勇者「おらは死んじまっただー♪」 (124)

初ssです
不慣れですがよろしくお願いします
そろそろメタルギアソリッドファントムペインが発売近いですね、楽しみです

始めますね

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440084125

マジか

僧侶「なんですかその歌?」

勇者「知らない?」

僧侶「私、これでも聖職者なので」

勇者「関係あるのそれ?」

僧侶「もちろんありますよ、そんな不謹慎な歌は知りません」

勇者「不謹慎かあ。」

僧侶「そうですよ」

初めて投稿するので変なことしてたら教えてください…ちなみにスマほからです


勇者「…君の胸の方が不謹慎じゃない?」

僧侶「…どういう意味ですか?」

勇者「やだなぁ、とぼけちゃって」

勇者「君が1番よくわかってるでしょ?そんな人を誘惑させるようなヤラシイ体しちゃってさ」

僧侶「わかりました、勇者さまにはこれから回復はしません」

勇者「ちょ、ちょっと待って!それ遠回しに死ねって言ってるようなものじゃないか!」

勇者「ひどすぎる!」

僧侶「どっちがですか!久々の会話がこれですか!このセクハラ魔王!」

勇者「いや僕いちおう勇者だからさ、そこはセクハラ勇者にして」

勇者「あ、イケメン勇者?インテリ勇者とかでもいいよ」

僧侶「わかりましたゴミクズ勇者」

勇者「それもう勇者じゃなくない?」

勇者「それにしても確かに最近あんまり喋ってなかったね、なんでだろう」

僧侶「ただでさえ後衛と前衛で多少距離があるのにゴミクズ……勇者さま一撃で魔物倒しちゃうじゃないですか」

勇者「…いま勇者っていう肩書きすらもつけるの躊躇ったね」

勇者「うんそうか、つまりメンバーが魔物の攻撃を受けてないから回復を頼む必要がなくなって自然と会話しなくなったわけか」

僧侶「そういうことですね」

僧侶「だから今のあなたには回復必要ないんじゃないんですか?というか私いらなくないですか?」

勇者「まあ僕が強過ぎるってのはあるよね」

勇者「大体どの戦闘も3分以内で終わっちゃうし」

僧侶「前から思ってたんですよね、私って存在価値あるのかなあって」

僧侶「無駄に装備とか宿代とか浪費するだけですし、メンバーには申し訳なく思ってました」

勇者「僧侶さん……」

僧侶「もちろんあなた以外のメンバーにですけど」

勇者「さっきの会話で劇的に僕への好感度が下がった」

勇者「でもさ僧侶さん」

勇者「そんなことはないんだよ?確かに今は活躍できる場が少ないかもしれない」

勇者「でもそんなのは今だけだ、またすぐに魔物たちも僕たちを殺そうとより質の高い魔物を各地に配属するんじゃないかな」

勇者「そうなったら事態は今のようにはいかないよ、一撃で倒せたはずの魔物がもっと手数も力も必要になる」

勇者「確実に今よりも長期線になり前衛のダメージの蓄積は免れない…、そんな時に君がいなかったらどうする?」

勇者「僕も少しは回復魔法は使えるけど、それじゃあ追いつかない。それに僕が回復に回ったら今度は敵への攻撃が手薄になって更なる窮地においこまれる」

勇者「現に前衛の戦士と僕だったら僕の方が力も腕も上だ、そして戦士は回復魔法は使えない」

勇者「君が抜けたらこのパーティ…ズバリ死ぬわよ」

僧侶「細木数子さん…」

僧侶「そう…ですよね!私が抜けたらみんな困りますもんね!私ちょっと拗ねてたみたいです」

僧侶「勇者さまありがとうございます、おかげでこれから頑張れます」

勇者「まあ、本音を言うと僧侶さん可愛いし巨乳だからストイックな戦いをしてる僕と戦士には唯一の癒しだから抜けられると困るんだよね、ほんとに」

僧侶「死になさい」

勇者「不謹慎じゃない?!」


僧侶編~完~

勇者「あーいのままにー♪わーがままにー♪僕は君だけを傷つけーないー♪」

魔法使い「なにその歌?」

勇者「知らない?」

魔法使い「知らないわ、ラブソング?」

勇者「そうさ、B'zの曲で1番曲名が長いんだ」

魔法使い「…びーず?」

勇者「おおっと!イントネーション気をつけてくれよ、世間の皆さんはびー→ず↓だと思われてるがそれは誤解だ!B'z本人たちは装飾品のビーズと一緒らしいからね!」

魔法使い「さっきの歌、もっと聞きたいわ」

勇者「いいよ、ライブdamの精密採点で磨いた技術力見せてあげよう」

魔法使い「あたし最近あなたの言ってることの半分がよくわからないわ」

歌った

勇者「ありがとー!愛してるぜ武道館!!」

魔法使い「ん?武道?」

魔法使い「ま、いいわ。ありがとう、素敵な歌だったわ」

勇者「…歌はいいよね、歌は心を潤してくれる、リリンが見つけた文化の極みさ」

連投しすぎですかね…?よくわからない

魔法使い「まあそうね、歌ってくれたお礼に何かしてあげる」

勇者「え、何でも?」

魔法使い「あたしに出来ることなら」

勇者「ぐっ…」

勇者「そ、それは……例えばだ」

勇者「僕がお礼と称して君に性的なことをお願いしてもそれを叶えてくれると?」

魔法使い「…勇者はあたしにそう望むの?」

魔法使い「それなら止めない、絶対に出来るとは保証はできないけど努力してみるわ」

勇者「!じ、じゃあパンt」

魔法使い「まあ、あたしはあなたをそんなヤルことしか考えてない脳みそが下半身にあるようなそこらへんの男とは違うと思っているけど」

魔法使い「大体ヒトとしてどうかと思うわ、あたしが好意でお礼に何かしてあげるって言ってるのにそれを踏みにじる、なんて下衆で愚かな考え…勇者であるあなたにできるわけないものね?」

魔法使い「あなたを信じてるわ、‘勇者’」

勇者「…」

勇者「よし!じゃあ補助魔法について教えてもらおうかな!」

何も臆したわけではない
彼は彼女を想っていたのだ

そう、愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない


魔法使い編~完~

勇者「見えないものをみよーとしてー♪」

戦士「なんだ急に?」

勇者「BUMP OF CHICKENの天体観測」

戦士「ふーん…」


戦士編~完~

戦士「ちょっと待って!」

勇者「なに?」

戦士「いや早いよ」

戦士「終わらせるのが早い、LTEかよ!」

勇者「それは‘速い’だから、あと僕スマホLTEないから伝わらない」

勇者「もし今さりげなく僕に俺のスマホ及びIT機器は高性能だぜアピールをしたなら今すぐ死ぬかスタバに行ってドヤ顔でMACいじりながらなんたらフェラペチーノ頼んできて」

戦士「他の二人はさっきの会話からいろいろ話繋げてたじゃないか!なんでおれだけこんな…」

勇者「モチベーションさ」

戦士「なんだそれは?マスターべーションしか知らないぞ」

勇者「いいかい?君は男なんだ」

勇者「このSSを見てる誰もが主人公の僕以外の男にまず興味がない」

勇者「そして今回の話は男である僕と戦士が話のメインだ、他の二人は出てこない」

勇者「ゆえに誰も期待していないんだこの話、期待に応えようとするのが人間、でもはなから期待されてないんだ」

勇者「当然作者は書く気が失せるわけだ、どんなにこの話に力を入れようと誰も得しないんだからね」

戦士「な、なにをいってる……?」

勇者「そんなに怯えないで」

勇者「要はさ、僕と君は作者の自己満足に作られた駒に過ぎないんだよ」

戦士「ち、ちがう!俺は!」

勇者「ならなぜ君はここにいる?なぜ今まで戦ってきた?」

戦士「勇者…俺たちは政府や作者の道具じゃない」

戦士「戦うことでしか自分を表現できなかったが、いつも自分の意志で戦ってきた」

勇者「…君の今のセリフもメタルギアソリッド好きの作者が君という存在を間借りして言わせただけだ、どこまでも君は駒なんだ」

戦士「くそっ!ちがう!ちがう!!」

勇者「…悔しくはないかい?」

戦士「え…?」

勇者「どうせ誰も見てないんだ、作者さえも」

勇者「ぶち壊すなら、今だろう?」

戦士「!もし、俺たちが作者という枠組みを離れてこの話を滅茶苦茶にしたら…!」

勇者「そうだ!壊すんだ!見えないものがなんだ!僕たちはまだ終わってない!」

戦士「あぁ!やってやる!やってやるぞ!」

勇者「…」

戦士「…」

戦士「具体的には何をすればいいんだ…?」

勇者「何って…やっぱ……ナニ?」

戦士「え?」

勇者「よしまず君はフルチンになるんだ」

戦士「いやいやいや!」

勇者「落ち着け、冷静になれ、FULLCHINになれ、戦士」

戦士「嫌に決まってるだろう!なんで記念すべき最初の自分の意志でやることがフルチンなんだ!」

勇者「そうでもしないと誰の注目も集めれないだろう?」

勇者「案ずるな、もちろん僕もフルチンになる」

戦士「なに!?あのズル剥けのやつを!?」

勇者「そうだ、FULLCHINAL ZURUMCHEMISTだ」

戦士「ふるちんなる ずるむけみすと…?(語呂悪いな)」

勇者「それだけじゃない!僕はそれで終わる男じゃない!」

戦士「まだあるのか!?」

勇者「オナニーだ」

戦士「なん…だと…!?」

勇者「僕たちはフルチンになる、そして僕はさらにオナニーもする!」

勇者「邪魔な恥を殺し1番になる!」

戦士「ぐっ、しかしここは野外だぞ!?」

勇者「なあ…僕たちは駒じゃない。戦士だ!!」

戦士「!…やるんだな!今ここで!」

勇者「あぁ…(オナニーは)5年ぶりだな…!」


見えないものを見ようとするということはやはり止めておいた方がいいかもしれない


戦士編、再び~完~

勇者「おーもいでいーまはしまぁーっておこう♪」

戦士「勇者…」

勇者「やけに暗いね、どーしたのさ」

戦士「いや俺はお前の方がよくわからん、あのあと通報され騎士団の方たちが来て随分しぼられたのに何故お前はそんなにも元気なんだ」

勇者「あぁ…実はねあの一件で僕、裸を見られるの好きになったみたいだ」

戦士「新しい扉を開いてるじゃないか」

勇者「そうみたいだ、…もしやこれが悟りってやつなのか…?」

戦士「絶対に違うと思う」

戦士「とにかく俺はお前みたいにそんなに早く切り替えられないよ…」

勇者「嫌な…事件だったね…、服が1着、まだ見つかってないんだろ…?」

戦士「ああ…、しかもパンツだからな死にたい」

勇者「そんな不謹慎なこと言うと僧侶さんに怒られるよ、あ、口も聞いてもらえないんだったね」

戦士「お前もな、というか傷をえぐるのやめてくれ」

勇者「わかった、でもさ、それっておかしくないかな?」

勇者「僕たちは戦うために色々なものを捨てた、立派な戦士さ」

勇者「だけど結果は騎士団に怒られるわパーティの女の子には引かれる様さ」

戦士「でもそれが現実だ」

勇者「いややっぱりおかしいよ、僕たちは戦うために脱いだ!これが誰にでもできることなのか!?いいやそれは違う、そのことは現に僕にそそのかされて脱いでしまった君が1番よくわかってるはずだ!あのとき君は何を思った!?」

戦士「…恥ずかしいと…思いました」

勇者「そうだ!羞恥心があったのにも関わらず戦うために覚悟して恥を捨て戦士であることを望んだ!」

戦士「俺は…間違ってなかった…?」

勇者「もちろんだ、それなのに事もあろうか同じパーティーのメンバーにすら理解されず口もきいてもらえないなんて!彼女たちの方こそ過ちを犯しているんだ!」

戦士「そんな、そんな奴らに俺たちは!」

勇者「同じ仲間なら彼女たちの目を覚まさせてあげるべきだと僕は思う」

戦士「でも…どうやって…?」

勇者「…同じ目に遭ってもらうのさ」

勇者「戦士、ここはどこだい?」

戦士「街の宿屋だが…?」

勇者「僧侶さんと魔法使いさんは今なにしてる?」

戦士「この時間なら…入浴をしてるはずだが……!」

勇者「察したようだね、口にしてはいけないよ」

戦士「ま、待ってくれ!」

勇者「なんだい?…まさかとは思うが裸を覗くなんて失礼だ、なんて考えてないよね?」

勇者「もしそうなら、戦士。僕は君を一生軽蔑するよ」

勇者「これは覗きなんて言葉で片付けられるほど簡単な問題じゃない!覚悟を持った男の果てのない世界への復讐なんだ!」

勇者「僕だって彼女たちを巻き込みたくはない、旅を始めてから…かけがえのない思い出があるんだ」


―勇者さまって割と変態なんですね

―あなたから戦闘の強さをとったら変態性しか残らないわね

―気持ち悪い…

―それ以上近付いたら…わかるわよね?

作者は下げる必要ないよ
てか下げるとあまり人が来なくなることが

勇者「でもそれとこれは別問題さ、これは彼女たちを助ける為でもある」

勇者「さあ戦士、スパートかけようぜ」


第一次世界大戦~完~

>>31
ありがとう!

勇者「待たせたな」

戦士「予定通りだ勇者、ブランクがあるとは思えん」

勇者「目的地についた、オーバー」

戦士「何が見える?双眼鏡で確認してくれ」

勇者「あぁ、天国が見える」

戦士「ヘブンか」

戦士「だが、俺たちは天国にはいない」

勇者「そう、見ているだけ」

勇者「天国には足を踏み入れてはいない、まさにここはアウターヘブンだ」

戦士「ということは…やはり…」

勇者「あぁ、今日から僕は…(股間が)BIGBOSSだ」


天国の外側~完~

僧侶「魔法使いさん、眼球の中の水分を蒸発させる魔法ってありましたっけ?」

魔法使い「ええ、術式を書いたこの発火布と呼ばれる手袋をはめて指をならして摩擦を起こす」

僧侶「そうするとなんやかんやで燃やすことができるんですよね」

魔法使い「ええ、この間まで湿っけのあるところだと使えないという弱点があったのだけどなんとかなったわ」

僧侶「それでは…お願いできますか?」

魔法使い「もちろん」

パチンっ

勇者戦士「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!」

僧侶「いいセンス…ですね!」


報復の連鎖~完~

以上です!
ずっと下げてましたね、申し訳ない…
パロディ多過ぎましたね
何か指摘してくれたら嬉しいです
ありがとうございました!

B'zはバラードが至高

乙!
面白かったよ

結構好きだわこういうの
あと3スレくらい見たいな|д゚)チラッ

>>38
了解です!
今日の深夜には少し追加するかもです

3スレを快諾する作者の鑑

B'zはプールと同じ発音だろ?(by Wikipedia)

3スレマジか

3レスと勘違いしてた…申し訳ない(笑)
少しだけ書いたので追加



勇者「時に愛は二人をためしてるぅ~♪びこぉずあぁいらぶゆー♪」

僧侶「…」

勇者「…」

僧侶「…」

勇者「い、いーまはオマエが誘うまぁまにぃ♪おーおーぼれてみたぁぁぁぁぁい♪」

勇者「…」

僧侶「…」

僧侶「…終わりですか?」

勇者「う、うん」

僧侶「私、前に言いましたよね?」

僧侶「歌を利用して私たちにセクハラするのやめてくださいって」

勇者「そうだっけ?」

僧侶「…勇者さま、見えますか?発火布です」

勇者「いやぁぁぁぁぁ!それだけは!それだけはご勘弁を!何とぞ御容赦下さい!僧侶さまあ!」

僧侶「いい声で鳴きますね、その調子ですよ」

勇者「…(僧侶さんが風呂覗きの一件で見た目は天使なのに阿修羅みたいになった)」

僧侶「理解したなら歌うのをやめて今後一切口を閉じなさい、そして鼻呼吸も止めなさい」

勇者「それでは息ができませぬ」

勇者「(とにかくこのままではマジでいつか殺されかねん、何とか機嫌をなおしてもらわなければ)」

僧侶「それでは失礼しますね」

勇者「お待ちになって!」

僧侶「なんですか?またセクハラですか?ダーマ神殿なしで転生したいんですか?」

勇者「それは違うよ!というか神殿なしの転生ってただ死ぬだけじゃないか!」

勇者「(ここは1つ褒め殺しの作戦でいこう)」

勇者「いやさ~僧侶さんてほんとにいい子だよね」

僧侶「…」

勇者「ちゃんと聖職者としての自覚も責任も持ってるし、毎日お祈りも欠かさず信心深くて何よりも他人に思いやりがあるよね」

勇者「貞操観念もきちんとしてて乙女で笑顔は可愛いしお世辞じゃなくてほんとに回復魔法なしにいつも癒してもらってるよ、変な意味じゃなくてさ」

僧侶「…」

僧侶「…そ、そんなこと…ありませんよ?」

勇者「ほら、こういうとこでまた謙遜して実力を鼻につけないところがまた健気で癒されるんだ!」

僧侶「ま、また…そんなこといってセクハラする気でしょう…?」

勇者「その件は本当に今までごめん」

勇者「僧侶さんがあんまりにも優しくて、それにとても魅力のある女性だったから」

勇者「…僧侶さんの優しさにつけあがって大切な僧侶さんの気持ちを踏みにじったこと、本当に深く反省してるよ」

僧侶「勇者さま…」

僧侶「そんなに私のことを思ってくれていたのですね」

勇者「もちろんだよ、でも僕のしたことは許されることじゃない」

勇者「今だってこうやって優しい僧侶さんにつけこもうとしてる、最低だよ…」

勇者「(よし噛まずに言えたぞ、演技上手いなあ僕、月9出れるんじゃないか)」

僧侶「そうですね、勇者さまは最低です」

勇者「!(失敗した!?)」

僧侶「最低でスケベで変態でクズでセクハラすることしか頭にない猿で、それにカビみたいな匂いがします」

勇者「あれ…?涙が止まらないぞ」

僧侶「…でも、私にとってはちゃんと‘勇者さま’ですから!」

勇者「えんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

僧侶「うるさいです」

勇者「ごめん」

僧侶「ご、誤解しないでくださいよ?好意とかぜんっぜんないですからね!そ、そりゃ確かに勇者さまは顔だけは悪くないし戦ってるときは真剣で格好いいですけど!」

僧侶「…あ!ち、違くて!そういう意味じゃなくて!」

勇者「おや…?僧侶のようすが…?」

僧侶「もう!変なこと言わせないでください!」

僧侶「ち、ちゃんと責任とってもらいますからね?」

勇者「間違いねえ!誘ってやがるこの女!」

勇者「みなまでいうな僧侶さん」

僧侶「は?」

勇者「求め合う二つの体がある~♪おーそれだけでいい~♪」

勇者はルパンダイブをした!

僧侶「死になさい!」

勇者「あれ!?」


僧侶編、再び~完~

勇者「やあ魔法使いさん」

魔法使い「あら、今日は歌ってないのね」

勇者「うん、僧侶さんにつぎ女の子の前で歌ったら肉の一片も残さず燃やすって言われちゃって」

魔法使い「そうなの、それだと復活魔法でも甦れないわね」

勇者「僧侶さん目が殺人鬼みたいだったよ、聖職者なのに」

魔法使い「まあその方法を提案したのあたしだけど」

勇者「ひどすぎる」

魔法使い「そうかしら?」

魔法使い「ふふ…目を焼かれたときのあなたたちの表情…たまらないわ…」

勇者「魔法使いさんが新世界にいってしまわれた」

魔法使い「話は変わるけど」

勇者「なんだい魔法使いさん、僕はSMプレイは好きだけど拷問は遠慮したいよ」

魔法使い「あたしも最近歌に熱中してるのよ」

勇者「へえ~、こいつは驚いた!魔法使いさんも音楽とか聞くんだねえ」

勇者「具体的になに聞いてるの?色っぽい魔法使いさんのことだから椎名林檎とか?相対性理論?」

魔法使い「L'Arc〜en〜Cielよ」

勇者「まさかの」

勇者「まあ色っぽいちゃあ色っぽいよね、hydeさんね」

魔法使い「ええ、彼のあのねっとりしていて濃くて色気を感じつつも時に激しく歌う…あんな風に誰かに歌われたらあたしも身体を許してしまいそう…」

勇者「ふ、ふーん?」

魔法使い「良ければあなたに歌って欲しいのだけれど、勇者?」

勇者「!?」

勇者「い、いや待ってよ」

勇者「さっきも言った通り次、女の子の前で歌ったらどえらいことになるんだよ、僕が」

魔法使い「…」

魔法使い「そう…、あなたならあたしの好きな音楽を理解してくれる唯一の人だと思ったのに…」

魔法使い「寂しいわ」

勇者「う、そんなこと言われても…」

魔法使い「あなたの歌が、他の誰でもない、あなたの歌が聞きたかった」

勇者「ぐぐぐっ…!」

魔法使い「あなたの声で、あの彼のような歌声を聞いて夜を共にしたかったのに…」

勇者「んひぃぃぃぃぃぃぃ!!」

魔法使い「でも仕方が無いわね」

魔法使い「それならせめてあたしの歌を聞いてくれる?」

勇者「…そ、それくらいならいくらでも」

魔法使い「嬉しいわ」

魔法使い「聴いてください、Ready Steady Go」

勇者「!」

魔法使い「ふきとんでゆく風景~♪転がるようにまえへ~♪」

勇者「…」

魔法使い「苦しまぁぎれでも~標的はもう見逃さなぁい~♪」

勇者「…」

魔法使い「あてにならない地図~♪やぁいてしまえばいいさ~♪」

勇者「…」ソワソワ

魔法使い「うずもれ~たしんじ~つ♪この掌でつかみとろう♪」

勇者「!」ワクワク

魔法使い「む~ちゅうで~~~♪」

勇者「はぁやくぅ~~♪」

魔法使い「…」

勇者「…」

魔法使い「…」ニヤリ

勇者「やってもうたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


魔法使い編、再び~完~

今日はここまでです!
戦士編は力を入れて書きたいのでお待ちを

あと2941レスだね(ニッコリ

茨の道だが、頑張れ

なに、戦士編で2スレ使うって?
魔法使いはドSやな…乙

勇者「時に戦士よ」

戦士「なんだ」

勇者「僕の今までの死亡回数を言ってみてくれ」

戦士「…82回だな」

勇者「そのうち魔物に殺された数は?」

戦士「あぁ、ゼロだ」

勇者「不思議だと思う?」

戦士「いや全く」

勇者「なら僕にどうして魔物にも殺されてないのに死んでるの?と聞いてくれ」

戦士「いやいい、答えはよく知っている」

戦士「主に僧侶によるセクハラ制裁が33回、残りは魔法使いの個人的な拷問だ」

勇者「お見事、草野仁人形をあげよう」

戦士「いらん」

勇者「そうか君はヘキサゴン派だったか」

戦士「いや俺はQさま派だ」

戦士「ヘキサゴンはなんか音楽ユニット作り出したあたりから見切ったんだ」

勇者「懸命だね、その後のヘキサゴンの低迷は見るにたえなかった」

勇者「ちなみに僕はミラクル9に最近注目してるんだ」

戦士「くりぃむしちゅーのあれか」

勇者「そうそう、特に僕は大家志津香ちゃんが好きでね…癒される」

戦士「確かにあの馬鹿さ加減は俺も割と毎週楽しみにしてる」

戦士「まあ優香ちゃんには叶わないけどな」

勇者「たまーに見れる天然ぶりが萌えるよね」

戦士「でもまあやっぱり…」

勇者「そうだね…クイズ番組の頂点、ミリオネアには届かない」

戦士「それにしてもなんでこんな話をしてるんだ?」

勇者「うん、ぶっちゃけると作者の凡ミスなんだ」

戦士「おいおい、またその話か」

戦士「もうやめてくれよ!二度と眼球蒸発の刑はごめんだ!」

勇者「甘ったれないでくれ戦士、僕が何回あの発火布で爆発させられたと思ってる」


―勇者はあと何回殺したら死ぬのかな?


勇者「僕はあの時の魔法使いさんの目を一生忘れることができない」

戦士「お熱いことで」

勇者「それでなんでいきなりクイズ番組の話をしたかっていうとね」

勇者「早い話、文字稼ぎなんだ」

戦士「またメタ的な話か…」

勇者「仕方ないだろう?こういう話は戦士編でしか話題にできないんだよ」

戦士「何なんだその法則、俺だって歌からどうにかこうにかしてセクハラされたいんだが」

勇者「需要ない」

勇者「まあ原因は全部作者にあるからさ」

戦士「なにをしたんだ奴は?」

勇者「勘違いだよ、それもとんでもない奴」

戦士「何だ?hydeの身長が156ってことか?」

勇者「スレとレスを間違えたんだよ」

戦士「おいおい、俺と福山雅治を見間違えるようなもんじゃないか」

勇者「掲示板にスレ立てするのは初めてなもんだから舞い上がってたんだろうね」

勇者「本当は3スレという膨大な量の文章をリクエストされたのに事もあろうか3レスだと思い込んで快諾してしまったんだよ」

戦士「馬鹿すぎる」

勇者「少し考えればわかるはずなのにね…」

戦士「そもそもこんなバトルシーンも恋愛シーンもないただ僧侶と魔法使いにいかにセクハラするかっていうアホみたいなSSにそんなに多く要求されるわけないだろうに」

勇者「果ては戦士は女戦士じゃなくて君みたいなガチムチの丸坊主だしね…誰得?」

戦士「…」

勇者「巨乳で可愛いくてツンデレな女僧侶!美乳でエロいドSな女魔法使い!」

勇者「よし!ならパーティは勇者以外ハーレムだろう!?残りは勝気だけど1番露出が多くて恋愛にはウブな女戦士と見た!」

戦士「…うぅ」

勇者「…と来てなんでお前なんじゃぁぁぁぁぁぁ!」

勇者「って見てる人は思うだろうね」

戦士「誠に申し訳ございませんでしたぁぁぁ!」

勇者「大丈夫だ戦士、僕は君の味方だ」

戦士「勇者…」

勇者「どうですか皆さん、誇り高い戦士が1人の漢として土下座をしています」

勇者「彼に免じて許してあげてください」

戦士「勇者…皆さん…」

勇者「さあこれだけ謝れば許してくれるさ」

勇者「よし、これで君の問題は解決したが本題をどうするか、だ」

戦士「さすがに3スレ分も話せんぞ俺たち」

勇者「わかってる、僕も作者にそんな才能があるとは思ってない」

俺「ていうかネタがない」

勇者「そこで、1つの賭けに出たいと思う」

戦士「賭け…?」

戦士「さ、さっきも言ったが拷問にかけられるのはごめんだからな!」

勇者「大丈夫さ、もしそういった事態になったとしてもそれは僕だけだろうから」

戦士「ど、どういう事だ…?何をする気なんだ」

勇者「察しが悪いな、戦士」

勇者「さっき君に性別のことで謝らせたのはたまたまだと思ってるのか…?」

勇者「さぁ、ここで特別ゲストの登場だ」

外科医「やあ、よろしく」

戦士「え?え?」

勇者「このSSを見ている人の最大のストレス…君が男だということ…」

勇者「それを解消して3スレにはいたらずともちゃんとけじめをつける!」

外科医「恐がることはない、最初はスースーして慣れないかもしれん…」

戦士「い、嫌だ…何をする気だぁぁぁぁぁ!」

勇者「シリコンがなくなればまた入れればいい、先生よろしくお願いしますね」

外科医「さあ、始めようか」

外科医「最高の突貫工事をね!!」


戦士、剣を没収される編~完~

ごめんよ戦士…
続きは明日!

男の大事な剣が...
乙ぱいになっただと...!?

せ、戦士ぃいいいいい!?

戦う男から剣を奪うとは、なんと非道な…!

人によっては寒いかも知れんがこのノリは大好きだ

遅くなりました!


外科医「どうだ、見違えるだろう」

勇者「素晴らしい」

外科医「私が持てる力すべて彼にぶつけてみた、いや彼女、か」

勇者「まさか身体の手術だけではなく骨格や顔の造形すらも女性化させてしまうとは、恐れ入った」

外科医「無免許ではあるが、その分の結果は約束する」

勇者「報酬は……僧侶さんのアッチョンブリケでしたよね」

勇者「でも、いいんですか?時間にすると3秒ぐらいで終わると思うんですけど」

外科医「いやそうじゃない、その瞬間は永遠なんだ」

勇者「…」

外科医「そうそう、手術したのは身体や顔だけじゃないぞ」

勇者「え?」

外科医「安心しろ、何もお前さんにとって不都合なものではない」

外科医「…私の知り合いに江戸時代にタイムスリップしたことのある脳外科医がいてね」

外科医「そいつに戦士の記憶をいじらせた」

勇者「なんと…」

勇者「ということは、戦士は…」

外科医「ああ、次に彼女が起きたとき」

外科医「彼女は見た目だけではない、記憶も女の子になったパーフェクトニューハーフとなる」

勇者「パーフェクト…ニューハーフ…!」

勇者「ありがとうございます!先生には頭が上がりません!」

外科医「礼には及ばん、これもアッチョンブリケのためだ」

外科医「さらばだ」

勇者「ありがとうございました!」

勇者「…」

勇者「そういえばスネークに声が似てたな…」


トランスフォームコンプリート~完~

勇者「ぼーくらはあいーしあ合ーい♪幸せを~わか~ちあ~い♪」

戦士「何その歌?」

勇者「知らない?」

戦士「知らなーい!」

戦士「…でも素敵な歌だね!」

勇者「そう思う?」

戦士「うん、どことなく優しい感じがして…」

戦士「えへへ、勇者が歌うからかな?」

勇者「嬉しいけど、それは違うよ」

勇者「君に向けて歌ったから、じゃないかな」

戦士「え!」

戦士「それ…本当…?」

勇者「もちろん、僕は嘘はつかない」

勇者「君にだけは」

戦士「…も、もう!勇者ってばそういうこと言ったら女の子が誤解しちゃうでしょっ?」

勇者「誤解じゃないんだけどなぁ」

戦士「さ、さぁ!休憩おわり!冒険進めるよ!」

戦士「僧侶ちゃん、魔法使いちゃーん!出発だよ~!」

                | │                   〈   !
                | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
               /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
               ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
_______∧,、_| | /ヽ!        |            |ヽ i !_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ヽ {  |           !           |ノ  /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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僧侶「わかりました」

魔法使い「あら、もう少しアリの巣に水を入れる遊びをしたかったのだけど…」

戦士「そ、それ虐殺じゃ…」

僧侶「もうダメですよ、アリだって命懸けで生きてるんですから」

魔法使い「仕方ないわね…、可愛い僧侶と戦士に言われたから止めるわ」

魔法使い「やっぱり勇者で遊ぶのが1番ね、ふふ」

戦士「ま、魔法使いさんが楽しそうでなにより…」

魔法使い「あら?そういうあなただって随分と楽しそうにしてたじゃない」

僧侶「そうですよ、勇者さまと楽しそうにお話してました」

戦士「ふぇえ!?な、ななに言っちゃてんのさ!」

魔法使い「そんなに焦るところを見ると本当に満更でもないのね」

僧侶「ムキになる戦士さんも可愛いです」

戦士「もう!からかわないでよっ、大体…その、勇者には魔法使いちゃんがいるじゃん…」

魔法使い「待ちなさい、なにそのあたしがあいつとデキてるみたいな言い方」

魔法使い「やめてくれるかしら、今まで一生食べてきたモノ全てを吐き出しそうだわ」

戦士「そ、そんなに?」

僧侶「戦士さん、魔法使いさんはただ他のものにサディスト的なことをすると私に止められるのでそのうっぷんを勇者さまで晴らしてるだけですよ」

魔法使い「一方的な拷問だからあなたが想像するようなことは1ミクロもないから安心しなさい」

戦士「そ、そっか!なら良かった~!」

僧侶魔法使い「(良かった?)」

魔法使い「本格的に恋してるのね戦士」

僧侶「まあいいんじゃないですか、勇者さまも何故か戦士さんが性転換してからセクハラが止まりましたから」

僧侶「あのままくっついてもらって戦士さんに抑止力になってもらいましょう」

魔法使い「それがいいわね、全力で応援させてもらうわ戦士」

戦士「おーい勇者ぁ!」

勇者「よし、みんな準備が終わったなら出発するよ」


戦闘中


勇者「おらっ!」

魔物「ぐぎゃぁぁ!」

勇者「うーん、数が多いな…」

戦士「えいっ」

魔物「…?」

戦士「うそー!きいてない!?」

魔物「ふしゃぁぁぁぁぁ!」

勇者「!」

勇者「戦士!うしろ!」

魔法使い「えっ?」

勇者「(まずい、魔法使いも僧侶も個別に襲われてる!僕がいくしかない!)」

勇者「まにあえええええ!」

魔物「しゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

ずしゃ!

戦士「勇者!?」

勇者「ぐっ!…おらぁぁぁぁぁあ!」

魔物「ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁ…」

戦士「勇者!?勇者!なにしてんだよ!背中に大怪我が…」

勇者「うぅ、戦士……無事かい?」

戦士「ゆうしゃあ…私は平気だよ…」

勇者「それなら、良かった」

戦士「良くない!私のせいだよごめん!ごめんごめんごめん…!」

僧侶「勇者さま!?」

戦士「僧侶ちゃんどうしよう!?勇者が…勇者が……!」

僧侶「落ち着いてください、今から手当てをしますから」

僧侶「戦士さんは魔法使いさんと一緒に攻撃に回ってください!」

戦士「う、うん…わかった!勇者のことよろしくっ!」


戦闘終了

>>85
魔法使い「えっ?」

戦士「えっ?」

失礼

勇者「………」

僧侶「出血が多かったので今は気を失っています、応急手当てと回復魔法はしましたがやはり心もとないです」

僧侶「今すぐにでもちゃんとした医療機関に彼を預けなければ…」

魔法使い「どうしましょう…ここの周辺には村も集落もないし…」

僧侶「私の魔力も残り少ないです…勇者さまが死んでも復活魔法はできません」

魔法使い「なにより今ここで彼に死なれたらこの砂漠を乗り切ることが出来ないわ」

戦士「…」

戦士「城下町に、戻ろう」

僧侶「あそこですか…確かに医療機関はありますが…」

僧侶「ここから城下町までは少なくとも3時間はかかります、それまでに勇者さまの体力が持つか…」

戦士「3時間ていうのはさ、私たち四人で歩いたときにかかった時間でしょ?」

戦士「今動けるメンバーの中なら私が1番体力はあるし脚も自信あるよ」

魔法使い「あなた、もしかして」

戦士「二人は残りの聖水全部つかって城下町に戻ってきて」

戦士「私は、勇者を抱えて先に町まで行ってくる」

僧侶「な、そんなのダメですよ!」

魔法使い「いくらなんでも無謀よ、途中で魔物にあったらどうするの?」

戦士「大丈夫、ここの魔物は幸い動きが鈍い」

戦士「…それに、こうなったのは全部私の責任だしね!私がちょっとくらい無茶しなきゃ!」

僧侶「で、でも…」

魔法使い「…わかったわ、他に方法が思いつくわけでもないし」

僧侶「魔法使いさんまで!」

魔法使い「彼女を信じましょう」

戦士「僧侶ちゃん、私ね」

僧侶「…?」

戦士「私、もう自分に素直に生きるって決めたの」

戦士「さっきみたいに、大切な人を自分のせいで失って……想いを伝えられないのは絶対にいや!」

戦士「私、認めるよ」

戦士「私は勇者のことが好き、絶対に死なせたくない、私が絶対に守る!…だってまだ想いを伝えてないから…!」

戦士「これでもまだ信じられない…?」

僧侶「…いいえ、あなたの道に神のご加護があらんことを」

戦士「ありがとう!」

魔法使い「戦士、あたしたち町についても少し時間を空けてあなたのところにいくわ」

戦士「…え?」

魔法使い「だから、その内にやることやっちゃいなさい?」

戦士「!」

戦士「と、とにかく行ってくる!」

シリアス展開です
今日はここまで!

乙ぱい

乙かれ
懐かしくてピースウォーカーやり直ししてきた

性転換じゃなければ素直にシリアスだなって思えるのだが…
おっつ

そういやニューハーフだったな

今回で終わりです


戦士「はぁっ…ふぅっ…!」

戦士「…勇者を担いで城下町に向かってそろそろ1時間…」

戦士「あと……30分もあれば着く…!」

戦士「頑張って勇者…!頑張って私の脚…!」

戦士「ぐっ…はあはあっ…」

戦士「はあっ……やっぱり…勇者も男の子だね……こんなに…重い…!」

戦士「ぜぇ…ぜぇ…」

戦士「勇者…私…もっと強くなる…!」

戦士「ふぐっ…!……勇者って周りの人に…呼ばれて…頑張ってるけど…」

戦士「ぜぇ……勇者だって…!ただの…!はあっ!……人間なんだもん…!」

戦士「ぐぅっ…!…だから…!もっと…!……もっと!強くなって…!今度は…私が…守る……!!」

勇者「…」

戦士「…はあっ!……本当はね…」

戦士「私…気付いてるんだ……」

戦士「私が……私の…性別が変わってること…はぁ、はぁっ」

戦士「はぁっ、はあ……でもっ…それでも私は…!」

戦士「…は、はは…気持ち、悪いよね…!ほんと、私…どうかしてるんだとっ……思う…はぁっ」

勇者「…」

戦士「………はあっ…!!」

戦士「あっ!町が……見えた……!」

戦士「あと、ちょっとだよ勇者…!頑張って!!」

勇者「……戦士…」ボソ

城下町、病院


戦士「先生!勇者は助かりますか!?」

医師「命に別状はありません、魔力も体力も順調に回復していっています」

戦士「良かっ………た…」

医師「今は意識を失っていますが、それもいずれ取り戻すでしょう」

ナース「ここまで人ひとりを担いできたんでしょう?あなたも相当な体力を使ってるはずよ、充分な休息をとりなさい?」

戦士「はい…」

戦士「…」

戦士「良かった…!本当に…良かった……!」ポロポロ

翌日、病室にて


勇者「…」

戦士「…勇者…」

戦士「早く…起きてよ」

戦士「勇者がいないと…私、寂しいよ…」

勇者「…」

戦士「勇者の歌が…聴きたい…」

戦士「ほら、歌って…?」

勇者「…」

戦士「……なんだっけ」

戦士「…えっと、僕らは…?」

戦士「あ、あー…愛し合い…?」

戦士「………わかんない」

戦士「…私、勇者のこともっと知りたいよ…!」

戦士「…」

戦士「そうだ…」

少し、時間が経った病室にて


勇者「……ん…」

勇者「んあ……うぅ…」

勇者「あれ?」

戦士「勇者!?」

勇者「ん?…あれ、どうなってる…?」

戦士「良かった!意識が戻った!」

勇者「んーと、もしかしてここ城下町?」

戦士「そうだよ!大丈夫!?痛いとこない!?」

勇者「あぁ…あ、背中…?」

勇者「ん、…あ!待って背中痛い!めっちゃ痛い!ぬおおおおおおお!」

戦士「おち、おちおちおちおち!おちついっっててて!?」

ナース「あなたが1番落ち着きなさい」

ナース「勇者くん、ここは病院よ安心して」

ナース「手術はもう終わってる、あとは少し療養をする必要があるけど」

勇者「そ、そうだったんですか」

勇者「失敗したんじゃないですか?めっちゃ痛いんですけど」

ナース「そりゃああんなにザックリいってたもの痛いわよ、極力体を動かさないでね」

勇者「うぅ、わかりました」

戦士「は、はい!」

勇者「な、なんだ戦士」

戦士「あの、身の回りの世話は私がするね!」

勇者「え?」

戦士「だから、その…ご飯食べさせたり、とか…おトイレとか…体拭いたりとか……」

ナース「私からもお願いするわ、人手不足なのよね」

戦士「はい!任せてください!いいでしょ!?勇者!」

勇者「あぁ…っと、じゃあお願いしようかな…?」

戦士「やった!へへ……私、頑張って勇者のご奉仕するからね!」

食事


戦士「は、はい」

戦士「勇者、あーん」

勇者「あーん」

戦士「どう…かな」

勇者「おいしいよ、意外と」

勇者「病院食ってもっと味気ないものだと思ってたなあ」

戦士「あ、あのね…それ実は私が作ったの」

勇者「ほんとに?なかなかだね」

戦士「ありがとう!病院食じゃなくて、勇者には…その、私が作ったお料理食べて欲しかったから」

勇者「…」

勇者「もっと食わせろ!」

戦士「サバイバルキュアー!?」

トイレ


勇者「…戦士」

戦士「ん、なあに?」

勇者「トイレに、行きたいんだけど」

戦士「ふぇ!?」

戦士「あ、あ…そそっか!そうだよね!勇者も人間だもんね!出したいよね!」

勇者「うん…その、よろしく?」

戦士「……いいよ、これに(尿瓶)……いっぱい、出して?」

勇者「確信犯だろ」

フキフキタイム


勇者「じゃあ…脱がせてくれるかな?」

戦士「…ん……」

勇者「最初は上から」

戦士「はい…じ、じゃあ…バンザイして?」

勇者「ほい」

戦士「いくよ……」

戦士「……!」

戦士「(す、すごい…たくましい体つきに細すぎず太すぎず丁度いい筋肉量……)」

勇者「あ、あのー?」

戦士「(男の子の…体って感じ…)」

勇者「おーい戦士ー?」

戦士「(何ていうか……エロい…)」

勇者「戦士、愛してる」

戦士「!?」

勇者「やっと気づいた、ちょっと寒いんだけ…」

戦士「なななななな、なぁぁな!?なにい、いいいってるの!?」

戦士「もう!」バシッ

勇者「んはぁぁぁぁぁぁぁ!!背中がぁぁぉぁぁ!」

戦士「ああっごめんっ!」

就寝前


勇者「そういえばさ」

戦士「え?」

勇者「僧侶と魔法使いはどこいったの?」

戦士「えぇっ!?い、いや、あの、その」


―やることやっちゃいなさい!


勇者「ま、まさか死…」

戦士「ちがうちがうちがう!」

勇者「じゃあどこに?」

戦士「…」

戦士「(逃げちゃ、ダメだ)」

戦士「(決めたんだ、素直に伝えるって)」

戦士「(…例え、異形の恋でも)」

勇者「戦士?」

戦士「……勇者、その前に聴いて欲しいことがあるの」

戦士「私、あなたが…勇者のことが好き」

勇者「!」

戦士「…いつも私にだけは何故か優しくて、ちょっとえっちで、でも戦ってるときはすごく真面目で真剣で強くて」

戦士「いつも…楽しそうに歌を歌ってるあなたのことが、世界で1番大好きです」

勇者「…」

勇者「僕、は…」

勇者「君が思ってるほど…優しい人間じゃない」

勇者「それに………君は」

戦士「知ってる」

勇者「え…?」

戦士「私が…前は男だってこと」

勇者「!」

勇者「そう、か…」

勇者「はは…江戸時代にタイムスリップした脳外科も大したことないな…」

戦士「男だったときの記憶はないけど、何故だかそれだけはわかるの」

勇者「そう…」

勇者「なら教えてあげる、僕がいかに最低な奴だったかを」

勇者「僕はこのSSのために君を騙して、君を犠牲にして」

勇者「君を女の子にした」

勇者「作者の言いなりになった僕に、とことん駒だった僕に」

勇者「…君は騙されたんだよ」

戦士「勇者…」

勇者「ははっ、軽蔑しただろ?いいさ君になら軽蔑されたって罵倒されたって無視されたってぶん殴られたって殺されたって構わない」

勇者「それを出来る権利が、君にはある」

勇者「やれよ」

戦士「…」

パチンっ

戦士 は 勇者 を 平手打ち した!

戦士「しない!」

戦士「軽蔑しない!罵倒しない!無視しない!殴ら……今たたいちゃったけど!殺すなんて…死んでもしない!」ポロポロ

勇者「どう…して」

戦士「だって……だって」

戦士「勇者が私を騙して女の子にしてくれたから!私は勇者に恋をすることができた!」

戦士「それじゃだめ!?」

戦士「勇者はっ…そんなのを言い訳にして私をふりたいだけでしょ!?」グスッ

勇者「違う!」

勇者「僕だって、君を」

勇者「君を愛してる、愛してしまった…!」

戦士「え…?」

勇者「…」

勇者「最初は…罪悪感からただ優しくしてただけだった」

勇者「いくら記憶がないからといって以前と同じように君に接することができるほど僕は強くなかった」

勇者「でも、そんな卑怯な僕を…君は何も疑わず信じてくれた、こんな僕に心を開いてくれた…!」

勇者「激しい後悔と共に、僕は君に惹かれるようになった」

勇者「疑うことを知らない純粋さと呆れるほどのお人好し、そんな君がとても愛おしくなってしまった」

勇者「…だけど、君は男だったから」

勇者「戦士は…嫌だろ?」

勇者「元同じ性別に、好かれるのは」

戦士「…」

勇者「ごめん……本当に…」

戦士「勇者」

戦士「勇者が、前に私に歌ってくれた曲覚えてる?」

勇者「え…?歌?」

戦士「私、調べたんだあの曲のこと」

戦士「Mr.ChildrenのFantasy」

勇者「!」

戦士「あの……最後のサビの歌詞…」

戦士「……無意識だったの?あれ歌ったの」

勇者「そう、だけど」

勇者「…」

勇者「は、はははっ…!」

勇者「あはははははははっ!」

勇者「そうか、僕は……」

勇者「そんなにまで君のことを…はは」

戦士「勇者」

戦士「私たちなら…きっと…!」

勇者「戦士」

戦士「…うんっ」

勇者「一緒に」

戦士「うん、歌おう!」グスッ

「ぼーくらはあいーしあ合ーい♪幸せを~わか~ちあ~い♪ 」

「いびつで大きな~♪隔たりも越えていける~♪」

「例えばそんな~♪願いを~誓いを~皮肉を~♪道連~れに~さぁ~旅立とう~♪」


勇者「戦士、好きだ」

戦士「私も…大好き」ポロポロ

チュッ

歪で大きな隔たり(性による壁)も越えていける、きっと二人でなら


長い迷走の果てに~完~

終了です!
当初の構想からは大分離れましたがこれにて完結です!ありがとうございました!

次のssはBack To The Futureをモデルにしたやつ書きたいです



斜め上を飛んで行ったなあ

うーん…

あと2878レスだぞ

今更ですが、とても面白かったですww
もう少し続きが見たかったなぁ...
乙!

ひと段落ついたところでガチムチ戦士に戻して再開だな!

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