女「ともだちと、ヘンな空気になったとき」 (65)
~Case 1~
女「うぁ゛、またクラッシュした……畜生」
茶髪「……」ポリポリ
女「あー、イライラする」チッ
茶髪「じゃあやめればいいじゃん、ゲーム」
女「いや、これをクリアできないまま止めたら、絶対ドロドロしたの引きずる」
茶髪「やっててイライラするのと変わらなくない?」
女「やめたらドロドロしたまんまだけど、続けてればクリアできて、スッキリできるかもしれないじゃん」
茶髪「めんどくさ……」
女「あー、車種変えたほうがいいのかなー」
茶髪「……ちょっと貸して」
女「え?」
茶髪「うっとおしいから私がクリアしてあげる」
女「は?」
茶髪「ほら、コントローラー」クイクイ
女(何言ってんだこいつ……この最難関ステージをいきなりやってクリアできるわけないだろ……そもそも操作できんの?)
女(まぁいいか、ちょっとやらせてみよ)
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また安直な酉を
茶髪「ちょっ……コントローラーぬるぬるしてるんだけど!?」
女「そりゃあ熱が入れば手汗も……って私の服で拭うな!」
茶髪「アンタの体液なんだからいいでしょ、別に」
女「体液って……ん?」
女(茶髪の選んだ車種、トップスピードはダントツだけど加速は悪いしステアリングの反応も敏感)
女(こりゃクラッシュ祭りだな……ってえ、え?」
茶髪「……」クィ クイ
女(うそ……いきなりこのコーナーまででこのタイム?)
女「え、ちょ……」
茶髪「兄貴のが家にあるからね、たまにやってた」
女「いや、たまにって……」
女(どう考えてもたまにってレベルじゃないんだけど……)
ゴォォォル!! コングラッチュレイション!
茶髪「はい、プラチナ」
女「そんな……」
茶髪「じゃあそろそろドラマ見せてよ、録画してるんでしょ?」
女「こんな……こんなことはあってはならない……」カタカタ
茶髪「もういいでしょ? 自称ゲーマー(笑)さん?」
女「」イラッ
茶髪「なんていうか、才能の問題だよね、こういうの」
女「え、なに、ちょっと聞き捨てならないんだけど」
茶髪「入力切り替えるねー」
ガシッ
茶髪「え?」
女「もう一回、もう一回やって」
茶髪「えぇー……」
女「私の一番得意なコースで、私のレコード超えられたら見せてあげる」
茶髪「ほんとにめんどくさい……」
女「で、私より遅かったら先ほどの発言を撤回してもらう!」
茶髪「あー、ごめんごめん、だからもうドラマ見せてよ」
女「問答無用! 視聴権を勝ち取りな!」
茶髪(帰りたくなってきた……)
茶髪「じゃあ一回だけだからね?」
女「オッケー、了解」
茶髪「はぁ、じゃあ行くよー」
女(…………くっ、速い)
女(しかも一週目、コース半分でこのタイム、単純計算でこれの6倍時間がかかったとしたら、確実に私のレコードを塗り替えられる)
女(なんでこんなゆるふわビッチ系女に私のレコードを塗り替えられなければ……)
女「……」
モニュ
茶髪「ひゃ!?」
女(チッ、事故らなかったか)
茶髪「ちょ、なに!?」
女「いや、スタイルいいけど相変わらず貧乳だなぁって」モミモミ
茶髪「殺すっ……っていうか、ちょ、まだ走ってるんだけど!」
女「おさわりを禁じた覚えはないし」モミモミ
茶髪「セコすぎっ、あっ」
女(だめだ、画面から目を離している瞬間にもミスが出ない、なんという精神力)モミモミ
茶髪(ここで失敗したら負けた気がする……絶対レコード塗り替えてやるっ)カチャカチャ
女(かくなる上は)モゾ
茶髪「ひぃぁ!?」ビクン
女(先っぽを攻めるしかない!)
茶髪「さっ、いてー」
女「ごめんごめん、胸がなさ過ぎて揉めないからさぁ」
茶髪「っ、死ね!」
女(それにしても……密着して乳首いじってると、なんか)
茶髪「はっ……はっ……」
女「……」ゴクリ
女(エロい)
女(やばいこれ、なんだろう、いろいろやばい気がする)
茶髪「ねぇっ……いつまでやってん、の」
女「え、あ」
女(コースレコード、更新されてる……)
女「えっと……」
茶髪「……」ハァハァ
女「ど、ドラマ見ます?」
茶髪「……当たり前じゃん」
女「……」
茶髪「……」
女(き、気まずい)
女(あと、茶髪が若干火照ってるみたいなのもまずい、私の精神衛生上)
茶髪「……ねぇ」
女「ひゃい!?」
茶髪「終わったから帰るね」
女「あ、はい、そうだね」
茶髪「じゃ」
女「う、うん、じゃあ……」
ガチャ バタン
女「…………揉んでるときの顔、とっておけばよかったかも」
眠いから今日はこの辺で
いいね!
いいゾ~^
あくあくあくあく
~Case 2~
女「寒い」
黒髪ロング「確かにエアコン効きすぎかもね」
女「全然エコじゃないじゃん……電気の無駄遣いだよ……」
黒髪「じゃあ別の場所行く?」
女「今外に出たら溶ける」
黒髪「まぁね、ちょうど日が一番照ってる時間だし」
女「ただでさえ隣に暑苦しい髪型の人がいるし」
黒髪「あ゛?」
女「あ~、あったかい飲み物でも買ってこようかな」
黒髪「さっきアイス食べ過ぎたのが悪かったんじゃない?」
女「や、だってめちゃくちゃ暑かったし」
黒髪「限度があるでしょ、トリプル二つって……」
女「お昼ごはん代わりだし」
黒髪「糖尿病になるよ」
女「あ、なんか急にしょっぱいもの食べたくなってきた、ラーメン買ってこようかな」
黒髪(絶対やばいって、この子)
女「はふっ……んぐ、フードコートって最高だよね」
黒髪(食ってるし……)
女「はぁ~、あったまる~」
黒髪「それはよかった、で、食べてばっかりだけど、いつになったら課題終わらせるの?」
女「これ食べたらね」
黒髪「食べたら眠くなって、ちょっと寝るとか言い出すんでしょ、どうせ」
女「あー、そうかも」
黒髪「そうかも、じゃないでしょ……」
女「ん、じゃあもう今日はいいかなって」
黒髪「そやって楽な方に流されていくと、時間差でダメージ来るからね」
女「大丈夫大丈夫」ズズッ
黒髪(もういいや、放っておこう)
女「はぁ、あったまった~」
黒髪「ヨカッタネー」
女「っていうか、黒髪は寒くないの?」
黒髪「別に」
女「ふーん」
ガタッ ボス
黒髪「? なんで隣にくんのよ」
サワッ
黒髪「ちょ!?」ビク
女「うっわ、太もも冷たっ」スリスリ
黒髪「いきなりなにしてんの!?」
女「ん、あっためてあげようと思って」スリスリ
黒髪「いいよ、思い切りセクハラじゃんそれ」
女「まぁまぁ、ラーメンの効能のおすそ分けだって」スリスリ
黒髪「いみわかんない……」
女「それにしてもすべすべだねぇ……おいちゃんハァハァしてきちゃったよ……」スリスリスリスリ
黒髪「いや、冗談にできないくらいそれキモイから」モジッ
女「そんなこと言っちゃって、ほんとは悦んでるくせに」ツー
黒髪「んっ!」ビク
女「あ、感じた? 感じちゃった? っていうか濡rったあああ!?」ゴス
黒髪「いい加減にしないとマジで怒るよ」
女「もう怒って……あ、すみません、おとなしくしてます」
黒髪「はぁ……」
女「ゲンコはやり過ぎじゃない……ゲンコは」ブツブツ
黒髪「うっさい」
女「はーい」
黒髪「…………」
黒髪(……いや、まさか……こんなので)
黒髪「ちょっとトイレ行ってくる」ガタッ
女「はーい」
黒髪(ないない、ないけど……ちょっと確認するだけだから)
うむ
続けてよろしい
ほうほう
どんどんいこうか
いいぞ
~Case 3~
ポニーテール「あ、ここです! ここ!」
女「ごめんごめん、バイト長引いちゃって」
ポニテ「それはいいですけど……浴衣着てくるって言ってませんでしたっけ?」
女「急いでたからさー、もうこれでいいかなって」
ポニテ「そう、ですか……」
女「ショートと黒髪は?」
ポニテ「おなか減ったって言って先に露店に」
女「食いしん坊め、少しくらい待てないのかね」
ポニテ(女さんがそれを言いますか)
女「とりあえず私たちも何か食べよっか、何がいい?」
ポニテ「私はなんでも」
女「じゃあその辺回ってみよう」
ポニテ「はい」
女「イイダコのたこ焼き……でかいな」
ポニテ「一人で食べたら、もうおなか一杯になりそうです……」
女「ポニテは小食でうらやましいなぁ」
ポニテ「でも、すぐにおなか一杯になっちゃいますから、いろいろなものが食べられませんよ」
女「それは困るね」
ポニテ「えっと、じゃあ私が」
女「や、待たせちゃったし私が買ってくるよ。ポニテはその辺で座るところ探しておいて」
ポニテ「わかりました!」
ポニテ(っていっても、どこも誰かしら座ってますね)
ポニテ(もう少し遠くに行くか、立って食べるか……)
女「お待たせ、どっか座れそう?」
ポニテ「いえ、やっぱりこの辺はどこも人がいて厳しいです」
女「ん? あそことかいけるんじゃない?」
ポニテ「でもあそこは一人ぐらいしか……」
女「つめれば大丈夫だよ、行こう?」グイ
ポニテ「あっ……」
女「これくらいあれば大丈夫でしょ、ほら、ここ座って」
ポニテ「は、はい」
ポニテ(女さんと密着してるっ……!)ドキドキ
女「いやー、それにしても人多いね」ガサゴソ
ポニテ「こ、このお祭りは結構天気に恵まれないことが多くて、今年は珍しくいい天気ですし」
女「へー、そういえばポニテはここが地元だったっけ?」パカッ
ポニテ「はい、ここまで人が多いのは私も久しぶりです」
女「ほい、たこ焼き、あーん」ヒョイ
ポニテ「え、あ、自分で食べられますよ!」
女「いやー、串一つしかついてなくてさ、あっ! 落ちる落ちる!」
ポニテ「あ、わわっ! はむっ」
女「あ、熱かったかも……」
ポニテ「っ!! はっ……はふっ、はっ……」ワタワタ
女「ごめんごめん、大丈夫?」
ポニテ「っ…………」コクン
女「ごめんねー、後でかき氷もおごるからさ」
ポニテ「……」モグモグ チラッ
女「あっふ……」ハフハフ
ポニテ(女さん、お風呂入ってきたのかな、いい匂い)スンスン
ポニテ(っ! 胸の部分、Tシャツが……もしかして)
ポニテ「お、女さん、もしかして下着……」
女「え? パンティは履いてるよ?」
ポニテ「当たり前です!! そうじゃなくて!」
女「あー、ブラは暑いし蒸すからつけてないね」
ポニテ「こんなに人がいるのに、それはダメですよ!」
女「薄暗いし大丈夫でしょ、それにこれくらい見られても別に」
ポニテ「Twitterとかにあげられたらどうするんですか!?」
女「いや別に……っていうか心配し過ぎでしょ、ほらこれでも食べて落ち着いて」
ポニテ「そうじゃなくって……」
女「あ、もしかしてポニテがムラっときちゃった?」
ポニテ「!!??」
ポニテ「なななななななな」
女「ほらほら、手ぇ貸してみ?」ガシッ
ポニテ「へ?」
ムニュ
ポニテ「!?!?!?!?」
女「ほらほら、揉んでもいーんだよー?」グイグイ
ポニテ「……っ!……ぁ!」カァ
女「あ、もしかして生のほうがよかった? じゃあ……」
ヒュ コン
女「あいたっ! ちょ……なに、って……」
黒髪「何セクハラしてんの、アンタ」
ショート「うわ、何? 痴女?」
女「二人とも私を待たないでどっか行くなんてひどくない?」
黒髪「飲み物買ってきてたのよ」
ショート「女ちゃん、ビールと酎ハイどっちがいい?」
女「ビールで!」
黒髪「ねぇ、それよりポニテの手、解放してあげなよ」
ポニテ「」シュウウウウ
女「あ、ごめんごめん」パッ
ショート「おーい、ポニテちゃん、大丈夫ですかー」
黒髪「ほんとに何してんのよ……」
女「んー、スキンシップ?」
僕がむらっときました
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ショート「花火きれいだったねー」
女「ねー、来年も来ようよ」
黒髪「次はレジャーシートとか持ってきたほうがいいかもね」
ポニテ「……」
ポニテ(女ちゃんの、む、胸が気になって花火に集中できませんでした……)
女「……」
ギュ
ポニテ「!?」
女「ねえ、ポニテ」ムニュ
ポニテ(女さんの、お……胸ががが)ドキドキドキドキ
女「ポニテが私のおっぱいばっかり見てるから、コーフンしちゃったよ……」ボソッ
ポニテ「」
女「なんちゃって!」パッ
ショート「あっ、また女ちゃんがセクハラしてる!」
黒髪「いい加減に、ポニテで遊ぶのはやめなさい」
女「スキンシップであって遊んでるわけじゃありませーん」
ポニテ(し、死にたい……)カアァ
はやくしろはやく
次は週末までに書きたいと思ってます
うちの地元では水曜過ぎたら週末なんだが?
乙
百合ハーほんとすこ
あの
お願いします
ほんとに
~Case 4~
女「ねぇ」
姫カット「なに?」
女「足しびれてきた」
姫カット「我慢しなさい」
女「重くなっっぃてえええ!」
姫カット「失礼なこと言わないで」
女「顎が……」ジンジン
姫カット「まったく」
女「っていうか本当にそろそろしんどいんで、降りてもらえませんかね」
姫カット「いやよ」
女「えー……」
姫カット「はぁ、貴女は大人しく座ってればいいのよ」
女「なんて身勝手な……」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
女「おーい」
姫カット「……」スゥスゥ
女「寝てる……」
女(黙ってれば可愛いんだけどなぁ)ナデナデ
姫カット「ん……」
女(はぁ……そしてマジで足の感覚がなくなりつつある)
女(いつもなら悪戯して起こすところだけど)
女(でも、人目が完全にないわけでもないし、変なことをすると一発で通報ルートだ)
女(どうしよう……)
女「仕方ない、か」
女「おーい、そろそろ起きてくれないと、足が壊死しちゃうよー」ユサユサ
姫カット「んん……」
姫カット「……なによ」
女「いや、そろそろ降りて欲しいかなって」
姫カット「いや」
女「えー……」
姫カット「……てって」
女「え?」
姫カット「貴女の家まで連れてって、だっこで」
女「え、マジ?」
姫カット「ん……」
女「流石にそれはちょっと……」
姫カット「じゃあどかない」グイ
女「いや、押し付けるんじゃなくて離れてよ……」
女「うーん……」
女(まあ、それくらいなら見られても大丈夫……かな?)
女「わかったよ、仕方ない子だなぁ」ナデナデ
姫カット「子供扱いしないで」
ポニテ「」プルプル
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
黒髪「女がJSを家に連れ込んだ!?」
ポニテ「はい……」
ショート「そんな……女ちゃんがロリコンだったなんて」ワナワナ
黒髪(見た目ロリのショートが言うと、なんだかシュール……)
ポニテ「ど、どうしたらいいんでしょう」
黒髪「どうって…………うーん」
ショート「つ、捕まる前に自首をすすめるとか……」
女「おはよー、って、え?」
黒髪「……」
ポニテ「……」
ショート「……」
女(え……なにこの空気……なんかヤバイ気がする……)
~Case 5~
黒髪「そういえば最近ショート見ないね」
ポニテ「そうですね、お休みの日もあんまり集まりませんし」
女「あー、最近大会に向けての練習で忙しいらしいよ」
ポニテ「大会ってことは……乗馬の?」
黒髪「え、ショートって馬術部だったの?」
女「うん、知らなかったっけ?」
黒髪「うん……なんていうか、ちょっと意外」
女「えー、だってジョッキーとレイバー乗りは小柄な方が良いんでしょ?ぴったりじゃん」
ポニテ(レイバー?)
黒髪「何言ってるかよくわからないけど、もう大会に出れるってスゴいね」
女「ねー、乗馬って一年ちょっとでそんなにうまくなるのかなぁ」
黒髪「ん? ショートって高3から乗馬始めたの?」
女「え? 大学からだよ?」
黒髪「?」
女「???」
ポニテ「あの、ショートさんって現役ですよね?」
女「そうだよ?」
黒髪「え、じゃあいつ乗馬始めたの?」
女「だから去年だって、大学一年生」
黒髪「え、ぇぇえええええええ!?」
ポニテ「ショ、ショートさんって2年生だったんですか!?」
女「え、何、知らなかったの!?」
ポニテ「え、いや、その」
女「それ、こっちのほうがびっくりだよ……」
黒髪「女がタメ語で話してるから、てっきり……」
女「え、だって可愛いし、なんか敬語使うキャラじゃなくない?」
ポニテ「そういう問題じゃ……」
女「もー、二人とも他人に興味なさすぎ!」
黒髪「いや、それはちょっと違うと思うけど……」
女「もー、ショートがかわいそ……あ、ラインきた」
ポニテ「ショートさんが、先輩……」
黒髪「ここ最近で一番驚いた……」
女「ショート、練習終わったから、これからシャワー浴びて私の家に来るってさ、二人はどうする?」
ポニテ「私は用事が……」
黒髪「バイト入ってるわ」
女「そ、じゃあ私部屋片付けるから帰るね、また明日」
黒髪「ああ、うん、ショート……先輩によろしく」
ポニテ「あ、私も」
女「了解、二人ともショートのこと先輩だって知らなかったって言っておくね」
黒髪「言う必要なくない、それ!?」
中途半端だけどちょっとねむすぎるから寝ます
乙乙
早く起きろ!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ピンポーン
ショート「……」
女『あ、鍵開いてるから入って』
ショート「えっ……」
ガチャ
ショート「ホントだ……」
ショート(女の子の一人暮らしで鍵をかけないなんて……いくらなんでも無防備すぎるよ!)
ショート「おじゃまします……」
女「いらっしゃーい」
ショート「女ちゃん! ちゃんと鍵はかけないとダ、メ……って」
女「どうしたの?」
ショート「な、なん……はだ、か」プルプル
女「シャワー浴びたばっかで暑くって……エアコンつけるほどでもないしさ」
ショート「っ信じらんない! ほら早く、服着て!」
女「えー、暑いしー」
ショート「せめて下着だけでも着てよ!」
女「はいはい……よっこらせ」
ショート「!!!」
ショート(み、見え……)プルプル
女「はー、やっぱエアコンつけようかな」
ショート「冷えるの時間かかるし、扇風機で我慢したほうがいいと思うよ?」
女「そーしよっか……」
ショート(……眼鏡してない女ちゃんって、初めてかも)
ショート「眼鏡してないけど、コンタクト?」
女「いや? 裸眼だよ」
ショート「見えるの?」
女「全然、私0.1切ってるし」
ショート「ええ!?」
女「この距離だと、ショートの表情とか殆どわかんないよ」
ショート「……大丈夫なの、それ」
女「自分の部屋だしねー、まぁ起きがけにメガネがどこいったかわからなくなると焦るけど」
ショート「大丈夫じゃないじゃん……なんでそんなに悪いの?」
女「そらもうゲームですよ」
ショート「あぁ……」
女「中学の時からハマって、それから目が悪くなったからね」
ショート「それにしたって悪すぎない?」
女「あのころは、夏休みとか気を失うまでゲームしてたからなぁ……今でもたまになるけど」
ショート(ひどすぎる……って、テレビの横の本棚、あれ全部本じゃなくてゲーム!?)
女「これだけ悪いとね、このくらい近寄らないとよく見えないんだよ」ズイッ
ショート「!? ちょ、近い……近いって!」
女「んー? 顔が赤いように見えるのは気のせい? もっと近づかないとだめかなぁ?」ズズイッ
ショート「っ!」
ショート(追い詰められてる……っていうか、なんか、いい匂い……)ドキドキ
ショート(そっか、お風呂入ったばっかりだから……髪も湿っぽいし……)ドキドキ
ショート(なんか、眼鏡かけてないと、雰囲気が……色っぽいっていうか)ドキドキ
ショート「ね、ねぇ……」
女「ん?」
ショート「からかってる、でしょ」ドキドキ
女「どうかな?」
ショート「先輩を、からかうのはよくない、よ」ドキドキ
女「だって可愛いんだもん」
ショート「!」
女「ちっちゃいし、なんか全体的にやわらかそうだし……いい匂いするし」スンスン
ショート「あ……ぅ……」ドクンドクンドクン
女「それに……」
ショート「……」ゴク
ムニー
ショート「ふぁぇ!?」
女「からかうと一番いい反応してくれるし」グニー
ショート「ふぉ、ふぁはひへ!!」ジタバタ
女「あははは! この顔最高! っていうかほっぺた柔らか!」
ショート(こっ、この……アマッ!!)
~Case 6~
女「……」ボー
黒髪「……」カタカタ
女「ネム…」
黒髪「寝れば? 起こさないけど」
女「サイテー」
黒髪「どうせまた徹夜でゲームしてたんでしょ」
女「……z」
黒髪(寝たか……)
ムームー
女「んぁ……ショートか」
黒髪「眉間にしわが寄りすぎてすごい顔になってんぞ」
女「あー、飲み会やるって、どうする?」
黒髪「レポートあるし……っていうかアンタ大丈夫なの?」
女「もうみんな終わってるし……」
黒髪(コイツ無駄に仕事は早いんだよな……なんかムカツク)
女「じゃあ参加は私だけか、全部で3人かな」
黒髪「あとは誰が来るの?」
女「セミロング先輩」
黒髪「よし、レポートはもういいかな」パタン
女「はい?」
黒髪「宅飲み?それとも店?」
女「えっと……先輩の家だけど」
黒髪「じゃあ買い出しとかあるよね、行こっか」
女(なんだコイツ……)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
女「おじゃましまーす」
黒髪「おじゃまします」
セミロング「いらっしゃい」
ショート「買い出しさせちゃってごめんねー」
黒髪「いえいえ、とんでもありません」
女「お代は先輩のおっぱいでいいですよ?ぐふふ」
セミロング「もう、ほんとに変態なんだから」ペシッ
女「あんっ」
黒髪「お前、先輩に失礼だろ!」ゲシ
女「いった!?」
黒髪「まったく……」チラチラ
女「うぅ、酷い女だ……」
セミロング「ほら、とりあえずこっちに入って」
女「ハーイ」
黒髪「失礼します」チラチラ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ショート「女ちゃぁあぁん」グデェ
女「よしよし、ショートはお酒飲むと5割増で可愛くなるなぁ」ナデナデ
セミロング「黒髪ちゃん、飲む?」
黒髪「あ、ありがとうございます」チラチラ
女「私ネコ好きなんだよねー、もうショートのこと持って帰って飼いたいなぁ」ワシャワシャ
ショート「私はネコじゃないですよーだ」
女「えー? どう見てもネコっぽいじゃん? あ、猫で思い出したんだけど、この間すっごく可愛い動画見つけてさ」
ショート「どんなのー?」
女「うーん、説明しようとすると難しいなぁ……見てみよっか」
ショート「あ、この部屋あんまり電波よくないよ、そういえば」
女「そうなの? じゃあパソコンとか」
セミロング「ごめんなさい、この間壊れちゃって、新しいの注文したけど届いてないの」
女「そっかー……あ、黒髪パソコン持ってきてるんじゃない?」
黒髪「ん、あるけど」
セミロング「あら、じゃあそこのパソコンからLANケーブル抜いて使っていいわよ」
女「あざーっす、じゃあパソコン借りるね」
黒髪「いいけど、パスワード……ってなんで解除できてんの!?」
女「パスを打つときは背後に気をつけたほうがいいぜ?」
黒髪(あとで変えとこ……)
セミロング「あ、牛乳なくなっちゃった」
黒髪「!」ドキッ
セミロング「新しいのとってくるわね」
黒髪「なら私が……」チラ
セミロング「いいのよ、座ってて」
黒髪「すみません……」
黒髪(牛乳……)ドキドキ
女「さてと、じゃあ早速……」カチ
黒髪「…………っ!? あ、まっ!」
黒髪(しまった! ブラウザの設定、前回と同じタブをっ……!)
女「へ? なn……」
ショート「……へ?」
『ミルクママ通信~厳選巨乳・母乳フェチ動画集~』
黒髪「」
女「Oh……」
ショート「ぇ……ぁ……」
黒髪「」
セミロング「氷も持ってきたけど、要る人いる?……ん?」
女「ぁ、ああ、じゃあもらおうかな……ね?」
ショート「う、うん……」
セミロング「?」
女(そっか……だから……)チラ
セミロング「何かあったの?」ブルンッ
ショート「いや、別に……」
女(あれ、D以上は確実にあるもんね……)
黒髪(死にたい…………死のう……)
次は明日の夜かも
ふむ
続けたまえ
あくあくあくあく
おはよう
ヘンな空気のバリエーション多いな、乙
茶髪ちゃん再登場マダー?
最高
明後日の夜です
あくあくあくあく
まだか
おいまだか
保守
おわり?
あーあ
ーあ
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