シノア「スクール水着、略してスク水です」 (42)



優一郎「見れば分かる」

シノア「流石!スク水マニアの優さん」

優一郎「違ぇからな!?」

シノア「またまたー、隠さなくても良いんですよ?」

グレン「おい、何時までじゃれてやがる」

優一郎「おい、どういうことだよグレン!」

グレン「だから水練だって言ったろこの馬鹿が」

優一郎「なんでスク水なんだよ!?」

グレン「用意したシノアに聞け」

シノア「是非とも優さんに着て欲しくて♪」

優一郎「おかしいだろ!?」

与一「あのー、僕たちもですか?」

士方「おいよせ!巻き込まれるぞ」

三葉「スク水、スク水だと……?」ボソボソ

シノア「全員分ありますから安心してください」

優一郎「安心出来ねぇよ!」

グレン「よーし、もう説明始めんぞ」

優一郎「いや、待てよ!」

グレン「おい、バカ優。うるせぇぞ」

シノア「はいはーい、優さんは静かにしましょうねー」グイッ



グレン「次の任務は新宿拠点近くの新大久保の捜索だ。吸血鬼どもが地下に潜伏している可能性があるので、シノア隊、プラスその他2つほどチームを派遣する」

士方「すいませんグレン中佐。それと水練に何の関係が?」

グレン「最後まで聞け。ここいらの地下には台風などの災害用の大型貯水槽がある。中には多分たっぷりと水が詰まってるだろう」

シノア「逃走する必要が出たときに水の中を逃げる必要が出てくるかもしれないので、その為の訓練。……という訳ですね?」

グレン「そうだ」

優一郎「んなもん逃げないで皆殺しにすれば良いじゃねーかよ」

グレン「よし、バカにはペナルティ1だ」

優一郎「へ?」

グレン「ふん」ゲシッ

ドボン

優一郎「おわっぷ!?てめぇ!グレン何しやがる!」

グレン「協調性のないチームを危険に晒すような奴にはペナルティだ」

優一郎「いきなり突き落とすなよ!?」

グレン「知るかよ。ならちゃんとチームの事を考えて行動しろ」

優一郎「わかったよ!」

グレン「今回の水練と同時に地下の構造を頭に入れておけよ。迷子になって死んでも知らねーからな」



グレン「じゃあ着替えてこい」

士方「中佐、水着を忘れた場合は下着でもよろしいでしょうか」

グレン「却下だ。シノアからでも借りろ」

優一郎「ていうか、実戦を想定するなら服を着たままでいいだろ?」

グレン「まずは泳げるかを把握するためだ。ダメならなるべく泳ぐ可能性のないルートを選ぶ必要があるしな」

三葉「スク水だと……」ボソボソ


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士方「スク水以外はねーのかよ」

シノア「ないです」

与一「僕は持ってきたんだけど……」

優一郎「なぁ与一」

与一「な、何かな優君」

優一郎「俺たち、仲間だよな?」

与一「う、うん」

優一郎「仲間は裏切らないよな?」

与一「そ、そうだね」

優一郎「お前もスク水着るよな?」

与一「え……」

士方「 着 る よ な ?」

与一「……はい」

来てた
今回早いな期待


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士方「おい、これって……」

┏━━━━━┓
┃ し ほ う ┃
┗━━━━━┛

優一郎「既に折り込み積みかよ……」

与一「うわぁ……」

士方「お前らのもきっとこうなってるはずだぞ」

与一「……」チラッ

┏━━━━━━┓
┃ゆういちろう┃
┗━━━━━━┛

与一(僕の名前ですらない!)

優一郎「俺はっと……」

┏━━━━━━┓
┃ ゆ う た ん☆┃
┗━━━━━━┛

優一郎「」

士方「お前が一番酷いな優たん」

与一「あはは……」

優一郎「与一、お前の持ってる奴が俺のだろ?間違えるなよ」

士方「まごうことなくそれがお前のだよ」

与一「うん、そっちが優君のだね!」

優一郎「シノアァァァァァァ!!」


   ̄ヽ、   _ノ
     `'ー '´
      ○

       O      と思うハゲであった

                   ___

              o,.,   ̄      `丶、
            .〃;.; ;  O          `、
            /;i;i;.; ;  °            ヽ
           j!;i;i;i;.;                `、
          .j!;i;i; ;                  V
.        , -v{功テえ三≧k j  i            i}
          .i;i;i;i∧;{i ___  ヽ〉-- 〃ヌニ≠ェァ;,、_ /〉
         {i;i;i;i;i;i;ム ‘、 ̄≧ j.r-v{!   __   `v身≧"
        i;i;j!;i;i;i;.;丶 _  .ノノ  `ム、´⌒`ー /;アー7´〉
.          v;i;i;i; ;´       ,ァ    丶`_ ノ/ / y゜
.         j;i;i;i;.;     ィ(  {!    ヽ,       i}¦
.        {;i;i;.;    /‘≠ー弋__. ヘ        iノ
         :;i;i;.; ; }/ ____   ̄    \     |
          .人;i;i;i;.; ト 卞、カv ̄T++=a、 〉    j}
   .__/  ∧;i;i;i;,ミ 、    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ j〕     /^
      \   ∧;弋ミ              /
        \  へ`,,ヾ;.;,           ィ爪
            ヽ  へ、           . ´/  ト、__
             }     >; ,,__ーァ ´  .イ    i \ ̄\
                       〃/⌒ヽ.j   \  \



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「シノアァァァァァァ!!」

三葉「……おい、あいつらに何をした」

シノア「いえ、何にもしてませんよ」ニヤニヤ

三葉「お前がそういう顔してる時は録な事をしてないな」

シノア「えー、みっちゃん酷ーい」

三葉「寄るな!暑苦しい!」

シノア「だってー、みっちゃんの着替えが遅いからー、手伝おうかなーって」

三葉「こっちにくるな!着替えたならさっさと行け!」

シノア「はーい、お待ちしてますね?」

三葉「………」

バタン

三葉「シノアめ……」
┏━━━━━┓
┃みっちゃん┃
┗━━━━━┛

三葉「……パットを入れるか」



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グレン「おせーよ!いつまで着替えてるつもりなんだよ……」

シノア「ドキドキ!男ばかりのお着替え大会!ポロリもあるよの真っ最中ですから」

グレン「まーた余計なことしてねーだろうな」

シノア「心外ですね。まるで私が余計なことをしているみたいじゃないですか」

グレン「みたいじゃなくてしてるだろ」

シノア「それはどうでしょう?」

ガチャ
優一郎「おい!着替えてきたぞ!」[ゆうたん]

士方「さっさと終わらせるぞ!」[しほう]

与一「あ、あははは」[ゆういちろう]

三葉「よし、ずれてないな」[みっちゃん]ボソッ

グレン「……シノア」

シノア「……なんでしょうか」

グレン「言うことはあるか」

シノア「グレン中佐の分はないですよ?」

グレン「いらねーよ」



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グレン「それじゃ今からお前らにはこの50mのプールでどれだけ泳げるかやってもらう」

優一郎「どれだけってことは、泳げなくなるまでやるのか」

グレン「正しくは泳げなくなって沈むまでだ」

優一郎「死んでるだろ!?」

グレン「沈んだら自力で戻れよ。簡単だろ?」

士方「無茶苦茶だ……」

三葉「今に始まったことじゃない」

グレン「グダクダうるせぇな。さっさとやれよ」

優一郎「よっしゃ!なら俺からやるか」

グレン「もうひとつレーンが空いてるだろ。……君月、お前が泳げ」

士方「俺ですか?」

グレン「そうだ。さっさとしろ」

士方「……」

優一郎「おい君月、泳げねーなら無理すんなよ」

士方「あ?出来るに決まってんだろ?」

優一郎「ならやれよ」

士方「言われなくてもやるわ。このバカが」

優一郎「あ?」

グレン「さっさとやれ!」ゲシッ
ドボドボン

優一郎「うえっぷ」

士方「ごぼっ」

グレン「はい、スタートな」

優一郎「行くぜ!」

士方「チッ、負けるか!」



与一「頑張れー」

三葉「おい優!抜かされてるぞ!」

シノア「頑張ってくださーい♪」

グレン「はぁ……速さを競うんじゃねーんだぞ」

シノア「そうなるように焚き付けたのグレン中佐じゃないですか」

グレン「ここまでバカだとは思わねーよ」

三葉「君月!気合いを入れろ!」

グレン「まったくめんどくせぇな」

シノア「保護者は大変ですね」

グレン「まったくだ」

シノア「頑張ってくださいねお父さん♪」

グレン「誰がお父さんだ。ぶっ飛ばすぞ」

シノア「この前家族の役割を話してたらやっぱり中佐がお父さんて事になりました」

グレン「てめぇらみたいな可愛いげのないうるさいガキは御免だ」

シノア「ちなみに君月さんは犬です」

グレン「猛犬かよ。鎖つけとけよ」

シノア「ああ見えて賢いですからね。優さんよりはチームワークに慣れて来てますよ」

グレン「どうだかね」


与一「頑張れー!」



優一郎「まだ、まだ、負け、ねぇぞ!」

士方「こっち、だって、負け、るか!」


グレン「泳ぎながら喧嘩するとか馬鹿の極みだな」

シノア「でも飽きませんよ」

グレン「鬱陶しいだけだろ」

シノア「相変わらずツンデレですね」

グレン「くだらねぇこと言ってるとその口を縫うぞ」

シノア「お断りしまーす♪」

与一「うわぁ!もう200越えたよ!」

三葉「中々やるな」

与一「二人とも頑張れー!」

…………………………………………

優一郎「はぁ、疲れた……」

士方「クソッ!もう少しだったのに……」

優一郎「へっ、残念だったな!」

士方「次は負けねーからな!」

優一郎「何時でも掛かってきな……」

シノア「優さんの記録521mですね。君月さんは、508m。……中佐」

グレン「よし、次は三葉に与一。入れ」

与一・三葉「はい!」

優一郎「与一、頑張れよ」

与一「う、うん!」

三葉「おい!私にはないのか、優!」

優一郎「なんだよ、応援して欲しいのか」

三葉「そんなわけあるか!」

優一郎「なら良いじゃねーかよ」

三葉「うぐっ」

シノア「ここは応援してあげてください」ボソッ

優一郎「あ?しょうがねぇな……。三葉!」

三葉「……なんだ」

優一郎「頑張れよ!」

三葉「!……フフ、当然だ!」

士方「取り敢えず、無理はすんなよ」

与一「だ、大丈夫!頑張るよ!」

三葉「そこで見ていろムチムチスク水め!」

士方「泳ぐ前に沈めてやろうか」

グレン「いいからさっさとやれ!」







優一郎「俺らがやってる時と比べたら遅いな」

グレン「お前らが馬鹿みたいに競争していただけだ」

シノア「文字通りバカですね」

士方「こいつと一緒にするな!」

優一郎「それはこっちの台詞だ!」

グレン「もうほっとけ」


与一(よし、まだまだ行けそうだぞ!……いまどのくらいかな?)

三葉(うぐっ、胸元の抵抗が大きいぞ……)

シノア「二人とも150を越えました。いいペースですね」

グレン「まずまずだな」

優一郎「おら、気合いいれろよー」

士方「面倒だから溺れんなよ」



三葉(ん?抵抗が減ったな!行けるぞ!)

シノア「みっちゃんのペースが上がりましたね」

優一郎「三葉、いい調子だぞ!」


…………………………………………………

シノア「みっちゃんは421m。与一さんは330mですね」

グレン「よし、上がれ」

与一「げほっげほっ」

優一郎「おい、無理すんなって言ったろ」

与一「えへへへ、ごめん」

士方「取り敢えず休め」

三葉「どうだ見たか優!私の華麗な記録を!」

優一郎「おう、おつか……」

三葉「どうした?」

優一郎「……非常に言いにくいんだが」

三葉「なんだ、言え」

優一郎「……腹の辺りに二つ膨らみがあるぞ」

三葉「……へ?」

士方「おい、そこは無視しとけよ」

シノア「本当にデリカシーがありませんね」

三葉「うぎぁぁぁぁぁ!!?////」ダッ

優一郎「行っちまった」



グレン「次、シノア」

シノア「中佐、私1人なんですけど?」

グレン「あ?知らねーよ。さっさと泳げ」

シノア「1人はさみしいのでパスしまーす。それに記録係で忙しいですし」

グレン「なら勝手にしろよ。おい、次の訓練だ」

優一郎「何すんだよ」

グレン「全員鬼呪装備を持ってプールに入れ」

士方「あの、錆びたりしないんですか?」

グレン「んなもん後でちゃんと手入れすれば問題ねーよ。第一鬼呪は普通の武器と違うからな」

シノア「……」


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優一郎「次はどうするんだ?」

グレン「鬼呪の力を使え。憑依型は憑依。具現型は具現化だ」

与一「は、はい!」

士方「……ん?」

優一郎「おい、なんか変だぞ」

グレン「この水は鬼呪の力を拡散させら呪いが施してある。お前らは取り敢えずこの水の中でも安定して力を解放出来るようにしろ」

三葉「おい優」

優一郎「ん?なんだよ」

三葉「肩を貸せ」

優一郎「なんでだよ」

三葉「天字竜を出すと沈むんだよ!」

優一郎「はぁ?お前いつも振り回してるしゃねーかよ!?」

三葉「あれは足がついてるからだ!」

優一郎「知らねーよ!てか、そしたら俺も沈むじゃねーかよ!?」

三葉「それはお前が耐えろ」


三葉「行くぞ!」

優一郎「バカ!止めろ!」

三葉「来い天字竜!」ブワン

優一郎「うわっ!ゴボッ重い!」

三葉「女性に対して失礼だぞバカ!」

優一郎「お前じゃなくて鬼呪だよ!ゴボッ」

三葉「まったく情けない……」ボシュー

優一郎「1人で出来なかった奴が言うんじゃねーよ」ハァハァ


与一「えーっとこんな感じかな?」

グレン「ふむ、やはり与一の適正は中々高いな」

与一「えへへへ///」

士方「なんかコツとかねーのか?」

与一「えっとね、なんかこうふわふわーっていうか」

士方「いやもう少し具体的に」

与一「うーん、ちょっと分かんないかなぁ」

士方「やっぱり自力でやるしかねーのか……」

グレン「分からなかったらシノアか三葉に聞け。こいつらは慣れてるからな」

シノア「え!?わ、私ですか?」

士方「お前に聞くのは癪だが、強くなる為だ」

シノア「わ、私よりみっちゃんの方が上手だと思いますよ?」

士方「あっちでバカとじゃれてるからお前に聞いてんだよ」

グレン「ていうか、なんでプールに入ってねーんだよ」

シノア「あの、私はちょっと……」

グレン「良いから」ガシッ

シノア「え!?ちょっと中佐!?」

グレン「入れ!」ポイッ



シノア「ゴボッ、あっダメ、ゴボ」

優一郎「おいシノア!?」

シノア「優ざん!助けゴボ」

優一郎「おい、捕まれ」ガシッ

シノア「ハァハァ、死ぬかと思いました……」

士方・与一・三葉「」

グレン「どうせこんなことだろうと思ったよ」

優一郎「おいグレン!なにしてんだよ!」

グレン「俺は1人仲間はずれの奴を輪に放り込んだだけだ」

シノア「優ざん……」ガシッ

優一郎「ちょっ!しがみつくな!」

シノア「いいんですか?また溺れますよ?」

優一郎「なんで脅してんだよ!?」

グレン「つーわけで、カナヅチが居たから作戦とルートの練り直しだな」

優一郎「おいシノア。なんで最初に言わなかったんだよ」

シノア「いやー、あのですね……」

グレン「そりょ恥ずかしくて泳げませーんなんて言えないわな」

シノア「///」

優一郎「はぁ?そんなことでかよ」

シノア「そんなこととは失礼ですね!」

優一郎「いや、そんなことだろ?」

グレン「まぁ、お前がついこの前までおねしょしてたのと対して変わらねーよ」

優一郎「はぁ!?何言ってんだよ!!?」

士方「お前……」

三葉「それはないな……」

与一「あ、あははは……」

シノア「恥ずかしいですねー、優さん」

優一郎「落とすぞ」

シノア「う、嘘ですよー♪」

優一郎「適当なこと言ってんじゃねーぞグレン」

グレン「あん?よく覚えてねーわ」

優一郎「なら言うなよ!?」


グレン「それじゃ俺は戻るぞ。仕事が増えたからな」

シノア「あははは♪」

優一郎「おい、そろそろ離せよ」

シノア「あれー?美少女が抱きついているんですよ?役得じゃないですか」

優一郎「よし、潜水するか」

シノア「そんなのダメに決まってるじゃないですか!」ギュッ

優一郎「うぐっ!?絞まってる絞まってる!」

シノア「このままプールサイドまで運んでください」

優一郎「おい君月。変わってくれ」

士方「やだね。指名はお前だ」

優一郎「おい三葉」

三葉「お断りだ」

優一郎「……はぁ」

与一「僕には聞かないの!?」

優一郎「いや、与一には無理だろ」

与一「酷いよ!」



シノア「もう、早くしてください!」

優一郎「……なんか納得いかない」

シノア「ゆ、優さんもそろそろ疲れて来てませんか?休みましょうよ。あ、なんなら膝枕とかしてあげちゃいますよ?」

優一郎「いや、別にシノアが背中に張り付いてても問題ねーよ」

士方「いままでの仕返しでもするか」

優一郎「仕返し、仕返しねぇ……」

シノア「」

与一「分かった!シノアさんに泳ぎを教えてあげようよ」

優一郎・士方「はぁ?」

三葉「ふむ……それもいいんだが、私も日頃の恨みを果たしたいな」

シノア「皆さん、ここは平和的に行きましょう!ね?」

士方「どの口がほざく」

シノア「ゆ、優さんは私の味方ですよね!?」

優一郎「うーん……」

三葉「これも自業自得だなシノア?」

シノア「ひぃ!?」

優一郎「ま、からかうのもこのくらいで良いだろ」

シノア「……へ?」

優一郎「ほら、ちゃんと掴まってろよ。離して沈んでも知らねーぞ」

シノア「……騙したんですか?」

優一郎「日頃の仕返しだな」

士方「俺はやる気だったんだがな」ボソッ

三葉「私もだ」ボソッ

与一「あ、あははは……」


シノア「騙したんですか……へぇ……」

優一郎「なんだよ」

シノア「いえ、別に……」

優一郎「あん?」

シノア「今回はその、許してあげます///」ギュ

優一郎「お、おう///」

士方「おい、なんだあれは」

三葉「嫉妬か?」

士方「は?冗談だろ。むしろお前の方が」

三葉「黙れムッチリスク水男」

士方「表に出ろ」

三葉「上等だ」

与一「良いね!ああいうの微笑ましいよね!」


優一郎「それにしても意外だな」

シノア「人間は沈むように出来ているからあれが当たり前なんです!」

優一郎「いやその理屈はおかしいだろ」

シノア「優さんだって重り着けたら沈むじゃないですか」

優一郎「当たり前だろ!?」


シノア「優さんは泳げない私を見て情けないと思いませんか?」

優一郎「は?なんでだよ」

シノア「私は姉と比べると不出来ですから。上からも見放されてますし……」

優一郎「……」

シノア「あ、でもそのお陰で皆とこうして一緒にいられるんでむしろ嬉しいですね!」

優一郎「いいんじゃねぇのか」

シノア「何がですか?」

優一郎「人間1つや2つ弱点があったほうが良いだろ。完璧な奴なんて生きててもつまらないだろうしよ」

シノア「そういうものですかね」

優一郎「さぁな」

シノア「なんですかそれ。適当ですね」

優一郎「俺に小難しいことを聞くな」

シノア「それもそうですね」

優一郎「おい、そこは否定しろよ」

シノア「なら今度から色々聞きますね」

優一郎「……」

シノア「辞めておいた方がいいですね」

優一郎「そうしてくれ」

シノア「そんな優さんはやっぱり私が操縦しないとダメですよね♪」

優一郎「おい!俺は乗り物じゃねーぞ!」

シノア「えー?こんなに乗り心地が良いんだから転職しましょうよ。」

優一郎「何にだよ!」

シノア「シノアちゃん専用の……タクシーですかね?」

優一郎「振り落とすぞ」

シノア「いやーん♪冗談ですよ」

乙、
なんかシノアの脳内再生率がハンパないわ



優一郎「よっと。ほら、上がれよ」

シノア「もう少しだけこのままが良いです……」

優一郎「はぁ!?お前、それは」
シノア「ダメ、ですか?」

優一郎「……もう少しだけだからな」

シノア「はーい♪いやー、やっぱり優さんは優しいですねー。優さんの『優』の字は優しさなんですね♪」


与一「うわぁー、あそこまでのろけられちゃうと……って何してるの!?」

三葉「邪魔をするな。今からこの変態を沈めるんだ」

士方「それはこっちの台詞だ。ムッツリ女」

三葉「貴様っ!」

与一「ちょっと止めてよ!今向こうは良いところなんだから!」

三葉「ちっ……。お前との決着は預けておいてやる。精々首を洗って待っていろ」

与一「……はぁ」

三葉「それで、何故シノアは上がらずに優に密着しているんだ?何故だ?ん?」

与一「ぼ、僕に聞かれても……」

三葉「あいつはさっさと上がってバカ優は私とさっきの続きをやるべきだと思うんだが」

士方「やっぱり嫉妬じゃねぇかよ」ボソッ

三葉「何か言ったか?」

士方「いいや?なーにも」


シノア「いやー、優さんの背中は落ち着きますねー」ギュー

優一郎「あんまり強く引っ付くなよ……」

シノア「おやおやー?シノアちゃんを意識しちゃってるんですか?まぁ、こんな美少女が密着しているんですから仕方ないですよね♪」

優一郎「そうだな」

シノア「え!?」

優一郎「なんだよ」

シノア「いや、あの…その///」

三葉「シィィィィィノォォォォォアァァァァァ!!」

優一郎「うおっ!?」

シノア「な、なんですかみっちゃん」

三葉「……このバカを借りて行くぞ」

優一郎「おい、物じゃねーぞ」

シノア「!……」ニヤリ

三葉「よし優。さっきの続きだ。今度は耐えろよ」

優一郎「またかよ!無理だってわかったろ!?」

三葉「それは根性が足りないからだ!行くぞ」グイッ

シノア「あはは、残念でしたみっちゃん」

三葉「なにがだ」

シノア「この優さんはー、私専用でーす♪」ギュー

三葉「な!?」

優一郎「いや違ぇからな」

シノア「だから貸してあげられないんです。ごめんなさい」

三葉「なんだと!それは本当か優!?」

シノア「本当ですよねー?優さん♪」ギュッ

士方「いい具合に修羅場してるな」

与一「あはは、他人事だね」

士方「他人事だからな」

 .



三葉「よし、シノア。勝負で決めるぞ」

シノア「いいですけど、何で勝負するんですか?」

三葉「中佐が言っていた通りに水の中でどれだけ鬼呪を維持して居られるかだ!」

シノア「そうすると私は優さんに掴まっていないとダメですね!」

三葉「な!?ずるいぞ!」

シノア「そうでもしないとそもそも勝負にすらならないですよ?みっちゃんはそんな卑怯なことはしませんよね~?」ニッコリ

三葉「それなら私も天字竜を出すのに支えが必要だから優に掴まってないとダメだからな!」

優一郎「お前らは俺を殺す気か!?」

三葉「景品は黙ってろ!」

優一郎「おかしいだろ!?誰が景品だ」

シノア「そうですよ。優さんは私のタクシーなので景品じゃありません」

優一郎「タクシーでもねぇよ……」

三葉「ならどうすればいい!?」

優一郎「やるなよ」

シノア・三葉「それは無理です(だ)」

優一郎「いや、そろそろ泳ぐのも疲れたから休憩させてくれ……」

シノア・三葉「……仕方ないですね(な)」

士方「みてる分には面白いな」

与一「うわぁ」

士方「当事者になりたいか?」

与一「ぜんぜん」

士方「てか、お前は混ざらなくていいのか?」

与一「僕は後でゆーくり、ね?」

士方「そ、そうか」ササッ

与一「なんで避けるの!?」



士方「身の危険を感じた」

与一「そんなことしないよ!」

士方「一筋だからか?」

与一「うん」

士方「……」

与一「冗談だよ」

士方「……」

与一「ねぇ」

士方「……」

与一「怒るよ?」

士方「すまん」


優一郎「ちょっと席外す」

三葉「どこに行く!逃げるな!」

シノア「ダメですよ。勝手にどこかへ行ったら」

優一郎「トイレだよ!!それくらい自由に行かせろ」

三葉「女子に対してセクハラか」

シノア「女の子に対しておおっぴらに言うことではないですね」

優一郎「なんなんだよ!」

三葉「さっさと行け。漏らされても困る」

優一郎「あー、ぶっ飛ばしてー!」


_____________________

優一郎「なんでこんな事になってんだよ!元はと言えばグレンの奴が」ブツブツ

小百合「あ、優一郎君!」

優一郎「ん?えーっと……」

小百合「た、担任の花依小百合です!」

優一郎「あー、そんな感じでしたね。んで、どうしたんですか?」

小百合「そんな感じ!?……コホン、グレン中佐から変更した次の作戦の指令書を預かっていたのでお渡ししますね」

優一郎「あ、はい……」

小百合「くれぐれも落としたりしないように隊長であるシノアさんに渡してくださいね?」

優一郎「分かりました。ありがとうございます 」

小百合「本来なら直接渡さなきゃいけないんだけど、仕事が立て込んでて……」

優一郎「大丈夫です。渡しておきますね」

小百合「はい、お願いします」

優一郎「それじゃ、訓練があるので……」

小百合「お疲れ様です」

スタスタスタ

小百合「……ゆうたん?……なぜ彼はスク水を着ていたのでしょうか」

小百合(グレン様の趣味なのでしょうか?雪ちゃんに聞いてみよ……)




______________________

優一郎「おい、シノア」

シノア「あ、帰ってきましたね」

三葉「逃げずに戻ってきたか」

優一郎「なんで逃げるんだよ」

シノア「私の事を呼んでいた気がしていたのですけど、何かありましたか?」

優一郎「これを渡そうと思ってな」

シノア「これは…」

優一郎「あぁ、グレ」
シノア「まさかラブレターですか!?いやーん♪いきなりはダメですよー。ほーんと、モテる女は辛いですねー♪」

三葉「おい優!なんで急にラブレターなぞ持ち出して来たんだ!?」

優一郎「いや、ラブレターじゃ」
シノア「ごめんなさいみっちゃん。選ばれたのは私みたいですねー」ドヤァ

三葉「……」イラッ

優一郎「話を聞けよ」

シノア「それはあとでたーぷり聞きますよ。さてさて、優さんは手紙ではどんな愛の言葉を綴っているのでしょうか」パサ

【指令書 一ノ瀬グレン】

シノア「……」

三葉「ぷっ……。“モテる”女は違うな?シノア」

シノア「これはなんですか優さん」

優一郎「変更したグレンからの指令書だよ。見りゃわかるだろ」

シノア「……!///」ボッ

三葉「いやー、シノア。それにはどんな愛の言葉が綴ってあるんだ?ん?」ニヤニヤ

シノア「ちょっと中佐の所に行ってきます!///」ダッ

優一郎「あ、おい!スク水は着替えていけよ!」

「ワカッテマスヨ!!」

士方「くっ……くっ……」プルプル

与一「笑ったらかわいそうだよ」

士方「最高に……笑える……くっ」プルプル

与一「君月君も大概性格悪いよね」




優一郎「ん?与一と君月はそこで何笑ってんだよ」

与一「気にしないで!」

士方「くっ……」プルプル

優一郎「ん?変な奴らだな……」

三葉「よし!さっきの続きをやるか」

優一郎「嫌だよ」

三葉「お前の修行にも付き合ってやるから!」

優一郎「いらねぇよ!第一やってることが違うだろ?」

三葉「くっ!」

優一郎「もう着替えて帰ろうぜ」

士方「……そ、そうだな」

与一「僕達だけだもんね……」

三葉「次は手伝って貰うからな!?」

優一郎「しばらくはプールに来ることなんてねーだろ」

士方「水に浸かると疲れるな」コキコキ

与一「シャワー浴びなきゃね」

優一郎「与一、お前唇が青白くなってるぞ」

与一「え!?」

士方「俺は帰るぞ」

優一郎「お疲れ」

士方「おう」

三葉「よし、私たちは何か食べに行くか!」

優一郎「俺も帰って寝たいんだけど」

三葉「私を与一と二人っきりにするのか?」

与一「僕が行くの確定なの!?しかも嫌っぽいし」

優一郎「はぁ……分かった。行けば良いんだろ。行けば」

三葉「最初から素直に応じろ」

優一郎「……」

与一「優君、露骨にぶっ飛ばしてぇって顔するの止めなよ」



三葉「何を食べたい」

優一郎「誘っといて人に振るのかよ」

三葉「公平に意見を取るためだ」

優一郎「ならラーメン」

与一「あ、じゃあ僕もラーメン」

三葉「なら蕎麦にしよう」

優一郎「公平な意見はどこに行った」

三葉「ラーメンよりは消化にいいからな。同じ麺類なら大差ないだろう」

優一郎「あるに決まってんだろ」

与一「まぁまぁ」

三葉「……不満か」グスッ

与一「優君!」ボソッ

優一郎「はぁ……さっさと蕎麦でもなんでも食いに行こうぜ」

三葉「!」パァ

優一郎「最近ため息の数が増えた気がする」

三葉「悩みごとか?私が相談に乗ってやろうか?」

優一郎「いや、いいわ」

三葉「……」グスッ

優一郎「そこまで悩んでないからな!なんかあったら言うから」

三葉「……ふん!そこまでいうならしょうがないから聞いてやろう!」

優一郎「なんだよこれ」

与一「人付き合いが苦手な所とか優君そっくりだよ」

優一郎「俺はそんなに酷くねーよ!?」

三葉「ほら、行くぞ!」

優一郎「その前に着替えようぜ……。スク水はもういいわ」



_______________________

シノア「それで、中佐。わざわざ指令書に書かれていた呼び出しの件について伺っても宜しいですか?」

グレン「まぁ、ただの世間話みたいなもんだ」

シノア「意外ですね。グレン中佐はそういったものがお嫌いだったはずですけど」

グレン「気紛れだ」

シノア「あれですか?今は亡き姉に変わって私を手込めにする!とかですか?それならお断りしますね」

グレン「一人で何言ってやがる。最近のお前の行動について軽くな」

シノア「?思い当たる節はないですね」

グレン「少しばかりおのバカにお熱みたいだからな」

シノア「な!?や、優さんは関係ありません!!///」

グレン「誰も優の話だなんて言ってねーぞ」

シノア「誘導尋問ですね!そんなの優さんしか居ないじゃないですか!」

グレン「誘導尋問だ?馬鹿言えよ。拷問に対する訓練受けてる奴が引っ掛かるかよ。それに、馬鹿と言うなら君月も該当するぞ」

シノア「な!?///君月さんの事を馬鹿なんて呼んで無いじゃないですか!」

グレン「あ?それは決めつけだろ。君月は融通のきかない馬鹿。優は……ただの馬鹿だ」

シノア「……酷いこと言ってるって自覚ありますか?」

グレン「俺は淡々と事実を述べているだけだ」

シノア「それで?話の本題はなんですか?」

グレン「ふむ……お前はまだ若いし経験が足りないせいもあるかもしれないが、自分を偽ることだけは辞めておけ」

シノア「……中佐が言ってもいまいち説得力がありませんね」

グレン「俺は偽ってきたからな。俺みたいな大人にならねぇように正直に生きろ。それだけだ」

シノア「……」

グレン「お前の中を占めている奴もこの世の中何時まで生きるか分からん。明日にでも死ぬかもしれない。だから後悔しないように生きろ」

シノア「姉の時はどうだったんですか?」

グレン「さぁな……あのときの俺には力がなかった。それだけだ。後悔も何もない………だが、お前にはある」

シノア「……」

グレン「考えて生きろ。それだけだ。下がっていいぞ」

シノア「……失礼しました。」

ガチャン



シノア「考えて生きる…………優さん」

優一郎「お、シノアじゃねーか!」

シノア「ふぇ!?///」

優一郎「ん?どうしたんだ?」

シノア「ゆ、優さんこそどうしたんですか?」

優一郎「いや、俺は与一と三葉と飯食ってきた所だ」

シノア「そうですか……」

シノア(やりますねみっちゃん)

優一郎「お前はどうしたんだ?」

シノア「ちょっと中佐と作戦の確認をしていました」

優一郎「あぁ、お疲れ」

シノア「それでは私はこれで…」
グゥーー

優一郎「……」

シノア「……」

優一郎「……」

シノア「……///」

優一郎「……なんか腹へったな」

シノア「え?食べて来たんじゃないんですか?」

優一郎「今日はあんだけ動いたんだから蕎麦だけじゃ足りねーよ」

シノア「そうですか」

優一郎「一緒に何か食わねーか?」

シノア「いえ、私は…」

グレン『正直に生きろ』

シノア「……」

優一郎「おい、シノア?」

シノア「そうですね。行きましょうか♪」

優一郎「よっしゃ!なぁ、ラーメン行こうぜ」

シノア「ラーメンですか。いいですねー」

優一郎「やっぱり蕎麦よりもラーメンだよなー」

シノア「あれれー?そんなこと言ってるとみっちゃんが怒るんじゃないんですかー?」

優一郎「居ねぇからいいんだよ」

シノア「なら後で伝えておきますね♪」

優一郎「マジで止めろよな」

シノア「あははは、冗談ですよー♪」


シノア「自分に正直に生きるっていいものですねー?」

優一郎「いや、お前は既に正直に生きているだろ」

シノア「あれ、そうですか?」

優一郎「そうでなきゃ人にコスプレさせねーよ」

シノア「なんのことですかねー?シノアちゃん覚えてませーん」

優一郎「ゴスロリ着せたり、メイド服着せたり、ブルマ履かせたりしただろ」

シノア「ブルマは優さんのせいじゃないですか?」

優一郎「なんだよ、覚えてるじゃねーか」

シノア「えへへへ♪」

優一郎「難しいことは考えずに、吸血鬼を殲滅してさっさと全部終わらせようぜ」

シノア「難しいことは言ってますね」

優一郎「何言ってんだよ。俺や君月、与一それに三葉やお前が居れば余裕だろ?あ、あとグレンのバカも」

シノア「はぁ、これだから優さんは……」

優一郎「なんだよ!?」

シノア「そこら辺についてはラーメンを食べながらでもお話ししましょうか」

優一郎「なんでだよ!?」

シノア「これも優さんに立派な日本帝鬼軍の人間になってもらうためですからー」

優一郎「はぁ……」

シノア「だから優さん」

優一郎「ん?」

シノア「頑張りましょうね♪」ニッコリ





終わりのセラフ



【グレンafter】

深夜「あ、グレン」

グレン「ん?何のようだ」

美十「深夜様!お疲れ様です」
五士「あ、お疲れ様です」

深夜「お疲れ~。あのさ新大久保作戦の事なんだけどさ」

グレン「それなら今美十と五士に確認して貰ってる所だ」

深夜「いや、ぜんぜん問題とかは無かったんだけどさ」

グレン「ならなんの用だ」

深夜「それが面白い話を聞いちゃってさ♪」

グレン「おしゃべりなら帰れ。まだ仕事がある」

深夜「シノアちゃん達の訓練、皆スク水着てたんだって?」ニコニコ

グレン「それがどうした?」

深夜「あ、やっぱり本当だったの?いや、なんか男の子までスク水着ていたらしくてさぁ。あははは、なんか笑えるよね」

美十「……男も、スク水?」

グレン「ん?どうした」

美十「グレン!日本帝鬼軍の品位を落とすような格好は控えさせなさいと以前言いましたよね!?」

グレン「覚えてねーわ」

美十「なら今覚えなさい!忘れないように!」

グレン「はぁ……分かった分かった」

美十「そうやってまた煙に巻こうとする!」

五士「まぁまぁ美十ちゃん。グレンは前からこうなんだし、ね?」

美十「スク水を着て欲しいなら私に言えば良いじゃないですか!?」

グレン・五士「……ん?」

深夜「あははは」



美十「サイズは、まだ頑張れば何とかなるはずです!」

五士「サイズ、ねぇ」チラッ

美十「ちょっと!?どこを見ているんですか!?」

五士「胸」

美十「ふんっ!」ゴスッ!

深夜「五士も学ばないね……」

美十「というわけで私が犠牲になるので、もうあの子達に変な格好は辞めさせなさい!」

グレン「辞めさせるも何も、俺は」

バターーーン

小百合「そうですよグレン様!」

グレン「小百合、扉を壊す気か」

小百合「はわわわわわ!!?ごめんなさい!」

時雨「小百合、そうじゃないでしょ?」

小百合「そ、そうだった!」

グレン「なんだよ」

小百合「グレン様!私たちもスク水を着ます!」

五士「え!?マジで!?」ムクッ

時雨「小百合に相談されて、グレン様がそんなにもスク水をお好きだとは知らずに……。従者として失格です」

グレン「好きじゃない、そもそもそんなこと頼まないからな」

小百合「というわけで用意してきました!」

時雨「私も……」

グレン「話を聞け」

小百合「ちょっと胸元はキツいですが頑張ります!」

時雨「チッ……」

小百合「雪ちゃん、目が怖いよ!?」

時雨「大丈夫小百合。ちょっと巨乳が憎いだけ」

小百合「ええええぇぇぇぇ!!?全然大丈夫じゃないよ!?」

グレン「小百合、煩い」

小百合「はい、すみません…」

時雨「というわけで早速プールに行きましょう」

五士「グレン!行こうぜ!!」

美十「わ、私も着ます!だから、従者ではなく私に獣欲を!その方が健全です!」



深夜「あははは♪グレン大人気だね」

グレン「うるせぇ黙れそして死ね」

深夜「あははは、グレンよりは先に死なない!」

五士「行こうぜ?な!?一生のお願い!!」

小百合「グレン様!」
時雨「グレン様!」
美十「グレン!」

グレン「勘弁してくれ……」


【終わり】



明日、HTML化依頼出してきます。

それではまた続きでお願いします

乙、乙、
面白かったけど、よく考えたら夏のプールでよく見るバカップルじゃねーかww
はぜろ優!

乙です

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