鶫「待たんか舞子集――ッ！！」

集「ごめんなさ―――い！！」



るり「……」

小咲「……あ、あのー、るりちゃん？」

るり「……なに？」

小咲「か、肩でも揉みましょうか？」

るり「は？」

小咲「ごごごごめんっっ！」ﾋﾞｸｯ

るり「ちょ、ちょっと……あんたなんでそんなに怯えてるのよ」

小咲「だだだだって……るりちゃんが……」

るり「私がどうかした？」





小咲「そ、その、機嫌……悪そうだったから」

るり「……………へ？」

【授業中】



るり（……別に機嫌なんて悪くない）


るり（というより悪くなる理由がない）


るり（別に……）


るり（……）


るり（……）ﾁﾗｯ




集「……」ｶｷｶｷ


集「……」ｶｷｶｷ


集「？」


集「……どうかした？ るりちゃん」ﾎﾞｿｯ




るり（…………）ｽﾙｰ


集（えっ）

るり（……）


るり（授業に集中しないと）


るり（……）ｶｷｶｷｶｷ


るり（……）ｶｷｶｷ


るり（……）ｶｷ…


るり（……）


るり（……）ﾁﾗｯ




集「ハァーイ☆」ﾌﾘﾌﾘ


るり「……チッ」


集（あれ？ 説得ミス！？）

【休み時間】



集「るーりーちゃーん？」

るり「……何よ」

集「さっきはどうしたのさ？ やたらオレに熱い視線を送ってたみたいだけど」

るり「何バカな事言ってるの？」

集「しかも挙げ句の果てに舌打ちするなんて……ショックだぜ……」ﾖﾖﾖ

るり「……」

集「……るりちゃん？」

るり「……」

集「あれ？ おーいるりちゃん！」

るり「……」

集（またしてもスルー……だと……）

【昼休み】



万里花「楽様ぁ―――！わたくしの愛妻弁当のお時間がやって参りましたわ！」

楽「お、おう！取りあえず落ち着け橘！」

千棘「ちょっと！楽はあたs……じゃなくて皆と一緒に食べるんだから独占するな！」

楽「お前も落ち着け千棘！」

鶫「一条楽！また貴様は―――」ｼﾞｬｷﾝ

楽「お前は一番落ち着けつぐみ！」



集「相変わらずだねぇ」

小咲「……あれ？ 舞子くんどこ行ってたの？」

集「購買。弁当忘れちゃってさ」

るり「……」

集「……にしても良いよなぁ、手作り弁当って」

小咲「ふふっ。そうだね」

集「オレも誰かに作って欲しいなぁ」ﾁﾗｯ

るり「……」

集「……」

るり「……」

集「……るりちゃん」

るり「何よ」

集「作って欲しいなぁ」

るり「あぁそう」

集「こりゃまた手厳しい……」

集「―――よーし！こうなったら羽姉に頼んでやる！」

るり「……」

集「それでも駄目なら春ちゃん達に―――」

るり「……」ｶﾞｼｯ

集「ん？ どうしたのるりちゃ……」

るり「……」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

集「ぬあぁぁぁ！！ 痛い痛い痛い！！ギブ！」

るり「……」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

集「ちょっマジでストップ！痛い！ていうかなんで怒ってるの！？」

るり「黙って購買のパン食べてなさい」ｷﾞﾛｯ

集「イ、イエスマム！」



小咲（……二人とも仲良しだなぁ）ｸｽｯ

こんな感じで書いていこうかと思ってます
そんな長くはないのでどうかお付き合い願います

るりちゃんマジかわいい。今週号のあれはそういう事で良いんですよね……？

【掃除当番】



集「精が出るねぇ」

るり「……」

集「手伝いに来たよー」

るり「結構よ」

集「まぁまぁそう言わないで。オレちりとり持つからさ」

るり「……」

集「あぁ！るりちゃんに見下されてる！ヤバイぞこれは……オレの中で何かが目覚めちまう！」

るり「目覚めるな」ｹﾞｼｯ

集「冗談でsガハッ！」

【翌日】



集「るりちゃーん！読書中にごめんねー」

るり「何よ」ﾍﾟﾗｯ

集「数学の宿題見☆せ☆て」

るり「断る」

集「そこをなんとか！」

るり「断る」

集「お願いします！可愛い可愛いるりちゃん！」

るり「……うるさい」

集「お願いします……可愛い可愛いるりちゃん」ﾎﾞｿﾎﾞｿｯ

るり「いや耳元で静かに言えって意味じゃないんだけど」

集「どうしても駄目？」

るり「たまには先生に怒られなさい。……と言ってもあの人が怒るところは想像できないけど」

集「そっか。ごめんね迷惑かけて」

るり（……？ やけに聞き分けが良いわね）


集「こうなったら桐崎さんか誠士郎ちゃんに見せてもらうしか……」

るり「……」



ポイッ



集「うおっ！ な、なんだ？ ノート…？」

るり「……さっさと写しなさい。バカ」

集「サンキュー！恩に着るよ！」

一旦中断ー

今週のジャンプでダイイングメッセージの「しり」について一言

この二人は明確にくっつくより適度な距離を保ちながらイチャイチャしてて欲しい

>>24睡眠中のるりちゃんのお尻触って返り討ちにあったんじゃないでしょうか。いやマジで

【体育】



千棘「―――そぉい！」


ズッギャア―――z＿＿＿＿ン！


鶫「とりゃあ！！」


ドッギャア―――z＿＿＿＿ン！


千棘「やるようになったわねつぐみ！」

鶫「お嬢こそ腕は錆びてませんね！」



小咲「相変わらず凄いなぁ……」

るり「あんなのバレーじゃないわよ。効果音的な意味でも」

小咲「男子の方はバスケットボールみたいだね」

るり「愛しの一条くんは活躍してる？」

小咲「も、もう！るりちゃんてば！」

（Aチーム） 21 - 23 （Bチーム）


集「……楽！パース！」

楽「よっしゃー任せとけ！」ﾀﾞﾑﾀﾞﾑ



万里花「あぁ！楽様！最っ高に凛々しいですわー！」


るり（……で、あの子はなんであんな所にいるのかしら）

小咲（あはは……）



楽（よし！このまま左に抜けられる！ここは無難に2点を―――）ﾀﾞﾑﾀﾞﾑ


男子1「一条ォォォ！！」ｷｭｯ

男子2「覚悟しろやぁ！！」ｷｭｯ



楽（くっ！ダブルチームで詰められたっていうかコイツら目がヤバイ完全に私怨で潰しに来てねーかこれ！？）

男子1「オラオラ！一条オラ！」ｷｭｯ

男子2「なんでお前ばっかりオラ！モテ過ぎだろオラオラオラ！」ｷｭｯ


楽（くそ……なんか訳分かんねー事言ってるのは置いといてすげーディフェンスだ！）


キュッ…



楽（……こ、この音……！）


楽（……よし！後はお前に任せた！）ﾋｮｲｯ




集「ナイスパース☆」




男子1（ノールックパスだと？ なんで舞子の位置が分かった！？）

男子2（こいつら……！！）

……パスッ



男子1「！」

男子2「くっ……！」



（Aチーム） 24 - 23 （Bチーム）



楽「――よっしゃぁ！！ナイッシュー！！」ﾊﾟｼｯ

集「いやー一条くんのナイスパスがあってこそですよー」ﾊﾟｼｯ




小咲「……なんかすっごく青春してるね」

るり「……」ｼﾞｰｯ

小咲「ね？ るりちゃん」

るり「……」ｼﾞｰｯ

小咲「るりちゃん？」

るり「――あ、えっ？ なにか言った？」

小咲「……」

集「オレの事はこれからナイッ集と呼びたまえ！」ｷﾗｰﾝ



「ナイッ集ー！！」

「ナイッ集ー！！」



集「はーっはっは！」



「ナイッ集ー！！」

「ナイッ集ー！！」



るり（……）

【昼休み】



万里花「楽様ぁぁぁ！（以下略）」

千棘「楽ゥゥッ！！」

鶫「一条楽！！」

楽「」



集「毎日飽きないねぇ」

小咲「そうだね」ﾌﾌｯ

るり「……食事中くらい静かにして欲しいけれど」

集「良いじゃん。楽しくて」

小咲「そうだよ」

るり「……小咲、そんなあんたはアレに参加しなくていいの？」

小咲「へ？」

るり「胃袋掴まれたら取られちゃうわよ、一条くん」

小咲「う、うるさいよるりちゃん！」

【放課後の教室】



るり「……」ﾍﾟﾗｯ



「……よっと。大丈夫？」



るり（……ん？ この声……）



「いやーホントに助かったよ舞子くん」

「なんのなんの。気にしないでいーよ」



るり（……廊下かしら）



「あははっ……じゃ、また明日ね」

「うん。ばいばーい」



ガララッ……



集「ふんふふふーん……って、るりちゃん？まだ残ってたんだ」


るり「……」

集「るりちゃんってホントに読書好きなんだね」

るり「……それなりには」

集「……」ﾃｸﾃｸ

集「……」ｽﾄﾝ

るり「……なにナチュラルに隣に座ってるのよ」

集「いやぁ、なんだかオレも残りたくなっちゃって」

るり「……」

集「気にしないで読書続けていいよ？」ﾆｺｯ

るり「……」ﾊｧ…

【　　　】



るり「……」ﾍﾟﾗｯ

集「……」

るり「……」ﾍﾟﾗｯ

集「……」

るり「……ねぇ」

集「ん？」

るり「……あなたはなんで残ってたの？」

集「あーそれ聞いちゃう？実は隣のクラスの女子に呼び出されて告白s」

るり「そう。もういいわ」

集「いけずー」

るり「……」ﾍﾟﾗｯ

集「……」

るり「……」

集「……」

るり「……」



『……さっき廊下で一緒にいた女子は誰なの？』



るり（―――っ）ﾋﾟｸｯ


るり（…………私は一体何を聞こうとしてるのかしら）


るり（彼が何をしようとどうでもいいじゃない。全く……）



集「どしたの？ページ捲る手、止まってるけど」


るり「うるさい」ｷﾞﾛｯ


集「何故に！？」ｶﾞｰﾝ

【翌日】



集「ごめーん羽姉！宿題忘れちゃったぁ☆」

羽「屋上で３時間正座させちゃうぞー？」

集「ハイ喜んでー！」




小咲「舞子くんってばまた宿題忘れたんだね」

るり「……わざとよ。どうせ」

小咲「へ？」

るり「あの男の事だからそうに決まってるわ」

小咲「……る、るりちゃん？」

るり「何よ」

小咲「違ってたらごめんね？ ……もしかして怒ってる？」

るり「……別に」

るり（……はぁ……もういいわ。読書の続きっと……）


るり（……）ﾍﾟﾗｯ


るり（……）


るり（……）ﾍﾟﾗｯ


るり（……）


るり（……）




るり（……この本、こんなにつまらなかったかしら……）

鶫「貴様ァ―――！！」

集「ごめんなさーい！！」



るり（またあの男は……）ｲﾗｯ

るり（……本当に騒がしいわ）ｲﾗｲﾗ



鶫「待て！今日という今日は許さん！」

集「許して！可愛い可愛い誠士郎ちゃん！！」

鶫「この期に及んで貴様はぁぁぁ！！」



るり（……）ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ…



楽「な、なんか今日の宮本いつにも増して機嫌悪くないか……？」

小咲「うん……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

るり（……なんなのかしら。このイライラは）

るり（なんでイライラするのか分からない事にイライラするわ……）



集「ごめん！皆どいてどいてー！」ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

鶫「待て舞子集っ！！」



るり（……）ﾋｮｲｯ ←足を引っ掛ける



集「―――ぬわっ！？」ｶﾞｸｯ



ドンガラガッシャーン！



楽「うわぁぁぁ集がとんでもねぇ転び方して吹っ飛んだ―――！？」



るり（……）←知らんぷり

ガラガラ……



鶫「はぁ……はぁ……全く。自業自得だ」


るり（……ﾌﾝ……）ﾍﾟﾗｯ



楽「おーい集、生きてるかー？」

小咲「舞子くーん？」



シーン……



楽「集？」

小咲「大丈夫ー？」



シーン……

鶫「……舞子集？」



シーン……



男子「おいおい……起き上がらねぇぞ」ﾋｿﾋｿ

女子「大丈夫なのかな……？」ﾋｿﾋｿ



シーン……



楽「集……」

集「」

楽「……おい！集！」

集「」


ドクドク……


楽「こ、これ―――」

小咲「血……っ！？」

楽「集っ！！ しっかりしろ！！」

鶫「ま、待て！頭を打っているんだ！無闇に動かすな！！」

楽「あ、あぁ……そうか」

小咲「ととととにかく先生を……」

千棘「あたし職員室行ってくる！」

楽「くそ……集っ……！」




るり（……）



るり（……え？）



るり（血……？）



るり（頭から……血……？）

るり「……」ﾌﾗｯ


集「」


るり「……舞子くん……？」


集「」


るり「……ちょっ…と……舞子くん……」


集「」


るり「っ……」


小咲「るりちゃん……？」


るり「……私のせいよ……」


小咲「え？」


るり「私が彼の足を掛けたから……」





集（……）


集（や、やばい……）


集（「なーんちゃってトマトジュースでーっす☆」とは言えない空気になってる……！！）

投下

集（……待て。落ち着け。なんとか切り抜けるんだ……）

集（考えろ……）



（その１）

トマトジュースだとばらす→この場でバラされる


（その２）

気絶したふりして切り抜ける→後々ばれてバラされる



集（ひゃっほーう！詰んでる！これ詰んでる！どうしよう！）




ガララッ！



千棘「……先生連れてきたわよ！」




集（やべぇ！どんどん逃げ場が無くなってく！？）

羽「私は救急車を呼ぶから、皆は……」



集（それは洒落にならんよ羽姉！）

集（……あーもう！くそ！どうにでもなれ！）



ムクッ……



集「あいててて……あれ？ そんな固まってドウシタノミンナ？（棒）」

楽「……集！ なんともないのか！？生きてるか！？」

小咲「大丈夫！？」

集「ウン。オレ、ジョウブ」

千棘「あー良かったぁ……」ﾎｯ

集「オレ、マケナイ」

鶫「……済まなかった。舞子集」

集「いや、オレの方こそごめんね」

楽「ビビったぞ……マジでピクリともしねーんだもん」

集「はは……」

羽「本当に大丈夫？」

集「うん。少なくとも救急車は要らないかな」

楽「ほら、掴まれ」

集「サンキュ」

集（……っ……）ｽﾞｷｯ



羽「でも一応保健室には行かないと」

集「…………うん。そうするよ」

【保健室】



楽「ホントに一人で大丈夫か？」

集「いーって。大したケガもしてないんだし」

楽「……」

集「授業サボれるなら安いもんよ」ｷﾗｰﾝ

楽「……ははっ。でもさ、集」

集「ん？」

楽「無理はすんなよ」

集「……あぁ。サンキュ」

楽「じゃーなんかあったらメールしろよなー」

集「アイアイサー」




集（……ったく。こーいう時は鋭いんだよな楽って）

ズキッ……


集（っ……！）


集（右手首かな……折れてはないだろうけど……）



＜コンコン



集（ん……？）

集「どうぞー？」



＜ガララッ……



るり「……」

集「ま、まさかるりちゃんがお見舞いに来てくれるとは！」

るり「……」

集「消毒用アルコールとガーゼくらいしかないけどホラ座って座って！」

るり「……ごめんなさい」

集「ん？ 気にしないでいいよ。そんな事より―――」

るり「聞いて」

集「…………うん」

るり「気付いてたかもしれないけど、あなたに足を掛けたのは私よ」

集「……」

るり「そのせいでケガまでさせて……やり過ぎたわ。本当にごめんなさい」ﾍﾟｺｯ

集「……」



集（右手はともかく頭の方は無傷なんだけどね……）

るり「私が出来る事ならするわ」

集「い、いや……そこまでしないでもいいんじゃない？」

るり「それくらいさせて。もっと酷い事になってたかもしれないんだから」

集「とは言ってもねー……」

るり「罪滅ぼしになるか分からないけど」

集「うっ……」

るり「言って」

集「……」



集（どんどん言える空気じゃなくなってきてる！！どーする！？）

集「うーん……じゃあ……」

集「るりちゃんの手作り弁当が食べたいかなーなんて」

るり「お弁当？」

集「うん」

るり「それだけで良いの？」

集「充分ですハイ」

るり「……」

集「……」ﾆｺﾆｺ

るり「……こんな時くらい意地悪になりなさいよ」ﾎﾞｿｯ

集「でもそんなオレの事が好きだったりして！」ｷﾗｰﾝ

るり「……っ」



集（あれ？ 思ってた反応と違う……）

【　　　】



るり「……」



集（お互い無言のまま五分くらい経ったかな。るりちゃんはずーっと俯いたままだ）


集（……どうしよう。罪悪感が半端ないや）


集（……）


集（こう見えてもオレの事を心配してくれてるんだよな……）


集（……なのにオレは……）


集（……）

集「…………る、るりちゃんさん」

るり「……なに？」

集「マジごめんなさい」

るり「どうしてあなたが謝るの？」

集「……じ、実はその……」



カクカクシカジカ……



るり「……」


集（……ハイ終わった。オレの人生トマトジュースのせいで終わった）

中断
やっぱりるりちゃんはどっちかって言うとツンデレ系なんですかね

るり「舞子くん」

集「ハイ」

るり「ケガはしてないのね？」

集「ハイ」

るり「……そう」

集「……」

るり「……」

集「あれ？ 怒らないの？」

るり「怒って欲しいの？」ｷﾞﾛｯ

集「いえそんな事は！」

るり「……取りあえずケガがないなら良かったわ」

集「で、ですよねー」

るり「……」ｼﾞｯ

集「……どうしたの？」

るり「さっきからなんで右手だけ不自然に隠してるの？」

集「そんな事ないよ」

るり「……」

集「なんでもないよ」

るり「……」

集「問題ないよ」

るり「……」





るり「見せなさい」ｷﾞﾛｯ

集「ｱｯﾊｲ」

【右手】



るり「……腫れてるじゃない」

集「そ、そうかな？ るりちゃんの気のせいじゃないの？」

るり「ちょっと待ってなさい」ﾃｸﾃｸ



ゴソゴソ……



集「あ、あの真面目なるりちゃんが勝手に冷蔵庫漁るなんて！」ｶﾞｰﾝ

るり「……うるさいんだけど。それと何よその説明口調」

集「さーせん」



るり（……あった。湿布）

るり（あとは何か固定できる物を……）ｷｮﾛｷｮﾛ



集（……）

【応急処置】



るり「右手、出しなさい」

集「……はい」

るり「……」ｽｯ

集「ッ……」

るり「痛かった？ごめんなさい」

集「い、いや、そういう訳じゃないけど」

るり「……少しの間我慢して」

集「うん」

るり「……」ｻｯｻｯｻｯ

集「……へぇ、手慣れてるんだね」

るり「そうかしら」

集「そうだよ。凄いもんだよ」ｳﾝｳﾝ

るり「……あなたに言われても褒められてる気がしないのは何故かしらね」

集「酷いなぁ。たまには素直に受け止めてよ」

るり「……ふふっ」



集「！」



るり「……？　どうしたの？」

集「あ、いや……」



集（るりちゃんが自然に笑うなんて珍しいな……）

少ないけどこの辺で中断します。

逆に舞子くんが眼鏡を無くすパターンが見たいです

少ないけど、>>93の続き

集「……るりちゃんってさ」

るり「何？」

集「手、冷たいんだね」

るり「いきなり何を言い出すのよあなたは」

集「聞いたことない？手が冷たい人は心が暖かいんだって」

るり「聞いたことあるけど」

集「つまりるりちゃんは心が暖かい優しい子なんだよ！」

るり「迷信ね」ｽﾞﾊﾞｯ

集「」

【】


るり「…………はい。終わったわ」

集「凄いや。これなら病院行く必要も無さそうだ」

るり「ちゃんと行きなさい。飽くまで応急処置なんだから」

集「あははっ……とにかくありがとね。心配掛けてごめん」

るり「私に非があるんだから当然よ」

集「本っ当に素直じゃないんだから」ﾍﾗﾍﾗ

るり「……うるさいわね。大人しく寝てなさい」

集「はーい」

るり「――じゃあ私はそろそろ戻るわ」

集「もう行っちゃうの？淋しいなぁ。オレ誰か傍にいてくれないと眠れない体質なんだよねー」

るり「は？」

集「なんだよねー」

るり「……」

集「な、なんだよねー……」

るり「……」ﾊｧ

集（……やばい、やり過ぎたかな）





るり「……しかt

集「――ごめんなさい！冗談！冗談です！」

るり「…………」

ごめんなさい少ないけど終了です
最後は>>99書いて終わらせます！

お久しぶりです。
遅くなって申し訳ありません

>>99投下します！

【ある日】



眼鏡だったもの「」



集「……」



集「あちゃあ……」

【通学路】



楽「よーっす」

千棘「おはよー舞子くん」

集「おはよう。今日も二人仲良く登校ですか」

楽「そんなんじゃねーっての……あれ？ お前メガネどうしたんだ？」

集「あぁ、眼鏡ね。うん……」

千棘（すっごい遠い目してる……）



集「……朝起きたら粉々になってた」ﾊﾊｯ……

楽「なにそれ怖い」

【学校】



集「おはよー」

小咲「おはよう舞子くん。……あれ？今日は眼鏡掛けてないんだ」

集「まぁね。イメチェンってやつ？」

鶫「眼鏡が無くても見えるのか？」

集「なんとか、って感じだけど」

楽「危なっかしいのはゴメンだぞ？」

集「大丈夫だって。こーいう時、転んでラッキースケベができるのなんて楽くらいだから」

楽「へ？」

集「何でもないよ」

るり「……」ﾍﾟﾗｯ

集「おはよーるりちゃん」

るり「おはよ…………う」ﾋﾟﾀｯ

集「？」

るり「……あなた、舞子くんよね」

集「そーだよ？」

るり「……」

集「あぁ、眼鏡の事？」

るり「まぁ……そうだけど」

集「たまにはイメチェンでもしようかなーって思って」ﾆｺｯ

るり「…………そう」ﾌｲｯ

集（顔逸らされた！？）ｶﾞｰﾝ

【授業中】



るり（……）ｶｷｶｷ


るり（……この辺は予習してるし大丈夫みたい）


るり（……）


るり（……）ﾁﾗｯ



集「……ZZZ……」



るり（羽先生の授業なのに爆睡してる……珍しいわね）



集「…ZZZ……もう食えないよ……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ



るり（……寝言でそのフレーズ呟く人本当にいたのね）

羽「―――それじゃあ、この問題を誰かに解いて貰おうかな」




集「……ZZZ……」



るり（……）


るり（それにしても眼鏡外すだけで割りと印象変わるのね。こうして見ると結構……）


るり（……）


るり（……！）ﾊｯ


るり（……）ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ！


るり（……今日も良い天気だわ）

るり（……）


るり（……）ﾁﾗｯ



集「……ZZZ……」



るり（……呑気に熟睡するなんて良いご身分ね）



集「……るりちゃん……それは眼鏡じゃなくて鰹節だよ……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ



るり（どんな夢見てるのよ。変な夢に勝手に人を出さないで貰いたいんだけど）



るり（……）



るり（……こっちの気も知らない癖に）

るり（……）ｶｷｶｷ



るり（……）ｶｷｶｷ



るり（……）ﾋﾟﾀｯ



るり（……あれ？）



るり（今、私、なんて―――）








羽「――宮本さん？」ﾋｮｺｯ


るり「！？」ｶﾞﾀｰﾝ

羽「さっきから呼んでるのに……無視は傷付くなぁ……」ﾖﾖﾖ…

るり「あ、いえ……すみません。そういう訳じゃないんです」



千棘「……どうかしたのかな、るりちゃん」ﾎﾞｿｯ

楽「珍しいな。宮本が上の空なんて」ﾎﾞｿｯ

小咲「……？」



＜ザワザワ……



るり（不覚だわ……全く気付かなかったなんて）

るり（……こ、これも全部あの男のせいよ）

るり（こんな時でも気持ち良さそうに熟睡してるあの男の―――）ｷﾞﾛｯ




集「……」ﾆﾔﾆﾔ




るり「」

集「……」ﾆﾔﾆﾔ


るり「……」


集「……」ｽﾁｬｯ←携帯構える


るり「……」


集「……」ﾋﾟﾛﾘｰﾝ←携帯のカメラ音


るり「……」


集「……放心顔のるりちゃんゲーット☆」ﾎﾞｿｯ


るり「……」







　　　　　　　　このあと

　　　　　　　　滅茶苦茶

　　　　　　　 グーパンした