P「世界名作765童話?」 (102)

昔々あるところに、義理の姉と母親と暮らしている女の子がいました
やよい「よーし、お掃除がんばろー!」

貴音「あぁ、そこは私が掃除しておきました。」

やよい「本当ですか?!私が当番なのにすいません。助かりますー!」

貴音「構いませんよ、時間が空いていたものですから。」

響「やよいー?ちょっとこれ味見してみて欲しいんだけどー!」

やよい「はーい!はむっ…おいしいです!響さん!」

響「さんはいらないってば。自分たち姉妹だからなー?」

その女の子の天性の才能故か新しい家族にも馴染み、愛されながら育っていました。

第一話「高槻やよい×シンデレラ」

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そんなある日、お城から一通の招待状が届きました。

貴音「なんと、舞踏会ですか。」

響「楽しみだなー!話によると王子様が結婚相手を探すらしいぞ!」

やよい「結婚かぁ…」

響「やよいはウェディングドレスも似合いそうだな!」

貴音「はい。真可愛らしいことでしょう。」

やよい「そんな、貴音さんも響さんも褒めすぎですよー!」

家の中は舞踏会の話で持ちきり。
しかし、送られてきた招待状は二枚しかありませんでした。
招待状がないと、舞踏会には参加できないのです。

貴音「ここは公平に、あみだくじで決めましょう。」

響「余った人にはちゃんとおみやげ話を用意することが約束だぞ?!」

やよい「き、緊張します…」

貴音「やよいの分も、目いっぱい楽しんで参りますので…」

響「…お土産に料理、貰ってくるからな!」

やよい「気にしないでください!あみだくじですし!二人のドレスとかも私、凝って作ろうかなーって」

あみだくじの結果、貴音と響が舞踏会へ行くことになりました。
 そして舞踏会の日がやってきました。

響「うぅ…やよいぃ…いってくるからなー!」

貴音「はしたないですよ、響。今日一日限りのことをあまり引きずるものではありません。」

やよい「あはは、行ってらっしゃーい!」

二人を見送り、やよいは自分の部屋に戻りました。

やよい「舞踏会かぁ…ちょっと行ってみたかったかも。」

やよい「うぅー…やることがないですー。」

お掃除も、明日の朝ご飯の仕込みも、すべて終わらせてしまいました。

やよい「貴音さんも響さんも今ごろ楽しんでいるといいんだけど…」

美希「舞踏会、気になるの?」

やよい「え、え?どちら様ですか?」

急に現れた人に、驚くことしかできません。

美希「ミキはねー、ミキなの。ねぇ、舞踏会気になるんでしょ?」

やよい「そ、その…話を聞いていたりするとやっぱり、ちょっと気になるかなーって。」

美希「うんうん。」

やよい「なんて、わがままですよね!くじ運がない私がいけないんですし…」美希「それは違うの!」

やよい「…え?」

美希「どんな女の子にもキラキラする権利はあるって思うな!だから、今日はミキからご褒美なの」

そういうと美希は野菜と動物を要求しました。

やよい「あの…朝ご飯の仕込みの後だから野菜、もやししかありませんでした。」

美希「平気なの。後はラーメンのどんぶりとハムスター、犬…うん。なんとかなるの」

やよい「あの、動物は響さ…お姉さんが大事にしているのでちゃんと帰ってくるようにしてください!」

美希「わかったの。それじゃあいっくよー…リギニオ・リギニオ・トーアキマ!」

美希が呪文を唱えます。
するとなんということでしょう。
ラーメンのどんぶりとイヌ美は馬車に、ハム蔵は御者に、そしてもやしは純白のドレスに変わっていました。

やよい「うわぁ…!」

美希「うん。中々の出来なの!ガラスの靴はミキからのプレゼントなの。」

やよい「でも、私招待状持ってないです…」

美希「ミキのを持っていくといいの!あと、夜の12時には帰ってくるんだよ?魔法が解けちゃうから」

やよい「はいっ!ありがとうございます、美希さん!」

こうしてやよいはラーメンどんぶりの馬車に乗りお城へと向かいました。

お城の前までやってくると、一人の少女がふさぎ込んでいました。

雪歩「はぁ…王子様。」

やよい「どうかしたんですか?」

やよいは馬車を止めて、そのこの話を聞くことにしました

雪歩「私、ここの使用人をやっているんですが、ダメダメな私は舞踏会に参加する資格があるはずもなくって、なんかもう穴掘って埋まろうかなって…」

やよい「そんな…!お姉さんは、王子様のことが好きなんですよね?」

雪歩「はい…でも、ひんそーでひんにゅーでちんちくりんな私は釣りあわないから…」

はなしている間にも少女は穴を掘り進めていきます。

やよい「…まって!私のを、着ていってください。」

雪歩「…え?でも、そんな高そうなもの受け取れないですぅ」

やよい「ある人が言っていました『どんな女の子にもキラキラする権利はある』って。私はもう満足です。」

やよい「だから、着ていってください!私の代わりに王子様に会ってきてください!」

雪歩「本当に、いいの…?」

そういうと、やよいはにっこりと笑いました。
そして少女と服を取り替え
12時までに戻らなくてはいけない旨を伝えました。

雪歩「ありがとう、この恩はきっといつか返しますぅ」

やよいは、ラーメンどんぶりの馬車で来た道を引き返していました。

ハム蔵「本当によかったのか?せっかくのチャンスだったのに」

やよい「私が何かすることでほかの人が幸せならそれも良いと思うんです。…あー!」

ハム蔵「どうした?!何かあったか?」

やよい「もやし…戻ってきません。」

ハム蔵「あぁ、ドレス渡しちゃったからな。」

そんな話はさておき、次の日の朝。食卓は夜遅くに帰ってきた二人からのお土産話で持ちきりです

響「本当にきれいな人がいたんだ!白いドレスの!」

貴音「はい。それはもう湯でたてのもやしのように真っ白でした。」

響「…貴音、そういう時は雪のようとかもっと良い例えがあるだろー?」

やよい「あ、お代わりたくさんありますからね!」

貴音「では、もう一杯頂きましょう」

響「自分もお代わりするさー!」

響「た、大変だ!みてよ!」

貴音「響、そう騒がなくても…まあ」

やよい「どうかしたんですかー?」

舞踏会から二週間ほどたったある日、
お城から大量のもやしがやよい宛てに届きました。

貴音「新しい女王陛下からの手紙まで入っていますよ」

響「あなたのお陰です。ささやかなお礼ですがって…どこがささやかなんだ?」

貴音「軽く見積もって一年分はありますね…」

響「やよいー?女王様に何かしたのか」

やよいは笑顔で答えました。

やよい「それは、とっぷしぃくれっとかなーって!」

第一話

これから続けていく予定です
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>>18 (できれば765プロアイドル)
童話
>>21

真美

ブレーメンの音楽隊

真美「兄ちゃん!そんなのってないYO!」

P「仕方がないんだアイドルにも維持費がかかる。赤字になったらイヤでも切り離されるんだ。」

真美「真美がいつまでたっても、Dランクだから…?」

P「ぐっ…」

真美「だからだよね…。もういいっ!」

P「真美!…真美。」

第二話「双海真美×ブレーメンの音楽隊」

この後言われるであろう通告が嫌になった真美はつい事務所を飛び出してしまいました

真美「出てきたは良いけどやること無いよー。」

普段休日をレッスンで埋めていた真美はやることもありません。

真美「そうだ、バンドを組もう!インディーズからメジャーデビューで兄ちゃんをギャフンだね!」

そう思い立つと真美はバンドを組むために歩き始めました。

真美「まず真美はギターでしょ?後何が必要なんだろう…」

しばらく歩くと前に共演したことがある961プロの我那覇響に出会いました

真美「ひびきんだ→!どうちたの?」

響「自分もうだめかもしれないぞ…最近よく歌詞を間違えるから社長にクビにされちゃったさー。ははっ」

そういって笑う響に真美は何かを感じました。

真美「ひびきん!真美とバンドを組もうYO!ひびきんのシャチョーも見返そう?!」

響「…そうか。そうだな!良いかもしれない!」

真美「ひびきんは…リズム感良いからドラムとかどう?」

響「そうだな!自分もう少し頑張ってみるぞ!」

休憩
明日また来ます

真美と響はバンドを組むために歩き続けました

響「なぁ、何なら自分たち二人でもバンドにはなるぞ?」

真美「ダメだよひびきん!もっとこだわらなきゃ。ギターとドラムだけより、ベースとか、ボーカルとかさ…」

真美にはバンドに対する強いこだわりがありました。

真美「やるならやっぱり放課後ティータイムは抜かさなくちゃだめっしょ→!」

響「…すぐにオリコン1位は無理だと思うぞ。」

真美「えぇ→?諦めたらそこで試合終了って…おやおや?!」

真美の見る方向には公園のベンチでうたた寝している伊織がいました。

真美「いおりんだ!こんな所でどうちたの?」

伊織「あのバカデューサーが私の良さを引き出せないのが悪いのよ!あんた達こそ、こんな所で何しているの?」

響「…何となく察したよ」

真美「真美達はね→その兄ちゃんをあっと言わせるためにバンドを組むことにしたんだYO!」

伊織「ふーん。バンドねぇ…。」

響「そうだ!伊織も入らないか?実力でのし上がるんだぞ!」

伊織「実力主義…いいわね。力を見せつけるのは別にアイドルじゃなくてもよかったのよ!私、やるわよ!」

真美「いおりんカッコイイー!」

こうして三人になったバンドは最後の一人を求めて歩き始めましたが、その必要はありませんでした。

律子「話は聞いたわよ!」

真美「りっちゃん?!」

律子「きっとこのメンバーじゃろくにバンドをやっていけるはずもないし、そもそもどうやってインディーズでCDを出すかもわかってる?」

響「ぐぅ…」

伊織「そう言われると…このメンバーは不安ね。」

律子「そこで私がプロデュースも兼ねて手伝うってのはどうかしら?」

真美「うん…うんうん!これなら放課後なんちゃら越えも夢じゃないYO!」

響「若干自分浮いているけど、頑張るさー!」

伊織「律子、そこまで言うってことは会場は押さえているのよね?」

律子「もちろん!これでアイドル業界赤字を覆して見せましょ!」

四人「「「「おー!!」」」」

それから数日後のことです。

律子「よし、行くわよ…」

伊織「さすがにき、緊張するわね」

真美「大丈夫、ちっかり練習したもん!」

響「これくらい、なんくるないさー。」

幕があがりました。
四人はできる限りの力で歌い、演奏し、そして笑いました。
これまでの仕打ちという何かに向かって、
かつて自分達を切り捨てようとした上司に向かって。

その歌声とパフォーマンスは反響を呼び、気がつけばCDデビューまで決まりました。

真美「やった!これで兄ちゃんを見返してやったね!」

P「よくやったな、真美。今日からBランクだ!」

真美「…へ?」

P「響もうちのプロダクションに来て、これからはもうお前達の時代だな!」

真美「う…嘘。真美、クビじゃなかったの?」

P「いやー真美のランクが上がらなければ俺も辞めるつもりだったんだけどな!ありがとう真美!」

真美「全然嬉しくないYOー!」

第二話

真美のブレーメンの音楽隊でした
ブレーメンからはかなり逸れてしまいましたが…

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アイドル(やよい・真美以外の765プロ)
>>33
童話
>>35

春香

かちかち山

昔々あるところに一匹のたぬきが住み着いていました。
そのたぬきはいろいろと悪いたぬきで、里に暮らす一人の女性に

たぬき春香(以下、たぬ香)「音無さんはいつ結婚するんですかぁー?」

小鳥「ぐ、ぐぬぅ…ま、まだ2×歳だし…!」

たぬ香「その一言が行き遅れへの第一歩かもしれませんよ?」

小鳥「ピヨォ?!」

のように昼はちょっかいをかけ、夜はその人の部屋から薄い本を盗み出すなどの悪さをしていました。

小鳥さんは我慢が出来なくなり、いつものように転んだたぬきを縛り上げてしまいました。
そして、家で暮らす妹のやよいにこう告げました。

小鳥「このたぬきは悪い子だから絶対に縄を解いてはダメよ!」

そう言って小鳥さんは本を仕入れに出かけてしまいました。

第三話
「天海春香×かちかち山」

小鳥さんが出ていった後、たぬ香は優しいやよいに女優魂を込めて言いました

たぬ香「助けてください…この通り、反省しています!」

やよい「悪いたぬきさんには見えないけど小鳥さんが解いちゃダメって言っていたしなー。」

たぬ香「なら、クッキーも作りますよ!一つ食べれば素敵な男性もきっと見つかるような!小鳥さんも喜びますよ!」

やよい「小鳥さんに、良い相手が見つかるんですかー?」

たぬ香「もちろん!作り終わったらまた吊るし上げても構いませんから!」

たぬ香の女優魂は通じたのです。
やよいは縄を解いてしまいました。

やよい「はい、もう悪いことはしちゃダメですよー?」

たぬ香「あっ。今、クッキーが焼けt…」どんがらがっしゃーん

何というひどいたぬきでしょう。
熱々の天板でやよいの頭を強く叩き、殺してしまったのです。

たぬ香「あいたたた…って、死んでる?!」

実はたぬ香にもそんなことは想定していなく、驚くしかできません。

たぬ香「に、逃げるが勝ち!うん、そうだよ!」

たぬ香はそう言って、山に帰っていきました。

しばらくして、小鳥さんが帰ってきました

小鳥「ただいまー!やよいちゃん、今日は良い戦利品が…ピヨ?!」

小鳥「う、嘘よね…そんな、そんなのって無いわっ!」

すると声を聞きつけて、兎の千早(以下、兎早)と兎の伊織(以下、兎織)が現れました。

兎早「騒がしいですよ、音無さ…高槻さんっ!私の高槻さんがぁっ!!」

小鳥「帰ったらこうなっていて、犯人は間違いなく」

兎早「春香…ですね?」
兎織「小鳥、私たちに任せなさい。」

二匹の兎は目に火を灯し言いました

兎「「敵は絶対にとります」とるわ!」

小鳥「あ、ありがとう…」

小鳥さんはこのとき以上に、只ならぬ殺気を感じたことはありませんでした。

ここまで
また明日来ます

たぬ香「ど、どどどどうしよう…」

ここで一番震え上がるのはやっぱり怖くなって戻ってきたたぬ香でした。

たぬ香「当てたって言うのは推測だし…ほら!畳の焦げた後はちゃんと四角だよ!」

たぬ香「たんこぶを考えると気を失っていただけのはず。音無しさんの気が早すぎるんですよ?」

たぬ香の推測通り、兎たちがものすごい形相でかけていった後、やよいは目をさましたのです。

やよい「うーん…クッキー焼けましたか?」

小鳥「やよいちゃん!ごめんね、たぬきと一緒に留守番なんかさせて」

やよい「はわっ!たぬきさん、逃がしちゃいましたー。…今日の晩ご飯にしようと思っていたのに。」

小鳥「や、やよいちゃん…?」

頭をぶつけた影響でしょうか、やよいにも少し黒いものが宿ったようですが、それはさておき。

たぬ香「よかったー。これで私も無実だね!」

そう言って山に戻っていきました。

小鳥「せっかくだし、あのたぬきを懲らしめてもらってから二人に教えて上げましょう」

…この最後の台詞を聞かずに。

次の日のことです。

兎早「春香、今日は天気も良いし、芝狩りに行きましょう。」

たぬ香「うん。ちょっと待って…うわぁ!」どんがらがっしゃーん

兎早「全く春香は本当にそそっかしいんだから」

たぬ香「あ、あはは…が、画鋲だ。」

たぬ香はいつもの光景に違和感という名の殺気を覚えましたが、準備を整え、兎早と歩くことにしました。

兎早「そうだ、春香。あなたがよく通っていた家の妹さん、大変なことになったらしいわね。」

たぬ香「えっ?そうなの?」

兎早「春香、あなたは何か知らない?」

そういって兎早は微笑みました

たぬ香「ち、千早ちゃん…?なんか怖いよ?」

兎早「そうかしら。」

たぬ香「ほら、後ろからカチカチッて音もなっているし…」

兎早「それはここがかちかち山だからよ。」

たぬ香「そっかぁ。…地、千早ちゃん何かぼうぼういっているけどぉ?!!」

兎早「暑苦しいわ、春香。それはここがぼうぼう山だからよ」

たぬ香「さっきと言っていること違うよね?!暑苦しいって…あっつぅ!」

兎早「春香、走らないで。それで、何か思い出したかしら?」

兎早の微笑みは冷たく、春香は恐ろしくなり走って帰ったのです。

人はこれを寝落ちと言います
また夜に

次の日のことです。
昨日何とかうちに帰ったたぬ香の元に兎織がやってきました。

兎織「春香?生きてるかしらー!」

たぬ香「洒落にならないからやめて…いてて。」

兎織が呼ぶと住処の奥の方からよろよろと出てきました。

兎織「昨日やけどしたらしいって聞いたんだけど、全く何やったのよ」

たぬ香「やけどはリボンが焦げる程度だったんだけど…いてて。」

兎織「ま、春香のことだから擦り傷の方が多いんでしょ。ほら、見せてみなさい」

たぬ香「図星かぁ…」

たぬ香は背中の方を兎織に向けて座りました。

たぬ香「ほら、ひどいでしょ?膝も痛いし…」

兎織「そうね…薬でも塗りましょう。」

兎織りは赤い塗り薬を取り出し手に置きながら尋ねました。

兎織「やよいに、何かしたの…?」

たぬ香「もー伊織までその話?殺してはいな…ひぅっ!」

兎織「ふーん。じゃあ、どこまで痛みつけたの?」

たぬ香「やよいには何もしてないよ!これすっごく痛いんだけどぉ?!」

兎織「にひひっ!万能塗り薬よ。良い薬は痛いものよ。」

もちろん兎織が塗っているものは万能塗り薬なんかではありません。
いうならば練りハバネロと言ったところでしょうか。

たぬ香「痛い…あれ、体が暖かくなってきた…暑いよ。」

兎織「ダイエットにもなるんじゃないかしら。にひひっ!」

陰湿なハバネロ攻撃は二時間にも及びました。

たぬ香はすっかり人と会うのが怖くなってしまいました。

一人の少女を殺めそうになっただけでここまで非難が飛ぶというのか。
そう思うと夜も外には出られません。

たぬ香「そうだ…私、海賊王になろう!」

たぬ香は突然海へと飛び出し、砂浜にあった船に乗りました。

たぬ香「うん、快適だね!…あれ?」

かなり沖に出たところでたぬ香は気づいてしまいました。
このままだと、リアル『私マーメイ♪』ってしまいます

たぬ香「ちょっと!え、泥だったなんて…」

たぬ香は沈んでいきます。
その脳裏に浮かぶのは迷惑をかけた人、かけられた人たちのことでした。

たぬ香「反省するには…ちょっと遅いよね」

たぬ香はそういって、静かに笑いました。

春香「うーわっほい!」

それからしばらくたち、村ではこんな言い伝えが広まっていました。

「海に出てきた人魚は、たぬきなのではないか」

という…

おしまい

たぬ香…春香さんでかちかち山をお送りしました。

内容が酷いのは原作がエグいから。

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アイドル(やよい、真美、春香をのぞく) <<59

童話 <<61

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水瀬伊織×ピーターパン

夜にまた来ます。

伊織「こら!ちゃんと留守番していないとあずさに怒られるじゃない!」

亜美「でもでもっ!ほら、いおりん!!」

真美「うぁー!真っ黒いのが本当に動いてるよ!」

伊織「ゲームのやりすぎ何じゃないの?早く戻らないとあずさに怒られるわよ!」

亜美「違うんだって!ほらほらっ来てよ!」

伊織「引っ張らないのっもう!なによ、あれ…影?」


第四話
「水瀬伊織×ピーターパン」

真美「ね?黒いのが!」

亜美「亜美たち一瞬社長かと思ったけど、違うみたいだYO!」

伊織「確かに私も一瞬よぎって…って、あんた達社長をなんだと思っているのよ」

亜美「真っ黒!」

真美「真っ黒としか言いようがないよ!」

伊織「まぁ、ね…」

『ちょっとそこの人!その影を捕まえてほしいの!』

亜美「なぬ?!聞きましたか真美隊員!」

真美「もちろんですぞ!じゃあ早速…」

亜美・真美「「かっかれ→!」」

伊織「こら!走り回らないの…はぁ」

亜美と真美は全速力で部屋の中を駆け回ります。
それを眺めながらため息をついていると、近くの窓が空いたのです。

真美「とったど→!」

亜美「うあうあ、今度は緑の人だー!」

伊織「今日はいったいなんなのよ…」

美希「いやーそこの人たち、ありがとうなの!」

やよい「もーっ。だめですよ!影を忘れるなんて」

伊織「影って忘れ物になるのかしら…」

やよい「それじゃあ、影をくっつけましょー!」

美希「どうやってつけるの?」

伊織「あーもう貸しなさい!」

なかなか煮えきらないやりとりにイラッときた伊織は針と糸を出して影をよこすように言いました。

美希「そこのデコちゃん、ミキに何をするつもりなの?」

伊織「デコちゃん言うな!縫いつけてあげるから、ほら。」

美希は素直に従い、その場に座りました。
伊織は影を縫いつけながら問います。

伊織「どうして影がないと困るの?」

美希「光と影は一緒にあるものなの。影がないとミキはキラキラできないの。」

伊織「そういうものなのかしら。」

美希「そういうものなの。」

答えに首を傾げながらも影は縫いつけ終わりました。

美希「ありがとうなの!お礼にミキの住んでいる場所につれいってあげるの!」

亜美「ミキミキの住んでいる場所ってどこどこ→?」

美希「空を飛べばすぐなの!」

真美「真美達空なんて飛べないよ→」

亜美と真美はもちろん、伊織もただの人間です。
空なんて飛べるはずがありません。
しかし美希は自慢気に言いました。

美希「だからこそやよいを連れてきたの!」

書き溜めまだあるけど眠すぎて…
また夜に。

亜美「その虫みたいな人のこと?」

真美「亜美、虫みたいなのは仮面ライダ→だYO!」

伊織「…妖精、かしら?」

みんなそれぞれの意見を述べ、美希の話をろくに聞いていません。

美希「…とりあえず、粉なの。」

やよい「ちょ、ちょっと美希さん?!そんな乱暴に掴まれたら羽が…」

美希はやよいを軽く振りました。
すると、やよいの羽から粉が落ちてくるではありませんか。
三人は思わず目を奪われてしまいます

亜美「キラキラだ→!」

真美「ミキミキ、これなんなの?」

美希「万能調味料なの。ひとふりで思った通りの味付けになるよ」

伊織「何それすごい便利」

美希「でも本来の使い方はこうなの!」

美希は手前で覗いていた亜美と真美に粉をかけました。

亜美「うあ、亜美たち食べられちゃうの?」

真美「う、嘘!やだYO→!!」

二人はじたばたと暴れます。
しかし、その振動はいつものようには伝わりませんでした。

伊織「嘘…飛んでる。」

伊織は思わず目を疑いました。
二人の体が浮いているのです。

美希「さ、そこのデコちゃんも…」

伊織「デコ言うなっ!」

美希「デコちゃんが浮くのかは正直自信ないの。」

妖精の粉は夢や希望に溢れている人しか飛ばすことは出来ません。

伊織「あら、ちゃんと浮いたじゃない!」

やよい・美希「ふぅ…」

自分たちと同じようにするだけでこんなにも時間がかかり、二人は思わずため息がでました

あふぅじゃないのか

>>85
あふぅは個人的にあくびの延長のイメージ

ピーターパン息詰まったので短編
「輿水幸子×白雪姫」

みく「鏡よ鏡…この世で一番かわいいアイドルは誰にゃ?」

鏡「最近幸子が可愛いのでみくにゃんのファンやめます。」

みく「何でにゃああああ!」

アイドル前川みくは悩んでいました。
自分の人気が落ちてきていることに気づいてしまったのです。

みく「こ、こうなったらまずは幸子ちゃんにゃ…」

幸子「移籍、ですか?まぁ、ボクは可愛いのでどこの事務所でもトップになれますよ!」

みくにゃんの飛び火を受け、幸子の移籍が決まりました。

幸子「それで、新しい事務所ってどこにあるんですか?…ふ、ふふーん!平気ですからね?!」

移籍先は、それはもうびっくりするほどの小さな事務所でした。
幸子のテレビの仕事も、少しずつ減り、地方遠征が続きました。

幸子「まずは地均しってことですよね。全国に生でボクの可愛さを広めてやりますよ!」

少ない社員たちに支えられながらも、幸子は前向きにアイドルを続けていきました。

幸子「移籍、ですか?まぁ、ボクは可愛いのでどこの事務所でもトップになれますよ!」

みくにゃんの飛び火を受け、幸子の移籍が決まりました。

幸子「それで、新しい事務所ってどこにあるんですか?…ふ、ふふーん!平気ですからね?!」

移籍先は、それはもうびっくりするほどの小さな事務所でした。
幸子のテレビの仕事も、少しずつ減り、地方遠征が続きました。

幸子「まずは地均しってことですよね。全国に生でボクの可愛さを広めてやりますよ!」

少ない社員たちに支えられながらも、幸子は前向きにアイドルを続けていきました。

みく「これで…コホン、鏡よ鏡さん。世界一可愛いアイドルは誰かにゃ?」

鏡「みくにゃんのファンやめます」

みく「理由もないにゃ?!」

みくは気づいていました。
輿水幸子を追い出したところで一週間もすればまた新しいアイドルがデビューするような時代です。

みく「そっか、そうだにゃ!みくが頑張らないと売れるなんて無いんだにゃ!」

前川みくにゃんは前を向き、トップアイドルという長い道のりへ歩みを進めました

鏡「みくにゃん、感動しました。みくにゃんのファンやめます。」

みく「だから何でにゃああああ!!」

一方そのころ幸子はというと

幸子「大きい西瓜ですね!え?食べろ、ですか?こういうのは三村さんとかの方が…」

西瓜を一玉一人で食べたり

幸子「ふ、ふふーん!平気です。ひ、一人でできますから押さないでくださいね?!絶対にですよ?!うわああぁ?!」

川から落ちたりしながらも、着実に人気を得ていきました。

この調子ならトップへ上り詰めるのも近い将来の話かもしれません。

おしまい

幸子「ボクの扱いが雑すぎないですか?綺麗に纏められているんですが!本当に白雪姫なんですか?!」

ピーターパン長くてどこつまめばいいのかわからなくなってきた…

必ず完結はさせますので。

てす

生存してます
ピーターパン駄目かもしれないです

もしもの為に保険↓
アイドル
>>98
童話
>>100

次の話は安価多めで進行する予定です

いおりんピーターパンしばしお待ちを…

雪歩

大きなカブ

もう書けなさそうなので一度閉じさせていただきます
またいつかお会いできたら幸いです
それでは

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