凜「あ、100円だにゃー!」 (9)
凜「これはラッキーラッキー!」
凜「希ちゃんじゃないけど最近ついてるかも♪」ルンルン
凜「あ!」
凜「ビー玉みっけ!」
凜「これはこれで嬉しいにゃー♪」
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凜「ここは色々と、落ちてるにゃ!」
凜「あ!これ凜が良くラーメン三郎のクーポン!」
凜「200円引きはお得だにゃー」
凜「何かベトベトするけど…」
凜「あれ?後ろに何か書いてある」
ーたすけてー
凜「よく分からないにゃー
」
凜「あれー、こんな所に大きな穴!」
凜「深くて下が見えないにゃ」
凜「あ、写真撮ってみんなに見せよーっと」パシャ
凜「もー少しだけ近づいて…」
ツルッ
凜「にゃにゃ!?」
凜「にゃぁああああああああ」
ナレーター「凛ちゃんは穴に落ちてしまいました(笑)」
凛「いたたた…」
凜「ここは…どこにゃ?」
「あー!目が覚めた?」
凜「…、!?かよちん!?」
花陽「か、かよちん…?って私のことですか…?」
凜「もちろんだにゃ!何でかよちんが穴の下に!?」
凜「というか!?ここ家だよね!
ハウスだよね!?」
花陽「お、落ち着いてください…」
花陽「穴ってなんですか?ここは私のお家、あなた、庭で倒れてたんですよ」
凜(凜、知ってるにゃ…)
凜(これ多分異世界にゃ)
ナレーター「おおーっと!いつに無く賢い凛ちゃんだぁああああ」
凛「少し黙るにゃ」
凛「えーっと、ありがとう!」
花陽「どういたしまして、私は花陽、よろしくね」
凛「凛は凛にゃ!よろしくねかよちん!」
凛
花陽「ところで、凛ちゃんは何でこんなところで倒れていたんですか?」
凛「えーっとね、穴に落ちちゃったんだ」
凛「あと、敬語はやめてほしいにゃ」
花陽「お馬鹿なんだなぁ…」
花陽(おっちょこちょいなんだね♪)
凛「かよちん、逆にゃ」
花陽「あ、ごめん」
花陽(かよちんかー…)
凛「凛ねー、多分異世界から来たんだ」
花陽(何言ってんだこいつ)
花陽「へ、へぇー」
凛「適当だね」
花陽「うん」
「ドンドンっ!ここを開けるドンっ!」
花陽「凛ちゃん!隠れて!」
凛「え?」
ドンちゃん「さぁ、今日の税金を払うドンっ」
花陽「これです…」
ドンちゃん「フルコンボだどんっ!」
花陽「凛ちゃん、もう出てきていいよ」
凛「かよちん、今の太鼓なに?」
花陽「え!?本当に何も知らないの?」
花陽「あれはノゾーミの部下のドンちゃんだよ」
花陽「今この世界を支配するノゾーミ、その手下のほんの一部に過ぎない…」
花陽「生きるためにはお金が必要なんだよ…」
凛「かよちん…」
凛「かよちんにそんな悲しい顔させるカスは凛が許さないにゃ!」
凛「かよちん、この剣借りるね…」
花陽「凛ちゃん…」
花陽「私も…私も連れてって!」
花陽「もう、こんな日々を変えたいの…」
凛「かよちん…三十秒で支度しにゃ、グズは嫌いだよ」チラッ
花陽「もう出来てるよ!」
凛「はやっ!?」
凛「って、かよちん!?それ!?」
花陽「え?RPG7だけど?」
凛「凛もそれが良いにゃ」
花陽「ごめん、それは出来ないんだ…」
花陽「パーティに遠距離二人はバランス悪いもん…」
凛「凛はこっちのかよちんも好きにゃー」
ナレーター「じっかぁああああい!」
ナレーター「始まる二人の冒険」
ナレーター「超エキサイティイイイイイン!」
凛「少し黙るにゃ」
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