※このスレには以下の内容が含まれます
1キャラ崩壊
2オリキャ出現の可能性
3オリ設定の追加
4安価を使用することがある
尚、作者は原作のアニメのみの視聴している
それでも見るよという方のみご閲覧下さい
投下は一週間に1、2日になります〈不定期だが、基本的には土日〉
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455717984
――――――――……ぅ……しゅう……
――――――――――まただ。また、あの夢なのか
――――――――――――いのりに……会いたい……
集「……」ガバッ
いのりはもういないんだ。集は自分にそう言い聞かせて起き上がった。
集「学校……行かないと」
――――――――――
~電車内~
集「……」
ここ最近同じ夢ばかりを見る。まだ、未練が断ち切れていまいのだろうか。
集「……学校の皆に心配掛けちゃダメだ。僕がしっかりしないと……」
集「……」カツカツ
集「学校はここを曲がって……」クイッ
谷尋「集か。隣歩こうか?」
そういって隣を歩き始めたのは、恐らくクラスメイトの谷尋だ。
いつも、目が見えない僕のために色々手伝ってくれている。
こうやって隣を歩いて導いてくれるのもその一環だ。
集「ありがとう谷尋。助かるよ」
谷尋「お互い様だ。あの時は世話になったしな」
あの時、というのは恐らくロスト・クリスマスの事をさしているのだろう。
あの出来事で僕は変わり、皆と本当の友達になれた。
谷尋「最近、前に言ってた夢は見るのか?」
集「うん。今日の朝も……」
谷尋「……やっぱり、いのりさんの事を忘れられないのか」
集「忘れることはできないし、しない」
谷尋「だが、そうやって皆を心配させているのも事実なんだぞ?」
集「僕は……」
谷尋「……悪い。嫌な事言ったな」
集「仕方ないよ。僕が頑なにいのりの事を忘れようとしないのに責任があるんだし」
谷尋「集は……どうしたいんだ?」
集「僕は……いのりとずっと一緒に居たかった」
いない人の事を言っても仕方がないのは分かっているんだ。
けど、忘れることはできない。だから僕はこうして毎日をただただいのりを助けられなかった事を悔やむためだけに送っている。
谷尋「席、座れよ」スッ
集「ありがとう、谷尋」
谷尋「これくらい当たり前だ」
キーンコーンカーンコーン
先生「……これで授業は終わりだ。起立、礼」
生徒「ありがとうございました」
すでにあの時からは三ヶ月ほど経ち、クラスも落ち着きを取り戻していた。
……祭やいのりがいた席にはもう、誰も座っていないのは目が見えなくても分かってしまう。
そんな事実は間違っていて欲しいのであるが。
――――――――
集「……はぁ」
ここ最近、ずっと同じような日々の繰り返しだ。
なんとか、この流れから脱せないものか、と考えてはみるものの、いつもやる気が起こらない。
負の連鎖が続くばかりなのに抜け出そうとしない自分がいるのに腹が立つ。
集「……いのり……祭……会いたいよ……」
――――――――しゅう、集……
――――――――――――い、いのり?どうしたの?こんなところで
―――――――――――――――集と、もう一度一緒に……
集「……」ガバッ
今日の夢はいつもとは少し、違うようだ。
いのりが、近くに感じた。たったそれだけだったが。
集「……?」ズキッ
集「……目が見えてる?」ゴシゴシ
集「……見えてる……かなりぼやけてるけど」
集「けど、なんでこんな突然……」
時計が8時をさしているのはかろうじて見えた。
もう朝だ。何かを忘れて……
集「……学校行かないと」
珍しいな
ギルクラss初めて見た
同じく初めて
BOX発売されるからだろうか
2-3年前に見たきりだな
~通学路~
集「……」
何故、また目が見えるようになったのだろうか。
この世界に生きる代償として失ったはずなのに。
スタスタ
谷尋「おはよう……集?杖はどうしたんだ?」
集「……谷尋、僕がまた目が見えるようになったっていったら?」
谷尋は言葉の意味を理解してくれたのか、こう言った。
谷尋「……詳しく聞かせてくれ」
――――――――――――――――
本当に珍しいな。ギルクラ好きだから期待してる
頼むから完結させてくれ
そうたの漢字が出てこないので脳内補完お願いします。
~学校~
魂館「集、杖はどうしたんだ?」
声を掛けてきたのはクラスメイトのそうただった。
谷尋が前もって話しておいてくれたのか、落ち着いた口調だった。
集「……見えるようになったんだ」
魂館「そうなのか!?そりゃ良かったじゃん!!」
集「あ、ありがとう」アハハ
魂館「でも、なんでこんな突然治ったんだ?」
それは僕が一番知りたいという気持ちを抑え、
集「僕にもさっぱりなんだ……」
と、一言返した。
谷尋「何かいつもと違ったりすることはあったのか?」
僕はいつも見ている夢について話した。
魂館「集もいのりちゃんにぞっこんなんだな」
谷尋「……それで、いつもと違ったっていうのは?」
集「夢の中でいのりと喋れたんだ」
僕が一方的にそう思っているだけかも、とつけたしたが。
魂館「……いいなぁ……いのりちゃんと話せただなんて」
谷尋「凄まじい空気の読めなさっぷりだな」
もっともだ、と僕も同意した。
谷尋「他にはあるのか?」
集「いや、特に……ただ」
魂館「ただ?」
集「起きる間際にいのりがもう一度……みたいな事を言ってた」
谷尋「手掛かりといったものは見つからないな」
集「あくまで夢だしね。すがっても叶わないのはわかってるんだけど……」
魂館「そういえば、集は眼鏡なくても遠くまで見えてるのか?」
しまった。眼鏡を買いに行くつもりなんだった、と思い出した。
谷尋達に眼鏡を買いにいく事を伝えると
谷尋「……一緒に買いに行こうか」
魂館「俺も一緒に行くよ!」
と返してくれたので、僕の眼鏡は三人で選ぶことになった。
~眼鏡屋~
店員「いらっしゃいませ。本日はどのような物をお探しですか?」
集「ええと、近眼用の眼鏡を……」
店員「かしこまりました。それでは、こちらにどうぞ」
スタスタ
店員「お決まりになられましたら、私のところまでお持ち下さいませ」スタスタ
集「は、はい」
集(眼鏡って結構色んな種類があるんだなぁ……)スッ
谷尋「これなんかどうだ?集」
魂館「こっちのも中々かっこいいぜー」
二人が差し出してきたのは透き通るような赤の眼鏡と、水色のラインが入った青い眼鏡だった。
谷尋「おっ、それも中々良さそうだな」
魂館「だろー?」
集「そ、そうだね……じゃあこれにしようかな」アハハ
僕が取ったのはそうたの持っていた青い眼鏡だ。
魂館「掛けみてくれよ!」
集「どうかな?」スチャ
谷尋「似合ってるぞ」
魂館「俺のセンスにかかればこんなもんさ……」キリッ
集「う、うん……」アハハ
そうたのコメントは軽く受け流し、じゃあこれにする、と僕の眼鏡は意外と早くに決め終わってしまった。
~自宅~
谷尋達と別れ自宅に帰ってきた集はご飯を作っていた。
前の一件により、春風は事後処理などで忙しいため、家にいないのだ。
集「……おにぎりか」
と、集は自分が作っている料理の名前を口にし、回想に浸っていた。
……いのりはおにぎりが好きだったんだよね。
集「……ダメだ。僕がくよくよしてちゃ皆に迷惑が掛かる」
そういって、集は作ったおにぎりを口に詰め込んだ。
これからはもっと変わっていかないと、集は自分に言い聞かせた。
―――――集、起きて
―――――……いのり?ここは……
―――――集の夢のなか
―――――そうか……夢の中なのか……っていのりと喋れてる?
――――――喋ってるね
――――――……いのりはもうこっちには帰って来れないの?
――――――わからない。けど集の事をずっと見てるよ
――――――今日は眼鏡を買ったんだよね?
――――――なんでいのりがその事を?
――――――だから、集の事をずっと見てるって
――――――どこから?
――――――それは言えないなぁ
――――――それじゃ、またね
ギルクラ懐かしいから期待してる
地の文が一人称と三人称混ざってちょっと違和感あるかな
『そう独り言をこぼしておにぎりを口に詰め込む。そして「もっと変わっていかないと」と自分に言い聞かせた。』とか、「集」を削ったり「~た。」の文末に変化をつけるのも試してみてもいいかも
長文失礼しました
集「……」ガバッ
集「なんだ今の……」
これは僕が勝手に作り上げている妄想の夢なのか、と考えてしまう程にリアルだった。
これがもし、本当に会話していたのなら……と思ってしまう。
けど、夢は夢だ。と、適当に結論付けて、僕は考えることをやめた。
>>17アドバイス、助かります。地の文頑張って改善していきますね。
今日はここまで。
颯太 コピペどぞ
ちなみにハヤテって打てば颯が出てくる
――――――――――
~電車内~
集「……」
今朝の夢を友人達に話すべきか、否か、僕は迷っていた。
こんな話をしたところで誰も信じてはくれないだろう。
集「……おはよう谷尋」
谷尋「集、また浮かない顔してるぞ?悪い夢でも見たか?」
集「>>22」
>>22
1話す
2話さない
3その他
安価は>>1に分からないものがあれば安価下、または>>1の独断で決めます
1
皆が心配してくれてるのに僕が話さなくてどうする。
そう考えて僕は谷尋に今朝の夢を話した。
集「また不思議な夢を見たんだ」
谷尋「やっぱり夢か……。それで?……」
――――――――――――
谷尋「今朝の夢ではいのりさんと喋ったってことか」
集「うん。今までみたいなのでなくて、会話が成り立ってたから……」
谷尋「……何かあるのかも知れないな」
集「……それは僕にも分からない。とりあえず、ここ最近の夢はいつもと違うことしかわからないんだ」
不意に僕の右隣に人の気配がしたが……そこには誰もいなかった。
谷尋「どうした集。具合でも悪いのか?」
集「いや……何も」
集(今の感じは……)
今はとにかく皆に心配をかけないようにしよう、そう思って僕はさっき感じた「なにか」について考えるのをやめた。
~学校~
颯太「なんでそんな落ち込んでるんだよ集」
集「落ち込んでなんかいないよ」
颯太「……今日の放課後どこかに遊びに行かないか?谷尋も」
集「僕は……いいよ。谷尋は?」
谷尋「……すまん。ちょっと気になる事があるから……また今度誘ってくれ」
谷尋が期待に満ちたような顔を一瞬だけしたのを僕は見逃さなかった。
谷尋にとっていいことでもあったのだろうか。詮索はしないが、気になりはする。
集「それじゃ、僕と颯太で行こうか。具体的に場所は決めてあるの?」
颯太のことだから気まぐれに誘ったのかと思えば……
颯太「ゲーセンでどうだ!?」
まぁ、そんなところか。と内心思いつつ、返事をした。
集「分かった。でも颯太ってゲーム上手かったっけ……」
颯太「楽しんだ奴の勝ちさ!」
颯太の性格は苦手だが、こういうさっぱりしたところは羨ましい。
谷尋「……そろそろ授業始まるぞ」
颯太「やっべ、すっかり忘れてた!」
集「時間ってすぐに過ぎるものだよね……」
――――――――――――――
――――――――
~放課後~
颯太「いやぁ~しっかし、三ヶ月でよくこんなに復旧できたよな~」
僕は今、颯太と一緒にショッピングモールを回っている。
この時間帯になると、ここは多くの人で集まるのだ。
集「まさかGHQの人達がここまで面倒みてくれるとはね。僕もびっくりしたよ」
今現在、このあたりに建っている建物の半数以上はGHQの支援を受けている。
非協力的だったGHQが何故ここまでするのかは気になるところだ。
颯太「集~、何か奢って~」
集「ゲーセンに行くんじゃなかったの?」
颯太「もちろんいくけど……腹が減っては戦ができぬ!!」
集「ゲーセンは戦の地じゃないと思うんだけど……」
颯太「とにかく、何か奢れー!」
そのまま颯太に押し負けてしまい、計600円を支払わされてしまった。
――――――――――――――
颯太「それじゃーな、集」
集「うん。また明日」
そういって僕は颯太と別れ、帰り道についた。
このみちをいのりと歩けたらどんなに嬉しかったことだろうか……。
集「……やっぱり僕はいのりを諦めきれないのかな」ハハッ
僕が軽く自嘲したところで流れ星らしきものが見えた。
流れ星が流れたのは良い、しかし僕は「それ」に違和感を感じたのだ。
悪寒がすると共に、希望が感じる。
集「この感じ……きっと……」
気付けばもう僕は走り出していた。
あの流れ星を追いかけるために……。
―――――――――――――――
あれからどれだけ走ったのだろうか……。
僕はさっきのあれの近くまで来ているように感じる。
しかし、そこにはないはずのものが僕の目に写し出されていた。
集「……GHQのバリケード?それに、エンドレイヴまで……」
僕が行き着いた先にあるものはGHQによる厳重な管理の施された地域だった。
ここは……いのりと初めて出会った場所?
集「……」
集(流れ星の一つくらいで軍隊は出動するものなのか……?)
とにかく、あの流れ星は重要な物なのだろう。そうでなければ、わざわざGHQが来るとは考えにくい。
あの流れ星に近づく必要があると感じとった僕はGHQの目をどう掻い潜るか考え始めた。
>>28
集目線でどう行動する?二つまで選択可。
ぁっ……。
>>29
集目線でどう行動する?
1正面突破
2警備の薄そうな所から忍び込む
3とりあえず様子見
4隠れながら進む
5その他
尚、集の王の能力は消え去っています。
安価使いすぎな気がするのでやっぱり書きます。
集「……様子を見て動こう」
僕はとりあえず、物陰に隠れて様子を見ることにした。
それにしても、何故、予測されたかのようにGHQが来ているのか。
隊員「……こちら……そちらは?」
隊員「あぁ……分かった。どうぞ」
集(……行けるっ!!)ダダッ
隊員「……?誰かそこにいるのか?」
不味い、バレたか、と僕は気を乱しそうに……
隊員「いるわけないか。どうせ何かしらの動物だろ」
危機一髪という言葉が頭に浮かぶ。
落ちてきた「それ」はもう少し行ったところにあるようだ。
集「……落ち着け。見つかったらただじゃすまないことになる」
そう思い次の一歩を……バキッ
隊員「!?そこに誰かいるのかっっ!!!」ズカズカ
集(しまった……!!バレたかっっ!?)
顔が強張っていくのを感じる。この状況は不味いっっ!!
ギルクラ久しぶりで楽しみ
期待してるから頑張って
集(……どうするっ!?このままだと……)ズリ
近くの壁に穴が開いていたはず、そこからならッ……!
隊員「……なんだ。気のせいか」ザッ
集「……」
上手く凌げたようだ。しかし、ここにいれば見つかるのも時間のうちだろう。
どうにか、あの流れ星が落ちたところに辿り着かなければ。
集「こんな時に王の能力があれば……」コソコソ
つい、無い物ねだりをしてしまう。僕の力はあの時、いのりと一緒に無くしてしまったんだ。
それで、良かったのかもしれないが。
集(どのあたりに落ちたんだ……?近くに人も見当たらないし……)
少し進んだところで流れ星が見えた。しかし近くに人は見つからない。
見えるのは流れ星とキャンサーのかたま……り?
集(なんでここにキャンサーの塊が!?)
集(いのりと一緒に無くなったはずなんじゃ……!?)
回りにキャンサーの塊を纏う青紫の流れ星の中には何かが見えた。
集(…………ひと?)
人だ。流れ星の中には人が見える。その子には見覚えがあった。
華奢な体つきに桃色の髪の毛をした少女。
その子は。その子は。その子は。
僕の足は走り出していた。あの流れ星の中にいる少女に近づくために。
集「……いのりっっ!!」
その少女の名だ。僕が失ったはずの少女。
集「いのり、いのりっ……」
大粒の涙が溢れてきた。また、いのりを見れるなんて。
流星の中にいる少女はあの時、失ったはずなのに。何故。
とにかく、今はいのりをこの中から出す方法を考えないと。
集(キャンサーの結晶は並の耐久土じゃない。どうすればいいんだ!?)
僕はキャンサーの塊を砕くため自暴自棄に拳を振るった。
しかし、それごときでキャンサーの塊が砕けるはずもなく。
集(このままじゃ、僕は何も変わっていないままじゃないか……っ!!)
集(あの時、涯に言われたのに!!)
僕が自暴自棄になり、自分を責めていたところに声が聞こえた。
――――――汝は力を求めるか
――――――罪を背負う覚悟はあるのか
あるに決まっている!!僕はいのりを助けるためならなんでもするっっっ!!!
集「……!!」ズキッ
左腕に鋭い痛みが走った。その手には王の刻印が刻まれている。
僕は自信のヴォイドの「右腕」を取りだして装着し、その掌を塊へと向けた。
集「……うあぁぁぁぁぁぁ!!!」ズズズズ
体の右半身の感覚が失われていく。
それでも、力の行使は続ける。
たった一人の少女を救うために。
―――――――――――――
~???~
集「……」
ここはどこだろう……。たしか、僕は学校の近くの廃墟にいたはずじゃ……。
そこまで思い出して、ようやく頭が回りはじめた。
集「……っ……いのりはっ!?」ガバッ
求めていた少女の姿は見当たらない。それどころか、人の気配さえしない。
ここは何処なのか。いのりは無事なのか。
集「……」
戸惑い、苦しみ、怒り、悲しみ。一気に色々な感情が込み上げてきた。
集「いのりを探さないと……」フラッ
体が横に倒れた。どうやら上手くバランスを保てないらしい。
とにかくここを出て、いのりを探さなければ。
―――――――――――――――
夢中で駆けていた。ここがどこかもわからずに。
いのりは、どこだ。
集「っ……ぁッ……」ガクッ
無様に転んだ。体が追い付いてきていない。症状が進行しているのか。
集「ここで……尽きたら、何も変われない……ッ!!」
もう一度立ち上がり、また走る。
これは無駄な足掻きかもしれない。だが、諦める事は僕には無理だ。
あの少女に、いのりにもう一度触れたい。
あの日、違えた運命を変える
―――――……の……よ…ぁ……どうか……教えて……れ
この歌は。
集「……」
涙が頬を伝った。そこで唄っている少女を目にして。
「人は何故 傷つけあって 争うのでしょう」
その少女はこちらに歩み寄り、僕を優しく包んでくれた。
「凛と咲く花よ そこから何が見える」
「人は何故 許しあうこと できないのでしょう」
いのりは無事だった。僕は変われたのだろうか。
「雨が過ぎて夏は 青を移した 一つになって」
「小さく揺れた 私の前で 何も言わずに」
少女の体を寄せ、そのまま、僕は意識を手放してしまった。
――――――――――――――
とりあえずここまで。続きいる?
最期まで書いた方がいいと思う
僕もそう思います
――――――――――――
集「……」
目を開けた先にいのりの顔があった。どうやら膝枕をしてくれているらしい。
いのり「集……」
集「いのり!!良かった……。」
どうやらここは僕の家のようだ。いのりが運んできてくれたのだろうか。
綾瀬「起きたのね」
アルゴ「ったく無茶しやがって……」
集「綾瀬?それに、アルゴまで。ここで何してるの?」
アルゴ「何してるってなぁ!?」
ツグミ「はいはいそこまでー。アルゴンが集をこの家まで運んで来てくれたんだよ」
集「そういうことか……皆、ありがとう」
綾瀬「礼ならいのりに言いなさいよ」
ツグミ「そうだぞー。いつまで膝枕されてるんだー?」ニヤニヤ
はっ、と顔を赤らめ起き上がろうとしたが、
いのり「集、まだ動いちゃダメ」
といのりが。内心では幸せを感じているというのは内緒だ。
そしてやっと思い出す。いのりが何故、ここにいるのか。
集「いのりはあの時にいなくなったんじゃ……?」
いのり「そうだけど……。集に会いたいって思ったら……」
集「……えっ?今なんて……」
ツグミ「はいはい!!後はそこの二人で喋るんだよ!?」パンパン
綾瀬「それじゃ、私達は一旦帰らせてもらうね」
集「え?ちょ……」アセアセ
アルゴ「……頑張れよ」ボソッ
葬儀社の皆はそういい残して帰ってしまった。
このままだと会話が続かない気が。
いのり「集、助けてくれてありがとう」
集「いやいや、当たり前だよ。助けなきゃいけないでしょ?」
いのり「集は変わったね。最初に出会ったときみたいじゃなくなった」
集「それなら良かった……」
それから色々な事を話した。いのりとまた喋べれる、それだけで僕の心は満たされていった。
ふと、時計を見ると時刻は11時を指していた。いのりの体の調子が心配なので寝ることにする。
集「いのりは帰る場所とかは……ないのか」
いのり「うん」
集「じゃあまた僕の家に泊まる?」
いのり「いいの?迷惑じゃない?」
迷惑じゃないよ、と返して空き部屋に布団を敷いた。
とにかく今日はもう寝よう。
いのり「集、お休み」
集「お休み、いのり」
そういって僕は自分の部屋に行き、眠りについた。
――――――――――
集「……朝か」ムクリ
集「ご飯の支度しなくっちゃ……」
~数分後~
いのり「……ん……」ゴロッ
まだ、起きる気が起こらない。疲れが溜まっているのか、体も重い。
……久しぶりに集の寝顔がみたいな。
そう思って私は体を起こし、集の部屋に向かう。
いのり「……」ガチャ
いのり「集……いないの
どうやら、もう起きているのかも知れない。
とりあえず、リビングに行こう。
いのり「おはよう、集」
集「おはよういのり、もう起きたの?」
うん、と答え朝ごはんを作っている集へ近寄り、何か手伝うことはないか、と尋ねる。
集「今日はもう大丈夫だよ。また明日、起きれたら手伝って」
いのり「そう……じゃあ、顔洗ってくるね」
集とまた暮らせることに喜びを感じていた。
もう離れない。ずっと傍にいる。
集「朝ごはんできたよー」
いのり「分かった。髪の毛整えたら行くね」
~朝食後~
集「いのりは学校に通いたい?」
いのり「私の席、残ってるの?」
集「うん。クラスの中で変わったことはあまりないよ」
そうなの?でも、学校に行ったら皆怒らないかな?と、集に聞いてみる。
集「なんで怒る必要があるのさ?皆いのりの事を大事に思ってるんだよ?」
それなら行こうかな?集とも一緒に居たいし。
集「そうしなよ。皆歓迎してくれるよ、きっと」
いのり「……うん」
私は一度死んだ事になっているから、皆が受け入れてくれるかは分からないけど……それでも行こう。
皆とまたお喋りもしたいし、遊びたい。あの時出来なかった事をいっぱいするんだ。
―――――――――――――――――
――――――――――――
~学校~
谷尋「……そんなことがあったのか」
颯太「俺達から言えるのは、お帰り、これからもよろしく!!」
いのり「うん、よろしく……」
良かった。皆、いい人達ばかりだ。
颯太「んでさ、いのりさんはEGOISTの活動どうするつもりなの?」
いのり「時間が出来たら、またやっていくつもりだよ」
そういえば、集はどこに行ったんだろう……。
颯太に聞いてみよう。
颯太「集か?うーん、俺には分からん。役にたてなくてゴメン」
いのり「いいよ、私が突然聞いた事なんだし」
颯太「俺から言えるとしたら……多分、生徒会の活動なんじゃないか?」
いのり「集はまだ生徒会に入ってたの?」
颯太「あぁ、今でも会長なんだぜ?」
集が会長……。変な事してないかな。
どこでやってるのかを尋ねると、一階の会議室だ。と谷尋が答えてくれた。
谷尋「俺もこれから行かないといけないし、いのりさんも一緒に来るか?」
いのり「そうさせてもらうね。谷尋は何の役割を請け負ってるの?」
谷尋「まぁ簡単に言えば……集の秘書みたいなものかな」
集は人に優しすぎるのと、流されやすいことがあるから、気を付けてねと言うと
谷尋「それは俺も身をもって知ったよ……」
との事だったので上手くやれている……のかな。私にも何か手伝えることはないか聞いてみた。
谷尋「う~ん、そうですね……多分アイツ、いのりさんに言われたらなんでもします」
なので、バンバン集使ってくれと頼まれてしまう。まぁ、ちょっと位なら使うかもとだけ返しておいた。
~会議室~
谷尋「集、お客さんだ」ガチャ
集「お客さん……?今日はどの事業を復興するか決めるんじゃ……」
いのり「お邪魔します……」
集「……いのり?どうしたの?」
突然の可愛らしい来客に目を丸くする。
いのり「集の助けになりたくて……」
谷尋「ってことで話をしておいたぜ」♭グッ
集「う、うん……でも、いのりの役職はどうするの?」
谷尋「別に秘書とか二人くらいいてもよくないか?」
いいのかなぁ……。秘書が二人……。まぁ色々な意見が聞けそうだし、いいか。
集「じゃあいのり、それでいいかな?」
いのり「」コクコク
小動物みたいだな……。つい、撫でたくなる。
おっと、皆が呆れ始めてるな。そろそろ始めよう。
集「では、始めよう。今日の議題は……」
―――――――――――――――
議論は長引き、すっかり町には夜のとばりが降りていた。
集「お疲れ様。いのり、初めてにしてはよく頑張ったんじゃない?」
感想を口に述べ、お茶を差し出す。
喉が渇いていたのか、それをいのりは一気に飲み干してしまった。
いのり「そうかな……」
集「この調子でやってくれればこの町の復興もどんどん進んでいくよ」
いのり「そう……頑張るね」ニコッ
夜空の星が照らす帰り道には楽しげに話す二人の姿があった。
――――― 前章 再会-Reunion- 終 ―――――
地の文難しいのでここで一旦一区切り。
続きいりますか?
見てるぞー
続きいる
乙
完結まで書いてくれたら嬉しいです
>>47
次、誰目線でいこうか
1集いの
2ダリル、アンドレイ
3元葬儀社メンバー
3
―――――――――――――――
ツグミ「突然掛かってきた電話からいのりんの声聞こえるから幽霊かと思ったよ」
綾瀬「本当に急だったしね……アジトに電話が掛かってくるなんて、もうないと思ってたわ」
いのりん今頃どうしてると思う?って綾ねえに聞いてみるけど……
綾瀬「まぁ、よくて一緒の部屋に寝るくらいじゃないの?」
綾瀬「あの子、まだ自分の気持ちについて理解してなさそうだし……」
まぁそうなるよね。いのりんはちょっと天然なところ混じってるし。
そういえば、葬儀社なくなっちゃって行くところとかないけど、どうすっかなー。
ツグミ「綾ねえは何かなりたいものとかあるの?」
綾瀬「……教師かな」
ツグミ「綾ねえってなんだかんだいって面倒見いいものね。向いてると思うよ」
綾瀬「そう……。ツグミはあるの?」
私は……特にないかな。今までにやりたいこと見つけてこれてないし。
やりたいことが見つかるまで綾ねえのサポートでもしてるよ。
綾瀬「それは嬉しいけど、ツグミはいいの?私にばかり構ってで」
ツグミ「別に気になる人とかがいるわけじゃないし……」
まぁ、あいつはその後が気になったりするけどさ……。
あのもやし、エンドレイヴ無しで何かできる事とかあるのかな。
綾瀬「あら。ツグミが人の心配するなんて珍しいわね」
ツグミ「別にそういうのじゃないし……」
綾瀬「でも、そうはいいつつ、顔にはしっかり出てるわよ?」
……まぁ確かにちょっと気にしすぎなのかな。
でも、あのもやしは昔の私みたいで、つい今の私自分と重ねてるのかも。
綾瀬「とりあえず、今日はもう寝るわよ」
ツグミ「アイ」
私、あのもやしの事、どう思ってるのかな……。
まぁ、そんな感情ではないだろうけど。
――――――――――――――――
アルゴ「……」
今、俺は墓参りに行っている。
ここはアイツが気に入っていた場所だ。
アルゴ「大雲……お前はよくやったよ」
大雲は春夏さんを庇って殺された。
だが、その犠牲もあって俺達は生き残れたんだ。
残りの人生はお前の分も請け負っていくよ。
アルゴ「……安らかに眠れよ…………」
――――――――――――――――――
四分儀「……あれから三ヶ月、ですか」
賢斗「そうですね。先生は何故GHQなんかに?」
六本木は四分儀の管轄下で復興が進められている。
元葬儀社の人にも多くには伝わってはいない。一部の例外を除いて。
四分儀「罪滅ぼし、といったところでしょうか」
賢斗「……先生は難しいことをよくおっしゃりますね」
賢斗は城戸研二の弟だ。研二がいなくなって、身寄りの無いところを保護し、教育している。
私が研二を殺したことを知ってはいるが、当然の報いを受けたまでです、と言い、悲しんではいないようだ。
四分儀「……あなたは賢い子ですね。あなたは必ず研二を越える者になるでしょう」
賢斗「はい。先生のご期待に応えてみせます」
四分儀「……それでは、今日の仕事を始めましょう」
※ 城戸賢斗 オリキャラ
年齢 15歳
性格 優等生、自信家
特徴 特筆すべきことはないが、四分儀のことを先生と呼んで慕っている
葬儀社パート一旦終わりで。
ここからは甘めな物を中心としていく予定です。それにシリアスなどを挟んで行こうかと考えています。
ずっと甘甘空間になる可能性も十分にありますので、注意
――――――――――――――
~学校~
集「いのりー、起きてる~?」
いのり「寝てるよ……」コテッ
いのりはお疲れ様なのか、休み時間よく寝ている。
まぁ昨日いきなり生徒会入ったんだし……。仕方ないのか。
集「次の授業移動教室だよ?」
いのり「動きたくないの……集、おぶって?」
いのりは最近何故だか甘えん坊になっている。可愛い。
僕としては大歓迎なのだけど……颯太はどう思ってるのだろうか。
集「ダメだよ、いのり。……ここは学校なんだから」
いのり「……学校じゃなかったらいいの?」ヒョコッ
集「う……。そ、それは……」
ダメじゃない。と言いたいが声には出せない。
いのりがじーっとこっちを見つめてるけど……言えないものは言えない。
集「……ほ、ほら時間迫ってるし、早く行こう」スッ
いのり「……うん」
自分の気持ちに嘘をつき続けるのも辛いものだなぁ……。
いのり(……集)テクテク
なんで私の気持ちに気づいてくれないのかな。
私は集のこと好きなのに……。
いのり(勇気出したのに……集のバカ)テクテク
集は鈍感なのかもしれない。
けれども、さっきの言葉は曖昧にしてほしくなかったなぁ。
いのり(……やっぱり言うしかないの?……いや、他にも……)フルフル
いやいや、そんなことは……と首を振り、考えてなおす。
どうしたら集は私のこと見てくれるかなぁ……。
期待
1はもう来んかのう…
あ
このSSまとめへのコメント
最近ギルクラを一気に見たおしました。
ものすごく面白かったのですが、ヒロインが居なくなってしまい、とても辛かったのですが、ここに来て救済を得られました。
私はもう成仏出来ます。ありがとう!
はよはよはよはよはよはうお
続きに期待
続き待ってます
ありありのあり