博士「何でも溶かす液体が完成したぞ!」助手「容器」 (54)


博士「何でも溶かす液体が完成したぞ!」

助手「容器」

博士「容器?」

助手「容器が溶けてませんけど」

博士「あれぇぇぇぇぇ!?」


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博士「ホ、ホントだ! 何でも溶かすんなら、この容器も溶けなきゃおかしい!」チャプチャプ

助手「これじゃ何でも溶かす液体とはいえませんね」

博士「いえないよ!」

博士「うーむ……どうしよう」

助手「まぁ、そう気にする必要はないんじゃないですか?」


助手「この容器以外のものを溶かせれば、十分すごいでしょ」

助手「たとえば、この机とか」ジョボジョボ

博士「いかんっ! 机どころか床まで溶けて――」

博士「……」

助手「……」

助手「溶けませんね」

博士「どうしてえ!?」


助手「ちょっと指で触ってみましょうか」

博士「や、やめなさいっ! 指がダメになってしまう!」

助手「……」チョイッ

助手「どうもなりませんね」

博士「な、なんでだぁっ!?」


助手「舐めてみましょう」

博士「いやいやいや! 危ないって! 度胸ありすぎでしょ、君!」

助手「……」ペロッ

助手「特に舌に異常はありませんね」

博士「うむむ……よかったけど……よくない……」


助手「こうなったら博士、この液体はなにが溶かせるのかとことん試してみましょう」

博士「そ、そうだな!」


助手「金属」

博士「溶けない!」

助手「紙」

博士「溶けない!」

助手「衣類」

博士「溶けない!」


助手「ビニール」

博士「溶けない!」

助手「砂糖」

博士「溶けない!」

助手「入浴剤のバブ」

博士「溶けない!」


博士「溶けない!」



博士「溶けない!」



博士「溶けなあああああああい!」









助手「……ようやく終わりましたね」

博士「……ああ」

助手「それでは博士、改めてどうぞ」

博士「う、うむ」

博士「何も溶かさない液体が完成したぞ!」





<おわり>

バブすら溶かさないとは恐ろしい

これはこれで使い道あるかもしれない

何にも溶けない溶かさない液体ってそれはそれですごい発明じゃないか
すぐには思いつかないがそれがあれば何らかのブレイクスルーに必ず寄与するはず
光ファイバー横取りされた名大の二の舞になってはならない

逆転の発想

問題は溶けた(解けた)ようだな


なんちって

なにそれ保存用に超使えるんですけどー

氷さえも溶かさないのか

なにそれうちに欲しい
保存用や分離用に大活躍やんけ

服だけを溶かす

仮に何でも溶かす液体を作り出してもどうやって保存するのか

なんかで見たな混ぜたら完成する直前の材料を作っておいて使う分だけその度に調合する感じの

人体に埋め込んだらゆっくり溶けるからって理由で容器扱いされてたヒロインがいましたね

何でも溶かせる液体なら宙に浮かせればいいじゃないか
と思ってスレを開いたら違った

この液体の中に入れとけば常温でも腐敗せず
金属が錆びる事もないんかしら?

通電はするのかな?マジックとかでも便利そう。

>>21
エポキシパテですね。

なぜ何でも溶かせると思ったのか

氷は溶けて水になるけど水とこの液体が混ざらないんじゃないか

何も溶解させないってどういうことなの
教えて偉い人

>>27
試してないけど理論上そうなる筈だったとか

すごい発明だな

>>29
あらゆる他の物質と化学的反応を示さず独立性を保ち続ける液体
電位的に言えば分子結束が強固でまったくイオン化しない
空気とも交わらない為、自然蒸発はしない

>>29
水は小さなカスなら何でも溶かせる(カスが液体中に滞留する)
だけど今回の何も溶かせない液体というのは律儀にあらゆるものを外に弾く
かっこよく言うとエントロピーに反してる


多分何ヶ所か間違えてるから頭いい人よろしく

SCP財団に収容されてそう

ゲロ以下の匂いがプンプンする人の財団とは違うんだよね

楽しもうね!

普通にすげぇ発明だ……

収容されるとしたらSafeなのかAno何とかクラスなのか……

>>29
>>32>>33の言うとおり
実用例をあげるならナトリウムの保管は灯油内、高純度実験なら真空かアルゴンガスで密封して外気との接触を防いだものなんだけどこの液体ならナトリウムをそのまま保管できるし反応実験も液体をほぼそのまま流用できる
水上置換内にナトリウムを置くような使い方をすれば外気を一切排除した純粋な反応を見れる
これを専用の施設無しで行えるようになるならマジで賞どころの話じゃない

お前らは何を言っているんだ

人体に害がない点もすごく評価できる

この液体の凄さを一番理解してないのは>>1かもしれない

想像を遥かに超える発明とお前らのレス

硫酸どろどろなんでも溶かす

水って確か時間さえかければ何でも溶かすんだっけ…?

>>45
何でもって言うと語弊があるけど自然界の物質は大抵溶かせる
親水基がなくて分極もしてないもの(ex:油脂)は反応しにくい
自然界に存在しない超純水は飲むと歯のカルシウム溶かしたり粘液溶かしたりする危険物なんで普通のパイプとかだと送れない(パイプが溶ける)

この何も溶かさない液体は逆に何とも反応しないってことは原子の寿命まで一切分子式が変化しない可能性があるから飲んだら体内に残り続けるか液体のままケツから出るか……

>>45
お前の心だって溶かしてみせるよ

氷とかを溶かさないってことは完全に断熱させてるってことだよな

細かい事はわからんがとにかく凄い発明になるって事は理解した

液体である以上熱は伝わるのでは?
氷は溶けるけど混ざらないんじゃないかな

>>46
そっか、身近にある水は不純物混ざりまくってるもんな。完全に純粋な水って見たことないし知らなかったわ。博識アニキサンクス。

>>47
キュン…///

雑談多すぎて草

完結してるから別にいいんじゃね

もう終わったスレなのに検討違いすぎて草

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