初ssです。
温かい目で見守ってください。
よろしくお願いいたします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456595800
やよい「おはようございまーーっす!!」
伊織「おはようやよい。早いのね、まだ仕事まで時間あるのに」
やよい「えへへ〜。今日はいつもより早起きしたから、早く来ちゃった!!」
亜美「おやおや〜、これは真美隊員……もしかすると」
真美「早くも4人揃ってしまいましたな〜亜美隊員」
すみません。書き忘れましたが、まだ慣れていない部分もあり口調に違和感があると思いますが、ご了承ください。
やよい「あ! 亜美、真美! おはよう!!」
亜美「おはよ〜やよいっち」
真美「今日も朝から元気ですな〜」
伊織「……で、またなんかしょうもない悪巧みでも考えてたんじゃないでしょうね?」
真美「ちっちっち……あまいよいおりん」
亜美「いつまでも子供な亜美達ではないのだよ」
伊織「はいはい。じゃあ子供じゃないあんたらは、何を考えてたわけ?」
亜美「んっふっふ〜。よくぞ聞いてくれた!!」
真美「真美達が昨夜見つけたゲーム……その名も」
亜美真美「ワンナイト人狼!!」
やよい「わん……ないと??」
伊織「はぁ、何がもう子供じゃないよ。ただのゲームじゃない」
真美「お! いおりん知ってるんだ! ではでは話が早いですな〜」
やよい「??」
亜美「んじゃ、亜美達が準備してる間にやよいっちに説明よろよろー!!」
伊織「って、何勝手に話進めてるのよ。私はやらないわよ、あんなしょうもないゲーム」
真美「えーーー!? なんでなんでー!?」
亜美「やろうよいおりん。どうせ時間まで暇でしょー?」
やよい「ねえ伊織ちゃん。その……わんないと、なんとかって」
伊織「簡単にいえば騙し合いのゲーム。相手を騙して自分を信用させる、そんなゲームよ」
やよい「だ、騙し合い……ちょ、ちょっと私には難しいかなーって」
伊織「そうよ。そもそもあんなゲーム、仲を険悪にするだけじゃない。なんのメリットもないわ」
亜美「……そういえばやよいっち。今朝ドラに出てるんだよね?」
やよい「え? う、うん」
真美「そして上手く演技が出来なくて兄ちゃんに相談している……」
やよい「な、なんで真美達が知ってるの!?」
真美「まあまあそれはそれとして……なんで演技が上手くいかないか、やよいっちは分かる?」
やよい「え、それは……私に演技の才能がないから」
亜美「それは違うよ! やよいっち!!」
やよい「え!?」
亜美「演技とは即ち、本来の自分とは違う自分なりきること」
真美「違う自分ということは、考え方や思考も全て違う」
亜美「つまり演技するためには、自分が思ってもないようなことを言う……」
真美「嘘をつくということ」
やよい「……!」
真美「そして演技が上手い人というのは、台本の台詞をまるで自分が本当に思っているかのように表情、声色、動きで表現する」
亜美「つまり演技が上手い人は……嘘をつくのが上手いということ!!」
やよい「……っ!」
伊織「……」
亜美「これ一種のビジュアルレッスンだよ。やよいっち」
伊織「いや、何上手いこと言った風にまとめてるのよ。あんた達はただ遊びたいだけでしょ」
やよい「亜美、真美、ありがとう。私、演技が上手くなれるようにワンナイト人狼頑張るよ!!」
伊織「人狼以前にもう騙されてるじゃない」
亜美「うーむ、いおりんがいまいち乗り気じゃないっぽいよ」
伊織「だから何度も言ってるじゃない。こんなゲームなんのメリットも」
真美「まあ、怖いなら別にいいんだよ?」
伊織「……は?」
真美「こんなしょうもないゲームで壊れちゃうくらいやよいっちとの友情が浅いんならね〜」
伊織「んな!? そんなわけないでしょ!」
亜美「慌ててますな〜真美隊長」
真美「言葉ではなんとでもない言えますからね〜亜美少尉」
伊織「……そこまでいうならやってやろうじゃない。そして後悔しなさい。このスーパーアイドル伊織ちゃんを敵にまわしたことを」
亜美「そうこなくっちゃ!」
真美「ではでは、まずやよいっちのためにルール説明!!」
・このゲームは村人側と人狼側に分かれます。
・村人側は人狼を1人でも殺せたら勝ち、人狼側は人狼が誰も殺されなかったら勝ち。
・基本的に参加人数より2枚多くカードを用意します。1人一枚引いて、残った2枚は真ん中に伏せます。
・4人の場合は6枚です。6枚の内訳は村人2人、人狼2人、占い師1人、怪盗1人です。
・人狼が2人の場合は仲間が誰か確認できます。1人の場合は仲間を確認出来ません。
・占い師は誰か1人のカードか、真ん中に伏せてある2枚のカードを見ることができます。
・怪盗は誰かとカードを交換することができます。交換しない選択もありです。交換したのが人狼なら、勝利条件は人狼側に変わります。
・最後に投票を行い、最も票が多かった人を処刑します。
昔から人狼SS多いな…
怪盗って初めて聞いた
予防線張った時点でゴミ
自分の書いたものに自信が持てないなら書かなくていいよ
続き期待
ワンナイト人狼のssは見たことなかったので書いてみました。
これからは自信を持って書きたいと思います。すみません。
ワンナイト人狼ものなら765だけに限定しても
P「ワンナイト人狼をやろう」
春香「ワンナイト」千早「人狼」
とかすでにあるから読んでみてもいいかもね、ネタかぶりでパクりとか言われるのも辛かろ
2013年とか2014年とかのSSなんで知らなくてもしゃーない
亜美「んじゃ、ルール説明も終わったことだし、試しに1回やってみよー!」
伊織「あれ? カードじゃないわけ?」
真美「んっふっふ〜。なななんと! アプリでもできるのであ〜る!」
亜美「ま、これの方が夜時間の気配とか音を気にする必要ないから楽なんだよねー」
真美「それではこの携帯を回していくので、まずは自分のターンをやってくださいなっと」
真美「……」
真美「ほい、亜美」
亜美「……んーっと」
亜美「はい、いおりん」
伊織「……はぁ」
伊織「はい」
やよい「ありがとう!」
やよい「…? 『やよいっちさんですか?』」
伊織「あんまり夜時間に声を出さない方がいいわよ。ヒントになっちゃうから。分かんないことがあったら私がこっそり教えてあげるから」
やよい「う、うん分かった!」
あ、既にあったんですね。
ちょっと読んできます。
読んできました。一応私が考えていたものとは少しだけ違ったので、このまま書きたいと思います。
やよい「……はわ!?」
やよい「……え、えっとー……え?」
やよい「…ぁぅ」
真美「やよいっち終わった?」
やよい「あ、う、うん! 今終わったよ」
真美「それではシンキングターーイム! 適当に5分くらいで」
亜美「んっふっふ〜。どうやら狼さんは尻尾を隠し忘れたみたいですな〜」
やよい「え!?」
伊織「……」
亜美「ズバリ当ててしんぜよう!! 人狼は……」
亜美「やよいっち!! 君に決めた!!」
やよい「な、なんで分かったのー!? 亜美すごーい!」
真美「しかも人狼は1人だけ……でしょ? やよいっち」
やよい「ま、真美もすごい! なんか名探偵みたい!」
伊織「いや、誰でも分かるでしょ」
伊織「ていうかやよい、このゲームは嘘をつかなきゃいけないのよ? 人狼ですか? って聞かれてはいって答えたらゲームにならないじゃない」
やよい「あ、そ、そうだよね。次はもっと上手く演技がするね!」
亜美「んじゃもう1回いってみよー!」
真美「さーて誰が人狼になるのかなー……」
真美「ほい、亜美」
亜美「……へぇ」
亜美「はい、いおりん」
伊織「……はい、やよい」
やよい「こ、今度は頑張るね!」
伊織「あんまり肩張りすぎてもバレるわよ」
やよい「え、えーっと……あれ」
やよい「……い、伊織ちゃん」
伊織「ん?」
やよい「泥棒さんって、魔法使いさんと交換しちゃっても狼さんになるんだっけ?」
伊織「いや、ならないわよ。魔法使いと交換したなら、そのまま村人側よ」
やよい「え、じゃあ交換したら魔法使いさんみたいに誰かのカードを見れるの?」
伊織「見れないわよ。狼と交換したら狼になるけど、魔法使いと交換しても魔法使いにはなれないのよ」
やよい「??」
伊織「ちょっと難しかったわね」
やよい「じゃあ泥棒さんが魔法使いさんと交換しても意味は無いってことなの?」
伊織「意味が無いことは無いわ。魔法使いは他人のカードを見れるから他人の証明は出来るけど、自分の証明は出来ない。でも泥棒が魔法使いと交換したら泥棒は魔法使いが誰か証明できる。これは結構大きいことよ」
やよい「?? えっとつまり……」
伊織「ま、まあやってみましょ!」
亜美「やっとおわったー?」
真美「それでは! シンキングターーイム!」
伊織「泥棒だった人はいる?」
真美「怪盗でしょ?」
伊織「どっちでもいいじゃない。伝われば」
やよい「あ、わ、私泥棒さんでした!」
亜美「んで、誰と交換したの?」
やよい「伊織ちゃんと交換しました! 伊織ちゃんは魔法使いさんです!」
伊織「にひひ、ありがとうやよい」
やよい「こ、これでいいんだよね?」
伊織「うん、これで私が魔法使いであることは証明されたわ」
亜美「それはどうかな? いおりん……」
やよい「??」
亜美「占い師CO!!」
伊織「なに昨日見つけたゲームの専門用語使ってんのよ。ただただカッコ悪いわよ」
やよい「COってあれだよね? この間理科の授業でやった……」
伊織「それたぶん違うCOだと思うわ。この場合はカミングアウトの略よ」
やよい「あ、じゃあ亜美は自分がうら、占い師だっけ? 」
伊織「そうよ」
やよい「亜美は自分が占い師だって秘密をバラしたってことだよね?」
伊織「その通りよ。やよいも段々ゲームのコツを掴んできたんじゃないかしら?」
やよい「えへへ〜。え、う、嘘だよ亜美! 私ちゃんと伊織ちゃんがま、まほ、占い師だって見たもん!」
真美「反応が遅いよー」
やよい「あ、亜美が狼さんです!」
亜美「おやおやー。これは亜美といおりんの一騎打ちになりそうですな〜」
伊織「いや、あんたバカでしょ」
亜美「へ?」
伊織「そもそもこのゲームは人狼側の誰か1人に2票入った時点で負けなのよ? 私とやよいはお互い信頼しあってるから2人で亜美に投票で終わりじゃない」
亜美「あ、あーそっか……」
亜美「じゃなかった! そ、そもそもいおりんがやよいっちを信用する理由なんてないっしょー!」
伊織「あら言ってなかったかしら?」
亜美「?」
伊織「私はやよいを占って、結果は怪盗よ」
亜美「あ、あり?」
真美「亜美……南無」
伊織「それじゃあ投票に移ろうかしらね」
伊織→亜美
やよい→亜美
真美→亜美
亜美→伊織
村人側の勝利です!!
やよい「か、勝ったの?」
伊織「ええ、私たちの勝利よ」
やよい「や、やりましたー! いぇい!」
亜美「ぐぬぬ……この私が負けるとは」
伊織「昨日始めたばかりなのに、下手に上級者ぶるからよ」
真美「ま、これはいおりんに一本とられましたなー」
亜美「むむむー、よーしじゃあもう1回…」
律子「伊織、亜美!」
亜美「げぇ! りっちゃん!」
律子「げぇ、じゃないわよ。いつまで遊んでるつもりなの。もうすぐ出る時間だから準備しちゃって」
伊織「あら、もうそんな時間」
亜美「ぐぬぬ……リベンジはまた次の機会までお預けだね」
伊織「ま、そんな日が来ることは一生ないと思うけどね」
亜美「言ったなー!」
やよい「いってらっしゃい、2人とも。お仕事頑張ってください!」
真美「いってら→」
伊織「それじゃあいってくるわね」
亜美「ねえねえ移動中にまた人狼やろうよー」
伊織「いや、律子は運転だから出来ないでしょ」
亜美「ぶーぶー」
真美「……」
やよい「……行っちゃったね」
真美「うーむ、レッスンまで時間あるし何して遊ぼっか?」
やよい「えーっと、じゃあ…」
響「はいさーい!!」
千早「おはようございます」
真美「おおー! ひびきんに千早お姉ちゃん!!」
やよい「おはようございまーっす!」
響「あれ? 2人しかいかいのか?」
真美「そうなのだよ……そしてグッドタイミングすぎるよ! お2人さん!」
千早「グッドタイミング?……もしかしてさっき律子達が仕事に行ったのと関係があるの?」
真美「そうそう! 実はさっきまでいおりんと亜美と4人でワンナイト人狼をやっててさー!」
千早「わんないとじんろう?」
響「おーワンナイト人狼かー。懐かしいさー、よくバイト先で休憩時間にやったりしたなー」
やよい「もしよかったら一緒にやりませんか?」
響「自分はいいぞ! レッスンの時間まで暇だったし」
千早「私は遠慮しとこうかしら。あまりゲーム自体得意ではないから」
真美「ええー! 4人いないとつまんないよ→」
やよい「ち、千早さん!」
千早「え、な、何かしら高槻さん」
やよい「えーっとですね。演技が上手い人は嘘をつくのが上手くてですね」
千早「……」
やよい「それで嘘をつくための練習といいますか…えっと…」
千早「……」
やよい「そ、そうです! ワンナイト人狼とは、ビジュアルレッスンなんです!」
響「え? つまりどういうこと?」
千早「そうね。レッスンならしょうがないわね」
響「しょうがないんだ……」
真美「んっふっふ〜。4人揃ったところで、早速始めちゃいましょー!」
〜ルール説明中〜
真美「ルールはオッケーかい?」
千早「えぇ。だいたい把握したわ」
響「自分は経験者だからなんくるないさー!」
真美「んじゃ! 早速やってみよー!」
真美「んっふっふ〜……」
真美「はいひびきん」
響「ヘぇ〜、スマホのアプリでも人狼ってあるんだなー」
響「はい千早」
千早「えっと……」
やよい「……?」
千早「……」
響「どうしたんだ? 千早」
千早「……なんでスマホってこうも使いづらいのかしら」
真美「まあ始めは慣れるしかないっしょ→」
やよい「でも初めてスマホ触った時はドキドキしましたー!」
響「確かになんか言い表せられない昂揚感があったよね」
千早「……はい、高槻さん」
やよい「あ、ありがとうございます!」
やよい「えっと」
やよい「……よし!」
真美「そんじゃあ全員終わったところで! シンキングターーイム!」
響「とりあえず、占い師の人〜?」
真美「……」
やよい「……」
千早「……誰もいないみたいね」
やよい「あ、はい! はい! 私占い師でした!」
真美「おやおや〜? ずいぶん中途半端なタイミングで出てきましたな〜」
やよい「ちょ、ちょっとぼーっとしてて……」
千早「……高槻さんは誰を占ったの?」
やよい「はい! 千早さんを占いました!」
響「結果は?」
やよい「え、えっと……怪盗です!」
千早「え?」
やよい「……あ」
真美「おやおや?」
千早「……いえ、私はむら」
やよい「……ぁぅ」
千早「怪盗よ。高槻さんを信じるわ」
響「いやいやちょっと待って! 明らか村人って言いかけてたぞ!」
真美「ちょっとー! 村人側なのに嘘ついてどうすんのさー!」
千早「いいえ怪盗よ。高槻さんの言う通り」
真美「じゃあ誰と交換したの?」
千早「誰ともしてないわ。だから実質ただの村人よ」
響「まあ、そういう選択もありだもんね」
千早「ところで2人はなんだったの?」
響「なんか露骨に話しを変えられたぞ……」
真美「……んっふっふ〜」
千早「……? 真美?」
真美「ヒーローは遅れてやってくるのが定番だもんね〜」
真美「我輩が本当の占い師であ〜〜る!!」
響「なんで初めに出なかったんだ?」
真美「いやぁ、待ってたら人狼が出てきてくれるかなって」
千早「なるほど、そしてら高槻さんが出てきたと」
真美「そして真美が見たのは真ん中の2枚だよ! 怪盗と人狼!」
響「んーだと真美を信じるなら、やよいが人狼で、千早はただの嘘つきってことだな」
響「で、やよいを信じるなら真美が人狼ってことだよね?」
真美「さすがひびきん! 経験者は違うね〜」
響「ふふん! もっと褒めてもいいぞ!」
千早「じゃあ勝敗は我那覇さんが真美と高槻さんのどっちを信じるかに掛かってるわけね」
響「いや、2人とも吊れば大丈夫だと思うぞ」
真美「? 2人吊るってどういうこと?」
響「えっと、4人だから票が2対2で別れることがあるだろ? そしたらその2人とも処刑出来るんだ。で、その2人のどっちかに人狼が入ってれば村人勝利っていうわけ」
千早「……それだけ聞くとずいぶん村人が有利なゲームに聞こえてくるけど」
響「まあ確かに村人のほうが少しは有利な部分もあると思うけど、実際はそうでもないさー」
真美「てことは真美とやよいっちの2人を処刑で万事解決ってこと?」
響「そういうことだぞ」
やよい「……ぅぅ」
千早「ちょっと待って」
響「ど、どうしたんだ千早?」
真美「なんか千早お姉ちゃんの立ち位置が第3の陣営になってるっぽいよ?」
千早「確かに2人を処刑すれば解決する。だけどそのためには誰か1人を犠牲にしなければならない。我那覇さんはそれでいいの?」
響「え、別にゲームだし」
真美「千早お姉ちゃんはいったい何目線なの?」
千早「それに我那覇さん……今の状況は真美か高槻さんのどっちが嘘つきか、ということよね?」
響「まあ千早も嘘つきだけど、そんな感じだぞ」
千早「だったら我那覇さんは真美と高槻さん……どっちが嘘つきに見える?」
真美「いやいやそんなの決まってるっしょ! ねぇひびきん?」
響「まあどちらかと言えば真美だけどさぁ」
真美「え!? 真美なの!? 嘘でしょ!?」
響「普段の行いがあまりにも悪いからなー」
真美「うあうあー! 今はそんなの関係ないっしょ→!」
千早「そもそも最近のイタズラはちょっと度が過ぎてる気がするわね」
響「そうだぞー! この前なんか自分のカップラーメンに…」
真美「なんで説教始まってるの!?」
やよい「……ぁ、ご、ごめんなさい!!」
千早「高槻さん?……」
やよい「あ、あの……私、本当は人狼なんです。だけど、伊織ちゃん達とやった時に失敗しちゃったから次は頑張ろうって思って……それで……」
響「……やよい」
やよい「千早さんが庇ってくれた時はすごく嬉しかったです! ……でも、それで真美が責められてるのが……申し訳なくって……」
千早「……高槻さん」
やよい「ほ、本当は私が悪いんです! だから真美を責めないであげてください!」
千早「……高槻さん、私は信じてたわ。自分から罪を告白してくれるって。高槻さんは人を騙すような人じゃないって」
真美「千早お姉ちゃんは人を騙すような人だけどね」
響「……うぅ、じ、自分感動したぞ……」
真美「なんかいい話っぽいけど全然そんなことないかんね」
響「よぉーし! じゃあ気を取り直してもう一回やるぞー!」
千早「あ、またやるのね」
響「もちろんさー! まだ自分の完璧な所を見せてないからね!」
真美「ひびきん、そこにこだわるんだ」
やよい「うぅ……また人狼引いちゃったらどうすればいいのかなー……」
千早「大丈夫よ。次はきっと村人側だから」
やよい「そ、そうですよね! よぉーっし! 人狼を引かないように頑張りーっす!」
真美「あれ? なんかそこ真美とは違うゲームしてない?」
真美「それじゃあ……ほうほうなるほど」
真美「ほいひびきん」
響「……むむ」
響「はい、千早」
千早「……えーっと」
千早「高槻さんの番ね」
やよい「はい!」
やよい「……完了です!」
真美「それではそれでは! シンキングターーイム!」
響「それじゃあ、まずは占い師からかなー。占い師の人ー」
真美「はいはーい!」
千早「あ、私も占い師よ」
やよい「占い師が2人ですー! これってさっきと同じ状況ってことですか?」
千早「ええ、そういうことね」
響「ふっふっふ。さっきとは状況が違うさー」
真美「え?」
やよい「??」
響「自分は千早を信じるぞ!」
千早「え、どうして私を信じるの?」
響「そんなの決まってるさー……」
響「自分は怪盗で、千早の占い師と交換したからさー!」
千早「え?」
響「へ?」
千早「……えっと、ごめんなさい。私真ん中の2枚を見たの」
やよい「なんだったんですかー?」
千早「村人と怪盗よ」
響「……え、えーっと、その」
真美「ひびきーん。早く完璧な所見せてよー」
響「……もう煮るなり焼くなり好きにするさー」
真美「んじゃ、ひびきんはほっておいて続きやろっか! ちなみに真美の占い結果はやよいっちが村人だったよ」
やよい「あ、当たってますー!」
真美「んじゃあ、さっきのゲームでひびきんが言った通り千早お姉ちゃんか真美のどっちかとひびきんを吊ればいいんだよね?」
やよい「そうすれば勝てる確率が上がるんだよね!」
真美「というわけで、千早お姉ちゃんか真美のどっちを吊るかはやよいっちに決めてもらって……」
千早「それはやめたほうがいいわ」
やよい「え?」
真美「……なんで千早お姉ちゃん? 1人より2人のほうが確率高いっしょ?」
やよい「どうしてですか?」
千早「やめたほうがいいというより、その必要はないって言ったほうがよかったかしらね」
真美「? どゆこと?」
千早「我那覇さんの言葉は明らか矛盾してる。それは誰が見ても明らかよね?」
真美「まあそうだよね→」
やよい「私もそう思います!」
響「……」
千早「じゃあ我那覇さんは人狼確定だから、私たち3人で投票すればいいのよ」
やよい「あ、そっか! 人狼は1人でも見つければいいですもんね!」
真美「い、いやでも」
千早「私たち3人の中には最低でも村人側が2人はいるはず。3人で投票すれば我那覇さんは確実に吊れる」
千早「この方法に不満があるってことは……」
真美「……ぅ」
千早「人狼だと考えていいわよね?」
真美「うぅう、ひびきんも何か言い返してよ→!」
響「空が青いなー」
やよい「千早さんカッコいいです! まるで本物の探偵さんみたい!」
千早「そ、そうかしら?」
投票結果
千早→響
やよい→響
真美→千早
響→千早
人狼は響と真美の2人だったので、村人側の勝利です!
やよい「うっうー! 勝利のハイターーッチ! いえい!」
千早「いえい♪」
響「う〜、悔しいぞ〜」
響「って、もうレッスンの時間だぞ!」
真美「うあうあー! もうそんな時間!?」
千早「じゃあレッスン行きましょうか」
やよい「はい!」
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