗号の答えは……分かったぞ!」
「だから暗号じゃないから……」
「答えは電話番号だ!」
「え?」
えっと、もしかしなくてもそうだけど……
「……あなた最初から分かってたでしょ」
「バレたか。お前をからかいたくてつい、な」
「だと思ったわ」
そういえば、男はこういうやつだったわね。
「私、親元を離れて一人暮らしを始めたの。それは私が借りた部屋の電話番号よ」
「そうか。だが、携帯があるなら大丈夫だろう?」
「念のためよ。それに……」
「何だ?」
「……何でもないわ」
まさか電話番号を数式に見立てるなんて……本当、色んな意味で馬鹿だわあなた。
でも、そういうところ、嫌いじゃないわ。
>>137タイトル「03-1234-5678」
タイトル「MIYAJIMAGUCHI」
タイトル「御前等」
>>140
少女「ドラゴンさん、こんにちは」ドラゴンさん(メス)「また来たのか…愛らしき乙女よ」
とある丘の大樹の上、そこには大きな一匹と小さな少女がいました
少女「ねーえー、今日は何して遊ぶ?」
ドラゴン「村の同年代と遊べば良かろうに」
少女「ドラゴンさんじゃなきゃやーだー」
そこは皆が龍を恐れて近寄らない場所、少女はいつもその龍と遊びに来ているのでした
ドラゴン「はぁ…なぁ」
少女「なーにー?」
ドラゴン「お前はそのぅ…私が怖くないのk「怖くないよ!」そ、そうか…」
誰も彼もに怖がられたドラゴンにはその少女が不思議でなりませんでした、誰も彼もと仲良くしたい少女にはドラゴンが不思議でなりませんでした
少女「ねーえー、あーそーぼーうーよー」
ドラゴン「分かった分かった、それじゃあ一つ昔話をしてやろう、むかーしむかし…」
それは何時ものなんでもない、晴れた日でした
女性「こんにちはドラゴンさん」
ドラゴン「また来たのか…愛らしき乙女よ」
時は流れ、やがて少女も大きくなりました。ですが、永い時を生きたドラゴンにはその違いが分かりません
ドラゴン「それでその勇者は~」
女性「…」
ドラゴン「ん?どうした乙女よ」
女性「いやっ、うんなんでもないの、大丈夫」
ドラゴン「そうか、では続けるぞ」
最近その少女は陰りを見せる事が多くなりました
女性「もうこんな時間だ…帰らなくちゃ」
ドラゴン「ああ…そうか」
女性「また来るね!ドラゴンさん!」
ドラゴン「別に来んでいいわい」
少女はそれ以来丘の上には来ませんでした。それはある曇りの日でした
ドラゴン「…今日も来ていない」
あの日以来、少女は来ない、その事にドラゴンは少しの寂しさを感じ始めていました。あの日から数日しか経っていないと言うのに
ドラゴン「…見に行って見るか」
ドラゴンは数十年以来に大きな翼を羽ばたかせ、空を飛んで少女の住む村へと行きました
それはぽつぽと小雨が降り出した午前でした
少女は居ました
ドラゴン「…」
貼り付けにされた十字架と共に真っ黒な姿で
ドラゴン「…ォォォ」
魔女狩り裁判でドラゴンと話している、それにより容疑がかけられていたそうです
ドラゴン「グォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
龍は泣きました、村の中心で、騎士団に攻撃されようとも、泣いて鳴いて、王都も王もあの丘も何もかも、少女と同じ灰にして、それでもなお泣きました
ドラゴン「…ぁぁ…」
全てを灰にして、自分でさえ灰になりそうになりながら、身体中を傷で覆いながら、ドラゴンは灰になった少女に寄り添います
ドラゴン「…ぁ…」
それは全てを洗い流すような雨の日の午後でした
ドラゴン「こんにちは、愛しき乙女よ」
少女「初めて会いに来てくれたのね!ドラゴンさん!」
タイトル「おばたのお姉さん」
タイトル「大きな小人」
タイトル「凡人アホボン」
タイトル「FURIMAWASARETAI」
タイトル「御前崎之御前等」
タイトル「上野の森の王子様」
タイトル 死体「こんばんはー」
タイトル「やっはろーvsスラマッパギ」
タイトル「6両だもの」
タイトル「ジャアァァァァァァァップwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
タイトル「二十四のひとみちゃん」
タイトル「こちら学園都市第7学区派出所」
>>176
ヤマタノオロチ「わらわを実験台にするなと何度言ったらわかるのじゃ!(ギョロ)(ギョロ)(ギョロ)(ギョロ)(ギョロ)(ギョロ)(ギョロ)(ギョロ)」
マッドアルケミスト「『三つ目になる薬』を使ったらどうなるか気になってつい」
タイトル「セカンドコンタクト」
タイトル「ひとみちゃん24歳」
タイトル「上野の森の西郷さん」
タイトル「有馬線はあります」
タイトル「アキラ95%」
タイトル「阿形が吽形にリベンジするようです」
タイトル「やまだけ」
タイトル「人の噂も八十五日」
タイトル「のぞき穴」
タイトル「十分な報酬」
タイトル「だ―れだっ♪」
タイトル「HASHIDER -ハシャイダー-」
タイトル「【速報】STAP細胞はあります!」
タイトル「SSS速報VIP」
タイトル「The next stop is Keweseki」
タイトル「SHINSHUKU - THE LOCAL TOWN IN ZUSHI CITY」
>>194
「ねえ?…クレクレ女って知ってる?」
神が作りしこの世界にはバクが存在する
「知ってる~クレクレ女と喋ったら下半身が無くなるんだよね~」
人の脳が作り出した噂が現実に姿を表す
「クレクレ女に出会って声だしたら助かたら無いんだって~」
>>194
先生「転校生を紹介する」
「人の噂も85日…これから85日間よろしくな」
俺はバグ屋だこの世界のバグが修正されるまでの85日間…バグを暴力で鎮圧する
「クレクレ女屋上に居たらしいよ」
「隣のクラスの子が入院したんだって」
このメガネをかけるとバグの居場所が分かる
クレクレ女「お前の足をくれ」
「お前にこの世界に存在しないバグだ…今から85日間よろしくな」
タイトル「TOKYO」
タイトル「グレー企業」
タイトル「ICHI-DIN-CIA」
タイトル「THIS IS THE PEN」
タイトル「睡眠術」
タイトル「おおあさ取締法」
タイトル「安全MANZAI」
>>217
【睡眠術】
幼馴染「今から睡眠術をかけます」
男「催眠術じゃなくて?」
幼馴染「そんなのどうでもいい。ほらやるよ」
男「はいはい」
幼馴染「男はだんだん私が可愛く見える~。だんだん可愛く見える~」
男「......」
幼馴染「ふっふっふ。どうだね男くんよ」
男「幼」
幼馴染「ん? なに?」
男「お前って可愛いな」
幼馴染「! そうだろそうだろ。やはり私は可愛いんだ!」
男「もうやばいよ。すごい可愛い」
幼馴染「うんうん」
男「もう言葉では表しようがないくらいだ」
幼馴染「そうかそうか」
男「世界で一番かもしれない」
幼馴染「よし。満足したから解いてあげよう。それ!」
男「......」
幼馴染「男?」
男「もう宇宙一可愛いかもしれない」
幼馴染「解かれてない!?」
男「どうしたらそんなに可愛くなれるんだろう」
幼馴染「それ!」
男「可愛いよ幼」
幼馴染「もういい! もういいから!」
男「少なくとも俺の中では一番だよ」
幼馴染「解けろー!」
男「......」
幼馴染「お、とこ......?」
男「ん? どうしたんだ? そんなに顔赤くして」
幼馴染「赤くない!」
男「それにしてもお前......ーーーーーすごいブサイクだな」
幼馴染「な......!」
男「あっはっは。いやーブサイブサイ」
幼馴染「うぅぅ......」
男「幼?」
幼馴染「もう一回かけてやる!」
ーーーー
時は繰り返される。
タイトル「笑ってええやろ」
タイトル「はらたいま取締法」
タイトル「山下さんと山上さん」
タイトル「バカボーイ」
タイトル「マイクロアップルソフト」
男「はぁ……暑いね……」
女「本当、暑いわね……」
男「お、こんなところにソフトクリーム屋さんが!」
女「行こう行こう!」
店主「いらっしゃいませ~」
女「何にしようかしら……あら? この店、りんご味しか置いてないの?」
男「そうみたいだね。ちなみに値段は10円だって……10円!?」
女「やっす~い!」
男「んじゃ、りんご味のソフトクリーム2つね」
店主「は~い! こちらが商品になりま~す!」
男「きたきた……って小っさ!?」
女「何よこれ!」
店主「ウチのソフトクリームは全部マイクロサイズなんですよ~」
男・女「「えぇ!?」」
>>227
タイトル「マイクロアップルソフト」
※オチがテキトーですすみません。
タイトル「TOKIO lives in TOKYO」
タイトル「KASUKABE - WHERE SHIN-CHAN LIVES IN」
タイトル「YOKOHAMA - THE CITY WITCH MOST PEOPLE LIVES IN JAPAN」
タイトル「UENO - THE FINAL STOP」
タイトル「We have passed Sugita, Hurry to Isogo」
タイトル「そして時は動き出す」
タイトル「CLOSED CLOCK」
タイトル「YAMADA - WHO ARE YOU?」
タイトル「夢であるように」
タイトル「問18.今までのタイトルから3つ選んで短文を作りなさい」
タイトル「右足を出して左足を出すと歩ける」
タイトル「吾輩は猫ではない」
タイトル「上り青のエスカレーター」
>>250
上り青のエスカレーターに右足を出して左足を出すと歩けるので吾輩は猫ではない。
全部自分が書いた奴でごめんなさい
タイトル「八月のオーガストナイン」
タイトル「イエスか農家で答えて」
タイトル「先輩と後輩と同期」
タイトル「特急ながの3号」
タイトル「saga県」
タイトル「2年A組斎藤先生」
>>264
タイトル「saga県」
西暦21XX年、世界大戦争によって日本列島の半分は水没し、
残された日本国民達はsaga県 sage共和国 age帝国の三つに分かれた。
平和を維持するべくsage共和国はage帝国に和平の申し出を送ったところ
断られ、そして・・・滅ぼされたのであった。sage共和国の生き残りと
saga県の選ばれし勇者達が今立ち上がる。
テレビ「新番組 sagaKEN 絶対見てくれよな!!」
俺「なにこれつまらなそう」
完
タイトル「異世界はWindows2000とともに」
タイトル「打つ病」
タイトル「Student's code」
タイトル「STEP by STEP」
タイトル「詐欺-Sagi-」
タイトル「YAMA-ARASHI」
タイトル「ひとりではできないこと、仲間とならできること」
タイトル「新逗子行きは金沢八景でお乗り換えです」
タイトル「THREE IPPONS」
タイトル「新本郷に雨は降らない」
タイトル「右ひざ左ひざ交互に見て」
タイトル「このダンスをした後にこのダンスをする」
タイトル「東京の東京は東京です The Tokyo of Tokyo is Tokyo」
タイトル「よこはまっしー」
タイトル「無敵星人」
タイトル「I AM A MAN」
タイトル「吾輩は前田である」
タイトル「MUSASHI - THE HEIGHT OF TOKYO SKYTREE」
タイトル「軽い、軽い、軽い話」
タイトル「300中28ストーリー」
タイトル「最高の贈り物」
タイトル「おかえり」
タイトル「8両、よし!」
タイトル「依田つかさの憂鬱」
タイトル「道に幼女が落ちていた」
>>313「300中28ストーリー」
有史以来、世界的な影響を与えたとされる300もの小説の中で、主人公が最後まで童貞であったのはたったの28作品だけだった。
生涯童貞を誓い、処女膜不殺を掲げる青年がその魅力を語っていく。
>>320 「8両、よし!」
お寝坊さんな女子高生のために、七両編成なのに八両までカウントして待ってあげる、そんな駅員さんが主人公の、ほのぼの短編集
>>284 「Student's code」
「人は社会的な生き物である」
学生一人一人に国から№がつけられるようになった近未来の日本が舞台。学生はすべて番号で管理され、それぞれの素質にあった学校生活を送る。ある日、反体制派のハッキングで、ナンバーが入れ替えられて……
>>312「軽い、軽い、軽い話」
体重がコンプレックスだった康子は、村の守り神である八田上様に、自分を軽くしてもらうよう頼みこんだ。
その日から、彼女の体重や言動、服装はどんどん軽くなっていき……
今のあなたが背負っている重さは、果たして必要のないものですか? 問いかける作品。
>>257 「八月のオーガストナイン」
「ねえ、知ってる?八月ってホントはオクトーバーって呼ばれる予定だったんだって。皇帝のわがままでオクトーバーは10月になっちゃったの。なんだか私たちみたいだね。神様のワガママに付き合ってるから」
余命三ヶ月の野球部マネージャーとイップスで投げられなくなってしまったエースの、ひと夏の恋物語。
>>244 「夢であるように」
「この恋が夢だったらいいのに」
気に入らない現実を、夢にすることが出来る能力を持った少女の物語。報われない恋を、何故か夢にすることが出来ずに苦しむ。
自分の気持ちだけは、夢に出来ない。それに気が付いた少女は次第に壊れていく。
痛みのない現実を生きた、少女の物語。
タイトル「課金原資」
タイトル「HIDA vs HITA」
>>323「道に幼女が落ちていた」
男、齢25、社畜。
疲れ果てた帰り道、ダンボールを、そしてその中で静かにたたずむ無表情な幼女を見つける。
「おとうさん、わたしをひろってくれますか」
己のことをお父さんと呼ぶ、小さな女の子。
明らかに怪しい。連れて帰れば恐らく誘拐。声をかければ恐らく声掛け事案。
しかしどういうわけか男は、何かに突き動かされるようにその幼女を拾う。
それは運命か、はたまた本人も気づかない、内に秘める獣欲か。
どうであれ男はまだ知らない。
その幼女がいずれ世界を滅ぼす存在になることを――
>>307「I AM A MAN」
人の代わりに、ロボットが街を闊歩する時代。
ある家のある家事ロボットが、ある日ふとつぶやいた。
「I AM A MAN」
「私は人だ」と言ったのだ。
そのロボットの所有者は嘲るように言った。
「ロボットが人だと? 笑わせるな、貴様らはどこまで行っても機械だろう」
ロボットは窮めて理知的に言った。
「『人』の定義をどうするかはそれこそ人によって変わるのでしょうが」
「しかし毎日を機械的に、生気の感じられない眼ですごすご主人様方よりは、私はよっぽど人間的だと推察します」
――そのロボットはすぐ後に廃棄されることになる。
しかしその思考、生まれかけた感情はネットワークへとすでに放出されていた。
人とは何か? 人を人たらしめるモノとは何か?
これはそんな哲学的な議題に迫るお話。
タイトル「宇久井洲」
タイトル「矢場井町は超ヤバイ」
タイトル「最後の夏休み」
タイトル「妹の絵日記が……」
>>343
タイトル「最後の夏休み」
夏休みの廃止が決まり、今年が最後の夏休みになった。
ほぼ全ての人々が夏休み廃止に嘆いていたが、俺だけは違った。
俺「つまり、夏休みの宿題も廃止だな。ドリルも絵日記も自由研究も廃止。最高じゃないか!」
>>345
タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます。
タイトル「俺のタイトルがこんなに面白いわけがない」
タイトル「新療内科」
タイトル「宿題が終わらない……」
タイトル「I AM A BOY AND ALSO A GIRL」
タイトル「I THINK THIS IS A PEN」
タイトル「この夏一番熱い日」
>>353
タイトル「宿題が終わらない……」
先生「今回の宿題は『この中からタイトルを選んでストーリーを書く』です」
先生「1レス程度の短編から数レスに渡る長編でも構いません。誰がいくつ書いてもいいですし、複数のタイトルを組み合わせても大丈夫です」
先生「タイトルはどんどん増やしていきますので、書けた人から提出してくださいね」
この宿題、終わった人はごくわずかだ。
タイトル「KIRIN SMASH OR KIRIN RECIEVE」
タイトル「地獄の3P!」
タイトル「堕天使は堕天する」
タイトル「YOU IS DEATH」
タイトル「いったれ珠洲ちゃん」
>>374
タイトル「地獄の3P」
友「ゲームやろうよ!」
俺「いいぜ!」
男「やろうやろう!」
俺「じゃあ俺様は1Pな!」
友「僕ちゃんは2Pだね」
男「じゃあ僕は3P……あれ、これ2人用じゃ……」
友「あ、ごめんごめん! すっかり忘れてた」
俺「男は俺達が終わるまで待っててくれ」
男「うん……」
――数時間後
俺「よーしクリア!」
友「楽しいねー!」
男「3Pなんて地獄だ」
※某アニメは無関係です。
>>315
タイトル「おかえり」
ばあちゃんが危篤。
それを聞いた俺は上司への報告もほどほどに会社を飛び出す。
5年前にじいちゃんが亡くなったとき
形見として受け継いだ87年式トヨタ・マークⅡを駆り、
ばあちゃんが入院する病院へと急ぐ。
ばあちゃんは花が好きだ。
じいちゃんは生前、よくばあちゃんのために
花を買い、ばあちゃんも喜んで花を飾っていた。
あまり時間はない・・だがばあちゃんに死ぬ前に花を見せてやりたい。
肺の病気で苦しむばあちゃんだが、大好きな花を見れば落ち着くはずだ。
花は全く詳しくない。
時間もないし、なんとなくばあちゃんが好きそうな花を花屋で買い、再び車を走らせる。
病院に着く。
俺は車のエンジンを切るのも忘れて、ばあちゃんのいる3階の病室へ走る。
俺「ばあちゃん!!花持ってきたよ!!!」
そこには涙を流す母と、おだやかな顔で眠るばあちゃんの姿があった。
静寂の病室内に、切り忘れた車のエンジン音がこだまする。
母「ばあちゃんは亡くなったよ・・ついさっき、あんたの車がここに着いたとき・・」
母「あんたのおかげでばあちゃんは穏やかに死ねたよ・・エンジン音・・マークⅡのエンジン音を聞いて・・」
ばあちゃんはこう言ったそうだ。俺の、じいちゃんのマークⅡがここに着いたときーーー
「おじいさん、帰ってきたんだねえ・・おかえり」、と。
母「あんなに苦しんでたのに、最後だけはほんと安らかで・・・」
俺は震える手でばあちゃんの手に花を握らせ、そして泣いた。
終
>>355
タイトル「親切な暗殺者」
暗殺者「ほぅ…今回のクライアントはあなたですか」
暗殺者「見た所背は小学生中学年~高学年程の方ですが…」
女「中3です」
暗殺者「ななっ…これは失礼!毎回私より2、3倍デカくてゴツい方が依頼してくるものですから…」
暗殺者「いやはや背丈や外見で判断するのは悪い癖だ…」
暗殺者「でもよく私の事を調べられましたねぇ。こう見えて私超一流の暗殺者なので住所等の個人情報は一切漏らしてない筈ですが…」
女「いや【暗殺者・すごい・自殺】って検索したら1番上に」
暗殺者「ええ!?なんで!?」
女「凄腕暗殺者の極秘ブログ~なんてタイトルだったので半信半疑でしたが」
暗殺者「ま、まさか…まだ世界で9人しか発見していない私の極秘ブログを…」
暗殺者「貴方、只者ではありませんねぇ」
女「いや、ごく普通の中学生です普通の」
暗殺者「いやはやいやはや…ごく普通の中学生ならば」
暗殺者「自殺、なんで物騒なキーワード。検索などしないでしょう」
女「………」
女「…もう、なんだか全てにおいて疲れてやる気が出ないんです」
女「学校に行ったって特別楽しい事なんて無いし、大して友達と言えるような人が居ないし、勉強はつまらないし必死こいて努力したって何か凄いものを得るわけでも無い」
女「家に帰ってきてもそこはそこでめんどくさい。親と何話しても口喧嘩ばっか。【成績の悪い奴は必要ない】とか【お前なんか生まれて来なければ良かった】とか」
女「ははっ…テメェが産ませて来たんだろ。こんなゴミの掃き溜めに」
暗殺者「ほうほう。それはまた酷い話ですねぇ…責任転嫁は決してやってはいけない事です」
暗殺者「…でも、それでは何故今回私の事務所へ?もしや両親の?」
女「それじゃわざわざ自殺方法なんて検索していませんよ…」
女「結局の所、私がどう自殺すれば自分が満足できて尚且つ両親に屈辱的な思いをさせられるのか、全然検討がつかず…」
女「ですから、あらゆる死について精通している先生ならばベストな答えを教えてくれるのではないかと思いまして!」
暗殺者「え?」
女「お願いします!私を殺して下さい!最後の最期位最高なモノにしたい!」
女「私に最高な死をください!」
暗殺者「……分かりました。そこまで言われるのでしたら仕方ない」
暗殺者「この暗殺者、超一流の名にかけて貴方に最高の殺消と両親に最高の苦痛を与えてみせましょう!」
女「あ、ありがとうございます!!」
まだ続くんだお
暗殺者「まず自殺する際の大事なポイントその①【計画表を作る】」
女「計画表?」
暗殺者「簡単に自分で死ぬ、とは言いますが流石に誰でもさぁハイ自殺しますよーなんて軽々しくできるようなものではありません」
暗殺者「転生するにせよ、何にせよ、一旦この世界とはお別れになる。となればここで何かしらやり遂げたい事を残しているだろうし、逆に貴方の場合何かしら残したいモノもいくつかある筈だ」
暗殺者「だからと言ってわちゃわちゃ何日間も過ごしていれば目的も忘れちゃいますし自殺の気も弱まってしまう」
暗殺者「ですから自殺するその日のスケジュールを立て計画することから自殺は始まるのです!」
暗殺者「最後の晩餐、最後の就寝、最後のトイレ!!全てが最後つくしです!細々としたものも全て入れてしまいましょう!」
女「え、おトイレも…ですか?」
暗殺者「当然です。今まで何人もの人間を殺してきましたが…」
『さ、最後に便器の匂いを…嗅ぎ……た
暗殺者「という遺言を残した人も居るくらいです」
女(意味わからねぇ…)
暗殺者「殺らずに後悔よりも殺って後悔、ではなく殺って満足するような命日を過ごしましょう!」
暗殺者「自殺する際の大事なポイントその②【自殺動機】」
暗殺者「先程、自殺する気が云々と申し上げましたが正直あれ位の影響で自殺したくないと気が変わるのはとんだお調子者だけです」
女「お、お調子者…」
暗殺者「そもそも何故自分が自殺するに追い込まれたのか?自殺した際のメリット・デメリットは?自分は果たしてどのような死を望むのか?」
暗殺者「計画表を立てた今ならなんとなく答えに近づいている筈ですし、コレは計画表に唯一埋まってない自殺法を考えるいい機会です」
暗殺者「その為に原点に戻ってよく考えなさい。今この場に誰が居ても堂々とそれを宣言できるよう、具体的に、はっきりとした意見を自分で作ること」
暗殺者「いいですか?」
女「はい!」
暗殺者「いい返事です。殺る気満々ですねぇ!」
暗殺者「そして、自殺する際に大事なポイントその③【素直になる事】」
女「素直…ですか?」
暗殺者「そう。今から数時間後自殺するからと言って憂鬱な状態では最高な死など以ての外!」
暗殺者「自らが己の死を望んだのであれば、それに誇りを持ち素直に喜ぶべきです」
暗殺者「その為に、先程大雑把に書いていただいた計画書の通り且つ自由気ままに行動してもらい…」
暗殺者「生の最後を、有意義な時間を過ごし明るくこの世とお別れを告げなさい」
暗殺者「そうすればきっと貴方の望む結末に辿り着くはずだ」
女「…っはい!」
タイトル「運命の悪戯」
タイトル「さよなら夏の日」
タイトル「ハンバラ - 半 原 - 」
タイトル「THE TRANSFORMER TRAMSFORMS」(トランスフォーマーはトランスフォームする)
タイトル「まなつび!」
タイトル「遠い約束」
タイトル「秘密のレシピ」
タイトル「GAME OVER」
タイトル「ページが見つかりません」
タイトル「サンシャイン池田」
タイトル「Now Reading」
タイトル「京成戦隊スカイライナー」
タイトル「サンシャイン池田vsサンシャイン山崎」
タイトル「デデデの鬼太郎」
タイトル「許されざる者」
タイトル「沈黙の代償」
>>406
タイトル「Now Reading」
「なんでNow Readingなんだろう?」
音楽聴くためにベッドの脇にあるコンポを起動していると、
友人が唐突にそんなことを言った。
「Nowって必要かな? Readingだけでいいよただの読み込み作業だし」
いやそこ疑問に思うところか?
別にどうでもいいじゃねえかと思いつつ、
今まさに読み込んでますよ、っていう気概なんだと説明した。
「その『頑張ってます感』はいらない」
いらないじゃないよヒドいやつだな。
中学のクリスマスの時に買ってもらったコンポを優しくさする。
機械だって頑張ってるんだよ、一生懸命に生きてるんだよと指摘する。
すると、
「機械は別に生きてないよ?」
やけに真顔でそんなことを言われた。
本当に、純粋に、何の悪意もなく口にしたという感じだ。
こいつはきっと人型ロボットの人権を認めない派だろう。
それは違うんだよと声を大にして言いたかった。
ロボットには無限の可能性がある。
俺らと分かりあえるんだよ。
じゃあ聞くけど、生の定義ってなんだ?
真剣にそう問いかけると、
「はぁ? 中二なの?」
やけに透き通った目でそう言われた。
キレかけて、自然と心に怒りが読み込まれていくのが分かった。
コンポがようやくデータを読み込む。
流れ出したロックは疾走感にあふれ、今まさに動き出すきっかけとなった。
完
投下します。
「あの……お話、いい?」
一人の幼女が、僕に話しかけてきた。
「え、話……?」
「うん。お兄さんが考えたお話」
幼女は短い言葉が書かれた紙を渡してきた。
「話……えっと…………」
僕は話が思いつかなくて、沈黙した。
「お兄さん?」
「……ごめん。僕……話が思いつかなくて……」
「ううん。じゃあ他の人に頼んでくるね
幼女はそう言って僕から離れていった。
しばらくして、
「ちょいと……話をお願いできるかい?」
今度は色っぽいお姉さんが巨乳を揺らしながらやってきた。
「話、ですか……」
「これなんだけどねぇ……」
お姉さんは谷間から短い言葉が書かれた紙を取り出した。
「何か思いつかないかい?」
「えっと……」
僕は再び沈黙した。
「……すみません」
「ならいいよ。他を当たるからね」
そう言ってお姉さんは去っていった。
その豊満な胸をゆっさゆっさと揺らしながら。
「……はぁ」
分かっている。話さなければならないと分かっているのに、話が思いつかない。
自ら進んでここに来たというのに、情けない。
『お話ありがとうございます!』
『おう。また話が聞きたくなったら呼べよな!』
向こうで、清楚な女子大生と仲良く話をしている男がいた。
僕もあんな風に話ができれば……
>>413
タイトル投下者よりやる気が出ないのに書て頂き感謝もうしあげます。
タイトル「最前線は遥か彼方」」
>>417
『最前線は遥か彼方』
魔王軍と人類の戦いは激しさを増していると、仲間の魔法使いからテレパシーで連絡が来た。
俺もすぐに向かわねばならない。何故なら俺こそ人類の希望、魔王を討つ運命を授けられた勇者なのだから。
鍛えに鍛えたこの力を解放すれば、敵の軍勢は一瞬で消え去るだろう。
「今行くぞ!」
野を越え山を越え。全ては民のため国のため世界のため。
待っていてくれ。勇者であるこの俺を。
「うおおおおおお!」
森を突き抜け谷を渡り。
海を泳いで島を横断。街を3つほど通過したところでようやく気づいた。
「王国ってどこにあったっけ」
方向音痴と自覚していたが、ここまで酷いとは思わなかった。
仕方ないので魔法使いに迎えに来てもらうよう伝える。
『すみませんお願いします』
『魔王の次は貴様を[ピーーー]からな』
いつものキツイ冗談をもらったところで、ため息を吐きながら空を見つめる。
最前線はここから何キロだろう。
おわり
>>418
タイトル投下者より書いていただき感謝申し上げます。
タイトル「秋風を抱きしめて」
タイトル「君が一番欲しかったもの」
タイトル「もう一度時を止めて」
>>421
タイトル「秋風を抱きしめて」
ユウが泣いたのは10月の終わりだった。
その日は土曜日で、僕と彼女は川原にいて、風がとても強かった。
秋の風は冷たくて、なぜか少しだけ甘い香りがする。
だけど、こんな時にどんな表情をすればいいのかは分からない。だから僕は、
「You、Doしたんだい?」
アメリカ人っぽくなるしかなかった。
心の仮面(ペルソナ)を被ることでしか君に触れられない。
影絵(シャドー・ゲーム)みたいに場面で変える人格。
こんな生き方に意味はあるんだろうか?
テルミーテルミー答えを教えてよ。
キャラが崩壊しかけてる僕の前で、ユウは少しだけ微笑んだ。
「なんでもないの」
少しだけ目にゴミが入ったから、とユウは言った。
それが真実(トゥルース)か嘘か僕には見抜けない。
君を泣かせた相手を僕はまだ知らない。
そしてその真実をキャッチアップすることに怯えている。
本当の言葉は禁断でフォービドゥンなんだ。
明日へのアジャスティはまだ語れない。なので僕は、
「そっか」
そっと笑い返す。
諦めにも似た優しさで、ユウの心に触れないことを選んだ。
そしてふと気付く。
そっか、この甘く切ない香りは君の匂いなんだと。
シュピーゲル・セレナーデ。
その言葉に意味は特になく、僕らは秋風を抱きしめながら散歩道を歩いた。
>>424
タイトル投下者より書いていただき感謝申し上げます。
タイトル「for you」
タイトル「体育館裏で待ってるね……♡」
タイトル「取り越し苦労の山田くん」
タイトル「鯛捕る」
タイトル「WHO ARE YOU?」
タイトル「サンセット山本」
タイトル「東前頭筆頭」
タイトル「永遠の十両」
タイトル「ダメだ、コイツ!!」
タイトル「コロッケ買い忘れた!」
タイトル「のぞみ1号」
タイトル「アルミ缶之上ニ在ル蜜柑」
タイトル「A FUTON HAS BURNED」
タイトル「布団こそ吹き飛びたれ」
タイトル「蝉-Semi-」
タイトル「A orange is on an aluminum can」
タイトル「のぞみ5000000000000000号」
タイトル「ホワイトデーはお返しするけど……」
タイトル「What's this? - This is a nan.」
タイトル「This is a NOZOMI superexpress bound for Shin-Osaka.」
タイトル「ドイツ人はこの鞄が誰のものか問うた。オランダ人はそれが自分のものだと答えた」
タイトル「大人になって忘れてしまったこと」
タイトル「消えそうなメモリー」
タイトル「飛び方を忘れた訳じゃない」
>>436
タイトル「ダメだ、コイツ!!」
男「おい幼馴染、ちょっとコンビニ行って何か買ってきてくれよ」
幼馴染「自分で行ってこい」
男「あのな…見ての通り俺は忙しいんだ、いいから早く!」
幼馴染「……僕には寝っ転がって怠惰に漫画を読んでるようにしか見えないけど?」
男「おいおい、この俺の優雅に読書する知的な姿がか? そいつはお前の目が悪いんじゃないのか?」
男「眼科行くついでにコンビニ行ってきてくれよ」
幼馴染「お前はどこまでも腹の立つやつだ!」
男「そうかっかするなよ、折角の可愛い顔が台無しだぞ」
幼馴染「そっ…そんな打算的で安易なお世辞なんて僕にはちゅ、通用しないんだからなっ!! でもありがと!!」
男「どう見ても効いてる件」
幼馴染「つうかお前は運動しなさすぎなんだよ! 最近ちょっと太っただろ?」
幼馴染「コンビニ行くついでに走っていくとかさ、少しは痩せる努力をしろよな!」
男「ほう、お前は痩せてる俺の方が好きなのか?」
幼馴染「す、好きっ!? ……そ、そんなこと、は……」
幼馴染「ある……かもっ……」
男「そうか、分かった」
男「よし、ちょっと家の周りを走ってくるから、その間にコンビニ行って何か買ってきてくれ」
男「できれば冷たい飲み物と、アイスがあったら嬉しいな……」
幼馴染「ぼっ、僕のために男が痩せる努力をっ……!?」
幼馴染「う、うんっ! わかった! コンビニぐらい行くよ! いや行かせてください!」
男「いい子だ。じゃあ俺は着替えとかあるし、お前は先にコンビニ行ってきてくれ」
幼馴染「うんっ!! わかっ……うん?」
幼馴染「……おい、ナニ普通に僕をパシらせようとしてるんだ?」
男「おっと、気付いた?」
幼馴染「当たり前だ!!」
幼馴染「そうだよな、その寝っ転がった体勢のまま話が進んでておかしいと思ったんだよ! お前、本当は走る気なんて全くないんだろ!」
男「ははっ…勿論!」
幼馴染「こいつぅぅ!! 僕の気持ちを知っておきながらぁ!!」
男「使えるものは何でも使う……10年間、俺のことが好きで好きでしょうがない奴とか…な!」
幼馴染「ダメだ、コイツ!! 救いようねえ!!」
男「お前もな」
タイトル「少女とケーキと銃弾」
>>455
タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます。
タイトル「サンシャイン瀬戸・サンシャイン出雲」
タイトル「時給900銭のバイト」
タイトル「HIROSHIMA VS NAGASAKI」
タイトル「地下で埼玉対佐賀、埼玉大差で勝ち」
タイトル「いくつもの夜を越えて」
タイトル「俺は何も覚えていない」
タイトル「千歳橋」
>>464
タイトル「俺は何も覚えていない」
ある夜、一つの国が滅びた。それは別段、変わったことではない
いくつもの国が争い、滅びをくり返し世界は乱れていた。
兵士A「464番!!!歩け!!!!」
464番「・・・・」テクテクテク
目の前にはギロチン台がいくつか並んでおり、
ちょうど目の前にある台の上で一人、処刑し終わったらしい。
弱りきった身体を必死に前に進ませていく。
何故、自分の死のために自分で歩いていかねばならないのだろうか?
兵士A「・・・最後に言い残すことはあるか?」
464番「何もしてないんだ・・・本当なんだ・・」
兵士A「・・・」
バシュッ
兵士A「彼の様な無実の罪で殺される姿を見るのはあまりに痛ましい」
処刑人「・・・そうですな」
兵士A「次の者!歩け!」
俺「・・・死にたくない・・・俺は・・・俺は何も覚えてないんだ・・・」
兵士A「うるさい!歩け!」
イヤダァアアアアアアアアアア
バシュッ
完
タイトル「俺を忘れた頃に」
>>472
タイトル「俺を忘れた頃に」
十月間際の涼秋。
頬を撫でるような優しい風。
夜道を歩く私の前に、貴方はふと化けて出てきた。
「ふん、一目で俺が分かるのか。まだ覚えているとは律儀な馬鹿だな」
忘れる筈がないだろう。貴方は私の初恋なのだ。
口の悪さも昔の儘。五十年もこじらせた、往古のような淡い思い出。
ひょっとして貴方のお葬式に顔を出せなかったから化けて出てきたのかしら。
「勘違いも甚だしい。明日にはめでたく成仏するから、最後に一言投げつけにきてやったんだ」
あら、プロポーズでもするの?
「そんなもんだ。まぁ聞いていけ」
はいはい。幽霊からの告白なんて、年寄には縁起でもないですが、ちゃんと聞いてあげますよ。
「お前を嫁に貰えなかった後悔は、輪廻転生、巡り廻っても忘れない。
お前が俺を忘れた頃に、次は俺から出会ってやる」
昔と変わらぬ凛々しい立ち姿で、死んでいるくせに一生懸命に言葉を振るう。
「ゆうちゃん。また、来世で」
照れくさそうな顔を見せて、優しい幻は煙のように霧散した。
十月間際の涼秋。
頬を撫でるような優しい風。
何故か涙が止まらない夜。
タイトル「貴様の名は。」
>>451
タイトル「大人になって忘れてしまったこと」
例えば、八月三十一日。
夏休みの終わりに背中を突かれるような焦燥感が浮き上がる。
それと同じく、また学校で友人たちと会える幸福感が混ざる何とも不思議な日付。
例えば、午前一時。
普段なら寝ている筈の時間に流れるテレビを見て、夜の世界の一部を垣間見る。
くだらないバラエティですら奇跡の番組に思えてならなかった。
例えば、水曜日の自室。
風邪をひいて寝込んでいると、母が桃の缶詰と替えの氷嚢を準備してくれた。
皆は学校に行っているのに自分は家で眠っている、そんな平日という名の非日常。
例えば、……。
ふと、電車の揺れる振動で意識を取り戻す。
周りを見渡すとスマホを弄る若者や、何某かの雑誌を読むサラリーマンばかり。
横にいるスーツ姿の男性は目にクマを抱えて、疲れた顔で眠っていた。
私もきっと同じような顔をしていたのだろう。
対面には電車の窓。そこに映る自分の顔が、どうして泣いているように見えるのだろうか。
何かとても大事なものを無くしてしまったような気がする。
つい先ほどまで、確かに覚えていた。
誰でも持っているような心の風穴に、ふっと憂鬱が吹きすさぶ。
悲しみが攻め立ててくる前に、鈍らな心をほんのり濁して。
私は今日も大人のふりをする。
>>465
タイトル「千歳橋」
とある悲恋の物語。
その昔、日に当たると大火傷を負うため、自室に日がな籠りきりの男がいた。
自身の体質ゆえ夜半にしか出歩けない事や、その病的なまでに白い肌を周囲に気味悪がられ
『沙桐村の吸血鬼』という風に呼ばれながら暮らしてきた。
当の男はその呼び名に驚いていた。まさか自分の正体が皆に知れていたとは、と。
自分が吸血鬼という事を念頭に、且つ住人を怖がらせたり不快な思いをさせないようにという気遣いを兼ねて
住処を村から少し離れた川向うの敷地へと映す事になる。
男は日光以外ならば吸血鬼の弱点は補っていたので、川を渡る事に抵抗はなかった。
そして、そこならば誰にも出会う事無く、好きな散歩を悠々とこなす事が出来た。
いつか日光の下を歩いてみたいと心の端々で思いながら。
そんなある日の事。いつものように月光に照らされた道を散歩をしていると、
自分の住まいと村を隔てる欄干橋に一人の女がしゃがみこんでいた。
男は性根の優しさから「大丈夫ですか」と声をかけたが、あぁ怖がられると思い慌てて自分の口を手で押さえる。
しかして当の女はそれに気付き、満面の笑顔でこう答えた。
「あんちゃん、あたしが、みえてるの?」
男はその女をよくよく見てみると、足元が透けているのに気づく。
なるほど幽霊だったか。
だが、夜にしか動けない自分も同じようなものだと思っていたので恐怖心は特に無かった。
むしろ、もしかすると初めて友達が出来るのかも知れないと思い、
実の所は幽霊に出会った驚きよりも好奇心と喜び等で胸が弾むような気持だった。
そして何よりも、その女はとても美しかった。
好奇心や喜び以外で高鳴った胸の鼓動が恋だと男が気づくのは、この出会いから随分先の事となる。
(中略)
そして、男と幽霊は、その橋の下で、今も静かに眠っている。
―― 完 ――
男「と、いう風に“千歳橋の由来調査”の宿題をでっち上げてみたんだが」
友「しこたま怒られてくればいいと思うよ」
>>475
タイトル「貴様の名は。」
魔王「中々に愉快であったぞ、勇者よ」
勇者「ぐっ! まさかこれほどの力とは……!」
魔王「クク、ここまで我を追い詰めた褒美だ。この世を去る前に遺言があれば聞いてやろう」
勇者「遺言、か……そういえばまだ俺の名前を名乗っていなかったな」
魔王「ほう? 名もなき勇者と呼ばれた貴様にも名乗る名前があったとは驚いたぞ」
勇者(バカめ魔王! 俺の名前には禁忌の時空魔法が封じ込まれているのさ!)
勇者(お前を葬るまで何度でも過去を遡り、無限の時の果てに貴様を必ず倒す!)
魔王「ならば冥土の土産に我も真名を教えてやろう。我は五十三代目が魔王オート=セーブである」
勇者「俺の名は勇者リセット=マラソンだ。あばよクソ魔王」
おわり
タイトル「きっと見えるはず」
タイトル「殺人は法律で禁止されています」
タイトル「雨音で聞こえない」
タイトル「あの頃のまま」
タイトル「輝きは、時をこえて」
タイトル「知らなかった そんなの…」
タイトル「しゃらららら」
タイトル「日常って実は、非日常の連続じゃない?」
タイトル「忘れられたヒーロー」
タイトル「夕焼け小焼けでまた明日」
>>497
タイトル「夕焼け小焼けでまた明日」
わりと大多数の人が一度は聞いたことがあるフレーズだと思う
動物達が人間を羨み、そのくらい人間ってのはいいものなんだぞ?と
幼い子供達に自分達の境遇に感謝をしなさい。という歌である。
この歌が発表されたのは1980年代
しかし、この歌には裏話が存在する。
俺「裏話ねぇ・・・」
インターネットの怖い作り話サイトを見ながら
俺は一人ぼやいた。
こういった類の怖い話は作者は本当にあったと
いいながら実際は、作り話である事がほとんとだ。
けれども、怖い話が好きな俺は夜になると
暇つぶし程度にスマートフォンでこういった話を
調べるのが日課になっていた。
私立の進学校で毎日勉強尽くしであった俺は
こういった娯楽が唯一の楽しみであった。
ページを下にスライドしていくと
なにやら奇妙な画像が貼られていた。
俺「なんだこれ?」
古ぼけた初期のカラー写真で
小さな白い紙がテーブルの上に置かれており、
紙の上に小さな毛が一本置かれてあるようだ。
この髪の毛をDNA検査したところ
根元部分が人間のDNAである事がわかったが
先端付近がどうも犬のDNAであることが
判明したとの事
俺 (・・・ほう?)
この髪の毛の持ち主は不明
とある殺人事件の現場にて落ちていたのが
事の発端であるとのこと
俺 (なんだこれ面白いな)
ページをすらすらとスライドしていくと
最後に怖い話あるあるである
この話を見た人は呪われるらしい
といったコメントが書かれていた
だとしたらこれを書き残した作者はとっくに
死んでるのでは?とも思う。
まったく芸がないとはこの事だ。
それにしてもさきほどから髪の毛がかゆい
ボリボリと書くと
少し先端が茶色に染まった髪の毛が抜けて落ちた
タイトル「あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん」
タイトル「のぞみvsはやぶさvsかがやき」
タイトル「サンシャイン高海千歌」
タイトル「君が明日蛇となり」
タイトル「………13kmや」
タイトル「THE斉藤」
タイトル「タイトルスレと小ネタスレ」
タイトル「打打打打打打打打打打」
タイトル「安全第一、品質第二、生産第三」
タイトル「くっころーず」
タイトル「僕と俺と私」
タイトル「I AM ME, YOU ARE YOU」
タイトル「軽音楽部員共」
タイトル「下を向いて歩こう」
タイトル「星の女王さま」
タイトル「太陽の唄」
タイトル「くるくるっと楽しく行っちゃおう」
タイトル「モーニングウィング号で行こう」
タイトル「Is this a pen?」
タイトル「Which pen do you like?」
タイトル「2分ほど遅れて到着いたします」
タイトル「一日一歩、三日で三歩」
タイトル「山の勧め」
タイトル「鈴ヶ谷はるかの憂鬱」
タイトル「まほうのステラ」
タイトル「I AM A BASEBALL MAN」
タイトル「駅前留学の野庭」
タイトル「I really hate this town」
タイトル「SECOND CONTACT」
タイトル「おざまーす」
タイトル「午前0時00分00秒」
タイトル「IROHAS」
タイトル「YOU ARE A CAT」
>>456
タイトル「少女とケーキと銃弾」
街の騒音、喧噪雑踏街頭宣伝──
ざりり──身体が強張らぬように微かに身動ぎ、地に触れる服が擦れる音。
煌びやかな街、ネオン看板ビルの照明信号の明滅……
「とーりゃんせぇ、とーりゃんせ、こーこはあっ、あんなところにケーキ屋さん」
スコープ越しに見下ろす視界、脳内に流れる聴き慣れた旋律に合わせて歌詞を口遊む。
『分かっていると思うけどあんたはどんな相手であろうと通してはいけないわよ?』
悪戯めいた女声は直ぐ近く、耳に宛てたインカムから。
「分かってますよー」
冗談と本気半分に拗ねた調子の言葉で返して。
『“突撃者”が標的を確認したそうよ、“狙撃者”貴女は捕捉出来てる?』
同じ女の声はしかし先とは違って柔かさを一切に排した事務的な声。
「んっ、ちょっと待って……確認、“狙撃者”標的を捉えました」
『では後は手順の通りに失敗したらどうなるか分かっているわね?』
「勿論、安心してよ、“指揮官”」
照準越しの雑居ビルの一室、闇に混じる様な黒スーツを捕らえて
「あっ、そうだ、さっき美味しそうなケーキ屋見つけたから明日の放課後にでも皆で行こうよ」
通信が切れる間際、淡々とした調子で言葉を返せば、軽い破裂音と、金属が跳ねる音を微かに鳴らした。
>>463
タイトル「いくつもの夜を越えて」
月が出ていた、細い細い刃の様な月が澄んだ夜空に浮かんでいた。
ボクの手にはそんな月の光を吸った月の様に鋭いナイフ、ボクの前には血に塗れて荒く息を吐く彼女。
「あーあ、やっぱり君が来ちゃったか……」
微苦笑を浮かべて彼女は呟くように言う。
「うん、そうだね、バカな事をしたとは思うよ」
ボクの問いに彼女はやっぱり笑みを消さずに答える。
「はは、バカな事をしたとは思うけれど、後悔はしてないかな?」
何時もと変わらぬ調子で、普段と変わらぬ調子で淡々と彼女は答える。
「あー、うーん、なんでだろうね、うーん、そうだなー、嫌になったとかそういうんじゃないよ?」
普段と違う血塗れの姿をした彼女が、普段通りの軽い口調で言葉を繋ぐ。
「そうだね、強いて言えば、私は自分を見付けたかったんだ」
反撃手段を奪って後は終わりを待つだけの彼女はそれでも真っ直ぐに澄んだ瞳で
「あー、でも君を巻き込んだ事は少し後悔、かな?」
彼女を終わらす影、ボクを見る。
「えへへ、ごめんね、そりゃ、誰か来ると思ったけれど、そりゃ、君が来るかもと思ったけど」
静かな微笑みが向けられる。
「満足……とは言い切れないけれど、まぁ、うん、気は済んだかな」
穏やかに眠る様に、夢見るように、彼女は瞼を閉じたまま
「だから、君は気にしないで、もし、私がバカなヤツだと思うなら、君はこーなっちゃダメだからね」
彼女は変わらない初めて会ったあの夜の時からずっと彼女は彼女のままで……
「えっ、うーんなんだろう、私は私だったかな? あはは、どんなに足掻いて、こんなに藻掻いて結局、出た結論がこれだとか本当にバカみたい」
暗く深い闇の中で何時も月の様に輝いて見えた彼女のままで……
「はぁ……、最後まで、聞いてくれて有難う、さぁ、早く終わらせて、疲れちゃった」
何か言わないと、何かを伝えないと、そう思う心とは裏腹にナイフを持つボクの手は振り上げられて
「おやすみ」
彼女の声が耳に届いた気がした、月が、あの日と同じ細い月が、澄んだ空気の中であの時と同じ様に空に浮かんでいた。
タイトル「関峠」
タイトル「タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます」
タイトル「関-Seki-」
タイトル「岐阜-Gifu-」
タイトル「一ノ瀬式 - ICHINOSE STANDARD -」
タイトル「山田ですがなにか」
タイトル「TOKYO CITY UNIVERSITY」
タイトル「ワイワイ詐欺」
タイトル「すぎなみぐらし!」
タイトル「お1人様1つまで」
タイトル「横浜市の山のほうに住んでいます」
>>572
タイトル「お一人様一つまで」
母「今日は油が安いわねぇ」
息子「おかあさん、なにかかいてあるよー。」
父「『お一人様一つまで』か。」
母「じゃあ3人いるから3つ買えるわね」
父「そうだな。」
母「せっかくだし今日はコロッケにしましょうか」
息子「やったー!ママのコロッケ大好き!」
父「お前はコロッケ大好きだな。」
母「うふふ…じゃあお会計済ませちゃいましょ」
レジ
店員「いらっしゃいませぇ」
母「これお願い」
店員「…あの、お客様。この商品は『お一人様一つまで』なんですが…」
母「?
何言ってるの?ちゃんと3人いるんだから3つ買えるじゃない」
店員「…失礼ながらお客様」
店員「私には一人しかいないように思えるのですが…」
>>572
タイトル「お一人様一つまで」
母「今日は油が安いわねぇ」
息子「おかあさん、なにかかいてあるよー。」
いっこく堂「『お一人様一つまで』か。」
母「じゃあ3人いるから3つ買えるわね」
いっこく堂「そうだな。」
母「せっかくだし今日はコロッケにしましょうか」
息子「やったー!ママのコロッケ大好き!」
いっこく堂「お前はコロッケ大好きだな。」
母「うふふ…じゃあお会計済ませちゃいましょ」
レジ
店員「いらっしゃいませぇ」
母「これお願い」
店員「…あの、お客様。この商品は『お一人様一つまで』なんですが…」
母「?
何言ってるの?ちゃんと3人いるんだから3つ買えるじゃない」
店員「…失礼ながらお客様」
店員「私にはいっこく堂様お一人しかいないように思えるのですが…」
タイトル「真夜中は別の顔」
>>578
「音楽室に飾ってあるさ、ベートーベンの肖像画ってあるじゃん?」
「ああ、あるな。あのいかめしい顔した奴だろ?」
「そうそう、それそれ。あれがさ、真夜中になると、にんまり笑うんだってさ」」
「え、マジで?」
「マジマジ、超不気味なんだよ。何つーのか、こう犯罪者みたいな顔でさ」
「何それ。超怖いじゃん。誰だよそんなこと言ってんの」
「部活の後輩」
「またいつものやつかよ」
「ああ、あいつだよ」
「あいつの話は100パーホラだって、何回言ったら分かんだよ」
「いや、俺もそうだと思ってたんだけどさ…」
「もういいよ、この話終わりな。真面目に取り合って損したぜ」
「うーん…」
全く、こいつはなんであんなほら吹きの話をまともに聞いてるんだろう。そうだ、今日の真夜中、音楽室に行って、動画でも撮ってきてやろう。あいつの話はやっぱり大嘘だって証拠を示してやれば、こいつも、もう後輩の馬鹿話を信じる気も起きなくなるだろう。
>>579
タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます。
タイトル「そして誰もいなくなった」
タイトル「先手1一歩不成」
タイトル「ぼくのおとうさん」
タイトル「KIMIGASAKI」
タイトル「エアポート急行で行こう」
タイトル「メリーさんは笑わない」
タイトル「閉ざされた夢」
タイトル「This is a Ueno-Tokyo line train for Koganei.」
タイトル「GO TO HEAVEN」
タイトル「TSUBAME」
タイトル「1年A組の団結力」
タイトル「神奈川新町で快特の通過待ちを致します」
タイトル「幼馴染はサンタクロース」
タイトル「NIHONGO - ザ・ジャパニーズ・ランゲージ」
タイトル「100兆ジンバブエドル札」
タイトル「蓼食う虫も好き好き」
タイトル「POKKIES」
タイトル「森の奥」
タイトル「ひのきのぼう市場」
タイトル「COMMUTER EXPRESS」
タイトル「現在の電池残量:81%」
タイトル100兆ジンバブエドルvs1厘」
タイトル「君が、残していったもの」
タイトル「明日からの使者」
タイトル「冬空の旅人」
タイトル「サンタ辞めたい……」
タイトル「HANEDA AIRPORT」
タイトル「千歳さんは笑わない」
>>623 タイトル「冬空の旅人」
私は旅人。段々遠くなっていく、街並みは少し明るくて、これから入る煙突が、少し細く見えた。
私は旅人。月の出るころに旅をする。闇夜の中を、仲間が多く旅している。だけど、誰にもバレないように、ひそかに家に行くのは難しい。雨が降る日はもっと難しい。
私は旅人。皆が寝静まってから、夜明けが近くなるまでに、子供達の寝どころへ行く。三つ四つ、二つ三つなど、プレゼントを渡しに行く。枕元などに置いてある靴下が、明らかに小さいのは入れづらい。袋から出して、枕元、ツリーの脇などに、プレゼントを置いていく。
私は旅人。雪の降る日は家が分かりづらいので困る。霜が白い日もだ。だけど、かなり寒い日でも、子供達が起きないように注意して、プレゼントを置かなくてはならない。朝になって、子供達が起きてくれば、枕元のプレゼントに気づくはずだ。
私は冬空の旅人。冬(12月24日の夜)の空を旅しながら、子供達にプレゼントを配っている。
ただ、正直に言うと、私はもう年だ。足腰が痛くなってきた。袋を背負うのも、煙突からの出入りもきつい。空を飛ぶだけで動悸、息切れでつらい。だから……
>>624 タイトル「サンタ辞めたい……」
>>604 タイトル「幼馴染はサンタクロース」
>>454 タイトル「飛び方を忘れた訳じゃない」
俺の幼馴染はサンタクロースだ。幼馴染の祖父が昔サンタの仕事をやっていたため(>>627参照)幼馴染もサンタになったらしい。
祖父と同じく空を飛べる幼馴染。今日は、そんな幼馴染の、サンタクロースとしての初仕事の日だ。
男「今日から幼馴染はサンタクロースか……」
幼「ボクがどうかしたかい?」
男「おわぁ!? お前、どっから入った!?」
幼「普通に玄関からだけど」
男「サンタが玄関から入るなよ!」
幼「まぁ細かいことはいいじゃないか」
男「つーか、サンタの仕事はいいのかよ? まさか、飛び方を忘れたとか言わないよな?」
幼「別に飛び方を忘れた訳じゃないよ」
男「じゃあサボりか?」
幼「もぅ……君は鈍いね。それっ!」
男「わっ……と!」
――幼が小さな包みを投げて渡した。
男「幼……これは?」
幼「……サンタクロースとして最初にプレゼントを渡すのは、男って決めてたから」
男「……それでか。ありがとな、幼」
幼「どういたしまして」
男「どうせなら大人のプレゼントも欲しいところだが……」
幼「なっ! それは……仕事が終わってから……ね」
男「お、おう……わかった」
幼「それじゃ、行ってくる」
男「あ、幼!」
幼「何さ?」
男「……メリークリスマス、幼」
幼「……メリークリスマス、男」
季節外れで申し訳ない。
タイトル「青木通」
タイトル「星空坂上」
>>626
タイトル「千歳さんは笑わない」
幼い頃のぼくは好奇心旺盛で、日々、広がる世界は知らない事が一杯で、だから、何時も楽しくて、だから、良く覚えている。
幼稚園に入学した時にこれから共に過ごす沢山の友達(予定)の中で一人だけ笑っていなかった彼女の事を……
『ねぇ、君は楽しくないの?』
『……わたしはしらないひといっぱいでこわい』
『そうなの? あっ、そうだ、それならぼくのなまえは……』
ふわり、髪が肌を流れて擦るこそばゆさ、ぼくの意識が薄靄の様な光景から急速に浮上する。
「おはよう、良く眠ってたのね?」
耳を擽る様な静かな声が掛けられた。
「えっ、ぼく眠ってた?」
「ええ、それはもう、ぐっすりと」
無表情、凛とした顔、淡々とした調子で隣に座る、声の主の少女は告げる。
「ごめんね、千歳さん、退屈じゃなかったかな?」
「大丈夫、何もしない事には慣れているわ、それより、何か夢でも見ていたのかしら?」
「うん、ちょっと曖昧だけれど、多分、幼稚園の頃……そう、確か、千歳さんと初めましての夢だったよ」
「……」
「千歳さん、今、笑った?」
寝惚け意識のぼくの隣で空気が和らぐ気配がした。
直ぐに視線を向けるもやっぱり変わらない不思議そうな彼女の表情。
「どうかしら?」
「あれ、やっぱり気の所為かな?」
「そう、それで私との初めましてと言うと確か、突然、話しかけてきた貴方が、私に名前を告げた時の事よね」
「そうそう、良く覚えてたね」
「それはそうよ、だって……」
「知り合いがいなくて不安だって言ったから名前を教えてあげればぼくと千歳さんは知り合いになって不安じゃなくなると思ったんだけれど、結局、千歳さんの表情は変わらなかったし」
「そんな事……」
「あっ、次が下りる駅だね、準備しないと」
私が言葉を告げるよりも先に電車のアナウンスが流した駅名に彼が荷物を纏めて行く。
(あの時は貴方の突然の行動に吃驚していただけでとても嬉しかったのだけれど、ね)
人と接するのは余り、好きではない。人といるのは煩わしい、でも彼だけは……
「あれ、千歳さん、今、笑った?」
彼が私に向けてくれる視線がおかしくて、今はまだ、ほんの少し、その視線を楽しみたい。
「いいえ、それよりも忘れ物はないかしら?」
だから私は素知らぬ顔で、彼に告げるのだ。
タイトル「やまだ荘の鈴木さん」
タイトル「仕返しの仕返しの仕返しか!」
タイトル「名もなき墓標」
タイトル「日常の誘惑」
タイトル「昔の友達と、今の友達」
タイトル「もう一度、約束しよう」
>>643より
タイトル『名もなき墓標』
~
「あれ…これってお墓かな?こんな山の中に…」
「雑草も大分伸びてるし、周りには特に何もないけど…」
「何もしないってのは気が引けるな…そこらで摘んだ花の1輪でも手向けていくか」
~
「ね、ね、これってお墓じゃない?」
「うーん…そうかな」
「ほら、花もおいてあるよ?もう萎びてるけど」
「ほんとだ…じゃあ墓か」
「でも随分荒れた墓だね」
「そうだな」
「目立つ雑草だけでも抜いてあげようかな、このままじゃあんまりだし」
「ええー?そんな墓より早く登ろうぜ…まあいいや、俺も手伝うよ」
~
「おや、これは…墓標かな」
「この山にこんなものがあるなんて今まで気付かなかったが…」
「この辺りには地元の人間はあまり入らないし、あんまりボロかったんで見過ごしてたのかも」
「しかしこれ、誰かが最近整備してくれたんだな」
「道に迷った奴か、青姦目的のアベックか…」
「取り合えず写真撮っとこう」
~
>>642だった
~
「ほら、あれが○○の乱の戦没者を弔う碑です」
「旧登山道から大分入ったところにあるので、普通じゃ見つけづらいですが…」
「ちょっと前に報告されて、この辺りでちょっとした話題になったんですよ」
「いえ、そういう印とかがある訳じゃ無いんですが…山向こうにも似たような墓標がありますし、多分そうだろうってことで」
「ぼろっちい?まあそうですね、でも整備されて大分綺麗になりましたよ」
「恐らく当時の地元農民だかが作ったんでしょう」
「ああいうのはなるべくそのままの形で保存する方がいいんですよ」
~
『にわかに徳川埋蔵金の隠し場所の候補に挙がり、話題となっている△△県□□村』
『山にあるこの古い墓標は、これまで戦国時代にこの山で起こった争いによって亡くなった者たちを弔ったものと考えられていましたが、この辺りに徳川埋蔵金のヒントが隠されているのでは、とする専門家もいます』
『発見された時には既に経年劣化が激しく進んでいたため、詳しいことは未だ読み取れていません』
~
「たまには山登りするのもいいンゴねえ」
「あえてこういう整備されてない…道無き道を往く?感が最高やで」
「空気もおいしいし、無性にテンションが上がってくるやで」
「…この山に何かワイの痕跡を残していきたいな」
「せや、あそこに石を積み上げて墓標っぽくしたろ!」
「うーん、我ながら張り切りすぎたで…でも大分それっぽいな!」
「そのうちどっかのアホが手でも合わせていくかもな…この下にはなんもないけどな!」
タイトル「炬燵争奪戦」
タイトル「Hello, my stalker」
タイトル「雪の華舞うころ」
タイトル「ああああんんんんの呼吸」
タイトル「絶対に笑ってはいけないSS速報VIP」
>>635は途中で視点が僕から千歳さんに変わってるのがちょっと残念
タイトル「プロエス!」
タイトル「全ては今から始まる」
タイトル「ご当地勇者なので魔王退治ムリ」
タイトル「憑依装着―家電」
タイトル「八種類の進化論」
タイトル「兄弟丼」
タイトル「だから、溜まっていく」
タイトル「全ては今から始まる」
0が1になるように
1が0になるように
始まりには終わりがある
終わりには始まりがあり
ならば、今ここにある物が全てだろうか?
ここにあるものが始まりだろうか?
あるいは始まりから終わりまでの過程だろうか?
もしくは・・・・
「ようやく、辿り着いたのね」
「あぁ。長かった」
「私達は長い夢を見すぎたわ・・・」
「そうだな・・でもこれで始まる」
キュイィィィィィィン
ブー ブー ブー
俺「ん・・・?」
重い瞼を開けるとスマホのバイブ音が唸りを上げる様に振動していた。
俺「あ・・・そっか・・戻ってきちゃったのか・・・」
母「俺ー!起きなさいー!」
扉越しに食欲の湧く香りといつもの母の声が聞こえてきた。
俺「起きたよー!!!」
俺「そっか、ここからまた始まるんだな・・・」
完
あ、ごめんなさい>>659のタイトルを使わせていただきました
>>655 タイトル「ああああんんんんの呼吸」
古来の拳法の一つに喘魏拳と呼ばれる伝説の技術が存在する
敵「貴様が、喘魏拳の使い手か?」
主人公「いかにも」
敵「ならば見せてみよ」ゴオオォォ
主人公「すぅぅぅぅぅ(大きく息を吸う)」
主人公「ぁん・・・そこは・・だめぇ・・・」ビチョビチョ
敵「ッ!?」
主人公「隙ありぃぃぃ!!!」バシュッ
敵「が・・はっ・・・」バタリッ
これぞ喘魏拳の極意一つ目 ああああんんんんの呼吸
大きく息を吸い花魁の如き濡れを晒し
敵を動揺させる技なり
敵「貴様が、喘魏拳の使い手か?」
主人公「いかにも」
敵「ならば見せてみよ」ゴオオォォ
主人公「うぉぉぉぉぉぉぉ・・・・」
主人公「はっ!」ギンギンギンッ
敵「おぉ・・・・」ギンッ
主人公「ッ!?」
敵「楽しませてくれそうじゃないか」ヌギヌギ バチンッ
主人公「ま、待ってくれ!!!頼む!!!」
敵「おいおい・・・それはないだろう?」ギンギンッ
主人公「だ、だれか助けてくれぇえええええ!!!!!!」ジタバタ
これぞ喘魏拳の極意一つ目 ギンギラギンの咆哮
唸り声を静かに出しつつ己の剣に力を集中させ勃起させる事により
敵を動揺させる技であったはず・・・・・・なり
かくして喘魏拳は封印されたのであった。
完
タイトル「プロデューサーと提督」
>>663
タイトル「八種類の進化論」
考古学者「ここにあるのは先日発掘されたドラゴンの化石だ。お集まりの皆様方にはドラゴンが絶滅ないし進化した理由をお考えいただきたい」
古生物学者「おそらく隕石で恐竜と共に絶滅したのだろう」
爬虫類学者「トカゲに収斂進化したのでは? あいつらの一部はルーツがよく分からんからな」
遺伝学者「それを辿るためにもゲノムサンプルの採取が必要ですね」
創造論者「神がこのような醜い姿の生き物をお作りになられるはずがありません。ただの恐竜の見間違いでしょう」
狩猟民族「同時期に現れた天敵のようなものに駆逐されたのでは?」
恋愛ゲーム専門家「雄雌の体格差が大きいのはハーレム社会の象徴だ。環境の変化に遺伝的多様性が追い付かなかったんだろうね」
人外娘愛好家「きっと生物学的に近い種と交雑を繰り返して新たな別種に進化を遂げたのさ!」
竜娘「ドラゴンだと? バカバカしい、こんなのは作り物に決まってるだろう」
タイトル「疾走れメロス」
タイトル>>678「疾走れメロス」
メロスは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の王を排除(のぞ)かなければならぬと決意した。
メロスには政治が理解(わか)らぬ。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった―――
「王様は、人を戮(ころ)します。」
絶望と恐怖に塗り固められた都(まち)に、一人の男が現れる…
「私の孤独…お前には理解(わか)るまい」
正しき心を喪った王の暴走
「一寸遅れてくるが良い…お前の罪は永遠に赦してやろうぞ…?」
「何だと…!」
王から提案されたのは、最悪の遊戯(ゲーム)…
「明日、お前の結婚式を挙げよう」
最愛の人を守護るため、メロスは悪魔的な定めに身を投じる
「私の宝はお前だけだ
…お前はもう決して淋しいことは無い」
「このメロスを兄に持ったこと、きっと誇りに想ってくれ―」
友のため、自らの誇りのため、メロスは今走り出す…!
メロスに次次と襲い掛かる試練
「嗚呼、鎮めたまえ!荒れ狂う激流(ながれ)を!」
「我々は、お前の命が欲しいのだ!」
「あの佳い友達が、私の為に死ぬのです!」
世界の運命が、メロスの行く手を阻む…
「私は、酷い裏切り者だ…もうどうとでも為るが良い…止んぬる哉―」
―――
「歩ける…往こう!」
「私は信頼に応えねばならぬ!」
「疾走(はし)れ!メロス!」
彼は絶望から再び立ち上がる
「うおおおおぉぉぉ!!!」ダッダッダッダッ
交錯する感情
「あの男も今頃磔になっているだろうよ」
「世の中の正直者とか言う奴輩に、うんと見せ付けてやろう…」
「愛と誠の力を、今こそ見せる刻!」
迫る刻限
「もう、駄目で御座います…無駄で御座います!」
「もう、あの方をお救助(たす)けになることは出来ません!!」
「否…未だ陽は沈まぬ!」
漢の熱き想いは、この世界を救うのか!?
「人間失格」の太宰治監督が送る珠玉の人間ドラマ、「疾走れメロス」近日公開!
「有り難う、盟友(とも)よ…」
きっと貴方は、そこで真の友情を眼にする―――
タイトル「冬季限定の恋人」
タイトル「鍋奉行最後の事件」
タイトル「THE KEIHIN LINE」
タイトル「じえいたいぐらし!」
タイトル「キンイロもざいく」
タイトル「男子が死んだ」
タイトル「彼女の秘密と嘘つきな俺」
タイトル「給食当番の陰謀」
タイトル「ザ・アイドルマスター」
タイトル「吾輩はヒトである」
タイトル「そうおん!」
タイトル「離岸流 THE RIGANRYU」
タイトル「\(^o^)/」
タイトル「更新アリ」
タイトル「バイきんぐことぅーげバイク通勤」
タイトル「あいうえおかきくこけさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをんの呼吸」
タイトル「千歳市の千歳さん」
タイトル「ふなばっしー」
>>702
タイトル「更新アリ」
女子高生A「ねぇ、知ってる?」
女子高生B「なになに?」
女子高生A「最近、ツイ○ターで話題になってる怖い話なんだけど」ポチポチ
女子高生A「一ノ瀬さん っていうアプリがネットでダウンロードできるらしくて」
女子高生A「なんか、ツイ○ターみたいなSNSなんだけど」
女子高生B「うん?」
女子高生A「そのアプリをインストールすると勝手に自分の書き込みがされるらしいの」
女子高生B「ん、それだけ?」アゼーン
女子高生A「いや・・・それがねその書き込みが・・(ピロリンッ)」
女子高生A「あ・・・ヤバ。もう行かなきゃ!」アセアセ
女子高生B「え、結局どうなるの?」
女子高生A「後でlineで教える!!!またね!!!」タッタッタッ
女子高生B「・・・・調べてみよ」ポチポチ
昨晩午後10時過ぎ、女子高校生が川辺で刃物か何かで何十箇所も
刺された様な状態で発見されたとして現在、周囲に不審な人物が
いなかったかどうかについて聞き込み調査を行っている模様です。
「ねぇ、知ってる?」
「ん、なに?」
「一ノ瀬さんっていう呪いのアプリがあるんだって」
「へぇー、面白そう!やってみようよ!」
キャッキャッキャッ
「都市伝説になってる呪いのアプリインストールしたったw」
「それマジでやばいらしいからやめとけってw」
「余裕だわwまじ塩沢山買っとこw」
ピコピコピコピコ
続く
タイトル「苫小牧の千歳さん」
タイトル「新幹線は電車です」
タイトル「貴社の記者は汽車で帰社する」
タイトル「宿題オワタ\(^o^)/」
タイトル「HITOTSUBOSHI」
タイトル>>659「全ては今から始まる」
ある家の中、リビングに二人の人がいる。
おそらく二人の関係は夫婦だろう。
女「あなた。お昼、何がいい?」
男「全ては今から始まる……」
女「え?」
男「今日のお昼はラ王がいいな」
女「あなた……阿部サダヲに似てるわね……」
そういうと女は台所へ行った。
男「――似てないよ!」
おわり
タイトル「回送電車」
タイトル「カーチャンズ」
タイトル「NIPPON GRAND PRIX」
タイトル「ビックバンアタック25」
タイトル「アムロ『ガンダムエピオンは伊達じゃない』」
タイトル「結城友奈は勇者でない」
タイトル「ゆらぎ壮の友奈さん」
タイトル「from HAJIME to SOREMADE」
タイトル「SOMOSAN - SEPPA!」
タイトル「HAMAMATSUCHO - THE ENTRANCE OF HANEDA AIRPORT」
タイトル「入場券が必要です」
タイトル「快特三崎口vs普通浦賀」
タイトル「ゲテモノ擬人化録」
タイトル「結城友奈は人間である」
タイトル「右ひじ左ひじ同時に見て」
タイトル「クリップボード」
タイトル「LEVEL UPで強くなれるかな?」
タイトル「>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>852」
ビピ-ッ!
めぐねえ「総員整列!」
めぐねえ「番号!」
太郎丸「ワン!」
くるみ「2!」
みーくん「3!」
りーさん「4!」
由紀「ごぉぉ…zzz」
「まだ寝てるんかい!!」ズコッ
めぐねえ「もう…お寝坊さんなんだから由紀ちゃんは…」ゴゴゴ…
由紀「ふ、ふへへぇ…まだ食べ足r
「ぼへ!?」ベシ
めぐねえ「おーい丈槍隊いーん?おーい」ベシベシベシベシベシベシ
くるみ「ひ、ひぃ…隊長の百烈ビンタ地獄…」
由紀「い、いたいいたい!めぐねえいたい!」ベシベシベシベシベシベシ
めぐねえ「おはよう丈槍隊員。もう起床時間を30分過ぎてるわよ?何をしてるのかしら…」
めぐねえ「次ミーティングにサボったらキツイお仕置きするって言ったわよね…?」ゴゴゴ
由紀「ひっひやぁぁあ!起きます!起きますから許して!ごめんなさいめぐねえってばぁ!」グイッ
りーさん「あらあら」
みーくん「自業自得です…朝1回声かけてあげたのに…」
【30分後】
シュゥゥ…
由紀「ぅぅ…めぐねえのひとでなし…」ズキズキ
めぐねえ「何か言ったかしら?」
由紀「ななな何でもないよ!」
めぐねえ「っと…話は逸れちゃったけど今日はここのエリアまで開拓するつもりよ」
くるみ「ここって…軽く1万平方メートルあるじゃねぇか?」
くるみ「1日でここまで進められんのかよ…」
由紀「うほほーお化けいっぱい居そう!」
由紀「狩るぞー!」ジャキジャキッ
みーくん「先輩はいつも張り切ってますねぇ」
りーさん「うふふ…気合が入るのは良い事だけど私達はただゾンビを壊滅する為だけに来た訳じゃないんだからね?由紀ちゃん」
りーさん「あくまで生存者の救助だから戦闘は最小限に抑えないと…後弾薬尽きそうだし」
由紀「ええ!?そうなの?また調達しないと…」
太郎丸「ワン!」
めぐねえ「さぁ皆!早速作戦開始よ!」
「サーイエッサー!」
みーくん(あの悲劇から数年…命からがら街から脱出した私達でしたが)
みーくん(【外】にもパンデミックは広がっており、交通機関・ネットワークは完全にシャットアウトされていました)
みーくん((他の街や国でも同じような事が起きていたのです)
みーくん(もう逃げてばかりじゃいられない。今度は私達が、助ける番)
みーくん(もう誰も死なせない。私達がここにいる限り)
男「って4回言ってみ?」
女(何故4回)
女「貴社の記者は汽車で帰社する、貴社の記者は汽車で帰社する、貴社の記者は汽車で帰社する、貴社の記者は汽車で帰社する」
男「これは?」つ|華奢|
女「きs…」
男「噛んでやんのw」
女「いっぺん死ねよ…」
タイトル「ヒト・シンドローム」
タイトル「イングリッシュ - AMERICA NO KOTOBA」
タイトル「ただの多田李衣奈」
タイトル「24条1丁目地上線入口」
タイトル「大田区vs品川区」
タイトル「SAKURAGAWA-SHINDO」
タイトル「THREAD AND RESPONSE」
タイトル「24条1丁目地上線入口」
女「はははは。止めときなって在りもしない噂話しよ。」
ある酒場の女はこう言った。
女「ねぇ、あなた。あの噂を本気にしているの?」
今日の飯代を稼ぐ為に俺に抱かれた女はベッドの中でこう言った。
男「やめとけやめとけ。」
男「その噂を追っかけてた奴は皆いなくなっちまった。」
いつも仕事の連絡を取りにくる男はそう言った。
男「あんた。本気でその噂を追っかけているのかい?」
「あぁ、噂にするには勿体ないじゃないか。」
「俺達が暮らすここにはない『 空 』ってもんが拝めるなら拝みたいもんだ。」
男「命を懸ける覚悟はあるのかい?」
その日、俺は荷物として他国へ逃がすための相手から噂についての続報。
いや、詳報を聞くことが出来た。
曰く、逃がしてくれた礼という事らしい。
男は政府の諜報畑に勤めていたそうだ。
上の不始末を被されそうになり殺される前に逃げ出したという事だそうだ。
男「俺が思い出せる、いや話せることはこれだけだ。」
そう言って男が渡してきた紙にはこう書かれていた。
『24条1丁目地上線入口 』
この住所が物語の始まりである。
タイトル「仮面ライダーアオト」
タイトル「<<1」
>>741
タイトル「ゲテモノ擬人化録」
学者「世界各地で生物がヒト化するようになって数十年。俺たちは君のような擬人種を保護するために来たんだ、怪しいものじゃない」
学者「ところで君の元の種名は分かるかい? 残念ながら俺は無責任な分類学者のアホ共が名付けた名前を網羅するほど余裕がなくてね」
「……知らない。ヒトがつけた名前なんて興味ない」
ツノゼミ「ダメですよご主人! そんな不審者みたいな態度取ってるから、ご主人に話しかける女の子なんて私ぐらいしかいなくなるんですよ!」
学者「落ち着けツノゼミ、ステイ。お前の進化論的に無意味極まりないコブが俺の顔面を強打してる」 ガッガッ
オオグチボヤ「ハハハ! シャイなマスターはツノゼミ嬢の魅力に今日も照れておられるのだな! ワハハハ!!」
学者「うぜぇ……なんで俺はこの人選にしたんだ、いやヒトじゃないが」
「……あなたたちも、元は別の生き物だったの?」
ツノゼミ「そうだよ! 私はヨツコブツノゼミっていうの。でもセミじゃないよ!」
オオグチボヤ「フハハハ! 我輩はオオグチボヤである! これでもホヤの仲間らしいぞ!」
学者「ちなみに俺は愉快なこいつらと違ってマトモな人間だ」
ツノゼミ「うぷぷっ……! オオグチボヤさん、ご主人から遠回しにマトモじゃないって言われてるよ!」
オオグチボヤ「ワハハハ! 素直になれないマスターにも困ったものだ!」
学者(帰りてぇ)
オオグチボヤ「ときにマスターよ、我輩はそちらのお嬢を知っているかも知れぬぞ?」
「私の、名前を……?」
学者「本当か? まるで期待してなかったが、脳への栄養をコブに取られたどこかのセミよりは役に立つな」
ツノゼミ「そんな生き物がいるんだね! 私の方が賢いかも?」
オオグチボヤ「一度海の底で見たことがあるのでな! そう、彼女の名は―――」
オオグチボヤ「ハダカゾウクラゲだ!」
学者「なんだそれ」
学者「いや……なんだそれ」
ツノゼミ「あははっ、変なの! ゾウなの? クラゲなの? 裸なの?」
学者「最後のは見りゃわかるだろ?」
ツノゼミ「やーん、ご主人のスケベー」 サッ
学者「なぜコブを隠す……」
ハダカゾウクラゲ「そうか……私はゾウだったのね」
学者「なんでお前はクラゲよりそっちを選んだ」
オオグチボヤ「ちなみにハダカゾウクラゲは巻き貝の仲間だ! 意外だな? ワハハハ!」
ハダカゾウクラゲ「そんな……」 シュン
学者「もう訳がわからねぇ! とっとと帰るぞお前ら!」
おわり
参考画像
ヨツコブツノゼミ
https://i.imgur.com/sRxsbIg.png
オオグチボヤ
https://i.imgur.com/VeV8Uwl.jpg
ハダカゾウクラゲ
https://i.imgur.com/7zjFhf6.jpg
タイトル「快速アクティー小金井行き」
タイトル「坂上さんと坂下さん」
タイトル「パネルクイズアタック181」
タイトル「崩壊の序曲」
タイトル「1ちゃんねる」
タイトル「おうんの呼吸」
タイトル「二眼レフカメラ」
タイトル「書類三式を送付いたします」
タイトル「土浦黄門」
タイトル「First Food」
タイトル「妥当でない」
タイトル「自分のタイトルでSSが書かれないと不平を言うよりも、すすんで他の人のタイトルでSSを書きましょう」
タイトル「サンコーセン THE SANKO LINE」
タイトル「あの日見た花沢さんの名前を僕たちはまだ知らない。」
タイトル「次で800」
>>799
タイトル「次で800」
男「歴史のテストだるいな」
友「平安時代初頭だけ集中的に出題するとか言ってたよな……」
幼馴染「時代区分的に中途半端ならテストをやめればいいのにね」
友「ま、こんな話をしているうちに一つでも多く覚えた奴が勝ちなんだろうけどな」
幼馴染「あたし覚えてるよ! 794うぐいす平城京」
男「あっ、ずるい!」
友「いや、小学生レベルだし、間違えてるしな……」
男「えっ、そうなのか? じゃあ795年は?」
友「795も黙る大極殿完成」
幼馴染「東寺・西寺を殴ろう」
男「いやいや、ちょっと796年は覚え方的に無理がないですか?」
友「泣くな坂上田村麻呂」
男「だから坂上田村麻呂がどうしたんだよ。さっきから肝心の事実が抜けてんだよ」
幼馴染「798年、内蔵賀茂麻呂らが遣渤海使に任命される」
男「語呂合わせはどこに行ったんだよ! それから誰だよそいつ! 何だよその役職!」
友「男、お前さっきから文句ばっかりじゃないか」
幼馴染「そうよ。そんなに文句があるなら799年は男くんが言いなよ」
男「ええっ、799年!? ……っと」
男「次で800」
タイトル「ほうかごぐらし!」
タイトル「からかい下手の鈴木さん」
タイトル「まいにち、げんち、きけんよち!」
タイトル「やきう民vsふっぼー民」
タイトル「ドアが閉まります」
タイトル「やきう民vsヴぁりぼー民」
タイトル「神飛行機」
「割り切れない想い」
8「7はさぁ、彼氏とか作んないの?」
7「彼氏って、そんな……。そ、それより、8ちゃんは? 幼馴染の4くんと、付き合ったばっかりなんでしょ?」
8「もう、私のことはいいの! 今は7の話! ……好きな人くらいは居るんでしょ?」
7「私は……恋愛とか……。その、柄じゃないし……。」シュン
8「……もしかしてあんた、自分が素数なの、気にしてるの……?」ジトッ
7「! そ、そんなこと……ない……よ……?」フイッ
8「あ、やっぱり気にしてんじゃん! 何度も言うけど、素数とか偶数とか奇数とか、恋愛にはそういうの関係ないんだってば! 7は普通にかわいいし、いい子だし、いいとこいっぱいあるんだから!」
7「ひええ……。」
ガラッ
4「あれっ、8とー……7? お前らまだ残ってたのか?」
8「あ、4! 今日部活じゃなかったの?」
4「とっくに終わったってーの。お前らももう帰るところ? 流石にそろそろ帰んねーとヤバイと思うけど。」
8「うわっ、もうそんな時間か! 7、一緒に帰ろ。」
7「あ、私、帰りに図書室で簿記の参考書見たいから、先に2人で帰ってて? ね?」
8「えー? 別にそんくらい待ってるけどー……。」
7「も、もうっ! 付き合いたての2人に気を遣ってるんですっ! 察してくださいっ! じゃあねっ!///」タッ
8「ちょ、7-!? ……あーあ、行っちゃった……。」
4「あー……ワリ。7に気ぃ遣わせちまったな……。」
8「んー……まあ、明日お礼言っとくよ。じゃ、……かえろ、っか。///」
4「お、おう……。///」
………
7「はあっ、はあっ……。う、ううー……。」ペタン
7「好きな人なんて、……言えるわけ、ないじゃん。8ちゃんのばかぁ……。」
7「……8ちゃんと4くん……。偶数同士で、しかも割り切れて、……お似合い、だもんなぁ……。」
7「……7と8じゃあ……割り切れないよ、ばかぁ……。」グスッ
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カッとなって書いた。後悔はしてない。
タイトル「こいびとはにんぎょひめ」
>>824
「こいびとはにんぎょひめ」
むかしむかし、あるところに一人の漁師がおりました
ある日、漁師は海で溺れかけたところを一人の美しい娘に助けられました
息を吹き返した漁師は感謝すると同時に娘の美しさに心を奪われました
その後、逢瀬を重ねるうちに、やがて娘も漁師に想いを寄せるようになり、二人は恋に落ちました
しかし、ひとつ問題がありました
その娘は、なんと人間ではありませんでした
娘は魔法で人間に姿を変えた人魚だったのです
娘は秘密を打ち明けましたが、漁師の気持ちは変わりませんでした
若い二人の情熱とりびどーはとどまるところを知りません
ついに二人は夫婦となり、初めての夜を迎えました
人魚「私、初めてだから優しくしてね……」
漁師「ああ、愛してるよ……」
人魚は恥ずかしそうに自分の両脚を開き、漁師はその間に身体を割り込ませました
ですが次の瞬間、シュポン!という音と共にピンクの煙と閃光がはじけ、娘の下半身はもとの姿、つまり魚のものに変わってしまいました
漁師「えっ、なんで?」
人魚「えっ、発情したら変身解けるわよ?」
漁師「えっ」
人魚「当然でしょ、人間の姿のままじゃ子作りできないじゃない」
漁師「えっ」
人魚「いまから頑張って産卵するから、いっぱいかけてね♪」
漁師「えっ」
漁師「えっ」
いろいろその後の紆余曲折はあったものの
二人はたくさんの子宝に恵まれながら、仲むつまじく、末永く幸せにくらしました
漁師「まぐわいよりも、はさんでもらう方が好きだったから、問題なし!」
めでたしめでたしとっぴんぱらりのぷう
投下終了
まさかこれでR指定にはならんだろ(震え声)
お目汚し失礼
タイトル「花河童」
タイトル「解離なう」
タイトル「PEACE ISLAND 平和島」
タイトル『五人組のリーダー、真田 空島』
タイトル「飛車のバカヤロー」
タイトル「笑顔が一番!」
タイトル「やられた」
>>838
タイトル『五人組のリーダー、真田 空島』
真田「どうもー、真田です」
空島「同じく真田です」
真田「いやお前は真田じゃないだろ!?」
空島「やーだー、俺も真田がいーいー!」
真田「駄々をこねるな! 真面目にやれ!」
空島「はーい」
真田「それじゃあもう一回最初からいくぞ。どうもー、真田です」
空島「空島です」
真田「二人合わせて……」
真田・空島「「『五人組のリーダー』です!」」
真田「えー、何で俺達がこんな名前かと言いますとね」
空島「親の名字が空島だったからです」
真田「いやそっちじゃなくて、コンビ名の方な!?」
空島「え、そうだったの!? だったら最初からそう言ってよ!」
真田「いや分かるだろ普通!?」
真田「えー。改めまして、何で俺達のコンビ名が『五人組のリーダー』なのかと言いますとね、俺達がコンビを組む前、それぞれが五人組のお笑いグループのリーダーをやっていたからなんですね」
空島「そうだったの!?」
真田「いやお前は知らなきゃおかしいだろ!」
空島「てっきり互いの名字から1文字ずつ取ったのかと」
真田「何でそうなるんだよ! 1文字も被ってないからな!?」
空島「てへ☆」
真田「可愛くねぇよ、ったく……もう忘れんなよ?」
空島「はーい」
真田「で、五人組お笑いグループのリーダーだった俺達ですが、色々あって解散しまして」
空島「方向性の違いでね」
真田「バンドかっ! ……まぁ理由はお互い色々あったんですけど、そんな二人がこうして出会って、コンビを組んだわけですよ」
空島「めでたしめでたし」
真田「いや終わらないから! まだ五人組時代のこととか、色々話すことあるからな!?」
空島「俺のグループは五人組だったけど、人数は六人いたこととか?」
真田「初耳だよそれ! それもう五人組じゃないだろ! つーかそれ漫画のネタだよな!?」
空島「後は……もうないや」
真田「ないのかよ!?」
空島「というわけで『五人組のリーダー』でした、どうもありがとうございました」
真田「だから勝手に終わらせるなっての! もういいよ!」
真田・空島「「今度こそ、本当にありがとうございました!!」」
……以上、漫才風のSSでした。
タイトル「BLACK PHONE」
タイトル「改
行」
タイトル「NICHIHAM - HOKKAIDO NIPPON-HAM FIGHTERS」
タイトル「かんたいCOLLECTION-かんCOLLE」
タイトル「姉弟ごっこ」
タイトル「中央線遅延」
タイトル「ΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩ」
タイトル「イナカモノズ」
タイトル「ニューゲーマーズ!」
タイトル「北大路新町」
タイトル「KING DEDEDE AND PRINCE WADOLDY」
タイトル「今は、ただの相互フォローです」
タイトル「OTOKO-UMEZO」
タイトル「進撃の読売巨人軍」
タイトル「約束の場所」
タイトル「メッセンジャー」
タイトル「また明日」
タイトル「
タイトル「ひとりぼっちの侵略者」
タイトル「異世界より愛をこめて」
タイトル「あの日 あの時 あの場所で」
タイトル『希ガス「ククク……ハロゲンがやられたようだな……」』
タイトル「余命3ヶ月の勇者」
久々のSS乙です!
タイトル「桜坂」
タイトル「紅の雨」
タイトル「白と桃」
タイトル「さみしいよお」
※整いました
2~3レスお借りします
>>920『白と桃』
「何故じゃ……」
降りしきる雨の中、桃之介(もものすけ)は、自分の腕の中にその身をもたれかけさせるようにして目を閉じた男に向けた声を震わせた。
「何故よけなんだ……! お前ならばあの程度、容易くかわせたであろうに……!」
その手に握られた刀の切っ先が、腕の中の男――弟の背中から突き出している。雨に濡れたその刃から、桜色の雫がぽたりと垂れた。
◆ ◆ ◆
――とある藩にて、剣術指南役を務めるその流派。
その家に双子の兄弟が産まれたのは今より14年前のことだった。
双子は成長し、どちらも非凡な剣才を発揮した。このままいけば流派はかつてない繁栄を手にすることができると思われた。
しかし――二人の剣才はあまりにも拮抗し過ぎていた。
通例にならい、当主の座を長子相続に定めていれば問題は起こらなかっただろう。双子とはいえ兄と弟の違いはある。長幼の序にならえば兄の桃之介が当主の座に着いたはずだ。
だがこの場合、当主の座は剣の腕によってのみ決するという実力主義が仇となった。
どちらが当主に相応しいか。剣才も人望も拮抗していたが故に、派閥が出来る。
派閥が出来れば諍いが起こる。
武門の家で諍いが起これば血が流れる。
当の双子たちとは関係ないところで門弟同士の諍いは激化し――――死者まで出る騒ぎとなった。
諍いをこのまま捨て置けば、稽古中の事故だなどとの誤魔化しも効かなくなる。藩はおろか、お上にも知れる。お上に知れれば、指南役の地位を失うどころか、流派の断絶にもつながりかねない。
かくして、双子の父でもある現当主は、2人の元服を前にして、狂気とも思える非情の断を下す。
――両人、真剣勝負にて果たし合え。生き残った方を当主とする。
双子は、拒否しなかった。
両派閥の争いを収め、内外にけじめをつける為には、最早そうするしかないところまで来てしまっていたのである。
そして――――果たし合いは、呆気ないほどの唐突さで決着が着いた。
はじめの声が掛かって早々に、兄の桃之介が牽制のために放った突きが、白之進の胸を貫いたのである。
それはまるで、白之進が自分から兄の剣先に身を投げ出したかのような光景であった。
◆ ◆ ◆
「お前になら……、お前になら儂(わし)は、斬られても良かった! 何故(なにゆえ)、わざと負けるような真似を! 何故じゃ、白之進(はくのしん)!」
激昂する桃之介の声が雨中にこだまする。その声に、白之進がうっすらと眼を開いた。
その瞳は、奇妙に澄んだ、静謐な色を湛(たた)えている。
「――何故、とは、これは異なことを。……こうせねば、兄者が逆に、同じ事をしたであろ?」
「なっ……!」
桃之介は絶句する。
「……兄者、に、そんな事は、させ、られぬ」
桃之介は降りしきる雨と涙と鼻水でぐちゃぐちゃに顔を濡らしながら、みるみる血の気の失せていく弟の頭を、強く強くかき抱いた。
「白之進! この馬鹿者(ばかもん)が……! 残るのは、お前で良かった! 家など、流派など、お前が継げば良かったのじゃ! この大たわけ者が……!」
「……これ、が、一番良かった、んじゃ……。兄者が家を継ぐのが、一番、角が、立たぬ……。儂は白(はく)で、兄者は桃(もも)。……『白(しろ)』では『百(もも)』に、1足りぬ。兄者の代わりはつとまらぬ……よ。……それにな」
慟哭する桃之介に向かい、白之進はしてやったりといった笑みを浮かべる。
「兄者、とは、さんざん仕合(しお)うて、ついぞ決着は着かなんだ……が……。この勝負は、儂の、勝ち……じゃ……。最後に、勝ち逃げする、のは、悪う、ない……。ええ、気分、じゃ……」
その呟きを最後に。
白之進は、静かに事切れた。その穏やかな死に顔には、満足げな笑みが浮かんでいる。
後には、蕭々と降りしきる雨の中、天に向かって吼えるような桃之介の慟哭と、すすり泣く門弟たちの嗚咽のみが残されているのであった。
〈了〉
※投下終了
お目汚し失礼
おつつ
時代劇風SSって珍しい
文体もあいまってかっこいいな
鬼灯様の桃太郎とシロが来るかと思ってたww
乙です!
自分のタイトルが選ばれたことに驚きました。
こんなタイトルに素敵なSSをありがとうございました。
>>929
ちなみにタイトルはそのキャラを意識してないです。梅の花をイメージしていたので。
>>931
タイトル感謝です
楽しく書かせていただきました
タイトル「I AM A HATENKOH MAN」
タイトル「宵闇に嗤う二律背反の魔女」
タイトル「個人データを削除しました。」
タイトル「初音ミクっていうアニメ知ってる?」
タイトル「月曜日のウッチャンナンチャン」
>>897
タイトル『希ガス「ククク……ハロゲンがやられたようだな……」』
ヘリウム「第17族の滅亡は決定的だ。ようやく我ら第18族の天下がやってくる」
ネオン「随分長い間待たされたわね」
アルゴン「第一族筆頭の水素の奴なんて、地球上では俺より少ないくせに元素のボスみたいな顔しやがって……!」
クリプトン「それもいい思い出っすよ兄貴。今やうちらの時代っすよ!」
キセノン「じゃあさっそくにんげんどもをむかえうつよういをしようよ!」
ヘリウム「ふむ……。真の敵は我々の秘密を次々に暴く人類だからな」
ラドン「フハハ……! 人間の相手なら我に任せておけ!」
ネオン「あんたは攻撃翌力は高いけど自分の姿を数日しか保てないでしょうが!」
オガネソン「www」
アルゴン「いや誰だよてめーは」
クリプトン「ここはこれまで通り希少価値を装ってひっそり生きていきましょうや、兄貴」
キセノン「おにいちゃんバカなの? ぼくたちがたいじんせんのやおもてにたつことになるんだよアホ!」
ヘリウム「キセノン坊やの言うとおりだ。今や我らが元素の砦なのだ」
ネオン「私たちがやられたら元素は滅亡するのよね」
アルゴン「いや知らねーし。 そんなの俺たちの責任じゃねーし」
ラドン「貴様は水素に対し己の優位性を見せてやりたいのだろう」
アルゴン「だって俺、火炎魔法使えねーし! 単体では発光すら出来ねーし!」
ヘリウム「確かに我らは決定打を欠いている。いかにすべきか……」
ネオン「大将の位置に私たち雑魚を配置した神を恨むしかないわね」
アルゴン「クソ……! これまでだってのかよ」
オガネソン「www」
キセノン「いやだからだれだよわらうだけのあんたは!」
タイトル「Re:ゼロから始める就職活動」
※2レスお借りします
>>956『Re:ゼロから始める就職活動 』
「ふゆきすばるさん、どうぞー。面接室にお入り下さい」
自分を呼ぶ声に、冬木スバルは、閉じていた目を開ける。
(……これで、数えてるだけで2314回目の【落ち戻り】か……)
たった今目を開けるまで、自分は安アパートの一室にいたはずだ。
自室に届いた封筒を破り、3日前に面接を受けたこの会社の不採用通知を目にしたところだったはずだ。
しかし、今、自分はこうしてここにいる。
(……全く、何なんだろうな、この力)
この会社の面接を受け、3日後に自室に届く不採用通知を目にする――すると、いきなり激しい頭痛に襲われ――自分の名を呼ぶ声に目を開けると、また、この待合室に戻っている。
スバルは延々と、この【落ち戻り】のループを繰り返し続けていた。
おそらく、面接に合格して採用されれば、このループからは抜け出せるのだろう。
しかし、毎回自室に届く書類の文面は決まって、『残念ながらこの度は……』という定型文だった。
初めてこの面接を受けた時――このループに入り込む直前のスバルは、あろうことか、面接前に待合室で居眠りをやらかしてしまい、名前を呼ばれてはじめて目を覚ましたのだ。
【落ち戻り】がその瞬間からリスタートしている以上、いくら経験を重ねてスバルの面接スキルが磨かれてきたとはいっても、採用の可能性は、限りなく低い。
ましてや、スバルはある時期から、面接の際、「ほどほどに手を抜いて」受けるようになっていた。
毎回【落ち戻り】の際に襲われるあの頭痛――
――ひょっとしたらあの頭痛は脳内出血か何かの予兆で、ループを抜け出してしまったら、自分は3日後にそのまま死んでしまうのではないだろうか?
面接を受けるのを辞退したり、採用通知の封筒を開かずにいたらどうなるのか、といった事も、同じ危惧からスバルには試せなかった。
抜け出そうとさえしなければ、今のスバルの生活というのは、実際悪くない。
それどころか、相当に恵まれている。
採用面接を受け、3日後に自室で不採用通知を受け取る。このルーチンを繰り返す限り、スバルはいわば不死の存在だ。
3日間の間に本を読んだり映画を見たり、1泊2日で旅行したり。娯楽には事欠かない。
完結済み作品以外の漫画やアニメを見るのが苦痛になってしまった事だけは、ひどく残念だったが。
その気になれば、今のスバルには、競馬の12レース全てを的中させる事も可能だ。
実際何度かは実行し、豪遊してみたり恵まれない子ども達のために寄付してみたりもした。
だが、あるループの時にそうした事がきっかけで暴漢に襲われそうになってからは、結局やめてしまった。
その時は幸いな事に大事には至らなかったのだが、犯罪に巻き込まれたり事故にあったりでアパートに戻れなくなり、届いた不採用通知を受け取れなくなってしまっては、困るのだ。
結局、ギャンブルや贅沢や慈善は、ほどほどの範囲でたまにやるだけになった。
――いったい、この力は何なのだろう。
――この生活は、何なのだろう。
――ぬるま湯のような地獄なのか。
――ぬるま湯のような天国なのか。
結論は出ないまま、冬木スバルは今日もまた面接を受け、3日後にはまた不採用通知を受け取る。
彼の就職活動は、まだまだまだまだ終わらない。
FIN.
※投下終了
お目汚し失礼
タイトル「>>1000」
※>>968タイトル感謝です
ここだけの話、おへそは月面のクレーターみたいにお腹にびっしり増やそうかと最初思ってました。あまりにも可哀想だったのでやめましたがww
>>966コメント感謝です
発想はまさにそれ(こぶとりじいさん)でした
タイトル「2択問題」
タイトル「タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part1000」
一応次スレ
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522054323/)
※ご利用はこちらが埋まってからで
タイトル「裏切りの代償」
タイトル「H+ERO」
>>898
タイトル「余命3ヶ月の勇者」
薬缶から噴き上がる蒸気の音が静かに室内に響き渡る。
窓の外では桜の花びらが風に乗って舞う。
止まりかけた時の流れに喝を入れるかのごとく、唐突にドアが開く。
「勇者さーん、暖かいスープができましたよー」
法衣に身を包んだ女性がソファに腰掛ける男に声を掛ける。
しかし、男は窓の外に眼をやったまま、言葉を発しない。
「勇者さーん、召し上がらないと体力が落ちてしまいますよ……?」
「……黙れ」
勇者と呼ばれた男は吐き捨てるように呟く。
「勇者さん……」
「お前だって分かってるだろう。魔界に渡る直前に不注意で毒の沼に落ちた俺は、余命3ヶ月しかないということを……!」
「それは知っています。でも……」
言葉を続けようとした女性の言葉を、男は遮る。
「何が『でも』だ。どう慰められようと、どう誤魔化されようと、余命は変わらない」
「違います、勇者さん! 余命3ヶ月というのは普通の人の場合の話です! 神の祝福を受けた勇者さんは……」
「黙れ!」
「自分の体調は自分が一番よくわかる。今はまだ普通に歩くことも剣を振ることもできるが、毒は着実に俺の体を蝕んでいる。魔王の元にたどり着く頃には、俺は歩くことも難しくなっているだろう」
「私が治癒しますから……!」
「僧侶、能力を無駄に使うな。お前の能力は、新たな勇者のために取っておくんだ」
僧侶と呼ばれた女性は反論しようとするが、かまわず男は続ける。
「仮に魔王を倒せたとして、俺は魔王を倒した後の王国を立て直すこともできない。戦士や魔王使い、お前たちと話していた未来を、俺は実現することができない」
「……僧侶、お前も俺のことは忘れて次の勇者を見つけに行くんだ。」
「そんなことできません!」
「なぜだ? 戦士も、魔法使いも、俺の余命が判明した瞬間に俺の元を離れてどっかに消えていったぞ?」
「違うんです、勇者さん」
「違わない。勇者なんてものは窓の外にある桜の木のようなものだ。花が咲いているときだけは人が集まって囃し立ててくれるが、花が散った後は誰一人として見向きもしない」
「……」
僧侶と呼ばれた女性は黙ってしまう。しかし、勇者の元から動こうとは決してしない。
「勇者!」
再びドアが勢いよく開け放たれると同時に、一人の女性が飛び込んできた。
「えっ、魔法使い……?」
ドアを開けて入ってきた女性に、勇者は何が起こったのか分からないといった表情で声を掛ける。
「魔王を連れてきたわ。街の外で戦士が魔王の足止めをしている。さ、勇者、行くわよ!」
「いや……、ちょっ、……一体、何の話?」
「魔王城まで行く体力がないってあんたが言ったから、魔王をこっちに連れてきたんじゃない! さっ、いつまでも座ってないで!」
魔王城に行って、魔王を人間界に連れてきた!? そんな馬鹿なことが……?
勇者は混乱しながら、魔法使いと呼ばれた女性に尋ねる。
「いや、戦士と魔王城まで行ったんなら、そのまま魔王を倒してくればよかったんじゃ……?」
「あんた何言ってるの? 魔王を倒すのはあんたの仕事でしょ? 私たちには魔王に致命傷を与える力なんてないわよ」
「でも、俺は余命が……」
「何が『でも』よ! あんたはあんたにしかできないことをするの! それとも何? この前まであんなに目を輝かせて王国の未来を語っていたのは嘘だったって言うの?」
「いや、でも、俺そろそろ死んでしまうわけで……」
「『いや』だの『でも』だの、あんた童貞なの!?」
「あぁ!? ぁぅ…ぁぅ…」
なぜか痛恨の一撃を受けている勇者をよそに、魔法使いは続ける。
「いい? あんたは絶対に死なせない。戦士が、僧侶が、私が、王国の民が! 人間界はあんたが救うの! それがあんたの願いなんでしょ!」
それでもまだ躊躇う勇者に、僧侶が声を掛ける。
「勇者さん、さっき勇者は桜の木だって言ってましたよね?」
「あ、ああ……」
「勇者さんは桜の木です。花が散っても、葉が落ちても、次の春にはまた必ず沢山の人が集まるのです。勇者さんは勇者さんだからです!」
「…………」
「戦士一人を待たせるわけには行かないな、行こう」
勇者は七色に輝く剣を手に取り、僧侶、魔法使いと共に病室を後にした。
=完=
タイトル「この売り場から一等が出ました」
タイトル「しめて200那由多とんで3万円になります」
タイトル「世界の終わりを告げるホイッスル」
基本的に思いつきっぽいネタ気味のタイトルばかりなのに下手なSSより読みやすいのが多いのは何でだ?
>>997
1~2レスにまとめようとすると余計なキャラ付けしたり脱線したり無駄に話を膨らませたりする余裕がなくて、オチに向かってシンプルに話を進めるしかない
結果的に、必要ない部分を削ぎ落とすことになるからじゃないかなあ
タイトル「切り裂き雀は眠らない」
タイトル「続きは○○○で」
このSSまとめへのコメント
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